JPH0520290U - 切離し装置付き避雷器 - Google Patents
切離し装置付き避雷器Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 狭い間隔の配電線路間へ組み込み得る、切離
し装置を直付けした避雷器を提供する。 【構成】 避雷器10の接地側金具13の底面に、底部21と
円弧状の側壁部22とにより断面L字状に形成された接続
金具20を、切離し装置保護ケース25と共に皿ビス26によ
って固定するとともに、切離し装置30の引出金具42の先
端雄ネジ部45を接続金具20の底部21に形成したネジ穴23
にねじ込んで固着する一方、前記切離し装置30は、密閉
ケース31内の一端側に収容された切離し機構部32とこの
切離し機構部32に隣接して設けられた表示部33とで構成
されている。 【効果】 避雷器10と切離し装置30の占有空間が狭く済
むとともに、既設の狭い間隔の本線(配電線)H間への
組み込みがし易くなる一方、本線(配電線)Hの間隔を
支障の無い範囲で狭くできる。
し装置を直付けした避雷器を提供する。 【構成】 避雷器10の接地側金具13の底面に、底部21と
円弧状の側壁部22とにより断面L字状に形成された接続
金具20を、切離し装置保護ケース25と共に皿ビス26によ
って固定するとともに、切離し装置30の引出金具42の先
端雄ネジ部45を接続金具20の底部21に形成したネジ穴23
にねじ込んで固着する一方、前記切離し装置30は、密閉
ケース31内の一端側に収容された切離し機構部32とこの
切離し機構部32に隣接して設けられた表示部33とで構成
されている。 【効果】 避雷器10と切離し装置30の占有空間が狭く済
むとともに、既設の狭い間隔の本線(配電線)H間への
組み込みがし易くなる一方、本線(配電線)Hの間隔を
支障の無い範囲で狭くできる。
Description
【0001】
本考案は、切離し装置付き避雷器に関するものである。
【0002】
配電線等の充電部と大地との間に接続され雷サージ等の異常電圧から電気設備 を保護する避雷器は、一般に雷サージ等の高電圧印加時に低抵抗となり、配電線 等の通常の対地電圧は完全に遮断するという電圧−電流特性を持つ素子、例えば 酸化亜鉛(ZnO)を特性要素として使用している。
【0003】 しかし、この特性要素は多回数の雷サージを受けたり定格を大きく上回るサー ジを受けると、上記電圧−電流特性が劣化する。
【0004】 この特性要素の劣化により徐々に洩れ電流が大きくなり、また雷サージ吸収動 作時のエネルギが過大となれば素子は発熱し始め、熱暴走によりついには短絡破 壊を起こして地絡事故が生じる。すると、避雷器が接続されている回路のリレー 等を作動させ電力系統に大きな影響を与えることになる。
【0005】 そこで、本出願人はこのような事故等を防止するため、図2に示すような切離 し装置S(特開昭62−208581号)を提案し、図3aまたは図3bに示すように避 雷器Aとともに配電線等の充電部1と大地2間に接続するようにした。
【0006】 この切離し装置Sは、所定値に温度上昇したとき溶融し、且つ発熱抵抗体とし て機能するように導電率を選定した導電性プラスチック3を端子保持体として用 い、この両端に固定した一対の金属端子4,4間に、放電ギャップGを形成して いる。
【0007】 上記切離し装置Sは、雷サージ等の異常電圧が充電部1に発生したとき、これ を放電ギャップGおよび避雷器Aを通して大地2に逃がす。また、避雷器Aが劣 化して洩れ電流が多くなった場合および避雷器Aが短絡破壊した場合には、自己 発熱により溶断して上下の金属端子4,4を分離し、このような動作によって電 力系回路への地絡異常を防止するものである。
【0008】 しかし、上記切離し装置Sは、避雷器Aの劣化等で導電性プラスチック3が溶 断した際に、この溶断点に発生するアークが消弧し難い問題があった。すなわち 、配電線等の充電部1の対地電圧は数千ボルトと高いため、消弧には溶断した導 電性プラスチック3の切断端同士が、例えば30mm以上離れる必要がある一方で、 分離した金属端子4,4はそれに接続された太い電線によって支持されており、 通常は自重により少しの距離しか離れないためである。このように続流が切れな いと、変電所で復帰動作をする必要があり、当該切離し装置Sを使用する意味が なくなる。
【0009】
そこで、その後の研究により、本出願人は、上述した問題を解決する新たな切 離し装置Sとして、導電性プラスチックが避雷器Aの不良によって溶断した際、 続流が確実に遮断できる特開平 2−117083号公報および特開平 2−117084号公報 に示される如き切離し装置を提案した。
【0010】 この新たな切離し装置Sの基本的な構成は、例えば図4に示すように、所定値 に温度上昇したとき溶融し、且つ発熱抵抗体として機能するように導電率を選定 した導電性プラスチック3Aを棒状に成形し、この導電性プラスチック3Aの両端に 金属端子4A, 4Aを固定する一方、導電性プラスチック3Aの外周を第1および第2 の消弧性樹脂5,6で覆ったもの(図4a)、あるいは前記金属端子4Aに代えて 導電性プラスチック3Aの両端を金属端子4Aの機能を具備する構造としたもの(図 4b)である。
【0011】 そしてさらに、図示省略するが、避雷器Aの劣化等で導電性プラスチック3Aが 溶断して分離した際、その切断端の一方を他方に対して強制的に所定距離引き離 す手段(引張りバネ等)を具備するとともに、溶断分離したことを報知する手段 を具備する構成としたものである。
【0012】 このように構成された切離し装置Sは、避雷器Aと配電線等の充電部1あるい は大地2との間の、避雷器Aの近くあるいは避雷器Aに直に接続して使用され、 導電性プラスチック3Aが避雷器Aの不良によって溶断した際には、消弧性樹脂5 ,6の作用により溶断時のアークを確実に消す一方、切断端の一方を他方に対し て強制的に所定距離引き離すので続流を確実に遮断し得る。
【0013】 上述したように、特開平 2−117083号公報および特開平 2−117084号公報に示 す切離し装置は、避雷器Aの近くあるいは避雷器Aに直に接続して使用すること により、導電性プラスチック3Aが避雷器Aの不良によって溶断した際、溶断時の アークを確実に消す一方、続流を確実に遮断し得る効果を有するものであるが、 本出願人は、さらにその後の研究において、狭い間隔の配電線路間へ組み込み得 る避雷器Aの開発過程で、前記切離し装置Sを避雷器Aに直に付ける構造として 、最も好ましい構成の切離し装置付き避雷器を開発したのでここに提供するもの である。
【0014】
上記経緯によって開発された本考案に係わる切離し装置付き避雷器は、避雷器 の接地側金具に導電可能に取り付けられた接続金具を介して、この避雷器に、切 離し機構部とこの切離し機構部が動作したことを表示する表示部とを含んで構成 される避雷器の切離し装置を、脱着可能に且つ切離し機構部の動作方向が避雷器 の軸方向に対して略直角となるように接続されてなるものである。
【0015】 そして、前記切離し装置付き避雷器おいて、避雷器が、配電線路に直付けし得 る構成のものであってもよい。
【0016】
本考案の切離し装置付き避雷器に従えば、切離し機構部とこの切離し機構部が 動作したことを表示する表示部とを含んで構成される切離し装置を、避雷器の接 地側金具に導電可能に取り付けられた接続金具によって、切離し機構部の動作方 向が避雷器の軸方向に対して略直角となるように避雷器に接続したものであるか ら、避雷器の線路側接続金具と切離し装置の下端面までの長さが短く構成され、 これにより避雷器の占有空間が狭く済むとともに、狭い間隔の配電線路間への組 み込みが可能となり、また配電線路間を支障の無い範囲で狭くできる。また、こ の避雷器を使用した場合に切離し装置が略水平に位置するので表示部が下方から 見易くなる。
【0017】 前記切離し機構部に組み込まれる切離し装置の基本構成としては、前述した特 開平 2−117084号公報等に示されている導電性プラスチックを具備する切離し装 置が好適に使用し得る。
【0018】 また、本考案では、避雷器の構成について特に限定するものではないが、配電 線路に直付けし得る構成の避雷器が好ましい。この避雷器であれば配電線路間を より狭くし得る。また既設の狭い間隔の配電線路間への組み込みも容易となる。
【0019】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は、本考案に係わる切離し装置付き避雷器の断面説明図である。
【0020】 10は避雷器であって、この避雷器10は、FRP製耐電圧絶縁筒11の上下両端部 にそれぞれ線路側金具12および接地側金具13を嵌合固定するとともに、両金具12 , 13間に酸化亜鉛(ZnO)を特性要素とする非直線性素子14を導電可能に収容固定 し、これら耐電圧絶縁筒11および両金具12, 13を複数の襞を有する筒状の絶縁ケ ース11内に収容し、さらに線路側金具12に本線(配電線)Hに直付け可能な構造 を有する線路側接続金具15を導電可能に接続固定している。
【0021】 20は接続金具であって、この接続金具20は、底部21と円弧状の側壁部22とによ り断面L字状に形成され、その底部21にはネジ穴23が設けられ、またその側壁部 22にはビス穴24が設けられている。そして本例では、接続金具20を、切離し装置 保護ケース25と共に前記避雷器10の接地側金具13の底面に皿ビス26によって固定 して設けている。なお、27は、保護ケース25のビス穴 24Aに対向する側壁に穿設 された皿ビス26を装脱するための穴であって、蓋28が設けられている。
【0022】 30は切離し装置であって、この切離し装置30は、密閉ケース31内の一端側に収 容された切離し機構部32とこの切離し機構部32に隣接して設けられた表示部33と で構成されている。
【0023】 切離し機構部32は、所定値に温度上昇したとき溶融し、且つ発熱抵抗体として 機能するように導電率を選定された導電性プラスチック34と、この導電性プラス チック34の中間外周に形成された環状溝35を挟んで両側に設けられた第1の消弧 性樹脂36, 37と、第1の消弧性樹脂36, 37の外周に滑動自在に嵌め込み可能で、 且つその一端に内側に向く鍔38を有する円筒状の第2の消弧性樹脂39と、第2の 消弧性樹脂39の両端側から外嵌され、側面が円弧状に形成されたハット形状のギ ャップ金具40, 41とで構成され、これらを一体的に固定するために導電性プラス チック34の両端の雄ネジ部に、その一方には引出金具42が、他方には六角ナット 43がそれぞれ設けられている。そして前記引出金具42を密閉ケース31の穴44に嵌 合させるとともに、その先端の雄ネジ部45を前記接続金具20のネジ穴23にねじ込 み装脱可能に設けている。
【0024】 表示部33は、一方のギャップ金具41に固着した着色表示筒46と、このギャップ 金具41の外周に形成したバネ受け47とリード線48を備えるケース蓋49との間に設 けられた引張りバネ50と、ギャップ金具41とケース蓋49との間に設けられたリー ド線51とで構成されるとともに、少なくともこの部位の密閉ケース31を透明に形 成し内部が見れるように構成されている。
【0025】 このように構成された本考案に係わる切離し装置付き避雷器は、避雷器10の線 路側接続金具15から切離し装置30の密閉ケース31の下面までの長さが極めて短く 形成されており、避雷器10と切離し装置30の占有空間が狭く済むとともに、既設 の狭い間隔の本線(配電線)H間への組み込みがし易くなる一方、本線(配電線 )Hの間隔を支障の無い範囲で狭くできる。
【0026】 さらに、この避雷器を使用した場合、切離し装置30が略水平に位置するので表 示部33が下方から見易くなり、避雷器10の劣化等で導電性プラスチック34が溶断 して分離した際、その切断端の表示筒46が着いた側が引張りバネ50によって表示 部33側に移動するので、避雷器10の異常が容易に把握できる。しかも、導電性プ ラスチック34が溶断して分離した後は、切断端の一方(表示筒46が着いた側)が 引張りバネ50によって強制的に所定距離引き離されるので、続流を確実に遮断で きその後の処置が安全に行える。
【0027】 なお、上記実施例では、避雷器10として配電線路への直付け避雷器を例に説明 したが、本考案は、これに限定されるものではなく、例えば配電線路へリード線 を用いて取り付ける避雷器など従来より使用されている避雷器にも適用し得るも のである。
【0028】
上述したように、本考案に係わる切離し装置付き避雷器によれば、避雷器と切 離し装置の占有空間が狭く済むので、既設の狭い間隔の配電線路間への組み込み が容易になり、また配電線路の間隔を支障の無い範囲で狭くできる上に、切離し 装置が略水平に位置するので表示部が下方から見易くなり、避雷器の異常が容易 に把握できる。また避雷器の異常時には切離し装置によって続流が確実に遮断さ れ、その後の処置が安全に行える。
【図1】本考案に係わる切離し装置付き避雷器の断面説
明図である。
明図である。
【図2】従来の切離し装置の断面図である。
【図3】従来の切離し装置を避雷器に取付ける状態を示
す説明図である。
す説明図である。
【図4】従来の切離し装置の別の例の断面図である。
【符号の説明】 10:避雷器 11:耐電圧絶縁ケース 1
2:線路側金具 13:接地側金具 14:非直線性素子 1
5:線路側接続金具 20:接続金具 25:切離し装置保護ケース 26:皿ビス 30:切離し装置 3
1:密閉ケース 32:切離し機構部 33:表示部 3
4:導電性プラスチック 36, 37:第1の消弧性樹脂 3
9:第2の消弧性樹脂 40, 41:ギャップ金具 42:引出金具 4
3:六角ナット 46:着色表示筒 47:バネ受け 4
8, 51:リード線 49:ケース蓋 50:引張りバネ
H:本線(配電線)
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H:本線(配電線)
Claims (2)
- 【請求項1】 避雷器の接地側金具に導電可能に取り付
けられた接続金具を介して、この避雷器に、切離し機構
部とこの切離し機構部が動作したことを表示する表示部
とを含んで構成される避雷器の切離し装置を、脱着可能
に且つ切離し機構部の動作方向が避雷器の軸方向に対し
て略直角となるように接続されてなることを特徴とする
切離し装置付き避雷器。 - 【請求項2】 前記避雷器が、配電線路直付け避雷器で
ある請求項1記載の切離し装置付き避雷器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991069098U JP2538029Y2 (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 切離し装置付き避雷器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991069098U JP2538029Y2 (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 切離し装置付き避雷器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0520290U true JPH0520290U (ja) | 1993-03-12 |
| JP2538029Y2 JP2538029Y2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=13392810
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991069098U Expired - Fee Related JP2538029Y2 (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 切離し装置付き避雷器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2538029Y2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002270330A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-20 | Otowa Denki Kogyo Kk | 避雷器コネクタ |
| EP2545625A4 (en) * | 2010-03-08 | 2014-07-23 | Cooper Technologies Co | LINE PROTECTION SYSTEMS |
| CN112562947A (zh) * | 2020-12-08 | 2021-03-26 | 广东电网有限责任公司 | 安全底座和避雷器 |
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-
1991
- 1991-08-29 JP JP1991069098U patent/JP2538029Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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| CN112562947B (zh) * | 2020-12-08 | 2023-01-24 | 广东电网有限责任公司 | 安全底座和避雷器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2538029Y2 (ja) | 1997-06-04 |
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