JPH05198860A - 積層形圧電変位素子及びインクジェット式印字ヘッド - Google Patents
積層形圧電変位素子及びインクジェット式印字ヘッドInfo
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Abstract
の際に最外層に欠けが入ることが少ないので高密度化の
ために薄く切断することが可能であり、低電圧で必要な
変位量を得、歪の少ない変位が得ること。 【構成】 一方の電極を構成する導電層1と、他方の電
極を構成する導電層2とが、互いに平行になるように交
互に圧電体3をサンドイッチ状に配設する。前記各導電
層1、2に挟まれた部位が活性部6であり、挟まれない
部位5、5aが不活性部である。最外層4は内部層(導
電層1、2間)より厚く、最外層4にも電界が加わり変
位をするように、導電層1、2と平行に最外電極10
b、10aを最外層端面に構成する。
Description
ターの印字ヘッドなどに用いられる積層形圧電変位素子
およびそれを用いたインクジェット印字ヘッドに関する
ものである。
特公昭60−8953号公報に示されたように、インク
タンクを構成する容器の壁面に複数のノズル開口を形成
すると共に、各ノズル開口と対向するように伸縮方向を
一致させて圧電素子を配設して構成されている。この印
字ヘッドは、駆動信号を圧電素子に印加して圧電素子を
伸縮させ、この時に発生するインクの動圧によりインク
滴をノズル開口から吐出させて印刷用紙にドットを形成
するものである。
液滴の形成効率や飛翔力が大きいことが望ましい。しか
しながら、圧電素子の単位長さ、及び単位電圧当りの伸
縮率は極めて小さいため、印字に要求される飛翔力を得
るには高い電圧を印加することが必要となり、駆動回路
や電気絶縁対策が複雑化するという問題がある。
3−295269号公報に示されているように、電極と
圧電材料とを交互にサンドイッチ状に積層したインクジ
ェット印字ヘッド用の積層形圧電変位素子が提案されて
いる。この積層形圧電変位素子によれば電極間距離を可
及的に小さくすることが出来るため、駆動信号の電圧を
下げることが出来るという効果がある。
うな積層形圧電変位素子は小型に成形することが困難で
あり、その用途が限定されるという問題がある。
の高い積層形圧電変位素子を提供すること及び、圧電素
子を容易に小型化することのできるインクジェット式印
字ヘッドを提供することにある。
とが交互に積層された積層形圧電変位素子であって、前
記積層形圧電変位素子の内部層より最外層が厚いことを
特徴とする。
最外層にも電界が加わり最外層も変位をするように、内
部電極と平行に最外層端面にも電極を構成したことを特
徴とする。
れ、圧電素子への駆動信号によりインクがノズル開口か
ら外部に放出されるようにしたインクジェット式印字ヘ
ッドにおいて、前記圧電素子が少なくとも圧電体と電極
とが交互に積層された積層形圧電変位素子であって、前
記積層形圧電変位素子の内部層より最外層が厚いことを
特徴とする。
用いる前記積層形圧電変位素子において、最外層にも電
界が加わり最外層も変位をするように、内部電極と平行
に最外層端面にも電極を構成したことを特徴とする。
施例を示す斜視図である。図中1は、それぞれ一方の電
極を構成する導電層である。2は、他方の電極を構成す
る導電層で、各導電層は互いに平行となるように交互に
圧電体3例えばチタン酸・ジルコン酸鉛系複合ペロブス
カイトセラミックス内にサンドイッチ状に配置されてい
る。この導電層1、2に挟まれている部位が内部層であ
る。90はダミー電極層であり、積層形圧電変位素子を
変位させる電界を発生させることはなく、積層形圧電変
位素子を製造するときに、活性部6と不活性部5の層数
を同じにし、反りなどの歪みを防止するために必要であ
る。また、一方の電極となる導電層1およびダミー電極
層90は最外電極10aにつながっていて、他方の電極
となる導電層2は他方の最外電極10bにつながるよう
に構成されている。最外電極10a、10bが正または
負となり、それにともなって導電層1、2は電気的に並
列となる。不活性部5は固定するときに必要であり、そ
の長さは固定条件によって決まる。活性部6は電界が加
わり実際に変位方向の端面7方向に変位をする部位であ
る。不活性部5aは導電層1と最外電極10bがつなが
らないようにするために必要である。最外層4は内部層
よりも厚くなっていて、両側対称の厚みとなるように構
成されている。この最外層4が従来よりも厚いことで、
ガイドとなり単一方向に指向性のある変位が得られるよ
うになり、さらにはダイシングやワイヤーソーによる切
断加工時の欠けが少なくなった。しかし、あまり厚いと
ガイドとしての効果も切断加工時の欠けが少なくなると
いう効果も高まるが、内部層を拘束してしまい変位量が
減るため、必要な変位量を得るためには高電圧が必要に
なる。実験によると、内部層の約2倍が適当と言える。
電極と平行に最外層端面にも電極を構成した実施例を示
す斜視図である。このとき少なくとも活性部6で最外層
4が、最外電極10aと導電層2もしくは最外電極10
bと導電層1に挟まれるように構成されている。このた
め最外層にも電界が加わり最外層も変位をするので、低
電圧で必要な変位量が得られ、歪の少ない変位が得られ
るようになる。
層4は最外電極10aと導電層2もしくは最外電極10
bと導電層1に挟まれるように構成した。しかし図3の
ように積層数が偶数となると、少なくとも活性部6で両
最外層4が、最外電極10bと導電層2に挟まれるよう
に構成することができる。同様に層数によって、両最外
層4が、最外電極10aと導電層1に挟まれるように構
成することもできる。最外電極10a、10bは金や銅
などを蒸着などにより形成したもので、導通も良く加工
時の欠けも少なく、高密度化のために薄く切断すること
が可能になる。最外電極10a、10bをメッキなど厚
いものにより形成すると、切断加工時に引きずられて欠
けたりバリが出ることが多かった。積層形圧電変位素子
との密着力を上げるために、まずニッケル・クロムを約
0.125μm蒸着し、その上にシート抵抗が1Ω以下
になるだけの金を蒸着する。銅の蒸着には、ニッケル・
クロムの代わりにクロムを用いる。金及び銅の厚みは、
抵抗値を下げるためにあまり厚くすると、メッキなどと
同様に加工時の欠けやバリが多くなった。約0.5μm
位が適当と思われる。
電変位素子ブロック20を基台8と接着する。こうして
接合した積層形圧電変位素子ブロック20を所定の幅で
切断し、一定間隔で配列して図4(b)のように積層形
圧電変位素子列21を構成する。図4(a),(b)で
積層形圧電変位素子の固定状態は片持ちはりの状態とな
っている。従って切断加工時にたわみ易く、最外層4は
欠け易いのでそれに耐えられるだけの強度が必要なので
ある。そして、最外電極10aには独立のリード部材3
2を接続し、最外電極10bには共通のリード部材31
を接続する。なお、この図4(a)で独立のリード部材
32は最外電極10aに直接接合されているが、基台8
に配線をし、積層形圧電変位素子ブロック20と基台8
の間の接着剤に導電性の物を用いたり、接着剤を薄くし
て圧着し導通が取れるようにすれば、独立のリード部材
32は基台8と接合すればよく、積層形圧電変位素子と
直接接合しようとして積層形圧電変位素子を倒したり傷
を付けたりすることもなく、作業性も大変よくなった。
また最外電極10bは最外層端面に電極がなければ、変
位方向の端面7に共通のリード部材31を接続すること
になる。この変位方向の端面7には図6のようにバネ板
材45が接着されるところであり、リード部材31を接
続するのに適していない。さらに言うならば、積層形圧
電変位素子が実際に変位をする活性部6に共通のリード
部材を接続すると、変位を阻害するために接続には適し
ていない。これを逃れるために、最外電極10bを不活
性部5の部分まで延ばし、不活性部5で接続を行う。
動作を説明する。図5(a)のように充電のスイッチ6
1を入れると、活性部6の導電層1、2間、最外電極1
0aと導電層2の間、最外電極10bと導電層1の間そ
れぞれに電界が加わる。すると、活性部6の圧電体3が
矢印51の方向に縮む。図5(b)のように放電のスイ
ッチ62を入れると、電極間の電界が解除され活性部6
の圧電体3は矢印52の方向に伸び、電界を加える前の
長さに戻る。
導電層71、72が平行になるように交互に圧電体73
内にサンドイッチ状に配置されているのは、同様であ
る。しかし、最外層74はだいたい内部電極間と同じぐ
らいである。さらには、最外電極80(a)、80
(b)は最外層端面には構成されていない。
加すると、図6(b)のように導電層71、72に挟ま
れた圧電体73は矢印91の方向に縮むが、最外層は電
界が加わっていないので引きずられるだけで変位形は歪
んだ形となる。このように歪んだ変位をすると、変位方
向の端面7とバネ板材45(図6)の間の接着力が弱り
はがれてしまったり、最外層と内部層との境目の電極で
はがれが生じたりする。
すインクジェット記録装置であるカイザータイプの積層
形圧電変位素子縦振動型ヘッドに適用した場合、歪のな
い単一方向へ振動の指向性のある変位を得ることができ
る。そこで、図7(a)を平面Aで切りZ方向から見た
場合の駆動部の拡大図を図7(b)に示し、ノズル開口
部44からインク滴が吐出するまでの過程を説明する。
ノズルプレート44aに形成されたノズル開口部に対向
する積層形圧電変位素子41に電圧を印加すると、積層
形圧電変位素子41が弾性に富むバネ板材45を変形し
ながら伸長して、積層形圧電変位素子の対向面に配置し
た隔壁42と隔壁中のインク43を押し出し、ノズル開
口部からインク滴として吐出させることができる。
電材料をそれぞれに交互に層状に積層した圧電素子の、
内部層より最外層を厚く構成した事により、最外層がガ
イドとなるので単一方向に指向性のある変位が得られ、
切断加工の際に最外層に欠けが入ることが少なく、さら
には内部電極と平行に最外層端面にも電極を構成するこ
とにより、最外層にも電界が加わるので、低電圧で必要
な変位量が得られ、歪の少ない変位が得られるようにな
った。
状に積層した圧電素子を、一端を基台に固定し、また他
端を自由端としてノズル開口に対応させて配置すると共
に、内部層より最外層を厚く構成したことにより、最外
層がガイドとなるので単一方向に指向性のある変位が得
られ、切断加工の際に最外層に欠けが入ることが少な
く、高密度化のために薄く切断することが可能になり、
さらには内部電極と平行に最外層端面にも電極を構成す
ることにより、最外層にも電界が加わるので、低電圧で
必要な変位量が得られ、歪の少ない変位が得られるよう
になったので、インクジェット式印字ヘッド内に配置す
るのに好適な圧電素子列が得られた。
例を示す斜視図。
施例を示す斜視図。
施例を示す斜視図。
素子ブロックの固定構造の一実施例を示す斜視図。
(b)は、図4(a)の積層形圧電変位素子ブロックを
切断した積層形圧電変位素子列とリード部材を示す部分
斜視図。
形圧電変位素子の動作の説明図。
例を示す斜視図。(b)は、従来の積層形圧電変位素子
の動作の説明図。
素子を使ったカイザータイプの積層形圧電変位素子縦振
動型のインクジェットヘッド部を表した構造図。(b)
は、図7(a)のカイザータイプの積層形圧電変位素子
縦振動型のインクジェットヘッド構造図を平面Aで切り
Z方向から見たときの駆動部拡大図。
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも圧電体と電極とが交互に積層
された積層形圧電変位素子であって、前記積層形圧電変
位素子の内部層より最外層が厚いことを特徴とする積層
形圧電変位素子。 - 【請求項2】 前記積層形圧電変位素子において、最外
層にも電界が加わり最外層も変位をするように、内部電
極と平行に最外層端面にも電極を構成したことを特徴と
する請求項1記載の積層形圧電変位素子。 - 【請求項3】 ノズル開口に対応させて圧電素子が配置
され、圧電素子への駆動信号によりインクがノズル開口
から外部に放出されるようにしたインクジェット式印字
ヘッドにおいて、前記圧電素子が少なくとも圧電体と電
極とが交互に積層された積層形圧電変位素子であって、
前記積層形圧電変位素子の内部層より最外層が厚いこと
を特徴とするインクジェット式印字ヘッド。 - 【請求項4】 前記インクジェット式印字ヘッドに用い
る前記積層形圧電変位素子において、最外層にも電界が
加わり最外層も変位をするように、内部電極と平行に最
外層端面にも電極を構成したことを特徴とする請求項3
記載のインクジェット式印字ヘッド。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP00851792A JP3214017B2 (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | 積層形圧電変位素子及びインクジェット式印字ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP00851792A JP3214017B2 (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | 積層形圧電変位素子及びインクジェット式印字ヘッド |
Publications (2)
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ID=11695340
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Country Status (1)
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Cited By (5)
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-
1992
- 1992-01-21 JP JP00851792A patent/JP3214017B2/ja not_active Expired - Lifetime
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