JPH0521587Y2 - - Google Patents

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JPH0521587Y2
JPH0521587Y2 JP1986108561U JP10856186U JPH0521587Y2 JP H0521587 Y2 JPH0521587 Y2 JP H0521587Y2 JP 1986108561 U JP1986108561 U JP 1986108561U JP 10856186 U JP10856186 U JP 10856186U JP H0521587 Y2 JPH0521587 Y2 JP H0521587Y2
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rubber
waste tire
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tire
soundproof
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、急激に増大する膨大な量の廃タイ
ヤを有効に再利用して廃棄公害を解消し、加え
て、自動車等の走行時の騒音を効果的に低減する
側溝の改良に関し、特に、本考案者が先に開発し
て既に出願公告された廃タイヤの利用技術(実公
昭57−24497号公報、並びに実公昭57−24498号公
報)の改良に関する。
【従来の技術並びにその問題点】
道路に沿つて設けられたコンクリート製の側溝
は、自動車に踏まれると、蓋と側溝本体とが当た
つてゴトゴトと大きな騒音を発する。やかましい
騒音は、道路沿いに住む人々の快適な生活を著し
く害している。このことを解決する為に、蓋と側
溝本体との間に、防音ゴムを挟着した側溝が開発
され、下記の公報に記載されている。 実公昭47−32728号公報 実公昭47−32729号公報 実公昭47−28185号公報 実公昭55−51914号公報 実公昭49−46780号公報 実公昭59−12308号公報 実開昭61−54086号公報 これら従来の公報に記載される側溝は、蓋と側
溝本体との間に防音ゴムを設けている。防音ゴム
は、蓋が側溝本体に衝突する緩衝材となつて騒音
を低減する。しかしながら、実際には、防音ゴム
を設けた低騒音の側溝はほとんど普及していな
い。それは、安価に、優れた防音特性の防音ゴム
を実用化できないことが理由である。防音処理が
要求される側溝の全長は、想像も出来ない程長
い。この為、例え、優れた防音特性が実現できて
も、施工単価が高いと、全体の施工費が高騰して
採用できない。 さらにまた、防音ゴムには極めて優れた耐久性
が要求される。それは、取り替えがほとんど不可
能なことが理由である。さらに困つたことに、防
音ゴムの使用環境は極めて厳しく、耐久性を持た
せることが難しい。すなわち、側溝に敷き込まれ
る防音ゴムは、風雨にさらされる屋外で使用さ
れ、しかも、夏は、直射日光で高温に加熱される
コンクリート製の蓋に押圧されて加熱され、冬は
冷たい外気で著しく低温に冷却されて硬化される
からである。 耐久性に欠ける防音ゴムは、新しい時にのみ防
音効果がある。しかしながら、使用するにしたが
つて防音性が低下する。ボロボロに劣化した後
は、防音ゴムを使用しないよりも防音特性が悪化
する。それは、劣化して防音ゴムの一部が落下す
ると、蓋と側溝本体との間に部分的に隙間ができ
るからである。部分的な隙間は、自動車が通過す
るときの蓋を振動を増長して、騒音の原因とな
る。 このため、側溝に使用される防音ゴムは、いか
にして耐久性を改善するかが極めて大切である。
ゴムを板状に成形した従来の防音ゴムは、十分な
耐久性を実現することが難しい。このため、経年
変化による劣化が甚だしく、防音特性が次第に低
下し、最後には防音ゴムのない側溝よりも騒音が
増加する欠点があつた。 さらにまた、防音ゴムは、蓋の振動を効果的に
吸収できるものが騒音をより低減できる。いいか
えると、防音ゴムは、運動靴の底材に使用される
衝撃吸収ゴムのように、1回の振動でより多くの
運動のエネルギーを吸収するものがよい。理想的
な防音ゴムは、変形後の振動が起こらず、あるい
は、急激に減衰するものである。振動吸収能力に
優れた防音ゴムは、蓋の振動を直ちに減衰できて
騒音を著しく低減する。衝撃吸収能力に優れた材
料はすでに開発されている。しかしながら、これ
等の材料は著しく高価で、使用量が極めて多い防
音ゴム等には到底使用できない。 優れた耐久性と、防音特性とを実現する防音ゴ
ムは、製品単価が著しく高騰する。それは、原料
コストが高いことが理由である。このため、防音
ゴムを安価に多量生産して、優れた防音特性を実
現することは極めて困難である。 本考案者は、防音ゴムの原料に、廃棄公害の最
大原因となつている、「廃タイヤ」を再利用する
という独特の構成によつて、製造コストを低減し
て、耐久性と防音性とを満足することに成功し
た。 従つて、この考案の重要な目的は、原料コスト
がほとんど無料ないしはマイナス(廃棄処理費用
が不用となる為)で、従来製品とは比較にならな
い程安価で、しかも、ゴム内に無数のタイヤコー
ドが縦横無尽に埋設されておつて、これが廃タイ
ヤ粒の結合強度を向上し、さらに、振動時の内部
エネルギー損失を増大して騒音特性を向上し、さ
らに又、蓋と側溝本体への付着作用をも向上する
防音ゴムを有する側溝を提供するにある。 又、この考案の他の重要な目的は、タイヤの持
つ優れた耐候性、耐久性、耐クツシヨン性ならび
に耐衝撃性とが有効に利用されて、理想的な特性
の防音ゴムを有する側溝を提供するにある。 さらに又、この考案の他の重要な目的は、膨大
な量の産業廃棄物である廃タイヤが有効に再利用
でき、資源尊重、環境保全等の社会的役割を果た
す廃タイヤ利用の防音ゴムを有する側溝を提供す
るにある。
【従来の問題点を解決する為の手段】
防音ゴムを有する側溝は、蓋2と側溝本体1と
の間に、防音ゴム3を挟んでいる。防音ゴム3に
は廃タイヤゴム板を使用している。廃タイヤゴム
板は、廃タイヤを粉砕した廃タイヤ粒4と、廃タ
イヤ粒4から分離されたタイヤコード6とを混合
して結合剤で結合したものである。廃タイヤゴム
板は、表面にタイヤコードが表出する廃タイヤ粒
4と、廃タイヤ粒から分離されたタイヤコード6
とを含んでいる。タイヤコード6は、方向性なく
からまつて結合剤で結合されている。 ところで、本明細書に於て「蓋」は、グレーチ
ング等、側溝本体の開口部を密閉しない状態に閉
塞するものを含む広い意味に使用する。
【作用効果】
蓋と側溝本体との間に介在される廃タイヤゴム
板は、廃タイヤを原料としている。廃タイヤは廃
棄処理に著しく費用がかかり、全国的な発生量は
甚大である。従つて、廃タイヤゴム板は、原料コ
ストを無料ないしはマイナスとして、従来品とは
比較にならない程安価にできる。さらに、側溝の
全長が長くて使用量が多く、膨大な廃タイヤを有
効に再利用して同時に多量の廃棄処理が実現出来
る。 さらに、廃タイヤゴム板は、タイヤに含まれる
タイヤコードを表面に表出させた廃タイヤ粒を結
合したものである。また、廃タイヤ粒とは分離さ
れたタイヤコードも添加して板状に結合してい
る。廃タイヤ粒に添加されたタイヤコードは、方
向性なく結合剤で結合される。このため、タイヤ
コードが縦横無尽に埋設されて互いに絡まり合
い、これが廃タイヤ粒の結合強度を著しく向上さ
せる。 この物性は、タイヤゴムの持つ優れた耐候性、
耐久性、耐クツシヨン性ならびに耐衝撃性を改善
し、強靱で耐久性があり、しかも長期間にわたつ
て優れたクツシヨン性と防音性とを実現できる。 さらに、方向性なく埋設された無数のタイヤコ
ードは、廃タイヤゴム板が弾性変形するときに、
廃タイヤ粒の弾性変形を抑制する。すなわち、弾
性変形運動の抵抗作用が多く、弾性変形運動時の
内部エネルギー消費を増大させる。この為、蓋の
振動が廃タイヤゴム板に効果的に吸収されて防音
特性が向上できる。したがつて、安価な廃タイヤ
を再利用するにもかかわらず、従来の、高価な新
品原料ゴムを使用したタイヤコードを埋設しない
防音ゴムに勝るとも劣らない優れた防音特性を実
現する。 さらに又、廃タイヤゴム板の表面に表出するタ
イヤコードは、これを蓋あるいは側溝本体への付
着性を向上して、簡単でしかも長期間位置ずれな
く固定する。すなわち、廃タイヤゴム板を接着剤
あるいは粘着剤(以下単に接着剤という)で側溝
に固定する場合、表面のタイヤコードが接着剤に
強固に密着されて結合強度が向上する。 この為、廃タイヤゴム板を、例えば、実公昭47
−32729号公報に示されるように、捻等を使用せ
ずに強固に固定できる。 さらに又、膨大な量の産業廃棄物である廃タイ
ヤが有効に再利用できるので、資源尊重、環境保
全等の社会的役割を果たす特徴も同時に実現でき
る。 [好ましい実施例] 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。 第1図に示す側溝は、側溝本体1と、蓋2と、
防音ゴム3とからなる。 防音ゴム3は、側溝本体1と蓋2との間と、蓋
2と蓋2との間に接着されている。 防音ゴム3には、廃タイヤゴム板が使用されて
いる。廃タイヤゴム板である防音ゴム3は、第2
図の拡大断面図に示すように、廃タイヤを粒状に
粉砕し、しかも、粒状切断面に無数のタイヤコー
ド6が表出する廃タイヤ粒4を、結合剤である接
着剤5で結合したものである。 さらに、廃タイヤゴム板は、廃タイヤを粉砕し
たときに発生するタイヤコード6が方向性なく接
着剤で結合されている。 この廃タイヤゴム板の製造方法は、廃タイヤ
を、例えば、平均粒子直径が0.5〜25mm、好まし
くは5〜15mmに粉砕された廃タイヤ粒4を、硬化
状態においてゴム状弾性を有するウレタン樹脂系
の接着剤5でもつて結合して板状に成形する。 廃タイヤを粉砕して廃タイヤ粒4に加工する
と、タイヤ内に含まれていた無数のタイヤコード
が短く切断される。タイヤコードの一部は、廃タ
イヤ粒に埋設されて表面から突出し、さらに一部
は廃タイヤ粒4から分離される。廃タイヤ粒4
と、廃タイヤ粒4から分離されたタイヤコード6
とを、未硬化状態にある接着剤で混練し、これを
板状の成形室に入れて硬化後型抜きするか、ある
いは又、廃タイヤ粒4とタイヤコード6とを板状
の成形室に一定の厚さに敷き、上から接着剤をス
プレーして接着する。 又、天然あるいは合成ゴムの結合剤を使用する
場合、合成ゴムの混練品をホツトプレスで加圧、
加熱し、加硫して結合剤で結合する。 廃タイヤゴム板は、廃タイヤ粒4の間に空隙が
出来る状態で接着剤5で結合できる。廃タイヤ粒
4は方向性なく埋設されたタイヤコード6と接着
剤5とで強固に接着される。この形状の廃タイヤ
ゴム板は、結合剤である接着剤の使用量を少なく
でき、又廃タイヤゴム板が優れた弾性を有する特
長がある。 ただ、使用個所によつては、廃タイヤ粒間の空
隙を結合剤で完全に埋めたものも使用可能である
ことは言うまでもない。 廃タイヤ粒4の結合剤に、例えば軟質ウレタン
樹脂系等の軟質合成樹脂製の接着剤を使用するな
ら、硬化後において、接着剤5が廃タイヤ粒4の
弾性変形を阻害せず、廃タイヤゴム板の弾性を向
上出来る。又、弾性変形する接着剤5は、廃タイ
ヤ粒4と一体となつて変形し、廃タイヤ粒4との
接着が完全で、廃タイヤ粒4の剥離を少なくでき
る効果がある。 ただ結合剤は、その使用量が、例えば廃タイヤ
粒に対して数パーセント以下と少ない場合、アク
リル樹脂系のものや、エポキシ樹脂系の硬化後硬
くなるものを使用して、弾性変形できる廃タイヤ
ゴム板を製作できる。 結合剤には、前述のゴム系の結合剤や軟質ウレ
タン樹脂系の接着剤のみでなく、廃タイヤ粒なら
びにタイヤコードが結合できる全てのもの、例え
ば、既に物の結合剤として使用されている軟質塩
化ビニルレジン等の合成樹脂も、軟質ウレタン樹
脂等に代わつて使用できるのは言うまでもない。 廃タイヤゴム板の厚さは、使用状態を考慮して
最適値に決定される。第1図に示すように、蓋2
と側溝本体1との間に敷き込み、あるいは、蓋2
の間に挟着する場合、蓋2の上面が側溝本体1の
上端面から高く突出しないように、例えば、廃タ
イヤゴム板の厚さは、1.5〜8mmの範囲程度に決
定される。第3図に示すように、蓋2に設けられ
た溝7に防音ゴム3を嵌入する場合、防音ゴム3
の厚さを5〜30mmと厚く出来る。 廃タイヤゴム板である防音ゴム3を溝7に嵌入
する場合、蓋2を成形する金型内に廃タイヤゴム
板を仮止めし、その後、モルタルや生コンクリー
トを注入して、成形固化される蓋に廃タイヤゴム
板を密着させる。この場合廃タイヤゴム板の表面
に表出するタイヤコードはコンクリートへの接着
強度を著しく向上させる。 防音ゴム3は、廃タイヤ粒4を結合して厚いブ
ロツク状に成形したのち、これを一定の厚さにス
ライスすることによつて、簡単に多量生産でき
る。 この考案は防音ゴムの接着状態を特定しない。 防音ゴムは接着剤や粘着性接着剤を介して蓋と
側溝本体の何れか或は両方に接着され、また、第
4図に示すように、蓋2の両側に沿つて折曲され
て、蓋2と側溝本体1の間に単に挟着されて接着
しないで使用することも出来る。 粘着性接着層を使用して防音ゴムを側溝本体に
接着する場合、蓋の下面に防音ゴムを接着し、防
音ゴムの下面に粘着性接着層を付着し、その表面
に剥離シートを付着しておき、使用時に剥離シー
トを除去して側溝本体に付着するのが簡単に接着
出来る。 第1図および第4図に示すように、蓋2と蓋2
との間に防音ゴム3を介在したものは、蓋と蓋と
が衝突する時の騒音を低減出来る特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は防音ゴムを有する蓋付側溝の斜視図、
第2図はこの考案の一実施例を示す防音ゴムの拡
大断面図、第3図及び第4図は防音ゴムの挟着状
態を示す断面図である。 1……側溝本体、2……蓋、3……防音ゴム、
4……廃タイヤ粒、5……接着剤、6……タイヤ
コード、7……溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 蓋2と側溝本体1との間に、防音ゴム3を挟
    んでいる側溝に於て、下記の(a)ないし(c)の構成
    を有することを特徴とする防音ゴムを有する側
    溝。 (a) 防音ゴム3は廃タイヤゴム板である。 (b) 廃タイヤゴム板は、廃タイヤを粒状に粉砕
    した廃タイヤ粒4と、廃タイヤ粒4から分離
    されたタイヤコード6とを混合して結合剤で
    結合したものである。 (c) 廃タイヤゴム板は、表面にタイヤコードが
    表出する廃タイヤ粒4と、廃タイヤ粒4から
    分離されたタイヤコード6とを含んでおり、
    タイヤコード6は、方向性なくからまつて結
    合剤で結合されている。 (2) 廃タイヤ粒4の結合剤が、硬化状態に於てゴ
    ム状弾性を有する実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の防音ゴムを有する側溝。 (3) 廃タイヤ粒4の結合剤が軟質合成樹脂である
    実用新案登録請求の範囲第2項記載の防音ゴム
    を有する側溝。 (4) 廃タイヤ粒4が、加硫された天然又は合成ゴ
    ムの結合剤で結合されている実用新案登録請求
    の範囲第2項記載の防音ゴムを有する側溝。 (5) 廃タイヤ粒4の平均粒子直径が0.5〜25mmの
    粒状である実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の防音ゴムを有する側溝。 (6) 防音ゴム3の厚さが1.5〜30mmである実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の防音ゴムを有す
    る側溝。 (7) 防音ゴム3が下面に粘着性接着層を有し、こ
    の粘着性接着層を介して側溝本体1に接着され
    ている実用新案登録請求の範囲第1項記載の防
    音ゴムを有する側溝。
JP1986108561U 1986-07-14 1986-07-14 Expired - Lifetime JPH0521587Y2 (ja)

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