JPH05192666A - 高濃度ミネラル液製造方法 - Google Patents

高濃度ミネラル液製造方法

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JPH05192666A
JPH05192666A JP947292A JP947292A JPH05192666A JP H05192666 A JPH05192666 A JP H05192666A JP 947292 A JP947292 A JP 947292A JP 947292 A JP947292 A JP 947292A JP H05192666 A JPH05192666 A JP H05192666A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、カリ
ウム、亜鉛、鉄、マンガン等のミネラルの外、アミノ
酸、フミン酸、ビタミン類、糖類等の有機質を含み、希
釈して飲用でき、土壌改良剤、食品用水添加剤、殺菌防
臭剤、水質保全剤などとして広く利用できる高濃度ミネ
ラル液を製造する方法を提供する。 【構成】10%以上90%以下の腐植土と残部が泥炭な
ど石炭化度の低い石炭から成る混合物に、0.5%以上
5%以下の濃硫酸、1%以上3%以下のエチルアルコー
ル及び8%以上15%以下の水を添加し、60°C以上
90°C以下の温度に加熱、攪拌し反応を行わせ、次い
で、これを4日以上10日以下の期間放置して醗酵、熟
成させた後、これに重量で30倍以上100倍以下の水
を加え、曝気しながら、7日以上15日以下の期間熟成
させ、更に、固形物を濾過して得た濾液を5日以上10
日以下の期間放置して沈澱及び熟成を行わせた後、その
上澄液を採取し、精密濾過した後、加熱殺菌し、、最後
に重量比で0.1%以上3%以下のエチルアルコールを
添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高濃度ミネラル液製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ミネラル含有水としては、ミネラ
ルを豊富に含有する天然水が使用されていた。又、特殊
な岩石からミネラルを抽出して使用する技術も公知であ
る。然しながら、これら公知の方法で得られるミネラル
水は、飲用水としては有効量のミネラルを含むとして
も、ミネラルの含有量が低く、又、有効な有機質を含ま
ないので、飲用水以外の用途に供されることがなかっ
た。
【0003】カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、
カリウム、亜鉛、鉄、マンガン等のミネラルの外、アミ
ノ酸、フミン酸、ビタミン類、糖類等の有機質を含み、
希釈して飲用でき、土壌改良剤、食品用水添加剤、殺菌
防臭剤、水質保全剤などとして広く利用できる高濃度ミ
ネラル液を製造する方法は知られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは、叙上の高濃度ミネラル液製造方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題は、10%以
上90%以下の腐植土と残部が泥炭など石炭化度の低い
石炭から成る混合物に、0.5%以上5%以下の濃硫
酸、1%以上3%以下のエチルアルコール及び8%以上
15%以下の水を添加し、60°C以上90°C以下の
温度に加熱、攪拌し反応を行わせ、次いで、これを4日
以上10日以下の第一熟成期間放置して醗酵、熟成させ
た後、これに重量で30倍以上100倍以下の水を加
え、曝気しながら、7日以上15日以下の第二熟成期間
熟成させ、更に、固形物を濾過して得た濾液を5日以上
10日以下の第三熟成期間放置して沈澱及び熟成を行わ
せた後、その上澄液を採取し、精密濾過した後、加熱殺
菌し、、最後に重量比で0.1%以上1%%以下のエチ
ルアルコールを添加することにより達成される。
【0006】
【実施例】以下、実施例により本発明方法について説明
する。 〔実施例1〕腐植土50Kgと粉砕した泥炭50Kgを
混合し、これに96%濃硫酸1Kg、エチルアルコール
1Kg及び塩素等の有害不純物を含まない水10リット
ルを添加し、80°Cで2時間攪拌し、これをタンクに
密封して、5日間放置し(第一熟成期間)、醗酵及び熟
成をさせた。この第一熟成期間終了後、タンクの弁を開
き水5キロリットルを注入し、攪拌し、曝気しながら1
0日間(第二熟成期間)熟成させた。この第二熟成期間
に二価鉄を含むゲル状物質が液面に浮上するので、これ
を他の固形物と共に濾過し、濾液を得、この濾液を更に
10日間(最終熟成期間)タンク内に静置して沈澱及び
熟成を行わせた。最終熟成期間終了後、タンク内の上澄
液を1ミクロンフィルターで濾過精製し、これに活性剤
としてエチルアルコール1%を添加して清澄な高濃度ミ
ネラル液を得た。
【0007】この高濃度ミネラル液の性質及び成分は次
の通りであった。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0008】上記には示されていないが、この高濃度ミ
ネラル液は6.5%のフミン酸を含有する。この高濃度
ミネラル液は上表に示した分析値から知られるように、
各種の有用なミネラル成分を含み、然も有害な物質を含
まないので、例えばこれを1000倍に希釈して清涼飲
料水としたり、又食品製造用水としたりすることができ
る。又、このような希釈水は、強い殺菌作用があること
が証明されている。表5には、上記の1000倍希釈水
と滅菌精製水に表5に示した試験菌を添加し、4時間放
置後の残存細菌数を対比して示してある。
【0009】
【表5】
【0010】このときの試験方法は次の通りである。 (1)試験者 財団法人日本食品センター (2)試験菌種 大腸菌 :Escherichia coil IFO 3301 緑膿菌 :Pseudomonas aerug
inosa IFO 13275 黄色ブドウ球菌:Staphylococcus au
reus IFO 12732 腸炎ビブリオ ;Vibrio parahaemol
yticus IFO 12711
【0011】(3)菌液の調製 普通ブイヨン培地(但し、腸炎ビブリオについては3%
食塩添加普通プイヨン培地)で35°C、16〜29時
間震盪培養した試験菌の培養液を、滅菌生理食塩水で1
ミリリットル当たりの菌数が厄10,000,000個
となるように希釈し、菌液とした。
【0012】(4)菌数測定用培地 腸炎ビブリオ以外の試験菌:SCDLP寒天培養地(日
本製薬) 腸炎ビブリオ :3%食塩添加SCDLP寒天培
養地(日本製薬)(5)試験操作 メンブランフィルター(0.45ミクロン)にて除菌後の
試供品10ミリリットルに菌液1ミリリットルを加えて
混合した後、4時間後に試供品中の生菌数を菌数測定用
培地を用いた混釈平板培養法(35°C、2日間培養)
により測定した。また、対照として滅菌精製水または滅
菌3%食塩水について同様に試験した。 (4)試供品 実施例1で得た高濃度ミネラル液を水で1000倍に希
釈し、試供品とした。
【0013】このように、本発明方法により製造された
高濃度ミネラル液は、強力な滅菌作用があるので、これ
を希釈して清涼飲料水や食品製造用水として使用しても
極めて安全であり、又、動植物の成長に有用な各種のミ
ネラル及び有用な有機物を含むので、これを畑や、植木
鉢などの土壌に施せば、土壌中の有用生物の繁殖を増進
するので、顕著な土壌の性質が顕著に改良される効果が
ある。この土壌改良効果は、この高濃度ミネラル液に含
まれるアミノ酸、ビタミン類、フミン酸などの所謂土壌
有機とミネラルの相乗効果によるもので、これらはそれ
自体生物の栄養素である上、互いに結合して金属を含む
金属酵素として土壌微生物などの生理機能を高める効果
がある。
【0014】同様の理由により、この高濃度ミネラル液
を養魚池、水槽、生簀などに使用すると、有害な細菌の
増殖を制限し、余った餌や魚の排泄物を食べるプランク
トンや微小生物の繁殖を促すので、養魚場の水質が良好
な水準に保持され、このため海水の汚染が防止されるの
みでなく、養殖魚そのものにもミネラル及び有用な有機
物が供給されるようになるので、養殖の効率が高められ
るものである。
【0015】又更に、本発明方法により製造された高濃
度ミネラル液は、公知のミネラル抽出液と同等以上の消
臭作用を有し、家庭から排出される生ごみなどに振り掛
けて使用することが推奨される。
【0016】尚、本発明方法は、叙上の実施例に限定さ
れるものでなく、多くの変更例を包含するものである。
以下、幾つかの変更例に就いて述べる。例えば、原料と
して使用する石炭は、石炭化度が低くミネラル及び有機
質を多く含むものであれば、泥炭に限らず、褐炭、亜炭
なども使用でき、又、腐植土との混合比も、原料炭の成
分にもよるが、10%以上90%以下の範囲で自由に変
更できるものである。
【0017】腐植土としては、成分等に特別な制約はな
く、人工の培養土などでも良いが、一般的には、寒冷地
で湿潤な針葉樹林地帯で天然に産するものが望ましい。
而して、この原料炭と腐植土の組成にもよるが、それら
のうち何れか一方の配合比を10%以下とすると、抽出
されるミネラル及び/又は有機質の量が偏ったり、不十
分となったりする。この原料炭と腐植土の配合比は50
%宛とすることが望ましい。
【0018】濃硫酸の添加量が0.5%以下となると、
有効成分の抽出率が著しく低下するが、逆にこの添加量
を5%以上とすると、製品のPHが低くなり過ぎる上、
装置の腐植が著しくなるので、添加量は0.5%以上5
%以下とする。なおこの硫酸添加量は、製品のPHが3
ないし3.8となるように調節することが望ましい。腐
植土や原料炭の酸性度にもよるが、通常この添加量は1
%前後である。
【0019】エチルアルコールの添加量を、1%以下と
すると有効成分の抽出率が著しく低下するが、これを3
%以上としても抽出率が向上しないので、3%以上の添
加は無益である。望ましいアルコール添加量は、通常2
%前後である。水の添加量についても同様で、これを8
%以下又は15%以上とすると、第一熟成期間中に十分
な熟成が出来なくなり、抽出率が減退する。水の添加量
は通常10%前後とすることが推奨される。
【0020】而してこれらの原料を混合するに当たって
は、60°C以上、90°C以下の温度、望ましくは8
0°Cで約2時間攪拌することが推奨される。この温度
が60°C以下であると十分な抽出ができなくなり、逆
に90°C以上とすると有効成分が失われる。
【0021】第一熟成期間は、抽出反応と、抽出成分の
熟成を行わせるものである。この期間を4日未満とする
と十分な熟成ができないが、10以上としても無益であ
る。通常、この第一熟成期間は5〜6日間とすることが
推奨される。第一熟成期間終了後の水の注入量が、熟成
生成物の重量の30倍以下であると有効成分を完全に抽
出できない。又、この水量が100倍以上となると、抽
出液が薄くなり過ぎて不都合を生じる。通常、推奨され
る水の注入量は50倍前後である。
【0022】第二熟成期間は、曝気によりゲル状成分を
浮上分離させ、更に有効成分の抽出と熟成を行うもので
あり、少なくとも7日以上、望ましくは10日前後の期
間が必要である。但し、この期間を15日以上として無
益である。
【0023】最終熟成期間は、主として固形成分の沈澱
を行わせるためのもので、この期間は最低5日、望まし
くは10日間とする。15日以上の熟成は無益である。
最終熟成期間終了後の濾過は、精密濾過器によることが
要求される。又、加熱殺菌は、ミネラル液の使用目的に
応じて適宜の方法が採用されるものであるが、飲料用な
どの場合、80°Cで30分加熱することが望ましい。
【0024】製品にエチルアルコールを添加する目的
は、ミネラル水の活性を高めるためであり、最低0.1
%、望ましくは1%ヲ添加する。添加量が0.1%以下
では見るべき効果がなく、又、3%以上添加してもコス
トが嵩むのみで活性を高める効果が見られない。
【0025】
【発明の効果】本発明方法により得られる高濃度ミネラ
ル液は、叙上の如き成分を有するので、これを希釈して
清涼飲料水、ミネラルウォーターとして飲用に供するこ
とができ、これを長期に渡り飲用すれば健康の増進に有
益である。この高濃度ミネラル液は、食品製造用水とし
て利用でき、更に、養魚場、鑑賞魚用などの水槽、活魚
用の生簀、池水、ゴルフ場等の排水などの浄化、水質保
全に有効である。又、この高濃度ミネラル液は、土壌改
良作用を有し、更に消臭剤としても利用し得るものであ
る。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記(1)ないし(8)の工程から成るこ
    とを特徴とする高濃度ミネラル液製造方法。 (1)重量比(以下同様)で、10%以上90%以下の
    腐植土と、残部が石炭化度の低い石炭から成る混合物を
    原料とし、これに0.5%以上5%以下の濃硫酸、1%
    以上3%以下のエチルアルコール及び8%以上15%以
    下の水を添加し、60°C以上90°C以下の温度に加
    熱、攪拌する工程。 (2)前工程により製造した原料を、4日以上10日以
    下の期間(以下、第一熟成期間という)放置して醗酵、
    熟成させる工程。 (3)第一熟成期間中熟成させた原料に、重量で30倍
    以上100倍以下の水を加え、曝気しながら、7日以上
    15日以下の期間(以下、第二熟成期間という)熟成さ
    せる工程。 (4)第二熟成期間中熟成させた原料から固形物を濾過
    し、濾液を採取する工程。 (5)前工程により採取した濾液を、5日以上15日以
    下の期間(以下、第三熟成期間という)放置して沈澱及
    び熟成させる工程。 (6)第三熟成期間中熟成させた濾液の上澄液を採取
    し、精密濾過する工程。 (7)前工程により得られた濾液を加熱殺菌する工程。 (8)前工程で得られた液に0.1%以上3%以下のエ
    チルアルコールを添加する工程。
  2. 【請求項2】泥炭を原料として使用する請求項1に記載
    の高濃度ミネラル液製造方法。
  3. 【請求項3】原料として、腐植土50%と泥炭50%と
    から成る混合物を用いることを特徴とする請求項1又は
    2にに記載の高濃度ミネラル液製造方法。
  4. 【請求項4】原料に対する濃硫酸の添加量が、1%であ
    る請求項1ないし3の何れか一に記載の高濃度ミネラル
    液製造方法。
  5. 【請求項5】原材料に対するエチルアルコールの添加量
    が、2%である請求項1ないし4の何れか一に記載の高
    濃度ミネラル液製造方法。
  6. 【請求項6】原材料に対する水の添加量が、10%であ
    る請求項1ないし5の何れか一に記載の高濃度ミネラル
    液製造方法。
  7. 【請求項7】原材料に対するエチルアルコールの添加量
    が、2%である請求項1ないし6の何れか一に記載の高
    濃度ミネラル液製造方法。
  8. 【請求項8】第一熟成期間が5日間である請求項1ない
    し7の何れか一に記載の高濃度ミネラル液製造方法。
  9. 【請求項9】第一熟成期間終了後の希釈率が、50倍で
    ある請求項1ないし8の何れか一に記載の高濃度ミネラ
    ル液製造方法。
  10. 【請求項10】第二熟成期間が10日間である請求項1
    ないし9の何れか一に記載の高濃度ミネラル液製造方
    法。
  11. 【請求項11】最終熟成期間が10日間である請求項1
    ないし10の何れか一に記載の高濃度ミネラル液製造方
    法。
  12. 【請求項12】加熱殺菌が80°Cで30分間行われる
    請求項1ないし11の何れか一に記載の高濃度ミネラル
    液製造方法。
  13. 【請求項13】最終工程で添加するエチルアルコールの
    添加量が1%である請求項1ないし12の何れか一に記
    載の高濃度ミネラル液製造方法。
  14. 【請求項14】最終工程で得られた製品のPHが3ない
    し3.8である請求項1ないし13の何れか一に記載の
    高濃度ミネラル液製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006109709A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Marinekkus:Kk 魚類飼料および魚類の飼育方法
KR101235144B1 (ko) * 2010-09-08 2013-02-21 삼영이노텍주식회사 친환경 미네랄 복합 기능성 수용액의 제조방법
KR20230108440A (ko) * 2022-01-11 2023-07-18 농업회사법인 남진영농산업 주식회사 블랙피트와 효소를 포함한 토양 복원제 및 그 제조방법

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