JPH05190434A - 電子線露光装置 - Google Patents
電子線露光装置Info
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- JPH05190434A JPH05190434A JP4021801A JP2180192A JPH05190434A JP H05190434 A JPH05190434 A JP H05190434A JP 4021801 A JP4021801 A JP 4021801A JP 2180192 A JP2180192 A JP 2180192A JP H05190434 A JPH05190434 A JP H05190434A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 2個の偏向器に製作誤差が含まれている場合
の補正演算を簡略化する。 【構成】 第1成形アパーチャ1の下にX方向用の第1
の成形偏向器7A,7B及びY方向用の第1の成形偏向
器8A,8Bを配置し、その下にX方向用の第2の成形
偏向器9A,9B及びY方向用の第2の成形偏向器10
A,10Bを配置し、その下に第2成形アパーチャ4を
配置する。第1の成形偏向器でオフセット及びゲインに
関する補正を行い、第2の成形偏向器で偏向方向と描画
時の基準となる方向との平行度に関する補正を行う。
の補正演算を簡略化する。 【構成】 第1成形アパーチャ1の下にX方向用の第1
の成形偏向器7A,7B及びY方向用の第1の成形偏向
器8A,8Bを配置し、その下にX方向用の第2の成形
偏向器9A,9B及びY方向用の第2の成形偏向器10
A,10Bを配置し、その下に第2成形アパーチャ4を
配置する。第1の成形偏向器でオフセット及びゲインに
関する補正を行い、第2の成形偏向器で偏向方向と描画
時の基準となる方向との平行度に関する補正を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、試料に照射される電子
線の断面形状を変化させることができる電子線露光装置
に関する。
線の断面形状を変化させることができる電子線露光装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】複数枚の成形アパーチャと、これら成形
アパーチャの間に配置され電子線を平面内のX方向に偏
向させるX方向用の偏向器と、これら成形アパーチャの
間に配置され電子線をその平面内のX方向に直交するY
方向に偏向させるY方向用の偏向器とを有し、試料に照
射される電子線の断面形状のX方向の長さ及びY方向の
長さをそれぞれX方向用の偏向器及びY方向用の偏向器
により変化させることができる電子線露光装置が知られ
ている。このような電子線露光装置によれば、例えば幅
の広いパターンは断面積の大きな電子ビームで描画する
ような可変成形電子線露光を行うことにより、描画速度
を向上することができる。
アパーチャの間に配置され電子線を平面内のX方向に偏
向させるX方向用の偏向器と、これら成形アパーチャの
間に配置され電子線をその平面内のX方向に直交するY
方向に偏向させるY方向用の偏向器とを有し、試料に照
射される電子線の断面形状のX方向の長さ及びY方向の
長さをそれぞれX方向用の偏向器及びY方向用の偏向器
により変化させることができる電子線露光装置が知られ
ている。このような電子線露光装置によれば、例えば幅
の広いパターンは断面積の大きな電子ビームで描画する
ような可変成形電子線露光を行うことにより、描画速度
を向上することができる。
【0003】図4は2枚の成形アパーチャを有し可変成
形電子線露光を行う従来の電子線露光装置の可変成形部
を示し、この図4において、第1成形アパーチャ1の成
形孔1aを通過した断面S1の電子線E1がX方向用の
成形偏向器2A,2B及びY方向用の成形偏向器3A,
3Bにより偏向されて電子線E2となる。この電子線E
2は、第2成形アパーチャ4の成形孔4aの近傍に入射
し、この成形孔4aにより成形されて所望の電子線断面
形状S3の電子線E3となる。図5(a)は図4のY方
向への断面図であり、この図5(a)より電子線E2を
成形孔4aから大きくずらすほど得られる電子線E3の
断面形状は小さくなることが分かる。そして、例えば図
5(b)に示すような比較的幅の狭いパターンを描画す
るときには、断面積の小さな電子線E3を試料に照射
し、図5(c)に示すような比較的幅の広いパターンを
描画するときには、断面積の大きな電子線E3を試料に
照射することにより、描画速度を向上することができ
る。
形電子線露光を行う従来の電子線露光装置の可変成形部
を示し、この図4において、第1成形アパーチャ1の成
形孔1aを通過した断面S1の電子線E1がX方向用の
成形偏向器2A,2B及びY方向用の成形偏向器3A,
3Bにより偏向されて電子線E2となる。この電子線E
2は、第2成形アパーチャ4の成形孔4aの近傍に入射
し、この成形孔4aにより成形されて所望の電子線断面
形状S3の電子線E3となる。図5(a)は図4のY方
向への断面図であり、この図5(a)より電子線E2を
成形孔4aから大きくずらすほど得られる電子線E3の
断面形状は小さくなることが分かる。そして、例えば図
5(b)に示すような比較的幅の狭いパターンを描画す
るときには、断面積の小さな電子線E3を試料に照射
し、図5(c)に示すような比較的幅の広いパターンを
描画するときには、断面積の大きな電子線E3を試料に
照射することにより、描画速度を向上することができ
る。
【0004】しかしながら、成形偏向器2A,2B又は
成形偏向器3A,3Bを配置する際の位置の誤差を含む
製作誤差が存在すると、電子線E3の断面形状を所望の
形状に成形できないことがある。このような製作誤差が
存在する場合について、図4の平面図である図6(a)
〜(c)を参照して説明する。この際、図6(a)に示
すような矩形の断面形状の電子線E3について、図6
(b)に示すように断面形状の内のX方向のみの長さを
変化させるものとする。この場合、例えば図6(c)に
示すように、X方向用の成形偏向器2A及び2Bが傾い
て配置されているとすれば、その成形偏向器2A及び2
Bに偏向用の制御データを供給すると、電子線E2は成
形孔4aに対してX方向からずれた方向に移動して、目
標とする位置E2AからX方向及びY方向の両方にずれ
てしまう。従って、得られる電子線E3の断面形状に
は、X軸方向の誤差δxのみならず、Y軸方向にも偏向
誤差δyが生じて所望の電子線断面形状を得ることがで
きない。
成形偏向器3A,3Bを配置する際の位置の誤差を含む
製作誤差が存在すると、電子線E3の断面形状を所望の
形状に成形できないことがある。このような製作誤差が
存在する場合について、図4の平面図である図6(a)
〜(c)を参照して説明する。この際、図6(a)に示
すような矩形の断面形状の電子線E3について、図6
(b)に示すように断面形状の内のX方向のみの長さを
変化させるものとする。この場合、例えば図6(c)に
示すように、X方向用の成形偏向器2A及び2Bが傾い
て配置されているとすれば、その成形偏向器2A及び2
Bに偏向用の制御データを供給すると、電子線E2は成
形孔4aに対してX方向からずれた方向に移動して、目
標とする位置E2AからX方向及びY方向の両方にずれ
てしまう。従って、得られる電子線E3の断面形状に
は、X軸方向の誤差δxのみならず、Y軸方向にも偏向
誤差δyが生じて所望の電子線断面形状を得ることがで
きない。
【0005】このような成形偏向器の製作誤差に起因す
る電子線断面形状の誤差は、従来は以下のようにして補
正されていた。即ち、成形偏向器に製作誤差が無いもの
とした場合に、所望の幅及び高さの電子線断面形状を得
るために成形偏向器2A,2B及び成形偏向器3A,3
Bを制御するための制御データをそれぞれW及びHとす
る。そして、実際には製作誤差が存在することを考慮し
て、予め補正係数eφ〜e2及びfφ〜f2を求めてお
き、次式の演算で求められる補正制御データW1及びH
1を用いてそれぞれ成形偏向器2A,2B及び成形偏向
器3A,3Bを制御する。
る電子線断面形状の誤差は、従来は以下のようにして補
正されていた。即ち、成形偏向器に製作誤差が無いもの
とした場合に、所望の幅及び高さの電子線断面形状を得
るために成形偏向器2A,2B及び成形偏向器3A,3
Bを制御するための制御データをそれぞれW及びHとす
る。そして、実際には製作誤差が存在することを考慮し
て、予め補正係数eφ〜e2及びfφ〜f2を求めてお
き、次式の演算で求められる補正制御データW1及びH
1を用いてそれぞれ成形偏向器2A,2B及び成形偏向
器3A,3Bを制御する。
【0006】 W1=W+eφ+e1・W+e2・H (1a) H1=H+fφ+f1・W+f2・H (1b) この方法においては、(1a)式及び(1b)式の演算
により補正された補正制御データW1及びH1を用い
て、それぞれ成形偏向器2A,2B及び成形偏向器3
A,3Bにより偏向を行うと、所望の電子線断面形状が
得られる。
により補正された補正制御データW1及びH1を用い
て、それぞれ成形偏向器2A,2B及び成形偏向器3
A,3Bにより偏向を行うと、所望の電子線断面形状が
得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来の技術
においては、(1a)式及び(1b)式よりなる補正演
算式が使用されているが、例えば(1a)式中の第2項
はオフセットの補正を、第3項はゲインの補正を、第4
項はX方向への偏向方向と描画時の基準となる座標軸方
向との平行度の補正を行うことをそれぞれ表しており、
同様に(1b)式もオフセット、ゲイン及び平行度の補
正を表している。従って、(1a)式及び(1b)式に
よる補正演算は複雑な演算となっているため、その演算
回路は複雑になり、結果的に演算時間も長くなる不都合
がある。
においては、(1a)式及び(1b)式よりなる補正演
算式が使用されているが、例えば(1a)式中の第2項
はオフセットの補正を、第3項はゲインの補正を、第4
項はX方向への偏向方向と描画時の基準となる座標軸方
向との平行度の補正を行うことをそれぞれ表しており、
同様に(1b)式もオフセット、ゲイン及び平行度の補
正を表している。従って、(1a)式及び(1b)式に
よる補正演算は複雑な演算となっているため、その演算
回路は複雑になり、結果的に演算時間も長くなる不都合
がある。
【0008】また、電子線断面形状を変化させる度に、
(1a)式及び(1b)式で示す補正演算を行う必要が
あるため、電子線による露光を行う際に全体として多大
の演算時間を費やさなければならない不都合がある。本
発明は斯かる点に鑑み、試料に照射される電子線の断面
形状を2方向への偏向器を用いて変化させることができ
る電子線露光装置において、2方向への偏向器に製作誤
差が含まれている場合の補正演算を簡略化し、ひいては
補正演算回路の構成を簡略化して補正演算速度を高速化
することを目的とする。
(1a)式及び(1b)式で示す補正演算を行う必要が
あるため、電子線による露光を行う際に全体として多大
の演算時間を費やさなければならない不都合がある。本
発明は斯かる点に鑑み、試料に照射される電子線の断面
形状を2方向への偏向器を用いて変化させることができ
る電子線露光装置において、2方向への偏向器に製作誤
差が含まれている場合の補正演算を簡略化し、ひいては
補正演算回路の構成を簡略化して補正演算速度を高速化
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による電子線露光
装置は、例えば図1に示す如く、複数枚の成形アパーチ
ャ(1,4)と、これら成形アパーチャの間に配置され
電子線を平面内の第1の方向(X方向)に偏向させる第
1の偏向器と、それら成形アパーチャの間に配置され電
子線をその平面内のその第1の方向に交差する第2の方
向(Y方向)に偏向させる第2の偏向器とを有し、試料
に照射される電子線の断面形状のその第1の方向の長さ
及びその第2の方向の長さをそれぞれ第1の偏向器及び
第2の偏向器により変化させる装置において、その第1
の偏向器を互いに電子線に沿って離れて配置された2組
の偏向器(7A,7B及び9A,9B)より構成し、そ
の第2の偏向器を互いに電子線に沿って離れて配置され
た2組の偏向器(8A,8B及び10A,10B)より
構成する。
装置は、例えば図1に示す如く、複数枚の成形アパーチ
ャ(1,4)と、これら成形アパーチャの間に配置され
電子線を平面内の第1の方向(X方向)に偏向させる第
1の偏向器と、それら成形アパーチャの間に配置され電
子線をその平面内のその第1の方向に交差する第2の方
向(Y方向)に偏向させる第2の偏向器とを有し、試料
に照射される電子線の断面形状のその第1の方向の長さ
及びその第2の方向の長さをそれぞれ第1の偏向器及び
第2の偏向器により変化させる装置において、その第1
の偏向器を互いに電子線に沿って離れて配置された2組
の偏向器(7A,7B及び9A,9B)より構成し、そ
の第2の偏向器を互いに電子線に沿って離れて配置され
た2組の偏向器(8A,8B及び10A,10B)より
構成する。
【0010】そして、試料に照射される電子線の断面形
状のその第1の方向の長さ及びその第2の方向の長さを
制御するための原制御データW,Hに直交度を補正する
ための演算を施して得られた補正済み制御データW3,
H3をその第1の方向用の2組の偏向器の内の一方の偏
向器(9A,9B)及びその第2の方向用の2組の偏向
器の内の一方の偏向器(10A,10B)に供給する第
1の補正演算手段(12)と、それら原制御データW,
Hにオフセット及びゲインを補正するための演算を施し
て得た補正済み制御データW2,H2をその第1の方向
用の2組の偏向器の内の他方の偏向器(7A,7B)及
びその第2の方向用の2組の偏向器の内の他方の偏向器
(8A,8B)に供給する第2の補正演算手段(11)
とを設けたものである。
状のその第1の方向の長さ及びその第2の方向の長さを
制御するための原制御データW,Hに直交度を補正する
ための演算を施して得られた補正済み制御データW3,
H3をその第1の方向用の2組の偏向器の内の一方の偏
向器(9A,9B)及びその第2の方向用の2組の偏向
器の内の一方の偏向器(10A,10B)に供給する第
1の補正演算手段(12)と、それら原制御データW,
Hにオフセット及びゲインを補正するための演算を施し
て得た補正済み制御データW2,H2をその第1の方向
用の2組の偏向器の内の他方の偏向器(7A,7B)及
びその第2の方向用の2組の偏向器の内の他方の偏向器
(8A,8B)に供給する第2の補正演算手段(11)
とを設けたものである。
【0011】
【作用】斯かる本発明によれば、偏向器に製作誤差が無
い場合の2方向用の制御データである原制御データをW
及びHとすると、その第1の補正演算手段(12)では
係数r2及びs2を用いて次の演算により補正済み制御
データW3及びH3が求められ、これら補正済み制御デ
ータW3及びH3によりそれぞれ第1の方向用の一方の
偏向器(9A,9B)及び第2の方向用の一方の偏向器
(10A,10B)が制御される。 W3=r2・H (2a) H3=s2・W (2b)
い場合の2方向用の制御データである原制御データをW
及びHとすると、その第1の補正演算手段(12)では
係数r2及びs2を用いて次の演算により補正済み制御
データW3及びH3が求められ、これら補正済み制御デ
ータW3及びH3によりそれぞれ第1の方向用の一方の
偏向器(9A,9B)及び第2の方向用の一方の偏向器
(10A,10B)が制御される。 W3=r2・H (2a) H3=s2・W (2b)
【0012】また、その第2の補正演算手段(11)に
より係数r0,r1及びs0,s1を用いて次の演算に
より補正済み制御データW2及びH2が求められ、これ
ら補正済み制御データW2及びH2によりそれぞれ第1
の方向用の他方の偏向器(7A,7B)及び第2の方向
用の他方の偏向器(8A,8B)が制御される。 W2=W+r0+r1・W (3a) H2=H+s0+s1・H (3b)
より係数r0,r1及びs0,s1を用いて次の演算に
より補正済み制御データW2及びH2が求められ、これ
ら補正済み制御データW2及びH2によりそれぞれ第1
の方向用の他方の偏向器(7A,7B)及び第2の方向
用の他方の偏向器(8A,8B)が制御される。 W2=W+r0+r1・W (3a) H2=H+s0+s1・H (3b)
【0013】このように本発明においては、(2a)式
及び(2b)式よりなる平行度の補正演算と、(3a)
式及び(3b)式よりなるオフセット及びゲインの補正
演算とがそれぞれ独立な2つの補正演算手段(12)及
び(11)で実行される。そして、直交度の補正は一方
の偏向器(9A,9B,10A,10B)で行われ、オ
フセット及びゲインの補正はそれと独立な他方の偏向器
(7A,7B,8A,8B)で行われる。従って、補正
演算が従来の補正演算よりも簡略化されている。つま
り、(1a)式及び(1b)式よりなる従来の補正演算
においては4回の乗算と6回の加算とよりなる演算が行
われるのに対して、本発明による補正演算においては、
(2a)式及び(2b)式は2回の乗算及び4回の加算
を含み、(3a)式及び(3b)式は2回の乗算を含
む。従って、本発明では、合計で4回の乗算と4回の加
算とよりなる演算が行われるにすぎない。このため補正
演算式が(1a)式及び(1b)式と比較して簡略化さ
れているので、必然的に演算回路が簡略化され演算時間
も短縮される。
及び(2b)式よりなる平行度の補正演算と、(3a)
式及び(3b)式よりなるオフセット及びゲインの補正
演算とがそれぞれ独立な2つの補正演算手段(12)及
び(11)で実行される。そして、直交度の補正は一方
の偏向器(9A,9B,10A,10B)で行われ、オ
フセット及びゲインの補正はそれと独立な他方の偏向器
(7A,7B,8A,8B)で行われる。従って、補正
演算が従来の補正演算よりも簡略化されている。つま
り、(1a)式及び(1b)式よりなる従来の補正演算
においては4回の乗算と6回の加算とよりなる演算が行
われるのに対して、本発明による補正演算においては、
(2a)式及び(2b)式は2回の乗算及び4回の加算
を含み、(3a)式及び(3b)式は2回の乗算を含
む。従って、本発明では、合計で4回の乗算と4回の加
算とよりなる演算が行われるにすぎない。このため補正
演算式が(1a)式及び(1b)式と比較して簡略化さ
れているので、必然的に演算回路が簡略化され演算時間
も短縮される。
【0014】
【実施例】以下、本発明による電子線露光装置の一実施
例につき図1〜図3及び図6を参照して説明する。本例
は2枚の成形アパーチャを有する電子線露光装置に本発
明を適用したものであり、図1〜図3において図4に対
応する部分には同一符号を付してその詳細説明を省略す
る。
例につき図1〜図3及び図6を参照して説明する。本例
は2枚の成形アパーチャを有する電子線露光装置に本発
明を適用したものであり、図1〜図3において図4に対
応する部分には同一符号を付してその詳細説明を省略す
る。
【0015】図1は本例の電子線断面の可変成形部を示
し、この図1において、第1成形アパーチャ1と第2成
形アパーチャ4との間の第1成形アパーチャ1側にX方
向用の第1の成形偏向器7A,7B及びY方向用の第1
の成形偏向器8A,8Bを直交するように配置する。ま
た、第2成形アパーチャ4側にX方向用の第2の成形偏
向器9A,9B及びY方向用の第2の成形偏向器10
A,10Bを直交するように配置する。11は第1の補
正演算回路、12は第2の補正演算回路を示し、これら
補正演算回路11及び12にはそれぞれ各成形偏向器に
製作誤差が無いものとした場合の制御データW及びHを
供給する。
し、この図1において、第1成形アパーチャ1と第2成
形アパーチャ4との間の第1成形アパーチャ1側にX方
向用の第1の成形偏向器7A,7B及びY方向用の第1
の成形偏向器8A,8Bを直交するように配置する。ま
た、第2成形アパーチャ4側にX方向用の第2の成形偏
向器9A,9B及びY方向用の第2の成形偏向器10
A,10Bを直交するように配置する。11は第1の補
正演算回路、12は第2の補正演算回路を示し、これら
補正演算回路11及び12にはそれぞれ各成形偏向器に
製作誤差が無いものとした場合の制御データW及びHを
供給する。
【0016】この場合、第1の補正演算回路11におい
ては、係数r0,r1及びs0,s1を用いて次の演算
により補正制御データW2及びH2を求め、これら補正
制御データW2及びH2をそれぞれX方向用の第1の成
形偏向器7A,7B及びY方向用の第1の成形偏向器8
A,8Bに供給する。 W2=W+r0+r1・W (4a) H2=H+s0+s1・H (4b)
ては、係数r0,r1及びs0,s1を用いて次の演算
により補正制御データW2及びH2を求め、これら補正
制御データW2及びH2をそれぞれX方向用の第1の成
形偏向器7A,7B及びY方向用の第1の成形偏向器8
A,8Bに供給する。 W2=W+r0+r1・W (4a) H2=H+s0+s1・H (4b)
【0017】また、第2の補正演算回路12において
は、係数r2及びs2を用いて次の演算により補正制御
データW3及びH3を求め、これら補正制御データW3
及びH3をそれぞれX方向用の第2の成形偏向器9A,
9B及びY方向用の第2の成形偏向器10A,10Bに
供給する。 W3=r2・H (5a) H3=s2・W (5b)
は、係数r2及びs2を用いて次の演算により補正制御
データW3及びH3を求め、これら補正制御データW3
及びH3をそれぞれX方向用の第2の成形偏向器9A,
9B及びY方向用の第2の成形偏向器10A,10Bに
供給する。 W3=r2・H (5a) H3=s2・W (5b)
【0018】次に本例の基本的な動作につき説明する。
図2は図1のY方向への断面図であり、この図2におい
て、第1成形アパーチャ1の成形孔1aに入射した電子
線E1は、第1の成形偏向器7A,7B及び8A,8B
(8A及び8Bについては図1参照)により偏向されて
電子線E4となる。この電子線E4は、第2の成形偏向
器9A,9B及び10A,10B(10A及び10Bに
ついては図1参照)により偏向されて、電子線E5とし
て第2成形アパーチャ4の成形孔4aの近傍を照射す
る。その電子線E5の内でその成形孔4aを通過した電
子線E3が試料を照射する。図1に示すように、電子線
E3の断面形状S3のX方向の長さ及びY方向の長さは
可変である。
図2は図1のY方向への断面図であり、この図2におい
て、第1成形アパーチャ1の成形孔1aに入射した電子
線E1は、第1の成形偏向器7A,7B及び8A,8B
(8A及び8Bについては図1参照)により偏向されて
電子線E4となる。この電子線E4は、第2の成形偏向
器9A,9B及び10A,10B(10A及び10Bに
ついては図1参照)により偏向されて、電子線E5とし
て第2成形アパーチャ4の成形孔4aの近傍を照射す
る。その電子線E5の内でその成形孔4aを通過した電
子線E3が試料を照射する。図1に示すように、電子線
E3の断面形状S3のX方向の長さ及びY方向の長さは
可変である。
【0019】次に、電子線をX方向に偏向して電子線E
3の断面形状のX方向の幅のみを短くして、電子線E3
の断面形状を例えば図6(a)の状態から図6(b)の
状態に変化させる場合を考える。成形偏向器が理想的で
図6(b)のように製作誤差がなければ、補正を行うこ
となく電子線E3の断面形状を所望の形状にすることが
できる。しかし、図6(c)に示すように、成形偏向器
が製作上傾いて取り付けられていると、補正を行わなけ
ればX方向についてオフセットとゲインに起因する誤差
δxが生じ、Y方向についてX方向との平行度に起因す
る誤差δyが生じてしまう。
3の断面形状のX方向の幅のみを短くして、電子線E3
の断面形状を例えば図6(a)の状態から図6(b)の
状態に変化させる場合を考える。成形偏向器が理想的で
図6(b)のように製作誤差がなければ、補正を行うこ
となく電子線E3の断面形状を所望の形状にすることが
できる。しかし、図6(c)に示すように、成形偏向器
が製作上傾いて取り付けられていると、補正を行わなけ
ればX方向についてオフセットとゲインに起因する誤差
δxが生じ、Y方向についてX方向との平行度に起因す
る誤差δyが生じてしまう。
【0020】本実施例による補正方式において、第2の
成形偏向器9A,9B及び10A,10Bを利用しない
ものとして、例えば図3(a)に示すように、X方向用
の第1の成形偏向器7A,7Bが傾いて取り付けられて
いるものとする。この場合、(4a)式及び(4b)式
で定義されるオフセット及びゲインの補正だけを行って
も、図3(a)に示すように、第1の成形偏向器7A,
7Bから射出される電子線E4と本来の位置E4Aとの
間にはX方向の誤差δx1 及びY方向の誤差δy1 が生
じてしまう。同様に図3(a)の状態から偏向方向の直
交度の補正だけを行っても、例えば図3(b)に示すよ
うに、Y方向用の第2の成形偏向器10A,10Bが傾
いて取り付けられている場合には、第2の成形偏向器1
0A,10Bから射出される電子線E5と本来の位置E
5Aとの間にもX方向の誤差δx2 及びY方向の誤差δ
y2 が生じてしまう。
成形偏向器9A,9B及び10A,10Bを利用しない
ものとして、例えば図3(a)に示すように、X方向用
の第1の成形偏向器7A,7Bが傾いて取り付けられて
いるものとする。この場合、(4a)式及び(4b)式
で定義されるオフセット及びゲインの補正だけを行って
も、図3(a)に示すように、第1の成形偏向器7A,
7Bから射出される電子線E4と本来の位置E4Aとの
間にはX方向の誤差δx1 及びY方向の誤差δy1 が生
じてしまう。同様に図3(a)の状態から偏向方向の直
交度の補正だけを行っても、例えば図3(b)に示すよ
うに、Y方向用の第2の成形偏向器10A,10Bが傾
いて取り付けられている場合には、第2の成形偏向器1
0A,10Bから射出される電子線E5と本来の位置E
5Aとの間にもX方向の誤差δx2 及びY方向の誤差δ
y2 が生じてしまう。
【0021】そこで本例では、第1の成形偏向器7A,
7B,8A,8Bで生じる図3(a)に示す誤差δx1
及びδy1 と、第2の成形偏向器9A,9B,10A,
10Bで生じる図3(b)に示す誤差δx2 及びδy2
とが相殺するように、(4a)式〜(5b)式における
補正係数rφ〜r2,sφ〜s2の値を適当に選定す
る。これらの係数が決定されれば、所望の断面形状を有
する電子線E3に相当する制御データW及びHに対し
て、第1の成形偏向器7A,7B,8A,8Bについて
は(4a)式及び(4b)式で計算される補正制御デー
タW2及びH2を用いて偏向を行う。そして、第2の成
形偏向器9A,9B,10A,10Bについては(5
a)式及び(5b)式で計算される補正制御データW3
及びH3を用いて偏向を行うと、所望の断面形状の電子
線E3を得ることができる。
7B,8A,8Bで生じる図3(a)に示す誤差δx1
及びδy1 と、第2の成形偏向器9A,9B,10A,
10Bで生じる図3(b)に示す誤差δx2 及びδy2
とが相殺するように、(4a)式〜(5b)式における
補正係数rφ〜r2,sφ〜s2の値を適当に選定す
る。これらの係数が決定されれば、所望の断面形状を有
する電子線E3に相当する制御データW及びHに対し
て、第1の成形偏向器7A,7B,8A,8Bについて
は(4a)式及び(4b)式で計算される補正制御デー
タW2及びH2を用いて偏向を行う。そして、第2の成
形偏向器9A,9B,10A,10Bについては(5
a)式及び(5b)式で計算される補正制御データW3
及びH3を用いて偏向を行うと、所望の断面形状の電子
線E3を得ることができる。
【0022】この場合、(4a)式及び(4b)式より
なる演算と(5a)式及び(5b)式よりなる演算とに
おいては合計で4回の乗算及び4回の加算が実行され
る。これに対して従来の(1a)式及び(1b)式より
なる演算においては4回の乗算及び6回の加算が実行さ
れる。従って、本例の補正演算は従来の補正演算よりも
よりも簡略化されているため、演算回路の規模が小さく
て済み、演算速度が速くなる利点がある。なお、本発明
は上述実施例に限定されず、例えば成形偏向器として、
静電方式以外に電磁方式を用いるなど、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々の構成を取り得ることは勿論であ
る。
なる演算と(5a)式及び(5b)式よりなる演算とに
おいては合計で4回の乗算及び4回の加算が実行され
る。これに対して従来の(1a)式及び(1b)式より
なる演算においては4回の乗算及び6回の加算が実行さ
れる。従って、本例の補正演算は従来の補正演算よりも
よりも簡略化されているため、演算回路の規模が小さく
て済み、演算速度が速くなる利点がある。なお、本発明
は上述実施例に限定されず、例えば成形偏向器として、
静電方式以外に電磁方式を用いるなど、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々の構成を取り得ることは勿論であ
る。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、オフセット及びゲイン
の補正並びに偏向方向と描画時の基準となる方向との平
行度の補正が独立な2組の成形偏向器で行われる。従っ
て、補正演算が全体として従来の補正演算より簡略化さ
れるので、演算手段が簡略化され、演算速度が高速化で
きる利点がある。
の補正並びに偏向方向と描画時の基準となる方向との平
行度の補正が独立な2組の成形偏向器で行われる。従っ
て、補正演算が全体として従来の補正演算より簡略化さ
れるので、演算手段が簡略化され、演算速度が高速化で
きる利点がある。
【図1】本発明による電子線露光装置の一実施例の電子
線の断面形状の可変成形部を示す一部斜視図を含むブロ
ック図である。
線の断面形状の可変成形部を示す一部斜視図を含むブロ
ック図である。
【図2】図1のY方向への断面図である。
【図3】(a)は図1の第1の成形偏向器7A及び7B
の平面図、(b)は図1の第2の成形偏向器10A及び
10Bの平面図である。
の平面図、(b)は図1の第2の成形偏向器10A及び
10Bの平面図である。
【図4】従来の電子線露光装置の電子線の断面形状の可
変成形部を示す斜視図である。
変成形部を示す斜視図である。
【図5】(a)は図4のY方向への断面図、(b)は線
幅の狭い描画パターンを示す平面図、(c)は線幅の広
い描画パターンを示す平面図である。
幅の狭い描画パターンを示す平面図、(c)は線幅の広
い描画パターンを示す平面図である。
【図6】(a)〜(c)はそれぞれ成形偏向器の製作誤
差に起因する電子線の断面形状の誤差の説明に供する要
部の平面図である。
差に起因する電子線の断面形状の誤差の説明に供する要
部の平面図である。
1 第1成形アパーチャ 4 第2成形アパーチャ 7A,7B X方向用の第1の成形偏向器 8A,8B Y方向用の第1の成形偏向器 9A,9B X方向用の第2の成形偏向器 10A,10B Y方向用の第2の成形偏向器 11 第1の補正演算回路 12 第2の補正演算回路 E1 入射する電子線 E3 射出する電子線 H,W 制御データ
Claims (1)
- 【請求項1】 複数枚の成形アパーチャと、該成形アパ
ーチャの間に配置され電子線を平面内の第1の方向に偏
向させる第1の偏向器と、前記成形アパーチャの間に配
置され電子線を前記平面内の前記第1の方向に交差する
第2の方向に偏向させる第2の偏向器とを有し、試料に
照射される電子線の断面形状の前記第1の方向の長さ及
び前記第2の方向の長さをそれぞれ前記第1の偏向器及
び第2の偏向器により変化させる装置において、 前記第1の偏向器を互いに電子線に沿って離れて配置さ
れた2組の偏向器より構成し、 前記第2の偏向器を互いに電子線に沿って離れて配置さ
れた2組の偏向器より構成し、 試料に照射される電子線の断面形状の前記第1の方向の
長さ及び前記第2の方向の長さを制御するための原制御
データに偏向方向と描画時の基準となる座標軸方向との
平行度を補正するための演算を施して得られた補正済み
制御データを前記第1の方向用の2組の偏向器の内の一
方の偏向器及び前記第2の方向用の2組の偏向器の内の
一方の偏向器に供給する第1の補正演算手段と、 前記原制御データにオフセット及びゲインを補正するた
めの演算を施して得た補正済み制御データを前記第1の
方向用の2組の偏向器の内の他方の偏向器及び前記第2
の方向用の2組の偏向器の内の他方の偏向器に供給する
第2の補正演算手段とを設けた事を特徴とする電子線露
光装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4021801A JPH05190434A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 電子線露光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4021801A JPH05190434A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 電子線露光装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05190434A true JPH05190434A (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=12065165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4021801A Withdrawn JPH05190434A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 電子線露光装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05190434A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008524864A (ja) * | 2004-12-21 | 2008-07-10 | ヴィステック・リソグラフィー・リミテッド | 二重モード電子ビームカラム |
| JP2018098242A (ja) * | 2016-12-08 | 2018-06-21 | 株式会社ニューフレアテクノロジー | マルチ荷電粒子ビーム描画装置およびマルチ荷電粒子ビーム描画方法 |
-
1992
- 1992-01-10 JP JP4021801A patent/JPH05190434A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008524864A (ja) * | 2004-12-21 | 2008-07-10 | ヴィステック・リソグラフィー・リミテッド | 二重モード電子ビームカラム |
| JP2018098242A (ja) * | 2016-12-08 | 2018-06-21 | 株式会社ニューフレアテクノロジー | マルチ荷電粒子ビーム描画装置およびマルチ荷電粒子ビーム描画方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |