JPH05215543A - 雰囲気制御探針走査型顕微鏡 - Google Patents
雰囲気制御探針走査型顕微鏡Info
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- JPH05215543A JPH05215543A JP4806392A JP4806392A JPH05215543A JP H05215543 A JPH05215543 A JP H05215543A JP 4806392 A JP4806392 A JP 4806392A JP 4806392 A JP4806392 A JP 4806392A JP H05215543 A JPH05215543 A JP H05215543A
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- Japan
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- gas
- probe
- atmosphere
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 観察時の試料周辺の雰囲気を任意に制御し、
生体試料に関してもそのままの状態で観察することがで
きるようにする。 【構成】 気密に設けられた試料観察室14に、観察室
内のガスを排出するガス排出機構(ポンプ40、41
等)と、観察室内にガスを導入するガス導入機構(ガス
ボンベ49等)とを設ける。
生体試料に関してもそのままの状態で観察することがで
きるようにする。 【構成】 気密に設けられた試料観察室14に、観察室
内のガスを排出するガス排出機構(ポンプ40、41
等)と、観察室内にガスを導入するガス導入機構(ガス
ボンベ49等)とを設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子間力顕微鏡(Atom
ic Force Microscope)、走査型トンネル顕微鏡(Scann
ing Tunneling Microscope)等の探針走査型顕微鏡(S
PM=Scanning Probe Microscope 又はSXM)に関す
る。
ic Force Microscope)、走査型トンネル顕微鏡(Scann
ing Tunneling Microscope)等の探針走査型顕微鏡(S
PM=Scanning Probe Microscope 又はSXM)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】原子間力顕微鏡(AFM)では、尖鋭な
先端を有する探針をカンチレバーの先端に取り付け、探
針の先端を試料表面の極く近傍(探針の先端と試料表面
との間の距離は1nm=10-9mのオーダー)に近づけ
る。この状態で探針を試料の表面に沿って走査させる
と、探針の先端の原子と試料表面の原子との間に働くフ
ァンデルワールス力や斥力により探針は上下に移動し、
それに伴ってカンチレバーがたわむ。x−y平面内で探
針を走査する間のこのカンチレバーのたわみ(z座標)
をレーザー光等によって検出することにより、試料の表
面形状の3次元像(凹凸像)を得ることができる。通常
は、このカンチレバーのたわみが一定となるようにカン
チレバーの高さをフィードバック制御し、試料表面の各
点におけるカンチレバーの高さにより試料表面の凹凸像
を得る。
先端を有する探針をカンチレバーの先端に取り付け、探
針の先端を試料表面の極く近傍(探針の先端と試料表面
との間の距離は1nm=10-9mのオーダー)に近づけ
る。この状態で探針を試料の表面に沿って走査させる
と、探針の先端の原子と試料表面の原子との間に働くフ
ァンデルワールス力や斥力により探針は上下に移動し、
それに伴ってカンチレバーがたわむ。x−y平面内で探
針を走査する間のこのカンチレバーのたわみ(z座標)
をレーザー光等によって検出することにより、試料の表
面形状の3次元像(凹凸像)を得ることができる。通常
は、このカンチレバーのたわみが一定となるようにカン
チレバーの高さをフィードバック制御し、試料表面の各
点におけるカンチレバーの高さにより試料表面の凹凸像
を得る。
【0003】また、走査型トンネル顕微鏡(STM)で
は、同じく試料の表面の極く近傍に探針を対向配置し、
試料と探針との間に電圧を印加する。この電圧を適度に
調節することにより、試料と探針との間にはトンネル電
流が流れるようになる。STMではこのトンネル電流が
一定となるように両者間の間隔を制御しながら探針で試
料表面を走査することにより、試料表面の形状を得る。
は、同じく試料の表面の極く近傍に探針を対向配置し、
試料と探針との間に電圧を印加する。この電圧を適度に
調節することにより、試料と探針との間にはトンネル電
流が流れるようになる。STMではこのトンネル電流が
一定となるように両者間の間隔を制御しながら探針で試
料表面を走査することにより、試料表面の形状を得る。
【0004】このように、探針で試料の表面を走査する
ことにより試料表面の形状を測定する顕微鏡には、これ
らの他に、レーザ力顕微鏡(LFM=Laser Force Micr
oscope)、磁気力顕微鏡(MFM=Magnetic Force Mic
roscope)、走査イオン伝導顕微鏡(SICM=Scannin
g Ion-Conductance Microscope)、走査容量顕微鏡(S
CM=Scanning Capacitance Microscope)等がある。
これらはいずれも探針を原子オーダーで試料の表面に近
づけるため、非常に高い解像度(倍率)が得られるとい
う特長を有する。
ことにより試料表面の形状を測定する顕微鏡には、これ
らの他に、レーザ力顕微鏡(LFM=Laser Force Micr
oscope)、磁気力顕微鏡(MFM=Magnetic Force Mic
roscope)、走査イオン伝導顕微鏡(SICM=Scannin
g Ion-Conductance Microscope)、走査容量顕微鏡(S
CM=Scanning Capacitance Microscope)等がある。
これらはいずれも探針を原子オーダーで試料の表面に近
づけるため、非常に高い解像度(倍率)が得られるとい
う特長を有する。
【0005】現在、AFMやSTMは主として金属や半
導体等の非生体試料の観察を対象としているため、試料
は超高真空の試料室内に入れられ、加熱又は劈開により
清浄な表面を得るようになっている。
導体等の非生体試料の観察を対象としているため、試料
は超高真空の試料室内に入れられ、加熱又は劈開により
清浄な表面を得るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】蛋白質やDNA等の生
体試料を観察する場合、これらを真空中にセットすると
形態が常圧の場合とは大幅に異なってしまう可能性があ
る。そのため、生体試料の観察は従来より大気中におい
て行なわれていた。
体試料を観察する場合、これらを真空中にセットすると
形態が常圧の場合とは大幅に異なってしまう可能性があ
る。そのため、生体試料の観察は従来より大気中におい
て行なわれていた。
【0007】しかし、この場合、試料も探針も、何の保
護設備もない状態で観察することになるため、大気中の
汚染物質が試料や探針に付着するおそれがある。ところ
が、AFMやSTMの解像度(倍率)は上記の通り非常
に高いため、このような汚染物質が試料の表面に付着し
た状態で観察を行なった場合、何を観察しているのかわ
からなくなる。また、生体試料は真空中では凝集してし
まうため、個別の試料の像を得ることができないという
問題点もある。
護設備もない状態で観察することになるため、大気中の
汚染物質が試料や探針に付着するおそれがある。ところ
が、AFMやSTMの解像度(倍率)は上記の通り非常
に高いため、このような汚染物質が試料の表面に付着し
た状態で観察を行なった場合、何を観察しているのかわ
からなくなる。また、生体試料は真空中では凝集してし
まうため、個別の試料の像を得ることができないという
問題点もある。
【0008】これらの問題はAFMやSTMに限らず、
種々の探針走査型顕微鏡(SPM)で生体試料を観察し
ようとする場合には必ず生じるものである。本発明はこ
のような課題を解決するために成されたものであり、そ
の目的とするところは、探針走査型顕微鏡(SPM)で
試料を観察する際の雰囲気を任意に制御し、生体試料に
関しても、そのままの状態で観察することができるよう
にすることにある。
種々の探針走査型顕微鏡(SPM)で生体試料を観察し
ようとする場合には必ず生じるものである。本発明はこ
のような課題を解決するために成されたものであり、そ
の目的とするところは、探針走査型顕微鏡(SPM)で
試料を観察する際の雰囲気を任意に制御し、生体試料に
関しても、そのままの状態で観察することができるよう
にすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る雰囲気制御探針走査型顕微鏡
は、 a)気密に設けられた試料観察室と、 b)試料観察室内で先端が試料の表面の近傍に来るよう
に設けられた探針と、 c)探針の先端が試料表面に沿って移動するように探針
又は試料を3次元的に駆動する探針移動手段と、 d)試料観察室内のガスを排出するガス排出手段と、 e)試料観察室内にガスを導入するガス導入手段と を備えることを特徴としている。
に成された本発明に係る雰囲気制御探針走査型顕微鏡
は、 a)気密に設けられた試料観察室と、 b)試料観察室内で先端が試料の表面の近傍に来るよう
に設けられた探針と、 c)探針の先端が試料表面に沿って移動するように探針
又は試料を3次元的に駆動する探針移動手段と、 d)試料観察室内のガスを排出するガス排出手段と、 e)試料観察室内にガスを導入するガス導入手段と を備えることを特徴としている。
【0010】
【作用】ガス排出手段dにより試料観察室a内のガス
(通常、大気)を一旦すべて排出した後、ガス導入手段
eにより試料観察室a内に別のガスを任意の圧力となる
まで導入する。これにより、試料観察室内の雰囲気を任
意のものに制御することができる。その後、探針移動手
段cにより探針bを試料の表面に沿って走査することに
より、試料の表面形状の3次元像を得ることができる。
(通常、大気)を一旦すべて排出した後、ガス導入手段
eにより試料観察室a内に別のガスを任意の圧力となる
まで導入する。これにより、試料観察室内の雰囲気を任
意のものに制御することができる。その後、探針移動手
段cにより探針bを試料の表面に沿って走査することに
より、試料の表面形状の3次元像を得ることができる。
【0011】
【実施例】本発明を原子間力顕微鏡(AFM)に適用し
た例を図1〜図5により説明する。本実施例のAFMは
図1に示す通り、大別すると観察部10、制御部11及
びコンソール部12から構成される。観察部10では、
エアサスペンション16により支えられたテーブル15
上にメインチェンバ14が設けられている。メインチェ
ンバ14は気密に組み立てられており、複数の透視窓
(図1に示されている斜上方透視窓17及び前面透視窓
18の他に、上面にも2個の図示せぬ透視窓が設けられ
ている)と2個の操作開口20、21が設けられてい
る。
た例を図1〜図5により説明する。本実施例のAFMは
図1に示す通り、大別すると観察部10、制御部11及
びコンソール部12から構成される。観察部10では、
エアサスペンション16により支えられたテーブル15
上にメインチェンバ14が設けられている。メインチェ
ンバ14は気密に組み立てられており、複数の透視窓
(図1に示されている斜上方透視窓17及び前面透視窓
18の他に、上面にも2個の図示せぬ透視窓が設けられ
ている)と2個の操作開口20、21が設けられてい
る。
【0012】図2(a)に示すように、メインチェンバ
14の中には試料ステーション23が設けられている。
試料ステーション23において、試料24はピエゾドラ
イバ25の上面に載置される。試料観察の際は、試料2
4の上部に設けられたカンチレバー保持機構の粗移動モ
ータにより、カンチレバー26の先端に取り付けられた
探針が試料24の近傍に来るようにセットされる。その
後、ピエゾドライバ25により試料24を僅かずつ持ち
上げ(z方向に移動する)、試料表面と探針の先端との
距離を更に小さくしてゆく。両者の間の原子間力により
カンチレバー26が所定量だけたわんだ時点でピエゾド
ライバ25のz方向の移動を停止し、次に試料24を同
じくピエゾドライバ25によりx−y平面内で走査す
る。このように走査を行なっている間、カンチレバー保
持機構ではカンチレバー26のたわみ量をレーザ27か
らカンチレバーに照射したレーザ光の触れ角により検出
し、制御部11に送信する。制御部11ではこのカンチ
レバー26のたわみ量が常に一定となるようにピエゾド
ライバ25をz方向に駆動し、試料24を上下に移動さ
せる。こうして所定の領域についての走査が終了したと
き、試料24の表面形状の3次元像が得られる。
14の中には試料ステーション23が設けられている。
試料ステーション23において、試料24はピエゾドラ
イバ25の上面に載置される。試料観察の際は、試料2
4の上部に設けられたカンチレバー保持機構の粗移動モ
ータにより、カンチレバー26の先端に取り付けられた
探針が試料24の近傍に来るようにセットされる。その
後、ピエゾドライバ25により試料24を僅かずつ持ち
上げ(z方向に移動する)、試料表面と探針の先端との
距離を更に小さくしてゆく。両者の間の原子間力により
カンチレバー26が所定量だけたわんだ時点でピエゾド
ライバ25のz方向の移動を停止し、次に試料24を同
じくピエゾドライバ25によりx−y平面内で走査す
る。このように走査を行なっている間、カンチレバー保
持機構ではカンチレバー26のたわみ量をレーザ27か
らカンチレバーに照射したレーザ光の触れ角により検出
し、制御部11に送信する。制御部11ではこのカンチ
レバー26のたわみ量が常に一定となるようにピエゾド
ライバ25をz方向に駆動し、試料24を上下に移動さ
せる。こうして所定の領域についての走査が終了したと
き、試料24の表面形状の3次元像が得られる。
【0013】図3に示すように、メインチェンバ14の
側壁には試料導入パイプ30が接続されており、試料導
入パイプ30の途中には、前後をバルブ32、33で挟
まれた試料チェンバ31が設けられている。また、メイ
ンチェンバ14の他の方向の側壁に設けられた操作開口
20、21には、それぞれ、ゴム手袋35、36が気密
に取り付けられており、また、ゴム手袋35、36を引
き出した後は各操作開口20、21を気密に遮蔽するこ
とのできるシャッタ37、38も設けられている。
側壁には試料導入パイプ30が接続されており、試料導
入パイプ30の途中には、前後をバルブ32、33で挟
まれた試料チェンバ31が設けられている。また、メイ
ンチェンバ14の他の方向の側壁に設けられた操作開口
20、21には、それぞれ、ゴム手袋35、36が気密
に取り付けられており、また、ゴム手袋35、36を引
き出した後は各操作開口20、21を気密に遮蔽するこ
とのできるシャッタ37、38も設けられている。
【0014】本実施例のAFMでは、メインチェンバ1
4内のガス雰囲気を制御することができる。そのための
ガス系統はテーブル15の下に設けられており、その配
管等は図4に示す通りとなっている。本実施例のAFM
では、メインチェンバ14内のガス(最初は空気)を排
出するために、ロータリーポンプ(RP)41及びター
ボ分子ポンプ(TMP)40を使用している。また、メ
インチェンバ内を別のガス(例えばアルゴンガス等)で
満たす場合のために、ガスボンベ49を接続するための
ターミナル48を備えている。ガス系統には更に、これ
らのポンプ40、41やボンベ49とメインチェンバ1
4、試料チェンバ31及び操作開口20、21のシャッ
タ37、38とゴム手袋35、36との間の空間を接続
するためのパイプ42及び種々のバルブ43、44、4
5、46、47が含まれる。
4内のガス雰囲気を制御することができる。そのための
ガス系統はテーブル15の下に設けられており、その配
管等は図4に示す通りとなっている。本実施例のAFM
では、メインチェンバ14内のガス(最初は空気)を排
出するために、ロータリーポンプ(RP)41及びター
ボ分子ポンプ(TMP)40を使用している。また、メ
インチェンバ内を別のガス(例えばアルゴンガス等)で
満たす場合のために、ガスボンベ49を接続するための
ターミナル48を備えている。ガス系統には更に、これ
らのポンプ40、41やボンベ49とメインチェンバ1
4、試料チェンバ31及び操作開口20、21のシャッ
タ37、38とゴム手袋35、36との間の空間を接続
するためのパイプ42及び種々のバルブ43、44、4
5、46、47が含まれる。
【0015】本実施例のAFMにより生体試料を観察す
る際の手順を図5のフローチャートに従い説明する。最
初に、ゴム手袋35、36を外部に引き出した後、シャ
ッタ37、38により両操作開口20、21を閉鎖する
とともに、バルブ33を閉鎖する(ステップS1)。そ
してバルブ43、47を開け、真空ポンプ40、41に
よりガス排出口39からメインチェンバ14内の空気を
排出する(ステップS2)。これにより、汚染物質を含
んだ空気がメインチェンバ14内から排出される。メイ
ンチェンバ14内の空気を十分に排出した後バルブ47
を閉じ、ガスボンベ49へのバルブ46を開けて所定の
雰囲気ガスをメインチェンバ14に導入する(ステップ
S3)。メインチェンバ14内のガス圧力が所定値に達
した時点で(メインチェンバ14内のガス圧力は、圧力
センサ34により検出される)バルブ46を閉鎖する。
こうして、メインチェンバ14内の雰囲気が、汚染され
た空気から清浄なガスに完全に入れ換えられたことにな
る。ここで、生体試料を観察する場合には、新しいガス
雰囲気としては、不活性ガス(アルゴンガス、ヘリウム
ガス等。窒素ガスでもよい。)と水蒸気との混合ガスを
1気圧にして使用するのが望ましい。もちろん、他の種
類の試料を観察する場合には、ガスボンベ49を取り替
えるだけで任意のガスに置換することができ、また、そ
の圧力も任意の値に設定することができる。
る際の手順を図5のフローチャートに従い説明する。最
初に、ゴム手袋35、36を外部に引き出した後、シャ
ッタ37、38により両操作開口20、21を閉鎖する
とともに、バルブ33を閉鎖する(ステップS1)。そ
してバルブ43、47を開け、真空ポンプ40、41に
よりガス排出口39からメインチェンバ14内の空気を
排出する(ステップS2)。これにより、汚染物質を含
んだ空気がメインチェンバ14内から排出される。メイ
ンチェンバ14内の空気を十分に排出した後バルブ47
を閉じ、ガスボンベ49へのバルブ46を開けて所定の
雰囲気ガスをメインチェンバ14に導入する(ステップ
S3)。メインチェンバ14内のガス圧力が所定値に達
した時点で(メインチェンバ14内のガス圧力は、圧力
センサ34により検出される)バルブ46を閉鎖する。
こうして、メインチェンバ14内の雰囲気が、汚染され
た空気から清浄なガスに完全に入れ換えられたことにな
る。ここで、生体試料を観察する場合には、新しいガス
雰囲気としては、不活性ガス(アルゴンガス、ヘリウム
ガス等。窒素ガスでもよい。)と水蒸気との混合ガスを
1気圧にして使用するのが望ましい。もちろん、他の種
類の試料を観察する場合には、ガスボンベ49を取り替
えるだけで任意のガスに置換することができ、また、そ
の圧力も任意の値に設定することができる。
【0016】観察しようとする試料はまず試料チェンバ
31に入れる(ステップS4)。この試料チェンバ31
内の空気も、上記メインチェンバ14の場合と同様に、
バルブ45、47、46等を操作することにより新しい
雰囲気ガスに置き換える(ステップS5)。一方、両操
作開口20、21の部分でも、ゴム手袋35、36とシ
ャッタ37、38との間の空間にも僅かではあるが汚染
空気が残留しているので、この部分も同様にバルブ4
4、47、46を操作することにより新しい雰囲気ガス
に置き換える(ステップS6)。
31に入れる(ステップS4)。この試料チェンバ31
内の空気も、上記メインチェンバ14の場合と同様に、
バルブ45、47、46等を操作することにより新しい
雰囲気ガスに置き換える(ステップS5)。一方、両操
作開口20、21の部分でも、ゴム手袋35、36とシ
ャッタ37、38との間の空間にも僅かではあるが汚染
空気が残留しているので、この部分も同様にバルブ4
4、47、46を操作することにより新しい雰囲気ガス
に置き換える(ステップS6)。
【0017】このようにしてメインチェンバ14及びそ
の周辺の空間の汚染空気が清浄な雰囲気ガスに置き換え
られた後、バルブ33を開けて試料をメインチェンバ1
4内に入れる(ステップS7)。そして、両操作開口2
0、21のシャッタ37、38を開け、操作者がゴム手
袋35、36に手を入れて試料を試料台上の所定位置に
セットする(ステップS8)。このとき、斜上方や前方
等の透視窓17、18によりメインチェンバ14内を見
ることができるため、操作者は細かい作業でも確実に行
なうことができる。こうして試料のセットが終了した後
は、上記の通り、制御部11の制御の下にAFM観察を
行なう(ステップS9)。
の周辺の空間の汚染空気が清浄な雰囲気ガスに置き換え
られた後、バルブ33を開けて試料をメインチェンバ1
4内に入れる(ステップS7)。そして、両操作開口2
0、21のシャッタ37、38を開け、操作者がゴム手
袋35、36に手を入れて試料を試料台上の所定位置に
セットする(ステップS8)。このとき、斜上方や前方
等の透視窓17、18によりメインチェンバ14内を見
ることができるため、操作者は細かい作業でも確実に行
なうことができる。こうして試料のセットが終了した後
は、上記の通り、制御部11の制御の下にAFM観察を
行なう(ステップS9)。
【0018】上記実施例では原子間力顕微鏡(AFM)
について説明したが、本発明は走査型トンネル顕微鏡
(STM)についても全く同様に適用することができ
る。その場合には、図2(a)に示した試料ステーショ
ンを図2(b)に示したようなSTM専用のステーショ
ンに変えるだけであり、図3に示した試料セット用機構
や図4に示したガス系統は全く同様のものを用いること
ができる。なお、図2(b)のSTM用試料ステーショ
ン73において、74は試料台、75は防振台、76は
探針(チップ)移動用のピエゾドライバ、77は探針
(チップ)、78は粗移動用のマイクロメータである。
また、同様に、前述のレーザ力顕微鏡(LFM)や磁気
力顕微鏡(MFM)等、他の探針走査型顕微鏡について
も本発明を適用することができる。
について説明したが、本発明は走査型トンネル顕微鏡
(STM)についても全く同様に適用することができ
る。その場合には、図2(a)に示した試料ステーショ
ンを図2(b)に示したようなSTM専用のステーショ
ンに変えるだけであり、図3に示した試料セット用機構
や図4に示したガス系統は全く同様のものを用いること
ができる。なお、図2(b)のSTM用試料ステーショ
ン73において、74は試料台、75は防振台、76は
探針(チップ)移動用のピエゾドライバ、77は探針
(チップ)、78は粗移動用のマイクロメータである。
また、同様に、前述のレーザ力顕微鏡(LFM)や磁気
力顕微鏡(MFM)等、他の探針走査型顕微鏡について
も本発明を適用することができる。
【0019】本発明の他の実施例であるAFMを図6に
示す。この実施例のAFMではメインチェンバ114は
ベース部151とその上に気密に固定されたガラスケー
ス150から構成され、試料を操作するためのゴム手袋
135、136をメインチェンバ114内に入れるため
の開口はベース部151に設けられる。また、ガス系統
では、メインチェンバ114からガスを排出するための
排気管153と別のガスを導入するための導入管154
とが別々に設けられている。なお、他の構成部品は、図
1〜図4に示した同じ下2桁の数字が付されたものと同
じである。
示す。この実施例のAFMではメインチェンバ114は
ベース部151とその上に気密に固定されたガラスケー
ス150から構成され、試料を操作するためのゴム手袋
135、136をメインチェンバ114内に入れるため
の開口はベース部151に設けられる。また、ガス系統
では、メインチェンバ114からガスを排出するための
排気管153と別のガスを導入するための導入管154
とが別々に設けられている。なお、他の構成部品は、図
1〜図4に示した同じ下2桁の数字が付されたものと同
じである。
【0020】本発明の更に別の実施例であるAFMを図
7に示す。一時的に真空中に置かれた程度では変形しな
いような試料であれば、最初に試料をメインチェンバ2
14内の試料ステーション223にセットしておき、そ
の後メインチェンバ214を閉め切って内部の汚染空気
を清浄な雰囲気ガスに置換することができる。この場
合、メインチェンバ214の中に手を入れたり内部を見
たりする必要がなくなるため、メインチェンバ214の
構造は図7に示すように簡単にすることができる。図7
においても、他の構成部品は、図1〜図4に示した同じ
下2桁の数字が付されたものと同じである。
7に示す。一時的に真空中に置かれた程度では変形しな
いような試料であれば、最初に試料をメインチェンバ2
14内の試料ステーション223にセットしておき、そ
の後メインチェンバ214を閉め切って内部の汚染空気
を清浄な雰囲気ガスに置換することができる。この場
合、メインチェンバ214の中に手を入れたり内部を見
たりする必要がなくなるため、メインチェンバ214の
構造は図7に示すように簡単にすることができる。図7
においても、他の構成部品は、図1〜図4に示した同じ
下2桁の数字が付されたものと同じである。
【0021】
【発明の効果】任意の探針走査型顕微鏡(SPM)にお
いて、試料を任意の種類の、任意の圧力の雰囲気ガスの
下で観察することができるようになる。特に、生体試料
を観察する場合、初めに試料観察室内から汚染物質を含
む大気を排除し、代わりに清浄な不活性ガス(及び水蒸
気)で試料観察室を1気圧に調整することにより、生体
試料が変形したり凝集したりすることがなくなり、試料
の正しい(大気圧下での状態の)表面形状を観察するこ
とができるようになる。
いて、試料を任意の種類の、任意の圧力の雰囲気ガスの
下で観察することができるようになる。特に、生体試料
を観察する場合、初めに試料観察室内から汚染物質を含
む大気を排除し、代わりに清浄な不活性ガス(及び水蒸
気)で試料観察室を1気圧に調整することにより、生体
試料が変形したり凝集したりすることがなくなり、試料
の正しい(大気圧下での状態の)表面形状を観察するこ
とができるようになる。
【図1】 本発明の一実施例である雰囲気制御原子間力
顕微鏡(AFM)の正面図。
顕微鏡(AFM)の正面図。
【図2】 実施例のAFMのメインチェンバの縦断面
図。
図。
【図3】 メインチェンバの横断面図。
【図4】 実施例のAFMのガス系統図。
【図5】 実施例のAFMで生体試料を観察する際の手
順を示すフローチャート。
順を示すフローチャート。
【図6】 本発明の他の実施例であるAFMの概略構成
図。
図。
【図7】 本発明の更に別の実施例であるAFMの概略
構成図。
構成図。
10…観察部 11…制御部 12…コンソール部 14…メインチェンバ 17、18…透視窓 20、21…操作
開口 23…試料ステーション 24…試料 25…ピエゾドラ
イバ 26…カンチレバー 27…レーザ 30…試料導入パイプ 31…試料チェンバ 32、33…バル
ブ 34…圧力センサ 35、36…ゴム手袋 37、38…シャ
ッタ 39…ガス排出口 40…ターボ分子
ポンプ 41…ロータリポンプ 42…パイプ 43、44、45、46、47…バルブ 48…ボンベ取付ターミナル 49…雰囲気ガス
ボンベ
開口 23…試料ステーション 24…試料 25…ピエゾドラ
イバ 26…カンチレバー 27…レーザ 30…試料導入パイプ 31…試料チェンバ 32、33…バル
ブ 34…圧力センサ 35、36…ゴム手袋 37、38…シャ
ッタ 39…ガス排出口 40…ターボ分子
ポンプ 41…ロータリポンプ 42…パイプ 43、44、45、46、47…バルブ 48…ボンベ取付ターミナル 49…雰囲気ガス
ボンベ
Claims (1)
- 【請求項1】 a)気密に設けられた試料観察室と、 b)試料観察室内で先端が試料の表面の近傍に来るよう
に設けられた探針と、 c)探針の先端が試料表面に沿って移動するように探針
又は試料を3次元的に駆動する探針移動手段と、 d)試料観察室内のガスを排出するガス排出手段と、 e)試料観察室内にガスを導入するガス導入手段とを備
えることを特徴とする探針走査型顕微鏡。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4048063A JP2612395B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 雰囲気制御探針走査型顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4048063A JP2612395B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 雰囲気制御探針走査型顕微鏡 |
Related Child Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8056230A Division JPH08285870A (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | 雰囲気制御探針走査型顕微鏡 |
| JP5622996A Division JP2862074B2 (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | 雰囲気制御探針走査型顕微鏡 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05215543A true JPH05215543A (ja) | 1993-08-24 |
| JP2612395B2 JP2612395B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=12792897
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4048063A Expired - Fee Related JP2612395B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 雰囲気制御探針走査型顕微鏡 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2612395B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI669508B (zh) * | 2015-06-02 | 2019-08-21 | 日商日立高新技術科學股份有限公司 | Scanning probe microscope |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2862074B2 (ja) | 1996-03-13 | 1999-02-24 | 株式会社島津製作所 | 雰囲気制御探針走査型顕微鏡 |
| JP3285084B2 (ja) | 1998-12-01 | 2002-05-27 | 日本電気株式会社 | 走査容量顕微鏡による静電容量測定方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04326007A (ja) * | 1991-04-25 | 1992-11-16 | Nec Corp | 大気圧中における固体表面変化の観察・分析方法およびその装置 |
| JPH0545160A (ja) * | 1991-08-20 | 1993-02-23 | Tadahiro Omi | 原子間力顕微鏡装置 |
-
1992
- 1992-02-03 JP JP4048063A patent/JP2612395B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04326007A (ja) * | 1991-04-25 | 1992-11-16 | Nec Corp | 大気圧中における固体表面変化の観察・分析方法およびその装置 |
| JPH0545160A (ja) * | 1991-08-20 | 1993-02-23 | Tadahiro Omi | 原子間力顕微鏡装置 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI669508B (zh) * | 2015-06-02 | 2019-08-21 | 日商日立高新技術科學股份有限公司 | Scanning probe microscope |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2612395B2 (ja) | 1997-05-21 |
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