JPH05200427A - 線材、棒鋼類の浸漬冷却装置および方法 - Google Patents
線材、棒鋼類の浸漬冷却装置および方法Info
- Publication number
- JPH05200427A JPH05200427A JP1028192A JP1028192A JPH05200427A JP H05200427 A JPH05200427 A JP H05200427A JP 1028192 A JP1028192 A JP 1028192A JP 1028192 A JP1028192 A JP 1028192A JP H05200427 A JPH05200427 A JP H05200427A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- water
- cooling
- cooling water
- pressure air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】浸漬型冷却管の端部開口からの冷却水の流出を
防止するとともに、冷却装置内の水流を安定化させる。 【構成】給水口10より冷却水を筒体2内に供給し、過
剰の冷却水を筒体2中間に設けられた排水口7より外部
に排出することによって筒体2内を冷却水で充満させる
とともに、筒体2内を走行する線材、棒鋼類を冷却水浸
漬状態で冷却する際に、筒体の端部において筒体内方向
に圧力エアーを噴射する圧力エアー噴射口12を形成
し、少なくともこの圧力エアー噴射口12に直接的に隣
接し、かつ充満用給水口10との間に実質的に筒体2と
直交する断面に沿って冷却水を噴射する水膜形成用噴射
ノズル11を形成した。
防止するとともに、冷却装置内の水流を安定化させる。 【構成】給水口10より冷却水を筒体2内に供給し、過
剰の冷却水を筒体2中間に設けられた排水口7より外部
に排出することによって筒体2内を冷却水で充満させる
とともに、筒体2内を走行する線材、棒鋼類を冷却水浸
漬状態で冷却する際に、筒体の端部において筒体内方向
に圧力エアーを噴射する圧力エアー噴射口12を形成
し、少なくともこの圧力エアー噴射口12に直接的に隣
接し、かつ充満用給水口10との間に実質的に筒体2と
直交する断面に沿って冷却水を噴射する水膜形成用噴射
ノズル11を形成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線材、棒鋼類の冷却に
係り、特に浸漬型の冷却装置に関する。
係り、特に浸漬型の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延により製造される線材、棒鋼
は、機械的品質の改善、スケール生成の抑制などのため
に、圧延直後の高温から所定温度にまで冷却される。こ
の冷却には主に冷水を媒体とした冷却装置が使用されて
いて、冷却に際しては、高い冷却能力をもち、外周方
向、断面方向、長手方向に均一に冷却できることが要求
されている。
は、機械的品質の改善、スケール生成の抑制などのため
に、圧延直後の高温から所定温度にまで冷却される。こ
の冷却には主に冷水を媒体とした冷却装置が使用されて
いて、冷却に際しては、高い冷却能力をもち、外周方
向、断面方向、長手方向に均一に冷却できることが要求
されている。
【0003】従来、冷却装置として冷却水をスプレー状
に噴射して冷却するスプレー方式が使用されていたが、
高圧水が直接投射される圧延材付近は冷却能力が高い
が、他の部分は冷却能力が不十分であり、冷却水の量や
ポンプ動力に比して冷却効率が低いなど欠点が多かっ
た。このため、近年は冷却管両端部に設けた環状ノズル
から冷却水を管体内方に向けて噴射させ、冷却管の開口
部を封じ込める水膜を形成するとともに、冷却管の長手
方向中央部から冷却水を一部排出させることにより、管
内部に冷却水を充満させて圧延材を冷却水に浸漬状態と
して冷却を行う浸漬冷却管が使用されるようになってき
た。
に噴射して冷却するスプレー方式が使用されていたが、
高圧水が直接投射される圧延材付近は冷却能力が高い
が、他の部分は冷却能力が不十分であり、冷却水の量や
ポンプ動力に比して冷却効率が低いなど欠点が多かっ
た。このため、近年は冷却管両端部に設けた環状ノズル
から冷却水を管体内方に向けて噴射させ、冷却管の開口
部を封じ込める水膜を形成するとともに、冷却管の長手
方向中央部から冷却水を一部排出させることにより、管
内部に冷却水を充満させて圧延材を冷却水に浸漬状態と
して冷却を行う浸漬冷却管が使用されるようになってき
た。
【0004】この浸漬型冷却管によれば、熱間圧延材は
冷却水と直接浸漬状態で接触し、十分な接触時間も得ら
れるので、上記スプレー式に比して高い冷却能力を持
つ。
冷却水と直接浸漬状態で接触し、十分な接触時間も得ら
れるので、上記スプレー式に比して高い冷却能力を持
つ。
【0005】したがって、上記浸漬型冷却管の冷却能力
の向上のため、種々の改良がなされている。たとえば、
特公昭63−58207号公報および特公昭63−58
208号公報においては、冷却能力は管内における冷却
水の流れに大きく影響されるという事実をもとに、環状
ノズルの諸元を特定することで管内の冷却水の流れを改
善した冷却管を提案しており、また、特公昭63−58
209号公報では、冷却管の長手中央部の排出口の諸元
を特定して、高い冷却能力を有する冷却管を提案してい
る。
の向上のため、種々の改良がなされている。たとえば、
特公昭63−58207号公報および特公昭63−58
208号公報においては、冷却能力は管内における冷却
水の流れに大きく影響されるという事実をもとに、環状
ノズルの諸元を特定することで管内の冷却水の流れを改
善した冷却管を提案しており、また、特公昭63−58
209号公報では、冷却管の長手中央部の排出口の諸元
を特定して、高い冷却能力を有する冷却管を提案してい
る。
【0006】しかし、これらの冷却管は、高い冷却能力
を有するものの、冷却管の両端部からの冷却水の流出が
多く、有効置換率(冷却水供給量に対する筒体中間部に
設けられた排出口からの排出量の比)が低く、被冷却材
を均一に冷却できないという欠点もあった。これを改善
するため、本発明者は、先に特願平3−77485によ
り、冷却管の両端部において筒体内方に向けて圧力エア
ーを噴出することで、両端部からの冷却水の流出を抑
え、被冷却材を均一に冷却しうる冷却管を提案してい
る。
を有するものの、冷却管の両端部からの冷却水の流出が
多く、有効置換率(冷却水供給量に対する筒体中間部に
設けられた排出口からの排出量の比)が低く、被冷却材
を均一に冷却できないという欠点もあった。これを改善
するため、本発明者は、先に特願平3−77485によ
り、冷却管の両端部において筒体内方に向けて圧力エア
ーを噴出することで、両端部からの冷却水の流出を抑
え、被冷却材を均一に冷却しうる冷却管を提案してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、冷
却水が筒体の両端部から流出するのを防ぐため、高い冷
却能力を有し、かつ、被冷却材の均一冷却を可能とし
た。しかし、冷却水の水量を変えると封入エアー圧力と
水膜流の形成圧力のバランスが崩れ、安定した水膜流の
形成ができなくなるものであった。
却水が筒体の両端部から流出するのを防ぐため、高い冷
却能力を有し、かつ、被冷却材の均一冷却を可能とし
た。しかし、冷却水の水量を変えると封入エアー圧力と
水膜流の形成圧力のバランスが崩れ、安定した水膜流の
形成ができなくなるものであった。
【0008】そこで本発明の課題は、冷却水の水量を変
えたとしても、封入エアー圧力と水膜流の形成圧力のバ
ランス性に優れ、もって高い冷却能力を有し、被冷却材
の冷却を均一に行いうるようにすることにある。
えたとしても、封入エアー圧力と水膜流の形成圧力のバ
ランス性に優れ、もって高い冷却能力を有し、被冷却材
の冷却を均一に行いうるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、筒体に設けられた給水口より冷却水を筒体内に供給
し、過剰の冷却水を筒体中間に設けられた排水口あるい
はさらに筒体端の開口より外部に排出することによって
筒体内を冷却水で充満させ、安定した水流を形成させ
て、筒体内を走行する線材、棒鋼類を冷却水浸漬状態で
冷却する浸漬冷却装置において、前記充満用給水口と、
筒体の端部において筒体内方向に圧力エアーを噴射する
圧力エアー噴射口と、少なくともこの圧力エアー噴射口
に直接的に隣接し、かつ充満用給水口との間に実質的に
前記筒体と直交する断面に沿って冷却水を噴射する水膜
形成用ノズルとを有することで解決できる。
め、筒体に設けられた給水口より冷却水を筒体内に供給
し、過剰の冷却水を筒体中間に設けられた排水口あるい
はさらに筒体端の開口より外部に排出することによって
筒体内を冷却水で充満させ、安定した水流を形成させ
て、筒体内を走行する線材、棒鋼類を冷却水浸漬状態で
冷却する浸漬冷却装置において、前記充満用給水口と、
筒体の端部において筒体内方向に圧力エアーを噴射する
圧力エアー噴射口と、少なくともこの圧力エアー噴射口
に直接的に隣接し、かつ充満用給水口との間に実質的に
前記筒体と直交する断面に沿って冷却水を噴射する水膜
形成用ノズルとを有することで解決できる。
【0010】また、方法としては、筒体に設けられた給
水口より冷却水を筒体内に供給し、過剰の冷却水を筒体
中間に設けられた排水口あるいはさらに筒体端の開口よ
り外部に排出することによって筒体内を冷却水で充満さ
せ、安定した水流を形成させて、筒体内を走行する線
材、棒鋼類を冷却水浸漬状態で冷却する浸漬冷却方法に
おいて、前記充満用給水口からの冷却水により筒体内を
充満させるとともに、筒体の端部に形成された圧力エア
ー噴射口から筒体内方向に圧力エアーを噴射して、実質
的に筒体端開口からの冷却水の流出を抑制し、この圧力
エアー噴射口と前記充満用給水口との間において実質的
に前記筒体と直交する断面に沿う水膜形成用ノズルから
冷却水を噴射させて直交断面上の水膜を形成し、前記圧
力エアーの吐出圧力≒充満用給水口からの吐出圧力<水
膜形成用ノズルからの吐出圧力の関係としたことで解決
できる。
水口より冷却水を筒体内に供給し、過剰の冷却水を筒体
中間に設けられた排水口あるいはさらに筒体端の開口よ
り外部に排出することによって筒体内を冷却水で充満さ
せ、安定した水流を形成させて、筒体内を走行する線
材、棒鋼類を冷却水浸漬状態で冷却する浸漬冷却方法に
おいて、前記充満用給水口からの冷却水により筒体内を
充満させるとともに、筒体の端部に形成された圧力エア
ー噴射口から筒体内方向に圧力エアーを噴射して、実質
的に筒体端開口からの冷却水の流出を抑制し、この圧力
エアー噴射口と前記充満用給水口との間において実質的
に前記筒体と直交する断面に沿う水膜形成用ノズルから
冷却水を噴射させて直交断面上の水膜を形成し、前記圧
力エアーの吐出圧力≒充満用給水口からの吐出圧力<水
膜形成用ノズルからの吐出圧力の関係としたことで解決
できる。
【0011】
【作用】筒体に設けられた給水口より冷却水を筒体内に
供給し、過剰の冷却水を筒体中間に設けられた排水口あ
るいはさらに筒体端の開口より外部に排出することによ
って筒体内を冷却水で充満させ、安定した水流を形成さ
せて、筒体内を走行する線材、棒鋼類を冷却水浸漬状態
で冷却することができる。
供給し、過剰の冷却水を筒体中間に設けられた排水口あ
るいはさらに筒体端の開口より外部に排出することによ
って筒体内を冷却水で充満させ、安定した水流を形成さ
せて、筒体内を走行する線材、棒鋼類を冷却水浸漬状態
で冷却することができる。
【0012】また、本発明においては、特にこの種の浸
漬冷却装置において、前記充満用給水口より筒体の端部
において筒体内方向に圧力エアーを噴射する。したがっ
て、筒体内に充満する冷却水が筒体端部開口から流出す
るのを、前記圧力エアーがあたかもカーテンを形成し、
もって冷却水の流出が防止または抑制され、専ら排水口
からのみ排水される。その結果、筒体内における冷却水
の有効置換率が高まり、冷却能が向上し、被冷却材たる
圧延材の外周、断面および長手方向の均一な冷却が行わ
れるようになる。
漬冷却装置において、前記充満用給水口より筒体の端部
において筒体内方向に圧力エアーを噴射する。したがっ
て、筒体内に充満する冷却水が筒体端部開口から流出す
るのを、前記圧力エアーがあたかもカーテンを形成し、
もって冷却水の流出が防止または抑制され、専ら排水口
からのみ排水される。その結果、筒体内における冷却水
の有効置換率が高まり、冷却能が向上し、被冷却材たる
圧延材の外周、断面および長手方向の均一な冷却が行わ
れるようになる。
【0013】さらに、前述のように、冷却水の水量を変
えると封入エアー圧力と水膜流の形成圧力のバランスが
崩れ、安定した水流の形成ができなくなることがある。
これに対して、本発明では、圧力エアー噴射口に直接的
に隣接し、かつ充満用給水口との間に実質的に前記筒体
と直交する断面に沿って冷却水を噴射する水膜形成用ノ
ズルを設けたので、この水膜形成用ノズルからの噴射水
が水のカーテンを形成し、この水膜カーテンにより、圧
力エアーの流れの影響により給水口から流入する冷却水
の流れが乱れることを防止できる。
えると封入エアー圧力と水膜流の形成圧力のバランスが
崩れ、安定した水流の形成ができなくなることがある。
これに対して、本発明では、圧力エアー噴射口に直接的
に隣接し、かつ充満用給水口との間に実質的に前記筒体
と直交する断面に沿って冷却水を噴射する水膜形成用ノ
ズルを設けたので、この水膜形成用ノズルからの噴射水
が水のカーテンを形成し、この水膜カーテンにより、圧
力エアーの流れの影響により給水口から流入する冷却水
の流れが乱れることを防止できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図面に示す具体例に基づき説
明する。図1は本発明に係る浸漬型冷却管を示す図で、
浸漬型冷却管1は、水平状に配置される筒体2と、2の
中間に筒体2の内部と連通する冷却水排水口7、筒体2
の外周部に長手方向に交互に配設された複数組の冷却水
給水用ジャケット3、水膜形成用ジャケット4とこれに
接続する流水管5、6と、水膜形成用ジャケット4より
さらに端部側に設けられた圧力エアー用ジャケット8
と、この圧力エアー用ジャケット8に接続している圧力
エアー供給管9からなる。
明する。図1は本発明に係る浸漬型冷却管を示す図で、
浸漬型冷却管1は、水平状に配置される筒体2と、2の
中間に筒体2の内部と連通する冷却水排水口7、筒体2
の外周部に長手方向に交互に配設された複数組の冷却水
給水用ジャケット3、水膜形成用ジャケット4とこれに
接続する流水管5、6と、水膜形成用ジャケット4より
さらに端部側に設けられた圧力エアー用ジャケット8
と、この圧力エアー用ジャケット8に接続している圧力
エアー供給管9からなる。
【0015】また、冷却水給水用ジャケット3に囲まれ
た部分の筒体2の壁面に、筒体2の軸芯方向でかつ中央
側に傾斜して形成されたスプレー状の冷却水給水口10
が周方向に所定の間隔で複数列形成されており、さらに
水膜形成用ジャケット4に囲まれた部分の筒体2の壁面
には、筒体2の外周方向に複数好ましくはスリット状
(周方向に長い)水膜形成用噴射ノズル11が軸芯に直
交して形成されている。
た部分の筒体2の壁面に、筒体2の軸芯方向でかつ中央
側に傾斜して形成されたスプレー状の冷却水給水口10
が周方向に所定の間隔で複数列形成されており、さらに
水膜形成用ジャケット4に囲まれた部分の筒体2の壁面
には、筒体2の外周方向に複数好ましくはスリット状
(周方向に長い)水膜形成用噴射ノズル11が軸芯に直
交して形成されている。
【0016】しかも、圧力エアー用ジャケット8により
囲まれた筒体2部分は、端部側が窄まり、裁切円筒形状
をなし、その筒体2部分に筒体中央側に傾斜して適宣の
形状、好ましくはスリット状の圧力エアー噴出ノズル1
2が周方向に複数形成されている。
囲まれた筒体2部分は、端部側が窄まり、裁切円筒形状
をなし、その筒体2部分に筒体中央側に傾斜して適宣の
形状、好ましくはスリット状の圧力エアー噴出ノズル1
2が周方向に複数形成されている。
【0017】冷却水給水用ジャケット3の圧力は筒体2
の内径および長さ寸法によって決定されるが、通常1.0
〜2.0 kg/cm2 程度の圧力で十分である。
の内径および長さ寸法によって決定されるが、通常1.0
〜2.0 kg/cm2 程度の圧力で十分である。
【0018】筒体2の内部に供給された冷却水は、筒体
2内部に貯留されるとともに、過剰に供給された冷却水
に相当する量の冷却水は、主に冷却水排水口7から排水
されるるとともに、筒体2の内部は充満状態が保持され
ている。
2内部に貯留されるとともに、過剰に供給された冷却水
に相当する量の冷却水は、主に冷却水排水口7から排水
されるるとともに、筒体2の内部は充満状態が保持され
ている。
【0019】一方、過剰の冷却水が排水口7から排水さ
れるほか、筒体2の開口部から外部に流出して、前述の
冷却水の有効置換率が低い状態となるのを、圧力エアー
噴出ノズル12からの、好ましくは3kg/cm2 以上、よ
り望ましくは4kg/cm2 以上の圧力エアーにより防止さ
れる。
れるほか、筒体2の開口部から外部に流出して、前述の
冷却水の有効置換率が低い状態となるのを、圧力エアー
噴出ノズル12からの、好ましくは3kg/cm2 以上、よ
り望ましくは4kg/cm2 以上の圧力エアーにより防止さ
れる。
【0020】すなわち、圧力エアー噴出ノズル12から
圧力エアーが噴出されると、筒体2の端部の内部におい
てエアカーテンが形成され、このエアカーテンにより、
充満する冷却水が筒体2の端部開口から流出するのが防
止される。筒体2の端部は前述のように、テーパー状で
あるのが望ましく、この場合、筒体2の開口面積は、中
央部分の断面積の2/3以下、好ましくは1/2以下が
好適である。
圧力エアーが噴出されると、筒体2の端部の内部におい
てエアカーテンが形成され、このエアカーテンにより、
充満する冷却水が筒体2の端部開口から流出するのが防
止される。筒体2の端部は前述のように、テーパー状で
あるのが望ましく、この場合、筒体2の開口面積は、中
央部分の断面積の2/3以下、好ましくは1/2以下が
好適である。
【0021】筒体2の内部で、封入エアー圧力と水流の
形成圧力のバランスが崩れると、安定した水流の形成が
できず、効果的な冷却ができなくなる。特に、圧力エア
ーは、コンプレーッサーの機械的要素に起因する圧力変
動を完全に無くすことができない。そのため、本発明で
は、冷却水給水用ジャケット3より端部側に水膜形成用
ジャケット4を設けて、水膜形成用噴射ノズル11より
膜状の水流を生成させるようにしている。これにより、
圧力エアー噴出ノズル12からの圧力エアーの影響が、
水膜形成用噴射ノズル11より膜状の水流によるカーテ
ン効果により、冷却水給水口10から排水口7への水流
に対して及ぶことが防止される。
形成圧力のバランスが崩れると、安定した水流の形成が
できず、効果的な冷却ができなくなる。特に、圧力エア
ーは、コンプレーッサーの機械的要素に起因する圧力変
動を完全に無くすことができない。そのため、本発明で
は、冷却水給水用ジャケット3より端部側に水膜形成用
ジャケット4を設けて、水膜形成用噴射ノズル11より
膜状の水流を生成させるようにしている。これにより、
圧力エアー噴出ノズル12からの圧力エアーの影響が、
水膜形成用噴射ノズル11より膜状の水流によるカーテ
ン効果により、冷却水給水口10から排水口7への水流
に対して及ぶことが防止される。
【0022】上記実施例においては、端部から水膜形成
用噴射ノズル11、冷却水給水口10の順で、交互に2
組形成してあるが、その組数は、所望の筒体2長さによ
って適宜選択できる。また、冷却水の水量が多い程、冷
却水給水用ジャケット3に囲まれた筒体2の長さを長く
してゆき、水膜形成用ジャケット4は最外端のみとする
と、一層効果的な水膜が形成される。
用噴射ノズル11、冷却水給水口10の順で、交互に2
組形成してあるが、その組数は、所望の筒体2長さによ
って適宜選択できる。また、冷却水の水量が多い程、冷
却水給水用ジャケット3に囲まれた筒体2の長さを長く
してゆき、水膜形成用ジャケット4は最外端のみとする
と、一層効果的な水膜が形成される。
【0023】さらに、前記圧力エアーの吐出圧力P1≒
充満用給水口からの吐出圧力P2<水膜形成用ノズルか
らの吐出圧力P3とするのが好適である。この場合、
〔P3−(P1またはP2)〕≦±1.0kgf/cm
2 が好ましい。また、図示のθとしては、90度〜80
度が好ましい。水膜形成用に噴射ノズルのスリット幅は
2.5〜5mmが好適である。
充満用給水口からの吐出圧力P2<水膜形成用ノズルか
らの吐出圧力P3とするのが好適である。この場合、
〔P3−(P1またはP2)〕≦±1.0kgf/cm
2 が好ましい。また、図示のθとしては、90度〜80
度が好ましい。水膜形成用に噴射ノズルのスリット幅は
2.5〜5mmが好適である。
【0024】(実施例)以下、本発明の効果を実施例に
より説明する。図2に示されるように、100 m/分で連
続走行する線材13を加熱炉14で加熱した後、冷却管
1で冷却する過程において、浸漬型冷却管1の入り側と
出側において、非接触型温度計15で線材13の最上点
(測定点A)と最下点(測定点B)の温度を測定し、線
材の温度のバラツキについて調査した。浸漬型冷却管1
としては、内径32mmφ、長さ1000mmのものを使用し、図
1における冷却水給水口10からの冷却水の圧力と水膜
形成用噴射ノズル11の冷却水の圧力を1.5kg /cm2 と
し、12からの圧力エアー噴射圧は、3kg/cm2 とし
た。なお比較例として、水膜形成用噴射ノズル無し浸漬
型冷却管を用いた場合についても試験を行った。その試
験結果を表1に示す。
より説明する。図2に示されるように、100 m/分で連
続走行する線材13を加熱炉14で加熱した後、冷却管
1で冷却する過程において、浸漬型冷却管1の入り側と
出側において、非接触型温度計15で線材13の最上点
(測定点A)と最下点(測定点B)の温度を測定し、線
材の温度のバラツキについて調査した。浸漬型冷却管1
としては、内径32mmφ、長さ1000mmのものを使用し、図
1における冷却水給水口10からの冷却水の圧力と水膜
形成用噴射ノズル11の冷却水の圧力を1.5kg /cm2 と
し、12からの圧力エアー噴射圧は、3kg/cm2 とし
た。なお比較例として、水膜形成用噴射ノズル無し浸漬
型冷却管を用いた場合についても試験を行った。その試
験結果を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】表1より本発明例の場合、測定点Aおよび
測定点Bともに出側温度の分布範囲が比較例より狭ま
り、外周方向、断面方向および長手方向に均一に冷却さ
れていることがわかる。
測定点Bともに出側温度の分布範囲が比較例より狭ま
り、外周方向、断面方向および長手方向に均一に冷却さ
れていることがわかる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
よれば、冷却水の水量を変えたとしても、封入エアー圧
力と水膜流の形成圧力のバランス性に優れ、もって高い
冷却能力を有し、被冷却材の冷却を均一に行うことがで
きる。
よれば、冷却水の水量を変えたとしても、封入エアー圧
力と水膜流の形成圧力のバランス性に優れ、もって高い
冷却能力を有し、被冷却材の冷却を均一に行うことがで
きる。
【図1】本発明に係る浸漬型冷却管の縦断面図である。
【図2】実施例における試験設備の概要図である。
1…浸漬型冷却管、2…筒体、3…冷却水給水用ジャケ
ット、4…水膜形成用ジャケット、5、6…流水管、7
…排水口、8…エアー用ジャケット、9…エアー供給
管、10…冷却水供給口、11…水膜形成用噴射ノズ
ル、12…圧力エアー噴出ノズル、13…線材。
ット、4…水膜形成用ジャケット、5、6…流水管、7
…排水口、8…エアー用ジャケット、9…エアー供給
管、10…冷却水供給口、11…水膜形成用噴射ノズ
ル、12…圧力エアー噴出ノズル、13…線材。
Claims (2)
- 【請求項1】筒体に設けられた給水口より冷却水を筒体
内に供給し、過剰の冷却水を筒体中間に設けられた排水
口あるいはさらに筒体端の開口より外部に排出すること
によって筒体内を冷却水で充満させ、安定した水流を形
成させて、筒体内を走行する線材、棒鋼類を冷却水浸漬
状態で冷却する浸漬冷却装置において、 前記充満用給水口と、筒体の端部において筒体内方向に
圧力エアーを噴射する圧力エアー噴射口と、少なくとも
この圧力エアー噴射口に直接的に隣接し、かつ充満用給
水口との間に実質的に前記筒体と直交する断面に沿って
冷却水を噴射する水膜形成用ノズルとを有することを特
徴とする線材、棒鋼類の浸漬冷却装置。 - 【請求項2】筒体に設けられた給水口より冷却水を筒体
内に供給し、過剰の冷却水を筒体中間に設けられた排水
口あるいはさらに筒体端の開口より外部に排出すること
によって筒体内を冷却水で充満させ、安定した水流を形
成させて、筒体内を走行する線材、棒鋼類を冷却水浸漬
状態で冷却する浸漬冷却方法において、 前記充満用給水口からの冷却水により筒体内を充満させ
るとともに、筒体の端部に形成された圧力エアー噴射口
から筒体内方向に圧力エアーを噴射して、実質的に筒体
端開口からの冷却水の流出を抑制し、この圧力エアー噴
射口と前記充満用給水口との間において実質的に前記筒
体と直交する断面に沿う水膜形成用ノズルから冷却水を
噴射させて直交断面上の水膜を形成し、 前記圧力エアーの吐出圧力≒充満用給水口からの吐出圧
力<水膜形成用ノズルからの吐出圧力の関係としたこと
を特徴とする線材、棒鋼類の浸漬冷却方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1028192A JPH05200427A (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 線材、棒鋼類の浸漬冷却装置および方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1028192A JPH05200427A (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 線材、棒鋼類の浸漬冷却装置および方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05200427A true JPH05200427A (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=11745932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1028192A Pending JPH05200427A (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 線材、棒鋼類の浸漬冷却装置および方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05200427A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0786292A3 (en) * | 1996-01-26 | 1998-07-08 | Metalrame S.r.L. | Double-chamber heat exchanger for rapid and high temperature jump, particularly indicated for cooling copper wire rods produced by continuous casting plants |
| KR101148913B1 (ko) * | 2009-04-27 | 2012-05-29 | 현대제철 주식회사 | 냉각수 유출 방지용 선재 냉각장치 |
-
1992
- 1992-01-23 JP JP1028192A patent/JPH05200427A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0786292A3 (en) * | 1996-01-26 | 1998-07-08 | Metalrame S.r.L. | Double-chamber heat exchanger for rapid and high temperature jump, particularly indicated for cooling copper wire rods produced by continuous casting plants |
| KR101148913B1 (ko) * | 2009-04-27 | 2012-05-29 | 현대제철 주식회사 | 냉각수 유출 방지용 선재 냉각장치 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101291832B1 (ko) | 열강판의 냉각 설비 및 냉각 방법 | |
| EP3375546A1 (en) | Secondary cooling method and secondary cooling device for continuously cast slab | |
| JP5515483B2 (ja) | 厚鋼板の冷却設備および冷却方法 | |
| JPH05200427A (ja) | 線材、棒鋼類の浸漬冷却装置および方法 | |
| JP2010253528A (ja) | 連続鋳造における二次冷却方法 | |
| JPH04313417A (ja) | 線材・棒鋼類の浸漬冷却装置 | |
| JP2010082637A (ja) | 連続鋳造における二次冷却方法 | |
| JP2874811B2 (ja) | 棒鋼・線材の水冷却方法および水冷却装置 | |
| KR910008144B1 (ko) | Rh 방법을 이용하는 용융금속의 탈가스 방법 및 장치 | |
| JPS6358209B2 (ja) | ||
| KR20100046997A (ko) | 잔류수 제거 장치 | |
| JPS6358208B2 (ja) | ||
| US4210010A (en) | Cooling arrangement | |
| JP3157635B2 (ja) | 高温金属板の下面冷却装置 | |
| KR101253898B1 (ko) | 냉각헤더 | |
| KR101028801B1 (ko) | 고강도 선재 제조 장치 및 제조 방법 | |
| JP2833636B2 (ja) | 棒鋼・線材の水冷却方法および水冷却装置 | |
| JP4460147B2 (ja) | 圧延材の冷却装置 | |
| JPS6358207B2 (ja) | ||
| JPS62139827A (ja) | 鋼棒線材の冷却装置 | |
| JPH059705U (ja) | 棒鋼・線材用水冷管 | |
| JPH064893B2 (ja) | 線材、棒鋼の冷却方法 | |
| KR100916063B1 (ko) | 선재 압연용 공형롤 냉각장치 | |
| JPH04344852A (ja) | 双ロール式連続鋳造機の冷却ロール | |
| JP3911766B2 (ja) | プラグの冷却方法および装置 |