JPH0521238A - 油入電気機器 - Google Patents

油入電気機器

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JPH0521238A
JPH0521238A JP19354091A JP19354091A JPH0521238A JP H0521238 A JPH0521238 A JP H0521238A JP 19354091 A JP19354091 A JP 19354091A JP 19354091 A JP19354091 A JP 19354091A JP H0521238 A JPH0521238 A JP H0521238A
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oil
spacer
coil
insulating sheet
soft insulating
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JP19354091A
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English (en)
Inventor
Sadao Furukawa
貞夫 古川
Yuzuru Kamata
譲 鎌田
Kaoru Endo
馨 遠藤
Hiroyuki Fujita
裕幸 藤田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率的に微細油ギヤツプを除去して安定した
絶縁性能を得る。 【構成】 高圧巻線12の円板コイル6bとコイル間ス
ペーサ5b間、上部巻線支持金具13の押しボルト14
と絶縁支持台4b間のように、絶縁油中に位置して微細
油ギヤツプが形成される部分の少なくとも一箇所に、非
繊維質で多孔体の軟質絶縁シート3a〜3hを圧接して
配置し、微細油ギヤツプを除去すると共に、表から裏ま
で直線的に通じる油ギヤツプの形成を阻止するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油入変圧器やリアクトル
等の油入電気機器に係り、特に絶縁油中にくさび状の油
ギヤツプが形成される部分の絶縁に好適な絶縁構造を有
する油入電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】油入電気機器として知られる高電圧大容
量油入変圧器の巻線では、絶縁物として鉱油の他に良質
の木材パルプからなる紙が大量に用いられている。例え
ば、巻線やリード線の絶縁被覆としてクラフト紙やクレ
ープ紙が用いられ、また巻線内の冷却油道を確保するた
めの各種スペーサ、主絶縁を構成する絶縁物、巻線を支
持するため巻線の上下に配置された支持絶縁物、リード
線バリヤを構成する絶縁筒やスペーサおよびリード線を
支持するための腕木等の素材として、紙を強圧縮したプ
レスボードが用いられてきている。すなわち、変圧器巻
線の絶縁はこれらの絶縁紙と絶縁油として用いられる鉱
油の複合絶縁になつている。ところで、これらの絶縁紙
を油含浸処理した油浸紙の誘電率と鉱油の誘電率を比較
すると、鉱油の比誘電率が2.2程度であるのに対して
油浸紙の比誘電率は3.5〜4.7程度あり、油浸紙の
方が1.5〜2倍程度大きい。このため、これらが直列
に配置された絶縁構造の電界負担は、油浸紙中では緩和
され、その分が鉱油にしわ寄せされて鉱油に電界が集中
する。そのうえ、鉱油の絶縁強度は油浸紙の絶縁強度よ
りもはるかに小さいので、結局、鉱油の絶縁強度で巻線
の複合絶縁系の絶縁強度が決められてくる。
【0003】このような鉱油への電界集中は、絶縁寸法
中における油浸紙の寸法の占める割合が大きい部分ほど
大きく、例えば、円板コイルからなる巻線内では、冷却
ダクトを確保するための直線スペーサやコイル間スペー
サが配置された部分の油ギヤツプで集中が大きい。中で
も円板コイルが直線スペーサやコイル間スペーサに接す
る部分のくさび状の微細な油ギヤツプの電界が、円板コ
イルが角ばつていることによる幾何学的な電界集中も加
わつて集中しやすい。そのため、この微細油ギヤツプが
絶縁上の弱点になつて絶縁破壊が生じる場合が多いこと
が知られている。同様にして、円筒コイルからなる多重
円筒巻線やパンケーキコイルからなる外鉄形変圧器の巻
線でもコイルと冷却ダクト用スペーサ間の微細油ギヤツ
プの電界集中が大きく、ここが絶縁上の弱点になつてい
る。また、巻線外周りでは、巻線から引き出された高圧
リード線と支持腕木間の微細な油ギヤツプやリード線と
リード線バリヤ用スペーサ間の微細な油ギヤツプで電界
の集中が大きくなり、更に巻線支持金具の近傍では、巻
線支持金具の角部と巻線支持絶縁物間の微細な油ギヤツ
プで電界の集中が大きく、絶縁上の弱点になつており、
このように、いずれも絶縁油中にくさび状に形成される
微細な油ギヤツプが絶縁上の弱点になつている。
【0004】このような弱点を解消して絶縁耐力の向上
を図るため、例えば巻線内については、特開昭62−1
47710号公報に記載のように、円板コイルの絶縁被
覆やコイル間スペーサおよび直線スペーサの材料に誘電
率が鉱油の1.3倍以下のものを適用することによつ
て、円板コイル近傍の微細な油ギヤツプでの電界の集中
を防止したものや、実開昭59−93116号公報に記
載のように、円板コイルとコイル間スペーサおよび直線
スペーサとの間に木綿繊維を原材料とする軟質ないしは
半硬質の紙を配置し、これを圧縮することによつて弱点
である微細油ギヤツプを排除したものや、更に特開昭5
7−83010号公報に記載されているように、円板コ
イルの角部に多孔質あるいは繊維質の弾性多孔体を当
て、更にその上に絶縁カバーを被せて見掛け上円板コイ
ルの絶縁被覆を厚くすることによつて、円板コイルの角
部近傍の微細な油ギヤツプの電界を緩和したものなどが
ある。また高圧リード線の支持部については、実開昭5
7−78624号公報に記載のように、支持腕木とリー
ド線の間にフエルト状の絶縁紙を配置して、微細油ギヤ
ツプを排除したものがある。同じく高圧リード線のバリ
ヤ部については、特開昭63−60509号公報に記載
されているように、被覆絶縁の最外層、スペーサおよび
絶縁筒に低誘電率プラスチツクとパルプの混抄材を用い
て微細油ギヤツプの電界集中を防止したものがある。ま
た、巻線支持金具の近傍については、特開昭48−54
434号公報に記載のように、金具の縁辺に電界シール
ドを配置して、微細油ギヤツプの電界を緩和したものが
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように油入電
気機器においては、微細油ギヤツプでの電界集中を防止
するために種々の提案が成され、特に特開昭59−93
116号公報および実開昭57−78624号公報およ
び特開昭57−83010号公報に記載のものは見掛け
上、微細油ギヤツプを除去できるが、いずれも繊維質の
材料を用いているため、例えばフエルトや軟紙は繊維の
密集度が小さく繊維の疎らな部分ができ、その部分で繊
維と繊維の間隙をぬつて、直線あるいは直線に近い経路
で表面から裏面へ通じる油ギヤツプが形成されてしま
い、実際、フエルトや軟紙を透かして見ると、肉眼でも
比較的大きな穴が表面から裏面まで形成されているのが
観察される場合がある。このような場合、低い電圧で油
ギヤツプを通して絶縁破壊が生じ易くなり、安定した絶
縁性能が得られない。
【0006】本発明の目的は、効率的に微細油ギヤツプ
を除去して安定した絶縁性能を有する油入電気機器を提
供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、微細油ギヤツプが形成される部分に、非繊
維質でかつ多孔体から成る軟質絶縁シートを配置したこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明による油入電気機器は微細油ギヤツプが
形成される部分に上述の如き軟質絶縁シートを配置して
いるが、この軟質絶縁シートは、多孔体であるので非常
に柔らかく、例えばコイルとスペーサ間に配置すると巻
線製作時のコイルを巻回する際の圧縮力や巻線製作後の
巻線上部からの締め付け荷重によつてつぶれ、そのとき
圧力の加わらない部分はそのままの形状を維持するの
で、コイルの輪郭に沿つて微細油ギヤツプが埋めつぶさ
れ、しかも、この軟質絶縁シートは、非繊維質の多孔体
でできているので内部が膜状あるいは層状に細かく分割
されており、シートの表から裏まで直線的に通じている
ような油ギヤツプが形成されず、このため安定した絶縁
耐力を得ることができる。また、この軟質絶縁シートは
適当な大きさおよび形状に切つて微細油ギヤツプに挿入
するだけであり、製作工数はほとんど増えない。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面によつて説明す
る。図1は本発明の一実施例による油入電気機器として
の油入変圧器を示す縦断面図である。鉄心1の下部に取
付けた下部支持金具2上には、非繊維で多孔質の絶縁体
から成る軟質絶縁シート3aを敷き、その上に絶縁支持
台4aを置き、この絶縁支持台4a上にコイル間スペー
サ5aと円板コイル6aを交互に積み重ねて低圧巻線7
を形成している。この低圧巻線7のコイル間スペーサ5
aと円板コイル6aとの間には、上述の軟質絶縁シート
3aと同様な軟質絶縁シート3bを挿入しており、この
軟質絶縁シート3bはコイル間スペーサ5aの幅より多
少はみ出す程度の大きさとしている。低圧巻線7の最上
部には静電シールド8aが置かれるが、この静電シール
ド8aとコイル間スペーサ5a間にも上述の軟質絶縁シ
ート3bを挿入している。さらに低圧巻線7の外側に上
述したものと同じ軟質絶縁シート3cを当て、さらにそ
の外側に直線スペーサ9を当て、その外側に絶縁紙を巻
回して絶縁筒10を形成し、さらに、その外側に同様の
直線スペーサ9と絶縁筒10を交互に配置して主絶縁1
1を構成している。尚、このときの軟質絶縁シート3c
の幅は、直線スペーサ9よりも多少はみだす大きさとし
ている。
【0010】主絶縁11の最も外側に位置する直線スペ
ーサ9の上に軟質絶縁シート3dを当て、その外側に、
電線を締め付けながら巻回して円板コイル6bを形成
し、このような円板コイル6bとコイル間スペーサ5b
を交互に積み重ねて高圧巻線12を構成している。この
円板コイル6bとコイル間スペーサ5bとの間には先の
軟質絶縁シート3bと同様な軟質絶縁シート3eを挿入
しており、この軟質絶縁シート3eの幅はコイル間スペ
ーサ5bよりも少しはみ出す大きさとしている。高圧巻
線12の最上部には静電シールド8bが設けられるが、
静電シールド8bとコイル間スペーサ5bとの間にも軟
質絶縁シート3eを挿入している。
【0011】このようの形成した低圧および高圧巻線
7,12の上部に絶縁支持台4bを乗せ、さらにその上
に押しボルト14を装着した上部支持金具13を乗せて
鉄心1に取り付けるが、その際、押しボルト14と絶縁
支持台4bとの間には軟質絶縁シート3fを挿入する。
そして、押しボルト14で絶縁支持台4bに荷重を加
え、低圧および高圧巻線7,12を締め付けて巻線本体
を構成している。
【0012】高圧巻線12の上端から高圧リード線15
を引出して高圧ブツシング16に接続するが、その際、
上部支持金具13から、高圧リード線15が入るような
穴をあけた支持腕木17を出し、この穴に高圧リード線
15を納めてリード線15の途中を支持している。ま
た、高圧リード線15の周囲との絶縁距離が小さい部分
についてはスペーサ18を介して絶縁紙を巻回してリー
ド線バリヤ19を配置している。この支持腕木17と高
圧リード線15の絶縁被覆20の間に軟質絶縁シート3
gを挿入し、また、スペーサ18と高圧リード線15の
絶縁被覆20間にもスペーサ18よりも幅広の軟質絶縁
シート3hを挿入している。これら全ては鉱油22を満
たしたタンク21内に収納して円板巻の変圧器巻線23
が構成されている。
【0013】図2は、本発明の変圧器巻線23の高圧巻
線12の円板コイル6bと直線スペーサ9およびコイル
間スペーサ5bが対応する部分を拡大して示したもので
ある。円板コイル6bは絶縁被覆24を施した導体25
を巻回して形成され、その巻回時の締め圧と上部からの
締め付け荷重で軟質絶縁シート3e,3dが押しつぶさ
れ、互いに密着して絶縁上の弱点になる微細油ギヤツプ
が除去されている。同様にして低圧巻線7の軟質絶縁シ
ート3b,3cも押しつぶされて互いに密着し、微細油
ギヤツプを排除している。従来の構造と比較すると、軟
質絶縁シートを所定の大きさに切つて挿入するだけであ
り、工数の増加はほとんどない。しかも軟質絶縁シート
が挿入された部分は、もともとスペーサ等が接している
部分であつて油の流れがなく、従つて軟質絶縁シートを
挿入しても冷却性能はほとんど変らない。
【0014】図5は、本発明の変圧器巻線23の高圧巻
線12の静電シールド8bと直線スペーサ9およびコイ
ル間スペーサ5bが対応する部分を拡大して示したもの
である。静電シールド8bは、高圧巻線12を巻回後、
上部から挿入され、その後上部から締め付けられる。こ
の挿入による圧力と締め付け荷重で軟質絶縁シート3
e,3dが押しつぶされ、静電シールド8bと直線スペ
ーサ9及びコイル間スペーサ5b間の、絶縁上の弱点に
なる微細油ギヤツプが除去されている。その際新たな作
業としては、絶縁シート3e,3dを切つて挿入するだ
けであり、工数はほとんど増えない。
【0015】図3は図1に示した上部支持金具13にお
いて最も電界が高い押しボルト14の近傍を拡大して示
したものである。押しボルト14の締め付け荷重によつ
て軟質絶縁シート3fが押しつぶされ、押しボルト14
と絶縁支持台4b間の微細油ギヤツプが除去されてい
る。
【0016】図4は、同じく図1に示した下部支持金具
2の最も電界の高い角部近傍を拡大して示したものであ
る。上部からの荷重によつて軟質絶縁シート3aが押し
つぶされ、下部支持金具2の縁端部と絶縁支持台4a間
の微細油ギヤツプが除去されている。
【0017】図6は図1に示した高圧リード線15の支
持部を拡大して示したものである。高圧リード線15を
半割にした支持腕木17a,17bの対向部に形成した
穴に入れて挾み、絶縁ボルト26で締め付けて固定して
いる。この絶縁ボルト26の締め付け圧力によつて軟質
絶縁シート3gが押しつぶされ、高圧リード線15と支
持腕木17a,17b間の微細油ギヤツプが埋めつぶさ
れて除去されている。
【0018】図7は図1に示した高圧リード線15のバ
リヤ絶縁部を断面して示したものである。絶縁紙を巻回
してリード線バリヤ19を形成する際の、絶縁紙の締め
圧によつて軟質絶縁シート3hが押しつぶされ、スペー
サ18と高圧リード線15の絶縁被覆20間の微細油ギ
ヤツプが埋めつぶされて除去されている。
【0019】以上説明した油入変圧器によれば、製作工
数を増やしたり冷却性能を損なつたりすることなく、絶
縁上の弱点である各部の微細油ギヤツプを除去すること
ができる。微細油ギヤツプでの電界集中は絶縁構成によ
つて異なるが、通常の部位の油ギヤツプ電界の大略1.
5〜2倍程度である。したがつて、微細油ギヤツプの排
除により変圧器巻線23の各部の電界は従来よりも1/
1.5〜1/2程度に緩和される。その結果、変圧器巻
線23の絶縁強度は、従来と比較して1.5〜2倍程度
向上することになり、使用電圧が同じなら絶縁距離を従
来の1/1.5〜1/2程度に短縮することができる。
【0020】ところで、コイル間スペーサ5a,5b、
直線スペーサ9、上下の絶縁支持台4a,4b、絶縁筒
10、支持腕木17a,17bおよびリード線バリヤ1
9のスペーサ18の材料としては、従来より広く用いら
れているプレスボードが採用され、一方、軟質絶縁シー
ト3a〜3hの材料としては、各種のプラスチツク材料
を延伸あるいは発泡加工した非繊維質の多孔体が挙げら
れる。図8および図9は、これらの非繊維質の多孔体と
繊維質の多孔体を用いた場合の絶縁破壊電圧を実験的に
調べて、その一例を示したものである。
【0021】図8は、実験に用いたモデル27を示す斜
視図である。絶縁被覆24を施した導体25を2本対向
配置し、その間にそれぞれ軟質絶縁シート3eを介して
コイル間スペーサ5bを挾んだものとし、図1に示す高
圧巻線12の隣合つた円板コイル6b間の絶縁構造を模
擬した。このモデル27を油タンクに油浸し、上部の導
体25に雷インパルス電圧を印加し、下部の導体25を
接地して破壊電圧を調べた。上部の導体25に、雷イン
パルス電圧を低い電圧より1シヨツトずつ上昇しながら
印加すると、軟質絶縁シート3eを挿入していない場合
は、絶縁被覆24とコイル間スペーサ5bの間に形成さ
れる微細油ギヤツプから雷インパルス部分放電が生じ、
そのストリーマが接地側電線の絶縁被覆24の表面に到
達し、最終的にはこの絶縁被覆24を貫通して、図8の
Aに示すような経路でコイル間の絶縁破壊となる。一
方、軟質絶縁シート3eを挿入した場合は、このような
微細油ギヤツプからの絶縁破壊が少なくなり、コイル間
スペーサ5bの端面近傍でBに示すような経路で絶縁破
壊する場合が多くなる。特に、軟質絶縁シート3eに非
繊維質のものを用いた場合は、殆どBに示すような絶縁
破壊になる。
【0022】図9は各種軟質絶縁シートに対する破壊電
圧を示したもので、非繊維質の軟質絶縁シート3eを挿
入した場合の破壊電圧は、軟質絶縁シート3eを挿入し
ていない場合の破壊電圧と比較して平均値で1.65倍
程度向上し、また最低値も同程度向上する。一方、繊維
質の軟質絶縁シート3eを挿入した場合の破壊電圧は、
平均値では、1.2倍程度の向上であり、非繊維質のも
のを挿入した場合に比べて効果が小さく、かつ、最低値
では軟質絶縁シート3eを挿入しない場合の破壊電圧と
大差ない。これは、繊維質の軟質絶縁シート3eを透か
して見ると所々裏側まで穴があいているのが見られるよ
うに繊維の密集度が小さいため繊維の疎らな部分があ
り、その部分で繊維と繊維の間隙を縫つて軟質絶縁シー
ト3eの表から裏までほぼ直線的に通じる比較的大きな
油ギヤツプが生じてしまうことがあり、このような油ギ
ヤツプの絶縁耐力は、繊維がよく密集した部分の絶縁耐
力よりも小さく、そのために破壊電圧が低くなつてしま
う。
【0023】一方、非繊維質のものの場合は、発泡や延
伸加工で多孔体にしており、発泡の場合は多数の空孔の
膜が複雑に重なり合つているため、また、延伸の場合
は、延伸で細かく分かれた素材の断片が同じく複雑に重
なり合つているため、繊維質の場合のような表面から裏
面へ直線に近い経路で通じる穴がない。このため、破壊
電圧が高い。したがつて、軟質絶縁シート3eの材料と
しては、非繊維質の多孔体が好適である。非繊維質の多
孔体の誘電率については、電界解析によると鉱油の1.
3倍以下にすると、挿入しても周囲の電界に余り影響し
ないことから鉱油の誘電率の1.3倍以下の低誘電率の
ものが好適である。また非繊維質の多孔体としては、例
えばポリ四フツ化エチレンを延伸加工したゴアテツク
ス、ミクロテツクス、マツシユシール(いずれも商品
名)や、各種のゴム、例えばシリコンゴム、ニトリルゴ
ム、ネオプレンゴムを発泡加工したシリコンスポンジ、
ニトリルスポンジ、ネオプレンスポンジや、一般的な各
種の発泡フオーム材、例えばポリウレタンフオーム、ポ
リエチレンフオーム、ポリスチレンフオームや、まだ一
般的ではないがポリメチルペンテンを発泡させたもの等
が好適で、その中でも、ポリ四フツ化エチレンやポリエ
チレン、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリメチルペン
テンの多孔体が、素材としての比誘電率が2.1〜2.
7程度であり、鉱油の比誘電率の1.3倍以下であるた
め好適である。特に、ポリ四フツ化エチレンを延伸加工
したゴアテツクス、ミクロテツクス、マツシユシール
(いずれも商品名)は、誘電率が鉱油と同程度なため挿
入しても周囲の電界にほとんど影響しないこと、空孔の
径や分布が均質で絶縁耐力のばらつきが小さいこと、独
立空孔が全く無く油の含浸性が良いこと、高温での耐油
性がよいことなどから非常に好適である。
【0024】軟質絶縁シート3a〜3h中の空孔の割合
即ち空孔率は、巻線の機械的強度の面から次のように要
求される。軟質絶縁シート3a〜3hは柔らかいので巻
線の機械的強度を保つ上でほとんど助けにならない。し
たがつて、機械的にみれば、軟質絶縁シート3a〜3h
の占める割合が小さい方がよい。その点で、軟質絶縁シ
ート3a〜3hが巻線製作時の押し圧や締め圧で大略元
の厚さの1/2以下につぶれれば、余り厚いものを使わ
ずに効率よく微細油ギヤツプを埋めることができ、しか
も巻線の機械的強度がほとんど低下せずに具合がよい。
ところで、このような比較的小さな力では、軟質絶縁シ
ート3a〜3hの素材自体はほとんど圧縮されず、その
ような形状変化は軟質絶縁シート3a〜3h中の空孔が
押しつぶされる場合にのみ可能である。したがつて、軟
質絶縁シート3a〜3hの空孔率は50%以上であれば
良いが、図8に示したモデル27による絶縁試験結果に
よれば、空孔率が90%を越えると急激に破壊電圧が低
下する。これは素材の占める割合が急激に低下して大半
が油になつてしまうためであり、従つて、最終的な軟質
絶縁シート3a〜3hの空孔率は50%以上90%以下
が好適である。
【0025】軟質絶縁シート3a〜3hの厚さは、適用
部署の電界分布から決められるが、図10は、一例とし
て円板コイル6b間について、軟質絶縁シート3eの厚
さtを変えた場合の円板コイル6bの角部近傍の微細油
ギヤツプの電界を示したものである。軟質絶縁シート3
eの圧縮率は1/2とし、電界は、コイル間スペーサ5
bに接していない油隙部分の油ギヤツプの電界で割つ
て、厚さtは、円板コイル6bの角部の曲率半径Rで割
つて規格化して示した。
【0026】同図から分かるように軟質絶縁シート3e
の厚さt/Rが大略1になると、微細油ギヤツプの電界
が通常油ギヤツプの電界に大体等しくなる。すなわち、
円板コイル6b間での軟質絶縁シート3eの最適厚さ
は、円板コイル6bの角部の曲率半径と大体同程度にす
るのが好適であり、実寸法で示すと、円板コイル6bの
角部の曲率半径が1〜3mm程度であるので、軟質絶縁
シート3eの厚さは1〜3mm程度になる。なお、これ
以上厚くしても、通常の部分の油ギヤツプで絶縁破壊が
生じるようになり、破壊電圧が上がらず効果がない。一
方、薄い場合も、ある程度以下になると効果がなくな
る。これは絶縁被覆24の表面に凹凸があるためで、絶
縁被覆24は通常、テープ巻が多く、その場合、テープ
のオーバラツプの凹凸などが加わつて、表面の凹凸は少
なくとも0.2mm程度ある。少しでも効果をだすには
最低限、この絶縁被覆表面の凹凸を埋めつぶす厚さが必
要である。したがつて、軟質絶縁シート3eの圧縮率を
1/2とすると軟質絶縁シート3eの厚さは、最低限
0.4mm程度必要である。
【0027】他の部位について電界分布から好適な厚さ
を調べた結果、変圧器によつて大分異なるが、下部巻線
支持金具2や上部巻線支持金具13では、1〜10mm
程度、高圧リード線15の支持部では1〜5mm程度、
リード線バリヤ19では、1〜3mm程度になる。
【0028】軟質絶縁シート3a〜3hの空孔径につい
ては、絶縁破壊の観点から次のようにすると好適であ
る。前述したように絶縁破壊の前駆としてストリーマが
進展するが、このストリーマの直径は10μm程度であ
る。そのため、空孔径、つまり直径が10μmを越える
とストリーマが空孔に入り易くなり、絶縁破壊が生じ易
くなる。したがつて、空孔径は基本的には10μm以下
にした方がよい。但し、実験によれば空孔径が10μm
を越えたとたんに画然と破壊電圧が下がるわけでなく、
徐々に下がる傾向を持ち、空孔径が200μm程度まで
は破壊電圧の向上効果がある。これは軟質絶縁シート3
a〜3hが圧縮されて押しつぶされる際、空孔もつぶさ
れて空孔径も小さくなるためである。従つて、使用する
軟質絶縁シートの空孔径は200μm以下であれば良
い。
【0029】尚、軟質絶縁シート3a〜3hの材料とし
て上述した多孔体の他に、内部構造が薄葉状になつてい
るもの、例えばコーネツクスやノーメツクス411(い
ずれも商品名)等の名で知られる密度が0.3g/cm
3前後のアラミド製シートは、表面から裏面に直線的に
通じる穴がないので多少効果は落ちるが使用でき、圧縮
率から見てもう少し高密度の0.5g/cm3程度まで
のものも使用できる。
【0030】次に本発明の他の実施例、つまり軟質絶縁
シートの具体的な取付け構造を説明する。図11は、円
板コイル6bの表面を軟質絶縁シート3iで覆つた場合
を示しており、軟質絶縁シート3iの巻回方向の端面を
テーパ状とし、円板コイル6bの表面に被せた後、テー
パの部分を重ね合わせて接着して剥がれないようにして
いる。図13は、静電シールド8bの表面を軟質絶縁シ
ート3iで覆つたものであり、軟質絶縁シート3iの巻
回方向の端面を互いにテーパ状とし、静電シールド8b
の表面に被せた後、テーパの部分を重ね合わせて接着し
て剥がれないようにしている。図12は、上部支持金具
13の押しボルト14の表面を軟質絶縁シート3jで覆
つた場合の断面図であり、軟質絶縁シート3jを少し引
き延ばしながら押しボルト14の表面に押し当て、接着
して剥がれないようにしている。図14は、下部支持金
具2の表面を軟質絶縁シート3kで覆つた場合の断面図
であり、前述の押しボルト14の場合と同様に軟質絶縁
シート3kを少し引き延ばしながら下部支持金具2の表
面に押し当て、接着して剥がれないようにしている。図
15は、高圧リード線15の表面を軟質絶縁シート3l
で覆つた場合の斜視図を示しており、軟質絶縁シート3
lの端面をテーパ状とし、高圧リード線15の表面に被
せた後、テーパの部分を重ね合わせて接着して剥がれな
いようにしている。このように高電界部の表面に軟質絶
縁シート3i〜3lを被せると、製作工数はかかるが巻
線製作の際、軟質絶縁シート3i〜3lがずれることが
なく、弱点である微細油ギヤツプを確実に埋めることが
できる。
【0031】図16〜図18は、前述の高電界部に軟質
絶縁シート3i〜3lを被せる代わりに、高電界部に対
接するコイル間スペーサ5b、直線スペーサ9およびリ
ード線バリヤ用スペーサ18の表面を軟質絶縁シート3
m〜3pで覆い、接着して各部材と一体にして剥がれな
いようにした斜視図を示している。この場合も、製作工
数はかかるが巻線製作の際、軟質絶縁シート3m〜3p
がずれることがなく、確実に微細油ギヤツプを埋めるこ
とができる。一方、図19〜図21に示した実施例は、
上述の図16〜図18に示した実施例の変形例であり、
各スペーサ5b,9,18の高電界部に対接する面に、
その面よりも少し幅広の軟質絶縁シート3q〜3sを貼
り合わせて一体にしたものである。これによつて上述の
場合とほぼ同じ効果が得られる。但し、機械的に弱い軟
質絶縁シート3q〜3sの端面が各スペーサ5b,9,
18の端面よりも飛び出しているので、取扱に注意を要
するが、製作が簡単なのでコスト低減の効果がある。な
お、図16および図19に示したコイル間スペーサ5b
については、予め、長尺のスペーサ基材に軟質絶縁シー
ト3mあるいは3qを貼り合わせて一体とし、それを打
抜き機でスペーサ形状に打ち抜いて成形することによ
り、成型工数が低減できる。
【0032】図22は、断面がU字型のコイル間スペー
サ28に軟質絶縁シート3tを適用した場合の取付け構
造を示す斜視図である。コイル間スペーサ28の円板コ
イル6bに接する内側面にコイル間スペーサ28よりも
少し幅広の軟質絶縁シート3tを貼り合わせて支持さ
せ、これによつて、弱点であるU字形のコイル間スペー
サ28と円板コイル6b間の微細油ギヤツプが埋めつぶ
されるようにしている。
【0033】図23は、リード線バリヤ用の断面が波形
のスペーサ29に軟質絶縁シート3uを適用した場合の
取付け構造を示す断面図であり、波形のスペーサ29の
高圧リード線15に対向する面に、軟質絶縁シート3u
を貼り合わせたものである。これによつて、弱点である
波形スペーサ29と高圧リード線15間の微細油ギヤツ
プが埋めつぶされる。
【0034】図24は、高圧巻線12の段絶縁部の段絶
縁スペーサ30に軟質絶縁シート3vを適用した場合の
取付け構造を示す断面図であり、段絶縁スペーサ30の
円板コイル6bに対接する面に軟質絶縁シート3vを貼
り合わせたものである。これによつて、弱点である段絶
縁スペーサ30と円板コイル6b間の微細油ギヤツプが
埋めつぶされる。
【0035】図25は、主絶縁11の最も外側の絶縁筒
10の表面に直接電線を巻き付けて巻線を形成する場合
に本発明を適用した取付け構造を示す断面図である。絶
縁筒10の円板コイル6bに対向する面に軟質絶縁シー
ト3xを貼り合わせて支持させ、これによつて、弱点で
ある絶縁筒10と円板コイル6b間の微細油ギヤツプが
埋めつぶされるようにしている。
【0036】図26は、雇32を用いて高圧巻線12を
組立てている状況を示した斜視図である。電線33を巻
回して円板コイル6bを形成する際、コイル間スペーサ
5bよりも少し厚い直方体の雇32を同一円周上のコイ
ル間スペーサ5bとコイル間スペーサ5bの間に挿入し
ておく。そして、円板コイル6bを形成後これを引き抜
く。これによつて、円板コイル6bを形成する際、コイ
ル間スペーサ5bの両面に配置した軟質絶縁シート3y
に力が加わらないので、軟質絶縁シート3yがずれた
り、よじれたりすることがなくなり、確実に微細油ギヤ
ツプを埋めつぶすことができる。雇32の材料としては
滑りのよいプラスチツク例えば4フツ化エチレンが好適
である。
【0037】図27は、多重円筒巻の変圧器巻線に軟質
絶縁シートを適用した場合の巻線端部を示す断面図であ
る。層間絶縁紙33の外周に軟質絶縁シート34を巻
き、その上に電線35を巻回して円筒コイル36を形成
し、この円筒コイル36の上部に静電シールド37を配
置するが、このとき軟質絶縁シート34は、静電シール
ド37の上端も覆う大きさとする。その後、円筒コイル
36の外周面にスペーサ38を配置するが、その際、円
筒コイル36とスペーサ38との間に軟質絶縁シート3
9を配置すると共に、その軟質絶縁シート39の幅をス
ペーサ38の幅よりも少し広くとる。スペーサ38の上
に層間絶縁紙40を巻きつける。このように形成したも
のに、次いで軟質絶縁シート41を被せ、さらに、その
上に円筒コイル42を形成すると言つた具合にして多重
円筒巻の変圧器巻線43が構成される。このような構成
の変圧器巻線43によれば、円筒コイル36,42の巻
回時の圧縮力や、巻線組立後の上下からの巻線締め圧に
よつて軟質絶縁シート34,39,41が押しつぶさ
れ、円筒コイル36,42および静電シールド37と層
間絶縁紙33,40およびスペーサ38間の弱点である
微細油ギヤツプが除去される。
【0038】図28は、外鉄型変圧器の変圧器巻線に軟
質絶縁シートを適用した場合の巻線の構造を示す断面図
である。先ず電線44を矩形に巻回してパンケーキコイ
ル45を形成すると共に、その端部に軟質絶縁シート4
6を被せ、その上に絶縁キヤツプを被せる。次にその上
に絶縁コマ48を配置し、さらにその上にコイル間絶縁
紙49を配置する。パンケーキコイル45の中央面とコ
イル間絶縁紙49間には、スペーサ50を配置するが、
その際、パンケーキコイル45とスペーサ50間に軟質
絶縁シート51を配置する。この軟質絶縁シート51
は、スペーサ50よりも少し大きくする。このように形
成したものを隣合つたもの同志がV字形になるように複
数個配置し、図示しないが鉄心との間にくさびを打ち込
んで横方向から締めつけ、また、上下に支持絶縁物52
を配置して上下方向からも押さえて、外鉄形変圧器の変
圧器巻線53が構成されている。このような構成の変圧
器巻線53によれば、横方向及び上下方向からの締め圧
によつて軟質絶縁シート46,51が押しつぶされ、パ
ンケーキコイル45と絶縁キヤツプ47およびスペーサ
50間の微細油ギヤツプを除去することができる。
【0039】以上、油入変圧器巻線への適用について述
べてきたが、本発明は他の油入電気機器へも適用可能で
ある。また絶縁油中に形成されるすべての微細油ギヤツ
プに軟質絶縁シートを設けるのが望ましいが、絶縁上最
も弱点となつている部分から優先順位をつけ、優先順位
の高い部分から軟質絶縁シートを配置しても良い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、絶縁上の
弱点となる微細油ギヤツプが形成される部分の少なくと
も一箇所に、非繊維質の多孔体から成る軟質絶縁シート
を圧接して設けたため、微細油ギヤツプを除去して絶縁
耐力を向上させることができ、安定した絶縁性能を有す
る油入電気機器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による油入電気機器として示
す変圧器巻線の断面図である。
【図2】図1に示す円板コイル近傍の要部拡大断面図で
ある。
【図3】図1に示す上部巻線支持金具近傍の要部拡大断
面図である。
【図4】図1に示す下部巻線支持金具近傍の要部拡大断
面図である。
【図5】図1に示す静電シールド近傍の要部拡大断面図
である。
【図6】図1に示す高圧リード線支持部の要部拡大斜視
図である。
【図7】図1に示すリード線バリヤ部分の要部拡大断面
図である。
【図8】図1に示す円板コイル間の絶縁を調べるために
用いた実験モデルの斜視図である。
【図9】図8に示す実験モデルによる各種軟質絶縁シー
トの破壊電圧特性図である。
【図10】軟質絶縁シートの厚さと微細油ギヤツプの電
界の関係を示す特性図である。
【図11】本発明の他の実施例による油入電気機器の要
部である円板コイルの断面図である。
【図12】本発明の他の実施例による油入電気機器の要
部である押しボルトの断面図である。
【図13】本発明の他の実施例による油入電気機器の要
部である静電シールドの断面図である。
【図14】本発明の他の実施例による油入電気機器の要
部である下部支持金具の断面図である。
【図15】本発明の他の実施例による油入電気機器の要
部である高圧リード線の一部断面斜視図である。
【図16】本発明の他の実施例による油入電気機器の要
部であるコイル間スペーサの斜視図である。
【図17】本発明の他の実施例による油入電気機器の要
部である直線スペーサの斜視図である。
【図18】本発明の他の実施例による油入電気機器の要
部であるリード線バリヤ用スペーサの斜視図である。
【図19】本発明の更に他の実施例による油入電気機器
の要部であるコイル間スペーサの斜視図である。
【図20】本発明の更に他の実施例による油入電気機器
の要部である直線スペーサの斜視図である。
【図21】本発明の更に他の実施例による油入電気機器
の要部であるリード線バリヤ用スペーサの斜視図であ
る。
【図22】本発明の更に異なる実施例による油入電気機
器の要部であるコイル間スペーサの斜視図である。
【図23】本発明の更に異なる実施例による油入電気機
器の要部であるリード線バリヤ用波形スペーサの断面図
である。
【図24】本発明の更に異なる実施例による油入電気機
器の要部である段絶縁スペーサの断面図である。
【図25】本発明の更に異なる実施例による油入電気機
器の要部である主絶縁の絶縁筒付近の断面図である。
【図26】本発明の更に異なる実施例による油入電気機
器の要部である巻線組立の状況を示す斜視図である。
【図27】本発明の更に異なる実施例による油入電気機
器の要部である多重円筒巻線の断面図である。
【図28】本発明の更に異なる実施例による油入電気機
器の要部である変圧器巻線の断面図である。
【符号の説明】 1 鉄心 2 下部支持金具 3a〜3y 軟質絶縁シート 4a,4b 絶縁支持台 5a,5b コイル間スペーサ 6a,6b 円板コイル 9 直線スペーサ 10 絶縁筒 12 高圧巻線 13 上部支持金具 14 押しボルト 15 高圧リード線 17a,17b 支持腕木 18 スペーサ 19 リード線バリヤ
フロントページの続き (72)発明者 藤田 裕幸 茨城県日立市国分町1丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク内の絶縁油中に巻線を浸潰して成
    る油入電気機器において、上記絶縁油中にて微細油ギヤ
    ツプが形成される部分の少なくとも一箇所に、非繊維質
    の多孔体から成る軟質絶縁シートを圧接して設けたこと
    を特徴とする油入電気機器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記軟質
    絶縁シートの誘電率を、上記絶縁油の誘電率の1.3倍
    以下としたことを特徴とする油入電気機器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、上記軟質
    絶縁シートの空孔率を50%以上で、かつ90%以下と
    したことを特徴とする油入電気機器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のものにおいて、上記軟質
    絶縁シートの空孔径を200μm以下としたことを特徴
    とする油入電気機器。
JP19354091A 1991-07-09 1991-07-09 油入電気機器 Pending JPH0521238A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013004767A (ja) * 2011-06-17 2013-01-07 Mitsubishi Electric Corp 静止誘導器及びその製造方法
JP2013055279A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Hitachi Ltd 静止誘導電器
JP5307956B1 (ja) * 2011-12-20 2013-10-02 三菱電機株式会社 リード線の絶縁構造、これを有する変圧器、および、リード線の絶縁方法
JP2014127659A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Mitsubishi Electric Corp 静止誘導機器
CN115346770A (zh) * 2021-05-14 2022-11-15 特变电工京津冀智能科技有限公司 一种牵引变压器的高压绕组结构、单相液浸式牵引变压器

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