JPH05188639A - トナー用樹脂組成物及びトナー - Google Patents

トナー用樹脂組成物及びトナー

Info

Publication number
JPH05188639A
JPH05188639A JP4001527A JP152792A JPH05188639A JP H05188639 A JPH05188639 A JP H05188639A JP 4001527 A JP4001527 A JP 4001527A JP 152792 A JP152792 A JP 152792A JP H05188639 A JPH05188639 A JP H05188639A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
toner
parts
copolymer
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4001527A
Other languages
English (en)
Inventor
Masazumi Okuto
正純 奥戸
Takashi Kamiyama
隆司 上山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP4001527A priority Critical patent/JPH05188639A/ja
Publication of JPH05188639A publication Critical patent/JPH05188639A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 広い定着温度範囲での耐オフセット性に優
れ、しかも良好な定着性や耐ブロッキング性を有し、さ
らにローラー汚れ現象が大幅に改善されたトナー用樹脂
組成物及びトナーを得る。 【構成】 スチレン75重量部とメタクリル酸メチル5重
量部とアクリル酸n−ブチル15重量部とアクリル酸5重
量部との共重合体(ガラス転移温度61℃、重量平均分子
量24.5万)100 重量部に、p−トルエンスルホン酸1重
量部とカーボンブラック5重量部とを混合し160 ℃で5
分間ロール混練しこれを微粉砕する。これに疎水性シリ
カ微粉末0.5 重量部を混合して目的のトナーを得る。こ
の場合、共重合体はp−トルエンスルホン酸の作用によ
り実質的に改質されていないが、電子複写機での使用過
程で定着用の加熱ローラーで加熱されて、共重合体はp
−トルエンスルホン酸の作用により実質的に改質され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真等において、
静電荷像の現像に使用するトナー用樹脂組成物及びこの
樹脂組成物を用いたトナーに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真等において、静電荷像を現像す
る方式として、乾式現像方式が多用されている。この乾
式現像方式では、樹脂にカーボンブラック等の着色剤を
分散含有させたトナーと呼ばれる摩擦帯電性の微粉末現
像剤が用いられる。
【0003】通常、摩擦によって帯電したトナーは、電
気的引力により感光体上の静電潜像に付着してトナー像
が形成され、次いでこのトナー像が用紙上に転写され、
トナーに対して離型性を有する加熱ローラーで定着され
る。
【0004】このようなトナーには、耐オフセット性
(加熱ローラーにトナーが付着しないこと)、定着性
(トナーが用紙に強固に付着すること)、耐ブロッキン
グ性(トナー粒子が凝集しないこと)等の諸性能が要求
される。特に、広い定着温度範囲に亘って耐オフセット
性が優れたトナーが要求される。
【0005】この種のトナーとして、特開平3−817
79号公報には、スチレン系単量体又は/及び( メタ)
アクリル酸エステル系単量体と酸基を有するビニル系単
量体との共重合体を有機スルホン酸化合物の作用により
改質した樹脂を用いることが提案されている。
【0006】上記公報記載の技術により得られるトナー
は、広い定着温度範囲での耐オフセット性に優れ、しか
も良好な定着性や耐ブロッキング性を有し、加熱ローラ
ー定着方式の電子写真複写機に用いるトナーとして有用
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記トナー
は、広い定着温度範囲での耐オフセット性が優れている
が、まだ充分に満足のいくものではなく改善の余地があ
る。特に、オフセットをより効果的に防止するために、
定着用の加熱ローラーにクリーニングローラーを付設す
る場合があるが、この場合、トナーがこのクリーニング
ローラーに堆積し、所謂ローラー汚れ現象が発生する。
また、定着温度はできるだけ低温が有利である。
【0008】本発明は、上記の問題を解決するものであ
り、その目的とするところは、広い定着温度範囲での耐
オフセット性に優れ、しかも良好な定着性や耐ブロッキ
ング性を有し、さらにローラー汚れ現象が大幅に改善さ
れたトナー用樹脂組成物及びトナーを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のトナー用樹脂組
成物は、スチレン系単量体及び/又は(メタ) アクリル
酸エステル系単量体と酸基を有するビニル系単量体との
共重合体に有機スルホン酸化合物を混合してなる樹脂が
含有されていることを特徴とする。また、本発明のトナ
ーは、上記トナー用樹脂組成物が含有されていることを
特徴とする。
【0010】本発明において、共重合体の構成単位とな
るスチレン系単量体としては、スチレン、o−メチルス
チレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α
−メチルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメ
チルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブ
チルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オ
クチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デ
シルスチレン、p−n−ドデシルスチレン、p−メトキ
シスチレン、p−フェニルスチレン、p−クロロスチレ
ン、3,4−ジクロロスチレン等が挙げられる。これ等
の中でも、スチレンが好ましい。
【0011】また、共重合体の構成単位となる( メタ)
アクリル酸エステル系単量体としては、(メタ)アクリ
ル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アク
リル酸プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メ
タ)アクリル酸イソブチル、(メタ) アクリル酸n−オ
クチル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリ
ル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル
酸ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸ジエチル
アミノエチル、α−クロロアクリル酸メチル等が挙げら
れる。これ等の中でも、メタクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル
が好ましい。
【0012】また、共重合体の構成単位となる酸基を有
するビニル系単量体の酸基としては、カルボン酸、スル
ホン酸、スルフィン酸、ホスホン酸、ホウ酸などの酸基
の一種又はそれ以上が挙げられ、これ等の中でも酸の強
度及び共重合の容易さから、カルボキシル基が好適であ
る。
【0013】かかるカルボキシル基を有するビニル系単
量体としては、(メタ)アクリル酸、α−エチルアクリ
ル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、β−メチルクロト
ン酸等の(メタ)アクリル酸及びそのアルキル誘導体;
フマル酸、マレイン酸、シトラコン酸、イタコン酸等の
不飽和ジカルボン酸;琥珀酸モノ(メタ)アクリロイル
オキシエチルエステル、フタル酸モノ(メタ)アクリロ
イルオキシエチルエステル等の不飽和ジカルボン酸モノ
エステル誘導体など挙げられる。
【0014】上記のスチレン系単量体及び/又は(メ
タ) アクリル酸エステル系単量体と酸基を有するビニル
系単量体との共重合体は、溶液重合、懸濁重合、乳化重
合及び塊状重合など従来公知の重合方法により得ること
ができる。特に、溶液重合法が好ましい。
【0015】得られる共重合体は、スチレン系単量体と
酸基を有するビニル系単量体との共重合体、(メタ) ア
クリル酸エステル系単量体と酸基を有するビニル系単量
体との共重合体、スチレン系単量体と(メタ) アクリル
酸エステル系単量体と酸基を有するビニル系単量体との
共重合体、の三種類である。
【0016】本発明においては、スチレン系単量体成分
の含有率が40〜95重量%さらに好ましくは60〜9
0重量%、(メタ) アクリル酸エステル系単量体成分の
含有率が4〜40重量%さらに好ましくは10〜40重
量%、酸基を有するビニル系単量体の含有率が0.5〜
20重量%さらに好ましくは1〜10重量%の共重合体
を使用するのが好ましい。
【0017】スチレン系単量体成分の含有率が40重量
%よりも少なくなると、トナーの粉砕性が悪化すること
がある。また、(メタ) アクリル酸エステル系単量体成
分の含有率が4重量%よりも少なくなると、トナーの定
着性が悪化することがある。また、酸基を有するビニル
系単量体成分の含有率が0.5重量%よりも少なくなる
と、有機スルホン酸化合物による改質が充分でなく、ト
ナーの耐オフセット性の改善効果が発現しなかったり、
ローラー汚れ現象が多く発生することがある。逆に、酸
基を有するビニル系単量体成分の含有率が20重量%を
越えると、トナーの耐ブロッキング性や流動性が悪化す
ることがある。
【0018】なお、上記の共重合体に多価金属化合物を
反応させて得られる金属イオン架橋の共重合体を使用し
てもよい。このような金属イオン架橋の共重合体を用い
ると定着温度範囲がさらに広くなる。またトナー粒子の
荷電状態も安定化される。この場合、上記共重合体に反
応させる多価金属化合物の金属としては、Cu 、Ag、
Be 、Mg、Ca、Sr 、Ba 、Zn 、Cd 、Al、T
i 、Ge 、Sn 、V、Cr 、Mo 、Mn 、Fe 、Co 及
びNi などが挙げられる。これ等の金属の中でもアルカ
リ土類金属及び亜鉛族金属が好ましく、特に、Mg及び
Zn が好ましい。
【0019】これ等の多価金属化合物としては、弗化
物、塩化物、塩素酸塩、臭化物、沃化物、酸化物、水酸
化物、硫化物、亜硫酸塩、硫酸塩、セレン化物、テルル
化物、窒化物、硝酸塩、燐化物、ホスフィン酸塩、燐酸
塩、炭酸塩、オルト珪酸塩、酢酸塩、修酸塩、メチル化
物やエチル化物などの低級アルキル金属化合物等が挙げ
られる。これ等の中でも酢酸塩及び酸化物が好ましい。
【0020】これ等の多価金属化合物は、酸基を有する
ビニル系単量体成分に対するモル比が0.05〜1とな
る量を使用するのが好ましい。モル比が0.05よりも
小さいと効果がなく、逆にモル比が1よりも大きいとト
ナーの定着性が低下することがある。
【0021】上記の共重合体に多価金属化合物を反応さ
せるには、共重合体を溶液重合で得た後、必要に応じて
溶剤に分散させた多価金属化合物を重合系内に投入し、
適当な温度に加熱して反応させ、その後溶剤を除去して
金属イオン架橋の共重合体を得る方法が好適に採用され
る。なお、場合によっては、多価金属化合物を溶液重合
の前に溶剤とともに重合系内に分散させておいてもよ
い。その他、共重合体に多価金属化合物を混合し、これ
をロールミル、ニーダー、押出機等を用いて適当な温度
で溶融混練することにより反応させる方法も採用するこ
とができる。
【0022】なお、多価金属化合物は、上述のように予
め共重合体に反応させたものを使用するほか、共重合体
に多価金属化合物を混合したものを使用することもでき
る。この場合は、トナーの使用過程での加熱により金属
イオン架橋の共重合体となり、定着温度範囲がさらに広
くなる。また、トナー粒子の荷電状態も安定化される。
【0023】本発明で用いる共重合体は、そのガラス転
移温度が40℃以上であるのが好ましい。ガラス転移温
度が40℃よりも低い場合は、トナーの耐ブロッキング
性や流動性が悪化することがある。また、共重合体の数
平均分子量は0.3万〜30万の範囲が好ましい。
【0024】上記共重合体に混合する有機スルホン酸化
合物としては、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、
n−ブタンスルホン酸、イソブタンスルホン酸、オクタ
ンスルホン酸などのアルキルスルホン酸及びその金属塩
化合物;ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ナ
フタリンスルホン酸などの芳香族スルホン酸及びその金
属塩化合物;ナフトールスルホン酸、タウリン、スルフ
ァニル酸、ナフチルアミンスルホン酸、スルホ安息香酸
などの置換体が挙げられる。これ等の中でも、融点が4
0℃以上の有機スルホン酸化合物が好ましい。
【0025】これ等の有機スルホン酸化合物は、共重合
体中の酸基を有するビニル系単量体成分1モルに対し、
0.001〜10モルの割合で共重合体に混合するのが
好ましい。混合量が0.001モルよりも少なくなる
と、共重合体の酸基部分との反応を充分の起こすことが
できなくなり、トナーの耐オフセット性の改善効果が発
現しなかったり、ローラー汚れ現象が発生することがあ
る。逆に、混合量が10モルを越えると、トナーの耐ブ
ロッキング性や流動性が悪化することがある。
【0026】上記共重合体に有機スルホン酸化合物を混
合する具体的な方法としては、(1)樹脂状の共重合体を
微粉砕し、これに有機スルホン酸化合物を適量添加し、
リボンブレンダー、ヘンセルミキサー等で混合する方
法。(2) 樹脂状の共重合体に有機スルホン酸化合物を適
量添加し、これをロールミル、ニーダー、押出機等で混
練する方法。(3) 樹脂状の共重合体と適量の有機スルホ
ン酸化合物と有機溶剤に溶解して混合した後、有機溶剤
を除去しこれを微粉砕する方法。(4) 前記単量体を共重
合させた後、この系中に有機スルホン酸化合物を適量添
加し攪拌する方法。以上四つの方法が主に採用される。
【0027】ただし、この場合、共重合体が有機スルホ
ン酸化合物の作用により改質されないように、できるだ
け低い温度で上記の混合操作を行う。こうして、本発明
のトナー用樹脂組成物が得られる。このトナー用組成物
において、共重合体が有機スルホン酸化合物の作用によ
り改質されずに、単に均一に混合されていることは、上
記の混合操作を行う前後の共重合体のメルトフローや溶
融粘度や平均分子量を測定し、その前と後で溶融粘度や
平均分子量に実質的変化のないことを確認することによ
り判定することができる。
【0028】なお、本発明のトナー用樹脂組成物には、
本発明の目的を達成し得る範囲内で、ポリスチレン、ポ
リ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリアミド樹脂、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエステル樹脂、アクリ
ル樹脂、スチレン−アクリル酸エステルス共重合樹脂、
スチレン−ブタジエン共重合樹脂、エポキシ樹脂などの
公知のトナー用樹脂、又はこれ等の樹脂を用いて製造さ
れた公知のトナー用樹脂組成物、その他のトナー用添加
剤が混合されていてもよい。また、本発明のトナー用樹
脂組成物を、耐オフセット性及びローラー汚れを改善用
するためのトナー用添加剤として用いることもできる。
【0029】このような本発明のトナー用樹脂組成物を
用いて、トナーを製造するには、例えば、トナー用樹脂
組成物にカーボンブラックなどの着色剤その他必要に応
じて従来公知のトナー用添加剤を、リボンブレンダー、
ヘンセルミキサー等で混合し、これをロールミル、ニー
ダー、押出機等を用いて混練した後冷却して微粉砕する
方法が主に採用される。こうして、本発明のトナーが得
られる。この場合も、共重合体が有機スルホン酸化合物
の作用により改質されないように、できるだけ低い温度
で混練及び微粉砕を行う。
【0030】
【作用】スチレン系単量体及び/又は(メタ) アクリル
酸エステル系単量体と酸基を有するビニル系単量体との
共重合体に有機スルホン酸化合物を混合してなる樹脂を
含有したトナーは、このトナーの使用過程で、上記の共
重合体が有機スルホン酸の作用により改質され、改質し
ない共重合体に比べその分子量及び溶融粘度が増大す
る。
【0031】このように共重合体が改質される作用機構
は、トナーが使用過程で定着用の加熱ローラー等により
加熱されることにより最終的に多くの熱履歴を受け、有
機スルホン酸化合物が触媒的に作用し、共重合体の酸基
部分、或いは酸基部分とエステル結合部分で架橋が生じ
てその分子量及び溶融粘度が増大し、それにより良好な
耐オフセット性が発現してローラー汚れが発生せず、定
着温度の上昇も防止されるものと推察される。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例及び比較例を示す。実施例1 スチレン75重量部、メタクリル酸メチル5重量部、ア
クリル酸n−ブチル15重量部、アクリル酸5重量部を
共重合させ、ガラス転移温度61℃、重量平均分子量2
4.5万の共重合体を得た。なお、ガラス転移温度は差
動走査熱量計(DSC)により測定した。また、重量平
均分子量はゲル透過クロマトグラフィー(GPC)によ
り測定した。
【0033】この共重合体100重量部に、p−トルエ
ンスルホン酸1重量部とカーボンブラック(ダイヤブラ
ックSH:三菱化成社製) 5重量部とを混合し160℃で
5分間ロール混練し冷却後粗粉砕し、さらにジェットミ
ルで平均粒度11μm に微粉砕し、これに疎水性シリカ
微粉末0.5重量部を混合してトナーを製造した。この
場合、ロール混練前とロール混練後のトナーは、そのガ
ラス転移温度及び平均分子量がほぼ同じで有意差はな
く、160℃の混練温度では共重合体はp−トルエンス
ルホン酸の作用により実質的に改質されていないことを
確認した。
【0034】このトナー10gを100ccのビーカーに
取り、50℃の恒温槽中に16時間放置した後、粒子の
合着の有無によって耐ブロッキング性を評価した。その
結果、耐ブロッキング性は良好であった。
【0035】このトナー4重量部を平均粒度50〜80
μm の鉄粉キャリアー96重量部と混合して微粉末現像
剤を作り、この微粉末現像剤を、電子写真複写機(コニ
カ社製 U-Bix 2500)の改造機に装着して定着温度範囲を
測定した。この定着温度範囲は、定着用の加熱ローラー
の設定温度を変えて、オフセットを起こさずに良好に定
着する設定温度で示した。その結果、定着温度範囲は1
65〜205℃で広い温度範囲で良好な定着が可能であ
った。
【0036】さらに、二万枚連続して複写を行った後、
クリーニングローラーの汚れを目視で1(汚れなし)〜
5(汚れ多い)の5段階で評価したところ、その評価結
果は2で良好であった。
【0037】実施例2 スチレン80重量部、アクリル酸2−エチルヘキシル1
8重量部、琥珀酸モノアクリロイルオキシエチル2重量
部を共重合させ、ガラス転移温度60℃、重量平均分子
量17.5万の共重合体を得た。
【0038】この共重合体100重量部に、p−トルエ
ンスルホン酸8重量部とカーボンブラック(ダイヤブラ
ックSH:三菱化成社製)5重量部とを混合し160℃で
5分間ロール混練し冷却後粗粉砕し、さらにジェットミ
ルで平均粒度11μm に微粉砕し、これに疎水性シリカ
微粉末0.5重量部を混合してトナーを製造した。以後
は実施例1と同様に行った。
【0039】その結果、耐ブロッキング性は良好であっ
た。定着温度範囲は160〜205℃で広い温度範囲で
良好な定着が可能であった。クリーニングローラーの汚
れは評価2であった。
【0040】実施例3 スチレン75重量部、アクリル酸n−ブチル16重量
部、メタクリル酸9重量部を共重合させ、ガラス転移温
度65℃、重量平均分子量7.5万の共重合体を得た。
【0041】この共重合体100重量部にカーボンブラ
ック(ダイヤブラックSH:三菱化成社製)5重量部を混
合し160℃で5分間ロール混練し冷却後粗粉砕し、さ
らにジェットミルで平均粒度11μm に微粉砕してトナ
ーを得た。さらに、このトナー100重量部に、ナフタ
リンスルホン酸0.1重量部と疎水性シリカ微粉末0.
5重量部を混合してトナーを製造した。以後は実施例1
同様に行った。
【0042】その結果、耐ブロッキング性は良好であっ
た。また、定着温度範囲は155〜200℃で広い温度
範囲で良好な定着が可能であった。また、クリーニング
ローラーの汚れは評価2で良好であった。
【0043】実施例4 スチレン80重量部、アクリル酸n−ブチル10重量
部、琥珀酸モノメタクリロイルオキシエチル10重量部
を共重合させ、ガラス転移温度63℃、重量平均分子量
15.5万の共重合体(A)を得た。
【0044】別に、スチレン80重量部、メタクリル酸
n−ブチル20重量部を共重合させ、ガラス転移温度5
8℃、重量平均分子量6.5万の共重合体を得た。この
共重合体100重量部にp−トルエンスルホン酸3重量
部を混合し160℃で5分間ロール混練してp−トルエ
ンスルホン酸混合の共重合体(B)を得た。
【0045】上記共重合体(A)70重量部とp−トル
エンスルホン酸混合の共重合体(B)30重量部に、カ
ーボンブラック(ダイヤブラックSH:三菱化成社製)5
重量部を混合し160℃で5分間ロール混練し冷却後粗
粉砕し、さらにジェットミルで平均粒度11μm に微粉
砕し、これに疎水性シリカ微粉末0.5重量部を混合し
てトナーを製造した。以後は実施例1と同様に行った。
【0046】その結果、耐ブロッキング性は良好であっ
た。また、定着温度範囲は160〜205℃で広い温度
範囲で良好な定着が可能であった。また、クリーニング
ローラーの汚れは評価2で良好であった。
【0047】実施例5 スチレン70重量部、メタクリル酸メチル15重量部、
アクリル酸n−ブチル15重量部を共重合させ、ガラス
転移温度61℃、重量平均分子量13.0万の共重合体
を得た。
【0048】この共重合体100重量部にカーボンブラ
ック(ダイヤブラックSH:三菱化成社製)5重量部と実
施例1で製造したトナー30重量部を混合し160℃で
5分間ロール混練し冷却後粗粉砕し、さらにジェットミ
ルで平均粒度11μm に微粉砕し、これに疎水性シリカ
微粉末0.5重量部を混合してトナーを製造した。以後
は実施例1と同様に行った。
【0049】その結果、耐ブロッキング性は良好であっ
た。また、定着温度範囲は160〜205℃で広い温度
範囲で良好な定着が可能であった。また、クリーニング
ローラーの汚れは評価2で良好であった。
【0050】実施例6 スチレン75重量部、メタクリル酸メチル10重量部、
アクリル酸n−ブチル10重量部、琥珀酸モノアクリロ
イルオキシエチル5重量部を共重合させて共重合体を得
た。この共重合体100重量部と酸化マグネシウム0.
5重量部をトルエン還流下で2時間攪拌して反応させた
後トルエンを除去して、ガラス転移温度63℃、重量平
均分子量21.0万の金属イオン架橋の共重合体を得
た。
【0051】この金属イオン架橋の共重合体100重量
部に、p−トルエンスルホン酸2重量部とカーボンブラ
ック(ダイヤブラックSH:三菱化成社製)5重量部とを
混合し160℃で5分間ロール混練し冷却後粗粉砕し、
さらにジェットミルで平均粒度11μm に微粉砕し、こ
れに疎水性シリカ微粉末0.5重量部を混合してトナー
を製造した。以後は実施例1と同様に行った。
【0052】その結果、耐ブロッキング性は良好であっ
た。定着温度範囲は160〜215℃で広い温度範囲で
良好な定着が可能であった。クリーニングローラーの汚
れは評価2であった。
【0053】実施例7 スチレン76重量部、アクリル酸2−エチルヘキシル1
5重量部、アクリル酸ル酸9重量部を共重合させて共重
合体を得た。この共重合体100重量部と酸化亜鉛0.
8重量部をトルエン還流下で2時間攪拌して反応させた
後トルエンを除去して、ガラス転移温度64℃、重量平
均分子量18.5万の金属イオン架橋の共重合体を得
た。
【0054】この金属イオン架橋の共重合体100重量
部に、カーボンブラック(ダイヤブラックSH:三菱化成
社製)5重量部を混合し160℃で5分間ロール混練し
冷却後粗粉砕し、さらにジェットミルで平均粒度11μ
m に微粉砕してトナーを得た。さらに、このトナー10
0重量部に、ナフタリンスルホン酸0.2重量部と疎水
性シリカ微粉末0.5重量部を混合してトナーを製造し
た。以後は実施例1同様に行った。
【0055】その結果、耐ブロッキング性は良好であっ
た。また、定着温度範囲は165〜210℃で広い温度
範囲で良好な定着が可能であった。また、クリーニング
ローラーの汚れは評価2で良好であった。
【0056】実施例8 スチレン80重量部、アクリル酸n−ブチル18重量
部、琥珀酸モノメタクリロイルオキシエチル2重量部を
共重合させて共重合体を得た。この共重合体100重量
部と酢酸マグネシウム1重量部をトルエン還流下で2時
間攪拌して反応させた後トルエンを除去して、ガラス転
移温度62℃、重量平均分子量8.0万の金属イオン架
橋の共重合体を得た。
【0057】この金属イオン架橋の共重合体100重量
部に、p−トルエンスルホン酸8重量部とカーボンブラ
ック(ダイヤブラックSH:三菱化成社製)5重量部とを
混合し160℃で5分間ロール混練し冷却後粗粉砕し、
さらにジェットミルで平均粒度11μm に微粉砕し、こ
れに疎水性シリカ微粉末0.5重量部を混合してトナー
を製造した。以後は実施例1と同様に行った。
【0058】その結果、耐ブロッキング性は良好であっ
た。定着温度範囲は160〜210℃で広い温度範囲で
良好な定着が可能であった。クリーニングローラーの汚
れは評価2であった。
【0059】実施例9 スチレン80重量部、アクリル酸n−ブチル16重量
部、メタクリル酸4重量部を共重合させて共重合体を得
た。この共重合体100重量部と酸化亜鉛0.6重量部
をトルエン還流下で2時間攪拌して反応させた後トルエ
ンを除去して、ガラス転移温度63℃、重量平均分子量
13.0万の金属イオン架橋の共重合体(C)を得た。
【0060】別に、スチレン75重量部、アクリル酸n
−ブチル25重量部を共重合させて、ガラス転移温度5
8℃、重量平均分子量6.0万の共重合体を得た。この
共重合体100重量部に、p−トルエンスルホン酸5重
量部を混合し160℃で5分間ロール混練してp−トル
エンスルホン酸混合の共重合体(D)を得た。
【0061】上記共重合体(C)80重量部とp−トル
エンスルホン酸混合の共重合体(D)20重量部に、カ
ーボンブラック(ダイヤブラックSH:三菱化成社製)5
重量部を混合し160℃で5分間ロール混練し冷却後粗
粉砕し、さらにジェットミルで平均粒度11μm に微粉
砕し、これに疎水性シリカ微粉末0.5重量部を混合し
てトナーを製造した。以後は実施例1と同様に行った。
【0062】その結果、耐ブロッキング性は良好であっ
た。また、定着温度範囲は160〜210℃で広い温度
範囲で良好な定着が可能であった。また、クリーニング
ローラーの汚れは評価2で良好であった。
【0063】実施例10 スチレン70重量部、メタクリル酸n−ブチル10重量
部、アクリル酸n−ブチル20重量部を共重合させ、ガ
ラス転移温度61℃、重量平均分子量14.5万の共重
合体を得た。
【0064】この共重合体100重量部に、カーボンブ
ラック(ダイヤブラックSH:三菱化成社製)5重量部と
実施例6で製造したトナー20重量部を混合し160℃
で5分間ロール混練し冷却後粗粉砕し、さらにジェット
ミルで平均粒度11μm に微粉砕し、これに疎水性シリ
カ微粉末0.5重量部を混合してトナーを製造した。以
後は実施例1と同様に行った。
【0065】その結果、耐ブロッキング性は良好であっ
た。また、定着温度範囲は160〜210℃で広い温度
範囲で良好な定着が可能であった。また、クリーニング
ローラーの汚れは評価2で良好であった。
【0066】比較例1 実施例5において、実施例1で製造したトナー30重量
部を混合しないこと以外は、実施例5と同様に行った。
【0067】この場合、耐ブロッキング性は良好であっ
た。しかし、定着温度範囲は160〜185℃で実施例
5に比べて狭く、またクリーニングローラーの汚れは評
価5で、実施例5のトナーよりも劣る。
【0068】比較例2 実施例1において、p−トルエンスルホン酸1重量部を
混合しないこと以外は、実施例1と同様に行った。
【0069】この場合、耐ブロッキング性は良好であっ
た。しかし、定着温度範囲は165〜190℃で実施例
1に比べて狭く、またクリーニングローラーの汚れは評
価5で、実施例1のトナーよりも劣る。
【0070】比較例3 実施例2において、160℃で5分間のロール混練条件
を180で15分間に変更したこ以外は、実施例2と同
様に行った。なお、ロール混練後のトナーは、ガラス転
移温度68℃、重量平均分子量33.5万であり、ロー
ル混練前に比べかなり高くなっており、共重合体はp−
トルエンスルホン酸の作用により実質的に改質されてい
ることを確認した。
【0071】この場合、耐ブロッキング性は良好で、ま
たクリーニングローラーの汚れは評価2で良好であっ
た。しかし、定着温度範囲は175〜215℃で実施例
2に比べて狭く、しかも定着温度が高く、実施例2のト
ナーよりも劣る。
【0072】比較例4 実施例10において、実施例6で製造したトナー20重
量部を混合しないこと以外は、実施例10と同様に行っ
た。
【0073】この場合、耐ブロッキング性は良好であっ
た。しかし、定着温度範囲は160〜185℃で実施例
10に比べて狭く、またクリーニングローラーの汚れは
評価5で、実施例10のトナーよりも劣る。
【0074】比較例5 実施例6において、p−トルエンスルホン酸2重量部を
混合しないこと以外は、実施例6と同様に行った。
【0075】この場合、耐ブロッキング性は良好であっ
た。しかし、定着温度範囲は170〜200℃で実施例
6に比べて狭く、またクリーニングローラーの汚れは評
価5で、実施例6のトナーよりも劣る。
【0076】比較例6 実施例8において、160℃で5分間のロール混練条件
を180で15分間に変更したこ以外は、実施例8と同
様に行った。なお、ロール混練後のトナーは、ガラス転
移温度68℃、重量平均分子量30.5万であり、ロー
ル混練前に比べかなり高くなっており、共重合体はp−
トルエンスルホン酸の作用により実質的に改質されてい
ることを確認した。
【0077】この場合、耐ブロッキング性は良好で、ま
たクリーニングローラーの汚れは評価2で良好であっ
た。しかし、定着温度範囲は180〜225℃で実施例
8に比べて狭く、しかも定着温度が高く、実施例8のト
ナーよりも劣る。
【0078】
【発明の効果】上述の通り、本発明のトナー用樹脂組成
物及びトナーは、スチレン系単量体及び/又は(メタ)
アクリル酸エステル系単量体と酸基を有するビニル系単
量体との共重合体に有機スルホン酸化合物を混合してな
る樹脂が含有されており、それにより広い定着温度範囲
での耐オフセット性に優れ、クリーニングローラー汚れ
を大幅に改善し、しかも良好な定着性及び耐ブロッキン
グ性を有する。また、定着温度も比較的低温にすること
ができる。
【0079】したがって、本発明のトナー用樹脂組成物
及びトナーは、低速から高速に亘る加熱ローラー定着方
式の電子写真複写機に好適に使用され得る。また、トナ
ー用添加剤としても使用され得る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン系単量体及び/又は(メタ) ア
    クリル酸エステル系単量体と酸基を有するビニル系単量
    体との共重合体に有機スルホン酸化合物を混合してなる
    樹脂が含有されていることを特徴とするトナー用樹脂組
    成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトナー用樹脂組成物が含
    有されていることを特徴とするトナー。
JP4001527A 1992-01-08 1992-01-08 トナー用樹脂組成物及びトナー Pending JPH05188639A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4001527A JPH05188639A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 トナー用樹脂組成物及びトナー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4001527A JPH05188639A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 トナー用樹脂組成物及びトナー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05188639A true JPH05188639A (ja) 1993-07-30

Family

ID=11503990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4001527A Pending JPH05188639A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 トナー用樹脂組成物及びトナー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05188639A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5364724A (en) Toner and developer compositions with compatibilizer
US5368970A (en) Toner compositions with compatibilizer
JP2623684B2 (ja) トナー
EP0412712B1 (en) A resin composition for toners and a toner containing the same
US5262265A (en) Resin composition for toners and a toner containing the same
JP2992755B2 (ja) 静電荷像現像用トナー
JPH0549109B2 (ja)
JP2578218B2 (ja) トナー用樹脂組成物及びトナー
JP2770991B2 (ja) トナー用樹脂組成物及びトナー
JP2510291B2 (ja) トナ―用樹脂組成物及びトナ―
JP2780173B2 (ja) トナー
JP2697953B2 (ja) トナー用樹脂組成物及びトナー
JPH0363662A (ja) トナー用樹脂組成物及びトナー
JPH05173363A (ja) トナー用バインダーレジン
JPH05188639A (ja) トナー用樹脂組成物及びトナー
JPH09244295A (ja) トナー用樹脂組成物及びトナー
JP2634307B2 (ja) トナー用樹脂組成物及びトナー
JPH0695427A (ja) トナー用樹脂組成物及びトナー
JP2578230B2 (ja) トナー用樹脂組成物及びトナー
JP2559508B2 (ja) トナー用樹脂組成物及びトナー
JP2634308B2 (ja) トナー用樹脂組成物及びトナー
JP2986202B2 (ja) トナー用樹脂組成物及びトナー
JP2635441B2 (ja) トナー用樹脂組成物及びトナー
JPH05289397A (ja) トナー用樹脂組成物、トナー及びトナー用樹脂組成物の製造方法
JP3021178B2 (ja) 静電荷像現像用トナ−