JPH05194465A - 鎮痛剤として有用な2−アミノ−モノ−メトキシシクロヘキシルアミド類 - Google Patents

鎮痛剤として有用な2−アミノ−モノ−メトキシシクロヘキシルアミド類

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JPH05194465A
JPH05194465A JP3361361A JP36136191A JPH05194465A JP H05194465 A JPH05194465 A JP H05194465A JP 3361361 A JP3361361 A JP 3361361A JP 36136191 A JP36136191 A JP 36136191A JP H05194465 A JPH05194465 A JP H05194465A
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acid
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methoxy
mixture
mol
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JP3361361A
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English (en)
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David C Horwell
デイビツド・クリストフアー・ホーウエル
Charles Rees David
デイビツド・チヤールズ・リース
Prakashu Gale Oum
オウム・プラカシユ・ゲール
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Warner Lambert Co LLC
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 鎮痛および神経保護活性を有する新規2−ア
ミノ−3−または6−メトキシシクロヘキシル アミド
の提供。 【構成】 (1α,2α,6β)−N−〔2−メトキシ
−6−(1−ピロリジニル)シクロヘキシル〕−N−メ
チル−4−ベンゾフランアセトアミドモノ塩酸塩と命名
される化合物(17)ならびに(1α,2β,3α)−
N−〔3−メトキシ−2−(1−ピロリジニル)−シク
ロヘキシル〕−N−メチル−4−ベンゾフランアセトア
ミドモノ塩酸塩と命名される化合物(12)、および式
(12)又は式(17)の化合物を含有する疼痛治療あ
るいは発作治療に有用な医薬組成物。 【効果】 該化合物は カッパ オピオイド レセプタ
ーに選択的に結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔相互参照〕本発明は1990年11月9
日付出願の米国特許出願第612,636号に関する。
該出願は現在では米国特許第5,051,428号になっ
ている1990年3月29日付出願第503,067号
の分割出願であり、それは現在では取下げられている1
988年12月6日付出願第280,759号の継続出
願である。
【0002】本発明は関連の事例中に具体的には例示さ
れていない2種の化合物を包含する。シクロヘキシル部
分において3位または6位がメトキシ基で置換された化
合物が本発明である。3−または6−メトキシ置換分を
有する化合物はインビトロレセプター結合アッセイで、
カッパ(kappa)対ミュー(mu)オピオイドレセプター
に対して特に高い選択性を示す。
【0003】
【発明の背景】依存可能性が最小でもある強力な鎮痛剤
を求める調査は、製薬リサーチで最も優先的な努力対象
になっている。これらのリサーチ努力は大部分、アヘン
剤構造の化学的修飾並びにモルヒネ様活性を有する新規
化合物の発見に関係していた。
【0004】多数のオピオイドレセプターの概念は、モ
ルヒネとは異なりそしてしかも選択的なオピオイドアン
タゴニストにより遮断される異常な薬理学的性質を示す
ナロルフィンおよび一連のベンゾモルファン類に関する
研究によって確認されてきた〔例えばW.R. Martin, et
al, J. Pharmacol. Exp. Ther., 197:517-532(1976)参
照〕。
【0005】オピオイドレセプターの多数の型が存在す
るということは重要である。それは該存在が薬物化合物
の有する鎮痛および精神治療の望ましい作用を、乱用可
能または習慣の望ましくない作用と分けることができる
可能性を示唆しているからである。
【0006】
【従来の技術】米国特許第4,098,904号には鎮痛
活性を有するある種のシス−およびトランス−N−(2
−アミノ脂環式)ベンズアミド化合物が開示されてい
る。
【0007】米国特許第4,145,435号にはある種
の2−アミノ脂環式アミド化合物が鎮痛剤として記載さ
れている。特に、トランス−3,4−ジクロロ−N−
〔2−(1−ピロリジニル)シクロヘキシル〕ベンズア
セトアミドは選択的なカッパアゴニスト活性を有しそし
てそれ故に随伴の従属症負担なしで鎮痛活性を有する
と、報告されている〔P.V. Vonvoigtlander, et al, J.
Pharmacol. Exp. Ther.,244:7-12(1983)参照〕。
【0008】米国特許第4,212,878号には、鎮痛
性質を有するある種のN−〔(4−モノ−またはジ−酸
素基置換−1−アミノシクロヘックス−1−イル)メチ
ル)フェニルアセトアミド類、特に2−(3.4−ジク
ロロフェニル)−N−〔〔8−(1−ピロリジニル)−
1,4−ジオキサスピロ〔4,5〕デク−8−イル〕メチ
ル〕アセトアミドが開示されている。
【0009】米国特許第4,359,476号およびその
一部継続出願第4,460,600号には脂環式環の窒素
担持炭素原子のいずれかに隣接する脂環式環炭素上にオ
キシ基またはチオ基の置換分を有する、ある種のN−
〔2−アミノ(オキシまたはチオ基)置換脂環式〕ベン
ゼンアセトアミドおよび−ベンズアミド化合物が開示さ
れている。これらの化合物は鎮痛活性を有していて、4
−ブロモ−N−〔3−メトキシ−2−(1−ピロリジニ
ルシクロヘキシル〕−N−メチルベンズアミドで代表さ
れる。
【0010】米国特許第4,598,087号およびその
分割出願である米国特許第4,677,122号には鎮痛
活性を有するある種の、トランス−1,2−ジアミノシ
クロヘキサンのオキシ−またはチオアセトアミド類が開
示されている。これらの化合物はトランス−2−(2,
3−ジクロロフェノキシ)−N−メチル−N−〔2−
(1−ピロリジニル)シクロヘキシル〕アセトアミドで
代表される。
【0011】米国特許第4,656,182号には鎮痛活
性を有するある種のトランス−N−メチル−N−〔2−
(1−ピロリジニル)シクロヘキシル〕ベンゾ〔b〕チ
オフェンアセトアミド類が開示されている。
【0012】米国特許第4,663,343号には鎮痛活
性を有するある種のトランス−N−メチル−N−〔2−
(1−ピロリジニル)シクロヘキシル〕ナフタレニルオ
キシ−およびナフタレニルチオアセトアミド類が開示さ
れている。
【0013】米国特許第4,737,493号には鎮痛剤
として有用なある種の、7,8−(置換ジアミノ)−1
−オキサスピロ〔4.5〕デカンの置換フェノキシ−、
1−および2−ナフタレニルオキシ、インデニル−、イ
ンドリル−、ベンゾフラニル−、およびベンゾ〔b〕チ
オフラニルカルボキサミドが開示されている。
【0014】米国特許第4,463,013号にはある種
の酸素置換アミノ−シクロヘキシル−ベンゼンアセトア
ミド類が利尿剤として開示されている。
【0015】米国特許第4,438,130号には鎮痛剤
として有用なある種のモノ−オキサ−、チアスピロ−環
式−ベンゼンアセトアミドおよびベンズアミド化合物が
開示されている。
【0016】米国特許第4,906,655号および第
5,019,588号には鎮痛剤として有用なある種の
1,2−シクロヘキシルアミノアリールアミド類が開示
されている。
【0017】〔発明の要旨〕本発明は選択的なカッパレ
セプター鎮痛活性を有する一連の新規なモノメトキシシ
クロヘキシルアミド類に関する。該化合物はM.B. Tyer
s, Brit. J. Pharmacol., 69:503-512(1980)に記載の
ラット足圧試験の有害受容アッセイ(nociceptive assa
y)において、本技術分野で知られた化合物と比較した
場合に活性の意外な増加を示す。
【0018】本発明は新規アミドの(1α,2α,6β)
−N−〔2−メトキシ−6−(1−ピロリジニル)シク
ロヘキシル〕−N−メチル−4−ベンゾフランアセトア
ミドモノ塩酸塩および(1α,2β,3α)−N−〔3−
メトキシ−2−(1−ピロリジニル)−シクロヘキシ
ル〕−N−メチル−4−ベンゾフランアセトアミドモノ
塩酸塩並びにそれらの製薬的に許容しうる酸付加塩を包
含する。
【0019】本発明はまた鎮痛有効量の前記化合物を製
薬的に許容しうる担体または賦形剤と共に含有する医薬
組成物、並びに疼痛のある患者に該医薬組成物を単位剤
形で投与することからなる該患者の疼痛治療法を包含す
る。
【0020】本発明はさらに神経保護量の前記化合物を
製薬的に許容しうる担体または賦形剤と共に含有する医
薬組成物、並びに神経を患う患者の発作および/または
大脳虚血を治療する方法を包含する。
【0021】本発明はさらに前記化合物の製造方法を包
含する。置換分が
【化1】 でありそしてメトキシ部分が3−または6−位に結合し
ている本発明化合物を製造する方法は、3−メトキシシ
クロヘキセンをエポキシド化して2:1の割合のトラン
スおよびシスエポキシドの混合物を製造しついでそれら
を分別蒸留によって分離することからなる。
【0022】トランスエポキシドをピロリジンと反応さ
せると2種の異性体アミノアルコールの混合物が製造さ
れる。該混合物をメタンスルホニルクロライド次にN−
メチルベンジルアミンで処理するとN−ベンジルジアミ
ンが得られ、これは塩に変換されそして接触水添され
る。次にジアミンをベンゾフランまたはベンゾチオフェ
ン酢酸と反応させると本発明化合物が製造される。シス
エポキシドも同じ反応工程を進む。
【0023】別法として、トランスエポキシドを最初に
N−ベンジルメチルアミンと反応させるとアミノアルコ
ールが得られ、これは塩に変換される。生成する混合物
の結晶は機械的に分離し、最大の結晶を触媒作用によっ
て脱ベンジル化しついでその生成物を4−ベンゾフラン
アセチルクロライドと反応させて本発明化合物を製造す
る。
【0024】本発明化合物は前記式Iの基本化合物の溶
媒和物、水和物および製薬的に許容しうる酸付加塩を包
含する。
【0025】シクロヘキサン部分にある塩基性窒素のた
めに、本発明化合物の製薬的に許容しうる塩は適当な酸
との反応によって製造されうる。本発明化合物の製薬的
に許容しうる塩を形成するのに適当な酸は、製薬処方技
術に携わる当業者によく知られた種類からなり(S.M. B
erge, et al, “Pharmaceutical Salts" in J. Pharm.
Sci., 66:1-19(1977)参照)、その例としては塩酸、臭
化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、
安息香酸、クエン酸、マレイン酸、酒石酸、コハク酸、
グルコン酸、アスコルビン酸、スルファミン酸、シュウ
酸、パモン(pamoic)酸、メタンスルホン酸、ベンゼン
スルホン酸、エタンスルホン酸、ヒドロキシエタンスル
ホン酸および関連の酸並びにそれらの混合物がある。
【0026】塩は一般には、適当な非反応性溶媒中にお
いて遊離塩基を1当量の所望の酸と反応させ、次に濾過
によりまたは溶媒除去後の回収により塩を集めて製造さ
れる。所望により、遊離塩基はその塩を塩基例えば水酸
化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム等
の1当量と反応させることによって再生されうる。これ
らの塩は本発明化合物の遊離塩基とは、例えば融点およ
び極性溶媒中の溶解度のような性質において異なるが、
しかしその他の点では本発明の目的にとっては同等であ
ると考えられる。
【0027】本発明化合物は3個以上の不整炭素原子を
含有する。該化合物は種々の立体−および位置(regi
o)−異性体の形態並びにその混合物として存在する。
本発明は前記式Iを有する化合物の全ての立体異性体お
よび位置異性体形態を意図する。本発明では(+)ない
し(−)並びに(±)の両者が考慮される。
【0028】所望により、個々の立体化合物は例えばジ
アステレオマーの形成およびそれに続く再結晶のような
知られた分割手法によって異なる形態の混合物から得ら
れる。
【0029】〔薬理学的性質〕本発明化合物はそれらの
選択的なカッパオピオイドレセプター結合性質のため
に、従属症負担を最小にすることのできる有意な鎮痛活
性を有する。無痛覚を生起させる外に、選択的カッパア
ンタゴニストである化合物例えば本発明化合物はまた、
オピオイドレセプター仲介による鎮静、利尿およびコル
チコステロイド上昇を惹起する。従って、本発明化合物
はまた鎮痛剤のみならず利尿剤および精神治療剤として
も有用であることができる。
【0030】本発明化合物はまたうっ血性心麻痺、後天
的肝硬変、ネフローゼ症候群、慢性腎不全、外科手術に
関連の外傷、感情および精神上のストレス、内分泌疾
患、不適当な抗利尿ホルモン分泌の症候群およびある種
の薬理学的な薬物剤例えばある種のスルホニル尿素、あ
る種のビグアニド類例えばフェンホルミンおよびメトホ
ルミン、クロフィブレート、ある種の三環式化合物例え
ばカルバマゼピン、アミトリプチリン、チオチキセン、
フルフェナジンおよびチオリダジン、ある種の抗腫瘍
剤、ある種の鎮痛剤およびある種のナトリウム排泄増加
性利尿剤での治療においても適応性がある。
【0031】本発明化合物はまた神経保護用にも適応す
る。それらはそれ自体で発作治療および大脳虚血治療に
有用である(P.F. Von Voightlander in Brain Researc
h 435:174-180(1987)およびA.H. Tang, et al., in Br
ain Research 403:52-57(1987)参照)。
【0032】本発明の代表的な化合物はマウスのような
動物における標準実験用の鎮痛剤試験で正の活性を示
す。M.B. Tyers, Brit. J. Pharmacol., (1980), 69:5
03-512に記載の標準的なラット足圧無痛覚試験におけ
る、いくつかの代表的な本発明化合物についてのMPE50
投与量は下記表Iに示すとおりである。
【0033】錠剤中の化合物17はインビトロ結合アッ
セイにおいて、カッパ対ミューオピオイドレセプターに
関して特に高い選択性を示す。
【0034】
【表1】 K1値は、少なくとも2種の別々の実験の各々から3回
ずつ実施して得られた濃度−応答曲線からの平均±(平
均の標準誤差)を示す。MPE50値は、可能な最大鎮痛
効果の50%を得るに必要な投与量を示す。それらは投
与量レベル当たり6匹の動物を用いて行なった1回の実
験から得られている。
【0035】代表的な本発明化合物はまた、オピオイド
レセプター結合の程度を測定するためにインビトロで試
験し、そしてミューまたはデルタ(delta)オピオイド
レセプターへの結合は明らかに全くないかまたはほとん
どなくて、カッパオピオイドレセプター部位へ選択的に
結合することが見出された。
【0036】本発明化合物のカッパオピオイドレセプタ
ー結合活性の測定は以下の手法でなされた。モルモット
脳ホモゲネートをGillan et al, Br. J. Pharmacol. (1
980)70:481-490の手法を用いて毎日新しく調製した。
【0037】脳ホモゲネートへのトリチウム標識したエ
トルフィンの結合は、デルタおよびミューオピオイドレ
セプターそれぞれを飽和させるのに200ナノモルのD
−アラニン−D−ロイシン−エンケファリン(acronym
DADLE)および200ナノモルのD−アラ−MePhe
Gly−オール−エンケファリン(acronym DAGO)を加
えて、非標識競争物の本発明化合物の存在下で測定し
た。該反応は急速濾過により終止させ、ついでフィルタ
に結合された放射能を液体シンチレーション分光光度測
定法により計数した。
【0038】本発明化合物のミューおよびデルタオピオ
イドレセプター結合活性の測定は以下の手法で実施し
た。モルモット脳ホモゲネートを前記のGillan, et al,
の手法で毎日新しく調製した。
【0039】ホモゲネートは、ミューレセプター結合活
性測定のためにはトリチウム標識したDAGOととも
に、またはデルタオピオイドレセプター結合測定のため
には10倍過剰の非標識DAGOの存在下にあるトリチ
ウム標識したDADLEとともに0℃で150分間イン
キュベートした。非特異的結合は10-6モルDAGOお
よび10-6モルDADLEの存在下で測定した。
【0040】反応は急速濾過により終止させ、ついでフ
ィルタに結合された放射能を液体シンチレーション分光
光度測定法により計数した。
【0041】データはScatchard, Ann. N.Y. Acad. Sc
i., 51:660-672(1949)およびHill, J. Physiol., 40:
IV-VIII(1910)に記載の各手法によって分析した。コー
ルドリガンドによる、トリチウム標識されたエトルフィ
ン、DAGOおよびDADLEの結合阻害は、特異的結
合のlog阻害%またはコールドリガンドのlog濃度の回帰
より決定された。阻害定数、Kiは下記式から計算され
た。
【0042】
【数1】 〔ここで[L]は標識されたリガンドの濃度でありそし
てKDは平衡解離定数である〕。
【0043】〔本発明化合物の合成〕下記のスキーム2
〜4にはいくつかの本発明化合物の化学合成が説明され
ている。全ての化合物はラセミ混合物である。それらは
商業的に入手しうる3−メトキシシクロヘキセン(2−
シクロヘキセン−1−オール,メチルエーテルとも称さ
れる)をジクロロメタン中でのm−クロロ過安息香酸の
作用によりエポキシド化して、2:1の比率のトランス
およびシス3−メトキシシクロヘキサンエポキシド1お
よび2の混合物を得ることにより製造される。該トラン
スおよびシスエポキシドを分別蒸留により慎重に分離す
ると、95%以上の異性体純度が得られる。合成スキー
ム2において、トランスエポキシド1をピロリジンと反
応させると2種の異性体アミノアルコール3および3a
の混合物が得られる。アミノアルコールのこの混合物を
メタンスルホニルクロライド、ついでN−メチルベンジ
ルアミンで処理するとN−ベンジルジアミン4が得られ
る。該化合物4は塩酸塩5に変換されついで接触水添さ
れて純粋な6が97%得られる。該ジアミン6をカルボ
ニルジイミダゾールの存在下でベンゾフラン酢酸と反応
させると本発明の化合物7が得られる。
【0044】スキーム3においてシスエポキシド2を前
記と同じ工程で反応させると、示されている立体化学を
有する化合物12が得られる。
【0045】スキーム4においてトランスエポキシド1
を最初にN−ベンジルメチルアミンと反応させるとアミ
ノアルコール13が得られる。このアミノアルコールを
メタンスルホニルクロライド、ついでピロリジンで処理
するとGCにより測定される1:4:7:4の比率の、
4成分混合物として14が得られる。13が塩酸塩に変
換される場合には結晶の混合物が得られる。これからの
最大の茶色結晶は機械的に分離されそして分光測定によ
る証拠に基づいて単一異性体15であることが判明され
る。水素を用いて接触脱ベンジル化を行なうと16が得
られる。これを4−ベンゾフランアセチルクロライドと
反応させると17が得られる。
【0046】
【化2】
【0047】
【化3】
【0048】
【化4】
【0049】〔医薬組成物〕本発明化合物および/また
はそれらの無毒性で製薬的に許容しうる塩は、固形また
は液体形態の慣用的な融和性担体との組合せで哺乳類に
経口投与されうる。これらの経口製剤組成物は慣用の成
分例えばシロップ、アカシア、ゼラチン、ソルビトー
ル、トラガカント、ポリビニルピロリドンおよびそれら
の混合物から選択される結合剤を含有しうる。該組成物
はさらに充填剤例えばラクトース、マンニトール、デン
プン、リン酸カルシウム、ソルビトール、メチルセルロ
ースおよびそれらの混合物を含有することができる。
【0050】これらの経口組成物はまた潤滑剤例えばス
テアリン酸マグネシウム、高分子量ポリマー例えばポリ
エチレングリコール、高分子量脂肪酸例えばステアリン
酸、シリカ、または固形製剤の崩壊促進剤例えばデンプ
ン、および潤滑剤例えばラウリル硫酸ナトリウムを含有
することができる。
【0051】経口固形組成物は、投与前に水またはその
他の適当な液体で再調製することができるいずれか好都
合な形態例えば錠剤、トローチ剤、カプセル剤または乾
燥粉剤であることができる。
【0052】液状形態の医薬組成物は溶液、懸濁液また
は乳液の形態をとることができる。該液状形態は香味
剤、甘味剤および/または保存剤例えばアルキルp−ヒ
ドロキシベンゾエートを含有することができる。それら
はさらに懸濁剤例えばソルビトール、グルコースまたは
その他の糖シロップ、メチル−、ヒドロキシメチル−も
しくはカルボキシメチルセルロース、およびゼラチン、
乳化剤例えばレシチンまたはソルビトールモノオレアー
ト、並びに慣用の濃稠化剤を含有しうる。
【0053】液状組成物は場合により、例えばゼラチン
カプセル中に有効量でカプセル化されうる。
【0054】本発明化合物はまた坐剤の形態で哺乳類に
直腸投与されうる。坐剤調製のためには、低融解ワック
ス例えば脂肪酸グリセリドの混合物またはココアバター
を最初に融解し、次にその融解物中に活性成分を均質に
分散させる。ついでその混合物を都合の良いサイズの鋳
型中に注ぎ、そのままで冷却しかつ固化させる。
【0055】本発明の医薬組成物は単位剤形であるのが
好ましい。該剤形において、製剤は適当量の活性成分を
含有する単位投与量に細分される。単位投与量は個別量
の製剤を含有するパッケージでの包装製剤であることが
できる。例えば該パッケージは薬包、バイアルまたはア
ンプル中の包装製剤、カプセル剤および粉剤の形態をと
ることができる。単位剤形はまたカプセル剤、カシエ剤
または錠剤それ自体であることも可能であるし、または
パッケージ形態でのこれらいずれかの適当数であること
が可能である。
【0056】製剤の単位投与量中における活性化合物の
量は個々の適用並びに活性成分の効力に従って、約0.
5mg〜約350mgで変更または調整されうる。
【0057】本発明の製剤手法で鎮痛剤として全身治療
用に使用する場合には、該化合物は受容者の体重1kg当
たり活性化合物約0.05mg〜約2.0mgの用量で投与さ
れる。
【0058】当業者が本発明を実施することができるよ
うに、以下に実施例を示す。これらの実施例は決して本
発明の範囲を限定するのではなくて、本発明を説明する
ためである。
【0059】実施例1 4−メトキシシクロヘキセンエポキシド(1) 1:1のジクロロメタン−四塩化炭素(70ml)中のm
−クロロパーオキシ安息香酸(3.5g,20ミリモ
ル)を、25分にわたり、−5℃の四塩化炭素(10m
l)中の4−メトキシシクロヘキセン(2.0g,18ミ
リモル)の撹拌溶液に加える。5時間後に、混合物を室
温に加温しそして2時間後に、スラリーを濾過する。濾
液を、5%水性酸性亜硫酸ナトリウム(40ml)、それ
から飽和水性炭酸ナトリウム(2×40ml)で洗滌す
る。得られた溶液を乾燥(K2CO3)しそして大気圧で
Vigreauxカラムを使用して蒸溜して2種のジアステレオ
異性体の混合物としてエポキシド(1)(1.0g,7.
8ミリモル,43%)を得る。沸点175〜176℃
(760mmHg)。I.R.(ニート)2938、1104cm-1;δ(CDC
l3,300MHz)3.22(1H,m),3.24(s)および3.22(s)〔一緒
になって(3H)〕,3.05(2H,m), 2.3-1.2(6H,m); m/e(E
I+)129(11%), 111(35%), 97(65%), 58(100%)。C7H
12O2に対する分析値:計算値:C 65.60, H 9.44。実測
値:C 65.57, H 9.6%。
【0060】実施例2 アミノアルコール(2) 上記エポキシド(1)(2.0g,15.6ミリモル)お
よびN−ベンジルメチルアミン(3.0g,25ミリモ
ル)を、プロパン−2−オール(10ml)に溶解しそし
て20時間還流下で加熱する。得られた溶液を、蒸溜し
て3種の異性体の混合物としてアミノアルコール(2)
(3.2g,13ミリモル,83%)を得る。沸点13
3〜134℃/0.05ミリバール。I.R.(ニート)3460,
2939, 2866cm-1;δ(CDCl3, D2O)7.3(5H,m), 4.0-2.7
(7H,m,3.36,3.30,3.29で強), 2.4-1.2(10H,m,2.19,2.1
8,2.15で強);m/e(EI+)249(10%), 218(8%), 190(100
%)。C15H23NO2に対する分析値:計算値:C 72.25, H
9.30, N 5.62。実測値:C 72.13, H 9.22, N 5.56%。
20:1のジクロロメタン−メタノールを使用してシリ
カゲルクロマトグラフィーによる分離後に、個々の異性
体を得た。これらの異性体の1H NMRは次の通りである。
δ(CDCl3,D2O)異性体A:7.24(5H,m), 3.61(1H,d,J=1
4), 3.45(1H,J=14), 3.43(1H,m), 3.36(3H,s), 3.18(1
H,m), 2.36(1H,m), 2.19(3H,s), 2.27-1.99(3H,m), 1.2
2(3H,m)。異性体B:7.28(5H,m), 3.70(1H,d,J=15Hz),
3.65(1H,m), 3.45(1H,m), 3.44(1H,d,J=15Hz), 3.30(3
H,s), 2.83(1H,m), 2.15(3H,s), 2.20-1.85(3H,m), 1.6
0(1H,m), 1.30(2H,m)。異性体C:7.28(5H,m), 3.79(1
H,m), 3.74(1H,d,J=15Hz), 3.55(1H,m), 3.45(1H,d,J=1
5Hz),3.29(3H,s), 2.42(2H,m), 2.18(3H,s), 2.05(1H,
m), 1.55(2H,m), 1.30(2H,m)。
【0061】実施例3 N−ベンジルジアミン(3) 上記のアミノアルコールのジアステレオ異性体混合物
(2)(8.0g,32ミリモル)を、ジクロロメタン
(105ml)およびトリエチルアミン(7.1ml)に溶
解し、−10℃に冷却し次に温度を−5℃以下に保持す
るようにしてメタンスルホニルクロライド(2.7ml,
35ミリモル)で滴加処理する。1.5時間後に、混合
物を真空濃縮して20mlの容量としそして還流下でピロ
リジン(22ml,260ミリモル)で1.5時間処理す
る。得られた混合物を、水性炭酸ナトリウム(700m
l)に注加しそしてジクロロメタン(3×100ml)で
抽出して、濃縮後、オレンジ色の油(15g)を得る。
この油を蒸溜して3種(ラセミ体)の異性体の混合物と
してN−ベンジルジアミン(3)(9.3g,31ミリ
モル,97%)を得る。沸点122〜155℃/0.2
ミリバール。I.R.(ニート)2936, 2791cm-1。m/e(EI+)30
3(5%), 287(10%), 270(10%), 84(100%);δ(CDCl3,
D2O,300MHz)7.30(5H,m), 3.65(2H,s), 3.75-3.50(1H,
m), 3.36(s)および3.32(s)および3.29(s)〔一緒になっ
て(3H)〕, 2.19(s)および2.17(s)および2.15(s)〔一緒
になって(3H)〕, 3.10-1.00(16H,m)。C19H30N2O・0.33H2
Oに対する分析値:計算値:C 74.00, H 10.02, N 9.0
8。実測値:C 73.97, H 9.78, N 8.82%。
【0062】実施例4 ジアミン(4) 上記のN−ベンジルジアミン(3)(3.5g,12ミ
リモル)を、エタノール(50ml)に溶解しそして50
psi、60℃で20%水酸化パラジウム付炭素(0.94
g)および水素で2時間処理する。混合物を多孔質珪藻
土を通して濾過し次に蒸溜して3種(ラセミ体)の異性
体の混合物としてジアミン(4)(1.4g,6.6ミリ
モル,55%)を得る。沸点84〜85℃/0.3ミリ
バール。I.R.(ニート)3402、2942cm-1。m/e(EI+)197(5
%)、180(10%)、84(100%)。(CDCl3,D2O,300MHz)3.36
(s)および3.31(s)および3.28(s)〔一緒になって(3H)で
ある〕, 2.38(s)および2.37(s)〔一緒になって(3H)であ
る〕, 3.7-3.2(1H,m), 2.8-0.9(17H,m)。(4)(21
2mg,1.0ミリモル)をプロパン−2−オ−ル(1m
l)中でp−トルエンスルホン酸(190mg,1.0ミリ
モル)で処理して白色の固体を得ることにより分析的に
純粋な試料を得る。この白色の固体をプロパン−2−オ
ール/ジエチルエーテルから再結晶してモノ−p−トル
エンスルホネート塩(200mg,0.50ミリモル,5
0%)を得る。融点120〜136℃。C 12H24N2O・C7H8
SO3に対する分析値:計算値:C 59.35, H 8.39, N 7.2
9, S 8.34。実測値:C 58.95, H 8.24, N 6.99, S 8.42
%。
【0063】実施例8 (1α,2α,3α)−2−メトキシ−7−オキソビシク
ロ〔4.1.0〕ヘプタン(1)および(1α,2β,6
α)異性体(2)
【化5】
【0064】塩化メチレン9.4リットル中の3−メト
キシシクロヘキセン(258.11g,2.3モル,アル
ドリッヒ)の溶液を、氷/アセトン浴中で冷却する。温
度を3℃以下に保持しながら、固体のm−クロロ過安息
香(50%,884.6g,2.56モル)を30分にわ
たり少量づつ加える。反応混合物を、一夜室温に加温す
る。次に、反応混合物を、15℃に冷却しそして5%酸
性亜硫酸ナトリウム4リットルを徐々に加える。15分
後に、水2リットル中のNaOH 205gを加えそし
て混合物を20分撹拌する。水性層を除去し、飽和Na
HCO3 5リットルを加えそして混合物を20分撹拌す
る。層を分離しそして有機層をK2CO3上で乾燥する。
溶液を濾過しそして溶剤を真空除去する。残留油を蒸溜
(80〜90℃,25mmHg)して(1)および(2)の
2:1混合物242.8g(82%)を得る。異性体
を、4ftの分別カラムを通して真空蒸溜することにより
分離して、>95%の異性体純度を有する物質の76%
の合した全収率を得る。アンチ−異性体(主たる異性
体)−1H-NMR(CDCl3):δ3.5-3.4(m,1H), 3.45(s,3H),
3.2(brs, 1H), 3.1(d,J=3.7Hz,1H), 2.1-2.0(m,1H), 1.
9-1.7(m,2H), 1.5-1.3(m,1H), 1.4-1.1(m,2H)。FTIR(ニ
ート):cm-1,2943,1460,1101,933,802。シン−異
性体−1H-NMR(CDCl3):δ3.7-3.6(m,1H), 3.46(s,3H),
3.4-3.2(m,2H), 1.9-1.8(m,2H), 1.7-1.1(m,4H)。FTIR-
1459、1113、931、684cm-1。m/e(CI+CH4)129(23%),1
11(99%),97(100%),85(25%)。アンチ−異性体の構
造は、COSYおよびNOESY実験により確認した。
【化6】
【0065】実施例9 (1α,2β,6β)−2−メトキシ−6−(1−ピロリ
ジニル)−シクロヘキサノール(3)
【化7】 オキシラン(1)(20.0g,0.156モル)および
ピロリジン(20.1g,0.283モル)を、2−プロ
パノール100ml中で6.5時間還流する。溶剤を真空
除去しそして得られた油を蒸溜(112〜116℃,
1.1mmHg)して黄色の油として(3)(28.85g,
0.145モル,93%)を得る。GCは、95:5の
比の異性体を示す。1H-NMR(d6-DMSO):δ4.15(brs,1H),
3.32(s,3H), 3.2-3.1(m,1H), 2.96-2.8(m,1H), 2.7-2.
65(m,4H), 2.5-2.3(m,1H), 2.0-1.8(m,1H), 1.7-1.5(m,
5H), 1.3-0.9(m,3H)。FTIR(ニート):cm-1,〜3300(b
r),1462,1353,1298,1101,1071,883。m/e(EI+)20
1(41%),199(42%),184(61%),168(100%),110(99
%),70(62%)。分析値:計算値:C 66.29%, H 10.62
%, N 7.03%。実測値:C 65.96%, H 10.68%, N 6.85
%。(3)の構造は、COSYおよびNOESY実験により証明
した。
【化8】
【0066】実施例10 (1α,2β,3β)−N−〔3−メトキシ−2−(1−
ピロリジニル)−シクロヘキシル〕−N−メチルベンゼ
ンメタンアミン(4)
【化9】 アミノアルコール(3)(27.47g,0.138モ
ル)を、CH2Cl2 270mlおよびトリエチルアミン
23mlに溶解する。溶液を0°に冷却し、そしてメタン
スルホニルクロライド10mlを一度に加える。温度は、
急速に28°に上昇する。温度が20°にもどったとき
に、さらにメタンスルホニルクロライド2.6mlを、冷
却しながら滴加する。固体の沈澱が形成する。CH2C
l2 50mlを加えて撹拌を容易にする。4時間後に、反
応は、GCにより完了したことが判る。反応混合物を、
CH2Cl2 450mlに注加しそして水450mlで3回
洗滌する。有機層を、冷時、硫酸マグネシウム上で一夜
乾燥する。溶液を濾過しそして溶剤を真空除去して固体
28.68gを得る。この固体を、N−ベンジルメチル
アミン64mlに溶解しそして93℃に4時間加熱する。
反応混合物を10%K2CO3 100mlに注加しそして
CH2Cl2で3回抽出する。有機層をK2CO3上で乾燥
し、濾過し次に溶剤を真空下で除去する。生成物を真空
蒸溜して油(4)(28.83g,0.095モル,69
%)を得る。沸点140〜160°/2.8mmHg。1H-NM
R(CDCl3):δ7.5-7.1(m,5H), 4.0-3.8(br m,1H), 3.63
(s,2H), 3.30(s,3H), 3.15(td,J=3.7,11Hz,1H), 3.1-2.
7(br m,5H), 2.07(s,3H), 2.05-2.85(m,2H), 2.85-2.65
(br,4H), 1.6-1.4(m,2H), 1.4-1.0(m,2H)。分析値:計
算値:C 75.45%, H 10.00%, N 9.26%。実測値:C 7
5.30%, H 9.98%, N 8.99%。
【0067】実施例11 (1α,2β,3β)−N−〔3−メトキシ−2−(1−
ピロリジニル)シクロヘキシル〕−N−メチルベンゼン
メタンアミンモノ塩酸塩
【化10】 ジアミン(4)(21.96g,0.0726モル)を、
無水のエーテル210mlに溶解しそして2.6M HCl
(2−プロパノール中の)28mlを滴加する。添加完了
後に、反応混合物を室温で10分撹拌し、つよく(ドラ
イアイスアセトン浴)冷却し、濾過しそして濾過ケーキ
を冷たい無水のエーテルで洗滌する。乾燥後、白色の粉
末としてモノ塩酸塩(16.40g,0.0484モル)
を得る。母液を、15%NaOHで洗滌し、MgSO4
上で乾燥し、濾過し、そして溶剤を真空下で除去して
(4)(6.71g)を得る。モノHCl塩(5)の収
率は、(4)の回収後96%である。この粗製塩は、次
の工程に対して使用される。 1H-NMR(d6-DMSO):δ10.0
(br,1H), 7.4-7.2(m,5H), 4.14(s,1H), 3.8-3.5(m,3H),
3.4-3.1(m,8H; 3.27におけるs,3Hおよび3.4におけるb
rを包含する), 2.03(s+br,4H), 1.9(br,m,4H), 1.6-
1.0(m,4H)。FTIR(KBr):cm-1,3454,2938,2603,147
6,1087,1020,752,703。m/e(EI+)303(14%),302(23
%),287(42%),160(32%),134(33%),123(76%),1
10(35%),91(71%),84(100%)。分析値:計算値:C 6
7.33%, H 9.22%, N 8.27%, Cl 10.46%。実測値:C
66.90%, H9.18%, N 7.98%, Cl 10.65%、H2O 0.17
%。GCは、この物質が94%純度であることを示す。
【0068】実施例12 (1α,2β,3β)−3−メトキシ−N−メチル−2−
(1−ピロリジニル)−シクロヘキサンアミン
【化11】 粗製の塩(5)(16.40g,0.0487モル)を、
MeOH 500ml中において20%Pd/C 1.5gで還
元する。触媒を濾去しそして溶剤を真空下で除去する。
稀NaOHおよびエーテルを、得られた固体に加えそし
て層を分離する。水性塩基を、エーテルで2回洗滌し次
に合したエーテル洗液をNa2SO4上で乾燥する。溶液
を濾過しそして溶剤を真空下で除去してジアミン(6)
(9.45g,0.0445モル,収率91%)を得る。
この粗製アミンはGCによって97%の純度であるの
で、このアミンを次の工程に使用する。物質の一部を、
Kulgelrohr蒸溜(100℃,1.2mmHg)により精製す
る。1H-NMR(CDCl3):δ3.8(m,1H), 3.24(s,3H), 2.8-2.
6(m,5H), 2.6-2.45(m,2H), 2.40(s,3H), 2.2-1.9(m,2
H), 1.8-1.4(m,6H), 1.3-0.9(m,2H)。FTIR(ニート):cm
-1,3319(br),2932(s),1459,1437,1360,1095(s)。
m/e(EI+)212(2.5%),197(8.6%),180(6.1%),123(10
0%),108(22%),84(65%)。分析値:計算値:C 67.88
%, H 11.39%, N 13.20%。実測値:C 68.17%, H 11.
84%, N 13.27%。GCは、生成物が94%の純度であ
ることを示す。
【0069】実施例13 (1α,2β,3β)−N−〔3−メトキシ−2−(1−
ピロリジニル)−シクロヘキシル〕−N−メチル−4−
ベンゾフランアセトアミドモノ塩酸塩
【化12】 ベンゾフラン酢酸(1.95g,0.0111モル)を、
THF 35mlに溶解する。カルボニルジイミダゾール
(1.81g,0.0112モル)を一度に加えそして反
応混合物を窒素下で2.5時間撹拌する。次にTHF 1
0ml中のアミン(6)(2.13g,0.0100モル)
を加えそして溶液を一夜撹拌する。溶剤を真空下で除去
しそしてCH2Cl2 80mlを加える。この溶液を、H2
O 30ml、5%NaOH 30mlで2回そして最後にH
2O 30mlで洗滌する。溶液をMgSO4上で乾燥し、
濾過し次に溶剤を真空下で除去する。得られた粘稠な黄
色の油は、徐々に固化して2.22g(収率54%)が
得られる。1H-NMR(CDCl3):δ7.6(d,J=2.2Hz,1H), 7.4-
7.36(d,J=8.1Hz,1H), 7.25-7.1(m,2H), 7.0-6.9(dd,J=
2.7Hz,15.5Hz,1H), 4.4-4.2(m,1H), 4.18-4.1(d,J=15H
z,1H), 4.03-3.8(m,2H), 3.28+3.21(2個の単一線,3
H), 2.81+2.76(2個の単一線,3H), 2.76-2.5(m,8H),
2.1-1.9(m,1H), 1.9-0.9(m,9H)。FTIR(Kbr):cm-1,〜3
500(H2O),2936,1368(vs),1434,1138,1100,761
(s)。m/e(CI+,CH4)399(12%),371(100%),338(5
%),213(9%),181(7%)。分析値:計算値:C 71.32
%, H 8.16%, N 7.56%。実測値:C 70.99%, H 8.40
%, N 7.87%。この物質をイソプロパノールに溶解しそ
してイソプロパノール中の7.3M HCl 3mlを加え
る。乾燥エーテルを、溶液がくもるまで加える。この物
質を室温で3時間放置しそして冷凍器に一夜入れてお
く。得られた固体を濾過し、乾燥エーテルで洗滌し次に
50℃で真空乾燥する。固体をイソプロパノール中で再
結晶しそして次に水から凍結乾燥して(7)0.80g
を得る。分析値:計算値:C 64.93%, H 7.68%, N 6.8
9%,Cl 8.71%。実測値:C 63.32%, H 7.70%, N 6.53
%, Cl 8.59%, H2O 3.85%。1H-NMR(d6-DMSO):δ10.3
5(br,1H), 7.93-7.91(d,J=2Hz,1H), 7.47-7.42(d,J=8.2
Hz,1H), 7.27-7.18(m,2H), 7.1-7.0(d,J=7.3Hz,1H), 4.
9-4.7(br,1H), 4.27-4.2(d,J=16Hz,1H), 4.96-3.88(d,J
=16Hz,1H), 3.7-3.3(m,4H), 3.3-3.1(3.19でmおよびs,
4H), 3.1-2.9(3.00でmおよびs,4H), 2.1-1.3(m,10H)。
【0070】実施例14 (1α,2β,6β)−2−メトキシ−6−(1−ピロリ
ジニル)シクロヘキサノールまたは(1α,2β,3α)
−3−メトキシ−2−(1−ピロリジニル)シクロヘキ
サノール
【化13】 オキシラン(2)(16.78g,0.131モル)を2
−プロパノール178mlに溶解しそしてピロリジン(1
1.94g,0.168モル)を加える。溶液を、N2下
で20時間還流する。溶剤を真空下で除去する。1種の
生成物のみがGCによりみられる。黄色の油をKugelroh
r蒸溜(80〜120℃,1.2mmHg)して(8)(2
3.61g,0.118モル,90%)を得る。1H-NMR(C
DCl3):δ3.8-3.7(m,1H), 3.7(br,1H), 3.6-3.45(m,1
H), 3.41(s,3H), 3.0-2.8(td,J=3.5,10Hz,1H), 2.7-2.5
(m,4H), 2.0-1.85(m,1H), 1.85-1.1(m,8H)。m/e(EI+)20
0(77%), 199(27%), 184(38%), 168(54%), 110(100
%), 70(76%)。
【0071】実施例15 (1α,2β,3α)−N−〔3−メトキシ−2−(1−
ピロリジニル)シクロヘキシル〕−N−メチルベンゼン
メタンアミン
【化14】 アルコール(8)(23.38g,0.120モル)をC
H2Cl2に溶解しそしてトリエチルアミン(20ml)を
加える。溶液をN2下で−5℃に冷却しそしてメタンス
ルホニルクロライドを、温度を0℃と5℃との間に保持
しながら滴加する。反応混合物を一夜室温に加温する。
次に反応混合物をCH2Cl2 700mlに注加しそして
H2O 350mlそして次にH2O 700mlで洗滌する。
有機層を、MgSO4上で乾燥し、濾過し次に溶剤を真
空下で除去する。N−ベンジルメチルアミン(55ml)
を加えそして混合物をN2下で95℃に20時間加熱す
る。反応混合物を、10%K2CO3 300mlに注加す
る。生成物を、CH2Cl2に抽出し、MgSO4上で乾
燥し、濾過し次に溶剤を真空下で除去する。黄色の油を
Kugelrohr蒸溜して110〜160℃(1.0mmHg)で沸
騰するフラクションを集める。ジアミン(9)(25.
80g,0.0853モル,収率71%)が粘稠な黄色
の油として得られる。1H-NMR(CDCl3):δ7.5-7.1(m,5
H), 3.73(s,2H),3.36(s,3H), 3.3-3.1(m,1H), 3.0-2.7
(m,4H), 2.6-2.5(m,1H), 2.22(s,3H), 2.2-2.0(m,1H),
1.9-1.0(m,9H)。
【0072】実施例16 (1α,2β,3α)−3−メトキシ−N−メチル−2−
(1−ピロリジニル)−シクロヘキサンアミン
【化15】 結晶性ジアミン(9)(3.75g,12.4ミリモル)
を、20%Pd/C 0.5gとともにメタノール75mlに
溶解しそして50psiのH2を使用して周囲温度で18分
還元する。粗製の生成物は、GCにより単一のピークを
示す。触媒を濾去しそして溶剤を真空下で除去して(1
1)(2.62g,12.3ミリモル,収率99%)を得
る。1H-NMR(CDCl3):δ3.45-3.35(m,1H), 3.31(s,3H),
3.0-2.8(m,2H), 2.8-2.6(m,2H), 2.6-2.4(m,2H), 2.38
(s,3H), 2.3-1.9(m,3H), 1.9-1.6(m,5H), 1.3-0.9(m,3
H)。FTIR(ニート):cm-1, 3304, 2935, 1440, 1105(s),
850。m/e(EI+)123(67%), 110(16%), 108(17%), 84
(100%), 71(11%), 70(25%), 55(15%), 42(39%)。
(11)の構造は、デカップリング、COSYおよびN
OESY実験により証明された。また、モノ塩酸塩(1
0)(19.73g,0.0586モル)を、20%Pd/C
1.5gとともに、メタノール500mlに溶解しそして
50psiのH2を使用して周囲温度で19時間還元する。
反応混合物を濾過しそして溶剤を真空下で除去する。水
性塩基(15%NaOH 250ml)を、得られた固体
に加えそして混合物をCH2Cl2 150mlで2回およ
びエーテル200mlで1回抽出する。合した有機層をM
gSO4上で乾燥し、濾過し次に溶剤を真空下で除去す
る。生成物をKugelrohr蒸溜してフラクション〔80〜
120℃(0.1mmHg)を集め、遊離塩基の脱ベンジル
化から得られる物質と分光的に同一の(11)(8.3
8g,0.0395モル,収率67%)を得る。
【0073】実施例17 (1α,2β,3α)−N−〔3−メトキシ−2−(1−
ピロリジニル)シクロヘキシル〕−N−メチル−ベンゼ
ンメタンアミンモノ塩酸塩
【化16】 無水エーテル250ml中のジアミン遊離塩基(9)(2
5.11g,0.0830モル)を、イソプロパノール中
のHCl(HCl 0.267g/ml)の11.2mlで処
理する。吸湿性の白色粉末である得られたモノ塩酸塩
(10)を、濾過により集める。母液を15%NaOH
で洗滌し、MgSO4上で乾燥し、蒸発して油を得そし
てHClで同様の処理することによって(10)の第2
の得量を得る。(10)の合した収量は、19.78g
である。化合物(10)は吸湿性である。(10)の第
2の得量からの母液を、15%NaOHで洗滌し、乾燥
しそして上述したように蒸発して黄色の油を得る。3日
間放置することによって、遊離塩基(9)(3.81
g)がその油から析出する。融点59〜60℃。
(9):1H-NMR(CDCl3):δ7.4-7.1(m,5H), 3.72(s,2
H), 3.35(s,3H), 3.3-3.0(m,1H), 3.0-2.7(m,5H), 2.6-
2.5(td,J=3.6,11.5Hz,1H), 2.22(s,3H), 2.2-2.0(m,1
H), 1.9-1.7(m,6H), 1.5-1.0(m,3H)。13C-NMR(ppm)141.
2, 128.5, 128.0, 126.4, 81.3, 63.8, 62.8, 59.4, 5
6.2, 47.9, 36.7, 30.6, 27.8, 24.1, 21.7。FTIR(KB
r):cm -1, 1603, 1496, 1042, 956, 903, 833, 747。m/
e(EI+)803(M+1, 33%), 302(M,39%), 287(31%), 16
0(33%), 123(56%), 91(64%), 84(100%)。遊離塩基
(9)およびモノ塩酸塩(10)の何れも、有利に次の
工程に使用される。
【0074】実施例18 (1α,2β,3α)−N−〔3−メトキシ−2−(1−
ピロリジニル)−シクロヘキシル〕−N−メチル−4−
ベンゾフランアセトアミドモノ塩酸塩
【化17】 ベンゾフラン酢酸(1.51g,8.57ミリモル)を、
N2下で無水のTHF20mlに溶解しそしてカルボニル
ジイミダゾール(1.39g,8,57ミリモル)を一度
に加える。ガス発生が観察される。反応混合物を、周囲
温度で一夜撹拌する。次に、THF 10ml中のアミン
(11)(1.40g,6.59ミリモル)を加えそして
反応混合物を6時間撹拌する。反応混合物をCH2Cl2
に注加しそして水で1回、15%NaOHで2回そして
最後に水で1回洗滌する。合した水性層を、エーテルで
2回抽出する。すべての有機層を合しそしてMgSO4
上で乾燥し、濾過し次に溶剤を真空下で除去する。融点
97〜101℃の白色の固体(2.22g,6.0ミリモ
ル,収率90%)が得られる。1H-NMR(CDCl3):δ7.63
(s,1H), 7.4(d,J=8Hz,1H), 7.35-7.0(m,2H), 6.9-6.8
(m,1H), 4.7-4.5(brm,1H), 4.1-3.8(m,2H), 3.6-3.1(m,
4H,δ2.8におけるsを包含), 2.4-2.2(m,1H), 1.8-0.8
(m,9H)。FTIR(KBr):cm-1, 3500(br), 2854, 1636, 153
3(w), 1431, 1250,1086, 765(水がIRにおいて明らかで
ある)。m/e(EI+)371(1%), 355(6%), 338(5%), 181
(37%), 149(89%), 131(28%), 110(21%), 84(100
%), 70(29%)。分析値:計算値:C 71.32%, H 8.16
%, N 7.56%。実測値:C 70.58%, H 8.18%, N 7.83
%。HPLC(210nm)は、化合物が99.3%の純
度であることを示す。この物質(2.13g,5.7ミリ
モル)を、エーテル50mlおよびアセトニトリル10ml
に溶解する。次に、16%HCl/エーテル溶液2.4
3gを滴加する。沈澱が徐々に形成される。溶液を氷上
で冷却しそして濾過する。固体をイソプロパノール/エ
ーテルにおいて再結晶しそして水中で凍結乾燥してガラ
ス状の固体として塩酸塩(1.4g,融点60〜70
℃,GCにより純度97.3%)を得る。1H-NMR(d6-DMS
O):δ9.4(br,1H), 7.95-7.9(d,J=2.2Hz,1H), 7.5-7.4
(d,J=8Hz,1H), 7.3-7.1(m,2H), 7.1-7.0(d,J=7.3Hz,1
H), 4.6(br,1H), 4.3-4.1(d,J=16Hz,1H), 4.0-3.9(d,J=
16Hz,1H), 3.9-3.6(m,4H), 3.5-3.1(m,3.40におけるs
(水)および3.31におけるsを包含), 3.0(s,3H), 2.3-2.
1(m,1H), 2.05-1.1(m,9H)。分析値:計算値:(5.5%の
水に対して補正),C 61.35%, H 7.87%, N 6.50%, C
l 8.23%。実測値:C 61.2%, H 8.10%, N 6.47%, Cl
8.43%,H2O 5.46%。
【0075】実施例19 (1α,2β,6β)−2−メトキシ−6−〔メチル(フ
ェニルメチル)アミノ〕−シクロヘキサノール(17)
【化18】 オキシラン(1)(20.08g,0.157モル)およ
びN−メチルベンジルアミン(30.24g,0.25モ
ル)を、2−プロパノール110mlに溶解しそしてN2
下で18時間加熱還流する。溶剤を真空下で除去しそし
て生成物をKugelrohr蒸留して、100℃(1.0mmHg)
以下で蒸溜する物質を除去しそして100℃〜140℃
(1.0mmHg)の間で沸騰するフラクションを集める。
無色の油(13)(35.42g,90%)が得られ
る。生成物は、GCにより単一のピークを示す。1H-NMR
(d6-DMSO):δ7.4-7.1(m,5H), 4.17(s,1H), 3.74-3.68
(d,J=13.4Hz,1H), 3.55-3.45(d,J=13.4Hz,1H), 3.33(s,
3H), 3.3-3.2(m,1H), 3.0-2.85(m,1H), 2.4-2.3(m,1H),
2.13(s,3H), 2.0-1.8(m,1H), 2.8-2.6(m,2H), 1.4-0.9
(m,3H)。13C-NMR(d6-DMSO):δ140.1, 128.7, 128.4, 1
26.9, 83.7, 73.9, 65.9, 58.1, 57.1, 36.6, 29.4, 2
2.9, 21.4。FTIR(ニート):cm-1, 3400(br), 2938, 286
4, 1496, 1454, 1121, 1096, 881, 743, 701。m/e(EI
+)249(m,17%), 234(20%), 218(22%), 160(22%), 1
20(5%), 91(100%), 65(7%), 42(13%)。分析値:計
算値:C 72.25%, H 9.30%, N 5.62%。実測値:C 72.
23%, H 9.22%, N 5.47%。構造は、COSY、HETCOR、LR
HETCORおよびDEPT NMR技術により証明された。
【0076】実施例20 (1α,2α,6β)−N−〔2−メトキシ−6−(1−
ピロリジニル)シクロヘキシル〕−N−メチルベンゼン
メタンアミン
【化19】 アミノアルコール(13)(35.08g,0.141モ
ル)を、N2下でCH2Cl2 460mlおよびトリエチル
アミン32mlに加える。得られた溶液を、−10℃に冷
却する。温度を−5℃以下に保持しながら、メタンスル
ホニルクロライド(13ml)を滴加する。添加完了後、
冷却浴を除去しそして反応混合物を5時間撹拌する。こ
の時間に、GCにより判るように、すべての出発物質が
消費される。反応混合物を、CH2Cl2 500mlとと
もに分離漏斗に注加する。有機層をH2O 250mlで3
回洗滌し、MgSO4上で乾燥し、濾過し次に溶液の全
容量を真空下で約250mlに減少する。この溶液に、ピ
ロリジン97mlを加えそして室温で16時間放置し、そ
れから1.5時間加熱還流する。反応混合物を、10%
Na2CO3 800mlに注加しそしてCH2Cl2 500
ml、それからCH2Cl2 400mlそれからCH2Cl2
500mlで抽出する。合した有機層をMgSO4上で乾
燥し、濾過し次に溶剤を真空除去する。粗製油をKugelr
ohr蒸溜して着色不純物を除去し淡黄色の油18.21g
(43%)を得る。溜出物に対するGCは、増大した保
持時間の順序で1:4:7:4の比の4種の生成物の混
合物を示す。
【0077】この粗製油をエーテル95mlに溶解しそし
てイソプロパノール中の2.6N HCl 3mlで処理す
る。溶液を、形成した褐色の固体から傾瀉分離しそして
さらにエーテル50mlを溶液に加えそしてHCl/イソ
プロパノール溶液の6ml以上を滴加し、そして得られた
溶液を3週間冷凍器中に入れておく。形成した結晶を濾
過しそしていくつかの結晶形態が観察される。もっとも
大きな褐色の結晶を機械的に分離する。これらの結晶
を、稀NaOHで処理しそしてエーテルで抽出する。有
機層をNa2SO4上で乾燥し、濾過し次に溶剤を真空下
で除去する。得られた油を、フラッシュクロマトグラフ
ィー処理(SiO2)(1.5%MeOH/CHCl3を
使用しそしてNH4OHで飽和)により精製して(1
4)(0.45g,0.0015モル)を得る。1H-NMR(C
DCl3):δ7.5-7.1(m,5H), 4.0-3.8(d,J=13.5Hz,1H), 3.
86-3.80(m,1H), 3.77-3.72(d,J=13.5Hz,1H), 3.3(s,3
H), 3.3-3.2(td,J=3.3,11.3Hz,1H), 2.8-2.6(m,4H), 2.
6-2.5(dd,J=2.3,10.8Hz), 2.37(s,3H), 2.0-1.8(m,2H),
1.8-1.6(m,4H), 1.6-1.4(m,2H), 1.4-1.0(m,2H)。13C-
NMR(d6-DMSO):14.9, 128.2, 127.8, 126.2, 79.0, 66.
2, 58.0, 54.2, 46.2, 27.4, 23.4, 22.9, 19.0。m/e(E
I+)302(11.4%), 287(7.9%), 211(35.5%), 173(28.1
%), 160(12.2%), 150(15.5%), 134(64.5%), 110(3
6.0%), 91(100%), 84(23.3%), 70(21.4%), 44(30.9
%)。分析値:計算値:C 75.45%, H 10.00%,N 9.26
%。実測値:C 75.40%, H 9.97%, N 9.17%。立体化
学的およびレジオ化学的指定は、COSY、NOESYおよびHET
COR NMR実験により測定した。
【0078】実施例21 (1α,2α,6β)−2−メトキシ−N−メチル−6−
(1−ピロリジニル)シクロヘキサンアミン
【化20】 N−ベンジルジアミン(14)(0.45g,1.49ミ
リモル)を、室温でメタノール75ml中そして50psi
の水素下で20%Pd/C 0.05gを使用して処理する。
生成物を濾過しそして溶剤を真空下で除去する。粗製油
をクロマトグラフィー処理(2%MeOH/2%濃NH
4OH/96%CHCl3)して(15)(0.23g,
収率73%)を得る。1H-NMR(CDCl3):δ3.7-3.6(m,1
H), 3.35(s,3H), 2.76-2.6(m,1H), 2.6-2.5(m,5H), 2.4
2(s,3H), 2.4-2.2(br,1H), 1.9-1.3(m,10H)。m/e(EI+)
212(8.1%), 181(22%), 150(26%), 112(23%), 111(2
4%),110(100%), 97(21%), 96(21%), 84(63%), 70
(50%), 55(22%), 44(33%),42(33%)。
【0079】実施例22 (1α,2α,6β)−N−〔2−メトキシ−6−(1−
ピロリジニル)シクロヘキシル〕−N−メチル−4−ベ
ンゾフランアセトアミドモノ塩酸塩
【化21】 4−ベンゾフラン酢酸(1.01g,5.73ミリモル)
を、100mlの沸騰フラスコに入れそしてN2下でCH2
Cl2 50mlに溶解する。塩化オキザリル(1.6ml)
およびジメチルホルムアミド(0.04g)を加える。
ガス発生が観察される。反応混合物を、25℃で18時
間撹拌し次に溶剤を真空下で除去する。得られた油をKu
gelrohr蒸溜(0.07mmHg,90〜100℃)して黄色
の油1.04gを得る。この油は、1H−NMRにより、
酸および酸クロライドの1:1混合物であることが判っ
た。この混合物(0.20g)を無水のTHF 10mlに
溶解しそしてN2下で0℃に冷却する。それから、ジア
ミン(15)(0.11g,0.52ミリモル,THF
2.5mlに溶解)およびトリエチルアミン(1.0ml)
を、酸クロライド溶液に加える。それから、4−(ジメ
チルアミン)ピリジン(0.01g)を加えそして溶液
を室温で24時間撹拌する。溶剤を真空下で除去しそし
て粗製油を2度クロマトグラフィー処理(3%MeOH
/1%濃NH4OH/CHCl3)して、遊離塩基として
(16)(0.11g,0.30ミリモル)を得る。1H-N
MR(CDCl3):δ7.6(d,J=4.9Hz,1H), 7.4-7.38(d,J=7.9H
z,1H), 7.25-7.20(t,J=8Hz,1H), 7.11-7.08(d,J=7.3Hz,
1H), 6.95(br,s,1H), 4.6-4.5(br,1H), 4.1-3.9(m,2H),
3.6(brs,1H), 3.3-3.2(br,1H), 3.19(s,3H), 3.07(br
s,3H), 2.7-2.5(br,2H), 2.1-1.1(m,12H)。m/e(CI+)37
2(M+2, 25%), 3.71(M+1,100%), 369(13%), 300(24
%), 181(63%), 150(21%), 110(9%)。
【0080】この生成物を無水のジエチルエーテルに溶
解しそして20%HCl/MeOHで処理してモノ塩酸
塩を形成させる。これを濾過しそして凍結乾燥して(1
6)(0.03g,0.08ミリモル)を得る。1H-NMR(d6-
DMSO):δ9.6(br,1H), 7.94-7.92(d,J=2.5Hz,1H), 7.5-
7.4(d,J=8.6Hz,1H), 7.3-7.2(t,J=8Hz,1H), 7.18-7.15
(d,J=2.4Hz,1H), 7.1-7.0(d,J=7.3Hz,1H), 4.8-4.6(dd,
J=2.4,12Hz,1H), 4.25-4.1(d,J=16.5Hz,1H), 4.05-3.8
(m,2H), 3.6-2.8(m,H2Oピークを包含), 2.2-1.2(m,10
H)。m/e(CI+,CH4中1%NH3):372(M+2, 23%), 371(M
+1, 100%), 300(32%), 182(17%), 181(81%), 150
(37%), 131(11%), 110(22%)。FTIR(KBr):cm-1, 343
2(br), 2945, 1734, 1647(s), 1457, 1432, 1246, 112
4, 1102, 1045,1009, 765(s)。HRMS(EI+)C22H30N2O3−
計算値:370.2256。実測値:370.2246。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイビツド・チヤールズ・リース イギリス国ケンブリツジ.シー・ビー2 2ジエイ・ビー.ノリツジストリート33 (72)発明者 オウム・プラカシユ・ゲール アメリカ合衆国ミシガン州48103.アンア ーバー.ホールデンドライブ3995

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1α,2α,6β)−N−〔2−メトキ
    シ−6−(1−ピロリジニル)シクロヘキシル〕−N−
    メチル−4−ベンゾフランアセトアミドモノ塩酸塩と命
    名される化合物。
  2. 【請求項2】 (1α,2β,3α)−N−〔3−メトキ
    シ−2−(1−ピロリジニル)−シクロヘキシル〕−N
    −メチル−4−ベンゾフランアセトアミドモノ塩酸塩と
    命名される化合物。
  3. 【請求項3】 鎮痛有効量の請求項1または2記載の化
    合物を製薬的に許容しうる担体と共に含有する、哺乳類
    の疼痛治療に有用な医薬組成物。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の医薬組成物を哺乳類に投
    与することからなる、該哺乳類の疼痛治療法。
  5. 【請求項5】 請求項1および2に記載の化合物1種の
    有効量を製薬的に許容しうる担体と共に含有する、哺乳
    類の発作治療に有用な医薬組成物。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の医薬組成物を哺乳類に投
    与することからなる、該哺乳類の発作治療法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009203225A (ja) * 2008-01-29 2009-09-10 Daikin Ind Ltd 1,2−ジアルキル−1,2−ジフルオロエチレンカーボネートの製造法

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JP2009203225A (ja) * 2008-01-29 2009-09-10 Daikin Ind Ltd 1,2−ジアルキル−1,2−ジフルオロエチレンカーボネートの製造法

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