JPH0519616A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0519616A
JPH0519616A JP3195902A JP19590291A JPH0519616A JP H0519616 A JPH0519616 A JP H0519616A JP 3195902 A JP3195902 A JP 3195902A JP 19590291 A JP19590291 A JP 19590291A JP H0519616 A JPH0519616 A JP H0519616A
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知司 石川
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誠二 岡
So Kai
創 甲斐
Shigeru Yoshiki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像ローラ161を回転させることなく、ト
ナ−を搬送出来るようにして、現像装置内のトナ−の固
着、トルクの増大等を防止すると共に、現像装置構成の
簡略化を可能し、又、良好な画像を得ることが出来るよ
うにする。 【構成】 現像ローラ161を、回転不能に支持された
基体ローラ161a上に、絶縁体からなる固定子165
とこれに埋め込まれた複数の電極164とからなる静電
アクチュエータ部材を設けて構成する。該複数の電極1
64を3つの電極群に分け、各電極群に極性が所定周期
で切り替えられる電圧を印加し、トナーの電荷と固定子
の電荷の相互作用でトナーを搬送する。そして、現像領
域にある電極164には、搬送領域にある電極164よ
り大きな電圧のもの又は交互電圧を重畳したものを印加
し、トナー反発力を大きくして現像効率を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、潜
像担持体表面に現像剤やトナーを搬送して現像する現像
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の画像形成装置の現像装置に
おいては、現像装置内で撹拌された現像剤もしくはトナ
ーを、現像剤担持体である現像ローラ表面に担持して現
像ローラを回転し、薄層化ブレード等で現像剤もしくは
トナーを薄層化した後、静電潜像担持体である感光体の
表面に対向する現像領域まで搬送して、感光体上の潜像
を現像している。現像終了後、感光体に転写しなかった
現像剤もしくはトナーは現像ローラ回転により現像装置
内に回収し、新たに現像剤もしくはトナーを撹拌・帯電
して再び現像ローラで現像領域に搬送していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成に
よれば、現像ローラが回転することにより、現像ローラ
と現像側板間にトナーが侵入し、トナーが擦れてトナー
固着等の異常が起こり、画像に悪影響を及ぼしていた。
また、現像ローラを磁石ローラを内包した現像スリーブ
で構成したものにおいては、磁石ローラの磁界を現像ス
リーブが横切ることによって渦電流が発生し、これによ
り現像ローラ回転のトルク増大や現像ローラが熱を帯び
てトナーが現像装置内で溶けてしまうこともあった。更
に、現像ローラは、回転させるために駆動手段が必要で
あり、又、円筒状でなければならないことが、レイアウ
ト上の大きな制約になっていた。又、上記薄層化ブレー
ドを回転する現像ローラ表面に当接させるものにおいて
は、薄層化ブレードの取り付け精度を良くしないと、良
好なトナー薄層が形成されずに良好な画像が得られなか
った。又、薄層化ブレードが摩耗しやすく、一定間隔で
交換する必要があった。更には、薄層化ブレードと現像
ローラとの当接部にトナー固着等の異常が発生して画像
に悪影響を及ぼすことがあった。そこで、本発明は静電
アクチュエータ部材を用いることによって現像ローラを
回転させることなく、現像ローラ上の現像剤もしくはト
ナーを搬送することで上記問題点を解決すると共に、現
像装置の構成を簡単にすることを可能し、又、良好な画
像を得ることが出来る画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、潜像担持体上にトナーを供給して該潜像
担持体上の潜像を現像する現像装置を備えた画像形成装
置において、該現像装置内のトナーを該潜像担持体表面
との対向部である現像領域に供給するトナー搬送手段と
して、少なくとも、該現像装置内から該現像領域までの
搬送領域と該現像領域とに、所定のパターンで極性が変
わる電圧が印加された複数の電極を有する、静電アクチ
ュエータ部材を用い、該複数の電極のうち、該現像領域
にあるものには、該搬送領域にあるものよりも大きな電
圧を印加することを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明は、現像装置のトナー搬送手段として静
電アクチュエータ部材を用い、静電アクチュエータの複
数の電極に電圧を印加することにより、帯電したトナー
の電荷と静電アクチュエータの複数の電極の電荷との相
互作用により静電的に駆動力を発生させ、これによりト
ナーを搬送する。そして、該複数の電極のうち、該現像
領域にあるものには、該搬送領域にあるものよりも大き
な電圧を印加して、現像領域に搬送されてきたトナーを
潜像担持体側に移転させ、これにより、現像効率を向上
させるものである。
【0006】
【実施例】本発明を実施例に基づいて説明する。まず、
実施例にかかる画像形成装置全体の概略構成を示す図1
に基づいて、全体の概略の構成及び動作を説明する。潜
像担持体の一構成例である感光体ドラム1(例えば有機
感光体;OPC)は時計方向に回転駆動する。コンタク
トガラス2上に原稿を載置し、図示されていないプリン
トスイッチを押すと、原稿照明光源3とミラー4よりな
る走査光学系5とミラー6、7よりなる走査光学系8と
が移動し、原稿の読み取り走査が行われる。そして、走
査された画像がレンズ9の後方に設けた画像読み取り素
子10に、画像信号として読み込まれる。読み込まれた
画像信号はデジタル化され画像処理される。そして、画
像処理された信号でレーザーダイオード(LD)を駆動
する。該LDからのレーザー光はポリゴンミラー13で
反射された後、ミラー14を介して感光体ドラム1上に
照射される。これにより、レーザー光による光書き込み
が感光体ドラム1上に行われて、既に一様に帯電チャー
ジャー15により帯電された感光体ドラム表面に静電潜
像が形成される。この静電潜像は、現像装置16によっ
て可視像化され、この可視像は、給紙部17から送られ
た転写紙に転写チャージャー18のコロナ放電により転
写される。そして、可視像が転写された転写紙は分離チ
ャージャー19により感光体ベルト1の表面より分離さ
れた後、搬送ベルト21によって搬送され、定着ローラ
対22の圧接部を通って、可視像が定着され、機外へと
排出される。一方、転写後において感光体表面に残留し
ているトナーはクリーニング装置23により除去され
る。
【0007】次に現像装置16について説明する。図2
において、現像装置16はトナー搬送手段である現像ロ
ーラ161と、該現像ローラ161の表面に当接回転し
てトナーを摩擦帯電させる帯電ローラ162と、トナー
ホッパ内のトナーを帯電ローラ162付近まで搬送する
ためのアジテータ163とを備えている。現像ローラ1
61は回転不能に支持された基体ローラ161a上に、
絶縁体からなる固定子165とこれに埋め込まれた複数
の電極164とからなる静電アクチュエータ部材を有し
ている。この複数の電極(以下、駆動電極という)16
4は、それぞれ基体ローラ161の軸方向に細長い帯状
をしており、図4に示すように、隣合う電極同士が、互
いに異なる第1〜第3の電極端子164a,164b,
164cのいずれかに接続されて、3つの駆動電極群を
形成している。そして、現像領域にある駆動電極164
と、搬送領域にある駆動電極164とは別々にそれぞれ
の第1〜第3の電極端子164a,164b,164c
に接続されている。この駆動電極164の現像ローラ1
61周方向におけるピッチは、例えば、10乃至20μ
m程度に設定して、直径が10μm程度のトナー粒子が
1つの駆動電極164上に一列に付着するようにしても
良いし(図3参照)、これよりも、同周方向の幅及びピ
ッチを大きく設定して1つの駆動電極上にトナー粒子が
複数列になって付着するようにしても良い。そして、こ
れらの電極端子164a,164b,164cに後述す
るように電圧を印加することにより、トナーの電荷と固
定子の電荷の相互作用で駆動力を発生させてトナーを搬
送する。
【0008】トナーホッパー内には、互いに帯電極性の
異なる2種類のトナーが混合して収容されている。この
2種類のトナーとしては互いに同色のものを用いても良
いし、互いに異なる色のものを用いても良い。但し、そ
れぞれのトナーは後述するように所定の抵抗を有するこ
とが必要である。そして、トナーエンド検知はアジテー
タ163の回転トルクを検出し、該回転トルクが所定以
下に低下したことによりトナーが現像装置16内に無く
なりトナーエンドになったと見なすことにより行い、ト
ナーエンドを検知したときは図示していない例えば操作
部のトナーエンド表示を点灯させてユーザーにトナーエ
ンドを知らせる。
【0009】図3を用いて上記静電アクチュエータ部材
によるトナー搬送の動作原理について説明する。図3
(a)のように、いずれの電極端子164a,164
b,164cにも電圧をかけていない状態では、駆動電
極164には電荷は存在しない。一方、トナーは帯電ロ
ーラ162によって摩擦帯電し、+もしくは−の帯電を
起こしているが、固定子側には電荷がないので駆動電極
164によっては何ら支配されず、トナーの搬送は行わ
れない状態である。このとき、トナーは現像ローラ16
1周辺に浮遊もしくは何らかの力によって固定子上に付
着している。この状態から、図3(b)に示すように、
第1電極端子164aに正電圧、第2電極端子164b
に負電圧、第3電極端子164cに0Vを印加する。す
ると、トナーは、その帯電極性と逆の極性の電圧が印加
されている駆動電極に引きつけられる。つまり、駆動電
極が+Vであれば−トナーが、反対に駆動電極が−Vで
あれば+トナーがそれぞれの駆動電極上の現像ローラ表
面に付着する。このとき、印加電圧をかけない駆動電極
上にはトナーが引き付けられることはない。次に、各印
加電圧を図3(c)のように切り替える(第1〜第3電
極それぞれに−V、+V、−V)と、トナーの電荷とそ
の直下の駆動電極の電荷とが同極性となるために、反発
力が発生してトナーに対し浮上力が発生する。また、第
3の駆動電極群(0から−Vと変化させた)の電荷はそ
の右上のトナーとは反発し、左上トナーとは吸引するた
め、トナーの移動は右方向の駆動力が発生する。浮上力
によりトナーと現像ローラ表面との摩擦が減少し、電荷
による駆動力によりトナーは駆動電極1ピッチ程度移動
する。次に、このトナーの反発と駆動を行うパターンの
電圧(図3(c)、図3(d))を、1つずらす為に、
図3(e)及び(f)のように各印加電圧を切り替え
る。以降、同様にして、駆動電極を1つずつずらしなが
ら印加することにより、トナーを続けて動かす。ここ
で、以上の図3(b)から図3(f)まで、及び、その
後における、各駆動電極群への印加電圧の切り替えにつ
いて整理すると、表1のようになる。同表中のステップ
に図3(b)が、ステップに図3(c)及び(d)
が、ステップに図3(e)及び(f)が対応する。ス
テップは、第1〜第3駆動電極群のそれぞれに+V、
−V、−Vが印加され、トナーの反発と駆動を行うパタ
ーンの電圧がステップからトナー搬送方向である右側
に1つずれたものである。以降、ステップ〜を繰り
返すことによって、トナーの反発と駆動を行うパターン
の電圧を、1つずつずらしていく。
【表1】 なお、例えば図3(c)(ステップ)で、第3の駆動
電極群への印加電圧を正にすれば逆方向に駆動できる。
【0010】ここで、本実施例のトナーとしては、摩擦
帯電できるものであれば、高抵抗、中抵抗の何れのトナ
ーも使用できる。但し、中抵抗のトナーの場合には、駆
動電極上方の現像ローラ表面に付着した状態で、該駆動
電極への印加電圧の極性を切り替えた瞬間に、切り替え
後の駆動電極の電荷によって瞬時にトナーの摩擦帯電極
性と逆極性の電荷がトナー下部に誘導されると、これが
駆動電極の電荷で吸引されて充分な反発力を得られなく
なる恐れがある。従って、駆動電極への印加電圧極性の
切り替え時に充分な反発力が得られる程度の抵抗を備え
たものを用いる。
【0011】以上の構成において、トナーホッパー内の
トナーはアジテータ163によって帯電ローラ162に
搬送され、帯電ローラ162で所定の極性の帯電された
後、現像ローラ161表面に搬送される。現像ローラ1
61上のトナーは静電アクチュエータにより搬送され、
感光体ドラム1との対向部である現像領域に至る。この
現像領域において、上述のように現像装置内に混合して
入れてあり静電アクチュエータによって現像領域に搬送
されてきた+帯電のトナーと−帯電のトナーとが、現像
領域にある駆動電極164に適当な電圧を印加すること
により、静電潜像と駆動電極164の電界の相互作用に
より形成される現像電界で感光体ドラム1上の静電潜像
に付着してこれを顕像化する。感光体ドラム1に付着し
なかったトナーは再び現像装置内に戻り、帯電ローラ1
62によって現像ローラ161上から除去される。
【0012】そして、本実施例においては、現像領域に
おける感光体ドラム1へのトナー供給効率を向上させる
ために、現像領域にある駆動電極164に対しては、搬
送領域にある駆動電極164への印加電圧よりも大きな
電圧を印加するようにしている。この具体例について、
以下説明する。
【0013】まず、正規現像用の潜像(以下、P/Pの
潜像という)を形成し、該潜像が現像領域を通過すると
きに例えば+トナー(この場合一様帯電は+帯電)で現
像し、このトナー像を転写せずに保持したまま感光体ド
ラム1を回転させ、又は、転写紙等に転写した後に感光
体ドラム1を回転させ、次は反転現像用の潜像(N/P
の潜像という)を形成し、該潜像を現像領域を通過する
ときに例えば−トナー(この場合一様帯電は−帯電)で
現像する場合について説明する。図5(a)は、例えば
感光体としてOPCをもちい、帯電装置にて−帯電させ
た後、画像の地肌部に対応する部分の帯電電荷をレーザ
ー光で消去して形成されたP/Pの静電潜像が現像ロー
ラ161表面に対向する現像領域に入った状態を摸式的
に示したものである。同図5(a)に示す感光体上の−
帯電が残っている部分に現像ローラ161表面に担持さ
れている+トナーを付着させる。このトナー付着を促進
するために、この例では、図7(b)に示すような電圧
を印加電極164a,b,cを介して現像領域にある駆
動電極164に印加する。これは図7(a)に示すよう
な、搬送領域にある駆動電極164に印加する電圧に較
べて、+極性の電圧部分の絶対値が大きい電圧になって
いる。尚、図7(a)及び(b)には、駆動電極164
への印加電圧波形のうち、その極性が切り替えられる部
分のみを示すしている(図7(c)、図8(a)乃至
(c)も同様)。図5(b)は、帯電装置で−帯電させ
た後、画像の文字、線図に相当する部分(画像の地肌部
以外の部分)に対応する部分の帯電電荷をレーザー光で
消去して形成したN/Pの静電潜像が現像ローラ161
表面に対向する現像領域に入った状態を摸式的に示した
ものである。同図5(b)に示す感光体上の−帯電が消
去されている部分に現像ローラ161表面に担持されて
いる−トナーを付着させる。このトナー付着を促進する
ために、この例では、図7(c)に示すような電圧を印
加電極164a,b,cを介して現像領域にある駆動電
極164に印加する。これらは図7(a)に示すよう
な、搬送領域にある駆動電極164に印加する電圧に較
べて、−極性電圧部分の絶対値が大きい電圧になってい
る。
【0014】以上のように現像領域にある駆動電極16
4への印加電圧を、搬送領域にある駆動電極への印加電
圧に比し、現像に使用するトナーと同極性の電圧部分の
絶対値を大きくすることによって、所定極性のトナーが
感光体ドラム1表面に付着しやすくすることが出来る。
例えば、N/Pの静電潜像の−帯電が消去されている部
分に現像ローラ161表面に担持されている−トナーを
付着させる場合、図6に摸式的に示すように、現像領域
の各極性のトナーは同符号となった駆動電極164の電
荷との反発力により浮上して感光体表面近傍に運ばれ、
感光体表面との距離が小さくなることで、下式(1)で
示される感光体側に引き寄せられる力F1が大きくな
り、この力F1が現像ローラ側に引き寄せられる力F2
に打ち勝って感光体に付着し現像される。 F1=q×(ε×ΔV)/d (1) (但し、q:トナーの電荷、ε:トナーの誘電率、Δ
V:感光体と現像ローラーの電位差、d:感光体とトナ
ーの距離)このとき、現像領域にある駆動電極164へ
の印加電圧の、潜像の現像に使用するトナーである−ト
ナーと同極性の部分の絶対値を大きくすることによっ
て、この上記反発力を大きくし、これにより、−トナー
を感光体表面により接近させて感光体側に引き付けられ
る力F1をより大きくし、トナーの潜像への付着を促進
するのである。尚、互いに極性が異なるトナーとしては
互いに同色のものを使用しても良いが、互いに異色のも
のを使用し、且つ、それぞれのトナーで形成されたトナ
ー像を感光体上又は転写紙上で重ね合わせることによっ
て、2色画像を得ることが可能となる。
【0015】次に、感光体ドラム1上に例えば2つのレ
ーザー書込系を用いて、P/Pの潜像と、N/Pの潜像
を同時に形成し、該潜像が現像領域を通過するときに例
えばP/Pの潜像を+トナー(この場合、文字、線図に
対応する部分は+帯電電位を保持する)で、N/Pの潜
像を−トナー(この場合、地肌に対応する部分は−帯電
電位を保持する)で、同時に現像する場合について説明
する。ここで、このようなP/Pの潜像とN/Pの潜像
とを同時に感光体ドラム1上に形成するには、公知の2
色現像等に用いられる複合感光体を用いることが出来
る。そして、この例では、各潜像への所定トナーの付着
を促進するために、現像領域にある駆動電極164に、
図8(b)に示すような電圧、又は(c)に示すような
電圧を印加する。図8(b)及び(c)それぞれに示す
印加電圧は、図8(a)に示す搬送領域にある駆動は電
極164への印加電圧に交互電圧を重畳したものであ
り、図8(a)が搬送時の印加電圧の切り替え周期に対
して比較的短い周期の交互電界を重畳したものであり、
図8(b)が搬送時の印加電圧の切り替え周期と同等の
周期の交互電界を重畳したものである。これにより、現
像領域の+トナー及び−トナーはそれぞれ同符号となっ
た駆動電極164の電荷との反発力により浮上し、感光
体近傍に運ばれ、感光体側に引き寄せられる力が現像ロ
ーラ側に引き寄せられる力に打ち勝ち感光体に付着して
それぞれの潜像を現像することが出来、上記の重畳され
ている交互電界の分、それぞれのトナーを感光体表面に
より接近させて感光体側に引き付けられる力F1をより
大きくし、トナーの潜像への付着を促進するのである。
尚、この例においても、互いに極性が異なるトナーとし
ては互いに同色のものを使用しても良いが、互いに異色
のものを使用し、且つ、それぞれのトナーで形成された
トナー像を感光体上又は転写紙上で重ね合わせることに
よって、2色画像を得ることが可能となる。
【0016】そして、本実施例においては、複数の駆動
電極164を3つの電極群に分けて、各極性のトナーを
この3つの電極群のうちの1つの電極群上に付着させて
いることから、各極性のトナーは現像ローラ161の全
周面のほぼ1/3づつに付着していることになる。従っ
て、各極性のトナーとして互いに色が異なるトナーを使
用して、2色画像を形成する場合は、感光体線速に対し
現像ローラ161上のトナーの移動速度(搬送速度)を
3倍以上にすることが必要である。又、各極性のトナー
として互いに色が同色のトナーを使用する場合は、感光
体線速に対し現像ローラ161のトナー移動速度を1.
5倍以上にすることが必要である。
【0017】以上、本実施例においては、上記静電アク
チュエータの原理を用いてトナーを現像ローラ161を
廻す事なく搬送するので、現像ローラ161を回転させ
る場合のような擦れる部分がなく、このような擦れる部
分でトナーにストレスが掛かいので、渦電流の発生によ
るトルクの増大がなく、また熱の発生が抑えられるので
現像装置内のトナーが溶解することもない。又、現像領
域にある駆動電極164に、搬送領域にある駆動電極1
64への印加電圧よりもトナーを感光体表面近傍まで反
発させる力が大きくなるように大きな電圧を印加してい
るので、現像を促進させることが出来る。
【0018】又、上記実施例においては、帯電ローラ1
62を現像ローラ161の中心よりも下位方向に配置し
ている。これは、帯電ローラ162を通過した帯電トナ
ーが現像ローラ161上で積層した場合に、重力によっ
て下方に落とすためである。トナーは現像ローラ161
上では薄層である方が現像が良好なので、積層したトナ
ーを重力によって落として薄層にするのである。逆に現
像ローラ中心より上位に帯電ローラ162がある場合に
は、帯電ローラ162をトナーが積層状態で通過したと
きに、現像ローラ表面にむらのある状態でトナーが現像
領域にまで搬送されるか若しくは帯電ローラ162と現
像ローラ161との間でトナーが堆積してしまう恐れが
有る。
【0019】尚、上記実施例においては、トナーを摩擦
帯電させて使用したが、トナーを摩擦帯電させずにトナ
ー搬送を行うことも出来る。この場合には、図3(b)
の状態で、トナー下部に駆動電極の印加電圧極性と逆極
性の電荷が誘導された後に、図3(c)のように各印加
電極への電圧を切り替えてトナー下部の誘導電荷との間
に反発力を発生させて、上記実施例と同様にしてトナー
を移動させる。この場合にも、該駆動電極への印加電圧
の極性を切り替えた瞬間に、切り替え後の駆動電極の電
荷によって瞬時にトナーの摩擦帯電極性と逆極性の電荷
がトナー下部に誘導されると、これが駆動電極の電荷で
吸引されて充分な反発力を得られ無くなる恐れがあるの
で、駆動電極への印加電圧極性の切り替え時に充分な反
発力が得られる程度の抵抗を備えたものを用いる。
【0020】又、上記実施例においては、現像装置内に
互いに極性が異なるトナーを収容しているが、これに代
え、所定極性に帯電される1種類のトナーを収容しても
静電アクチュエータを用いてトナーの搬送を行うことが
出来る。例えば、+トナーを図3において右側に搬送す
る場合には、各印加電極164a,164b,164c
に下表2の様に電圧を印加する。
【表2】 尚、なお、例えば図3(c)(ステップ)で、第3
の駆動電極群への印加電圧を正にし、且つ、第1の駆動
電極群への印加電圧を負にすれば逆方向に駆動できる。
そして、この場合には、複数の駆動電極164を3つの
電極群に分けて、各極性のトナーをこの3つの電極群の
うちの1つの電極群上に付着させていることから、トナ
ーは現像ローラ161の全周面のほぼ1/3づつに付着
していることになるので、感光体線速に対し現像ローラ
161上のトナーの移動速度(搬送速度)を3倍以上に
することが望ましい。又、現像領域にある駆動電極16
4に搬送領域にある駆動電極164への印加電圧よりも
トナーを感光体表面近傍まで反発させる力が大きくなる
ように大きな電圧を印加して、現像を促進させることが
出来る。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、現像装置
の現像剤搬送手段として静電アクチュエータ部材を用
い、これにより、現像剤担持体を回転させる事なく静電
潜像担持体にトナーを供給するので、現像装置内でのト
ナー固着はなくなり、トルクの低減も図ることができ
る。また、従来の現像剤担持体のように回転する部材の
軸受けを介して電圧を印加することによる現像バイアス
電圧の印加不良という不具合も発生しない。又、上記静
電アクチュエータ部材の該複数の電極のうち、該現像領
域にあるものに、該搬送領域にあるものよりも大きな電
圧を印加することにより、現像効率を向上させて高濃度
の画像を得ることことが出来る。更に、現像装置内に互
いに極性の異なる2種類のトナーを収容して現像を行え
ば、潜像担持体上の潜像のトナー付着部に付着させるト
ナーの極性が異なる2種類の潜像を、1つの現像装置で
現像することが出来るので、現像装置が装置本体に占め
るスペースを小さくすることが可能である。更に、この
互いに極性が異なるトナーとして、互いに色が異なるト
ナーを用いれば、2色の画像を1回の現像で形成するこ
とも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画像形成装置の概略構
成図。
【図2】図1の画像形成装置の現像装置の構成概略図。
【図3】(a)乃至(f)はトナー搬送動作原理の説明
図。
【図4】図2の現像装置の静電アクチュエータの一部を
摸式的に示した断面図。
【図5】(a)は正規現像における現像領域内のトナー
の移動を説明する為の説明図、(b)は反転現像におけ
る現像領域内のトナーの移動を説明する為の説明図。
【図6】反転現像における現像領域内のトナーに働く力
を説明する為の説明図。
【図7】(a)は搬送領域内の駆動電極への印加電圧の
波形の一部を示す波形図、(b)は正規現像における現
像領域内の駆動電極への印加電圧の波形の一部を示す波
形図、(c)は反転現像における現像領域内の駆動電極
への印加電圧の波形の一部を示す波形図。
【図8】(a)は搬送領域内の駆動電極への印加電圧の
波形の一部を示す波形図、(b)は正規現像と反転現像
を同時に行う場合の現像領域内の駆動電極への印加電圧
の波形の一部を示す波形図、(c)は変形例に係る同駆
動電極への印加電圧の波形の一部を示す波形図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム , 16 現
像装置 161 現像ローラ , 162 帯
電ローラ 163 アジテーター , 164 駆
動電極 165 固定子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉木 茂 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体上にトナーを供給して該潜像担
    持体上の潜像を現像する現像装置を備えた画像形成装置
    において、 該現像装置内のトナーを該潜像担持体表面との対向部で
    ある現像領域に供給するトナー搬送手段として、少なく
    とも、該現像装置内から該現像領域までの搬送領域と該
    現像領域とに、所定のパターンで極性が変わる電圧が印
    加された複数の電極を有する、静電アクチュエータ部材
    を用い、 該複数の電極のうち、該現像領域にあるものには、該搬
    送領域にあるものよりも大きな電圧を印加することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記現像領域にある上記複数の電極に印加
    する上記電圧に、交互電圧を重畳したことを特徴とする
    請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記静電アクチュエータ部材は、上記トナ
    ー搬送手段の表層部を構成する絶縁体と、該絶縁体内設
    けられた上記複数の電極からなることを特徴とする請求
    項1の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8050600B2 (en) 2008-03-13 2011-11-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image formation device and developer supplying device

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