JPH05214172A - タイヤ用難燃ゴム組成物 - Google Patents

タイヤ用難燃ゴム組成物

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JPH05214172A
JPH05214172A JP4772192A JP4772192A JPH05214172A JP H05214172 A JPH05214172 A JP H05214172A JP 4772192 A JP4772192 A JP 4772192A JP 4772192 A JP4772192 A JP 4772192A JP H05214172 A JPH05214172 A JP H05214172A
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JP
Japan
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flame
tire
retardant
thermoplastic polymer
halogenated hydrocarbon
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Pending
Application number
JP4772192A
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English (en)
Inventor
Kazuo Yagawa
一夫 矢川
Junichi Yamagishi
淳一 山岸
Kazuo Hachitani
和郎 蜂谷
Takatsugu Hashimoto
隆次 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 限界酸素指数が19.8〜27.5であり、
使用する難燃剤の総量が該難燃ゴム組成物に対し、2
5.0重量%以下であり、かつ難燃剤がハロゲン化炭化
水素系熱可塑性ポリマー及び金属酸化物の組合わせであ
り、しかも、ハロゲン化炭化水素系熱可塑性ポリマー中
のハロゲン含有率が30〜80重量%であり、軟化点が
70℃以上、150℃における溶融粘度が1000ポイ
ズ以上である難燃剤を含むタイヤ用難燃ゴム組成物。 【効果】 タイヤとしての力学的性能を実質的に全く損
なうことなく、有効な難燃性を付与し、タイヤに火災防
止機能を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両火災等の際の延焼、
あるいは車両火災を防止することが可能な難燃タイヤに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、新交通システム、モノレール、或
いは地下鉄の車輪として空気入りタイヤ(以下タイヤと
いう)が、その静粛性等の理由により使用されている。
しかしながら特に地下鉄のような密閉系空間での使用に
おいて、特に火災防止の観点より可燃性である現在のタ
イヤにかわって火災等の際に延焼しない難燃タイヤが切
望されている。さらに、一般の輸送車両用のタイヤにつ
いても、特に危険物の輸送などの際に安全上、難燃タイ
ヤが強く要望されるようになってきた。しかし、現在迄
タイヤの材料及び構造設計においては、タイヤの他の性
能、即ち耐久性や運動性能が主に考慮され難燃性は軽視
されてきたのと、タイヤがそもそも可燃性であるという
前提より十分な検討がされてこなかったのが実状であ
る。
【0003】現在までの難燃タイヤとしての試みとして
は、特開平1−273703号公報において、タイヤの
サイドウォール部の少なくとも一方のゴム露出面に厚さ
が0.3〜3.0mmの難燃性ゴム層を形成するとの提案
があるが、この方法は、ゴム組成物その物の難燃性はあ
っても、タイヤという構造体としての難燃性の効果がな
く、実用性に著しく乏しいものであった。(タイヤのサ
イドウォール方向からの火花に対しては多少有効かも知
れないが、タイヤトレッドの下方から、火炎温度100
0℃で15分加熱した結果では、燃焼を継続し、焼失し
た。)一方、難燃ゴム組成物においては、現在までの発
明のほとんどが、コンベアベルト等の静的用途に限られ
ており、タイヤの様な動的でかつシビアな用途に好まし
い難燃ゴム組成物の提案は皆無であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
タイヤの火災による延焼を防止、抑制する難燃性が付与
された難燃タイヤ用の難燃ゴム組成物を提供することで
あり、タイヤという構造体として十分な難燃性を確保
し、かつタイヤという用途に力学的に十分耐え得る難燃
ゴム組成物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記の課題
を解決するため鋭意研究を行った結果、特定量のハロゲ
ンを含有し、特定の軟化点と溶融粘度を有する特定のハ
ロゲン化炭化水素系熱可塑性ポリマー及び金属酸化物を
ゴム組成物に特定量配合して特定の限界酸素指数とする
ことによって目的を達成し得ることを見い出し本発明を
完成した。
【0006】すなわち本発明は、 (1) 限界酸素指数が19.8〜27.5であり、か
つ使用する難燃剤の総量が該難燃ゴム組成物に対し2
5.0重量%以下であり、かつ含有する難燃剤がハロゲ
ン化炭化水素系熱可塑性ポリマー及び金属酸化物の組合
わせであり、該ハロゲン化炭化水素系熱可塑性ポリマー
が下記(a)(b)(c)の条件を満たす難燃剤である
タイヤ用難燃ゴム組成物。 (a) ハロゲン化炭化水素系熱可塑性ポリマー中のハ
ロゲン含有率が30重量%〜80重量%である。 (b) ハロゲン化炭化水素系熱可塑性ポリマーの軟化
点が70℃以上である。 (c) 150℃におけるハロゲン化炭化水素系熱可塑
性ポリマーの溶融粘度が1000ポイズ以上である。
【0007】本発明のタイヤ用難燃ゴム組成物とは、タ
イヤに十分な難燃性を付与するために、限界酸素指数で
19.8〜27.5の範囲の難燃性を示し、タイヤとし
て十分に使用されるために、難燃剤の総量を該難燃ゴム
組成物に対し25重量%以下であり、且つタイヤとして
の耐久性を維持するために限定された難燃剤を用いるこ
とを特徴とするものである。ここで言う難燃の定義はタ
イヤという構造体において、延焼しない状態(自己消化
性)、もしくは延焼が極めて遅い状態(遅延性)を言
う。従って本発明では、難燃剤の効果的な使用により、
難燃剤の量を最小限にとどめ、タイヤとしての性能面を
全く損うことなく難燃性タイヤを完成することが可能と
なった。
【0008】一般に、難燃ゴム組成物にハロゲン化炭化
水素、金属酸化物、金属水酸化物又はそれらの組合わせ
を用いることは公知である。しかし、従来の難燃ゴム組
成物はコンベアベルトやホースのように静的な用途を目
的として提案されており、タイヤの用に動的な用途に好
ましく用いられる難燃性ゴム組成物は皆無であった。ま
た、タイヤの燃焼実験において、タイヤとしての難燃性
は火源の熱量とタイヤの総質量のバランスにより決定さ
れる。タイヤのゴム材料の総質量に対し十分な熱量を有
する火源が与えられなかった場合、ゴム材料として可燃
性の物(O.I.値で21.0以下)であっても、タイ
ヤという構造体としては難燃性を示した。
【0009】更に、ゴムの加硫工程で低溶融粘度の難燃
剤はタイヤのケース部材に容易に移行して、極端にタイ
ヤの耐久性を阻害する現象が認められた。本発明者ら
は、前記の理由等に基づいて、実火災を想定した場合に
求められる難燃タイヤの難燃性を維持し、且つタイヤと
して十分に使用可能な難燃ゴム組成物としては、極めて
限定された種類及び量の難燃剤を使用した時にのみ、難
燃性とタイヤとしての実用性との両立を具現化できると
の観点に立つに至った。そこで限界酸素指数が19.8
〜27.5であり、かつ使用する難燃剤の総量が、該難
燃ゴム組成物全量に対し25.0重量%以下であり、か
つ難燃剤がハロゲン化炭化水素系熱可塑性ポリマーと金
属酸化物の組合わせであり、該ハロゲン化炭化水素系熱
可塑性ポリマー中のハロゲン含有率が30〜80重量%
で、軟化点が70℃以上で、150℃における溶融粘度
が1000ポイズ以上という条件を満たす難燃ゴム組成
物であればタイヤに使用するに耐えることを見い出した
のである。
【0010】本発明のタイヤ用難燃ゴム組成物は、その
限界酸素指数(JIS K 7201で定義され、規定されている
方法で測定した指数)が19.8〜27.5であること
が必要であり、好ましくは20.2〜27.0であり、
更に最も好ましくは20.4〜25.0である。該難燃
ゴム組成物が19.8未満であると、タイヤとして十分
な難燃性が得られず、27.5超であるとタイヤとして
使用するに十分な力学特性が得られなかった。
【0011】また、本発明のタイヤ用難燃ゴム組成物に
使用する難燃剤の総量は該難燃ゴム組成物に対し25重
量%以下であることが必要であり、好ましくは5.00
〜22.0重量%、更に最も好ましくは8.00〜2
0.0重量%であることが望ましい。該難燃剤の総量が
25.0重量%超であるとタイヤとして使用するのに十
分な力学特性が得られなかった。
【0012】本発明の難燃性ゴム組成物に用いられる難
燃剤は、ハロゲン化炭化水素系熱可塑性ポリマーと金属
酸化物の組合わせである。このハロゲン化炭化水素系熱
可塑性ポリマーとしては、ポリ塩化ビニル、塩素化塩化
ビニル樹脂、塩素化ゴム、臭素化ゴム、塩素化ポリエチ
レン、塩素化ポリプロピレン、塩ビ系熱可塑性エラスト
マー等の物の中から単独または組み合わせて用いること
ができる。このハロゲン化炭化水素系熱可塑性ポリマー
は、そのハロゲン含有率が30.0〜80.0重量%で
あり、好ましくは40.0〜75.0重量%、最も好ま
しくは50.0〜72.0重量%である。該難燃剤のハ
ロゲン含有率が30.0重量%未満であると、タイヤと
して十分な難燃性が得られず、80.0重量%超である
とタイヤとして使用するに十分な力学特性が得られなか
った。またハロゲン化炭化水素系熱可塑性ポリマーの軟
化点は70℃以上であり、軟化点が70℃未満では、加
硫工程で該ポリマーがタイヤのケース部材に容易に移行
して、タイヤの耐久性を阻害する。またハロゲン化炭化
水素系熱可塑性ポリマーの150℃における溶融粘度は
軟化点と同様の理由により、1000ポイズ以上であ
り、好ましくは10000ポイズ以上、更に好ましくは
50000ポイズ以上であることが望ましい。
【0013】難燃剤として用いられる金属酸化物として
は、三酸化アンチモン、亜鉛華、酸化マグネシウム、酸
化カルシウム、酸化バリウム等の物の中から単独または
組み合わせて用いることができるが、三酸化アンチモン
が好ましく用いられる。金属酸化物の総量は、ゴム組成
物全量を100重量部として、0.30重量部以上であ
り、好ましくは0.50〜15.0重量部、更に好まし
くは0.80〜10.0重量部である。金属酸化物の総
量が0.30重量部未満であると、タイヤとして十分な
難燃性が得られなかった。
【0014】本発明の難燃性ゴム組成物に用いられるゴ
ムとしては、天然ゴム、スチレン‐ブタジエン共重合体
ゴム、ポリブタジエンゴム、アクリロニトリル‐ブタジ
エン共重合体ゴム、エチレン‐プロピレン‐共役ジエン
三元共重合体ゴム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴ
ム、フッ素ゴム、エピクロロヒドリンゴム等のエラスト
マーに各種配合剤と難燃剤を混合することにより調製さ
れるが、タイヤ用ゴム組成物として用いられることを考
慮した場合、天然ゴム、スチレン‐ブタジエン共重合体
ゴム、ポリブタジエンゴム、アクリロニトリル‐ブタジ
エン共重合体ゴム、エチレン‐プロピレン‐共役ジエン
三元共重合体ゴム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム
等のものを用いるのが望ましい。
【0015】また、本発明の難燃性ゴム組成物には、通
常のゴム組成物に使用可能な補強剤、軟化剤、加硫剤、
加硫促進剤、加硫促進助剤、軟化剤、老化防止剤等のゴ
ム薬品は全て用いることができる。
【0016】
【実施例】以下に実施例により、本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものでは
ないことは勿論である。表1、表2に配合を示した様に
天然ゴム(NR)に、カーボンブラック(CB)、更に
ステアリン酸、ZnO、硫黄(S)、加硫促進剤、老化
防止剤等のゴム薬品を添加し、難燃剤としてハロゲン化
炭化水素系熱可塑性ポリマーとして、塩素ゴム、塩素化
ポリエチレン、ポリ塩化ビニル(PVC)、塩素化ポリ
プロピレン、比較例として塩素化パラフィンを添加し、
更に金属酸化物として三酸化アンチモンを加えた難燃性
ゴム組成物を調製した。このゴム組成物の限界酸素指数
(O.I.)、Tb、Mod300 、他部材への移行性を
夫々測定した結果を表の下部に併記した。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、タイヤ性能を実質的に
全く損なうことなく、有効な難燃性を付与し、タイヤに
火災防止機能を与えることができるため、トラック、バ
ス用タイヤや新交通システム用タイヤ等の火災防止機能
を強く要請されているタイヤに極めて有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 限界酸素指数が19.8〜27.5であ
    り、かつ使用する難燃剤の総量が該難燃ゴム組成物に対
    し25.0重量%以下であり、かつ含有する難燃剤がハ
    ロゲン化炭化水素系熱可塑性ポリマー及び金属酸化物の
    組合わせであり、該ハロゲン化炭化水素系熱可塑性ポリ
    マーが下記(a)(b)(c)の条件を満たす難燃剤で
    あるタイヤ用難燃ゴム組成物。 (a) ハロゲン化炭化水素系熱可塑性ポリマー中のハ
    ロゲン含有率が30重量%〜80重量%である。 (b) ハロゲン化炭化水素系熱可塑性ポリマーの軟化
    点が70℃以上である。 (c) 150℃におけるハロゲン化炭化水素系熱可塑
    性ポリマーの溶融粘度が1000ポイズ以上である。
JP4772192A 1992-02-05 1992-02-05 タイヤ用難燃ゴム組成物 Pending JPH05214172A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102140211A (zh) * 2010-12-24 2011-08-03 领亚电子科技股份有限公司 一种改性聚氯乙烯塑料的制备方法、制品及其应用
JP2017082121A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 横浜ゴム株式会社 重荷重用タイヤ用ゴム組成物

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