JPH05219960A - キメラポリペプチド - Google Patents
キメラポリペプチドInfo
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- JPH05219960A JPH05219960A JP4066363A JP6636392A JPH05219960A JP H05219960 A JPH05219960 A JP H05219960A JP 4066363 A JP4066363 A JP 4066363A JP 6636392 A JP6636392 A JP 6636392A JP H05219960 A JPH05219960 A JP H05219960A
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- dna
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- human
- dna sequence
- polypeptide
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- C07K16/28—Immunoglobulins [IG], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants
- C07K16/2803—Immunoglobulins [IG], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants against the immunoglobulin superfamily
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/12—Antivirals
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- A61P31/18—Antivirals for RNA viruses for HIV
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
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- C07K14/70503—Immunoglobulin superfamily
- C07K14/70514—CD4
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- C07K—PEPTIDES
- C07K2319/00—Fusion polypeptide
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】CD4(ヒトCD4分子)を土台としたキメラ
ポリペプチドを提供する。 【構成】各サブ配列が互いに独立してヒト受容体のリガ
ンド結合部位、抗原結合部位またはヒト受容体のリガン
ドをコードする2つのDNAサブ配列から成り、場合に
より免疫グロブリンκまたはλ−L鎖の定常部またはそ
の一部をコードする第三のDNAサブ配列をさらに含む
DNA配列、前記DNA配列を含むベクター、前記ベク
ターで形質転換された原核または真核宿主細胞、前記D
NA配列によりコードされるポリペプチド、前記ポリペ
プチドの生産方法、前記ポリペプチドを含む医薬組成
物、医薬組成物(特にエイズ治療用組成物)を調製する
ための前記ポリペプチドの使用、並びに疾病(特にエイ
ズ)を治療するための前記ポリペプチドの使用に関す
る。
ポリペプチドを提供する。 【構成】各サブ配列が互いに独立してヒト受容体のリガ
ンド結合部位、抗原結合部位またはヒト受容体のリガン
ドをコードする2つのDNAサブ配列から成り、場合に
より免疫グロブリンκまたはλ−L鎖の定常部またはそ
の一部をコードする第三のDNAサブ配列をさらに含む
DNA配列、前記DNA配列を含むベクター、前記ベク
ターで形質転換された原核または真核宿主細胞、前記D
NA配列によりコードされるポリペプチド、前記ポリペ
プチドの生産方法、前記ポリペプチドを含む医薬組成
物、医薬組成物(特にエイズ治療用組成物)を調製する
ための前記ポリペプチドの使用、並びに疾病(特にエイ
ズ)を治療するための前記ポリペプチドの使用に関す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各サブ配列が互いに独
立してヒト受容体のリガンド結合部位、抗原結合部位ま
たはヒト受容体のリガンドをコードする2つのDNAサ
ブ配列から成り、場合により免疫グロブリンκまたはλ
−L鎖の定常部またはその一部をコードする第三のDN
Aサブ配列をさらに含むDNA配列、前記DNA配列を
含むベクター、前記ベクターで形質転換された原核また
は真核宿主細胞、前記DNA配列によりコードされるポ
リペプチド、前記ポリペプチドの生産方法、前記ポリペ
プチドを含む医薬組成物、医薬組成物(特にエイズ治療
用組成物)を調製するための前記ポリペプチドの使用、
並びに病気(特にエイズ)を治療するための前記ポリペ
プチドの使用に関する。
立してヒト受容体のリガンド結合部位、抗原結合部位ま
たはヒト受容体のリガンドをコードする2つのDNAサ
ブ配列から成り、場合により免疫グロブリンκまたはλ
−L鎖の定常部またはその一部をコードする第三のDN
Aサブ配列をさらに含むDNA配列、前記DNA配列を
含むベクター、前記ベクターで形質転換された原核また
は真核宿主細胞、前記DNA配列によりコードされるポ
リペプチド、前記ポリペプチドの生産方法、前記ポリペ
プチドを含む医薬組成物、医薬組成物(特にエイズ治療
用組成物)を調製するための前記ポリペプチドの使用、
並びに病気(特にエイズ)を治療するための前記ポリペ
プチドの使用に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒト免疫不全ウイルスI型(HIV−
I)がその受容体として細胞表面CD4分子を利用する
ことが認識されて以来、このウイルスを殺すために可溶
性形態のヒトCD4分子(sCD4)が製造されてきた
(1-4) 。最初のタイプのsCD4分子は基本的にこのタ
ンパク質の細胞外部分またはその末端切断型だけを含
み、従って遊離のウイルスを中和することはできたが、
ウイルス感染細胞を殺すことができなかった(5-9) 。そ
の後の研究開発はCD4−毒素(10)およびCD4−Ig
(免疫グロブリン鎖)(11,12) に類似した分子へ導き、
これらの分子は毒素の直接作用により、あるいはFc媒
介免疫エフェクター機能により感染細胞を破壊するため
に構築された。
I)がその受容体として細胞表面CD4分子を利用する
ことが認識されて以来、このウイルスを殺すために可溶
性形態のヒトCD4分子(sCD4)が製造されてきた
(1-4) 。最初のタイプのsCD4分子は基本的にこのタ
ンパク質の細胞外部分またはその末端切断型だけを含
み、従って遊離のウイルスを中和することはできたが、
ウイルス感染細胞を殺すことができなかった(5-9) 。そ
の後の研究開発はCD4−毒素(10)およびCD4−Ig
(免疫グロブリン鎖)(11,12) に類似した分子へ導き、
これらの分子は毒素の直接作用により、あるいはFc媒
介免疫エフェクター機能により感染細胞を破壊するため
に構築された。
【0003】CD4を土台としたこの種の分子は種々の
特許出願の主題となっており、例えば Dana-Faber がん
研究所が出願したWO89/03222、ニューヨーク
市コロンビア大学の受託者が出願したWO88/013
04、Biogen社が出願したWO89/01940、Gene
ntech 社が出願したWO89/02922および欧州特
許出願公開番号(EPA)314317、General Hosp
ital Corporationが出願したEPA325262、並び
に Hoffmann-La Rocheが出願したEPA394827な
どがある。
特許出願の主題となっており、例えば Dana-Faber がん
研究所が出願したWO89/03222、ニューヨーク
市コロンビア大学の受託者が出願したWO88/013
04、Biogen社が出願したWO89/01940、Gene
ntech 社が出願したWO89/02922および欧州特
許出願公開番号(EPA)314317、General Hosp
ital Corporationが出願したEPA325262、並び
に Hoffmann-La Rocheが出願したEPA394827な
どがある。
【0004】
【発明の具体的説明】本発明の目的は、CD4を土台と
した新規なキメラポリペプチドを提供することである。
これらのポリペプチドは完全なリガンド結合活性を有す
るヒトCD4分子の最初の2つのドメインまたはその断
片と、細胞障害性T細胞のヒトT細胞受容体複合体(C
D3分子)を認識する抗原結合部位を含み、場合により
あらゆる起源(好ましくは哺乳類、例えばマウスやラッ
ト)のものであり得る免疫グロブリンκまたはλ−L鎖
の定常部またはその一部をさらに含む。本明細書におい
て、“抗原結合部位”(Fv)という表現は、抗体のL
鎖とH鎖の可変部の結合部分とこれらの2つの結合部分
間のスペーサーから成るアミノ酸配列を意味する。結合
部分は抗体のL鎖またはH鎖の可変部の少なくとも一
部、好ましくは抗体のL鎖またはH鎖の可変部の全部か
ら成るアミノ酸配列を意味し、かくしてL鎖とH鎖のこ
れらの結合部分が両方とも分子中に存在する場合は対応
する抗原がまだ結合されるだろう。本発明の特定の実施
態様において、結合部分は抗体のH鎖の全可変部とその
N末端の前に結合された数個(好ましくは4個)の追加
のアミノ酸(例えばGly−Val−His−Cys)
とから成るアミノ酸配列を意味する。スペーサーのアミ
ノ酸の数および種類は、Huston et al(16)によって示さ
れた考えに基づいて、当業者が選択しうる。最後に、
“FvX”の形の略語は、本明細書においては、抗
“X”抗体の抗原結合部位を意味し、例えば“FvCD
3”は抗CD3抗体の抗原結合部位を意味する。
した新規なキメラポリペプチドを提供することである。
これらのポリペプチドは完全なリガンド結合活性を有す
るヒトCD4分子の最初の2つのドメインまたはその断
片と、細胞障害性T細胞のヒトT細胞受容体複合体(C
D3分子)を認識する抗原結合部位を含み、場合により
あらゆる起源(好ましくは哺乳類、例えばマウスやラッ
ト)のものであり得る免疫グロブリンκまたはλ−L鎖
の定常部またはその一部をさらに含む。本明細書におい
て、“抗原結合部位”(Fv)という表現は、抗体のL
鎖とH鎖の可変部の結合部分とこれらの2つの結合部分
間のスペーサーから成るアミノ酸配列を意味する。結合
部分は抗体のL鎖またはH鎖の可変部の少なくとも一
部、好ましくは抗体のL鎖またはH鎖の可変部の全部か
ら成るアミノ酸配列を意味し、かくしてL鎖とH鎖のこ
れらの結合部分が両方とも分子中に存在する場合は対応
する抗原がまだ結合されるだろう。本発明の特定の実施
態様において、結合部分は抗体のH鎖の全可変部とその
N末端の前に結合された数個(好ましくは4個)の追加
のアミノ酸(例えばGly−Val−His−Cys)
とから成るアミノ酸配列を意味する。スペーサーのアミ
ノ酸の数および種類は、Huston et al(16)によって示さ
れた考えに基づいて、当業者が選択しうる。最後に、
“FvX”の形の略語は、本明細書においては、抗
“X”抗体の抗原結合部位を意味し、例えば“FvCD
3”は抗CD3抗体の抗原結合部位を意味する。
【0005】この種のキメラペプチドは、FvCD3の
ほかに、ヒトCD4分子の最初の2つのドメイン、好ま
しくは次のアミノ酸配列(アミノ酸は標準一文字表記で
示す):
ほかに、ヒトCD4分子の最初の2つのドメイン、好ま
しくは次のアミノ酸配列(アミノ酸は標準一文字表記で
示す):
【0006】
【化1】
【0007】を有するもの、を含むことが好適である。
さらに好適な本発明のポリペプチドは、FvCD3部分
がハイブリドーマ“TR66”により分泌された抗CD
3抗体から誘導された、上記のようなCD4を土台とし
たキメラポリペプチドである(15)。このようなCD4を
土台としたキメラポリペプチドは、それらがHIV−I
ウイルス感染細胞をより強力に死滅させることができ、
また活性化T細胞が感染部位へこれらの分子を効率的に
輸送しうるので、既知のCD4−毒素またはCD4−I
g構築物と比べてかなり有利である。さらに、それらの
単純な構造(例えば、低分子量)のために、それらは原
核細胞による発現に適している〔例えば、Tai et al (3
4)を参照されたい〕。
さらに好適な本発明のポリペプチドは、FvCD3部分
がハイブリドーマ“TR66”により分泌された抗CD
3抗体から誘導された、上記のようなCD4を土台とし
たキメラポリペプチドである(15)。このようなCD4を
土台としたキメラポリペプチドは、それらがHIV−I
ウイルス感染細胞をより強力に死滅させることができ、
また活性化T細胞が感染部位へこれらの分子を効率的に
輸送しうるので、既知のCD4−毒素またはCD4−I
g構築物と比べてかなり有利である。さらに、それらの
単純な構造(例えば、低分子量)のために、それらは原
核細胞による発現に適している〔例えば、Tai et al (3
4)を参照されたい〕。
【0008】細胞障害性T細胞による他の標的細胞の直
接殺傷を仲介するために、上記分子のCD4部分は標的
細胞特異的表面タンパク質を認識する他の分子と置き換
えることができる。このような他の標的細胞を認識する
分子は、ヒト受容体のリガンド結合部位、例えばCD4
の場合のような受容体の可溶性部分、または標的細胞に
特異的なヒト受容体のリガンド、例えばIL−7受容体
陽性細胞のためのIL−7またはヒト幹細胞のためのヒ
ト幹細胞因子、あるいは標的細胞に特異的な抗原を認識
する他の抗原結合部位、例えばFvクラスII(クラスII
陽性細胞に特異的)、あるいはFvovca(卵巣がん
細胞から誘導される抗原)の場合のような腫瘍細胞特異
的抗原を認識する抗原結合部位、またはウイルス特異的
表面抗原を認識する抗原結合部位、例えばマウスのモロ
ニー白血病ウイルス表面タンパク質“gp70”をそれ
らの対応抗原として認識するFvmolでありうる。
“ヒト受容体のリガンド結合部位”という表現は、本明
細書中では、例えば当分野で習熟した者には理解される
ように、対応するヒト受容体のリガンドが“受容体の可
溶性部分”により結合されうる状態に折りたたまれてい
るアミノ酸配列を意味する。
接殺傷を仲介するために、上記分子のCD4部分は標的
細胞特異的表面タンパク質を認識する他の分子と置き換
えることができる。このような他の標的細胞を認識する
分子は、ヒト受容体のリガンド結合部位、例えばCD4
の場合のような受容体の可溶性部分、または標的細胞に
特異的なヒト受容体のリガンド、例えばIL−7受容体
陽性細胞のためのIL−7またはヒト幹細胞のためのヒ
ト幹細胞因子、あるいは標的細胞に特異的な抗原を認識
する他の抗原結合部位、例えばFvクラスII(クラスII
陽性細胞に特異的)、あるいはFvovca(卵巣がん
細胞から誘導される抗原)の場合のような腫瘍細胞特異
的抗原を認識する抗原結合部位、またはウイルス特異的
表面抗原を認識する抗原結合部位、例えばマウスのモロ
ニー白血病ウイルス表面タンパク質“gp70”をそれ
らの対応抗原として認識するFvmolでありうる。
“ヒト受容体のリガンド結合部位”という表現は、本明
細書中では、例えば当分野で習熟した者には理解される
ように、対応するヒト受容体のリガンドが“受容体の可
溶性部分”により結合されうる状態に折りたたまれてい
るアミノ酸配列を意味する。
【0009】しかしながら、目的とする標的細胞に細胞
障害性T細胞による殺傷のほかに別の活性を向けるため
に、FvCD3部分はこのような活性をもたらす又は仲
介する細胞あるいは分子を認識する他の分子と置き換え
ることができる。再度、この種の認識分子は対象細胞の
表面タンパク質を認識する受容体の可溶性部分、このよ
うな細胞に特異的なヒト受容体のリガンド、目的とする
細胞に特異的な抗原を認識する抗原結合部位、あるいは
希望する活性をもたらす又は仲介する分子でありうる。
例えば、ウイルスの表面タンパク質を認識する部分(前
記部分は例えばFvmolのような抗原結合部位の形で
ある)と目的とする標的細胞を認識するキメラポリペプ
チドの他の部分(前記他の部分は例えばヒト幹細胞因子
(SCF;ckitのリガンド)のような標的細胞に特
異的な受容体のリガンドの形である)から成るキメラポ
リペプチドが構築される。このような方法で、外来DN
Aにより形質転換されたウイルスは身体の遺伝子療法の
ために対象の細胞、この場合は幹細胞、へ導入すること
ができる。従って、本発明の他の目的はこのようなキメ
ラポリペプチドを提供することである。
障害性T細胞による殺傷のほかに別の活性を向けるため
に、FvCD3部分はこのような活性をもたらす又は仲
介する細胞あるいは分子を認識する他の分子と置き換え
ることができる。再度、この種の認識分子は対象細胞の
表面タンパク質を認識する受容体の可溶性部分、このよ
うな細胞に特異的なヒト受容体のリガンド、目的とする
細胞に特異的な抗原を認識する抗原結合部位、あるいは
希望する活性をもたらす又は仲介する分子でありうる。
例えば、ウイルスの表面タンパク質を認識する部分(前
記部分は例えばFvmolのような抗原結合部位の形で
ある)と目的とする標的細胞を認識するキメラポリペプ
チドの他の部分(前記他の部分は例えばヒト幹細胞因子
(SCF;ckitのリガンド)のような標的細胞に特
異的な受容体のリガンドの形である)から成るキメラポ
リペプチドが構築される。このような方法で、外来DN
Aにより形質転換されたウイルスは身体の遺伝子療法の
ために対象の細胞、この場合は幹細胞、へ導入すること
ができる。従って、本発明の他の目的はこのようなキメ
ラポリペプチドを提供することである。
【0010】上記のキメラポリペプチドはいくつかの面
で、特にキメラポリペプチドが2つの異なる抗原結合部
位を含む場合には、二重特異性抗体のような挙動をとり
うるので、本発明のキメラポリペプチドはこのような二
重特異性抗体と同じ目的のために使用されることが理解
されよう。しかしながら、本発明のキメラポリペプチド
は、機能的な匹敵する二重特異性抗体と比べて、少なく
とも次のような利点を示す。二重特異性抗体を生成する
通常の手法は、希望する抗体特異性を生ずる2つのハイ
ブリドーマ細胞株を融合させることである(17)。IgH
およびL鎖のランダムな取り合わせのために、これらの
ハイブリドーマは可能な10種類の異なる抗体分子の混
合物を産生する。かくして、二重特異性抗体は目的産物
の収量をかなり低下させる煩雑な手順に従って精製しな
ければならない。本発明の場合には、キメラポリペプチ
ドは一本鎖分子として生産される。さらに、この種の分
子は二重特異性抗体よりはるかに低分子量である。この
ことは原核細胞によるそれらの生産にとって有利であ
り、さらに治療または診断目的で使用する場合に標的領
域への透過に有利である。
で、特にキメラポリペプチドが2つの異なる抗原結合部
位を含む場合には、二重特異性抗体のような挙動をとり
うるので、本発明のキメラポリペプチドはこのような二
重特異性抗体と同じ目的のために使用されることが理解
されよう。しかしながら、本発明のキメラポリペプチド
は、機能的な匹敵する二重特異性抗体と比べて、少なく
とも次のような利点を示す。二重特異性抗体を生成する
通常の手法は、希望する抗体特異性を生ずる2つのハイ
ブリドーマ細胞株を融合させることである(17)。IgH
およびL鎖のランダムな取り合わせのために、これらの
ハイブリドーマは可能な10種類の異なる抗体分子の混
合物を産生する。かくして、二重特異性抗体は目的産物
の収量をかなり低下させる煩雑な手順に従って精製しな
ければならない。本発明の場合には、キメラポリペプチ
ドは一本鎖分子として生産される。さらに、この種の分
子は二重特異性抗体よりはるかに低分子量である。この
ことは原核細胞によるそれらの生産にとって有利であ
り、さらに治療または診断目的で使用する場合に標的領
域への透過に有利である。
【0011】CD4−Hγ3(EPA394827に記
載される)の形の1つのモノマーとFvCD3−Hγ3
の形のもう1つのモノマーから成るCD4−Hγ3のダ
イマー二重特異性類縁体(CD4−Hγ3/FvCD3
−Hγ3)も本発明の目的である。CD4部分および/
またはFvCD3が受容体のリガンド結合部位、FvC
D3以外の他の抗原結合部位、またはヒト受容体のリガ
ンドと置き換えられて、CD4−Hγ3が除外されるこ
の種の分子も本発明の目的である。それらの構造特性に
よれば、この種の分子は二重特異性Hγ3構築物として
作製する(上記参照)のがより煩雑である二重特異性抗
体と機能的に類似している(二重特異性抗体の場合の1
0種類の異なる抗体分子の代わりに、たった3種類の抗
体分子が生成される)。
載される)の形の1つのモノマーとFvCD3−Hγ3
の形のもう1つのモノマーから成るCD4−Hγ3のダ
イマー二重特異性類縁体(CD4−Hγ3/FvCD3
−Hγ3)も本発明の目的である。CD4部分および/
またはFvCD3が受容体のリガンド結合部位、FvC
D3以外の他の抗原結合部位、またはヒト受容体のリガ
ンドと置き換えられて、CD4−Hγ3が除外されるこ
の種の分子も本発明の目的である。それらの構造特性に
よれば、この種の分子は二重特異性Hγ3構築物として
作製する(上記参照)のがより煩雑である二重特異性抗
体と機能的に類似している(二重特異性抗体の場合の1
0種類の異なる抗体分子の代わりに、たった3種類の抗
体分子が生成される)。
【0012】従って、本発明の目的は、各サブ配列が互
いに独立してヒト受容体のリガンド結合部位、抗原結合
部位またはヒト受容体のリガンドをコードする2つのD
NAサブ配列から成り、場合により免疫グロブリンκま
たはλ−L鎖の定常部またはその一部をコードする第三
のDNAサブ配列をさらに含むDNA配列を提供するこ
とであり、より詳細には、2つのDNAサブ配列の一方
がヒト受容体のリガンド結合部位、好ましくはヒトCD
4分子の最初の2つのドメインまたはリガンドとまだ結
合するその断片をコードし、他方のDNAサブ配列は抗
原結合部位をコードするこの種のDNA配列を提供する
ことである。特に好適なこの種のDNA配列は、ヒトC
D4分子の最初の2つのドメインまたはリガンドとまだ
結合するその断片をコードするDNAサブ配列(ヒトC
D4分子の最初の2つのドメインをコードする配列が好
適である)およびヒトCD3分子を認識する抗原結合部
位をコードする第二のDNAサブ配列から成る。ヒトC
D4分子の最初の2つのドメインの部分に関しては、次
の組み合わせが可能である: (a)第二ドメインの一部と組み合わせた完全な第一ド
メイン、または(b)第一ドメインの一部と組み合わせ
た完全な第二ドメイン、あるいは(c)各々のドメイン
の一部の組み合わせ。
いに独立してヒト受容体のリガンド結合部位、抗原結合
部位またはヒト受容体のリガンドをコードする2つのD
NAサブ配列から成り、場合により免疫グロブリンκま
たはλ−L鎖の定常部またはその一部をコードする第三
のDNAサブ配列をさらに含むDNA配列を提供するこ
とであり、より詳細には、2つのDNAサブ配列の一方
がヒト受容体のリガンド結合部位、好ましくはヒトCD
4分子の最初の2つのドメインまたはリガンドとまだ結
合するその断片をコードし、他方のDNAサブ配列は抗
原結合部位をコードするこの種のDNA配列を提供する
ことである。特に好適なこの種のDNA配列は、ヒトC
D4分子の最初の2つのドメインまたはリガンドとまだ
結合するその断片をコードするDNAサブ配列(ヒトC
D4分子の最初の2つのドメインをコードする配列が好
適である)およびヒトCD3分子を認識する抗原結合部
位をコードする第二のDNAサブ配列から成る。ヒトC
D4分子の最初の2つのドメインの部分に関しては、次
の組み合わせが可能である: (a)第二ドメインの一部と組み合わせた完全な第一ド
メイン、または(b)第一ドメインの一部と組み合わせ
た完全な第二ドメイン、あるいは(c)各々のドメイン
の一部の組み合わせ。
【0013】さらに、本発明の目的は、同一または異な
る抗原特異性を有する抗原結合部位をコードする2つの
DNAサブ配列(異なる抗原特異性を有する抗原結合部
位が好適であり、特に一方の抗原結合部位がヒトCD3
分子を認識する)から成り、場合によりすでに定義した
第三のDNAサブ配列をさらに含むこの種のDNA配列
を提供することである。
る抗原特異性を有する抗原結合部位をコードする2つの
DNAサブ配列(異なる抗原特異性を有する抗原結合部
位が好適であり、特に一方の抗原結合部位がヒトCD3
分子を認識する)から成り、場合によりすでに定義した
第三のDNAサブ配列をさらに含むこの種のDNA配列
を提供することである。
【0014】さらに、本発明の目的は、ヒト受容体のリ
ガンドをコードするDNAサブ配列および抗原結合部位
(特にヒトCD3分子を認識する部位)をコードするD
NAサブ配列から成り、場合によりすでに定義した第三
のDNAサブ配列をさらに含むこの種のDNA配列を提
供することである。さらに、本発明の目的は、上記のD
NA配列を含むベクター、特に原核宿主細胞内での複製
および真核宿主細胞内での発現が可能なベクターを提供
することである。さらに、本発明の目的は、このような
ベクターで形質転換された原核または真核宿主細胞を提
供することである。
ガンドをコードするDNAサブ配列および抗原結合部位
(特にヒトCD3分子を認識する部位)をコードするD
NAサブ配列から成り、場合によりすでに定義した第三
のDNAサブ配列をさらに含むこの種のDNA配列を提
供することである。さらに、本発明の目的は、上記のD
NA配列を含むベクター、特に原核宿主細胞内での複製
および真核宿主細胞内での発現が可能なベクターを提供
することである。さらに、本発明の目的は、このような
ベクターで形質転換された原核または真核宿主細胞を提
供することである。
【0015】さらにまた、本発明の目的は、上記のDN
A配列によりコードされるキメラポリペプチド、特に治
療活性物質としての、例えばエイズを治療するためのキ
メラポリペプチドを提供することである。また、本発明
の目的は、上記の形質転換宿主細胞を適当な培地で培養
し、前記ポリペプチドを単離することから成る、前記ポ
リペプチドの生産方法を提供することである。このよう
な方法に従って生産される本発明のポリペプチドも本発
明の目的である。
A配列によりコードされるキメラポリペプチド、特に治
療活性物質としての、例えばエイズを治療するためのキ
メラポリペプチドを提供することである。また、本発明
の目的は、上記の形質転換宿主細胞を適当な培地で培養
し、前記ポリペプチドを単離することから成る、前記ポ
リペプチドの生産方法を提供することである。このよう
な方法に従って生産される本発明のポリペプチドも本発
明の目的である。
【0016】さらに、少なくとも1種の本発明ポリペプ
チドと治療上許容しうる担体物質を含む医薬組成物、こ
のような医薬組成物(特に、種々の病気、例えばエイズ
を治療するための組成物)を調製するための本発明ポリ
ペプチドの使用、並びに診断・治療用途のための本発明
ポリペプチドの使用も本発明の目的である。本発明は、
添付の図面を参照するとき、以下の詳細な説明に基づい
てより一層理解しやすくなるだろう。
チドと治療上許容しうる担体物質を含む医薬組成物、こ
のような医薬組成物(特に、種々の病気、例えばエイズ
を治療するための組成物)を調製するための本発明ポリ
ペプチドの使用、並びに診断・治療用途のための本発明
ポリペプチドの使用も本発明の目的である。本発明は、
添付の図面を参照するとき、以下の詳細な説明に基づい
てより一層理解しやすくなるだろう。
【0017】図1及び図2は、最終プラスミドpFvC
D3−Hγ3、pCD4−FvCD3−CκおよびpC
D4−FvCD3(それぞれ“C”、“E”および
“E′”で部分的に表される)の構築のフローチャート
を示す。対応する発現産物CD4−Hγ3/FvCD3
−Hγ3、CD4−FvCD3−CκおよびCD4−F
vCD3、並びにそれらのリガンドCD3およびgp1
20は右側に模式図で示す。免疫グロブリン可変部間に
“スペーサー”を含まない中間体プラスミドpCD4−
Hγ3、pFvCD3−Hγ3、並びにpHT4−YK
12はそれぞれ“A”、“B”および“D”で部分的に
表される。ボックスはコード領域を表し;濃厚な点入り
ボックスはモノクローナル抗体“TR66”のH鎖の可
変部(“VH”)を表し;“L”で示した斜線入りボッ
クス(左上から右下の斜線)は抗体“SP6”由来のリ
ーダー配列の2つの部分を表し;“VL”と関連した希
薄な点入りボックスはモノクローナル抗体“TR66”
のL鎖の可変部を表し;“H”、“CH2”および“C
H3”で示した比較的濃厚な点入りボックスは、ヒトI
gG3免疫グロブリンのH鎖〔“Hγ3”〕のヒンジ部
と第二および第三定常部を表し;CD4と関連して
“L”、“1”、“2”、“3”、“4”で示したオー
プンボックスはヒトCD4分子のリーダー配列および対
応するドメインを表し;斜線入りボックス(左下から右
上の斜線)は2つの免疫グロブリン可変部間のリンカー
“S”を表し;“Cκ”で示した点ボックスはマウスκ
−L鎖の定常部を表す。黒丸は“HC−enh.”の場
合が免疫グロブリンH鎖エンハンサーを、“Ken
h.”の場合が免疫グロブリンκ−L鎖エンハンサーを
表す。“PCR1”および“PCR2”は対応するPC
R反応の結果を表す。“oligo”はオリゴヌクレオ
チドを表し、“SD”および“stop”はそれぞれス
プライス供与部位および停止コドンを表す。“Sst
I”、“SalI”、“BamHI”および“Hind
III ”は対応する制限部位(標準略号)を意味する。
D3−Hγ3、pCD4−FvCD3−CκおよびpC
D4−FvCD3(それぞれ“C”、“E”および
“E′”で部分的に表される)の構築のフローチャート
を示す。対応する発現産物CD4−Hγ3/FvCD3
−Hγ3、CD4−FvCD3−CκおよびCD4−F
vCD3、並びにそれらのリガンドCD3およびgp1
20は右側に模式図で示す。免疫グロブリン可変部間に
“スペーサー”を含まない中間体プラスミドpCD4−
Hγ3、pFvCD3−Hγ3、並びにpHT4−YK
12はそれぞれ“A”、“B”および“D”で部分的に
表される。ボックスはコード領域を表し;濃厚な点入り
ボックスはモノクローナル抗体“TR66”のH鎖の可
変部(“VH”)を表し;“L”で示した斜線入りボッ
クス(左上から右下の斜線)は抗体“SP6”由来のリ
ーダー配列の2つの部分を表し;“VL”と関連した希
薄な点入りボックスはモノクローナル抗体“TR66”
のL鎖の可変部を表し;“H”、“CH2”および“C
H3”で示した比較的濃厚な点入りボックスは、ヒトI
gG3免疫グロブリンのH鎖〔“Hγ3”〕のヒンジ部
と第二および第三定常部を表し;CD4と関連して
“L”、“1”、“2”、“3”、“4”で示したオー
プンボックスはヒトCD4分子のリーダー配列および対
応するドメインを表し;斜線入りボックス(左下から右
上の斜線)は2つの免疫グロブリン可変部間のリンカー
“S”を表し;“Cκ”で示した点ボックスはマウスκ
−L鎖の定常部を表す。黒丸は“HC−enh.”の場
合が免疫グロブリンH鎖エンハンサーを、“Ken
h.”の場合が免疫グロブリンκ−L鎖エンハンサーを
表す。“PCR1”および“PCR2”は対応するPC
R反応の結果を表す。“oligo”はオリゴヌクレオ
チドを表し、“SD”および“stop”はそれぞれス
プライス供与部位および停止コドンを表す。“Sst
I”、“SalI”、“BamHI”および“Hind
III ”は対応する制限部位(標準略号)を意味する。
【0018】図3は、pFvCD3−Hγ3の略図を示
し、ここで“K−プロモーター”は免疫グロブリンκ−
L鎖プロモーターを表し、“amp”はアンピシリン耐
性遺伝子を、“gpt”は大腸菌のキサンチングアニン
ホスホリボシルトランスフェラーゼ遺伝子を、そして
“KpnI”、“XhoI”、“ClaI”、“Xba
I”および“EcoRI”は標準略号で示した対応する
制限部位を表す。他のすべての略号および記号は図1及
び図2において特定した通りである。
し、ここで“K−プロモーター”は免疫グロブリンκ−
L鎖プロモーターを表し、“amp”はアンピシリン耐
性遺伝子を、“gpt”は大腸菌のキサンチングアニン
ホスホリボシルトランスフェラーゼ遺伝子を、そして
“KpnI”、“XhoI”、“ClaI”、“Xba
I”および“EcoRI”は標準略号で示した対応する
制限部位を表す。他のすべての略号および記号は図1及
び図2において特定した通りである。
【0019】図4は、pCD4−FvCD3−Cκの略
図を示し、ここで略号および記号は図1、図2または図
3において特定した通りである。図5は、実施例3に詳
述した検定の結果として、ng/mlで示したCD4−
FvCD3−Cκの量に依存したCr51放出のパーセン
トを示す。白丸は非感染細胞を、黒丸はHIV−I感染
ジャーカット細胞を表す。
図を示し、ここで略号および記号は図1、図2または図
3において特定した通りである。図5は、実施例3に詳
述した検定の結果として、ng/mlで示したCD4−
FvCD3−Cκの量に依存したCr51放出のパーセン
トを示す。白丸は非感染細胞を、黒丸はHIV−I感染
ジャーカット細胞を表す。
【0020】抗原結合部位をコードするDNA配列は、
出発ゲノムDNAまたはmRNAの細胞源としての所望
の特異性抗体を分泌するハイブリドーマ細胞系列から、
ゲノムDNAまたはcDNAの形で調製することができ
る。このようなハイブリドーマ細胞系列は公的寄託機
関、例えば米国メリーランド州ロックビルのアメリカン
・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)、例
えば抗CD3抗体を分泌するハイブリドーマ“OKT
3”(ATCC番号CRL8001)の場合、または英
国ソールズベリー、ポートンダウンのヨーロピアン・コ
レクション・オブ・アニマル・セル・カルチャーズから
得られる。特定のハイブリドーマ細胞系列が入手できな
い場合は、当分野で知られた、例えば Harlow and Lane
(27) に記載される方法により、対象の抗原を土台にし
てこの種の細胞系列を作ることができる。例えば、CD
3受容体分子を担うヒト細胞障害性T細胞は当分野で知
られた、例えば Moretta et al., J. Expt. Med. 157,
743-754 (1983) に記載される方法により単離でき、細
胞自体またはその膜画分を使って抗CD3抗体産生ハイ
ブリドーマ細胞系列を作ることができる。ゲノムDNA
またはmRNAの供給源としての特定のハイブリドーマ
細胞系列から出発して、例えば、ゲノムDNA配列の場
合は Oi et al. (28) または Ochi et al. (29) に記載
されるように、cDNA配列の場合は Neuberger (30)
に記載されるようにして、免疫グロブリンHまたはL鎖
の可変部をコードするDNA配列を作製できる。免疫グ
ロブリンの2つの可変部の一方をコードするばかりでな
く、1本鎖分子の形で両方を一緒にコードするDNA配
列は、例えば米国特許第4,946,778号、Orland
i etal. (18) に記載されるようにして、または Huston
et al. (16) の概念に基づいて実施例1で本発明の特
定の実施態様について詳述した以下の方法により作製で
きる。このために、当分野で知られた方法(26)、または
例えば Chomczynski and Sacchi (22)に記載される方法
を使って、上で特徴づけたハイブリドーマ細胞からmR
NAを調製する。第一鎖cDNAの合成は標準方法(26)
により作製できる。第二鎖の合成は免疫グロブリンのH
鎖の可変部(VH )をコードするDNA配列の5′末端
に特異的なプライマーと、免疫グロブリンのL鎖の可変
部(VL)をコードするDNA配列の5′末端に特異的
なプライマーを使って行うことができる。マウス由来の
免疫グロブリンのH鎖とκL鎖の可変部をコードするD
NA配列が関係する場合は、Orlandi et al. (18) に記
載される5′末端プライマーを使用できる。他の動物、
例えばラット、ウサギ、ヒツジ由来のλL鎖またはH鎖
およびκL鎖の可変部をコードするDNA配列のための
5′末端プライマーは、例えば Kabat et al. (31)に開
示される配列情報に基づいて、あるいは例えば Orlandi
et al. (18)に記載される方法で既知配列データバンク
(以下参照)のいずれかに基づいて、デザインすること
ができる。その後、このようなプライマーと対応する動
物由来のγHCおよびCκ−遺伝子に相補的なオリゴヌ
クレオチドを用いて、ポリメラーゼ・チェイン・リアク
ション(PCR)による最終増幅を行う〔Kabat et al.
(31) または既知配列データバンク(以下参照)〕。こ
のようなDNA配列を真核細胞発現・分泌(特にハイブ
リドーマ細胞での発現・分泌)のためのベクターへ組み
込もうとするとき、しかもこの種のベクターが適当な分
泌シグナルをコードするリーダー配列(L−領域)を含
まない場合は、分泌タンパク質をコードする適当な真核
細胞遺伝子から、その既知配列に基づいてPCR用の適
当なオリゴヌクレオチドにより前記リーダー配列を作製
できる。例えば、Sp6−HC遺伝子からのL−領域
は、ドイツ国ブンデスレプブリク、ブラウンシュワイク
のドイチェ・サムルング・フュア・ミクロオーガニスメ
ン・ウント・ツェルクルツレンGmbH(Deutsche Sam
mlung fur Mikroorganismen und Zellkulturen GmbH )
に寄託されたプラスミドpFvCD3−Hγ3から実施
例1に示したオリゴヌクレオチドにより簡単に増幅でき
る。その後、これらのDNA配列はすべて、部分DNA
配列の増幅のためにすでに使用された、あるいは結合す
べきDNA断片の標準方法(26)による部分DNAシーク
エンシングにより得られた情報に基づいて既知方法(26)
により簡単にデザインしうる、適当なジョイニングおよ
びフランキングオリゴヌクレオチドプローブを使って、
例えば Horton et al. (24) に記載されるような1回の
PCRサイクルで一緒に連結することができる。フラン
キングオリゴヌクレオチドは、キメラポリペプチド発現
用の本発明の他のDNA配列と共に、得られたDNA配
列を適当なベクターに挿入するための適当な制限部位を
作るようにデザインされる。同じ方法で、適当なスペー
サーをコードするDNA配列を組み込むための制限部位
を、VH およびVL ドメインをコードするDNA配列間
に作製できる。このようなDNA配列は例えばHuston e
t al. (16) に記載されるようにデザインされ、当分野
で知られた方法(26)により作製される。
出発ゲノムDNAまたはmRNAの細胞源としての所望
の特異性抗体を分泌するハイブリドーマ細胞系列から、
ゲノムDNAまたはcDNAの形で調製することができ
る。このようなハイブリドーマ細胞系列は公的寄託機
関、例えば米国メリーランド州ロックビルのアメリカン
・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)、例
えば抗CD3抗体を分泌するハイブリドーマ“OKT
3”(ATCC番号CRL8001)の場合、または英
国ソールズベリー、ポートンダウンのヨーロピアン・コ
レクション・オブ・アニマル・セル・カルチャーズから
得られる。特定のハイブリドーマ細胞系列が入手できな
い場合は、当分野で知られた、例えば Harlow and Lane
(27) に記載される方法により、対象の抗原を土台にし
てこの種の細胞系列を作ることができる。例えば、CD
3受容体分子を担うヒト細胞障害性T細胞は当分野で知
られた、例えば Moretta et al., J. Expt. Med. 157,
743-754 (1983) に記載される方法により単離でき、細
胞自体またはその膜画分を使って抗CD3抗体産生ハイ
ブリドーマ細胞系列を作ることができる。ゲノムDNA
またはmRNAの供給源としての特定のハイブリドーマ
細胞系列から出発して、例えば、ゲノムDNA配列の場
合は Oi et al. (28) または Ochi et al. (29) に記載
されるように、cDNA配列の場合は Neuberger (30)
に記載されるようにして、免疫グロブリンHまたはL鎖
の可変部をコードするDNA配列を作製できる。免疫グ
ロブリンの2つの可変部の一方をコードするばかりでな
く、1本鎖分子の形で両方を一緒にコードするDNA配
列は、例えば米国特許第4,946,778号、Orland
i etal. (18) に記載されるようにして、または Huston
et al. (16) の概念に基づいて実施例1で本発明の特
定の実施態様について詳述した以下の方法により作製で
きる。このために、当分野で知られた方法(26)、または
例えば Chomczynski and Sacchi (22)に記載される方法
を使って、上で特徴づけたハイブリドーマ細胞からmR
NAを調製する。第一鎖cDNAの合成は標準方法(26)
により作製できる。第二鎖の合成は免疫グロブリンのH
鎖の可変部(VH )をコードするDNA配列の5′末端
に特異的なプライマーと、免疫グロブリンのL鎖の可変
部(VL)をコードするDNA配列の5′末端に特異的
なプライマーを使って行うことができる。マウス由来の
免疫グロブリンのH鎖とκL鎖の可変部をコードするD
NA配列が関係する場合は、Orlandi et al. (18) に記
載される5′末端プライマーを使用できる。他の動物、
例えばラット、ウサギ、ヒツジ由来のλL鎖またはH鎖
およびκL鎖の可変部をコードするDNA配列のための
5′末端プライマーは、例えば Kabat et al. (31)に開
示される配列情報に基づいて、あるいは例えば Orlandi
et al. (18)に記載される方法で既知配列データバンク
(以下参照)のいずれかに基づいて、デザインすること
ができる。その後、このようなプライマーと対応する動
物由来のγHCおよびCκ−遺伝子に相補的なオリゴヌ
クレオチドを用いて、ポリメラーゼ・チェイン・リアク
ション(PCR)による最終増幅を行う〔Kabat et al.
(31) または既知配列データバンク(以下参照)〕。こ
のようなDNA配列を真核細胞発現・分泌(特にハイブ
リドーマ細胞での発現・分泌)のためのベクターへ組み
込もうとするとき、しかもこの種のベクターが適当な分
泌シグナルをコードするリーダー配列(L−領域)を含
まない場合は、分泌タンパク質をコードする適当な真核
細胞遺伝子から、その既知配列に基づいてPCR用の適
当なオリゴヌクレオチドにより前記リーダー配列を作製
できる。例えば、Sp6−HC遺伝子からのL−領域
は、ドイツ国ブンデスレプブリク、ブラウンシュワイク
のドイチェ・サムルング・フュア・ミクロオーガニスメ
ン・ウント・ツェルクルツレンGmbH(Deutsche Sam
mlung fur Mikroorganismen und Zellkulturen GmbH )
に寄託されたプラスミドpFvCD3−Hγ3から実施
例1に示したオリゴヌクレオチドにより簡単に増幅でき
る。その後、これらのDNA配列はすべて、部分DNA
配列の増幅のためにすでに使用された、あるいは結合す
べきDNA断片の標準方法(26)による部分DNAシーク
エンシングにより得られた情報に基づいて既知方法(26)
により簡単にデザインしうる、適当なジョイニングおよ
びフランキングオリゴヌクレオチドプローブを使って、
例えば Horton et al. (24) に記載されるような1回の
PCRサイクルで一緒に連結することができる。フラン
キングオリゴヌクレオチドは、キメラポリペプチド発現
用の本発明の他のDNA配列と共に、得られたDNA配
列を適当なベクターに挿入するための適当な制限部位を
作るようにデザインされる。同じ方法で、適当なスペー
サーをコードするDNA配列を組み込むための制限部位
を、VH およびVL ドメインをコードするDNA配列間
に作製できる。このようなDNA配列は例えばHuston e
t al. (16) に記載されるようにデザインされ、当分野
で知られた方法(26)により作製される。
【0021】ヒト受容体のリガンド結合部位、例えばヒ
ト受容体の可溶性部分、をコードするDNA配列、また
は対象の受容体のヒトリガンドをコードするDNA配列
は、既知の部分または全体のアミノ酸もしくは核酸配列
情報に基づいて標準方法(26)により、好ましくは既知の
PCR法により作製できる〔例えば、実施例1で示した
文献または“PCR Protocols ”eds. M.A.Innis, D.H.Ge
lfand, J.J.Sninsky and T.J.White, Academic Press,
San Diego を参照されたい〕。このような配列情報は原
則的にあらゆる配列データベースから、例えば GenBank
(米国カリフォルニア、Intelligenetics ) 、EMBL (ド
イツ、ハイデルベルク) 、NBRF (米国ワシントンDC、ジ
ョージタウン大学、メディカルセンター) および Vecba
se (米国ウィスコンシン、マディソン、ウィスコンシン
大学、バイオテクノロジーセンター) から得ることがで
きる。より詳細には、例えばヒトCD4分子に関しては
Maddon et al. (13) から、ヒトIL−7に関しては N
amen et al. (35)から、そしてヒト幹細胞因子に関して
は Martin et al. (32) から得ることができる。ヒトC
D4分子の最初の2つのドメインをコードするDNA配
列、または対応リガンドとまだ結合するその断片は、上
に記載したように、より詳細にはEPA394827
(ここには、DSMに寄託されたプラスミドも記載され
ており、この種のDNA配列の供給源として使用でき
る)に記載されるように作製することができる。
ト受容体の可溶性部分、をコードするDNA配列、また
は対象の受容体のヒトリガンドをコードするDNA配列
は、既知の部分または全体のアミノ酸もしくは核酸配列
情報に基づいて標準方法(26)により、好ましくは既知の
PCR法により作製できる〔例えば、実施例1で示した
文献または“PCR Protocols ”eds. M.A.Innis, D.H.Ge
lfand, J.J.Sninsky and T.J.White, Academic Press,
San Diego を参照されたい〕。このような配列情報は原
則的にあらゆる配列データベースから、例えば GenBank
(米国カリフォルニア、Intelligenetics ) 、EMBL (ド
イツ、ハイデルベルク) 、NBRF (米国ワシントンDC、ジ
ョージタウン大学、メディカルセンター) および Vecba
se (米国ウィスコンシン、マディソン、ウィスコンシン
大学、バイオテクノロジーセンター) から得ることがで
きる。より詳細には、例えばヒトCD4分子に関しては
Maddon et al. (13) から、ヒトIL−7に関しては N
amen et al. (35)から、そしてヒト幹細胞因子に関して
は Martin et al. (32) から得ることができる。ヒトC
D4分子の最初の2つのドメインをコードするDNA配
列、または対応リガンドとまだ結合するその断片は、上
に記載したように、より詳細にはEPA394827
(ここには、DSMに寄託されたプラスミドも記載され
ており、この種のDNA配列の供給源として使用でき
る)に記載されるように作製することができる。
【0022】その後、上記のようにして得られた本発明
のDNA配列は、当分野でよく知られた方法(26)に従っ
て適当なベクターに組み込まれる。本発明のDNA配列
は異なる起源の部分、すなわちcDNAの部分とゲノム
由来の部分、を含んでいてもよいことが理解されよう。
これらも本発明に包含されるものである。本発明を実施
するのに適したベクターは当分野で知られたベクター、
特に真核宿主細胞内でのポリペプチドの発現のために使
用しうるベクター、例えばpSV2誘導ベクター〔例え
ば、“DNA Cloning ”(14)中で German, C. が開示した
もの〕、例えばpSV2−cat〔ATCC番号371
55〕、pSV2−dhfr〔ATCC番号3714
6〕、pSV2−neo〔ATCC番号37149〕ま
たはpSV2−gpt〔ATCC番号37145〕、あ
るいはpSV2−gpt誘導ベクター、例えばpHT4
−Y1、pCD4−Mγ2a、pCD4−Mμ、pCD
4−Hμ、pCD4−Hγ1およびpCD4−Hγ3で
あり、後のほうの5つのベクターは1989年1月26
日付けでドイツ国ブラウンシュワイクのドイチェ・サム
ルング・フォン・ミクロオーガニスメン・ウント・ツェ
ルクルツレンGmbH(DSM)にそれぞれ寄託番号D
SM5173、DSM5174、DSM5315、DS
M5314およびDSM5523として寄託され、EP
A394827に記載されている。特に好適なpSV2
−gpt誘導ベクターはpFvCD3−Hγ3とpCD
4−FvCD3−Cκであり、これらは特許に関するプ
ダペスト条約のもとに1991年2月18日付けでドイ
ツ国ブラウンシュワイクのDSMにそれぞれ寄託番号D
SM6370およびDSM6369として寄託された。
のDNA配列は、当分野でよく知られた方法(26)に従っ
て適当なベクターに組み込まれる。本発明のDNA配列
は異なる起源の部分、すなわちcDNAの部分とゲノム
由来の部分、を含んでいてもよいことが理解されよう。
これらも本発明に包含されるものである。本発明を実施
するのに適したベクターは当分野で知られたベクター、
特に真核宿主細胞内でのポリペプチドの発現のために使
用しうるベクター、例えばpSV2誘導ベクター〔例え
ば、“DNA Cloning ”(14)中で German, C. が開示した
もの〕、例えばpSV2−cat〔ATCC番号371
55〕、pSV2−dhfr〔ATCC番号3714
6〕、pSV2−neo〔ATCC番号37149〕ま
たはpSV2−gpt〔ATCC番号37145〕、あ
るいはpSV2−gpt誘導ベクター、例えばpHT4
−Y1、pCD4−Mγ2a、pCD4−Mμ、pCD
4−Hμ、pCD4−Hγ1およびpCD4−Hγ3で
あり、後のほうの5つのベクターは1989年1月26
日付けでドイツ国ブラウンシュワイクのドイチェ・サム
ルング・フォン・ミクロオーガニスメン・ウント・ツェ
ルクルツレンGmbH(DSM)にそれぞれ寄託番号D
SM5173、DSM5174、DSM5315、DS
M5314およびDSM5523として寄託され、EP
A394827に記載されている。特に好適なpSV2
−gpt誘導ベクターはpFvCD3−Hγ3とpCD
4−FvCD3−Cκであり、これらは特許に関するプ
ダペスト条約のもとに1991年2月18日付けでドイ
ツ国ブラウンシュワイクのDSMにそれぞれ寄託番号D
SM6370およびDSM6369として寄託された。
【0023】原核宿主細胞(例えば大腸菌)内でのポリ
ペプチドの発現のために使用しうるベクターはさらに好
適である。このためには、本発明のDNA配列を大腸菌
のような原核宿主細胞内での発現に適するようにするた
めに、それらを当分野で知られた方法(26)により修飾し
なければならない。大腸菌発現用の適当なベクターは、
例えば Sambrook et al. (26) または Fiers et al.,
“Procd. 8th Int. Biotechnology Symposium ” Soc.
Franc. de Microbiol., Paris, (Durand et al.,eds.),
pp.680-697(1988)〕に述べられており、あるいはpD
Sファミリーのベクターである〔Bujard et al., Metho
ds in Enzymology, eds. Wu and Grossmann, Academic
Press, Inc. Vol.155, 416-433 (1987);“大腸菌での高
レベル生産系および組み換えタンパク質の迅速精製:エ
ピトープマッピング、抗体生産および構造機能分析への
応用”Stuber et al., Immunological Methods, Vol.I
V, Lefkovits and Pernis (eds.), Academic Press, Ne
w York (印刷中)〕。
ペプチドの発現のために使用しうるベクターはさらに好
適である。このためには、本発明のDNA配列を大腸菌
のような原核宿主細胞内での発現に適するようにするた
めに、それらを当分野で知られた方法(26)により修飾し
なければならない。大腸菌発現用の適当なベクターは、
例えば Sambrook et al. (26) または Fiers et al.,
“Procd. 8th Int. Biotechnology Symposium ” Soc.
Franc. de Microbiol., Paris, (Durand et al.,eds.),
pp.680-697(1988)〕に述べられており、あるいはpD
Sファミリーのベクターである〔Bujard et al., Metho
ds in Enzymology, eds. Wu and Grossmann, Academic
Press, Inc. Vol.155, 416-433 (1987);“大腸菌での高
レベル生産系および組み換えタンパク質の迅速精製:エ
ピトープマッピング、抗体生産および構造機能分析への
応用”Stuber et al., Immunological Methods, Vol.I
V, Lefkovits and Pernis (eds.), Academic Press, Ne
w York (印刷中)〕。
【0024】その後、原核または真核宿主細胞を前記の
ようなベクターで形質転換する。このための適当な原核
宿主細胞は当分野で習熟した者によく知られており、大
腸菌のような細菌、特に大腸菌K12株、例えばM15
〔Villarejo et al. (20) にはDZ291として記載〕
やHB101〔ATCC番号33694〕が含まれる。
ようなベクターで形質転換する。このための適当な原核
宿主細胞は当分野で習熟した者によく知られており、大
腸菌のような細菌、特に大腸菌K12株、例えばM15
〔Villarejo et al. (20) にはDZ291として記載〕
やHB101〔ATCC番号33694〕が含まれる。
【0025】適当な真核宿主細胞も当分野で習熟した者
によく知られており、脊椎動物、酵母または他の起源の
細胞が含まれ、例えばP3X63Ag8〔ATCC番号
TIB9〕のような骨髄腫細胞系列が好適である。本発
明の実施の際に使用する特定の宿主細胞に応じて、当分
野でよく知られた方法(26)により宿主細胞の形質転換に
使用するプラスミド中に適当なプロモーター要素、例え
ばIgH鎖プロモーターまたはIgκプロモーター(実
施例1参照)、および所望により適当なエンハンサー要
素、例えばIgH鎖エンハンサーまたはIgL鎖エンハ
ンサー(実施例1参照)、を組み込むことができる。
によく知られており、脊椎動物、酵母または他の起源の
細胞が含まれ、例えばP3X63Ag8〔ATCC番号
TIB9〕のような骨髄腫細胞系列が好適である。本発
明の実施の際に使用する特定の宿主細胞に応じて、当分
野でよく知られた方法(26)により宿主細胞の形質転換に
使用するプラスミド中に適当なプロモーター要素、例え
ばIgH鎖プロモーターまたはIgκプロモーター(実
施例1参照)、および所望により適当なエンハンサー要
素、例えばIgH鎖エンハンサーまたはIgL鎖エンハ
ンサー(実施例1参照)、を組み込むことができる。
【0026】上記ベクターによる宿主細胞の形質転換は
慣用方法(26)により、あるいは以下にまたは実施例2に
記載する特定方法により実施できる。宿主細胞が大腸菌
のような原核細胞である場合、DNA取り込みが可能な
コンピテント細胞は指数的増殖期後に収穫した細胞から
調製し、続いて既知のCaCl2 法に従って処理する。
慣用方法(26)により、あるいは以下にまたは実施例2に
記載する特定方法により実施できる。宿主細胞が大腸菌
のような原核細胞である場合、DNA取り込みが可能な
コンピテント細胞は指数的増殖期後に収穫した細胞から
調製し、続いて既知のCaCl2 法に従って処理する。
【0027】使用する宿主が真核細胞である場合、次の
トランスフェクション法、例えばリン酸カルシウム沈
降、DEAE−デキストラン法〔C. Gorman,“DNA Clon
ing ”(14)を参照〕、通常の機械的手段、例えばマイク
ロインジェクション、赤血球宿主またはリポソーム中に
封入されたプラスミドの挿入、リゾホスファチジルコリ
ンのような物質による細胞の処理、ウイルスベクターま
たはプロトプラスト融合の使用を本発明の実施において
採用することができ、プロトプラスト融合が好適な方法
である(実施例2参照)。
トランスフェクション法、例えばリン酸カルシウム沈
降、DEAE−デキストラン法〔C. Gorman,“DNA Clon
ing ”(14)を参照〕、通常の機械的手段、例えばマイク
ロインジェクション、赤血球宿主またはリポソーム中に
封入されたプラスミドの挿入、リゾホスファチジルコリ
ンのような物質による細胞の処理、ウイルスベクターま
たはプロトプラスト融合の使用を本発明の実施において
採用することができ、プロトプラスト融合が好適な方法
である(実施例2参照)。
【0028】その後、形質転換された宿主を選別し、当
分野でよく知られた方法に従って培養する。例えば、ホ
スホトランスフェラーゼをコードする“neo ”遺伝子を
もつベクターで形質転換された細胞は薬物G418の存
在下で培養することができ、また“gpt ”遺伝子を保有
するベクターの場合はキサンチンとマイコフェノール酸
を含む特殊な培地で形質転換細胞を増殖させることがで
きる(Gorman, “DNACloning ”,Vol. II、上記参
照)。
分野でよく知られた方法に従って培養する。例えば、ホ
スホトランスフェラーゼをコードする“neo ”遺伝子を
もつベクターで形質転換された細胞は薬物G418の存
在下で培養することができ、また“gpt ”遺伝子を保有
するベクターの場合はキサンチンとマイコフェノール酸
を含む特殊な培地で形質転換細胞を増殖させることがで
きる(Gorman, “DNACloning ”,Vol. II、上記参
照)。
【0029】上で述べた形質転換細胞により生産された
本発明のキメラポリペプチドはタンパク質・ペプチド化
学の分野で知られた適当な方法、例えば硫酸アンモニウ
ム沈殿、透析、限外濾過、ゲル濾過またはイオン交換ク
ロマトグラフィー、ゲル電気泳動、等電点電気泳動、ア
フィニティークロマトグラフィー、例えばイムノアフィ
ニティークロマトグラフィー、HPLCなどを使って回
収することができ、特にアフィニティークロマトグラフ
ィーが好適である。例えば、受容体結合部位を含む本発
明キメラポリペプチドはアフィニティークロマトグラフ
ィーによって精製することができ、この場合は当分野で
知られた方法に従って対応リガンドを適当なマトリック
スに固定する〔例えば、スウェーデン、ウプサラのPhar
macia 社から発行されたアフィニティークロマトグラフ
ィーに関するガイドを参照されたい〕。また、キメラポ
リペプチドがリガンド自体を含む逆の場合は、対応する
受容体結合部位を固定させたアフィニティーマトリック
スによって精製することができる。キメラポリペプチド
が少なくとも1つの抗原結合部位を含む場合には、対応
抗原を使用するアフィニティークロマトグラフィーによ
って精製が可能である。最終的に、このようなポリペプ
チドはイムノアフィニティークロマトグラフィーによっ
て簡単に精製することができる。例えば、ヒトCD4分
子の一部を含むキメラポリペプチドはgp120−アフ
ィニティークロマトグラフィー、または当分野で知られ
るようにこのような目的で適当なマトリックスに結合し
うる抗CD4抗体〔スイス、バーゼル、 Becton Dickin
son AG〕を使用するイムノアフィニティークロマトグラ
フィーによって精製できる〔例えば、スウェーデン、ウ
プサラのPharmacia 社から発行されたアフィニティーク
ロマトグラフィーに関するガイドを参照されたい〕。本
発明のキメラポリペプチドがκL鎖のマウス定常部を含
む場合、この種のポリペプチドはマウス免疫グロブリン
のκL鎖の定常部に対する抗体を使用するイムノアフィ
ニティークロマトグラフィーによって精製できる〔Yelt
on et al. (19)参照〕。また、この種のポリペプチドが
Hγ3を含む場合は、プロテインG−クロマトグラフィ
ー〔スウェーデン、ウプサラ、Pharmacia 〕あるいは対
応する骨髄腫細胞系列〔ATCC番号HB60〕から標
準方法(27)により単離しうる抗ヒト免疫グロブリンGH
鎖抗体を用いるイムノアフィニティークロマトグラフィ
ーによって単離できる。
本発明のキメラポリペプチドはタンパク質・ペプチド化
学の分野で知られた適当な方法、例えば硫酸アンモニウ
ム沈殿、透析、限外濾過、ゲル濾過またはイオン交換ク
ロマトグラフィー、ゲル電気泳動、等電点電気泳動、ア
フィニティークロマトグラフィー、例えばイムノアフィ
ニティークロマトグラフィー、HPLCなどを使って回
収することができ、特にアフィニティークロマトグラフ
ィーが好適である。例えば、受容体結合部位を含む本発
明キメラポリペプチドはアフィニティークロマトグラフ
ィーによって精製することができ、この場合は当分野で
知られた方法に従って対応リガンドを適当なマトリック
スに固定する〔例えば、スウェーデン、ウプサラのPhar
macia 社から発行されたアフィニティークロマトグラフ
ィーに関するガイドを参照されたい〕。また、キメラポ
リペプチドがリガンド自体を含む逆の場合は、対応する
受容体結合部位を固定させたアフィニティーマトリック
スによって精製することができる。キメラポリペプチド
が少なくとも1つの抗原結合部位を含む場合には、対応
抗原を使用するアフィニティークロマトグラフィーによ
って精製が可能である。最終的に、このようなポリペプ
チドはイムノアフィニティークロマトグラフィーによっ
て簡単に精製することができる。例えば、ヒトCD4分
子の一部を含むキメラポリペプチドはgp120−アフ
ィニティークロマトグラフィー、または当分野で知られ
るようにこのような目的で適当なマトリックスに結合し
うる抗CD4抗体〔スイス、バーゼル、 Becton Dickin
son AG〕を使用するイムノアフィニティークロマトグラ
フィーによって精製できる〔例えば、スウェーデン、ウ
プサラのPharmacia 社から発行されたアフィニティーク
ロマトグラフィーに関するガイドを参照されたい〕。本
発明のキメラポリペプチドがκL鎖のマウス定常部を含
む場合、この種のポリペプチドはマウス免疫グロブリン
のκL鎖の定常部に対する抗体を使用するイムノアフィ
ニティークロマトグラフィーによって精製できる〔Yelt
on et al. (19)参照〕。また、この種のポリペプチドが
Hγ3を含む場合は、プロテインG−クロマトグラフィ
ー〔スウェーデン、ウプサラ、Pharmacia 〕あるいは対
応する骨髄腫細胞系列〔ATCC番号HB60〕から標
準方法(27)により単離しうる抗ヒト免疫グロブリンGH
鎖抗体を用いるイムノアフィニティークロマトグラフィ
ーによって単離できる。
【0030】本発明のキメラポリペプチドは次の方法で
特性決定を行うことができる。ポリペプチドがヒトCD
4分子の最初の2つのドメインまたはリガンドにまだ結
合するその断片を含む場合、それらは当分野で知られ
た、EPA394827に記載された方法により、HI
V−Iウイルスの表面タンパク質“gp120”へのそ
れらの結合に従って同定できる。さらにFvCD3を含
むポリペプチドは当分野で知られた方法によりCD3+
細胞へ結合するそれらの能力により同定され、例えばこ
の種のキメラポリペプチドと(CD3+ ,CD4- )−
T細胞または細胞系列〔例えば、Lanzavecchia and Sch
eidegger (15) を参照〕をインキュベートし、洗浄し、
さらに抗CD4抗体次いでFITC標識抗免疫グロブリ
ン抗体(FITC=フルオレセインイソチオシアネー
ト)とインキュベートし、そして蛍光活性化細胞選別機
で分析する。一般に、FvCD3および別の抗原結合部
位、またはヒト受容体のリガンド結合部位もしくは特定
の標的細胞のリガンドを含む本発明ポリペプチドは、細
胞障害性T細胞仲介標的細胞死を測定する検定法、例え
ば“gp120”(これに分子のCD4部分が結合す
る)を発現するHIV感染標的細胞に対するCD4−F
vCD3−Cκの場合における実施例3に記載する検定
法により同定することができる。このような検定法で
は、例えば Moretta et al. (前掲)に従って単離可能
なヒト細胞障害性T細胞またはT細胞系列が使用され
る。さらに、前記検定には公知のジャーカット細胞系列
のほかにもHIVウイルス感染ヒト細胞または細胞系列
を使用することができる。しかしながら、例えばH9細
胞のような一部のヒト腫瘍細胞は本発明のキメラポリペ
プチドの不在下で細胞障害性T細胞により直接認識され
て、培養下で殺傷されると思われ、従ってこの検定には
使用できないことに留意すべきである。原理的には、感
染後にgp120分子を発現する所定の標的細胞を感染
する能力をもつHIV−Iウイルス単離物、例えば当分
野で知られた方法または Popovic et al. (21)に記載さ
れる方法により感染H9細胞系列(ATCC番号CRL
8543)から得ることができるHTLV−III B、ま
たはLAV(CNCM番号I−232)、をこのような
検定で使用することができる。細胞または細胞系列のH
IV−I単離物による感染は当分野で知られた方法によ
り行われる。図5に示すように、HIV−I感染ジャー
カット細胞の効果的な殺傷には、ほんのng量のCD4
−FvCD3−Cκで十分であった。より高濃度(約1
μg/ml)では、これらの濃度でCD4−FvCD3
−CκがCκ成分のために2量体化し始めるので非感染
細胞をも殺してしまった。実際、2量体CD4−FvC
D3−Cκは細胞障害性T細胞クローンのCD3分子を
ジャーカット細胞のCD3分子へ架橋し、非感染細胞の
死滅を引き起こす。より高濃度のCD4−FvCD3−
Cκを希望する場合は、CD4−FvCD3−CκをC
D4−FvCD3と置き換えることができる。
特性決定を行うことができる。ポリペプチドがヒトCD
4分子の最初の2つのドメインまたはリガンドにまだ結
合するその断片を含む場合、それらは当分野で知られ
た、EPA394827に記載された方法により、HI
V−Iウイルスの表面タンパク質“gp120”へのそ
れらの結合に従って同定できる。さらにFvCD3を含
むポリペプチドは当分野で知られた方法によりCD3+
細胞へ結合するそれらの能力により同定され、例えばこ
の種のキメラポリペプチドと(CD3+ ,CD4- )−
T細胞または細胞系列〔例えば、Lanzavecchia and Sch
eidegger (15) を参照〕をインキュベートし、洗浄し、
さらに抗CD4抗体次いでFITC標識抗免疫グロブリ
ン抗体(FITC=フルオレセインイソチオシアネー
ト)とインキュベートし、そして蛍光活性化細胞選別機
で分析する。一般に、FvCD3および別の抗原結合部
位、またはヒト受容体のリガンド結合部位もしくは特定
の標的細胞のリガンドを含む本発明ポリペプチドは、細
胞障害性T細胞仲介標的細胞死を測定する検定法、例え
ば“gp120”(これに分子のCD4部分が結合す
る)を発現するHIV感染標的細胞に対するCD4−F
vCD3−Cκの場合における実施例3に記載する検定
法により同定することができる。このような検定法で
は、例えば Moretta et al. (前掲)に従って単離可能
なヒト細胞障害性T細胞またはT細胞系列が使用され
る。さらに、前記検定には公知のジャーカット細胞系列
のほかにもHIVウイルス感染ヒト細胞または細胞系列
を使用することができる。しかしながら、例えばH9細
胞のような一部のヒト腫瘍細胞は本発明のキメラポリペ
プチドの不在下で細胞障害性T細胞により直接認識され
て、培養下で殺傷されると思われ、従ってこの検定には
使用できないことに留意すべきである。原理的には、感
染後にgp120分子を発現する所定の標的細胞を感染
する能力をもつHIV−Iウイルス単離物、例えば当分
野で知られた方法または Popovic et al. (21)に記載さ
れる方法により感染H9細胞系列(ATCC番号CRL
8543)から得ることができるHTLV−III B、ま
たはLAV(CNCM番号I−232)、をこのような
検定で使用することができる。細胞または細胞系列のH
IV−I単離物による感染は当分野で知られた方法によ
り行われる。図5に示すように、HIV−I感染ジャー
カット細胞の効果的な殺傷には、ほんのng量のCD4
−FvCD3−Cκで十分であった。より高濃度(約1
μg/ml)では、これらの濃度でCD4−FvCD3
−CκがCκ成分のために2量体化し始めるので非感染
細胞をも殺してしまった。実際、2量体CD4−FvC
D3−Cκは細胞障害性T細胞クローンのCD3分子を
ジャーカット細胞のCD3分子へ架橋し、非感染細胞の
死滅を引き起こす。より高濃度のCD4−FvCD3−
Cκを希望する場合は、CD4−FvCD3−CκをC
D4−FvCD3と置き換えることができる。
【0031】本発明によれば、本発明の新規なキメラポ
リペプチドを種々の疾病の治療に使用することができ
る。例えば、ヒトCD4分子の最初の2つのドメインま
たはその断片からなるキメラポリペプチド(例えば、C
D4−FvCD3−CκまたはCD4−FvCD3)を
エイズの治療に使用することができる。一般に、FvC
D3を含む全てのこのようなポリペプチドは、例えばキ
メラ分子の第二部分が癌細胞を認識する場合に、その癌
細胞のような、望ましくない影響を人体に及ぼす標的細
胞を殺すために用いることができる。例えばFvCD3
−Fvovcaは卵巣癌細胞の殺傷に使用される。本発
明のキメラポリペプチドがFvCD3以外の抗原を含む
場合は、ヘルパーT細胞が相応する抗原特異的B細胞に
集中し、それ故このようなキメラポリペプチドは“超免
疫原”としてふるまうであろう。マウスのモロニー白血
病ウイルスの表面タンパク質を認識することができるF
vmolを含むキメラポリペプチドの場合は、このよう
なウイルスに組込むことができるいずれのDNA配列も
(J.R. McLachlin et al. in Progress in Nucl. Acd.
Res. and Mol. Biol., eds. W.E. Cohn and K. Moldav
e, Vol.38, Academic Press, San Diego )、キメラ分
子の第二部分により認識される標的細胞に形質転換する
ことができ、Fvmol−SCFに対する幹細胞の場合
と同様に、体細胞遺伝子療法に使用できる。
リペプチドを種々の疾病の治療に使用することができ
る。例えば、ヒトCD4分子の最初の2つのドメインま
たはその断片からなるキメラポリペプチド(例えば、C
D4−FvCD3−CκまたはCD4−FvCD3)を
エイズの治療に使用することができる。一般に、FvC
D3を含む全てのこのようなポリペプチドは、例えばキ
メラ分子の第二部分が癌細胞を認識する場合に、その癌
細胞のような、望ましくない影響を人体に及ぼす標的細
胞を殺すために用いることができる。例えばFvCD3
−Fvovcaは卵巣癌細胞の殺傷に使用される。本発
明のキメラポリペプチドがFvCD3以外の抗原を含む
場合は、ヘルパーT細胞が相応する抗原特異的B細胞に
集中し、それ故このようなキメラポリペプチドは“超免
疫原”としてふるまうであろう。マウスのモロニー白血
病ウイルスの表面タンパク質を認識することができるF
vmolを含むキメラポリペプチドの場合は、このよう
なウイルスに組込むことができるいずれのDNA配列も
(J.R. McLachlin et al. in Progress in Nucl. Acd.
Res. and Mol. Biol., eds. W.E. Cohn and K. Moldav
e, Vol.38, Academic Press, San Diego )、キメラ分
子の第二部分により認識される標的細胞に形質転換する
ことができ、Fvmol−SCFに対する幹細胞の場合
と同様に、体細胞遺伝子療法に使用できる。
【0032】このようなキメラポリペプチドは薬学的に
許容しうる形態、特に注射剤の形態で投与できる。投与
方法および用量は、類似の構造および/または機能を有
する既知のポリペプチドの臨床用途において現在使用さ
れているものと同様である。医薬組成物は、製剤学的に
許容しうる固体または液体の担体物質と共に、少なくと
も1種の本発明のキメラポリペプチドを含むことができ
る。いずれの慣用担体物質も利用できる。さらに、医薬
組成物は他の薬学的に活性な物質を含んでいてもよく、
当分野で知られた方法を使って調製することができる。
許容しうる形態、特に注射剤の形態で投与できる。投与
方法および用量は、類似の構造および/または機能を有
する既知のポリペプチドの臨床用途において現在使用さ
れているものと同様である。医薬組成物は、製剤学的に
許容しうる固体または液体の担体物質と共に、少なくと
も1種の本発明のキメラポリペプチドを含むことができ
る。いずれの慣用担体物質も利用できる。さらに、医薬
組成物は他の薬学的に活性な物質を含んでいてもよく、
当分野で知られた方法を使って調製することができる。
【0033】本発明を一般的に記載してきたが、以下の
特定の実施例を参照することにより本発明の理解がさら
に深まるであろう。実施例は本発明を説明するためのも
のであり、特に明記しない限り本発明を限定するもので
はない。
特定の実施例を参照することにより本発明の理解がさら
に深まるであろう。実施例は本発明を説明するためのも
のであり、特に明記しない限り本発明を限定するもので
はない。
【0034】
【実施例】実施例1 プラスミドの構築 プラスミドの構築は、以下のパラグラフに記載したよう
に実施した。特定の文献または調製法の細部が示されて
いないときは、Sambrook et al. (26)による標準方法を
使用した。
に実施した。特定の文献または調製法の細部が示されて
いないときは、Sambrook et al. (26)による標準方法を
使用した。
【0035】ハイブリドーマ“TR66”(15) に由来
する、抗ヒトCD3抗体(FvCD3)のH鎖とL鎖の
可変部(“VH とVL ”)と、ヒト免疫グロブリンG3
のH鎖の最初の定常部以外の全てのドメインをコードす
るDNA配列からなるプラスミドpFvCD3−Hγ3
(図1・2、“C”;図3)を以下の方法で構築した。
する、抗ヒトCD3抗体(FvCD3)のH鎖とL鎖の
可変部(“VH とVL ”)と、ヒト免疫グロブリンG3
のH鎖の最初の定常部以外の全てのドメインをコードす
るDNA配列からなるプラスミドpFvCD3−Hγ3
(図1・2、“C”;図3)を以下の方法で構築した。
【0036】抗CD3ハイブリドーマTR66のVL −
とVH −ドメインをコードする最初のDNA配列は、以
下の修正を加えた既定のPCR法(18)を使用してリーダ
ー(L)配列なしで増幅した。TR66細胞からRNA
をグアニジンチオシアネート法(22)を用いて抽出し、第
一鎖cDNA合成をM−MLV(BRL Life Technolgie
s, Gaithersburg, MD, USA )逆転写酵素とオリゴdT
プライマーを用いて標準条件下に行った。第二鎖の合成
は、T4DNAポリメラーゼとVH 配列に対して5′オ
リゴヌクレオチド“1570”を、VL 配列に対して
“1569”(18)を用いて、部位特異的突然変異誘発に
ついて記載される条件(Muta-Gene-Protocol, Bio-Rad,
Richmond, CA, USA)下で実施した。次いで、製造業者
により推奨される標準PCR条件(30サイクル)(Ge
ne Amp. DNA amplification Kit, Perkin Elmer Cetus
)で、上記オリゴヌクレオチドと、それぞれマウスγ
HC(免疫グロブリン−γ−H鎖)とCκ(免疫グロブ
リンκ−L鎖の定常部)遺伝子に相補的な3′オリゴヌ
クレオチド“1354”と“1329”を用いて最終増
幅を達成した。小イントロンを含むSp6HC遺伝子
〔(23);EMBL Gene Bank、受託番号X56936〕のL
領域(開始コドンと真核細胞分泌のためのリーダー配
列)は、5′オリゴヌクレオチド“1609”と、その
5′末端でオリゴヌクレオチド“1570”(すなわち
増幅VH 断片の最初の部分)と相補的(20pb)であ
る3′オリゴヌクレオチド“1610”を用いて増幅し
た。増幅VH およびVL 断片の部分DNA配列決定によ
り、それらはそれぞれJH2とJκ5領域(H2の場合
はH鎖の、κ5の場合はL鎖の免疫グロブリンJ領域)
を含むことが分かった。この情報に基づき適当なジョイ
ニングおよびフランキングオリゴヌクレオチドをデザイ
ンし、SP6からのL領域、VH およびVL 断片を1回
の35サイクルPCR反応(24)で連結させるのに用い
た:フランキング5′および3′オリゴヌクレオチド
は、それぞれ“1609”と“2768”であり、後者
はマウスJκ5配列の末端と相補性(24pb)を有し
ていた。VH 断片とVL 断片を連結するオリゴヌクレオ
チド“2139”は、JH2配列の末端とオリゴヌクレ
オチド“1569”(つまりVL 配列の5′末端)とに
20pbの相補性を有していた。さらに、SalI制限
部位をこれらの相補性領域の間にデザインした。PCR
反応においては、フランキングオリゴヌクレオチドをリ
ンキングオリゴヌクレオチドに対して50倍過剰にし、
全ての増幅断片(Sp6−L、VH 、VL )を等モル比
で混合した。一次増幅で既に相補性末端となっているの
で、Sp6LとVH 断片の間にはリンキングオリゴヌク
レオチドは不必要であったことに注目されたい。次いで
全長生産物(図1、PCR1)を単離し、SstI制限
酵素(フランキングオリゴヌクレオチドは末端SstI
部位を含んでいた)で消化し、同様に消化したpCD4
−Hγ3(図1、“A”)〔DSM5523;EPA3
94827に記載〕にクローニングした。最後に、VH
およびVL ドメイン間のリンキングペプチドに相当する
SalI適合末端(オリゴヌクレオチド“2119”お
よび“2120”)をもつDNAの合成片をこの中間プ
ラスミドのSalI部位にクローニングし(図1、
“B”)、プラスミドpFvCD3−Hγ3を得た。最
終タンパク質中のVH とVL ドメインの間に、このよう
に導入された余分のアミノ酸はアミノ酸配列:VEGG
SGGSGGSGGSGGVD(標準一文字表記によ
る)を有している。
とVH −ドメインをコードする最初のDNA配列は、以
下の修正を加えた既定のPCR法(18)を使用してリーダ
ー(L)配列なしで増幅した。TR66細胞からRNA
をグアニジンチオシアネート法(22)を用いて抽出し、第
一鎖cDNA合成をM−MLV(BRL Life Technolgie
s, Gaithersburg, MD, USA )逆転写酵素とオリゴdT
プライマーを用いて標準条件下に行った。第二鎖の合成
は、T4DNAポリメラーゼとVH 配列に対して5′オ
リゴヌクレオチド“1570”を、VL 配列に対して
“1569”(18)を用いて、部位特異的突然変異誘発に
ついて記載される条件(Muta-Gene-Protocol, Bio-Rad,
Richmond, CA, USA)下で実施した。次いで、製造業者
により推奨される標準PCR条件(30サイクル)(Ge
ne Amp. DNA amplification Kit, Perkin Elmer Cetus
)で、上記オリゴヌクレオチドと、それぞれマウスγ
HC(免疫グロブリン−γ−H鎖)とCκ(免疫グロブ
リンκ−L鎖の定常部)遺伝子に相補的な3′オリゴヌ
クレオチド“1354”と“1329”を用いて最終増
幅を達成した。小イントロンを含むSp6HC遺伝子
〔(23);EMBL Gene Bank、受託番号X56936〕のL
領域(開始コドンと真核細胞分泌のためのリーダー配
列)は、5′オリゴヌクレオチド“1609”と、その
5′末端でオリゴヌクレオチド“1570”(すなわち
増幅VH 断片の最初の部分)と相補的(20pb)であ
る3′オリゴヌクレオチド“1610”を用いて増幅し
た。増幅VH およびVL 断片の部分DNA配列決定によ
り、それらはそれぞれJH2とJκ5領域(H2の場合
はH鎖の、κ5の場合はL鎖の免疫グロブリンJ領域)
を含むことが分かった。この情報に基づき適当なジョイ
ニングおよびフランキングオリゴヌクレオチドをデザイ
ンし、SP6からのL領域、VH およびVL 断片を1回
の35サイクルPCR反応(24)で連結させるのに用い
た:フランキング5′および3′オリゴヌクレオチド
は、それぞれ“1609”と“2768”であり、後者
はマウスJκ5配列の末端と相補性(24pb)を有し
ていた。VH 断片とVL 断片を連結するオリゴヌクレオ
チド“2139”は、JH2配列の末端とオリゴヌクレ
オチド“1569”(つまりVL 配列の5′末端)とに
20pbの相補性を有していた。さらに、SalI制限
部位をこれらの相補性領域の間にデザインした。PCR
反応においては、フランキングオリゴヌクレオチドをリ
ンキングオリゴヌクレオチドに対して50倍過剰にし、
全ての増幅断片(Sp6−L、VH 、VL )を等モル比
で混合した。一次増幅で既に相補性末端となっているの
で、Sp6LとVH 断片の間にはリンキングオリゴヌク
レオチドは不必要であったことに注目されたい。次いで
全長生産物(図1、PCR1)を単離し、SstI制限
酵素(フランキングオリゴヌクレオチドは末端SstI
部位を含んでいた)で消化し、同様に消化したpCD4
−Hγ3(図1、“A”)〔DSM5523;EPA3
94827に記載〕にクローニングした。最後に、VH
およびVL ドメイン間のリンキングペプチドに相当する
SalI適合末端(オリゴヌクレオチド“2119”お
よび“2120”)をもつDNAの合成片をこの中間プ
ラスミドのSalI部位にクローニングし(図1、
“B”)、プラスミドpFvCD3−Hγ3を得た。最
終タンパク質中のVH とVL ドメインの間に、このよう
に導入された余分のアミノ酸はアミノ酸配列:VEGG
SGGSGGSGGSGGVD(標準一文字表記によ
る)を有している。
【0037】ヒトCD4の最初の2つのドメイン、Fv
CD3および免疫グロブリンκL鎖の定常部(Cκ)を
コードするDNA配列からなるプラスミドpCD4−F
vCD3−Cκ(図2、“E”;図4)を以下の方法で
構築した。FvCD3をコードするDNAは、オリゴヌ
クレオチド対“2733”(適合BamHI制限部位を
導入する)と“2767”(スプライス供与部位を導入
する)を用いて、pFvCD3−Hγ3からPCR手法
により増幅した。次いでこの断片(図2;“PCR
2”)を図2に示したように、pHT4−YK12(図
2、“D”)〔(12);EPA394827も参照〕にク
ローニングしてプラスミドpCD4−FvCD3−Cκ
を得た。
CD3および免疫グロブリンκL鎖の定常部(Cκ)を
コードするDNA配列からなるプラスミドpCD4−F
vCD3−Cκ(図2、“E”;図4)を以下の方法で
構築した。FvCD3をコードするDNAは、オリゴヌ
クレオチド対“2733”(適合BamHI制限部位を
導入する)と“2767”(スプライス供与部位を導入
する)を用いて、pFvCD3−Hγ3からPCR手法
により増幅した。次いでこの断片(図2;“PCR
2”)を図2に示したように、pHT4−YK12(図
2、“D”)〔(12);EPA394827も参照〕にク
ローニングしてプラスミドpCD4−FvCD3−Cκ
を得た。
【0038】ヒトCD4分子の最初の2つのドメインと
FvCD3をコードするプラスミドpCD4−FvCD
3(図2、“E′”)を、プラスミドpCD4−FvC
D3−Cκと同様の方法で構築した。しかしながら、オ
リゴヌクレオチド“2767”の代わりに、停止コドン
を生成するオリゴヌクレオチド“2768”を使用し
た。
FvCD3をコードするプラスミドpCD4−FvCD
3(図2、“E′”)を、プラスミドpCD4−FvC
D3−Cκと同様の方法で構築した。しかしながら、オ
リゴヌクレオチド“2767”の代わりに、停止コドン
を生成するオリゴヌクレオチド“2768”を使用し
た。
【0039】以下のオリゴヌクレオチドを上記のプラス
ミドの構築に使用した(制限部位は相当するオリゴヌク
レオチドの上または下に標準略号で示してあり;“S
D”はスプライス供与部位を表し;“Stop”は停止
コドンを表す):
ミドの構築に使用した(制限部位は相当するオリゴヌク
レオチドの上または下に標準略号で示してあり;“S
D”はスプライス供与部位を表し;“Stop”は停止
コドンを表す):
【0040】
【化2】
【0041】実施例2 キメラポリペプチドの発現と精製 動物細胞と細胞系列の維持、クローニング法、選別手順
およびクローン化細胞の増殖は、Freshney, R.I.によっ
て“Culture of animal cells: A manual of basic tec
hnique”(25)に記載されている標準方法を使用して実施
した。
およびクローン化細胞の増殖は、Freshney, R.I.によっ
て“Culture of animal cells: A manual of basic tec
hnique”(25)に記載されている標準方法を使用して実施
した。
【0042】J558L細胞〔Oi et al. (28)〕は、Oi
et al. (28)に記載されるプロトプラスト融合法により
プラスミドpCD4−FvCD3−Cκを用いて、安定
してトランスフェクトされた。トランスフェクト細胞
は、Traunecker et al. (33)に従って、基本培地(ダル
ベッコの修飾イーグル培地、10%ウシ胎児血清(FC
S)、5x10-5M 2−メルカプトエタノール)に、
5μg/mlのマイコフェノール酸と250μg/ml
のキサンチンを加えることにより選別した。トランスフ
ェクション効率は10-5−10-4の範囲内であった。
et al. (28)に記載されるプロトプラスト融合法により
プラスミドpCD4−FvCD3−Cκを用いて、安定
してトランスフェクトされた。トランスフェクト細胞
は、Traunecker et al. (33)に従って、基本培地(ダル
ベッコの修飾イーグル培地、10%ウシ胎児血清(FC
S)、5x10-5M 2−メルカプトエタノール)に、
5μg/mlのマイコフェノール酸と250μg/ml
のキサンチンを加えることにより選別した。トランスフ
ェクション効率は10-5−10-4の範囲内であった。
【0043】分泌されたCD4−FvCD3−Cκは、
抗Cκモノクローナル抗体〔Yeltonet al. (19)〕を使
用して、イムノアフィニティークロマトグラフィー(ス
ウェーデン、ウプサラの Pharmacia社により編集された
“Affinity Chromatography”を参照)により1工程で
精製し、還元および非還元条件下で7%ポリアクリルア
ミドゲル電気泳動(PAGE)により、それぞれ約52
kDまたは58kDの分子量を示した。実施例3 キメラポリペプチドの特性決定 HIV−I(12)感染または非感染ジャーカット細胞を標
準条件下で培養し、当分野で公知のように51Crラベル
し、種々の濃度のCD4−FvCD3−Cκの存在下で
細胞障害性T細胞クローン(CD3+ )(15)とインキュ
ベートした。5時間51Cr放出検定を、Lanzavecchia a
nd Scheidegger (15) に記載されるようにE:T比10
で実施した。この検定結果を図5に示す。文献 1.Dalgleish, A.G. et al. Nature 321, 763-766(19
84). 2.Klatzmann, D. et al. Nature 312, 767-768(198
4). 3.McDougal, J.S. et al. J. Immunol. 135, 3151-31
62(1985). 4.Maddon, P.J. et al. Cell 47, 333-348(1986). 5.Smith, D.H. et al. Science 238, 1704-1707(198
7). 6.Fisher, R.A. et al. Nature 331, 76-78(1988). 7.Hussey, R.E. et al. Nature 331, 78-81(1988). 8.Deen, K.C. et al. Nature 331, 82-84(1988). 9.Traunecker, A. et al. Nature 331, 84-86(1988). 10. Chaudhary, V.K. et al. Nature 335, 369-372(198
8). 11. Capon, D.J. et al. Nature 337, 525-531(1989). 12. Traunecker, A. et al. Nature 339, 68-70(1989). 13. Maddon et al., Cell 42, 93-104(1985). 14. "DNA Clonding", Vol. II.,ed. by Glover, D.M.,
IRL Press, Oxford(19885). 15. Lanzavecchia, A.& Scheidegger, D. Eur. J. Immu
nol. 17, 105-111(1987). 16. Huston, J.S. et al. Proc. Natl. Acad. Sci. USA
85, 5897-5883(1988). 17. Milstein, C. & Cuello, C.C. Nature 305, 537-53
9(1983). 18. Orlandi, R. et al. Proc. Natl. Acad. -Sci. USA
86, 3833-3837(1989). 19. Yelton, D.E. et al. Hybridoma 1, 5-7(1981). 20. Villarejo et al. J. Bacteriol. 120, 466-474(19
74). 21. Popovic et al., Science 224, 497-499(1984). 22. Chomczynski, P.& Sacchi, N. Analytical Biochem
istry 162, 156-159(1987). 23. K1hler, G. et al. Med. Oncol. Tumor Pharmacoth
er 1, 227-231(1984). 24. Horton, R.M. et al. Gene 77, 61-68(1989). 25. "Culture of animal cells: A manual of basic te
chnique", Alan R. Liss, Inc., New York (1983). 26. J. Sambrook, E.F., Fritsch and T. Maniatis: Mo
lecular Cloning, A Laboratory Manual, 2nd ed., Col
d Spring Harbor Laboratory, Cold SpringHarbor, Col
d Spring Harbor Laboratory Press (1989). 27. H. Harlow and D. Lane: "Antibodies, A Laborato
ry Manual", Cold Spring Harbor Laboratory, Cold Sp
ring Harbor, Cold spring Harbor Laboratory Press,
(1988). 28. Oi, V.T. et al. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 80,
825-829(1983). 29. Ochi, A. et al. Nature 302, 340-342 (1983). 30. Neuberger, M.S. et al. EMBO J. 2, 1373-1378(19
83). 31. Kabat, E.A. et al. "Sequences of Proteins of I
mmunological Interest"U.S. Dept. of Health and Hum
an Services, U.S. Government Printing Office,(198
7) . 32. Martin, H. et al., Cell 63, 203-211(1990). 33. Traunecker, A. et al., Eur. J. Immunol. 16, 85
1-854(1986). 34. Tai, M.-S. et al., Biochem. 29, 8024-8030(199
0). 35. Namen, A. et al., J. Exp. Med. 167, 988(1988).
抗Cκモノクローナル抗体〔Yeltonet al. (19)〕を使
用して、イムノアフィニティークロマトグラフィー(ス
ウェーデン、ウプサラの Pharmacia社により編集された
“Affinity Chromatography”を参照)により1工程で
精製し、還元および非還元条件下で7%ポリアクリルア
ミドゲル電気泳動(PAGE)により、それぞれ約52
kDまたは58kDの分子量を示した。実施例3 キメラポリペプチドの特性決定 HIV−I(12)感染または非感染ジャーカット細胞を標
準条件下で培養し、当分野で公知のように51Crラベル
し、種々の濃度のCD4−FvCD3−Cκの存在下で
細胞障害性T細胞クローン(CD3+ )(15)とインキュ
ベートした。5時間51Cr放出検定を、Lanzavecchia a
nd Scheidegger (15) に記載されるようにE:T比10
で実施した。この検定結果を図5に示す。文献 1.Dalgleish, A.G. et al. Nature 321, 763-766(19
84). 2.Klatzmann, D. et al. Nature 312, 767-768(198
4). 3.McDougal, J.S. et al. J. Immunol. 135, 3151-31
62(1985). 4.Maddon, P.J. et al. Cell 47, 333-348(1986). 5.Smith, D.H. et al. Science 238, 1704-1707(198
7). 6.Fisher, R.A. et al. Nature 331, 76-78(1988). 7.Hussey, R.E. et al. Nature 331, 78-81(1988). 8.Deen, K.C. et al. Nature 331, 82-84(1988). 9.Traunecker, A. et al. Nature 331, 84-86(1988). 10. Chaudhary, V.K. et al. Nature 335, 369-372(198
8). 11. Capon, D.J. et al. Nature 337, 525-531(1989). 12. Traunecker, A. et al. Nature 339, 68-70(1989). 13. Maddon et al., Cell 42, 93-104(1985). 14. "DNA Clonding", Vol. II.,ed. by Glover, D.M.,
IRL Press, Oxford(19885). 15. Lanzavecchia, A.& Scheidegger, D. Eur. J. Immu
nol. 17, 105-111(1987). 16. Huston, J.S. et al. Proc. Natl. Acad. Sci. USA
85, 5897-5883(1988). 17. Milstein, C. & Cuello, C.C. Nature 305, 537-53
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86, 3833-3837(1989). 19. Yelton, D.E. et al. Hybridoma 1, 5-7(1981). 20. Villarejo et al. J. Bacteriol. 120, 466-474(19
74). 21. Popovic et al., Science 224, 497-499(1984). 22. Chomczynski, P.& Sacchi, N. Analytical Biochem
istry 162, 156-159(1987). 23. K1hler, G. et al. Med. Oncol. Tumor Pharmacoth
er 1, 227-231(1984). 24. Horton, R.M. et al. Gene 77, 61-68(1989). 25. "Culture of animal cells: A manual of basic te
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lecular Cloning, A Laboratory Manual, 2nd ed., Col
d Spring Harbor Laboratory, Cold SpringHarbor, Col
d Spring Harbor Laboratory Press (1989). 27. H. Harlow and D. Lane: "Antibodies, A Laborato
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83). 31. Kabat, E.A. et al. "Sequences of Proteins of I
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7) . 32. Martin, H. et al., Cell 63, 203-211(1990). 33. Traunecker, A. et al., Eur. J. Immunol. 16, 85
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0). 35. Namen, A. et al., J. Exp. Med. 167, 988(1988).
【図1】最終プラスミドpFvCD3−Hγ3の構築を
示す流れ図。
示す流れ図。
【図2】最終プラスミドpCD4−FvCD3−Cκ、
およびpCD4−FvCD3の構築を示す流れ図。
およびpCD4−FvCD3の構築を示す流れ図。
【図3】プラスミドpFvCD3−Hγ3を示す模式
図。
図。
【図4】プラスミドpCD4−FvCD3−Cκを示す
模式図。
模式図。
【図5】CD4−FvCD3−Cκの量(ng/ml)
に対するCr51放出パーセントを示す図。
に対するCr51放出パーセントを示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 15/13 C12P 21/02 C 8214−4B (72)発明者 アントニオ ランザヴェッチア スイス国 CH−4051 バーゼル, アウ グスティネルガッセ 17 (72)発明者 アンドレ トルネッカー フランス国 F−68450 ウォッシュウィ ラ, ルデュムリン 11
Claims (18)
- 【請求項1】 各サブ配列が互いに独立してヒト受容体
のリガンド結合部位、抗原結合部位またはヒト受容体の
リガンドをコードする2つのDNAサブ配列から成り、
場合により免疫グロブリンκまたはλ−L鎖の定常部ま
たはその一部をコードする第三のDNAサブ配列をさら
に含むDNA配列。 - 【請求項2】 2つのDNAサブ配列の一方はヒト受容
体のリガンド結合部位をコードし、他方のDNAサブ配
列は抗原結合部位をコードする、請求項1のDNA配
列。 - 【請求項3】 2つのDNAサブ配列は同一または異な
る抗原特異性を有する抗原結合部位をコードする、請求
項1のDNA配列。 - 【請求項4】 2つのDNAサブ配列の一方はヒト受容
体のリガンドをコードし、他方のDNAサブ配列は抗原
結合部位をコードする、請求項1のDNA配列。 - 【請求項5】 受容体のリガンド結合部位はヒトCD4
分子の最初の2つのドメイン、またはリガンドとまだ結
合するその断片により表される、請求項2のDNA配
列。 - 【請求項6】 抗原結合部位はヒトCD3分子を認識す
る、請求項4または5のDNA配列。 - 【請求項7】 2つの抗原結合部位の一方はヒトCD3
分子を認識する、請求項3のDNA配列。 - 【請求項8】 請求項1−7のいずれか1項に記載のD
NA配列を含むベクター。 - 【請求項9】 発現ベクターである、請求項8のベクタ
ー。 - 【請求項10】 請求項8または9に記載のベクターで
形質転換された原核または真核宿主細胞。 - 【請求項11】 請求項1−7のいずれか1項に記載の
DNA配列によりコードされるポリペプチド。 - 【請求項12】 治療活性物質としての請求項11のポ
リペプチド。 - 【請求項13】 エイズに対する治療活性物質としての
請求項5または6に記載のDNA配列によりコードされ
るポリペプチド。 - 【請求項14】 請求項10に記載の形質転換宿主細胞
を適当な培地で培養し、ポリペプチドを単離することか
ら成る、請求項11−13のいずれか1項に記載のポリ
ペプチドの生産方法。 - 【請求項15】 少なくとも1種の請求項11に記載の
ポリペプチドと治療上許容しうる担体物質を含む医薬組
成物。 - 【請求項16】 医薬組成物を調製するための、請求項
11−13のいずれか1項に記載のポリペプチドの使
用。 - 【請求項17】 エイズ治療用の医薬組成物を調製する
ための、請求項13に記載のポリペプチドの使用。 - 【請求項18】 請求項14に記載の方法により生産さ
れる、請求項11のポリペプチド。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| EP91810220 | 1991-03-27 | ||
| CH918102203 | 1991-03-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05219960A true JPH05219960A (ja) | 1993-08-31 |
| JP2562541B2 JP2562541B2 (ja) | 1996-12-11 |
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ID=8208830
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4066363A Expired - Lifetime JP2562541B2 (ja) | 1991-03-27 | 1992-03-24 | キメラポリペプチド |
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| AU (1) | AU664985B2 (ja) |
| CA (1) | CA2063035A1 (ja) |
| IE (1) | IE920970A1 (ja) |
| NZ (1) | NZ242056A (ja) |
| ZA (1) | ZA922067B (ja) |
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| CN100409292C (zh) * | 2002-12-18 | 2008-08-06 | 株式会社半导体能源研究所 | 显示装置及其驱动方法 |
| JP2023539196A (ja) * | 2020-08-25 | 2023-09-13 | ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド | Hivを標的とする多重特異性抗原結合分子及び使用方法 |
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| CN1195779C (zh) | 2001-05-24 | 2005-04-06 | 中国科学院遗传与发育生物学研究所 | 抗人卵巢癌抗人cd3双特异性抗体 |
| JP2008501621A (ja) | 2003-05-31 | 2008-01-24 | マイクロメット アクツィエン ゲゼルシャフト | B細胞関連疾患を処置するための二重特異性抗cd3、抗cd19抗体構築物を含む薬学的組成物 |
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- 1992-03-23 AU AU13144/92A patent/AU664985B2/en not_active Ceased
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- 1992-03-26 IE IE097092A patent/IE920970A1/en not_active Application Discontinuation
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