JPH05204135A - 集束イオンビームによるパターン修正方法 - Google Patents
集束イオンビームによるパターン修正方法Info
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- JPH05204135A JPH05204135A JP3344588A JP34458891A JPH05204135A JP H05204135 A JPH05204135 A JP H05204135A JP 3344588 A JP3344588 A JP 3344588A JP 34458891 A JP34458891 A JP 34458891A JP H05204135 A JPH05204135 A JP H05204135A
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- ion beam
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- focused ion
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- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、集束イオンビームによるパターン
修正方法に関し、集束イオンビームによる欠陥パターン
修正の際に、修正する欠陥パターンの周辺のパターンへ
の再付着の問題を回避して、パターンの寸法精度の劣化
を防止する優れたパターン修正方法を提供することを目
的とする。 【構成】 本発明のパターン修正方法は、修正すべき欠
陥パターンを集束イオンビームで除去する場合に、修正
すべき欠陥パターンに隣接するパターンからより離れた
領域から先に除去し、さらに順次隣接するパターンによ
り近い領域へと除去してゆく工程を含むように構成す
る。あるいは、修正すべき欠陥パターンに隣接するパタ
ーンに近い周辺部を残して除去し、さらに、その後、該
周辺部を除去する工程を含むように構成する。
修正方法に関し、集束イオンビームによる欠陥パターン
修正の際に、修正する欠陥パターンの周辺のパターンへ
の再付着の問題を回避して、パターンの寸法精度の劣化
を防止する優れたパターン修正方法を提供することを目
的とする。 【構成】 本発明のパターン修正方法は、修正すべき欠
陥パターンを集束イオンビームで除去する場合に、修正
すべき欠陥パターンに隣接するパターンからより離れた
領域から先に除去し、さらに順次隣接するパターンによ
り近い領域へと除去してゆく工程を含むように構成す
る。あるいは、修正すべき欠陥パターンに隣接するパタ
ーンに近い周辺部を残して除去し、さらに、その後、該
周辺部を除去する工程を含むように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置の
パターン形成プロセスにおける、パターン欠陥を集束イ
オンビームにより除去してパターンを修正する方法に関
する。
パターン形成プロセスにおける、パターン欠陥を集束イ
オンビームにより除去してパターンを修正する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】超LSI回路装置の微細化に伴って、回
路パターンをより高精度に形成することが要求されてき
ている。一旦形成した回路パターンの欠陥部分を修正す
る場合においても同様に高精度でしかも、修正部分以外
の部分には影響がないようなパターン修正方法が要求さ
れる。
路パターンをより高精度に形成することが要求されてき
ている。一旦形成した回路パターンの欠陥部分を修正す
る場合においても同様に高精度でしかも、修正部分以外
の部分には影響がないようなパターン修正方法が要求さ
れる。
【0003】加工精度の向上により、たとえば0.3μ
m以下の線幅ないしスペース幅を持つパターンを実現す
るためX線露光技術が開発されている。X線露光用マス
クは、たとえばSi基板上にSiC膜を形成し、マスク
領域のSi基板をエッチングで除去してSiC膜のみを
残してX線透過下地を形成する。SiC下地上にTa、
W等によりX線遮蔽パターンを形成する。
m以下の線幅ないしスペース幅を持つパターンを実現す
るためX線露光技術が開発されている。X線露光用マス
クは、たとえばSi基板上にSiC膜を形成し、マスク
領域のSi基板をエッチングで除去してSiC膜のみを
残してX線透過下地を形成する。SiC下地上にTa、
W等によりX線遮蔽パターンを形成する。
【0004】ところで、マスク形成の際、遮蔽用パター
ンが余分に付着して欠陥を作ることがある。これらのマ
スクを利用しようとすると、欠陥の修正が必要である。
たとえば、集束イオンビームによるパターン修正は、イ
オン源からのイオン粒子を加速して被加工物の欠陥パタ
ーンに衝突させ、その加速イオンの運動エネルギーによ
り欠陥パターンを形成している原子を弾き飛ばしてパタ
ーン修正を行う。
ンが余分に付着して欠陥を作ることがある。これらのマ
スクを利用しようとすると、欠陥の修正が必要である。
たとえば、集束イオンビームによるパターン修正は、イ
オン源からのイオン粒子を加速して被加工物の欠陥パタ
ーンに衝突させ、その加速イオンの運動エネルギーによ
り欠陥パターンを形成している原子を弾き飛ばしてパタ
ーン修正を行う。
【0005】この方法は、ビームスポットをきわめて微
細化することが可能であることと、レーザビーム照射に
よる方法のように熱エネルギにより対象物を溶融、蒸発
させて除去するものに比べて、原子を数個〜数十個の単
位でスパッタリングにより弾き飛ばすことができる為、
その切り口の精度が格段に鋭いことなどの理由で、X線
露光用マスクパターンの修正等に利用される。
細化することが可能であることと、レーザビーム照射に
よる方法のように熱エネルギにより対象物を溶融、蒸発
させて除去するものに比べて、原子を数個〜数十個の単
位でスパッタリングにより弾き飛ばすことができる為、
その切り口の精度が格段に鋭いことなどの理由で、X線
露光用マスクパターンの修正等に利用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】集束イオンビームを被
加工物の欠陥のパターンに照射する際に、その欠陥パタ
ーンの周辺に別のパターンが存在する場合、イオンビー
ムによって弾き飛ばされたパターン形成原子が周辺の別
のパターンに飛来して、その側壁に付着するという現象
が生じる。
加工物の欠陥のパターンに照射する際に、その欠陥パタ
ーンの周辺に別のパターンが存在する場合、イオンビー
ムによって弾き飛ばされたパターン形成原子が周辺の別
のパターンに飛来して、その側壁に付着するという現象
が生じる。
【0007】その別のパターンが正常なパターンの場合
には、付着した原子が堆積すると、その部分が欠陥とな
る可能性がある。図6に、集束イオンビームによる欠陥
パターン修正により別のパターンに原子が堆積する過程
を二つの模式断面図によって示す。
には、付着した原子が堆積すると、その部分が欠陥とな
る可能性がある。図6に、集束イオンビームによる欠陥
パターン修正により別のパターンに原子が堆積する過程
を二つの模式断面図によって示す。
【0008】図6の上側に示した工程では、基板60上
に、ある間隔をおいて隣接するパターン61と62とが
形成されている。パターン61には欠陥部分63があ
り、この欠陥部分63を集束イオンビーム64により弾
き飛ばして(スパッタして)除去する。
に、ある間隔をおいて隣接するパターン61と62とが
形成されている。パターン61には欠陥部分63があ
り、この欠陥部分63を集束イオンビーム64により弾
き飛ばして(スパッタして)除去する。
【0009】このとき、弾きとばされたスパッタ原子6
5は四方八方に飛散するが、その一部は、図の水平方
向、すなわち、隣の正常なパターン62に向かって飛散
する。欠陥部分63上を集束イオンビーム64で何度か
走査を繰り返して削り取る内に、図6の下側に示したよ
うに正常なパターン62の側壁面にスパッタ原子による
堆積物66が形成される。
5は四方八方に飛散するが、その一部は、図の水平方
向、すなわち、隣の正常なパターン62に向かって飛散
する。欠陥部分63上を集束イオンビーム64で何度か
走査を繰り返して削り取る内に、図6の下側に示したよ
うに正常なパターン62の側壁面にスパッタ原子による
堆積物66が形成される。
【0010】この効果を再付着と呼び、これが修正精度
上問題となることは、例えば、ケー・ピー・ミューラ
(K.P.Muller)による文献SPIE,Vo
l.1263,p.12(1990年)等に詳しく説明
されている。この現象は、物理的に不可避の問題であ
り、再付着を完全に無くすことは出来ない。
上問題となることは、例えば、ケー・ピー・ミューラ
(K.P.Muller)による文献SPIE,Vo
l.1263,p.12(1990年)等に詳しく説明
されている。この現象は、物理的に不可避の問題であ
り、再付着を完全に無くすことは出来ない。
【0011】再付着の量は、集束イオンビームによる除
去工程をゆっくりと時間をかけて行う方が少なくなる
が、その場合には欠陥修正に時間がかかり、修正工程の
スループットが長くなるという問題が生じる。
去工程をゆっくりと時間をかけて行う方が少なくなる
が、その場合には欠陥修正に時間がかかり、修正工程の
スループットが長くなるという問題が生じる。
【0012】この再付着を実用上問題とならない程度に
抑制する方法が、例えば、特開平1─234564号公
報に提案されている。その方法は、修正すべき部位の周
辺に電界を印加して、集束イオンビームによりスパッタ
されたイオン化原子団を電極上に補集するものである。
抑制する方法が、例えば、特開平1─234564号公
報に提案されている。その方法は、修正すべき部位の周
辺に電界を印加して、集束イオンビームによりスパッタ
されたイオン化原子団を電極上に補集するものである。
【0013】しかし、この方法では、集束イオンビーム
によりスパッタされた原子はすべてがイオン化されては
いないので、補集される原子は一部である。且つまた、
イオンビーム照射領域に複雑な電界を発生させること
は、イオンビームの位置精度上問題がある。このため、
再付着の問題を完全に解決して良好なパターンを得る効
果は期待し難い。
によりスパッタされた原子はすべてがイオン化されては
いないので、補集される原子は一部である。且つまた、
イオンビーム照射領域に複雑な電界を発生させること
は、イオンビームの位置精度上問題がある。このため、
再付着の問題を完全に解決して良好なパターンを得る効
果は期待し難い。
【0014】本発明の目的は、集束イオンビームによる
パターン修正の際に、修正する欠陥パターンの周辺のパ
ターンへの再付着の問題を回避して、パターンの寸法精
度の劣化を防止する優れたパターン修正方法を提供する
ことである。
パターン修正の際に、修正する欠陥パターンの周辺のパ
ターンへの再付着の問題を回避して、パターンの寸法精
度の劣化を防止する優れたパターン修正方法を提供する
ことである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の方法によれば、
修正すべき欠陥パターンを集束イオンビームで除去する
場合に、修正すべき欠陥パターンに隣接するパターンか
らより離れた領域から先に除去し、さらに順次隣接する
パターンにより近い領域へと除去してゆく。
修正すべき欠陥パターンを集束イオンビームで除去する
場合に、修正すべき欠陥パターンに隣接するパターンか
らより離れた領域から先に除去し、さらに順次隣接する
パターンにより近い領域へと除去してゆく。
【0016】あるいは、本発明の別の方法によれば、修
正すべき欠陥パターンに隣接するパターンに近い周辺部
を残して除去し、さらに、その後、該周辺部を除去す
る。
正すべき欠陥パターンに隣接するパターンに近い周辺部
を残して除去し、さらに、その後、該周辺部を除去す
る。
【0017】
【作用】集束イオンビームにより欠陥部を削り取る工程
において、正常なパターンに最も近い部分を削るのは工
程の一番最後とするように制御することにより、隣接パ
ターンに最も近い部分が再付着の盾ないし防御壁の役目
を果たすので、正常パターンへの再付着はごく微量に押
さえられる。
において、正常なパターンに最も近い部分を削るのは工
程の一番最後とするように制御することにより、隣接パ
ターンに最も近い部分が再付着の盾ないし防御壁の役目
を果たすので、正常パターンへの再付着はごく微量に押
さえられる。
【0018】
【実施例】図1に、本発明の方法を実施するための装置
の基本構成を示する。図1において、1は高真空に排気
された真空容器であり、その内部にガリウム(Ga)イ
オン源2があり、そこから電界放射されたGaイオンビ
ーム3は、収束、投影レンズ系(図示せず)で集束さ
れ、静電レンズ群からなる集束イオンビーム偏向系4で
偏向されて修正すべきパターンが形成されている下地5
上に照射される。
の基本構成を示する。図1において、1は高真空に排気
された真空容器であり、その内部にガリウム(Ga)イ
オン源2があり、そこから電界放射されたGaイオンビ
ーム3は、収束、投影レンズ系(図示せず)で集束さ
れ、静電レンズ群からなる集束イオンビーム偏向系4で
偏向されて修正すべきパターンが形成されている下地5
上に照射される。
【0019】ビーム偏向系4と下地5との間には、マイ
クロチャネルプレートからなる2次イオン検出器6が配
置され、イオンビームの照射により下地5から発生した
2次電子を検出して、その検出した2次イオンを電気信
号としてコンピュータ7に提供する。
クロチャネルプレートからなる2次イオン検出器6が配
置され、イオンビームの照射により下地5から発生した
2次電子を検出して、その検出した2次イオンを電気信
号としてコンピュータ7に提供する。
【0020】コンピュータ7は検出器6からの電気信号
を下地5の表面の画像信号として処理して画像データメ
モリ8に供給する。コンピュータ7は公知のマイクロコ
ンピュータが利用できる。画像データメモリ8の画像デ
ータは、表示装置9により下地表面のパターン10およ
び欠陥11を映像化させる。
を下地5の表面の画像信号として処理して画像データメ
モリ8に供給する。コンピュータ7は公知のマイクロコ
ンピュータが利用できる。画像データメモリ8の画像デ
ータは、表示装置9により下地表面のパターン10およ
び欠陥11を映像化させる。
【0021】まず最初に、パターンを削るほどでない低
電流の集束イオンビームで、欠陥があるであろうとされ
る修正部位とその周辺の回路パターン領域を走査して、
上記の方法で画像表示する。
電流の集束イオンビームで、欠陥があるであろうとされ
る修正部位とその周辺の回路パターン領域を走査して、
上記の方法で画像表示する。
【0022】次に、画像処理装置12は、コンピュータ
7からの画像信号を解析して、欠陥11の位置およびそ
の形状、ならびに欠陥11の近傍のパターンの位置等を
把握して、集束イオンビーム偏向系4の走査および加速
電圧、あるいはビーム電流値等を制御して、欠陥部11
に集束イオンビームを照射して欠陥部11を削り取る。
7からの画像信号を解析して、欠陥11の位置およびそ
の形状、ならびに欠陥11の近傍のパターンの位置等を
把握して、集束イオンビーム偏向系4の走査および加速
電圧、あるいはビーム電流値等を制御して、欠陥部11
に集束イオンビームを照射して欠陥部11を削り取る。
【0023】この欠陥部11を削り取る工程において、
画像処理装置12は、正常なパターン10に最も近い部
分を削るのは工程の一番最後とするように偏向系4を制
御する。そうすることにより、正常パターン10への再
付着は最小限度に押さえられて、再付着による寸法精度
の悪化を防止することができる。
画像処理装置12は、正常なパターン10に最も近い部
分を削るのは工程の一番最後とするように偏向系4を制
御する。そうすることにより、正常パターン10への再
付着は最小限度に押さえられて、再付着による寸法精度
の悪化を防止することができる。
【0024】図2に、本発明の方法による集束イオンビ
ームによるX線露光用マスクの欠陥修正方法の手順の実
施例を示す。図2は、例えば画像表示装置9によるマス
クパターン修正部分とその周辺部の平面画像を修正工程
順に(a),(b),(c)と表したものである。
ームによるX線露光用マスクの欠陥修正方法の手順の実
施例を示す。図2は、例えば画像表示装置9によるマス
クパターン修正部分とその周辺部の平面画像を修正工程
順に(a),(b),(c)と表したものである。
【0025】図2において、斜線部が下地5の表面に形
成されたパターンを示す。(a)において、11が欠陥
部分であり、10、10aは欠陥部分11に隣接する正
常なパターン10である。X線露光用マスクの下地材料
としては、Si基板の開口部に形成されたシリコンカー
バイド(SiC)膜等が用いられる。X線吸収作用を有
するパターン材料としては、タンタル(Ta)等が用い
られる。
成されたパターンを示す。(a)において、11が欠陥
部分であり、10、10aは欠陥部分11に隣接する正
常なパターン10である。X線露光用マスクの下地材料
としては、Si基板の開口部に形成されたシリコンカー
バイド(SiC)膜等が用いられる。X線吸収作用を有
するパターン材料としては、タンタル(Ta)等が用い
られる。
【0026】集束イオンビームによる欠陥修正の際に、
下地材料までもスパッタして削りとってしまい、マスク
パターンの寸法精度に影響を与えないかということがマ
スク修正の1つの問題としてある。
下地材料までもスパッタして削りとってしまい、マスク
パターンの寸法精度に影響を与えないかということがマ
スク修正の1つの問題としてある。
【0027】本実施例の場合、下地5の材料であるSi
Cのイオンビームによるスパッタ率は、パターン材のT
aのスパッタ率の約1/4であり、同じビーム強度でも
下地5の方がはるかに削られにくい。さらに、下地5に
はパターン11,10を保持するために充分な機械的強
度をもたせる。
Cのイオンビームによるスパッタ率は、パターン材のT
aのスパッタ率の約1/4であり、同じビーム強度でも
下地5の方がはるかに削られにくい。さらに、下地5に
はパターン11,10を保持するために充分な機械的強
度をもたせる。
【0028】たとえば、下地5の厚みが2〜3μmで、
Taパターンの厚みが0.8μm程度であり、0.8μ
m厚のTaパターン11を削り取る間に周辺の下地5は
0.2μm削られるが、下地全体の厚み2〜3μmに対
しては無視できる量である。
Taパターンの厚みが0.8μm程度であり、0.8μ
m厚のTaパターン11を削り取る間に周辺の下地5は
0.2μm削られるが、下地全体の厚み2〜3μmに対
しては無視できる量である。
【0029】たとえば、2×5μmの領域のSiC膜を
イオンビームで削る場合をシュミレーションした場合、
0.2μm削り取ると、周辺の下地の位置歪みは、約
0.001μm程度となり、まったく問題ない量であ
る。(このシュミレーションの条件は、Taの内部応力
を1×108 dyn/cm2 ,SiCの内部応力を4×
109 dyn/cm2 でヤング率を4×1012dyn/
cm2 とした。)図2の(b)において、欠陥部11の
外周部13以外の部分を集束イオンビーム3で走査して
外周部13を図示のように残しながら欠陥部11を削除
する。この残す外周部12の幅はたとえば約0.2μm
程度である。外周部13を残しながら欠陥部11を削る
ことにより、外周部13がスパッタ原子の盾の役目を果
たし、横方向に飛散するスパッタ原子が正常な隣接パタ
ーン10aの側壁に付着することを防止する。
イオンビームで削る場合をシュミレーションした場合、
0.2μm削り取ると、周辺の下地の位置歪みは、約
0.001μm程度となり、まったく問題ない量であ
る。(このシュミレーションの条件は、Taの内部応力
を1×108 dyn/cm2 ,SiCの内部応力を4×
109 dyn/cm2 でヤング率を4×1012dyn/
cm2 とした。)図2の(b)において、欠陥部11の
外周部13以外の部分を集束イオンビーム3で走査して
外周部13を図示のように残しながら欠陥部11を削除
する。この残す外周部12の幅はたとえば約0.2μm
程度である。外周部13を残しながら欠陥部11を削る
ことにより、外周部13がスパッタ原子の盾の役目を果
たし、横方向に飛散するスパッタ原子が正常な隣接パタ
ーン10aの側壁に付着することを防止する。
【0030】この場合のビーム加速電圧は、たとえば2
0keV,ビーム電流は100pA程度、集束したビー
ムスポット径は公称0.1μmである。この条件で、パ
ターン幅が0.1μmの場合0.01μm程度の精度で
削ることができる。
0keV,ビーム電流は100pA程度、集束したビー
ムスポット径は公称0.1μmである。この条件で、パ
ターン幅が0.1μmの場合0.01μm程度の精度で
削ることができる。
【0031】最後に、図2の(c)に示すように、残っ
た外周部13をイオンビーム3で削り取って修正を完了
する。外周部13のスパッタ原子による再付着は、その
量が極めて少ないために、正常パターン10の精度に影
響を与える程にはならない。
た外周部13をイオンビーム3で削り取って修正を完了
する。外周部13のスパッタ原子による再付着は、その
量が極めて少ないために、正常パターン10の精度に影
響を与える程にはならない。
【0032】次に、欠陥パターン11の修正の際のイオ
ンビームの走査手順をさらに詳しく図3を参照して説明
する。図3のAの矢印の方向に外周部13を残して欠陥
パターン11の内側へとパターンを削ってゆく場合と、
Bの矢印の方向にパターン11の内側から外周部13の
方向に向かって順次削ってゆく場合とがある。
ンビームの走査手順をさらに詳しく図3を参照して説明
する。図3のAの矢印の方向に外周部13を残して欠陥
パターン11の内側へとパターンを削ってゆく場合と、
Bの矢印の方向にパターン11の内側から外周部13の
方向に向かって順次削ってゆく場合とがある。
【0033】Aの場合には外周部13を必要な厚さだけ
残して欠陥11の右側からエッチングを始め、パターン
10の右側部を形成した後、外周部13を除去する。B
の場合には、パターン10の右端部から欠陥11の外側
に削っていく内に、すでに削り終えた内側部分に再付着
が生じるため、パターン10の形状が変化する。
残して欠陥11の右側からエッチングを始め、パターン
10の右側部を形成した後、外周部13を除去する。B
の場合には、パターン10の右端部から欠陥11の外側
に削っていく内に、すでに削り終えた内側部分に再付着
が生じるため、パターン10の形状が変化する。
【0034】そこで、再付着の量を予め見込んで、その
分を余計に最初内側に削り込んでおけばよい。いずれの
場合でも、図1の画像処理装置12においてビームの走
査が制御される。
分を余計に最初内側に削り込んでおけばよい。いずれの
場合でも、図1の画像処理装置12においてビームの走
査が制御される。
【0035】さらに、図4に、正常なパターン14の近
傍に島状の孤立した欠陥パターン15がある場合を示
す。この場合の欠陥の修正方法は、図の矢印のように、
正常パターン14から最も離れた部分から順次近い部分
に向かって削り取ってゆけばよい。あるいは、欠陥パタ
ーン15の中心部から外側に向かって渦巻き状に削り取
っていってもよい。
傍に島状の孤立した欠陥パターン15がある場合を示
す。この場合の欠陥の修正方法は、図の矢印のように、
正常パターン14から最も離れた部分から順次近い部分
に向かって削り取ってゆけばよい。あるいは、欠陥パタ
ーン15の中心部から外側に向かって渦巻き状に削り取
っていってもよい。
【0036】次に、図5に、本発明の方法の別の実施例
を実施する装置の構成を示す。図5において図1と同じ
参照番号のものは、同一の装置を示すので、同一の装置
については簡単のため説明を省略する。
を実施する装置の構成を示す。図5において図1と同じ
参照番号のものは、同一の装置を示すので、同一の装置
については簡単のため説明を省略する。
【0037】図5の実施例において、図1のものと異な
る箇所は、2次イオン質量分析器16が設けられたこと
である。この2次イオン質量分析装置16は、検出器6
からの出力信号を解析して、下地5およびその上のパタ
ーン10の材料まで同定し、その検出結果を画像処理装
置12に与える。
る箇所は、2次イオン質量分析器16が設けられたこと
である。この2次イオン質量分析装置16は、検出器6
からの出力信号を解析して、下地5およびその上のパタ
ーン10の材料まで同定し、その検出結果を画像処理装
置12に与える。
【0038】従って、画像処理装置12は、欠陥の形状
や位置情報のみならず、その材料も考慮して、修正条件
たとえば、加速電圧や電流値を制御することができ、最
適な修正動作が自動的に決定できる。画像処理装置12
はコンピュータ7のプログラムによりソフト的に実現す
ることができる。
や位置情報のみならず、その材料も考慮して、修正条件
たとえば、加速電圧や電流値を制御することができ、最
適な修正動作が自動的に決定できる。画像処理装置12
はコンピュータ7のプログラムによりソフト的に実現す
ることができる。
【0039】以上述べた、図1と図5の修正装置では、
画像処理装置12が自動的に修正条件あるいは偏向動作
を制御したが、オペレータが画像表示装置9の欠陥画像
を目視しながら手動で、偏向系4を操作したり、イオン
源の電圧あるいは電流を調整することも可能である。
画像処理装置12が自動的に修正条件あるいは偏向動作
を制御したが、オペレータが画像表示装置9の欠陥画像
を目視しながら手動で、偏向系4を操作したり、イオン
源の電圧あるいは電流を調整することも可能である。
【0040】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。たとえば、
種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者
に自明であろう。
本発明はこれらに制限されるものではない。たとえば、
種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者
に自明であろう。
【0041】
【発明の効果】上記したように、集束イオンビームによ
りマスクの欠陥部を削り取る工程において、正常なパタ
ーンに最も近い部分を削るのは工程の一番最後とするよ
うに制御することにより、隣接パターンに最も近い部分
が再付着の盾の役目を果たすので、正常パターンへの再
付着はごく微量に押さえられ、再付着による寸法精度の
悪化を防止することができる。
りマスクの欠陥部を削り取る工程において、正常なパタ
ーンに最も近い部分を削るのは工程の一番最後とするよ
うに制御することにより、隣接パターンに最も近い部分
が再付着の盾の役目を果たすので、正常パターンへの再
付着はごく微量に押さえられ、再付着による寸法精度の
悪化を防止することができる。
【図1】本発明の実施例に用いる集束イオンビームを用
いたパターン修正装置の構成を示す図である。
いたパターン修正装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例の方法によるX線露光用マスク
の欠陥修正の手順を示す図である。
の欠陥修正の手順を示す図である。
【図3】本発明の実施例の方法による欠陥修正の手順の
詳細を示す図である。
詳細を示す図である。
【図4】本発明の実施例の方法による別の欠陥修正の手
順の詳細を示す図である。
順の詳細を示す図である。
【図5】本発明の実施例に用いる集束イオンビームを用
いたパターン修正装置の構成を示す図である。
いたパターン修正装置の構成を示す図である。
【図6】従来の技術によるパターン修正方法により発生
する再付着を説明する断面図である。
する再付着を説明する断面図である。
1・・・・・・真空容器 2・・・・・・イオン源 3・・・・・・イオンビーム 4・・・・・・集束イオンビーム偏向系 5・・・・・・下地 6・・・・・・2次イオン検出器 7・・・・・・コンピュータ 8・・・・・・画像データメモリ 9・・・・・・画像表示装置 10,14・・正常パターン 11,15・・欠陥パターン 12・・・・・画像処理装置 13・・・・・外周部 16・・・・・2次イオン質量分析装置
Claims (2)
- 【請求項1】 基板(5)上に形成された被加工物の欠
陥パターン(11)を集束イオンビーム(3)を照射し
て除去して修正する方法であって、 修正すべき欠陥パターン(11)を前記集束イオンビー
ム(3)で除去する場合に、該修正すべき欠陥パターン
(11)に隣接するパターン(10)からより離れた領
域から、該隣接するパターン(10)により近い領域の
順に除去してゆく工程を含む集束イオンビームによるパ
ターン修正方法。 - 【請求項2】 基板(5)上に形成された被加工物の欠
陥パターン(11)を集束イオンビーム(3)を照射し
て除去して修正する方法であって、 修正すべき欠陥パターン(11)を前記集束イオンビー
ム(3)で除去する場合に、該修正すべき欠陥パターン
(11)に隣接するパターン(10、10a)に近い周
辺部を残して除去する工程と、 前記周辺部をさらに除去する工程とを有する集束イオン
ビームによるパターン修正方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3344588A JPH05204135A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 集束イオンビームによるパターン修正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3344588A JPH05204135A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 集束イオンビームによるパターン修正方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05204135A true JPH05204135A (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=18370434
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3344588A Withdrawn JPH05204135A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 集束イオンビームによるパターン修正方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05204135A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0887103A (ja) * | 1994-09-16 | 1996-04-02 | Toshiba Corp | 位相シフトマスクの欠陥修正方法 |
| JP2004510295A (ja) * | 2000-09-20 | 2004-04-02 | エフ・イ−・アイ・カンパニー | 荷電粒子ビームシステムにおける同時の映像化と照射のためのリアルタイムモニタリング |
| JP2009038043A (ja) * | 2008-11-04 | 2009-02-19 | Hitachi High-Technologies Corp | 半導体の加工観察装置、および半導体の加工観察装置の操作方法 |
| JP2024147572A (ja) * | 2021-09-10 | 2024-10-16 | カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー | マイクロリソグラフィフォトマスクの欠陥の粒子ビーム誘起処理のための方法 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP3344588A patent/JPH05204135A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0887103A (ja) * | 1994-09-16 | 1996-04-02 | Toshiba Corp | 位相シフトマスクの欠陥修正方法 |
| JP2004510295A (ja) * | 2000-09-20 | 2004-04-02 | エフ・イ−・アイ・カンパニー | 荷電粒子ビームシステムにおける同時の映像化と照射のためのリアルタイムモニタリング |
| JP2009038043A (ja) * | 2008-11-04 | 2009-02-19 | Hitachi High-Technologies Corp | 半導体の加工観察装置、および半導体の加工観察装置の操作方法 |
| JP2024147572A (ja) * | 2021-09-10 | 2024-10-16 | カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー | マイクロリソグラフィフォトマスクの欠陥の粒子ビーム誘起処理のための方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990311 |