JPH0519404A - 有機分子会合体の形成法 - Google Patents

有機分子会合体の形成法

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JPH0519404A
JPH0519404A JP16981391A JP16981391A JPH0519404A JP H0519404 A JPH0519404 A JP H0519404A JP 16981391 A JP16981391 A JP 16981391A JP 16981391 A JP16981391 A JP 16981391A JP H0519404 A JPH0519404 A JP H0519404A
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JP
Japan
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forming
film
organic molecule
maximum absorption
temperature
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Application number
JP16981391A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Oki
博 大木
Akio Miyata
昭雄 宮田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一種類のフォトクロミズムを示す有機会合体
を形成しうる有機分子から二種類以上の有機分子会合体
を形成する方法を提供する。 【構成】 フォトクロミズムを示す有機分子会合体を形
成しうる有機分子の混合物からLB膜を形成し、紫外線
照射によって累性化させその後、所定温度(T1)で過
熱処理して第1の最大吸収の波長を示す分子会合体を形
成させ、同様にLB膜を形成し、累性化させた後上記と
異なる温度(T2)で加熱処理して第2の最大吸収波長
を示す分子会合体を形成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有機分子会合体の形成方
法に関する。さらに詳しくは、単一種類の有機分子から
二種類以上の最大吸収波長の異なる分子会合体を積層し
た波長多重記録媒体を作製する技術として利用可能なも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の有機分子の会合体の形成方法は、
紫外域の光照射及び加熱処理により行われているが、有
機分子会合体形成に対する加熱処理温度依存性は考慮さ
れていない。従来の異なる最大吸収波長を有する有機分
子会合体の形成方法は、異なる有機分子を用いた場合、
或は、単一種類の有機分子に対して混合した物質又は混
合比が異なる場合に限定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の有機分子会合体
の形成方法は、単に個々の有機分子を会合させるための
熱量を与えているだけであり、有機分子に対する会合体
の制御を行っていない。従来の異なる最大吸収波長を有
する有機分子会合体の形成方法は、単一種類の有機分子
に同一混合比で添加された単一種類の有機分子の混合物
では行われていない。従来の有機分子の会合体を用いた
波長多重記録媒体の作製を行う場合、有機分子会合体を
形成し得る有機分子が少なく、更に一つの有機分子会合
体の加熱処理が他の有機分子会合体の破壊を招くという
問題があった。有機分子会合体を用いた波長多重記録媒
体を作製するためには、有機分子会合体を形成し利用で
きる有機分子の種類が限定されることから、一種類の有
機分子から二種類以上の有機分子会合体を形成させる方
法の開発が望まれている。この発明は、上記問題を解決
するためになされたものであって、一種類の有機分子か
ら二種類以上の有機分子会合体を形成しうる有機分子会
合体の形成方法を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、i)
フォトクロミズムを示す有機分子会合体を形成しうる有
機分子の混合物の溶液を用いてLB膜を形成し、紫外線
照射によって異性化させ、その後所定温度で加熱処理し
て第1の最大吸収波長を示す分子会合体を形成させ、さ
らに ii)前記の有機分子の混合物と同一又は異なる混合
物の溶液を用いてLB膜を形成し、紫外線照射によって
異性化させ、その後前記の所定温度と異なる温度で加熱
処理して第2の他の最大吸収波長を示す分子会合体を形
成させることを特徴とする有機分子会合体の形成方法が
提供される。この発明においては、フォトクロミズムを
示す有機分子会合体を形成しうる有機分子の混合物の溶
液を用いてLB膜を形成し、紫外線照射によって異性化
させる。上記有機分子は、フォトクロミズムを示す有機
分子会合体を形成するためのものであって、例えばスピ
ロベンゾピラン誘導体等を用いることができる。スピロ
ベンゾピラン誘導体としは、例えば次の式(I),式
(II)で示される分子が挙げられる。
【化1】
【化2】 上記有機分子の混合物は、有機分子の形態を膜状に維持
するためのものであって、通常スピロベンゾピラン誘導
体と製膜性の物質との混合物である。製膜性の物質は、
スピロベンゾピラン誘導体と混合してLB膜を形成しう
るものがよく、例えば脂肪酸、飽和炭化水素等がある。
脂肪酸としては、例えばアラキジン酸(別名アラキン酸
又はエイコサン酸)、ステアリン等があり、飽和炭化水
素としては、例えばオクタデカン、ヘキサデカン等があ
る。次に、LB膜の作製方法について述べる。スピロベ
ンゾピラン誘導体と製膜性物質とを、LB膜を形成しう
る範囲の混合比(通常1:1)で必要に応じて溶媒を用
いて溶解し、この溶解物を所定のpHに調整された水相
に展開し、例えばガラス基板上にスピロベンゾピラン誘
導体と製膜性物質とが混合されたLB膜を累積する。上
記紫外線照射はLB膜を構成するフォトクロミズムを示
す有機分子をフォトメロシアニンに異性化するためのも
のであって、通常10〜30分間(照射強度により異な
る)行われる。この発明においては、異性化した有機分
子をi)所定温度で加熱処理して、第1の最大吸収波長
を示す分子会合体を形成させ、同様にして異性化した未
熱処理の有機分子を ii)前記温度と異なる温度で加熱処
理して、第2の最大吸収波長を示す有機分子会合体を形
成さす。上記加熱処理は、異性化した有機分子を加熱温
度に対応した形態の有機分子会合体を形成するためのも
のであって、通常35〜45°Cの範囲で特定の温度が
選定される。特定の温度に対して特定の有機分子会合体
が形成され、これが特定の最大吸収波長の光を吸収す
る。所定温度範囲で加熱温度を変えて異性化した未熱処
理の有機分子を加熱処理することにより他の最大吸収波
長を示す有機分子会合体を形成することができる。従っ
て、加熱処理温度T1で最大吸収波長λ1の分子会合体J
1を形成させた後、T1よりも低い加熱処理温度T2
最大吸収波長λ2の分子会合体JB2を形成させることに
より波長多重記録媒体を作製することができる。更に、
加熱処理温度T3>……>TNで形成する最大吸収波長λ
3、λNの分子会合体JB3、JBNを積層することによ
り、N種類の分子会合体を持つ波長多重記録媒体が作製
できる。
【0005】
【作用】LB膜の有機分子が、異性化した後T1又はT2
又はT3…の熱処理温度でそれぞれ最大吸収波長がλ1
はλ2又はλ3…の分子会合体を形成する。
【0006】
【実施例】
実施例1 LB膜(有機分子の混合物)の作製 式Iで示されるスピロベンゾピランとアラキジン酸とを
1:1の重量比で混合し、この混合物を炭酸水素ナトリ
ウムでpH7に調整した水相に展開し、ガラス基板上
に、垂直浸漬法により表面圧25mN/m、累積速度
7.5mm/minで10層累積することによりLB膜
を作製した。 有機分子の異性化 得られたLB膜に紫外線を20分間照射し、式Iのスピ
ロベンゾピランをフォトクロミック反応により式(II
I)で示されるフォトメロシアニンに異性化した。
【化3】 分子会合体の形成 上記フォトメロシアニンとアラキジン酸とからなるLB
膜が形成された基板を5個作製し、それぞれ50°C、
45°C、40°C、36°C及び32°Cで60分間
熱処理をする。図1は、上記LB膜の分子会合体形成に
及ぼす加熱処理温度の影響を示す。加熱処理温度が36
°Cの場合、形成した分子会合体の吸収スペクトルは6
09nmに最大吸収波長を持っている。一方、加熱処理
温度が40°Cの場合、形成した分子会合体の吸収スペ
クトルは36°Cの場合と明らかに異なり、618nm
に最大吸収波長を持っている。なお、加熱処理温度が3
2°C以下の場合、分子会合体の形成は不完全であっ
た。又、加熱処理温度45°C以上の場合、分子会合体
の吸収スペクトルは618nmに最大吸収波長を持って
いたが、最大吸収波長に於ける吸光度は加熱処理温度4
0°Cの場合より小さくなった。 実施例2 LB膜の作製 式(I)で示されるスピロピランとアラキジン酸(1:
1)及び式(II)で示されるスピロピランとアラキジン
酸(1:1)をそれぞれ混合する。上記二つの混合物そ
れぞれを炭酸水素ナトリウムでpH7に調整したそれぞ
れの水相に展開し、ガラス基板上に垂直浸漬法により表
面圧20mN/m、累積速度7.5mm/minで交互
に一層ずつ20層累積することによりヘテロLB膜を作
製した。 有機分子の異性化 得られたヘテロLB膜は紫外線を20分間照射し、フォ
トクロミック反応によりフォトメロシアニンに異性化し
た。 分子会合体の形成 上記2種類のフォトメロシアニンとアラキジン酸とから
なるヘテロLB膜が形成された基板を2個作製し、それ
ぞれ40°C及び36°Cで60分間熱処理をする。図
2は、上記ヘテロLB膜の分子会合体形成に及ぼす加熱
処理温度の影響を示す。加熱処理温度が36°Cの場
合、形成した分子会合体の吸収スペクトルは609nm
に最大吸収波長を持っているが、加熱処理温度が40°
Cの場合、形成した分子会合体の吸収スペクトルは61
8nmに最大吸収波長を持っている。加熱処理温度が3
6°Cと40°Cの場合、それらの吸収スペクトルは明
らかに異なることが分かる。 実施例3 実施例1と同様にしてガラス基板上にLB膜を形成し紫
外線を照射してフォトメロシアニンとアラキジン酸から
なる膜に変換し、この基板を40°Cで60分間熱処理
して最大吸収波長が618nmの分子会合体の層を形成
する。次に、得られた基板上に同様にして更にLB膜を
形成し同様にして紫外線を照射した後この基板を36°
Cに60分間熱処理して最大吸収波長が609nmの分
子会合体の層を形成し2層のそれぞれ異なった最大吸収
波長を示す分子会合体の層を積層した波長多重記録体を
作製する。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、一種類の有機分子か
ら二種類以上の有機分子会合体を形成しうる有機分子会
合体の形成方法を提供することができる。また、一種類
のフォトクロミズムを示す有機分子会合体を形成しうる
有機分子から最大吸収波長の異なる光記録媒体や、それ
らの積層体からなる波長多重記録媒体を作製することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例で作製した有機分子会合体の
最大吸収波長の測定図である。
【図2】この発明の実施例で作製した有機分子会合体の
最大吸収波長の測定図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 i)フォトクロミズムを示す有機分子会
    合体を形成しうる有機分子の混合物の溶液を用いてLB
    膜を形成し、紫外線照射によって異性化させ、その後所
    定温度で加熱処理して第1の最大吸収波長を示す分子会
    合体を形成させ、さらに ii)前記の有機分子の混合物と同一又は異なる混合物
    の溶液を用いてLB膜を形成し、紫外線照射によって異
    性化させ、その後前記の所定温度と異なる温度で加熱処
    理して第2の他の最大吸収波長を示す分子会合体を形成
    させることを特徴とする有機分子会合体の形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1のii)工程における加熱処理
    の温度が、i)工程の加熱処理の温度より低い請求項1
    記載の方法。
JP16981391A 1991-07-10 1991-07-10 有機分子会合体の形成法 Pending JPH0519404A (ja)

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