JPH0518778A - 回転数検出器 - Google Patents
回転数検出器Info
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- JPH0518778A JPH0518778A JP17131091A JP17131091A JPH0518778A JP H0518778 A JPH0518778 A JP H0518778A JP 17131091 A JP17131091 A JP 17131091A JP 17131091 A JP17131091 A JP 17131091A JP H0518778 A JPH0518778 A JP H0518778A
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- JP
- Japan
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- magnetic
- magnetic field
- magnetic bubble
- ring magnet
- bubble
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は回転数検出器に関し、その目的は、
ホール素子を使用することなく、正確にリング磁石によ
る磁界をキャンセルすることができる回転数検出器を提
供することにある。 【構成】 リング磁石(5) の回転角度と磁界ベクトルト
の関係を予め調べてそれらのデータをROM(33,34) 格
納して回転角度に基づいてデータを取り出すようにする
とともに、リング磁石(5) と回転角度検出器(21)と磁気
バブル装置(40)の位相差の測定結果をオフセットデータ
としてROMに書き込み、磁気バブル装置(40)の位置決
めを容易にしたものである。
ホール素子を使用することなく、正確にリング磁石によ
る磁界をキャンセルすることができる回転数検出器を提
供することにある。 【構成】 リング磁石(5) の回転角度と磁界ベクトルト
の関係を予め調べてそれらのデータをROM(33,34) 格
納して回転角度に基づいてデータを取り出すようにする
とともに、リング磁石(5) と回転角度検出器(21)と磁気
バブル装置(40)の位相差の測定結果をオフセットデータ
としてROMに書き込み、磁気バブル装置(40)の位置決
めを容易にしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気バブルを用いた回転
数検出器に関し、更に詳しくは、磁気バブル素子の位置
決めの改善に関する。
数検出器に関し、更に詳しくは、磁気バブル素子の位置
決めの改善に関する。
【0002】
【従来の技術】本願は、実願昭62-126991 号「回転数検
出器」(以下、先願と記す)を改良したものである。
出器」(以下、先願と記す)を改良したものである。
【0003】磁気バブルを用いた回転数検出器について
は、本願出願人が特願昭61-81901号(先行例1と記す)
や特願昭62-212208 号(先行例2と記す)等で出願して
おり、その原理は広く知られている。図12は磁気バブ
ルを用いた回転数検出器の動作原理図、図13は図12
の磁気バブル素子上に設けられた転送素子ループのパタ
ーン例図、図14は図13の転送素子ループのストレッ
チャ部を拡大した図である。
は、本願出願人が特願昭61-81901号(先行例1と記す)
や特願昭62-212208 号(先行例2と記す)等で出願して
おり、その原理は広く知られている。図12は磁気バブ
ルを用いた回転数検出器の動作原理図、図13は図12
の磁気バブル素子上に設けられた転送素子ループのパタ
ーン例図、図14は図13の転送素子ループのストレッ
チャ部を拡大した図である。
【0004】図12において、1は磁気バブル素子であ
り、磁気バブルを発生する材料で構成される。説明を加
えると、磁気バブルは、適当な強さの垂直磁界を加える
ことにより、GGG(ガドリニウム−ガリウム−ガーネ
ット)上に数μmエピタキシャル成長させた垂直磁化膜
の中に筒状の形で発生する。該磁気バブル素子1には、
磁気バブル検出素子12,13及びアルミ配線パターン
14,15,16が形成されている(図14参照)。磁
気バブル検出素子12,13は、磁気抵抗素子(例えば
パーマロイ)で構成される。更に磁気バブル素子1に
は、薄膜のパーマロイで構成された転送素子11がルー
プ状に形成され、これに沿って磁気バブルが転送される
(図13,図14参照)。図13では1つの転送素子ル
ープを示したが、実際の磁気バブル素子1上には複数の
転送素子ループが設けられる。各転送素子ループ上には
先行例2で知られているような「メモリホイールの原
理」に基づいたビットパターンで磁気バブルが書き込ま
れている。なお、磁気バブル素子1が配置されている平
面を便宜上x−y表面と呼ぶ。
り、磁気バブルを発生する材料で構成される。説明を加
えると、磁気バブルは、適当な強さの垂直磁界を加える
ことにより、GGG(ガドリニウム−ガリウム−ガーネ
ット)上に数μmエピタキシャル成長させた垂直磁化膜
の中に筒状の形で発生する。該磁気バブル素子1には、
磁気バブル検出素子12,13及びアルミ配線パターン
14,15,16が形成されている(図14参照)。磁
気バブル検出素子12,13は、磁気抵抗素子(例えば
パーマロイ)で構成される。更に磁気バブル素子1に
は、薄膜のパーマロイで構成された転送素子11がルー
プ状に形成され、これに沿って磁気バブルが転送される
(図13,図14参照)。図13では1つの転送素子ル
ープを示したが、実際の磁気バブル素子1上には複数の
転送素子ループが設けられる。各転送素子ループ上には
先行例2で知られているような「メモリホイールの原
理」に基づいたビットパターンで磁気バブルが書き込ま
れている。なお、磁気バブル素子1が配置されている平
面を便宜上x−y表面と呼ぶ。
【0005】2は2枚一組のバイアス磁石であり(図1
2参照)、磁気バブル素子1に対して垂直な一定の磁界
(バイアス磁界)を与え、バブル状の磁区を保持する作
用を有するものである。
2参照)、磁気バブル素子1に対して垂直な一定の磁界
(バイアス磁界)を与え、バブル状の磁区を保持する作
用を有するものである。
【0006】3,4は読出コイルであり、磁気バブル素
子1の周囲に図6の如く配置される。そして該読出コイ
ル3,4はリング磁石5の回転数を読み出す時に使われ
るもので、交番電流をコイルに流すことにより回転磁界
を発生させ、磁気バブル17,18,19を転送する。
該読出コイル3,4については、先行例1,2に詳しく
記載されている。
子1の周囲に図6の如く配置される。そして該読出コイ
ル3,4はリング磁石5の回転数を読み出す時に使われ
るもので、交番電流をコイルに流すことにより回転磁界
を発生させ、磁気バブル17,18,19を転送する。
該読出コイル3,4については、先行例1,2に詳しく
記載されている。
【0007】5はリング磁石であり、回転シャフト(図
示せず)に取り付けられた永久磁石である。該リング磁
石5は磁気バブル素子1に対して平行な面内磁界を与え
るもので、該面内磁界は回転シャフトが回転することに
より回転する。磁気バブルは、1ステップ/1回転磁界
で転送素子ループを巡回する。図12は8極に着磁され
たリング磁石の例であり、この場合、回転シャフトが1
回転すると、磁気バブルは転送素子11の4個分を移動
する。
示せず)に取り付けられた永久磁石である。該リング磁
石5は磁気バブル素子1に対して平行な面内磁界を与え
るもので、該面内磁界は回転シャフトが回転することに
より回転する。磁気バブルは、1ステップ/1回転磁界
で転送素子ループを巡回する。図12は8極に着磁され
たリング磁石の例であり、この場合、回転シャフトが1
回転すると、磁気バブルは転送素子11の4個分を移動
する。
【0008】図13に示す各転送素子ループには、先行
例2に記載された『メモリホイールの原理』に基づいた
特殊配列パターンの磁気バブルが書き込まれている。該
特殊配列パターンとは、全ビットパターンの中のある位
置から切り出した連続するビットパターンが他のどの位
置から切り出した同ビット数のパターンとも同じになら
ないという特徴を持ったパターンである。従って、転送
素子ループのある決まった位置から連続する数ビットの
パターンを読み出すことでそのループにおけるビットパ
ターンの転送シフト量を知ることができる。
例2に記載された『メモリホイールの原理』に基づいた
特殊配列パターンの磁気バブルが書き込まれている。該
特殊配列パターンとは、全ビットパターンの中のある位
置から切り出した連続するビットパターンが他のどの位
置から切り出した同ビット数のパターンとも同じになら
ないという特徴を持ったパターンである。従って、転送
素子ループのある決まった位置から連続する数ビットの
パターンを読み出すことでそのループにおけるビットパ
ターンの転送シフト量を知ることができる。
【0009】磁気バブルは、前記ある位置に配置された
磁気バブル検出器10で検出される。磁気バブル検出器
10は、図14に示す磁気バブル検出素子12,13で
構成される。該磁気バブル検出素子12,13には、ア
ルミ配線パターン14,15,16を介して定電流が予
め流されている(アルミ配線パターン16はアース電
位)。そして、磁気バブル検出素子12,13の部分に
磁気バブル17,18,19が移動してくると抵抗値が
変化するため、アルミ配線パターン14,15の電位が
変化する。この2つのアルミ配線パターン14,15の
電位信号を図示しない差動増幅器で差動演算することに
より、磁気バブルの検出信号を得ている。
磁気バブル検出器10で検出される。磁気バブル検出器
10は、図14に示す磁気バブル検出素子12,13で
構成される。該磁気バブル検出素子12,13には、ア
ルミ配線パターン14,15,16を介して定電流が予
め流されている(アルミ配線パターン16はアース電
位)。そして、磁気バブル検出素子12,13の部分に
磁気バブル17,18,19が移動してくると抵抗値が
変化するため、アルミ配線パターン14,15の電位が
変化する。この2つのアルミ配線パターン14,15の
電位信号を図示しない差動増幅器で差動演算することに
より、磁気バブルの検出信号を得ている。
【0010】以上のような磁気バブル素子1において、
転送素子ループ上には、『メモリホイールの原理』によ
り定まる、例えば1ループ8ビットのビットパターン
(01110100)が磁気バブルの有無により形成さ
れている。図13に示す実施例では、もっと多数のビッ
ト(例えば49ビット前後)であるが、ここでは発明を
分かり易くするため8ビットで説明する。この8桁のビ
ットパターンは、リング磁石5が回転するとその回転に
応じて転送素子ループ上を巡回する。該巡回動作は図1
2の装置が停電等により電気回路的にその動作を停止し
ていても正常に行われる。例えば、図12に示す回転数
検出器の電源がストップして電子回路的にその動作を停
止している時にリング磁石5が例えば10回転すると、
この10回転に応じた位置に前記8ビットの磁気バブル
は移動している。電源が復旧すると、リング磁石5が何
回転したかを測定するため、読出コイル3,4を動作さ
せて回転磁界を発生させ、磁気バブルを例えば3個の転
送素子分だけ順にその位置を移動させる(先行例2参
照)。従って、磁気バブル検出器10からは3個の時系
列のビットパターンが読み出され、該パターンからメモ
リホイールの原理によりリング磁石5の累積回転数を知
ることができる。検出後、読出コイル3,4は上述と逆
方向の回転磁界を磁気バブル素子1へ加えて磁気バブル
を3個の転送素子分だけ移動させ、元あった位置に戻
す。
転送素子ループ上には、『メモリホイールの原理』によ
り定まる、例えば1ループ8ビットのビットパターン
(01110100)が磁気バブルの有無により形成さ
れている。図13に示す実施例では、もっと多数のビッ
ト(例えば49ビット前後)であるが、ここでは発明を
分かり易くするため8ビットで説明する。この8桁のビ
ットパターンは、リング磁石5が回転するとその回転に
応じて転送素子ループ上を巡回する。該巡回動作は図1
2の装置が停電等により電気回路的にその動作を停止し
ていても正常に行われる。例えば、図12に示す回転数
検出器の電源がストップして電子回路的にその動作を停
止している時にリング磁石5が例えば10回転すると、
この10回転に応じた位置に前記8ビットの磁気バブル
は移動している。電源が復旧すると、リング磁石5が何
回転したかを測定するため、読出コイル3,4を動作さ
せて回転磁界を発生させ、磁気バブルを例えば3個の転
送素子分だけ順にその位置を移動させる(先行例2参
照)。従って、磁気バブル検出器10からは3個の時系
列のビットパターンが読み出され、該パターンからメモ
リホイールの原理によりリング磁石5の累積回転数を知
ることができる。検出後、読出コイル3,4は上述と逆
方向の回転磁界を磁気バブル素子1へ加えて磁気バブル
を3個の転送素子分だけ移動させ、元あった位置に戻
す。
【0011】ここで、読出コイル3,4を動作させた場
合、読出コイル3,4により発生した磁界HMとリング
磁石5による磁界HRとが重畳して磁気バブル素子1へ
加えられる。そして、リング磁石5の磁界HRのベクト
ル方向と読出コイル3,4の磁界HMのベクトル方向と
が同じ方向へ向いた領域では、パーマロイで構成された
磁気バブル検出素子12,13が磁気飽和して、磁気バ
ブル17,18,19の検出ができなくなる問題があ
る。
合、読出コイル3,4により発生した磁界HMとリング
磁石5による磁界HRとが重畳して磁気バブル素子1へ
加えられる。そして、リング磁石5の磁界HRのベクト
ル方向と読出コイル3,4の磁界HMのベクトル方向と
が同じ方向へ向いた領域では、パーマロイで構成された
磁気バブル検出素子12,13が磁気飽和して、磁気バ
ブル17,18,19の検出ができなくなる問題があ
る。
【0012】これを図15と図16を参照して説明す
る。磁気バブル17,18,19を転送するためには、
面内磁界として例えば40ガウス以上を加える必要があ
る。リング磁石5が発生する磁界HRを40ガウスとす
ると、シャフトに取り付けたリング磁石5が回転するこ
とにより図15の小円のベクトル軌跡が得られる。ベク
トルOAの角度でこのリング磁石5が停止し、読出コイ
ル3,4によりリング磁石5の累積回転数を測定する場
合、該読出コイル3,4による回転磁界(例えばHM=
90ガウス)のベクトル軌跡は、点Aを中心とする大円
になる(図15参照)。すなわち、原点Oから見ると、
ベクトル和OBは50〜130ガウスの間で変化する。
る。磁気バブル17,18,19を転送するためには、
面内磁界として例えば40ガウス以上を加える必要があ
る。リング磁石5が発生する磁界HRを40ガウスとす
ると、シャフトに取り付けたリング磁石5が回転するこ
とにより図15の小円のベクトル軌跡が得られる。ベク
トルOAの角度でこのリング磁石5が停止し、読出コイ
ル3,4によりリング磁石5の累積回転数を測定する場
合、該読出コイル3,4による回転磁界(例えばHM=
90ガウス)のベクトル軌跡は、点Aを中心とする大円
になる(図15参照)。すなわち、原点Oから見ると、
ベクトル和OBは50〜130ガウスの間で変化する。
【0013】一方、磁気バブル検出素子12,13の磁
界−抵抗値変化の特性は図16のようになり、抵抗値の
変化は60ガウス程度で飽和している。図15でベクト
ル和がOCを向いた時に磁気バブルを検出するように配
置すると、磁気バブル検出素子12,13の飽和により
(図15より60ガウス以上)、磁気バブル17,1
8,19の磁束を検出できなくなる。
界−抵抗値変化の特性は図16のようになり、抵抗値の
変化は60ガウス程度で飽和している。図15でベクト
ル和がOCを向いた時に磁気バブルを検出するように配
置すると、磁気バブル検出素子12,13の飽和により
(図15より60ガウス以上)、磁気バブル17,1
8,19の磁束を検出できなくなる。
【0014】このような点に鑑み、本出願人は実願昭62
-126991 号を出願してこの問題点を解決した。該先願
は、2個のホール素子を用いてリング磁石による磁界H
Rのx,y成分を測定し、該磁界HRを打ち消す直流電
流を読出コイルに重畳するようにしたものである。
-126991 号を出願してこの問題点を解決した。該先願
は、2個のホール素子を用いてリング磁石による磁界H
Rのx,y成分を測定し、該磁界HRを打ち消す直流電
流を読出コイルに重畳するようにしたものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】先願の考案は極めて有
効であるが、リング磁石の磁界の測定をホール素子で行
っている。
効であるが、リング磁石の磁界の測定をホール素子で行
っている。
【0016】ホール素子は加えられた磁界の強さに比例
した電圧を出力するものであるが、磁界が0でもある電
圧(不平衡電圧と呼ばれる)を出力する。一般に、ホー
ル素子における該不平衡電圧は比較的大きく、しかもホ
ール素子は感度と不平衡電圧の温度係数も大きい。従っ
て、例えば−10〜+70℃の温度範囲で使用すると、
不平衡電圧分と感度の温度ドリフトのため、磁界の測定
精度が低下する。その結果、リング磁石5により発生す
る磁界HRを適切にキャンセルすることができなくな
る。
した電圧を出力するものであるが、磁界が0でもある電
圧(不平衡電圧と呼ばれる)を出力する。一般に、ホー
ル素子における該不平衡電圧は比較的大きく、しかもホ
ール素子は感度と不平衡電圧の温度係数も大きい。従っ
て、例えば−10〜+70℃の温度範囲で使用すると、
不平衡電圧分と感度の温度ドリフトのため、磁界の測定
精度が低下する。その結果、リング磁石5により発生す
る磁界HRを適切にキャンセルすることができなくな
る。
【0017】本発明の目的は、ホール素子を使用するこ
となく、正確にリング磁石5による磁界をキャンセルす
ることができる回転数検出器を提供することにある。
となく、正確にリング磁石5による磁界をキャンセルす
ることができる回転数検出器を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、回転軸に取り付けた永久磁石の磁界を磁
気バブル素子へ加えて複数ビットパターンからなる磁気
バブルを移動させるとともに読出コイルに交流電流を流
して回転磁界を発生させ、前記磁気バブルを強制的に移
動させ、磁気バブルのビットパターンを磁気バブル検出
素子で検出することにより回転軸の累積回転数を測定す
る回転数検出器において、前記回転軸の回転角度に応じ
た信号を出力する回転角度検出器と、回転角度値と対応
したアドレスに永久磁石が磁気バブル素子へ加えるX軸
成分の磁界の強さに応じた信号が書き込まれた第1記憶
手段と、回転角度値と対応したアドレスに永久磁石が磁
気バブル素子へ加えるY軸成分の磁界の強さに応じた信
号が書き込まれた第2記憶手段と、前記磁気バブル素子
と永久磁石の回転磁界の位相差に応じたアドレスオフセ
ットデータが書き込まれた第3記憶手段と、前記回転角
度検出信号と第3の記憶手段から出力されるアドレスオ
フセットデータとの加算データをアドレスとして前記第
1と第2の記憶手段から導入される信号に基づき、永久
磁石が磁気バブル素子へ加える磁界を打ち消すための直
流電流を交流電流に重畳して読出コイルに流す回路手段
と、からなる手段を講じたものである。
決するために、回転軸に取り付けた永久磁石の磁界を磁
気バブル素子へ加えて複数ビットパターンからなる磁気
バブルを移動させるとともに読出コイルに交流電流を流
して回転磁界を発生させ、前記磁気バブルを強制的に移
動させ、磁気バブルのビットパターンを磁気バブル検出
素子で検出することにより回転軸の累積回転数を測定す
る回転数検出器において、前記回転軸の回転角度に応じ
た信号を出力する回転角度検出器と、回転角度値と対応
したアドレスに永久磁石が磁気バブル素子へ加えるX軸
成分の磁界の強さに応じた信号が書き込まれた第1記憶
手段と、回転角度値と対応したアドレスに永久磁石が磁
気バブル素子へ加えるY軸成分の磁界の強さに応じた信
号が書き込まれた第2記憶手段と、前記磁気バブル素子
と永久磁石の回転磁界の位相差に応じたアドレスオフセ
ットデータが書き込まれた第3記憶手段と、前記回転角
度検出信号と第3の記憶手段から出力されるアドレスオ
フセットデータとの加算データをアドレスとして前記第
1と第2の記憶手段から導入される信号に基づき、永久
磁石が磁気バブル素子へ加える磁界を打ち消すための直
流電流を交流電流に重畳して読出コイルに流す回路手段
と、からなる手段を講じたものである。
【0019】
【作用】回転軸に取り付けられた永久磁石から磁気バブ
ル素子に加えられる磁界の強さは、回転軸の回転角度と
一定の関係がある。第1と第2の記憶手段には、各回転
角度値a1,a2,…と、これに対応したX軸成分の磁
界HX1,HX2,…と、Y軸成分の磁界HY1,H
Y2,…とがそれぞれ書き込まれている。第3の記憶手
段には、磁気バブル素子と永久磁石の回転磁界の位相差
に応じたアドレスオフセットデータが書き込まれてい
る。そして、回転角度検出器から出力される角度信号に
該アドレスオフセットデータを加算したアドレスに応じ
た信号(HX1,HX2,…、HY1,HY2,…)を
第1と第2の記憶手段から読み出し、これに基づいて永
久磁石が磁気バブル素子に加える磁界を打ち消すように
したものである。
ル素子に加えられる磁界の強さは、回転軸の回転角度と
一定の関係がある。第1と第2の記憶手段には、各回転
角度値a1,a2,…と、これに対応したX軸成分の磁
界HX1,HX2,…と、Y軸成分の磁界HY1,H
Y2,…とがそれぞれ書き込まれている。第3の記憶手
段には、磁気バブル素子と永久磁石の回転磁界の位相差
に応じたアドレスオフセットデータが書き込まれてい
る。そして、回転角度検出器から出力される角度信号に
該アドレスオフセットデータを加算したアドレスに応じ
た信号(HX1,HX2,…、HY1,HY2,…)を
第1と第2の記憶手段から読み出し、これに基づいて永
久磁石が磁気バブル素子に加える磁界を打ち消すように
したものである。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。図1は本発明に係る回転数検出器の要部
の構成図、図2は図1回路のタイミングチャート、図3
はリング磁石と読出コイルによる磁界のベクトル軌跡の
説明図、図4は磁気バブル装置の要部構成図、図5は磁
気抵抗素子の構成図、図6は位置検出用磁気抵抗素子の
出力説明図、図7は磁気バブル検出素子の感度曲線図、
図8は位置検出用磁気抵抗素子の感度曲線図、図9は磁
気バブル装置の位置で検出される回転磁界ベクトルの説
明図、図10は磁気バブル装置の他の具体例の説明図、
図11は図10における磁気抵抗素子の抵抗値変化の説
明図である。
細に説明する。図1は本発明に係る回転数検出器の要部
の構成図、図2は図1回路のタイミングチャート、図3
はリング磁石と読出コイルによる磁界のベクトル軌跡の
説明図、図4は磁気バブル装置の要部構成図、図5は磁
気抵抗素子の構成図、図6は位置検出用磁気抵抗素子の
出力説明図、図7は磁気バブル検出素子の感度曲線図、
図8は位置検出用磁気抵抗素子の感度曲線図、図9は磁
気バブル装置の位置で検出される回転磁界ベクトルの説
明図、図10は磁気バブル装置の他の具体例の説明図、
図11は図10における磁気抵抗素子の抵抗値変化の説
明図である。
【0021】図1において、40は磁気バブル装置であ
り、図12を用いて既に説明したものとほぼ同じである
が、読出コイル3,4の中の磁気バブル素子1には図4
に示すように位置検出磁気抵抗素子41も配置されてい
る。
り、図12を用いて既に説明したものとほぼ同じである
が、読出コイル3,4の中の磁気バブル素子1には図4
に示すように位置検出磁気抵抗素子41も配置されてい
る。
【0022】該位置検出磁気抵抗素子41は、磁気バブ
ル検出素子12,13と同様に、パーマロイなどの軟磁
性体の薄膜をスパッタ,蒸着等の手法により300オン
グストローム程度の膜厚で幅数μmのストライプ状にパ
ターン形成したものである。
ル検出素子12,13と同様に、パーマロイなどの軟磁
性体の薄膜をスパッタ,蒸着等の手法により300オン
グストローム程度の膜厚で幅数μmのストライプ状にパ
ターン形成したものである。
【0023】このような磁気抵抗素子はホール素子に比
べて100Oe程度の比較的弱い磁界を検出するのに適
しており、図5に矢印で示した面内方向の磁界にだけ感
度を持つ。そして、該磁気抵抗素子は磁界の極性によら
ず磁界の絶対値に対して出力を出すので、その出力信号
は図6(D)のように図6(C)の波形を全波整流した
形になる。磁気抵抗素子の感度曲線は、素子の膜厚とパ
ターン幅で決まる。上述のように磁気抵抗素子の上にス
トレッチャが形成されていると、面内方向の磁界は主と
してストレッチャの中を通って磁気抵抗素子には印加さ
れないので、弱い磁界では感度がなくなり、本来の素子
そのものの感度曲線とは異なった振舞いをする。
べて100Oe程度の比較的弱い磁界を検出するのに適
しており、図5に矢印で示した面内方向の磁界にだけ感
度を持つ。そして、該磁気抵抗素子は磁界の極性によら
ず磁界の絶対値に対して出力を出すので、その出力信号
は図6(D)のように図6(C)の波形を全波整流した
形になる。磁気抵抗素子の感度曲線は、素子の膜厚とパ
ターン幅で決まる。上述のように磁気抵抗素子の上にス
トレッチャが形成されていると、面内方向の磁界は主と
してストレッチャの中を通って磁気抵抗素子には印加さ
れないので、弱い磁界では感度がなくなり、本来の素子
そのものの感度曲線とは異なった振舞いをする。
【0024】磁気バブル素子1上には、上述のように磁
気バブルを検出するための磁気バブル検出素子12,1
3が形成されているが、これらは図7の感度曲線に示す
ように磁気バブルからの磁界を効率よく検出できるよう
に設計され、しかもストレッチャの下に置かれた磁気抵
抗素子は50Oe程度の回転磁界に対しては感度を持た
ないので回転磁界の位相を検出するためには使用できな
い。
気バブルを検出するための磁気バブル検出素子12,1
3が形成されているが、これらは図7の感度曲線に示す
ように磁気バブルからの磁界を効率よく検出できるよう
に設計され、しかもストレッチャの下に置かれた磁気抵
抗素子は50Oe程度の回転磁界に対しては感度を持た
ないので回転磁界の位相を検出するためには使用できな
い。
【0025】そこで、本発明では、磁気バブル素子1上
に図8のような感度曲線を持つ磁気抵抗素子41を形成
して、図1,図6に示す磁気バブル素子の上の回転磁界
と回転角度検出器21の角度から生成される回転磁界の
位相を合わせ込むようにしている。
に図8のような感度曲線を持つ磁気抵抗素子41を形成
して、図1,図6に示す磁気バブル素子の上の回転磁界
と回転角度検出器21の角度から生成される回転磁界の
位相を合わせ込むようにしている。
【0026】再び図1において、5はリング磁石であ
り、これも図12で説明したものと同じである。21は
回転角度検出器であり、リング磁石5が取り付けられて
いる回転軸(図示せず)の回転角度θnに応じた信号を
出力するものである。該回転角度検出器21としては、
例えば出願人が特願昭62-70078号で出願し、既に広く知
られている光学式エンコーダを用いることができる。
り、これも図12で説明したものと同じである。21は
回転角度検出器であり、リング磁石5が取り付けられて
いる回転軸(図示せず)の回転角度θnに応じた信号を
出力するものである。該回転角度検出器21としては、
例えば出願人が特願昭62-70078号で出願し、既に広く知
られている光学式エンコーダを用いることができる。
【0027】22はラッチであり、REQ信号の印加タ
イミングで回転角度検出器21の出力を取り込み、これ
をラッチして加算回路51の一方の入力端子に出力する
ものである。該加算回路51の他方の入力端子にはアド
レスオフセットROM52の出力データが加えられてい
る。
イミングで回転角度検出器21の出力を取り込み、これ
をラッチして加算回路51の一方の入力端子に出力する
ものである。該加算回路51の他方の入力端子にはアド
レスオフセットROM52の出力データが加えられてい
る。
【0028】23は角度/アドレス変換器であり、加算
回路51の出力データを後述するX軸用ROMとY軸用
ROMのアドレス値に変換するものである。33は第1
記憶手段であり、回転角度値に対応したアドレスにリン
グ磁石5が磁気バブル素子1へ加えるX軸成分の磁界の
強さに応じた信号が書き込まれたものである。該第1記
憶手段は、通常ROMが用いられるので、以下、X軸用
ROM33と記す。
回路51の出力データを後述するX軸用ROMとY軸用
ROMのアドレス値に変換するものである。33は第1
記憶手段であり、回転角度値に対応したアドレスにリン
グ磁石5が磁気バブル素子1へ加えるX軸成分の磁界の
強さに応じた信号が書き込まれたものである。該第1記
憶手段は、通常ROMが用いられるので、以下、X軸用
ROM33と記す。
【0029】34は第2記憶手段であり、回転角度値に
対応したアドレスにリング磁石5が磁気バブル素子1へ
加えるY軸成分の磁界の強さに応じた信号が書き込まれ
たものである。該第1記憶手段は、以下、Y軸用ROM
34と記す。
対応したアドレスにリング磁石5が磁気バブル素子1へ
加えるY軸成分の磁界の強さに応じた信号が書き込まれ
たものである。該第1記憶手段は、以下、Y軸用ROM
34と記す。
【0030】図3(1)を参照して、X軸用ROM33
とY軸用ROM34の内容を説明する。磁気バブル素子
1へ加えられるリング磁石5の磁界ベクトルの軌跡は、
例えば図3(1)のようになる。図1では8極着磁のリ
ング磁石5を用いているので、リング磁石5が1回転す
ると、図3(1)の磁界ベクトルは4回転する。X,Y
成分に分けて考えると、磁界はリング磁石5の回転とと
もに正弦波状に変化する。同図において、a1,a2,
…はリング磁石5が取り付けられた図示しない回転軸の
実際の回転角度θ1,θ2,…に応じた値であり、その
関係は、 an=4・θn である。
とY軸用ROM34の内容を説明する。磁気バブル素子
1へ加えられるリング磁石5の磁界ベクトルの軌跡は、
例えば図3(1)のようになる。図1では8極着磁のリ
ング磁石5を用いているので、リング磁石5が1回転す
ると、図3(1)の磁界ベクトルは4回転する。X,Y
成分に分けて考えると、磁界はリング磁石5の回転とと
もに正弦波状に変化する。同図において、a1,a2,
…はリング磁石5が取り付けられた図示しない回転軸の
実際の回転角度θ1,θ2,…に応じた値であり、その
関係は、 an=4・θn である。
【0031】そして、X軸用ROM33とY軸用ROM
34には、次の内容が書き込まれる。 回転角度 X軸用ROM33 Y軸用ROM34 a1 ADX1 HX1 ADY1 HY1 a2 ADX2 HX2 ADY2 HY2 : : : : : an ADXn HXn ADYn HYn ここで、ADX1,ADX2,…はX軸用ROM33の
アドレスであり、ADY1,ADY2,…はY軸用RO
M34のアドレスである。
34には、次の内容が書き込まれる。 回転角度 X軸用ROM33 Y軸用ROM34 a1 ADX1 HX1 ADY1 HY1 a2 ADX2 HX2 ADY2 HY2 : : : : : an ADXn HXn ADYn HYn ここで、ADX1,ADX2,…はX軸用ROM33の
アドレスであり、ADY1,ADY2,…はY軸用RO
M34のアドレスである。
【0032】リング磁石5から磁気バブル素子1へ加え
られる磁気ベクトルは、リング磁石5の回転角θn(=
an/4)によって一義的に決定されるので、予め、上
記a1,a2,…とHX1,HX2,…及びHY1,H
Y2,…の関係を知ることができ、この値をX軸用RO
M33とY軸用ROM34に書き込むことができる。
られる磁気ベクトルは、リング磁石5の回転角θn(=
an/4)によって一義的に決定されるので、予め、上
記a1,a2,…とHX1,HX2,…及びHY1,H
Y2,…の関係を知ることができ、この値をX軸用RO
M33とY軸用ROM34に書き込むことができる。
【0033】なお、X軸用ROM33,Y軸用ROM3
4に書き込む内容(例えばHX1,HX2,…)は磁界
の強さそのものでなく、磁界の強さに応じた信号であれ
ばよい。説明を加えると、この磁界(HX1,HX2,
…)をキャンセルする磁界を発生させるため読出コイル
3,4に流す電流値を意味するものでよい。
4に書き込む内容(例えばHX1,HX2,…)は磁界
の強さそのものでなく、磁界の強さに応じた信号であれ
ばよい。説明を加えると、この磁界(HX1,HX2,
…)をキャンセルする磁界を発生させるため読出コイル
3,4に流す電流値を意味するものでよい。
【0034】また、回転軸の1回転に対して磁界は4回
転するので、各ROM33,34に書き込む磁界の値は
1/4回転分だけでよい。さらに、回転磁界が楕円形の
軌跡を描くのでその1つの象限の磁界の値を書き込むだ
けでよい。
転するので、各ROM33,34に書き込む磁界の値は
1/4回転分だけでよい。さらに、回転磁界が楕円形の
軌跡を描くのでその1つの象限の磁界の値を書き込むだ
けでよい。
【0035】35,36はデジタル信号をアナログ信号
へ変換するデジタル/アナログ変換器(以下、単にAD
Cと記す)であり、公知のものを用いることができる。
DAC35,36以降の構成は、先願と全く同様であ
る。すなわち、25は2相発振器であり、90°位相の
異なる2つの交流信号(I0・sinωtとI0・co
sωt)を出力するものである。この2つの交流信号
は、リング磁石5の累積回転数を測定する時にオンとな
るスイッチ26,27を介して減算器28,29に加え
られる。なお、リング磁石5の累積回転数を測定しない
期間、スイッチ26,27は図示しないコントローラに
よりオフとされている。
へ変換するデジタル/アナログ変換器(以下、単にAD
Cと記す)であり、公知のものを用いることができる。
DAC35,36以降の構成は、先願と全く同様であ
る。すなわち、25は2相発振器であり、90°位相の
異なる2つの交流信号(I0・sinωtとI0・co
sωt)を出力するものである。この2つの交流信号
は、リング磁石5の累積回転数を測定する時にオンとな
るスイッチ26,27を介して減算器28,29に加え
られる。なお、リング磁石5の累積回転数を測定しない
期間、スイッチ26,27は図示しないコントローラに
よりオフとされている。
【0036】28,29は減算器であり、2相発振器2
5の出力信号からDAC35,36の出力It,Irを
減算するものである。30,31はコイルドライバであ
り、減算器28,29の出力を増幅し、それぞれX軸コ
イル(読出コイル3)とY軸コイル(読出コイル4)に
図2(2),(3)に示すような駆動電流を加えるもの
である。
5の出力信号からDAC35,36の出力It,Irを
減算するものである。30,31はコイルドライバであ
り、減算器28,29の出力を増幅し、それぞれX軸コ
イル(読出コイル3)とY軸コイル(読出コイル4)に
図2(2),(3)に示すような駆動電流を加えるもの
である。
【0037】次に、磁気バブル素子40の動作を説明す
る。図4の磁気バブル素子40にリング磁石5から回転
磁界が印加された場合を考える。リング磁石5の回転中
心と位置検出用磁気抵抗素子41と磁気バブル検出素子
12,13の中心線は同一直線上にある。位置検出用磁
気抵抗素子41と磁気バブル検出素子12,13は極め
て近い位置に形成されているので、両者にはほとんど同
一の回転磁界ベクトルが印加される。回転磁界ベクトル
は図9に示すようにHXの最大値は50Oe程度であ
る。位置検出用に設計された磁気抵抗素子は、図4の特
性曲線に示すように50Oe程度の回転磁界に対して抵
抗値が変化する。模式的に描くと、図6(C)の回転磁
界に対して(D)のような抵抗値変化をし、回転磁界ベ
クトルがHX方向を向いたときに磁気抵抗素子の抵抗値
は最小値を示す。従って、磁気抵抗素子の抵抗値が最小
になったときが磁気バブル装置40の位置での回転磁界
の最大値に対応する。
る。図4の磁気バブル素子40にリング磁石5から回転
磁界が印加された場合を考える。リング磁石5の回転中
心と位置検出用磁気抵抗素子41と磁気バブル検出素子
12,13の中心線は同一直線上にある。位置検出用磁
気抵抗素子41と磁気バブル検出素子12,13は極め
て近い位置に形成されているので、両者にはほとんど同
一の回転磁界ベクトルが印加される。回転磁界ベクトル
は図9に示すようにHXの最大値は50Oe程度であ
る。位置検出用に設計された磁気抵抗素子は、図4の特
性曲線に示すように50Oe程度の回転磁界に対して抵
抗値が変化する。模式的に描くと、図6(C)の回転磁
界に対して(D)のような抵抗値変化をし、回転磁界ベ
クトルがHX方向を向いたときに磁気抵抗素子の抵抗値
は最小値を示す。従って、磁気抵抗素子の抵抗値が最小
になったときが磁気バブル装置40の位置での回転磁界
の最大値に対応する。
【0038】実際には、リング磁石5を一定の角速度で
回転させておき、図6(B)のROMの内容と図6
(D)の位置検出用磁気抵抗素子41の抵抗値変化を微
分した図6(E)の波形の両者を図示しない位相差測定
装置に入力する。そして、位相差測定装置で測定した位
相誤差Δφを下式に従って図1の角度/アドレス変換器
23のアドレスのオフセットに換算し、アドレスオフセ
ットデータROM52に書き込むことによって調整は終
了する。これら全ての調整は電気的に行うことができ
る。
回転させておき、図6(B)のROMの内容と図6
(D)の位置検出用磁気抵抗素子41の抵抗値変化を微
分した図6(E)の波形の両者を図示しない位相差測定
装置に入力する。そして、位相差測定装置で測定した位
相誤差Δφを下式に従って図1の角度/アドレス変換器
23のアドレスのオフセットに換算し、アドレスオフセ
ットデータROM52に書き込むことによって調整は終
了する。これら全ての調整は電気的に行うことができ
る。
【0039】アドレスオフセット=(1回転磁界に対応
するROM中のデータのワード数)×(Δφ/回転磁界
の周期) Δφと回転磁界の周期の次元はどちらも時間 回転磁界と回転角度検出装置21の位相を機械的に合わ
せにくい理由は以下の通りである。着磁器によって付与
されたリング磁石5の着磁パターンが回転磁界を発生す
る源であるが、例えば直径20mmのリング磁石に対し
て4極着磁すると回転磁界1°の誤差はリング磁石の外
周の0.1mm以下の寸法に相当する。また、回転角度
検出装置21とリング磁石5と磁気バブル装置40はそ
れぞれ空間的に離れた位置に配置されるので、機械的な
位置合わせだけで3者の位相を精度よく合わせ込むのは
困難である。上述のように、磁気バブル装置40の位置
における回転磁界ベクトルの大きさを50Oe程度に設
定するので回転磁界が1°の誤差を生じると磁界の大き
さに換算して約1Oeになり、無視できない誤差になっ
てしまう。
するROM中のデータのワード数)×(Δφ/回転磁界
の周期) Δφと回転磁界の周期の次元はどちらも時間 回転磁界と回転角度検出装置21の位相を機械的に合わ
せにくい理由は以下の通りである。着磁器によって付与
されたリング磁石5の着磁パターンが回転磁界を発生す
る源であるが、例えば直径20mmのリング磁石に対し
て4極着磁すると回転磁界1°の誤差はリング磁石の外
周の0.1mm以下の寸法に相当する。また、回転角度
検出装置21とリング磁石5と磁気バブル装置40はそ
れぞれ空間的に離れた位置に配置されるので、機械的な
位置合わせだけで3者の位相を精度よく合わせ込むのは
困難である。上述のように、磁気バブル装置40の位置
における回転磁界ベクトルの大きさを50Oe程度に設
定するので回転磁界が1°の誤差を生じると磁界の大き
さに換算して約1Oeになり、無視できない誤差になっ
てしまう。
【0040】位置検出用磁気抵抗素子41の長さは図5
に示すように100μm程度でよいため磁気バブル素子
のチップ面積が増加することはなく、磁気バブル検出素
子12,13と同時に作り込めるので製造プロセスは何
等増加しない。
に示すように100μm程度でよいため磁気バブル素子
のチップ面積が増加することはなく、磁気バブル検出素
子12,13と同時に作り込めるので製造プロセスは何
等増加しない。
【0041】なお、位置検出用磁気抵抗素子は必ずしも
リング磁石5に対して垂直に配置する必要はない。ただ
し、そのときは垂直方向からの角度偏差を位相差測定の
際のオフセットとして考慮する必要がある。具体的に
は、図10に示すように、ストレッチャを介して対向す
るようにして2個の位置検出用磁気抵抗素子41,42
を設け、両方の出力の位相差を測定する。そして、位相
差が0になるように磁気バブル素子を回転方向に調整す
ればリング磁石5の中心に磁気バブル素子1のθ方向の
設置誤差を低減できる。図11に図10の各位置検出用
磁気抵抗素子41,42の抵抗値変化を示す。
リング磁石5に対して垂直に配置する必要はない。ただ
し、そのときは垂直方向からの角度偏差を位相差測定の
際のオフセットとして考慮する必要がある。具体的に
は、図10に示すように、ストレッチャを介して対向す
るようにして2個の位置検出用磁気抵抗素子41,42
を設け、両方の出力の位相差を測定する。そして、位相
差が0になるように磁気バブル素子を回転方向に調整す
ればリング磁石5の中心に磁気バブル素子1のθ方向の
設置誤差を低減できる。図11に図10の各位置検出用
磁気抵抗素子41,42の抵抗値変化を示す。
【0042】以上のように構成された本発明に係る回転
数検出器の動作を説明する。リング磁石5がその回転を
停止しているとする。そして、該リング磁石5の累積回
転数を測定する場合、図2(1)に示すようなREQ信
号(動作開始信号)がラッチ22に加えられ、リング磁
石5(回転軸)の回転角度θnの値をラッチする。
数検出器の動作を説明する。リング磁石5がその回転を
停止しているとする。そして、該リング磁石5の累積回
転数を測定する場合、図2(1)に示すようなREQ信
号(動作開始信号)がラッチ22に加えられ、リング磁
石5(回転軸)の回転角度θnの値をラッチする。
【0043】このθnの値は加算回路51でアドレスオ
フセットデータROM52の出力データと加算されて角
度/アドレス変換器23に加えられ、さらにアドレス信
号ADXn,ADYnに変換されてX軸用ROM33と
Y軸用ROM34に加えられる。
フセットデータROM52の出力データと加算されて角
度/アドレス変換器23に加えられ、さらにアドレス信
号ADXn,ADYnに変換されてX軸用ROM33と
Y軸用ROM34に加えられる。
【0044】そして、X軸用ROM33,Y軸用ROM
34の該当するアドレスに格納されているHXn,H
Ynの値が読み出され、DAC35,36でアナログ信
号It,Irに変換される。
34の該当するアドレスに格納されているHXn,H
Ynの値が読み出され、DAC35,36でアナログ信
号It,Irに変換される。
【0045】すなわち、DAC35からはリング磁石5
により磁気バブル素子1に加えられているX軸成分磁界
を打ち消すのに必要な直流電流値Itが出力され、DA
C36からはY軸成分磁界を打ち消すのに必要な直流電
流値Irが出力される。そして、例えば図2(1)のR
EQ信号の立ち下がりエッジでスイッチ26と27はオ
ンになる。従って、2相発振器25から出力される90
°位相の異なる2つの交流信号I0・sinωtとI0
・cosωtからそれぞれDAC35,36の出力
It,Irが減算される。その結果、図2(2),
(3)に示すように、オフセット成分It,Irを差し
引いた電流I0×sinωt−IrとI0×cosωt
−Itがそれぞれコイルドライバ30,31を介してX
軸コイル(読出コイル3)とY軸コイル(読出コイル
4)に加えられる。
により磁気バブル素子1に加えられているX軸成分磁界
を打ち消すのに必要な直流電流値Itが出力され、DA
C36からはY軸成分磁界を打ち消すのに必要な直流電
流値Irが出力される。そして、例えば図2(1)のR
EQ信号の立ち下がりエッジでスイッチ26と27はオ
ンになる。従って、2相発振器25から出力される90
°位相の異なる2つの交流信号I0・sinωtとI0
・cosωtからそれぞれDAC35,36の出力
It,Irが減算される。その結果、図2(2),
(3)に示すように、オフセット成分It,Irを差し
引いた電流I0×sinωt−IrとI0×cosωt
−Itがそれぞれコイルドライバ30,31を介してX
軸コイル(読出コイル3)とY軸コイル(読出コイル
4)に加えられる。
【0046】図3(2)は本願発明装置における磁界ベ
クトルの動きを示した図である。今、リング磁石5の磁
界ベクトルがOBの方向を向いて停止しているとする
と、この時の角度abは回転角度検出器21により測定
され、該測定値に基づいてリング磁石5により磁気バブ
ル測定信号1へ加えられている磁界のX軸成分HXBと
Y軸成分HYBはX軸用ROM33とY軸用ROM34
から読み出される。
クトルの動きを示した図である。今、リング磁石5の磁
界ベクトルがOBの方向を向いて停止しているとする
と、この時の角度abは回転角度検出器21により測定
され、該測定値に基づいてリング磁石5により磁気バブ
ル測定信号1へ加えられている磁界のX軸成分HXBと
Y軸成分HYBはX軸用ROM33とY軸用ROM34
から読み出される。
【0047】そして、電流(−It)と(−Ir)によ
りリング磁石5の磁界OBは相殺され、半径50ガウス
の読出コイル3,4による回転磁界のみが磁気バブル測
定信号1に加わる(図3(2)実線参照)。また、読出
コイル3,4から加わる回転磁界の大きさは一定なの
で、磁気バブル検出素子12,13が受ける磁界は50
ガウスになって飽和することはなく、安定に信号を検出
できる。
りリング磁石5の磁界OBは相殺され、半径50ガウス
の読出コイル3,4による回転磁界のみが磁気バブル測
定信号1に加わる(図3(2)実線参照)。また、読出
コイル3,4から加わる回転磁界の大きさは一定なの
で、磁気バブル検出素子12,13が受ける磁界は50
ガウスになって飽和することはなく、安定に信号を検出
できる。
【0048】なお、上記実施例では8極のリング磁石を
用いているが、任意の2n極のリング磁石を用いること
ができる。また、リング磁石5としてフェライト磁石の
ように温度係数の大きなものを使用すると、読出コイル
3,4による打ち消し用磁界の温度補正が必要になる。
このような温度補正は、図1のように温度検出器37を
設けることで行うことができる。すなわち、温度検出器
37により回転数検出器内部の温度を測定し、角度/ア
ドレス変換器23で測定した角度の測定値を補正すれば
よい。
用いているが、任意の2n極のリング磁石を用いること
ができる。また、リング磁石5としてフェライト磁石の
ように温度係数の大きなものを使用すると、読出コイル
3,4による打ち消し用磁界の温度補正が必要になる。
このような温度補正は、図1のように温度検出器37を
設けることで行うことができる。すなわち、温度検出器
37により回転数検出器内部の温度を測定し、角度/ア
ドレス変換器23で測定した角度の測定値を補正すれば
よい。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
の効果が得られる。 (1) 温度係数が大きなホール素子を使用することなくリ
ング磁石の磁界の強さを安定に知ることができ、リング
磁石による磁界を広い温度範囲にわたってキャンセルす
ることができる。 (2) 磁気バブル装置とリング磁石を位置合わせするとき
にガウスメータによる測定と磁気バブル装置の設置位置
の機械的な調整が不要になる。 (3) 調整の代わりに位相差の測定結果をオフセットデー
タとして書き込むだけでよく、測定と調整に混入する誤
差を軽減でき、調整工数を削減できる。
の効果が得られる。 (1) 温度係数が大きなホール素子を使用することなくリ
ング磁石の磁界の強さを安定に知ることができ、リング
磁石による磁界を広い温度範囲にわたってキャンセルす
ることができる。 (2) 磁気バブル装置とリング磁石を位置合わせするとき
にガウスメータによる測定と磁気バブル装置の設置位置
の機械的な調整が不要になる。 (3) 調整の代わりに位相差の測定結果をオフセットデー
タとして書き込むだけでよく、測定と調整に混入する誤
差を軽減でき、調整工数を削減できる。
【図1】本発明に係る回転数検出器の要部の構成図であ
る。
る。
【図2】図1の回路のタイミングチャートである。
【図3】リング磁石と読出コイルによる磁界のベクトル
軌跡の説明図である。
軌跡の説明図である。
【図4】磁気バブル装置の要部構成図である。
【図5】磁気抵抗素子の構成図である。
【図6】位置検出用磁気抵抗素子の出力説明図である。
【図7】磁気バブル検出素子の感度曲線図である。
【図8】位置検出用磁気抵抗素子の感度曲線図である。
【図9】磁気バブル装置の位置で検出される回転磁界ベ
クトルの説明図である。
クトルの説明図である。
【図10】磁気バブル装置の他の具体例の説明図であ
る。
る。
【図11】図10における磁気抵抗素子の抵抗値変化の
説明図である。
説明図である。
【図12】磁気バブルを用いた回転数検出器の動作原理
図である。
図である。
【図13】図12の磁気バブル素子上に設けられた転送
素子ループのパターン例図である。
素子ループのパターン例図である。
【図14】図13の転送素子ループのストレッチャ部を
拡大した図である。
拡大した図である。
【図15】従来の回転磁界ベクトルの説明図である。
【図16】磁気バブル検出素子の抵抗値変化の説明図で
ある。
ある。
1 磁気バブル素子 3,4 読出コイル 5 リング磁石 12,13 磁気バブル検出素子 21 角度回転検出器 22 ラッチ 23 角度/アドレス変換器 33 X軸用ROM 34 Y軸用ROM 40 磁気バブル装置 41,42 位置検出用磁気抵抗素子 51 加算回路 52 アドレスオフセットデータROM
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 回転軸に取り付けた永久磁石の磁界を磁
気バブル素子へ加えて複数ビットパターンからなる磁気
バブルを移動させるとともに読出コイルに交流電流を流
して回転磁界を発生させ、前記磁気バブルを強制的に移
動させ、磁気バブルのビットパターンを磁気バブル検出
素子で検出することにより回転軸の累積回転数を測定す
る回転数検出器において、 前記回転軸の回転角度に応じた信号を出力する回転角度
検出器と、 回転角度値と対応したアドレスに永久磁石が磁気バブル
素子へ加えるX軸成分の磁界の強さに応じた信号が書き
込まれた第1記憶手段と、 回転角度値と対応したアドレスに永久磁石が磁気バブル
素子へ加えるY軸成分の磁界の強さに応じた信号が書き
込まれた第2記憶手段と、 前記磁気バブル素子と永久磁石の回転磁界の位相差に応
じたアドレスオフセットデータが書き込まれた第3記憶
手段と、 前記回転角度検出信号と第3の記憶手段から出力される
アドレスオフセットデータとの加算データをアドレスと
して前記第1と第2の記憶手段から導入される信号に基
づき、永久磁石が磁気バブル素子へ加える磁界を打ち消
すための直流電流を交流電流に重畳して読出コイルに流
す回路手段と、 を備えた回転数検出器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17131091A JPH0518778A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 回転数検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17131091A JPH0518778A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 回転数検出器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0518778A true JPH0518778A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=15920898
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17131091A Pending JPH0518778A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 回転数検出器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0518778A (ja) |
-
1991
- 1991-07-11 JP JP17131091A patent/JPH0518778A/ja active Pending
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