JPH0521183B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0521183B2 JPH0521183B2 JP59029207A JP2920784A JPH0521183B2 JP H0521183 B2 JPH0521183 B2 JP H0521183B2 JP 59029207 A JP59029207 A JP 59029207A JP 2920784 A JP2920784 A JP 2920784A JP H0521183 B2 JPH0521183 B2 JP H0521183B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricant
- thin film
- film layer
- sliding surface
- movable body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/26—Oils; Viscous liquids; Paints; Inks
- G01N33/28—Oils, i.e. hydrocarbon liquids
- G01N33/30—Oils, i.e. hydrocarbon liquids for lubricating properties
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
Description
[技術分野]
本発明は、潤滑剤(潤滑油、ペースト状のグリ
ース等)の静止油膜保持能力を評価する評価方法
およびその実施装置に関する。 [背景技術] 潤滑剤の性能を評価する方法としては、耐荷重
能試験、酸化安定性試験、粘度試験等の種々のも
のが従来より知られているが、これらいずれの従
来の評価方法によつても使用目的に適した潤滑剤
の性能を評価できない場合があつた。 例えば、近年広範な分野で使用されている自動
制御工作機械を数時間以上の長時間にわたつて停
止させた後に再び作動させようとしたとき、可動
部分に使用されていた潤滑剤が前記停止時間中に
薄くなり、これがため所期の動作を行うことので
きない可動部分が発生して工作過程全体に大きな
トラブルを生じさせることがあつた。これは、自
動制御工作機械の可動部に使用された潤滑剤の静
止油膜保持能力(静止状態における油膜の付着維
持能力)が不足していたためであるが、このよう
な静止油膜保持能力を一定の基準の下に定量的に
評価できる評価方法はなく、自動制御工作機械の
可動部に使用する潤滑剤を選択する際の有益な資
料を得ることができなかつた。また、潤滑剤を改
良、開発する上での有益な資料を得ることもでき
なかつた。更に、自動制御工作機械の可動部に使
用する潤滑剤に限らず、他の使用態様にあつても
潤滑剤の静止油膜保持能力を定量的に評価する必
要のある場合があつた。 [発明の目的] 本発明の目的は、潤滑剤の静止油膜保持能力を
定量的に評価することのできる評価方法およびそ
の実施装置を提供することにある。なお、ここに
いう潤滑剤とは潤滑油、ペースト状のグリース等
をはじめ、およそ油膜保持能力が問題とされる全
ての種類の潤滑剤を含むものである。 [発明の構成] そのため、本発明に係る評価方法は、傾斜状態
にある(別言すれば、潤滑剤が流下可能状態にあ
る)2つの摺動面間に潤滑剤の薄膜層を形成し、
前記2つの摺動面間に所定の荷重を加えたときの
前記薄膜層の厚さの経時的変化を測定することに
より前記目的を達成しようとするものである。 また、本発明に係る評価装置は、頂点側を鉛直
下方に向けた円錐状の第1の摺動面を有する移動
体と、前記第1の摺動面に密接する第2の摺動面
により前記移動体を保持する保持体とを設け、こ
れら第1および第2の摺動面間に潤滑剤の薄膜層
を形成させ、前記移動体に所定の荷重を加えたと
きの移動体の鉛直方向の変位を変位検出器により
検出させ、これにより、前記第1および第2の摺
動面間に形成された潤滑剤の薄膜層の厚さの経時
的変化を測定することを可能にして、前記目的を
達成しようとするものである。 [実施例の説明] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1図には本発明に係る潤滑剤の評価装置の一
実施例の全体構成が示されている。図中、ベース
1にはテーブル2が所定の高さ位置に脚3を介し
て固定され、テーブル2には筒状の保持体4がそ
の中心軸を鉛直方向に向けた状態で立設され、保
持体4には軸材状の移動体5が着脱可能に嵌合保
持されている。 移動体5は例えばモールステーパゲージのプラ
グゲージ等であり、その周囲には頂点側を鉛直下
方に向けた円錐状の第1の摺動面6が形成されて
いる。一方、前記筒状の保持体4はモールステー
パゲージのリングゲージ等であり、その内周面は
円錐状の第2の摺動面7とされ、この第2の摺動
面7は前記第1の摺動面6と密接可能に形成さ
れ、これら両摺動面6,7間には潤滑剤の薄膜層
8が形成されるようになつている。 ここにおいて、前記摺動面6,7の表面粗さが
過大であるときには、両摺動面6,7間が摺動不
能となるため評価不能となる。この点から前記表
面粗さは1ミクロン以下であることが好ましく、
更には、0.5ミクロン以下であることが特に好ま
しい。更に、円錐状の摺動面6,7のテーパ角度
(頂点角度)は0.5〜10度前後であることが好まし
く、このうちでも1〜5度であることが特に好ま
しい。 また、移動体5の下端部には移動体5の仮想中
心軸線上に沿つて所定の長さのロツド9が固定さ
れている。ロツド9の先端側はテーブル2に穿設
された挿通孔11内を遊挿通され、その先端には
受皿12が取付けられ、この受皿12には荷重手
段としての重り13が交換可能に載置されるよう
になつている。 前記移動体5の上端部には変位検出器としての
ダイヤルゲージ15のスピンドル16先端の測定
子17が当接され、移動体5の鉛直方向に沿つた
変位量がダイヤルゲージ15により測定されるよ
うになつている。このダイヤルゲージ15はアー
ム18および支柱19を介して前記ベース1から
の高さが調整可能且つ着脱可能に保持されてい
る。 次に、本実施例の作用につき説明する。 まず、前準備として保持体4から移動体5を取
外して第1、第2の摺動面6,7を溶剤で洗浄し
た後に乾燥する。乾燥後に、保持体4に移動体5
を静かに挿入して第1の摺動面6を第2の摺動面
7に密接させ、密接時の移動体5の鉛直方向に沿
つた位置をダイヤルゲージ15により測定し、こ
れを基準点としておく。 ついで、再び移動体5を保持体4から取外して
第1の摺動面6および第2の摺動面7の夫々に潤
滑剤を刷毛等により塗布し、前記基準点を定めた
場合と同様にして、第2の摺動面7に第1の摺動
面6を密接させる。 このような操作により、第1の摺動面6および
第2の摺動面7間に潤滑剤の薄膜層8が形成さ
れ、更に、この潤滑剤の薄膜層8に所定の荷重を
加えるべく受皿12に重り13を載置させる。 こうして潤滑剤の薄膜層8に所定の荷重を加え
ながら、移動体5の鉛直方向に沿つた変位をダイ
ヤルゲージ15により経時的に測定すると、その
変位は概ね30分〜2時間程度で停止し、以後は変
位のない状態となる。 第2図には以上のような操作により得られた潤
滑剤の薄膜層8の厚さtの経時的変化が示されて
いる。ここにおいて、前記基準位置を0としたと
きの測定段階における移動体5の鉛直方向に沿つ
た変位量を1とし、第1、第2の摺動面6,7の
頂点角度を2θとしたとき、潤滑剤の薄膜層8の厚
さt、変位量1、および頂点角度2θの相互間に
は、t=1・sinθの関係があり、第2図の縦軸は
この式を用いて変位1を厚さtに換算したもので
ある。 また、次表にはこのような操作により得られた
評価結果の一具体例が示されている。
ース等)の静止油膜保持能力を評価する評価方法
およびその実施装置に関する。 [背景技術] 潤滑剤の性能を評価する方法としては、耐荷重
能試験、酸化安定性試験、粘度試験等の種々のも
のが従来より知られているが、これらいずれの従
来の評価方法によつても使用目的に適した潤滑剤
の性能を評価できない場合があつた。 例えば、近年広範な分野で使用されている自動
制御工作機械を数時間以上の長時間にわたつて停
止させた後に再び作動させようとしたとき、可動
部分に使用されていた潤滑剤が前記停止時間中に
薄くなり、これがため所期の動作を行うことので
きない可動部分が発生して工作過程全体に大きな
トラブルを生じさせることがあつた。これは、自
動制御工作機械の可動部に使用された潤滑剤の静
止油膜保持能力(静止状態における油膜の付着維
持能力)が不足していたためであるが、このよう
な静止油膜保持能力を一定の基準の下に定量的に
評価できる評価方法はなく、自動制御工作機械の
可動部に使用する潤滑剤を選択する際の有益な資
料を得ることができなかつた。また、潤滑剤を改
良、開発する上での有益な資料を得ることもでき
なかつた。更に、自動制御工作機械の可動部に使
用する潤滑剤に限らず、他の使用態様にあつても
潤滑剤の静止油膜保持能力を定量的に評価する必
要のある場合があつた。 [発明の目的] 本発明の目的は、潤滑剤の静止油膜保持能力を
定量的に評価することのできる評価方法およびそ
の実施装置を提供することにある。なお、ここに
いう潤滑剤とは潤滑油、ペースト状のグリース等
をはじめ、およそ油膜保持能力が問題とされる全
ての種類の潤滑剤を含むものである。 [発明の構成] そのため、本発明に係る評価方法は、傾斜状態
にある(別言すれば、潤滑剤が流下可能状態にあ
る)2つの摺動面間に潤滑剤の薄膜層を形成し、
前記2つの摺動面間に所定の荷重を加えたときの
前記薄膜層の厚さの経時的変化を測定することに
より前記目的を達成しようとするものである。 また、本発明に係る評価装置は、頂点側を鉛直
下方に向けた円錐状の第1の摺動面を有する移動
体と、前記第1の摺動面に密接する第2の摺動面
により前記移動体を保持する保持体とを設け、こ
れら第1および第2の摺動面間に潤滑剤の薄膜層
を形成させ、前記移動体に所定の荷重を加えたと
きの移動体の鉛直方向の変位を変位検出器により
検出させ、これにより、前記第1および第2の摺
動面間に形成された潤滑剤の薄膜層の厚さの経時
的変化を測定することを可能にして、前記目的を
達成しようとするものである。 [実施例の説明] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1図には本発明に係る潤滑剤の評価装置の一
実施例の全体構成が示されている。図中、ベース
1にはテーブル2が所定の高さ位置に脚3を介し
て固定され、テーブル2には筒状の保持体4がそ
の中心軸を鉛直方向に向けた状態で立設され、保
持体4には軸材状の移動体5が着脱可能に嵌合保
持されている。 移動体5は例えばモールステーパゲージのプラ
グゲージ等であり、その周囲には頂点側を鉛直下
方に向けた円錐状の第1の摺動面6が形成されて
いる。一方、前記筒状の保持体4はモールステー
パゲージのリングゲージ等であり、その内周面は
円錐状の第2の摺動面7とされ、この第2の摺動
面7は前記第1の摺動面6と密接可能に形成さ
れ、これら両摺動面6,7間には潤滑剤の薄膜層
8が形成されるようになつている。 ここにおいて、前記摺動面6,7の表面粗さが
過大であるときには、両摺動面6,7間が摺動不
能となるため評価不能となる。この点から前記表
面粗さは1ミクロン以下であることが好ましく、
更には、0.5ミクロン以下であることが特に好ま
しい。更に、円錐状の摺動面6,7のテーパ角度
(頂点角度)は0.5〜10度前後であることが好まし
く、このうちでも1〜5度であることが特に好ま
しい。 また、移動体5の下端部には移動体5の仮想中
心軸線上に沿つて所定の長さのロツド9が固定さ
れている。ロツド9の先端側はテーブル2に穿設
された挿通孔11内を遊挿通され、その先端には
受皿12が取付けられ、この受皿12には荷重手
段としての重り13が交換可能に載置されるよう
になつている。 前記移動体5の上端部には変位検出器としての
ダイヤルゲージ15のスピンドル16先端の測定
子17が当接され、移動体5の鉛直方向に沿つた
変位量がダイヤルゲージ15により測定されるよ
うになつている。このダイヤルゲージ15はアー
ム18および支柱19を介して前記ベース1から
の高さが調整可能且つ着脱可能に保持されてい
る。 次に、本実施例の作用につき説明する。 まず、前準備として保持体4から移動体5を取
外して第1、第2の摺動面6,7を溶剤で洗浄し
た後に乾燥する。乾燥後に、保持体4に移動体5
を静かに挿入して第1の摺動面6を第2の摺動面
7に密接させ、密接時の移動体5の鉛直方向に沿
つた位置をダイヤルゲージ15により測定し、こ
れを基準点としておく。 ついで、再び移動体5を保持体4から取外して
第1の摺動面6および第2の摺動面7の夫々に潤
滑剤を刷毛等により塗布し、前記基準点を定めた
場合と同様にして、第2の摺動面7に第1の摺動
面6を密接させる。 このような操作により、第1の摺動面6および
第2の摺動面7間に潤滑剤の薄膜層8が形成さ
れ、更に、この潤滑剤の薄膜層8に所定の荷重を
加えるべく受皿12に重り13を載置させる。 こうして潤滑剤の薄膜層8に所定の荷重を加え
ながら、移動体5の鉛直方向に沿つた変位をダイ
ヤルゲージ15により経時的に測定すると、その
変位は概ね30分〜2時間程度で停止し、以後は変
位のない状態となる。 第2図には以上のような操作により得られた潤
滑剤の薄膜層8の厚さtの経時的変化が示されて
いる。ここにおいて、前記基準位置を0としたと
きの測定段階における移動体5の鉛直方向に沿つ
た変位量を1とし、第1、第2の摺動面6,7の
頂点角度を2θとしたとき、潤滑剤の薄膜層8の厚
さt、変位量1、および頂点角度2θの相互間に
は、t=1・sinθの関係があり、第2図の縦軸は
この式を用いて変位1を厚さtに換算したもので
ある。 また、次表にはこのような操作により得られた
評価結果の一具体例が示されている。
【表】
測定条件は次の通りである。
移動体5…モールステーパゲージNo.3JIS−B−
3301、材質は合金工具鋼SKS−3 荷重量…500g 第1、第2の摺動面6,7の表面粗さ …0.2ミクロン 第1、第2の摺動面6,7の頂角2θ …2゜52′32″ 潤滑剤の薄膜層8…潤滑剤Aおよび潤滑油Bの
2種類(共に40℃における粘度が
45cst) 室温…25℃ なお、表中に示される平衡時における潤滑剤の
薄膜層8に到達するまでの時間(TA、TB)は2
時間前後であつた。 このような本実施例によれば次にような効果が
ある。 従来の評価方法では何れも潤滑剤の静止油膜保
持能力を評価することができなかつたが、本実施
例では、平衡時にある潤滑剤の薄膜層8の厚さ
(tA、tB)を求めることにより、潤滑剤の静止油
膜保持能力を定量的に評価することができる。従
つて、例えば近年広範な分野で利用されている制
御工作機械に適した潤滑剤を選択することができ
るとともに、潤滑剤の開発にも有益な資料を得る
ことができる。 また、評価結果を得るまでの時間(TA、TB)
が通常30分〜2時間程度であり、評価時間が短い
という効果がある。 また、前記実施例ではJIS(日本工業規格)によ
り規定されたモールステーパゲージを第1の摺動
面6として用い、同じくリングゲージを保持体4
として用いるものであるため、これら保持体4お
よび移動体5の入手が極めて容易であり、一定の
基準下における定量的数値を得ることが容易であ
る。 更に、変位検出装置として通常のダイヤルゲー
ジ15を用いる等、この点からも構造が簡単であ
り、大掛りな設備を要することなく、経済的負担
も少ない。 なお、実施にあたり、平衡時(TA、TB)にお
ける薄膜層8の厚さ(tA、tB)により評価する場
合に限らず、平衡時に到達するまでの時間(TA、
TB)や、第2図に示される線図形状により評価
してもよい。 また、第1の摺動面6および第2の摺動面7は
円錐状のものに限らず、角錐状であつてもよい
し、更には、単なる傾斜面であつてもよいが、円
錐状であれば、加工、取扱い等が極めて容易であ
り、更には、モールステーパゲージ等をそのまま
利用できて便宜である。 また、荷重手段は、重り13に限らず、ばね付
勢手段を用いてもよいが、重り13を用いれば荷
重量が安定しているとともに構造が簡単であるい
う効果がある。また、移動体5の他に荷重手段と
しての重り13を常に設ける必要はなく、移動体
5の自重により荷重を加えるものであつてもよ
い。 更にまた、変位検出器は前記ダイヤルゲージ1
5に限らず、電気式、磁気式等のエンコーダによ
り変位量を検出する変位検出器を用いてもよく、
このような場合には、その出力信号によりXYレ
コーダ等に前出の第2図に相当する線図を直接描
かせるようにする等してもよい。 [発明の効果] 上述のように本発明によれば、静止油膜潤滑剤
の保持能力を定量的に評価することのできる潤滑
剤の評価方法および評価装置を提供することがで
きる。
3301、材質は合金工具鋼SKS−3 荷重量…500g 第1、第2の摺動面6,7の表面粗さ …0.2ミクロン 第1、第2の摺動面6,7の頂角2θ …2゜52′32″ 潤滑剤の薄膜層8…潤滑剤Aおよび潤滑油Bの
2種類(共に40℃における粘度が
45cst) 室温…25℃ なお、表中に示される平衡時における潤滑剤の
薄膜層8に到達するまでの時間(TA、TB)は2
時間前後であつた。 このような本実施例によれば次にような効果が
ある。 従来の評価方法では何れも潤滑剤の静止油膜保
持能力を評価することができなかつたが、本実施
例では、平衡時にある潤滑剤の薄膜層8の厚さ
(tA、tB)を求めることにより、潤滑剤の静止油
膜保持能力を定量的に評価することができる。従
つて、例えば近年広範な分野で利用されている制
御工作機械に適した潤滑剤を選択することができ
るとともに、潤滑剤の開発にも有益な資料を得る
ことができる。 また、評価結果を得るまでの時間(TA、TB)
が通常30分〜2時間程度であり、評価時間が短い
という効果がある。 また、前記実施例ではJIS(日本工業規格)によ
り規定されたモールステーパゲージを第1の摺動
面6として用い、同じくリングゲージを保持体4
として用いるものであるため、これら保持体4お
よび移動体5の入手が極めて容易であり、一定の
基準下における定量的数値を得ることが容易であ
る。 更に、変位検出装置として通常のダイヤルゲー
ジ15を用いる等、この点からも構造が簡単であ
り、大掛りな設備を要することなく、経済的負担
も少ない。 なお、実施にあたり、平衡時(TA、TB)にお
ける薄膜層8の厚さ(tA、tB)により評価する場
合に限らず、平衡時に到達するまでの時間(TA、
TB)や、第2図に示される線図形状により評価
してもよい。 また、第1の摺動面6および第2の摺動面7は
円錐状のものに限らず、角錐状であつてもよい
し、更には、単なる傾斜面であつてもよいが、円
錐状であれば、加工、取扱い等が極めて容易であ
り、更には、モールステーパゲージ等をそのまま
利用できて便宜である。 また、荷重手段は、重り13に限らず、ばね付
勢手段を用いてもよいが、重り13を用いれば荷
重量が安定しているとともに構造が簡単であるい
う効果がある。また、移動体5の他に荷重手段と
しての重り13を常に設ける必要はなく、移動体
5の自重により荷重を加えるものであつてもよ
い。 更にまた、変位検出器は前記ダイヤルゲージ1
5に限らず、電気式、磁気式等のエンコーダによ
り変位量を検出する変位検出器を用いてもよく、
このような場合には、その出力信号によりXYレ
コーダ等に前出の第2図に相当する線図を直接描
かせるようにする等してもよい。 [発明の効果] 上述のように本発明によれば、静止油膜潤滑剤
の保持能力を定量的に評価することのできる潤滑
剤の評価方法および評価装置を提供することがで
きる。
第1図は本発明に係る潤滑剤の評価装置の一実
施例の全体構成を示す一部を切欠いた正面図、第
2図は前記実施例による評価結果の一例を示す線
図である。 4……保持体、5……移動体、6,7……第
1、第2の摺動面、8……潤滑剤の薄膜層、13
……荷重手段としての重り、15……変位検出器
としてのダイヤルゲージ。
施例の全体構成を示す一部を切欠いた正面図、第
2図は前記実施例による評価結果の一例を示す線
図である。 4……保持体、5……移動体、6,7……第
1、第2の摺動面、8……潤滑剤の薄膜層、13
……荷重手段としての重り、15……変位検出器
としてのダイヤルゲージ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 潤滑剤が流下可能なように傾斜状態にある2
つの摺動面間に潤滑剤の薄膜層を形成し、前記2
つの摺動面間に所定の荷重を加えたときの前記薄
膜層の厚さの経時的変化を測定することを特徴と
する潤滑剤の評価方法。 2 頂点側を鉛直下方に向けた円錐状の第1の摺
動面を有する移動体と、前記第1の摺動面に密接
する第2の摺動面により前記移動体を保持する保
持体と、第1および第2の摺動面間に潤滑剤の薄
膜層を形成して前記移動体に所定の荷重を加えた
ときの移動体の鉛直方向の変位を検出する変位検
出器と、が備えられていることを特徴とする潤滑
剤の評価装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2920784A JPS60171433A (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | 潤滑剤の評価方法および評価装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2920784A JPS60171433A (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | 潤滑剤の評価方法および評価装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60171433A JPS60171433A (ja) | 1985-09-04 |
| JPH0521183B2 true JPH0521183B2 (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=12269746
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2920784A Granted JPS60171433A (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | 潤滑剤の評価方法および評価装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60171433A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102707038A (zh) * | 2012-06-28 | 2012-10-03 | 青岛理工大学 | 微型滑块轴承润滑油膜承载量测量方法 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2880689A1 (fr) * | 2005-01-10 | 2006-07-14 | Snecma Moteurs Sa | Procede d'analyse de cokefaction d'une huile pour turbomoteur. |
| CN106872309A (zh) * | 2017-02-27 | 2017-06-20 | 青岛理工大学 | 一种微型滑块面接触润滑油粘度的测量方法 |
| CN108981543B (zh) * | 2018-07-25 | 2020-10-09 | 重庆智菱油墨科技有限公司 | 一种五号足球直径精准测量器 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5860255A (ja) * | 1981-10-05 | 1983-04-09 | Yanase Seiyu Kk | 油膜強度試験機 |
| JPS5862537A (ja) * | 1981-10-09 | 1983-04-14 | Yaskawa Electric Mfg Co Ltd | ころがり軸受の潤滑状態評価方法および装置 |
-
1984
- 1984-02-17 JP JP2920784A patent/JPS60171433A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102707038A (zh) * | 2012-06-28 | 2012-10-03 | 青岛理工大学 | 微型滑块轴承润滑油膜承载量测量方法 |
| CN102707038B (zh) * | 2012-06-28 | 2015-04-15 | 青岛理工大学 | 微型滑块轴承润滑油膜承载量测量方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60171433A (ja) | 1985-09-04 |
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