JPH05205261A - フレキシブル磁気ディスクの摩擦試験方法及びその試験装置 - Google Patents

フレキシブル磁気ディスクの摩擦試験方法及びその試験装置

Info

Publication number
JPH05205261A
JPH05205261A JP4034196A JP3419692A JPH05205261A JP H05205261 A JPH05205261 A JP H05205261A JP 4034196 A JP4034196 A JP 4034196A JP 3419692 A JP3419692 A JP 3419692A JP H05205261 A JPH05205261 A JP H05205261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic head
head
magnetic disk
sliding
flexible
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4034196A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ando
隆 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP4034196A priority Critical patent/JPH05205261A/ja
Publication of JPH05205261A publication Critical patent/JPH05205261A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレキシブル磁気ディスク表面の磁気記録媒
体と磁気ヘッドとの摺動により発生する摩擦力を、ヘッ
ドキャリッジに取り付けた歪ゲージを用いて検出する摩
擦試験方法において、走行安定性と耐摩耗特性に優れた
磁気記録媒体と磁気ヘッドを得るためのフレキシブル磁
気ディスクの摩擦試験方法及びその試験装置である。 【構成】 スピンドルモータ4により回転されるフレキ
シブル磁気ディスク1と前記フレキシブル磁気ディスク
の上下両面の摺動面に摺動方向と直角方向に細かい溝の
テクスチャー処理を施した磁気ヘッド2と、磁気ヘッド
2の摺動面にはトーションばね10により荷重を加え、
磁気ヘッド2をフレキシブル磁気ディスクとの間の摺動
面に生ずる動摩擦によってヘッドキャリッジ3に生ずる
変位を歪ゲージ5により検出してA/D変換ボード8に
よりディジタル値に変換しマイクロコンピュータ9にと
り込み、動摩擦特性の値を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレキシブル磁気記録
装置に使用するフレキシブル磁気ディスクの摩擦試験方
法及びその試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータの急速な普及に
伴って、磁気記録装置に用いる外部記憶素子としてのフ
レキシブル磁気ディスク(以下FDと略す)が広く一般
化され利用されている。更に近年、情報の多様化、多量
化に伴い、取扱が簡便でかつ大容量のFDが求められて
おり、小形高密度FDの開発が相次いでいる。これらの
フレキシブル磁気ディスク装置(以下FDDと略す)で
は、線記録密度、及びトラック密度の高密度化を達成す
るために狭ギャップ、狭トラックの磁気ヘッドが採用さ
れているが、この種の磁気ヘッドを用いた場合、安定、
且つ良好な記録再生特性を得るために、磁気記録媒体
(以下媒体と略す)表面をより平滑化する等して媒体−
磁気ヘッド間のスペーシングロスの低減が図られてき
た。しかしながら、媒体表面の平滑化により媒体と磁気
ヘッド摺動時の媒体と磁気ヘッド間の摩擦係数が増大
し、スティクスリップによる磁気ヘッドの振動、磁気ヘ
ッド鳴き等が発生し、ひいては、FDに要求される最も
重要な信頼性の一つである耐久性にも影響を及ぼすよう
になってきており、詳細に媒体と磁気ヘッドとのインタ
ーフェースのデータを把握しておくことが望まれる。従
来より、FDと磁気ヘッド間の摩擦試験は、FDの走行
安定性を確保する上での重要な検討手段の一つとして様
々な方法で精力的に行われてきた。その一例として、F
Dに磁気ヘッドが接触した状態でディスクを回転させ、
この時磁気ヘッドが受ける力を、該磁気ヘッドを保持し
ているヘッドキャリッジに取り付けた歪ゲージによって
検出する方法や、同様に、FDに磁気ヘッドが接触した
状態でFDを回転させ、この時FDを回転させるスピン
ドルモーターのトルクを検出する方法等が挙げられる。
【0003】しかしながら、前記の方法を用いた摩擦試
験は、実際にFDがFDDによって駆動されている状態
での動的な摩擦現象を検出する目的や、FD媒体の物性
的な特性を調査するための静的な摩擦現象を検出する目
的で行われており、本来、媒体と磁気ヘッド間の摩擦の
挙動は、媒体及び磁気ヘッドの表面特性、媒体磁性層の
物性、媒体に含まれる潤滑剤等様々な要因の組合せで示
されるものであり、そのメカニズムを解明するためには
必ずしも十分な試験方法ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、懸かる現状
に鑑みてなされたものである。即ち本発明の目的とする
ところは、媒体と磁気ヘッドとの摺動により発生する摩
擦力を、ヘッドキャリッジに取り付けた歪ゲージを用い
て検出する摩擦試験方法において、従来の試験方法の問
題点を解決し、走行安定性と耐摩耗性に優れた磁気記録
媒体と磁気ヘッドを得るための、媒体磁気ヘッドインタ
ーフェース情報を簡便に提供できるフレキシブル磁気デ
ィスクの摩擦試験方法及びその試験装置を提供する事に
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために、媒体、磁気ヘッド間の実際の動作状
態における動的な接触状態に着目して、種々の媒体、磁
気ヘッドに関し、摩擦力の大きさやその変動幅を詳細に
検討したところ、磁気ヘッド摺動面にラッピングテープ
によって磁気ヘッド摺動方向に対し方向性を有する微小
な溝を形成すること(テクスチャー処理と称す)により
試験用磁気ヘッドの表面を粗し、表面粗さと溝の方向性
がFDの媒体特性、特に耐久性を決定する耐摩耗性を評
価する上で特に有用であることを見出し、本発明に至っ
た。
【0006】即ち、前記ヘッドキャリッジに取り付けた
歪ゲージによって摩擦力を検出する手法において、通常
のFDDに使用されている磁気ヘッドを用いて、従来の
磁気ヘッドへの荷重、及び回転数で摩擦試験を行った場
合は、媒体や磁気ヘッドの表面性あるいは媒体の潤滑性
に対して現れる摩擦特性に対して、前記磁気ヘッドの摺
動面にFDの摺動方向と直交する方向に沿ってテクスチ
ャー処理が施され、該テクスチャー処理面の中心線平均
粗さ(Ra:JIS−B0601に準拠)がFDの摺動
方向において0.05μmないし0.10μmの範囲に
ある磁気ヘッドを用いて同様に摩擦試験を行った場合
は、FD表面に塗布された媒体磁性層の物性、特に耐摩
耗性が動摩擦特性と相関が認められ、更に、両特性の変
化の割合がFD媒体の耐久性を示す指標になることが判
った。
【0007】本発明は、回転するFDに磁気ヘッドを接
触摺動させ、この時、媒体と磁気ヘッド間で発生する摩
擦力をヘッドキャリッジに取り付けた歪ゲージによって
検出するFD摩擦試験方法において、前記磁気ヘッドの
摺動面にフレキシブル磁気ディスクの摺動方向と直交す
る方向に沿ってテクスチャー処理が施されている磁気ヘ
ッドと、従来の磁気ヘッドとを用いて前記摩擦力を計測
し、かつ前記計測値の変化率を求めることにより、FD
媒体表面の耐摩耗性を評価することが出来ることを特徴
とするフレキシブル磁気ディスクの摩擦試験方法、及び
磁気ディスクを回転させるスピンドルモータの制御と、
前記歪ゲージの出力の解析をマイクロコンピューターに
よってプログラマブルに行えるよう構成したFD摩擦試
験装置である。
【0008】本発明によるフレキシブル磁気ディスクの
摩耗試験方法及びその試験装置は、FDが一回転する毎
に発生するインデックス信号に同期して、歪ゲージの出
力をマイクロコンピューターに取り込むことが可能なた
め、一周当りの摩擦力の平均や変動幅の算出が容易に行
われ、且つ測定回数やデータの取り込みのタイミングを
プログラムすることが可能なため、再現性の良い信頼性
に優れた測定結果を得ることができる。更に、各条件で
算出されたデータをメモリーに格納しておくことができ
るため、ヘッドを変えた時の計測値の変化率等も容易に
算出することができる。
【0009】即ち本発明は、1.回転するフレキシブル
磁気ディスクに磁気ヘッドを接触摺動させ、該磁気ヘッ
ドを保持するヘッドキャリッジの摺動方向の微小変位を
検出してなるフレキシブル磁気ディスクの摩擦試験方法
において、該磁気ヘッドの摺動面にフレキシブル磁気デ
ィスクとの摺動方向と直交する方向に沿う細かい溝を設
けたテクスチャー処理を施した磁気ヘッドと、摺動面が
平滑な磁気ヘッドとを用いてヘッドキャリッジに生ずる
微小変位を計測し、テクスチャー処理を施した磁気ヘッ
ドと摺動面が平滑な磁気ヘッドとの動摩擦係数の値及び
値の差を求めることによりフレキシブル磁気ディスク記
録媒体の特性を評価するよう構成した事を特徴とするフ
レキシブル磁気ディスクの摩擦試験方法である。2.第
1請求項記載の磁気ヘッド摺動面のテクスチャー処理面
の中心線平均粗さは、フレキシブル磁気ディスクの摺動
方向に0.05μmないし0.10μmの範囲にあるこ
とを特徴とするフレキシブル磁気ディスクの摩擦試験方
法である。3.スピンドルモータに駆動され回転するフ
レキシブル磁気ディスクに接触摺動する磁気ヘッドと、
磁気ヘッドの摺動面に接触圧を加えるトーションばねと
磁気ヘッドを保持するヘッドキャリッジと、該ヘッドキ
ャリッジの微小変位を検出する歪ゲージと、歪ゲージに
検出した変位を歪アンプで増幅しアナログ・ディジタル
変換を行った値を取り込むマイクロコンピュータとより
なり、前記スピンドルモーターの回転の制御によるイン
デックス信号により前記磁気ヘッドがフレキシブル磁気
ディスク面上を摺動する摩擦力を示す前記歪ゲージの出
力の解析をマイクロコンピュータにより解析するよう構
成され、摺動方向の表面粗さが0.05μmないし0.
1μmの範囲の面粗度を有する磁気ヘッドと、摺動面が
平滑な磁気ヘッドとによりフレキシブル磁気ディスク面
を摺動した時の動摩擦係数を求めるよう構成したことを
特徴とするフレキシブル磁気ディスクの摩擦試験装置で
ある。
【0010】
【作用】本発明によれば、前記FDの摩擦試験方法にお
いて、FDの摺動方向に直交する方向に適度なテクスチ
ャー処理を施した磁気ヘッドを用いることにより、テク
スチャー処理によって形成された摺動方向と直交する方
向に指向して並んでいる多数の微細な溝が、摩擦試験時
のFD媒体磁性層の摩耗を促進する。従って、通常のF
DDに使用されている磁気ヘッドを用いた摩擦試験によ
り示される媒体や磁気ヘッドの表面特性、あるいは媒体
の潤滑性と、テクスチャー処理を施した磁気ヘッドを用
いた摩擦試験により示されるFD媒体の耐摩耗特性の比
とが、媒体と磁気ヘッドとのインターフェース情報を示
す動摩擦特性データに再現性が良く得ることができるた
め、これらのデータを解析することによって、高密度記
録においても長期に亘り、走行安定性に優れた磁気記録
媒体を有するFDを提供することが可能となる。
【0011】尚、本発明による磁気ヘッドのテクスチャ
ー処理面の表面粗さは、FD摺動方向における中心線平
均粗さ(Ra)の値で0.05μmないし0.10μm
の範囲にあることが望ましく、粗すぎると媒体表面を傷
つけてしまい再現性のある結果が得られなくなり、滑ら
か過ぎると摩耗に対する効果が際立って現われなくな
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を用いて詳細に説
明する。図1は本発明のFD摩擦試験装置の構成図であ
り、図2は媒体上を摺動する磁気ヘッドを先端に取り付
けたヘッドキャリッジと、ヘッドキャリッジの変位を検
出する歪ゲージを示す平面図であり、図3はテクスチャ
ー処理を施した磁気ヘッドの主として摺動面を示し、図
3の(a)にテクスチャー処理を施した磁気ヘッドを、
図3の(b)は図3の(a)の側面図、図3の(c)は
正面図を示す。図1に示すFD摩擦試験装置は、フレキ
シブル磁気ディスク1が、該フレキシブル磁気ディスク
1の上下両面に配設された磁気ヘッド2によりヘッドキ
ャリッジ3を介して挟持されている。前記磁気ヘッド2
に挟持されたフレキシブル磁気ディスク1は、加圧用の
トーションばね10により磁気ヘッド2がフレキシブル
磁気ディスク1の表面に押し付けられた状態で、スピン
ドルモータ4の駆動によって回転する。この時、図2に
示すように、ヘッドキャリッジ3は、フレキシブル磁気
ディスク1の回転に伴い媒体と磁気ヘッドとの摺動方向
に摩擦力を受け、微小変位を生じる。この微小変位をヘ
ッドキャリッジ3の延長線上に設けられたヘッドキャリ
ッジ支点6を介して、歪みゲージ5によって摩擦力とし
て検出する。更に図1に示すように前記歪ゲージ5の出
力は、歪アンプ7で増幅されA/D変換ボード8によっ
て量子化され、ディジタルデータとしてマイクロコンピ
ューター9に取り込まれる。また、スピンドルモーター
4は、その制御系、及びインデックス信号がマイクロコ
ンピューター9に接続されているため、インデックス信
号に同期したデータの取り込みが可能となっている。本
実施例における歪ゲージには、共和電業社の120T−
20Bを、また、歪アンプとしては同社のDPM−60
1Bを使用した。またテクスチャー処理が施される磁気
ヘッドは、図3の(a)の拡大表面14に示すように、
FD摺動方向11に直交する方向にその処理がなされ、
図3の(c)に示す拡大粗さ15に示すようにテクチャ
ー処理が施されたヘッド摺動面は、その摺動方向と直交
する方向へ微細な溝が多数形成されている。更にFD摺
動方向11における拡大粗さ15から、FD摺動方向1
1と直交する方向へ形成した溝の中心線平均粗さRaを
知ることができ、テクスチャー処理による表面状態を把
握出来る。
【0013】実施例1 図1に示されるFD摩擦試験装置に図2に示す(株)東
芝製PD−210の磁気ヘッド及びヘッドキャリッジ3
を組み込み本発明のフレキシブル磁気ディスク摩耗試験
装置を試作して、表1に示される表面粗さが異なる3種
類の3.5”バリウムフェライト4MBフロッピーディ
スク(A群試料No.A−1ないしA−3)について、
テクスチャー処理を施さない従来の磁気ヘッドとテクス
チャー処理を施した本発明の磁気ヘッドとを用いて摩擦
試験を行った。この時テクスチャー処理を施さない磁気
ヘッドの摺動面の表面粗さRaの値は0.003μm、
テクスチャー処理を施した磁気ヘッドの摺動面の表面粗
さRaの値は0.050μmである。ここで表1に示さ
れるFD媒体の表面粗さ、及び磁気ヘッド摺動面の表面
粗さはJIS−B0601に規定された中心線平均粗さ
Raで表されており、Raの測定には東京精密社のサー
フコム500Bを使用した。また、摩擦力はインデック
ス信号に同期したディスク一周分の平均摩擦力を三周分
計測しその平均値により求めた。測定結果を図4に示
す。
【表1】
【0014】実施例2 FD媒体試料として、表1に示される3種類の3.5”
バリウムフェライト4MBフロッピーディスク(B群試
料No.B−1ないし試料NoB−3)を用い、実施例
1と同様の方法でテクスチャー処理を施さない摺動面の
Raの値が0.003μmの磁気ヘッドと、テクスチャ
ー処理を施したRaの値が0.05μmの磁気ヘッドを
用いFD媒体表面の粗さに対する摩擦試験を行った。
尚、B群試料は、実施例1におけるA群試料とは磁性層
の構成成分、及びその割合が異なるものである。また、
同一の試料番号を有するものどうしの表面粗さはほぼ等
しくなるように試料を作成した。測定結果を図5に示
す。
【0015】実施例3 FD媒体試料として、表1に示される3種類の3.5”
バリウムフェライト4MBフロッピーディスク(C群試
料No.C−1ないしC−3)を用い、実施例1と同様
の方法でテクスチャー処理を施さない摺動面のRaの値
が0.003μmの磁気ヘッドと、テクスチャー処理を
施したRaの値が0.05μmの磁気ヘッドを用い、F
D媒体表面の粗さに対する摩擦試験を行った。尚、C群
試料は、実施例2におけるB群試料とは磁性層の構成成
分として潤滑剤が一切添加されていない他は全く同じで
ある。測定結果を図6に示す。
【0016】実施例4 FD媒体試料として表面粗さのほぼ等しいA群試料の試
料NoA−2、B群試料の試料NoB−2、C群試料の
試料NoC−2を使用し、試験磁気ヘッドとしてテクス
チャー処理のラッピングテープの番手を変えることによ
り、表面粗さRaの値を0.030μm、0.050μ
m、0.100μm、0.150μmとした磁気ヘッ
ド、及びテクスチャー処理を施さないRa0.003μ
mのヘッドを用い実施例1と同様の方法で摩擦試験を行
った。測定結果を図7に示す。
【0017】以上、実施例1ないし実施例3の摩擦試験
結果を動摩擦係数(摩擦力/ヘッド荷重/2)の値で図
4ないし図6に示し、また、実施例4の摩擦試験結果を
磁気ヘッド摺動面の表面粗さRaに対する動摩擦係数と
して図7に示す。又テクスチャー処理を施さない試験磁
気ヘッドに対するテクスチャー処理面のRaが0.05
0μmである試験磁気ヘッドでの動摩擦係数の変化率
を、50℃湿度10%RH環境下における12トラック
連続走行耐久性パス回数、及び40℃湿度80%RH環
境でヘッドロード状態で4時間放置後の媒体表面の観察
結果を共に、表2に示す。
【0018】図4ないし図6から判るように、本発明の
FD摩擦試験方法、及びその試験装置によれば、媒体の
動摩擦特性はテクスチャー処理を施さない試験磁気ヘッ
ドでの測定結果は、表面性や潤滑剤による媒体と磁気ヘ
ッドとのインターフェース情報を示しており、テクスチ
ャー処理面の表面粗さRaの値が0.050μmである
試験ヘッドでの測定結果は、媒体の表面性や潤滑剤によ
らない磁性層の物性によることが明らかである。また、
図7から明らかなように、テクスチャー処理面の表面粗
さRaの値が0.050μmないし0.100μmの試
験磁気ヘッドでは、各試料群においてそれぞれ同様の摩
擦特性を示すのに対し、テクスチャー処理を施さない表
面粗さRaが0.003μmの試験磁気ヘッドでは、い
ずれも動摩擦係数が低下している。又表面粗さRaが
0.100μm以上の磁気ヘッドでは媒体に傷が発生
し、信頼性のある測定結果が得られなかった。更に、表
2より本発明のフレキシブル磁気ディスクの摩擦試験方
法によって得られた動摩擦係数の変化率が小さい媒体
は、走行安定性に優れており、動摩擦係数の値が大き
く、かつヘッド表面粗さRaの値の変化率が大きな媒体
は、耐久性やヘッド吸着を生じ問題のあることが判明し
た。
【表2】
【0018】
【発明の効果】以上述べたごとく本発明のFD摩擦試験
方法及びその試験装置によれば、通常のFDDに使用さ
れている磁気ヘッドを用いた摩擦試験により示される媒
体や磁気ヘッドの表面性あるいは媒体の潤滑性と、本発
明のテクスチャー処理を施した磁気ヘッドを用いた摩擦
試験により示されるFD媒体の耐摩耗性とは、再現良く
信頼性の高いデータとして得られ、更に、両特性の変化
の割合がFD媒体と磁気ヘッド間の吸着や耐久性を含む
走行安定性を示す指標になることから、長期に亘って、
走行安定性の高いFDを設計する上で不可欠となるトラ
イボロジカルな情報を速やかに得ることができるように
なった。なお、本実施例では、3.5”マイクロフロッ
ピーディスクに関してのみ説明したが、本発明の効果は
3.5”マイクロフロッピーディスクにのみ限定される
ものではなく、8”フロッピーディスク、5.25”ミ
ニフロッピーディスク、3”コンパクトフロッピーディ
スク、2”フロッピーディスク等の各種フロッピーディ
スクにおいてもその効果が認められ、磁気ディスクの種
類に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフレキシブル磁気ディスクの摩擦
試験装置を示す構成図。
【図2】磁気ディスク回転時の摩擦力によるヘッドキャ
リッジの微小変位を示す平面図。
【図3】テクスチャー処理を施した磁気ヘッド摺動面を
示し、図3の(a)は平面図、図3の(b)は側面図、
図3の(c)は正面図である。
【図4】実施例1のA群試料に於けるテクスチャー処理
ヘッドと未処理ヘッドによる動摩耗係数の特性図。
【図5】実施例5のB群試料におけるテクスチャー処理
ヘッドと未処理ヘッドによる動摩擦係数の特性図。
【図6】実施例6のC群試料におけるテクスチャー処理
ヘッドによる動摩擦係数の特性図。
【図7】実施例7のヘッド表面粗さを変えた時のそれぞ
れ媒体の異なるFDの動摩擦係数を示す特性図。
【符号の説明】
1 フレキシブル磁気ディスク(FD) 2 磁気ヘッド 3 ヘッドキャリッジ 4 スピンドルモータ 5 歪ゲージ 6 ヘッドキャリッジ支点 7 歪アンプ 8 A/D変換ボード 9 マイクロコンピューター 10 トーションばね 11 FD摺動方向 12 ヘッドコア 13 ギャップ 14 拡大表面 15 拡大粗さ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するフレキシブル磁気ディスクに磁
    気ヘッドを接触摺動させ、該磁気ヘッドを保持するヘッ
    ドキャリッジの摺動方向の微小変位を検出してなるフレ
    キシブル磁気ディスクの摩擦試験方法において、該磁気
    ヘッドの摺動面にフレキシブル磁気ディスクとの摺動方
    向と直交する方向に沿う細かい溝を設けたテクスチャー
    処理を施した磁気ヘッドと、摺動面が平滑な磁気ヘッド
    とを用いてヘッドキャリッジに生ずる微小変位を計測
    し、テクスチャー処理を施した磁気ヘッドと摺動面が平
    滑な磁気ヘッドとの動摩擦係数の値、及び値の差を求め
    ることによりフレキシブル磁気ディスク記録媒体の特性
    を評価するよう構成した事を特徴とするフレキシブル磁
    気ディスクの摩擦試験方法。
  2. 【請求項2】 第1請求項記載の磁気ヘッド摺動面のテ
    クスチャー処理面の中心線平均粗さは、フレキシブル磁
    気ディスクの摺動方向に0.05μmないし0.10μ
    mの範囲にあることを特徴とするフレキシブル磁気ディ
    スクの摩擦試験方法。
  3. 【請求項3】 スピンドルモータに駆動され回転するフ
    レキシブル磁気ディスクに接触摺動する磁気ヘッドと、
    磁気ヘッドのフレキシブル磁気ディスクの摺動面に接触
    圧を加えるトーションばねと、磁気ヘッドを保持するヘ
    ッドキャリッジと、該ヘッドキャリッジの微小変位を検
    出する歪ゲージと、歪ゲージに検出した変位を歪アンプ
    で増幅しアナログ・ディジタル変換を行った値を取り込
    むマイクロコンピュータとよりなり、前記スピンドルモ
    ーターの回転の制御によるインデックス信号により前記
    磁気ヘッドがフレキシブル磁気ディスク面上を摺動する
    摩擦力を示す前記歪ゲージの出力をマイクロコンピュー
    タにより解析するよう構成され、摺動方向の表面粗さが
    0.05μmないし0.10μmの範囲の面粗度を有す
    る磁気ヘッドと、摺動面が平滑な磁気ヘッドとによりフ
    レキシブル磁気ディスク面を摺動した時の動摩擦係数を
    求めるよう構成したことを特徴とするフレキシブル磁気
    ディスクの摩擦試験装置。
JP4034196A 1992-01-23 1992-01-23 フレキシブル磁気ディスクの摩擦試験方法及びその試験装置 Pending JPH05205261A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4034196A JPH05205261A (ja) 1992-01-23 1992-01-23 フレキシブル磁気ディスクの摩擦試験方法及びその試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4034196A JPH05205261A (ja) 1992-01-23 1992-01-23 フレキシブル磁気ディスクの摩擦試験方法及びその試験装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05205261A true JPH05205261A (ja) 1993-08-13

Family

ID=12407418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4034196A Pending JPH05205261A (ja) 1992-01-23 1992-01-23 フレキシブル磁気ディスクの摩擦試験方法及びその試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05205261A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3723651B2 (ja) 磁気抵抗ヘッドの熱応答を復元するための方法および装置
US6088176A (en) Method and apparatus for separating magnetic and thermal components from an MR read signal
US6930844B2 (en) High precision fly height measurement
US6239936B1 (en) Method and apparatus for calibrating a thermal response of a magnetoresistive element
CN101312049A (zh) 基板、磁性记录介质及其制造方法以及磁性存储设备
US6314814B1 (en) Method and apparatus for precise measurement of pressure dependence of head fly height using transitional thermal signals
KR100947230B1 (ko) 광디스크 표면의 기계적 내구성 검사 장치 및 방법
US6552872B2 (en) Magnetic disk drive capable of preventing stiction of magnetic head
JPS6036012B2 (ja) 磁気デイスク磁性面の強度試験方法
MXPA04010413A (es) Aparato y metodo para probar la resistencia mecanica de una superficie de un disco optico.
JPH05182102A (ja) フレキシブル磁気ディスクの摩擦試験方法及びその試験装置
Patton et al. Friction, wear and magnetic performance of metal evaporated and particulate magnetic tapes
US20020075585A1 (en) Automated drive-level microtrack profile using variable gain amplifier
US6322880B1 (en) Magneto-resistance recording media comprising a foundation layer and a C-overcoat
US6989671B2 (en) Detection of slider-disk interference using a dynamic parametric test
JP3913303B2 (ja) 磁気ディスク記憶装置
Bhushan Tribology of magnetic storage systems
US6940279B2 (en) Transfer function for track average amplitude prediction
Anderson et al. Concurrent measurement of in situ friction force and head signal amplitude during dropouts in rotary head tape drives
Li et al. Effects of media burnish capability to head-disk clearance
JPH07320260A (ja) 薄膜強度の測定方法と磁気ディスク用保護膜
Anderson et al. Effect of environment on drop-outs in rotary head—tape drives
JPH056536A (ja) フレキシブル磁気デイスクの表面特性測定方法およびその測定装置
Bhushan Tribology of Magnetic Head-Medium Interface
JPH05151568A (ja) 磁気記録媒体の耐久性評価試験装置