JPH05207832A - ズワイガニの増養殖方法とその海底牧場 - Google Patents
ズワイガニの増養殖方法とその海底牧場Info
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- JPH05207832A JPH05207832A JP4035609A JP3560992A JPH05207832A JP H05207832 A JPH05207832 A JP H05207832A JP 4035609 A JP4035609 A JP 4035609A JP 3560992 A JP3560992 A JP 3560992A JP H05207832 A JPH05207832 A JP H05207832A
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- Japan
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- snow crab
- side wall
- aquaculture
- submarine
- snow
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ズワイガニを効率的に増養殖できるズワイガ
ニの増養殖方法および簡単な構成のズワイガニの増養殖
用海底牧場を提供する。 【構成】 ズワイガニ2の棲息に適した海底の所定の広
さの領域を、ズワイガニ2が通り抜けないネット21を
張った側壁20と、この側壁20に付設されズワイガニ
2が乗り越えるのを防止する為の乗り越え防止用返し部
材30とを備えた柵部材10で囲繞し、この柵部材10
の内側においてズワイガニ2を増養殖する。
ニの増養殖方法および簡単な構成のズワイガニの増養殖
用海底牧場を提供する。 【構成】 ズワイガニ2の棲息に適した海底の所定の広
さの領域を、ズワイガニ2が通り抜けないネット21を
張った側壁20と、この側壁20に付設されズワイガニ
2が乗り越えるのを防止する為の乗り越え防止用返し部
材30とを備えた柵部材10で囲繞し、この柵部材10
の内側においてズワイガニ2を増養殖する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ズワイガニの増養殖方
法とその海底牧場に関するものである。
法とその海底牧場に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ズワイガニは、日本海の水深200〜3
00m付近の海底を生息海域としており、貴重な水産資
源であるズワイガニは乱獲によって枯渇しつつあり、ズ
ワイガニの漁獲高は年々減少している。魚介類の増養殖
技術が進歩した結果、種々の魚類、アワビやウニ、など
の増養殖技術は実用化されているが、ズワイガニについ
ては、増養殖技術が確立されておらず、ズワイガニ資源
の回復方法として、保護区(禁漁区)を設けて捕獲を禁
止する方法、海底に魚礁を設置して棲息環境を整備する
方法、禁漁期間を設定して繁殖を促進する方法などが採
用されているが、これら方法は自然繁殖力による回復を
待っているにずぎず、人工的に積極的に増養殖し得ると
は考えられていなかった。尚、参考までに魚介類の増養
殖技術に関連する技術としては、特開昭53−1346
96号公報「二枚貝の養殖方法」、実開昭63−751
57号公報「アワビ、ウニ等の養殖装置」、実開平2−
60568号公報「海中種苗床兼魚礁」などを挙げるこ
とが出来る。
00m付近の海底を生息海域としており、貴重な水産資
源であるズワイガニは乱獲によって枯渇しつつあり、ズ
ワイガニの漁獲高は年々減少している。魚介類の増養殖
技術が進歩した結果、種々の魚類、アワビやウニ、など
の増養殖技術は実用化されているが、ズワイガニについ
ては、増養殖技術が確立されておらず、ズワイガニ資源
の回復方法として、保護区(禁漁区)を設けて捕獲を禁
止する方法、海底に魚礁を設置して棲息環境を整備する
方法、禁漁期間を設定して繁殖を促進する方法などが採
用されているが、これら方法は自然繁殖力による回復を
待っているにずぎず、人工的に積極的に増養殖し得ると
は考えられていなかった。尚、参考までに魚介類の増養
殖技術に関連する技術としては、特開昭53−1346
96号公報「二枚貝の養殖方法」、実開昭63−751
57号公報「アワビ、ウニ等の養殖装置」、実開平2−
60568号公報「海中種苗床兼魚礁」などを挙げるこ
とが出来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ズワイガニを飼育し、
人工的に孵化させ成長させる種苗生産の技術の開発に、
現時点では目途がたっていない。従って、ズワイガニの
生息している実際の海底において、繁殖を図るのが理想
的である。しかし、前記のズワイガニ資源回復方法は、
専らズワイガニの自然の繁殖力に依存するもので、消極
的な増養殖技術にすぎず、ズワイガニの繁殖力の回復速
度が遅く、水産資源としての回復に時間がかかるという
問題がある。積極的な増養殖方法として、前記諸公報に
記載のような技術はあるが、これらは比較的浅い海域を
対象とした技術であるため、本質的に深海に生息するズ
ワイガニの増養殖には適用出来ない。即ち、水深200
m〜300mの深海底で人為的にズワイガニを増養殖す
る方法はこれまでなかった。本発明の目的は、ズワイガ
ニを効率的に増養殖できるズワイガニの増養殖方法、並
びに簡単な構成のズワイガニ増養殖用海底牧場を提供す
ることである。
人工的に孵化させ成長させる種苗生産の技術の開発に、
現時点では目途がたっていない。従って、ズワイガニの
生息している実際の海底において、繁殖を図るのが理想
的である。しかし、前記のズワイガニ資源回復方法は、
専らズワイガニの自然の繁殖力に依存するもので、消極
的な増養殖技術にすぎず、ズワイガニの繁殖力の回復速
度が遅く、水産資源としての回復に時間がかかるという
問題がある。積極的な増養殖方法として、前記諸公報に
記載のような技術はあるが、これらは比較的浅い海域を
対象とした技術であるため、本質的に深海に生息するズ
ワイガニの増養殖には適用出来ない。即ち、水深200
m〜300mの深海底で人為的にズワイガニを増養殖す
る方法はこれまでなかった。本発明の目的は、ズワイガ
ニを効率的に増養殖できるズワイガニの増養殖方法、並
びに簡単な構成のズワイガニ増養殖用海底牧場を提供す
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るズワイガ
ニの増養殖方法は、ズワイガニの棲息に適した海底の所
定の広さの領域を、ズワイガニが通り抜けないネット部
材を張った側壁と、この側壁に設けられたズワイガニが
乗り越えるのを防止する為の乗り越え防止用返し部材と
を備えた柵部材で囲繞し、この柵部材の内側においてズ
ワイガニを増養殖することを特徴とするものである。
ニの増養殖方法は、ズワイガニの棲息に適した海底の所
定の広さの領域を、ズワイガニが通り抜けないネット部
材を張った側壁と、この側壁に設けられたズワイガニが
乗り越えるのを防止する為の乗り越え防止用返し部材と
を備えた柵部材で囲繞し、この柵部材の内側においてズ
ワイガニを増養殖することを特徴とするものである。
【0005】請求項2に係るズワイガニ増養殖用海底牧
場は、ズワイガニの棲息に適した海底の所定の広さの領
域を囲繞する柵部材であって、ズワイガニが通り抜けな
いネット部材を張った側壁と、この側壁に設けられたズ
ワイガニが乗り越えるのを防止する為の乗り越え防止用
返し部材とを備えた柵部材を設けたことを特徴とするも
のである。
場は、ズワイガニの棲息に適した海底の所定の広さの領
域を囲繞する柵部材であって、ズワイガニが通り抜けな
いネット部材を張った側壁と、この側壁に設けられたズ
ワイガニが乗り越えるのを防止する為の乗り越え防止用
返し部材とを備えた柵部材を設けたことを特徴とするも
のである。
【0006】請求項3に係るズワイガニ増養殖用海底牧
場は、請求項2の海底牧場において、前記乗り越え防止
用返し部材は、側壁の頂部に海底牧場の内側へ張り出す
ように設けられたことを特徴とするものである。
場は、請求項2の海底牧場において、前記乗り越え防止
用返し部材は、側壁の頂部に海底牧場の内側へ張り出す
ように設けられたことを特徴とするものである。
【0007】請求項4に係るズワイガニ増養殖用海底牧
場は、請求項2の海底牧場において、前記乗り越え防止
用返し部材は、下方程末広がり状に傾斜させた側壁自体
で構成されたことを特徴とするものである。
場は、請求項2の海底牧場において、前記乗り越え防止
用返し部材は、下方程末広がり状に傾斜させた側壁自体
で構成されたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1に係るズワイガニの増養殖方法におい
ては、ズワイガニの棲息に適した海底の所定の広さの領
域を、ズワイガニが通り抜けないネット部材を張った側
壁と、この側壁に設けられたズワイガニが乗り越えるの
を防止する為の乗り越え防止用返し部材とを備えた柵部
材で囲繞し、この柵部材の内側に雌雄のズワイガニを多
量に放流すれば、柵部材で囲繞された海底牧場内のズワ
イガニが側壁を乗り越えようとしても乗り越え防止用返
し部材があるため乗り越えることができず、海底牧場外
へ移動することがない。従って、活発な繁殖が可能とな
る密度の状態を創り出すことができる。この海底牧場内
へ給餌することで、ズワイガニの成長と繁殖の促進を図
り、そこで孵化した稚ガニが海底牧場周辺の海底に高密
度で着生することによって、活発な自然繁殖が行われ、
資源の回復を図ることができる。
ては、ズワイガニの棲息に適した海底の所定の広さの領
域を、ズワイガニが通り抜けないネット部材を張った側
壁と、この側壁に設けられたズワイガニが乗り越えるの
を防止する為の乗り越え防止用返し部材とを備えた柵部
材で囲繞し、この柵部材の内側に雌雄のズワイガニを多
量に放流すれば、柵部材で囲繞された海底牧場内のズワ
イガニが側壁を乗り越えようとしても乗り越え防止用返
し部材があるため乗り越えることができず、海底牧場外
へ移動することがない。従って、活発な繁殖が可能とな
る密度の状態を創り出すことができる。この海底牧場内
へ給餌することで、ズワイガニの成長と繁殖の促進を図
り、そこで孵化した稚ガニが海底牧場周辺の海底に高密
度で着生することによって、活発な自然繁殖が行われ、
資源の回復を図ることができる。
【0009】請求項2に係るズワイガニ増養殖用海底牧
場においては、ズワイガニの棲息に適した海底の所定の
広さの領域を囲繞する柵部材であって、ズワイガニが通
り抜けないネット部材を張った側壁と、この側壁に設け
られたズワイガニが乗り越えるのを防止する為の乗り越
え防止用返し部材とを備えた柵部材を設けるので、請求
項1と同様に乗り越え防止用返し部材を介してズワイガ
ニが海底牧場外へ逃げるのを防止でき、側壁と乗り越え
防止用返し部材とを備えた簡単な構成の柵部材でもって
ズワイガニ増養殖用海底牧場が得られる。
場においては、ズワイガニの棲息に適した海底の所定の
広さの領域を囲繞する柵部材であって、ズワイガニが通
り抜けないネット部材を張った側壁と、この側壁に設け
られたズワイガニが乗り越えるのを防止する為の乗り越
え防止用返し部材とを備えた柵部材を設けるので、請求
項1と同様に乗り越え防止用返し部材を介してズワイガ
ニが海底牧場外へ逃げるのを防止でき、側壁と乗り越え
防止用返し部材とを備えた簡単な構成の柵部材でもって
ズワイガニ増養殖用海底牧場が得られる。
【0010】請求項3に係るズワイガニ増養殖用海底牧
場においては、基本的に請求項2の海底牧場と同様の作
用が得られるうえ、前記乗り越え防止用返し部材は、側
壁の頂部に海底牧場の内側へ張り出すように設けられて
いるため、ズワイガニが側壁を登っていって乗り越え防
止用返し部材に達し、乗り越え防止用返し部材の上面を
横断後その下面を伝って移動することはなく、再び海底
牧場内へ引き返す。この乗り越え防止用返し部材は、構
成が簡単で、信頼性に優れる。
場においては、基本的に請求項2の海底牧場と同様の作
用が得られるうえ、前記乗り越え防止用返し部材は、側
壁の頂部に海底牧場の内側へ張り出すように設けられて
いるため、ズワイガニが側壁を登っていって乗り越え防
止用返し部材に達し、乗り越え防止用返し部材の上面を
横断後その下面を伝って移動することはなく、再び海底
牧場内へ引き返す。この乗り越え防止用返し部材は、構
成が簡単で、信頼性に優れる。
【0011】請求項4に係るズワイガニ増養殖用海底牧
場においては、基本的に請求項2と同様の作用が得られ
るうえ、前記乗り越え防止用返し部材は、下方程末広が
り状に傾斜させた側壁自体で構成されているので、ズワ
イガニが側壁の内面を伝って外部へ移動することはな
い。この乗り越え防止用返し部材は、側壁自体で構成さ
れるため、部材数が少なくなり、製作コスト的に有利で
ある。
場においては、基本的に請求項2と同様の作用が得られ
るうえ、前記乗り越え防止用返し部材は、下方程末広が
り状に傾斜させた側壁自体で構成されているので、ズワ
イガニが側壁の内面を伝って外部へ移動することはな
い。この乗り越え防止用返し部材は、側壁自体で構成さ
れるため、部材数が少なくなり、製作コスト的に有利で
ある。
【0012】
【発明の効果】前記作用の項で説明したように、次のよ
うな効果が得られる。請求項1に係るズワイガニの増養
殖方法によれば、ズワイガニの海底牧場外への移動を確
実に防止でき、海底牧場内へ給餌することで、ズワイガ
ニの成長と繁殖を図り、そこで生まれたズワイガニの稚
ガニを海底牧場内とその周辺へ高密度で着生させること
によって、自然繁殖力の回復を図ることが出来る。
うな効果が得られる。請求項1に係るズワイガニの増養
殖方法によれば、ズワイガニの海底牧場外への移動を確
実に防止でき、海底牧場内へ給餌することで、ズワイガ
ニの成長と繁殖を図り、そこで生まれたズワイガニの稚
ガニを海底牧場内とその周辺へ高密度で着生させること
によって、自然繁殖力の回復を図ることが出来る。
【0013】請求項2に係るズワイガニ増養殖用海底牧
場によれば、ズワイガニが通り抜けないネット部材を張
った側壁と、この側壁に設けられたズワイガニが乗り越
えるのを防止する為の乗り越え防止用返し部材とを備え
た柵部材を設けたことで、請求項1と同様に乗り越え防
止用返し部材を介してズワイガニが海底牧場外へ逃げる
のを防止でき、側壁と乗り越え防止用返し部材とを備え
た簡単な構成の柵部材でもってズワイガニ増養殖用海底
牧場が得られる。
場によれば、ズワイガニが通り抜けないネット部材を張
った側壁と、この側壁に設けられたズワイガニが乗り越
えるのを防止する為の乗り越え防止用返し部材とを備え
た柵部材を設けたことで、請求項1と同様に乗り越え防
止用返し部材を介してズワイガニが海底牧場外へ逃げる
のを防止でき、側壁と乗り越え防止用返し部材とを備え
た簡単な構成の柵部材でもってズワイガニ増養殖用海底
牧場が得られる。
【0014】請求項3に係るズワイガニ増養殖用海底牧
場によれば、基本的に請求項2と同様の効果が得られる
うえ、前記乗り越え防止用返し部材の構成が簡単化し、
信頼性に優れたものとなる。
場によれば、基本的に請求項2と同様の効果が得られる
うえ、前記乗り越え防止用返し部材の構成が簡単化し、
信頼性に優れたものとなる。
【0015】請求項4に係るズワイガニ増養殖用海底牧
場によれば、基本的に請求項2と同様の効果が得られる
うえ、前記乗り越え防止用返し部材を、下方程末広がり
状に傾斜させた側壁自体で構成したことにより、部材数
が少なくなり、製作コスト的に有利にある。
場によれば、基本的に請求項2と同様の効果が得られる
うえ、前記乗り越え防止用返し部材を、下方程末広がり
状に傾斜させた側壁自体で構成したことにより、部材数
が少なくなり、製作コスト的に有利にある。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。最初に、ズワイガニの増養殖用海底牧場につ
いて説明すると、図1〜図3に示すように、この海底牧
場1は、ズワイガニ2の棲息に適した水深200〜30
0mの海底の所定の広さの領域を直径約200mのリン
グ状に囲繞する高さ約1.5mの柵部材10であって、
ズワイガニ2が通り抜けないネット部材21を張った側
壁20と、この側壁20に設けられたズワイガニが乗り
越えるのを防止する為の乗り越え防止用返し部材30と
を備えた柵部材10を備えており、この海底牧場1の外
側の海底には、底曳き網で柵部材10が破壊されないよ
うに、コンクリート製の複数の保護礁3が設けられ、ま
た海底牧場1の内部には海底牧場1の位置を報知する為
の超音波を発信する測位用のトランスポンダー4が設け
られているが、この代わりに海底牧場1の略中央部に係
留した海面ブイを設けてもよい。
説明する。最初に、ズワイガニの増養殖用海底牧場につ
いて説明すると、図1〜図3に示すように、この海底牧
場1は、ズワイガニ2の棲息に適した水深200〜30
0mの海底の所定の広さの領域を直径約200mのリン
グ状に囲繞する高さ約1.5mの柵部材10であって、
ズワイガニ2が通り抜けないネット部材21を張った側
壁20と、この側壁20に設けられたズワイガニが乗り
越えるのを防止する為の乗り越え防止用返し部材30と
を備えた柵部材10を備えており、この海底牧場1の外
側の海底には、底曳き網で柵部材10が破壊されないよ
うに、コンクリート製の複数の保護礁3が設けられ、ま
た海底牧場1の内部には海底牧場1の位置を報知する為
の超音波を発信する測位用のトランスポンダー4が設け
られているが、この代わりに海底牧場1の略中央部に係
留した海面ブイを設けてもよい。
【0017】前記柵部材10とそれに付設された付属部
材について説明する。前記側壁20は、その下端部に沿
って延びるチャンネル材からなるベース部材22と、ベ
ース部材22に周方向所定間隔おきに立設されたアング
ル材からなる柱部材23と、側壁20の上端に沿ってリ
ング状に延びかつ多数の柱部材23を連結するアングル
材からなる梁材24と、側壁20の外面の全面に亙って
張設され且つズワイガニ2の稚ガニ以外のある程度成長
したズワイガニ2が通り抜けることができないようなメ
ッシュの合成樹脂製のネット部材21とを備えている。
更に、側壁20の安定化の為、ベース部材22には海底
牧場1の内方と外方へ夫々所定長さ延びる水平の脚部材
25が周方向所定間隔おきに固定され、ベース部材22
と複数の脚部材25とが海底面に殆ど隙間なく設置され
る。また、柱部材23を補強する為、各柱部材23は斜
めの支柱26により内側の脚部材25に連結され、各支
柱26には防蝕用のアルミニウム製のアノード27が溶
接にて固定的に設けられている。
材について説明する。前記側壁20は、その下端部に沿
って延びるチャンネル材からなるベース部材22と、ベ
ース部材22に周方向所定間隔おきに立設されたアング
ル材からなる柱部材23と、側壁20の上端に沿ってリ
ング状に延びかつ多数の柱部材23を連結するアングル
材からなる梁材24と、側壁20の外面の全面に亙って
張設され且つズワイガニ2の稚ガニ以外のある程度成長
したズワイガニ2が通り抜けることができないようなメ
ッシュの合成樹脂製のネット部材21とを備えている。
更に、側壁20の安定化の為、ベース部材22には海底
牧場1の内方と外方へ夫々所定長さ延びる水平の脚部材
25が周方向所定間隔おきに固定され、ベース部材22
と複数の脚部材25とが海底面に殆ど隙間なく設置され
る。また、柱部材23を補強する為、各柱部材23は斜
めの支柱26により内側の脚部材25に連結され、各支
柱26には防蝕用のアルミニウム製のアノード27が溶
接にて固定的に設けられている。
【0018】前記ズワイガニ2が乗り越えるのを防止す
る為の乗り越え防止用返し部材30は、側壁20の頂部
に内側へ水平に張り出すように全周に亙って固定的に設
けられるが、この乗り越え防止用返し部材30は、その
内周部のアングル材からなるリング状のリング部材31
と、このリング部材31を各柱部材23に連結する連結
部材32と、前記側壁20のネット部材21と一体化さ
れていてリング部材31と複数の連結部材32の上面に
張設されたネット部材33とで構成されている。ここ
で、この海底牧場1内にいるズワイガニ2は、ネット2
1、33を掴んでよじ上っていくが、ズワイガニ2の性
質上、乗り越え防止用返し部材30の所のネット33の
下面を掴んで仰向け状態で移動することがないため、側
壁20の外側へ逃げ出すことがない。尚、前記柵部材1
0を設置する場合には、柵部材10を所定円弧長さに分
割してユニット化したものを海底面に吊り下ろし順次連
結して組立てていくものとするが、設置海底面の整地や
前記ユニットの連結は、ダイバーや潜水艇により行うも
のとする。
る為の乗り越え防止用返し部材30は、側壁20の頂部
に内側へ水平に張り出すように全周に亙って固定的に設
けられるが、この乗り越え防止用返し部材30は、その
内周部のアングル材からなるリング状のリング部材31
と、このリング部材31を各柱部材23に連結する連結
部材32と、前記側壁20のネット部材21と一体化さ
れていてリング部材31と複数の連結部材32の上面に
張設されたネット部材33とで構成されている。ここ
で、この海底牧場1内にいるズワイガニ2は、ネット2
1、33を掴んでよじ上っていくが、ズワイガニ2の性
質上、乗り越え防止用返し部材30の所のネット33の
下面を掴んで仰向け状態で移動することがないため、側
壁20の外側へ逃げ出すことがない。尚、前記柵部材1
0を設置する場合には、柵部材10を所定円弧長さに分
割してユニット化したものを海底面に吊り下ろし順次連
結して組立てていくものとするが、設置海底面の整地や
前記ユニットの連結は、ダイバーや潜水艇により行うも
のとする。
【0019】次に、前記ズワイガニ増養殖用海底牧場の
作用つまりズワイガニ増養殖方法について説明する。前
記のように、ズワイガニの棲息に適した所定深さの海底
の所定の広がりのある領域を、側壁20と、乗り越え防
止用返し部材30とを備えた柵部材10にて囲繞し、そ
の海底牧場1に多数の雌雄のズワイガニを放ち、給餌船
5により餌かご6を介してこの海底牧場1の多数のズワ
イガニに多量の魚などを定期的に給餌する。この給餌に
際して給餌船5は測位用トランスポンダー4からの超音
波により海底牧場1の位置を検知することになる。放流
したズワイガニの産卵により無数の稚ガニが発生し、そ
の海底牧場1周辺の海底に高濃度に稚ガニが分布し、そ
の海域のズワイガニ資源が急速に回復される。
作用つまりズワイガニ増養殖方法について説明する。前
記のように、ズワイガニの棲息に適した所定深さの海底
の所定の広がりのある領域を、側壁20と、乗り越え防
止用返し部材30とを備えた柵部材10にて囲繞し、そ
の海底牧場1に多数の雌雄のズワイガニを放ち、給餌船
5により餌かご6を介してこの海底牧場1の多数のズワ
イガニに多量の魚などを定期的に給餌する。この給餌に
際して給餌船5は測位用トランスポンダー4からの超音
波により海底牧場1の位置を検知することになる。放流
したズワイガニの産卵により無数の稚ガニが発生し、そ
の海底牧場1周辺の海底に高濃度に稚ガニが分布し、そ
の海域のズワイガニ資源が急速に回復される。
【0020】以上説明したズワイガニ増養殖用海底牧場
およびズワイガニ増養殖方法においては、比較的簡単な
構成の側壁20と乗り越え防止用返し部材30とを備え
た柵部材10にてズワイガニ2の棲息に適した所定深さ
の海底の所定の広がりのある領域を囲繞してズワイガニ
2を増養殖するため、ズワイガニ2の逃げ出しを確実に
防止できること、柵部材10の構成が簡単でその製作コ
スト面で有利であること、簡単な構成の乗り越え防止用
返し部材30によりズワイガニ2の乗り越えを防止でき
ること、などの効果が得られる。
およびズワイガニ増養殖方法においては、比較的簡単な
構成の側壁20と乗り越え防止用返し部材30とを備え
た柵部材10にてズワイガニ2の棲息に適した所定深さ
の海底の所定の広がりのある領域を囲繞してズワイガニ
2を増養殖するため、ズワイガニ2の逃げ出しを確実に
防止できること、柵部材10の構成が簡単でその製作コ
スト面で有利であること、簡単な構成の乗り越え防止用
返し部材30によりズワイガニ2の乗り越えを防止でき
ること、などの効果が得られる。
【0021】次に、前記ズワイガニ増養殖用海底牧場の
変形例について説明する。 (1)図4に示すように、前記乗り越え防止用返し部材
30の変形例として、その内周のリング部材31には、
所定高さのゴム又は合成樹脂製のシート部材34が、全
周に亙って垂設固定され、このシート部材34によりズ
ワイガニ2の乗り越えを完璧に防止するように構成して
ある。 (2)図5に示すように、前記柵部材10の変形例とし
て、柵部材10Aは、海底牧場1を囲繞するネット部材
21が張設された側壁20Aであって下方程末広がり状
に傾斜した側壁20Aを備え、この傾斜した側壁20A
自体で乗り越え防止用返し部材が構成されている。尚、
柵部材10Aの下面部にはリング状の底部骨組40が設
けられ、また底部骨組40の内周部にはリング状の立て
骨組50が設けられ、立て骨組50の上端と底部骨組4
0の外周部とに亙ってリング状の側壁20Aが配設され
ている。この柵部材10Aにおいては、側壁20Aが内
倒れ状に傾斜しているため、ズワイガニが側壁20Aの
内面に沿って仰向け状によじ登ることがないから、側壁
20A自体が乗り越え防止用返し部材を兼ねていること
になる。この柵部材10Aの構成では、比較的小型のア
ングル材などで底部骨組40と、立て骨組50と、側壁
20Aの補強用骨材を構成できるため、全体として軽量
にして安価なものとなる。尚、前記実施例に係る柵部材
の構造は例示に過ぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で種々の変形や変更を加えて実施することができること
は勿論である。
変形例について説明する。 (1)図4に示すように、前記乗り越え防止用返し部材
30の変形例として、その内周のリング部材31には、
所定高さのゴム又は合成樹脂製のシート部材34が、全
周に亙って垂設固定され、このシート部材34によりズ
ワイガニ2の乗り越えを完璧に防止するように構成して
ある。 (2)図5に示すように、前記柵部材10の変形例とし
て、柵部材10Aは、海底牧場1を囲繞するネット部材
21が張設された側壁20Aであって下方程末広がり状
に傾斜した側壁20Aを備え、この傾斜した側壁20A
自体で乗り越え防止用返し部材が構成されている。尚、
柵部材10Aの下面部にはリング状の底部骨組40が設
けられ、また底部骨組40の内周部にはリング状の立て
骨組50が設けられ、立て骨組50の上端と底部骨組4
0の外周部とに亙ってリング状の側壁20Aが配設され
ている。この柵部材10Aにおいては、側壁20Aが内
倒れ状に傾斜しているため、ズワイガニが側壁20Aの
内面に沿って仰向け状によじ登ることがないから、側壁
20A自体が乗り越え防止用返し部材を兼ねていること
になる。この柵部材10Aの構成では、比較的小型のア
ングル材などで底部骨組40と、立て骨組50と、側壁
20Aの補強用骨材を構成できるため、全体として軽量
にして安価なものとなる。尚、前記実施例に係る柵部材
の構造は例示に過ぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で種々の変形や変更を加えて実施することができること
は勿論である。
【図1】本発明の実施例に係るズワイガニ増養殖用海底
牧場の全体斜視図である。
牧場の全体斜視図である。
【図2】柵部材の部分斜視図である。
【図3】柵部材の断面図である。
【図4】変形例に係る柵部材の部分斜視図である。
【図5】別の変形例に係る柵部材の部分斜視図である。
1 ズワイガニ増養殖用海底牧場 2 ズワイガニ 10、10A 柵部材 20、20A 側壁 21、33 ネット部材 30 乗り越え防止用返し部材 34 シート部材
Claims (4)
- 【請求項1】 ズワイガニの棲息に適した海底の所定の
広さの領域を、ズワイガニが通り抜けないネット部材を
張った側壁と、この側壁に設けられたズワイガニが乗り
越えるのを防止する為の乗り越え防止用返し部材とを備
えた柵部材で囲繞し、この柵部材の内側においてズワイ
ガニを増養殖することを特徴とするズワイガニの増養殖
方法。 - 【請求項2】 ズワイガニの棲息に適した海底の所定の
広さの領域を囲繞する柵部材であって、ズワイガニが通
り抜けないネット部材を張った側壁と、この側壁に設け
られたズワイガニが乗り越えるのを防止する為の乗り越
え防止用返し部材とを備えた柵部材を設けたことを特徴
とするズワイガニの増養殖用海底牧場。 - 【請求項3】 前記乗り越え防止用返し部材は、側壁の
頂部に海底牧場の内側へ張り出すように設けられたこと
を特徴とする請求項2に記載のズワイガニの増養殖用海
底牧場。 - 【請求項4】 前記乗り越え防止用返し部材は、下方程
末広がり状に傾斜させた側壁自体で構成されたことを特
徴とする請求項2に記載のズワイガニの増養殖用海底牧
場。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4035609A JPH05207832A (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | ズワイガニの増養殖方法とその海底牧場 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4035609A JPH05207832A (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | ズワイガニの増養殖方法とその海底牧場 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05207832A true JPH05207832A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=12446583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4035609A Pending JPH05207832A (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | ズワイガニの増養殖方法とその海底牧場 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05207832A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20200124420A (ko) * | 2019-04-24 | 2020-11-03 | 군산대학교산학협력단 | 실내에서 수행되는 갯게의 인공종자 생산방법 |
| CN117562007A (zh) * | 2023-12-29 | 2024-02-20 | 江苏省淡水水产研究所 | 一种河蟹精养池塘内网围养殖鳜鱼的方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6241812A (ja) * | 1985-08-16 | 1987-02-23 | Nippon Solid Co Ltd | 水中設置物用重錘装置及びその製造方法 |
| JPH0376520A (ja) * | 1989-08-18 | 1991-04-02 | Hitachi Zosen Corp | 魚介類の遊泳遮断装置 |
-
1992
- 1992-01-27 JP JP4035609A patent/JPH05207832A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6241812A (ja) * | 1985-08-16 | 1987-02-23 | Nippon Solid Co Ltd | 水中設置物用重錘装置及びその製造方法 |
| JPH0376520A (ja) * | 1989-08-18 | 1991-04-02 | Hitachi Zosen Corp | 魚介類の遊泳遮断装置 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20200124420A (ko) * | 2019-04-24 | 2020-11-03 | 군산대학교산학협력단 | 실내에서 수행되는 갯게의 인공종자 생산방법 |
| CN117562007A (zh) * | 2023-12-29 | 2024-02-20 | 江苏省淡水水产研究所 | 一种河蟹精养池塘内网围养殖鳜鱼的方法 |
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