JPH05214235A - 組成物 - Google Patents
組成物Info
- Publication number
- JPH05214235A JPH05214235A JP29405592A JP29405592A JPH05214235A JP H05214235 A JPH05214235 A JP H05214235A JP 29405592 A JP29405592 A JP 29405592A JP 29405592 A JP29405592 A JP 29405592A JP H05214235 A JPH05214235 A JP H05214235A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polycarbonate
- composition
- weight
- polyester
- pct
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L69/00—Compositions of polycarbonates; Compositions of derivatives of polycarbonates
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 殺菌用電離線に照射した際の変色が少なく加
工の容易なポリカーボネート組成物。 【構成】 つぎの成分: (a)ポリカーボネート約82ないし約95重量%;及
び(b)1,4−シクロヘキサンジメタノールテレフタ
レートポリエステル約5ないし約18重量%;の混合物
を含んでなる組成物であって、該ポリエステルは第2の
ジオール及び第2の酸を本質的に含まないものでありか
つ該組成物は成分(a)及び(b)のエステル交換によ
って製造される共重合体を本質的に含まないものである
ポリカーボネート組成物が提供される。
工の容易なポリカーボネート組成物。 【構成】 つぎの成分: (a)ポリカーボネート約82ないし約95重量%;及
び(b)1,4−シクロヘキサンジメタノールテレフタ
レートポリエステル約5ないし約18重量%;の混合物
を含んでなる組成物であって、該ポリエステルは第2の
ジオール及び第2の酸を本質的に含まないものでありか
つ該組成物は成分(a)及び(b)のエステル交換によ
って製造される共重合体を本質的に含まないものである
ポリカーボネート組成物が提供される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はきわめて狭い重量%範囲
の特定の1,4−シクロヘキサンジメタノール含有ポリ
エステルを含む新規ポリカーボネート組成物に関するも
のである。
の特定の1,4−シクロヘキサンジメタノール含有ポリ
エステルを含む新規ポリカーボネート組成物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネートは周知であり熱可塑性
成形製品の製造に広く使用されている。ポリカーボネー
トは優れた衝撃強さをもつ高性能プラスチックである。
汎用のポリカーボネートは延性(衝撃強さ)に加えて、
高い透明性、広い温度限界(−60℃以下での高い耐衝
撃性及び衝撃下で115℃のUL熱耐久性等級)、良好
な寸法安定性、高い耐クリープ性及び導電部用の単独で
使用される支持体として適格な電気的性質(衝撃強さの
低下なしに125℃まで許容される)を有する。
成形製品の製造に広く使用されている。ポリカーボネー
トは優れた衝撃強さをもつ高性能プラスチックである。
汎用のポリカーボネートは延性(衝撃強さ)に加えて、
高い透明性、広い温度限界(−60℃以下での高い耐衝
撃性及び衝撃下で115℃のUL熱耐久性等級)、良好
な寸法安定性、高い耐クリープ性及び導電部用の単独で
使用される支持体として適格な電気的性質(衝撃強さの
低下なしに125℃まで許容される)を有する。
【0003】ポリカーボネートは低い吸水性、良好な耐
汚染性及び広範囲の着色適性を有する。ポリカーボネー
トの弱点の一つはその耐薬品性が比較的限定された範囲
のものである点であり、そのためある種の有機溶剤、あ
る種の洗剤、強アルカリ、ある種の油脂、鉱油及びグリ
ースとの接触を伴う用途に関しては注意深く査定する必
要がある。さらに、ポリカーボネートの別の弱点はそれ
らが高い溶融粘度をもち、それによって成形がある程度
困難になる点である。
汚染性及び広範囲の着色適性を有する。ポリカーボネー
トの弱点の一つはその耐薬品性が比較的限定された範囲
のものである点であり、そのためある種の有機溶剤、あ
る種の洗剤、強アルカリ、ある種の油脂、鉱油及びグリ
ースとの接触を伴う用途に関しては注意深く査定する必
要がある。さらに、ポリカーボネートの別の弱点はそれ
らが高い溶融粘度をもち、それによって成形がある程度
困難になる点である。
【0004】ポリカーボネートに種々の重合体系を配合
する試みはすでになされている。たとえば、米国特許第
3,218,372号明細書には、ポリアルキレンテレ
フタレート樹脂及びポリカーボネート樹脂の組成物が記
載されている。これらの補強剤を配合しない組成物は低
減された溶融粘度をもちかつポリアルキレンテレフタレ
ート樹脂よりも高い延性をもつものであることが示され
ている。ポリカーボネートが他の重合体系と混和性であ
るという特別の場合でさえも、ポリカーボネートを高性
能プラスチックとするに資する性質は一般に追加の利点
なしに低減される。
する試みはすでになされている。たとえば、米国特許第
3,218,372号明細書には、ポリアルキレンテレ
フタレート樹脂及びポリカーボネート樹脂の組成物が記
載されている。これらの補強剤を配合しない組成物は低
減された溶融粘度をもちかつポリアルキレンテレフタレ
ート樹脂よりも高い延性をもつものであることが示され
ている。ポリカーボネートが他の重合体系と混和性であ
るという特別の場合でさえも、ポリカーボネートを高性
能プラスチックとするに資する性質は一般に追加の利点
なしに低減される。
【0005】ドイツ国特許(DE)第1,694,12
4号明細書にはポリカーボネートに他の重合体系を配合
する別の試みとして1−5重量%のポリアルキレンテレ
フタレートを配合剤として使用することが記載されてい
る。ポリアルキレンテレフタレートの特定の例としてポ
リ−1,4−シクロヘキサンジメタノールテレフタレー
トが挙げられている。関連する記載はKawase及び
Grundmeierの米国特許第3,953,539
号及び同第4,056,504号明細書中にも認められ
る。米国特許第4,391,954号明細書にはシクロ
ヘキサンジメタノール含有ポリエステルをポリカーボネ
ートに配合した組成物が特定的に示されている。すなわ
ち、この米国特許明細書には、ポリカーボネート1ない
し99重量%に対してポリエステル99ないし1重量%
を使用すること、好ましくはポリカーボネートを25−
98重量%の割合で使用することが開示されている。こ
れらの配合物の性質は広範囲にわたってポリカーボネー
トからの成形製品の透明性を保有しながら相容性であ
る。これは典型的なポリカーボネート成形用組成物のガ
ードナー衝撃強さ、引張強さ又は曲げ強さのような機械
的及び物理的性質の何等認め得る減少なしに達成される
旨開示されている。さらに、これらの配合物は低減され
た溶融粘度、より良好な耐加水分解性及び低減された水
蒸気透過性をもつことも示されている(米国特許第4,
391,954号明細書第1欄、第50−65行参
照)。
4号明細書にはポリカーボネートに他の重合体系を配合
する別の試みとして1−5重量%のポリアルキレンテレ
フタレートを配合剤として使用することが記載されてい
る。ポリアルキレンテレフタレートの特定の例としてポ
リ−1,4−シクロヘキサンジメタノールテレフタレー
トが挙げられている。関連する記載はKawase及び
Grundmeierの米国特許第3,953,539
号及び同第4,056,504号明細書中にも認められ
る。米国特許第4,391,954号明細書にはシクロ
ヘキサンジメタノール含有ポリエステルをポリカーボネ
ートに配合した組成物が特定的に示されている。すなわ
ち、この米国特許明細書には、ポリカーボネート1ない
し99重量%に対してポリエステル99ないし1重量%
を使用すること、好ましくはポリカーボネートを25−
98重量%の割合で使用することが開示されている。こ
れらの配合物の性質は広範囲にわたってポリカーボネー
トからの成形製品の透明性を保有しながら相容性であ
る。これは典型的なポリカーボネート成形用組成物のガ
ードナー衝撃強さ、引張強さ又は曲げ強さのような機械
的及び物理的性質の何等認め得る減少なしに達成される
旨開示されている。さらに、これらの配合物は低減され
た溶融粘度、より良好な耐加水分解性及び低減された水
蒸気透過性をもつことも示されている(米国特許第4,
391,954号明細書第1欄、第50−65行参
照)。
【0006】ポリカーボネート組成物は特にそれが比較
的高い耐熱性、靭性、衝撃強さ及び透明性をもつという
理由で医療用分野での物品に利用されている。かゝる成
形物品は血液への酸素供給器、麻酔用キャニスター、静
脈注射用連結具等を包含する。しかしながら、ポリカー
ボネートはそれ自体では医療分野で使用するある種の物
品の殺菌用に使用される電離線に暴露される際実質的に
黄変するという欠点がある。米国特許第4,778,6
56号明細書には医療用分野において有用な物品の成形
用のポリカーボネートと種々の重合体との配合物が開示
されている。これらの配合物はポリカーボネート単独使
用の場合と比較して殺菌用の電離線を照射する際の黄変
に対して耐性であるという理由で主として使用される。
ポリカーボネートとの配合物中に使用し得る重合体の例
として1,4−シクロヘキサンジメタノール含有ポリエ
ステルがあげられる。ポリカーボネートとジオール共単
量体としてエチレングリコールも含む1,4−シクロヘ
キサンジメタノールとの配合物ならびにポリカーボネー
トとコダール(Kodar)、すなわち1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール及びテレフタレート85%とイソ
フタレート15%とからなる酸部分をもつポリエステル
との配合物の特定の例について殺菌用電離線照射に対す
る耐変色性の試験がなされた(米国特許第4,778,
656号明細書、第1表参照)。その結果によれば、ポ
リエステル含量60−80重量%における前者の配合物
について黄変の最大の減少が達成された。後者の配合物
については、40−50重量%のポリエステルを含有す
る場合に最小の黄変が生ずることが認められた。
的高い耐熱性、靭性、衝撃強さ及び透明性をもつという
理由で医療用分野での物品に利用されている。かゝる成
形物品は血液への酸素供給器、麻酔用キャニスター、静
脈注射用連結具等を包含する。しかしながら、ポリカー
ボネートはそれ自体では医療分野で使用するある種の物
品の殺菌用に使用される電離線に暴露される際実質的に
黄変するという欠点がある。米国特許第4,778,6
56号明細書には医療用分野において有用な物品の成形
用のポリカーボネートと種々の重合体との配合物が開示
されている。これらの配合物はポリカーボネート単独使
用の場合と比較して殺菌用の電離線を照射する際の黄変
に対して耐性であるという理由で主として使用される。
ポリカーボネートとの配合物中に使用し得る重合体の例
として1,4−シクロヘキサンジメタノール含有ポリエ
ステルがあげられる。ポリカーボネートとジオール共単
量体としてエチレングリコールも含む1,4−シクロヘ
キサンジメタノールとの配合物ならびにポリカーボネー
トとコダール(Kodar)、すなわち1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール及びテレフタレート85%とイソ
フタレート15%とからなる酸部分をもつポリエステル
との配合物の特定の例について殺菌用電離線照射に対す
る耐変色性の試験がなされた(米国特許第4,778,
656号明細書、第1表参照)。その結果によれば、ポ
リエステル含量60−80重量%における前者の配合物
について黄変の最大の減少が達成された。後者の配合物
については、40−50重量%のポリエステルを含有す
る場合に最小の黄変が生ずることが認められた。
【0007】さらに、米国特許第4,786,692号
明細書には、ポリカーボネートと1,4−シクロヘキサ
ンジメタノール及びエチレングリコールを1:4ないし
4:1のモル比の範囲で含むポリエステルとの配合物が
開示されている。これらの配合物は良好な引張強さ、曲
げ強さ及び衝撃強さを保有しながらより低い熱歪み温度
を示す。
明細書には、ポリカーボネートと1,4−シクロヘキサ
ンジメタノール及びエチレングリコールを1:4ないし
4:1のモル比の範囲で含むポリエステルとの配合物が
開示されている。これらの配合物は良好な引張強さ、曲
げ強さ及び衝撃強さを保有しながらより低い熱歪み温度
を示す。
【0008】1991年7月7日付で公開された国際特
許(PCT)出願公開第09911号公報(Eastm
an)にはポリカーボネート10−90重量%及び1,
4−シクロヘキサンジメタノールテレフタレート10−
90重量%を含みかつこれら二種の重合体の1−50重
量%はエステル交換されて複雑な共重合体を形成してい
る形の組成物が開示されている。これらの組成物の用途
は医療用のものを包含している。Journal of
Applied Polymer Science、
第23巻、第575−587頁(1979)に示される
Mohnらの報文は芳香族ポリカーボネート75重量%
及び1,4−シクロヘキサンジメタノールテレフタレー
ト25重量%からなる結晶性、不透明配合物を開示して
いる。
許(PCT)出願公開第09911号公報(Eastm
an)にはポリカーボネート10−90重量%及び1,
4−シクロヘキサンジメタノールテレフタレート10−
90重量%を含みかつこれら二種の重合体の1−50重
量%はエステル交換されて複雑な共重合体を形成してい
る形の組成物が開示されている。これらの組成物の用途
は医療用のものを包含している。Journal of
Applied Polymer Science、
第23巻、第575−587頁(1979)に示される
Mohnらの報文は芳香族ポリカーボネート75重量%
及び1,4−シクロヘキサンジメタノールテレフタレー
ト25重量%からなる結晶性、不透明配合物を開示して
いる。
【0009】今般、新規、有用なポリカーボネート組成
物が見出された。きわめて狭い重量%範囲の特定の1,
4−シクロヘキサンジメタノール含有ポリエステルを含
むこの組成物はポリカーボネートと他の1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール含有ポリエステルとの配合物と比
較してよりすぐれた二つの性質の組合せ、すなわち殺菌
用の電離線照射に際してすぐれた耐変色性及び易加工性
の組合せを示す。さらに本発明で特定する範囲の1,4
−シクロヘキサンジメタノール含有ポリエステル・ポリ
カーボネート配合物はすぐれた耐熱性を保持しながら優
れた耐衝撃性の保有、より良好な離型特性及び良好な流
動性を示す。これら二種類の重合体のエステル交換はほ
とんど又は全く生起しない。これら二種類の重合体が共
重合体として存在する割合は1重量%よりもかなり少な
いものである。透明な非晶質の組成物が得られる。
物が見出された。きわめて狭い重量%範囲の特定の1,
4−シクロヘキサンジメタノール含有ポリエステルを含
むこの組成物はポリカーボネートと他の1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール含有ポリエステルとの配合物と比
較してよりすぐれた二つの性質の組合せ、すなわち殺菌
用の電離線照射に際してすぐれた耐変色性及び易加工性
の組合せを示す。さらに本発明で特定する範囲の1,4
−シクロヘキサンジメタノール含有ポリエステル・ポリ
カーボネート配合物はすぐれた耐熱性を保持しながら優
れた耐衝撃性の保有、より良好な離型特性及び良好な流
動性を示す。これら二種類の重合体のエステル交換はほ
とんど又は全く生起しない。これら二種類の重合体が共
重合体として存在する割合は1重量%よりもかなり少な
いものである。透明な非晶質の組成物が得られる。
【0010】
【発明の概要】本発明に従えば、つぎの成分: (a)芳香族ポリカーボネート約82ないし約95重量
%;及び(b)1,4−シクロヘキサンジメタノールテ
レフタレートポリエステル約5ないし約18重量%;の
混合物を含んでなる組成物であって、該ポリエステルは
第2のジオール及び第2の酸を本質的に含まないもので
ありかつ該組成物は成分(a)及び(b)のエステル交
換によって製造される共重合体を本質的に含まないもの
である透明、非晶質ポリカーボネート組成物が提供され
る。
%;及び(b)1,4−シクロヘキサンジメタノールテ
レフタレートポリエステル約5ないし約18重量%;の
混合物を含んでなる組成物であって、該ポリエステルは
第2のジオール及び第2の酸を本質的に含まないもので
ありかつ該組成物は成分(a)及び(b)のエステル交
換によって製造される共重合体を本質的に含まないもの
である透明、非晶質ポリカーボネート組成物が提供され
る。
【0011】
【発明の詳細な開示】本発明において有用な芳香族ポリ
カーボネートは米国特許第4,786,692号明細
書、第6欄第3行ないし第7欄第43行に記載されるも
のを包含し、当該記載をこゝに引用する。本発明の組成
物において使用されるポリエステルはシス型、トランス
型又はそれらの混合物の形態の1,4−シクロヘキサン
ジメタノール及びテレフタル酸の縮合生成物である。か
ゝるポリエステルはエチレングリコール又はブチレング
リコールのようないかなる共ジオールも本質的に含まな
いものである。さらに、該ポリエステルはイソフタル酸
のようないかなる共酸も本質的に含まないものである。
こゝで、用語“本質的に含まない”とは該ポリエステル
の性質に有害な影響を与えるいかなる量の共単量体も含
まないことを意味するものである。一般的にいえば、か
ゝる共単量体の許容量は、場合に応じてシクロヘキサン
ジメタノール又はテレフタル酸に対して約5モル%未
満、好ましくは約2モル%未満、もっとも好ましくは検
出し得ない量である。
カーボネートは米国特許第4,786,692号明細
書、第6欄第3行ないし第7欄第43行に記載されるも
のを包含し、当該記載をこゝに引用する。本発明の組成
物において使用されるポリエステルはシス型、トランス
型又はそれらの混合物の形態の1,4−シクロヘキサン
ジメタノール及びテレフタル酸の縮合生成物である。か
ゝるポリエステルはエチレングリコール又はブチレング
リコールのようないかなる共ジオールも本質的に含まな
いものである。さらに、該ポリエステルはイソフタル酸
のようないかなる共酸も本質的に含まないものである。
こゝで、用語“本質的に含まない”とは該ポリエステル
の性質に有害な影響を与えるいかなる量の共単量体も含
まないことを意味するものである。一般的にいえば、か
ゝる共単量体の許容量は、場合に応じてシクロヘキサン
ジメタノール又はテレフタル酸に対して約5モル%未
満、好ましくは約2モル%未満、もっとも好ましくは検
出し得ない量である。
【0012】本発明の配合物は二種の重合体、すなわち
ポリカーボネート及びポリエステルの真の配合物であ
る。すなわち成分(a)及び(b)のエステル交換反応
によって形成される共重合体を本質的に含まないもので
ある。共重合体は1重量%未満の量で存在し、好ましく
は成分(a)及び(b)の0.5重量%未満が共重合体
として存在し得る。“本質的に含まない”とは組成物中
に1重量%未満、好ましくは0.5重量%未満の共重合
体が存在することを意味する。共重合体の形成はポリエ
ステル中に時々存在するエステル交換反応用触媒をホス
ファイト又は亜燐酸のような慣用の失活剤の添加によっ
て失活させることにより阻止される。
ポリカーボネート及びポリエステルの真の配合物であ
る。すなわち成分(a)及び(b)のエステル交換反応
によって形成される共重合体を本質的に含まないもので
ある。共重合体は1重量%未満の量で存在し、好ましく
は成分(a)及び(b)の0.5重量%未満が共重合体
として存在し得る。“本質的に含まない”とは組成物中
に1重量%未満、好ましくは0.5重量%未満の共重合
体が存在することを意味する。共重合体の形成はポリエ
ステル中に時々存在するエステル交換反応用触媒をホス
ファイト又は亜燐酸のような慣用の失活剤の添加によっ
て失活させることにより阻止される。
【0013】ポリエステルは一般に60:40容量比の
フェノール−テトラクロルエタン混合物又は同様の溶剤
中で23−30℃で測定して約0.4ないし約2.0dl
/gの固有粘度を有するであろう。重合体の混合物の製
造は任意、好都合な方法で行ない得る。通常の場合に
は、配合すべき二種類の重合体の微粉砕乾燥粉末を機械
的混合機上で単に一緒に配合しそして得られる配合物を
これら重合体成分の軟化点よりも高い温度で押出機に通
送することによって混和する。しかしながら、別法にお
いては、これら所定の重合体をそれらに共通の溶剤中に
溶解し、ついで得られる溶液からこれらの重合体を配合
された形態で蒸発、蒸留又は沈殿によって回収すること
ができる。
フェノール−テトラクロルエタン混合物又は同様の溶剤
中で23−30℃で測定して約0.4ないし約2.0dl
/gの固有粘度を有するであろう。重合体の混合物の製
造は任意、好都合な方法で行ない得る。通常の場合に
は、配合すべき二種類の重合体の微粉砕乾燥粉末を機械
的混合機上で単に一緒に配合しそして得られる配合物を
これら重合体成分の軟化点よりも高い温度で押出機に通
送することによって混和する。しかしながら、別法にお
いては、これら所定の重合体をそれらに共通の溶剤中に
溶解し、ついで得られる溶液からこれらの重合体を配合
された形態で蒸発、蒸留又は沈殿によって回収すること
ができる。
【0014】得られる重合体配合物は、所望ならば、標
準的割合の慣用の添加剤、たとえばホスファイトのよう
な熱安定剤、立体障害型フェノールのような酸化防止
剤、離型剤等、を配合することによってさらに改良し得
る。本発明のこれらの重合体配合物はコンパクトディス
ク及び自動車用の用途を包含する種々の用途に使用し得
る。しかしながら、本発明の重合体配合物が特に良好に
適合する用途は医療用の分野で有用な成形物品、特に使
用に先立って殺菌されなければならない成形物品であ
る。さきに述べたとおり、ポリカーボネートはその性質
の幅ないし範囲に基づいて特にかゝる医療用に有用な製
品用として提案された物質である。種々の添加剤及びポ
リエステルを包含する重合体をポリカーボネートに配合
することにより多様な結果が得られている。しかしなが
ら、たゞ一つの特定の組成物もすべてに満足なものはな
かった。多くのこれらの組成物は電離線照射による殺菌
に伴って生ずる着色を減ずることはできたが、実際の組
成物は成形物品への加工がきわめて困難であるか及び/
又はその他の問題点、たとえば曇り、衝撃強さの低下等
を有するものである。さらに、これら物品の成形業者は
流動性が良好でかつ金型から容易に取出し得るような組
成物を成形することを好むであろう。
準的割合の慣用の添加剤、たとえばホスファイトのよう
な熱安定剤、立体障害型フェノールのような酸化防止
剤、離型剤等、を配合することによってさらに改良し得
る。本発明のこれらの重合体配合物はコンパクトディス
ク及び自動車用の用途を包含する種々の用途に使用し得
る。しかしながら、本発明の重合体配合物が特に良好に
適合する用途は医療用の分野で有用な成形物品、特に使
用に先立って殺菌されなければならない成形物品であ
る。さきに述べたとおり、ポリカーボネートはその性質
の幅ないし範囲に基づいて特にかゝる医療用に有用な製
品用として提案された物質である。種々の添加剤及びポ
リエステルを包含する重合体をポリカーボネートに配合
することにより多様な結果が得られている。しかしなが
ら、たゞ一つの特定の組成物もすべてに満足なものはな
かった。多くのこれらの組成物は電離線照射による殺菌
に伴って生ずる着色を減ずることはできたが、実際の組
成物は成形物品への加工がきわめて困難であるか及び/
又はその他の問題点、たとえば曇り、衝撃強さの低下等
を有するものである。さらに、これら物品の成形業者は
流動性が良好でかつ金型から容易に取出し得るような組
成物を成形することを好むであろう。
【0015】これらの性質のすべては本発明の組成物、
すなわち芳香族ポリカーボネート約82−95重量%及
び1,4−シクロヘキサンジメタノールテレフタレート
ポリエステル(以下“PCT”と略称する)約5−18
重量%の混合物、を使用することによって達成し得る。
PCTの好ましい量は約8−14重量%である。こゝで
PCT及び芳香族ポリカーボネートの重量%はPCT及
び芳香族ポリカーボネートの合計重量に基づくものであ
る。PCTの量が5重量%未満では殺菌用電離線照射に
伴う着色の減少は一般に不十分であるので避けるべきで
ある。PCTの量が約18重量%を超える場合には、組
成物は衝撃強さの低下、通常透明性の低下につれて生ず
る曇り及び結晶性、乾燥時の不規則な収縮及び寸法の不
安定性等の不利益を受け得る。一般に透明性は医療用の
目的にとって望ましい特性である。
すなわち芳香族ポリカーボネート約82−95重量%及
び1,4−シクロヘキサンジメタノールテレフタレート
ポリエステル(以下“PCT”と略称する)約5−18
重量%の混合物、を使用することによって達成し得る。
PCTの好ましい量は約8−14重量%である。こゝで
PCT及び芳香族ポリカーボネートの重量%はPCT及
び芳香族ポリカーボネートの合計重量に基づくものであ
る。PCTの量が5重量%未満では殺菌用電離線照射に
伴う着色の減少は一般に不十分であるので避けるべきで
ある。PCTの量が約18重量%を超える場合には、組
成物は衝撃強さの低下、通常透明性の低下につれて生ず
る曇り及び結晶性、乾燥時の不規則な収縮及び寸法の不
安定性等の不利益を受け得る。一般に透明性は医療用の
目的にとって望ましい特性である。
【0016】ある特定のポリエステルが電離線照射によ
る殺菌後に低減された着色度をもつ医療用物品の製造の
ためにポリカーボネートとの配合物として商業的に使用
されている。前記引用した米国特許第4,778,65
6号明細書に記載されるごとく、これらのシクロヘキサ
ンジメタール含有ポリエステルは着色度の適当な減少を
達成するために高濃度(ポリエステル50重量%、ポリ
カーボネート50重量%)で使用されてきた。商業的に
使用されてきた特定のポリエステルはコダール(Kod
ar)A150(アルコール成分が全量1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール、酸成分がテレフタレート85%
及びイソフタレート15%から構成されるもの)及びP
CTG(酸成分が全量テレフタレート、アルコール成分
が1,4−シクロヘキサンジメタノール80モル%及び
エチレングリコール20モル%から構成されるもの)で
あり、これら二種のポリエステルはいずれもイーストマ
ン・ケミカル社から入手し得るものである。しかしなが
ら、これらの商業的に使用されてきた重合体配合物はと
もに成形物品への加工がきわめて困難であった。乾燥時
の困難、異常な耐衝撃性等のような問題によって、これ
らの製品のあるものは市場から撤退を余儀なくされた。
る殺菌後に低減された着色度をもつ医療用物品の製造の
ためにポリカーボネートとの配合物として商業的に使用
されている。前記引用した米国特許第4,778,65
6号明細書に記載されるごとく、これらのシクロヘキサ
ンジメタール含有ポリエステルは着色度の適当な減少を
達成するために高濃度(ポリエステル50重量%、ポリ
カーボネート50重量%)で使用されてきた。商業的に
使用されてきた特定のポリエステルはコダール(Kod
ar)A150(アルコール成分が全量1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール、酸成分がテレフタレート85%
及びイソフタレート15%から構成されるもの)及びP
CTG(酸成分が全量テレフタレート、アルコール成分
が1,4−シクロヘキサンジメタノール80モル%及び
エチレングリコール20モル%から構成されるもの)で
あり、これら二種のポリエステルはいずれもイーストマ
ン・ケミカル社から入手し得るものである。しかしなが
ら、これらの商業的に使用されてきた重合体配合物はと
もに成形物品への加工がきわめて困難であった。乾燥時
の困難、異常な耐衝撃性等のような問題によって、これ
らの製品のあるものは市場から撤退を余儀なくされた。
【0017】本発明の組成物はこれらの商業的組成物に
使用されている全ポリエステルよりも少量のポリエステ
ルを使用してこれらの商業的に使用されてきた組成物と
比較して電離線照射による殺菌後の着色度に関して同等
又はより良好な減少を達成し、しかも医療用製品に容易
にかつ円滑に加工し得るものである。構造的にきわめて
類縁の1,4−シクロヘキサンジメタノール含有重合
体、PCT、がポリカーボネート配合物中でそれと姉妹
分子構造のポリエステルよりも実質的に高い性能を発揮
することが認められたことはきわめて驚くべきことであ
る。
使用されている全ポリエステルよりも少量のポリエステ
ルを使用してこれらの商業的に使用されてきた組成物と
比較して電離線照射による殺菌後の着色度に関して同等
又はより良好な減少を達成し、しかも医療用製品に容易
にかつ円滑に加工し得るものである。構造的にきわめて
類縁の1,4−シクロヘキサンジメタノール含有重合
体、PCT、がポリカーボネート配合物中でそれと姉妹
分子構造のポリエステルよりも実質的に高い性能を発揮
することが認められたことはきわめて驚くべきことであ
る。
【0018】
【実施例の記載】実施例1 塩化メチレン中で25℃で測定して0.53−0.56
dl/gの固有粘度をもつビスフェノール−Aポリカーボ
ネート(PC)を種々の割合(重量%)の1,4−シク
ロヘキサンジメタノールテレフタレート(PCT−イー
ストマン・ケミカル社から得られるポリエステル)及び
ホスファイトと配合した。さらにこれらの組成物の各々
にそのポリカーボネート及びPCTの合計重量に基づい
てつぎの成分を含ませた。 45%燐酸水溶液 0.02重量% 3,4−エポキシシクロヘキシルカルボキシレート 0.05重量% 立体障害フェノール 0.15重量% ペンタエリトリチルテトラステアレート(PETS) 0.3 重量% これらの組成物を1/8インチ厚のアイゾット試験棒に
成形しそしてASTM試験法D256に従う耐衝撃性
(ノッチ付きアイゾット;N.I.と略称する)につい
て試験した。つぎの結果が得られた。
dl/gの固有粘度をもつビスフェノール−Aポリカーボ
ネート(PC)を種々の割合(重量%)の1,4−シク
ロヘキサンジメタノールテレフタレート(PCT−イー
ストマン・ケミカル社から得られるポリエステル)及び
ホスファイトと配合した。さらにこれらの組成物の各々
にそのポリカーボネート及びPCTの合計重量に基づい
てつぎの成分を含ませた。 45%燐酸水溶液 0.02重量% 3,4−エポキシシクロヘキシルカルボキシレート 0.05重量% 立体障害フェノール 0.15重量% ペンタエリトリチルテトラステアレート(PETS) 0.3 重量% これらの組成物を1/8インチ厚のアイゾット試験棒に
成形しそしてASTM試験法D256に従う耐衝撃性
(ノッチ付きアイゾット;N.I.と略称する)につい
て試験した。つぎの結果が得られた。
【0019】
【表1】 第1表 PC PCT ホスファイト(重量%) N.I. 延性% 90 10 .307 15.0 100 88 12 .350 14.6 100 86 14 .393 14.4 100 84 16 .437 13.6 100 82 18 .480 13.2 100 80 20 .523 9.1 60 78 22 .567 9.0 60 76 24 .610 6.7 40 これらのPC/PCT配合物はPCT含量18重量%と
20重量%との間で衝撃強さ及び延性の急速な低下を示
した。すなわちPCT含量20重量%の配合物は耐衝撃
性及び延性の顕著な減少を示している。実施例2 ビスフェノール−Aポリカーボネート(PC)をホスフ
ァイト0.03重量%、グリコール0.1重量%及びペ
ンタエリトリチルテトラステアレート(PETS)0.
45重量%と配合した。PC88重量%、PCT12重
量%、立体障害フェノール0.3重量%、亜燐酸0.0
3重量%及びPETS0.45重量%からなる組成物も
同時に配合した。第二の組成物と同様の、たゞしPET
Sを0.25重量%使用した第三の組成物も配合した。
これら三種の組成物をいずれも箱具の形に成形しそして
金型からこの物品を離型するのに必要な力を測定した。
結果を次表に示す。
20重量%との間で衝撃強さ及び延性の急速な低下を示
した。すなわちPCT含量20重量%の配合物は耐衝撃
性及び延性の顕著な減少を示している。実施例2 ビスフェノール−Aポリカーボネート(PC)をホスフ
ァイト0.03重量%、グリコール0.1重量%及びペ
ンタエリトリチルテトラステアレート(PETS)0.
45重量%と配合した。PC88重量%、PCT12重
量%、立体障害フェノール0.3重量%、亜燐酸0.0
3重量%及びPETS0.45重量%からなる組成物も
同時に配合した。第二の組成物と同様の、たゞしPET
Sを0.25重量%使用した第三の組成物も配合した。
これら三種の組成物をいずれも箱具の形に成形しそして
金型からこの物品を離型するのに必要な力を測定した。
結果を次表に示す。
【0020】
【表2】 第2表 離型に要する力 PC PCT PETS (psig) 100 0 0.45 3360 88 12 0.25 2600 88 12 0.45 2260 上記データによって示されるごとく、PCTの存在は、
組成物中に離型剤として存在するPETSの量がよ少な
い場合でさえも、成形型からの物品の取出し(離型)を
実質的により容易にすることが認められた。実施例3 殺菌用の電離線照射の際の黄変に耐性である成形物品の
製造用にイーストマン・ケミカル社から現在市販されて
いるエクター(Ektar)の見本を入手しそしてその
重合体成分について分析した。この分析はエクターがP
C50重量%及びPCTG(テレフタル酸と1,4−シ
クロヘキサンジメタノール80モル%及びエチレングリ
コール20モル%とのポリエステル)50重量%から構
成されることを示した。PC88重量%及びPCT12
重量%の組成物を配合した。各組成物についてのスパイ
ラルフロー測定を、各組成物の加工域が異なるため異な
る加工温度で行なった。結果を次表に示す。
組成物中に離型剤として存在するPETSの量がよ少な
い場合でさえも、成形型からの物品の取出し(離型)を
実質的により容易にすることが認められた。実施例3 殺菌用の電離線照射の際の黄変に耐性である成形物品の
製造用にイーストマン・ケミカル社から現在市販されて
いるエクター(Ektar)の見本を入手しそしてその
重合体成分について分析した。この分析はエクターがP
C50重量%及びPCTG(テレフタル酸と1,4−シ
クロヘキサンジメタノール80モル%及びエチレングリ
コール20モル%とのポリエステル)50重量%から構
成されることを示した。PC88重量%及びPCT12
重量%の組成物を配合した。各組成物についてのスパイ
ラルフロー測定を、各組成物の加工域が異なるため異な
る加工温度で行なった。結果を次表に示す。
【0021】
【表3】
【0022】表中の矢印は供試組成物の各々についての
加工可能温度の下方部分及び上方部分に基づく適当な比
較を示している。上記データによって示されるごとく、
本発明の組成物に、殺菌用の電離線照射に際して生ずる
黄変に耐性である成形用に使用される現在商業的に入手
し得る組成物と比較して顕著にすぐれたスパイラルフロ
ー(これは加工の容易性の一指針となる)を示す。実施例4 100%ポリカーボネート(PC)、エクター(Ekt
ar)DA003(ポリカーボネート50重量%及びP
CTG50重量%)及び本発明のポリカーボネート/P
CT(88重量%/12重量%)の一例の各試料を循環
炉中で同時に250°Fで4時間平皿乾燥した。これら
の試料の各々を同時に同一成形条件を用いて、たゞしエ
クターの試料は製造会社の指図書に従って525°Fの
温度で、他の試料は575°Fの温度で、アイゾット試
験棒に成形した。これらのアイゾット試験棒をASTM
試験法D256の修正条件下で異なる試験日4日につい
てノッチ付きアイゾット耐衝撃試験に供した。示した結
果は室温において測定されたフィート/ポンド/ノッチ
1インチの単位で表わしたものである。( )内の数値
は破断時延性%である。結果を次表に示す。
加工可能温度の下方部分及び上方部分に基づく適当な比
較を示している。上記データによって示されるごとく、
本発明の組成物に、殺菌用の電離線照射に際して生ずる
黄変に耐性である成形用に使用される現在商業的に入手
し得る組成物と比較して顕著にすぐれたスパイラルフロ
ー(これは加工の容易性の一指針となる)を示す。実施例4 100%ポリカーボネート(PC)、エクター(Ekt
ar)DA003(ポリカーボネート50重量%及びP
CTG50重量%)及び本発明のポリカーボネート/P
CT(88重量%/12重量%)の一例の各試料を循環
炉中で同時に250°Fで4時間平皿乾燥した。これら
の試料の各々を同時に同一成形条件を用いて、たゞしエ
クターの試料は製造会社の指図書に従って525°Fの
温度で、他の試料は575°Fの温度で、アイゾット試
験棒に成形した。これらのアイゾット試験棒をASTM
試験法D256の修正条件下で異なる試験日4日につい
てノッチ付きアイゾット耐衝撃試験に供した。示した結
果は室温において測定されたフィート/ポンド/ノッチ
1インチの単位で表わしたものである。( )内の数値
は破断時延性%である。結果を次表に示す。
【0023】
【表4】 第4表 試験日 PC エクター PC/PCT (80) (0) (80) N.I. 1 10.7 1.5 12.3 (100) (40) (80) N.I. 2 12.6 8.4 11.3 (100) (40) (100) N.I. 3 13.5 8.2 14.2 (100) (40) (100) N.I. 4 13.2 8.9 14.5 上記の結果は本発明の組成物PC/PCTは商業的に入
手し得るエクター組成物よりも実質的に高いノッチ付き
アイゾット耐衝撃値を示すことを実証している。さら
に、その耐衝撃値はエクターよりも有意な一貫性をもつ
という利点を示す。最後に、PC/PCT組成物の数値
は100%PCの数値と実質的に相違しないものである
ことが認められる。実施例5 後記する組成物から長さ3インチ、幅2インチ、厚み1
/8インチの寸法をもつチップ又は直径4インチ、厚み
1/8インチの円板を成形した。これらの試料をアルミ
ニウム箔で1包装当り試料6個の群に分けて包装しそし
てそれらにコバルト60源を用いてガンマー線を照射し
た。ついで箔に包装された試料について直ちに、すなわ
ち光に暴露してから1分以内に変色度、すなわちAST
M D103に従う黄色度指数(Y.I.)、を測定し
た。これは長い時間光に暴露すると試料の漂白が生じ、
それによってより低いY.I.値を与えるからである。
ΔY.I.の値はガンマー線照射前及び照射後の試料に
ついてのY.I.の値の差である。すなわち、ガンマー
線照射前のY.I.値5.0及びガンマー線照射後の
Y.I.値15.0の場合はΔY.I.は10である。
ΔY.I.の値が低いほど、その試料はガンマー線照射
に対してより安定であることは明らかである。
手し得るエクター組成物よりも実質的に高いノッチ付き
アイゾット耐衝撃値を示すことを実証している。さら
に、その耐衝撃値はエクターよりも有意な一貫性をもつ
という利点を示す。最後に、PC/PCT組成物の数値
は100%PCの数値と実質的に相違しないものである
ことが認められる。実施例5 後記する組成物から長さ3インチ、幅2インチ、厚み1
/8インチの寸法をもつチップ又は直径4インチ、厚み
1/8インチの円板を成形した。これらの試料をアルミ
ニウム箔で1包装当り試料6個の群に分けて包装しそし
てそれらにコバルト60源を用いてガンマー線を照射し
た。ついで箔に包装された試料について直ちに、すなわ
ち光に暴露してから1分以内に変色度、すなわちAST
M D103に従う黄色度指数(Y.I.)、を測定し
た。これは長い時間光に暴露すると試料の漂白が生じ、
それによってより低いY.I.値を与えるからである。
ΔY.I.の値はガンマー線照射前及び照射後の試料に
ついてのY.I.の値の差である。すなわち、ガンマー
線照射前のY.I.値5.0及びガンマー線照射後の
Y.I.値15.0の場合はΔY.I.は10である。
ΔY.I.の値が低いほど、その試料はガンマー線照射
に対してより安定であることは明らかである。
【0024】表中、Mラドはメガラドで表わした照射量
である。
である。
【0025】
【表5】 第5表 ΔY.I. ΔY.I. 試料 2.5Mラド 5.0Mラド ポリカーボネート(PC) 15.3 47.0 95%PC/5%PCT 7.5 23.7 90%PC/10%PCT 5.85 15.6 85%PC/15%PCT 4.85 12.7 80%PC/20%PCT 4.2 10.4 70%PC/30%PCT 3.0 7.6 50%PC/50%PCT 2.2 6.2 50%PC/50%PCTG 8.2 16.8 50%PC/50%PCTG1 9.8 20.6 PC+0.1ヘキシレングリコール2 11.1 32.1 (HG) 注1.触媒不動態化PCTG 注2.既知のガンマー線安定化剤 このデータは本発明の組成物が50重量%のPETGを
含むPC組成物(商業的に入手し得るガンマー線に対し
て安定化された製品)よりも良好な、すぐれたガンマー
線に対する安定化を与えることを立証している。さら
に、本発明の組成物は安定化された100%PCからな
る組成物よりも良好なガンマー線に対する安定化を与え
る。
含むPC組成物(商業的に入手し得るガンマー線に対し
て安定化された製品)よりも良好な、すぐれたガンマー
線に対する安定化を与えることを立証している。さら
に、本発明の組成物は安定化された100%PCからな
る組成物よりも良好なガンマー線に対する安定化を与え
る。
【0026】
【表6】 第6表 ΔY.I. ΔY.I. 試料 2.5Mラド 5.0Mラド PC+0.1 HG1 11.2 20.6 PC(88)/PCT(12)+0.1HG1 4.8 8.1 エクター( *PC50/PCTG50)*1 5.1 10.1 *添加剤についての分析なし PC(88)/PCT(12)2 7.3 15.4 PC(88)/PCT(12)+0.1 HG 2 5.3 11.1 注1及び注2の試料についてのデータは別々の時に測定
を行なった異なるPC及びPCTを用いて得られた別異
のデータである。
を行なった異なるPC及びPCTを用いて得られた別異
のデータである。
【0027】上記のデータは組成物中に追加のガンマー
線照射安定剤を存在させた影響を示す。本発明の組成物
のすぐれたガンマー線に対する安定化効果が実証され
る。一般に、実施例中に使用したPCTの固有粘度
(I.V.)は0.77±0.03である。
線照射安定剤を存在させた影響を示す。本発明の組成物
のすぐれたガンマー線に対する安定化効果が実証され
る。一般に、実施例中に使用したPCTの固有粘度
(I.V.)は0.77±0.03である。
Claims (8)
- 【請求項1】 つぎの成分: (a)ポリカーボネート約82ないし約95重量%;及
び(b)1,4−シクロヘキサンジメタノールテレフタ
レートポリエステル約5ないし約18重量%;の混合物
を含んでなる組成物であって、該ポリエステルは第2の
ジオール及び第2の酸を本質的に含まないものでありか
つ該組成物は成分(a)及び(b)のエステル変換によ
って製造される共重合体を本質的に含まないものである
組成物。 - 【請求項2】 ポリカーボネートがビスフェノール−A
ポリカーボネートである請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 ポリエステルがポリカーボネート及びポ
リエステルの合計重量の約8ないし約14重量%である
請求項1記載の組成物。 - 【請求項4】 ポリエステルがポリカーボネート及びポ
リエステルの合計重量の約8ないし約14重量%である
請求項2記載の組成物。 - 【請求項5】 請求項1記載の組成物からの成形物品。
- 【請求項6】 殺菌用電離線の照射を受けた請求項5記
載の物品。 - 【請求項7】 ポリカーボネートがビスフェノール−A
ポリカーボネートである請求項6記載の物品。 - 【請求項8】 組成物が透明かつ非晶質である請求項1
記載の組成物。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US78750891A | 1991-11-04 | 1991-11-04 | |
| US787508 | 1991-11-04 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05214235A true JPH05214235A (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=25141721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29405592A Pending JPH05214235A (ja) | 1991-11-04 | 1992-11-02 | 組成物 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0542464A1 (ja) |
| JP (1) | JPH05214235A (ja) |
| CA (1) | CA2080185A1 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0687710A3 (en) * | 1994-06-14 | 1996-07-17 | Gen Electric | Copolyestercarbonate / PCT blends |
| CA2161193A1 (en) * | 1994-11-22 | 1996-05-23 | James P. Mason | Thermally stable polycarbonate/polyester molding compositions |
| US5491179A (en) * | 1994-11-23 | 1996-02-13 | Bayer Corporation | Thermally stable, gamma radiation-resistant blend of polycarbonate with polyester |
| US6221556B1 (en) * | 1999-03-05 | 2001-04-24 | General Electric Company | Article for optical data storage device |
| AR033982A1 (es) | 2000-08-18 | 2004-01-21 | Eastman Chem Co | Un envase que contiene un articulo esterilizado por irradiacion, un metodo de esterilizacion por irradiacion de un articulo envasado, un metodo para preparar un articulo envasado esterilizado y el articulo envasado esterilizado preparado |
| US7411021B2 (en) * | 2003-12-18 | 2008-08-12 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Polycarbonate polyester molding composition |
| US8114929B2 (en) * | 2006-07-03 | 2012-02-14 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Transparent polycarbonate-polyester blends with improved performance under caustic aqueous environments |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60199051A (ja) * | 1984-02-10 | 1985-10-08 | ゼネラル・エレクトリツク・カンパニイ | 電離放射線に対して通常は感受性のポリマ−の耐性を増強する方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4686245A (en) * | 1985-01-02 | 1987-08-11 | General Electric Company | High energy irradiated polycarbonates containing organic borates |
| EP0507809A1 (en) * | 1989-12-28 | 1992-10-14 | Eastman Kodak Company | Polyester/polycarbonate blends having improved clarity and impact strength |
-
1992
- 1992-10-08 CA CA 2080185 patent/CA2080185A1/en not_active Abandoned
- 1992-11-02 JP JP29405592A patent/JPH05214235A/ja active Pending
- 1992-11-03 EP EP92310079A patent/EP0542464A1/en not_active Withdrawn
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60199051A (ja) * | 1984-02-10 | 1985-10-08 | ゼネラル・エレクトリツク・カンパニイ | 電離放射線に対して通常は感受性のポリマ−の耐性を増強する方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0542464A1 (en) | 1993-05-19 |
| CA2080185A1 (en) | 1993-05-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0598043B1 (en) | Polyester/polycarbonate blends containing phosphites | |
| EP0015146B1 (en) | Polyester compositions and processes for moulding them | |
| JP3174339B2 (ja) | 高衝撃性ポリエステル/エチレンコポリマーブレンド | |
| JPH05502470A (ja) | 透明性及び衝撃強さを改良したポリエステル/ポリカーボネートブレンド | |
| JPH06504566A (ja) | 耐衝撃性ポリマーブレンド | |
| EP1706458B1 (en) | Polycarbonate polyester molding composition | |
| US4421888A (en) | Sustained high arc resistant polyester composition | |
| EP1004621B1 (en) | Gamma-ray stabilizer and thermoplastic polymer composition containing the same | |
| DE60308500T2 (de) | Hydrolyse-beständige polyesterzusammensetzungen, derartige gegenstände und verfahren | |
| JPH05214235A (ja) | 組成物 | |
| EP1697464B1 (en) | Polycarbonate polyester molding composition | |
| CN108350259B (zh) | 耐电离辐射的聚碳酸酯树脂组合物和包含其的模制品 | |
| WO2018073819A1 (en) | Flame-retarded polyester formulations | |
| KR101886496B1 (ko) | 내전리방사선성 폴리카보네이트 수지 조성물 및 이를 포함하는 성형품 | |
| JPH0635537B2 (ja) | 電離放射線に対して通常は感受性のポリマ−の耐性を増強する方法 | |
| JPS6114168B2 (ja) | ||
| JPS5812909B2 (ja) | 耐熱性ポリエステル組成物 | |
| EP0353776A2 (en) | Polycarbonate composition | |
| JPS62169847A (ja) | 難燃性ポリエステル組成物 | |
| JPH05230350A (ja) | ポリエステル系樹脂組成物およびその製造方法 | |
| JP3047453B2 (ja) | ポリエステル樹脂配合物 | |
| CN106317820A (zh) | 耐电离辐射的聚碳酸酯树脂组合物及包含其的制品 | |
| JPH02189348A (ja) | ポリエステル樹脂用溶融粘度低下剤 | |
| JPS5889648A (ja) | 安定化されたポリカ−ボネ−ト樹脂組成物 | |
| CN107922725A (zh) | 耐电离辐射的聚碳酸酯树脂组合物及包含其的模制产品 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19950620 |