JPH05190026A - 高周波用導線 - Google Patents
高周波用導線Info
- Publication number
- JPH05190026A JPH05190026A JP2613792A JP2613792A JPH05190026A JP H05190026 A JPH05190026 A JP H05190026A JP 2613792 A JP2613792 A JP 2613792A JP 2613792 A JP2613792 A JP 2613792A JP H05190026 A JPH05190026 A JP H05190026A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead wire
- wire
- frequency
- sio2
- conductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 title abstract 8
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims abstract description 32
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims abstract description 7
- 230000002500 effect on skin Effects 0.000 abstract description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 2
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 10
- 229910052681 coesite Inorganic materials 0.000 abstract 5
- 229910052906 cristobalite Inorganic materials 0.000 abstract 5
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 abstract 5
- 235000012239 silicon dioxide Nutrition 0.000 abstract 5
- 229910052682 stishovite Inorganic materials 0.000 abstract 5
- 229910052905 tridymite Inorganic materials 0.000 abstract 5
- 238000003475 lamination Methods 0.000 abstract 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 13
- 229910004298 SiO 2 Inorganic materials 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000010295 mobile communication Methods 0.000 description 1
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 100MHz以上の高周波においても抵抗値の小さ
な高周波用導線を提供することを目的とするものであ
る。 【構成】 導体1と絶縁体2を同心円状に交互に積層し
たことを特徴とする高周波用導線。
な高周波用導線を提供することを目的とするものであ
る。 【構成】 導体1と絶縁体2を同心円状に交互に積層し
たことを特徴とする高周波用導線。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は100MHz以上の高周波電
流用に用いられる高周波用導線に関するものである。
流用に用いられる高周波用導線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】映像機器、通信機器、移動体通信等の市
場において、近年、電子回路の高周波化が進められてい
る。これに伴い、高周波で損失の少ない導線の要求が高
まってきている。
場において、近年、電子回路の高周波化が進められてい
る。これに伴い、高周波で損失の少ない導線の要求が高
まってきている。
【0003】しかしながら、従来の導線においては、電
流の周波数が高くなると表皮効果が生じ、交流電流は導
体の表面近くのみを流れる傾向があり、その結果、導線
の抵抗が増大し、損失が著しく増大してしまう。
流の周波数が高くなると表皮効果が生じ、交流電流は導
体の表面近くのみを流れる傾向があり、その結果、導線
の抵抗が増大し、損失が著しく増大してしまう。
【0004】即ち、電流が流れる導体の中心部はこれを
取り囲む磁力線の数が最も多いためインダクタンスが最
大となり、逆に導体の表面部は取り囲む磁力線の数が最
も少ないためインダクタンスが最小となる。そして導体
の中心部と表面部のインダクタンスの差は、導線を流れ
る電流の周波数が高くなるほど大きくなるため、高周波
では電流密度は表面において最大となり中心部方向に向
かうにつれて急激に減少する。こうして、電流は導体の
全断面積のうちの一部分だけを主として流れるようにな
るので、導線の抵抗が増大し、導線での損失を著しく増
加させているのである。
取り囲む磁力線の数が最も多いためインダクタンスが最
大となり、逆に導体の表面部は取り囲む磁力線の数が最
も少ないためインダクタンスが最小となる。そして導体
の中心部と表面部のインダクタンスの差は、導線を流れ
る電流の周波数が高くなるほど大きくなるため、高周波
では電流密度は表面において最大となり中心部方向に向
かうにつれて急激に減少する。こうして、電流は導体の
全断面積のうちの一部分だけを主として流れるようにな
るので、導線の抵抗が増大し、導線での損失を著しく増
加させているのである。
【0005】一般に表皮効果の程度を示す表皮厚みδ
[m]は次の式で表される。
[m]は次の式で表される。
【0006】
【数1】
【0007】ωは角周波数、μは透磁率、σは導電率
[1/Ωm]である。この式を用いて、Agを導体に用い
た時の表皮厚みを示したのが図4である。この図から明
らかなように100MHzにおける表皮厚みは6.3 μmである
から、この周波数では導体の表面から深さ6.3 μmの表
層にしか電流が流れないことになる。
[1/Ωm]である。この式を用いて、Agを導体に用い
た時の表皮厚みを示したのが図4である。この図から明
らかなように100MHzにおける表皮厚みは6.3 μmである
から、この周波数では導体の表面から深さ6.3 μmの表
層にしか電流が流れないことになる。
【0008】この表皮効果を回避する方法の一つとして
リッツ線を用いる方法がある。この導線は、互いに絶縁
された多数の細い導体をよじった構造からなり、電流が
各線に平等に分配されるため、一つ一つの導体を十分細
いものにすれば表皮効果の影響を著しく少なくすること
ができる。
リッツ線を用いる方法がある。この導線は、互いに絶縁
された多数の細い導体をよじった構造からなり、電流が
各線に平等に分配されるため、一つ一つの導体を十分細
いものにすれば表皮効果の影響を著しく少なくすること
ができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
リッツ線には技術的に限界があり10μmを下回る直径の
導線を作ることは不可能であり、100MHzを越える高周波
まで低抵抗を保つ導線を提供することはできていない。
リッツ線には技術的に限界があり10μmを下回る直径の
導線を作ることは不可能であり、100MHzを越える高周波
まで低抵抗を保つ導線を提供することはできていない。
【0010】この発明は上記のような課題を解決し、10
0MHz以上の高周波においても抵抗値の小さな高周波用導
線を提供することを目的とするものである。
0MHz以上の高周波においても抵抗値の小さな高周波用導
線を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、導体と絶縁体を同心円状に交互に積層
した構造を採用した高周波電線である。
め、この発明は、導体と絶縁体を同心円状に交互に積層
した構造を採用した高周波電線である。
【0012】
【作用】導体と絶縁体とが交互に積層していることによ
り、交流電流が導体の各層に分散して流れ、表皮効果を
回避することができる。
り、交流電流が導体の各層に分散して流れ、表皮効果を
回避することができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0014】図1は、この発明の実施例を示す斜視図
で、図2はその実施例の構造を示す図である。図におい
て1は導体部分(Ag層)であり、2は絶縁体部分(SiO2
層)である。
で、図2はその実施例の構造を示す図である。図におい
て1は導体部分(Ag層)であり、2は絶縁体部分(SiO2
層)である。
【0015】その製法としては、まず、直径10μm、長
さ10cmのAg線の周囲にCVDでSiO2を1μmの層でコ
ーティングする。次に材料をAgに変えて、再度CVDで
Agを5μmの層でコーティングする。さらに、もう一度
CVDでSiO2を1μmの層でコーティングする。このAg
とSiO2のCVD操作を計7回繰り返し、最後にSiO2層を
3μmコーティングすると、直径100 μmの導線が得ら
れる。
さ10cmのAg線の周囲にCVDでSiO2を1μmの層でコ
ーティングする。次に材料をAgに変えて、再度CVDで
Agを5μmの層でコーティングする。さらに、もう一度
CVDでSiO2を1μmの層でコーティングする。このAg
とSiO2のCVD操作を計7回繰り返し、最後にSiO2層を
3μmコーティングすると、直径100 μmの導線が得ら
れる。
【0016】この発明による高周波用導線は上記のよう
な構造であり、高周波電流がSiO2層2によって互いに絶
縁されたAg層1の各層に分散して流れ、表皮効果の影響
を回避することができるため、100MHz以上の高周波にな
っても、導線の抵抗は増加せず、低抵抗が保たれること
になる。
な構造であり、高周波電流がSiO2層2によって互いに絶
縁されたAg層1の各層に分散して流れ、表皮効果の影響
を回避することができるため、100MHz以上の高周波にな
っても、導線の抵抗は増加せず、低抵抗が保たれること
になる。
【0017】この導線に1mAの交流電流を流し、周波
数を変えてその抵抗値をデジタルボルトメータで測定し
た。比較のために、導線部の直径が100 μm、長さ10c
mのAg線を作成し、同様の測定を行った。
数を変えてその抵抗値をデジタルボルトメータで測定し
た。比較のために、導線部の直径が100 μm、長さ10c
mのAg線を作成し、同様の測定を行った。
【0018】その効果を図3に示す。点線のカーブは従
来の導線の抵抗値、実線のカーブは本発明の導線の抵抗
値を示している。図から明らかなように従来の導線では
2MHz付近から表皮効果が現れ、抵抗値が増大を始め、10
0MHzでは1Ωを越えている。これに対し、この発明の導
線では低周波では、SiO2層の影響で若干抵抗値が高い
が、表皮効果回避の効果が十分現れ、100MHzを越えても
低抵抗を保っていることがわかる。
来の導線の抵抗値、実線のカーブは本発明の導線の抵抗
値を示している。図から明らかなように従来の導線では
2MHz付近から表皮効果が現れ、抵抗値が増大を始め、10
0MHzでは1Ωを越えている。これに対し、この発明の導
線では低周波では、SiO2層の影響で若干抵抗値が高い
が、表皮効果回避の効果が十分現れ、100MHzを越えても
低抵抗を保っていることがわかる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、100M
Hz以上の高周波でも低抵抗を保持できる導線を得ること
ができ、この導線を用いることにより高周波を利用する
電子回路における損失の低下に大きく寄与するものであ
る。
Hz以上の高周波でも低抵抗を保持できる導線を得ること
ができ、この導線を用いることにより高周波を利用する
電子回路における損失の低下に大きく寄与するものであ
る。
【図1】この発明の高周波用導線を示す斜視図である。
【図2】この発明の高周波用導線の構造を示す正面図で
ある。
ある。
【図3】この発明の実施例の電気特性を示す図である。
【図4】Agを導体に用いた時の表皮厚みを示す図であ
る。
る。
1 導体部分(Ag層) 2 絶縁体部分(SiO2層)
Claims (1)
- 【請求項1】 導体と絶縁体を同心円状に交互に積層し
たことを特徴とする高周波用導線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2613792A JPH05190026A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 高周波用導線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2613792A JPH05190026A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 高周波用導線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05190026A true JPH05190026A (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=12185165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2613792A Pending JPH05190026A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 高周波用導線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05190026A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007125686A1 (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-08 | Panasonic Electric Works Co., Ltd. | 高周波電流用の給電線 |
| JP2008226778A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Matsushita Electric Works Ltd | 給電装置 |
| JP2008226777A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Matsushita Electric Works Ltd | 接続装置 |
| JP2008226776A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Matsushita Electric Works Ltd | 給電装置 |
| JP2010075017A (ja) * | 2008-09-22 | 2010-04-02 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 非接触給電装置 |
| WO2014049870A1 (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-03 | 富士機械製造株式会社 | 高周波電力用コイルおよびその製造方法 |
-
1992
- 1992-01-16 JP JP2613792A patent/JPH05190026A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007125686A1 (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-08 | Panasonic Electric Works Co., Ltd. | 高周波電流用の給電線 |
| JP2008226778A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Matsushita Electric Works Ltd | 給電装置 |
| JP2008226777A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Matsushita Electric Works Ltd | 接続装置 |
| JP2008226776A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Matsushita Electric Works Ltd | 給電装置 |
| JP2010075017A (ja) * | 2008-09-22 | 2010-04-02 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 非接触給電装置 |
| WO2014049870A1 (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-03 | 富士機械製造株式会社 | 高周波電力用コイルおよびその製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN102106095B (zh) | 补偿导电线路 | |
| CN102097169A (zh) | 高频用电线 | |
| JPH07508852A (ja) | 撚り合わせたペアのデータ母線ケーブル | |
| JP5214056B1 (ja) | 差動伝送ケーブルの接続方法、差動伝送ケーブル及び電気機器 | |
| WO2009129028A1 (en) | Electrical conductor and cable utilizing same | |
| JPH05190026A (ja) | 高周波用導線 | |
| WO2015130692A2 (en) | Insulated winding wire containing semi-conductive layers | |
| JP4093539B2 (ja) | サージ抑制型高速メタリックケーブル | |
| CN118016370A (zh) | 差分信号传输用单芯同轴电缆 | |
| US5061821A (en) | Loudspeaker cable | |
| CN201893131U (zh) | 信号线 | |
| JP2003141944A (ja) | 低スキュー高速差動ケーブル | |
| JP3217649B2 (ja) | 高周波電力伝送ケーブル | |
| CN206058953U (zh) | 一种多线路集成精密丝线漆包线 | |
| CN211350183U (zh) | 大电感电缆 | |
| JPS6015219Y2 (ja) | 低インピ−ダンス撚り線 | |
| JP2512961Y2 (ja) | 低静電容量ケ―ブル | |
| RU195769U1 (ru) | Высокочастотный симметричный кабель с экраном на основе углеродных нанотрубок | |
| JPH0628929A (ja) | 絶縁電線 | |
| JP2003031045A (ja) | 蒸着テープ縦添え2心平行極細同軸ケーブル | |
| US20180226392A1 (en) | Common mode filter | |
| JP2007193945A (ja) | 電気ケーブル | |
| JP2523482Y2 (ja) | 多対ケーブル | |
| JP2002343140A (ja) | フレキシブルフラットケーブル及びその製造方法 | |
| JPH0620518A (ja) | 導電性熱硬化型塗料 |