JPH0519439A - 写真処理装置用パトローネ収納容器 - Google Patents

写真処理装置用パトローネ収納容器

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JPH0519439A
JPH0519439A JP17382491A JP17382491A JPH0519439A JP H0519439 A JPH0519439 A JP H0519439A JP 17382491 A JP17382491 A JP 17382491A JP 17382491 A JP17382491 A JP 17382491A JP H0519439 A JPH0519439 A JP H0519439A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報読み取り作業を容易にして一連の写真処
理をするための処理時間の短縮に資することができる写
真処理装置用パトローネ収納容器を得る。 【構成】 フィルムストッカー10には複数のパトロー
ネが収納可能とされ、その下部にはICメモリ部82が
設けられている。このICメモリ部82にID情報、注
文情報、焼付情報等の写真処理に必要な情報が記録され
る。従って、一連の写真処理において情報を読み取る必
要が生じた場合には、このICメモリ部82から情報を
読み取ればよいので、ネガフィルムの引出し作業等が不
要となる。この結果、情報読み取り作業が容易になり、
写真処理に要する時間が短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真フィルムからプリ
ントを作成する現像所で用いられる写真処理装置に接続
可能とされた写真処理装置用パトローネ収納容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】DP取扱店に写真撮影者が現像等を依頼
した写真フィルムは、DP取扱店から写真処理所(ラ
ボ)へ送られる。ラボでは、受付処理をした後、仕分
け、現像、焼付、検査・照合等の一連の写真処理が行わ
れる。この一連の写真処理を行うシステムが、既に本件
出願人により案出されている(一例として、特開平3−
84017号公報参照)。
【0003】このシステムによれば、受付処理終了後、
仕分け装置によって撮影済写真フィルムが巻取り状態で
収納されたパトローネが処理別に仕分けられて、複数の
パトローネを収納できるパトローネ収納容器(ストッカ
ー)へ順次装填されていく。この複数のパトローネが収
納されたストッカーを用いて、次の現像装置による現像
処置、焼付照合装置による焼付処理及び検査・照合処理
等の写真処理が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このシ
ステムで用いられるストッカーは一連の写真処理の自動
化を図るため、複数のストッカーを装填することができ
るようにしたものであり、一連の写真処理に必要な情報
(顧客識別用のID情報、顧客が注文した注文情報、焼
付処理を行う為の情報等)は写真フィルムに直接記録す
るようになっている。従って、各写真処理工程において
前記情報を読み取る必要が生じた場合には、記録媒体で
あるフィルムから磁気あるいは光学的情報を読み取る方
法においてはストッカー内のパトローネから写真フィル
ムを引出して前記情報を読み取らなければならず、情報
読み取り作業が煩雑化し、一連の写真処理をする為の処
理時間が長くなるという問題点が生じる。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、情報読み取り
作業を容易にして一連の写真処理をする為の処理時間の
短縮に資することができる写真処理装置用パトローネ収
納容器を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、写真フィルム
からプリントを作成する写真処理所で用いられる写真処
理装置に接続可能とされた写真処理装置用パトローネ収
納容器であって、前記写真フィルムが巻取り状態で収納
された複数のパトローネが収納可能とされた収納容器本
体と、この収納容器本体に設けられ、前記写真処理装置
への接続状態で該写真処理装置に読み取られる顧客識別
用のID情報、顧客が指定した注文情報、及び前記プリ
ントの焼付情報等の情報が記録される情報記録媒体と、
を有することを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明によれば、写真処理装置用パトローネ収
納容器の収納容器本体が、情報記録媒体を有しており、
この情報記録媒体に顧客識別用のID情報、顧客が指定
した注文情報、及びプリントの焼付情報等の情報が記録
される。この情報記録媒体に記録された情報は、写真処
理装置用パトローネ収納容器が写真処理所で用いられる
写真処理装置に接続された状態で読み取られ、この読み
取られた情報に基づいて各写真処理が行われる。
【0008】従って、情報を読み取る必要が生じた場合
に、写真フィルムをパトローネから引き出して情報を読
み取る必要が無くなる。この結果、情報読み取り作業が
容易になり、一連の写真処理をする為の処理時間が短縮
される。
【0009】
【実施例】図1〜図4には、本発明に係る写真処理装置
用パトローネ収納容器の一実施例に係るフィルムストッ
カー10が示されている。また、図5には図1〜図4に
示されるフィルムストッカー10を用いた写真処理シス
テムの全体構成図が示されている。以下、先にフィルム
ストッカー10の構造について説明し、その後このフィ
ルムストッカー10を用いた写真処理システムの全体構
成について説明する。
【0010】図1に示されるように、フィルムストッカ
ー10は矢印A方向が後述する仕分け装置110、現像
装置140、検定装置170、焼付照合装置150(以
下、これらのすべてを指す場合には、「写真処理装置」
という。)の各々へのセット方向とされている。フィル
ムストッカー10は収納容器本体としてのケース12を
備え、このケース12の図1の矢印A方向側の側面の上
部には矩形状の開口14が形成されている。この開口1
4は、複数のパトローネ16または返却用カートリッジ
122のフィルムストッカー10への装填及びネガフィ
ルム18の先端部の引出し用とされている。
【0011】ケース12における幅方向側の一側面に
は、互いに平行とされかつ長手方向長さが異なる矩形孔
20、22が形成されている。これらの矩形孔20、2
2は、フィルムストッカー10を写真処理装置へセット
する前に、フィルムストッカー10へのパトローネ16
の装填状態を観察するために用いられている。長手方向
長さが短い方の矩形孔20の上下部には、それぞれ円孔
24、26が形成されている。円孔24、26の外周部
にはそれぞれリング状のブッシュ28、30が固着され
ており、写真処理装置側に設けられた位置決めピン3
2、34(図2参照)が貫通されている。位置決めピン
32、34は図示しない圧縮コイルばねによってブッシ
ュ28、30を貫通する方向へ押圧付勢されている。
【0012】図4に示されるように、フィルムストッカ
ー10内には、その中央部にチェーンベルト36が配置
されており、互いに対向して配置された主動スプロケッ
ト38及び従動スプロケット40に巻き掛けられてい
る。このチェーンベルト36は複数のリンクプレート4
2がピン結合されて構成されており、所定間隔毎のリン
クプレート42には図3に示されるようにフランジ44
が固着されている。フランジ44のリンクプレート42
と反対側の端面には断面コ字形状のブラケット46の中
間部が固着されている。ブラケット46の両側部には同
軸上の貫通孔が形成されており、それぞれ嵌合ロッド4
8が軸方向移動可能に軸支されている。嵌合ロッド48
の軸方向の互いに対向する側の先端部にはスリットが形
成されており、個々のブラケット46に一個づつ収容さ
れるパトローネ16のスプール軸50の軸端部に嵌合可
能とされている。また、嵌合ロッド48の軸方向中間部
にはスプリング係止板52が一体形成されている。スプ
リング係止板52とブラケット46の側部内面との間に
は圧縮コイルばね54が介在されており、嵌合ロッド4
8を互いに接近する方向へ付勢している。
【0013】一方の嵌合ロッド48の軸方向の端部(ス
リットが形成された先端部と反対側の端部)には、スプ
ール軸逆転用ギヤ56が固着されている。このスプール
軸逆転用ギヤ56にはギヤ58が噛み合っている。この
ギヤ58を軸支しているシャフト60は、フィルムスト
ッカー10外へ突出されている。シャフト60の突出端
部には引出し用従動ギヤ62が軸支されている。引出し
用従動ギヤ62は写真処理装置に配置された引出し用駆
動ギヤ64と噛み合っている。図2に示されるように、
引出し用駆動ギヤ64は、写真処理装置に配設された引
出し用モータ66の回転軸(図示省略)に軸支されてい
る。この引出し用モータ66は図示しない制御装置に接
続されており、その回転方向がスプール軸50へのネガ
フィルム18の巻取方向と反対方向(即ち、ネガフィル
ム18の引出方向)となるように制御されている。な
お、引出し用モータ66の駆動時の回転数は、ネガフィ
ルム18の引出し長さに相当する回転数とされている。
従って、引出し用モータ66が駆動すると、引出し用駆
動ギヤ64の回転力が引出し用従動ギヤ62を図2の矢
印B方向へ回転させ、この引出し用従動ギヤ62の回転
力がギヤ58、スプール軸逆転用ギヤ56を介してパト
ローネ16のスプール軸50へ伝達されるようになって
いる。
【0014】また、チェーンベルト36が掛け渡された
主動スプロケット38の回転軸68(図1参照)には従
動ギヤ70が同軸上に軸支されている。この従動ギヤ7
0はフィルムストッカー10外へ突出されており、写真
処理装置に配置された駆動ギヤ72と噛み合っている。
駆動ギヤ72は、写真処理装置に配設されたチェーン駆
動用モータ74の回転軸(図示省略)に軸支されてい
る。このチェーン駆動用モータ74は図示しない制御装
置に接続されており、その作動が制御されている。
【0015】また、従動ギヤ70の写真処理装置側の端
面には、位置決め用のマーク76が付されている。マー
ク76の近傍には、反射式の投光器78及び受光器80
が配設されている。受光器80は図示しない制御装置に
接続されており、光電変換後の信号を制御装置に出力し
ている。すなわち、投光器78及び受光器80によって
マーク76が検出され、制御装置でカウントされたマー
ク数に基づいて、チェーン駆動用モータ74が所定時間
駆動されるようになっている。これにより、パトローネ
16は所定時間毎に開口14位置に搬送される。
【0016】さて、図1に示されるように、上述したケ
ース12内の下部には、情報記録媒体としてのICメモ
リ部82が配設されており、後述する情報記録装置によ
ってID情報、注文情報、焼付情報といった情報が記録
されるようになっている。ICメモリ部82の前面には
コネクタ84が設けられ、このコネクタ84はケース1
2の矢印A方向側の側面下部に露出している。フィルム
ストッカー10が図1の矢印A方向に沿って挿入及びセ
ットされて、位置決めピン32、34がブッシュ28、
30内の円孔24、26内へ貫通された状態では、コネ
クタ84と写真処理装置とが接続される。また、この状
態では、引出し用従動ギヤ62が引出し用駆動ギヤ64
と、また駆動ギヤ72が従動ギヤ70とそれぞれ噛み合
うように各ギヤの位置決めがなされている。
【0017】次に、図5に基づいてフィルムストッカー
10を用いた写真処理システムの全体構成について説明
する。
【0018】この写真処理システムは大規模用システム
であり、写真取次店における処理と、写真処理所(ラ
ボ)における処理に大別することができる。さらに、写
真処理所における処理は、仕分け装置110、現像装置
140、検定装置170、焼付照合装置150によって
実施される。以下に各装置を説明する。
【0019】カメラ112によって画像が露光されたネ
ガフィルム18には、その情報記録層に撮影情報が記録
されている。
【0020】写真取次店には、撮影済のネガフィルム1
8が巻き取られたパトローネ16を収納するDP袋11
6および再注文用の注文シート118が準備されてい
る。このDP袋116には、写真取次店や顧客を識別す
るためのID情報が、例えばバーコードによって印刷さ
れており、さらに顧客の注文内容が記載される。DP袋
116や注文シート118に記録される注文内容として
は、ネガフィルム18のタイプ(メーカや種類)、同時
プリントか再注文プリントかあるいは現像のみかの区
分、同時プリント枚数、再注文プリントの駒番号と枚
数、プリントサイズ、プリント面積、注文日、増感処理
の要否、等の情報である。
【0021】写真処理所にて用いられる仕分け装置11
0は全体として机形に構成されており、一端部にはDP
袋116を挿入し処理するDP袋ストック部120が配
設されている。挿入されたDP袋116に記録されたI
D情報は光学的に読み取られた後、DP袋ストック部1
20に仕分け別に収納される。また、仕分け装置110
の他端部にはパトローネ16または後述する現像装置1
40によってネガフィルム18が収納された返却用カー
トリッジ122を挿入し処理するパトローネポケット部
124が設けられている。パトローネポケット部124
には情報記録装置が内蔵されており、挿入されたパトロ
ーネ16または返却用カートリッジ122内のネガフィ
ルム18に、DP袋ストック部120が読み取ったID
情報を自動的に記録することができる。
【0022】仕分け装置110の中央部にはキーボード
126及び表示部128が配設されており、DP袋11
6に記録された注文情報をキーボード126を操作する
ことによって、ネガフィルム18に記録することができ
る。パトローネポケット部124の側方にはフィルムス
トッカー部130が配置されている。フィルムストッカ
ー部130は、キーボード126の操作によって注文情
報が記録されたネガフィルム18(パトローネ16また
は返却用カートリッジ122)を、注文情報に基づいて
同時プリント用と再注文(焼直し)プリント用に仕分け
た後に、箱状のフィルムストッカー10に装填するよう
になっている。
【0023】また、パトローネポケット部124の情報
記録装置は、同時プリント用と再注文プリント用とにネ
ガフィルム18(パトローネ16または返却用カートリ
ッジ122)を仕分け装填するときにID情報及び注文
情報をフィルムストッカー10のICメモリ部82へ記
録するようになっている。
【0024】また、フィルムストッカー10に仕分けら
れたネガフィルム18に対応して、DP袋ストック部1
20においてDP袋116が仕分けられるようになって
いる。
【0025】現像装置140は、ネガフィルム18を現
像処理するための一般的な機構を有すると共に、一端部
には、前記仕分け装置110によって仕分けられてパト
ローネ16(未現像のネガフィルム18)を収納したフ
ィルムストッカー10がセツトできる。また、現像装置
140の他端には、空状態のフィルムストッカー10が
セツトされ、現像後のネガフィルム18が巻き取られた
返却用カートリッジ122を収納することができる。
【0026】この現像装置140にも、情報記録装置が
内蔵されており、現像装置140にセットされかつネガ
フィルム18の装填状態のフィルムストッカー10から
情報(ID情報及び注文情報)を読み取り、現像装置1
40にセットされた空状態のフィルムストッカー10の
ICメモリ部82に同じ情報(ID情報及び注文情報)
を記録するようになっている。
【0027】検定装置170は、現像後のネガフィルム
18を検定するための一般的な機構を有しており、本体
172の背面にはフィルムストッカー10がセットでき
るようになっている。この検定装置170には情報記録
装置が内蔵されており、ネガフィルム18から読み取っ
た撮影情報や測定した平均透過濃度等に基づいてオペレ
ータがネガフィルム18を検定し、キーボード174を
操作することによりネガ補正情報等の焼付情報がフィル
ムストッカー10のICメモリ部82に記録することが
できる。
【0028】焼付照合装置150は、ネガフィルム18
を焼付露光すると共に印画紙を現像処理するための一般
的な機構、すなわち露光焼付部152および現像部15
4を有しており、セツトされたフィルムストッカー10
から順次ネガフィルム18を引き出して焼付現像処理し
プリント156を製作できる。また、焼付照合装置15
0には、一本のネガフィルム18に露光された全ての画
像コマを一枚の印画紙に焼付処理して(プリントして)
これを画像インデックスとするインデックスプリント機
構が内蔵されている。
【0029】また、焼付照合装置150には情報読取り
部が内蔵されており、ネガフィルム18からID情報を
読み取ると共に読み取ったID情報に対応するICメモ
リ部82の記憶エリア(ネガフィルム18のID情報と
同一のID情報が呼び出される)から焼付情報、注文情
報が読み取られるようになっている。露光焼付部152
における焼付処理の際には、読み取ったID情報が表示
部158に表示されると共に読み取った焼付情報、注文
情報に基づいてネガフィルム18の画像を焼付処理が行
われる。また、焼付照合装置150には情報記録部が内
蔵されており、読み取ったID情報(IDコード)をプ
リント156及びインデックスプリント60に印字し、
さらに、ネガフィルム18の画像を焼付処理する際の焼
付情報をプリント156に印字することができる。
【0030】次に、本実施例の写真処理システムの処理
行程を順次説明する。カメラ112によって画像が露光
されると共にその情報記録層に露光情報が記録されたネ
ガフィルム18(パトローネ16)は、写真取次店に持
ち込まれる。写真取次店においては、顧客の注文内容を
記載したDP袋116にパトローネ16(撮影済のネガ
フィルム18)が収納されて写真処理所へ搬出される。
また、顧客がプリント156を再注文(焼増し)する際
には、対応するネガフィルム18が収納された返却用カ
ートリッジ122がDP袋116に収納されると共に、
注文シート118に注文内容が記載されDP袋116に
添付される。
【0031】写真処理所においては、受付伝票が発行さ
れ、さらに、仕分け装置110にDP袋116及びパト
ローネ16(または返却用カートリッジ122)がセツ
トされる。この仕分け装置110において、DP袋11
6から読み取ったID情報がパトローネ16または返却
用カートリッジ122内のネガフィルム18に自動的に
記録される。さらに、DP袋116に記録された注文情
報がキーボード126を操作することによってネガフィ
ルム18に記録される。次いで、パトローネ16または
返却用カートリッジ122を注文情報に基づいて同時プ
リント用と再注文(焼直し)プリント用に仕分けた後
に、それぞれフィルムストッカー10に装填される。仕
分け装填時に、フィルムストッカー10のICメモリ部
82にも注文情報及びID情報が記録される。また、こ
れに対応してDP袋116が仕分けられる。
【0032】なお、パトローネ16または返却用カート
リッジ122の装填操作は、次のようにして行われる。
パトローネ16または返却用カートリッジ122が開口
14からブラケット46方向へ押し込まれると、一対の
嵌合ロッド48が圧縮コイルばね54の付勢力に抗して
互いに離反する方向へ移動されて、パトローネ16また
は返却用カートリッジ122のスプール軸50の軸線と
一対の嵌合ロッド48の軸線とが同軸となった時に嵌合
ロッド48が圧縮コイルばね54の付勢力で元の位置に
復帰する。これにより、嵌合ロッド48の先端部のスリ
ット内へスプール軸50の軸端部が嵌合された状態とな
る。順次、この手順によって、必要個数のパトローネ1
6または返却用カートリッジ122がブラケット46に
装填される。
【0033】処理別に仕分けられてフィルムストッカー
10に装填されたパトローネ16または返却用カートリ
ッジ122のうち、パトローネ16(すなわち、未現像
処理のネガフィルム18)が装填されたフィルムストッ
カー10は現像装置140へ送られる。
【0034】まず、現像装置140にフィルムストッカ
ー10がセットされる。このセットは、位置決めピン3
2、34がブッシュ28、30内の円孔24、26へ貫
通されることにより、フィルムストッカー10が所定位
置に位置決めされる。この位置決めが行われた状態で
は、引出し用従動ギヤ62が引出し用駆動ギヤ64と、
駆動ギヤ72が従動ギヤ70と、それぞれ噛み合い状態
となる。また、フィルムストッカー10がセットされる
と同時にICメモリ部82のコネクタ84が現像装置1
40側のコネクタと接続され、情報記録装置が自動的に
読取り及び記録を始める。すなわち、現像前のネガフィ
ルム18が収納されたフィルムストッカー10のICメ
モリ部82からID情報、注文情報が読み込まれ、同じ
情報を反対側のフィルムストッカー10のICメモリ部
82に記録して情報が移し換えられる。
【0035】次に、セツトされたフィルムストッカー1
0内のパトローネ16から未現像のネガフィルム18が
引き出されて順次現像処理が行われる。このときのネガ
フィルム18の引出し操作は次のようにして行われる。
まず、引出し用モータ66が駆動され、引出し用駆動ギ
ヤ64を介して引出し用従動ギヤ62が図2の矢印B方
向へ回転される。この回転により、フィルムストッカー
10内のギヤ58を介してスプール軸逆転用ギヤ56が
回転される。この結果、パトローネ16のスプール軸5
0が所定量回転され、ネガフィルム18が所定量引き出
される。引出し後、図示しないショートリーダが接着さ
れ、このショートリーダが順次処理液中を搬送されて現
像処理が行われる。
【0036】また、開口14位置にあるパトローネ16
からのネガフィルム18の引出し操作が終了すると、チ
ェーンベルト36が駆動される。すなわち、チェーン駆
動用モータ74が駆動され従動ギヤ70を介して駆動ギ
ヤ72が回転される。この駆動ギヤ72の回転量は投光
器78及び受光器80によって行われる。駆動ギヤ72
が回転すると、これと同軸の従動ギヤ70が回転され
る。この回転により、チェーンベルト36の主動スプロ
ケット38が回転されて、次の組のパトローネ16が開
口14の位置にセットされる。開口位置にセットされた
後、上述した操作と同様にしてネガフィルム18の先端
部の引出し操作が行われ、現像等の処理が行われる。
【0037】なお、反対側にセットされたフィルムスト
ッカー10でも同様の操作が行われるが、この場合引出
し用モータ66が逆転されて現像後のネガフィルム18
が返却用カートリッジ122に巻き取られることにな
る。
【0038】現像装置140によって返却用カートリッ
ジ122が収納されたフィルムストッカー10は、検定
装置170へ送られる。検定装置170では、セットさ
れたフィルムストッカー10から現像後のネガフィルム
18が引き出されてオペレータによってネガフィルム1
8の検定作業が行われる。すなわち、ネガフィルム18
から撮影情報が読み込まれると共に焼付に必要な条件が
加味されて焼付情報が決定され、キーボード174を操
作することによって焼付情報がフィルムストッカー10
のICメモリ部84に記録される。
【0039】検定装置170によって検定されたネガフ
ィルム18(返却用カートリッジ122)が装填された
フィルムストッカー10及び、仕分け装置110によっ
て既に再注文プリントのための返却用カートリッジ12
2が収納されたフィルムストッカー10は、DP袋11
6と共に焼付照合装置150へ送られる。このとき、フ
ィルムストッカー10内の返却用カートリッジ122の
順序は、仕分け時の装填順となっている。
【0040】焼付照合装置150では、セツトされたフ
ィルムストッカー10から順次ネガフィルム18が引き
出されて焼付処理され、個々のプリント156が製作さ
れる。この場合、ネガフィルム18に記録されたID情
報が読み込まれ、このID情報に対応するICメモリ部
82の記憶エリア(ネガフィルム18と同一のID情報
が呼び出される)から焼付情報及び注文情報が読み取ら
れる。これらの情報に基づいてネガフィルム18の画像
が焼付処理される。また、焼付照合装置150では、一
本のネガフィルム18に露光された全ての画像コマが一
枚の印画紙に焼付けられてインデックスプリント60が
製作される。
【0041】また、焼付照合装置150では、ICメモ
リ部82から読み取られたID情報が個々のプリント1
56及びインデックスプリント60に印字され、さら
に、ネガフィルム18の画像を焼付処理する際の焼付情
報が個々のプリント156に印字される次いで、個々の
プリント156が検査されると共にこの検査中のプリン
ト156に対応するICメモリ部82から読み取られた
ID情報が表示部158に表示され、このID情報とD
P袋116に記載されたID情報とが照合される。検査
照合の結果、合格したプリント156は、ネガフィルム
18が収納された返却用カートリッジ122、インデッ
クスプリント60及び注文シート118と共にDP袋1
16に収納されて写真取次店へ搬出され、顧客に手渡さ
れる。
【0042】一方、検査の結果、不合格のプリント15
6は、ネガフィルム18及び返却用カートリッジ122
と共に仕分け装置110へ送り返され、焼付情報(露光
量の修正情報等)が修正されて再びネガフィルム18及
びICメモリ部82に記録されて前述の行程が繰り返さ
れる。この場合、プリント156の裏面には焼付情報が
印字されているので、再焼付時に焼付情報を変更する場
合の判断材料にすることができる。また、駒番号を印字
しておけば容易に検索照合が行なえる。このため再焼付
作業の能率が向上する。
【0043】このように、本実施例では、フィルムスト
ッカー10にICメモリ部82を設け、このICメモリ
部82にID情報、注文情報、焼付情報等の一連の写真
処理システムに必要な情報が記録され、必要に応じてこ
のICメモリ部82から情報が読み取られるので、必要
な情報を読み取るためにネガフィルム18をパトローネ
16または返却用カートリッジ122から引き出す必要
がなくなる。従って、情報読み取り作業が容易になり、
一連の写真処理をするための作業時間を短縮することが
できる。
【0044】また、ICメモリ部82はフィルムストッ
カー10と一体であるので、ICメモリ部82等の情報
記録媒体をフィルムストッカー10と別体にする場合に
比し、フィルムストッカー10の運搬時に別体の情報記
録媒体とフィルムストッカー10との対応付けが不要と
なる。従って、対応をとる作業が不要な分だけ作業が容
易になると共に誤った情報に基づいてフィルムストッカ
ー10内のネガフィルム18が写真処理されることを防
止することができる。
【0045】さらに、本実施例では、ICメモリ部82
の前面にコネクタ84を設けているので、フィルムスト
ッカー10を各装置110、140、170、150へ
セットするとただちにICメモリ部82からの情報の読
取りが可能となるので、作業効率を向上させることがで
きる。
【0046】また、本実施例のフィルムストッカー10
は、複数のパトローネ16または返却用カートリッジ1
22を収納することができ、ネガフィルム18の引出し
操作及び巻取り操作も自動的に行われるので、作業効率
を向上させることができると共に写真処理時間の短縮化
を図ることができる。
【0047】なお、本実施例では、情報記録媒体として
ICメモリ部82をフィルムストッカー10に設けた
が、これに限らず、他の記録媒体をフィルムストッカー
10に設ける構成にしてもよい。例えば、図6に示され
るように、フィルムストッカー10のケース12の側面
下部に磁気ストライプ部90を設け、この磁気ストライ
プ部90に各情報を記録するようにしてもよい。
【0048】また、本実施例では、大規模用の写真処理
システムを例にして説明したが、これに限らず小・中規
模用の写真処理システムを対象として本発明を適用して
もよい。
【0049】さらに、本実施例では、写真フィルムとし
てネガフィルム18を用いたが、これに限らず、ポジフ
ィルムを用いてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る写真処
理装置用パトローネ収納容器は、情報読み取り作業を容
易にして一連の写真処理をする為の処理時間の短縮に資
することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るICメモリ部を備えたフィルム
ストッカーを示す斜視図である。
【図2】図1のフィルムストッカーの側面に配置される
駆動系部品及び写真処理装置側の駆動系部品を示す図1
に対応する斜視図である。
【図3】図1のフィルムストッカーの一部を開口位置で
切断した状態を示す断面図である。
【図4】図1のフィルムストッカー内のチェーンベルト
に複数のパトローネが装填されて収納された状態を示す
側面図である。
【図5】図1のフィルムストッカーを用いた大規模用写
真処理システムの全体構成図である。
【図6】変形例に係り情報記録媒体として磁気ストライ
プ部を備えた図1に対応する斜視図である。
【符号の説明】
10 フィルムストッカー(写真処理装置用パトロー
ネ収納容器) 12 ケース(収納容器本体) 16 パトローネ 18 ネガフィルム(写真フィルム) 82 ICメモリ部(情報記録媒体) 90 磁気ストライプ部(情報記録媒体) 110 仕分け装置(写真処理装置) 122 返却用カートリッジ(パトローネ) 140 現像装置(写真処理装置) 150 焼付照合装置(写真処理装置) 156 プリント 170 検定装置(写真処理装置)
【手続補正書】
【提出日】平成3年9月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】写真取次店には、撮影済のネガフィルム1
8が巻き取られたパトローネ16を収納するDP袋11
6および再注文用の注文シート118が準備されてい
る。このDP袋116には、写真取次店や顧客を識別す
るためのID情報が、例えばバーコードによって印刷さ
れており、さらに顧客の注文内容が記載される。DP袋
116や注文シート118に記録される注文内容として
は、ネガフィルム18のタイプ(メーカや種類)、同時
プリントか再注文プリントかあるいは現像のみかの区
分、同時プリント枚数、再注文プリントの駒番号と枚
数、プリントサイズ、プリント面種、注文日、増感処理
の要否、等の情報である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 写真フィルムからプリントを作成する写
    真処理所で用いられる写真処理装置に接続可能とされた
    写真処理装置用パトローネ収納容器であって、 前記写真フィルムが巻取り状態で収納された複数のパト
    ローネが収納可能とされた収納容器本体と、 この収納容器本体に設けられ、前記写真処理装置への接
    続状態で該写真処理装置に読み取られる顧客識別用のI
    D情報、顧客が指定した注文情報、及び前記プリントの
    焼付情報等の情報が記録される情報記録媒体と、 を有することを特徴とする写真処理装置用パトローネ収
    納容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01279250A (ja) * 1988-05-06 1989-11-09 Nikon Corp フイルム保存用カートリッジ
JPH02134540U (ja) * 1989-04-17 1990-11-08

Patent Citations (2)

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