JPH05201877A - アジュバント組成物 - Google Patents
アジュバント組成物Info
- Publication number
- JPH05201877A JPH05201877A JP4207592A JP4207592A JPH05201877A JP H05201877 A JPH05201877 A JP H05201877A JP 4207592 A JP4207592 A JP 4207592A JP 4207592 A JP4207592 A JP 4207592A JP H05201877 A JPH05201877 A JP H05201877A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adjuvant
- adjuvant composition
- composition
- present
- polyoxyethylene
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- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 ポリオキシエチレンアルキルエーテル及びポ
リオキシエチレンアルキルエーテルりん酸塩から選ばれ
る1種又は2種以上とアクリル酸ポリマーと水とを含む
ことを特徴とするアジュバント組成物 【効果】 本発明のアジュバント組成物は、高いアジュ
バント活性を有しているだけではなく、アジュバント組
成物を調製し易く、動物等への接種がし易いため、大量
の免疫に適している。
リオキシエチレンアルキルエーテルりん酸塩から選ばれ
る1種又は2種以上とアクリル酸ポリマーと水とを含む
ことを特徴とするアジュバント組成物 【効果】 本発明のアジュバント組成物は、高いアジュ
バント活性を有しているだけではなく、アジュバント組
成物を調製し易く、動物等への接種がし易いため、大量
の免疫に適している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は改良されたアジュバント
組成物に関する。更に詳しくは、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル及びポリオキシエチレンアルキルエーテ
ルりん酸塩から選ばれる1種または2種以上の組合せ及
びアクリル酸ポリマーを含むことを特徴とするアジュバ
ント組成物に関する。
組成物に関する。更に詳しくは、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル及びポリオキシエチレンアルキルエーテ
ルりん酸塩から選ばれる1種または2種以上の組合せ及
びアクリル酸ポリマーを含むことを特徴とするアジュバ
ント組成物に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】人体また
は動物の感染症予防のため、感染防御抗体を産生せしめ
る免疫原物質を接種する手段がある。しかし、そのよう
な免疫を実施する場合、抗原物質単独では、その抗原に
対する特異的抗体は産生されにくく、なんらかの物質を
加えることで、宿主の免疫応答を増強させ、抗体産生を
著しく促進させる必要がある。そのような効果のある物
質をアジュバント組成物と呼んでいる。又、そのような
アジュバント組成物は、免疫原性を持たないか免疫原性
がきわめて弱い物質に対し充分の抗体産生等の免疫応答
を発現させるだけではなく、抗体産生期間を長く保つ、
抗原量と免疫回数を少なくて済ませる等の効果を持ち合
わせている必要がある。
は動物の感染症予防のため、感染防御抗体を産生せしめ
る免疫原物質を接種する手段がある。しかし、そのよう
な免疫を実施する場合、抗原物質単独では、その抗原に
対する特異的抗体は産生されにくく、なんらかの物質を
加えることで、宿主の免疫応答を増強させ、抗体産生を
著しく促進させる必要がある。そのような効果のある物
質をアジュバント組成物と呼んでいる。又、そのような
アジュバント組成物は、免疫原性を持たないか免疫原性
がきわめて弱い物質に対し充分の抗体産生等の免疫応答
を発現させるだけではなく、抗体産生期間を長く保つ、
抗原量と免疫回数を少なくて済ませる等の効果を持ち合
わせている必要がある。
【0003】今までに、アジュバント組成物として、カ
リウムミョウバン、水酸化アルミニウム等の吸着剤、ベ
リリウム、シリカ、ベントナイト等の無機物、アクリル
酸ポリマー等の陰イオンポリマー等が主に用いられてい
る。又、アジュバント組成物に加えられる免疫刺激物質
として、結核菌、コリネバクテリウムパルブム、百日咳
菌、ムラミルジペプチド、サポニン、トレハロースジミ
コール酸等が用いられることが多い。
リウムミョウバン、水酸化アルミニウム等の吸着剤、ベ
リリウム、シリカ、ベントナイト等の無機物、アクリル
酸ポリマー等の陰イオンポリマー等が主に用いられてい
る。又、アジュバント組成物に加えられる免疫刺激物質
として、結核菌、コリネバクテリウムパルブム、百日咳
菌、ムラミルジペプチド、サポニン、トレハロースジミ
コール酸等が用いられることが多い。
【0004】現在、アジュバント組成物の代表例とし
て、流動パラフィンと界面活性剤(マンニドモノオレー
ト)からなるフロイントの不完全アジュバント、上記の
フロイントの不完全アジュバントに結核死菌体(マイコ
バクテリウムブチリカムやマイコバクテリウムツベルキ
ュロシス)を添加したフロイントの完全アジュバントが
よく使用される。
て、流動パラフィンと界面活性剤(マンニドモノオレー
ト)からなるフロイントの不完全アジュバント、上記の
フロイントの不完全アジュバントに結核死菌体(マイコ
バクテリウムブチリカムやマイコバクテリウムツベルキ
ュロシス)を添加したフロイントの完全アジュバントが
よく使用される。
【0005】しかしながら、上記のアジュバント組成物
のうち、カリウムミョウバン、水酸化アルミニウム等の
吸着剤以外は、いずれも以下のような欠点を有する。例
えば、アジュバント活性が高く、基礎研究の面で優れて
いるフロイントのアジュバントは、最終組成物が調製し
にくく、強固なエマルジョンとなる。そのため、動物等
に接種する際に、手間が掛かり、大量に免疫する際に、
本アジュバントは適さないという欠点があった。又、最
終組成物のエマルジョンの安定性が劣っているため、用
時調製等の欠点もあった。更に、大部分のアジュバント
組成物は、免疫部位に多少とも重篤な潰瘍の形成やその
他の重大な副作用を示すため、人または動物に常用する
ことはできない。一方、カリウムミョウバン、水酸化ア
ルミニウム等の吸着剤は、免疫部位や宿主に対する副作
用は少ないものの特定の抗原に対しては、効果のあるも
のの全般的に、そのアジュバント活性は低いものとなっ
ている。
のうち、カリウムミョウバン、水酸化アルミニウム等の
吸着剤以外は、いずれも以下のような欠点を有する。例
えば、アジュバント活性が高く、基礎研究の面で優れて
いるフロイントのアジュバントは、最終組成物が調製し
にくく、強固なエマルジョンとなる。そのため、動物等
に接種する際に、手間が掛かり、大量に免疫する際に、
本アジュバントは適さないという欠点があった。又、最
終組成物のエマルジョンの安定性が劣っているため、用
時調製等の欠点もあった。更に、大部分のアジュバント
組成物は、免疫部位に多少とも重篤な潰瘍の形成やその
他の重大な副作用を示すため、人または動物に常用する
ことはできない。一方、カリウムミョウバン、水酸化ア
ルミニウム等の吸着剤は、免疫部位や宿主に対する副作
用は少ないものの特定の抗原に対しては、効果のあるも
のの全般的に、そのアジュバント活性は低いものとなっ
ている。
【0006】これらの欠点を解消する目的で、ポリオキ
シプロピレン/ポリオキシエチレンポリオールを無油ア
ジュバントとして使用することが提案されているが、こ
の種のアジュバントは、フロイントのアジュバント等に
比較してそのアジュバント活性が著しく劣る。そこで、
特開昭63−253032では、ポリオキシプロピレン
/ポリオキシエチレンブロックポリマーの他に少なくと
も1種以上のアクリル酸ポリマーを含むことを特徴とす
るアジュバント組成物が提案されている。しかしなが
ら、このアジュバント組成物もアジュバント活性が充分
なものではない。又、このアジュバント組成物は保存安
定性が劣り、長期保存により、作製したアジュバント組
成物が分離もしくは粘度変化をきたし、免疫アジュバン
ト組成物としての性質が著しく変化する。従って、その
アジュバント活性も著しく低下してしまうという欠点が
ある。
シプロピレン/ポリオキシエチレンポリオールを無油ア
ジュバントとして使用することが提案されているが、こ
の種のアジュバントは、フロイントのアジュバント等に
比較してそのアジュバント活性が著しく劣る。そこで、
特開昭63−253032では、ポリオキシプロピレン
/ポリオキシエチレンブロックポリマーの他に少なくと
も1種以上のアクリル酸ポリマーを含むことを特徴とす
るアジュバント組成物が提案されている。しかしなが
ら、このアジュバント組成物もアジュバント活性が充分
なものではない。又、このアジュバント組成物は保存安
定性が劣り、長期保存により、作製したアジュバント組
成物が分離もしくは粘度変化をきたし、免疫アジュバン
ト組成物としての性質が著しく変化する。従って、その
アジュバント活性も著しく低下してしまうという欠点が
ある。
【0007】本発明の目的は、従来のアジュバント組成
物の有する上記欠点を解消し、アジュバント活性が高
く、調製が容易で且つ接種に適した粘度特性を有するア
ジュバント組成物を提供し、更に、これらアジュバント
組成物を利用した保存安定性のよいワクチンを提供する
ことにある。
物の有する上記欠点を解消し、アジュバント活性が高
く、調製が容易で且つ接種に適した粘度特性を有するア
ジュバント組成物を提供し、更に、これらアジュバント
組成物を利用した保存安定性のよいワクチンを提供する
ことにある。
【0008】本発明者らは、従来のアジュバント組成物
の、上記の欠点を解消すべく鋭意研究した結果、後記の
定アジュバント組成物が、調製し易く、実験動物等に打
ち易く、更に高い抗体価が得られることを発見し、本発
明を完成するに至った。
の、上記の欠点を解消すべく鋭意研究した結果、後記の
定アジュバント組成物が、調製し易く、実験動物等に打
ち易く、更に高い抗体価が得られることを発見し、本発
明を完成するに至った。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル及びポリオキシエチレンアルキ
ルエーテルりん酸塩から選ばれる1種または2種以上と
アクリル酸ポリマーと水とを含むことを特徴とするアジ
ュバント組成物である。
チレンアルキルエーテル及びポリオキシエチレンアルキ
ルエーテルりん酸塩から選ばれる1種または2種以上と
アクリル酸ポリマーと水とを含むことを特徴とするアジ
ュバント組成物である。
【0010】本発明に用いられるポリオキシエチレンア
ルキルエーテルとしては、例えば、ポリオキシエチレン
セチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシ
エチレンステアリルエーテル等が挙げられ、それぞれ2
から50のエチレンオキサイド付加物が用いられる。
又、用いられるアルキル鎖も炭素鎖が12から22のも
のが望ましい。
ルキルエーテルとしては、例えば、ポリオキシエチレン
セチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシ
エチレンステアリルエーテル等が挙げられ、それぞれ2
から50のエチレンオキサイド付加物が用いられる。
又、用いられるアルキル鎖も炭素鎖が12から22のも
のが望ましい。
【0011】本発明に用いられるポリオキシエチレンア
ルキルエーテルりん酸塩としては、例えば、ポリオキシ
エチレンセチルエーテルりん酸塩、ポリオキシエチレン
ラウリルエーテルりん酸塩、ポリオキシエチレンオレイ
ルエーテルりん酸塩、ポリオキシエチレンステアリルエ
ーテルりん酸塩等が挙げられ、それぞれ2から20のエ
チレンオキサイド付加物が用いられる。又、用いられる
アルキル鎖も炭素鎖が12から22のものが望ましい。
更に、りん酸塩の種類としては、ナトリウム、カリウム
等のアルカリ金属塩やトリエタノールアミン等の有機ア
ミン塩を使用すれば良い。
ルキルエーテルりん酸塩としては、例えば、ポリオキシ
エチレンセチルエーテルりん酸塩、ポリオキシエチレン
ラウリルエーテルりん酸塩、ポリオキシエチレンオレイ
ルエーテルりん酸塩、ポリオキシエチレンステアリルエ
ーテルりん酸塩等が挙げられ、それぞれ2から20のエ
チレンオキサイド付加物が用いられる。又、用いられる
アルキル鎖も炭素鎖が12から22のものが望ましい。
更に、りん酸塩の種類としては、ナトリウム、カリウム
等のアルカリ金属塩やトリエタノールアミン等の有機ア
ミン塩を使用すれば良い。
【0012】本発明のアジュバント組成物中のポリオキ
シエチレンアルキルエーテル及びポリオキシエチレンア
ルキルエーテルりん酸塩の濃度は、0.1〜10重量%
使用するのが望ましい。
シエチレンアルキルエーテル及びポリオキシエチレンア
ルキルエーテルりん酸塩の濃度は、0.1〜10重量%
使用するのが望ましい。
【0013】本発明に用いられるアクリル酸ポリマー
は、アクリル酸の重合したもので有れば製法は問わな
い。用いられるアクリル酸ポリマーは、分子量が100
万から300万のものを使用することが望ましい。又、
アクリル酸を主に用い少量のアリルショ糖などを配した
共重合体であるカルボキシビニルポリマーなども利用で
きる。その際、使用するカルボキシビニルポリマーなど
の分子量は、100万から300万のものが望ましい。
本発明のアジュバント組成物中のアクリル酸ポリマーの
濃度は、0.01から1.0重量%使用するのが望まし
い。
は、アクリル酸の重合したもので有れば製法は問わな
い。用いられるアクリル酸ポリマーは、分子量が100
万から300万のものを使用することが望ましい。又、
アクリル酸を主に用い少量のアリルショ糖などを配した
共重合体であるカルボキシビニルポリマーなども利用で
きる。その際、使用するカルボキシビニルポリマーなど
の分子量は、100万から300万のものが望ましい。
本発明のアジュバント組成物中のアクリル酸ポリマーの
濃度は、0.01から1.0重量%使用するのが望まし
い。
【0014】本発明には、上記構成成分の鉱物油、エス
テル油、ワックス等の油性基剤及び多価アルコール、塩
類等の水溶性基剤、保存剤等を配合することが出来る。
又、結核菌体などの微生物死菌体、更には、他の免疫賦
活物質も添加することが出来る。
テル油、ワックス等の油性基剤及び多価アルコール、塩
類等の水溶性基剤、保存剤等を配合することが出来る。
又、結核菌体などの微生物死菌体、更には、他の免疫賦
活物質も添加することが出来る。
【0015】本発明のアジュバント組成物をワクチンと
して用いる場合、上記組成に、例えば、ウイルス、細菌
または寄生虫などの病原体そのもの、あるいは病原体に
由来する免疫原物質を添加すれば良い。更に、本発明の
アジュバント組成物にタンパク質・ペプチド等を加え
て、免疫することにより、それらの抗原物質に対して特
異的に結合する抗体を産生させることができる。
して用いる場合、上記組成に、例えば、ウイルス、細菌
または寄生虫などの病原体そのもの、あるいは病原体に
由来する免疫原物質を添加すれば良い。更に、本発明の
アジュバント組成物にタンパク質・ペプチド等を加え
て、免疫することにより、それらの抗原物質に対して特
異的に結合する抗体を産生させることができる。
【0016】特に、細菌として、虫歯菌であるストレプ
トコッカスミュータンスにおいて、優れた抗体産生能を
有していた。更に、ストレプトコッカスミュータンスの
菌体より抽出したタンパク質(菌体結合型グルコシルト
ランスフェラーゼ)においても優れた効果を示した。
トコッカスミュータンスにおいて、優れた抗体産生能を
有していた。更に、ストレプトコッカスミュータンスの
菌体より抽出したタンパク質(菌体結合型グルコシルト
ランスフェラーゼ)においても優れた効果を示した。
【0017】本発明のアジュバント組成物中の抗原水溶
液は通常0.1から90重量%である。又、作製される
ワクチンでも同様である。
液は通常0.1から90重量%である。又、作製される
ワクチンでも同様である。
【0018】
【実施例】以下、実施例を挙げ本発明を説明する。尚、
本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
【0019】
【実施例1】下記アジュバント組成物を以下のような手
順にて、作製した。 1.カルボキシビニルポリマー 0.5% 2.ポリオキシエチレンオレイルエーテル(2E.O.) 1.0% 3.ポリオキシエチレンオレイルエーテルりん酸(5E.O.) 0.5% 4.牛結核菌死菌体 0.1% 5.精製水 97.9% (製法)5の一部に1を分散したものに、5の残部に
2,3,4を溶解した物を加え均一に分散し、本発明の
アジュバント組成物を得る。
順にて、作製した。 1.カルボキシビニルポリマー 0.5% 2.ポリオキシエチレンオレイルエーテル(2E.O.) 1.0% 3.ポリオキシエチレンオレイルエーテルりん酸(5E.O.) 0.5% 4.牛結核菌死菌体 0.1% 5.精製水 97.9% (製法)5の一部に1を分散したものに、5の残部に
2,3,4を溶解した物を加え均一に分散し、本発明の
アジュバント組成物を得る。
【0020】
【実施例2】実施例1の組成物より、4を除いたアジュ
バント組成物を同様の方法にて、作製した。この免疫賦
活物質を含まないアジュバント組成物は、特に追加免疫
の際に使用される。
バント組成物を同様の方法にて、作製した。この免疫賦
活物質を含まないアジュバント組成物は、特に追加免疫
の際に使用される。
【0021】
【試験例1】実施例1及び実施例2のアジュバント組成
物を用いて、ニワトリへの免疫を実施した例を以下に示
す。実施例1及び実施例2のアジュバント組成物0.5
mlに、ストレプトコッカスミュータンスの菌体より抽
出したタンパク質(菌体結合型グルコシルトランスフェ
ラーゼ)0.5mgを溶かした0.5mlの生理食塩水
を加えて、アジュバント組成物を作製した。ニワトリ1
0羽を1グループとして、1羽あたり1mlの菌体結合
型グルコシルトランスフェラーゼを含む実施例1のアジ
ュバント組成物を筋肉接種した(Cグループ)。初回免
疫の6週後、実施例2のアジュバント組成物にて同様の
筋肉接種を実施した(追加免疫)。追加免疫の4週後及
び6週後の抗体価をELISA法にて測定した結果を表
1に示した。対照として、市販(ディフコ製)のフロイ
ント完全アジュバント(初回免疫に使用)・フロイント
不完全アジュバント(追加免疫に使用)を用いたグルー
プ(Bグループ)を実施した。更に、アジュバント組成
物を使用しない抗原のみを用いたグループ(Aグルー
プ)も設けた。
物を用いて、ニワトリへの免疫を実施した例を以下に示
す。実施例1及び実施例2のアジュバント組成物0.5
mlに、ストレプトコッカスミュータンスの菌体より抽
出したタンパク質(菌体結合型グルコシルトランスフェ
ラーゼ)0.5mgを溶かした0.5mlの生理食塩水
を加えて、アジュバント組成物を作製した。ニワトリ1
0羽を1グループとして、1羽あたり1mlの菌体結合
型グルコシルトランスフェラーゼを含む実施例1のアジ
ュバント組成物を筋肉接種した(Cグループ)。初回免
疫の6週後、実施例2のアジュバント組成物にて同様の
筋肉接種を実施した(追加免疫)。追加免疫の4週後及
び6週後の抗体価をELISA法にて測定した結果を表
1に示した。対照として、市販(ディフコ製)のフロイ
ント完全アジュバント(初回免疫に使用)・フロイント
不完全アジュバント(追加免疫に使用)を用いたグルー
プ(Bグループ)を実施した。更に、アジュバント組成
物を使用しない抗原のみを用いたグループ(Aグルー
プ)も設けた。
【0022】
【表1】 N.D.;検出限界 (<1.0 ×102 )
【0023】表1に示したように、実施例1及び実施例
2の本アジュバント組成物は、市販アジュバント組成物
と同等もしくはそれ以上の抗体価が得られ、アジュバン
ト活性の高いものであることが示された。又、追加免疫
の6週目においても市販のフロイント完全アジュバント
と同等の抗体価が得られ、抗体価の持続性という点でも
劣らない結果が得られた。更に、本アジュバント組成物
は、最終組成物の溶液粘度が市販のフロイント完全アジ
ュバントやフロイント不完全アジュバントの半分程度で
あった。従って、大量のアジュバント組成物の調製が可
能となる。又、均一な安定したものが容易に誰でも作製
できる。更に、このアジュバント組成物は、エマルジョ
ンを作製した後3年間は、安定なエマルジョンを保って
いた。
2の本アジュバント組成物は、市販アジュバント組成物
と同等もしくはそれ以上の抗体価が得られ、アジュバン
ト活性の高いものであることが示された。又、追加免疫
の6週目においても市販のフロイント完全アジュバント
と同等の抗体価が得られ、抗体価の持続性という点でも
劣らない結果が得られた。更に、本アジュバント組成物
は、最終組成物の溶液粘度が市販のフロイント完全アジ
ュバントやフロイント不完全アジュバントの半分程度で
あった。従って、大量のアジュバント組成物の調製が可
能となる。又、均一な安定したものが容易に誰でも作製
できる。更に、このアジュバント組成物は、エマルジョ
ンを作製した後3年間は、安定なエマルジョンを保って
いた。
【0024】それらの特徴を持った本発明のアジュバン
ト組成物は、多数のニワトリへの免疫に際しても、抵抗
がなく鶏に免疫をすることができた。したがって、大量
に免疫する際の作業効率が、フロイントのアジュバント
を用いた際の倍以上であった。
ト組成物は、多数のニワトリへの免疫に際しても、抵抗
がなく鶏に免疫をすることができた。したがって、大量
に免疫する際の作業効率が、フロイントのアジュバント
を用いた際の倍以上であった。
【0025】尚、本発明のアジュバントをニワトリに免
疫しても、免疫した鶏の死亡例は、1例もなかった。
又、産卵中の鶏にこのような免疫を実施しても、産卵へ
の影響はなかった。
疫しても、免疫した鶏の死亡例は、1例もなかった。
又、産卵中の鶏にこのような免疫を実施しても、産卵へ
の影響はなかった。
【0026】
【実施例3】下記アジュバント組成物を以下のような手
順にて、作製した。 1.カルボキシビニルポリマー 1.0% 2.ポリオキシエチレンステアリルエーテル(5E.O.) 2.0% 3.流動パラフィン 3.0% 4.セタノール 0.5% 5.牛結核菌死菌体 0.1% 6.ジイソプロパノールアミン 1.1% 7.精製水 92.3% (製法) (1)7に1を均一に分散した後6,5を順次加え均一
に混合攪拌する。 (2)2〜4を均一に混合溶解する。 (3)(2)に(1)を加えて乳化し本発明のアジュバ
ントを得る。
順にて、作製した。 1.カルボキシビニルポリマー 1.0% 2.ポリオキシエチレンステアリルエーテル(5E.O.) 2.0% 3.流動パラフィン 3.0% 4.セタノール 0.5% 5.牛結核菌死菌体 0.1% 6.ジイソプロパノールアミン 1.1% 7.精製水 92.3% (製法) (1)7に1を均一に分散した後6,5を順次加え均一
に混合攪拌する。 (2)2〜4を均一に混合溶解する。 (3)(2)に(1)を加えて乳化し本発明のアジュバ
ントを得る。
【0027】
【実施例4】実施例3の組成物より、5を除いたアジュ
バント組成物を同様の方法にて、作製した。
バント組成物を同様の方法にて、作製した。
【0028】
【試験例2】実施例3及び実施例4のアジュバント組成
物を用いて、試験例1と同様の実験を試みた。その結
果、実施例3と同様の優れた結果が得られた。
物を用いて、試験例1と同様の実験を試みた。その結
果、実施例3と同様の優れた結果が得られた。
【0029】
【発明の効果】以上記載したごとく本発明のアジュバン
ト組成物は、高いアジュバント活性を有しているだけで
はなく、アジュバント組成物を調製し易く、動物等への
接種がし易いため、大量の免疫に適している。又、ワク
チンとして利用した場合、粘度特性等の物性変化が少な
く、更に、アジュバント効果も損なわれず、長期保存に
適したワクチンが得られる。
ト組成物は、高いアジュバント活性を有しているだけで
はなく、アジュバント組成物を調製し易く、動物等への
接種がし易いため、大量の免疫に適している。又、ワク
チンとして利用した場合、粘度特性等の物性変化が少な
く、更に、アジュバント効果も損なわれず、長期保存に
適したワクチンが得られる。
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリオキシエチレンアルキルエーテル及
びポリオキシエチレンアルキルエーテルりん酸塩から選
ばれる1種または2種以上とアクリル酸ポリマーと水と
を含むことを特徴とするアジュバント組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4207592A JPH05201877A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | アジュバント組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4207592A JPH05201877A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | アジュバント組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05201877A true JPH05201877A (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=12625945
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4207592A Pending JPH05201877A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | アジュバント組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05201877A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999052549A1 (en) * | 1998-04-09 | 1999-10-21 | Smithkline Beecham Biologicals S.A. | Adjuvant compositions |
| WO2003072132A1 (en) * | 2002-02-27 | 2003-09-04 | Fundação De Amparo À Pesquisa Do Estado De Minas Gerais - Fapemig | Adjuvant system for the production of antibodies, vaccine and use |
| WO2016093157A1 (ja) * | 2014-12-08 | 2016-06-16 | エヌエーアイ株式会社 | 新規アジュバント |
| CN113876944A (zh) * | 2021-10-18 | 2022-01-04 | 南京京达生物技术有限公司 | 一种免疫佐剂制备方法 |
-
1992
- 1992-01-30 JP JP4207592A patent/JPH05201877A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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