JPH05217828A - 半導体基体及びその作製方法 - Google Patents

半導体基体及びその作製方法

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JPH05217828A
JPH05217828A JP4046304A JP4630492A JPH05217828A JP H05217828 A JPH05217828 A JP H05217828A JP 4046304 A JP4046304 A JP 4046304A JP 4630492 A JP4630492 A JP 4630492A JP H05217828 A JPH05217828 A JP H05217828A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、高価な小面積の化合物半導体基板
の代替足り得る絶縁物上の化合物半導体基体の極めて、
現実的かつ、高生産性、高均一性、高制御性なる作製方
法を提案することを目的とする。 【構成】 本半導体基体の作製方法は、第1のSi基体
の表面層を多孔質化する工程、多孔質Siの孔の内壁を
酸化する工程、その上に単結晶化合物半導体を形成する
工程、該単結晶化合物半導体層の表面と別のSi支持基
体とを絶縁層を介して貼り合わせ、まず、第1のSi基
体を多孔質Siをエッチストップ層として選択的にエッ
チングし、次に、多孔質Siを単結晶化合物半導体層を
エッチストップ層として多孔質Siを除去し、絶縁層上
に単結晶構造を有する化合物半導体層を均一に形成する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基体及びその作
製方法に関し、更に詳しくは、誘電体分離あるいは、絶
縁物上の単結晶半導体層に作成される電子デバイス、集
積回路に適する半導体基体及びその作製方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】絶縁物上の単結晶Si半導体層の形成
は、シリコン オン インシュレーター(SOI)技術
として広く知られ、通常のSi集積回路を作製するバル
クSi基板では到達しえない数々の優位点をSOI技術
を利用したデバイスが有することから多くの研究が成さ
れてきた。すなわち、SOI技術を利用することで、 1.誘電体分離が容易で高集積化が可能、 2.対放射線耐性に優れている、 3.浮遊容量が低減され高速化が可能、 4.ウエル工程が省略できる、 5.ラッチアップを防止できる、 6.薄膜化による完全空乏型電界効果トランジスタが可
能、 等の優位点が得られる。
【0003】上記したようなデバイス特性上の多くの利
点を実現するために、ここ数十年にわたり、SOI構造
の形成方法について研究されてきている。この内容は、
例えば以下の文献にまとめられている。
【0004】Special Issue: "Single-crystal silicon
on non-single-crystal insulators"; edited by G.W.
Cullen, Journal of Crystal Growth, volume 63, no
3, pp429〜590 (1983).また、古くは、単結晶サファイ
ア基板上に、SiをCVD(化学気相法)で、ヘテロエ
ピタキシ−させて形成するSOS(シリコン オン サ
ファイア)が知られており、最も成熟したSOI技術と
して一応の成功を収めはしたが、Si層と下地サファイ
ア基板界面の格子不整合により大量の結晶欠陥、サファ
イア基板からのアルミニュ−ムのSi層への混入、そし
て何よりも基板の高価格と大面積化への遅れにより、そ
の応用の広がりが妨げられている。比較的近年には、サ
ファイア基板を使用せずにSOI構造を実現しようとい
う試みが行なわれている。この試みは、次の二つに大別
される。
【0005】1.Si単結晶基板を表面酸化後に、窓を
開けてSi基板を部分的に表出させ、その部分をシ−ド
として横方向へエピタキシャル成長させ、SiO2上へ
Si単結晶層を形成する。(この場合には、SiO2
にSi層の堆積をともなう。) 2.Si単結晶基板そのものを活性層として使用し、そ
の下部にSiO2を形成する。(この方法は、Si層の
堆積をともなわない。)また、化合物半導体上のデバイ
スはSiでは得られない高い性能、たとえば、高速、発
光など、を持っている。現在は、これらのデバイスはほ
とんどGaAs等の化合物半導体基板上にエピタキシャ
ル成長をしてその中に作り込まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記1を実現する手段
として、CVDにより、直接、単結晶層Siを横方向エ
ピタキシャル成長させる方法、非晶質Siを堆積して、
熱処理により固相横方向エピタキシャル成長させる方
法、非晶質あるいは、多結晶Si層に電子線、レ−ザ−
光等のエネルギ−ビ−ムを収束して照射し、溶融再結晶
により単結晶層をSiO2上に成長させる方法、そし
て、棒状ヒ−タ−により帯状に溶融領域を走査する方法
(Zone Melting Recrystallization) が知られている。
【0007】これらの方法にはそれぞれ一長一短がある
が、その制御性、生産性、均一性、品質に多大の問題を
残しており、いまだに、工業的に実用化したものはな
い。たとえば、CVD法は平坦薄膜化するには、犠牲酸
化が必要となり、固相成長法ではその結晶性が悪い。ま
た、ビ−ムアニ−ル法では、収束ビ−ム走査による処理
時間と、ビ−ムの重なり具合、焦点調整などの制御性に
問題がある。このうち、Zone Melting Recrystallizati
on法がもっとも成熟しており、比較的大規模な集積回路
も試作されてはいるが、依然として、亜粒界等の結晶欠
陥は、多数残留しており、少数キャリヤ−デバイスを作
成するにいたってない。
【0008】上記2の方法であるSi基板をエピタキシ
ャル成長の種子として用いない方法に於ては、次の4種
類の方法が挙げられる。
【0009】1.V型の溝が表面に異方性エッチングさ
れたSi単結晶基板に酸化膜を形成し、該酸化膜上に多
結晶Si層をSi基板と同じ程厚く堆積した後、Si基
板の裏面から研磨によって、厚い多結晶Si層上にV溝
に囲まれて誘電分離されたSi単結晶領域を形成する。
この手法に於ては、結晶性は、良好であるが、多結晶S
iを数百ミクロンにも厚く堆積する工程、単結晶Si基
板を裏面より研磨して分離したSi活性層のみを残す工
程に、制御性と生産性の点から問題がある。
【0010】2.サイモックス(SIMOX:Seperati
on by ion implanted oxygen) と称されるSi単結晶基
板中に酸素のイオン注入によりSiO2層を形成する方
法であり、Siプロセスと整合性が良いため現在もっと
も成熟した手法である。しかしながら、SiO2層形成
をするためには、酸素イオンを1018ions/cm2 以上も
注入する必要があるが、その注入時間は長大であり、生
産性は高いとはいえず、また、ウエハーコストは高い。
更に、結晶欠陥は多く残存し、工業的に見て、少数キャ
リヤ−デバイスを作製できる充分な品質に至っていな
い。
【0011】3.多孔質Siの酸化による誘電体分離に
よりSOI構造を形成する方法。この方法は、P型Si
単結晶基板表面にN型Si層をプロトンイオン注入(イ
マイ他, J.Crystal Growth,vol 63, 547(1983) )、もし
くは、エピタキシャル成長とパタ−ニングによって島状
に形成し、表面よりSi島を囲むようにHF溶液中の陽
極化成法によりP型Si基板のみを多孔質化したのち、
増速酸化によりN型Si島を誘電体分離する方法であ
る。本方法では、分離されているSi領域は、デバイス
工程のまえに決定されており、デバイス設計の自由度を
制限する場合があるという問題点がある。
【0012】また、上記のような従来のSOIの形成方
法とは別に、近年、Si単結晶基板を、熱酸化した別の
Si単結晶基板に、熱処理又は接着剤を用いて貼り合
せ、SOI構造を形成する方法が注目を浴びている。こ
の方法は、デバイスのための活性層を均一に薄膜化する
必要がある。すなわち、数百ミクロンもの厚さのSi単
結晶基板をミクロンオ−ダ−かそれ以下に薄膜化する必
要がある。この薄膜化には以下のように2種類の方法が
ある。
【0013】1.研磨による薄膜化 2.選択エッチングによる薄膜化 1の研磨では均一に薄膜化することが困難である。特に
サブミクロンの薄膜化は、ばらつきが数十%にもなって
しまい、この均一化は大きな問題となっている。さらに
ウエハの大口径化が進めばその困難度は増すばかりであ
る。
【0014】また、2のエッチングは均一な薄膜化に有
効とされているが、 ・せいぜい102と選択比が十分でない ・エッチング後の表面性が悪い ・イオン注入、高濃度BドープSi層上のエピタキシャ
ル成長あるいはヘテロエピタキシャル成長を用いている
ためSOI層の結晶性が悪い 等の問題点がある(C.Harendt,et.al.,J.Elect.Mater.V
ol.20,267(1991)、H.Baumgart,et.al.,Extended Abstra
ct of ECS 1st International Symposium of Wafer Bon
ding,pp-733(1991)、C.E.Hunt,Extended Abstract of E
CS 1st International Symposium of Wafer Bonding,pp
-696(1991))。
【0015】したがって、貼り合わせによるSOIにお
いては、現状の方法では、その制御性、均一性に多くの
問題点が存在する。
【0016】上で述べたように、化合物半導体のデバイ
ス作製には化合物半導体の基板が必要不可欠となってい
る。しかし、化合物半導体の基板は高価で、しかも、大
面積化が非常に困難である。
【0017】さらに、Si基板上にGaAs等の化合物
半導体をエピタキシャル成長させることが試みられてい
るが、格子定数や熱膨張係数の違いにより、その成長膜
は結晶性が悪く、デバイスに応用することは非常に困難
となっている。
【0018】また、格子のミスフィットを緩和するため
多孔質Si上に化合物半導体をエピタキシャル成長させ
ることが試みられているが、多孔質Siの熱安定性の低
さ、経時変化等によりデバイスを作製中あるいは、作製
した後の基板としての安定性、信頼性に欠ける。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体基体の作
製方法は、第1のSi基体の少なくとも主面側の表面層
を多孔質化する工程、該多孔質Si層の孔の内壁を酸化
する工程、該多孔質Si層上に単結晶化合物半導体層を
形成する工程、該単結晶化合物半導体層表面と第1のS
i基体とは別の第2のSi基体の主面とを絶縁層を介し
て貼り合わせる工程、該貼り合わせ基体の第2のSi基
体側にマスクをして後、第1のSi基体を選択的にエッ
チングして除去する第1エッチング工程、表面に露出し
た多孔質Si層を、該化合物半導体に対してSiのエッ
チング速度の速いエッチング液を用いて、多孔質Siの
みを選択的に化学エッチングすることにより除去する第
2エッチング工程、を少なくとも有することを特徴とす
る。
【0020】本発明の半導体基体の作製方法は、第1の
Si基体の少なくとも主面側の表面層を多孔質化する工
程、該多孔質Si層の孔の内壁を酸化する工程、該多孔
質Si層上に単結晶化合物半導体層を形成する工程、該
単結晶化合物半導体層表面と第1のSi基体とは別の第
2のSi基体の主面とを絶縁層を介して貼り合わせる工
程、該第1のSi基体を多孔質Si層が表出する直前ま
で、あるいは一部表出するまで研磨、研削により除去す
る工程、該第1のSi基体の残りを選択的にエッチング
して除去する第1エッチング工程、表面に露出した多孔
質Si層を、該化合物半導体に対してSiのエッチング
速度の速いエッチング液を用いて、多孔質Siのみを選
択的に化学エッチングすることにより除去する第2エッ
チング工程、を少なくとも有することを特徴とする。
【0021】
【作用】本発明によれば、良好な結晶性をもつ化合物半
導体層を絶縁性基体上に大面積に形成することができ
る。
【0022】本発明の半導体基体の作製方法によれば、
二段階選択エッチングを行うことにより、大面積にわた
り均一平坦な、極めて優れた結晶性を有する化合物半導
体単結晶を得ることができる。
【0023】多孔質Siの内壁の酸化は、熱工程による
多孔質Siの構造変化を抑制する効果があることはよく
知られているが、本発明では、それだけでなく、1段目
のエッチングにおけるSiと多孔質層との選択比を向上
させるという効果もある。
【0024】1段目のバルクSiの選択エッチングは、
多孔質Siの内部表面は酸化膜で覆われているため、S
iO2よりSiのエッチング速度が高いエッチング液を
用いることにより、多孔質Si層が十分なエッチストッ
プ層となる。
【0025】本発明の第2のエッチングは、化合物半導
体に対してSiのエッチング速度の速いエッチング液を
用いて、多孔質Si層のみを選択的に化学エッチングす
ることにより達成される。
【0026】本発明によれば、大面積にわたり均一平坦
な、極めて優れた結晶性を有するSi単結晶基体を用い
て、表面に形成した化合物半導体活性層を残して、その
片面から該活性層までを除去して、絶縁物上に欠陥の著
しく少ない単結晶化合物半導体層を経済的に得ることが
できる。
【0027】本発明においては、多孔質Si上に結晶性
の良い単結晶化合物半導体層を形成し、この半導体層を
経済的に大面積の絶縁性基体上に移し代えるものであ
り、これにより上記問題点である格子定数、熱膨張係数
の差を十分に抑制し、良好な結晶性を有する化合物半導
体層を絶縁性基体上に形成することができる。
【0028】
【実施態様例】以下に本発明の実施態様例を説明する。
【0029】[実施態様例1]Si基体は、例えば、H
F溶液を用いた陽極化成法によって多孔質化させればよ
い。この多孔質Si層は、単結晶Siの密度2.33g/
cm3に比べて、HF溶液濃度を50〜20%に変化させ
ることでその密度を1.1〜0.6g/cm3の範囲に変
化させることができる。この多孔質層は、下記の理由に
より、N型Si層には形成されず、P型Si基体のみに
形成される。この多孔質Si層は、透過電子顕微鏡によ
る観察によれば、平均約600オングストローム程度の
径の孔が形成される。
【0030】多孔質Siは、Uhlir等によって19
56年に半導体の電解研磨の研究過程において発見され
た(A.Uhlir, Bell Syst.Tech.J., vol.35, 333(195
6))。
【0031】また、ウナガミ等は陽極化成におけるSi
の溶解反応を研究し、HF溶液中のSiの陽極反応には
正孔が必要であり、その反応は、次のようであると報告
している(T.ウナカ゛ミ、J.Electrochem.Soc., vol.127, 476
(1980))。
【0032】Si+2HF+(2−n)e+ → Si
2+2H++ne- SiF2+2HF → SiF4+H2 SiF4+2HF → H2SiF6 または、 Si+4HF+(4−λ)e+ → SiF4+4H+
λe- SiF4+2HF → H2SiF6 ここで、e+およびe-はそれぞれ正孔と電子を表してい
る。また、nおよびλはそれぞれSi1原子が溶解する
ために必要な正孔の数であり、n>2またはλ>4なる
条件が満たされた場合に多孔質Siが形成されるとして
いる。
【0033】以上のことから、正孔の存在するP型Si
は多孔質化されるが、N型Siは多孔質化されない。こ
の多孔質化における選択性は長野等および今井によって
実証されている(長野、中島、安野、大中、梶原、電子
通信学会技術研究報告、vol.79, SSD79-9549(1979))、
(K.Imai,Solid-State Electronics, vol.24,159(198
1))。
【0034】しかし、高濃度N型Siであれば多孔質化
されるとの報告もあり(R.P.Holmstrom and J.Y.Chi, A
ppl.Phys.Lett., vol.42, 386(1983))、P型、N型の
別にこだわらず、多孔質化を実現できる基体を選ぶこと
が重要である。
【0035】多孔質Si層には、透過電子顕微鏡による
観察によれば、平均約600オングストローム程度の径
の孔が形成されており、その密度は単結晶Siに比べる
と、半分以下になるにもかかわらず、単結晶性は維持さ
れており、多孔質層の上部へ単結晶Si層をエピタキシ
ャル成長させることも可能である。ただし、1000℃
以上では、内部の孔の再配列が起こり、増速エッチング
の特性が損なわれる。このため、Si層のエピタキシャ
ル成長には、分子線エピタキシャル成長、プラズマCV
D、減圧CVD法、光CVD、バイアス・スパッタ−
法、液相成長法等の低温成長が好適とされている。ま
た、化合物半導体層のエピタキシャル成長も行われてい
る。多孔質Siが格子のミスフィットを緩和することが
報告されており、多孔質Si上にエピタキシャル成長さ
せた化合物半導体は良好な結晶性をもつことが期待され
ている。
【0036】また、多孔質層はその内部に大量の空隙が
形成されている為に、密度が半分以下に減少する。その
結果、体積に比べて表面積が飛躍的に増大するため、そ
の化学エッチング速度は、通常の単結晶層のエッチング
速度に比べて、著しく増速される。
【0037】図1(a)に示すように、まず第1のSi
単結晶基板11を用意して、その表面層を多孔質化12
し、多孔質Si層の孔の内壁に酸化膜を形成する。さら
に、多孔質Si上に単結晶化合物半導体層13を形成す
る(図1(b))。図1(c)に示すように、もう一方
のSi支持基板14と単結晶化合物半導体層13とを絶
縁層15を介して室温で密着させた後、陽極接合、加
圧、あるいは熱処理、あるいはこれらの組み合わせによ
り両者を貼り合わせる。これにより、Si支持基板14
と単結晶層13とは絶縁層15を介して強固に結合す
る。絶縁層15は単結晶化合物半導体層上、Si支持基
板14上の少なくとも一方に形成する、あるいは絶縁性
の薄板をはさみ3枚重ねで貼り合わせる。
【0038】次に、貼り合わせ基体のSi支持基板側の
みをエッチング耐性のあるマスク16で覆い(図1
(d))、多孔質Si層12をエッチストップ層とし
て、Si単結晶基板11をエッチングにより除去する
(図1(e))。この第1選択エッチングは、例えば、 弗硝酸系 エチレンジアミン+ピロカテコール+水 KOH系 等のSiO2に比較してSiのエッチング速度の速いエ
ッチング液を用いることにより達成される。
【0039】さらに、化合物半導体に対してSiのエッ
チング速度の速いエッチング液を用いて、多孔質Si層
12のみを化学エッチングして絶縁性基板15+14上
に薄膜化した単結晶化合物半導体層13を残存させ形成
する。
【0040】図1(f)には、マスクを除去した後の本
発明で得られる半導体基板が示される。絶縁性基板15
+14上に単結晶化合物半導体層13が平坦に、しかも
均一に薄層化されて、ウエハ全域に大面積に形成され
る。こうして得られた半導体基板は、化合物半導体基板
として、さらには絶縁分離された電子素子作製という点
から見ても好適に使用することができる。
【0041】[実施態様例2]図2(a)に示すよう
に、まずSi単結晶基板21を用意して、その表面層を
多孔質化22し、多孔質Si層の孔の内壁に酸化膜を形
成する。さらに、多孔質Si上に単結晶化合物半導体層
23を形成する(図2(b))。図2(c)に示すよう
に、もう一方のSi支持基板24と単結晶化合物半導体
層23とを絶縁層25を介して室温で密着させた後、陽
極接合、加圧、あるいは熱処理、あるいはこれらの組み
合わせにより貼り合わせる。これにより、Si支持基板
24と単結晶層23とは絶縁層25を介して強固に結合
する。絶縁層25は単結晶化合物半導体層上、Si支持
基板24上の少なくとも一方に形成する、あるいは絶縁
性の薄板をはさみ3枚重ねで貼り合わせる。
【0042】次に、該Si単結晶基板21を多孔質Si
層22が露出する直前まで研磨、研削により除去し(図
2(d))、多孔質Si層22をエッチストップ層とし
て、残りのSi単結晶基板21をエッチングして除去す
る(図2(e))。この第1選択エッチングは、例え
ば、 弗硝酸系 エチレンジアミン+ピロカテコール+水 KOH系 等のSiO2に比較してSiのエッチング速度の速いエ
ッチング液を用いることにより達成される。
【0043】さらに、化合物半導体に対してSiのエッ
チング速度の速いエッチング液を用いて、多孔質Si2
2のみを化学エッチングして絶縁性基板25+24上に
薄膜化した単結晶化合物半導体層23を残存させ形成す
る。
【0044】図2(f)には、本発明で得られる半導体
基板が示される。絶縁性基板25+24上に単結晶化合
物半導体層23が平坦に、しかも均一に薄層化されて、
ウエハ全域に、大面積に形成される。こうして得られた
半導体基板は、化合物半導体基板として、さらには絶縁
分離された電子素子作製という点から見ても好適に使用
することができる。
【0045】[実施態様例3]図3(a)に示すよう
に、まずSi単結晶基板31を用意して、その表面層を
多孔質化32し、多孔質Si層の孔の内壁に酸化膜を形
成する。さらに、多孔質Si層32上に単結晶化合物半
導体層33を形成する(図3(b))。
【0046】図3(c)に示すように、もう一方のSi
支持基板34と単結晶化合物半導体層33とを絶縁層3
5を介して室温で密着させた後、陽極接合、加圧、ある
いは熱処理、あるいはこれらの組み合わせにより貼り合
わせる。これにより、Si支持基板34と単結晶層33
とは絶縁層35を介して強固に結合する。絶縁層35は
単結晶化合物半導体層上、Si支持基板34上の少なく
とも一方に形成するかあるいは絶縁性の薄板をはさみ3
枚重ねで貼り合わせる。
【0047】次に、該Si単結晶基板31を多孔質Si
層が一部露出するまで研磨、研削により除去し(図3
(d))、多孔質Si層32をエッチストップ層とし
て、残りのSi単結晶基板31をエッチングして除去す
る(図3(e))。この第1選択エッチングは、例え
ば、 弗硝酸系 エチレンジアミン+ピロカテコール+水 KOH系 等のSiO2に比較してSiのエッチング速度の速いエ
ッチング液を用いることにより達成される。
【0048】さらに、化合物半導体に対してSiのエッ
チング速度の速いエッチング液を用いて、多孔質Si3
2のみを化学エッチングして絶縁性基板35+34上に
薄膜化した単結晶化合物半導体層33を残存させ形成す
る。
【0049】図3(f)には、本発明で得られる半導体
基板が示される。絶縁性基板35+34上に単結晶化合
物半導体層33が平坦に、しかも均一に薄層化されて、
ウエハ全域に、大面積に形成される。こうして得られた
半導体基板は、化合物半導体基板として、さらには絶縁
分離された電子素子作製という点から見ても好適に使用
することができる。
【0050】
【実施例】
(実施例1)625μmの厚みを持った比抵抗0.01
Ω・cmのP型あるいはN型の6インチ径の第1の(1
00)単結晶Si基板を、HF溶液中において陽極化成
を行った。
【0051】陽極化成条件は以下のとおりであった。 電流密度: 5(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2O:C2H5OH=1:1:1 時間: 12(分) 多孔質Siの厚み: 10(μm) Porosity: 45(%) この基板を酸素雰囲気中400℃で1時間酸化した。こ
の酸化により多孔質Siの孔の内壁は熱酸化膜で覆われ
た。多孔質Si上にMOCVD(Metal OrganicChemical
Vapor Deposition)法により単結晶GaAsを1μmエ
ピタキシャル成長した。成長条件は以下の通りである。 ソ−スガス: TMG/AsH3/H2 ガス圧力: 80 Torr 温度: 700 ℃ 該GaAs層表面と、別に用意した第2の500nmの
熱酸化膜を形成したSi基板のSiO2表面とを重ね合
わせ、接触させた後、900℃×1時間の熱処理をし、
貼り合わせを行った。この熱処理により両基板は強固に
貼り合わされた。 次に、貼り合わせ基板の第2のSi
基板側のみをSi34で被覆し、66HNO3+34H
F溶液で第1のSi基板を10μm残してエッチング
し、その後、 1HF+20HNO3+20CH3COO
H で、孔の内壁を酸化した多孔質Si層をエッチ・ストッ
プ層として10μmの単結晶Si基板を選択的にエッチ
ングした。10分後には、第1のSi基板はすべてエッ
チングされ、多孔質Si層が露出した。
【0052】その後、多孔質Si層の内壁の酸化膜を弗
酸で除去した後、多孔質Siを エチレンジアミン+ピロカテコール+水(17ml:3g:8mlの
比率) 110℃ でエッチングした。1分後には、単結晶GaAsはエッ
チングされずに残り、単結晶GaAsをエッチ・ストッ
プの材料として、多孔質Si基板は選択エッチングさ
れ、完全に除去された。
【0053】単結晶GaAsの該エッチング液にたいす
るエッチング速度は、極めて低く、実用上無視できる膜
厚減少である。
【0054】すなわち、裏面のSi34層を除去した後
には、絶縁性基板上に1μmの厚みを持った単結晶Ga
As層が形成できた。多孔質Siの選択エッチングによ
っても単結晶GaAs層には何ら変化はなかった。
【0055】透過電子顕微鏡による断面観察の結果、G
aAs層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好
な結晶性が維持されていることが確認された。
【0056】(実施例2)625μmの厚みを持った比
抵抗0.01Ω・cmのP型あるいはN型の5インチ径の
第1の(100)単結晶Si基板を、HF溶液中におい
て陽極化成を行った。
【0057】陽極化成条件は以下のとおりであった。 電流密度: 10(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2O:C2H5OH=1:1:1 時間: 24(分) 多孔質Siの厚み: 20(μm) Porosity: 47(%) この基板を酸素雰囲気中400℃で2時間酸化した。こ
の酸化により多孔質Siの孔の内壁は熱酸化膜で覆われ
た。多孔質Si上にMBE(Molecular Beam Epitaxy)法
により単結晶AlGaAsを0.5μmエピタキシャル
成長した。
【0058】該AlGaAs層表面と、別に用意した第
2の500nmの熱酸化膜を形成したSi基板のSiO
2表面とを重ね合わせ、接触させた後、800℃×2時
間の熱処理をし貼り合わせを行った。この熱処理により
両基板は強固に貼り合わされた。
【0059】次に、貼り合わせ基板の第2のSi基板側
のみをSi34で被覆し、 エチレンジアミン+ピロカテコール+水(17ml:3g:8ml
の比率) 110℃ で第1のSi基板を10μm残してエッチングし、その
後、 1HF+40HNO3+40CH3COOH で、孔の内壁を酸化した多孔質Si層をエッチ・ストッ
プ層として10μmの単結晶Si基板を選択的にエッチ
ングした。20分後には、第1のSi基板はすべてエッ
チングされ、多孔質Si層が露出した。
【0060】その後、多孔質Siを弗酸溶液でエッチン
グした。2分後には、単結晶AlGaAsはエッチング
されずに残り、単結晶AlGaAsをエッチ・ストップ
の材料として、多孔質Siは選択エッチングされ、完全
に除去された。
【0061】単結晶AlGaAsの該エッチング液にた
いするエッチング速度は、極めて低く、実用上無視でき
る膜厚減少である。
【0062】すなわち、裏面のSi34層を除去した後
には、絶縁性基板上に1μmの厚みを持った単結晶Al
GaAs層が形成できた。多孔質Siの選択エッチング
によっても単結晶AlGaAs層には何ら変化はなかっ
た。
【0063】透過電子顕微鏡による断面観察の結果、A
lGaAs層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、
良好な結晶性が維持されていることが確認された。
【0064】(実施例3)625μmの厚みを持った比
抵抗0.01Ω・cmのP型あるいはN型の6インチ径の
第1の(100)単結晶Si基板を、HF溶液中におい
て陽極化成を行った。
【0065】陽極化成条件は以下のとおりであった。 電流密度: 5(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2O:C2H5OH=1:1:1 時間: 24(分) 多孔質Siの厚み: 20(μm) Porosity: 45(%) この基板を酸素雰囲気中400℃で2時間酸化した。こ
の酸化により多孔質Siの孔の内壁は熱酸化膜で覆われ
た。多孔質Si上に液相成長法により単結晶GaPを2
μmエピタキシャル成長した。
【0066】該GaP層表面と、別に用意した500n
mの熱酸化膜が形成されている第2のSi基板のSiO
2層表面とを重ね合わせ、接触させた後、陽極接合法に
より室温で強固に密着させ、その後700℃×2時間の
熱処理をし、貼り合わせを行った。この熱処理により両
基板は強固に貼り合わされた。
【0067】次に、貼り合わせ基板の第2のSi基板側
のみをSi34で被覆し、66HNO3+34HF溶液
で第1のSi基板を10μm残してエッチングし、その
後、 6MKOH で、孔の内壁を酸化した多孔質Si層をエッチストップ
層として10μmの単結晶Si基板を選択的にエッチン
グした。10分後には、第1のSi基板はすべてエッチ
ングされ、多孔質Si層が露出した。
【0068】その後、多孔質Si層の内壁の酸化膜を弗
酸で除去した後、多孔質Siを エチレンジアミン+ピロカテコール+水(17ml:3g:8mlの
比率) 110℃ でエッチングした。2分後には、単結晶GaPはエッチ
ングされずに残り、単結晶GaPをエッチ・ストップの
材料として、多孔質Si基板は選択エッチングされ、完
全に除去された。
【0069】単結晶GaPの該エッチング液にたいする
エッチング速度は、極めて低く、実用上無視できる膜厚
減少である。
【0070】すなわち、裏面のSi34層を除去した後
には、絶縁性基板上に2μmの厚みを持った単結晶Ga
P層が形成できた。多孔質Si層の選択エッチングによ
っても単結晶GaP層には何ら変化はなかった。
【0071】透過電子顕微鏡による断面観察の結果、G
aP層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好な
結晶性が維持されていることが確認された。
【0072】(実施例4)525μmの厚みを持った比
抵抗0.01Ω・cmのP型あるいはN型の4インチ径の
第1の(100)単結晶Si基板を、HF溶液中におい
て陽極化成を行った。
【0073】陽極化成条件は以下のとおりであった。 電流密度: 5(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2O:C2H5OH=1:1:1 時間: 24(分) 多孔質Siの厚み: 20(μm) Porosity: 45(%) この基板を酸素雰囲気中400℃で2時間酸化した。こ
の酸化により多孔質Siの孔の内壁は熱酸化膜で覆われ
た。多孔質Si上にMOCVD法により単結晶GaAs
を1μmエピタキシャル成長した。
【0074】該GaAs層表面と、別に用意した500
nmの熱酸化膜が形成されている第2のSi基板のSi
2層表面とを重ね合わせ、接触させた後、800℃で
陽極接合を行い、貼り合わせを行った。この熱処理によ
り両基板は強固に貼り合わされた。
【0075】次に、研磨、研削により第1のSi基板を
10μm残して除去し、その後、 エチレンジアミン+ピロカテコール+水(17ml:3g:8mlの
比率) 110℃ で、孔の内壁を酸化した多孔質Si層をエッチストップ
層として10μmの単結晶Si基板を選択的にエッチン
グした。15分後には、第1のSi基板はすべてエッチ
ングされ、多孔質Si層が露出した。
【0076】その後、多孔質Si層の内壁の酸化膜を弗
酸で除去した後、多孔質Siを、 エチレンジアミン+ピロカテコール+水(17ml:3g:8mlの
比率) 110℃ でエッチングした。2分後には、単結晶GaAsはエッ
チングされずに残り、単結晶GaAsをエッチ・ストッ
プの材料として、多孔質Si基板は選択エッチングさ
れ、完全に除去された。
【0077】単結晶GaAsの該エッチング液にたいす
るエッチング速度は、極めて低く、実用上無視できる膜
厚減少である。
【0078】すなわち、絶縁性基板上に1μmの厚みを
持った単結晶GaAs層が形成できた。多孔質Siの選
択エッチングによっても単結晶GaAs層には何ら変化
はなかった。
【0079】透過電子顕微鏡による断面観察の結果、G
aAs層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好
な結晶性が維持されていることが確認された。
【0080】(実施例5)625μmの厚みを持った比
抵抗0.01Ω・cmのP型あるいはN型の5インチ径の
第1の(100)単結晶Si基板を、HF溶液中におい
て陽極化成を行った。
【0081】陽極化成条件は以下のとおりであった。 電流密度: 5(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2O:C2H5OH=1:1:1 時間: 12(分) 多孔質Siの厚み: 10(μm) Porosity: 45(%) この基板を酸素雰囲気中400℃で1時間酸化した。こ
の酸化により多孔質Siの孔の内壁は熱酸化膜で覆われ
た。多孔質Si上にMBE法により単結晶GaAsを
0.3μmエピタキシャル成長した。
【0082】さらに、このエピタキシャルSi層表面に
CVD法により500nmのSiO 2層を形成した。
【0083】該SiO2層表面と、別に用意した200
nmのSi34膜が形成されている第2のSi基板のS
34層表面とを重ね合わせ、接触させた後、800℃
の陽極接合により貼り合わせを行った。これにより両基
板は強固に貼り合わされた。
【0084】次に、研磨、研削により第1のSi基板を
5μm残して除去し、その後、 1HF+10HNO3+10CH3COOH で、孔の内壁を酸化した多孔質Si層をエッチ・ストッ
プ層として10μmの単結晶Si基板を選択的にエッチ
ングした。5分後には、第1のSi基板はすべてエッチ
ングされ、多孔質Si層が露出した。
【0085】その後、多孔質Si層の内壁の酸化膜を弗
酸で除去した後、多孔質Siを エチレンジアミン+ピラジン+水(7.5ml:2.4g:2.4mlの
比率) 115℃ でエッチングした。1分後には、単結晶GaAsはエッ
チングされずに残り、単結晶GaAsをエッチ・ストッ
プの材料として、多孔質Si基板は選択エッチングさ
れ、完全に除去された。
【0086】単結晶GaAsの該エッチング液にたいす
るエッチング速度は、極めて低く、実用上無視できる膜
厚減少である。
【0087】すなわち、絶縁性基板上に1μmの厚みを
持った単結晶GaAs層が形成できた。多孔質Siの選
択エッチングによっても単結晶GaAs層には何ら変化
はなかった。
【0088】透過電子顕微鏡による断面観察の結果、G
aAs層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好
な結晶性が維持されていることが確認された。
【0089】本発明は、上記実施例に制限されることな
く、あらゆる化合物半導体、さらにそれら化合物半導体
に対してSiのエッチング速度が十分に速いエッチング
液に対して、適応できる。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、絶縁物基板上に結晶性
の良い化合物半導体層を得るうえで、生産性、均一性、
制御性、経済性の面において卓越した方法を提供するこ
とができる。
【0091】さらに、本発明によれば、従来のSOIデ
バイスの利点を実現し、応用可能な半導体基板の作製方
法を提案することができる。
【0092】本発明によれば、元々良質な単結晶Si基
板を出発材料として、単結晶層を表面にのみに残して下
部のSi基体を化学的に除去して絶縁物上に移設させる
ものであり、実施例にも詳細に記述したように、多数処
理を短時間に行うことが可能となり、その生産性と経済
性に多大の進歩がある。
【0093】本発明によれば、2段目の選択比が抜群に
優れている二段階選択エッチングを行うことにより、大
面積にわたり均一平坦な、極めて優れた結晶性を有する
化合物半導体単結晶を得ることができる。
【0094】多孔質Siの内壁の酸化は、熱工程による
多孔質Siの構造変化を抑制する効果があることはよく
知られているが、本発明では、それだけでなく、1段目
のエッチングの選択比を向上させるという効果もある。
1段目のバルクSiの選択エッチングは、多孔質Siの
内部表面は酸化膜で覆われているため、SiO2よりS
iのエッチング速度が高いエッチング液を用いることに
より、多孔質Si層が十分なエッチストップ層となる。
【0095】多孔質Siの厚さの不均一性や1段目のエ
ッチングむら等により、多孔質Si層が初めに露出した
領域は、他の領域のバルクSiのエッチング完了を待っ
ているため、多孔質Siが薄くなるが、2段目のエッチ
ングの選択比が抜群に優れているため、多孔質Siの残
り厚さのむらは十分に補うことが可能となる。
【0096】本発明によれば、多孔質Si上に結晶性の
良い単結晶化合物半導体層を形成でき、さらにこの半導
体層を経済的にしかも大面積の絶縁性基体上に移し代え
ることが可能であり、格子定数、熱膨張係数の差を十分
に抑制し、良好な結晶性を有する化合物半導体層を絶縁
性基体上に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の行程を説明するための模式的断面図で
ある。
【図2】本発明の行程を説明するための模式的断面図で
ある。
【図3】本発明の行程を説明するための模式的断面図で
ある。
【符号の説明】
11・・・Si基板 12・・・孔の内壁に酸化膜を形成した多孔質Si 13・・・単結晶化合物半導体層 14・・・Si支持基板 15・・・絶縁層 16・・・エッチング耐性マスク 21・・・Si基板 22・・・孔の内壁に酸化膜を形成した多孔質Si 23・・・単結晶化合物半導体層 24・・・Si支持基板 25・・・絶縁層 31・・・Si基板 32・・・孔の内壁に酸化膜を形成した多孔質Si 33・・・単結晶化合物半導体層 34・・・Si支持基板 35・・・絶縁層

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のSi基体の少なくとも主面側の表
    面層を多孔質化する工程、該多孔質Si層の孔の内壁を
    酸化する工程、該多孔質Si層上に単結晶の化合物半導
    体層を形成する工程、該単結晶化合物半導体層表面と第
    1のSi基体とは別の第2のSi基体の主面とを絶縁層
    を介して貼り合わせる工程、該貼り合わせ基体の第2の
    Si基体側にエッチング耐性マスクを形成した後、第1
    のSi基体を選択的にエッチングして除去する第1エッ
    チング工程、表面に表出した多孔質Si層を、該化合物
    半導体に対してSiのエッチング速度の速いエッチング
    液を用いて、多孔質Siのみを選択的に化学エッチング
    することにより除去する第2エッチング工程、を少なく
    とも有することを特徴とする半導体基体の作製方法。
  2. 【請求項2】 第1のSi基体の少なくとも主面側の表
    面層を多孔質化する工程、該多孔質Si層の孔の内壁を
    酸化する工程、該多孔質Si層上に単結晶の化合物半導
    体層を形成する工程、該単結晶化合物半導体層表面と第
    1のSi基体とは別の第2のSi基体の主面とを絶縁層
    を介して貼り合わせる工程、該第1のSi基体を多孔質
    Si層が表出する直前まで、あるいは一部表出するまで
    研磨、研削により除去する工程、該第1のSi基体の残
    りを選択的にエッチングして除去する第1エッチング工
    程、表面に表出した多孔質Si層を該化合物半導体に対
    してSiのエッチング速度の速いエッチング液を用い
    て、多孔質Siのみを選択的に化学エッチングすること
    により除去する第2エッチング工程、を少なくとも有す
    ることを特徴とする半導体基体の作製方法。
  3. 【請求項3】 前記絶縁物層は、単結晶化合物半導体層
    上、第2のSi基体の主面上の少なくとも一方に形成す
    る請求項1又は2に記載の半導体基体の作製方法。
  4. 【請求項4】 前記単結晶化合物半導体層上、第2のS
    i基体の主面上の少なくとも一方に形成する絶縁物層
    は、熱酸化膜、堆積SiO2膜、堆積Si34膜あるい
    はこれらの多層膜の中から選ばれる請求項3に記載の半
    導体基体の作製方法。
  5. 【請求項5】 前記絶縁物層に絶縁性の薄板を用い、3
    枚重ねで貼り合わせる請求項1又は2に記載の半導体基
    体の作製方法。
  6. 【請求項6】 前記貼り合わせ工程は、陽極接合、加
    圧、熱処理、あるいはこれらの組み合わせの中から選ば
    れた方法により行われる請求項1又は2に記載の半導体
    基体の作製方法。
  7. 【請求項7】 前記多孔質化する工程は陽極化成である
    請求項1又は2に記載の半導体基体の作製方法。
  8. 【請求項8】 前記陽極化成はHF溶液中で行われる請
    求項7に記載の半導体基体の作製方法。
  9. 【請求項9】 前記多孔質Si層の酸化工程は、熱酸
    化、大気中での自然酸化、RCA等の洗浄工程中での酸
    化、あるいはこれらの組み合わせにより行われる請求項
    1又は2に記載の半導体基体の作製方法。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかの作製方法
    により作製された事を特徴とする半導体基体。
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