JPH05209038A - 紫外線硬化性ウレタンアクリレートオリゴマー - Google Patents

紫外線硬化性ウレタンアクリレートオリゴマー

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JPH05209038A
JPH05209038A JP4263825A JP26382592A JPH05209038A JP H05209038 A JPH05209038 A JP H05209038A JP 4263825 A JP4263825 A JP 4263825A JP 26382592 A JP26382592 A JP 26382592A JP H05209038 A JPH05209038 A JP H05209038A
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acrylate
urethane acrylate
acrylate oligomer
oligomer
ultraviolet
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Yukio Tsushimo
由紀男 津下
Haruo Iizuka
治雄 飯塚
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Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Mitsubishi Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紫外線硬化速度が速く、塗膜物性の優れたウ
レタンオリゴマーを得る。 【構成】 イソシアネート基及びイソシアヌレート環を
有するウレタンプレポリマーと、水酸基含有アクリルモ
ノマーとして4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレー
トを30モル%以上含むものとを反応させることにより
得られる紫外線硬化性ウレタンアクリレートオリゴマー
及びそれを用いた塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線硬化可能なポリ
ウレタン系の樹脂に関するものである。詳しくは樹脂粘
度が低く、紫外線硬化速度が速く、かつ耐熱性等の塗膜
物性に優れたウレタンアクリレートオリゴマーに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】紫外線硬化性樹脂組成物は、その主要成
分としてアクリル系オリゴマー、アクリル系モノマー及
び光重合開始剤から構成されている。オリゴマーは硬化
物の物性、溶液性状を決定する要因の中心になるもので
ある。代表的なオリゴマーとしてはウレタンアクリレー
ト、エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレート
が挙げられる。
【0003】特にウレタンアクリレートはポリオール成
分とポリイソシアネート成分と水酸基含有アクリルモノ
マーの種類、比率を変えることにより、柔軟性、強靱
性、耐候性、耐薬品性、ガラス転移点等に特徴あるもの
が合成できるため、木工用、塩ビ床材用、プラスチック
成型品用コーティング剤、光ファイバー被覆剤等の多く
の用途に用いられている。
【0004】このようなウレタンアクリレートを用いた
コーティング剤自体については、特公昭54−2223
8号及び特公昭57−34853号に記載されている。
しかし、これらにおいて開示されている水酸基含有アク
リレートは、いずれも2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト及び2−ヒドロキシプロピルアクリレートのみであ
り、更に実施例で具体的に用いられているのは、2−ヒ
ドロキシエチルアクリレートのみである。そして、これ
らはいずれも溶媒を用いなければ、コーティング剤とし
て使用できないものである。
【0005】一方、特開平1−161010号にもウレ
タンアクリレートを用いたコーティング剤が記載されて
いるが、このものは、電子線硬化型樹脂組成物に関する
ものであり紫外線硬化可能な樹脂を目的とする本発明と
は異なるだけでなく、実施例では専ら2−ヒドロキシエ
チルアクリレートしか用いられておらず、このものは反
応性希釈剤としてアクリルモノマーを用いることが必須
である。
【0006】また、特開平1−185314も本発明と
同様に光硬化性樹脂に関するものであり、ウレタンアク
リレートを用いることも記載されているが、実施例は専
ら2−ヒドロキシエチルアクリレートしか用いられてお
らず、これにアクリルモノマー等の反応希釈剤が用いら
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のウレ
タンアクリレートオリゴマーはウレタン結合が多く存在
するためにオリゴマー自体の粘度が高くなり、コーティ
ング剤や塗料にする場合により多くの希釈剤(アクリル
モノマー、溶媒等)を用いなければならないため、無溶
剤化、省資源の点で問題がある。
【0008】また、紫外線硬化速度、硬化塗膜の物性す
なわち可撓性、耐熱性、寒熱繰返し性においても充分満
足できるものではなかった。本発明の目的は、オリゴマ
ー自身の粘度が低く、紫外線硬化速度が速く可撓性、耐
熱性、寒熱繰返し性、耐擦傷性等の塗膜物性に優れ、か
つ希釈剤を用いなくても厚みむらやすじむらの出来にく
い塗膜形成性能に優れたウレタンアクリレートオリゴマ
ーを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等はかかる現状
に鑑み、種々検討を行った結果、イソシアネート基を有
するウレタンプレポリマーと水酸基含有アクリルモノマ
ーおよび/又はメタクリルモノマーとを反応させること
によって得られるウレタンアクリレートオリゴマーにお
いて、該ウレタンプレポリマーとしてイソシアヌレート
環を有するものを用い、かつ該水酸基含有アクリルモノ
マーおよび/又はメタクリルモノマーとして4−ヒドロ
キシブチルアクリレートおよび/又は4−ヒドロキシブ
チルメタクリレートを用いたウレタン系アクリルオリゴ
マーが、従来のウレタンアクリレートオリゴマーに比
べ、はるかにオリゴマーの粘度が低く、紫外線硬化速度
が速く、可撓性、耐熱性、耐寒熱繰返し性、耐擦傷性等
の塗膜物性に優れたものが得られることを見出し、本発
明の目的を達成した。
【0010】以下、本発明について詳述する。本発明に
用いられるウレタンアクリレートオリゴマーは、イソシ
アネート基を有するウレタンプレポリマーと水酸基含有
(メタ)アクリルモノマーとを反応させることによって
得られるウレタンアクリレートオリゴマーにおいてウレ
タンプレポリマーとしてイソシアヌレート環を有するも
のを用い、かつ水酸基含有(メタ)アクリルモノマーと
して4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートを用い
ることを特徴とするものであり、粘度600ポイズ以下
という低粘度のオリゴマーが得られる。
【0011】本発明のウレタンアクリレートオリゴマー
は数平均分子量で500〜10000、好ましくは80
0〜8000である。数平均分子量が500以下では、
硬化した膜の可撓性が不充分である。また数平均分子量
が10000以上では、オリゴマーの粘度が高すぎて塗
料化に問題を生ずる。ウレタンアクリレートオリゴマー
の数平均分子量はGPC分析し、標準ポリスチレンの分
子量較正曲線によって求めたものである。
【0012】ウレタンアクリレートオリゴマー中の(メ
タ)アクリル基は平均して1分子中に2個以上含有する
ことが好ましい。2個未満では耐溶剤性、耐擦傷性等の
物性が劣る。本発明に用いられるウレタンアクリレート
オリゴマーを製造する方法としては、使用する原料の種
類などを考慮して、公知の製造法から適宜選ばれる。例
えは必要に応じ、通常イソシアネート基に不活性な溶媒
やアクリルモノマーを用い、更に必要があれば、通常の
ウレタン化触媒を用いて10〜100℃好ましくは20
〜90℃の温度範囲で行う。
【0013】本発明に用いられるイソシアネート基およ
びイソシアヌレート環を有するウレタンプレポリマーは
ポリオールと過剰の有機ジ(ポリ)イソシアネートまた
は末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマ
ーとを環状三量化触媒例えばN,N′,N″−トリス
(ジメチルアミノアルキル)ヘキサヒドロトリアジン、
2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノー
ル等の三級アミン類や酢酸カリウム、2−エチルヘキサ
ン酸鉛等のカルボン酸塩あるいは有機酸の4級アンモニ
ウム塩等の存在下で三量化反応を行ない、イソシアヌレ
ート環含有量が所望の値に達したところで反応を停止す
ることによって得られる。
【0014】イソシアヌレート環を有するウレタンプレ
ポリマーを得るためには有機ジイソシアネート化合物/
ポリオール=5/0〜5/1(NCO/OH当量比)が
好ましい。イソシアヌレート環を含有するプレポリマー
を用いることが必要である。イソシアヌレート環を含有
しなければ、本発明に規定する低粘度のオリゴマーを得
ることが出来ない。
【0015】本発明のウレタンプレポリマーの原料であ
る有機ジイソシアネート化合物としては、2,4−トリ
レンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネ
ート、1,3−キシリレンジイソシアネート、1,4−
キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,
4′−ジイソシアネート、ジフェニルメタン−2,4′
−ジイソシアネート、3−メチルジフェニルメタンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソ
ホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−
4,4′−ジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン
−2,4′−ジイソシアネート、ω,ω′−ジイソシア
ナートジメチルシクロヘキサン、リジンジイソシアネー
ト等が挙げられる。
【0016】少なくとも2個のヒドロキシル基を有する
ポリオール化合物としては、通常、分子量50〜200
0を有するものであり、一般にポリウレタン樹脂製造用
として使用される公知のポリオール化合物、例えば、低
分子量グリコール、低分子量ポリオール、ポリエーテル
ポリオール、ポリエステルポリオール、ポリブタジエン
ポリオール、水素添加ポリブタジエンポリオール、ケイ
素含有ポリオール、リン含有ポリオール等が使用可能で
ある。
【0017】低分子量グリコールとしてはエチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ペ
ンタエチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、
ネオペンチルグリコール、2−エチル−1,3−ヘキサ
ンジオール、ビスフェノールAなどが使用出来る。
【0018】低分子量ポリオーリとしては、トリメチロ
ールプロパン、グリセリンペンタエリスリトール、エリ
スリトール、ソルビトールなどが使用できる。ポリエー
テルポリオールとしては例えば酸化エチレン、酸化プロ
ピレン、テトラヒドロフランなどの重合生成物もしくは
共重合体等が挙げられる。また前記低分子グリコールの
縮合によるポリエーテル類、あるいは混合エーテル類、
さらにこれらのポリエーテル類および前記低分子グリコ
ールに酸化エチレン、酸化プロピレンを付加重合させた
生成物も使用できる。
【0019】ポリエステルポリオールとしては低分子グ
リコールと二塩基酸とから脱水縮合反応によって得られ
るポリエステルポリオール、およびε−カプロラクトン
などのラクトンを前記の低分子グリコール等の存在下で
開環重合したラクトンポリオールが挙げられる。次に、
このようにして得られたイソシアヌレート環及びイソシ
アネート基を有するウレタンプレポリマーと4−ヒドロ
キシブチルアクリレートおよび/又は4−ヒドロキシブ
チルメタクリレートを水酸基当量数/イソシアネート当
量数≧0.5になるような比率にて30〜90℃の温度
で反応を行なう。
【0020】反応に際してはアクリル基の熱重合反応を
制御するためにオルトニトロトルエン、ハイドロキノ
ン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、塩化銅等の重
合禁止剤を50〜5000ppmの範囲で使用すること
が望ましい。水酸基含有アクリルモノマーおよび/又は
メタクリルモノマーとして4−ヒドロキシブチルアクリ
レートおよび/又は4−ヒドロキシブチルメタクリレー
トを用いることは本発明においては必須である。これよ
り炭素鎖が少なくても、多くても、本発明の特徴を有す
るオリゴマーは得られない。但し、この特定の(メタ)
アクリレートを用いる限りにおいてその他の水酸基含有
(メタ)アクリレートを混合して使用することも可能で
ある。その場合は、4−ヒドロキシブチルアクリレート
および/又は4−ヒドロキシブチルメタクリレートを水
酸基含有モノマー全体の30モル%以上、好ましくは3
5モル%以上、特に好ましくは40モル%以上用いるこ
とが必要である。
【0021】4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレー
トの割合が30重量%未満では本発明の効果である樹脂
の低粘度化、優れた塗膜物性が得られない。その他の水
酸基含有(メタ)アクリルモノマーとしては2−ヒドロ
キシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアク
リレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2
−ヒドロキシエチルメタクリレート、4−ヒドロキシシ
クロヘキシルアクリレート、カプロラクトン変性ヒドロ
キシエチルアクリレート、5−ヒドロキシシクロオクチ
ルアクリレート、2−ヒドロキ−3−フェニルオキシプ
ロピルアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリ
レート等を用いることが出来る。
【0022】本発明で得られる紫外線硬化性ウレタンア
クリレートオリゴマーは、従来のウレタンアクリレート
オリゴマーに比べて600ポイズ以下、という格段に低
い粘度を有するものであるから、これを紫外線硬化塗料
や接着剤として使用する場合には、溶剤や反応性希釈剤
等を用いることなく良好な塗膜が得られることが特徴で
あるが、必要に応じて少量の反応性希釈剤や他の紫外線
硬化性樹脂と混合して使用することを妨げるものではな
い。
【0023】反応性希釈剤としてはテトラヒドロフルフ
リル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレー
ト、N−ビニルピロリドン、フェニル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ジ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラオ
キシエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールテトラ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0024】他の紫外線硬化性樹脂としては、エポキシ
アクリレートオリゴマー、ポリエステルアクリレートオ
リゴマー、ウレタンアクリレートオリゴマー等が挙げら
れる。本発明で得られた紫外線硬化性ウレタンアクリレ
ートに配合する光重合開始剤としては、特に限定するも
のではないが、例えば、ベンゾフェノン、アセトフェノ
ン、ベンゾイン、ベンゾインイソブチルエーテル、ベン
ゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインエチルエーテ
ル、4,4′−ビスジメチルアミノベンゾフェノン、2
−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1
−オン、ベンジルメチルケタノール、2−クロロチオキ
サントン、2,4−ジメチルチオキサントン、1−ヒド
ロキシシクロヘキシルフェニルケトンなどを用いること
が出来る。
【0025】またスプレー塗装等の低粘度で塗装する場
合にはアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、ジオキサントルエン、シクロヘキサノン、テ
トラヒドロフラン、酢酸エチル、酢酸ブチル等の溶剤で
希釈することも可能である。本発明で得られるウレタン
アクリレートオリゴマーあるいはウレタンアクリレート
オリゴマーを含む組成物に着色剤として染料、顔料、金
属粉等を加えて用いることも出来る。
【0026】また、被覆材料として用いる際は、被覆基
体として木材、金属、コンクリート、アスベスト、紙、
プラスチックス等に適用することができる。硬化のため
の照射光源としては低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水
銀灯、メタルハライドランプ等を用いることが出来る。
本発明のウレタンアクリレートは電子線を用いて硬化す
ることももちろん可能である。
【0027】
【作用】本発明のウレタンアクリレートオリゴマーが従
来のウレタンアクリレートオリゴマーに比べて格段に低
粘度で、紫外線硬化速度が速く、塗膜物性が優れる理由
については明らかではないが、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレートに比べて、水酸基と(メタ)アクリル
基の距離が炭素数2個分長いことが(メタ)アクリル基
を動きやすくし、架橋反応を起しやすくなっているため
と考えられる。また、これ以上、水酸基と(メタ)アク
リル基の距離が長くなると架橋膜の弾性率が低くなりす
ぎる。またウレタンオリゴマーの他のオリゴマー、希釈
モノマー、溶媒に対する溶解性、相溶性が悪くなる。
【0028】
【実施例】次に本発明を実施例および試験例によりさら
に詳細に説明するが、本発明はその要旨をこえない限り
以下の実施例および試験例に限定されるものではない。樹脂合成例 1 温度計、撹拌器、滴下ロート、乾燥管付き冷却管を取付
けた四つ口フラスコにイソホロンジイソシアネート44
4g、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(数平均
分子量650)650gおよびウレタン化触媒ジブチル
チンジラウレート0.1gを仕込み、反応液温度60℃
にして撹拌し、反応を2時間行ってイソシアヌレート環
を含まないウレタンプレポリマーを得た。引続き反応液
温度を40℃に下げ、ジブチルチンジラウレート0.6
g、重合禁止剤(ハイドロキノンモノメチル)0.4g
を添加し、4−ヒドロキシブチルアクリレート(分子量
144)2.4モルを約30分間で滴下し反応を行な
い、引続き反応液温度を60℃に昇温し、赤外吸収スペ
クトルにおいて2250cm-1のイソシアネート基の吸
収がなくなるまで(約5時間)反応を行ない、ウレタン
アクリレートオリゴマー(数平均分子量1400:以
下、ウレタンアクリレート1とする。)を得た。
【0029】樹脂合成例2〜5 樹脂合成例1と同様の反応器にヘキサメチレンジイソシ
アネート504g、1,3−ブタンジオール8.1g仕
込み70℃で3時間、ウレタン化反応を行ない、反応液
内温度を50℃に下げ、三量化触媒としてDabco
TMR(エア・プロダクト社の商品名)の70%2−エ
チルヘキサノール溶液を0.5g添加し50℃で4時間
反応を行なった。その時のイソシアネート含有量は3
9.7%であった。反応停止剤としてリン酸エステルA
P−1(大八化学社の商品名)の10%酢酸エチル溶液
を0.4gを添加して反応を停止した。
【0030】次いで、この反応溶液から未反応のヘキサ
メチレンジイソシアネートを取除くために薄膜蒸留を行
なった。160℃、真空度0.6〜0.8mmHgの条
件でヘキサメチレンジイソシアネートモノマーの含有量
が0.5wt%以下でイソシアネート含有量が21.0
%のウレタンプレポリマー(ヘキサメチレンジイソシア
ネートのイソシアヌレート変性体)を得た。
【0031】次いで、このヘキサメチレンジイソシアネ
ートのイソシアヌレート変性体200gにウレタン化触
媒ジブチルチンジラウレート0.1gおよび重合禁止剤
ハイドロキノンモノメチルエーテル0.1gを添加し反
応液温度を40℃に保ち、表2に示す各種ヒドロキシア
クリレート1.2モルを30分間で滴下し、滴下終了後
60℃に昇温しイソシアネート基が消失するまで反応を
行い、表1に示すウレタンアクリレート2〜ウレタンア
クリレート5を得た。
【0032】
【表1】
【0033】実施例 1、比較例 1〜4 樹脂合成例で得られたウレタンアクリレートオリゴマー
に対し、以下に示す方法で、その粘度、紫外線硬化性、
硬化物のゲル分率、フィルム物性について試験を行っ
た。その結果を表2及び表3に示す。 (1)粘度 E型回転粘度計(東京計器製)により25℃で測定し
た。 (2)紫外線硬化性(UV硬化性) 塗料の調製 合成したウレタンアクリレート100部に対し、メチル
エチルケトン25部、ベンゾフェノン3部、2−ヒドロ
キシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン1
部を60℃で加温混合し、塗料を調製した。
【0034】硬化条件 ガラス板上に6ミルアプリケーターにて塗布し、80℃
で2分間乾燥後、紫外線照射する。紫外線照射は80W
/cm高圧水銀灯を用い、ランプと被塗物の距離を15
cmに定めコンベアスピードの調節により照射時間を設
定した。 硬化性の評価 硬化性の評価は、硬化塗膜をアセトンをしみ込ませたガ
ーゼで10往復擦り、外観の状態を観察し判定した。塗
膜が変化しなくなるまでの所要紫外線照射秒数により硬
化性を表示した。 (3)ゲル分率 紫外線照射により硬化した塗膜約1gをテトラヒドロフ
ラン溶媒中に室温で48時間浸漬し、浸漬前後の塗膜の
重量によりゲル分率を測定した。 (4)硬化膜の引張り物性(フィルム物性) 製膜条件 ガラス板上に6ミルアプリケーターにて塗布後、紫外線
照射し、その後80℃で30分処理した後に温度20
℃、湿度60%に24時間以上保持したサンプルの物性
を測定した。
【0035】紫外線照射条件 80W/cm高圧水銀灯を用い、ランプ距離15cm、
照射時間3.5秒間の条件で行った。 引張り物性測定条件 試料形状:幅10mm短冊型、膜圧50〜60μm 引張り速度:5mm/分 尚、引張弾性率、破断伸度及び破断強度はJIS K7
113に準じて測定した。
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】実施例2、比較例5〜6 (1)塗料の調製 表4に示したウレタンアクリレートオリゴマー100部
に対して、光重合開始剤としてベンゾフェノン3部、2
−ヒドロキシ−2−メチル−フェニルプロパン−1−オ
ン1部を60℃で加熱混合し、溶剤反応性希釈剤を用い
ることなく塗料液を調製した。 (2)製膜条件 PETフィルムに60℃に加熱した塗料液をバーコータ
ー(#28)を用いて幅15cm、長さ20cmの面積
に塗布し、このものの塗装性を目視にて観察した。次い
で、紫外線照射し、塗膜を硬化し、電磁式膜厚計にて膜
厚分布を測定した。結果を表4に示す。
【0039】
【表4】
【0040】表4の結果より、4−HBAを用いたウレ
タンアクリレートオリゴマーは低粘度であるため、溶剤
反応性希釈剤を添加しなくても、膜厚分布のせまい正常
な塗膜が出来ることが分った。粘度が高い塗料を工業的
に塗装しようとした場合、膜厚むら、塗装むら、膜厚コ
ントロール、高速塗装という点で問題を生じやすい。本
発明はウレタンアクリレートの低粘度化によりこれらの
問題を解決したものである。
【0041】また溶剤および反応性希釈剤(モノマー)
の添加による低粘度化という方法もあるが、溶剤を用い
ることは省資源、省エネルギーに逆行し、大気汚染を招
くという点で好ましくない。反応性希釈剤は低分子量で
高揮発性のため、皮膚刺激性という問題および塗膜物性
低下という問題があり、出来るだけ使用量を減少させた
い配合物である。
【0042】樹脂合成例6〜9 温度計、撹拌器、滴下ロート、乾燥機付き冷却管を取付
けた四つ口フラスコにヘキサメチレンジイソシアネート
504g、1,3−ブタンジオール8.1g仕込み70
℃で3時間、ウレタン化反応を行ない、反応液内温度を
50℃に下げ、三量化触媒としてDabco TMR
(エア・プロダクト社の商品名)の70%2−エチルヘ
キサノール溶液を0.5g添加して50℃で4時間反応
を行なった。その時のイソシアネート含有量は39.7
%であった。反応停止剤としてリン酸エステルAP−I
(大八化学社の商品名)の10%酢酸エチル溶液を0.
4gを添加して反応を停止した。
【0043】次いで、この反応溶液から未反応のヘキサ
メチレンジイソシアネートを取除くために薄膜蒸留を行
なった。160℃、真空度0.6〜0.8mmHgの条
件でヘキサメチレンジイソシアネートモノマーの含有量
が0.5wt%以下でイソシアネート含有量が21.0
%のヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレー
ト変性体を得た。
【0044】次いで、ヘキサメチレンジイソシアネート
のイソシアヌレート変性体200gにウレタン化触媒ジ
ブチルチンジラウレート0.1gおよび重合禁止剤ハイ
ドロキノンモノメチルエーテル0.1gを添加し反応液
温度を40℃に保ち、表5に示す各種ヒドロキシアクリ
レート1.2モルを30分間で滴下し、滴下終了後60
℃に昇温しイソシアネート基が消失するまで反応を行
い、表5に示すウレタンアクリレートオリゴマー6〜9
を得た。
【0045】
【表5】
【0046】実施例3〜6、比較例7〜9 (1)塗料の調製 表7に示したウレタンアクリレート100部に対して光
重合性開始剤としてベンゾフェノン3部、ヒドロキシ−
2−メチル−フェニルプロパン−1−オン1部を60℃
で加熱混合し、溶剤や反応性希釈剤を添加することなく
塗料を調製した。 (2)製膜条件(塗膜外観評価用) PETフィルム1260℃に加熱した塗料液をバーコー
ター(#28)を用いて巾15cm、長さ20cmの面
積に塗布して、塗装性を目視にて観察した。次いで、こ
れに紫外線照射して塗膜を硬化し膜厚分布を実施例4と
同様の方法で測定した。 (3)製膜条件(硬化塗膜物性測定用) ガラス板上に6ミルアプリケーターにて塗布し、80℃
で2分間熱風乾燥後、紫外線照射した。紫外線照射は8
0W/cm高圧水銀灯を用い、ランプ距離15cm、照
射時間3.5秒間の条件で行った。 (4)引張り物性測定条件 試料形状:幅10mm短冊型、膜厚50〜60μm 引張り速度:5mm/分 尚、各種物性の測定方法は、実施例1と同様である。結
果を表6に示す。
【0047】
【表6】
【0048】
【発明の効果】実施例および比較例の結果からわかるよ
うに、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートを用
いたウレタンアクリレートは、低粘度で塗装性に優れ、
且つ紫外線硬化性に優れ、しかも硬化した塗膜はゲル分
率が高く、適度の柔軟性があるため、伸びがありかつ強
度も高いものである。
【0049】尚、低粘度を達成するだけなら、ヒドロキ
シアクリレートとして例えばPlaccel FA−1
(ラクトン変性ヒドロキシエチルアクリレート)を用い
ることによっても可能であるが、比較例9からもわかる
ように、このようなウレタンアクリレートに低粘度で塗
装性は良好であるが弾性率、破断強度の低い塗膜しか得
られない。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イソシアネート基を有するウレタンプレ
    ポリマーと水酸基含有アクリルモノマーおよび/又はメ
    タクリルモノマーとを反応させることによって得られる
    ウレタンアクリレートオリゴマーにおいて、該ウレタン
    プレポリマーとしてイソシアヌレート環を有するものを
    用い、かつ該水酸基含有アクリルモノマーおよび/又は
    メタクリルモノマーとして4−ヒドロキシブチルアクリ
    レートおよび/又は4−ヒドロキシブチルメタクリレー
    トを用いることを特徴とする紫外線硬化性ウレタンアク
    リレートオリゴマー。
  2. 【請求項2】 25℃で測定した粘度が600ポイズ以
    下であることを特徴とする、請求項1記載の紫外線硬化
    性ウレタンアクリレートオリゴマー。
  3. 【請求項3】 4−ヒドロキシブチルアクリレートおよ
    び/又は4−ヒドロキシブチルメタクリレートが、水酸
    基含有アクリルモノマーおよび/又はメタクリルモノマ
    ー全体の30モル%以上である、請求項1記載の紫外線
    硬化性ウレタンアクリレートオリゴマー。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3記載の紫外線硬化性ウ
    レタンアクリレートオリゴマーと光重合開始剤とを必須
    成分とする塗料組成物。
JP4263825A 1991-10-01 1992-10-01 紫外線硬化性ウレタンアクリレートオリゴマー Pending JPH05209038A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010058978A (ko) * 1999-12-30 2001-07-06 김충세 자외선 경화형 도막 조성물
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EP4403131A1 (en) 2022-12-27 2024-07-24 Shofu Inc. Photopolymerizable composition for 3d printer containing polymerizable monomer having allophanate bond

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