JPH0521127B2 - - Google Patents
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- JPH0521127B2 JPH0521127B2 JP60100075A JP10007585A JPH0521127B2 JP H0521127 B2 JPH0521127 B2 JP H0521127B2 JP 60100075 A JP60100075 A JP 60100075A JP 10007585 A JP10007585 A JP 10007585A JP H0521127 B2 JPH0521127 B2 JP H0521127B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal phthalocyanine
- metal
- sub
- phthalocyanine
- copolymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、異臭を放つ物質を無臭物質に変化さ
せる高分子物質を有効成分に含む消臭剤に関する
ものである。
せる高分子物質を有効成分に含む消臭剤に関する
ものである。
悪臭に対する消臭処理方法としては、従来から
活性炭素吸着法、触媒燃焼法、オゾンまたは薬剤
による酸化法、中和法、バクテリアによる分解
法、酵素による分解法などが知られているが、い
ずれも消臭能力の持続性が少なかつたり、消臭効
率が低かつたり、二次汚染があつたりという欠点
がある。
活性炭素吸着法、触媒燃焼法、オゾンまたは薬剤
による酸化法、中和法、バクテリアによる分解
法、酵素による分解法などが知られているが、い
ずれも消臭能力の持続性が少なかつたり、消臭効
率が低かつたり、二次汚染があつたりという欠点
がある。
日常の生活圏における悪臭物質は、例えばアン
モニア、アミン類、硫化水素、メルカプタン類、
インドール、カルボニル化合物などである。これ
らの物質は、特開昭55−32519号公報に記載され
ているように生体酵素が酸化触媒として作用し、
分解される。生体酵素のなかでも金属ポルフイリ
ン類、金属ポルフラジン類が優れており、例えば
特開昭50−54590号公報に開示されているように
人為的に合成が可能で、比較的容易に入手できる
点でも有利である。
モニア、アミン類、硫化水素、メルカプタン類、
インドール、カルボニル化合物などである。これ
らの物質は、特開昭55−32519号公報に記載され
ているように生体酵素が酸化触媒として作用し、
分解される。生体酵素のなかでも金属ポルフイリ
ン類、金属ポルフラジン類が優れており、例えば
特開昭50−54590号公報に開示されているように
人為的に合成が可能で、比較的容易に入手できる
点でも有利である。
金属ポルフイリン類、金属ポルフラジン類を消
臭剤として使用する発明は、本発明者らの発明に
かゝるもので、前記特開昭55−32519号公報によ
りすでに公知になつている。開示された消臭剤
は、他の消臭剤に比べて優れている。
臭剤として使用する発明は、本発明者らの発明に
かゝるもので、前記特開昭55−32519号公報によ
りすでに公知になつている。開示された消臭剤
は、他の消臭剤に比べて優れている。
本発明は、その後も研究を進めた結果なされた
もので、前記公報に開示された消臭剤を利用し、
親水性、非親水性の異臭物質を短時間で分解で
き、実用性の点で改良された消臭剤を提供しよう
とするものである。
もので、前記公報に開示された消臭剤を利用し、
親水性、非親水性の異臭物質を短時間で分解で
き、実用性の点で改良された消臭剤を提供しよう
とするものである。
本発明は、金属ポルフイリン類、金属ポルフラ
ジン類を消臭剤として使用する研究により、消臭
剤として最も優れているのは、第1図の構造式に
示す金属フタロシアニンであるということが解つ
た。同時に以下の知見を得た。
ジン類を消臭剤として使用する研究により、消臭
剤として最も優れているのは、第1図の構造式に
示す金属フタロシアニンであるということが解つ
た。同時に以下の知見を得た。
消臭剤が酸化触媒としてあらゆる異臭物質に作
用し、短時間で分解するには以下に記す〜の
機能があることが必要である。
用し、短時間で分解するには以下に記す〜の
機能があることが必要である。
オキシターゼとしての機能
分子状酸素による酸化反応(空気中の酸素によ
る自動酸化作用)。
る自動酸化作用)。
2(Sub)H+02MPC
―――→
Sub−Sub+H2O2 *
なお式中SubはSubstrate(基質)の略。
MPc:金属フタロシアニン
(Sub)H:異臭物質で例えばH2S、R−SH
(メルカプタン誘導体)、R−CHO(アルデ
ヒド誘導体)、R−NH2(アミノ誘導体)、
R−OH(アルコール誘導体) Sub−Sub:酸化生成物 ペルオキシターゼとしての機能 上記で生成した過酸化水素(*印)による酸
化反応(に連鎖して起こる)。
(メルカプタン誘導体)、R−CHO(アルデ
ヒド誘導体)、R−NH2(アミノ誘導体)、
R−OH(アルコール誘導体) Sub−Sub:酸化生成物 ペルオキシターゼとしての機能 上記で生成した過酸化水素(*印)による酸
化反応(に連鎖して起こる)。
2(Sub)H+H2O2 *MPC
―――→
Sub−Sub+2H2O
オキシゲナーゼとしての機能
例えばインドール核、ピリジン核などの複素環
状化合物からなる悪臭物質を酸化開裂させる反
応。インドール核の場合には以下の反応。
状化合物からなる悪臭物質を酸化開裂させる反
応。インドール核の場合には以下の反応。
酸化開裂による生成物は上記,の反応でさ
らに分解される場合もある。なお、悪臭物質
(Sub)Hは、インドール核などの複素環状化合
物も含め遊離しやすい−H基を持つているのが特
徴である。
らに分解される場合もある。なお、悪臭物質
(Sub)Hは、インドール核などの複素環状化合
物も含め遊離しやすい−H基を持つているのが特
徴である。
金属フタロシアニンを中心にした上記〜の
反応機構を、第2図の(a)〜(f)を参照しながら説明
する。なお第2図に示すFe−Pcは、第1図に示
す金属フタロシアニンの中心金属MがFeである
場合の、立体的な構造を省略して示したものであ
る。
反応機構を、第2図の(a)〜(f)を参照しながら説明
する。なお第2図に示すFe−Pcは、第1図に示
す金属フタロシアニンの中心金属MがFeである
場合の、立体的な構造を省略して示したものであ
る。
(a) 金属フタロシアニンの触媒反応圏に悪臭物質
(Sub)Hが近ずく。
(Sub)Hが近ずく。
(b) 悪臭物質(Sub)Hが金属フタロシアニン金
属原子Fe()に配位し錯体が形成される。
属原子Fe()に配位し錯体が形成される。
(c) O2(の反応ならH2O2)が吸着される。
(d) 電子eが移動してFe()がFe()になり
SubとH2O2(またはの反応ならH2O)が離脱
する。Subは他のSubとただちに反応してSub
−Subを生成する。すなわち前記(または
)の反応が起きる。
SubとH2O2(またはの反応ならH2O)が離脱
する。Subは他のSubとただちに反応してSub
−Subを生成する。すなわち前記(または
)の反応が起きる。
(e) Fe()から電子eが近傍のO2に移動する。
(f) Fe()は当初のFe()に戻ると共にスー
パーオキサイドラジカル酸素O2 -を生成する。
生成したO2 -は下記式により悪臭物質(Sub)
Hを分解する(前記の反応参照)。
パーオキサイドラジカル酸素O2 -を生成する。
生成したO2 -は下記式により悪臭物質(Sub)
Hを分解する(前記の反応参照)。
2(Sub)H+O2 -Fe−Pc
―――――→
Sub−Sub+H2O2
前記〜の反応は(a)〜(f)の循環機構により起
るものであり、金属フタロシアニン単体で充分に
触媒機能を発揮することは困難である。すなわち
第1図に示す構造式中の−Xの立体構造が小さい
基であると、第5図Aに示す金属フタシアニン−
ダイマーまたは同図Bに示す金属フタロシアニン
−〓−オキソダイマーを生じてしまい、触媒活性
が弱まつてしまう。
るものであり、金属フタロシアニン単体で充分に
触媒機能を発揮することは困難である。すなわち
第1図に示す構造式中の−Xの立体構造が小さい
基であると、第5図Aに示す金属フタシアニン−
ダイマーまたは同図Bに示す金属フタロシアニン
−〓−オキソダイマーを生じてしまい、触媒活性
が弱まつてしまう。
そのために本発明の消臭剤は、金属フタロシア
ニン(第1図参照)の外周の−X基のうち少なく
とも1つを、高分子であるスチレン共重合体のベ
ンゼン環に化学結合させ、金属フタロシアニンの
中心金属Mをスチレン共重合体の側鎖にある孤立
電子対に配位結合させている。金属フタロシアニ
ンと高分子を結合させ、高分子鎖により金属フタ
ロシアニンの間に立体障害を起させることによ
り、かゝるダイマーが生成しないようにしてい
る。しかし金属フタロシアニンはスチレン共重合
体に結合していても、結合している量が多すぎる
と金属フタロシアニン間の接近確率が大きくなり
ダイマーが生成し、かえつて消臭効率が悪くなつ
てしまう場合がある。一方金属フタロシアニンの
量が少な過ぎても消臭効果が保てない。種々の実
験の結果によれば、金属フタロシアニンの量は全
量に対し0.5〜20重量%が適当である。
ニン(第1図参照)の外周の−X基のうち少なく
とも1つを、高分子であるスチレン共重合体のベ
ンゼン環に化学結合させ、金属フタロシアニンの
中心金属Mをスチレン共重合体の側鎖にある孤立
電子対に配位結合させている。金属フタロシアニ
ンと高分子を結合させ、高分子鎖により金属フタ
ロシアニンの間に立体障害を起させることによ
り、かゝるダイマーが生成しないようにしてい
る。しかし金属フタロシアニンはスチレン共重合
体に結合していても、結合している量が多すぎる
と金属フタロシアニン間の接近確率が大きくなり
ダイマーが生成し、かえつて消臭効率が悪くなつ
てしまう場合がある。一方金属フタロシアニンの
量が少な過ぎても消臭効果が保てない。種々の実
験の結果によれば、金属フタロシアニンの量は全
量に対し0.5〜20重量%が適当である。
スチレン共重合体と金属フタロシアニンとの結
合は以下のようになつている。スチレン共重合体
として、例えばスチレンとビニルピリジン共重合
物に、金属フタロシアニンの−X(第1図参照)
に少なくとも1個好ましくは2〜8個カルボニル
クロリド基が置換しているものをフリーデルクラ
フト反応により結合させる(下記式参照)。
合は以下のようになつている。スチレン共重合体
として、例えばスチレンとビニルピリジン共重合
物に、金属フタロシアニンの−X(第1図参照)
に少なくとも1個好ましくは2〜8個カルボニル
クロリド基が置換しているものをフリーデルクラ
フト反応により結合させる(下記式参照)。
さらに金属フタロシアニン(MPc)の中心金
属Mとピリジン核のNとが配位結合する。その結
果、第3図に構造を示すように金属フタロシアニ
ンにより架橋されている高分子物質ができる。こ
のときの金属フタロシアニンの中心金属Mは5配
位になつている。
属Mとピリジン核のNとが配位結合する。その結
果、第3図に構造を示すように金属フタロシアニ
ンにより架橋されている高分子物質ができる。こ
のときの金属フタロシアニンの中心金属Mは5配
位になつている。
金属フタロシアニンの中心金属Mは、Fe、Co、
Mn、Ti、V、Ni、Cu、Zn、Mo、W、Osが良
い。Fe、Coは2価または3価の高スピン状態や
2価および3価の混合原子価状態をつくりやすい
ので特に好ましい。またFeとCoのものを混合し
たものも好ましい。
Mn、Ti、V、Ni、Cu、Zn、Mo、W、Osが良
い。Fe、Coは2価または3価の高スピン状態や
2価および3価の混合原子価状態をつくりやすい
ので特に好ましい。またFeとCoのものを混合し
たものも好ましい。
金属フタロシアニンが結合するスチレン共重合
体は、前記例のスチレンとビニルピリジンの共重
合物以外に、例えばスチレンとビニルイミダゾー
ル、ビニルアリールアミン、アクリル酸、メタク
リル酸などの共重合物である。さらに他のビニル
基、例えば塩化ビニルなどを共重合してあつても
よい。
体は、前記例のスチレンとビニルピリジンの共重
合物以外に、例えばスチレンとビニルイミダゾー
ル、ビニルアリールアミン、アクリル酸、メタク
リル酸などの共重合物である。さらに他のビニル
基、例えば塩化ビニルなどを共重合してあつても
よい。
金属フタロシアニンの−Xに少なくとも1個好
ましくは2〜8個置換している基は前記例のカル
ボニルクロリド基以外に、例えば、水酸基、カル
ボキシル基、アミノ基、クロロメチル基、スルホ
ン基がある。また−Xの上記各基が置換している
ところ以外は、水素基、アルキル基、アルキルケ
イ素基などを選ぶことができる。この−Xの選択
により分解する異臭物質の性質が変る。例えば−
Xに水酸基を選べば親水性の異臭物質が取込まれ
て分解されやすくなる。−Xにアルキル基を選べ
ば非親水性の異臭物質が取込まれて分解されやす
くなる。−Xが水酸基である金属フタロシアニン
と−Xがアルキル基である金属フタロシアニンと
を適宜に高分子に結合させれば、親水性、非親水
性の両方の異臭物質が分解されやすくなる。
ましくは2〜8個置換している基は前記例のカル
ボニルクロリド基以外に、例えば、水酸基、カル
ボキシル基、アミノ基、クロロメチル基、スルホ
ン基がある。また−Xの上記各基が置換している
ところ以外は、水素基、アルキル基、アルキルケ
イ素基などを選ぶことができる。この−Xの選択
により分解する異臭物質の性質が変る。例えば−
Xに水酸基を選べば親水性の異臭物質が取込まれ
て分解されやすくなる。−Xにアルキル基を選べ
ば非親水性の異臭物質が取込まれて分解されやす
くなる。−Xが水酸基である金属フタロシアニン
と−Xがアルキル基である金属フタロシアニンと
を適宜に高分子に結合させれば、親水性、非親水
性の両方の異臭物質が分解されやすくなる。
上記の如くスチレン共重合体に金属フタロシア
ニンが結合しているため、金属フタロシアニンど
うしは高分子鎖により邪魔されてダイマー(第5
図参照)が生成されにくい。金属フタロシアニン
の結合量が0.5〜20重量%にしてあるから、触媒
の量として適量であり、また金属フタロシアニン
間の接近確率も小さくなりダイマーが非常に僅か
しか生成されない。したがつて酸化触媒の機能を
充分に発揮することができる。スチレン共重合体
に対して金属フタロシアニンが化学結合している
と同時に配位結合し、架橋しているので、金属フ
タロシアニンが離脱してしまうことがない。その
ため消臭剤として耐久性がある。
ニンが結合しているため、金属フタロシアニンど
うしは高分子鎖により邪魔されてダイマー(第5
図参照)が生成されにくい。金属フタロシアニン
の結合量が0.5〜20重量%にしてあるから、触媒
の量として適量であり、また金属フタロシアニン
間の接近確率も小さくなりダイマーが非常に僅か
しか生成されない。したがつて酸化触媒の機能を
充分に発揮することができる。スチレン共重合体
に対して金属フタロシアニンが化学結合している
と同時に配位結合し、架橋しているので、金属フ
タロシアニンが離脱してしまうことがない。その
ため消臭剤として耐久性がある。
しかも第4図に示すように金属フタロシアニン
中の金属原子M(第4図でMはFe)は、2価、3
価の高スピン状態で、フタロシアニン環に4配位
し、さらに高分子側鎖にある孤立電子対に配位結
合して5配位になつているから、前記したbの機
構で(第2図参照)、悪臭物質(Sub)Hが金属
フタロシアニン中の金属原子Mに配位しやすい電
子状態になつている。例えば第3図に示してある
鉄フタロシアニンでFe()の1〜5が配位結合
している状態になつていると、悪臭物質(Sub)
Hが6の位置に配位しやすくなり、第2図のa〜
fに記載した循環機構の反応が起りやすい。した
がつて前記〜の反応が速やかに起りやすくな
る。すなわち遊離しやすい−H基を持つ異臭物
質、(Sub)Hの異臭物質を分解するのに極めて
有効になる。
中の金属原子M(第4図でMはFe)は、2価、3
価の高スピン状態で、フタロシアニン環に4配位
し、さらに高分子側鎖にある孤立電子対に配位結
合して5配位になつているから、前記したbの機
構で(第2図参照)、悪臭物質(Sub)Hが金属
フタロシアニン中の金属原子Mに配位しやすい電
子状態になつている。例えば第3図に示してある
鉄フタロシアニンでFe()の1〜5が配位結合
している状態になつていると、悪臭物質(Sub)
Hが6の位置に配位しやすくなり、第2図のa〜
fに記載した循環機構の反応が起りやすい。した
がつて前記〜の反応が速やかに起りやすくな
る。すなわち遊離しやすい−H基を持つ異臭物
質、(Sub)Hの異臭物質を分解するのに極めて
有効になる。
本発明の消臭剤は、上記の〜の反応作用に
より水溶性・非水溶性を問わず人間の日常生活圏
にある悪臭物はほとんど全部分解できる。メルカ
プタン類、アミン類など遊離しやすい−H基を持
つ異臭物質に特に有効である。
より水溶性・非水溶性を問わず人間の日常生活圏
にある悪臭物はほとんど全部分解できる。メルカ
プタン類、アミン類など遊離しやすい−H基を持
つ異臭物質に特に有効である。
消臭剤に有効成分として含まれる高分子物質自
体は、異臭物質を吸収したり含蔵したりしておく
ものではなく、消臭反応系のなかで消耗されるも
のでもない。したがつて半永久的に消臭効果が持
続できるものである。
体は、異臭物質を吸収したり含蔵したりしておく
ものではなく、消臭反応系のなかで消耗されるも
のでもない。したがつて半永久的に消臭効果が持
続できるものである。
本発明の消臭剤は、スチレン共重合体を基本物
質とするものであるから、それ自身、または他の
高分子物質との共重合物、または他の高分子物質
とのブレンド物質が繊維状、フイルム状、チツプ
状、ゴム状、粉末状あるいは物体の構造体に成形
できる。紙質に混入することもできる。また塗料
などに混入することもできる。したがつて夫々の
形状に応じ、例えば衣類、寝具、カーペツト、建
築材料、空気清浄装置や汚水処理装置のフイル
タ、包装材料、コンテナなど現在使用されている
あらゆる用途の高分子物質に使用でき、消臭機能
を持たせることができる。またスチレン共重合体
に対して金属フタロシアニンが化学結合している
と同時に配位結合し、架橋しているので、金属フ
タロシアニンが離脱してしまうことがない。その
ため消臭剤として耐久性がある。
質とするものであるから、それ自身、または他の
高分子物質との共重合物、または他の高分子物質
とのブレンド物質が繊維状、フイルム状、チツプ
状、ゴム状、粉末状あるいは物体の構造体に成形
できる。紙質に混入することもできる。また塗料
などに混入することもできる。したがつて夫々の
形状に応じ、例えば衣類、寝具、カーペツト、建
築材料、空気清浄装置や汚水処理装置のフイル
タ、包装材料、コンテナなど現在使用されている
あらゆる用途の高分子物質に使用でき、消臭機能
を持たせることができる。またスチレン共重合体
に対して金属フタロシアニンが化学結合している
と同時に配位結合し、架橋しているので、金属フ
タロシアニンが離脱してしまうことがない。その
ため消臭剤として耐久性がある。
例 1
スチレンとビニルピリジンの共重合物40gとFe
()−フタロシアニンテトラカルボニルクロライ
ド20gのニトロベンゼン溶液に10gの塩化アルミ
ニウムを加え、室温で約5時間撹拌し反応させた
(フリーデルクラフト反応)。反応物をノルマルヘ
キサンに抽出し、さらにベンゼンによりソクスレ
ー抽出器を用いてニトロベンゼンが検出されなく
なるまで抽出した。生成物を濾別し、アルカリ水
溶液で洗浄して未反応のFe()−フタロシアニ
ンテトラカボニルクロライドを除く。さらに反応
生成物(第3図参照)はメタノールに溶解してか
らエーテル中に沈殿させて精製させた。この赤外
線吸収スペクトルは1700cm-1とともに1680cm-1に
表れ、カルボキシル基のカルボニル基とケトンの
カルボニル基の両方の存在が確認された。ESR
(電子スピン共鳴)によりフタロシアニンのFeと
ピリジン核のNが配位していることが確認され
た。
()−フタロシアニンテトラカルボニルクロライ
ド20gのニトロベンゼン溶液に10gの塩化アルミ
ニウムを加え、室温で約5時間撹拌し反応させた
(フリーデルクラフト反応)。反応物をノルマルヘ
キサンに抽出し、さらにベンゼンによりソクスレ
ー抽出器を用いてニトロベンゼンが検出されなく
なるまで抽出した。生成物を濾別し、アルカリ水
溶液で洗浄して未反応のFe()−フタロシアニ
ンテトラカボニルクロライドを除く。さらに反応
生成物(第3図参照)はメタノールに溶解してか
らエーテル中に沈殿させて精製させた。この赤外
線吸収スペクトルは1700cm-1とともに1680cm-1に
表れ、カルボキシル基のカルボニル基とケトンの
カルボニル基の両方の存在が確認された。ESR
(電子スピン共鳴)によりフタロシアニンのFeと
ピリジン核のNが配位していることが確認され
た。
例 2
例1のビニルピリジンの共重合物の代りにビニ
ルイミダゾールの共重合物を用い、他は同じ条件
で、スチレンとビニルイミダゾールの共重合物に
Fe()−フタロシアニンテトラカルボニルクロ
ライドが結合している高分子物質が得られた。
ルイミダゾールの共重合物を用い、他は同じ条件
で、スチレンとビニルイミダゾールの共重合物に
Fe()−フタロシアニンテトラカルボニルクロ
ライドが結合している高分子物質が得られた。
上記例1・例2で得られた高分子物質を、ガラ
ス管に詰め、アンモニア、アミン、硫化水素、メ
ルカプタンなど悪臭物質の蒸気を透過させ、ガス
クロマトグラフで検査したところ、これらの物質
が良く分解されていたことを示した。1年の連続
試験でも性能は全く劣化していなかつた。さらに
天然の悪臭物質である糞尿、魚ワタ、下水汚泥な
どについても非常に良い評価が得れている。なお
評価にあたつては上記ガスクロマトグラフの他、
モニターによる感応試験もやつており、この試験
でも従来の消臭剤に比し良い評価が得られている
ものである。
ス管に詰め、アンモニア、アミン、硫化水素、メ
ルカプタンなど悪臭物質の蒸気を透過させ、ガス
クロマトグラフで検査したところ、これらの物質
が良く分解されていたことを示した。1年の連続
試験でも性能は全く劣化していなかつた。さらに
天然の悪臭物質である糞尿、魚ワタ、下水汚泥な
どについても非常に良い評価が得れている。なお
評価にあたつては上記ガスクロマトグラフの他、
モニターによる感応試験もやつており、この試験
でも従来の消臭剤に比し良い評価が得られている
ものである。
第1図は金属フタロシアニンの構造式を示す
図、第2図は金属フタロシアニンの反応機構を説
明する図、第3図は高分子フタロシアニンが結合
している構造の例を示す図、第4図は金属フタロ
シアニンの立体構造を説明する略図、第5図は金
属フタロシアニンのダイマーの構造を示す図であ
る。
図、第2図は金属フタロシアニンの反応機構を説
明する図、第3図は高分子フタロシアニンが結合
している構造の例を示す図、第4図は金属フタロ
シアニンの立体構造を説明する略図、第5図は金
属フタロシアニンのダイマーの構造を示す図であ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 スチレンと側鎖に孤立電子対を有するビニル
化合物との共重合体のベンゼン環に、 構造式 なる金属フタロシアニンの−X基のうちの少なく
とも1つが結合し、中心金属Mが前記孤立電子対
に配位結合して前記共重合体が架橋し、該金属フ
タロシアニンが高分子全量に対して0.5〜20重量
%である高分子物質を有効成分に含む消臭剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60100075A JPS61258806A (ja) | 1985-05-11 | 1985-05-11 | 高分子物質を有効成分に含む消臭剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60100075A JPS61258806A (ja) | 1985-05-11 | 1985-05-11 | 高分子物質を有効成分に含む消臭剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61258806A JPS61258806A (ja) | 1986-11-17 |
| JPH0521127B2 true JPH0521127B2 (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=14264327
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60100075A Granted JPS61258806A (ja) | 1985-05-11 | 1985-05-11 | 高分子物質を有効成分に含む消臭剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61258806A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5078992A (en) * | 1989-03-08 | 1992-01-07 | Ahsu Kurin Kabushiki Kaisha | Water-absorbing resin composition containing metallophthalocyanine |
| EP1683847B1 (en) | 2003-11-12 | 2011-08-17 | Shinshu TLO Co. Ltd. | Allergen decomposer and antiallergenic feather |
| CN1898271A (zh) * | 2003-12-22 | 2007-01-17 | 昭和电工株式会社 | 结合有酞菁骨架的交联聚合物 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS533788B2 (ja) * | 1974-03-13 | 1978-02-09 | ||
| JPS5325356B2 (ja) * | 1974-06-14 | 1978-07-26 | ||
| JPS5663355A (en) * | 1979-10-31 | 1981-05-29 | Nippon Carbide Kogyo Kk | Deodorant |
| JPS5954104A (ja) * | 1982-09-18 | 1984-03-28 | ティーディーケイ株式会社 | ポリマー組成物 |
| JPS6052450A (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-25 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | シ−ト材の連続供給装置 |
| JPS6052449A (ja) * | 1983-09-02 | 1985-03-25 | Fumio Oishi | 紙巻取装置における紙管供給装置 |
-
1985
- 1985-05-11 JP JP60100075A patent/JPS61258806A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61258806A (ja) | 1986-11-17 |
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