JPH05196136A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents
自動変速機の変速制御装置Info
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- JPH05196136A JPH05196136A JP4027234A JP2723492A JPH05196136A JP H05196136 A JPH05196136 A JP H05196136A JP 4027234 A JP4027234 A JP 4027234A JP 2723492 A JP2723492 A JP 2723492A JP H05196136 A JPH05196136 A JP H05196136A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shift
- upshift
- speed
- gear
- automatic transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 下り坂でエンジンブレーキを効かせるために
アクセルペダルを放した時に、アクセル操作量の減少に
伴ってアップシフトが行われることを防止する。 【構成】 O/D変速段へのアップシフト判断が為され
ても、変速タイミング時間T1 が経過するまで実際の変
速段の切換えを行うステップS30の実行を遅らせ、そ
の間にアクセルOFFを含むステップS21〜S26の
条件を総て満足した場合には、ステップS27で次変速
段を3rdに変更してO/D変速段へのアップシフトを
禁止する。
アクセルペダルを放した時に、アクセル操作量の減少に
伴ってアップシフトが行われることを防止する。 【構成】 O/D変速段へのアップシフト判断が為され
ても、変速タイミング時間T1 が経過するまで実際の変
速段の切換えを行うステップS30の実行を遅らせ、そ
の間にアクセルOFFを含むステップS21〜S26の
条件を総て満足した場合には、ステップS27で次変速
段を3rdに変更してO/D変速段へのアップシフトを
禁止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動変速機の変速制御装
置に係り、特に、下り坂等でアクセルがOFFとされた
場合の変速制御の改良に関するものである。
置に係り、特に、下り坂等でアクセルがOFFとされた
場合の変速制御の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の自動変速機は一般に、アクセル操
作量若しくはスロットル弁開度と車速とに基づいて変速
段が切り換えられるようになっている。図7は、4つの
変速段を有する自動変速機の変速マップ(変速条件)の
一例で、アクセル操作量および車速に基づいて変速段が
切り換えられるようになっており、実線がアップシフト
側の変速マップで破線がダウンシフト側の変速マップで
ある。このような変速マップは通常、アクセル操作量が
零すなわちOFF状態の場合でも車速に応じてアップシ
フトするようになっているため、下り坂でアクセルペダ
ルを放した場合でも、充分なエンジンブレーキ力が得ら
れずに車速が増加すると、アップシフトしてエンジンブ
レーキ力が更に低下するという問題があった。この対策
として、上記変速マップに従ってアップシフトすべき判
断が為されても、アクセルがOFF状態の場合にはその
アップシフトを禁止し、エンジンブレーキ力の低下を防
止することが考えられている。特開昭63−30825
8号公報に記載されている装置はその一例である。
作量若しくはスロットル弁開度と車速とに基づいて変速
段が切り換えられるようになっている。図7は、4つの
変速段を有する自動変速機の変速マップ(変速条件)の
一例で、アクセル操作量および車速に基づいて変速段が
切り換えられるようになっており、実線がアップシフト
側の変速マップで破線がダウンシフト側の変速マップで
ある。このような変速マップは通常、アクセル操作量が
零すなわちOFF状態の場合でも車速に応じてアップシ
フトするようになっているため、下り坂でアクセルペダ
ルを放した場合でも、充分なエンジンブレーキ力が得ら
れずに車速が増加すると、アップシフトしてエンジンブ
レーキ力が更に低下するという問題があった。この対策
として、上記変速マップに従ってアップシフトすべき判
断が為されても、アクセルがOFF状態の場合にはその
アップシフトを禁止し、エンジンブレーキ力の低下を防
止することが考えられている。特開昭63−30825
8号公報に記載されている装置はその一例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の変速マップは前記図7からも明らかなように、同じ
車速であればアクセル操作量が小さい程高速段となるよ
うに定められているため、下り坂でアクセルペダルを放
した場合、アクセル操作量の減少過程でアップシフトが
為されてしまうことがあり、アクセルOFF状態時にア
ップシフトを禁止するだけでは必ずしも適正なエンジン
ブレーキ制御が為されないという問題があった。例え
ば、図7の点Aでは、変速段は2nd若しくは3rdで
あるが、その状態からアクセルペダルが放されると、
「2→3」アップシフト線および「3→O/D」アップ
シフト線をよぎってアクセル操作量が零となるため、ア
クセル操作量が零となる前にO/D変速段への変速判断
が為されるとともに、その判断時点ではアクセル操作量
は未だ零でないためO/D変速段へのアップシフトが許
容されてしまうのである。
来の変速マップは前記図7からも明らかなように、同じ
車速であればアクセル操作量が小さい程高速段となるよ
うに定められているため、下り坂でアクセルペダルを放
した場合、アクセル操作量の減少過程でアップシフトが
為されてしまうことがあり、アクセルOFF状態時にア
ップシフトを禁止するだけでは必ずしも適正なエンジン
ブレーキ制御が為されないという問題があった。例え
ば、図7の点Aでは、変速段は2nd若しくは3rdで
あるが、その状態からアクセルペダルが放されると、
「2→3」アップシフト線および「3→O/D」アップ
シフト線をよぎってアクセル操作量が零となるため、ア
クセル操作量が零となる前にO/D変速段への変速判断
が為されるとともに、その判断時点ではアクセル操作量
は未だ零でないためO/D変速段へのアップシフトが許
容されてしまうのである。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、アクセル操作量が零
となる前にアップシフトの変速判断が為された場合でも
適正なエンジンブレーキ力が得られるように変速制御が
行われるようにすることにある。
もので、その目的とするところは、アクセル操作量が零
となる前にアップシフトの変速判断が為された場合でも
適正なエンジンブレーキ力が得られるように変速制御が
行われるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めには、アップシフトの変速判断が為された後所定の時
間内にアクセル操作量が零となった場合にはそのアップ
シフトを禁止するようにすれば良く、本発明は、図1の
クレーム対応図に示されているように、(a)複数の変
速段を有する自動変速機と、(b)アクセル操作量が小
さい程前記変速段を高速段側へアップシフトするように
予め定められた変速条件に基づいて前記自動変速機の変
速段をアップシフトするか否かを判断する変速判断手段
と、(c)その変速判断手段の判断結果に従って前記自
動変速機の変速段をアップシフトする切換手段とを備え
た自動変速機の変速制御装置において、(d)前記切換
手段による前記変速段の切換えを、前記変速判断手段の
判断時から予め定められた遅れ時間だけ遅延させる遅延
手段と、(e)前記切換手段によって前記変速段が切り
換えられる前に前記アクセル操作量が略零の予め定めら
れた所定値以下となった場合には、少なくとも最高速段
へのアップシフトを禁止するアップシフト禁止手段とを
有することを特徴とする。
めには、アップシフトの変速判断が為された後所定の時
間内にアクセル操作量が零となった場合にはそのアップ
シフトを禁止するようにすれば良く、本発明は、図1の
クレーム対応図に示されているように、(a)複数の変
速段を有する自動変速機と、(b)アクセル操作量が小
さい程前記変速段を高速段側へアップシフトするように
予め定められた変速条件に基づいて前記自動変速機の変
速段をアップシフトするか否かを判断する変速判断手段
と、(c)その変速判断手段の判断結果に従って前記自
動変速機の変速段をアップシフトする切換手段とを備え
た自動変速機の変速制御装置において、(d)前記切換
手段による前記変速段の切換えを、前記変速判断手段の
判断時から予め定められた遅れ時間だけ遅延させる遅延
手段と、(e)前記切換手段によって前記変速段が切り
換えられる前に前記アクセル操作量が略零の予め定めら
れた所定値以下となった場合には、少なくとも最高速段
へのアップシフトを禁止するアップシフト禁止手段とを
有することを特徴とする。
【0006】
【作用】このような自動変速機の変速制御装置において
は、変速判断手段によってアップシフトの変速判断が為
されてから切換手段によって実際に変速段の切換えが行
われるまでに、遅延手段によって予め定められた遅延時
間が設けられ、その間にアクセル操作量が略零の所定値
以下となった場合には、アップシフト禁止手段により少
なくとも最高速段へのアップシフトが禁止される。この
ため、下り坂などでこれ以上の増速を嫌って運転者がア
クセルを放した場合に、アクセル操作量の減少に伴って
アップシフトの変速判断が為されても、その後短時間で
アクセル操作量が略零となった場合には、アップシフト
禁止手段により少なくとも最高速段へのアップシフトが
禁止され、アップシフトに伴うエンジンブレーキ力の低
下が防止される。また、アクセル操作量が略零の状態で
車速が上昇し、アップシフトの変速判断が為された場合
も、アップシフト禁止手段により少なくとも最高速段へ
のアップシフトが禁止される。
は、変速判断手段によってアップシフトの変速判断が為
されてから切換手段によって実際に変速段の切換えが行
われるまでに、遅延手段によって予め定められた遅延時
間が設けられ、その間にアクセル操作量が略零の所定値
以下となった場合には、アップシフト禁止手段により少
なくとも最高速段へのアップシフトが禁止される。この
ため、下り坂などでこれ以上の増速を嫌って運転者がア
クセルを放した場合に、アクセル操作量の減少に伴って
アップシフトの変速判断が為されても、その後短時間で
アクセル操作量が略零となった場合には、アップシフト
禁止手段により少なくとも最高速段へのアップシフトが
禁止され、アップシフトに伴うエンジンブレーキ力の低
下が防止される。また、アクセル操作量が略零の状態で
車速が上昇し、アップシフトの変速判断が為された場合
も、アップシフト禁止手段により少なくとも最高速段へ
のアップシフトが禁止される。
【0007】
【発明の効果】このように、本発明の自動変速機の変速
制御装置によれば、アップシフトの変速判断が為された
後所定の遅れ時間内にアクセル操作量が略零となった場
合には、少なくとも最高速段へのアップシフトが禁止さ
れるため、アップシフトに伴うエンジンブレーキ力の低
下が良好に回避されるのである。
制御装置によれば、アップシフトの変速判断が為された
後所定の遅れ時間内にアクセル操作量が略零となった場
合には、少なくとも最高速段へのアップシフトが禁止さ
れるため、アップシフトに伴うエンジンブレーキ力の低
下が良好に回避されるのである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0009】図2において、ガソリンエンジン10の燃
焼室12内には、エアクリーナ14,エアフローメータ
16,吸気通路18,スロットル弁20,バイパス通路
22,サージタンク24,インテークマニホルド26,
および吸気弁28を介して空気が吸入されるとともに、
その空気には、インテークマニホルド26に設けられた
燃料噴射弁30から噴射される燃料ガスが混合されるよ
うになっている。エアフローメータ16は吸入空気量を
測定するもので、その吸入空気量を表す信号をエンジン
制御用コンピュータ32に出力する。スロットル弁20
はエンジン10に吸入される空気量を連続的に変化させ
るもので、スロットル制御用コンピュータ35から供給
されるスロットル制御信号DTHに従ってスロットル弁
開度θが制御されるようになっているとともに、そのス
ロットル弁20にはスロットルポジションセンサ36が
設けられて、スロットル弁開度θを表すスロットル弁開
度信号Sθをエンジン制御用コンピュータ32、トラン
スミッション制御用コンピュータ34、およびスロット
ル制御用コンピュータ35に出力する。バイパス通路2
2はスロットル弁20と並列に配設されているととも
に、そのバイパス通路22にはアイドル回転数制御弁3
8が設けられており、エンジン制御用コンピュータ32
によってアイドル回転数制御弁38の開度が制御される
ことにより、スロットル弁20をバイパスして流れる空
気量が調整されてアイドル時のエンジン回転数が制御さ
れる。燃料噴射弁30も、エンジン制御用コンピュータ
32によってその噴射タイミングや噴射量が制御され
る。なお、上記エアフローメータ16の上流側には吸入
空気の温度を測定する吸気温センサ40が設けられ、そ
の吸気温を表す信号をエンジン制御用コンピュータ32
に出力する。
焼室12内には、エアクリーナ14,エアフローメータ
16,吸気通路18,スロットル弁20,バイパス通路
22,サージタンク24,インテークマニホルド26,
および吸気弁28を介して空気が吸入されるとともに、
その空気には、インテークマニホルド26に設けられた
燃料噴射弁30から噴射される燃料ガスが混合されるよ
うになっている。エアフローメータ16は吸入空気量を
測定するもので、その吸入空気量を表す信号をエンジン
制御用コンピュータ32に出力する。スロットル弁20
はエンジン10に吸入される空気量を連続的に変化させ
るもので、スロットル制御用コンピュータ35から供給
されるスロットル制御信号DTHに従ってスロットル弁
開度θが制御されるようになっているとともに、そのス
ロットル弁20にはスロットルポジションセンサ36が
設けられて、スロットル弁開度θを表すスロットル弁開
度信号Sθをエンジン制御用コンピュータ32、トラン
スミッション制御用コンピュータ34、およびスロット
ル制御用コンピュータ35に出力する。バイパス通路2
2はスロットル弁20と並列に配設されているととも
に、そのバイパス通路22にはアイドル回転数制御弁3
8が設けられており、エンジン制御用コンピュータ32
によってアイドル回転数制御弁38の開度が制御される
ことにより、スロットル弁20をバイパスして流れる空
気量が調整されてアイドル時のエンジン回転数が制御さ
れる。燃料噴射弁30も、エンジン制御用コンピュータ
32によってその噴射タイミングや噴射量が制御され
る。なお、上記エアフローメータ16の上流側には吸入
空気の温度を測定する吸気温センサ40が設けられ、そ
の吸気温を表す信号をエンジン制御用コンピュータ32
に出力する。
【0010】エンジン10は、吸気弁28,排気弁4
2,ピストン44,および点火プラグ46を備えて構成
されており、点火プラグ46は、エンジン制御用コンピ
ュータ32によって制御されるイグナイタ48からディ
ストリビュータ50を介して供給される高電圧によって
点火火花を発生し、燃焼室12内の混合ガスを爆発させ
てピストン44を上下動させることによりクランク軸を
回転させる。吸気弁28および排気弁42は、クランク
軸の回転に同期して回転駆動されるカムシャフトにより
開閉されるようになっているとともに、エンジン制御用
コンピュータ32によって制御される図示しない可変バ
ルブタイミング機構により、カムシャフトとクランク軸
との回転位相が変更されて開閉タイミングが調整される
ようになっている。そして、燃焼室12内で燃焼した排
気ガスは、排気弁42からエキゾーストマニホルド5
4,排気通路56,触媒装置58を経て大気に排出され
る。エンジン10にはエンジン冷却水温を測定する水温
センサ60が設けられており、そのエンジン冷却水温を
表す信号をエンジン制御用コンピュータ32に出力する
ようになっているとともに、エキゾーストマニホルド5
4には排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサ62
が設けられており、その酸素濃度を表す信号をエンジン
制御用コンピュータ32に出力する。また、ディストリ
ビュータ50にはクランク軸の回転に同期してパルスを
発生する回転角センサが設けられており、そのパルス信
号すなわちエンジン回転速度NEを表すエンジン回転速
度信号SNEをエンジン制御用コンピュータ32および
トランスミッション制御用コンピュータ34に出力す
る。
2,ピストン44,および点火プラグ46を備えて構成
されており、点火プラグ46は、エンジン制御用コンピ
ュータ32によって制御されるイグナイタ48からディ
ストリビュータ50を介して供給される高電圧によって
点火火花を発生し、燃焼室12内の混合ガスを爆発させ
てピストン44を上下動させることによりクランク軸を
回転させる。吸気弁28および排気弁42は、クランク
軸の回転に同期して回転駆動されるカムシャフトにより
開閉されるようになっているとともに、エンジン制御用
コンピュータ32によって制御される図示しない可変バ
ルブタイミング機構により、カムシャフトとクランク軸
との回転位相が変更されて開閉タイミングが調整される
ようになっている。そして、燃焼室12内で燃焼した排
気ガスは、排気弁42からエキゾーストマニホルド5
4,排気通路56,触媒装置58を経て大気に排出され
る。エンジン10にはエンジン冷却水温を測定する水温
センサ60が設けられており、そのエンジン冷却水温を
表す信号をエンジン制御用コンピュータ32に出力する
ようになっているとともに、エキゾーストマニホルド5
4には排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサ62
が設けられており、その酸素濃度を表す信号をエンジン
制御用コンピュータ32に出力する。また、ディストリ
ビュータ50にはクランク軸の回転に同期してパルスを
発生する回転角センサが設けられており、そのパルス信
号すなわちエンジン回転速度NEを表すエンジン回転速
度信号SNEをエンジン制御用コンピュータ32および
トランスミッション制御用コンピュータ34に出力す
る。
【0011】上記エンジン制御用コンピュータ32,ト
ランスミッション制御用コンピュータ34,スロットル
制御用コンピュータ35は、何れもCPU,RAM,R
OM,入出力インタフェース回路,A/Dコンバータ等
を備えて構成されており、RAMの一時記憶機能を利用
しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号
処理を行うもので、トランスミッション制御用コンピュ
ータ34には、上記各信号の他、パターンセレクトスイ
ッチ70から選択パターンを表すパターン信号SP、ブ
レーキランプスイッチ72からブレーキが踏込み操作さ
れたことを表すブレーキ信号SB、オーバードライブス
イッチ74からO/D変速段までの変速許可を表すO/
D信号SO、アクセル操作量センサ76からアクセルペ
ダルの操作量Acを表すアクセル操作量信号SAcがそ
れぞれ供給されるようになっている。アクセル操作量信
号SAcはエンジン制御用コンピュータ32およびスロ
ットル制御用コンピュータ35にも供給される。上記パ
ターンセレクトスイッチ70は、下り坂などで自動的に
エンジンブレーキを増大させる自動エンジンブレーキパ
ターンを少なくとも有するとともに、動力性能を重視し
た変速マップによって自動変速機78の変速制御を行う
パワーパターン、燃費を重視した変速マップによって変
速制御を行うエコノミーパターンなど、予め定められた
複数の走行パターンの中から運転者が好みの走行パター
ンを選択操作するものである。
ランスミッション制御用コンピュータ34,スロットル
制御用コンピュータ35は、何れもCPU,RAM,R
OM,入出力インタフェース回路,A/Dコンバータ等
を備えて構成されており、RAMの一時記憶機能を利用
しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号
処理を行うもので、トランスミッション制御用コンピュ
ータ34には、上記各信号の他、パターンセレクトスイ
ッチ70から選択パターンを表すパターン信号SP、ブ
レーキランプスイッチ72からブレーキが踏込み操作さ
れたことを表すブレーキ信号SB、オーバードライブス
イッチ74からO/D変速段までの変速許可を表すO/
D信号SO、アクセル操作量センサ76からアクセルペ
ダルの操作量Acを表すアクセル操作量信号SAcがそ
れぞれ供給されるようになっている。アクセル操作量信
号SAcはエンジン制御用コンピュータ32およびスロ
ットル制御用コンピュータ35にも供給される。上記パ
ターンセレクトスイッチ70は、下り坂などで自動的に
エンジンブレーキを増大させる自動エンジンブレーキパ
ターンを少なくとも有するとともに、動力性能を重視し
た変速マップによって自動変速機78の変速制御を行う
パワーパターン、燃費を重視した変速マップによって変
速制御を行うエコノミーパターンなど、予め定められた
複数の走行パターンの中から運転者が好みの走行パター
ンを選択操作するものである。
【0012】自動変速機78は、例えば図3に示すよう
にトルクコンバータ110,第1変速機112,および
第2変速機114を備えて構成されている。トルクコン
バータ110のポンプ翼車は前記エンジン10のクラン
ク軸118に連結されており、タービン翼車は入力軸1
20を介して第1変速機112のキャリヤ122に連結
されている。第1変速機112は、サンギヤ124,リ
ングギヤ126,およびキャリヤ122に回転可能に配
設されてサンギヤ124,リングギヤ126と噛み合わ
されているプラネタリギヤ128から成る遊星歯車装置
を含んで構成されており、サンギヤ124とキャリヤ1
22との間にはクラッチC0 および一方向クラッチF0
が並列に設けられ、サンギヤ124とハウジング130
との間にはブレーキB0 が設けられている。
にトルクコンバータ110,第1変速機112,および
第2変速機114を備えて構成されている。トルクコン
バータ110のポンプ翼車は前記エンジン10のクラン
ク軸118に連結されており、タービン翼車は入力軸1
20を介して第1変速機112のキャリヤ122に連結
されている。第1変速機112は、サンギヤ124,リ
ングギヤ126,およびキャリヤ122に回転可能に配
設されてサンギヤ124,リングギヤ126と噛み合わ
されているプラネタリギヤ128から成る遊星歯車装置
を含んで構成されており、サンギヤ124とキャリヤ1
22との間にはクラッチC0 および一方向クラッチF0
が並列に設けられ、サンギヤ124とハウジング130
との間にはブレーキB0 が設けられている。
【0013】第2変速機114は、サンギヤ132,一
対のリングギヤ134,136,キャリヤ138に回転
可能に配設されてサンギヤ132,リングギヤ134と
噛み合わされているプラネタリギヤ140,およびキャ
リヤ142に回転可能に配設されてサンギヤ132,リ
ングギヤ136と噛み合わされているプラネタリギヤ1
44とから成る複合型の遊星歯車装置を含んで構成され
ており、リングギヤ136と前記第1変速機112のリ
ングギヤ126との間にはクラッチC1 が設けられ、サ
ンギヤ132とリングギヤ126との間にはクラッチC
2 が設けられ、サンギヤ132とハウジング130との
間にはブレーキB1 と、直列に配設された一方向クラッ
チF1 およびブレーキB2 とが並列に設けられ、キャリ
ヤ138とハウジング130との間にはブレーキB3 お
よび一方向クラッチF2 が並列に設けられている。ま
た、リングギヤ134およびキャリヤ142は出力軸1
46に一体的に連結されており、その出力軸146は差
動歯車装置等を介して駆動輪に連結されている。
対のリングギヤ134,136,キャリヤ138に回転
可能に配設されてサンギヤ132,リングギヤ134と
噛み合わされているプラネタリギヤ140,およびキャ
リヤ142に回転可能に配設されてサンギヤ132,リ
ングギヤ136と噛み合わされているプラネタリギヤ1
44とから成る複合型の遊星歯車装置を含んで構成され
ており、リングギヤ136と前記第1変速機112のリ
ングギヤ126との間にはクラッチC1 が設けられ、サ
ンギヤ132とリングギヤ126との間にはクラッチC
2 が設けられ、サンギヤ132とハウジング130との
間にはブレーキB1 と、直列に配設された一方向クラッ
チF1 およびブレーキB2 とが並列に設けられ、キャリ
ヤ138とハウジング130との間にはブレーキB3 お
よび一方向クラッチF2 が並列に設けられている。ま
た、リングギヤ134およびキャリヤ142は出力軸1
46に一体的に連結されており、その出力軸146は差
動歯車装置等を介して駆動輪に連結されている。
【0014】上記クラッチC0 〜C2 およびブレーキB
0 〜B3 (以下、特に区別しない場合にはクラッチC,
ブレーキBという)は、多板式のクラッチやバンドブレ
ーキなど油圧アクチュエータによって係合制御される油
圧式摩擦係合装置であり、その油圧アクチュエータに
は、油圧制御回路150から作動油が供給されるように
なっている。油圧制御回路150は多数の切換バルブ等
を備えており、トランスミッション制御用コンピュータ
34からの信号に従ってソレノイドS1,S2,および
S3の励磁,非励磁がそれぞれ切り換えられることによ
り、油圧回路が切り換えられて上記クラッチCおよびブ
レーキBが選択的に係合制御され、図4に示されている
ように前進4段のうちの何れかの変速段が成立させられ
る。かかる図4におけるソレノイドの欄の「○」印は励
磁を意味し、クラッチおよびブレーキの欄の「○」印は
係合を意味する。シフトポジションの「D」,「S」,
「L」は運転席のシフトレバーの操作レンジであり、
「D」レンジでは1stからO/Dまでの4段で変速制
御が行われ、「S」レンジでは1stから3rdまでの
3段で変速制御が行われ、「L」レンジでは1stおよ
び2ndの2段で変速制御が行われる。変速比(入力軸
120の回転速度/出力軸146の回転速度)は、1s
tで最も大きく、2nd,3rd,O/Dとなるに従っ
て小さくなり、3rdの変速比は1.0である。また、
「D」レンジでは、3rdおよびO/Dでエンジンブレ
ーキが作用し、1stおよび2ndでは一方向クラッチ
F2 ,F1 の作用によりエンジンブレーキが効かない
が、括弧書きで示されている(1st),(2nd)で
は、それぞれソレノイドS3が励磁されることによりブ
レーキB3 ,B1 が係合させられてエンジンブレーキが
作用するようになる。「S」レンジの2ndおよび
「L」レンジの1stおよび2ndでもエンジンブレー
キが作用するようになっている。なお、図示は省略する
が、シフトレバーが「R」レンジへ操作されると、油圧
制御回路150のマニュアルシフトバルブが切り換えら
れて後進変速段が成立させられる。
0 〜B3 (以下、特に区別しない場合にはクラッチC,
ブレーキBという)は、多板式のクラッチやバンドブレ
ーキなど油圧アクチュエータによって係合制御される油
圧式摩擦係合装置であり、その油圧アクチュエータに
は、油圧制御回路150から作動油が供給されるように
なっている。油圧制御回路150は多数の切換バルブ等
を備えており、トランスミッション制御用コンピュータ
34からの信号に従ってソレノイドS1,S2,および
S3の励磁,非励磁がそれぞれ切り換えられることによ
り、油圧回路が切り換えられて上記クラッチCおよびブ
レーキBが選択的に係合制御され、図4に示されている
ように前進4段のうちの何れかの変速段が成立させられ
る。かかる図4におけるソレノイドの欄の「○」印は励
磁を意味し、クラッチおよびブレーキの欄の「○」印は
係合を意味する。シフトポジションの「D」,「S」,
「L」は運転席のシフトレバーの操作レンジであり、
「D」レンジでは1stからO/Dまでの4段で変速制
御が行われ、「S」レンジでは1stから3rdまでの
3段で変速制御が行われ、「L」レンジでは1stおよ
び2ndの2段で変速制御が行われる。変速比(入力軸
120の回転速度/出力軸146の回転速度)は、1s
tで最も大きく、2nd,3rd,O/Dとなるに従っ
て小さくなり、3rdの変速比は1.0である。また、
「D」レンジでは、3rdおよびO/Dでエンジンブレ
ーキが作用し、1stおよび2ndでは一方向クラッチ
F2 ,F1 の作用によりエンジンブレーキが効かない
が、括弧書きで示されている(1st),(2nd)で
は、それぞれソレノイドS3が励磁されることによりブ
レーキB3 ,B1 が係合させられてエンジンブレーキが
作用するようになる。「S」レンジの2ndおよび
「L」レンジの1stおよび2ndでもエンジンブレー
キが作用するようになっている。なお、図示は省略する
が、シフトレバーが「R」レンジへ操作されると、油圧
制御回路150のマニュアルシフトバルブが切り換えら
れて後進変速段が成立させられる。
【0015】かかる自動変速機78には、一対の回転速
度センサ80および82が配設されている。回転速度セ
ンサ80は入力軸120すなわちトルクコンバータ11
0のタービン翼車の回転速度NT を検出するもので、回
転速度センサ82は出力軸146の回転速度NO を検出
するものであり、それぞれその回転速度NT ,NO を表
す回転速度信号SNT ,SNO をトランスミッション制
御用コンピュータ34に出力する。また、油圧制御回路
150にはニュートラルスタートスイッチ84が配設さ
れており、シフトレバー操作によって切り換えられるマ
ニュアルシフトバルブの位置から前記「D」,「S」,
「L」,「R」等のシフトレンジを検出して、そのシフ
トレンジを表すシフトレンジ信号SRをトランスミッシ
ョン制御用コンピュータ34に出力する。
度センサ80および82が配設されている。回転速度セ
ンサ80は入力軸120すなわちトルクコンバータ11
0のタービン翼車の回転速度NT を検出するもので、回
転速度センサ82は出力軸146の回転速度NO を検出
するものであり、それぞれその回転速度NT ,NO を表
す回転速度信号SNT ,SNO をトランスミッション制
御用コンピュータ34に出力する。また、油圧制御回路
150にはニュートラルスタートスイッチ84が配設さ
れており、シフトレバー操作によって切り換えられるマ
ニュアルシフトバルブの位置から前記「D」,「S」,
「L」,「R」等のシフトレンジを検出して、そのシフ
トレンジを表すシフトレンジ信号SRをトランスミッシ
ョン制御用コンピュータ34に出力する。
【0016】なお、上記制御用コンピュータ32,3
4,35間では必要な情報が授受されるようになってお
り、前記スロットル弁開度信号Sθやエンジン回転速度
信号SNE,アクセル操作量信号SAcは、少なくとも
何れかの制御用コンピュータ32,34,または35に
供給されるようになっておれば良い。また、例えばステ
アリングホイールの操舵角、路面の勾配、排気温度な
ど、自動車の運転状態を表す他の種々の信号を取り込ん
で、エンジン制御や自動変速機78の変速制御,スロッ
トル制御に利用することも可能である。
4,35間では必要な情報が授受されるようになってお
り、前記スロットル弁開度信号Sθやエンジン回転速度
信号SNE,アクセル操作量信号SAcは、少なくとも
何れかの制御用コンピュータ32,34,または35に
供給されるようになっておれば良い。また、例えばステ
アリングホイールの操舵角、路面の勾配、排気温度な
ど、自動車の運転状態を表す他の種々の信号を取り込ん
で、エンジン制御や自動変速機78の変速制御,スロッ
トル制御に利用することも可能である。
【0017】そして、上記エンジン制御用コンピュータ
32は、前記吸入空気量やスロットル弁開度θ,エンジ
ン回転速度NE,エンジン10の冷却水温度,吸入空気
温度,排気通路56内の酸素濃度,アクセル操作量Ac
などに応じて、例えば必要なエンジン出力を確保しつつ
燃費や有害排出ガスを低減するように予め定められたデ
ータマップや演算式などに基づいて、前記燃料噴射弁3
0による燃料ガスの噴射量や噴射タイミング、イグナイ
タ48による点火時期、アイドル回転数制御弁38によ
るアイドル回転数、および可変バルブタイミング機構に
よる吸排気弁28,42の開閉タイミングなどを制御す
る。トランスミッション制御用コンピュータ34は、ス
ロットル弁開度θ,エンジン回転速度NE,パターン信
号SPが表す選択走行パターン,ブレーキ信号SBが表
すブレーキ操作の有無,O/D信号SOが表すO/D変
速段への変速の可否,アクセル操作量Ac,自動変速機
78の出力軸回転速度NO などに基づいて、ソレノイド
S1,S2,およびS3の励磁,非励磁をそれぞれ切り
換えることにより自動変速機78の変速段を切換制御す
る。トランスミッション制御用コンピュータ34はま
た、トルクコンバータ110のロックアップクラッチに
ついても、油圧制御回路150に設けられた図示しない
ソレノイドをデューティ制御することにより、完全係合
かスリップ状態か開放かを切り換えるようになっている
とともに、スロットル弁20のスロットル弁開度θをア
クセル操作量Acに応じて制御したり、アクセル操作量
Acが零の場合にスロットル弁開度θを調整してエンジ
ンブレーキ力を制御したりするため、スロットル制御用
コンピュータ35にスロットル指令信号SQを出力する
ようになっている。スロットル制御用コンピュータ35
は、基本的に上記スロットル指令信号SQに従ってスロ
ットル弁開度θを制御するためのスロットル制御信号D
THを出力するようになっている。
32は、前記吸入空気量やスロットル弁開度θ,エンジ
ン回転速度NE,エンジン10の冷却水温度,吸入空気
温度,排気通路56内の酸素濃度,アクセル操作量Ac
などに応じて、例えば必要なエンジン出力を確保しつつ
燃費や有害排出ガスを低減するように予め定められたデ
ータマップや演算式などに基づいて、前記燃料噴射弁3
0による燃料ガスの噴射量や噴射タイミング、イグナイ
タ48による点火時期、アイドル回転数制御弁38によ
るアイドル回転数、および可変バルブタイミング機構に
よる吸排気弁28,42の開閉タイミングなどを制御す
る。トランスミッション制御用コンピュータ34は、ス
ロットル弁開度θ,エンジン回転速度NE,パターン信
号SPが表す選択走行パターン,ブレーキ信号SBが表
すブレーキ操作の有無,O/D信号SOが表すO/D変
速段への変速の可否,アクセル操作量Ac,自動変速機
78の出力軸回転速度NO などに基づいて、ソレノイド
S1,S2,およびS3の励磁,非励磁をそれぞれ切り
換えることにより自動変速機78の変速段を切換制御す
る。トランスミッション制御用コンピュータ34はま
た、トルクコンバータ110のロックアップクラッチに
ついても、油圧制御回路150に設けられた図示しない
ソレノイドをデューティ制御することにより、完全係合
かスリップ状態か開放かを切り換えるようになっている
とともに、スロットル弁20のスロットル弁開度θをア
クセル操作量Acに応じて制御したり、アクセル操作量
Acが零の場合にスロットル弁開度θを調整してエンジ
ンブレーキ力を制御したりするため、スロットル制御用
コンピュータ35にスロットル指令信号SQを出力する
ようになっている。スロットル制御用コンピュータ35
は、基本的に上記スロットル指令信号SQに従ってスロ
ットル弁開度θを制御するためのスロットル制御信号D
THを出力するようになっている。
【0018】以下、上記トランスミッション制御用コン
ピュータ34による変速制御のうち主としてアップシフ
ト側の変速制御について、図5および図6のフローチャ
ートを参照しつつ具体的に説明する。なお、以下の制御
は、前進4段で変速を行う「D(ドライブ)」レンジが
選択されている場合のものであり、8〜32m秒程度の
サイクルタイムで繰り返し実行される。
ピュータ34による変速制御のうち主としてアップシフ
ト側の変速制御について、図5および図6のフローチャ
ートを参照しつつ具体的に説明する。なお、以下の制御
は、前進4段で変速を行う「D(ドライブ)」レンジが
選択されている場合のものであり、8〜32m秒程度の
サイクルタイムで繰り返し実行される。
【0019】図5のフローチャートは、変速段を切り換
えるか否かの変速判断を行う部分で、ステップS1では
前記O/D信号SOに基づいてO/D変速段までの変速
が可能か否かを判断し、O/D信号SOがOFFすなわ
ちO/D変速段が禁止されている場合には、ステップS
2において現在O/D変速段か否かを判断する。現在の
変速段は、前記ソレノイドS1,S2,S3を励磁する
励磁信号の出力状態によって判断され、現在O/D変速
段の場合にはステップS14においてフラグF2を
「1」とした後、ステップS15において次変速段とし
て「3rd」を設定する。上記ステップS1の判断がN
OすなわちO/D変速段が許容されている場合、或いは
ステップS1の判断がYESであっても現在O/D変速
段でなくステップS2の判断がNOで且つ現在3rdで
もなくステップS3の判断がNOの場合には、続いてス
テップS4を実行する。ステップS4では、現在の変速
段がO/D変速段であるか否かを判断し、O/D変速段
でない場合には、ステップS5以下を実行してアップシ
フトを行うか否かを判断する。
えるか否かの変速判断を行う部分で、ステップS1では
前記O/D信号SOに基づいてO/D変速段までの変速
が可能か否かを判断し、O/D信号SOがOFFすなわ
ちO/D変速段が禁止されている場合には、ステップS
2において現在O/D変速段か否かを判断する。現在の
変速段は、前記ソレノイドS1,S2,S3を励磁する
励磁信号の出力状態によって判断され、現在O/D変速
段の場合にはステップS14においてフラグF2を
「1」とした後、ステップS15において次変速段とし
て「3rd」を設定する。上記ステップS1の判断がN
OすなわちO/D変速段が許容されている場合、或いは
ステップS1の判断がYESであっても現在O/D変速
段でなくステップS2の判断がNOで且つ現在3rdで
もなくステップS3の判断がNOの場合には、続いてス
テップS4を実行する。ステップS4では、現在の変速
段がO/D変速段であるか否かを判断し、O/D変速段
でない場合には、ステップS5以下を実行してアップシ
フトを行うか否かを判断する。
【0020】ステップS5では、予め定められたアップ
シフトマップをサーチし、シフトアップ車速Vuを求め
る。アップシフトマップは、図7において実線で示され
ているように、アクセル操作量Acおよび車速Vに基づ
いて変速の種類毎に予め定められており、アクセル操作
量Acが小さく車速Vが大きくなる程高速段側へアップ
シフトするようになっている。シフトアップ車速Vu
は、アクセル操作量Acに基づいてアップシフトマップ
に従って求められ、次のステップS6において、前記回
転速度信号SNO が表す出力軸回転速度NO に対応する
現在の車速Vと上記シフトアップ車速Vuとを比較し、
アップシフトを行うか否かを判断する。すなわち、V≦
Vuであればアップシフトを行う必要はなく、ステップ
S8において現在の変速段が1stであるか否かを判断
し、1stであればステップS9においてフラグF1を
「0」として一連の変速判断を終了するが、V>Vuの
場合には、ステップS7においてフラグF1を「1」と
した後、ステップS15において次変速段として現在の
変速段よりも高速段側の変速段を設定する。この場合
に、現在の変速段が例えば2ndであっても、3rdへ
の変速判断が為された後実際に3rdへの変速段の切換
えが行われる前にアクセル操作量Acが急激に小さくな
るなどして「3→O/D」アップシフト線を超えた場合
には、O/D変速段が設定される。ステップS5では現
在のアクセル操作量Acから総てのアップシフト線に関
するシフトアップ車速Vuを求め、ステップS6ではそ
の各々のシフトアップ車速Vuと現在の車速Vとを比較
してアップシフトの変速判断を行うのである。
シフトマップをサーチし、シフトアップ車速Vuを求め
る。アップシフトマップは、図7において実線で示され
ているように、アクセル操作量Acおよび車速Vに基づ
いて変速の種類毎に予め定められており、アクセル操作
量Acが小さく車速Vが大きくなる程高速段側へアップ
シフトするようになっている。シフトアップ車速Vu
は、アクセル操作量Acに基づいてアップシフトマップ
に従って求められ、次のステップS6において、前記回
転速度信号SNO が表す出力軸回転速度NO に対応する
現在の車速Vと上記シフトアップ車速Vuとを比較し、
アップシフトを行うか否かを判断する。すなわち、V≦
Vuであればアップシフトを行う必要はなく、ステップ
S8において現在の変速段が1stであるか否かを判断
し、1stであればステップS9においてフラグF1を
「0」として一連の変速判断を終了するが、V>Vuの
場合には、ステップS7においてフラグF1を「1」と
した後、ステップS15において次変速段として現在の
変速段よりも高速段側の変速段を設定する。この場合
に、現在の変速段が例えば2ndであっても、3rdへ
の変速判断が為された後実際に3rdへの変速段の切換
えが行われる前にアクセル操作量Acが急激に小さくな
るなどして「3→O/D」アップシフト線を超えた場合
には、O/D変速段が設定される。ステップS5では現
在のアクセル操作量Acから総てのアップシフト線に関
するシフトアップ車速Vuを求め、ステップS6ではそ
の各々のシフトアップ車速Vuと現在の車速Vとを比較
してアップシフトの変速判断を行うのである。
【0021】一方、前記ステップS3の判断がYESの
場合、ステップS4の判断がYESの場合、或いはステ
ップS8の判断がNOの場合には、ステップS10以下
を実行してダウンシフトを行うか否かを判断する。ステ
ップS10では、予め定められたダウンシフトマップを
サーチし、シフトダウン車速Vdを求める。ダウンシフ
トマップは、図7において破線で示されているように、
アクセル操作量Acおよび車速Vに基づいて変速の種類
毎に予め定められており、アクセル操作量Acが大きく
車速Vが小さくなる程低速段側へダウンシフトするよう
になっている。シフトダウン車速Vdは、アクセル操作
量Acに基づいてダウンシフトマップに従って求めら
れ、次のステップS11において、出力軸回転速度NO
に対応する現在の車速Vと上記シフトダウン車速Vdと
を比較し、ダウンシフトを行うか否かを判断する。すな
わち、V>Vdであればダウンシフトを行う必要はな
く、ステップS13においてフラグF2を「0」として
一連の変速判断を終了するが、V≦Vdの場合には、ス
テップS12においてフラグF2を「1」とした後、ス
テップS15において次変速段として現在の変速段より
も低速段側の変速段を設定する。この場合に、現在の変
速段が例えばO/Dであっても、3rdへの変速判断が
為された後実際に3rdへの変速段の切換えが行われる
前にアクセル操作量Acが急激に大きくなるなどして
「2←3」ダウンシフト線を超えた場合には、2nd変
速段が設定される。ステップS10では現在のアクセル
操作量Acから総てのダウンシフト線に関するシフトダ
ウン車速Vdを求め、ステップS11ではその各々のシ
フトダウン車速Vdと現在の車速Vとを比較してダウン
シフトの変速判断を行うのである。
場合、ステップS4の判断がYESの場合、或いはステ
ップS8の判断がNOの場合には、ステップS10以下
を実行してダウンシフトを行うか否かを判断する。ステ
ップS10では、予め定められたダウンシフトマップを
サーチし、シフトダウン車速Vdを求める。ダウンシフ
トマップは、図7において破線で示されているように、
アクセル操作量Acおよび車速Vに基づいて変速の種類
毎に予め定められており、アクセル操作量Acが大きく
車速Vが小さくなる程低速段側へダウンシフトするよう
になっている。シフトダウン車速Vdは、アクセル操作
量Acに基づいてダウンシフトマップに従って求めら
れ、次のステップS11において、出力軸回転速度NO
に対応する現在の車速Vと上記シフトダウン車速Vdと
を比較し、ダウンシフトを行うか否かを判断する。すな
わち、V>Vdであればダウンシフトを行う必要はな
く、ステップS13においてフラグF2を「0」として
一連の変速判断を終了するが、V≦Vdの場合には、ス
テップS12においてフラグF2を「1」とした後、ス
テップS15において次変速段として現在の変速段より
も低速段側の変速段を設定する。この場合に、現在の変
速段が例えばO/Dであっても、3rdへの変速判断が
為された後実際に3rdへの変速段の切換えが行われる
前にアクセル操作量Acが急激に大きくなるなどして
「2←3」ダウンシフト線を超えた場合には、2nd変
速段が設定される。ステップS10では現在のアクセル
操作量Acから総てのダウンシフト線に関するシフトダ
ウン車速Vdを求め、ステップS11ではその各々のシ
フトダウン車速Vdと現在の車速Vとを比較してダウン
シフトの変速判断を行うのである。
【0022】そして、上記ステップS15において次変
速段が設定されると、ステップS16において変速タイ
ミング時間T1 が設定される。この変速タイミング時間
T1 は、変速判断が為された後実際に変速段を切り換え
るまでの遅れ時間で、下り坂でエンジンブレーキを効か
せるためにアクセルペダルが速やかに放された場合に、
アップシフトの変速判断が為された後アクセル操作量A
cが略零となるまでの時間に余裕時間を含んで定められ
ている。具体的には、アクセル操作量Acが100%か
ら0%までスプリングの付勢力等に従って戻されるのに
必要な時間、言い換えればアクセルペダルの戻り速度を
考慮して100〜200m秒程度の一定値が定められて
も良いし、変速判断時のアクセル操作量Acや車速V、
変速段などに応じてマップや演算式等により設定される
ようにしても良い。なお、変速タイミング時間T1 は、
このようにアップシフトの実行を遅らせてアクセル操作
量Acが零となるか否かを判断するためのものであるた
め、ダウンシフトの場合には必ずしも必要でなく、アッ
プシフトの場合だけ設定されるようにしても良いし、ダ
ウンシフトの場合にはアクセルペダルの踏込み時等に短
時間で複数段のダウンシフトが行われること(多重変
速)を避けるために、上記変速タイミング時間T1 とは
異なる遅れ時間が設定されるようにしても良い。
速段が設定されると、ステップS16において変速タイ
ミング時間T1 が設定される。この変速タイミング時間
T1 は、変速判断が為された後実際に変速段を切り換え
るまでの遅れ時間で、下り坂でエンジンブレーキを効か
せるためにアクセルペダルが速やかに放された場合に、
アップシフトの変速判断が為された後アクセル操作量A
cが略零となるまでの時間に余裕時間を含んで定められ
ている。具体的には、アクセル操作量Acが100%か
ら0%までスプリングの付勢力等に従って戻されるのに
必要な時間、言い換えればアクセルペダルの戻り速度を
考慮して100〜200m秒程度の一定値が定められて
も良いし、変速判断時のアクセル操作量Acや車速V、
変速段などに応じてマップや演算式等により設定される
ようにしても良い。なお、変速タイミング時間T1 は、
このようにアップシフトの実行を遅らせてアクセル操作
量Acが零となるか否かを判断するためのものであるた
め、ダウンシフトの場合には必ずしも必要でなく、アッ
プシフトの場合だけ設定されるようにしても良いし、ダ
ウンシフトの場合にはアクセルペダルの踏込み時等に短
時間で複数段のダウンシフトが行われること(多重変
速)を避けるために、上記変速タイミング時間T1 とは
異なる遅れ時間が設定されるようにしても良い。
【0023】図6のフローチャートは、図5の変速判断
に従ってアップシフトを実行する部分で、ステップS2
0では前記フラグF1が「1」か否か、すなわちアップ
シフトの変速判断が為された否かを判断する。フラグF
1が「1」の場合にはステップS21以下の各ステップ
を実行するが、そうでない場合には直ちにステップS3
2を実行し、タイマTをリセットして終了する。ステッ
プS21ではシフトレンジ信号SRが表すシフトレンジ
が「D(ドライブ)」であるか否かを判断し、ステップ
S22では前記パターン信号SPが表す走行パターンが
「自動エンジンブレーキパターン」であるか否かを判断
し、ステップS23では回転速度信号SNO が表す出力
軸回転速度NO に対応する車速Vが予め定められた下限
車速V1より大きいか否かを判断し、ステップS24で
は上記車速Vが予め定められた上限車速V2以下か否か
を判断し、ステップS25ではアクセルがOFFすなわ
ちアクセル操作量信号SAcが表すアクセル操作量Ac
が略零か否か、具体的には検出誤差などを考慮して5%
程度以下か否かを判断し、ステップS26では前記ステ
ップS15で設定された次変速段がO/D変速段か否か
を判断する。上記Dレンジは、図4に示されているよう
にエンジンブレーキが効かない1stおよび2ndと、
エンジンブレーキが作用する3rdおよびO/Dの計4
つの変速段で変速制御を行う場合である。また、下限車
速V1および上限車速V2は、エンジンブレーキのため
の特別な制御を行う車速範囲を定めたもので、下限車速
V1はO/D変速段へのアップシフトが行われる最低車
速である35km/h程度の車速に設定され、上限車速
V2は例えば110km/h程度の車速に設定される。
そして、上記ステップS21〜S26のうち1つでもN
Oの場合には、ステップS28において、前記ステップ
S15で設定された次変速段の変更を無しとするが、ス
テップS21〜S26の判断が総てYESの場合には、
ステップS27において次変速段を「3rd」に変更す
る。なお、上記ステップS26は、ステップS15で設
定された次変速段がO/Dか否かを判断するもので、ス
テップS27で次変速段がO/Dから3rdに変更され
た後のサイクルでも、ステップS26の判断はYESと
なる。
に従ってアップシフトを実行する部分で、ステップS2
0では前記フラグF1が「1」か否か、すなわちアップ
シフトの変速判断が為された否かを判断する。フラグF
1が「1」の場合にはステップS21以下の各ステップ
を実行するが、そうでない場合には直ちにステップS3
2を実行し、タイマTをリセットして終了する。ステッ
プS21ではシフトレンジ信号SRが表すシフトレンジ
が「D(ドライブ)」であるか否かを判断し、ステップ
S22では前記パターン信号SPが表す走行パターンが
「自動エンジンブレーキパターン」であるか否かを判断
し、ステップS23では回転速度信号SNO が表す出力
軸回転速度NO に対応する車速Vが予め定められた下限
車速V1より大きいか否かを判断し、ステップS24で
は上記車速Vが予め定められた上限車速V2以下か否か
を判断し、ステップS25ではアクセルがOFFすなわ
ちアクセル操作量信号SAcが表すアクセル操作量Ac
が略零か否か、具体的には検出誤差などを考慮して5%
程度以下か否かを判断し、ステップS26では前記ステ
ップS15で設定された次変速段がO/D変速段か否か
を判断する。上記Dレンジは、図4に示されているよう
にエンジンブレーキが効かない1stおよび2ndと、
エンジンブレーキが作用する3rdおよびO/Dの計4
つの変速段で変速制御を行う場合である。また、下限車
速V1および上限車速V2は、エンジンブレーキのため
の特別な制御を行う車速範囲を定めたもので、下限車速
V1はO/D変速段へのアップシフトが行われる最低車
速である35km/h程度の車速に設定され、上限車速
V2は例えば110km/h程度の車速に設定される。
そして、上記ステップS21〜S26のうち1つでもN
Oの場合には、ステップS28において、前記ステップ
S15で設定された次変速段の変更を無しとするが、ス
テップS21〜S26の判断が総てYESの場合には、
ステップS27において次変速段を「3rd」に変更す
る。なお、上記ステップS26は、ステップS15で設
定された次変速段がO/Dか否かを判断するもので、ス
テップS27で次変速段がO/Dから3rdに変更され
た後のサイクルでも、ステップS26の判断はYESと
なる。
【0024】ステップS29では、タイマTの計時内容
が前記変速タイミング時間T1 以上か否かを判断する。
変速タイミング時間T1 となるまでは上記ステップS2
0以下を繰り返すが、変速タイミング時間T1 に達する
とステップS30を実行し、前記ソレノイドS1,S
2,およびS3の励磁,非励磁を切り換えて自動変速機
78の変速段を前記ステップS15で設定された次変速
段またはステップS27で変更された3rd変速段に切
り換える。その後、ステップS31においてフラグF1
を「0」とするとともに、ステップS32においてタイ
マTをリセットし、一連のアップシフトの実行を終了す
る。
が前記変速タイミング時間T1 以上か否かを判断する。
変速タイミング時間T1 となるまでは上記ステップS2
0以下を繰り返すが、変速タイミング時間T1 に達する
とステップS30を実行し、前記ソレノイドS1,S
2,およびS3の励磁,非励磁を切り換えて自動変速機
78の変速段を前記ステップS15で設定された次変速
段またはステップS27で変更された3rd変速段に切
り換える。その後、ステップS31においてフラグF1
を「0」とするとともに、ステップS32においてタイ
マTをリセットし、一連のアップシフトの実行を終了す
る。
【0025】ここで、本実施例では、前記ステップS6
においてO/D変速段へのアップシフト判断が為されて
も、ステップS30において実際に変速段が切り換えら
れるまでの間、すなわち変速判断が為されてから変速タ
イミング時間T1 が経過するまでの間に、アクセルOF
Fを含むステップS21〜S26の条件を総て満足した
場合には、次変速段が3rdに変更されるため、下り坂
などでこれ以上の増速を嫌って運転者がアクセルを放し
た場合には、アクセル操作量Acの減少に伴ってアップ
シフトの変速判断が為されてもO/D変速段への実際の
変速が防止され、O/D変速段への変速に伴うエンジン
ブレーキ力の低下が良好に回避される。例えば、図7の
点Aの状態で2nd走行の場合に運転者がアクセルを放
すと、「2→3」アップシフト線および「3→O/D」
アップシフト線をよぎってアクセル操作量Acは零とな
るため、ステップS6では最終的に2ndからO/Dへ
の変速判断が為されるとともに、ステップS15では次
変速段としてO/D変速段が設定されるが、「2→3」
アップシフト判断が為されてから変速タイミング時間T
1 を経過する前にアクセル操作量Acが零になると、
「3→O/D」アップシフト線をよぎって次変速段がO
/Dとなっても、ステップS27において次変速段が3
rdに変更されるため、O/D変速段までアップシフト
されることはないのである。
においてO/D変速段へのアップシフト判断が為されて
も、ステップS30において実際に変速段が切り換えら
れるまでの間、すなわち変速判断が為されてから変速タ
イミング時間T1 が経過するまでの間に、アクセルOF
Fを含むステップS21〜S26の条件を総て満足した
場合には、次変速段が3rdに変更されるため、下り坂
などでこれ以上の増速を嫌って運転者がアクセルを放し
た場合には、アクセル操作量Acの減少に伴ってアップ
シフトの変速判断が為されてもO/D変速段への実際の
変速が防止され、O/D変速段への変速に伴うエンジン
ブレーキ力の低下が良好に回避される。例えば、図7の
点Aの状態で2nd走行の場合に運転者がアクセルを放
すと、「2→3」アップシフト線および「3→O/D」
アップシフト線をよぎってアクセル操作量Acは零とな
るため、ステップS6では最終的に2ndからO/Dへ
の変速判断が為されるとともに、ステップS15では次
変速段としてO/D変速段が設定されるが、「2→3」
アップシフト判断が為されてから変速タイミング時間T
1 を経過する前にアクセル操作量Acが零になると、
「3→O/D」アップシフト線をよぎって次変速段がO
/Dとなっても、ステップS27において次変速段が3
rdに変更されるため、O/D変速段までアップシフト
されることはないのである。
【0026】なお、アクセルが一旦OFFとなっても、
変速タイミング時間T1 に達する前に再び踏込み操作さ
れた場合には、ステップS25の判断がNOとなり、ス
テップS28において次変速段がステップS15で設定
されたO/Dとされるが、このようにアクセルが踏込み
操作される場合には、運転者はそれ程エンジンブレーキ
力を必要としているわけではないので、O/D変速段ま
でアップシフトしても差支えない。ステップS29の判
断をステップS20とS21との間に挿入し、変速タイ
ミング時間T1 を経過した時にステップS21以下が実
行されて変速段の切換えが行われるようにしても良い。
変速タイミング時間T1 に達する前に再び踏込み操作さ
れた場合には、ステップS25の判断がNOとなり、ス
テップS28において次変速段がステップS15で設定
されたO/Dとされるが、このようにアクセルが踏込み
操作される場合には、運転者はそれ程エンジンブレーキ
力を必要としているわけではないので、O/D変速段ま
でアップシフトしても差支えない。ステップS29の判
断をステップS20とS21との間に挿入し、変速タイ
ミング時間T1 を経過した時にステップS21以下が実
行されて変速段の切換えが行われるようにしても良い。
【0027】また、アクセルの戻し速度が比較的遅く、
変速タイミング時間T1 内にアクセルOFFとならない
場合にも、ステップS15で設定された通りの変速が実
行されるが、この場合も運転者はそれ程エンジンブレー
キ力を必要としていないと考えられるので、O/D変速
段までアップシフトしても問題はない。言い換えれば、
運転者がエンジンブレーキ力を必要とする場合には、ア
クセルペダルを速やかに放すようにすれば良く、エンジ
ンブレーキ力をそれ程必要としない惰性走行等を希望す
る場合にはアクセルペダルをゆっくりと放せば良いので
ある。
変速タイミング時間T1 内にアクセルOFFとならない
場合にも、ステップS15で設定された通りの変速が実
行されるが、この場合も運転者はそれ程エンジンブレー
キ力を必要としていないと考えられるので、O/D変速
段までアップシフトしても問題はない。言い換えれば、
運転者がエンジンブレーキ力を必要とする場合には、ア
クセルペダルを速やかに放すようにすれば良く、エンジ
ンブレーキ力をそれ程必要としない惰性走行等を希望す
る場合にはアクセルペダルをゆっくりと放せば良いので
ある。
【0028】一方、下り坂でアクセルペダルが放された
状態でも、車速Vが上昇してアップシフト判断が為され
ることがあるが、その場合にもステップS27の実行に
より3rd変速段までのアップシフトに止められるた
め、O/D変速段への変速に伴うエンジンブレーキ力の
低下が良好に回避される。
状態でも、車速Vが上昇してアップシフト判断が為され
ることがあるが、その場合にもステップS27の実行に
より3rd変速段までのアップシフトに止められるた
め、O/D変速段への変速に伴うエンジンブレーキ力の
低下が良好に回避される。
【0029】このように、本実施例の変速制御装置によ
れば、アップシフトの変速判断が為された後変速タイミ
ング時間T1 内にアクセル操作量Acが略零となった場
合には、運転者がエンジンブレーキ力を必要としている
ものとしてO/D変速段へのアップシフトが阻止され、
O/D変速段へのアップシフトに伴うエンジンブレーキ
力の低下が良好に回避されるのである。
れば、アップシフトの変速判断が為された後変速タイミ
ング時間T1 内にアクセル操作量Acが略零となった場
合には、運転者がエンジンブレーキ力を必要としている
ものとしてO/D変速段へのアップシフトが阻止され、
O/D変速段へのアップシフトに伴うエンジンブレーキ
力の低下が良好に回避されるのである。
【0030】本実施例では、トランスミッション制御用
コンピュータ34による一連の信号処理のうち図5のス
テップS5およびS6を実行する部分が変速判断手段に
相当し、図6のステップS27を実行する部分がアップ
シフト禁止手段に相当し、ステップS29を実行する部
分が遅延手段に相当し、ステップS30を実行する部分
が切換手段に相当する。また、変速タイミング時間T1
は遅れ時間に相当し、図7のマップは予め定められた変
速条件に相当する。
コンピュータ34による一連の信号処理のうち図5のス
テップS5およびS6を実行する部分が変速判断手段に
相当し、図6のステップS27を実行する部分がアップ
シフト禁止手段に相当し、ステップS29を実行する部
分が遅延手段に相当し、ステップS30を実行する部分
が切換手段に相当する。また、変速タイミング時間T1
は遅れ時間に相当し、図7のマップは予め定められた変
速条件に相当する。
【0031】なお、上記実施例ではアクセルが一旦OF
Fとなっても、変速タイミング時間T1 に達する前に再
び踏込み操作された場合には、ステップS25の判断が
NOとなり、ステップS28において次変速段がステッ
プS15で設定されたO/Dとされるが、図8のよう
に、アクセルが一旦OFFとなりステップS27におい
て次変速段が3rdに変更された場合には、変速タイミ
ング時間T1 を経過する前であっても直ちにステップS
30を実行して変速段が3rdに切り換えられるように
することも可能である。
Fとなっても、変速タイミング時間T1 に達する前に再
び踏込み操作された場合には、ステップS25の判断が
NOとなり、ステップS28において次変速段がステッ
プS15で設定されたO/Dとされるが、図8のよう
に、アクセルが一旦OFFとなりステップS27におい
て次変速段が3rdに変更された場合には、変速タイミ
ング時間T1 を経過する前であっても直ちにステップS
30を実行して変速段が3rdに切り換えられるように
することも可能である。
【0032】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。
【0033】例えば、前記実施例ではスロットル弁開度
θがスロットル制御用コンピュータ35によって制御さ
れる車両について説明したが、スロットル弁20がアク
セルペダルに機械的に連結されて開閉される車両にも本
発明は適用可能であり、その場合にはアクセル操作量A
cの替わりにスロットル弁開度θを用いて変速条件(変
速マップ等)が設定されても良い。
θがスロットル制御用コンピュータ35によって制御さ
れる車両について説明したが、スロットル弁20がアク
セルペダルに機械的に連結されて開閉される車両にも本
発明は適用可能であり、その場合にはアクセル操作量A
cの替わりにスロットル弁開度θを用いて変速条件(変
速マップ等)が設定されても良い。
【0034】また、前記実施例ではパターンセレクトス
イッチ70により自動エンジンブレーキパターンが選択
された場合にO/D変速段へのアップシフトを禁止する
アップシフト禁止制御を行うようになっているが、パワ
ーパターンなど他の走行パターンが選択された場合にア
ップシフト禁止制御を行うようにしたり、走行パターン
の種類に拘らずアップシフト禁止制御が実行されるよう
にしたりすることもできる。エンジンブレーキ制御用の
スイッチを、パターンセレクトスイッチ70とは別に独
立に配設することも勿論可能である。
イッチ70により自動エンジンブレーキパターンが選択
された場合にO/D変速段へのアップシフトを禁止する
アップシフト禁止制御を行うようになっているが、パワ
ーパターンなど他の走行パターンが選択された場合にア
ップシフト禁止制御を行うようにしたり、走行パターン
の種類に拘らずアップシフト禁止制御が実行されるよう
にしたりすることもできる。エンジンブレーキ制御用の
スイッチを、パターンセレクトスイッチ70とは別に独
立に配設することも勿論可能である。
【0035】また、前記実施例ではO/D変速段へのア
ップシフトの禁止制御を行う条件としてステップS23
およびS24の車速制限が設けられていたが、かかる車
速制限は必ずしも必須でないとともに、車速制限の範囲
は適宜定められる。アップシフト禁止制御を行う条件と
して別の条件が加えられても良い。
ップシフトの禁止制御を行う条件としてステップS23
およびS24の車速制限が設けられていたが、かかる車
速制限は必ずしも必須でないとともに、車速制限の範囲
は適宜定められる。アップシフト禁止制御を行う条件と
して別の条件が加えられても良い。
【0036】また、前記実施例では最高速段であるO/
D変速段へのアップシフトのみを禁止するようになって
いたが、1st変速段や2nd変速段でもエンジンブレ
ーキが作用する場合には、「2→3」変速や「1→2」
変速についても禁止されるようにすることができる。5
段以上の多段で変速を行う自動変速機にも本発明は同様
に適用することが可能である。
D変速段へのアップシフトのみを禁止するようになって
いたが、1st変速段や2nd変速段でもエンジンブレ
ーキが作用する場合には、「2→3」変速や「1→2」
変速についても禁止されるようにすることができる。5
段以上の多段で変速を行う自動変速機にも本発明は同様
に適用することが可能である。
【0037】また、前記実施例ではエンジン制御用コン
ピュータ32,トランスミッション制御用コンピュータ
34,およびスロットル制御用コンピュータ35が別体
に構成されていたが、それ等を単一のコンピュータにて
構成することも可能である。
ピュータ32,トランスミッション制御用コンピュータ
34,およびスロットル制御用コンピュータ35が別体
に構成されていたが、それ等を単一のコンピュータにて
構成することも可能である。
【0038】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図1】本発明のクレーム対応図である。
【図2】本発明の一実施例である変速制御装置を備えた
自動変速機およびエンジン等の構成を説明する図であ
る。
自動変速機およびエンジン等の構成を説明する図であ
る。
【図3】図2の自動変速機の構成を説明する図である。
【図4】図3の自動変速機の変速段とそれを成立させる
ためのソレノイドの励磁、クラッチおよびブレーキの係
合作動を示す図である。
ためのソレノイドの励磁、クラッチおよびブレーキの係
合作動を示す図である。
【図5】図2の変速制御装置における変速判断の作動を
説明するフローチャートである。
説明するフローチャートである。
【図6】図2の変速制御装置におけるアップシフト禁止
制御の作動を説明するフローチャートである。
制御の作動を説明するフローチャートである。
【図7】図2の自動変速機の変速段を切り換える変速マ
ップの一例である。
ップの一例である。
【図8】アップシフト禁止制御の他の態様を説明するフ
ローチャートで図6に対応する図である。
ローチャートで図6に対応する図である。
34:トランスミッション制御用コンピュータ 76:アクセル操作量センサ 78:自動変速機 T1 :変速タイミング時間(遅れ時間) ステップS5,S6:変速判断手段 ステップS27:アップシフト禁止手段 ステップS29:遅延手段 ステップS30:切換手段
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の変速段を有する自動変速機と、ア
クセル操作量が小さい程前記変速段を高速段側へアップ
シフトするように予め定められた変速条件に基づいて前
記自動変速機の変速段をアップシフトするか否かを判断
する変速判断手段と、該変速判断手段の判断結果に従っ
て前記自動変速機の変速段をアップシフトする切換手段
とを備えた自動変速機の変速制御装置において、 前記切換手段による前記変速段の切換えを、前記変速判
断手段の判断時から予め定められた遅れ時間だけ遅延さ
せる遅延手段と、 前記切換手段によって前記変速段が切り換えられる前に
前記アクセル操作量が略零の予め定められた所定値以下
となった場合には、少なくとも最高速段へのアップシフ
トを禁止するアップシフト禁止手段とを有することを特
徴とする自動変速機の変速制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4027234A JPH05196136A (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 自動変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4027234A JPH05196136A (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 自動変速機の変速制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05196136A true JPH05196136A (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=12215387
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4027234A Pending JPH05196136A (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 自動変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05196136A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008224046A (ja) * | 1999-08-20 | 2008-09-25 | Toyota Motor Corp | 自動変速機の制御装置 |
| US7695404B2 (en) | 2006-05-22 | 2010-04-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Shift control apparatus and method for automatic transmission of vehicle |
| US20100324793A1 (en) * | 2007-09-18 | 2010-12-23 | Zf Friedrichshafen Ag | Method for controlling an automatic multi-step shift transmission |
-
1992
- 1992-01-17 JP JP4027234A patent/JPH05196136A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008224046A (ja) * | 1999-08-20 | 2008-09-25 | Toyota Motor Corp | 自動変速機の制御装置 |
| US7695404B2 (en) | 2006-05-22 | 2010-04-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Shift control apparatus and method for automatic transmission of vehicle |
| US20100324793A1 (en) * | 2007-09-18 | 2010-12-23 | Zf Friedrichshafen Ag | Method for controlling an automatic multi-step shift transmission |
| US8229634B2 (en) * | 2007-09-18 | 2012-07-24 | Zf Friedrichshafen Ag | Method for controlling an automatic multi-step shift transmission |
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