JPH05209444A - 耐火被覆の方法 - Google Patents
耐火被覆の方法Info
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- JPH05209444A JPH05209444A JP23532391A JP23532391A JPH05209444A JP H05209444 A JPH05209444 A JP H05209444A JP 23532391 A JP23532391 A JP 23532391A JP 23532391 A JP23532391 A JP 23532391A JP H05209444 A JPH05209444 A JP H05209444A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 現場施工形の湿式材料でない、新規な方法に
よる耐火被覆層を形成する。 【構成】 耐火被覆を必要とする鋼材表面に、吸水性物
質に水を飽和状態で含ませ、不透水性のプラスチックシ
ートに閉じ込めた含水保持体を1〜50kg/m2の水
分量となるよう取り付け、この上へ穴開きの金属板で
覆う穴開きの金属板,金属板,プラスチックによるラ
ス,網体により保護し、更に従来形の耐火被覆材により
被覆する各種窯業建材あるいは各種金属建材を用い被
覆する。
よる耐火被覆層を形成する。 【構成】 耐火被覆を必要とする鋼材表面に、吸水性物
質に水を飽和状態で含ませ、不透水性のプラスチックシ
ートに閉じ込めた含水保持体を1〜50kg/m2の水
分量となるよう取り付け、この上へ穴開きの金属板で
覆う穴開きの金属板,金属板,プラスチックによるラ
ス,網体により保護し、更に従来形の耐火被覆材により
被覆する各種窯業建材あるいは各種金属建材を用い被
覆する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物の耐火被覆組
成物に関するものである。従って、利用は建築分野であ
る。
成物に関するものである。従って、利用は建築分野であ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、建築物の構築において工期の短
縮,職人の不足という面からRC造より鉄骨造の建築物
が増加している。この鉄骨造の鉄骨に対しては、火災時
の温度上昇を一定の限度内とし、建築物の倒壊を防ぐた
めに所定の耐火被覆を施さなければならない。日本にお
いては昭和50年以前は石綿の吹き付けが行われていた
が、石綿を扱うことによる健康障害や、石綿の飛散によ
る環境汚染、しいては人体への害のため、昭和50年以
降はロックウールの吹き付けが行われている。ロックウ
ールの吹き付けは、経済性の面では優れているが、最近
では、ロックウール繊維の飛散があることにより作業環
境が悪いとか、仕上がりの外観が美しくないとか、表面
強度が弱いという問題により敬遠されている。また、上
記以外の耐火被覆材に水ガラスを結合材とするものがあ
るが、耐水性あるいは耐候性に問題があり、実用性には
欠けるものであった。
縮,職人の不足という面からRC造より鉄骨造の建築物
が増加している。この鉄骨造の鉄骨に対しては、火災時
の温度上昇を一定の限度内とし、建築物の倒壊を防ぐた
めに所定の耐火被覆を施さなければならない。日本にお
いては昭和50年以前は石綿の吹き付けが行われていた
が、石綿を扱うことによる健康障害や、石綿の飛散によ
る環境汚染、しいては人体への害のため、昭和50年以
降はロックウールの吹き付けが行われている。ロックウ
ールの吹き付けは、経済性の面では優れているが、最近
では、ロックウール繊維の飛散があることにより作業環
境が悪いとか、仕上がりの外観が美しくないとか、表面
強度が弱いという問題により敬遠されている。また、上
記以外の耐火被覆材に水ガラスを結合材とするものがあ
るが、耐水性あるいは耐候性に問題があり、実用性には
欠けるものであった。
【0003】これらを改良するものとして、特開昭62
−52188号に開示されるようなセメントと再乳化性
合成樹脂エマルション粉末,軽量骨材,水化度の大きい
物質を特定の割合により組み合わせたものがあった。
−52188号に開示されるようなセメントと再乳化性
合成樹脂エマルション粉末,軽量骨材,水化度の大きい
物質を特定の割合により組み合わせたものがあった。
【0004】
【目的】この発明では、従米におけるロックウール系,
セメント系,水ガラス系などの現場施工形の湿式材料で
ない、新規な素材による耐火被覆層の形成を目的とする
ものである。
セメント系,水ガラス系などの現場施工形の湿式材料で
ない、新規な素材による耐火被覆層の形成を目的とする
ものである。
【0005】
【目的を達成するための手段】この発明では、吸水性物
質に水を含ませて不透水性のプラスチックシート2に閉
じ込めた含水保持体10を作成し、それを鋼材に張り付
け、この上から穴開きの金属板により覆うことを解決手
段の一とするものである。解決手段のその二では、前述
の含水保持体を鋼材に取り付けた後、穴開きの金属の
他、穴開きのプラスチック、金属板ラスまたは同様の素
材による網状のもので表面を保設し、その上へ従来より
ある耐火被覆材を従来より薄く吹き付けて覆うものであ
る。解決手段のその三では、その一における含水保持体
を鋼材に取り付けると共に、鋼材にサポート材を取り付
けた後、サポート材に支持される形において各種窯業建
材あるいは各種全属建材を用いて被覆するものである。
質に水を含ませて不透水性のプラスチックシート2に閉
じ込めた含水保持体10を作成し、それを鋼材に張り付
け、この上から穴開きの金属板により覆うことを解決手
段の一とするものである。解決手段のその二では、前述
の含水保持体を鋼材に取り付けた後、穴開きの金属の
他、穴開きのプラスチック、金属板ラスまたは同様の素
材による網状のもので表面を保設し、その上へ従来より
ある耐火被覆材を従来より薄く吹き付けて覆うものであ
る。解決手段のその三では、その一における含水保持体
を鋼材に取り付けると共に、鋼材にサポート材を取り付
けた後、サポート材に支持される形において各種窯業建
材あるいは各種全属建材を用いて被覆するものである。
【0006】この発明の構成を更に詳しく以下説明す
る。まず、この発明にいう含水保持体とは、不透水性の
プラスチックシートに水を飽水させた吸水性物質を閉じ
込めた、折り曲げ可能な数十mm厚の板状物である。不
透水性プラスチックシートに閉じ込められる吸水性物質
には、自重の5〜1000倍の吸水力を持つポリアク
リル酸系,ポリビニルアルコール系,カルボキシメチル
セルロース系,デンプン系の吸水性樹脂またはコンニ
ャクマンナンまたは自重の3〜500陪の吸水力を有
する吸水性プラスチック,吸水性ゴム,吸水性スポンジ
などがある。これらに水を飽和させて、プラスチックシ
ートに閉じ込めたものが含水保持体となる。また、必要
に応じてそれらに防黴剤,防腐材をを適量加えることも
できる。図1では、この含水保持体の断面図を示してい
る。図中1は、吸水性物質に水を含ませたもの(以下、
水飽和吸水体という)である。
る。まず、この発明にいう含水保持体とは、不透水性の
プラスチックシートに水を飽水させた吸水性物質を閉じ
込めた、折り曲げ可能な数十mm厚の板状物である。不
透水性プラスチックシートに閉じ込められる吸水性物質
には、自重の5〜1000倍の吸水力を持つポリアク
リル酸系,ポリビニルアルコール系,カルボキシメチル
セルロース系,デンプン系の吸水性樹脂またはコンニ
ャクマンナンまたは自重の3〜500陪の吸水力を有
する吸水性プラスチック,吸水性ゴム,吸水性スポンジ
などがある。これらに水を飽和させて、プラスチックシ
ートに閉じ込めたものが含水保持体となる。また、必要
に応じてそれらに防黴剤,防腐材をを適量加えることも
できる。図1では、この含水保持体の断面図を示してい
る。図中1は、吸水性物質に水を含ませたもの(以下、
水飽和吸水体という)である。
【0007】また、吸水性物質を閉じ込める下透水性の
プラスチックシートは、0.01〜1.0mm厚のもの
を使用し、表面に、黒い印刷インク,あるいは100〜
300℃で発火する可燃性物質を練り込んだ黒いインク
などにより、直径1〜5mm,10〜1万個/m2程度
の割合で印刷してあるのが良い。これは、加熱の際に印
刷の部分がまず溶けて、穴があき水の蒸発圧を逃がす為
である。図1の中では、3が印刷部分を示している。
プラスチックシートは、0.01〜1.0mm厚のもの
を使用し、表面に、黒い印刷インク,あるいは100〜
300℃で発火する可燃性物質を練り込んだ黒いインク
などにより、直径1〜5mm,10〜1万個/m2程度
の割合で印刷してあるのが良い。これは、加熱の際に印
刷の部分がまず溶けて、穴があき水の蒸発圧を逃がす為
である。図1の中では、3が印刷部分を示している。
【0008】更に、長期間にわたり、プラスチックシー
トの損傷を外部から守るたの、火災時の直火から守るた
め、表面の美観を付与するために、含水保持体を覆うよ
うに0.8〜3.5mm厚の金属製の板を金属製または
セラミック製のサポート材により支持させながら取り付
ける。またその金属製の板には火災時の内部の水分の蒸
発を妨げないように径あるいは辺の長さが1〜5mmの
穴を10〜1万個/m2開けている。ここで、この穴の
形状は円形に限定するものでなく正方形,長方形,菱
形,星形などのいずれでも良く仕上がりの意匠性により
選択できる。更にその配列は規則的でも、不規則的でも
どちらでも良い。また、金属製の板としてはステンレス
鋼板,カラー鋼板,メッキ鋼板,アルミ板などから選択
すれば良い。図2および図3では、解決手段の一によっ
て形成された耐火被覆構造の断面図により示している。
図2の例では含水保持体を鋼材4に巻き付けるように張
り付けているのに対して、図3の例では鋼材4に複数の
種類の巾の含水保持体を張り付けている。尚、図2,図
3とも含水保持体を覆う穴開きの金属板5を支持してい
るサポート材は省略している。
トの損傷を外部から守るたの、火災時の直火から守るた
め、表面の美観を付与するために、含水保持体を覆うよ
うに0.8〜3.5mm厚の金属製の板を金属製または
セラミック製のサポート材により支持させながら取り付
ける。またその金属製の板には火災時の内部の水分の蒸
発を妨げないように径あるいは辺の長さが1〜5mmの
穴を10〜1万個/m2開けている。ここで、この穴の
形状は円形に限定するものでなく正方形,長方形,菱
形,星形などのいずれでも良く仕上がりの意匠性により
選択できる。更にその配列は規則的でも、不規則的でも
どちらでも良い。また、金属製の板としてはステンレス
鋼板,カラー鋼板,メッキ鋼板,アルミ板などから選択
すれば良い。図2および図3では、解決手段の一によっ
て形成された耐火被覆構造の断面図により示している。
図2の例では含水保持体を鋼材4に巻き付けるように張
り付けているのに対して、図3の例では鋼材4に複数の
種類の巾の含水保持体を張り付けている。尚、図2,図
3とも含水保持体を覆う穴開きの金属板5を支持してい
るサポート材は省略している。
【0009】解決手段のその二においては、一の方法で
ある含水保持体および穴開きの金属板等の上へ更に、従
来よりある耐火被覆材を被覆させるようにしているた
め、穴開きの金属板の代わりにプラスチック製ラス,全
属製ラス,または金網状のものを使用するができる。こ
の場合、ラスないし網状体等はプラスチックシートで包
んだ含水保持体の保護と、上層に被覆する耐火被覆材の
肌分かれを防ぐためのものである。使用できる金属板等
としては、板厚0.8〜3.5mmにあり直径1〜8m
mの穴を10〜1万個/m2開けた金属板,断面積0.
8mm2〜2.0mm2にあり適当な網目状にしたプラ
スチックラスあるいは金属ラス,さらには金網状の金
属,プラスチックがある。金属板の種類では、ステンン
ス鋼板,カラー鋼板,メッキ鋼板,アルミ板などがあ
る。
ある含水保持体および穴開きの金属板等の上へ更に、従
来よりある耐火被覆材を被覆させるようにしているた
め、穴開きの金属板の代わりにプラスチック製ラス,全
属製ラス,または金網状のものを使用するができる。こ
の場合、ラスないし網状体等はプラスチックシートで包
んだ含水保持体の保護と、上層に被覆する耐火被覆材の
肌分かれを防ぐためのものである。使用できる金属板等
としては、板厚0.8〜3.5mmにあり直径1〜8m
mの穴を10〜1万個/m2開けた金属板,断面積0.
8mm2〜2.0mm2にあり適当な網目状にしたプラ
スチックラスあるいは金属ラス,さらには金網状の金
属,プラスチックがある。金属板の種類では、ステンン
ス鋼板,カラー鋼板,メッキ鋼板,アルミ板などがあ
る。
【0010】上記ラス,金網等の上ヘ吹き付けられる耐
火被覆材の例としては、パーライトセメント系,ヒル石
セメント系,水酸化アルミニウムセメント系,ロックウ
ールセメント系の耐火被覆材がある。図4では、解決手
段その二によって形成された耐火被覆構造の断面図によ
り示している。図中6は、従来よりある耐火被覆材であ
る。
火被覆材の例としては、パーライトセメント系,ヒル石
セメント系,水酸化アルミニウムセメント系,ロックウ
ールセメント系の耐火被覆材がある。図4では、解決手
段その二によって形成された耐火被覆構造の断面図によ
り示している。図中6は、従来よりある耐火被覆材であ
る。
【0011】解決手段のその三においては、一の方法に
於ける含水保持体を鋼材に取り付ける一方、穴開きの金
属板の代わりに、各種窯業建材または各種金属建材の厚
さ3〜50mmにあるものを波覆するものである。勿
論、窯業建材等は、鋼材にサポート材6を取り付け、こ
れに支持される形において取り付けられる。
於ける含水保持体を鋼材に取り付ける一方、穴開きの金
属板の代わりに、各種窯業建材または各種金属建材の厚
さ3〜50mmにあるものを波覆するものである。勿
論、窯業建材等は、鋼材にサポート材6を取り付け、こ
れに支持される形において取り付けられる。
【0012】被覆する上記窯業建築材等としては、珪酸
カルシウム板,石膏ボード,各種窯業サイディング,A
LCなどの窯業建材または前記窯業建材ないしロックウ
ール板,セラミック板などを芯材として鋼材で覆った金
属建材がある。
カルシウム板,石膏ボード,各種窯業サイディング,A
LCなどの窯業建材または前記窯業建材ないしロックウ
ール板,セラミック板などを芯材として鋼材で覆った金
属建材がある。
【0013】サポート材としては、ステンレス,カラー
鋼材,メッキ鋼材などの金属製あるいはセラミック製品
のものが使用され、ボルト止めまたはビス止めにより固
定される。図5では、解決手段その三によって形成され
る耐火被覆構造の断面図を、実施例10を例にして示し
ている。図中7がサポート材であり、8が窯業建材の例
である珪酸カルシウム板である。
鋼材,メッキ鋼材などの金属製あるいはセラミック製品
のものが使用され、ボルト止めまたはビス止めにより固
定される。図5では、解決手段その三によって形成され
る耐火被覆構造の断面図を、実施例10を例にして示し
ている。図中7がサポート材であり、8が窯業建材の例
である珪酸カルシウム板である。
【0014】
【作 用】この発明で、水を含ませた吸水性樹脂などを
不透水性のプラスチックシートで閉じ込めた含水保持体
は、加熱により表層のシートの印刷部が溶けて内部の水
分が蒸発していく際に、539kcal/kgの吸熱に
より鋼材の温度の上昇を抑える働きをする。また単にシ
ートに水を閉じ込めた場合は表層のシートが溶けた時点
で流れ落ちてしまうが、この発明では水を吸水性物質に
吸わせたものを使用するためにそのようなことはなく徐
々に蒸発していくので効果が持続し、閉じ込める水の単
位面積当たりの量により国内で必要な30分耐火,1時
間耐火,2時間耐火,3時間耐火に対応できる。
不透水性のプラスチックシートで閉じ込めた含水保持体
は、加熱により表層のシートの印刷部が溶けて内部の水
分が蒸発していく際に、539kcal/kgの吸熱に
より鋼材の温度の上昇を抑える働きをする。また単にシ
ートに水を閉じ込めた場合は表層のシートが溶けた時点
で流れ落ちてしまうが、この発明では水を吸水性物質に
吸わせたものを使用するためにそのようなことはなく徐
々に蒸発していくので効果が持続し、閉じ込める水の単
位面積当たりの量により国内で必要な30分耐火,1時
間耐火,2時間耐火,3時間耐火に対応できる。
【0015】更に、解決手段その一の含水保持体を被覆
するため穴開きの金属板は、長期間にわたりプラスチッ
クシートの損傷を外部から守り、火災時の直火から保護
し、表面に美観を付与する。
するため穴開きの金属板は、長期間にわたりプラスチッ
クシートの損傷を外部から守り、火災時の直火から保護
し、表面に美観を付与する。
【0016】解決手段その二においては、含水保持体と
上層の耐火被覆材に挟まれる穴開き金属板,ラス等は含
水保持体の保護と、耐火被覆材の肌別れ防止の働きをす
る。二の場合、耐火被覆の施工性の向上と耐火性能の向
上をはかり、耐久性や表面化粧性をも備えるようにな
る。
上層の耐火被覆材に挟まれる穴開き金属板,ラス等は含
水保持体の保護と、耐火被覆材の肌別れ防止の働きをす
る。二の場合、耐火被覆の施工性の向上と耐火性能の向
上をはかり、耐久性や表面化粧性をも備えるようにな
る。
【0017】解決手段その三においては、含水保持体と
各種窯業建材・各種金属建材との組み合わせにおいて、
含水保持体が吸熱効果を持ち、上層の建材が断熱および
含水保持体の保護層として働く。
各種窯業建材・各種金属建材との組み合わせにおいて、
含水保持体が吸熱効果を持ち、上層の建材が断熱および
含水保持体の保護層として働く。
【0018】
【実施例】まず、この発明の解決手段その一を実施例1
〜4により説明する。水分量として鋼材の単位表面積当
たり8kg/m2,18kg/m2,28kg/m2,
38kg/m2になるように飽水状態にした吸水性樹脂
を、不透水性のプラスチックシートの表側に2,500
個/m2の割合で直径2mmの円の内側を黒インクで印
刷した厚さ0.2mmのプラスチックシートに封じ込め
て含水保持体とし、それをまず鋼材試験片に接着剤で貼
る。尚、実施例の番号は水分量の少ないものより1,
2,3,4とした。そして次に、含水保持体を外部から
の損傷などから守り長期間その機能を保持させるための
金属板として、直径2.0mmの穴を1,600個/m
2開けた1.2mmのステンレス鋼鈑で表面を覆った
後、各試験に供した。
〜4により説明する。水分量として鋼材の単位表面積当
たり8kg/m2,18kg/m2,28kg/m2,
38kg/m2になるように飽水状態にした吸水性樹脂
を、不透水性のプラスチックシートの表側に2,500
個/m2の割合で直径2mmの円の内側を黒インクで印
刷した厚さ0.2mmのプラスチックシートに封じ込め
て含水保持体とし、それをまず鋼材試験片に接着剤で貼
る。尚、実施例の番号は水分量の少ないものより1,
2,3,4とした。そして次に、含水保持体を外部から
の損傷などから守り長期間その機能を保持させるための
金属板として、直径2.0mmの穴を1,600個/m
2開けた1.2mmのステンレス鋼鈑で表面を覆った
後、各試験に供した。
【0019】
【比較例1】同様の鋼材試験片に普通ポルトランドセメ
ント30重量%,パーライト30重量%,炭酸カルシウ
ム30重量%,水酸化マグネシウム9重量%,添加剤1
重量%の組成の耐火被覆材を適量の水と練って40mm
の厚みに吹き付けて室温20℃,湿度60%下で1カ月
間養生した後50℃で乾燥させて含水率5%とした後、
各試験に供した。
ント30重量%,パーライト30重量%,炭酸カルシウ
ム30重量%,水酸化マグネシウム9重量%,添加剤1
重量%の組成の耐火被覆材を適量の水と練って40mm
の厚みに吹き付けて室温20℃,湿度60%下で1カ月
間養生した後50℃で乾燥させて含水率5%とした後、
各試験に供した。
【0020】
【比較例2】同様の鋼材試験片に普通ポルトランドセメ
ント40重量%,ロックウール50重量%,焼成ヒル石
9重量%,添加剤1重量%の組成の耐火被覆材を過量の
水と練って45mmの厚み吹き付けて室温20℃,湿度
60%下で1カ月間養生した後50℃で乾燥させて含水
率5%とした後、各試験に供した。
ント40重量%,ロックウール50重量%,焼成ヒル石
9重量%,添加剤1重量%の組成の耐火被覆材を過量の
水と練って45mmの厚み吹き付けて室温20℃,湿度
60%下で1カ月間養生した後50℃で乾燥させて含水
率5%とした後、各試験に供した。
【0021】
【試験項目および試験方法】 被覆厚み 鋼材の表面から仕上がり面までの厚み。 耐久性能試験 実施例と比較例の試験体を使用して、−20℃気中に4
時間、50℃気中に4時間、20℃気中に16時間を1
サイクルとして、10サイクルさらして異常の有無を見
る。異常のないものを○、多少の劣化のあるものを△、
劣化の大きいものを×とする。 耐火性能試験 鋼材試験片の中央部に熱電対を取り付け実施例の被覆及
び比較例の吹き付けを施した後、所定の養生をして恒量
とした試験体をJIS−A−1304標準加熱曲線に沿
って加熱し350℃になるまでの時間を測定し、耐火性
を判定する。
時間、50℃気中に4時間、20℃気中に16時間を1
サイクルとして、10サイクルさらして異常の有無を見
る。異常のないものを○、多少の劣化のあるものを△、
劣化の大きいものを×とする。 耐火性能試験 鋼材試験片の中央部に熱電対を取り付け実施例の被覆及
び比較例の吹き付けを施した後、所定の養生をして恒量
とした試験体をJIS−A−1304標準加熱曲線に沿
って加熱し350℃になるまでの時間を測定し、耐火性
を判定する。
【0022】
【表1】
【0023】
【実施例】以下、この発明の解決手段その二を実施例5
〜8により説明する。水分量として鋼材の単位表面積当
たリ3kg/m2,8kg/m2,18kg/m2,2
8kg/m2の飽水状吸水性樹脂を、厚さ0.2mmの
プラスチック袋に封じ込めて含水保持体をまず鋼材試験
片に接着剤で貼る。尚、実施例の番号は水分量の少ない
ものより5,6,7,8とした。そして次に、含水保持
体を外部からの損傷などから守り長期間その機能を保持
させるための金属ラスとして、断面積7.0mm2で一
辺が25mmの菱形状の鉄製のラス網で表面を覆う。更
に、その上から組成がセメント30重量%,パーライト
30重量%,炭酸カルシウム35重量%,各種添加剤5
重量%から成るパーライトセメント系の耐火被覆材を1
0mm厚み被覆して各種試験に供した。
〜8により説明する。水分量として鋼材の単位表面積当
たリ3kg/m2,8kg/m2,18kg/m2,2
8kg/m2の飽水状吸水性樹脂を、厚さ0.2mmの
プラスチック袋に封じ込めて含水保持体をまず鋼材試験
片に接着剤で貼る。尚、実施例の番号は水分量の少ない
ものより5,6,7,8とした。そして次に、含水保持
体を外部からの損傷などから守り長期間その機能を保持
させるための金属ラスとして、断面積7.0mm2で一
辺が25mmの菱形状の鉄製のラス網で表面を覆う。更
に、その上から組成がセメント30重量%,パーライト
30重量%,炭酸カルシウム35重量%,各種添加剤5
重量%から成るパーライトセメント系の耐火被覆材を1
0mm厚み被覆して各種試験に供した。
【0024】
【実施例】以下、この発明の解決手段その三を実施例9
〜12により説明する。水分量として鋼材の単位表面積
当たり3kg/m2,8kg/m2,18kg/m2,
28kg/m2になるように水で飽和状態にした吸水性
樹脂を厚さ0.2mmのプラスチック袋に封じ込めて含
水保持体をまず鋼材試験片に接着剤で貼る。尚、実施例
の番号は水分量の少ないものより9,10,11,12
とした。次に、各種窯業建材をボルト止め又はビス止め
するためのステンレス製サポート材を取り付ける。更
に、そのステンレス製サポート材に比重0.8の10m
m厚の珪酸カルシウム板を張り付けて各種試験に供し
た。
〜12により説明する。水分量として鋼材の単位表面積
当たり3kg/m2,8kg/m2,18kg/m2,
28kg/m2になるように水で飽和状態にした吸水性
樹脂を厚さ0.2mmのプラスチック袋に封じ込めて含
水保持体をまず鋼材試験片に接着剤で貼る。尚、実施例
の番号は水分量の少ないものより9,10,11,12
とした。次に、各種窯業建材をボルト止め又はビス止め
するためのステンレス製サポート材を取り付ける。更
に、そのステンレス製サポート材に比重0.8の10m
m厚の珪酸カルシウム板を張り付けて各種試験に供し
た。
【0025】
【試験項目および試験方法】 被覆厚み,耐久性能試験,耐火性能試験を先の実
施例1等を試験した方法により性状,性能を測り下記表
2に示す。
施例1等を試験した方法により性状,性能を測り下記表
2に示す。
【0026】
【表2】
【0027】
【発明の効果】この発明によれば、吹き付けロックウー
ルの欠点とする繊維の飛散による劣悪作業環境の改善が
できる。また、飽水状吸水性物質を閉じ込めた含水保持
体の単位面積当たりの水分量の程度により30分耐火,
1時間耐火,2時間耐火,3時間耐火,それ以上の耐火
性能に対しても対応できる。さらに耐火被覆材の厚みを
薄くできることから施工性を高めることができ、特に工
期を急ぐ場合などに効果的である。また、含水保持体の
上に施工する穴開き金属板あるいは各種窯業建材等は含
水保持体を長期間にわたり外部からの損傷から守ると同
時に表面の美観を表現できる。
ルの欠点とする繊維の飛散による劣悪作業環境の改善が
できる。また、飽水状吸水性物質を閉じ込めた含水保持
体の単位面積当たりの水分量の程度により30分耐火,
1時間耐火,2時間耐火,3時間耐火,それ以上の耐火
性能に対しても対応できる。さらに耐火被覆材の厚みを
薄くできることから施工性を高めることができ、特に工
期を急ぐ場合などに効果的である。また、含水保持体の
上に施工する穴開き金属板あるいは各種窯業建材等は含
水保持体を長期間にわたり外部からの損傷から守ると同
時に表面の美観を表現できる。
【図1】含水保持体の構成を示す断面図である。
【図2】特許請求項1の方法による耐火被覆構造の例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】特許請求項1の方法による耐火被覆構造の図2
とは異なる例による断面図である。
とは異なる例による断面図である。
【図4】特許請求項4の方法による耐火被覆構造の例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図5】特許請求項5の方法による耐火被覆構造の例を
示す断面図である。
示す断面図である。
1 水飽和吸水体 2 プラスチックシート 3 印刷部分 4 鋼材 5 穴開き金属板 6 耐火被覆材 7 サポート材 8 窯業建材の例として珪酸カルシウム板 10 含水保持体
Claims (5)
- 【請求項1】 耐火被覆を必要とする建築物の構造部分
であるH形鋼材,角形鋼材,管鋼材などの表面に、吸水
性物質に水を飽和状態で含ませたのち不透水性のプラス
チックシートに閉じ込めて含水保持体としたものを、鋼
材の単位表面積当たり1〜50kg/m2の水分重量と
なるように鋼材に取り付け、更に穴開きの金属板でその
表面を保護することを特徴とする耐火被覆の方法。 - 【請求項2】 特許請求項1記載の吸水性物質が自重の
5〜1,000倍の吸水力を持つポリアクリル酸系,ポ
リビニルアルコール系,カルボキシメチルセルロース
系,デンプン系のいずれかの吸水性樹脂、またはコンニ
ャクマンナン、あるいは自重の3〜500倍の吸水力を
有する吸水性プラスチンク,吸水性ゴム,吸水性スポン
ジであることを特徴とする耐火被覆の方法。 - 【請求項3】 金属板が、0.8〜3.5mm厚のステ
ンレス鋼板,カラー鋼板,メッキ鋼板,アルミ板などか
らなり、かつその全属製の板には火災時の内部の水分の
蒸発を妨げない、径あるいは辺の長さが1〜5mmの穴
を10〜1万個/m2開けているものを使用することを
特徴とする特許請求項1または同項2記載の耐火被覆の
方法。 - 【請求項4】 耐火被覆を必要とする建築物の構造部材
であるH形鋼材,角形鋼材,管鋼材などの表面に、吸水
性物質に水を飽和状態で含ませたのち不透水性のプラス
チックシートに閉じ込めて含水保持体としたものを、鋼
材の単位面積当たり1〜50kg/m2の水分重量とな
るように鋼材に取り付け、更に穴開きの金属板またはプ
ラスチック製ラス,全属製ラス,または金網状のもので
その表面を保護した後、従来から使用されている耐火被
覆材を従来より薄く吹き付けることを特徴とする耐火被
覆の方法。 - 【請求項5】 耐火被覆を必要とする建築物の構造部材
であるH形鋼材,角形鋼材,管鋼材などの表面に、吸水
性物質に水を飽和状態で含ませたのち不透水性のプラス
チックシートに閉じ込めて含水保持本としたものを、鋼
材の単位面槓当たり1〜50kg/m2の水分重量とな
るように鋼材に取り付ける一方、サポート材を鋼材に付
けた後、サポート材に支持される形において厚み3〜5
0mmにある各種窯業建材あるいは各種金属建材を用い
被覆することを特徴とする耐火被覆の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23532391A JP2598729B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 耐火被覆の方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23532391A JP2598729B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 耐火被覆の方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05209444A true JPH05209444A (ja) | 1993-08-20 |
| JP2598729B2 JP2598729B2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=16984408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23532391A Expired - Lifetime JP2598729B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 耐火被覆の方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2598729B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107724625A (zh) * | 2017-09-27 | 2018-02-23 | 同济大学 | 一种装饰防火一体化板的使用构造方法 |
| JP2021042623A (ja) * | 2019-09-13 | 2021-03-18 | 株式会社竹中工務店 | 鉄骨梁構造 |
| CN121360352A (zh) * | 2025-12-23 | 2026-01-20 | 中国矿业大学 | 内置水平构件的sap堆积体喷淋防火封装系统及其实施方法 |
-
1991
- 1991-06-10 JP JP23532391A patent/JP2598729B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107724625A (zh) * | 2017-09-27 | 2018-02-23 | 同济大学 | 一种装饰防火一体化板的使用构造方法 |
| CN107724625B (zh) * | 2017-09-27 | 2019-12-27 | 同济大学 | 一种基于装饰防火一体化板的施工和防灾整体设计方法 |
| JP2021042623A (ja) * | 2019-09-13 | 2021-03-18 | 株式会社竹中工務店 | 鉄骨梁構造 |
| CN121360352A (zh) * | 2025-12-23 | 2026-01-20 | 中国矿业大学 | 内置水平构件的sap堆积体喷淋防火封装系统及其实施方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2598729B2 (ja) | 1997-04-09 |
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