JPH05202350A - 水分調整材 - Google Patents
水分調整材Info
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- JPH05202350A JPH05202350A JP4013165A JP1316592A JPH05202350A JP H05202350 A JPH05202350 A JP H05202350A JP 4013165 A JP4013165 A JP 4013165A JP 1316592 A JP1316592 A JP 1316592A JP H05202350 A JPH05202350 A JP H05202350A
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- foamed lightweight
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
Landscapes
- Fertilizers (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 有機物含有汚泥の水分調整材として、安価で
高性能の水分調整材を提供する。 【構成】 発泡軽量コンクリートの粒体と石炭灰との混
合物。発泡軽量コンクリートの粉末と石炭灰との混合物
の造粒体。 【効果】 発泡軽量コンクリートの吸着性能と石炭灰の
吸着性能及び水分調整能力との相乗効果で優れた水分調
整材が提供される。発泡軽量コンクリートの廃材の有効
利用により、製品の低コスト化が可能である。
高性能の水分調整材を提供する。 【構成】 発泡軽量コンクリートの粒体と石炭灰との混
合物。発泡軽量コンクリートの粉末と石炭灰との混合物
の造粒体。 【効果】 発泡軽量コンクリートの吸着性能と石炭灰の
吸着性能及び水分調整能力との相乗効果で優れた水分調
整材が提供される。発泡軽量コンクリートの廃材の有効
利用により、製品の低コスト化が可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水分調整材に係り、特
に、有機物を含有する汚泥を発酵処理して堆肥化し、再
利用する場合に、水分調整、通気性改善等の目的で添加
される発酵助材として有効な水分調整材に関するもので
ある。
に、有機物を含有する汚泥を発酵処理して堆肥化し、再
利用する場合に、水分調整、通気性改善等の目的で添加
される発酵助材として有効な水分調整材に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、有機物を含有する汚泥を発酵処理
して堆肥化し、再利用する場合に、水分調整、通気性改
善等の目的で添加される、有機物含有汚泥用の発酵助材
としては、主としてオガクズが用いられていた。しかし
ながら、オガクズは、通気性改善には有効であるが、水
分調整能力に劣るといった問題があった。また、オガク
ズ自体も発酵し、悪臭を放つことから、作業環境の悪化
及び周辺環境の悪化を招くといった問題もあった。
して堆肥化し、再利用する場合に、水分調整、通気性改
善等の目的で添加される、有機物含有汚泥用の発酵助材
としては、主としてオガクズが用いられていた。しかし
ながら、オガクズは、通気性改善には有効であるが、水
分調整能力に劣るといった問題があった。また、オガク
ズ自体も発酵し、悪臭を放つことから、作業環境の悪化
及び周辺環境の悪化を招くといった問題もあった。
【0003】これに対し、発酵助材としての必須条件で
ある通気性改善能力と水分調整能力を有し、更に有機物
等の吸着能力を備えるものとして、無機多孔質体の有効
性が確認されている。
ある通気性改善能力と水分調整能力を有し、更に有機物
等の吸着能力を備えるものとして、無機多孔質体の有効
性が確認されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、無機多孔
質体は、有機物含有汚泥の発酵助材として有効ではある
が、原料から製造したのでは、非常に高価なものとなる
ことから実際には製造されていない。
質体は、有機物含有汚泥の発酵助材として有効ではある
が、原料から製造したのでは、非常に高価なものとなる
ことから実際には製造されていない。
【0005】一方、安価な材料として、産業廃棄物であ
る発泡軽量コンクリートの廃材を適当な大きさに粗砕し
たものが市販されている。しかしながら、発泡軽量コン
クリートは、その製造過程において、オートクレーブな
いし蒸気養生を行うため、含有水分が20%以上と高
く、水分調整能力に劣るといった問題がある。
る発泡軽量コンクリートの廃材を適当な大きさに粗砕し
たものが市販されている。しかしながら、発泡軽量コン
クリートは、その製造過程において、オートクレーブな
いし蒸気養生を行うため、含有水分が20%以上と高
く、水分調整能力に劣るといった問題がある。
【0006】本発明は、このような安価で、通気性改善
能力に優れ、悪臭成分の吸着能力を有するという発泡軽
量コンクリート廃材の特徴を生かすことができ、しか
も、水分調整能力に優れた有機物含有汚泥の発酵助材と
しての水分調整材を提供することを目的とする。
能力に優れ、悪臭成分の吸着能力を有するという発泡軽
量コンクリート廃材の特徴を生かすことができ、しか
も、水分調整能力に優れた有機物含有汚泥の発酵助材と
しての水分調整材を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の水分調整材
は、有機物含有汚泥の水分量を調整するための水分調整
材において、発泡軽量コンクリートの粒体と石炭灰との
混合物よりなることを特徴とする。
は、有機物含有汚泥の水分量を調整するための水分調整
材において、発泡軽量コンクリートの粒体と石炭灰との
混合物よりなることを特徴とする。
【0008】請求項2の水分調整材は、請求項1の水分
調整材において、発泡軽量コンクリートの粒体の粒径が
4mm以下であることを特徴とする。
調整材において、発泡軽量コンクリートの粒体の粒径が
4mm以下であることを特徴とする。
【0009】請求項3の水分調整材は、請求項1又は2
の水分調整材において、石炭灰が、微粉炭ボイラー灰、
ストーカーボイラー灰及び流動床ボイラー灰よりなる群
から選択される少なくとも1種であることを特徴とす
る。
の水分調整材において、石炭灰が、微粉炭ボイラー灰、
ストーカーボイラー灰及び流動床ボイラー灰よりなる群
から選択される少なくとも1種であることを特徴とす
る。
【0010】請求項4の水分調整材は、請求項1〜3の
水分調整材において、発泡軽量コンクリートの粒体と石
炭灰との混合割合が、体積割合で1:9〜9:1である
ことを特徴とする。
水分調整材において、発泡軽量コンクリートの粒体と石
炭灰との混合割合が、体積割合で1:9〜9:1である
ことを特徴とする。
【0011】請求項5の水分調整材は、請求項5の水分
調整材において、有機物含有汚泥の水分量を調整するた
めの水分調整材において、発泡軽量コンクリート粉末と
石炭灰との混合物を造粒してなることを特徴とする。
調整材において、有機物含有汚泥の水分量を調整するた
めの水分調整材において、発泡軽量コンクリート粉末と
石炭灰との混合物を造粒してなることを特徴とする。
【0012】請求項6の水分調整材は、請求項5の水分
調整材において、粒径が1〜4mmであることを特徴と
する。
調整材において、粒径が1〜4mmであることを特徴と
する。
【0013】請求項7の水分調整材は、請求項5又は6
の水分調整材において、石炭灰が、微粉炭ボイラー灰、
ストーカーボイラー灰及び流動床ボイラー灰よりなる群
から選択される少なくとも1種であることを特徴とす
る。
の水分調整材において、石炭灰が、微粉炭ボイラー灰、
ストーカーボイラー灰及び流動床ボイラー灰よりなる群
から選択される少なくとも1種であることを特徴とす
る。
【0014】請求項8の水分調整材は、請求項5〜7の
水分調整材において、発泡軽量コンクリート粉末と石炭
灰との混合割合が、体積割合で1:9〜9:1であるこ
とを特徴とする。
水分調整材において、発泡軽量コンクリート粉末と石炭
灰との混合割合が、体積割合で1:9〜9:1であるこ
とを特徴とする。
【0015】以下に本発明を詳細に説明する。
【0016】本発明において、発泡軽量コンクリートと
しては、製品の低コスト化及び産業廃棄物の有効利用の
面から、発泡軽量コンクリートの廃材を用いるのが好ま
しい。
しては、製品の低コスト化及び産業廃棄物の有効利用の
面から、発泡軽量コンクリートの廃材を用いるのが好ま
しい。
【0017】また、石炭灰としては、微粉炭ボイラー
灰、ストーカーボイラー灰、流動床ボイラー灰等がある
が、これらはいずれも同様に水分調整能力が優れている
ことから、いずれを用いても良い。ただ、微粉炭ボイラ
ー灰、ストーカーボイラー灰、流動床ボイラー灰の順で
高温燃焼を行っており、燃焼温度が高くなるに従い、表
面がガラス化して保水能力は劣ってくる。また、低温燃
焼のものになるに従い、微細な気孔が多くなり悪臭吸着
能力に優れるといった傾向があるため、流動床ボイラー
灰、ストーカーボイラー灰、微粉炭ボイラー灰の順で望
ましい。
灰、ストーカーボイラー灰、流動床ボイラー灰等がある
が、これらはいずれも同様に水分調整能力が優れている
ことから、いずれを用いても良い。ただ、微粉炭ボイラ
ー灰、ストーカーボイラー灰、流動床ボイラー灰の順で
高温燃焼を行っており、燃焼温度が高くなるに従い、表
面がガラス化して保水能力は劣ってくる。また、低温燃
焼のものになるに従い、微細な気孔が多くなり悪臭吸着
能力に優れるといった傾向があるため、流動床ボイラー
灰、ストーカーボイラー灰、微粉炭ボイラー灰の順で望
ましい。
【0018】以下に、発泡軽量コンクリート廃材と流動
床ボイラー灰との併用による本発明の水分調整材を、有
機物含有汚泥の発酵助材としての水分調整材に用いた場
合を例示して、本発明をより詳細に説明する。
床ボイラー灰との併用による本発明の水分調整材を、有
機物含有汚泥の発酵助材としての水分調整材に用いた場
合を例示して、本発明をより詳細に説明する。
【0019】本発明に係る発泡軽量コンクリート廃材と
流動床ボイラー灰とを混合したものを水分調整材として
用いる方法として、発泡軽量コンクリート廃材と流動床
ボイラー灰とを予め混合したものを汚泥に混ぜる方法
と、発泡軽量コンクリート廃材と流動床ボイラー灰とを
汚泥に個別に添加して混ぜる方法の2種類がある。いず
れの方法においても発泡軽量コンクリート廃材と流動床
ボイラー灰との混合により、流動床ボイラー灰中に含ま
れる生石灰が水分と反応し、消石灰に変わる反応を伴う
ことから、混合による効果以上に、全体としての水分低
下を促進する。特に、この反応は、発熱を伴うことか
ら、後者の方法においては、汚泥を加熱する効果も奏さ
れ、これにより発酵が促進されることから、発酵促進効
果の面からは後者の方法が有利である。しかしながら、
いずれの方法においても、十分な水分調整効果が得られ
ることから、水分調整材としての使用においては、いず
れの方法であっても良い。
流動床ボイラー灰とを混合したものを水分調整材として
用いる方法として、発泡軽量コンクリート廃材と流動床
ボイラー灰とを予め混合したものを汚泥に混ぜる方法
と、発泡軽量コンクリート廃材と流動床ボイラー灰とを
汚泥に個別に添加して混ぜる方法の2種類がある。いず
れの方法においても発泡軽量コンクリート廃材と流動床
ボイラー灰との混合により、流動床ボイラー灰中に含ま
れる生石灰が水分と反応し、消石灰に変わる反応を伴う
ことから、混合による効果以上に、全体としての水分低
下を促進する。特に、この反応は、発熱を伴うことか
ら、後者の方法においては、汚泥を加熱する効果も奏さ
れ、これにより発酵が促進されることから、発酵促進効
果の面からは後者の方法が有利である。しかしながら、
いずれの方法においても、十分な水分調整効果が得られ
ることから、水分調整材としての使用においては、いず
れの方法であっても良い。
【0020】なお、発泡軽量コンクリート廃材と流動床
ボイラー灰との混合割合は、以下の3点を考慮して決定
される。
ボイラー灰との混合割合は、以下の3点を考慮して決定
される。
【0021】第1に、水溶液のアルカリ度をコントロー
ルすることである。流動床ボイラー灰は、約20%程度
の石灰分を含むものであるため、水溶液をアルカリ性と
する。このアルカリ度は発泡軽量コンクリートのそれよ
りも高い。水分調整材のアルカリ度が高過ぎると、汚泥
に混合した際にストリッピング現象を起こし、悪臭成分
であるアンモニアを蒸発させる。このような理由によ
り、アンモニアの蒸発を抑えるためには、発泡軽量コン
クリート廃材の混合割合を増加させることが望ましい。
ルすることである。流動床ボイラー灰は、約20%程度
の石灰分を含むものであるため、水溶液をアルカリ性と
する。このアルカリ度は発泡軽量コンクリートのそれよ
りも高い。水分調整材のアルカリ度が高過ぎると、汚泥
に混合した際にストリッピング現象を起こし、悪臭成分
であるアンモニアを蒸発させる。このような理由によ
り、アンモニアの蒸発を抑えるためには、発泡軽量コン
クリート廃材の混合割合を増加させることが望ましい。
【0022】第2に、水分調整能力を確保することであ
る。前述のように、発泡軽量コンクリートはその製造過
程においてオートクレーブないし蒸気養生を行っている
ため、20%以上の水分を有し、水分がない流動床ボイ
ラー灰と比較して水分調整能力に劣る。即ち、高い水分
調整能力を確保する必要がある場合には、流動床ボイラ
ー灰の混合割合を増加させることが望ましい。
る。前述のように、発泡軽量コンクリートはその製造過
程においてオートクレーブないし蒸気養生を行っている
ため、20%以上の水分を有し、水分がない流動床ボイ
ラー灰と比較して水分調整能力に劣る。即ち、高い水分
調整能力を確保する必要がある場合には、流動床ボイラ
ー灰の混合割合を増加させることが望ましい。
【0023】第3に、堆肥化した肥料の石灰分及び珪酸
分をコントロールすることである。発泡軽量コンクリー
ト廃材及び流動床ボイラー灰は共に石灰分及び珪酸分を
含むものであるが、その含有割合は各々違った値であ
る。本発明の水分調整材を用いた場合、発酵後の堆肥
は、珪灰石分を含む肥料となるが、この珪灰石分を所望
の値にコントロールできるように、発泡軽量コンクリー
ト廃材と流動床ボイラー灰の混合割合を決定することが
望ましい。
分をコントロールすることである。発泡軽量コンクリー
ト廃材及び流動床ボイラー灰は共に石灰分及び珪酸分を
含むものであるが、その含有割合は各々違った値であ
る。本発明の水分調整材を用いた場合、発酵後の堆肥
は、珪灰石分を含む肥料となるが、この珪灰石分を所望
の値にコントロールできるように、発泡軽量コンクリー
ト廃材と流動床ボイラー灰の混合割合を決定することが
望ましい。
【0024】以上の点を考慮し、発泡軽量コンクリート
廃材と流動床ボイラー灰との混合割合は、汚泥の成分や
水分量等により異なるが、両者の特長を生かせるよう
に、1:9〜9:1の体積割合であることが望ましい。
廃材と流動床ボイラー灰との混合割合は、汚泥の成分や
水分量等により異なるが、両者の特長を生かせるよう
に、1:9〜9:1の体積割合であることが望ましい。
【0025】また、使用される発泡軽量コンクリート廃
材の粒径は、取り扱い性、水分調整材としての性能の面
から4mm以下であることが好ましい。
材の粒径は、取り扱い性、水分調整材としての性能の面
から4mm以下であることが好ましい。
【0026】後述の如く、本発明の水分調整材は、重金
属の吸着能力も備えるものであるが、処理対象汚泥中の
重金属分が多量にあり、排水への混入が問題となる場合
には、以下のような手法により、固定することもでき
る。
属の吸着能力も備えるものであるが、処理対象汚泥中の
重金属分が多量にあり、排水への混入が問題となる場合
には、以下のような手法により、固定することもでき
る。
【0027】即ち、本発明の水分調整材に適当量のリン
酸を添加する。加えられたリン酸は、水分調整材中のカ
ルシウム分と反応してリン酸水素カルシウムを経て、発
酵熱による養生効果と、汚泥中に含まれるアンモニアを
触媒として水酸化アパタイトに変化する。この水酸化ア
パタイトは、重金属イオンと容易に置換反応を起こし、
重金属を固定する。この手法により、汚泥中の重金属分
を確実に固定できる。なお、リン酸は肥料の3大要素で
あり、リン酸を添加することは、堆肥にとって望ましい
ことでもある。
酸を添加する。加えられたリン酸は、水分調整材中のカ
ルシウム分と反応してリン酸水素カルシウムを経て、発
酵熱による養生効果と、汚泥中に含まれるアンモニアを
触媒として水酸化アパタイトに変化する。この水酸化ア
パタイトは、重金属イオンと容易に置換反応を起こし、
重金属を固定する。この手法により、汚泥中の重金属分
を確実に固定できる。なお、リン酸は肥料の3大要素で
あり、リン酸を添加することは、堆肥にとって望ましい
ことでもある。
【0028】ところで、本発明の水分調整材中に含まれ
る流動床ボイラー灰等の石炭灰は、粉状のものであり、
ハンドリング上の問題が残ることが考えられる。特に、
堆肥中の粉分が多い場合には、土壌へ散布した場合の発
塵の問題がある。しかしながら、この流動床ボイラー灰
等の石炭灰は、生石灰分を多く含むため、水を添加する
とそれ自体が硬化する特徴を持っている。そのため、汚
泥に添加した場合には、汚泥中の水分と反応し硬化する
ことにより、粉状である流動床ボイラー灰等の石炭灰を
添加しても、得られる堆肥の粒度は大きく、土壌への散
布時に発塵が問題となることはない。逆に、堆肥を粒状
肥料化しようとする場合には、流動床ボイラー灰等の石
炭灰の添加量を増加させることにより、容易に実施可能
である。
る流動床ボイラー灰等の石炭灰は、粉状のものであり、
ハンドリング上の問題が残ることが考えられる。特に、
堆肥中の粉分が多い場合には、土壌へ散布した場合の発
塵の問題がある。しかしながら、この流動床ボイラー灰
等の石炭灰は、生石灰分を多く含むため、水を添加する
とそれ自体が硬化する特徴を持っている。そのため、汚
泥に添加した場合には、汚泥中の水分と反応し硬化する
ことにより、粉状である流動床ボイラー灰等の石炭灰を
添加しても、得られる堆肥の粒度は大きく、土壌への散
布時に発塵が問題となることはない。逆に、堆肥を粒状
肥料化しようとする場合には、流動床ボイラー灰等の石
炭灰の添加量を増加させることにより、容易に実施可能
である。
【0029】なお、汚泥への添加の際、ハンドリング上
問題となる場合には、本発明の水分調整材を予め粒状体
とすることも可能である。即ち、発泡軽量コンクリート
を粉状とし、流動床ボイラー灰等の石炭灰と混合した混
合物をブリケッター等を用いて造粒して、所望の粒径の
造粒物とすることができる。この際、流動床ボイラー灰
等の石炭灰は、発泡軽量コンクリート中に含まれる水分
を吸着して硬化する。水分が不足する場合には、水を添
加する必要があるが、硬化のためのバインダーは必要と
しない。このようにして製造した造粒体の場合において
も、前述の発泡軽量コンクリートと流動床ボイラー灰等
の石炭灰との特長を損なうことなく、良好な水分調整材
が提供される。なお、この造粒物の粒径は前記と同様の
理由から1〜4mm程度とするのが好ましい。
問題となる場合には、本発明の水分調整材を予め粒状体
とすることも可能である。即ち、発泡軽量コンクリート
を粉状とし、流動床ボイラー灰等の石炭灰と混合した混
合物をブリケッター等を用いて造粒して、所望の粒径の
造粒物とすることができる。この際、流動床ボイラー灰
等の石炭灰は、発泡軽量コンクリート中に含まれる水分
を吸着して硬化する。水分が不足する場合には、水を添
加する必要があるが、硬化のためのバインダーは必要と
しない。このようにして製造した造粒体の場合において
も、前述の発泡軽量コンクリートと流動床ボイラー灰等
の石炭灰との特長を損なうことなく、良好な水分調整材
が提供される。なお、この造粒物の粒径は前記と同様の
理由から1〜4mm程度とするのが好ましい。
【0030】
【作用】以下に、発泡軽量コンクリートの粒体の有効性
及び石炭灰の有効性について説明する。
及び石炭灰の有効性について説明する。
【0031】発泡軽量コンクリートは、50〜90%程
度の気孔率で、気孔径は最大1mm程度であるが、その
内50%程度は、気孔径が100μm以下の微細な気孔
である。そのため、通気性に富み、悪臭成分となるアン
モニアや有機物の吸着能力を有し、発酵菌の生息に適し
た環境を提供できるといった利点を持つ。また、主成分
としてCaOを含んでおり、水溶液を弱アルカリ性にす
るため、ハエの発生も抑制できる。更に、主成分として
SiO2 を含んでおり、発酵後の堆肥が珪酸カルシウム
質肥料を含むこととなり、堆肥の有効利用の可能性をも
備える。
度の気孔率で、気孔径は最大1mm程度であるが、その
内50%程度は、気孔径が100μm以下の微細な気孔
である。そのため、通気性に富み、悪臭成分となるアン
モニアや有機物の吸着能力を有し、発酵菌の生息に適し
た環境を提供できるといった利点を持つ。また、主成分
としてCaOを含んでおり、水溶液を弱アルカリ性にす
るため、ハエの発生も抑制できる。更に、主成分として
SiO2 を含んでおり、発酵後の堆肥が珪酸カルシウム
質肥料を含むこととなり、堆肥の有効利用の可能性をも
備える。
【0032】しかしながら、水分調整能力に関しては、
自重の倍程度の水の保有が可能であるにもかかわらず、
その製造工程においてオートクレーブないし蒸気養生を
行っているため、本来の水分含有率が20%以上と高
く、十分な特性を持っていない。
自重の倍程度の水の保有が可能であるにもかかわらず、
その製造工程においてオートクレーブないし蒸気養生を
行っているため、本来の水分含有率が20%以上と高
く、十分な特性を持っていない。
【0033】これに対し石炭灰は、石炭を高温にて燃焼
させた灰であることから、水分は全く含まず、水分調整
能力に優れている。また、天然物質である石炭の燃焼灰
であることから肥料として有効なマンガン、マグネシウ
ム、ほう素、鉄等の微量成分を含むものである。
させた灰であることから、水分は全く含まず、水分調整
能力に優れている。また、天然物質である石炭の燃焼灰
であることから肥料として有効なマンガン、マグネシウ
ム、ほう素、鉄等の微量成分を含むものである。
【0034】このため発泡軽量コンクリートと石炭灰と
の混合物、或いはこれを更に造粒してなる本発明の水分
調整材によれば、発泡軽量コンクリートと石炭灰との併
用による相乗効果で、優れた水分調整作用及び発酵促進
作用、悪臭防止作用が奏される。
の混合物、或いはこれを更に造粒してなる本発明の水分
調整材によれば、発泡軽量コンクリートと石炭灰との併
用による相乗効果で、優れた水分調整作用及び発酵促進
作用、悪臭防止作用が奏される。
【0035】なお、発泡軽量コンクリートと流動床ボイ
ラー灰等の石炭灰の共通の特長として、微細な気孔が非
常に多い多孔体であることが挙げられる。これにより、
本発明の水分調整材は、悪臭の原因となるアンモニアや
低級脂肪酸等の有機物を吸着するため、悪臭の発生を抑
える効果があることに加え、可溶性の有機成分も同様に
吸着するため、排水を脱色する効果も有する。
ラー灰等の石炭灰の共通の特長として、微細な気孔が非
常に多い多孔体であることが挙げられる。これにより、
本発明の水分調整材は、悪臭の原因となるアンモニアや
低級脂肪酸等の有機物を吸着するため、悪臭の発生を抑
える効果があることに加え、可溶性の有機成分も同様に
吸着するため、排水を脱色する効果も有する。
【0036】更に、本発明の水分調整材は、有機物に加
え、重金属の吸着能力もあり、重金属の排水への混入を
抑えることができる。
え、重金属の吸着能力もあり、重金属の排水への混入を
抑えることができる。
【0037】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて、本発明を
より具体的に説明する。
より具体的に説明する。
【0038】実施例1,2 実施例1として、発泡軽量コンクリート廃材(粒径4m
m以下)と流動床ボイラー灰を体積割合1:1で混合し
たもの、実施例2として、1mm以下に粉砕した発泡軽
量コンクリート廃材と流動床ボイラー灰を体積割合1:
1で混合したものを更に造粒し、粒径を2〜4mmとし
たものを用い、各々、有機物含有汚泥に対して20体積
%の割合で添加し、その水分調整性能を評価した。
m以下)と流動床ボイラー灰を体積割合1:1で混合し
たもの、実施例2として、1mm以下に粉砕した発泡軽
量コンクリート廃材と流動床ボイラー灰を体積割合1:
1で混合したものを更に造粒し、粒径を2〜4mmとし
たものを用い、各々、有機物含有汚泥に対して20体積
%の割合で添加し、その水分調整性能を評価した。
【0039】評価は、悪臭としてのアンモニア分をガス
検値管で測定し、発酵状態については目視により行なっ
た。結果を表1に示す。
検値管で測定し、発酵状態については目視により行なっ
た。結果を表1に示す。
【0040】比較例1 水分調整材を添加しない有機物含有汚泥について、アン
モニア分の測定を行なうと共に、発酵状態を調べ、結果
を表1に示した。
モニア分の測定を行なうと共に、発酵状態を調べ、結果
を表1に示した。
【0041】比較例2 水分調整材としてオガクズを用いたこと以外は、実施例
1と同様にして評価を行ない、結果を表1に示した。
1と同様にして評価を行ない、結果を表1に示した。
【0042】
【表1】
【0043】表1より明らかなように、本発明の水分調
整材を用いることにより、有機物含有汚泥の発酵処理工
程において、アンモニアを代表とする悪臭成分の気散を
防止することができ、また、発酵期間を大幅に短縮する
ことができる。
整材を用いることにより、有機物含有汚泥の発酵処理工
程において、アンモニアを代表とする悪臭成分の気散を
防止することができ、また、発酵期間を大幅に短縮する
ことができる。
【0044】
【発明の効果】以上、詳述した通り、本発明の水分調整
材によれば、有機物含有汚泥の発酵処理において、その
発酵時間を短縮することにより、処理能力を向上させる
と共に、悪臭の発生を有効に防止するなどの優れた特性
を有する水分調整材が提供される。
材によれば、有機物含有汚泥の発酵処理において、その
発酵時間を短縮することにより、処理能力を向上させる
と共に、悪臭の発生を有効に防止するなどの優れた特性
を有する水分調整材が提供される。
【0045】本発明の水分調整材によれば、産業廃棄物
を用いることによる製品の低コスト化、更には、産業廃
棄物を有効利用することによる、廃棄物量の低減といっ
た効果も奏され、本発明による社会的貢献度は極めて大
である。
を用いることによる製品の低コスト化、更には、産業廃
棄物を有効利用することによる、廃棄物量の低減といっ
た効果も奏され、本発明による社会的貢献度は極めて大
である。
【0046】特に、請求項2〜4及び請求項6〜8の水
分調整材によれば、より一層高性能な水分調整材が提供
される。
分調整材によれば、より一層高性能な水分調整材が提供
される。
Claims (8)
- 【請求項1】 有機物含有汚泥の水分量を調整するため
の水分調整材において、発泡軽量コンクリートの粒体と
石炭灰との混合物よりなることを特徴とする水分調整
材。 - 【請求項2】 発泡軽量コンクリートの粒体の粒径が4
mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の水分
調整材。 - 【請求項3】 石炭灰が、微粉炭ボイラー灰、ストーカ
ーボイラー灰及び流動床ボイラー灰よりなる群から選択
される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1
又は2に記載の水分調整材。 - 【請求項4】 発泡軽量コンクリートの粒体と石炭灰と
の混合割合が、体積割合で1:9〜9:1であることを
特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の水
分調整材。 - 【請求項5】 有機物含有汚泥の水分量を調整するため
の水分調整材において、発泡軽量コンクリート粉末と石
炭灰との混合物を造粒してなることを特徴とする水分調
整材。 - 【請求項6】 粒径が1〜4mmであることを特徴とす
る請求項5に記載の水分調整材。 - 【請求項7】 石炭灰が、微粉炭ボイラー灰、ストーカ
ーボイラー灰及び流動床ボイラー灰よりなる群から選択
される少なくとも1種であることを特徴とする請求項5
又は6に記載の水分調整材。 - 【請求項8】 発泡軽量コンクリート粉末と石炭灰との
混合割合が、体積割合で1:9〜9:1であることを特
徴とする請求項5ないし7のいずれか1項に記載の水分
調整材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4013165A JPH05202350A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 水分調整材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4013165A JPH05202350A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 水分調整材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05202350A true JPH05202350A (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=11825565
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4013165A Withdrawn JPH05202350A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 水分調整材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05202350A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0761882A (ja) * | 1993-06-16 | 1995-03-07 | Nippon Gijutsu Kaihatsu Center:Kk | 有機物の堆肥化方法 |
| KR20000063993A (ko) * | 2000-08-16 | 2000-11-06 | 최종혜 | 음식 폐기물 발효 퇴비 및 그 제조방법 |
| JP2002255676A (ja) * | 2001-02-27 | 2002-09-11 | Nisshin Flour Milling Inc | 有機質肥料の製造方法 |
| JP2006102641A (ja) * | 2004-10-05 | 2006-04-20 | Tohoku Electric Power Co Inc | 有機性汚泥の処理方法 |
-
1992
- 1992-01-28 JP JP4013165A patent/JPH05202350A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0761882A (ja) * | 1993-06-16 | 1995-03-07 | Nippon Gijutsu Kaihatsu Center:Kk | 有機物の堆肥化方法 |
| KR20000063993A (ko) * | 2000-08-16 | 2000-11-06 | 최종혜 | 음식 폐기물 발효 퇴비 및 그 제조방법 |
| JP2002255676A (ja) * | 2001-02-27 | 2002-09-11 | Nisshin Flour Milling Inc | 有機質肥料の製造方法 |
| JP2006102641A (ja) * | 2004-10-05 | 2006-04-20 | Tohoku Electric Power Co Inc | 有機性汚泥の処理方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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