JPH05199742A - スイッチング電源装置の出力電圧検出回路 - Google Patents
スイッチング電源装置の出力電圧検出回路Info
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- JPH05199742A JPH05199742A JP22185292A JP22185292A JPH05199742A JP H05199742 A JPH05199742 A JP H05199742A JP 22185292 A JP22185292 A JP 22185292A JP 22185292 A JP22185292 A JP 22185292A JP H05199742 A JPH05199742 A JP H05199742A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電源装置の完成出荷前にその組立時の回路内部
に手を加えることなく、電源装置の出力電圧を許容上限
または下限値にバイアスして、電子回路部品の特性の安
定化,初期故障の除去を行う高温動作試験を容易に行い
得るようにする。 【構成】電源装置の組立調整済の出力電圧検出部2Aに
対し、高温動作試験時、コネクタCN1を介し着脱自在
に出力電圧強制バイアス回路11を接続する。そしてス
イッチSW1をオンし、抵抗R5−1をR5に並列接続
することにより出力電圧Voを基準値からその許容下限
値へバイアス設定し、同様にスイッチSW2をオンし、
抵抗R6−1をR6に並列接続することにより、出力電
圧Voを基準値からその許容上限値へバイアス設定す
る。
に手を加えることなく、電源装置の出力電圧を許容上限
または下限値にバイアスして、電子回路部品の特性の安
定化,初期故障の除去を行う高温動作試験を容易に行い
得るようにする。 【構成】電源装置の組立調整済の出力電圧検出部2Aに
対し、高温動作試験時、コネクタCN1を介し着脱自在
に出力電圧強制バイアス回路11を接続する。そしてス
イッチSW1をオンし、抵抗R5−1をR5に並列接続
することにより出力電圧Voを基準値からその許容下限
値へバイアス設定し、同様にスイッチSW2をオンし、
抵抗R6−1をR6に並列接続することにより、出力電
圧Voを基準値からその許容上限値へバイアス設定す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスイッチング電源装置の
出力電圧をフォトカプラにより電位絶縁して検出する回
路、特に出力電圧と検出電圧との間の直線性を良好にし
たスイッチング電源装置の出力電圧検出回路に関する。
なお以下各図において同一の符号は同一もしくは相当部
分を示す。
出力電圧をフォトカプラにより電位絶縁して検出する回
路、特に出力電圧と検出電圧との間の直線性を良好にし
たスイッチング電源装置の出力電圧検出回路に関する。
なお以下各図において同一の符号は同一もしくは相当部
分を示す。
【0002】
【従来の技術】図4は、絶縁型の出力電圧検出回路によ
り、出力電圧検出値と設定値との誤差を検出しフィード
バック制御する一般的なスイッチング電源装置(単にス
イッチング電源とも呼ぶ)の原理図である。同図は電源
部1,出力電圧検出部2,および出力電圧調節部3から
なる。前記の電源部1はスイッチングトランジスタTr
1,チョークコイルL1,平滑コンデンサC1からな
る。ここでスイッチングトランジスタTr1は一定の出
力電圧Voを得るために入力電圧Vinを繰返しオン,
オフし、チョークコイルL1と平滑コンデンサC1はス
イッチングトランジスタTr1の断続電圧を平滑化す
る。
り、出力電圧検出値と設定値との誤差を検出しフィード
バック制御する一般的なスイッチング電源装置(単にス
イッチング電源とも呼ぶ)の原理図である。同図は電源
部1,出力電圧検出部2,および出力電圧調節部3から
なる。前記の電源部1はスイッチングトランジスタTr
1,チョークコイルL1,平滑コンデンサC1からな
る。ここでスイッチングトランジスタTr1は一定の出
力電圧Voを得るために入力電圧Vinを繰返しオン,
オフし、チョークコイルL1と平滑コンデンサC1はス
イッチングトランジスタTr1の断続電圧を平滑化す
る。
【0003】また前記の出力電圧検出部2は抵抗R4〜
R6,フォトカプラPC1,シャントレギュレータIC
1からなる。ここでシャントレギュレータIC1はその
リファレンス端子5への入力電圧(リファレンス電圧と
いい、この例では2.5Vである)Vrを内蔵基準電圧
Vsに等しく保つようにその流入電流IK を可変する半
導体装置で、リファレンス端子電圧Vrが基準電圧Vs
に対して増減しようとすると、これに応じて流入電流I
K が夫々急激に増減する。
R6,フォトカプラPC1,シャントレギュレータIC
1からなる。ここでシャントレギュレータIC1はその
リファレンス端子5への入力電圧(リファレンス電圧と
いい、この例では2.5Vである)Vrを内蔵基準電圧
Vsに等しく保つようにその流入電流IK を可変する半
導体装置で、リファレンス端子電圧Vrが基準電圧Vs
に対して増減しようとすると、これに応じて流入電流I
K が夫々急激に増減する。
【0004】図4では分圧抵抗R5,R6により、リフ
ァレンス端子電圧Vrは出力電圧Voに対し Vr={R6/(R5+R6)}Vo で与えられるので、シャントレギュレータIC1は出力
電圧Voを定電圧に保つようにその電流IK を可変す
る。
ァレンス端子電圧Vrは出力電圧Voに対し Vr={R6/(R5+R6)}Vo で与えられるので、シャントレギュレータIC1は出力
電圧Voを定電圧に保つようにその電流IK を可変す
る。
【0005】また可変抵抗R4はフォトカプラPC1の
フォトダイオードに流れる電流IKを制限し、フォトカ
プラPC1は、この電流IK に応動して電圧調節部3に
フォトトランジスタの出力としての出力電圧検出値V1
を出力,伝達する。次に出力電圧調節部3は抵抗R1〜
R3,誤差増巾器A1,PWM制御回路4からなる。こ
こで抵抗R1とR2は、誤差増幅器A1の正入力端子に
基準電圧VS1を分圧してなる設定電圧VS2を与え、誤差
増巾器A1はこの設定電圧VS2と負入力端子に与えられ
た出力電圧検出値V1とを比較し、両者の誤差電圧を出
力する。
フォトダイオードに流れる電流IKを制限し、フォトカ
プラPC1は、この電流IK に応動して電圧調節部3に
フォトトランジスタの出力としての出力電圧検出値V1
を出力,伝達する。次に出力電圧調節部3は抵抗R1〜
R3,誤差増巾器A1,PWM制御回路4からなる。こ
こで抵抗R1とR2は、誤差増幅器A1の正入力端子に
基準電圧VS1を分圧してなる設定電圧VS2を与え、誤差
増巾器A1はこの設定電圧VS2と負入力端子に与えられ
た出力電圧検出値V1とを比較し、両者の誤差電圧を出
力する。
【0006】またPWM制御回路4は増巾器A1の誤差
出力をPWM制御して前記誤差電圧を0とするようにス
イッチングトランジスタTr1のオンデューティDon
を定める。この回路においては出力電圧Voは、Vo=
Don×Vinで制御される。このようにして図4の回
路では出力電圧Voが一定となるように入力電圧Vin
に応じて前記オンデューティDonが可変制御される。
出力をPWM制御して前記誤差電圧を0とするようにス
イッチングトランジスタTr1のオンデューティDon
を定める。この回路においては出力電圧Voは、Vo=
Don×Vinで制御される。このようにして図4の回
路では出力電圧Voが一定となるように入力電圧Vin
に応じて前記オンデューティDonが可変制御される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図4の回路ではフォト
カプラPC1の電流IK を制限する抵抗R4をパラメー
タとしたとき、出力電圧Voと、この出力電圧Voの検
出値としてのフォトカプラPC1の出力電圧V1との間
には図5の特性図に示すような関係がある。即ち図4の
回路には次のような問題がある。
カプラPC1の電流IK を制限する抵抗R4をパラメー
タとしたとき、出力電圧Voと、この出力電圧Voの検
出値としてのフォトカプラPC1の出力電圧V1との間
には図5の特性図に示すような関係がある。即ち図4の
回路には次のような問題がある。
【0008】出力電圧Voの変化に対してその検出電
圧V1が比例特性にならず、使用できる範囲が制限さ
れ、回路の各定数を実験により決定する必要がある。 検出回路のゲイン(ΔV1/ΔV0)が、シャントレ
ギュレータIC1により決まるため、定電圧制御範囲が
狭くなる。 そこで請求項1ないし3に関わる発明はこの問題を解消
できるスイッチング電源装置の出力電圧検出回路を提供
することを課題とする。
圧V1が比例特性にならず、使用できる範囲が制限さ
れ、回路の各定数を実験により決定する必要がある。 検出回路のゲイン(ΔV1/ΔV0)が、シャントレ
ギュレータIC1により決まるため、定電圧制御範囲が
狭くなる。 そこで請求項1ないし3に関わる発明はこの問題を解消
できるスイッチング電源装置の出力電圧検出回路を提供
することを課題とする。
【0009】また高信頼性を要求されるこの種の電源装
置は組立調整後、その回路内部に手を加えることなく出
力電圧を簡便に許容範囲内で上限または下限に強制的に
バイアスさせて高温などで動作試験を行い、回路部品の
特性の安定化や初期故障の除去を行うことが望まれてい
る。そこで請求項4に関わる発明はこのような要求に答
え得るスイッチング電源装置の出力電圧検出回路を提供
することを課題とする。
置は組立調整後、その回路内部に手を加えることなく出
力電圧を簡便に許容範囲内で上限または下限に強制的に
バイアスさせて高温などで動作試験を行い、回路部品の
特性の安定化や初期故障の除去を行うことが望まれてい
る。そこで請求項4に関わる発明はこのような要求に答
え得るスイッチング電源装置の出力電圧検出回路を提供
することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の出力電圧検出回路は、入力直流電源
(Vinなど)をスイッチング手段(トランジスタTr
1など)を介し繰返し断続して所定レベルの出力直流電
圧(Voなど)を得るスイッチング電源装置であって、
前記出力直流電圧に依存する電流(IK など)を自身の
フォトダイオードに流すフォトカプラ(PC1など)
と、このフォトカプラのフォトトランジスタの出力電圧
(V1など)を設定電圧(VS2など)と比較し、この両
電圧を一致させるように前記スイッチング手段の断続比
を可変制御する手段(誤差増巾器A1,PWM制御回路
4など)とを備えたスイッチング電源装置において、前
記フォトダイオードに流す電流を前記出力直流電圧と所
定の基準電圧(Vo1など)との差電圧に比例させる出
力電圧検出手段を備えたことものとする。
めに、請求項1の出力電圧検出回路は、入力直流電源
(Vinなど)をスイッチング手段(トランジスタTr
1など)を介し繰返し断続して所定レベルの出力直流電
圧(Voなど)を得るスイッチング電源装置であって、
前記出力直流電圧に依存する電流(IK など)を自身の
フォトダイオードに流すフォトカプラ(PC1など)
と、このフォトカプラのフォトトランジスタの出力電圧
(V1など)を設定電圧(VS2など)と比較し、この両
電圧を一致させるように前記スイッチング手段の断続比
を可変制御する手段(誤差増巾器A1,PWM制御回路
4など)とを備えたスイッチング電源装置において、前
記フォトダイオードに流す電流を前記出力直流電圧と所
定の基準電圧(Vo1など)との差電圧に比例させる出
力電圧検出手段を備えたことものとする。
【0011】また請求項2の出力電圧検出回路では、請
求項1に記載の出力電圧検出回路において、前記出力電
圧検出手段は、第1の抵抗(R4など)、前記フォトダ
イオード、シャントレギュレータ(IC1など)を順次
作動可能な極性に直列に接続したうえこの直列回路の両
端に前記出力直流電圧を印加し、前記フォトダイオード
およびシャントレギュレータの直列回路に並列に第2お
よび第3の抵抗(R5,R6など)の直列回路を接続
し、この第2の抵抗と第3の抵抗との接続点を前記シャ
ントレギュレータのリファレンス端子に接続してこの第
2および第3の抵抗の両端に前記基準電圧を発生させる
ように構成してなるものであるようにする。
求項1に記載の出力電圧検出回路において、前記出力電
圧検出手段は、第1の抵抗(R4など)、前記フォトダ
イオード、シャントレギュレータ(IC1など)を順次
作動可能な極性に直列に接続したうえこの直列回路の両
端に前記出力直流電圧を印加し、前記フォトダイオード
およびシャントレギュレータの直列回路に並列に第2お
よび第3の抵抗(R5,R6など)の直列回路を接続
し、この第2の抵抗と第3の抵抗との接続点を前記シャ
ントレギュレータのリファレンス端子に接続してこの第
2および第3の抵抗の両端に前記基準電圧を発生させる
ように構成してなるものであるようにする。
【0012】また請求項3の出力電圧検出回路は、請求
項2に記載の出力電圧検出回路において、前記第2,第
3の抵抗に夫々並列に第1,第2のコンデンサ(C2,
C3など)を備えたものとする。また請求項4の出力電
圧検出回路では、請求項2または請求項3に記載の出力
電圧検出回路において、少なくとも第4の抵抗(R5−
1など)と、該抵抗を前記第2の抵抗に並列に投入する
ための第1のスイッチ(SW1など)との直列回路を前
記第2の抵抗に(コネクタCN1などを介し)並列に着
脱自在に設け、同様に第5の抵抗(R6−1など)と、
該抵抗を前記第3の抵抗に並列に投入するための第2の
スイッチ(SW2など)との直列回路を前記第3の抵抗
に(コネクタCN1などを介し)並列に着脱自在に設け
るようにする。
項2に記載の出力電圧検出回路において、前記第2,第
3の抵抗に夫々並列に第1,第2のコンデンサ(C2,
C3など)を備えたものとする。また請求項4の出力電
圧検出回路では、請求項2または請求項3に記載の出力
電圧検出回路において、少なくとも第4の抵抗(R5−
1など)と、該抵抗を前記第2の抵抗に並列に投入する
ための第1のスイッチ(SW1など)との直列回路を前
記第2の抵抗に(コネクタCN1などを介し)並列に着
脱自在に設け、同様に第5の抵抗(R6−1など)と、
該抵抗を前記第3の抵抗に並列に投入するための第2の
スイッチ(SW2など)との直列回路を前記第3の抵抗
に(コネクタCN1などを介し)並列に着脱自在に設け
るようにする。
【0013】
【作用】(1)請求項1ないし3に関わる発明につい
て:フォトカプラPC1のフォトダイオードに流れる電
流IK が出力電圧VoとシャントレギュレータIC1に
よってできる定電圧(出力電圧検出用基準電圧)Vo1
との差電圧(Vo−Vo1)に比例するようにする。即
ち前記差電圧を両端に受ける電流制限抵抗R4を設け、
この抵抗R4の電流IK1がフォトダイオード電流IK に
ほぼ等しくなるように回路を構成する。これにより出力
電圧Voと、フォトカプラPC1のフォトトランジスタ
の出力電圧(出力電圧Voの検出値)V1との間にも良
好な直線性ができる。
て:フォトカプラPC1のフォトダイオードに流れる電
流IK が出力電圧VoとシャントレギュレータIC1に
よってできる定電圧(出力電圧検出用基準電圧)Vo1
との差電圧(Vo−Vo1)に比例するようにする。即
ち前記差電圧を両端に受ける電流制限抵抗R4を設け、
この抵抗R4の電流IK1がフォトダイオード電流IK に
ほぼ等しくなるように回路を構成する。これにより出力
電圧Voと、フォトカプラPC1のフォトトランジスタ
の出力電圧(出力電圧Voの検出値)V1との間にも良
好な直線性ができる。
【0014】(2)請求項4に関わる発明について:電
源制限抵抗R4,フォトダイオード,シャントレギュレ
ータIC1は順次直列に接続されて、この直列回路の両
端に出力電圧Voが印加され、またフォトダイオードお
よびシャントレギュレータIC1の直列回路に並列に抵
抗R5,R6の直列回路が接続され、この抵抗R5とR
6の接続点をシャントレギュレータIC1のリファレン
ス端子に接続することにより、抵抗R5,R6の直列回
路の両端に基準変圧Vo1が発生する。
源制限抵抗R4,フォトダイオード,シャントレギュレ
ータIC1は順次直列に接続されて、この直列回路の両
端に出力電圧Voが印加され、またフォトダイオードお
よびシャントレギュレータIC1の直列回路に並列に抵
抗R5,R6の直列回路が接続され、この抵抗R5とR
6の接続点をシャントレギュレータIC1のリファレン
ス端子に接続することにより、抵抗R5,R6の直列回
路の両端に基準変圧Vo1が発生する。
【0015】電源装置試験時にはこの抵抗R5に並列に
着脱自在にスイッチSW1と抵抗R5−1と直列回路
を、同様に抵抗R6に並列に着脱自在にスイッチSW2
と抵抗R6−1との直列回路を夫々設け、このスイッチ
SW1またはSW2の投入で出力電圧Voをその上下限
値にバイアス設定する。
着脱自在にスイッチSW1と抵抗R5−1と直列回路
を、同様に抵抗R6に並列に着脱自在にスイッチSW2
と抵抗R6−1との直列回路を夫々設け、このスイッチ
SW1またはSW2の投入で出力電圧Voをその上下限
値にバイアス設定する。
【0016】
【実施例】以下図1ないし図3に基づいて請求項1ない
し3に関わる発明の実施例を説明する。図1は本発明の
1実施例としての構成を示す回路図で図4に対応するも
のである。図1は電源部1,出力電圧検出部2Aおよび
出力電圧調節部3からなる。ここで電源部1,出力電圧
調節部3は従来技術の図4と同じであるため説明は省略
する。新たな出力電圧検出部2Aにおいては図4の同検
出部2に対し基本的には分圧抵抗R5の上端がフォトカ
プラ電流制限用の抵抗R4の下端側に接続されている点
が異なる。 この回路では分圧抵抗R5,R6の値はフ
ォトカプラPC1およびシャントレギュレータIC1の
内部インピーダンスに比べて充分大きく、電流制限抵抗
R4を流れる電流IK1はフォトカプラPC1のフォトダ
イオード電流IK に等しいと考えてよい。
し3に関わる発明の実施例を説明する。図1は本発明の
1実施例としての構成を示す回路図で図4に対応するも
のである。図1は電源部1,出力電圧検出部2Aおよび
出力電圧調節部3からなる。ここで電源部1,出力電圧
調節部3は従来技術の図4と同じであるため説明は省略
する。新たな出力電圧検出部2Aにおいては図4の同検
出部2に対し基本的には分圧抵抗R5の上端がフォトカ
プラ電流制限用の抵抗R4の下端側に接続されている点
が異なる。 この回路では分圧抵抗R5,R6の値はフ
ォトカプラPC1およびシャントレギュレータIC1の
内部インピーダンスに比べて充分大きく、電流制限抵抗
R4を流れる電流IK1はフォトカプラPC1のフォトダ
イオード電流IK に等しいと考えてよい。
【0017】図1の回路でもシャントレギュレータIC
1はそのリファレンス端子5の電圧(リファレンス電
圧)Vrを内蔵基準電圧Vsに等しく保つように電流I
K を可変するので分圧抵抗R5,R6の両端電圧(出力
電圧検出用基準電圧という)Vo1は一定に保たれる。
他方、この電流IK は次式で与えられる。
1はそのリファレンス端子5の電圧(リファレンス電
圧)Vrを内蔵基準電圧Vsに等しく保つように電流I
K を可変するので分圧抵抗R5,R6の両端電圧(出力
電圧検出用基準電圧という)Vo1は一定に保たれる。
他方、この電流IK は次式で与えられる。
【0018】IK =(Vo−Vo1)/R4 これにより出力電圧Voの変化に比例したフォトダイオ
ード電流IK が得られる。フォトカプラPC1は出力電
圧検出部2Aと出力電圧調節部3を絶縁しながら、フォ
トダイオード電流IK に応動した出力電圧検出値V1を
出力する。図2は図1における抵抗R4をパラメータと
したときの出力電圧Voと、その検出電圧V1との関係
を示す特性図で図5に対応するものである。
ード電流IK が得られる。フォトカプラPC1は出力電
圧検出部2Aと出力電圧調節部3を絶縁しながら、フォ
トダイオード電流IK に応動した出力電圧検出値V1を
出力する。図2は図1における抵抗R4をパラメータと
したときの出力電圧Voと、その検出電圧V1との関係
を示す特性図で図5に対応するものである。
【0019】図1の回路では、この図2に示すように、
出力電圧Voの変化に対して出力電圧検出値V1を比例
関係とすることができ、かつゲイン(ΔV1/ΔVo)
を抵抗R4によって調整することが可能となる。図3は
出力電圧検出部2Aの変形実施例を示す。この図3のよ
うに分圧抵抗R5,R6の夫々の両端に適切な値のコン
デンサC2,C3を接続することにより、出力電圧Vo
の変化に対するVo1の応答を遅くすることができる。
これにより、Voの瞬時変化に対しVo1が安定するた
め、さらに高精度の電圧検出が可能となる。
出力電圧Voの変化に対して出力電圧検出値V1を比例
関係とすることができ、かつゲイン(ΔV1/ΔVo)
を抵抗R4によって調整することが可能となる。図3は
出力電圧検出部2Aの変形実施例を示す。この図3のよ
うに分圧抵抗R5,R6の夫々の両端に適切な値のコン
デンサC2,C3を接続することにより、出力電圧Vo
の変化に対するVo1の応答を遅くすることができる。
これにより、Voの瞬時変化に対しVo1が安定するた
め、さらに高精度の電圧検出が可能となる。
【0020】本発明の回路方式は、上述の実施例でとり
あげたチョッパ方式だけでなく、トランス使用によるコ
ンバータ方式を含む、スイッチング電源装置全般に適用
することができる。次に図6および図7を用いて請求項
4に関わる発明の実施例を説明する。図6は図1の出力
電圧検出部2Aの別の変形実施例を示す。図6において
は図3の回路にコネクタCN1を介してスイッチSW
1,SW2および抵抗R5−1,R6−1からなる出力
電圧強制バイアス回路11を付加したものである。ここ
でスイッチSW1,SW2はこの装置の前面に設けられ
たスイッチであっても、外部の遠方に設けられた操作ス
イッチであってもよい。図7はこのバイアス回路11の
動作説明用の出力電圧Vo対出力電圧検出値V1の特性
図である。
あげたチョッパ方式だけでなく、トランス使用によるコ
ンバータ方式を含む、スイッチング電源装置全般に適用
することができる。次に図6および図7を用いて請求項
4に関わる発明の実施例を説明する。図6は図1の出力
電圧検出部2Aの別の変形実施例を示す。図6において
は図3の回路にコネクタCN1を介してスイッチSW
1,SW2および抵抗R5−1,R6−1からなる出力
電圧強制バイアス回路11を付加したものである。ここ
でスイッチSW1,SW2はこの装置の前面に設けられ
たスイッチであっても、外部の遠方に設けられた操作ス
イッチであってもよい。図7はこのバイアス回路11の
動作説明用の出力電圧Vo対出力電圧検出値V1の特性
図である。
【0021】ここでバイアス回路11の使用目的を述べ
ると、この電源装置の出力電圧検出部2Aは一旦、所定
値の抵抗R4,R5と可変抵抗R6を用いて組立てられ
たうえ、可変抵抗R6の可変によりシャントレギュレー
タIC1のリファレンス電圧Vrのバラツキを吸収して
出力電圧Voを図7上のVSETとするように調整され
る。
ると、この電源装置の出力電圧検出部2Aは一旦、所定
値の抵抗R4,R5と可変抵抗R6を用いて組立てられ
たうえ、可変抵抗R6の可変によりシャントレギュレー
タIC1のリファレンス電圧Vrのバラツキを吸収して
出力電圧Voを図7上のVSETとするように調整され
る。
【0022】しかしこの電源装置を高信頼性の完成製品
として出荷するためには、予め電子回路部品の特性の安
定化,初期故障の除去を目的とした高温動作試験(バー
ンイン)を行って置くことが望ましく、このためにはこ
の電源装置の調整済の回路内部に手を加えることなく、
被試験電源装置を高温状態に保ったまま出力電圧Voを
許容範囲内でなるべく高くしたり,低くしたりして動作
させる必要がある。バイアス回路11はこの出力電圧V
oの強制的なバイアス設定のために、この試験時のみに
コネクタCN1を介し出力電圧検出部2Aに着脱自在に
付加されるものであり、このバイアス回路11のスイッ
チSW1をオンし抵抗R5−1を抵抗R5に並列に接続
することにより、出力電圧Voを図7のVOL(許容下
限値)に強制的にバイアス設定することができ、同様に
バイアス回路11のスイッチSW2をオンし抵抗R6−
1を抵抗R6に並列に接続することにより、出力電圧V
oを図7のVOU(許容上限値)に強制的にバイアス設
定することができる。
として出荷するためには、予め電子回路部品の特性の安
定化,初期故障の除去を目的とした高温動作試験(バー
ンイン)を行って置くことが望ましく、このためにはこ
の電源装置の調整済の回路内部に手を加えることなく、
被試験電源装置を高温状態に保ったまま出力電圧Voを
許容範囲内でなるべく高くしたり,低くしたりして動作
させる必要がある。バイアス回路11はこの出力電圧V
oの強制的なバイアス設定のために、この試験時のみに
コネクタCN1を介し出力電圧検出部2Aに着脱自在に
付加されるものであり、このバイアス回路11のスイッ
チSW1をオンし抵抗R5−1を抵抗R5に並列に接続
することにより、出力電圧Voを図7のVOL(許容下
限値)に強制的にバイアス設定することができ、同様に
バイアス回路11のスイッチSW2をオンし抵抗R6−
1を抵抗R6に並列に接続することにより、出力電圧V
oを図7のVOU(許容上限値)に強制的にバイアス設
定することができる。
【0023】この高温動作試験を行ったのちはこの出力
電圧強制バイアス回路11はコネクタCN1部で取外さ
れ、電源装置はこの試験前の回路構成に戻って完成製品
として出荷される。
電圧強制バイアス回路11はコネクタCN1部で取外さ
れ、電源装置はこの試験前の回路構成に戻って完成製品
として出荷される。
【0024】
【発明の効果】請求項1ないし3に関わる発明によれ
ば、入力直流電源Vinをスイッチング手段としてのト
ランジスタTr1を介し繰返し断続して所定レベルの出
力直流電圧Voを得るスイッチング電源装置であって、
前記出力直流電圧Voに依存する電流IK を自身のフォ
トダイオードに流すフォトカプラPC1と、このフォト
カプラPC1のフォトトランジスタの出力電圧V1を設
定電圧VS2と比較し、この両電圧を一致させるように前
記スイッチング手段の断続比を可変制御する手段として
の誤差増巾器A1,PWM制御回路4などとを備えたス
イッチング電源装置において、前記フォトダイオードに
流す電流IK を前記出力直流電圧Voと所定の基準電圧
Vo1との差電圧に比例させる出力電圧検出手段として
の抵抗R4〜R6,シャントレギュレータIC1などを
備えるようにしたので、スイッチング電源装置の精度の
良い定電圧制御回路を効率よく設計,調整することがで
き、スイッチング電源の信頼性,経済性が向上する。
ば、入力直流電源Vinをスイッチング手段としてのト
ランジスタTr1を介し繰返し断続して所定レベルの出
力直流電圧Voを得るスイッチング電源装置であって、
前記出力直流電圧Voに依存する電流IK を自身のフォ
トダイオードに流すフォトカプラPC1と、このフォト
カプラPC1のフォトトランジスタの出力電圧V1を設
定電圧VS2と比較し、この両電圧を一致させるように前
記スイッチング手段の断続比を可変制御する手段として
の誤差増巾器A1,PWM制御回路4などとを備えたス
イッチング電源装置において、前記フォトダイオードに
流す電流IK を前記出力直流電圧Voと所定の基準電圧
Vo1との差電圧に比例させる出力電圧検出手段として
の抵抗R4〜R6,シャントレギュレータIC1などを
備えるようにしたので、スイッチング電源装置の精度の
良い定電圧制御回路を効率よく設計,調整することがで
き、スイッチング電源の信頼性,経済性が向上する。
【0025】また請求項4に関わる発明によれば、出力
電圧検出部2Aを構成する抵抗R5に並列に着脱自在に
スイッチSW1と抵抗R5−1との直列回路を、同様に
検出部2Aを構成する抵抗R6に並列に着脱自在にスイ
ッチSW2と抵抗R6−1との直列回路を夫々設け、こ
のスイッチSW1またはSW2の投入で出力電圧Voを
その許容上下限値にバイアス設定できるようにしたの
で、このスイッチSW1,SW2を電源装置の前面、あ
るいは遠隔に設けて動作させることにより、電源装置組
立時の回路内部に手を加えることなく、電源装置の出荷
前の高温動作試験等を容易に、かつ自動化可能なように
行うことができ、装置試験を効率化することができる。
電圧検出部2Aを構成する抵抗R5に並列に着脱自在に
スイッチSW1と抵抗R5−1との直列回路を、同様に
検出部2Aを構成する抵抗R6に並列に着脱自在にスイ
ッチSW2と抵抗R6−1との直列回路を夫々設け、こ
のスイッチSW1またはSW2の投入で出力電圧Voを
その許容上下限値にバイアス設定できるようにしたの
で、このスイッチSW1,SW2を電源装置の前面、あ
るいは遠隔に設けて動作させることにより、電源装置組
立時の回路内部に手を加えることなく、電源装置の出荷
前の高温動作試験等を容易に、かつ自動化可能なように
行うことができ、装置試験を効率化することができる。
【図1】本発明の1実施例としての構成を示す回路図
【図2】図1の回路の出力電圧対出力電圧検出電圧の関
係を示す特性図
係を示す特性図
【図3】図1の出力電圧検出部の変形実施例を示す回路
図
図
【図4】図1に対応する従来の回路図
【図5】図2に対応する従来の特性図
【図6】図1の出力電圧検出部の別の変形実施例を示す
回路図
回路図
【図7】図6に動作説明用の特性図
1 電源部 2A 出力電圧検出部 3 出力電圧調節部 4 PWM制御部 5 リファレンス端子 11 出力電圧強制バイアス回路 Tr1 スイッチングトランジスタ L1 チョークコイル C1 平滑コンデンサ A1 誤差増巾器 PC1 フォトカプラ IC1 シャントレギュレータ R1 抵抗 R2 抵抗 R3 抵抗 R4 抵抗 R5 抵抗 R5−1 抵抗 R6 抵抗 R6−1 抵抗 Vin 入力電圧 Vo 出力電圧 Vo1 出力電圧検出用基準電圧 Vr リファレンス電圧 V1 出力電圧検出値 VS2 設定電圧 IK フォトカプラ発光ダイオード電流 CN1 コネクタ SW1 スイッチ SW2 スイッチ
Claims (4)
- 【請求項1】入力直流電源をスイッチング手段を介し繰
返し断続して所定レベルの出力直流電圧を得るスイッチ
ング電源装置であって、 前記出力直流電圧に依存する電流を自身のフォトダイオ
ードに流すフォトカプラと、 このフォトカプラのフォトトランジスタの出力電圧を設
定電圧と比較し、この両電圧を一致させるように前記ス
イッチング手段の断続比を可変制御する手段とを備えた
スイッチング電源装置において、 前記フォトダイオードに流す電流を前記出力直流電圧と
所定の基準電圧との差電圧に比例させる出力電圧検出手
段を備えたことを特徴とするスイッチング電源装置の出
力電圧検出回路。 - 【請求項2】請求項1に記載の出力電圧検出回路におい
て、 前記出力電圧検出手段は、 第1の抵抗、前記フォトダイオード、シャントレギュレ
ータを順次作動可能な極性に直列に接続したうえ、この
直列回路の両端に前記出力直流電圧を印加し、 前記フォトダイオードおよびシャントレギュレータの直
列回路に並列に第2および第3の抵抗の直列回路を接続
し、 この第2の抵抗と第3の抵抗との接続点を前記シャント
レギュレータのリファレンス端子に接続してこの第2お
よび第3の抵抗の両端に前記基準電圧を発生させるよう
に構成してなるものであることを特徴とするスイッチン
グ電源装置の出力電圧検出回路。 - 【請求項3】請求項2に記載の出力電圧検出回路におい
て、前記第2,第3の抵抗に夫々並列に第1,第2のコ
ンデンサを備えたことを特徴とするスイッチング電源装
置の出力電圧検出回路。 - 【請求項4】請求項2または請求項3に記載の出力電圧
検出回路において、少なくとも第4の抵抗と、該抵抗を
前記第2の抵抗に並列に投入するための第1のスイッチ
との直列回路を前記第2の抵抗に並列に着脱自在に設
け、 同様に第5の抵抗と、該抵抗を前記第3の抵抗に並列に
投入するための第2のスイッチとの直列回路を前記第3
の抵抗に並列に着脱自在に設けることを特徴とするスイ
ッチング電源装置の出力電圧検出回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04221852A JP3132600B2 (ja) | 1991-09-04 | 1992-08-21 | スイッチング電源装置の出力電圧検出回路 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22320091 | 1991-09-04 | ||
| JP3-223200 | 1991-09-04 | ||
| JP04221852A JP3132600B2 (ja) | 1991-09-04 | 1992-08-21 | スイッチング電源装置の出力電圧検出回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05199742A true JPH05199742A (ja) | 1993-08-06 |
| JP3132600B2 JP3132600B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=26524539
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04221852A Expired - Fee Related JP3132600B2 (ja) | 1991-09-04 | 1992-08-21 | スイッチング電源装置の出力電圧検出回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3132600B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11041931B2 (en) | 2018-09-20 | 2021-06-22 | Yazaki Corporation | Voltage measurement device with self-diagnosis function, and self-diagnosis method of voltage measurement device |
-
1992
- 1992-08-21 JP JP04221852A patent/JP3132600B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11041931B2 (en) | 2018-09-20 | 2021-06-22 | Yazaki Corporation | Voltage measurement device with self-diagnosis function, and self-diagnosis method of voltage measurement device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3132600B2 (ja) | 2001-02-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |