JPH05213974A - ホスファチジルイノシトール特異的ホスホリパーゼc阻害物質であるホスファチジルイノシトール同族体 - Google Patents

ホスファチジルイノシトール特異的ホスホリパーゼc阻害物質であるホスファチジルイノシトール同族体

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JPH05213974A
JPH05213974A JP4042426A JP4242692A JPH05213974A JP H05213974 A JPH05213974 A JP H05213974A JP 4042426 A JP4042426 A JP 4042426A JP 4242692 A JP4242692 A JP 4242692A JP H05213974 A JPH05213974 A JP H05213974A
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ブルファニ マリオ
Candida Chesta Maria
カンディダ チェスタ マリア
Enrico Ferrari
フェッラリ エンリコ
Filocamo Luigi
フィロカモ ルイジ
Lappa Superandina
ラッパ スペランディナ
Stefano Maiorana
マイオラナ ステファノ
Pier Giuseppe Pagella
ジュセッペ パジェッラ ピエル
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Mediolanum Farmaceutici SpA
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記の一般式(I)を有する、ホスファチジ
ルイノシトール特異的ホスホリパーゼC阻害物質である
ホスファチジルイノシトール同族体: 【化1】 (式中、XはS又はOであり、Rは特定のアルキル基、
アリルアルキル基、2,3−ジアシルオキシプロピル、
2,3−ジアルキルオキシプロピル、2,3−アルキル
アシルオキシプロピル、カルボニル基含有アルキル基、
カルボニル基含有アルキル基である)該化合物の製法、
及び活性成分として該化合物を含む、腫瘍性、血栓性及
び炎症性型の病気の治療に適した医薬組成物。 【効果】 本発明の化合物はPLC阻害活性をもつた
め、本発明の化合物を薬物学的に容認される希釈剤又は
賦形薬と共に用いて、腫瘍性、血栓性及び炎症性型病状
を治療するために適した医薬組成物を製造することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホスファチジルイノシト
ール特異的ホスホリパーゼCを阻害することのできる一
連のホスファチジルイノシトール同族体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ホスファチジルイノシトール特異的ホス
ホリパーゼC(PLC)は、細胞内で、特異的膜受容体
に作用する種々の神経伝達物質、ホルモン及び成長因子
によって調節される活性化の結果、ホスファチジルイノ
シトール−4,5−ジホスフェートを加水分解し、それ
によってジアシルグリセロール及びイノシトール−1,
4,5−トリホスフェートを生成する酵素である。
【0003】イノシトール−1,4,5−トリホスフェ
ートとジアシルグリセロールは細胞内で第二のメッセン
ジャーの役割を演じる;前者はカルシウムを細胞内貯蔵
所から動員することによって、後者は燐酸化酵素キナー
ゼCを活性化することによってその役割を果たす。こう
してPLCは神経伝達物質、ホルモン及び成長因子によ
って誘起される多くの細胞活性化プロセスに重要な役割
を演ずる。
【0004】最近の研究は、いくつかの腫瘍形成遺伝子
が、燐イノシチド(ホスファチジルイノシトール)代謝
の複雑なプロセスの調節因子として作用して上記プロセ
スを調節する生化学的平衡を非病的状態で変化させ、そ
れによって或る種の癌では決定因子となる蛋白質を規定
する働きを行うことを証明した。
【0005】それにより、上記プロセスにおいて鍵とな
る酵素の阻害によって生ずる燐イノシチド代謝のスロー
ダウンが抗癌作用に翻訳され得るという仮説が生まれ
た。その上、トロンビンは血小板膜に存在する特異的受
容体を活性化し、その受容体は今度はPLC及び燐イノ
シチドサイクルを活性化するという方法で、 凝集作用を
行うことは知られている。
【0006】最後に、PLCから放出されたジアシルグ
リセロールが、上記化合物からアラキドン酸を除去する
ことのできるリパーゼ酵素の基質として働くことが知ら
れている。アラキドン酸はシクロオキシゲナーゼ及びリ
ポオキシゲナーゼ酵素の基質として作用し、発生及び炎
症プロセスの増幅において基礎的生化学的機能を有する
プロスタグランジン トロンボキサン ロイコトリエンを
形成する。したがって、特異的PLC阻害物質は抗癌
剤、抗血小板凝集薬および抗炎症剤として利用され得
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ホス
ファチジルイノシトール特異的ホスホリパーゼCを阻害
することのできる一連のホスファチジルイノシトール同
族体を提供することにある。
【0008】上記化合物の合成法及びこれらを活性成分
として含む医薬組成物を提供することも本発明の目的で
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記ホスファチジルイノ
シトール同族体は下記の一般式(I)で表される:
【0010】
【化7】 式中、XはS又はOであり、Rは下記の意味の一つをも
つ: 1)4ないし30の炭素原子を有する線状又は枝分かれ
アルキル基、 特にC8〜C20アルキル基、例えばオクチ
ル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、エイ
コシル; 2)アリルアルキル基であってそのアルキル部分が1な
いし10の炭素原子を有するもの、例えばベンジル、フ
ェニルエチル、ナフチルエチル、フェニルプロピル、フ
ェニルヘキシル; 3)2,3−ジアシルオキシプロピル:
【0011】
【化8】 式中、R6 はより高次の飽和又は不飽和アシル基、特に
ステアロイル、パルミトイル、オレイル、リノレイル、
リノレニル、ミリストイル、ラウロイルである; 4)2,3−ジアルキルオキシプロピル:
【0012】
【化9】 式中、R7 はより高次の飽和又は不飽和アルキル基、特
にステアリル、パルミチル、オレイル、ミリスチル、セ
チルである; 5)2,3−アルキルアシルオキシプロピル:
【0013】
【化10】 式中、R8 はより高次の飽和又は不飽和アルキル基、特
にステアリル、パルミチル、オレイル、ミリスチル、セ
チルであり、R9 は短鎖アシル基、特にアセチルであ
る; 6)下記の式で表されるカルボニル基含有アルキル基: R10−COZ(CH2)n − 式中、R10は上記1)項におけるアルキル基と同じ意味
をもち、ZはO又はNHであり、nは2ないし6であ
る; 7)下記の式で表されるカルボニル基含有アルキル基: R10−YCO(CH2)m − 式中、R10は上記5)項におけるアルキル基と同じ意味
をもち、YはO、NH又はSであり、mは1ないし6で
ある。
【0014】X=Sである一般式(I)の化合物の製法
は a)一般式(II)
【0015】
【化11】 で表されるジエチルホスホチオレートを製造し; b)該ホスホチオレート(II)をトリメチルシリルブロ
ミドで処理することによってエステル交換し; c)工程b)で得たエステル交換生成物を縮合剤の存在
下で、2、3、4、5及び6位置のヒドロキシル基を保
護したミオイノシトールで処理し; d)工程c)で得たエステル交換生成物の保護基を除去
し、それによって2、3、4、5及び6位置のヒドロキ
シル基を回復する、ことを特徴とする。
【0016】同様にして、X=Oである一般式(I)の
化合物は,工程a)において、一般式(III)
【0017】
【化12】 で表される燐酸トリエステルを製造することによって製
造される。
【0018】ホスファチジルイノシトール同族体、それ
らの製法及びホスファチジルイノシトール特異的ホスホ
リパーゼC阻害物質としてのそれらの利用の特徴及び利
点は下記の詳細な説明でより良く明らかにされる。
【0019】本発明のホスファチジルイノシトール同族
体は下記の一般式(I)で表される:
【0020】
【化13】 式中、XはS又はOであり、Rは下記の意味の一つをも
つ: 1)4ないし30の炭素原子を有する線状又は枝分かれ
アルキル基、 特にC8〜C20アルキル基、例えばオクチ
ル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、エイ
コシル; 2)アリルアルキル基であってそのアルキル部分が1な
いし10の炭素原子を有するもの、例えばベンジル、フ
ェニルエチル、ナフチルエチル、フェニルプロピル、フ
ェニルヘキシル; 3)2,3−ジアシルオキシプロピル:
【0021】
【化14】 式中、R6 はより高次の飽和又は不飽和アシル基、特に
ステアロイル、パルミトイル、オレイル、リノレイル、
リノレニル、ミリストイル、ラウロイルである; 4)2,3−ジアルキルオキシプロピル:
【0022】
【化15】 式中、R7 はより高次の飽和又は不飽和アルキル基、特
にステアリル、パルミチル、オレイル、ミリスチル、セ
チルである; 5)2,3−アルキルアシルオキシプロピル:
【0023】
【化16】 式中、R8 はより高次の飽和又は不飽和アルキル基、特
にステアリル、パルミチル、オレイル、ミリスチル、セ
チルであり、R9 は短鎖アシル基、特にアセチルであ
る; 6)下記の式で表されるカルボニル基含有アルキル基: R10−COZ(CH2)n − 式中、R10は上記1)項におけるアルキル基と同じ意味
をもち、ZはO又はNHであり、nは2ないし6であ
る; 7)下記の式で表されるカルボニル基含有アルキル基: R10−YCO(CH2)m − 式中、R10は上記5)項におけるアルキル基と同じ意味
をもち、YはO、NH又はSであり、mは1ないし6で
ある。
【0024】X=Sである一般式(I)の化合物の製法
は、下記の一般式(II)で表されるジエチルホスホチオ
レートが製造される第一工程を含む:
【0025】
【化17】 上記中間生成物の後記する製法は、前記したRの意味が
異なることによって異なる。
【0026】次いでホスホチオレート(II)を有機溶
媒、好適にはCH2 Cl2中で、不活性ガス雰囲気下、室
温で、 トリメチルシリルブロミド:ホスホチオレートの
モル比2.5:1ないし 4.5:1を用いることによってト
リメチルシリルブロミドでエステル交換を行う。
【0027】その得られたエステル交換生成物と、2、
3、4、5及び6位置のヒドロキシル基を例えばベンジ
ル、アリル、トリアルキルシリル、アルキルアリルシリ
ル、テトラヒドロピラニル、アセトン、シクロヘキシリ
デン、アセチル、プロパノイル、ブチリル、ペンタノイ
ルなどの保護基で保護したミオイノシトールとを、例え
ば置換又は非置換塩化ベンゼンスルホニル又は塩化ピバ
ロイルのような縮合剤の存在下で反応させる。
【0028】この反応はピリジン及びトリエチルアミン
及び任意成分のCHCl3からなる媒質中で、不活性ガス
雰囲気下、室温で、ミオイノシトール:ホスホチオレー
トのモル比 0.8:1ないし2:1を用いることによって
実施される。
【0029】このようにして得たミオイノシトール・ホ
スホチオレートの保護基を下記の方法の一つによって除
去する: 1)ベンジルエーテルの場合は三弗化硼素エチルエーテ
ル錯化合物及びエチルメルカプタンを用いる方法; 2)アリルエーテルの場合はプロトン性溶媒中で触媒と
して炭素上パラジウムとp−トルエンスルホン酸を用い
る方法; 3)テトラヒドロピラニル、アセトニド、シクロヘキシ
リデン基の場合は塩酸又はトリフルオロ酢酸を用いる緩
和な酸加水分解法; 4)トリアルキルシリル又はアルキルアリールシリル基
の場合はテトラブチルアンモニウムフルオリドを用いる
か、塩酸又は酢酸による酸加水分解法; 5)短鎖アシルエステルの場合は緩和な塩基性加水分解
によるか、ヒドラジンとの反応による方法。
【0030】上記1)の場合には反応はCHCl3中で、
不活性ガス雰囲気下で、ミオイノシトール誘導体1mMol
あたりエチルメルカプタン15〜25ml及び三弗化硼素
エチルエーテル錯化合物3〜5ml量を用いて行われる。
【0031】Rがアルキル又はアリールアルキル基であ
る場合、窒素雰囲気下で対応するメルカプタンをn−ブ
チルリチウム及びジエチルクロロホスフェートと反応さ
せることによって対応するホスホチオレートが製造され
る。
【0032】Rがジアルキルオキシプロピル:
【0033】
【化18】 である場合には、あらかじめメルカプト基を保護したチ
オグリセロールのヒドロキシル基をアルキル化すること
によって対応するホスホチオレートが得られる。
【0034】Rがその鎖中に型: R8 −COZ(CH2)n − のエステル又はアミド基を含むアルキルである場合に
は、適したジスルフィドを塩化チオニル及び(Me3
iO)3 Pと反応させるか、N−ブロモスクシンイミド
又はN−ブロモフタルイミドと反応させて、対応するチ
オイミドを生成し、それを(EtO)3 P(トリエチル
ホスフィット)と反応させると対応するホスホチオレー
トが得られる。出発材料のジスルフィドは、エステルの
場合は、ビス(アルキルアルコール)−ジスルフィドを
公知の方法で塩化アシルでエステル化することによって
つくられる。
【0035】アミドの場合は、出発材料のジスルフィド
はビス(アルキルアミン)ジスルフィドをアシル化する
ことによってつくられる。
【0036】Rがその鎖中に下記の型: R10−YCO(CH2)m − のエステル、チオエステル又はアミド基を含むアルキル
である場合には、対応するホスホチオレートは次のよう
につくられる:まず最初にアルコール、メルカプタン又
はアミンを、あらかじめチオ基を保護したメルカプトア
ルキルカルボン酸でアシル化し、それから上記保護基を
除去し、得られた化合物を上述のように塩化チオニル及
び(Me3 SiO)3 P と反応させるか、又はメルカ
プタン(又はそれに対応するジスルフィド)をN−ブロ
モスクシンイミド又はN−ブロモフタルイミドと反応さ
せ、それによって対応するチオイミドが生成し、それを
その後(EtO)3 P(トリエチルホスフィット)と反
応させる。
【0037】必要な場合は、チオ基を次ぎのように保護
する:反応体として塩化ベンジルを用いてチオ基をベン
ジルチオエーテルに変換するか、酸化剤として塩化第二
鉄を用いて対応するジスルフィドに酸化する。
【0038】同様な方法によって、第一工程で一般式(I
II)
【0039】
【化19】 で表される燐酸トリエステルを製造することによって、
X=Oである一般式(I)の化合物がつくられる。
【0040】以下に報告する本発明の実施例は説明のた
めのものである。
【0041】
【実施例】
実施例11.1 ジエチルオクタデシルホスホチオレート ヘキサン(1.6 M )中n−ブチルリチウム(n−BuL
i)6.25 ml(10 mMol)を、 0℃でN2 雰囲気下で撹拌し
ながら、無水THF10 ml 中1−オクタデシルメチルメ
ルカプタン 2.86 g (10 mMol )の溶液にゆっくりと加
えた。白色沈殿物の生成が認められた。室温で30分後、
ジエチルクロロホスフェート1.44 ml (10 mMol )をゆ
っくりと加えた。沈殿物を完全に再溶解せしめた後、そ
の溶液を1時間撹拌しつづけ、それから水5mlを加え、
生成した混合物をジエチルエーテルで抽出した。エーテ
ル抽出液をNa2 SO4 上で乾燥し、溶媒を減圧下で蒸
発すると、無色の液体が得られた。それをシリカゲルの
クロマトグラフィーカラム(メルク n.7734)で、 溶
出液としてヘキサン/ 酢酸エチル6:4混液を用いて精
製した。油状生成物 3.67 g (8.7 mMol)が得られた。
収率 87 %。分析:C22473 PS(C,H)。
【0042】1H−NMR(80 MHz、 CDCl3):δ0.8
3(m,9H)、1.25(m,30H)、1.50(m,2
H)、2.75(t,2H)、4.15(q,4H)ppm。
【0043】1.2 1−O−(オクタデシルホスホチ
オリル)−2,3,4,5,6−ペンターO−ベンジル
ーミオイノシトール トリメチルシリルブロミド1ml(7.3 mMol)を、 撹拌
下、 N2 雰囲気中で、無水CH2 Cl21ml中ジエチルオ
クタデシルホスホチオレート1.029 g (2.43mMol)の溶液
に加えた。得られた溶液を6時間室温に保持し、それか
ら減圧下で溶媒を蒸発し、無水ピリジン4mlと無水CH
Cl33mlとの混液を加えた。この溶液に撹拌下でN2
囲気中で、トリエチルアミン2ml(14.4 mMol )、 D,
L−2,3,4,5,6−ペンターO−ベンジルーミオ
イノシトール 1.4 g(2.2mMol )及びトリイソプロピル
ベンゼンスルホニルクロリド( TiPSCl)2.94 g
(9.72g)を加えた。
【0044】48時間後H2 O 10 mlを加え、 混合物を30
分間放置し、 その後それを0.5 M クエン酸溶液で酸性に
し、 CHCl3で抽出した。
【0045】その有機溶液をクエン酸溶液で、それから
水で洗い、最後にNa2 SO4 上で乾燥し、減圧下で溶
媒を留去した。
【0046】褐色油3.80 g が得られ、 それをシリカゲ
ルのクロマトグラフィーカラム(メルク n.7734)を
用いて精製した。溶出は下記の勾配で行われた:クロロ
ホルム、クロロホルムーメタノール 96:4、クロロホ
ルムーメタノール9:1。油1.36g が得られた。収率57
%。 分析:C59798 PS(C,H)。
【0047】1H−NMR(200 MHz、 CDCl3):δ0.
82(t,3H)、1.25(m,30H)1.60(m,2H)、
2.75(t,2H)、3.53(m,4H)、4.04(m,2
H)、4.78(m,10H)、7.26(m,25H)ppm。
【0048】1.3 1−O−(オクタデシルホスホチ
オリル)−ミオイノシトール 無水CHCl35ml中1−O−(オクタデシルホスホチオ
リル)−2,3,4,5,6−ペンターO−ベンジルー
ミオイノシトール 270 mg (0.28 mMol )の溶液に、 撹
拌下、 N2 雰囲気中で、エチルメルカプタン5ml及び三
弗化硼素エチルエーテル錯化合物1. 1mlを加えた。生
成した混合物を1時間室温に保ち、その後H2 O 5ml
を加え、生成した混合物をエーテルで洗い、水相を回収
し、水温を25℃に保ちながら減圧下で水相を蒸発させ
た。生成した白色沈殿を濾取し、水で洗い、真空下で室
温で乾燥した。白色固体48 mg (0.091 mMol)が得られ
た(収率33%)。 分析:C24498 PS(C,H)。
【0049】1H−NMR(200 MHz、 DMSO):δ
0.83 (t,3H)、1.25(m,3OH)、1.55(m,2
H)、2.70(m,2H)、2.93(t,1H)、3.12(d
d,1H)、3.42(t,1H)、3.52( t,1H) 、3.
66( m,2H) ppm。
【0050】実施例22.1 ジエチルヘキサデシルホスホチオレート ヘキサン(1.6 M )に溶解したn−BuLi6.25 ml
(10 mMol )を0℃で撹拌しながら、 N2 雰囲気下で、
無水THF10 ml 中1−ヘキサンデシルメルカプタン2.
58 g(10 mMol )の溶液にゆっくりと加えた。
【0051】白色沈殿物の生成が認められた。室温で30
分放置後、 ジエチルクロロホスフェート1.44 ml (10
mMol)をゆっくりと加えた。
【0052】沈殿物が完全に再溶解した後、その溶液を
1時間撹拌しつづけ、その後H2 O5mlを加え、 混合物
をジエチルエーテルで抽出した。そのエーテル抽出液を
Na2 SO4 上で乾燥し、溶媒を減圧下で飛ばすことに
よって無色油を得た。それをシリカゲルのクロマトグラ
フィーカラム(メルクn.7734)で、 溶出液としてヘキ
サン/ 酢酸エチル6:4の混液を用いて精製した。油状
生成物 3.47 g(8.8mMol)が得られた (収率88%) 。 分析:C20433 PS(C,H)。
【0053】2.2 1−O−(ヘキサデシルホスホチ
オリル)−2,3,4,5,6−ペンターO−ベンジル
ーミオイノシトール 無水CH2 Cl21ml中ジエチルヘキサデシルホスホチオ
レート0.96 g(2.43 mMol )の溶液に、 撹拌下でN2
囲気中で、 トリメチルシリルブロミド1ml(7.3 mMol)
を加えた。
【0054】混合物を6時間室温に保ち、その後溶媒を
減圧下で蒸発し、無水ピリジン4mlと無水CHCl33ml
から成る混液を加えた。
【0055】トリエチルアミン2ml(14.4 mMol )と
D,L−2,3,4,5,6−ペンタ−O−ベンジルー
ミオイノシトール 1.4 g(2.2 mMol)とトリイソプロピ
ルベンゼンスルホニルクロリド(TiPSCl)とを、
撹拌下、N2 雰囲気中でこの溶液に加えた。
【0056】48時間後、 H2 O 10 mlを加え、 その溶液
を30分間放置し、その後それを0.5M クエン酸溶液によ
って酸性にし、 CHCl3で抽出した。その有機抽出液を
最初にクエン酸溶液で、次に水で洗い、最後にNa2
4 上で乾燥し、溶媒を減圧下で蒸発した。褐色油 3.7
0 g が得られた。それをシリカゲルのクロマトグラフィ
ーカラム(メルク n.7734)で精製した。溶出は下記
の勾配で行われた:クロロホルム、 クロロホルムーメタ
ノール 96 :4、クロロホルムーメタノール9:1。油
1.100 g(1.16 mMol )が得られた。収率47.7%。 分析:C57758 PS(C,H)。
【0057】2.3 1−O−(ヘキサデシルホスホチ
オリル)−ミオイノシトール 無水CHCl3 20 ml中1−O−(ヘキサデシルホスホチ
オリル)−2,3,4,5,6−ペンターO−ベンジル
ーミオイノシトール 800 mg (0.84 mMol )の溶液に、
撹拌下、 N2 雰囲気中で、エチルメルカプタン20 ml と
三弗化硼素エチルエーテル44 ml を加えた。その溶液を
1時間室温に保持し、それからH2 O 20 mlを加え、 混
合物をエーテルで洗い、 水相を集め、 水温を25℃に保ち
ながら減圧下で蒸発した。白色沈殿物が濾取された。こ
れを水で洗い、真空下で室温で乾燥した。白色固体72 m
g (0.14 mMol )が得られた(収率17%)。 分析:C22458 PS(C,H)。
【0058】実施例33.1 ジエチルテトラデシルホスホチオレート 無水THF 10 ml中 1−テトラデシルメルカプタン 2.
30 g (10mMol)の溶液に、0℃で撹拌しながらN2
囲気中で、ヘキサン(1.6 M )に溶解したn−BuLi
6.25 ml(10 mMol )を加えた。白色沈殿物の生成が認
められた。
【0059】室温で30分後、ジエチルクロロホスフェー
ト1.44 ml (10 mMol )をゆっくりと加えた。沈殿物が
完全に再溶解した後、 溶液を1 時間撹拌しつづけ、 それ
からH2 O5mlを加え、混合物をジエチルエーテルで抽
出した。エーテル抽出液をNa2 SO4 上で乾燥し、溶
媒を減圧下で蒸発し、それによって無色油を得た。それ
をシリカゲルのクロマトグラフィーカラム(メルク
n.7734)で、 溶出液としてヘキサン/ 酢酸エチル6:
4の混液を用いることによって精製した。油状生成物3.
14 g(8.6 mMol)が得られた。収率 86 %。 分析:C18393 PS(C,H)。
【0060】3.2 1−O−(テトラデシルホスホチ
オリル)−2,3,4,5,6−ペンターO−ベンジル
ーミオイノシトール。
【0061】無水CH2 Cl21ml中ジエチルテトラデシ
ルホスホチオレート0.9 g (2.43 mMol )の溶液に、 撹
拌下、 N2 雰囲気中で、 トリメチルシリルブロミド1ml
(7.3 mMol )を加えた。得られた溶液を6時間室温に
保ち、その後減圧下で溶媒を蒸発し、無水ピリジン4ml
と無水CHCl33mlとから成る混液を加えた。
【0062】この溶液に、トリエチルアミン2ml(14.4
mMol )、 D,L−2,3,4,5,6−ペンターO−
ベンジルーミオイノシトール 1.4 g(2.2 mMol)とトリ
イソプロピルベンゼンスルホニルクロリド(TiPSC
l)2.94 g(9.72 mMol )を、 撹拌下、 N2 雰囲気中で
加えた。
【0063】48時間後、 H2 O 10 mlを加え、 その溶
液を30分間放置した後、 0.5 M クエン酸溶液によって酸
性にし、 CHCl3で抽出した。その有機抽出液を最初に
クエン酸溶液で、 次に水で洗い、 最後にNa2 SO4
で乾燥し、減圧下で溶媒を蒸発した。褐色油 3.55 g が
得られた。それをシリカゲルのクロマトグラフィーカラ
ム(メルクn.7734)で精製した。溶出は下記の勾配で
行われた:クロロホルム、 クロロホルムーメタノール 9
6 :4、クロロホルムーメタノール9:1。油1.2 g
(1.30 mMol )が得られた。収率54 %。 分析:C55718 PS(C,H)。
【0064】3.3 1−O−(テトラデシルホスホチ
オリル)−ミオイノシトール 無水CHCl3 20 ml中1 −O−(テトラデシルホスホチ
オリル)−2,3,4,5,6−ペンターO−ベンジル
ーミオイノシトール 756 mg (0.84 mMol )の溶液に、
撹拌しながらN2 雰囲気下でエチルメルカプタン20 ml
と三弗化硼素エチルエーテル錯化合物 4.4 ml を加え
た。溶液を1時間室温に保ち、それからH2 O 20 mlを
加えた。混合物をエーテルで洗い、 水相を集め、 水温を
25℃に保ちながら減圧下で蒸発した。
【0065】生成した白色沈殿物を濾取し、水で洗い、
真空下で室温で乾燥した。白色固体136 mg(0.29 mMol
)が得られた(収率34%)。 分析:C20418 PS(C,H)。
【0066】実施例44.1 ジエチルドデシルホスホチオレート 無水THF10 ml中1−ドデシルメルカプタン2.024 g
(10 mMol)の溶液に、撹拌下、N2 雰囲気中で、ヘキ
サン(1.6 M )中に溶解したn−BuLi6.25 m1(10
mMol )をゆっくりと加えた。白色沈殿物の生成が認め
られた。30分後、室温でジエチルクロロホスフェート 1.
44 ml(10 mMol )をゆっくりと加えた。沈殿物が完全
に再溶解した後、 その溶液を1 時間撹拌しつづけ、それ
からH2 O5mlを加え、その混合物をジエチルエーテル
で抽出した。エーテル抽出液をNa2 SO4 で乾燥さ
せ、減圧下で溶媒を蒸発することによって無色油を得
た。それをシリカゲルのクロマトグラフィーカラム(メ
ルク n.7734)で、 ヘキサン/酢酸エチル6:4の混
液を溶出液として用いて精製した。油状生成物 3.04 g
(9 mMol )が得られた (収率 90 %) 。 分析:C16353 PS(C,H)4.2 1−O−(ドデシルホスホチオリル)−2,
3,4,5,6−ペンターO−ベンジルーミオイノシト
ール 無水CH2 Cl21ml中ジエチルドデシルホスホチオレー
ト822 mg(2.43 mMol)溶液に、 撹拌下、 N2 雰囲気中
でトリメチルシリルブロミド1ml(7.3 mMol)を加えた。
得られた溶液を6時間室温に保持し、その後溶媒を減圧
下で留去し、無水ピリジン4mlと無水CHCl33mlとか
ら成る混液を加えた。
【0067】この混合物に、トリエチルアミン2ml(1
4.4 mMol )、 D,L−2,3,4,5,6−ペンター
O−ベンジルーミオイノシトール1.4 g (2.2 mMol)と
トリイソプロピルベンゼンスルホニルクロリド(TiP
SCl)2.94 g(9.72 mMol )を、 撹拌下、 N2 雰囲気
中で加えた。
【0068】48時間後、 H2 O 10 mlを加え、 その溶
液を30分間放置し、 その後それを0.5 M クエン酸溶液に
よって酸性にし、 CHCl3によって抽出した。有機抽出
液を先ず最初にクエン酸溶液で、 次に水で洗い、 最後に
Na2 SO4 上で乾燥した。溶媒を減圧下で留去した。
褐色油が3.50 g得られ、 それをその後シリカゲルのクロ
マトグラフィーカラム( メルク n.7734) で精製し
た。溶出は下記の勾配で行われた; クロロホルム、 クロ
ロホルムーメタノール96:4、クロロホルムーメタノー
ル9:1。油 1.33 g (1.48 mMol )が得られた。収率
61%。 分析:C53678 PS(C,H)。
【0069】4.3 1−O−(ドデシルホスホチオリ
ル)−ミオイノシトール 無水CHCl35ml中1−O−(ドデシルホスホチオリ
ル)−2,3,4,5,6−ペンターO−ベンジルーミ
オイノシトール 273 mg (0.3 mMol)の溶液に、撹拌下、
2 雰囲気中でエチルメルカプタン5mlと三弗化硼素
エチルエーテル錯化合物1.1 mlを加えた。その溶液を1
時間室温に保持し、それからH2 O5mlを加えた。混合
物をエーテルで洗い、水相を集め、水温を25℃に保ちな
がら減圧下で留去した。生成した白色沈殿物を濾取し、
水で洗い、室温で真空下で乾燥した。白色固体41 mg
(0.092 mMol)が得られた(収率31%)。分析: C18
378 PS(C,H)。
【0070】実施例55.1 ジエチルオクチルホスホチオレート 無水THF10 ml 中1−オクチルメルカプタン 1.46 g
(10 mMol)の溶液に、0℃で撹拌しながら、N2 雰囲気
下で、ヘキサン(1.6 M )に溶解したn−BuLi 6,2
5 ml (10 mMol )をゆっくりと加えた。白色沈殿物の
生成が認められた。30分後、 室温でジエチルクロロホス
フェート1.44 ml(10 mMol)をゆっくりと加えた。
【0071】沈殿物が完全に再溶解した後、 その溶液を
1時間撹拌しつづけ、それからH2O5mlを加え、その
混合物をジエチルエーテルで抽出した。エーテル抽出液
をNa2 SO4 上で乾燥し、減圧下で溶媒を留去するこ
とによって無色油を得た。それをシリカゲルのクロマト
グラフィーカラム(メルク n.7734)で、 ヘキサン/
酢酸エチル6:4の混液を溶出液として用いて精製し
た。油状生成物 2.54 g(9 mMol )が得られた。収率
は 90 %であった。 分析:C12273 PS(C,H)。
【0072】5.2 1−O−(オクチルホスホチオリ
ル)−2,3,4,5,6−ペンターO−ベンジルーミ
オイノシトール 無水CH2 Cl2 1ml中ジエチルオクチルホスホチオレ
ート 0.685 g( 2.43 mMol)の溶液に、 撹拌下、N2
囲気中でトリメチルシリルブロミド1ml(7.3 mMol)を
加えた。得られた溶液を6時間室温に保ち、その後溶媒
を減圧下で留去し、無水ピリジン4mlと無水CHCl3
mlとから成る混液を加えた。
【0073】この混合物に、トリエチルアミン2ml(1
4.4 mMol )、 D,L−2,3,4,5,6−ペンター
O−ベンジルーミオイノシトール1.4 g (2.2 mMol)と
トリイソプロピルベンゼンスルホニルクロリド(TiP
SCl)2.94 g(9.72 mMol )を、 撹拌下、 N2 雰囲気
下で加えた。
【0074】48時間後、 H2 O 10 mlを加え、 その溶
液を30分間放置し、 その後それを0.5 M クエン酸溶液
によって酸性にし、 CHCl3によって抽出した。その有
機抽出液を最初にクエン酸溶液で、次に水で洗い、最後
にNa2 SO4 上で乾燥し、減圧下溶媒を蒸発させた。
褐色油が 2.70 g 得られた。それをその後シリカゲルの
クロマトグラフィーカラム( メルク n.7734) で精製
した。溶出は下記の勾配で行われた; クロロホルム、 ク
ロロホルムーメタノール96:4、クロロホルムーメタノ
ール9:1。油 1.120 g(1.31 mMol )が得られた。収
率 54%。 分析:C49598 PS(C,H)。
【0075】5.3 1−O−(オクチルホスホチオリ
ル)−ミオイノシトール 無水CHCl35ml中1−O−(オクチルホスホチオニ
ル)−2,3,4,5,6−ペンターO−ベンジルーミ
オイノシトール 201 mg (0.24 mMol)の溶液に、撹拌
下、N2 雰囲気中でエチルメルカプタン5mlと三フッ化
ホウ素エチルエーテル錯化合物 1.1 ml を加えた。その
溶液を1時間室温に保持し、それからH2 O5mlを加
え、 混合物をエーテルで洗い、水相を集め、水温を 25
℃に保ちながら水相を減圧下で留去した。生成した白色
沈殿物を濾取し、水で洗い、室温で真空下で乾燥した。
白色固体 28 mg(0.072 mMol)が得られた(収率 30
%)。 分析: C14298 PS(C,H)。
【0076】実施例66.1 rac ー1,1’−ジチオビス(2、3−O−イ
ソプロピリデンプロパン) コックス( J.W.Cox)らによって製造された(Chem.Phy
s. Lipids、 25 巻、 369 −380 ページ、 1979)rac −
1,1’−ジチオビス(2、3−プロピレングリコー
ル)1.046 g (4.88 mMol )を、 DMF 10 ml に溶解
した。2、2−ジメトキシプロパン 8ml及びパラート
ルエンスルホン酸 20 mgをこの溶液に加えた。この溶液
を撹拌しながら1時間室温に保持し、その後水 20 mlを
加え、 混合物をCH2 Cl2で抽出した;有機抽出液を水
100 mlで3回洗い、Na2 SO4 上で乾燥した。溶媒を
真空下で留去すると、黄色油 1.056 gが得られた。これ
はそれ以上精製せずに用いることができた。
【0077】6.2 rac −1−メルカプトー2、3−
O−イソプロピリデンプロパン エタノール75 ml に溶解した rac−1、1’−ジチオビ
ス(2、3−O−イソプロピリデンプロパン)1g(3.
4 mMol)にジチオスレイトール 1.050 g(6.8mMol)を
加えた。
【0078】pH値が 9.6 になるまで 33 %NH4 O
Hを加えた。90分後、その溶液を真空下で濃縮し、容量
を20 ml に減らした; その間温度は30℃に維持された。
ジエチルエーテル/ヘキサン1:1の混合物 100 ml を
加え、 得られた溶液を水で洗い、 ジチオスレイトールを
完全に除去した。有機抽出液をNa2 SO4 上で乾燥
し、 溶媒を真空下で留去した。黄色油 530 mg が得られ
た。これはそれ以上精製せずに用いることができた。シ
リカゲルクロマトグラフィーを用い、 溶出液としてCH
2 Cl2を用いることによって、分析用試料を得た。 分析:C6122 S(C,H)。
【0079】1H−NMR(80 MHz、 CDCl3):δ 1.
36 (m,6H)、1.51(m,1H)、2.62(m,2
H)、3.62−4.25( m,3H) 。
【0080】6.3 エチル2、3−O−イソプロピリ
デンプロピルー1−ホスホチオレート n−BuLi 2.5 ml を、 濃度1.6 M が得られるような
量のヘキサンに溶解し、 これを、 無水THF 10 ml中ra
c −1−メルカプトー2、3−O−イソプロピリデンプ
ロパン533 mg(3.6 mMol)の溶液に加えた;その間温度
を0〜5℃に保った。室温で15分後、 ジエチルクロロホ
スフェート(4mMol)0.6 mlを加えた。30分後、 水10 m
l を加え、 混合物をCH2 Cl2で抽出した。有機抽出液
を水 20mlで3回洗い、Na2 SO4 上で乾燥した。溶
媒を真空下で留去すると、黄色油821 mg が得られた。
これはそれ以上精製せずに用いることができた。シリカ
ゲルクロマトグラフィーを用い、 溶出液としてジエチル
エーテル/ヘキサン4:1を用いて、分析用試料を得
た。 分析:C10215 PS(C,H)。
【0081】6.4 エチル2、 3−ジ−O−ステアロ
イルプロピルー1−ホスホチオレート 無水エーテル3ml中エチル2、3−O−イソプロピリ
デンプロピルー1−ホスホチオレート 853 mg (3 mMo
l )の溶液に、 無水ZnCl2 400 mg 及び塩化ステアロ
イル2ml(6mMol)を加えた。溶液を室温に3時間放置
し、それから水10 ml を加え、 最後にそれをエーテルで
抽出した。有機抽出液をH2 O 20 mlで3回洗い、Na
2 SO4 上で乾燥した。
【0082】溶媒を真空下で留去すると、黄色固体 2.2
01 mg が得られた。最後にその固体を、 溶出液としてジ
エチルエーテル/ヘキサン1:1を用いるシリカゲル
クロマトグラフィーによって精製した。淡黄色固体 1.3
96 g(1.8 mMol) が得られた。収率は、 rac −1,1’
−ジチオビス(2、3−プロピレングリコール)を基礎
にして計算して37.5%であった。 分析 :C47857 PS(C,H)。
【0083】1H−NMR(80 MHz、 CDCl3):δ 0.
85 (m ,6H)、1.33(m,66H)、 2.30 (t,J
6,7Hz、4H)、3.10(m,2H)、 4.25( m,6
H) 、5.25(m,1H)。
【0084】6.5 1−O−(2、3−ジステアロイ
ルオキシプロピルホスホチオリル)−2,3,4,5,
6−ペンターO−ベンジルーミオイノシトール 無水CH2 Cl2 0.5 ml中2、3−ジ−O−ステアロイ
ルプロピル−1−エチルホスホチオレート 978 mg (1.
26 mMol )の溶液に、 トリメチルシリルブロミド 0.66
ml(5.04 mMol )を加えた。
【0085】得られた溶液を5時間室温に保持し、それ
から減圧下で溶媒を除去し、無水ピリジン4mlを加え
た。トリエチルアミン1ml(7.2 mMol)、 D,L−2,
3,4,5,6−ペンターO−ベンジルーミオイノシト
ール 700 mg(1. 1mMol)及びトリイソプロピルベン
ゼンスルホニルクロリド(TiPSCl)1.450 g (4.
79 mMol )を、 撹拌下、 N2 雰囲気中でこの溶液に加え
た。
【0086】48時間後H2 O10 ml を加え、 その混合
物を30分間放置し、 その後 0.5 Mクエン酸溶液で酸性に
し、 CHCl3で抽出した。有機抽出液をクエン酸溶液
で、それから水で洗い、 最後にNa2 SO4 で乾燥し、
減圧下で溶媒を留去した。褐色油が 2.5 g得られ、 それ
をシリカゲルのクロマトグラフィーカラム(メルクn.
7734)を用いて精製した。溶出は下記の勾配で行われ
た:クロロホルム、クロロホルムーメタノール96:
4、クロロホルムーメタノール85:15。油 721 mg
(0.54 mMol )が収率43%で得られた。 分析:C8011712PS(C,H)。
【0087】6.6 1−O−(2、3−ジステアロイ
ルオキシプロピルホスホチオリル)ミオイノシトール 無水CHCl3 5 ml 中1−O−(2、3−ジアステア
ロイルオキシホスホチオリル)2,3,4,5,6、−
ペンターO−ベンジルーミオイノシトール 320mg (0.2
4 mMol )の溶液に、 エチルメルカプタン5mlと三フッ
化ホウ素エチルエーテル錯化合物1. 1 mlを、撹拌
下、N2 雰囲気中で加えた。その溶液を1時間室温に保
持し、それからH2 O 5mlを加え、混合物をエーテル
で洗い、水相を集め、減圧下で蒸発させた;その間水温
は25 ℃に保持された。
【0088】生成した白色沈殿物を濾取し、水で洗い、
室温で真空下で乾燥した。白色固体34 mg (0.038 mMo
l)が得られた(収率16%)。 分析: C458712PS(C,H)。
【0089】実施例77.1 エチル2、3−ジーO−パルミトイルプロピル
ー1−ホスホチオレート 無水エーテル3ml中、エチル2、3−O−イソプロピリ
デンプロピルー1−ホスホチオレート853 mg(3 mMol
)の溶液に、無水ZnCl2400 mg及び塩化パルミトイ
ル1.8 ml(6mMol)を加えた。溶液を3時間室温に保持
し、それから水10ml を加え、 最後にそれをエーテルで
抽出した。有機抽出液をH2 O20 ml で3回洗い、Na
2 SO4 で乾燥した。
【0090】溶媒を真空下で蒸発すると、黄色固体2.07
1 g が得られた。最後にその固体を、 ジエチルエーテル
/ヘキサン1:1を溶出液とするシリカゲル クロマト
グラフィーによって精製した。淡黄色固体1.225 g (1.
7 mMol) が得られた。収率は、 rac −1,1’−ジチオ
ビス(2、3−プロピレングリコール)を基礎にして計
算して35%であった。 分析 :C39777 PS(C,H)。
【0091】1H−NMR(80 MHz、 CDCl3):δ0.8
5(m ,6H)、1.33(m,62H)、2.30 (t,J6,
7Hz、4H)、3.10(m,2H)、 4.25(m,6H)
、5.25(m,1H)。
【0092】7.2 1−O−(2、3−ジパルミトイ
ルオキシプロピルホスホチオリル)−2,3,4,5,
6−ペンターO−ベンジルーミオイノシトール 無水CH2 Cl2 0.5 ml中エチル2、3−ジーO−パル
ミトイルプロピルー1−ホスホチオレート 908 mg (1.
26 mMol )の溶液に、 トリメチルシリルブロミド 0.66
ml(5.04 mMol )を加えた。
【0093】混合物を撹拌下5時間室温に保持し、それ
から減圧下で溶媒を除去し、無水ピリジン4mlを加え
た。トリエチルアミン1ml(7.2 mMol)、 D,L−2,
3,4,5,6−ペンターO−ベンジルーミオイノシト
ール 700 mg(1. 1mMol)及びトリイソプロピルベン
ゼンスルホニルクロリド(TiPSCl)1.450 g (4.
79 mMol )を、 撹拌下、 N2 雰囲気中でこの溶液に加え
た。
【0094】48時間後H2 O10 ml を加え、 その混合
物を30分間放置し、 その後 0.5 Mクエン酸溶液で酸性に
し、 CHCl3で抽出した。有機抽出液をクエン酸溶液
で、それから水で洗い、 最後にNa2 SO4 上で乾燥
し、減圧下で溶媒を留去した。褐色油が 3.9 g得られ、
それをシリカゲルのクロマトグラフィーカラム(メルク
n.7734)を用いて精製した。溶出は下記の勾配で行わ
れた: クロロホルム、クロロホルムーメタノール96:
4、クロロホルムーメタノール85:15。油 626 mg
(0.49 mMol )が収率39%で得られた。 分析:C7610912PS(C,H)。
【0095】7.3 1−O−(2、3−ジパルミトイ
ルオキシプロピルホスホチオリル)−ミオイノシトール 無水CHCl3 5 ml 中1−O−(2、3−ジパルミト
イルオキシプロピルホスホチオリル)ー2,3,4,
5,6−ペンターO−ベンジルーミオイノシトール306
mg(0.24 mMol )の溶液に、 エチルメルカプタン5mlと
三フッ化ホウ素エチルエーテル錯化合物1. 1 ml を、
撹拌下、N2 雰囲気中で加えた。その溶液を1時間室温
に保持し、それからH2 O5mlを加え、混合物をエーテ
ルで洗い、水相を集め、減圧下で蒸発させた;その間水
温は25 ℃に保持された。生成した白色沈殿物を濾取
し、水で洗い、室温で真空下で乾燥した。白色固体35 m
g (0.043 mMol)が得られた(収率18%)。 分析: C417912PS(C,H)。
【0096】実施例88.1 エチル2、3−ジーO−ミリストイルプロピル
ー1−ホスフォチオレート 無水エーテル3 ml 中エチル2、3−O−イソプロピリ
デンプロピルー1−ホスホチオレート 853 mg (3 mMo
l )の溶液に、 無水ZnCl2 400 mg 及び塩化ミリスト
イル 1.3 ml (6 mMol )を加えた。溶液を室温に3時
間放置し、それから水 10 mlを加え、 最後にそれをエー
テルで抽出した。有機抽出液をH2 O 20 mlで3回洗
い、Na2 SO4 上で乾燥した。
【0097】溶媒を真空下で留去すると、黄色固体 1.9
54 gが得られた。その固体を、 溶出液としてジエチルエ
ーテル/ヘキサン1:1を用いるシリカゲルクロマトグ
ラフィーによって精製した。淡黄色固体1.6 g (2.4 mM
ol)が得られた。収率は、 rac −1,1’−ジチオビス
(2、3−プロピレングリコール)を基礎にして計算し
て50%であった。 分析:C35697 PS(C,H)。
【0098】8.2 1−O−(2、3−ジミリストイ
ルオキシプロピルホスフォチオリル)ー2、3、4、
5、6−ペンターO−ベンジルーミオイノシトール 無水CH2 Cl2 0.5 ml 中エチル2、3−ジーO−ジミ
リストイルプロピルー1−ホスホチオレート 838 mg
(1.26 mMol )の溶液に、 トリメチルシリルブロミド
0.66 ml(5.04 mMol )を加えた。生成した混合物を撹
拌下5時間室温に保持し、それから減圧下で溶媒を除去
し、無水ピリジン4 ml を加えた。トリエチルアミン1
ml(7.2 mMol)、 D,L−2、3、4、5、6−ペンタ
ーO−ベンジルーミオイノシトール 700 mg(1. 1 m
Mol )及びトリイソプロピルベンゼンスルホニルクロリ
ド(TiPSCl )1.450 g (4.79 mMol )を、 撹拌
下、 N2雰囲気中でこの溶液に加えた。
【0099】48時間後H2 O 10 mlを加え、 その混合
物を30分間放置し、 その後0.5 M クエン酸溶液で酸性に
し、 CHCl3で抽出した。有機抽出液をクエン酸溶液
で、それから水で洗い、 最後にNa2 SO4 上で乾燥
し、減圧下で溶媒を留去した。褐色油が 2.5 g得られ、
それをシリカゲルのクロマトグラフィーカラム(メルク
n.7734)を用いて精製した。溶出は次の勾配で行われ
た:クロロホルム、クロロホルムーメタノール96:
4、クロロホルムーメタノール85:15。油 585mg
(0.479 mMol)が収率38%で得られた。 分析:C7210112PS(C,H)。
【0100】8.3 1−O−(2、3−ジミリストイ
ルオキシプロピルホスフォチオリル)−ミオイノシトー
ル 無水CHCl3 5 ml 中1−O−(2、3−ミリストイ
ルオキシプロピルホスホチオリル)ー2、3、4、5、
6−ペンターO−ベンジルーミオイノシトール293 mg
(0.24 mMol )の溶液に、 エチルメルカプタン5mlと三
フッ化ホウ素エチルエーテル錯化合物1. 1mlを、撹拌
下、N2 雰囲気中で加えた。その混合物を1時間室温に
保持し、それからH2 O5mlを加え、混合物をエーテル
で洗い、水相を集め、減圧下で蒸発させた;その間水温
は25 ℃に保持された。生成した白色沈殿物を濾取し、
水で洗い、室温で真空下で乾燥した。白色固体46 mg
(0.06mMol )が得られた(収率25%)。 分析: C377112PS(C,H)。
【0101】実施例99.1 エチル2、3−ジーO−ラウロイルプロピルー
1−ホスフォチオレート 無水エーテル3ml中エチル
2、3−O−イソプロピリデンプロピルー1−ホスホチ
オレート 853 mg (3 mMol )の溶液に、 無水ZnCl2
400 mg 及び塩化ラウロイル 1.2 ml (6 mMol )を加
えた。混合物を室温に3時間放置し、それから水10 ml
を加え、 最後にそれをエーテルで抽出した。有機抽出液
をH2 O20 mlで3回洗い、Na2 SO4 上で乾燥し
た。
【0102】溶媒を真空下で留去すると、黄色固体 2.0
05 g が得られた。最後にその固体を、 溶出液としてジ
エチルエーテル/ヘキサン1:1を用いるシリカゲルク
ロマトグラフィーによって精製した。淡黄色固体 1.096
g(1.8 mMol)が得られた。収率は、 rac −1,1’−
ジチオビス(2、3−プロピレングリコール)を基礎に
して計算して 37 %であった。 分析:C31617 PS(C,H)。
【0103】9.2 1−O−(2、3−ジラウロイル
オキシプロピルホスフォチオリル)−2、3、4、5、
6−ペンターO−ベンジルーミオイノシトール 無水CH2 Cl2 0.5 ml中エチル2、3−ジーO−ラウ
ロイルプロピルー1−ホスホチオレート 767 mg (1.26
mMol )の溶液に、 トリメチルシリルブロミド0.66 ml
( 5.04 mMol )を加えた。
【0104】生成した混合物を撹拌下5時間室温に保持
し、それから減圧下で溶媒を除去し、無水ピリジン4ml
を加えた。トリエチルアミン2ml(14.4 mMol )、 D,
L−2、3、4、5、6−ペンターO−ベンジルーミオ
イノシトール 1.4 g (2.2mMol)及びトリイソプロピ
ルベンゼンスルホニルクロリド(TiPSCl)2.94g
( 9.72 mMol )を、 撹拌下、 N2 雰囲気中でこの溶液に
加えた。
【0105】48時間後H2 O 10 mlを加え、 その混合
物を30分間放置し、 その後0.5 M クエン酸溶液で酸性に
し、 CHCl3で抽出した。有機抽出液をクエン酸溶液
で、それから水で洗い、 最後にNa2 SO4 上で乾燥
し、減圧下で溶媒を留去した。褐色油が2.05 g得られ、
それをシリカゲルのクロマトグラフィーカラム(メルク
n.7734)を用いて精製した。溶出は下記の勾配で行わ
れた:クロロホルム、クロロホルムーメタノール96:
4、クロロホルムーメタノール85:15。油 910 mg
(0.78 mMol )が収率62%で得られた。 分析:C689312PS(C,H)。
【0106】9.3 1−O−(2、3−ジラウロイル
オキシプロピルホスフォチオリル)−ミオイノシトール 無水CHCl3 5 ml 中1−O−(2、3−ジラウロイ
ルオキシプロピルホスホチオリル)−2、3、4、5、
6−ペンターO−ベンジルーミオイノシトール280 mg
(0.24 mMol )の溶液に、 エチルメルカプタン5mlと三
フッ化ホウ素エチルエーテル錯化合物1. 1mlを、撹拌
下、N2 雰囲気中で加えた。その混合物を1時間室温に
保持し、それからH2 O 5mlを加え、混合物をエーテ
ルで洗い、水相を集め、減圧下で蒸発させた;その間水
温は25 ℃に保持された。生成した白色沈殿物を濾取
し、水で洗い、室温で真空下で乾燥した。白色固体35 m
g (0.048mMol )が得られた(収率20%)。 分析: C336312PS(C,H)。
【0107】実施例 1010.1 エチル2、3−ジーO−オクタノイルプロピル
ー1−ホスフォチオレート 無水エーテル3ml中エチル2、3−O−イソプロピリデ
ンプロピルー1−ホスホチオレート 853 mg (3 mMol
)の溶液に、 無水ZnCl2 400 mg 及び塩化オクタノ
イル 1 ml (6 mMol )を加えた。混合物を室温に3時
間放置し、それから水10 ml を加え、 最後にそれをエー
テルで抽出した。有機抽出液をH2 O 20mlで3回洗
い、Na2 SO4 上で乾燥した。
【0108】溶媒を真空下で留去すると、黄色固体 1.1
54 g が得られた。最後にその固体を、 溶出液としてジ
エチルエーテル/ヘキサン1:1を用いるシリカゲルク
ロマトグラフィーによって精製した。淡黄色固体 994 m
g (2 mMol )が得られた。収率は、 rac −1,1’−
ジチオビス(2、3−プロピレングリコール)を基礎に
して計算して 41 %であった。分析 :C23H45O7
S(C,H)。
【0109】10. 2 1−O−(2、3−ジオクタノイ
ルオキシプロピルホスフォチオリル)−2、3、4、
5、6−ペンターO−ベンジルーミオイノシトール 無水CH2 Cl2 0.5 ml中 エチル2、3−ジーO−オ
クタノイルプロピルー1−ホスホチオレート 626 mg
(1.26 mMol )の溶液に、 トリメチルシリルブロミド
0.66 ml(5.04 mMol )を加えた。
【0110】生成した混合物を撹拌下5時間室温に保持
し、それから減圧下で溶媒を除去し、無水ピリジン4ml
を加えた。トリエチルアミン1ml(7.2 mMol)、 D,
L−2、3、4、5、6−ペンターO−ベンジルーミオ
イノシトール 700 mg(1.1mMol)及びトリイソプロピ
ルベンゼンスルホニルクロリド(TiPSCl) 1.45
g (4.79 mMol )を、 撹拌下、 N2 雰囲気中でこの溶液
に加えた。
【0111】48時間後H2 O 10 mlを加え、 その混合
物を30分間放置し、 その後0.5 M クエン酸溶液で酸性に
し、 CHCl3で抽出した。有機抽出液をクエン酸溶液
で、それから水で洗い、 最後にNa2 SO4 上で乾燥
し、減圧下で溶媒を留去した。褐色油が 1.605 g得ら
れ、 それをシリカゲルのクロマトグラフィーカラム(メ
ルクn.7734)を用いて精製した。溶出は下記の勾配で
行われた:クロロホルム、クロロホルムーメタノール9
6:4、クロロホルムーメタノール85:15。油 832
mg (0.79 mMol )が収率63%で得られた。 分析:C607712PS(C,H)。
【0112】10.3 1−O−(2、3−ジオクタノイ
ルオキシプロピルホスフォチオリル)−ミオイノシトー
ル 無水CHCl3 5 ml 中1−O−(2、3−ジオクタノ
イルオキシプロピルホスホチオリル)ー2、3、4、
5、6−ペンターO−ベンジルーミオイノシトール 253
mg (0.24 mMol )の溶液に、 エチルメルカプタン5ml
と三弗化硼素エチルエーテル錯化合物1. 1mlを、撹拌
下、N2 雰囲気中で加えた。その混合物を1時間室温に
保持し、それからH2 O 5mlを加え、混合物をエーテ
ルで洗い、水相を集め、減圧下で蒸発させた;その間水
温は25℃に保持された。生成した白色沈殿物を濾取
し、水で洗い、室温で真空下で乾燥した。白色固体33
mg (0.055 mMol)が得られた(収率 23 %)。 分析: C254712PS(C,H)。
【0113】実施例 1111.1 1−ベンジルチオー2、3−プロピレングリコ
ール 2N水酸化ナトリウム/エタノール1:1の混合物6ml
に加えた。その後、この溶液に、撹拌下で塩化ベンジル
1.33 ml(11.5 mMol )を1滴づつ加えた。15分後、 C
2 Cl215 ml を加え、 中性のpHが得られるまでこの
混合物を水で洗った。有機相を無水硫酸ナトリウム上で
乾燥し、減圧下で溶媒を留去した。澄明油1.622 g が得
られた。収率 72 %。
【0114】11.2 1−ベンジルチオー2、3−ジオ
クタデシルオキシプロピレングリコール キシレン 60 mlに溶解した水酸化カリウム 1.770 g と1
-ベンジルチオー2、3−プロピレングリコール 1.110
g(5.61 mMol )から成る懸濁液を激しく撹拌しながら
沸点まで加熱した。1時間後、キシレン 15 ml中オクタ
デシルメタンスルフォネート2.412 g (6.9 mMol)を加
えた。混合物を4時間還流させ、それからジエチルエー
テルで希釈した。その混合物を、洗浄水が中性に達する
まで水で洗った。有機抽出液をNa2 SO4 上で乾燥
し、減圧下で溶媒を留去した。非常に粘稠な淡黄色油が
2.150 g 得られた。それをヘキサン/ジエチルエーテ
ル95:5の混液を溶出液として用いるシリカゲルクロ
マトグラフィーによって精製した。生成物1.440 g が得
られた。収率は36.5%であった。 分析:C46862 S(C,H)。
【0115】11.3 2、3−ジオクタデシロキシー1
−メルカプトー2、3−プロピレングリコール ブタノール 75 mlと1−ベンジルチオー2、3−ジオク
タデシロキシー2、3−プロピレングリコール 1.055 g
(1.5 mMol)とから成る溶液を還流温度にまで加熱し、
それからナトリウム1.8 g を加えた; ナトリウムが完全
に溶解するまで混合物を還流させた。その後溶液を室温
にまで冷やし、 CHCl380 ml で希釈した;有機相を1
Nクエン酸溶液で洗って酸性のpHに達せしめ、それか
ら洗浄水が中性に達するまで水で洗った。有機抽出液を
Na2 SO4 上で乾燥し、減圧下で溶媒を留去した。油
413 mg (0.675 mMol)が収率45%で得られた。 分析:C39802 S(C,H)11 .4 エチル2、3−ジオクタデシロキシプロピルホ
スホチオレート 無水THF10 ml 中2、3−ジオクタデシロキシー1−
メルカプトー2、3−プロピレングリコール4.292 g
(7mMol)の溶液に、N2 雰囲気下で、n−BuLi−
ヘキサン溶液(1.6 M )4.4 mlを加えた;混合物を30分
間撹拌し、この時間中に白色沈殿物の生成が認められ
た。ジエチルクロロホスフェート 1.2 g(7mMol)を加
えた;1時間後、水5mlを加え、混合物をジエチルエー
テルで抽出した。エーテル抽出液をNa2 SO4 上で乾
燥し、減圧下で溶媒を蒸発させると、無色油が得られ
た。それを溶出液としてヘキサン/酢酸エチル6:4混
液を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製
した。油 3.147 g(4.2 mMol)が得られた。収率 60
%。 分析:C43895 PS(C,H)11.5 1−O−(2、3−ジオクタデシロキシプロピ
ルホスフォチオリル)−2、3、4、5、6−ペンタ−
O−ベンジルーミオイノシトール 無水CH2 Cl21ml中エチル2、3−ジオクタデシロキ
シプロピルホスホチオレート1.820 g (2.43 mMol )の
溶液に、 トリメチルシリルブロミド1ml(7.3mMol)
を、撹拌下、N2 雰囲気中で加えた。得られた混合物を
6時間室温に保持し、その後溶媒を減圧下で留去し、無
水ピリジン4mlと無水CHCl33mlとから成る混液を加
えた。トリエチルアミン2ml(14.4 mMol )、 D,Lー
2、3、4、5、6−ペンターO−ベンジルーミオイ
ノシトール 1.4 g (2.2 mMol)及びトリイソプロピル
ベンゼンスルホニルクロリド(TiPSCl) 2.94 g
(9.72 mMol )を、 撹拌下、 N2 雰囲気中でこの溶液に
加えた。
【0116】48時間後H2 O 10 mlを加え、 その溶液
を30分間放置し、 その後0.5 M クエン酸溶液で酸性に
し、 CHCl3で抽出した。有機抽出液を最初にクエン酸
溶液で、それから水で洗い、 最後にNa2 SO4 上で乾
燥し、減圧下で溶媒を留去した。褐色油が 4.3 g得ら
れ、 それをシリカゲルのクロマトグラフィーカラム(メ
ルク n.7734)を用いて精製した。溶出は下記の勾配
で行われた;クロロホルム、クロロホルムーメタノール
96:4、クロロホルムーメタノール85:15。油
2.063 g(1.58 mMol )が収率 65 %で得られた。 分析:C8012110PS(C,H)。
【0117】11.6 1−O−(2、3−ジオクタデシ
ロキシプロピルホスホチオリル)−ミオイノシトール 無水CHCl3 5 ml 中1−O−(2、3−ジオクタデ
シルオキシプロピルホスホチオリル)ー2、3、4、
5、6−ペンターO−ベンジルーミオイノシトール 313
mg (0.24 mMol )の溶液に、 エチルメルカプタン5ml
と三弗化硼素エチルエーテル錯化合物1. 1mlを、撹拌
下、N2 雰囲気中で加えた。その混合物を1時間室温に
保持し、それからH2 O 5mlを加え、混合物をエーテ
ルで洗い、水相を集め、減圧下で蒸発させた;その間水
温は25℃に保持された。生成した白色沈殿物を濾取
し、水で洗い、室温で真空下で乾燥した。白色固体47 m
g (0.055 mMol)が得られた(収率23%)。 分析:C459110PS(C,H)。
【0118】実施例 1212.1 1−ベンジルチオー2、3−ジヘキサデシロキ
シプロピレングリコール キシレン60 ml に溶解した水酸化カリウム1.770 g と1
−ベンジルチオー2、3−プロピレングリコール1.110
g (5.61 mMol )とから成る懸濁液を激しく撹拌しなが
ら還流させた。1時間後、キシレン15 ml 中ヘキサデシ
ルメタンスルホネート 2.211 g(6.9 mMol)の溶液を加
えた。混合物を4時間還流せしめ、それからそれをジエ
チルエーテルで希釈した。混合物を、洗浄液が中性にな
るまで水で洗った。有機抽出液をNa2 SO4 上で乾燥
し、減圧下で溶媒を留去した。非常に粘稠な淡黄色油
1.950 gが得られ、 それを、溶出液としてヘキサン/ジ
エチルエーテル 95 :5の混液を用いるシリカゲルクロ
マトグラフィーによって精製した。生成物1.230 g が得
られた。収率は34%であった。 分析:C42782 S(C,H)。
【0119】12.2 2、3−ジヘキサデシロキシー1
−メルカプト−2、3−プロピレングリコール ブタノール 75 mlと1−ベンジルチオー2、3−ジヘ
キサデシロキシー2、3−プロピレングリコール 971 g
(1.5 mMol)とから成る溶液を還流温度にまで加熱し、
それからナトリウム 1.478 gを加えた; ナトリウムが完
全に溶解するまで混合物を還流させた。その後溶液を室
温にまで冷やし、 CHCl380 ml で希釈した;有機相を
1Nクエン酸溶液で洗って、 pHを酸性にし、それから
洗浄水が中性に達するまで水で洗った。有機抽出液をN
2 SO4 上で乾燥し、減圧下で溶媒を留去した。油 4
59 mg (0.825 mMol)が収率45 %で得られた。 分析:C35722 S(C,H)。
【0120】12.3 エチル2、3−ジヘキサデシロキ
シプロピルホスホチオレート 無水THF10 ml 中2、3−ヘキサデシロキシー1−メ
ルカプトー2、3−プロピレングリコール3.9 g (7mM
ol)の溶液に、N2 雰囲気下で、n−BuLi−ヘキサ
ン溶液(1.6 M )4.4 mlを加えた;その溶液を30分間撹
拌し、この時間中に白色沈殿物の生成が認められた。ジ
エチルクロロホスフェート 1.2 g(7mMol)を加えた;
1時間後、水5mlを加え、その溶液をジエチルエーテル
で抽出した。エーテル抽出液をNa2 SO4 上で乾燥
し、減圧下で溶媒を蒸発させると、無色油が得られた。
それを溶出液としてヘキサン/酢酸エチル6:4混液を
用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し
た。油 3.01 g (4.34 mMol )が得られた。収率 62
%。 分析:C39815 PS(C,H)12.4 1−O−(2、3−ジヘキサデシロキシプロピ
ルホスホチオリル)−2、3、4、5、6−ペンターO
−ベンジルーミオイノシトール 無水CH2 Cl21ml中エチル2、3−ジヘキサデシロキ
シプロピルホスホチオレート1.684 g (2.43 mMol )の
溶液に、 トリメチルシリルブロミド1ml(7.3mMol)を、
撹拌下、 N2 雰囲気中で加えた。得られた混合物を6
時間室温に保持し、その後溶媒を減圧下で留去し、無水
ピリジン4mlと無水CHCl33mlとから成る混液を加え
た。トリエチルアミン2ml(14.4 mMol )、 D,Lー
2、3、4、5、6−ペンターO−ベンジルーミオイノ
シトール 1.4 g (2.2 mMol)及びトリイソプロピルベ
ンゼンスルホニルクロリド(TiPSCl) 2.9 g
(9.72 mMol )を、 撹拌下、 N2 雰囲気中でこの溶液に
加えた。
【0121】48時間後H2 O 10 mlを加え、 その溶液
を30分間放置し、 その後0.5 M クエン酸溶液で酸性に
し、 CHCl3で抽出した。有機抽出液を最初にクエン酸
溶液で、それから水で洗い、 最後にNa2 SO4 上で乾
燥し、減圧下で溶媒を留去した。褐色油が4.15 g得ら
れ、 それをシリカゲルのクロマトグラフィーカラム(メ
ルク n.7734)を用いて精製した。溶出は下記の勾配
で行われた;クロロホルム、クロロホルムーメタノール
96 :4、クロロホルムーメタノール85:15。油
2.062 g(1.65 mMol )が収率 68%で得られた。 分析:C7611310PS(C,H)。
【0122】12. 5 1−O−(2、3−ジヘキサデシ
ロキシプロピルホスホチオリル)−ミオイノシトール 無水CHCl3 5 ml 中1−O−(2、3−ジヘキサデ
シロキシプロピルホスホチオリル)ー2、3、4、5、
6−ペンターO−ベンジルーミオイノシトール300 mg
(0.24 mMol )の溶液に、 エチルメルカプタン5mlと三
弗化硼素エチルエーテル錯化合物1. 1mlを、撹拌下、
2 雰囲気中で加えた。その混合物を1時間室温に保持
し、それからH2 O 5mlを加え、混合物をエーテルで
洗い、水相を集め、減圧下で蒸発させた;その間水温は
25 ℃に保持された。生成した白色沈殿物を濾取し、水
で洗い、室温で真空下で乾燥した。白色固体48 mg (0.
06mMol )が得られた(収率25%)。 分析: C418310PS(C,H)。
【0123】実施例 1313. 1 1−ベンジルチオー2、3−ジテトラデシロキ
シー2、3−プロピレングリコール キシレン60 ml 中水酸化カリウム1.770 g と1−ベンジ
ルチオー2、3−プロピレングリコール1.110 g (5.61
mMol )とから成る懸濁液を激しく撹拌しながら還流さ
せた。1時間後、キシレン15 ml 中テトラデシルメタン
スルホネート 2.016 g(6.9 mMol)の溶液を加えた。混
合物を4時間還流せしめ、それからそれをジエチルエー
テルで希釈した。その溶液を、洗浄液が中性になるまで
水で洗った。有機抽出液をNa2 SO4 上で乾燥し、減
圧下で溶媒を留去した。非常に粘稠な淡黄色油1.825 g
が得られ、 それを、溶出液としてヘキサン/ジエチルエ
ーテル95:5の混液を用いるシリカゲルクロマトグラフ
ィーによって精製した。生成物 1.200 g が得られた。
収率は36%であった。 分析:C38702 S(C,H)。
【0124】13.2 2、3−ジテトラデシロキシー1
−メルカプトー2、3−プロピレングリコール ブタノール75 mlと1−ベンジルチオー2、3−ジテ
トラデシロキシー2、3−プロピレングリコール 886 m
g (1.5 mMol)とから成る溶液を還流せしめ、それから
ナトリウム1.344 g を加えた; ナトリウムが完全に溶解
するまで混合物を還流させた。その後溶液を室温にまで
冷やし、 CHCl3 80 mlで希釈した;有機相を1Nクエ
ン酸溶液で洗って、 pHを酸性にし、それから洗浄水が
中性に達するまで水で洗った。有機抽出液をNa2 SO
4 上で乾燥し、減圧下で溶媒を留去した。油 398 mg
(0.795 mMol)が収率53 %で得られた。 分析:C31642 S(C,H)。
【0125】13.3 エチル2、3−ジテトラデシロキ
シプロピルホスホチオレート 無水THF10 ml 中2、3−ジテトラデシロキシー1−
メルカプトー2、3−プロピレングリコール 3.5 g(7
mMol)の溶液に、n−BuLi−ヘキサン溶液(1.6 M
)4.4 mlをN2 雰囲気下で加えた;その溶液を30分間
撹拌し、この時間中に白色沈殿物の生成が認められた。
ジエチルクロロホスフェート 1.2 g (7mMol)を加え
た;1時間後、水5mlを加え、その溶液をジエチルエー
テルで抽出した。エーテル抽出液をNa2 SO4 上で乾
燥し、減圧下で溶媒を蒸発させると、無色油が得られ
た。それを溶出液としてヘキサン/酢酸エチル6:4混
液を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製
した。油 2.898 g(4.55 mMol)が得られた。収率 65
%。 分析:C35735 PS(C,H)。
【0126】13.4 1−O−(2、3−ジテトラデシ
ロキシプロピルホスホチオリル)−2、3、4、5、6
−ペンターO−ベンジルーミオイノシトール 無水CH2 Cl21ml中エチル2、3−ジテトラデシロキ
シプロピルホスホチオレート1.548 g (2.43 mMol )の
溶液に、 トリメチルシリルブロミド1ml(7.3mMol)を、
撹拌下、 N2 雰囲気中で加えた。その混合物を6時間
室温に保持し、その後溶媒を減圧下で留去し、無水ピリ
ジン4mlと無水CHCl33mlとから成る混液を加えた。
トリエチルアミン2ml(14.4 mMol )、 D,L−2、
3、4、5、6−ペンターO−ベンジルーミオイノシト
ール 1.4 g(2.2 mMol)及びトリイソプロピルベンゼン
スルホニルクロリド(TiPSCl)2.94 g(9.72 mMo
l )を、 撹拌下、 N2 雰囲気中でこの溶液に加えた。
【0127】48時間後H2 O 10 mlを加え、 その溶液
を30分間放置し、 その後0.5 M クエン酸溶液で酸性に
し、 CHCl3で抽出した。有機抽出液を最初にクエン酸
溶液で、それから水で洗い、 最後にNa2 SO4 上で乾
燥し、減圧下で溶媒を留去した。褐色油が4.1 g 得ら
れ、 それをシリカゲルのクロマトグラフィーカラム(メ
ルク n.7734)を用いて精製した。溶出は下記の勾配
で行われた;クロロホルム、クロロホルムーメタノール
96 :4、クロロホルムーメタノール 85 :15。油1.76
7 g(1.48 mMol )が、 収率 61 %で得られた。 分析:C7210510PS(C,H)。
【0128】13. 5 1−O−(2、3−ジテトラデシ
ロキシプロピルホスホチオリル)−ミオイノシトール 無水CHCl35 ml 中1−O−(2、3−ジテトラデシ
ロキシプロピルホスホチオリル)ー2、3、4、5、6
−ペンターO−ベンジルーミオイノシトール 286 mg
(0.24 mMol )の溶液に、 エチルメルカプタン5mlと三
弗化硼素エチルエーテル錯化合物1. 1mlを、撹拌下、
2 雰囲気中で加えた。その混合物を1時間室温に保持
し、それからH2 O 5mlを加え、混合物をエーテルで
洗い、水相を集め、減圧下で蒸発させた;その間水温は
25 ℃に保持された。生成した白色沈殿物を濾取し、水
で洗い、室温で真空下で乾燥した。白色固体46 mg (0.
062mMol)が得られた(収率26%)。 分析: C377510PS(C,H)。
【0129】実施例 1414.1 1−ベンジルチオー2、3−ジドデシルオキシ
プロピレングリコール キシレン60 ml 中水酸化カリウム1.770 g と1−ベンジ
ルチオー2、3−プロピレングリコール1.110 g (5.61
mMol )とから成る懸濁液を激しく撹拌しながら還流さ
せた。1時間後、キシレン15 ml 中ドデシルメタンスル
ホネート1.826g(6.9 mMol)の溶液を加えた。混合物
を4時間還流せしめ、それからジエチルエーテルで希釈
した。その溶液を、洗浄液が中性になるまで水で洗っ
た。有機抽出液をNa2 SO4 上で乾燥し、減圧下で溶
媒を留去した。非常に粘稠な淡黄色油1.650 g が得ら
れ、 それを、溶出液としてヘキサン/ジエチルエーテル
95:5の混液を用いるシリカゲルクロマトグラフィーに
よって精製した。生成物 1.095g が得られた。収率は3
6.5%であった。 分析:C34622 S(C,H)。
【0130】14. 2 2、3−ジドデシロキシー1−メ
ルカプトー2、3−プロピレングリコール ブタノール75 ml と1−ベンジルチオー2、3−ジドデ
シロキシー2、3−プロピレングリコール 802 mg (1.
5 mMol)とから成る溶液を還流せしめ、 それからナトリ
ウム 1.281 gを加えた; ナトリウムが完全に溶解するま
で混合物を還流させた。
【0131】その後溶液を室温にまで冷やし、 CHCl3
80 ml で希釈した;有機相を1Nクエン酸溶液で洗っ
て、 pHを酸性にし、それから洗浄水が中性に達するま
で水で洗った。有機抽出液をNa2 SO4 上で乾燥し、
減圧下で溶媒を留去した。油 333 mg (0.75 mMol )が
収率 50 %で得られた。 分析:C27562 S(C,H)。
【0132】14.3 エチル2、3−ジドデシルオキシ
プロピルホスホチオレート 無水THF10 ml 中2、3−ジドデシロキシー1−メル
カプトー2、3−プロピレングリコール3.108 g (7mM
ol)の溶液に、n−BuLi−ヘキサン溶液(1.6 M )
4.4 mlをN2 雰囲気下で加えた;その溶液を30分間撹拌
し、この時間中に白色沈殿物の生成が認められた。ジエ
チルクロロホスフェート 1.2 g(7 mMol )を加えた;
1時間後、水5mlを加え、その溶液をジエチルエーテル
で抽出した。エーテル抽出液をNa2 SO4 上で乾燥
し、減圧下で溶媒を蒸発させると、無色油が得られた。
それを溶出液としてヘキサン/酢酸エチル6:4混液を
用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し
た。油 2.765 g(4.76 mMol )が得られた。収率 68
%。 分析:C31655 PS(C,H)。
【0133】14.4 1−O−(2、3−ジドデシルオ
キシプロピルホスホチオリル)−2、3、4、5、6−
ペンターO−ベンジルーミオイノシトール 無水CH2 Cl21ml中エチル2、3−ジドデシロキシプ
ロピルホスホチオレート1.411 g (2.43 mMol )の溶液
に、 トリメチルシリルブロミド1ml(7.3 mMol)を、 撹
拌下、 N2 雰囲気中で加えた。得られた混合物を6時間
室温に保持し、その後溶媒を減圧下で留去し、無水ピリ
ジン4mlと無水CHCl33mlとから成る混液を加えた。
トリエチルアミン2ml(14.4 mMol )、 D,Lー 2、
3、4、5、6−ペンターO−ベンジルーミオイノシト
ール 1.4 g(2.2 mMol)及びトリイソプロピルベンゼン
スルホニルクロリド(TiPSCl) 2.94 g (9.72 m
Mol )を、 撹拌下、 N2 雰囲気中でこの溶液に加えた。
【0134】48時間後H2 O 10 mlを加え、 その溶液
を30分間放置し、 その後0.5 M クエン酸溶液で酸性に
し、 CHCl3で抽出した。有機抽出液を最初にクエン酸
溶液で、それから水で洗い、 最後にNa2 SO4 上で乾
燥し、減圧下で溶媒を留去した。褐色油が3.96 g得ら
れ、 それをシリカゲルのクロマトグラフィーカラム(メ
ルク n.7734)を用いて精製した。溶出は下記の勾配
で行われた;クロロホルム、クロロホルムーメタノール
96 :4、クロロホルムーメタノール 85 :15。油 1.6
27 g(1.48 mMol )が、 収率 59 %で得られた。分析:
689710PS(C,H)。
【0135】14.5 1−O−(2、3−ジドデシルオ
キシプロピルホスホチオリル)−ミオイノシトール 無水CHCl35 ml 中1−O−(2、3−ジドデシロキ
シプロピルホスホチオリル)ー2、3、4、5、6−ペ
ンターO−ベンジルーミオイノシトール 273 mg (0.24
mMol )の溶液に、 エチルメルカプタン5mlと三弗化硼
素エチルエーテル錯化合物1. 1mlを、撹拌下、N2
囲気中で加えた。その溶液を1時間室温に保持し、それ
からH2 O 5mlを加え、混合物をエーテルで洗い、水
相を集め、減圧下で蒸発させた;その間水温は25℃に
保持された。生成した白色沈殿物を濾取し、水で洗い、
室温で真空下で乾燥した。白色固体51 mg (0.075 mMo
l)が得られた(収率31%)。 分析: C336710PS(C,H)。
【0136】実施例 1515.1 1−ベンジルチオー2、3−ジオクチルオキシ
プロピレングリコールキシレン60 ml 中水酸化カリウム
1.770 g と1−ベンジルチオー2、3−プロピレングリ
コール 1.110 g(5.61 mMol )とから成る懸濁液を激し
く撹拌しながら還流するに至らしめた。1時間後、キシ
レン15 ml 中オクチルメタンスルホネート1.440 g(6.
9 mMol)の溶液を加えた。混合物を4時間還流せしめ、
それからジエチルエーテルで希釈した。その溶液を、洗
浄液が中性になるまで水で洗った。有機抽出液をNa2
SO4 上で乾燥し、減圧下で溶媒を留去した。非常に粘
稠な淡黄色油 1.263 gが得られ、 それを、溶出液として
ヘキサン/ジエチルエーテル95:5の混液を用いるシリ
カゲルクロマトグラフィーによって精製した。生成物0.
870 g が得られた。収率は36.6%であった。 分析:C26462 S(C,H)。
【0137】15. 2 2、3−ジオクチロキシー1−メ
ルカプトー2、3−プロピレングリコール ブタノール75 ml と1−ベンジルチオー2、3−ジオク
チロキシー2、3−プロピレングリコール 634 mg (1.
5 mMol)とから成る溶液を還流せしめ、 それからナトリ
ウム941 g を加えた; ナトリウムが完全に溶解するまで
混合物を還流させた。
【0138】その後溶液を室温にまで冷やし、 CHCl3
80 ml で希釈した;有機相を1Nクエン酸溶液で洗っ
て、 pHを酸性にし、それから洗浄水が中性に達するま
で水で洗った。有機抽出液をNa2 SO4 上で乾燥し、
減圧下で溶媒を留去した。油 239 mg (0.75 mMol )が
収率48 %で得られた。 分析:C19402 S(C,H)。
【0139】15.3 エチル2、3−ジオクチルオキシ
プロピルホスホチオレート 無水THF10 ml 中2、3−ジオクチロキシー1−メル
カプトー2、3−プロピレングリコール 2.328 g(7mM
ol)の溶液に、n−BuLi−ヘキサン溶液 (1.6 M )
4.4 mlをN2 雰囲気下で加えた;その溶液を30分間撹拌
し、この時間中に白色沈殿物の生成が認められた。ジエ
チルクロロホスフェート 1.2 g(7mMol)を加えた;1
時間後、水5mlを加え、その混合物をジエチルエーテル
で抽出した。エーテル抽出液をNa2 SO4 上で乾燥
し、減圧下で溶媒を蒸発させると、無色油が得られた。
それを、 溶出液としてヘキサン/酢酸エチル6:4混液
を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し
た。油 2.067 g(4.41 mMol)が得られた。 収率 63
%。 分析:C23495 PS(C,H)。
【0140】15.4 1−O−(2、3−ジオクチルオ
キシプロピルホスホチオリル)−2、3、4、5、6−
ペンターO−ベンジルーミオイノシトール 無水CH2 Cl21ml中エチル2、3−ジオクチルオキシ
プロピルホスホチオレート1.139 g (2.43 mMol )の溶
液に、 トリメチルシリルブロミド1ml(7.3 mMol)を、
撹拌下、 N2 雰囲気中で加えた。得られた混合物を6時
間室温に保持し、その後溶媒を減圧下で留去し、無水ピ
リジン4mlと無水CHCl33mlとから成る混液を加え
た。トリエチルアミン2ml(14.4 mMol )、 D,L−
2、3、4、5、6−ペンタ−O−ベンジルーミオイノ
シトール 1.4 g(2.2 mMol)及びトリイソプロピルベン
ゼンスルホニルクロリド(TiPSCl) 2.94 g (9.
72 mMol )を、 撹拌下、 N2 雰囲気中でこの溶液に加え
た。
【0141】48時間後H2 O 10 mlを加え、 その溶液
を30分間放置し、 その後 0.5 Mクエン酸溶液で酸性に
し、 CHCl3で抽出した。有機抽出液を最初にクエン酸
溶液で、それから水で洗い、 最後にNa2 SO4 上で乾
燥し、減圧下で溶媒を留去した。褐色油が 3.01 g 得ら
れ、 それをシリカゲルのクロマトグラフィーカラム(メ
ルク n.7734)を用いて精製した。溶出は下記の勾配
で行われた;クロロホルム、クロロホルムーメタノール
96:4、クロロホルムーメタノール85:15。油
1.169 g(1.14 mMol )が、 収率 47 %で得られた。 析:C608110PS(C,H)。
【0142】15.5 1−O−(2、3−ジオクチルオ
キシプロピルホスホチオリル)−ミオイノシトール 無水CHCl35 ml 中1−O−(2、3−ジオクチロキ
シプロピルホスホチオリル)−2、3、4、5、6−ペ
ンタ−O−ベンジルーミオイノシトール 246 mg (0.24
mMol )の溶液に、 エチルメルカプタン5mlと三弗化硼
素エチルエーテル錯化合物1. 1mlを、撹拌下、N2
囲気中で加えた。その溶液を1時間室温に保持し、それ
からH2 O 5mlを加え、混合物をエーテルで洗い、水
相を集め、減圧下で蒸発させた;その間水温は25℃に
保持された。生成した白色沈殿物を濾取し、水で洗い、
室温で真空下で乾燥した。白色固体 39 mg(0.067 mMo
l)が得られた(収率28%)。 分析: C255110PS(C,H)。
【0143】実施例 1616.1 ビスーベンゾトリアゾリルフェニルホスフェー
ト 無水ジオキサン40 ml 中に、 あらかじめP25 上で真
空下で60℃で3日間乾燥したヒドロキシベンゾトリアゾ
ール(2.753 g, 20 ml)と、 無水ピリジン(1.62 ml, 2
0.06 mMol )とを溶解した溶液に、 無水ジオキサン10 m
l 中フェニルジクロロホスフェート(1.5 ml、 10 mMol)
の溶液を1滴づつ加えた。その混合物を室温で1時間撹
拌し、濾過し、得られた濾液を−18℃で保存した。
【0144】16.2 1−O−オクタデシルフェニルホ
スフェート−2、3、4、5、6−ペンターO−ベンジ
ルーミオイノシトール ジオキサン中ビスベンゾトリアゾリルホスフェート溶液
(0.2 M、 17.6ml、 3.53 mmol)を窒素気流下で撹拌しな
がら2、3、4、5、6−ペンタ−O−ベンジルーミオ
イノシトール2g上に速やかに滴下した。得られた混合
物を1時間室温に保持し、その後オクタデカノール 0.7
8 g (2.9 mMol)及び1 −メチルイミダゾール1.26 ml
(15.85 mMol)を加えた。その混合物を室温で20時間撹
拌した。反応後、 溶出液としてEt2 O/石油エーテル
1:1を用いてTLCを行った。反応を停止させるため
には燐酸緩衝液(pH=7)5mlを加え、CH2 Cl2
希釈した。混合物を分液ロートに移し、有機相を最初に
水で、次に燐酸緩衝液で洗い、最後に再び水で洗った。
抽出液を集め、Na2 SO4 上で乾かし、溶媒を蒸発さ
せると淡黄色澄明な油 3.1 gが回収された。それを、 5
重量%の水であらかじめ不活性化したシリカゲル(メル
ク n.7734)を用いるクロマトグラフィーによって精
製した。溶出液としてはヘキサン/酢酸エチル85:1
5混液を用いた(Rf 0.3)。澄明油が2.14g (2.06 mMol
)が得られた(収率 71 %)。 分析:C65839 P(C,H)。
【0145】1H−NMR(200 MHz,CDCl3): δ 0.
82 (t,3H)、1.25(m、30H)、1.55( m,2H)
、3.5 (t,2H)、3.53(m,4H)、4.04(m,
2H)、 4.78 (m,10H)、 7.26(m,30H) ppm。
【0146】16.3 1−O−オクタデシルホスフェー
トー2、3、4、5、6−ペンターO−ベンジルーミオ
イノシトール 無水テトラヒドロフラン31 ml 中1−オクタデシルフェ
ニルホスフェートー2、3、4、5、6−ペンターO−
ベンジルーミオイノシトール1.319 g (1.27 mMol )の
溶液に、 撹拌下、 窒素気流中で、 テトラブチルアンモニ
ウムフルオリド(TBAF)2.28 ml (2.5 mMol、 TH
F中1.1 M )を加えた。その混合物を、出発材料が完全
になくなるまで放置し(約3時間)、それから水をその
溶液に加えた。こうして得られた生成物を分液ロートに
移し、そこでCH2 Cl2で3回抽出し、有機抽出液を集
め、Na2 SO4 上で乾燥し、溶媒を蒸発した。淡黄色
澄明油が 1.562 g得られた。これを、 あらかじめH+ で
洗い、10重量%の水で不活性化したシリカゲルを用いて
クロマトグラフィーにかけることによって精製した。澄
明油850 mg(0.88 mMol )が得られた( 収率 70 %)。 分析:C59799 P(C,H)。
【0147】1H−NMR(200 MHz, CDCl3): δ
0.82 (t,3H)、1.25(m、30H)、1.55(m,2H)
、3.5 (t,2H)、3.53(m,4H)、4.04(m,
2H)、 4.78(m,10H)、 7.26(m,25H) ppm。
【0148】16. 4 1−O−オクタデシルホスフェー
トーミオイノシトール 無水CH2 Cl210 ml中1-O- オクタデシルホスフェー
トー2、3、4、5、6−ペンターO−ベンジルーミオ
イノシトール 630 mg (0.65 mMol )の溶液に、 エチル
メルカプタン12.8 ml 及び三弗化硼素エチルエーテル錯
化合物2.56 mlを、 撹拌下、 窒素気流中で加えた。得ら
れた混合物を1時間室温に保持し、その後 それを水で
希釈し、 分液ロートに移した。エチルメルカプタンが完
全に除去されるまで水相をエチルエーテルで何回も洗
い、 それを2部分に分けた;第一の部分は澄明で、第二
の部分は白いふわふわした沈殿を含んでいた。この後者
の部分を凍結乾燥した。純粋な最終産物(白い真珠様固
体)330 mg(0.64 mMol )が定量的に得られた。 分析:C24499 P(C,H)。
【0149】1H−NMR(200 MHz, DMSO−d6/C
DCl2CDCl2): δ 0.83 (t,3H)、1.25(m、
32H)、1.55( m,2H) 、2.95(t,2H)、3.12
(dd,1H)、3,37(t ,1H)、3.53(t ,1 H)、
3.85(m,2H) ppm。
【0150】実施例 1717.1 1−O−ヘキサデシルフェニルホスフェートー
2、3、4、5、6−ペンターO−ベンジルーミオイノ
シトール ジオキサン中ビスーベンゾトリアゾリルフェニルホスフ
ェート(実施例16でつくられたもの)の溶液(0.2 M, 1
7.6 ml,3.53 mmol)を2、3、4、5、6−ペンターO
−ベンジルーミオイノシトール 2g(0.317 mMol)上
に、 窒素気流中で、 撹拌下で速やかに滴下した。得られ
た混合物を室温に1時間放置し、その後ヘキサデカノー
ル0.702 g (2.9 mMol) と1−メチルイミダゾール 1.2
6 ml(15.85 mMol)を加えた。混合物を室温で20分間撹
拌した。反応後、 溶出液としてEt2 O/石油エーテル
1:1を用いてTLCを行った。
【0151】反応を停止させるために燐酸緩衝液(pH
=7)5mlを加え、CH2 Cl2で希釈した。混合物を分
液ロートに移し、有機相を最初に水で、次に燐酸緩衝液
で洗い、最後に再び水で洗った。抽出液を集め、Na2
SO4 上で乾かし、溶媒を減圧下で蒸発させると淡黄色
澄明油 2.8 gが回収された。それを、 5重量%の水であ
らかじめ不活性化したシリカゲル(メルクn.7734)を
用いるクロマトグラフィーによって精製した。溶出液と
してはヘキサン/酢酸エチル85:15 混液を用いた(Rf
0.3)。澄明油 2.05 g (2.03 mMol )が得られた(収
率 70 %)。 分析:C63799 P(C,H)。
【0152】1H−NMR(200 MHz, CDCl3): δ
0.82 (t,3H)、1.25(m、26H)、1.55( m,2
H) 、3.5 (t,2H)、3.53(m,4H)、4.04
(m,2H)、4.78 (m,10H)、 7.26(m,30H) p
pm。
【0153】17.2 1−O−ヘキサデシルホスフェー
トー2、3、4、5、6−ペンターO−ベンジルーミオ
イノシトール 無水テトラヒドロフラン31 ml 中1−ヘキサデシルフェ
ニルホスフェートー2、3、4、5、6−ペンターO−
ベンジルーミオイノシトール1.29 g(1.27 mMol )の溶
液に、 撹拌下、 窒素気流中で、 テトラブチルアンモニウ
ムフルオリド(TBAF)2.28 ml (2.5 mMol、 THF
中1.1 M )を加えた。その混合物を、 出発材料が完全に
なくなるまで放置し(約3時間)、それから水をその溶
液に加えた。こうして得られた生成物を分液ロートに移
し、そこでそれをCH2 Cl2で3回抽出し、有機抽出液
を集め、Na2 SO4 上で乾燥し、溶媒を蒸発した。淡
黄色澄明油が 1.6 g 得られた。これを、 あらかじめH+
で洗い、10重量%の水で不活性化したシリカゲル( メ
ルク n.7734)を用いてクロマトグラフィーにかける
ことによって精製した。澄明油 822 mg (0.88 mMol )
が得られた( 収率69%)。 分析:C57759 P(C,H)。
【0154】1H−NMR(200 MHz, CDCl3): δ
0.82(t,3H)、1.25(m、26H)1.55( m,2H)
、3.5 (t,2H)、3.53(m,4H)、4.04(m,
2H)、4.78 (m,10H)、 7.26(m,25H) ppm。
【0155】17.3 1−O−ヘキサデシルホスフェー
トーミオイノシトール 無水CH2 Cl210 ml中1−O−ヘキサデシルホスフェ
ートー2、3、4、5、6−ペンターO−ベンジルーミ
オイノシトール 607 mg (0.65 mMol )の溶液に、 エチ
ルメルカプタン12.8 ml 及び三弗化硼素エチルエーテル
錯化合物 2.56mlを、 撹拌下、 窒素気流中で加えた。混
合物を1時間室温に保持し、その後それを水で希釈し、
分液ロートに移した。エチルメルカプタンが完全に除去
されるまで水相をエチルエーテルで何回も洗い、 それを
2部分に分けた;第一の部分は澄明で、第二の部分は白
いふわふわした沈殿物を含んでいた。この後者の部分を
凍結乾燥した。純粋な最終産物(白い真珠様固体)305
mg(0.63 mMol )が定量的に得られた。 分析:C22459 P(C,H)。
【0156】1H−NMR(200 MHz, DMSO−d6/C
DCl2CDCl2): δ 0.83 (t,3H)、1.25(m、
28H)、1.55(m,2H) 、2.95(t,2H)、3.12
(dd,1H)、3,37(t ,1H)、3.53(t ,1 H)、
3.85(m,2H) ppm。
【0157】実施例 1818.1 1−O−テトラデシルフェニルホスフェートー
2、3、4、5、6−ペンターO−ベンジルーミオイノ
シトール ジオキサン中ビスーベンゾトリアゾリルフェニルホスフ
ェート(実施例16でつくられたもの)の溶液(0.2 M, 1
7.6 ml, 3.53 mmol )を2、3、4、5、6−ペンター
O−ベンジルーミオイノシトール2g(0.317 mMol)上
に、 窒素気流中で、 撹拌下で速やかに滴下した。得られ
た混合物を室温に1 時間放置し、 その後テトラデカノー
ル0.621 g (2.9 mMol) と、 1−メチルイミダゾール
1.26 ml(15.85 mMol)を加えた。混合物を室温で20分
間撹拌した。反応後、 溶出液としてEt2 O/石油エー
テル1:1を用いてTLCを行った。
【0158】反応を停止させるためには燐酸緩衝液(p
H=7)5mlを加え、CH2 Cl2で希釈した。混合物を
分液ロートに移し、有機相を最初に水で、次に燐酸緩衝
液で洗い、最後に再び水で洗った。抽出液を集め、Na
2 SO4 上で乾かし、溶媒を減圧下で蒸発させると淡黄
色澄明油 2.6 gが回収された。それを、 5重量%の水で
あらかじめ不活性化したシリカゲル(メルクn.7734)
を用いるクロマトグラフィーによって精製した。溶出液
としてはヘキサン/酢酸エチル85:15混液を用いた
(Rf 0.3)。澄明油 2.08 g (2.12 mMol )が得られた
(収率 73 %)。 分析:C61759 P(C,H)。
【0159】1H−NMR(200 MHz, CDCl3): δ
0.82 (t,3H)、1.25(m、22H)、1.55( m,2
H) 、3.5 (t,2H)、3.53(m,4H)、4.04
(m,2H)、4.78 (m,10H)、 7.26(m,30H) p
pm。
【0160】18.2 1−O−テトラデシルホスフェー
トー2、3、4、5、6−ペンターO−ベンジルーミオ
イノシトール 無水テトラヒドロフラン 31 ml 中1−テトラデシルフ
ェニルホスフェートー2、3、4、5、6−ペンターO
−ベンジルーミオイノシトール 1.25 g (1.27mMol )
の溶液に、 撹拌下、 窒素気流中で、 テトラブチルアンモ
ニウムフルオリド(TBAF)2.28 ml (2.5 mMol、 T
HF中1.1 M )を加えた。その混合物を、 出発材料が完
全になくなるまで放置し(約3時間)、それから水をそ
の溶液に加えた。こうして得られた混合物を分液ロート
に移し、そこでそれをCH2 Cl2で3回抽出し、有機抽
出液を集め、Na2 SO4 上で乾燥し、溶媒を蒸発し
た。淡黄色澄明油が 1.56g 得られた。これを、 あらか
じめH+ で洗い、10重量%の水で不活性化したシリカゲ
ル( メルクn.7734)を用いてクロマトグラフィーにか
けることによって精製した。澄明油 782 mg (0.86 mMo
l )が得られた( 収率68 %)。 分析:C55719 P(C,H)。
【0161】1H−NMR(200 MHz, CDCl3): δ
0.82(t,3H)、1.25(m、22H)1.55( m,2H)
、3.5 (t,2H)、3.53(m,4H)、4.04(m,
2H)、4.78 (m,10H)、 7.26(m,25H) ppm。
【0162】18.3 1−O−テトラデシルホスフェー
トーミオイノシトール無水CH2 Cl210 ml中1- O-
オクタデシルホスフェートー2、3、4、5 、6−ペンターO−ベンジルーミオイノシトール 589 m
g (0.65 mMol )の溶液に、 エチルメルカプタン12.8 m
l 及び三弗化硼素エチルエーテル錯化合物 2.56mlを、
撹拌下、 窒素気流中で加えた。混合物を1時間室温に保
持し、その後それを水で希釈し、 分液ロートに移した。
エチルメルカプタンが完全に除去されるまで水相をエチ
ルエーテルで何回も洗い、 それを2部分に分けた;第一
の部分は澄明で、第二の部分は白い非常にふわふわした
沈殿物を含んでいた。この後者の部分を凍結乾燥した。
純粋な最終産物(白い真珠様固体)292 mg(0.64 mMol
)が定量的に得られた。 分析:C20419 P(C,H)。
【0163】1H−NMR(200 MHz, DMSO−d6/C
DCl2CDCl2): δ 0.83 (t,3H)、1.25(m、
24H)、1.55(m,2H) 、2.95(t,2H)、3.12
(dd,1H)、3.37(t ,1H)、3.53(t ,1 H)、
3.85(m,2H) ppm。
【0164】薬理学的試験 上記実施例1−5で合成された化合物で下記の実験を行
い、それら化合物のホスファチジルイノシトール特異的
ホスホリパーゼC(PLC)の酵素的活性の阻害能力を
評価した:試験は下記の操作によって行われた。
【0165】1.ヒト血小板からのホスファチジルイノ
シトール特異的ホスホリパーゼC酵素の製法:出発材料
として、ヒト血小板に富むヒト血漿を用いた。0〜4℃
で、2500×gで 30 分間 遠心分離することによって血漿
から血小板を沈殿させた。血小板沈殿物を緩衝液“A"
HepespH7(137 mM NaCl、20 mM Hepe
s; 1.0 mM EGTA;5mMグルコース)で2回洗い、
引き続き緩衝液“B”Hepes(10 mM Hepes、
pH7)を用いて回収した。血小板を超音波処理し、0
−4℃で 3200 ×g で 20 分間遠心分離した。血小板ホ
モジネートから成る上澄液を分離し、 105,000 ×g で1
時間超遠心分離し、2フラクションを得た:溶性フラク
ション及び微粒子フラクション。両方共PLCを含む。
溶性フラクションの方が活性であり、その後、下記の第
3項に記載の酵素活性試験にはこのフラクションを用い
た。
【0166】2.ホスファチジルイノシトール基質の製
法:PLCのために指定された基質、L−3−ホスファ
チジル[2−3 H]イノシトール、コード番号TRK.7
13、をアマーシャム インターナショナル(Amersham In
ternational)から購入した。それは[2−3 H]−ミ
オイノシトールを成ウシ脳由来の精製ミクロソームの適
切なフラクションと共にインキュベートすることによっ
て得られたものである。
【0167】生成物はHPLCによって精製され、下記
の特性を有する:比放射能 20Ci/mMol (22.6 mCi/mg
)、 放射能濃度 50 μCi/ml (2.22×106 × 50/60 =
1.85×106 Bq);生成物の 90 %においてグリセロール
のヒドロキシル基1及び2がステアリン酸及びアラキド
ン酸でエステル化された。
【0168】L−ホスファチジルイノシトールを含むク
ロロホルム溶液(主としてステアリン酸及びアラキドン
酸を含む sigma cod P 25/7、 10 mg/ml )1mlをとっ
た。窒素下で溶媒を留去した後、残りの基質 10.3 mg
を、 遊離カルシウムイオン(CaCl21.0 mM)及びデゾ
キシコール酸ナトリウム(0−2 mg /ml)を含むトリ
スマレエート緩衝液 50 mM(pH6.5 )50 ml に溶解し
た。標識ホスファチジルイノシトールを上記溶液9mlに
加えた。その添加量は、こうして得られた溶液 300 μl
(2.0 ×10-4 M )に130,078 ±1316 Dpm が記録され
るような量であった。したがって、得られた溶液におい
てモル比“cold/hot”は2×104であった。
【0169】3.酵素活性の評価:ホスファチジルイノ
シトールの加水分解をpH6.5 に緩衝したメジウム(ト
リスマレエート 50 mM、 CaCl21.0 mM)中で、 37℃に
調節されたサーモスタットにはめこまれた浴の中 で行
い、 300 μl の酵素溶液、 300 μl の基質及び緩衝液又
は基質及び緩衝液+阻害物質を用いた;全部を合計する
と最終的総量は700μl になった。前に明記したpH、
温度及びイオン強度における各単一試料の酵素濃度は、
6.16×10-4 単位/ml反応混合物であった:これは 14.4
×10-4単位/ ml 酵素溶液 に等しい。
【0170】阻害物質を含まずに行われた試験の場合
は、反応混合物を37℃で15分間インキュベートした。そ
の間加水分解速度は一定に保たれた。
【0171】その後 クロロホルム/ メタノール/ 塩酸
(1,000 :1,000 :24)混液を 2.0−3.0ml 加えること
によって酵素活性を阻害した。
【0172】本発明の化合物の阻害活性を測定するため
に、上記化合物及び酵素を20分間プレインキュベートし
た。続いて基質を加え、 15分後に酵素反応を停止させ
た。水相の適当部分を用い、 シンチレーターで測定し
た。
【0173】上記試験の結果を次の表1に報告する:
【0174】
【表1】
【0175】実施例6−18 によってつくられた化合物
で行った薬理学的試験でも同様な結果が得られた。
【0176】抗癌活性:実施例1.3に記載され、309
bis と称せられる化合物を、 下記の方法によって試験し
て、 “in vitro" 抗癌活性を評価した:培養細胞。K562
赤白血病細胞系をATCC(Rockville, MD, USA)か
ら入手した。細胞培養培地及びプラスチックはフロー(F
low)(U.K.)から入手した。10%(v/v) 加熱不活性化ウ
シ胎児血清、 2ml L- グルタミン、 2.0 g.l-1 重炭酸
塩、及び10 mM Hepes (4−(2−ヒドロキシエチル)
−1−ピペラジン エタンスルホン酸)を強化した RPMI
1640 培地を用い、 5%(v/v )CO2 を含む湿った空
気中で、37℃で細胞を増殖させた。培養は抗生物質を添
加せずに行われ、マイコプラズマ感染がおきていないか
を日常的にチェックした。毒性試験。細胞を洗い、5%
(v/v )ウシ胎児血清(FCS)を含む培地に、最終濃
度 106 ml-1 になるように懸濁させた。評価すべき化学
化合物を、 5%(v/v )FCSと 0.2%(v/v )ジメチ
ルスルホキシド(DMSO,FCSを逐次加えて溶解を
容易にする)とを含む2mMストック溶液から希釈した;
必要な場合は溶液をshort sonical pulsesで処理した。
0.2 %DMSOを対照に加えた。化合物は、 最終濃度10
-6ないし10-3M の範囲になるように加えた。そして5%
(v/v)CO2 を含む湿気を帯びた空気中で37℃で保存
した。固定されていない細胞の100 ml部分に50 mM プロ
ピジウムヨーヂド( シグマ、 USA)を加えることによ
って細胞死を可視化した。死細胞の 560−580 nm蛍光を
490 −495 nmで励起させ、 Consort 30 プログラムを用
いてFACS- アナライザー フロー サイトフルオロメ
ーター(Becton Dickinson, CA, USA )でモニターし
た。0.5,1,2,4時間に、各点で約10,000の事象(eve
nt) を集めた。上記化合物の抗癌活性の結果を図1に示
す、ここでは縦軸に毒性%、すなわち死んだ細胞の%が
記録され、横軸には化合物 309 bis と癌細胞との接触
時間が記される。
【0177】上記図表から明らかにわかるように、化合
物 309 bisは濃度10-5 Mでも、 赤白血病に抗癌効果を示
し、 その抗癌効果は、 化合物309 bis の濃度が10-3〜3
×10-3 Mの範囲にある時に、 その最大値に達する。
【0178】
【発明の効果】本発明の化合物はPLC阻害活性をもつ
ため、本発明の化合物を薬物学的に容認される希釈剤又
は賦形薬と共に用いて、腫瘍性、血栓性及び炎症性型病
状を治療するために適した医薬組成物を製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化合物についての抗癌活性を示すグラ
フである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07F 9/17 7106−4H // C12N 9/99 (72)発明者 マリア カンディダ チェスタ イタリア国、00152 ローメ、ヴィーア ピエトロ カルトニ 155 (72)発明者 エンリコ フェッラリ イタリア国、20099 セスト サン ジョ バンニ(ミラン)、ヴィーア チ バッテ ィスティ 94 (72)発明者 ルイジ フィロカモ イタリア国、00162 ローメ、ヴィーア ノメンタナ 401 (72)発明者 スペランディナ ラッパ イタリア国、00148 ローメ、ヴィーア ビッボナ 80 (72)発明者 ステファノ マイオラナ イタリア国、20128 ミラン、ヴィーア ドン チ ポッロ 6 (72)発明者 ピエル ジュセッペ パジェッラ イタリア国、15050 イソラ サン アン トニオ(アレッサンドゥリア)、フラツィ オーネ カトゥラリャ (無番地)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(I)を有する、ホスファ
    チジルイノシトール特異的ホスホリパーゼC阻害物質で
    あるホスファチジルイノシトール同族体: 【化1】 式中、XはS又はOであり、Rは下記の意味の一つをも
    つ: 1)4ないし30の炭素原子を有する線状又は枝分かれ
    アルキル基、 特にC8〜C20アルキル基、例えばオクチ
    ル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、エイ
    コシル; 2)アリルアルキル基であってそのアルキル部分が1な
    いし10の炭素原子を有するもの、例えばベンジル、フ
    ェニルエチル、ナフチルエチル、フェニルプロピル、フ
    ェニルヘキシル; 3)2,3−ジアシルオキシプロピル: 【化2】 式中、R6 はより高次の飽和又は不飽和アシル基、特に
    ステアロイル、パルミトイル、オレイル、リノレイル、
    リノレニル、ミリストイル、ラウロイルである; 4)2,3−ジアルキルオキシプロピル: 【化3】 式中、R7 はより高次の飽和又は不飽和アルキル基、特
    にステアリル、パルミチル、オレイル、ミリスチル、セ
    チルである; 5)2,3−アルキルアシルオキシプロピル: 【化4】 式中、R8 はより高次の飽和又は不飽和アルキル基、特
    にステアリル、パルミチル、オレイル、ミリスチル、セ
    チルであり、R9 は短鎖アシル基、特にアセチルであ
    る; 6)下記の式で表されるカルボニル基含有アルキル基: R10−COZ(CH2)n − 式中、R10は上記1)項におけるアルキル基と同じ意味
    をもち、ZはO又はNHであり、nは2ないし6であ
    る; 7)下記の式で表されるカルボニル基含有アルキル基: R10−YCO(CH2)m − 式中、R10は上記5)項におけるアルキル基と同じ意味
    をもち、YはO、NH又はSであり、mは1ないし6で
    ある。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の一般式(I)で表される
    ホスファチジルイノシトール特異的ホスホリパーゼC阻
    害物質であるホスファチジルイノシトール同族体の製法
    において、X=Sであるとき: a)一般式(II) 【化5】 で表されるジエチルホスホチオレートを製造し; b)該ホスホチオレート(II)をトリメチルシリルブロ
    ミドで処理することによってエステル交換し; c)工程b)で得たエステル交換生成物を縮合剤の存在
    下で、2、3、4、5及び6位置のヒドロキシル基を保
    護したミオイノシトールで処理し; d)工程c)で得た化合物の保護基を除去し、それによ
    って2、3、4、5及び6位置のヒドロキシル基を回復
    する、ことを特徴とする製法。
  3. 【請求項3】 上記エステル交換を、CH2 Cl2中、不
    活性ガス雰囲気下、室温で、トリメチルシリルブロミ
    ド:ホスホチオレートのモル比2.5:1ないし4.
    5:1を用いることによって実施することを特徴とする
    請求項2記載の製法。
  4. 【請求項4】 上記ミオイノシトールのヒドロキシル基
    を、ベンジル、アリル、トリアルキルシリル、アルキル
    アリルシリル、テトラヒドロピラニル、アセトニトリ
    ル、シクロヘキシリデン、アセチル、プロパノイル、ブ
    チリル及びペンタノイルからなる群から選択された保護
    基で保護することを特徴とする請求項2記載の製法。
  5. 【請求項5】 上記ミオイノシトールによる処理を、ピ
    リジン及びトリエチルアミン及び任意成分のCHCl3
    らなる溶媒中、不活性ガス雰囲気下、室温で、ミオイノ
    シトール:ホスホチオレートのモル比0.8:1ないし
    2:1を用いることによって実施することを特徴とする
    請求項2記載の製法。
  6. 【請求項6】 2、3、4、5及び6位置のヒドロキシ
    ル基を回復するための上記ベンジル保護基の除去を、C
    HCl3中、不活性ガス雰囲気下、室温で、ミオイノシト
    ール誘導体1mMolあたりエチルメルカプタン15ないし
    25ml及び三フッ化ホウ素エチルエーテル錯化合物3な
    いし5mlの量を用いることによって実施することを特徴
    とする請求項2記載の製法。
  7. 【請求項7】 X=Oであるとき、工程a)において、
    一般式(III) 【化6】 で表される燐酸トリエステルを製造することを特徴とす
    る請求項2記載の製法。
  8. 【請求項8】 活性成分として、請求項1記載の一般式
    (I)で表されるホスファチジルイノシトール特異的ホ
    スホリパーゼC阻害物質であるホスファチジルイノシト
    ール同族体を含む、腫瘍性、血栓性及び炎症性型の病気
    の治療に適した医薬組成物。
JP4042426A 1991-02-01 1992-01-31 ホスファチジルイノシトール特異的ホスホリパーゼc阻害物質であるホスファチジルイノシトール同族体 Pending JPH05213974A (ja)

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