JPH05193924A - 二酸化炭素の海洋処理方法及びドライアイス投下装置 - Google Patents
二酸化炭素の海洋処理方法及びドライアイス投下装置Info
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- JPH05193924A JPH05193924A JP4005692A JP569292A JPH05193924A JP H05193924 A JPH05193924 A JP H05193924A JP 4005692 A JP4005692 A JP 4005692A JP 569292 A JP569292 A JP 569292A JP H05193924 A JPH05193924 A JP H05193924A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B09—DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
- B09B—DISPOSAL OF SOLID WASTE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B09B1/00—Dumping solid waste
- B09B1/002—Sea dumping
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 長大なパイプを使用せずにCO2 を海洋処理
する。 【構成】 海洋上にドライアイスプレス機13を搭載し
た処理用船31を配備し、この処理用船31からドライ
アイスCの昇華が少なくなる所定深度dまで延出された
投下用パイプ32を設ける。投下用パイプ32にポンプ
38を備えた分岐管37を設け、下方への海水流aを形
成する。工場などで排出されたCO2 ガスを液化して処
理用船31まで運搬し、その液体CO2 をドライアイス
プレス機13で固化させてドライアイスCを製造し、こ
のドライアイスCを投下用パイプ32によって下方流a
に乗せて急速に強制降下させた後、自重にて海底36ま
で降下させる。
する。 【構成】 海洋上にドライアイスプレス機13を搭載し
た処理用船31を配備し、この処理用船31からドライ
アイスCの昇華が少なくなる所定深度dまで延出された
投下用パイプ32を設ける。投下用パイプ32にポンプ
38を備えた分岐管37を設け、下方への海水流aを形
成する。工場などで排出されたCO2 ガスを液化して処
理用船31まで運搬し、その液体CO2 をドライアイス
プレス機13で固化させてドライアイスCを製造し、こ
のドライアイスCを投下用パイプ32によって下方流a
に乗せて急速に強制降下させた後、自重にて海底36ま
で降下させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二酸化炭素の海洋処理
方法及びこの方法において使用されるドライアイス投下
装置に関するものである。
方法及びこの方法において使用されるドライアイス投下
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、工場や発電所などにおいて排出さ
れる二酸化炭素(CO2 ガス)が地球温暖化を引き起こ
すことが問題になっている。このため近来にあっては、
CO 2 を大気中に放出することなく処理する方法が種
々提案され始めている。
れる二酸化炭素(CO2 ガス)が地球温暖化を引き起こ
すことが問題になっている。このため近来にあっては、
CO 2 を大気中に放出することなく処理する方法が種
々提案され始めている。
【0003】その処理方法として有力なのは、CO2 を
海洋に溶解或いは処理する方法である。図3に示すよう
に、海洋は、深度が深くなるに従って圧力Pが高くなる
と共に、温度tは大気の影響を受ける表層Aでは比較的
高く、曲折しながら低下していくが、それより下は安定
で更新期間が長い深層Bである(電子技術総合研究所彙
報,第54巻第6号,「地球温暖化ガスCO2 と海
洋」,Fig.24 Temperatureand salinity of sea water.
Kurosio region 、による)。そしてこのような海洋に
おいて海水の温度t、圧力Pに対し平衡状態にあるCO
2 が存在するとすれば、水深約500mで液体の状態とな
り、且つその密度は約2,700mで海水の密度ρ S と等し
くなる(図中、CO2 の密度推移ρC 参照)。従って、
液体CO2 は、海水の密度ρS より小さい状態となる約
500m以下領域Qに存在した場合は、気体の状態のときよ
りも緩やかであるが上昇し、表層Aに達するまでに大部
分は海水中に溶解するものの、溶解されなかった分は気
化し、大気中に放出されることになる。これに対し、海
水より密度が大きくなる領域Rでは、液体CO2 が大気
中に戻る可能性は極めて少ない。従って、産業廃棄物た
るCO2 ガスを液化し、海洋中の深度約2,700m以下の海
底へと処理する方法が検討されている。
海洋に溶解或いは処理する方法である。図3に示すよう
に、海洋は、深度が深くなるに従って圧力Pが高くなる
と共に、温度tは大気の影響を受ける表層Aでは比較的
高く、曲折しながら低下していくが、それより下は安定
で更新期間が長い深層Bである(電子技術総合研究所彙
報,第54巻第6号,「地球温暖化ガスCO2 と海
洋」,Fig.24 Temperatureand salinity of sea water.
Kurosio region 、による)。そしてこのような海洋に
おいて海水の温度t、圧力Pに対し平衡状態にあるCO
2 が存在するとすれば、水深約500mで液体の状態とな
り、且つその密度は約2,700mで海水の密度ρ S と等し
くなる(図中、CO2 の密度推移ρC 参照)。従って、
液体CO2 は、海水の密度ρS より小さい状態となる約
500m以下領域Qに存在した場合は、気体の状態のときよ
りも緩やかであるが上昇し、表層Aに達するまでに大部
分は海水中に溶解するものの、溶解されなかった分は気
化し、大気中に放出されることになる。これに対し、海
水より密度が大きくなる領域Rでは、液体CO2 が大気
中に戻る可能性は極めて少ない。従って、産業廃棄物た
るCO2 ガスを液化し、海洋中の深度約2,700m以下の海
底へと処理する方法が検討されている。
【0004】図4に示すようにこの海洋処理方法は、工
場1の排ガス中に含まれるCO2 を、隣接させたプラン
ト2において公知の吸着法(PTSA法、MEA法等)
にて分離させ、圧縮液化した後、この液体CO2 をタン
カー3,4にて海洋上まで運搬し、所定の海域に建設さ
れた鉛直な放流管5により深度3,000m級の海底6に処理
するものである。この方法によって処理された液体CO
2 は、深海底6のCO2 貯留部となる窪み7及びその近
傍ゾーン8において海中に溶解することとなり(一部は
その上部のゾーン9において拡散或いは移流)、CO2
を海洋中に封じ込めることができる。
場1の排ガス中に含まれるCO2 を、隣接させたプラン
ト2において公知の吸着法(PTSA法、MEA法等)
にて分離させ、圧縮液化した後、この液体CO2 をタン
カー3,4にて海洋上まで運搬し、所定の海域に建設さ
れた鉛直な放流管5により深度3,000m級の海底6に処理
するものである。この方法によって処理された液体CO
2 は、深海底6のCO2 貯留部となる窪み7及びその近
傍ゾーン8において海中に溶解することとなり(一部は
その上部のゾーン9において拡散或いは移流)、CO2
を海洋中に封じ込めることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記海洋
処理方法では、放流管5として深海底6まで達する長大
なパイプを必要とするという問題がある。すなわち海面
上から深度3,000m近くまでパイプを鉛直に伸ばして建設
するのは大変な難工事であり、その建設費、材料費、維
持費なども極めて大きなものとなる。
処理方法では、放流管5として深海底6まで達する長大
なパイプを必要とするという問題がある。すなわち海面
上から深度3,000m近くまでパイプを鉛直に伸ばして建設
するのは大変な難工事であり、その建設費、材料費、維
持費なども極めて大きなものとなる。
【0006】そこで本発明は、上記事情に鑑み、長大な
パイプを必要としない二酸化炭素の海洋処理方法を、ま
たこの方法を実施する際に使用される装置を提供すべく
創案されたものである。
パイプを必要としない二酸化炭素の海洋処理方法を、ま
たこの方法を実施する際に使用される装置を提供すべく
創案されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、工場などで排
出されたCO2 ガスを液化して海洋上まで運搬し、その
液体CO2 を海洋上にて固化させてドライアイスを製造
し、このドライアイスを昇華が少なくなる所定深度まで
急速に強制降下させた後、自重にて海底まで降下させる
ものである。
出されたCO2 ガスを液化して海洋上まで運搬し、その
液体CO2 を海洋上にて固化させてドライアイスを製造
し、このドライアイスを昇華が少なくなる所定深度まで
急速に強制降下させた後、自重にて海底まで降下させる
ものである。
【0008】また本発明は、上記方法を実施するに際し
て使用される装置であって、海洋上の船等からドライア
イスの昇華が少なくなる所定深度まで延出された投下用
パイプと、この投下用パイプ内に下方への海水流を形成
するための送水手段とを備えたものである。
て使用される装置であって、海洋上の船等からドライア
イスの昇華が少なくなる所定深度まで延出された投下用
パイプと、この投下用パイプ内に下方への海水流を形成
するための送水手段とを備えたものである。
【0009】
【作用】上記方法によって、海水よりも比重が大きいド
ライアイスは海底に沈み、降下途中でのCO2 ガスの放
出は最少限に抑えられる。
ライアイスは海底に沈み、降下途中でのCO2 ガスの放
出は最少限に抑えられる。
【0010】また上記構成によって、投下用パイプは船
などから装入されたドライアイスを昇華が少なくなる所
定深度まで導く。送水手段は、投下用パイプ内に下方へ
の海水流を形成することで、ドライアイスを速やかに投
下用パイプの下端部まで降下させる。
などから装入されたドライアイスを昇華が少なくなる所
定深度まで導く。送水手段は、投下用パイプ内に下方へ
の海水流を形成することで、ドライアイスを速やかに投
下用パイプの下端部まで降下させる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。
明する。
【0012】まず図2によって、本発明に係わる二酸化
炭素の海洋処理方法の一実施例を説明する。この方法は
概ね四段階のステップで成り、第一ステップは、発電所
或いは工場などから排出されたCO2 ガスを液化し、C
O2 船(タンカー)により海洋上の所定地点まで運搬す
るものである。この海洋ポイントとしては、深度が3,00
0m以上の海域、例えば太平洋の日本海溝付近、或いは伊
豆沖などの海域を選択する。
炭素の海洋処理方法の一実施例を説明する。この方法は
概ね四段階のステップで成り、第一ステップは、発電所
或いは工場などから排出されたCO2 ガスを液化し、C
O2 船(タンカー)により海洋上の所定地点まで運搬す
るものである。この海洋ポイントとしては、深度が3,00
0m以上の海域、例えば太平洋の日本海溝付近、或いは伊
豆沖などの海域を選択する。
【0013】その海域には、予め処理用船を配置してお
く。この処理用船には、運搬されてきた液体CO2 を受
け入れるための荷役設備11と、液体CO2 を一時貯留
しておくためのCO2 貯蔵タンク12と、その液体CO
2 でドライアイスを製造するためのドライアイスプレス
機13と、そのドライアイスを海底に投下するためのド
ライアイス投下装置14とが備えられている。また付帯
設備として、CO2 貯蔵タンク圧力を一定に保持するた
めの再液化用設備15と、ドライアイスプレス機13か
ら排出されるガスを処理する回収設備16とが設けられ
ている。
く。この処理用船には、運搬されてきた液体CO2 を受
け入れるための荷役設備11と、液体CO2 を一時貯留
しておくためのCO2 貯蔵タンク12と、その液体CO
2 でドライアイスを製造するためのドライアイスプレス
機13と、そのドライアイスを海底に投下するためのド
ライアイス投下装置14とが備えられている。また付帯
設備として、CO2 貯蔵タンク圧力を一定に保持するた
めの再液化用設備15と、ドライアイスプレス機13か
ら排出されるガスを処理する回収設備16とが設けられ
ている。
【0014】従ってこの方法の第二ステップとしては、
CO2 船により海洋上の処理用船まで運搬されてきた液
体CO2 を、荷役設備11を介して一旦CO2 貯蔵タン
ク12に受け入れ、この液体CO2 をドライアイスプレ
ス機13に送る過程で急激に膨張させてスノー化し、水
分を少量注入することにより(工水)ドライアイスプレ
ス機13において加圧成形し、ドライアイスを製造する
ものである。
CO2 船により海洋上の処理用船まで運搬されてきた液
体CO2 を、荷役設備11を介して一旦CO2 貯蔵タン
ク12に受け入れ、この液体CO2 をドライアイスプレ
ス機13に送る過程で急激に膨張させてスノー化し、水
分を少量注入することにより(工水)ドライアイスプレ
ス機13において加圧成形し、ドライアイスを製造する
ものである。
【0015】荷役設備11は、CO2 船の着棧、離棧及
び係船を行うための諸機能を有し、CO2 船の配管に接
続するための液用アンローディングアーム及び戻りガス
用ローディングアーム(図示せず)が設けられている。
CO2 貯蔵タンク12は、CO2 船からの液体CO2 の
全量を貯留できるだけの容積で成る。このCO2 貯蔵タ
ンク12を備える理由は、CO2 船からの受入時間より
もドライアイス製造時間が長くなるため、これを調節す
る必要があるためである。またCO2 貯蔵タンク12に
は、受入中のCO2 船のタンク圧力を保持するためのC
O2 戻りガスブロワ17が備えられており、受入液の容
積に相当するガスをCO2 船に返送するようになってい
る。
び係船を行うための諸機能を有し、CO2 船の配管に接
続するための液用アンローディングアーム及び戻りガス
用ローディングアーム(図示せず)が設けられている。
CO2 貯蔵タンク12は、CO2 船からの液体CO2 の
全量を貯留できるだけの容積で成る。このCO2 貯蔵タ
ンク12を備える理由は、CO2 船からの受入時間より
もドライアイス製造時間が長くなるため、これを調節す
る必要があるためである。またCO2 貯蔵タンク12に
は、受入中のCO2 船のタンク圧力を保持するためのC
O2 戻りガスブロワ17が備えられており、受入液の容
積に相当するガスをCO2 船に返送するようになってい
る。
【0016】そして海洋処理方法の第三ステップとし
て、製造されたドライアイスをドライアイス投下装置1
4に移し、この装置によって、ドライアイスの昇華が少
なくなる所定深度まで強制降下させる。
て、製造されたドライアイスをドライアイス投下装置1
4に移し、この装置によって、ドライアイスの昇華が少
なくなる所定深度まで強制降下させる。
【0017】図1は、この第三のステップを示したもの
であり、本発明に係わるドライアイス投下装置の一実施
例である。このドライアイス投下装置は、処理用船31
から所定の深度dまで鉛直に延出された投下用パイプ3
2と、投下用パイプ32内に下方への海水流aを形成す
るための送水手段33とが備えられて構成されている。
であり、本発明に係わるドライアイス投下装置の一実施
例である。このドライアイス投下装置は、処理用船31
から所定の深度dまで鉛直に延出された投下用パイプ3
2と、投下用パイプ32内に下方への海水流aを形成す
るための送水手段33とが備えられて構成されている。
【0018】投下用パイプ32は、製造されるドライア
イスCの径よりも充分大きな内径を有して形成され、上
端部34が処理用船31に固定されて適宜開口されてい
ると共に、下端部35は深度Dが3,000m以上の海底36
に向けて開口されている。そして投下用パイプ32の延
出長さ、すなわち所定深度dとしては、ドライアイスC
が海中で激しく昇華して気化する割合が多い区間を越え
るものであって、その相変化がガスから液体へと移行す
ると考えられる約500mが目安となる。そして液化したC
O2 が海洋表層へと緩やかに上昇するまでに溶解して、
気体の形で大気中に放出されないような深度とすべきで
ある。本発明者はこのような条件を勘案して、所定深度
dは約700mが適当であると判断した。
イスCの径よりも充分大きな内径を有して形成され、上
端部34が処理用船31に固定されて適宜開口されてい
ると共に、下端部35は深度Dが3,000m以上の海底36
に向けて開口されている。そして投下用パイプ32の延
出長さ、すなわち所定深度dとしては、ドライアイスC
が海中で激しく昇華して気化する割合が多い区間を越え
るものであって、その相変化がガスから液体へと移行す
ると考えられる約500mが目安となる。そして液化したC
O2 が海洋表層へと緩やかに上昇するまでに溶解して、
気体の形で大気中に放出されないような深度とすべきで
ある。本発明者はこのような条件を勘案して、所定深度
dは約700mが適当であると判断した。
【0019】送水手段33は、投下用パイプ32の海中
部分に取り付けられた分岐管37と、分岐管37に設け
られたポンプ38とで構成されている。分岐管37は、
投下用パイプ32との取付位置から斜め上方へと延長さ
れ、管全体が海水中に在るように比較的短い長さで形成
されている。そしてポンプ38の吐出部は、分岐管37
内に位置されて投下用パイプ32側(下方)に向けられ
ている。従ってポンプ38を作動させることで、分岐管
37から投入用パイプ32へと海水が流入し、下方への
海水流aが形成されるようになっている。なお投下用パ
イプ32内及び分岐管37内には海水が満たされている
ので、ポンプ38の吐出圧を設定する場合に投下用パイ
プ32の上下端部34,35の水圧差を考慮する必要は
全くなく、比較的低い圧力でも海水流aは形成されるも
のである。
部分に取り付けられた分岐管37と、分岐管37に設け
られたポンプ38とで構成されている。分岐管37は、
投下用パイプ32との取付位置から斜め上方へと延長さ
れ、管全体が海水中に在るように比較的短い長さで形成
されている。そしてポンプ38の吐出部は、分岐管37
内に位置されて投下用パイプ32側(下方)に向けられ
ている。従ってポンプ38を作動させることで、分岐管
37から投入用パイプ32へと海水が流入し、下方への
海水流aが形成されるようになっている。なお投下用パ
イプ32内及び分岐管37内には海水が満たされている
ので、ポンプ38の吐出圧を設定する場合に投下用パイ
プ32の上下端部34,35の水圧差を考慮する必要は
全くなく、比較的低い圧力でも海水流aは形成されるも
のである。
【0020】このように構成されたドライアイス投下装
置において、ドライアイスプレス機13により製造され
たドライアイスCは、投下用パイプ32の上端部34か
ら順次装入され、ポンプ38による下方への海水流aに
乗って、投下入用パイプ32内を自然落下よりも速い速
度で降下する。このとき、約500mの深度までは昇華によ
りドライアイスCの一部はガスに変化するが、その量は
最少限に抑えることができる。すなわちドライアイスC
が液体CO2 よりも海水との比重差が大きいことを利用
して、単に船上からドライアイスを投下するのでは、海
底36に届く過程でその数%が、例えば約15%のドライ
アイスCが昇華してしまい、CO2 ガスが海中に溶解せ
ずに大気中に戻って、本来の目的が充分達成されないお
それがある。本発明のドライアイス投下装置によれば、
ドライアイスCは昇華する区間を速やかに通過して所定
深度dまで到達するので、降下過程で気化される量は極
めて限られたものとなる。またこの投下装置は極めて簡
単な構成であり、汎用性に富む。
置において、ドライアイスプレス機13により製造され
たドライアイスCは、投下用パイプ32の上端部34か
ら順次装入され、ポンプ38による下方への海水流aに
乗って、投下入用パイプ32内を自然落下よりも速い速
度で降下する。このとき、約500mの深度までは昇華によ
りドライアイスCの一部はガスに変化するが、その量は
最少限に抑えることができる。すなわちドライアイスC
が液体CO2 よりも海水との比重差が大きいことを利用
して、単に船上からドライアイスを投下するのでは、海
底36に届く過程でその数%が、例えば約15%のドライ
アイスCが昇華してしまい、CO2 ガスが海中に溶解せ
ずに大気中に戻って、本来の目的が充分達成されないお
それがある。本発明のドライアイス投下装置によれば、
ドライアイスCは昇華する区間を速やかに通過して所定
深度dまで到達するので、降下過程で気化される量は極
めて限られたものとなる。またこの投下装置は極めて簡
単な構成であり、汎用性に富む。
【0021】所定深度dまで強制降下されたドライアイ
スCは、以降、自重によってのみ降下し、CO2 貯留部
となる海底の窪み39に落着する。これが本発明のCO
2 の海洋処理方法の第四ステップとなる。この自然降下
過程では、ドライアイスCの一部は主として液体の形に
相変化するが、その量は限られたものであり、また上昇
して表層に達するまでは長い時間がかかるので、ほとん
どは海中に溶解する。
スCは、以降、自重によってのみ降下し、CO2 貯留部
となる海底の窪み39に落着する。これが本発明のCO
2 の海洋処理方法の第四ステップとなる。この自然降下
過程では、ドライアイスCの一部は主として液体の形に
相変化するが、その量は限られたものであり、また上昇
して表層に達するまでは長い時間がかかるので、ほとん
どは海中に溶解する。
【0022】なお上記実施例のポンプ38としてはどの
様な型式のものでも適用でき、また分岐管37の形状も
図示例に限るものではない。
様な型式のものでも適用でき、また分岐管37の形状も
図示例に限るものではない。
【0023】このほか付帯設備として図2に示した再液
化用設備15は、入熱により発生したガスを再液化用C
O2 圧縮機18により昇圧させた後、これを再液化用凝
縮器19に送り、ここで液化されたCO2 を再液化用レ
シーバ20に一旦溜めてから、CO2 貯蔵タンク12に
戻されるようになっている。再液化用凝縮器19の冷熱
源としては、プロパン冷凍機21が設けられている。ま
た回収設備16は、ドライアイスプレス機13内でフラ
ッシュにより発生したガスを、CO2 ガスホルダ22に
よって一時的に貯蔵してから、回収用CO2 圧縮機23
により昇圧し、CO2 貯蔵タンク12に戻すようになっ
ている。
化用設備15は、入熱により発生したガスを再液化用C
O2 圧縮機18により昇圧させた後、これを再液化用凝
縮器19に送り、ここで液化されたCO2 を再液化用レ
シーバ20に一旦溜めてから、CO2 貯蔵タンク12に
戻されるようになっている。再液化用凝縮器19の冷熱
源としては、プロパン冷凍機21が設けられている。ま
た回収設備16は、ドライアイスプレス機13内でフラ
ッシュにより発生したガスを、CO2 ガスホルダ22に
よって一時的に貯蔵してから、回収用CO2 圧縮機23
により昇圧し、CO2 貯蔵タンク12に戻すようになっ
ている。
【0024】このように、排出されたCO2 ガスを液化
してCO2 船3により海洋上の処理用船31まで運搬
し、処理用船31に搭載されたドライアイスプレス機1
3で液体CO2 をドライアイスCにし、ポンプ38によ
り下方への海水流aが形成された投下用パイプ32によ
り約700mまで急速に強制降下させた後、自重にて海底3
6まで降下させるようにしたので、CO2 を確実に海底
36に処理することができ、大気中に戻ってしまうCO
2 を僅かな量に抑えて、確実に且つ効率よく処理でき
る。そして投下用パイプ32の長さは従来の液体CO2
を処理するためのパイプに比べて略1/4 程度の短いもの
で済み、比較的容易に製造できて、建設費などが蒿むの
を防ぐことができる。
してCO2 船3により海洋上の処理用船31まで運搬
し、処理用船31に搭載されたドライアイスプレス機1
3で液体CO2 をドライアイスCにし、ポンプ38によ
り下方への海水流aが形成された投下用パイプ32によ
り約700mまで急速に強制降下させた後、自重にて海底3
6まで降下させるようにしたので、CO2 を確実に海底
36に処理することができ、大気中に戻ってしまうCO
2 を僅かな量に抑えて、確実に且つ効率よく処理でき
る。そして投下用パイプ32の長さは従来の液体CO2
を処理するためのパイプに比べて略1/4 程度の短いもの
で済み、比較的容易に製造できて、建設費などが蒿むの
を防ぐことができる。
【0025】また液体CO2 から製造したドライアイス
Cを直ちに海中に投下するようにしたので、ドライアイ
スCを保存するための設備を必要としない。
Cを直ちに海中に投下するようにしたので、ドライアイ
スCを保存するための設備を必要としない。
【0026】なお本発明のドライアイス投下装置は、本
実施例の方法に限らず、ドライアイスの形で処理する方
法に広く使用することができるものである。
実施例の方法に限らず、ドライアイスの形で処理する方
法に広く使用することができるものである。
【0027】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
な優れた効果を発揮する。
【0028】(1) 請求項1記載の方法によれば、長大な
パイプを使用することなくCO2 を海洋中に確実に処理
することができる。
パイプを使用することなくCO2 を海洋中に確実に処理
することができる。
【0029】(2) 請求項2記載の構成によれば、簡単な
構造にてドライアイスを気化量少なく海底まで投下する
ことができる。
構造にてドライアイスを気化量少なく海底まで投下する
ことができる。
【図1】本発明に係わるドライアイス投下装置の一実施
例を示した側断面図である。
例を示した側断面図である。
【図2】本発明に係わる二酸化炭素の海洋処理方法の一
実施例を示したブロック図である。
実施例を示したブロック図である。
【図3】二酸化炭素の海洋処理方法の技術的背景となる
海洋の性質を示した圧力及び温度の深度変化図である。
海洋の性質を示した圧力及び温度の深度変化図である。
【図4】従来の二酸化炭素の海洋処理方法を示した概念
図である。
図である。
31 処理用船(海洋上の船) 32 投下用パイプ 33 送水手段 C ドライアイス a 下方の海水流 d 所定深度
Claims (2)
- 【請求項1】 工場などで排出されたCO2 ガスを液化
して海洋上まで運搬し、その液体CO2 を海洋上にて固
化させてドライアイスを製造し、該ドライアイスを昇華
が少なくなる所定深度まで急速に強制降下させた後、自
重にて海底まで降下させることを特徴とする二酸化酸素
の海洋処理方法。 - 【請求項2】 海洋上の船等からドライアイスの昇華が
少なくなる所定深度まで延出された投下用パイプと、該
投下用パイプ内に下方への海水流を形成するための送水
手段とを備えたことを特徴とするドライアイス投下装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4005692A JPH05193924A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 二酸化炭素の海洋処理方法及びドライアイス投下装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4005692A JPH05193924A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 二酸化炭素の海洋処理方法及びドライアイス投下装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05193924A true JPH05193924A (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=11618158
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4005692A Pending JPH05193924A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 二酸化炭素の海洋処理方法及びドライアイス投下装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05193924A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102119030B1 (ko) * | 2019-04-09 | 2020-06-04 | 김종욱 | 바닷물을 이용하여 대기중의 이산화탄소 농도를 저감시키는 방법 |
| CN116477221A (zh) * | 2022-01-14 | 2023-07-25 | 大连船舶重工集团有限公司 | 一种海上co2封存方法 |
| CN117163961A (zh) * | 2023-09-01 | 2023-12-05 | 中国海洋大学 | 利用海底采矿车播洒干冰泥的碳封存装置及封存方法 |
-
1992
- 1992-01-16 JP JP4005692A patent/JPH05193924A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102119030B1 (ko) * | 2019-04-09 | 2020-06-04 | 김종욱 | 바닷물을 이용하여 대기중의 이산화탄소 농도를 저감시키는 방법 |
| WO2020209510A1 (ko) * | 2019-04-09 | 2020-10-15 | 김종욱 | 바닷물을 이용하여 대기 중의 이산화탄소 농도를 저감시키는 방법 및 바닷물을 이용하여 대기 중의 이산화탄소 농도를 저감시키는 장치 |
| CN116477221A (zh) * | 2022-01-14 | 2023-07-25 | 大连船舶重工集团有限公司 | 一种海上co2封存方法 |
| CN117163961A (zh) * | 2023-09-01 | 2023-12-05 | 中国海洋大学 | 利用海底采矿车播洒干冰泥的碳封存装置及封存方法 |
| CN117163961B (zh) * | 2023-09-01 | 2024-03-12 | 中国海洋大学 | 利用海底采矿车播洒干冰泥的碳封存装置及封存方法 |
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