JPH05214452A - ストリップ連続処理ラインの蛇行修正方法 - Google Patents
ストリップ連続処理ラインの蛇行修正方法Info
- Publication number
- JPH05214452A JPH05214452A JP4233192A JP4233192A JPH05214452A JP H05214452 A JPH05214452 A JP H05214452A JP 4233192 A JP4233192 A JP 4233192A JP 4233192 A JP4233192 A JP 4233192A JP H05214452 A JPH05214452 A JP H05214452A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- meandering
- strip
- roll
- steering roll
- speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Control Of Heat Treatment Processes (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】 修正有
【目的】 ストリップの蛇行量に時間的変化が大きい場
合でも修正が追従可能なストリップ蛇行修正方法の提
供。 【構成】 ステアリングロール1の上流側に、(1)を
満足する蛇行検出器2を配設し、蛇行検出器の出力値を
基準に、ステアリングロール1の駆動条件を特定の式に
従い制御するストリップ連続処理ラインの蛇行修正方
法。 S:一のステアリングロールからの距離,H:ステアリ
ングロール最大修正量,v:ステアリングロール最大蛇
行修正速度,△t:ステアリングロールの駆動に要する
遅れ時間,V:ストリップの最大搬送速度
合でも修正が追従可能なストリップ蛇行修正方法の提
供。 【構成】 ステアリングロール1の上流側に、(1)を
満足する蛇行検出器2を配設し、蛇行検出器の出力値を
基準に、ステアリングロール1の駆動条件を特定の式に
従い制御するストリップ連続処理ラインの蛇行修正方
法。 S:一のステアリングロールからの距離,H:ステアリ
ングロール最大修正量,v:ステアリングロール最大蛇
行修正速度,△t:ステアリングロールの駆動に要する
遅れ時間,V:ストリップの最大搬送速度
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ストリップの連続処
理ラインにおける蛇行修正方法に関する。
理ラインにおける蛇行修正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薄鋼板、プラスチックフィルムなどのス
トリップを多数の搬送ロールで支持しながら連続的に搬
送し、熱処理や表面処理を施すストリップの連続処理ラ
インでは、耳波、中伸び等の処理前のストリップの形状
不良や処理中に発生するストリップの形状不良、さらに
はストリップの接続不良などに起因して、ストリップが
搬送パスラインの中央から外れる蛇行現象がしばしば発
生する。このような蛇行は、ストリップの正常な搬送を
阻害し、その蛇行量が一定値を超えるとストリップの破
断など様々な問題を生じ、搬送不能となることもある。
トリップを多数の搬送ロールで支持しながら連続的に搬
送し、熱処理や表面処理を施すストリップの連続処理ラ
インでは、耳波、中伸び等の処理前のストリップの形状
不良や処理中に発生するストリップの形状不良、さらに
はストリップの接続不良などに起因して、ストリップが
搬送パスラインの中央から外れる蛇行現象がしばしば発
生する。このような蛇行は、ストリップの正常な搬送を
阻害し、その蛇行量が一定値を超えるとストリップの破
断など様々な問題を生じ、搬送不能となることもある。
【0003】そこで従来から、ストリップの連続処理ラ
インにおいて、ストリップの蛇行を修正する様々な方法
が提案されている。その代表的な方法として、一般にス
テアリングロールと呼ばれる、搬送ロールとそれを傾動
させる装置機構からなるストリップの蛇行修正装置を用
いて蛇行修正を行う方法がある。
インにおいて、ストリップの蛇行を修正する様々な方法
が提案されている。その代表的な方法として、一般にス
テアリングロールと呼ばれる、搬送ロールとそれを傾動
させる装置機構からなるストリップの蛇行修正装置を用
いて蛇行修正を行う方法がある。
【0004】図5ないし図7は各種のステアリングロー
ルを示すものであるが、これらは図示のように、支点を
中心に傾動する架台にロールを固定、支持し、そのロー
ルにストリップを周回させた状態で架台ごと傾動させ、
その傾動動作によりストリップの幅方向通過位置を変化
させるものであり、例えば連続焼鈍ラインの加熱炉にお
いては図8に示すように、搬送ロール5〜10本につき
一箇所の割合で、蛇行検出器とともに設置される。そし
て、このような装置構成では、まず各蛇行検出器で実際
の蛇行を検出し、各ステアリングロール毎に、蛇行検出
器の検出値と制御目標値(パスライン中心)との偏差を
演算してその偏差をステアリングロール駆動装置に入力
し、偏差がゼロになるようにステアリングロールを駆動
するフィードバック制御が行われていた。
ルを示すものであるが、これらは図示のように、支点を
中心に傾動する架台にロールを固定、支持し、そのロー
ルにストリップを周回させた状態で架台ごと傾動させ、
その傾動動作によりストリップの幅方向通過位置を変化
させるものであり、例えば連続焼鈍ラインの加熱炉にお
いては図8に示すように、搬送ロール5〜10本につき
一箇所の割合で、蛇行検出器とともに設置される。そし
て、このような装置構成では、まず各蛇行検出器で実際
の蛇行を検出し、各ステアリングロール毎に、蛇行検出
器の検出値と制御目標値(パスライン中心)との偏差を
演算してその偏差をステアリングロール駆動装置に入力
し、偏差がゼロになるようにステアリングロールを駆動
するフィードバック制御が行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ストリップ
蛇行量の時間変化は諸条件により異なり、場合によって
はステアリングロ−ルの最大蛇行修正速度よりも大きい
場合がある。このため、検出した蛇行量分だけステアリ
ングロ−ルを制御するという、従来の単純なフィ−ドバ
ック制御ではストリップ蛇行の変化に追従できないとい
う問題があった。この一例として、前掲図8に示した連
続焼鈍ラインの場合を用いて説明すると、ストリップ:
厚さ1.2mm、幅:1500mm、その搬送速度:5m/s、ス
テアリングロ−ルの最大修正量:100mmの条件では、図
9に示すように、ステアリングロ−ルの蛇行修正量は点
線a、ステアリングロ−ル入側のストリップ蛇行量の時
間変化は実線b、ステアリングロ−ル出側ストリップ蛇
行量は一点鎖線d′となっている。同図に示すように、
ステアリングロール入側のストリップ蛇行量の時間変化
がステアリングロ−ルの最大蛇行修正速度より大きいた
め、ステアリングロ−ルの蛇行修正が追従できず、ステ
アリングロ−ル出側のストリップの蛇行が十分修正され
ていない。さらに、蛇行検出器が蛇行を検知してからス
テアリングロ−ルが動作するまでに遅れ時間(Δt)が
あるため、ステアリングロ−ルに蛇行が到着した直後に
は蛇行修正されていない。従って、本実施例では、ステ
アリングロ−ル出側で最大80mmの蛇行が修正されずに発
生している。ステアリングロ−ルは、機構が複雑で、ロ
−ルの質量も大きいため、ステアリングロ−ルの最大蛇
行修正速度を大きくすることは容易でなく、また動作の
遅れ時間をゼロにすることもできない。従って、現状の
ステアリングロ−ルではストリップの蛇行量の時間変化
が大きいとステアリングロ−ルによる蛇行修正が追従で
きないという問題がある。
蛇行量の時間変化は諸条件により異なり、場合によって
はステアリングロ−ルの最大蛇行修正速度よりも大きい
場合がある。このため、検出した蛇行量分だけステアリ
ングロ−ルを制御するという、従来の単純なフィ−ドバ
ック制御ではストリップ蛇行の変化に追従できないとい
う問題があった。この一例として、前掲図8に示した連
続焼鈍ラインの場合を用いて説明すると、ストリップ:
厚さ1.2mm、幅:1500mm、その搬送速度:5m/s、ス
テアリングロ−ルの最大修正量:100mmの条件では、図
9に示すように、ステアリングロ−ルの蛇行修正量は点
線a、ステアリングロ−ル入側のストリップ蛇行量の時
間変化は実線b、ステアリングロ−ル出側ストリップ蛇
行量は一点鎖線d′となっている。同図に示すように、
ステアリングロール入側のストリップ蛇行量の時間変化
がステアリングロ−ルの最大蛇行修正速度より大きいた
め、ステアリングロ−ルの蛇行修正が追従できず、ステ
アリングロ−ル出側のストリップの蛇行が十分修正され
ていない。さらに、蛇行検出器が蛇行を検知してからス
テアリングロ−ルが動作するまでに遅れ時間(Δt)が
あるため、ステアリングロ−ルに蛇行が到着した直後に
は蛇行修正されていない。従って、本実施例では、ステ
アリングロ−ル出側で最大80mmの蛇行が修正されずに発
生している。ステアリングロ−ルは、機構が複雑で、ロ
−ルの質量も大きいため、ステアリングロ−ルの最大蛇
行修正速度を大きくすることは容易でなく、また動作の
遅れ時間をゼロにすることもできない。従って、現状の
ステアリングロ−ルではストリップの蛇行量の時間変化
が大きいとステアリングロ−ルによる蛇行修正が追従で
きないという問題がある。
【0006】この発明は、ストリップの蛇行量の時間変
化が大きい場合でも、ステアリングロ−ルの蛇行修正が
十分追従できるストリップ蛇行修正方法を提供しようと
するものである。
化が大きい場合でも、ステアリングロ−ルの蛇行修正が
十分追従できるストリップ蛇行修正方法を提供しようと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明法を実施し
得る連続焼鈍ライン加熱炉内の一構成例を示し、この図
を用いて、以下本発明を説明する。なお、実施条件は図
8に示す従来例と全く同一、すなわちストリップ:厚さ
1.2mm、幅1500mm、その搬送速度:5m/s、ステアリング
最大蛇行量:100mmとなっている。
得る連続焼鈍ライン加熱炉内の一構成例を示し、この図
を用いて、以下本発明を説明する。なお、実施条件は図
8に示す従来例と全く同一、すなわちストリップ:厚さ
1.2mm、幅1500mm、その搬送速度:5m/s、ステアリング
最大蛇行量:100mmとなっている。
【0008】本発明では、まずステアリングロールの上
流側に十分離れた位置に蛇行検出器2を配設することに
より、蛇行を検出してからステアリングロールを駆動す
るのに十分な時間を持たせることとした。このため、蛇
行検出器2は下式(1)を満足するように配設される。
流側に十分離れた位置に蛇行検出器2を配設することに
より、蛇行を検出してからステアリングロールを駆動す
るのに十分な時間を持たせることとした。このため、蛇
行検出器2は下式(1)を満足するように配設される。
【0009】
【数1】
【0010】この式を説明すると、この右辺は、ステア
リングロールの振り角度0から片側の最大振り角度まで
振るのに要する時間(H/2)、すなわちステアリング
ロールの修正量0から(H/2)まで変化させるのに要
する時間((H/2)/v)と制御系の動作に必要な時
間(Δt)の合計した時間(H/2v+Δt)と、スト
リップ搬送速度との積であるから、単位時間(H/2v
+Δt)内にストリップが移動する距離となる。したが
って、上流側の蛇行検出器が蛇行を検出してから、実際
にステアリングロール最大振り角まで駆動する時間を確
保するには、より上流側の蛇行検出器がステアリングロ
ールから右辺以上の距離、すなわちSの距離に配置する
必要があり、(1)式を満足する必要があるのである。
リングロールの振り角度0から片側の最大振り角度まで
振るのに要する時間(H/2)、すなわちステアリング
ロールの修正量0から(H/2)まで変化させるのに要
する時間((H/2)/v)と制御系の動作に必要な時
間(Δt)の合計した時間(H/2v+Δt)と、スト
リップ搬送速度との積であるから、単位時間(H/2v
+Δt)内にストリップが移動する距離となる。したが
って、上流側の蛇行検出器が蛇行を検出してから、実際
にステアリングロール最大振り角まで駆動する時間を確
保するには、より上流側の蛇行検出器がステアリングロ
ールから右辺以上の距離、すなわちSの距離に配置する
必要があり、(1)式を満足する必要があるのである。
【0011】次に、このような配置の蛇行検出装置2か
ら検出値の時間変化を求め、これよりストリップ4の蛇
行がステアリングロールに到達するまでの時間、蛇行の
方向、およびその大きさを演算する。なお、同図におい
てはこの演算を演算装置3において処理している。
ら検出値の時間変化を求め、これよりストリップ4の蛇
行がステアリングロールに到達するまでの時間、蛇行の
方向、およびその大きさを演算する。なお、同図におい
てはこの演算を演算装置3において処理している。
【0012】この演算工程を図2を用いて具体的に説明
する。
する。
【0013】図2において、横軸は時間であり、縦軸
は、ステアリングロールの蛇行修正量またはストリップ
の蛇行量である。図中の実線cはステアリングロール入
側のストリップ蛇行量の時間変化を示し、点aは本発明
によって最適化したステアリングロールの蛇行修正量の
時間変化を示す。一点鎖線dはステアリングロール出側
のストリップの蛇行状況を示す。さらに、二点鎖線bは
蛇行検出器2におけるストリップの蛇行状況を示す。
は、ステアリングロールの蛇行修正量またはストリップ
の蛇行量である。図中の実線cはステアリングロール入
側のストリップ蛇行量の時間変化を示し、点aは本発明
によって最適化したステアリングロールの蛇行修正量の
時間変化を示す。一点鎖線dはステアリングロール出側
のストリップの蛇行状況を示す。さらに、二点鎖線bは
蛇行検出器2におけるストリップの蛇行状況を示す。
【0014】まず、時刻(t1)に蛇行検出器が蛇行を
検出しはじめ、演算装置に伝えられる信号に変化が生じ
る。演算装置は、蛇行検出器からの信号の時間変化か
ら、蛇行検出器の位置におけるストリップの蛇行開始時
間(t1)、および蛇行の歩行(+側か、−側か)、蛇
行量の時間変化率からストリップの蛇行速度(Q)を計
算する。さらに、ストリップの搬送速度(A)と蛇行検
出器とステアリングロールの間の距離(S)から、次式
によって、ストリップの蛇行がステアリングロールに到
達するのに要する時間(ΔT)を下式(3)より計算す
る。
検出しはじめ、演算装置に伝えられる信号に変化が生じ
る。演算装置は、蛇行検出器からの信号の時間変化か
ら、蛇行検出器の位置におけるストリップの蛇行開始時
間(t1)、および蛇行の歩行(+側か、−側か)、蛇
行量の時間変化率からストリップの蛇行速度(Q)を計
算する。さらに、ストリップの搬送速度(A)と蛇行検
出器とステアリングロールの間の距離(S)から、次式
によって、ストリップの蛇行がステアリングロールに到
達するのに要する時間(ΔT)を下式(3)より計算す
る。
【0015】次に演算装置は、ステアリングロール最大
駆動速度(v)とストリップ蛇行速度(Q)を比較し、
ステアリングロールの駆動速度(R)を下式(2)で決
定する。
駆動速度(v)とストリップ蛇行速度(Q)を比較し、
ステアリングロールの駆動速度(R)を下式(2)で決
定する。
【0016】
【数2】
【0017】この(2)式について説明すると、ステア
リングロール最大駆動速度(v)がストリップ蛇行速度
(Q)より早い場合、すなわちストリップ蛇行速度
(Q)が比較的遅い場合、ステアリングロール駆動開始
時間(t2)は図2に示すように(t3)から(Δt)早
い時間(t1+ΔT−Δt)でも十分間に合う。しか
し、ステアリングロール最大駆動速度(v)がストリッ
プ蛇行速度(Q)より遅い場合、すなわちストリップ蛇
行速度(Q)が速い場合、ステアリングロール駆動開始
時間(t2)は(t3)から(Δt)早い時間では間に合
わず、ステアリングロールの蛇行修正が追従できない。
そこで上記式(t1+ΔT−Δt)のうちΔTの値を減
少させれば、ステアリングロールの蛇行修正開始時間が
早まるため、ΔTに1未満の定数(N)を乗じてその開
始時間を定める。ただし、定数(N)=0の場合あまり
に蛇行修正開始時間が早まり過ぎ、負方向への蛇行が拡
大するおそれがある。このため、定数(N)は少なくと
も0を超えるものとする。この定数(N)は、想定され
るストリップの最大蛇行量によって決定する。なお、経
験的には0.5<N<1.0の範囲が好ましく、図2ではN=
0.63である。
リングロール最大駆動速度(v)がストリップ蛇行速度
(Q)より早い場合、すなわちストリップ蛇行速度
(Q)が比較的遅い場合、ステアリングロール駆動開始
時間(t2)は図2に示すように(t3)から(Δt)早
い時間(t1+ΔT−Δt)でも十分間に合う。しか
し、ステアリングロール最大駆動速度(v)がストリッ
プ蛇行速度(Q)より遅い場合、すなわちストリップ蛇
行速度(Q)が速い場合、ステアリングロール駆動開始
時間(t2)は(t3)から(Δt)早い時間では間に合
わず、ステアリングロールの蛇行修正が追従できない。
そこで上記式(t1+ΔT−Δt)のうちΔTの値を減
少させれば、ステアリングロールの蛇行修正開始時間が
早まるため、ΔTに1未満の定数(N)を乗じてその開
始時間を定める。ただし、定数(N)=0の場合あまり
に蛇行修正開始時間が早まり過ぎ、負方向への蛇行が拡
大するおそれがある。このため、定数(N)は少なくと
も0を超えるものとする。この定数(N)は、想定され
るストリップの最大蛇行量によって決定する。なお、経
験的には0.5<N<1.0の範囲が好ましく、図2ではN=
0.63である。
【0018】このようにして、演算装置は、蛇行検出器
に蛇行が到達すると、ステアリングロールの最適駆動条
件を(2)式で算出して、その制御信号をステアリング
ロールのアクチュエータにフィードフォワードする。演
算装置は、その後の、時間(t1+ΔT)までの間は、
蛇行検地器の信号を受けて、ステアリングロール駆動方
向(D)、ステアリングロール駆動速度(R)を以上に
述べた方法で常時演算し、ステアリングロールのアクチ
ュエーターに送り続けるが、ステアリングロールの最大
蛇行修正量(X)については下式(4)の範囲内にある
ように制御する。
に蛇行が到達すると、ステアリングロールの最適駆動条
件を(2)式で算出して、その制御信号をステアリング
ロールのアクチュエータにフィードフォワードする。演
算装置は、その後の、時間(t1+ΔT)までの間は、
蛇行検地器の信号を受けて、ステアリングロール駆動方
向(D)、ステアリングロール駆動速度(R)を以上に
述べた方法で常時演算し、ステアリングロールのアクチ
ュエーターに送り続けるが、ステアリングロールの最大
蛇行修正量(X)については下式(4)の範囲内にある
ように制御する。
【0019】X<F………………(4)
【0020】ただし、Fは過去ΔT時間の間に蛇行検出
器で検出された最大蛇行量とステアリングロールの最大
蛇行修正量との小さいほうの値である。
器で検出された最大蛇行量とステアリングロールの最大
蛇行修正量との小さいほうの値である。
【0021】さらに、時間(t1+ΔT)以後について
は、現在時間tよりΔT時間前に蛇行検出器にて検知さ
れた、ストリップ蛇行量および、蛇行量変化率と、現在
のステアリングロールの蛇行修正量、およびその変化率
を比較し、ステアリングロール出側での蛇行量が小さく
なる方向に、ステアリングロールを駆動制御する。
は、現在時間tよりΔT時間前に蛇行検出器にて検知さ
れた、ストリップ蛇行量および、蛇行量変化率と、現在
のステアリングロールの蛇行修正量、およびその変化率
を比較し、ステアリングロール出側での蛇行量が小さく
なる方向に、ステアリングロールを駆動制御する。
【0022】なお、本発明においては、通板状問題とな
らない程度のストリップの微小な蛇行や、ストリップの
耳波などに起因して発生する蛇行検知装置出力の微小変
動が蛇行制御系の外乱として作用することを防止するた
め、蛇行検知器の出力を移動平均処理してストリップの
蛇行速度演算精度を高める構成としてもよい。さらに、
本発明による蛇行制御を適用するストリップ蛇行量のし
きい値を設け、しきい値以下の微小蛇行については、本
発明による制御方法を適用しない条件も演算装置に組込
んでももちろんよい。
らない程度のストリップの微小な蛇行や、ストリップの
耳波などに起因して発生する蛇行検知装置出力の微小変
動が蛇行制御系の外乱として作用することを防止するた
め、蛇行検知器の出力を移動平均処理してストリップの
蛇行速度演算精度を高める構成としてもよい。さらに、
本発明による蛇行制御を適用するストリップ蛇行量のし
きい値を設け、しきい値以下の微小蛇行については、本
発明による制御方法を適用しない条件も演算装置に組込
んでももちろんよい。
【0023】以上の蛇行制御を行った結果、図2に一点
鎖線dで示すように、ステアリングロール出側で発生す
る蛇行は最大35mmに制御されており、図9の従来の方法
での値80mmに比較し、大幅に低減している。
鎖線dで示すように、ステアリングロール出側で発生す
る蛇行は最大35mmに制御されており、図9の従来の方法
での値80mmに比較し、大幅に低減している。
【0024】
【実施例】本発明の具体的実施例を図面に基づき説明す
る。なお、本発明は以下の実施例に何ら限定されるもの
ではない。
る。なお、本発明は以下の実施例に何ら限定されるもの
ではない。
【0025】図3は、本発明法を適用した連続焼鈍ライ
ンを示している。本実施例は耳波によって発生した蛇行
の修正例であり、その構成は図1に示すものと全く同一
の構成となっている。すなわち、蛇行検出器はステアリ
ングロール上流側に、それからの距離が20mの位置に配
されている。これは、上式(1)式を満足するものとな
っており、ステアリングロール1が蛇行制御を行うまで
の遅れ時間を確保するのに十分な距離となっている。ま
た実施条件も図1と同様、すなわちストリップ:厚さ1.
2mm、幅:1500mm、その搬送速度:5m/s、ステアリング
ロールの最大蛇行修正量:100mmとなっている。
ンを示している。本実施例は耳波によって発生した蛇行
の修正例であり、その構成は図1に示すものと全く同一
の構成となっている。すなわち、蛇行検出器はステアリ
ングロール上流側に、それからの距離が20mの位置に配
されている。これは、上式(1)式を満足するものとな
っており、ステアリングロール1が蛇行制御を行うまで
の遅れ時間を確保するのに十分な距離となっている。ま
た実施条件も図1と同様、すなわちストリップ:厚さ1.
2mm、幅:1500mm、その搬送速度:5m/s、ステアリング
ロールの最大蛇行修正量:100mmとなっている。
【0026】この試験の結果、ストリップの通板速度が
大きい場合にはもちろん、ストリップ搬送速度変更時や
焼鈍温度変更時にも、ストリップの蛇行量を、従来にく
らべて約50%に減少させることができ通板安定性が大
幅に向上した。
大きい場合にはもちろん、ストリップ搬送速度変更時や
焼鈍温度変更時にも、ストリップの蛇行量を、従来にく
らべて約50%に減少させることができ通板安定性が大
幅に向上した。
【0027】また、図4は連続溶融亜鉛めっきラインの
概要図であるが、同図中の入側ループタワー部分、加熱
帯部分、均熱帯部分、冷却帯部分、出側ループタワー部
分において試験した結果、上記例と同様ストリップの通
板速度が大きい場合に蛇行制御効果が顕著に現われ、最
大蛇行量は平均して従来の約50%に減少し、蛇行が直
接原因と考えられるストリップの破断はなくなった。そ
の結果、通板安定性が向上し、ラインの操業能率が約1
0%向上した。
概要図であるが、同図中の入側ループタワー部分、加熱
帯部分、均熱帯部分、冷却帯部分、出側ループタワー部
分において試験した結果、上記例と同様ストリップの通
板速度が大きい場合に蛇行制御効果が顕著に現われ、最
大蛇行量は平均して従来の約50%に減少し、蛇行が直
接原因と考えられるストリップの破断はなくなった。そ
の結果、通板安定性が向上し、ラインの操業能率が約1
0%向上した。
【0028】さらに、本発明は、ストリップの蛇行制御
にあたって、ステアリングロールを採用している設備に
ついてはすべて適用可能であるので、連続溶融亜鉛めっ
きラインや連続焼鈍ラインに限定されることなく、スト
リップの塗装、印刷ラインなどへの適用が可能である。
にあたって、ステアリングロールを採用している設備に
ついてはすべて適用可能であるので、連続溶融亜鉛めっ
きラインや連続焼鈍ラインに限定されることなく、スト
リップの塗装、印刷ラインなどへの適用が可能である。
【0029】なお、本発明の適用にあたっては、既設の
ステアリングロール装置はそのまま使用できるので経済
的メリットが大きいのはもちろんである。
ステアリングロール装置はそのまま使用できるので経済
的メリットが大きいのはもちろんである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る蛇行
修正方法によれば、ストリップの蛇行量に時間的変化が
大きい場合でも、ステアリングロールの蛇行修正が十分
追従できることになり、適正な値でストリップ蛇行の修
正が図れるものとなっている。
修正方法によれば、ストリップの蛇行量に時間的変化が
大きい場合でも、ステアリングロールの蛇行修正が十分
追従できることになり、適正な値でストリップ蛇行の修
正が図れるものとなっている。
【図1】本発明を実施し得る連続焼鈍ライン加熱炉内の
一装置構成例を示す概要図である。
一装置構成例を示す概要図である。
【図2】図1の構成におけるストリップ蛇行状況を示す
グラフである。
グラフである。
【図3】連続焼鈍ライン全体を示す概要図である。
【図4】連続溶融亜鉛めっきライン全体を示す概要図で
ある。
ある。
【図5】ステアリングロールの一装置構成を示す説明図
である。
である。
【図6】ステアリングロールの一装置構成を示す説明図
である。
である。
【図7】ステアリングロールの一装置構成を示す説明図
である。
である。
【図8】連続焼鈍ライン加熱炉における従来のステアリ
ングロールの配置を示す概要図である。
ングロールの配置を示す概要図である。
【図9】図8の構成におけるストリップ蛇行状況を示す
グラフである。
グラフである。
1 ステアリングロール 2 蛇行検出器 3 演算装置 4 ストリップ 5 搬送ロール
Claims (1)
- 【請求項1】 ストリップ連続処理ラインに配設される
ステアリングロ−ルの上流側に、下式(1)を満足する
ような蛇行検出器を配設し、該蛇行検出器の出力値を基
準に、下式(2)により前記ステアリングロールの駆動
条件を制御せしめたことを特徴とするストリップ連続処
理ラインの蛇行修正方法。 【数1】 【数2】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4233192A JPH05214452A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | ストリップ連続処理ラインの蛇行修正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4233192A JPH05214452A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | ストリップ連続処理ラインの蛇行修正方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05214452A true JPH05214452A (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=12633029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4233192A Withdrawn JPH05214452A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | ストリップ連続処理ラインの蛇行修正方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05214452A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018192490A (ja) * | 2017-05-15 | 2018-12-06 | 新日鐵住金株式会社 | 蛇行制御装置及び蛇行制御方法 |
| JP2024512137A (ja) * | 2021-04-01 | 2024-03-18 | エス・エム・エス・グループ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | ストリップ、特に金属ストリップ又は圧延材を処理するためのストリップ操作設備を動作させるための方法及び制御装置 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP4233192A patent/JPH05214452A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018192490A (ja) * | 2017-05-15 | 2018-12-06 | 新日鐵住金株式会社 | 蛇行制御装置及び蛇行制御方法 |
| JP2024512137A (ja) * | 2021-04-01 | 2024-03-18 | エス・エム・エス・グループ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | ストリップ、特に金属ストリップ又は圧延材を処理するためのストリップ操作設備を動作させるための方法及び制御装置 |
| US12528107B2 (en) | 2021-04-01 | 2026-01-20 | Sms Group Gmbh | Method and control device for operating a strip treatment installation for processing a strip, in particular a metal strip or rolling material |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH05214452A (ja) | ストリップ連続処理ラインの蛇行修正方法 | |
| JP2935608B2 (ja) | ストリップ連続処理ラインの蛇行修正方法 | |
| JPS61253112A (ja) | 鋼板の冷却制御方法 | |
| JP2910521B2 (ja) | 連続焼鈍炉における鋼ストリップの板温制御方法 | |
| JP2003048012A (ja) | 熱間圧延における被圧延金属材の冷却制御方法 | |
| JP2004197144A (ja) | 連続焼準板温制御方法 | |
| JP2997003B2 (ja) | 接続部でサイズを異にする連続走行金属ストリップの非接触支持制御方法 | |
| JP2709246B2 (ja) | 帯板熱処理設備の蛇行防止制御方法 | |
| JPH05214449A (ja) | ストリップ連続処理ラインの蛇行修正方法 | |
| JPS63119922A (ja) | 圧延間ピツチの制御方法 | |
| JPH0925552A (ja) | 溶融めっき鋼板の形状制御方法 | |
| JPS6334210B2 (ja) | ||
| JP2911018B2 (ja) | 連続焼鈍設備の張力制御方法 | |
| JPH08155513A (ja) | ミルペーシング方法 | |
| JP5396900B2 (ja) | ヒートバックル防止制御方法および装置 | |
| JPH08225856A (ja) | ストリップの蛇行制御方法 | |
| JPH07171607A (ja) | ミルペーシング方法 | |
| JP2921420B2 (ja) | 連続焼鈍炉における燃焼制御方法 | |
| JPS63144814A (ja) | 冷却制御方法 | |
| JPS6365029A (ja) | カテナリ型熱処理炉における薄鋼板のカテナリ量制御方法 | |
| JPH06299231A (ja) | 熱間圧延におけるミルペーシング調整方法 | |
| JP4050201B2 (ja) | 圧延材の冷却装置の制御方法 | |
| JPH0559178B2 (ja) | ||
| JP2758807B2 (ja) | 帯状体の搬送駆動制御方法 | |
| JPH01321010A (ja) | 熱間シートバーの加熱方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |