JPH05218980A - 音声符号化通信方式及びその装置 - Google Patents

音声符号化通信方式及びその装置

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JPH05218980A
JPH05218980A JP4056032A JP5603292A JPH05218980A JP H05218980 A JPH05218980 A JP H05218980A JP 4056032 A JP4056032 A JP 4056032A JP 5603292 A JP5603292 A JP 5603292A JP H05218980 A JPH05218980 A JP H05218980A
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JP
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dct
vector
dct coefficient
coefficient
codebook
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Application number
JP4056032A
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English (en)
Inventor
Seiji Sasaki
誠司 佐々木
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Kokusai Denki Electric Inc
Original Assignee
Kokusai Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】分析合成系音声符号化通信方式の伝送路のハー
フレート化にともなう特に高い周波数領域の歪を軽減し
て再生音声品質を改善する。 【構成】長期予測残差信号を離散コサイン変換器72で
周波数領域に変換したDCT係数を分割器73でN個の
周波数領域に分割した後、それぞれ正規化器74,75
による正規化とベクトル量子化器76,78による符号
帳77を用いた量子化を行い、ピッチ情報Pa3,DC
T係数最大値Pb3〜Pc3及びDCT係数ベクトル番
号Pd3〜Pe3を符号化して送出するように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】自動車・携帯電話の普及は目覚ま
しく、現行のアナログシステムでは増大する加入者を収
容しきれなくなる事態が予想される。電波をより有効に
利用するため、ディジタルシステムに移行する計画が進
められており、その第1世代(フルレート)の標準化仕
様がRCR(電波システム開発センタ)から公開され
た。この中での音声符号化方式の符号化速度は、音声デ
ータと誤り訂正用の冗長データで11.2kbps(ビ
ット/秒)である。さらに2倍の電波利用効率を目指し
て音声符号化のハーフレート化が計画されている。この
ハーフレート音声符号化の符号化速度は、音声データと
誤り訂正用の冗長データで5.6kbpsである。本発
明は、このハーフレートシステムに適用することを目的
として、音声データを情報圧縮するための音声符号化通
信方式及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、ピッチ予測を用いた従来の適応
変換符号化通信方式のブロック図であり、(A)は音声
符号化装置、(B)は音声復号装置である。この方式
は、音声データを例えば、64kbps(6.4kHz
サンプリング、10ビット量子化されている)から4.
5kbpsに情報圧縮する方式である。この方式をハー
フレートに適用した場合、音声データは4.5kbps
であるので、誤り訂正冗長ビットとして1.1kbps
が割り当てられる。
【0003】以下、例として音声データを64kbps
から4.5kbpsに圧縮する方法について説明する。
図9(A)において、6.4kHzサンプリングで10
ビット量子化された入力音声信号(64kbps)a
は、1フレーム(30msec:192サンプル)毎に
長期予測分析器11によりピッチ情報Paを抽出して出
力するとともに、ピッチ成分を取り除いた信号である長
期予測残差信号bを出力する。長期予測残差信号bは、
サブフレーム(15msec:96サンプル)に分割さ
れた後、離散コサイン変換(DCT)器12により周波
数領域に変換され、DCT係数c(96サンプル/サブ
フレーム)を出力する。DCT変換式については後述す
る。このDCT係数cは、サブフレーム毎に適応間引器
13により間引かれ情報圧縮される。ここでの間引き方
は、各DCT係数の振幅はサブフレーム毎に変化するの
で、それに適応するように振幅の大きいDCT係数を限
られた個数だけ選択し、残りの振幅の小さいDCT係数
は0にする。それらの振幅情報と位置情報をDCT情報
Pbとして出力する。ピッチ情報Pa,DCT情報Pb
は、符号化器14によりディジタル信号系列dに変換さ
れ、多重化されて受信側に送出される。
【0004】受信側では、ディジタル信号列eを受け取
り、分離回路21によりピッチ情報Pc,DCT情報P
dに分離する。適応間引復号器22では、ピッチ情報P
c中のDCT係数振幅情報、位置情報により、送られて
きたDCT係数を再生し、送られてこなかったDCT係
数の位置に0を挿入することにより補間する。再生され
たDCT係数fを逆離散コサイン変換器(IDCT器)
23により時間領域に変換し、長期予測残差信号gを再
生する。長期予測合成器24では長期予測残差信号gに
ピッチ情報Pd を付加することにより、音声信号hを復
号再生する。従来の符復号器のフレーム(30mse
c)毎のビット配分の例を次の表1に示す。各フレーム
の先頭には、フレーム同期をとるため5ビットの同期ビ
ットを挿入している。表1での合計を1秒当たりに変換
すると、135ビット/30msec=4.5kbps
となる。
【表1】 携帯電話・自動車電話等の移動通信システムでは有線ま
たは固定通信システムと違い伝送路状況が過酷なため、
ビット誤り率は常時0.1%〜1%であり10%程度に
なることも稀ではない。このため、ハーフレート音声符
号化方式では、強力な誤り訂正機能を有する必要があ
り、全符号化速度(5.6kbps)のうち35%(約
2kbps)程度以上は誤り訂正用の冗長ビットに割り
当てることが必要であるといえる。従って、ハーフレー
ト音声符号化方式に適用する場合には、音声データの符
号化速度は約3.6kbps以下で高品質(log−P
CM6ビット相当以上)な再生音声が得られることが要
求される。
【0005】上述の方式での再生音声品質は、音声符号
化速度4.6kbpsで、log−PCM4ビット相当
しか得られておらず、音声符号化速度をさらに3.6k
bps以下に下げた場合、伝送できるDCT係数の個数
は減少し、周波数領域での歪みが大きくなるため、さら
に再生音声品質は劣化する。つまり、従来の方式では再
生音声品質をlog−PCM6ビット相当で符号化速度
を3.6kbps以下に下げることはできず、ハーフレ
ート音声符号化方式に要求される性能(品質、誤り訂正
能力)を満たすことはできない。そこで、本発明者は、
この問題点を改善するために上述の方法にベクトル量子
化を導入し、ハーフレートシステムに適用可能な(音声
符号化速度3.6kbps以下で、再生音声品質がlo
g−PCM6ビット相当以上)音声符号化方法及びその
装置を先に提案した(特願平3−329782号参
照)。その内容は、上述の方法での適応間引き器をベク
トル量子化器に置き換えることにより再生音声品質を従
来方式以上に保ちながら符号化速度低減を図ったもので
あり、図10はその実施例を示す音声符号化通信方式の
ブロック図である。(A)は音声符号化装置、(B)は
音声復号装置である。
【0006】図10(A)において、6.4kHzサン
プリング,10ビット量子化された入力音声信号(64
kbps)a1は、長期予測分析器31によりフレーム
(30msec:192サンプル)毎にピッチ情報Pa
1を抽出して出力するとともに、入力信号a1からピッ
チ成分を取り除いた信号である長期予測残差信号b1を
生成して出力する。それを離散コサイン変換器32によ
り、サブフレーム(15msec:96サンプル)毎に
周波数領域に変換して周波数成分であるDCT係数c1
(96係数)を出力する。離散コサイン変換については
後で述べる。DCT係数c1を正規化器33によりDC
T係数の最大値により正規化し、DCT係数最大値Pb
1と正規化されたDCT係数d1とを得る。次に正規化
されたDCT係数d1をベクトル量子化器34と符号帳
35によりベクトル量子化する。符号帳35には例えば
512種類のベクトルパターンが記憶されている。ベク
トル量子化器34は、未知入力ベクトルであるDCT係
数d1と符号帳35の中のベクトルを比較し、ベクトル
間距離が最小となるベクトルを選択し、そのベクトル番
号Pc1を出力する。ベクトル番号Pc1は9ビットで
量子化される。ベクトル番号Pc1は符号化器36によ
りDCT係数の最大値Pb1及びピッチ情報Pa1とと
もにディジタル列信号e1の形態に符号化した後多重化
して伝送路に送出される。
【0007】伝送路を介して受信した前記ディジタル列
信号f1を分離回路41により分離してDCTベクトル
番号Pd1,DCT最大値情報Pe1及びピッチ情報P
f1を取り出し、DCTベクトル番号Pd1を用いてベ
クトル逆量子化器42及び符号帳43によりベクトル逆
量子化し、正規化されたDCT係数g1を再生する。こ
こで、符号帳43は符号化装置の符号帳35と同じ内容
になっており、ベクトル番号Pd1を指定することによ
り符号化装置側で選択されたベクトルと同じものを得る
ことができる。逆量子化器44では、DCT最大値Pe
1を正規化されたDCT係数g1に乗算することによ
り、DCT係数h1を再生する。逆離散コサイン変換器
45ではDCT係数h1を時間領域に変換して長期予測
残差信号i1を再生する。長期予測合成器46では長期
予測残差信号i1にピッチ情報Pf1を付加して音声信
号j1を復号再生する。本方式におけるビット配分を次
の表2に示す。このビット分配を用いれば、符号化速度
は約1.4kbps(43ビット/30msec)まで
低減することができ、また、各代表ベクトルの内容と個
数を適切に選ぶことにより、log−PCM6ビット相
当の再生音声品質が得られることが期待される。
【表2】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の本発明者による
先の提案の構成では、ベクトル量子化を導入することに
より音声符号化速度を低く抑えることはできるが、再生
音声品質の維持はまだ十分ではないという問題点があ
る。この原因は、ベクトル量子化を行なう際、電力が集
中する低い周波数領域(約2kHz以下)に重点が置か
れてベクトルが選択され、電力の小さい高い周波数領域
(約2kHz以上)では量子化歪みが大きくなるためで
あり、再生音声の高い周波数領域が歪み品質が劣化す
る。このため、ハーフレートシステムで要求されるlo
g−PMC6ビット相当以上の品質を得ることが難しい
という問題点がある。本発明の目的は、このような先願
の問題点をさらに改善して、ハーフレートシステムに適
用可能な(音声符号化速度3.6kbps以下で、再生
音声品質がlog−PCM6ビット相当以上)音声符号
化通信方式及びその装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、先の提案の問
題点を解決するため、DCT係数を等間隔な複数(N
個、但しNは2以上の整数)の周波数領域に分割し、そ
れらを別々にベクトル量子化を行なうことにより高い周
波数領域の量子化歪みを軽減し再生音声の品質改善を図
るものである。すなわちその構成は、送信側では、入力
音声信号を長期予測分析してピッチ情報と長期予測残差
信号を求め、該長期予測残差信号を離散コサイン変換に
より周波数領域に変換して得られるDCT係数のDCT
係数最大値を出力するとともに該DCT係数最大値で正
規化したDCT係数を符号帳を用いてベクトル量子化
し、該符号帳から読み出した近似パターンのDCTベク
トル番号と前記ピッチ情報および前記DCT係数最大値
とをディジタル信号列の形態に符号化して伝送路に送出
し、受信側では、該伝送路からの前記ディジタル信号列
を分離して前記ピッチ情報,前記DCT係数最大値およ
び前記DCTベクトル番号を取り出し、該DCTベクト
ル番号に対応するベクトルを符号帳から読み出し逆量子
化して正規化されたDCT係数を求め前記DCT係数最
大値によって逆正規化してDCT係数を再生した後、逆
離散コサイン変換により長期予測残差信号を再生し、該
長期予測残差信号に前記ピッチ情報を付加して音声信号
を復号再生する音声符号化通信方式において、前記送信
側の離散コサイン変換により得られるDCT係数を等間
隔の複数の周波数領域に分割し、該分割された周波数領
域のDCT係数最大値をそれぞれ出力するとともに該D
CT係数最大値でそれぞれ正規化したDCT係数をそれ
ぞれ符号帳を用いてベクトル量子化し、それぞれ符号帳
から読み出した近似パターンのDCTベクトル番号と前
記ピッチ情報および前記複数のDCT係数最大値とをデ
ィジタル信号列の形態に符号化して伝送路に送出し、前
記受信側では、該伝送路からの前記ディジタル信号列を
分離して前記ピッチ情報,前記複数のDCT係数最大値
および前記複数のDCTベクトル番号をそれぞれ取り出
し、該複数のDCTベクトル番号に対応するベクトルを
それぞれ符号帳から読み出し逆量子化して正規化された
DCT係数を再生して合成した後、逆離散コサイン変換
により長期予測残差信号を再生するようにしたことを特
徴とするものである。
【0010】さらに、送信側では、入力音声信号を長期
予測分析してピッチ情報と長期予測残差信号を求め、該
長期予測残差信号を離散コサイン変換により周波数領域
に変換して得られるDCT係数のDCT係数最大値を出
力するとともに該DCT係数最大値で正規化したDCT
係数を符号帳を用いてベクトル量子化し、該符号帳から
読み出した近似パターンのDCTベクトル番号と前記ピ
ッチ情報および前記DCT係数最大値とをディジタル信
号列の形態に符号化して伝送路に送出し、受信側では、
該伝送路からの前記ディジタル信号列を分離して前記ピ
ッチ情報,前記DCT係数最大値および前記DCTベク
トル番号を取り出し、該DCTベクトル番号に対応する
ベクトルを符号帳から読み出し逆量子化して正規化され
たDCT係数を求め前記DCT係数最大値によって逆正
規化してDCT係数を再生した後、逆離散コサイン変換
により長期予測残差信号を再生し、該長期予測残差信号
に前記ピッチ情報を付加して音声信号を復号再生する音
声符号化通信方式において、前記送信側の離散コサイン
変換により得られるDCT係数を等間隔の複数の周波数
領域に分割し、該分割された周波数領域のうち奇数番目
の周波数領域のDCT係数についてはDCT係数最大値
をそれぞれ出力するとともに該DCT係数最大値でそれ
ぞれ正規化したDCT係数を1つの符号帳を用いてベク
トル量子化し、該1つの符号帳から近似パターンのDC
Tベクトル番号をそれぞれ読み出し、該分割された周波
数領域のうち偶数番目の周波数領域のDCT係数につい
ては各領域のDCT係数を周波数反転したのちDCT係
数最大値をそれぞれ出力するとともに該DCT係数最大
値でそれぞれ正規化したDCT係数を前記1つの符号帳
を共用してベクトル量子化し、該1つの符号帳から近似
パターンのDCTベクトル番号をそれぞれ読み出し、前
記ピッチ情報,前記複数のDCT係数最大値および前記
複数のDCTベクトル番号とをディジタル信号列の形態
に符号化して伝送路に送出し、前記受信側では、該伝送
路からの前記ディジタル信号列を分離して前記ピッチ情
報,前記複数のDCT係数最大値および前記複数のDC
Tベクトル番号をそれぞれ取り出し、該複数のDCTベ
クトル番号にそれぞれ対応するベクトルを前記送信側の
1つの符号帳と同じ内容の1つの符号帳から読み出して
逆量子化してそれぞれ正規化されたDCT係数を再生
し、前記奇数番目の周波数領域のDCT係数と、前記偶
数番目の周波数領域のDCT係数を周波数反転したDC
T係数とを合成した後、逆離散コサイン変換により長期
予測残差信号を再生するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0011】
【実施例】ここでは、高い周波数領域(2kHz以上)
での歪みを軽減するため、N=2として高い周波数領域
と低い周波数領域とに等分割して別々にベクトル量子化
を行なうことを前提に説明する。図1は本発明の第1の
実施例の音声符号化装置を示すブロック図、図2は本発
明の第1の実施例の音声復号装置を示すブロック図であ
る。図1において、6.4kHzサンプリング,10ビ
ット量子化された入力音声信号(64kbps)a3
は、長期予測分析器71によりフレーム(10mse
c:64サンプル)毎にピッチ情報Pa3を抽出して出
力するとともに、入力信号a3からピッチ成分を取り除
いた信号である長期予測残差信号b3を生成して出力す
る。それを離散コサイン変換器72により、フレーム
(10msec:64サンプル)毎に周波数領域に変換
して周波数成分であるDCT係数c3(64係数)を出
力する。離散コサイン変換については後で述べる。DC
T係数c3は、DCT係数分割器73により周波領域が
N(例えばN=2)等分され、低い周波数領域(0〜
1.6kHz)のDCT係数d3(32係数)と、高い
周波数領域(1.6〜3.2kHz)のDCT係数e3
(32係数)とに分割される。d3,e3はそれぞれ#
1正規化器74、#N正規化器(N=2)75によりD
CT係数の最大値により正規化され、DCT係数最大値
Pb3,Pc3及び正規化されたDCT係数f3,g3
が出力される。f3,g3はそれぞれ#1ベクトル量子
化器76と#1符号帳77、#Nベクトル量子化器(N
=2)78と#N符号帳(N=2)79によりベクトル
量子化され、ベクトル番号Pd3,Pe3が出力され、
符号化器80により、DCT係数の最大値Pb3,Pc
3及びピッチ情報Pa3と共にディジタル信号列の形態
にされた後、多重化され出力信号h3として伝送路に送
出される。
【0012】次に、図2に示すように、伝送路を介して
受信した前記ディジタル信号列i3を分離回路91によ
り分離してDCTベクトル番号Pf3,Pg3,DCT
係数最大値Ph3,Pi3及びピッチ情報Pj3を取り
出す。DCTベクトル番号Pf3,Pg3から、それぞ
れ#1ベクトル逆量子化器92と#1符号帳93,#N
ベクトル逆量子化器(N=2)94と#N符号帳(N=
2)95を用いてベクトル逆量子化し、正規化された0
〜1.6kHzのDCT係数j3と1.6〜3.2kH
zのDCT係数k3を再生する。ここで、#1符号帳9
3,#N符号帳95はそれぞれ符号化装置の#1符号帳
77,#N符号帳79と同じ内容になっている。j3,
h3はそれぞれ#1逆正規化器96とDCT係数最大値
Ph3,#N逆正規化器97とDCT係数最大値Pi3
により逆正規化され、各周波数帯のDCT係数m3,n
3が再生される。m3,n3は合成器98により合成さ
れ、DCT係数q3が再生される。このDCT係数q3
を逆離散コサイン変換(IDCT)器99で時間領域に
変換して長期予測残差信号r3を再生する。長期予測合
成器100では長期予測残差信号r3にピッチ情報Pj
3を付加して音声信号s3を復号再生する。
【0013】本方式におけるビット配分を次の表3に示
す。このビット配分を用いれば、音声符号化速度は約
3.4kbps(34ビット/10msec)となり、
高い周波数領域の歪みが軽減され、log−PCM6ビ
ット相当の再生音声品質が得られる。但し、この時、符
号帳を充分に大きくする(例えば、(ベクトルの次元3
2×サイズ256)×2=16kword、ここで16
word=2byteとすると、32kbyte)必要
がある。
【表3】
【0014】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。第2の実施例は、第1の実施例の符号帳の数Nを
1/Nに減らし、さらに符号帳のメモリ容量を1/N
(N=2)に軽減した構成である。これを実現するた
め、図3,図4に連続して示すアップサンプリング・ダ
ウンサンプリングの原理を応用した。図3,図4におい
てfsはサンプリング周波数を示す。図3(a)は、周
波数領域での信号であり、これをN(例えばN=2)個
に分割する、つまり、低い周波数領域(c)と高い周波
数領域(e)とに分割する。図3の(b)と(d)は、
それぞれ(c),(e)に対応する時間波形である。時
間波形(b),(d)はそれぞれ1/N(N=2)に間
引くと(サンプリング周波数を1/Nにダウンサンプリ
ングすると)(f),(h)となり、それらに対応する
スペクトルは(g),(i)となる。ここで、(i)を
みると、(e)のスペクトルが周波数反転され、(c)
または(g)と同じ周波数帯域に変換されていることが
分かる。このような変換を施すことにより、周波数帯が
等しくなるため、(i)をベクトル量子化する際、
(g)のベクトル量子化で用いる符号帳と同一のものを
用いることが可能となる。従って、符号帳に要するメモ
リ容量は、ベクトルの次元数が1/2となるので1/2
に軽減することができる。
【0015】次に(a)のスペクトルを再生するため、
(f),(h)に対しアップサンプリング(0により間
引かれた時点を補間する)を施し、図4に示す時間波形
(j),(m)を得る。これらに対応するスペクトルは
それぞれ(k),(n)となる。(k),(n)に対
し、それぞれ図4に示すような低域フィルタ,高域フィ
ルタを通せば(q),(s)となり、図3の(c),
(e)が再生される。(q),(s)を合成すれば
(t)となり(a)が再生できる。N>2の場合も同様
に考えると、等間隔に分割後、低い周波数側から数えて
偶数番目の帯域を周波数反転し、奇数番目の帯域をその
まま使用することにより、共用する1つの符号帳により
各帯域をベクトル量子化することが可能となる。従っ
て、1つの符号帳に要するメモリ容量は、ベクトルの次
元数が1/Nとなるので1/Nに軽減することができ
る。
【0016】この原理をDCT係数を用いて実現した実
施例を図5〜8に示す。図5は音声符号化装置の第2の
実施例の構成例図、図6は音声復号装置第2の実施例の
構成例図、図7,図8は図5,図6の処理過程でのスペ
クトルを示す。図5の符号化装置において、6.4kH
zサンプリング,10ビット量子化された入力音声信号
(64kbps)a2は、長期予測分析器51によりフ
レーム(10msec:64サンプル)毎にピッチ情報
Pa2を抽出して出力するとともに、入力信号a2から
ピッチ成分を取り除いた信号である長期予測残差信号b
2を生成して出力する。それを離散コサイン変換(DC
T)器52によりフレーム(10msec:64サンプ
ル)毎に周波数領域に変換して周波数成分であるDCT
係数c2(64係数)(図7(a))を出力する。DC
T係数c2は、DCT係数分割器53によりN(例えば
N=2)等分され、低い周波数帯(0〜1.6kHz)
のDCT係数d2(32係数)と高い周波数帯(1.6
〜3.2kHz)のDCT係数e2(32係数)とに分
割される。d2(図7(b))はそのまま#1正規化器
54に入力され、e2は周波数反転器55により周波数
反転されf2(図7(c))となる。d2,f2はそれ
ぞれ#1正規化器54、#N正規化器(N=2)56に
よりDCT係数の最大値により正規化され、DCT係数
の最大値Pb2,Pc2及び正規化されたDCT係数g
2,h2が出力される。g2,h2はそれぞれ#1ベク
トル量子化器57,#Nベクトル量子化器(N=2)5
9と共用する1つの符号帳58によりベクトル量子化さ
れ、ベクトル番号Pd2,Pe2が出力され、符号化器
60によりDCT係数の最大値Pb2,Pc2及びピッ
チ情報Pa2と共にディジタル信号列の形態にされた
後、多重化され出力信号i2として伝送路に送出され
る。
【0017】次に、図6の復号装置において、伝送路を
介して受信した前記ディジタル列信号j2を分離回路6
1により分離してDCTベクトル番号Pf2,Pg2,
DCT最大値Ph2,Pi2及びピッチ情報Pj2を取
り出す。DCTベクトル番号Pf2,Pg2から、それ
ぞれ#1ベクトル逆量子化器62,#Nベクトル逆量子
化器(N=2)64と共用する1つの符号帳63を用い
てベクトル逆量子化され、正規化された0〜1.6kH
zのDCT係数k2と1.6〜3.2kHzのDCT係
数m2を再生する。ここで、符号帳63は符号化装置の
符号帳58と同じ内容になっている。k2,m2は、そ
れぞれ、#1逆正規化器65とDCT係数最大値Ph
2,#N逆正規化器(N=2)66とDCT係数最大値
Pi2により逆正規化され、各周波数帯のDCT係数n
2,p2が再生される。n2(図8(d))はそのまま
合成器68に入力され、p2は周波数反転器67により
周波数反転されq2(図8(e))となった後入力され
る。合成器68により、高い周波数成分n2と低い周波
数成分q2は合成されてDCT係数r2(図8(f))
が再生される。逆離散コサイン変換器69ではDCT係
数r2を時間領域に変換して長期予測残差信号s2を再
生する。長期予測合成器70では長期予測残差信号s2
にピッチ情報Pj2を付加して音声信号t2を復号再生
する。この方法を用いれば、第1の実施例に比べ、符号
帳は送信側,受信側にそれぞれ1つとなり、さらに符号
帳に要するメモリ容量は1/N(N=2)となる。図1
1は図5に示した第2の実施例のN=4としたときの構
成例図である。符号は図5と同じである。
【0018】参考のために、DCT及びIDCTについ
て説明する。これらの変換式は、入力信号X(n)とす
るとそれぞれ次のようになる。 (1) DCTの場合、求めるDCT係数Xc(k)
は、
【数1】 但し、Nはブロック当たりのサンプル数 g(k)=1(k=0) g(k)=√2(k=1,2,…,N−1) (2) IDCTの場合、復元される信号X(n)は、
【数2】
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明を実
施することにより次の効果が得られる。第1の実施例の
場合、低い周波数成分と高い周波数成分を別々にベクト
ル量子化することにより、高い周波数領域での歪みが軽
減されて再生音声の品質が向上する。第2の実施例の場
合、符号帳の数とメモリ容量は、第1の実施例に比べて
それぞれ1/Nになる。これらの効果により、ハーフレ
ートシステム(音声符号化速度3.6kbps以下で、
再生音声品質がlog−PCM6ビット相当以上)の音
声符号化通信方式及びその装置を実現することができる
ため実用上極めて大きい効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の音声符号化装置を示す
ブロック図
【図2】本発明の第1の実施例の音声復号装置を示すブ
ロック図である。
【図3】アップサンプリング・ダウンサンプリングの原
理説明図である。
【図4】アップサンプリング・ダウンサンプリングの原
理説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例の音声符号化装置を示す
ブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施例の音声復号装置を示すブ
ロック図である。
【図7】第2の実施例の処理過程でのスペクトル(DC
T係数)である。
【図8】第2の実施例の処理過程でのスペクトル(DC
T係数)である。
【図9】従来技術の構成例を示すブロック図である。
【図10】先に出願した構成例を示すブロック図であ
る。
【図11】図5の本発明の第2の実施例のN=4にした
ときの構成例図である。
【符号の説明】
11 長期予測分析器 12 DCT器 13 適応間引器 14 符号化器 21 分離回路 22 適応間引復号器 23 IDCT器 24 長期予測合成器 31 長期予測分析器 32 DCT器 33 正規化器 34 ベクトル量子化器 35 符号帳 41 分離回路 42 ベクトル逆量子化器 43 符号帳 44 逆正規化器 45 逆DCT器 46 長期予測合成器 51 長期予測分析器 52 DCT器 53 DCT係数分割器 54,56 正規化器 55 周波数反転器 57,59 ベクトル量子化器 58 符号帳 60 符号化器 61 分離回路 62,64 ベクトル逆量子化器 63 符号帳 65,66 逆正規化器 67 周波数反転器 68 合成器 69 IDCT器 70 長期予測合成器 71 長期予測分析器 72 DCT器 73 DCT係数分割器 74,75 正規化器 76,78 ベクトル量子化器 77,79 符号帳 80 符号化器 91 分離回路 92,94 ベクトル逆量子化器 93,95 符号帳 96,97 逆正規化器 98 合成器 99 IDCT器 100 長期予測合成器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】受信側では、ディジタル信号列eを受け取
り、分離回路21によりDCT情報Pc,ピッチ情報P
dに分離する。適応間引復号器22では、DCT情報P
c中のDCT係数振幅情報、位置情報により、送られて
きたDCT係数を再生し、送られてこなかったDCT係
数の位置に0を挿入することにより補間する。再生され
たDCT係数fを逆離散コサイン変換器(IDCT器)
23により時間領域に変換し、長期予測残差信号gを再
生する。長期予測合成器24では長期予測残差信号gに
ピッチ情報Pdを付加することにより、音声信号hを復
号再生する。従来の符復号器のフレーム(30mse
c)毎のビット配分の例を次の表1に示す。各フレーム
の先頭には、フレーム同期をとるため5ビットの同期ビ
ットを挿入している。表1での合計を1秒当たりに変換
すると、135ビット/30msec=4.5kbps
となる。
【表1】 携帯電話・自動車電話等の移動通信システムでは有線ま
たは固定通信システムと違い伝送路状況が過酷なため、
ビット誤り率は常時0.1%〜1%であり10%程度に
なることも稀ではない。このため、ハーフレート音声符
号化方式では、強力な誤り訂正機能を有する必要があ
り、全符号化速度(5.6kbps)のうち35%(約
2kbps)程度以上は誤り訂正用の冗長ビットに割り
当てることが必要であるといえる。従って、ハーフレー
ト音声符号化方式に適用する場合には、音声データの符
号化速度は約3.6kbps以下で高品質(log−P
CM6ビット相当以上)な再生音声が得られることが要
求される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 上述の方式での再生音
声品質は、音声符号化速度4.6kbpsで、log−
PCM4ビット相当しか得られておらず、音声符号化速
度をさらに3.6kbps以下に下げた場合、伝送でき
るDCT係数の個数は減少し、周波数領域での歪みが大
きくなるため、さらに再生音声品質は劣化する。つま
り、従来の方式では再生音声品質をlog−PCM6ビ
ット相当で符号化速度を3.6kbps以下に下げるこ
とはできず、ハーフレート音声符号化方式に要求される
性能(品質、誤り訂正能力)を満たすことはできない。
そこで、本発明者は、この問題点を改善するために上述
の方法にベクトル量子化を導入し、ハーフレートシステ
ムに適用可能な(音声符号化速度3.6kbps以下
で、再生音声品質がlog−PCM6ビット相当以上)
音声符号化方法及びその装置を先に提案した(特願平3
−329782号参照)。その内容は、上述の方法での
適応間引き器をベクトル量子化器に置き換えることによ
り再生音声品質を従来方式以上に保ちながら符号化速度
低減を図ったものであり、図10はその実施例を示す音
声符号化通信方式のブロック図である。(A)は音声符
号化装置、(B)は音声復号装置である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】上記の本発明者による先の提案の構成で
は、ベクトル量子化を導入することにより音声符号化速
度を低く抑えることはできるが、再生音声品質の維持は
まだ十分ではないという問題点がある。この原因は、ベ
クトル量子化を行なう際、電力が集中する低い周波数領
域(約2kHz以下)に重点が置かれてベクトルが選択
され、電力の小さい高い周波数領域(約2kHz以上)
では量子化歪みが大きくなるためであり、再生音声の高
い周波数領域が歪み品質が劣化する。このため、ハーフ
レートシステムで要求されるlog−PMC6ビット相
当以上の品質を得ることが難しいという問題点がある。
本発明の目的は、このような先願の問題点をさらに改善
して、ハーフレートシステムに適用可能な(音声符号化
速度3.6kbps以下で、再生音声品質がlog−P
CM6ビット相当以上)音声符号化通信方式及びその装
置を提供することである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側では、入力音声信号を長期予測分
    析してピッチ情報と長期予測残差信号を求め、該長期予
    測残差信号を離散コサイン変換により周波数領域に変換
    して得られるDCT係数のDCT係数最大値を出力する
    とともに該DCT係数最大値で正規化したDCT係数を
    符号帳を用いてベクトル量子化し、該符号帳から読み出
    した近似パターンのDCTベクトル番号と前記ピッチ情
    報および前記DCT係数最大値とをディジタル信号列の
    形態に符号化して伝送路に送出し、 受信側では、該伝送路からの前記ディジタル信号列を分
    離して前記ピッチ情報,前記DCT係数最大値および前
    記DCTベクトル番号を取り出し、該DCTベクトル番
    号に対応するベクトルを符号帳から読み出し逆量子化し
    て正規化されたDCT係数を求め前記DCT係数最大値
    によって逆正規化してDCT係数を再生した後、逆離散
    コサイン変換により長期予測残差信号を再生し、該長期
    予測残差信号に前記ピッチ情報を付加して音声信号を復
    号再生する音声符号化通信方式において、 前記送信側の離散コサイン変換により得られるDCT係
    数を等間隔の複数の周波数領域に分割し、該分割された
    周波数領域のDCT係数最大値をそれぞれ出力するとと
    もに該DCT係数最大値でそれぞれ正規化したDCT係
    数をそれぞれ符号帳を用いてベクトル量子化し、それぞ
    れ符号帳から読み出した近似パターンのDCTベクトル
    番号と前記ピッチ情報および前記複数のDCT係数最大
    値とをディジタル信号列の形態に符号化して伝送路に送
    出し、 前記受信側では、該伝送路からの前記ディジタル信号列
    を分離して前記ピッチ情報,前記複数のDCT係数最大
    値および前記複数のDCTベクトル番号をそれぞれ取り
    出し、該複数のDCTベクトル番号に対応するベクトル
    をそれぞれ符号帳から読み出し逆量子化して正規化され
    たDCT係数を再生して合成した後、逆離散コサイン変
    換により長期予測残差信号を再生するようにしたことを
    特徴とする音声符号化通信方式。
  2. 【請求項2】 入力音声信号を長期予測分析してピッチ
    情報と長期予測残差信号を求め、該長期予測残差信号を
    離散コサイン変換により周波数領域に変換して得られる
    DCT係数のDCT係数最大値を出力するとともに該D
    CT係数最大値で正規化したDCT係数を符号帳を用い
    てベクトル量子化し、該符号帳から読み出した近似パタ
    ーンのDCTベクトル番号と前記ピッチ情報および前記
    DCT係数最大値とをディジタル信号列の形態に符号化
    して伝送路に送出する音声符号化装置において、 前記離散コサイン変換により得られるDCT係数を等間
    隔の複数の周波数領域に分割して複数のDCT係数を出
    力するDCT係数分割器と、 該DCT係数分割器からの複数のDCT係数のそれぞれ
    からDCT係数最大値をそれぞれ出力するとともに該D
    CT係数最大値でそれぞれ正規化したDCT係数を出力
    する複数の正規化器と、 該複数の正規化器からの正規化したDCT係数をそれぞ
    れ符号帳を用いてベクトル量子化しそれぞれ符号帳から
    読み出した近似パターンのDCTベクトル番号を出力す
    る複数のベクトル量子化器と、 前記ピッチ情報,前記複数のDCT係数最大値および前
    記複数のDCTベクトル番号とをディジタル信号列の形
    態に符号化して伝送路に送出する符号化器とを備えたこ
    とを特徴とする音声符号化装置。
  3. 【請求項3】 音声信号のピッチ情報,分割された周波
    数領域に対応する複数のDCT係数最大値および複数の
    DCTベクトル番号とが含まれてディジタル信号列の形
    態に符号化された信号を受信し、該ディジタル信号列を
    分離して前記ピッチ情報,前記複数のDCT係数最大値
    および前記複数のDCTベクトル番号を取り出す分離回
    路と、 該複数のDCTベクトル番号にそれぞれ対応するベクト
    ルをそれぞれの符号帳から読み出し逆量子化して正規化
    されたDCT係数をそれぞれ出力する複数のベクトル逆
    量子化器と、 該複数のベクトル逆量子化器の出力のそれぞれを対応す
    る前記複数のDCT係数最大値により逆正規化して各周
    波数領域毎の正規化されたDCT係数を出力する複数の
    逆正規化器と、 該複数の逆正規化器からの出力を合成してDCT係数を
    出力する合成器と、 該合成器の出力を逆離散コサイン変換して長期予測残差
    信号を再生する逆離散コサイン変換器と、 該長期予測残差信号に前記ピッチ情報を付加して音声信
    号を復号再生する長期予測合成器とを備えた音声復号装
    置。
  4. 【請求項4】 送信側では、入力音声信号を長期予測分
    析してピッチ情報と長期予測残差信号を求め、該長期予
    測残差信号を離散コサイン変換により周波数領域に変換
    して得られるDCT係数のDCT係数最大値を出力する
    とともに該DCT係数最大値で正規化したDCT係数を
    符号帳を用いてベクトル量子化し、該符号帳から読み出
    した近似パターンのDCTベクトル番号と前記ピッチ情
    報および前記DCT係数最大値とをディジタル信号列の
    形態に符号化して伝送路に送出し、 受信側では、該伝送路からの前記ディジタル信号列を分
    離して前記ピッチ情報,前記DCT係数最大値および前
    記DCTベクトル番号を取り出し、該DCTベクトル番
    号に対応するベクトルを符号帳から読み出し逆量子化し
    て正規化されたDCT係数を求め前記DCT係数最大値
    によって逆正規化してDCT係数を再生した後、逆離散
    コサイン変換により長期予測残差信号を再生し、該長期
    予測残差信号に前記ピッチ情報を付加して音声信号を復
    号再生する音声符号化通信方式において、 前記送信側の離散コサイン変換により得られるDCT係
    数を等間隔の複数の周波数領域に分割し、該分割された
    周波数領域のうち奇数番目の周波数領域のDCT係数に
    ついてはDCT係数最大値をそれぞれ出力するとともに
    該DCT係数最大値でそれぞれ正規化したDCT係数を
    1つの符号帳を用いてベクトル量子化し、該1つの符号
    帳から近似パターンのDCTベクトル番号をそれぞれ読
    み出し、該分割された周波数領域のうち偶数番目の周波
    数領域のDCT係数については各領域のDCT係数を周
    波数反転したのちDCT係数最大値をそれぞれ出力する
    とともに該DCT係数最大値でそれぞれ正規化したDC
    T係数を前記1つの符号帳を共用してベクトル量子化
    し、該1つの符号帳から近似パターンのDCTベクトル
    番号をそれぞれ読み出し、前記ピッチ情報,前記複数の
    DCT係数最大値および前記複数のDCTベクトル番号
    とをディジタル信号列の形態に符号化して伝送路に送出
    し、 前記受信側では、該伝送路からの前記ディジタル信号列
    を分離して前記ピッチ情報,前記複数のDCT係数最大
    値および前記複数のDCTベクトル番号をそれぞれ取り
    出し、該複数のDCTベクトル番号にそれぞれ対応する
    ベクトルを前記送信側の1つの符号帳と同じ内容の1つ
    の符号帳から読み出して逆量子化してそれぞれ正規化さ
    れたDCT係数を再生し、前記奇数番目の周波数領域の
    DCT係数と、前記偶数番目の周波数領域のDCT係数
    を周波数反転したDCT係数とを合成した後、逆離散コ
    サイン変換により長期予測残差信号を再生するようにし
    たことを特徴とする音声符号化通信方式。
  5. 【請求項5】 入力音声信号を長期予測分析してピッチ
    情報と長期予測残差信号を求め、該長期予測残差信号を
    離散コサイン変換により周波数領域に変換して得られる
    DCT係数のDCT係数最大値を出力するとともに該D
    CT係数最大値で正規化したDCT係数を符号帳を用い
    てベクトル量子化し、該符号帳から読み出した近似パタ
    ーンのDCTベクトル番号と前記ピッチ情報および前記
    DCT係数最大値とをディジタル信号列の形態に符号化
    して伝送路に送出する音声符号化装置において、 前記離散コサイン変換により得られるDCT係数を等間
    隔の複数の周波数領域に分割して出力するDCT係数分
    割器と、 該DCT係数分割器からの分割されたDCT係数のうち
    偶数番目の周波数領域のDCT係数をそれぞれ周波数反
    転する周波数反転器と、 該DCT係数分割器からの分割されたDCT係数のうち
    奇数番目の周波数領域のDCT係数のそれぞれと、前記
    周波数反転器からの周波数反転した偶数番目の周波数領
    域のDCT係数のそれぞれからDCT係数最大値をそれ
    ぞれ出力するとともに該DCT係数最大値でそれぞれ正
    規化したDCT係数を出力する複数の正規化器と、 該複数の正規化器からの正規化したDCT係数をそれぞ
    れ共通に用いる1つの符号帳を用いてベクトル量子化し
    該1つの符号帳から近似パターンのDCTベクトル番号
    をそれぞれ読み出して出力する複数のベクトル量子化器
    と、 前記ピッチ情報,前記複数のDCT係数最大値および前
    記複数のDCTベクトル番号とをディジタル信号列の形
    態に符号化して伝送路に送出する符号化器とを備えたこ
    とを特徴とする音声符号化装置。
  6. 【請求項6】 音声信号のピッチ情報,等間隔に分割さ
    れた複数の周波数領域のそれぞれに対応する複数のDC
    T係数最大値および複数のDCTベクトル番号とが含ま
    れてディジタル信号列の形態に符号化された信号を受信
    し、該ディジタル信号列を分離して前記ピッチ情報,前
    記複数のDCT係数最大値および前記複数のDCTベク
    トル番号を取り出す分離回路と、 該複数のDCTベクトル番号のそれぞれに対応するベク
    トルを1つの符号帳から読み出し逆量子化して正規化さ
    れたDCT係数をそれぞれ出力する複数のベクトル逆量
    子化器と、 該複数のベクトル逆量子化器の出力のそれぞれを対応す
    る前記複数のDCT係数最大値により逆正規化して各周
    波数領域毎の正規化されたDCT係数を出力する複数の
    逆正規化器と、 該複数の逆正規化器からの出力のうち偶数番目の周波数
    領域のDCT係数をそれぞれ周波数反転する周波数反転
    器と、 前記複数の逆正規化器からの出力のうち奇数番目の周波
    数領域のDCT係数と前記周波数反転器からの周波数反
    転された偶数番目の周波数領域のDCT係数とを合成し
    てDCT係数を出力する合成器と、 該合成器の出力を逆離散コサイン変換して長期予測残差
    信号を再生する逆離散コサイン変換器と、 該長期予測残差信号に前記ピッチ情報を付加して音声信
    号を復号再生する長期予測合成器とを備えた音声復号装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0707727A4 (en) * 1993-05-10 1996-10-02 Competitive Tech Inc DEVICE AND METHOD FOR IMAGE CODING AND DECODING

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0707727A4 (en) * 1993-05-10 1996-10-02 Competitive Tech Inc DEVICE AND METHOD FOR IMAGE CODING AND DECODING

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