JPH05192038A - 植物の殺菌方法及びそれに使用する殺菌装置 - Google Patents

植物の殺菌方法及びそれに使用する殺菌装置

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JPH05192038A
JPH05192038A JP4009227A JP922792A JPH05192038A JP H05192038 A JPH05192038 A JP H05192038A JP 4009227 A JP4009227 A JP 4009227A JP 922792 A JP922792 A JP 922792A JP H05192038 A JPH05192038 A JP H05192038A
Authority
JP
Japan
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plant
hood
heat
microwaves
microwave
Prior art date
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Pending
Application number
JP4009227A
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English (en)
Inventor
Akio Hayakawa
川 明 夫 早
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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 病原菌が感染した植物に対し農薬を使用する
ことなく、また、健全部を残したまま病原菌を死滅させ
ることができ、農薬による植物や周囲の環境への悪影響
や、健全部ごと切り取ることによる収穫量の目減りを生
じないようにすることを目的としている。 【構成】 マイクロ波を照射したときの発熱量が水より
も大きい発熱材5を病原菌が感染した植物の患部に塗布
又は付着させ、当該患部にマイクロ波を照射して前記発
熱材5を殺菌温度まで加熱するようにし、これに使用す
る殺菌装置は、患部を覆うフード2と、当該フード内2
に導波路3を通じてマイクロ波を供給するマイクロ波発
振器4と、当該マイクロ波発振器4の発振時間を制御す
る発振制御手段6を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、病原菌が感染した植物
の患部のみを局部加熱して健全部を損傷することなく殺
菌を行う植物の殺菌方法とそれに使用する殺菌装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】植物がかかる病気のうち、こうやく病,
胴枯病,枝枯病,黒星病,腐らん病なは、病原菌が感染
して発生する。そして、これらの病気にかかったとき
は、その病気に応じた農薬を散布して病原菌を死滅させ
たり、病原菌が感染した枝を健全部ごと切り取って焼却
するようにしているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、農薬を
散布すると、その植物や収穫される果実に農薬が残留す
るばかりでなく、周囲の環境にも悪影響を与えるという
問題がある。また、感染された枝を健全部ごと切り取っ
て焼却する場合は、農薬を使用しないので上述したよう
な問題は生じないものの、枝の根元近くに病巣がある場
合にその枝ごと切り取らなければばならないので、特に
果実を収穫する植物にあっては収穫量が減少してしまう
という問題が生ずる。
【0004】そこで本発明は、病原菌が感染した植物に
対し農薬を使用することなく、また、健全部を残したま
ま病原菌を死滅させることができ、その植物や周囲の環
境への悪影響や、健全部ごと切り取ることによる収穫量
の目減りが生じないようにすることを技術的課題として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、マイクロ波を照射したときの発熱量が水
よりも大きい発熱材を病原菌が感染した植物の患部に塗
布又は付着させ、当該患部にマイクロ波を照射して前記
発熱材を殺菌温度まで加熱することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、患部が植物の表層にあるとき
はその上から、樹皮の下にあるときは樹皮を削って患部
を露出させて発熱材を塗布又は付着させ、マイクロ波を
照射する。発熱材は、マイクロ波を照射したときの発熱
量が植物の主成分である水よりも大きいので、マイクロ
波のエネルギーはほとんど発熱材に吸収されて、健全部
が加熱されることなく、発熱材により患部だけが加熱さ
れる。したがって、殺菌温度に達すると患部の病原菌が
死滅することとなり、農薬を使用したり、病原菌に感染
された枝を切り落とす必要もない。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。図1は植物の殺菌装置の一例を示す
概略構成図である。
【0008】図中1は、病原菌が感染した植物の患部を
局部加熱する殺菌装置本体であって、患部を覆うフード
2内に導波路3を通じてマイクロ波を供給するマイクロ
波発振器4と、当該マイクロ波発振器4の発振時間を制
御する発振制御手段6を備えている。
【0009】フード2は、枝や幹を挟んで覆うことがで
きるように、電磁シールドされた筒状容器がその長手方
向に沿って二つ割りされて開閉可能に形成され、その左
右両端面7には挟まれた枝や幹を貫通させる透孔7aが
形成されている。両端面7は、例えば、厚さ方向に弾性
変形可能なハニカム材のマットやその他の弾性材料をフ
ード2の内周面に沿って巻きつけて形成し、前記透孔7
aが、枝や幹の太さに応じて多少変形可能に形成されて
いる。また、このフード2には管状の導波路3を着脱可
能に接続する開口部2aが形成され、感染された枝や幹
の太さに応じてフード2を付け替えることができるよう
に成されている。
【0010】マイクロ波の発振時間を制御する発振制御
手段6は、例えば患部に塗布された発熱材5の温度を検
出する温度センサ8と、その検出信号に基づいて前記発
熱材5が予め設定された殺菌温度に達した時点で、マイ
クロ波発振器4をオフするスイッチ信号を出力する制御
回路9からなる。なお、この殺菌温度はその病原菌が死
滅する温度より高く、植物の健全部に悪影響を与える温
度より低い温度(例えば100〜130℃)に設定され
る。
【0011】したがって、マイクロ波発振器4の発振時
間は、スイッチ10と前記制御回路9により制御される
こととなり、スイッチ10がオンされた時点から制御回
路9によりオフされる時点までマイクロ波が発振され
て、発熱材5が殺菌温度に加熱される。なお、発熱材5
は、例えば、フェライトを含有したペーストや、動物性
脂肪などのように、マイクロ波を照射したときの発熱量
が水よりも大きいものが用いられ、植物の健全部が加熱
されることなく、患部に塗布された発熱材5だけが加熱
されるように成されている。
【0012】以上が、植物の殺菌装置の一例構成であっ
て、次にこれを使用した殺菌方法について説明する。ま
ず、病原菌に感染された植物の患部に発熱体5を塗布す
る。この場合、患部が植物の表面に露出されていればそ
の上から塗布し、樹皮の下に患部があるときは樹皮を削
り取り患部を露出させてから発熱体5を塗布する。
【0013】次いで、温度センサ8を発熱体5に接触す
るように取り付けた後、その枝や幹を挟むようにフード
2を取り付け、その開口部2aに導波路3を接続する。
なお、この場合において、枝や幹がフード2の両端面7
の透孔7aの口径より多少太くても透孔7aが変形して
その太さが許容される。そして、温度センサ8のリード
線8aを、フード2の両端面7に形成されたいずれか一
方の透孔7aから引き出して、殺菌装置本体1の制御回
路9に接続しておく。
【0014】そして、スイッチ10をオンするとマイク
ロ波発振器4から導波路3を通じてフード2内にマイク
ロ波が供給され、患部に塗布した発熱材5が加熱され
る。発熱材5は、マイクロ波が照射されたときの発熱量
が植物の主成分である水より大きいので、マイクロ波に
より植物が直接加熱されることはなく、発熱材5のみが
加熱される。
【0015】患部に塗布されている発熱材5が加熱され
ると、その発熱材5により植物の患部に熱が伝わって局
部加熱され、殺菌温度に達した時点で、病原菌は死滅
し、マイクロ波発振器4は温度センサ7の検出信号によ
り制御回路9からスイッチ信号が出力されてがオフされ
る。したがって、健全部を損傷することなく、病原菌に
感染された患部だけが局部加熱されて、その病原菌を死
滅させることができる。
【0016】なお、フード2は筒状体を長手方向に二つ
割りしたものに限らず、患部を覆うことができる形状で
あればよく、例えば、太い幹の表面に形成された患部を
局部加熱する場合には、その患部を上から覆うカップ型
に形成されていてもよい。また、発振制御手段6とし
て、温度センサ8の検出信号に基づいてマイクロ波発振
装置4をオフさせるスイッチ信号を出力する制御回路9
を用いた場合について説明したが、発振時間を制御する
ことができるものであればその構成は任意である。例え
ば、スイッチをオンすることにより一回に発振されるマ
イクロ波の発振時間が 0.2秒に設定され、患部の大きさ
に応じて任意の回数だけスイッチをオンするようにした
り、0秒〜数秒まで任意の時間に設定できるタイマーに
よりマイクロ波の発振時間を制御するようにしてもよ
い。この場合、フード2に内部を覗くことのできる窓を
設けると共に、発熱材5に示温塗料を含有させておけ
ば、温度センサ7を用いるまでもなく、発熱材5が殺菌
温度まで加熱されたか否かを確認することができる。さ
らに、発熱材5は直接塗布するものに限らず、例えば発
熱物質を含有したシート材や粘土状のものを患部に付着
させて使用する場合であってもよい。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、発
熱材を塗布した患部にマイクロ波を照射することによ
り、健全部を加熱することなく発熱材を介して患部のみ
を加熱させて病原菌を死滅させるこができるので、農薬
による悪影響を生ずることが全くなく、また、植物の健
全部が活かされるので収穫量も確保することができると
いう非常に優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る植物の殺菌装置の一例を示す概
略構成図。
【符号の説明】
1・・・殺菌装置本体 2・・・フード 3・・・導波路 4・・・マイクロ波発振
器 5・・・発熱材 6・・・発振制御手段 8・・・温度センサ 9・・・制御回路 10・・・スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロ波を照射したときの発熱量が水よ
    りも大きい発熱材(5)を病原菌が感染した植物の患部
    に塗布又は付着させ、当該患部にマイクロ波を照射して
    前記発熱材(5)を殺菌温度まで加熱することを特徴と
    する植物の殺菌方法。
  2. 【請求項2】病原菌が感染した植物の患部を覆うフード
    (2)と、当該フード(2)内に導波路(3)を通じて
    マイクロ波を供給するマイクロ波発振器(4)と、当該
    マイクロ波発振器(4)の発振時間を制御する発振制御
    手段(6)を備えたことを特徴とする植物の殺菌装置。
JP4009227A 1992-01-22 1992-01-22 植物の殺菌方法及びそれに使用する殺菌装置 Pending JPH05192038A (ja)

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JP4009227A JPH05192038A (ja) 1992-01-22 1992-01-22 植物の殺菌方法及びそれに使用する殺菌装置

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JPH05192038A true JPH05192038A (ja) 1993-08-03

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JP4009227A Pending JPH05192038A (ja) 1992-01-22 1992-01-22 植物の殺菌方法及びそれに使用する殺菌装置

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