JPH05211703A - 電気自動車の制動制御装置 - Google Patents
電気自動車の制動制御装置Info
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- JPH05211703A JPH05211703A JP1392892A JP1392892A JPH05211703A JP H05211703 A JPH05211703 A JP H05211703A JP 1392892 A JP1392892 A JP 1392892A JP 1392892 A JP1392892 A JP 1392892A JP H05211703 A JPH05211703 A JP H05211703A
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Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 走行状況に適した回生制動量が異なるモータ
出力特性の指示により得られかつ機械ブレーキの作用領
域で異なるモータ出力特性を指示しても違和感を生じさ
せない。 【構成】 駆動用モータ1が装備された各車輪には機械
的制動力を与える機械式制動装置が設けられている。制
御装置2はブレーキ6とアクセル7の踏込量、シフトレ
バー8のシフト位置から車両の要求トルクを演算し、各
車輪に応じたトルク指令によりモータドライバ3を動作
させて駆動用モータの制御を行う。トルク指令はシフト
位置により異なるモータ出力特性を指示し、このモータ
出力特性に応じた駆動力または回生制動力を発生させ
る。異なるモータ出力特性は所定のブレーキ踏込量で同
じ最大回生制動力が得られ、この近傍から機械式制動力
が作用するため、電力を効率良く回収できると共に、機
械ブレーキの作用領域で異なるモータ出力特性を指示し
てもブレーキ量が変化しないので違和感がない。
出力特性の指示により得られかつ機械ブレーキの作用領
域で異なるモータ出力特性を指示しても違和感を生じさ
せない。 【構成】 駆動用モータ1が装備された各車輪には機械
的制動力を与える機械式制動装置が設けられている。制
御装置2はブレーキ6とアクセル7の踏込量、シフトレ
バー8のシフト位置から車両の要求トルクを演算し、各
車輪に応じたトルク指令によりモータドライバ3を動作
させて駆動用モータの制御を行う。トルク指令はシフト
位置により異なるモータ出力特性を指示し、このモータ
出力特性に応じた駆動力または回生制動力を発生させ
る。異なるモータ出力特性は所定のブレーキ踏込量で同
じ最大回生制動力が得られ、この近傍から機械式制動力
が作用するため、電力を効率良く回収できると共に、機
械ブレーキの作用領域で異なるモータ出力特性を指示し
てもブレーキ量が変化しないので違和感がない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気自動車の制動制御装
置に係り、特にエンジンブレーキ感覚による回生制動力
が得られるようにした電気自動車の制動制御装置に関す
る。
置に係り、特にエンジンブレーキ感覚による回生制動力
が得られるようにした電気自動車の制動制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電気自動車の制動作用は、油圧ブレーキ
に代表される機械式制動装置と駆動モータを発電機とし
て作用させたときの回生制動を組み合わせたものが用い
られている。この種の併用型制動装置としては、例えば
特開平2−123902号公報、特開昭59−2090
04号公報、実開昭63−29301号公報、実開昭5
8−184369号公報に提案されている。一方電気自
動車の駆動装置には、アクセル量で駆動トルクが一義的
に決定されてしまう、いわゆる変速機を持たずに一つの
レンジにより構成されたもの、あるいはドライバの選択
により坂道や悪路などの路面状況に適した走行を実現さ
せるために同じアクセル量で異なる駆動トルクを発生さ
せる複数の変速段とそれを切り替えるシフト選択装置を
備えたものがある。
に代表される機械式制動装置と駆動モータを発電機とし
て作用させたときの回生制動を組み合わせたものが用い
られている。この種の併用型制動装置としては、例えば
特開平2−123902号公報、特開昭59−2090
04号公報、実開昭63−29301号公報、実開昭5
8−184369号公報に提案されている。一方電気自
動車の駆動装置には、アクセル量で駆動トルクが一義的
に決定されてしまう、いわゆる変速機を持たずに一つの
レンジにより構成されたもの、あるいはドライバの選択
により坂道や悪路などの路面状況に適した走行を実現さ
せるために同じアクセル量で異なる駆動トルクを発生さ
せる複数の変速段とそれを切り替えるシフト選択装置を
備えたものがある。
【0003】ところで、油圧ブレーキは大きな制動力が
得られるが、ブレーキペダルを踏んでから制動力が発生
されてブレーキが効き出すまでにペダルの遊びなどによ
り応答遅れを生ずる。また回生制動では使用される駆動
モータの特性からあまり大きな回生制動力を得ることが
できないが、アクセルペダルおよび/またはブレーキペ
ダルを操作してから制動力が発生されるまでの時間的な
遅れが殆ど無い。このように、それぞれには一長一短が
あるため、併用型制動装置は各制動特性の長所を利用し
て構成される。したがって、回生制動は制動性能を向上
させる目的から、通常機械式制動装置の補助的な役割を
果すように組み込まれると共に、制動時にエネルギーを
回収してバッテリの高効率化が図られている。
得られるが、ブレーキペダルを踏んでから制動力が発生
されてブレーキが効き出すまでにペダルの遊びなどによ
り応答遅れを生ずる。また回生制動では使用される駆動
モータの特性からあまり大きな回生制動力を得ることが
できないが、アクセルペダルおよび/またはブレーキペ
ダルを操作してから制動力が発生されるまでの時間的な
遅れが殆ど無い。このように、それぞれには一長一短が
あるため、併用型制動装置は各制動特性の長所を利用し
て構成される。したがって、回生制動は制動性能を向上
させる目的から、通常機械式制動装置の補助的な役割を
果すように組み込まれると共に、制動時にエネルギーを
回収してバッテリの高効率化が図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】シフト選択装置をもつ
電気自動車において、従来の回生制動はシフトレンジに
関係して、所定の回生制動トルクが得られる。すなわ
ち、アクセルペダルおよび/またはブレーキペダルの踏
込量(操作量)が同じであっても、変速機の変速段に応
じてモータの速度が変わり、モータの回生制動トルクが
同じでも車両の制動力は変わるように構成されている。
電気自動車では、電池のエネルギー量が少ないために車
両停止中でもオイルポンプを回しているガソリン車など
に使われている自動変速機はほとんど使われていない。
このため、近時自動変速機が多く使われる中、電気自動
車はマニュアル変速機を使用しているものが多く、クラ
ッチやシフト操作をする必要がある。またこのような変
速機を用いずにダイレクトに車輪を駆動するものや固定
された減速機により車輪を駆動するものがある。このよ
うに変速機を持たないものでは、同じアクセルペダルお
よび/またはブレーキペダルの操作量に対する回生制動
力が同じであった為、ガソリン車のエンジンブレーキ感
覚での良好な操縦性が得られないという不具合があっ
た。本発明の目的は、走行状況に適した回生制動量が異
なるモータ出力特性の指示により得られかつ機械ブレー
キの作用領域で異なるモータ出力特性を指示しても違和
感を生じないようにした電気自動車の制動制御装置を提
供することである。
電気自動車において、従来の回生制動はシフトレンジに
関係して、所定の回生制動トルクが得られる。すなわ
ち、アクセルペダルおよび/またはブレーキペダルの踏
込量(操作量)が同じであっても、変速機の変速段に応
じてモータの速度が変わり、モータの回生制動トルクが
同じでも車両の制動力は変わるように構成されている。
電気自動車では、電池のエネルギー量が少ないために車
両停止中でもオイルポンプを回しているガソリン車など
に使われている自動変速機はほとんど使われていない。
このため、近時自動変速機が多く使われる中、電気自動
車はマニュアル変速機を使用しているものが多く、クラ
ッチやシフト操作をする必要がある。またこのような変
速機を用いずにダイレクトに車輪を駆動するものや固定
された減速機により車輪を駆動するものがある。このよ
うに変速機を持たないものでは、同じアクセルペダルお
よび/またはブレーキペダルの操作量に対する回生制動
力が同じであった為、ガソリン車のエンジンブレーキ感
覚での良好な操縦性が得られないという不具合があっ
た。本発明の目的は、走行状況に適した回生制動量が異
なるモータ出力特性の指示により得られかつ機械ブレー
キの作用領域で異なるモータ出力特性を指示しても違和
感を生じないようにした電気自動車の制動制御装置を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成させる
ため、本発明の電気自動車の制動制御装置はブレーキの
操作によって機械式制動力を与える機械式制動装置と、
前記所定のブレーキ操作量で同じ最大回生制動力が得ら
れる異なるモータ出力特性を運転者が指示する手段と、
前記指示されたモータ出力特性に対応した信号を発する
センサと、前記ブレーキの操作量信号を発するセンサ
と、前記各センサ出力に基づいて駆動モータへの回生制
動トルクを指令する制御装置と、前記指令により駆動モ
ータの回生制動を行うモータドライバとを含み、前記所
定のブレーキ操作量の近傍から前記機械式制動力が作用
するよう設定されていることを構成とする。
ため、本発明の電気自動車の制動制御装置はブレーキの
操作によって機械式制動力を与える機械式制動装置と、
前記所定のブレーキ操作量で同じ最大回生制動力が得ら
れる異なるモータ出力特性を運転者が指示する手段と、
前記指示されたモータ出力特性に対応した信号を発する
センサと、前記ブレーキの操作量信号を発するセンサ
と、前記各センサ出力に基づいて駆動モータへの回生制
動トルクを指令する制御装置と、前記指令により駆動モ
ータの回生制動を行うモータドライバとを含み、前記所
定のブレーキ操作量の近傍から前記機械式制動力が作用
するよう設定されていることを構成とする。
【0006】
【作用および発明の効果】制御装置はブレーキ操作量か
ら指示されたモータ出力特性に応じた回生制動トルクを
指令する構成にしたことにより、変速機を持たない電気
自動車においても走行状況に適した回生制動量をモータ
出力特性の指示によりコントロールすることができる。
また所定のブレーキ操作量の近傍から機械式制動力が作
用するように設定したことにより、異なるモータ出力特
性においても機械ブレーキが作用するまでに最大回生制
動量となるため電力を効率良く回収できる。更に機械ブ
レーキが作用する領域では異なるモータ出力特性を指示
してもブレーキ量が変化しないので違和感がない。
ら指示されたモータ出力特性に応じた回生制動トルクを
指令する構成にしたことにより、変速機を持たない電気
自動車においても走行状況に適した回生制動量をモータ
出力特性の指示によりコントロールすることができる。
また所定のブレーキ操作量の近傍から機械式制動力が作
用するように設定したことにより、異なるモータ出力特
性においても機械ブレーキが作用するまでに最大回生制
動量となるため電力を効率良く回収できる。更に機械ブ
レーキが作用する領域では異なるモータ出力特性を指示
してもブレーキ量が変化しないので違和感がない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は本発明の電気自動車の制動制御装置の
構成図が示されている。車両は前輪FL,FRおよび後
輪RL,RRを独立して駆動するための駆動用モータ1
が各車輪に装備され、またマスタシリンダ5から送られ
てくるブレーキペタル6の踏込量に応じた作動油圧によ
り作動し、各車輪に機械的制動力を与える機械式制動装
置が設けられている。制御装置2は、ブレーキペタル6
の踏込量情報、アクセルペタル7の踏込量情報およびシ
フトレバー8のシフト位置情報に基づいて車両が要求す
るトルクを演算し、各車輪に応じたトルク指令を発して
各車輪のモータドライバ3を動作させて電源装置4から
駆動用モータ1に駆動電流を供給して4輪駆動制御を行
う。ここでは電源装置として、充電可能なバッテリーを
使用しているが、燃料電池でも良い。
説明する。図1は本発明の電気自動車の制動制御装置の
構成図が示されている。車両は前輪FL,FRおよび後
輪RL,RRを独立して駆動するための駆動用モータ1
が各車輪に装備され、またマスタシリンダ5から送られ
てくるブレーキペタル6の踏込量に応じた作動油圧によ
り作動し、各車輪に機械的制動力を与える機械式制動装
置が設けられている。制御装置2は、ブレーキペタル6
の踏込量情報、アクセルペタル7の踏込量情報およびシ
フトレバー8のシフト位置情報に基づいて車両が要求す
るトルクを演算し、各車輪に応じたトルク指令を発して
各車輪のモータドライバ3を動作させて電源装置4から
駆動用モータ1に駆動電流を供給して4輪駆動制御を行
う。ここでは電源装置として、充電可能なバッテリーを
使用しているが、燃料電池でも良い。
【0008】また制御装置は、温度センサ9からのモー
タ温度情報を取り込んで各駆動用モータの発熱を監視し
ており、モータ温度上昇時にはオイルポンプ(図示せ
ず)を作動し、オイルを循環させて冷却する。さらに運
転者には、例えばバッテリモニタ、ウォーニングランプ
などの警告装置10を通して車両状態に関する情報が知
らされる。モータドライバ3は、制御装置2から出力さ
れるトルク指令、駆動用モータ1の回転方向指令および
駆動/制動指令により所定の駆動電流を駆動用モータ1
に供給し、指令された回転方向で駆動または制動を行う
と共に、車速を演算する基礎データとして位置センサ1
1からのモータのロータ位置信号、回転方向信号、トラ
ンジスタの動作が正常であるか否かを判断するためのド
ライバ状態信号やモータ温度信号を制御装置へ入力す
る。
タ温度情報を取り込んで各駆動用モータの発熱を監視し
ており、モータ温度上昇時にはオイルポンプ(図示せ
ず)を作動し、オイルを循環させて冷却する。さらに運
転者には、例えばバッテリモニタ、ウォーニングランプ
などの警告装置10を通して車両状態に関する情報が知
らされる。モータドライバ3は、制御装置2から出力さ
れるトルク指令、駆動用モータ1の回転方向指令および
駆動/制動指令により所定の駆動電流を駆動用モータ1
に供給し、指令された回転方向で駆動または制動を行う
と共に、車速を演算する基礎データとして位置センサ1
1からのモータのロータ位置信号、回転方向信号、トラ
ンジスタの動作が正常であるか否かを判断するためのド
ライバ状態信号やモータ温度信号を制御装置へ入力す
る。
【0009】次に制動制御について説明する。図2は制
動制御の回路構成が示されている。制御装置2はブレー
キの操作量として、例えばブレーキペダル6の踏込量を
検出するブレーキセンサ6S、アクセルの操作量とし
て、例えばアクセルペダル7の踏込量を検出するアクセ
ルセンサ7S、シフトレバー8の位置を検出するシフト
レバーセンサ8Sから発せられる信号およびモータドラ
イバ3からのモータ回転数信号に基づいて現車速に応じ
たモータトルクを決定し、モータドライバ3に対してモ
ータの回転方向とトルクを指令する。
動制御の回路構成が示されている。制御装置2はブレー
キの操作量として、例えばブレーキペダル6の踏込量を
検出するブレーキセンサ6S、アクセルの操作量とし
て、例えばアクセルペダル7の踏込量を検出するアクセ
ルセンサ7S、シフトレバー8の位置を検出するシフト
レバーセンサ8Sから発せられる信号およびモータドラ
イバ3からのモータ回転数信号に基づいて現車速に応じ
たモータトルクを決定し、モータドライバ3に対してモ
ータの回転方向とトルクを指令する。
【0010】ブレーキセンサ6Sは、運転者が操作する
ブレーキペダル6で、車両に制動力の大きさを指令す
る。ブレーキペダル6の踏込量に応じた電圧を発生する
ポテンショメータで構成している。アクセルセンサ7S
は、運転者が操作するアクセルペダル7で、車両に駆動
力の大きさを指令する。アクセルペダル7の踏込量に応
じた電圧を発生するポテンショメータで構成している。
シフトレバーセンサ8Sは、運転者の操作するシフトレ
バー8により前進(D)、後進(R)、ニュートラル
(N)を切り替える。シフトレバー8に設けられたスイ
ッチにより入力する。
ブレーキペダル6で、車両に制動力の大きさを指令す
る。ブレーキペダル6の踏込量に応じた電圧を発生する
ポテンショメータで構成している。アクセルセンサ7S
は、運転者が操作するアクセルペダル7で、車両に駆動
力の大きさを指令する。アクセルペダル7の踏込量に応
じた電圧を発生するポテンショメータで構成している。
シフトレバーセンサ8Sは、運転者の操作するシフトレ
バー8により前進(D)、後進(R)、ニュートラル
(N)を切り替える。シフトレバー8に設けられたスイ
ッチにより入力する。
【0011】モータドライバ3は、自動車の前輪および
/または後輪を駆動するモータ1、例えばブラシレスの
直流電動機に制御された所定電圧の交流電流を供給する
もので、バッテリ4から供給される直流を三相交流に変
換するトランジスタ回路およびこのトランジスタ回路を
構成する各トランジスタを制御装置2からのトルク指令
により制御する制御回路から構成されている。制御回路
は、制御装置からの回転方向指令およびトルク指令によ
り各トランジスタのベース信号を制御し、モータに供給
する交流電流を調節してモータトルク制御、すなわち車
輪のトルク制御を行うと共に、位置センサで検出される
モータの磁極位置情報、モータの温度情報および各トラ
ンジスタの温度情報を制御装置に送信する。制御装置2
は、モータドライバ3から送られてくる上記情報を基に
モータドライバへの指令タイミングや決定されたトルク
値の修正などを処理したり、モータドライバの不具合状
態を運転者に知らせるための警告などの処理を行う。
/または後輪を駆動するモータ1、例えばブラシレスの
直流電動機に制御された所定電圧の交流電流を供給する
もので、バッテリ4から供給される直流を三相交流に変
換するトランジスタ回路およびこのトランジスタ回路を
構成する各トランジスタを制御装置2からのトルク指令
により制御する制御回路から構成されている。制御回路
は、制御装置からの回転方向指令およびトルク指令によ
り各トランジスタのベース信号を制御し、モータに供給
する交流電流を調節してモータトルク制御、すなわち車
輪のトルク制御を行うと共に、位置センサで検出される
モータの磁極位置情報、モータの温度情報および各トラ
ンジスタの温度情報を制御装置に送信する。制御装置2
は、モータドライバ3から送られてくる上記情報を基に
モータドライバへの指令タイミングや決定されたトルク
値の修正などを処理したり、モータドライバの不具合状
態を運転者に知らせるための警告などの処理を行う。
【0012】次に制御装置の制動処理について説明す
る。図3は制動処理のフローチャートの一例が示されて
いる。図4はモータ出力特性を示す。なお、ここではC
PUで構成された制御装置の制動処理を説明する。車両
の電源が投入されると、CPUが起動して各種データの
初期設定が行われる(S100)。その後、ドライバの
操作情報としてアクセル、ブレーキの操作量およびシフ
トレバーの位置に関するセンサ信号を取り込む(S10
1)。まずシフトレバー位置がパーキングP(Pレン
ジ)またはニュートラルN(Nレンジ)を選択している
かを判断する(S102)。PレンジまたはNレンジの
場合は駐車または停車の状態にあるので、モータトルク
を「ゼロ」に決定する。また上記以外のレンジの場合は
更にシフトレバー位置がリバースR(Rレンジ)を選択
しているかを判断する(S103)。Rレンジを選択し
ていないとき、すなわち前進のためのレンジを選択して
いるときは車輪の回転方向を前進にセットする(S10
4)。一方Rレンジを選択しているときは回転方向を後
進にセットする(S105)。
る。図3は制動処理のフローチャートの一例が示されて
いる。図4はモータ出力特性を示す。なお、ここではC
PUで構成された制御装置の制動処理を説明する。車両
の電源が投入されると、CPUが起動して各種データの
初期設定が行われる(S100)。その後、ドライバの
操作情報としてアクセル、ブレーキの操作量およびシフ
トレバーの位置に関するセンサ信号を取り込む(S10
1)。まずシフトレバー位置がパーキングP(Pレン
ジ)またはニュートラルN(Nレンジ)を選択している
かを判断する(S102)。PレンジまたはNレンジの
場合は駐車または停車の状態にあるので、モータトルク
を「ゼロ」に決定する。また上記以外のレンジの場合は
更にシフトレバー位置がリバースR(Rレンジ)を選択
しているかを判断する(S103)。Rレンジを選択し
ていないとき、すなわち前進のためのレンジを選択して
いるときは車輪の回転方向を前進にセットする(S10
4)。一方Rレンジを選択しているときは回転方向を後
進にセットする(S105)。
【0013】車輪の回転方向がセットされると、シフト
レバー位置とアクセル信号,ブレーキ信号によりモータ
トルクを決定する(S109)。ここで、モータ出力特
性は、図4に示されているようにR、D、S、Lの各レ
ンジごとに予め設定されている。図6はf(T,SP)
のデータマップの一例であり、モータ出力特性から予め
作成され、メモリ装置に記憶されている。このf(T,
SP)の値はモータの最大トルクに対する出力(%)を
示す。例えば、値“90”の場合、モータの最大トルク
の90%を出力することを示している。
レバー位置とアクセル信号,ブレーキ信号によりモータ
トルクを決定する(S109)。ここで、モータ出力特
性は、図4に示されているようにR、D、S、Lの各レ
ンジごとに予め設定されている。図6はf(T,SP)
のデータマップの一例であり、モータ出力特性から予め
作成され、メモリ装置に記憶されている。このf(T,
SP)の値はモータの最大トルクに対する出力(%)を
示す。例えば、値“90”の場合、モータの最大トルク
の90%を出力することを示している。
【0014】図5に示すモータトルク決定ルーチンが起
動すると、まずアクセル踏込量acからブレーキ踏込量
brを差し引いた値T(=ac−br)を求める(S1
10)。次いでトルクF(=f(T,SP))は、図6
に示すデータマップにより値Tとシフトレバーポジショ
ンSPから求める(S111)。そしてトルクF>0を
判定し(S112)、F>0であればシフトレバーの前
進または後進に応じた向きの駆動トルクFをセットし
(S113)、またF<0であれば車輪の回転方向と逆
向きのトルク、すなわち制動トルクFをセットする(S
114)。
動すると、まずアクセル踏込量acからブレーキ踏込量
brを差し引いた値T(=ac−br)を求める(S1
10)。次いでトルクF(=f(T,SP))は、図6
に示すデータマップにより値Tとシフトレバーポジショ
ンSPから求める(S111)。そしてトルクF>0を
判定し(S112)、F>0であればシフトレバーの前
進または後進に応じた向きの駆動トルクFをセットし
(S113)、またF<0であれば車輪の回転方向と逆
向きのトルク、すなわち制動トルクFをセットする(S
114)。
【0015】例えばF>0の場合、アクセル踏込量側の
特性線から駆動力または回生制動力が求められる。例え
ばT1のとき、駆動力としてR,DレンジではA3、Sレ
ンジではA2、LレンジではA1が決定される。またT2
のとき、R,DレンジではA0の駆動力を、Lレンジで
はB0の回生制動力が決定される。そしてF<0の場
合、ブレーキ踏込量側の特性線から回生制動力が求めら
れる。例えばT3のとき、回生制動力としてR,Dレン
ジではB1、SレンジではB2、LレンジではB3が決定
される。さらにF=0の場合、R,Dレンジでは駆動力
および回生制動力もない、いわゆるトルク「0」が決定
される。またSとLレンジでは所定の値の回生制動力が
決定される。決定されたトルクおよび回転方向はモータ
ドライバに指令した後に、ステップS101にリターン
する(S108)。
特性線から駆動力または回生制動力が求められる。例え
ばT1のとき、駆動力としてR,DレンジではA3、Sレ
ンジではA2、LレンジではA1が決定される。またT2
のとき、R,DレンジではA0の駆動力を、Lレンジで
はB0の回生制動力が決定される。そしてF<0の場
合、ブレーキ踏込量側の特性線から回生制動力が求めら
れる。例えばT3のとき、回生制動力としてR,Dレン
ジではB1、SレンジではB2、LレンジではB3が決定
される。さらにF=0の場合、R,Dレンジでは駆動力
および回生制動力もない、いわゆるトルク「0」が決定
される。またSとLレンジでは所定の値の回生制動力が
決定される。決定されたトルクおよび回転方向はモータ
ドライバに指令した後に、ステップS101にリターン
する(S108)。
【0016】ここで、油圧ブレーキが図4に示す制動特
性の場合、ブレーキ踏込量T4において各レンジの最大
回生制動力B4が同じとなるようなモータ出力特性が設
定されており、このブレーキ踏込量の近傍から油圧ブレ
ーキを作用させる。すなわち、ブレーキ踏込量が少ない
ときには主に回生制動力が作用し、所定のブレーキ踏込
量T4を超えると回生制動力に機械的制動力が加わって
作用する。さらにブレーキ踏込量が大きくなると主に機
械的制動力が作用する。このように、ブレーキ初期の機
械的制動力の働きの遅れを回生制動力が補うと共に、大
きな制動力が必要なときに機械的制動力が働くため、各
レンジで最適な制動力が得られる。特に、機械ブレーキ
の作用領域ではシフトレバーを操作しても回生制動によ
るブレーキ量が変化しないので、違和感が生じない。
性の場合、ブレーキ踏込量T4において各レンジの最大
回生制動力B4が同じとなるようなモータ出力特性が設
定されており、このブレーキ踏込量の近傍から油圧ブレ
ーキを作用させる。すなわち、ブレーキ踏込量が少ない
ときには主に回生制動力が作用し、所定のブレーキ踏込
量T4を超えると回生制動力に機械的制動力が加わって
作用する。さらにブレーキ踏込量が大きくなると主に機
械的制動力が作用する。このように、ブレーキ初期の機
械的制動力の働きの遅れを回生制動力が補うと共に、大
きな制動力が必要なときに機械的制動力が働くため、各
レンジで最適な制動力が得られる。特に、機械ブレーキ
の作用領域ではシフトレバーを操作しても回生制動によ
るブレーキ量が変化しないので、違和感が生じない。
【0017】上記実施例では、図4に示すように、節度
的に可動するシフトレバーで選択する複数のレンジに対
応させたモータ出力特性になっているが、シフトレバー
センサにポテンショメータを用い、シフトレバー位置を
連続的に検出し、この信号によりモータトルクを連続的
に変化させるモータ出力特性にすることもできる。また
実施例では、RとDレンジを同じモータ出力特性で構成
されているが、RとDレンジを異なるモータ出力特性で
構成することも可能である。
的に可動するシフトレバーで選択する複数のレンジに対
応させたモータ出力特性になっているが、シフトレバー
センサにポテンショメータを用い、シフトレバー位置を
連続的に検出し、この信号によりモータトルクを連続的
に変化させるモータ出力特性にすることもできる。また
実施例では、RとDレンジを同じモータ出力特性で構成
されているが、RとDレンジを異なるモータ出力特性で
構成することも可能である。
【図1】 本発明の電気自動車の制動制御装置のシステ
ム構成図である。
ム構成図である。
【図2】 制動制御装置の回路構成図である。
【図3】 制御装置の制動処理のフローチャートであ
る。
る。
【図4】 モータ出力特性を示す図である。
【図5】 トルク決定のフローチャートである。
【図6】 f(T,SP)のデータマップの一例を示す
図である。
図である。
1 駆動用モータ、2 制御装置、3 モータドライ
バ、4 バッテリ、5マスタシリンダ、6S ブレーキ
センサ、7S アクセルセンサ、8S シフト位置セン
サ、9 モータ温度センサ、10 警告装置、11 モ
ータの位置センサ
バ、4 バッテリ、5マスタシリンダ、6S ブレーキ
センサ、7S アクセルセンサ、8S シフト位置セン
サ、9 モータ温度センサ、10 警告装置、11 モ
ータの位置センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 ブレーキの操作によって機械式制動力を
与える機械式制動装置と、 前記所定のブレーキ操作量で同じ最大回生制動力が得ら
れる異なるモータ出力特性を運転者が指示する手段と、 前記指示されたモータ出力特性に対応した信号を発する
センサと、 前記ブレーキの操作量信号を発するセンサと、 前記各センサ出力に基づいて駆動モータへの回生制動ト
ルクを指令する制御装置と、 前記指令により駆動モータの回生制動を行うモータドラ
イバとを含み、 前記所定のブレーキ操作量の近傍から前記機械式制動力
が作用するよう設定されていることを特徴とする電気自
動車の制動制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1392892A JPH05211703A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 電気自動車の制動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1392892A JPH05211703A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 電気自動車の制動制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05211703A true JPH05211703A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=11846846
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1392892A Pending JPH05211703A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 電気自動車の制動制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05211703A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19980060076A (ko) * | 1996-12-31 | 1998-10-07 | 박병재 | 회생 제동량 가변에 따른 제동거리 단축장치 및 그 방법 |
-
1992
- 1992-01-29 JP JP1392892A patent/JPH05211703A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19980060076A (ko) * | 1996-12-31 | 1998-10-07 | 박병재 | 회생 제동량 가변에 따른 제동거리 단축장치 및 그 방법 |
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