JPH0518950A - アフイニテイクロマトグラフイー用吸着担体 - Google Patents
アフイニテイクロマトグラフイー用吸着担体Info
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- JPH0518950A JPH0518950A JP3194734A JP19473491A JPH0518950A JP H0518950 A JPH0518950 A JP H0518950A JP 3194734 A JP3194734 A JP 3194734A JP 19473491 A JP19473491 A JP 19473491A JP H0518950 A JPH0518950 A JP H0518950A
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- JP
- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】支持体単位量当りの吸着能及び分離能が優れた
アフィニティクロマトグラフィー用吸着担体を提供す
る。 【構成】反応性の高いアミノ基、カルボキシル基、ある
いは酸無水物などの官能基を有する結合基を介して水に
不溶性の支持体にリガンドを固定化させたアフィニティ
クロマトグラフィー用吸着担体。 【効果】本発明のアフィニティクロマトグラフィー用吸
着担体は反応性の高い官能基を有する結合基を介するこ
とによって、支持体に、従来の吸着担体に比べて数倍か
ら数十倍量のリガンドを固定化することが可能になっ
た。更に等量のリガンドを有する吸着担体に関しても、
本発明の吸着担体は、従来の吸着担体に比べ優れた分離
能を有していた。
アフィニティクロマトグラフィー用吸着担体を提供す
る。 【構成】反応性の高いアミノ基、カルボキシル基、ある
いは酸無水物などの官能基を有する結合基を介して水に
不溶性の支持体にリガンドを固定化させたアフィニティ
クロマトグラフィー用吸着担体。 【効果】本発明のアフィニティクロマトグラフィー用吸
着担体は反応性の高い官能基を有する結合基を介するこ
とによって、支持体に、従来の吸着担体に比べて数倍か
ら数十倍量のリガンドを固定化することが可能になっ
た。更に等量のリガンドを有する吸着担体に関しても、
本発明の吸着担体は、従来の吸着担体に比べ優れた分離
能を有していた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リガンドが高濃度にま
た効率的に固定化されたアフィニティクロマトグラフィ
ー用吸着担体に関する。
た効率的に固定化されたアフィニティクロマトグラフィ
ー用吸着担体に関する。
【0002】
【従来の技術】クロマトグラフィー技術の一つであるア
フィニティクロマトグラフィーは、互いに特異的に相互
作用を及ぼし合う物質対の親和性を利用して分離精製を
行うものであり、例えば生体物質をその生物学的特性を
発揮する分子上のある特定の化学構造を識別して精製す
る場合などに有効である。アフィニティクロマトグラフ
ィー用吸着担体(アフィニティゲル)は、水に不溶性の
支持体に結合基(スペーサー)を結合させて活性支持体
とし、さらにスペーサーにリガンドを結合させたもので
あり、このリガンドと互いに相互作用を及ぼし合う物質
の組合せを選択して吸着操作を行う。前記アフィニティ
クロマトグラフィー用吸着担体の主構成成分である活性
支持体に望まれる性質としては、非特異的吸着が少ない
こと、リガンドの結合が容易であり固定化可能容量が大
きいこと、化学的に安定でpH域、塩濃度、温度の広範な
条件下で充分安定であり体積変化が少ないこと、充分な
機械的強度と安定性を有し流動特性が良いこと及び生物
学的汚染に耐えることなどが挙げられる。
フィニティクロマトグラフィーは、互いに特異的に相互
作用を及ぼし合う物質対の親和性を利用して分離精製を
行うものであり、例えば生体物質をその生物学的特性を
発揮する分子上のある特定の化学構造を識別して精製す
る場合などに有効である。アフィニティクロマトグラフ
ィー用吸着担体(アフィニティゲル)は、水に不溶性の
支持体に結合基(スペーサー)を結合させて活性支持体
とし、さらにスペーサーにリガンドを結合させたもので
あり、このリガンドと互いに相互作用を及ぼし合う物質
の組合せを選択して吸着操作を行う。前記アフィニティ
クロマトグラフィー用吸着担体の主構成成分である活性
支持体に望まれる性質としては、非特異的吸着が少ない
こと、リガンドの結合が容易であり固定化可能容量が大
きいこと、化学的に安定でpH域、塩濃度、温度の広範な
条件下で充分安定であり体積変化が少ないこと、充分な
機械的強度と安定性を有し流動特性が良いこと及び生物
学的汚染に耐えることなどが挙げられる。
【0003】上記性質を満たすべく、従来よりアフィニ
ティクロマトグラフィー用吸着担体は様々な支持体が工
夫されており、例えばセルロース、デキストラン、ポリ
アクリルアミド、アガロース等からなるソフトビーズ及
び、シリカゲル、合成高分子等のハードビーズなどが挙
げられる。
ティクロマトグラフィー用吸着担体は様々な支持体が工
夫されており、例えばセルロース、デキストラン、ポリ
アクリルアミド、アガロース等からなるソフトビーズ及
び、シリカゲル、合成高分子等のハードビーズなどが挙
げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように支
持体の多様化をはかることにより活性支持体の性能向上
が試みられてきたが、特に固定化可能容量の大きさに関
してはいずれのビーズに於いてもほぼ一定の水準にとど
まり、上記一連のビーズの充分な性能発揮を妨げる大き
な要因となっているのは否めない。したがって、さらな
る性能アップを図るためにはリガンドの固定化量を大幅
に増加させることが必要とされている。またリガンドの
固定化に伴う立体障害によって引き起こされる性能の低
下を避けることも必要である。このように支持体単位量
当りのリガンド固定化量の増加、固定化方法の改良を行
うことにより、分離能、吸着能の向上及びこれに伴った
吸着担体量減少による様々な経済的有利性等が期待され
ている。本発明の目的は、従来のアフィニティクロマト
グラフィー用吸着担体の欠点を克服して、リガンドの固
定化可能容量が大きく、また固定化に伴う立体障害によ
る性能低下が改善されたアフィニティクロマトグラフィ
ー用吸着担体を提供することである。
持体の多様化をはかることにより活性支持体の性能向上
が試みられてきたが、特に固定化可能容量の大きさに関
してはいずれのビーズに於いてもほぼ一定の水準にとど
まり、上記一連のビーズの充分な性能発揮を妨げる大き
な要因となっているのは否めない。したがって、さらな
る性能アップを図るためにはリガンドの固定化量を大幅
に増加させることが必要とされている。またリガンドの
固定化に伴う立体障害によって引き起こされる性能の低
下を避けることも必要である。このように支持体単位量
当りのリガンド固定化量の増加、固定化方法の改良を行
うことにより、分離能、吸着能の向上及びこれに伴った
吸着担体量減少による様々な経済的有利性等が期待され
ている。本発明の目的は、従来のアフィニティクロマト
グラフィー用吸着担体の欠点を克服して、リガンドの固
定化可能容量が大きく、また固定化に伴う立体障害によ
る性能低下が改善されたアフィニティクロマトグラフィ
ー用吸着担体を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記欠点を
克服する方法について種々研究した結果、反応性の高い
官能基を多数有する結合基を水に不溶性の支持体に結合
させることによって活性支持体とし、前記結合基を介し
てリガンドを固定化させることにより、リガンドの固定
化量を大幅に増加させ、なおかつアフィニティ吸着の際
立体障害により引き起こされるリガンドの性能の低下を
避けることを可能にし本発明をなすに至った。本発明
は、アミノ基、カルボキシル基、酸無水物から選ばれる
少なくとも1つの官能基を有する結合基を介して、水に
不溶性の支持体にリガンドが共有結合により効率的に固
定化されたアフィニティクロマトグラフィー用吸着担体
にある。
克服する方法について種々研究した結果、反応性の高い
官能基を多数有する結合基を水に不溶性の支持体に結合
させることによって活性支持体とし、前記結合基を介し
てリガンドを固定化させることにより、リガンドの固定
化量を大幅に増加させ、なおかつアフィニティ吸着の際
立体障害により引き起こされるリガンドの性能の低下を
避けることを可能にし本発明をなすに至った。本発明
は、アミノ基、カルボキシル基、酸無水物から選ばれる
少なくとも1つの官能基を有する結合基を介して、水に
不溶性の支持体にリガンドが共有結合により効率的に固
定化されたアフィニティクロマトグラフィー用吸着担体
にある。
【0006】本発明に用いられる支持体としては、水に
不溶性でありポーラスまたはノンポーラスのいずれであ
ってもよく、セルロース、アガロース、デキストラン等
の多糖体及びポリアクリルアミドのようないわゆるソフ
トビーズあるいはシリカゲル、スチレン系重合体、ビニ
ルアルコール系重合体またはメタクリレート系重合体な
どのような合成高分子ビーズ等があげられるが、高速液
体クロマトグラフィー(HPLC)として用いる際にはシリ
カゲルまたは合成高分子ビーズのようなハードビーズが
望ましい。粒径は特に制限はないが用途により3〜300
μm のものが多く用いられる。
不溶性でありポーラスまたはノンポーラスのいずれであ
ってもよく、セルロース、アガロース、デキストラン等
の多糖体及びポリアクリルアミドのようないわゆるソフ
トビーズあるいはシリカゲル、スチレン系重合体、ビニ
ルアルコール系重合体またはメタクリレート系重合体な
どのような合成高分子ビーズ等があげられるが、高速液
体クロマトグラフィー(HPLC)として用いる際にはシリ
カゲルまたは合成高分子ビーズのようなハードビーズが
望ましい。粒径は特に制限はないが用途により3〜300
μm のものが多く用いられる。
【0007】本発明に用いられる結合基とは、反応性の
高い官能基を有する結合基であり(以下結合基(A)と
する)、これを用いることによって支持体にリガンドを
高濃度にまた効率的に固定化させることが可能になっ
た。
高い官能基を有する結合基であり(以下結合基(A)と
する)、これを用いることによって支持体にリガンドを
高濃度にまた効率的に固定化させることが可能になっ
た。
【0008】結合基(A)としては、固定化を目的とす
るリガンドと結合し得る反応性の高い官能基を有するも
のであればよく、他に特に制限はない。結合基(A)の
有する反応性の高い官能基としては、アミノ基、カルボ
キシル基、酸無水物が挙げられる。例えば多数のアミノ
基を有する結合基(A)としてはポリアスパラギン酸、
ポリグルタミン酸、ポリリジンのような塩基性ポリアミ
ノ酸、ポリビニルアミン、ポリアリルアミン、ポリエチ
レンイミンのようなポリアミン類などが挙げられる。カ
ルボキシル基を有する結合基(A)としてはポリグルタ
ミン酸、ポリアスパラギン酸、などの酸性ポリアミノ酸
等が挙げられる。酸無水物を有する結合基(A)として
は無水マレイン酸共重合体などが挙げられる。尚、ここ
で用いられる無水マレイン酸共重合体は無水マレイン酸
とそれと重合しうるビニルモノマー、たとえば、メチル
ビニルエーテル、エチルビニルエーテル、ブチルビニル
エーテル、イソブチルビニルエーテル、スチレン、など
との共重合体を例示することができる。本共重合体に、
エチレンジアミン、トリエチレンジアミン、フェニレン
ジアミン等のジアミン類を反応させて上記のアミノ基を
有する結合基を得ることもできる。また、適当な条件下
で加水分解することにより、カルボキシル基を有する結
合基を得ることもできる。結合基(A)の長さとしては
特に制限はないが、結合させるリガンドの大きさに応じ
た立体障害を除去し、さらにリガンドを高濃度に担持さ
せるため、原子数200 〜3000が望ましい。結合基(A)
に結合させる官能基の数は特に限定されないが、結合基
(A)1分子あたり3個以上が望ましい。
るリガンドと結合し得る反応性の高い官能基を有するも
のであればよく、他に特に制限はない。結合基(A)の
有する反応性の高い官能基としては、アミノ基、カルボ
キシル基、酸無水物が挙げられる。例えば多数のアミノ
基を有する結合基(A)としてはポリアスパラギン酸、
ポリグルタミン酸、ポリリジンのような塩基性ポリアミ
ノ酸、ポリビニルアミン、ポリアリルアミン、ポリエチ
レンイミンのようなポリアミン類などが挙げられる。カ
ルボキシル基を有する結合基(A)としてはポリグルタ
ミン酸、ポリアスパラギン酸、などの酸性ポリアミノ酸
等が挙げられる。酸無水物を有する結合基(A)として
は無水マレイン酸共重合体などが挙げられる。尚、ここ
で用いられる無水マレイン酸共重合体は無水マレイン酸
とそれと重合しうるビニルモノマー、たとえば、メチル
ビニルエーテル、エチルビニルエーテル、ブチルビニル
エーテル、イソブチルビニルエーテル、スチレン、など
との共重合体を例示することができる。本共重合体に、
エチレンジアミン、トリエチレンジアミン、フェニレン
ジアミン等のジアミン類を反応させて上記のアミノ基を
有する結合基を得ることもできる。また、適当な条件下
で加水分解することにより、カルボキシル基を有する結
合基を得ることもできる。結合基(A)の長さとしては
特に制限はないが、結合させるリガンドの大きさに応じ
た立体障害を除去し、さらにリガンドを高濃度に担持さ
せるため、原子数200 〜3000が望ましい。結合基(A)
に結合させる官能基の数は特に限定されないが、結合基
(A)1分子あたり3個以上が望ましい。
【0009】結合基(A)を支持体に結合させるに際し
ては、支持体が有する水酸基等の結合基導入基に直接反
応させる方法(合成法1)と、従来のアフィニティクロ
マトグラフィー用吸着担体に用いられてきた二官能性結
合基(以下結合基(B)とする)をまず支持体に結合さ
せた後結合基(B)に結合基(A)を結合させる方法
(合成法2)がある。前記合成法1は本願出願人の出願
特許(特開昭62−153750号、特開昭62−15
3754号参照)に記載された方法を用いて行なうこと
が出来る。
ては、支持体が有する水酸基等の結合基導入基に直接反
応させる方法(合成法1)と、従来のアフィニティクロ
マトグラフィー用吸着担体に用いられてきた二官能性結
合基(以下結合基(B)とする)をまず支持体に結合さ
せた後結合基(B)に結合基(A)を結合させる方法
(合成法2)がある。前記合成法1は本願出願人の出願
特許(特開昭62−153750号、特開昭62−15
3754号参照)に記載された方法を用いて行なうこと
が出来る。
【0010】前記合成法2について以下に説明する。ま
ず結合基(B)としては、支持体および結合基(A)と
それぞれ結合可能な官能基を有するものであればよい。
たとえば、結合基(B)が有する官能基としてはエポキ
シ基、ハロゲン原子、アミノ基、ヒドラジノ基、カルボ
キシル基、ホルミル基等が例示される。これらの官能基
を有する結合基(B)の支持体への導入は、適当な溶媒
の存在下で本願出願人の出願特許に記載の方法(特開昭
62−153750号、特開昭62−153754号参
照)を用いて容易に行うことができる。例えばエポキシ
基あるいはハロゲン原子を有する結合基(B)として
は、エピクロルヒドリンのようなエピハロヒドリン類、
1,4-ブタンジオールジグリシジルエーテルのようなジグ
リシジルエーテル類、1,7-オクタジエンジエポキシドの
ようなジエポキシド類等があげられるが、これらは支持
体上の水酸基とアルカリ条件下で速やかに反応しエポキ
シ変性支持体あるいはハロゲン変性支持体を与える。ま
た、得られたエポキシ変性支持体は、アンモニア、ヒド
ラジン、あるいはプロパンジアミンのようなジアミノア
ルカン類等と反応させることによりアミノ基あるいはヒ
ドラジノ基を有するアミノ変性支持体あるいはヒドラジ
ノ変性支持体を、またアミノ酪酸のようなアミノカルボ
ン酸類と反応させることでカルボキシル変性支持体を、
また、エポキシ基を加水分解し過ヨウ素酸酸化を行うこ
とでホルミル変性支持体を与える。また、アミノ変性支
持体は、無水コハク酸のような酸無水物と反応させるこ
とによりカルボキシル変性支持体とすることもできる。
なお、結合基(B)の長さとしては、特に制限はない
が、原子数3 〜30が望ましい。
ず結合基(B)としては、支持体および結合基(A)と
それぞれ結合可能な官能基を有するものであればよい。
たとえば、結合基(B)が有する官能基としてはエポキ
シ基、ハロゲン原子、アミノ基、ヒドラジノ基、カルボ
キシル基、ホルミル基等が例示される。これらの官能基
を有する結合基(B)の支持体への導入は、適当な溶媒
の存在下で本願出願人の出願特許に記載の方法(特開昭
62−153750号、特開昭62−153754号参
照)を用いて容易に行うことができる。例えばエポキシ
基あるいはハロゲン原子を有する結合基(B)として
は、エピクロルヒドリンのようなエピハロヒドリン類、
1,4-ブタンジオールジグリシジルエーテルのようなジグ
リシジルエーテル類、1,7-オクタジエンジエポキシドの
ようなジエポキシド類等があげられるが、これらは支持
体上の水酸基とアルカリ条件下で速やかに反応しエポキ
シ変性支持体あるいはハロゲン変性支持体を与える。ま
た、得られたエポキシ変性支持体は、アンモニア、ヒド
ラジン、あるいはプロパンジアミンのようなジアミノア
ルカン類等と反応させることによりアミノ基あるいはヒ
ドラジノ基を有するアミノ変性支持体あるいはヒドラジ
ノ変性支持体を、またアミノ酪酸のようなアミノカルボ
ン酸類と反応させることでカルボキシル変性支持体を、
また、エポキシ基を加水分解し過ヨウ素酸酸化を行うこ
とでホルミル変性支持体を与える。また、アミノ変性支
持体は、無水コハク酸のような酸無水物と反応させるこ
とによりカルボキシル変性支持体とすることもできる。
なお、結合基(B)の長さとしては、特に制限はない
が、原子数3 〜30が望ましい。
【0011】これらの官能基を有する支持体に結合基
(A)を結合させるに際しては、結合基(A)及び
(B)が有する官能基に応じて、必要であれば、適宜触
媒や反応試薬等を用いて適当な溶媒下で行うことができ
る。例えば触媒としては、塩酸や炭酸ナトリウムまたは
炭酸水素ナトリウムなどの酸、アルカリが主としてエポ
キシ基を介した結合の場合に用いられ、また、例えば反
応試薬としては、N-ヒドロキシコハク酸イミド、ジシク
ロヘキシルカルボジイミド、1-エチル-3-(3-ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミドまたはカルボニルジイミ
ダゾールのような縮合剤がカルボキシル基またはアミノ
基を介した結合の場合に、また水素化シアノホウ素ナト
リウムのような還元剤がホルミル基を介した結合の場合
に用いられる等々を例示することができる。また、溶媒
としては、通常水が用いられるが必要に応じてリン酸や
酢酸緩衝液として用いることもでき、また塩化ナトリウ
ムなどの無機塩類を添加して用いることも可能である。
ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド、等の有機溶媒を用いても良い。
(A)を結合させるに際しては、結合基(A)及び
(B)が有する官能基に応じて、必要であれば、適宜触
媒や反応試薬等を用いて適当な溶媒下で行うことができ
る。例えば触媒としては、塩酸や炭酸ナトリウムまたは
炭酸水素ナトリウムなどの酸、アルカリが主としてエポ
キシ基を介した結合の場合に用いられ、また、例えば反
応試薬としては、N-ヒドロキシコハク酸イミド、ジシク
ロヘキシルカルボジイミド、1-エチル-3-(3-ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミドまたはカルボニルジイミ
ダゾールのような縮合剤がカルボキシル基またはアミノ
基を介した結合の場合に、また水素化シアノホウ素ナト
リウムのような還元剤がホルミル基を介した結合の場合
に用いられる等々を例示することができる。また、溶媒
としては、通常水が用いられるが必要に応じてリン酸や
酢酸緩衝液として用いることもでき、また塩化ナトリウ
ムなどの無機塩類を添加して用いることも可能である。
ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド、等の有機溶媒を用いても良い。
【0012】以上のようにして、支持体−結合基(A)
あるいは支持体−結合基(B)−結合基(A)から構成
される活性支持体が調整される。支持体と結合基(A)
との間に結合基(B)を介在させるかどうかは、使用す
る支持体と結合基(A)の有する官能基や反応性によっ
て適宜選択される。また結合基(A)に結合させるリガ
ンドの立体障害を除去する目的で、支持体とリガンドの
間の長さを調節する必要のある場合に、結合基(B)を
用いて調節することも可能である。本発明に用いられる
リガンドについては特に制限はないが、アラニン、セリ
ン、ヒスチジン、アルギニンパラニトロアニリド、イソ
ロイシルプロピルアルギニルパラニトロアニリドなどの
アミノ酸、ペプチド及びその誘導体、ω−アミノカプリ
ル酸、ε−アミノカプロン酸等のアミノカルボン酸、グ
ルコサミン、ガラクトサミン等のアミノ糖及びヒスタミ
ンなどをはじめとする合成または天然のアミノ化合物、
ホルモン、レセプター、抗体、抗原、コンカナバリンA
などのレクチン、酵素、酵素阻害剤などのようなタンパ
ク質、ウシ血清アルブミンなどの血漿タンパク質、糖タ
ンパク質、糖脂質、あるいはオリゴアデニル酸、ポリウ
リジル酸などの核酸等を例示することが出来る。
あるいは支持体−結合基(B)−結合基(A)から構成
される活性支持体が調整される。支持体と結合基(A)
との間に結合基(B)を介在させるかどうかは、使用す
る支持体と結合基(A)の有する官能基や反応性によっ
て適宜選択される。また結合基(A)に結合させるリガ
ンドの立体障害を除去する目的で、支持体とリガンドの
間の長さを調節する必要のある場合に、結合基(B)を
用いて調節することも可能である。本発明に用いられる
リガンドについては特に制限はないが、アラニン、セリ
ン、ヒスチジン、アルギニンパラニトロアニリド、イソ
ロイシルプロピルアルギニルパラニトロアニリドなどの
アミノ酸、ペプチド及びその誘導体、ω−アミノカプリ
ル酸、ε−アミノカプロン酸等のアミノカルボン酸、グ
ルコサミン、ガラクトサミン等のアミノ糖及びヒスタミ
ンなどをはじめとする合成または天然のアミノ化合物、
ホルモン、レセプター、抗体、抗原、コンカナバリンA
などのレクチン、酵素、酵素阻害剤などのようなタンパ
ク質、ウシ血清アルブミンなどの血漿タンパク質、糖タ
ンパク質、糖脂質、あるいはオリゴアデニル酸、ポリウ
リジル酸などの核酸等を例示することが出来る。
【0013】前記活性支持体の結合基(A)にリガンド
を共有結合させるに際しては、必ずしも制限はないが、
結合基(B)に結合基(A)を結合させると同様、結合
基が有する官能基に応じて必要であれば、適宜触媒や反
応試薬などを用いて適当な溶媒下で行うことが出来る。
リガンドとの反応条件については必ずしも制限はないが
一般に次のような範囲で行うことが適当である。結合基
(A)を結合させた活性支持体とリガンドの反応温度は
0 ℃〜80℃の範囲で行ない好ましくは4 ℃〜60℃であ
る。反応時間は1 〜72時間で行ない好ましくは2 〜12時
間である。反応後の後処理についても特別な条件はな
く、ろ別、洗浄等通常行われている方法にて適宜実施さ
れる。
を共有結合させるに際しては、必ずしも制限はないが、
結合基(B)に結合基(A)を結合させると同様、結合
基が有する官能基に応じて必要であれば、適宜触媒や反
応試薬などを用いて適当な溶媒下で行うことが出来る。
リガンドとの反応条件については必ずしも制限はないが
一般に次のような範囲で行うことが適当である。結合基
(A)を結合させた活性支持体とリガンドの反応温度は
0 ℃〜80℃の範囲で行ない好ましくは4 ℃〜60℃であ
る。反応時間は1 〜72時間で行ない好ましくは2 〜12時
間である。反応後の後処理についても特別な条件はな
く、ろ別、洗浄等通常行われている方法にて適宜実施さ
れる。
【0014】本発明のアフィニティクロマトグラフィー
用吸着担体を用いてアフィニティクロマトグラフィーを
行うに際しては通常、吸着担体を中空管に充填して行わ
れるが、このとき充填する中空管の材質は、一般的には
ガラス製、ステンレス製、テフロン製、またはポリエー
テルエーテルケトンなどの合成高分子製、ステンレスの
内壁をテフロンで被覆したもの等が用いられる。中空管
のサイズは、目的に応じて適宜決めればよく特に制限は
ない。本吸着担体の中空管への充填方法は、常法に従っ
て行われ特に制限はない。また、充填率も適宜選択する
ことができる。
用吸着担体を用いてアフィニティクロマトグラフィーを
行うに際しては通常、吸着担体を中空管に充填して行わ
れるが、このとき充填する中空管の材質は、一般的には
ガラス製、ステンレス製、テフロン製、またはポリエー
テルエーテルケトンなどの合成高分子製、ステンレスの
内壁をテフロンで被覆したもの等が用いられる。中空管
のサイズは、目的に応じて適宜決めればよく特に制限は
ない。本吸着担体の中空管への充填方法は、常法に従っ
て行われ特に制限はない。また、充填率も適宜選択する
ことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明について代表的な例を示しさら
に具体的に説明する。なお、これらは説明のための単な
る例示であって本発明はこれらに何ら制限されるもので
ないことはいうまでもない。
に具体的に説明する。なお、これらは説明のための単な
る例示であって本発明はこれらに何ら制限されるもので
ないことはいうまでもない。
【0016】実施例1 グリシジルメタクリレートとエチレングリコールジメタ
クリレート共重合体のグリシジル基を加水分解して得ら
れた水酸基変性ビーズに、1,4-ブタンジオールジグリシ
ジルエーテルでエポキシ基を導入した後、さらにγ−ア
ミノ酪酸でカルボキシル基を導入した。次いで、N-ヒド
ロキシコハク酸イミド(以下HOSuと称する)及びジシク
ロヘキシルカルボジイミド(以下DCC と称する)を用い
て、HOSu化ビーズを得た。得られたHOSu化ビーズ 1 gに
ポリグルタミン酸(以下poly-D-Gluと称する)100mg の
0.01N炭酸水素ナトリウム水溶液 4 ml を加え、室温で
3時間振とうした。次いでビーズをろ取し、1M塩化ナト
リウム水溶液及び水で洗浄した。こうして得られたpoly
-D-Glu固定化ビーズを乾燥させ、HOSu0.8g及びDCC1.8g
の無水ジオキサン溶液4ml を加え、室温で1.5 時間振と
うした後ビーズをろ取し、無水ジオキサン、メタノール
で素早く洗浄した。このビーズ1gにアルギニンパラニト
ロアニリド150mg (以下Arg-pNA と称する)の0.01N 炭
酸水素ナトリウム水溶液5 mlを加え、室温で4 時間振と
うした。次いでビーズをろ取し、1M塩化ナトリウム水溶
液及び水で洗浄した。本ビーズをトリプシン処理し、分
解生成したパラニトロアニリン(以下pNA と称する)を
定量することにより、本ビーズに固定化されたArg-pNA
は乾燥ビーズ1g当り約30μmol であることが確かめられ
た。
クリレート共重合体のグリシジル基を加水分解して得ら
れた水酸基変性ビーズに、1,4-ブタンジオールジグリシ
ジルエーテルでエポキシ基を導入した後、さらにγ−ア
ミノ酪酸でカルボキシル基を導入した。次いで、N-ヒド
ロキシコハク酸イミド(以下HOSuと称する)及びジシク
ロヘキシルカルボジイミド(以下DCC と称する)を用い
て、HOSu化ビーズを得た。得られたHOSu化ビーズ 1 gに
ポリグルタミン酸(以下poly-D-Gluと称する)100mg の
0.01N炭酸水素ナトリウム水溶液 4 ml を加え、室温で
3時間振とうした。次いでビーズをろ取し、1M塩化ナト
リウム水溶液及び水で洗浄した。こうして得られたpoly
-D-Glu固定化ビーズを乾燥させ、HOSu0.8g及びDCC1.8g
の無水ジオキサン溶液4ml を加え、室温で1.5 時間振と
うした後ビーズをろ取し、無水ジオキサン、メタノール
で素早く洗浄した。このビーズ1gにアルギニンパラニト
ロアニリド150mg (以下Arg-pNA と称する)の0.01N 炭
酸水素ナトリウム水溶液5 mlを加え、室温で4 時間振と
うした。次いでビーズをろ取し、1M塩化ナトリウム水溶
液及び水で洗浄した。本ビーズをトリプシン処理し、分
解生成したパラニトロアニリン(以下pNA と称する)を
定量することにより、本ビーズに固定化されたArg-pNA
は乾燥ビーズ1g当り約30μmol であることが確かめられ
た。
【0017】比較例1 実施例1と同様の方法で調製したHOSu化ビーズにpoly-D
-Gluを介さずにArg-pNA を固定化したところ乾燥ビーズ
1g当り約10μmol のArg-pNA が固定化されていることが
確かめられた。
-Gluを介さずにArg-pNA を固定化したところ乾燥ビーズ
1g当り約10μmol のArg-pNA が固定化されていることが
確かめられた。
【0018】実施例2 実施例1に於けるγ−アミノ酪酸の替わりにプロパンジ
アミンを用いてアミノ基を導入したビーズ1gに、無水マ
レイン酸メチルビニルエーテル共重合体(以下MAMEC と
称する)の3%アセトン溶液6ml を加え25℃で2時間振
とうさせ、次いでビーズをろ取しアセトンで洗浄後、MA
MEC 固定化ビーズを得た。このビーズにイソロイシルプ
ロリルアルギニルパラニトロアニリド(以下Ile-Pro-Ar
g-pNA と称する)100mg のジメチルスルホキシド溶液を
加え25℃で10時間振とうさせた。反応後のビーズをアセ
トンメタノール及び水で洗浄した後20mlの1Mトリス塩酸
緩衝液(pH8.5 )を加え1時間振とうし、Ile-Pro-Arg-
pNA 固定化ビーズを得た。得られたビーズをトリプシン
処理することにより、固定化されたIle-Pro-Arg-pNA 量
は乾燥ビーズ1g当り100 μmol であることが確かめられ
た。
アミンを用いてアミノ基を導入したビーズ1gに、無水マ
レイン酸メチルビニルエーテル共重合体(以下MAMEC と
称する)の3%アセトン溶液6ml を加え25℃で2時間振
とうさせ、次いでビーズをろ取しアセトンで洗浄後、MA
MEC 固定化ビーズを得た。このビーズにイソロイシルプ
ロリルアルギニルパラニトロアニリド(以下Ile-Pro-Ar
g-pNA と称する)100mg のジメチルスルホキシド溶液を
加え25℃で10時間振とうさせた。反応後のビーズをアセ
トンメタノール及び水で洗浄した後20mlの1Mトリス塩酸
緩衝液(pH8.5 )を加え1時間振とうし、Ile-Pro-Arg-
pNA 固定化ビーズを得た。得られたビーズをトリプシン
処理することにより、固定化されたIle-Pro-Arg-pNA 量
は乾燥ビーズ1g当り100 μmol であることが確かめられ
た。
【0019】比較例2 実施例1と同様の方法で調製したHOSu化ビーズにMAMEC
を介さずにIle-Pro-Arg-pNA を直接固定化したところ、
乾燥ビーズ1g当り約10μmol のIle-Pro-Arg-pNA が固
定化できたことが判った。
を介さずにIle-Pro-Arg-pNA を直接固定化したところ、
乾燥ビーズ1g当り約10μmol のIle-Pro-Arg-pNA が固
定化できたことが判った。
【0020】実施例3 実施例2に於けるMAMEC 固定化ビーズ1g に、ウシ血清
アルブミン(以下BSAと称する)200mg を含む0.1M酢酸
緩衝液(pH3.5 )5ml を加え、25℃で3 時間振とうさせ
た。反応前後に於けるBSA 反応混合溶液中のBSA の減少
量を高速液体クロマトグラフィーで定量することによ
り、固定化されたBSA 量は、乾燥ビーズ1g当り100mg で
あることが確かめられた。
アルブミン(以下BSAと称する)200mg を含む0.1M酢酸
緩衝液(pH3.5 )5ml を加え、25℃で3 時間振とうさせ
た。反応前後に於けるBSA 反応混合溶液中のBSA の減少
量を高速液体クロマトグラフィーで定量することによ
り、固定化されたBSA 量は、乾燥ビーズ1g当り100mg で
あることが確かめられた。
【0021】比較例3 実施例1に於けるHOSu化ビーズにMAMEC を介さずに直接
BSA を固定化したところ、乾燥ビーズ1g当り約10mgの
BSA が固定化できたことが判った。
BSA を固定化したところ、乾燥ビーズ1g当り約10mgの
BSA が固定化できたことが判った。
【0022】実施例4 実施例2に於けるMAMEC 固定化ビーズ1gに、プロティン
A(以下ProAと称する)250mg を含む0.1M酢酸緩衝液
(pH4.5 )7ml を加え、25℃で3時間振とうさせた。反
応前後に於ける反応混合溶液中のProAの減少量から、固
定化されたProA量は、乾燥ビーズ1g当り100mg である
ことが確かめられた。
A(以下ProAと称する)250mg を含む0.1M酢酸緩衝液
(pH4.5 )7ml を加え、25℃で3時間振とうさせた。反
応前後に於ける反応混合溶液中のProAの減少量から、固
定化されたProA量は、乾燥ビーズ1g当り100mg である
ことが確かめられた。
【0023】比較例4 実施例1に於けるHOSu化ビーズにMAMEC を介さずに直接
ProAを固定化したところ、乾燥ビーズ1g当り30mgのPr
oAが固定化できたことが判った。
ProAを固定化したところ、乾燥ビーズ1g当り30mgのPr
oAが固定化できたことが判った。
【0024】実施例5 実施例2に於けるMAMEC 化ビーズ1gに、0.1Nの水酸化ナ
トリウム水溶液20mlを加え、室温で4時間放置し、ビー
ズをろ取し、水及びメタノールで洗浄しカルボキシル変
性ビーズを得た。得られたビーズ1g を無水ジオキサン
で充分洗浄した後、HOSu0.8g及びDCC1.8g の無水ジオキ
サン溶液4ml を加えて30℃で2 時間振とうした。ビーズ
をろ取し無水ジオキサン20ml、メタノール6ml 、冷水3m
l で素早く洗浄し、HOSu化ビーズを得た。このビーズを
コンカナバリンA(以下ConAと称する)100mg 及びα−
メチル−マンノピラノシド60mgを含む1mM 塩化カルシウ
ム、1mM 塩化マンガン及び10mM炭酸緩衝液(pH8 )20ml
に加え室温で4 時間振とう後4 ℃で一夜放置した。ビー
ズをろ取し50mMトリス−塩酸緩衝液(pH8 )で洗浄した
後、1Mトリス−塩酸緩衝液(pH8.5 )5ml に加え室温で
1時間振とうした後ビーズをろ取した。更にこのビーズ
にα−メチル−マンノピラノシド30mgを含む0.1M燐酸緩
衝液(pH7.4 )10mlを加え、1 ℃で10分間振とうした
後、上記燐酸緩衝液の0.05% グルタルアルデヒド溶液20
mlを加え、1 ℃で10分間振とうした。次いで10mgの水素
化シアノホウ素ナトリウムを加え、1 ℃で30分間振とう
した。同様にして更に2 回にわたって水素化シアノホウ
素ナトリウムを加え振とうした後、50mMトリス−塩酸緩
衝液50ml、水50mlで洗浄し、1Mトリス−塩酸緩衝液(pH
8)50mlを加え、15分間振とうした。ビーズを水洗しCon
A固定化ビーズとした。反応前後に於ける反応混合溶液
中のConAの減少量から、固定化されたConAの量は、乾燥
ビーズ1gあたり45mgであることが確かめられた。
トリウム水溶液20mlを加え、室温で4時間放置し、ビー
ズをろ取し、水及びメタノールで洗浄しカルボキシル変
性ビーズを得た。得られたビーズ1g を無水ジオキサン
で充分洗浄した後、HOSu0.8g及びDCC1.8g の無水ジオキ
サン溶液4ml を加えて30℃で2 時間振とうした。ビーズ
をろ取し無水ジオキサン20ml、メタノール6ml 、冷水3m
l で素早く洗浄し、HOSu化ビーズを得た。このビーズを
コンカナバリンA(以下ConAと称する)100mg 及びα−
メチル−マンノピラノシド60mgを含む1mM 塩化カルシウ
ム、1mM 塩化マンガン及び10mM炭酸緩衝液(pH8 )20ml
に加え室温で4 時間振とう後4 ℃で一夜放置した。ビー
ズをろ取し50mMトリス−塩酸緩衝液(pH8 )で洗浄した
後、1Mトリス−塩酸緩衝液(pH8.5 )5ml に加え室温で
1時間振とうした後ビーズをろ取した。更にこのビーズ
にα−メチル−マンノピラノシド30mgを含む0.1M燐酸緩
衝液(pH7.4 )10mlを加え、1 ℃で10分間振とうした
後、上記燐酸緩衝液の0.05% グルタルアルデヒド溶液20
mlを加え、1 ℃で10分間振とうした。次いで10mgの水素
化シアノホウ素ナトリウムを加え、1 ℃で30分間振とう
した。同様にして更に2 回にわたって水素化シアノホウ
素ナトリウムを加え振とうした後、50mMトリス−塩酸緩
衝液50ml、水50mlで洗浄し、1Mトリス−塩酸緩衝液(pH
8)50mlを加え、15分間振とうした。ビーズを水洗しCon
A固定化ビーズとした。反応前後に於ける反応混合溶液
中のConAの減少量から、固定化されたConAの量は、乾燥
ビーズ1gあたり45mgであることが確かめられた。
【0025】比較例5 実施例1に於けるHOSu化ビーズにMAMEC を介さずに直接
ConAを固定化したところ、乾燥ビーズ1g当り50mgのCo
nAが固定化されたことが判った。
ConAを固定化したところ、乾燥ビーズ1g当り50mgのCo
nAが固定化されたことが判った。
【0026】実施例6 実施例4で得られたProA固定化ビーズを内径4.6mm 、長
さ1cm のステンレス製カラムに充填し、高速液体クロマ
トグラフを用いてヒト免疫グロブリンG(IgG、sigma
社製)のアフィニティクロマトグラフィーを行ったとこ
ろ、図1に示すような結果が得られた。即ち溶離液Aを
用いて150 μg のIgG を含む水溶液を本装置に注入した
ところIgG は溶出されなかったが、次いで、溶離液Aを
溶離液Bに切り替えたところ(図1の矢印の箇所)、精
製されたIgG が溶出された。したがって本ProA固定化ビ
ーズはIgG のアフィニティ吸着担体として用い得ること
が確かめられた。 分析条件 試料 :IgG (ヒト血清、sigma 社製) 溶離液 :0.1Mリン酸緩衝液(pH7.4 )(溶離液A ) 0.1Mクエン酸水溶液(pH2.5 )(溶離液B ) 溶離速度:1ml/min 検出器 :紫外分光光度計(280nm ) 温度 :室温
さ1cm のステンレス製カラムに充填し、高速液体クロマ
トグラフを用いてヒト免疫グロブリンG(IgG、sigma
社製)のアフィニティクロマトグラフィーを行ったとこ
ろ、図1に示すような結果が得られた。即ち溶離液Aを
用いて150 μg のIgG を含む水溶液を本装置に注入した
ところIgG は溶出されなかったが、次いで、溶離液Aを
溶離液Bに切り替えたところ(図1の矢印の箇所)、精
製されたIgG が溶出された。したがって本ProA固定化ビ
ーズはIgG のアフィニティ吸着担体として用い得ること
が確かめられた。 分析条件 試料 :IgG (ヒト血清、sigma 社製) 溶離液 :0.1Mリン酸緩衝液(pH7.4 )(溶離液A ) 0.1Mクエン酸水溶液(pH2.5 )(溶離液B ) 溶離速度:1ml/min 検出器 :紫外分光光度計(280nm ) 温度 :室温
【0027】実施例7 実施例5で得られたConA固定化ビーズ(以下ConA固定化
ビーズ(A)とする)を内径8.0mm 、長さ5cm のステン
レス製カラムに充填し、高速液体クロマトグラフを用い
て、p-ニトロフェニル β-D- ガラクトピラノシド(以
下pNP-β-Galと称する)及び、p-ニトロフェニル β-D
- グルコピラノシド(以下pNP-β-Glcと称する)のアフ
ィニティクロマトグラフィーを行ったところ図2の
(A)に示すような結果が得られた。なお図中はpNP-
β-GalをはpNP-β-Glcのピークを示す。 分析条件 試料 :pNP-β-Gal(sigma 社製) pNP-β-Glc(sigma 社製) 溶離液:50mM トリスー塩酸緩衝液(pH7.4 )、0.15M
NaCl、1mM MnCl2 、1mM CaCl2 、 溶離速度:1ml/min 検出器:紫外分光光度計(300nm ) 温度 :室温
ビーズ(A)とする)を内径8.0mm 、長さ5cm のステン
レス製カラムに充填し、高速液体クロマトグラフを用い
て、p-ニトロフェニル β-D- ガラクトピラノシド(以
下pNP-β-Galと称する)及び、p-ニトロフェニル β-D
- グルコピラノシド(以下pNP-β-Glcと称する)のアフ
ィニティクロマトグラフィーを行ったところ図2の
(A)に示すような結果が得られた。なお図中はpNP-
β-GalをはpNP-β-Glcのピークを示す。 分析条件 試料 :pNP-β-Gal(sigma 社製) pNP-β-Glc(sigma 社製) 溶離液:50mM トリスー塩酸緩衝液(pH7.4 )、0.15M
NaCl、1mM MnCl2 、1mM CaCl2 、 溶離速度:1ml/min 検出器:紫外分光光度計(300nm ) 温度 :室温
【0028】比較例6 比較例5で得られたMAMEC を介さずにConAを固定化した
ConA固定化ビーズ(以下ConA固定化ビーズ(B)とす
る)を用いて実施例7と同様の条件でアフィニティクロ
マトグラフィーを行った結果を図2の(B)に示した。
得られた結果と実施例7のpNP 糖誘導体の分離能を比較
したところ、ConA固定化ビーズ(A)は(B)よりも優
れていることが判った。
ConA固定化ビーズ(以下ConA固定化ビーズ(B)とす
る)を用いて実施例7と同様の条件でアフィニティクロ
マトグラフィーを行った結果を図2の(B)に示した。
得られた結果と実施例7のpNP 糖誘導体の分離能を比較
したところ、ConA固定化ビーズ(A)は(B)よりも優
れていることが判った。
【0029】実施例8 実施例7で用いたConA固定化ビーズ(A)を充填したカ
ラムを用いて、ウリジン-5'-ジホスホガラクトース(以
下UDP-Gal と称する)及び、ウリジン-5'-ジホスホマン
ノース(以下UDP-Man と称する)のアフィニティクロマ
トグラフィーを行った結果を図3の(A)に示した。な
お、図中はUDP-β-Gal、はUDP-β-Manのピーク示
す。 分析条件 試料 :UDP-β-Gal(sigma 社製) UDP-β-Man(sigma 社製) 溶離液 :50mMトリスー塩酸緩衝液(pH7.4 )0.25M N
aCl、1mM MnCl2 、1mM CaCl2 溶離速度:0.5ml/min 検出器 :紫外分光光度計(261nm ) 温度 :室温
ラムを用いて、ウリジン-5'-ジホスホガラクトース(以
下UDP-Gal と称する)及び、ウリジン-5'-ジホスホマン
ノース(以下UDP-Man と称する)のアフィニティクロマ
トグラフィーを行った結果を図3の(A)に示した。な
お、図中はUDP-β-Gal、はUDP-β-Manのピーク示
す。 分析条件 試料 :UDP-β-Gal(sigma 社製) UDP-β-Man(sigma 社製) 溶離液 :50mMトリスー塩酸緩衝液(pH7.4 )0.25M N
aCl、1mM MnCl2 、1mM CaCl2 溶離速度:0.5ml/min 検出器 :紫外分光光度計(261nm ) 温度 :室温
【0030】比較例7 比較例6で用いたConA固定化ビーズ(B)を充填したカ
ラムを用いて実施例7と同様の条件でのアフィニティク
ロマトグラフィーを行った結果を図3の(B)に示し
た。得られた結果と実施例8のUDP 糖誘導体の分離能を
比較したところ、ConA固定化ビーズ(A)を充填したカ
ラムにより、ConA固定化ビーズ(B)を充填したカラム
では分離が不可能であったUDP 糖誘導体の分離が可能で
あることが判った。
ラムを用いて実施例7と同様の条件でのアフィニティク
ロマトグラフィーを行った結果を図3の(B)に示し
た。得られた結果と実施例8のUDP 糖誘導体の分離能を
比較したところ、ConA固定化ビーズ(A)を充填したカ
ラムにより、ConA固定化ビーズ(B)を充填したカラム
では分離が不可能であったUDP 糖誘導体の分離が可能で
あることが判った。
【0031】
【発明の効果】本発明によるアフィニティクロマトグラ
フィー用吸着担体は、支持体とリガンドを、反応性の高
い官能基を有する結合基を介して結合させたことによ
り、従来の吸着担体が有するリガンドの数倍から数十倍
量を固定化することが可能になり、また、リガンドの立
体障害が減少されたことにより、等量のリガンドを有す
る吸着担体においても従来と比較して高い分離能を発現
させることが可能になった。本発明は支持体単位量当り
の吸着能及び分離能に優れた、アフィニティクロマトグ
ラフィー用吸着担体であり、生体物質の分離精製に関わ
る様々なクロマトグラフィーの応用分野において有用な
手段を提供するものである。
フィー用吸着担体は、支持体とリガンドを、反応性の高
い官能基を有する結合基を介して結合させたことによ
り、従来の吸着担体が有するリガンドの数倍から数十倍
量を固定化することが可能になり、また、リガンドの立
体障害が減少されたことにより、等量のリガンドを有す
る吸着担体においても従来と比較して高い分離能を発現
させることが可能になった。本発明は支持体単位量当り
の吸着能及び分離能に優れた、アフィニティクロマトグ
ラフィー用吸着担体であり、生体物質の分離精製に関わ
る様々なクロマトグラフィーの応用分野において有用な
手段を提供するものである。
【図1】図1はProA固定化ビーズを充填したカラムに対
するIgG の溶出挙動を示すクロマトグラムである。
するIgG の溶出挙動を示すクロマトグラムである。
【図2】図2はConA固定化ビーズを充填したカラムに対
するpNP-β-GalおよびpNP-β-Glcの溶出挙動を示すクロ
マトグラムである。(A)はMAMEC を介してConAを固定
化したビーズを、(B)はMAMEC を介さずにConAを固定
化したビーズを充填したカラムに対するクロマトグラム
を示す。
するpNP-β-GalおよびpNP-β-Glcの溶出挙動を示すクロ
マトグラムである。(A)はMAMEC を介してConAを固定
化したビーズを、(B)はMAMEC を介さずにConAを固定
化したビーズを充填したカラムに対するクロマトグラム
を示す。
【図3】図3はConA固定化ビーズを充填したカラムに対
するUDP-β-GalおよびUDP-β-Manの溶出挙動を示すクロ
マトグラムである。(A)はMAMEC を介してConAを固定
化したビーズを、(B)はMAMEC を介さずにConAを固定
化したビーズを充填したカラムに対するクロマトグラム
を示す。
するUDP-β-GalおよびUDP-β-Manの溶出挙動を示すクロ
マトグラムである。(A)はMAMEC を介してConAを固定
化したビーズを、(B)はMAMEC を介さずにConAを固定
化したビーズを充填したカラムに対するクロマトグラム
を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 水に不溶性の支持体に、アミノ基、カル
ボキシル基または酸無水物から選ばれる少なくとも1つ
の官能基を有する結合基を介して共有結合によりリガン
ドが固定化されていることを特徴とするアフィニティク
ロマトグラフィー用吸着担体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3194734A JPH0518950A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | アフイニテイクロマトグラフイー用吸着担体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3194734A JPH0518950A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | アフイニテイクロマトグラフイー用吸着担体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0518950A true JPH0518950A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=16329348
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3194734A Pending JPH0518950A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | アフイニテイクロマトグラフイー用吸着担体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0518950A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008156617A (ja) * | 1994-09-23 | 2008-07-10 | Massey Univ | クロマトグラフ用樹脂およびその使用方法 |
| US7714111B2 (en) | 2006-09-08 | 2010-05-11 | Wyeth Llc | Arginine derivative wash in protein purification using affinity chromatography |
| JPWO2008146906A1 (ja) * | 2007-05-30 | 2010-08-19 | 株式会社カネカ | ホルミル基含有多孔質担体、それを用いた吸着体、およびそれらの製造方法 |
| KR101506389B1 (ko) * | 2013-06-21 | 2015-03-30 | (주) 영진바이오크롬 | 카르본산 결합형 담체를 이용한 어피니티 크로마토그래피 분리제 및 그 제조방법 |
-
1991
- 1991-07-09 JP JP3194734A patent/JPH0518950A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008156617A (ja) * | 1994-09-23 | 2008-07-10 | Massey Univ | クロマトグラフ用樹脂およびその使用方法 |
| US7714111B2 (en) | 2006-09-08 | 2010-05-11 | Wyeth Llc | Arginine derivative wash in protein purification using affinity chromatography |
| US8350013B2 (en) | 2006-09-08 | 2013-01-08 | Wyeth Llc | Arginine wash in protein purification using affinity chromatography |
| JPWO2008146906A1 (ja) * | 2007-05-30 | 2010-08-19 | 株式会社カネカ | ホルミル基含有多孔質担体、それを用いた吸着体、およびそれらの製造方法 |
| US8828905B2 (en) | 2007-05-30 | 2014-09-09 | Kaneka Corporation | Porous base matrix having formyl group, adsorbent using the porous base matrix, method for production of the porous base matrix, and method for production of the adsorbent |
| KR101506389B1 (ko) * | 2013-06-21 | 2015-03-30 | (주) 영진바이오크롬 | 카르본산 결합형 담체를 이용한 어피니티 크로마토그래피 분리제 및 그 제조방법 |
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