JPH05220179A - 人工歯ユニット - Google Patents

人工歯ユニット

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JPH05220179A
JPH05220179A JP2534892A JP2534892A JPH05220179A JP H05220179 A JPH05220179 A JP H05220179A JP 2534892 A JP2534892 A JP 2534892A JP 2534892 A JP2534892 A JP 2534892A JP H05220179 A JPH05220179 A JP H05220179A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 義歯製作時の人工歯排列作業を容易にし、作
業時間の短縮を可能にする。 【構成】 上側の全歯列の人工歯(2) と下側の全歯列の
人工歯(3) をそれぞれ咬合させ、上下の人工歯(2)(3)を
これらの咬合部に挟んだ両面粘着テープ(4) によって取
外し可能に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、義歯に使用される人
工歯ユニットに関し、とくに総義歯の製作に適した人工
歯ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】総義歯は、全歯列の人工歯と、これらを
保持するとともに顎の部分に固定される義歯床とからな
る。なお、義歯床は、顎の部分に固定される狭義の義歯
床と、これと人工歯を連結する歯槽部とに分けられる
が、この明細書においては、狭義の義歯床と歯槽部を合
わせた部分を義歯床と呼ぶことにする。
【0003】上記のような総義歯または局部床義歯など
の義歯に使用される人工歯として、たとえば全国歯科技
工士教育協議会編「歯科技工士教本・有床義歯技工学
(第1巻)総義歯編」西浦恂著・医歯薬出版株式会社
(1976年4月5日第1版発行)に記載されているよ
うに、陶材、金属、レジン(合成樹脂)、金属とレジン
の複合材料などで1つずつ別々に作られたものが知られ
ている。
【0004】このような従来の人工歯を用いた総義歯の
製作は、たとえば、上記刊行物に記載されているような
方法で行なわれている。この方法は、患者の上顎および
下顎の印象の採得、印象からの上顎および下顎の石膏製
作業用模型の製作、作業用模型を使用したワックス製咬
合床の製作、模型および咬合床の咬合器装着、咬合器に
装着した咬合床への人工歯排列、歯肉形成、埋没、流
蝋、レジン重合ならびに研磨仕上の各工程よりなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように1つずつ
別々に作られた従来の人工歯を使用して総義歯を製作す
る場合、人工歯排列工程において、咬合床の咬合堤に人
工歯を1つずつ排列する必要がある。この人工歯排列に
はいろいろな方法があるが、いずれの場合も全歯列が所
望の咬合関係となるように人工歯を1つずつ排列する必
要があり、作業が非常に困難で時間を要する。
【0006】この発明の目的は、上記の問題を解決し、
人工歯排列作業が容易で時間を要しない人工歯ユニット
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明による人工歯ユ
ニットは、上下の人工歯が咬合させられて、取外し可能
な固定手段によって固定されているものである。なお、
人工歯ユニットを構成する各人工歯は、1つの歯全体
(全高)を含むものであってもよいし、1つの歯の咬合
部側の一部分のみを含むものであってもよい。
【0008】この発明による人工歯ユニットの最も小規
模のものは、上下1列ずつの人工歯よりなるものであ
る。逆に、最も大規模のものは、総義歯となる全歯列の
人工歯よりなるものである。そして、これらの中間とし
て、種々の組合わせが可能である。たとえば、上または
下側の連続した複数列の人工歯と反対側の同数の連続し
た人工歯とが残らず咬合させられたもの、上または下側
の連続した複数列の人工歯の一部に反対側の連続した複
数列の人工歯の一部または全部が咬合させられたもの、
上または下側の連続した複数列の人工歯の1つに反対側
の1列の人工歯が咬合させられたもの、上または下側の
連続した複数列の人工歯の一部に反対側の断続した複数
列の人工歯が咬合させられたもの、上または下側の断続
した複数列の人工歯の一部と反対側の断続した複数列の
人工歯の一部とが全体として歯列が連続するように咬合
させられたものなどが可能である。
【0009】上下の各側において、連続する複数列の人
工歯がある場合、隣接する人工歯同志が接合されていて
もよい。
【0010】上下の各側において、人工歯に義歯床の一
部となる義歯床歯側部分がそれぞれ接合され、義歯床歯
側部分によって複数の人工歯が連結されていてもよい。
【0011】固定手段は、上下の人工歯の咬合部に挟ま
れた両面粘着テープを含むことがある。また、固定手段
は、上下の義歯床歯側部分の複数箇所を上下から挟む複
数の挾持部材を含むことがある。
【0012】
【作用】この発明による人工歯ユニットを使用して総義
歯を製作する場合、従来と同様に製作して作業用模型と
ともに咬合器に装着した咬合床の咬合堤に人工歯ユニッ
トを排列する。人工歯ユニットが全歯列の一部の人工歯
のみを含む場合は、複数組の人工歯ユニットを排列し
て、全歯列の排列を行なう。そして、人工歯ユニットの
排列が完了したならば、固定手段を取外して上下の人工
歯の固定を解除する。この後、従来と同様に、歯肉形
成、埋没、流蝋、レジン重合および研磨仕上の各工程を
行なって、総義歯を完成する。この場合、咬合関係が予
め決まっている1列または複数列の人工歯を同時に排列
できるので、排列作業が容易であり、作業時間も短くて
すむ。人工歯ユニットが全歯列の人工歯を含む場合は、
1組の人工歯ユニットを一度に排列する。この場合は、
咬合関係が予め決まっている全歯列の人工歯を一度に排
列できるので、さらに作業が容易で、作業時間もさらに
短くてすむ。顎の形は患者によって異なるが、本発明者
の調査によると、人工歯の配置が一定であっても、大部
分の患者に適用できることがわかった。したがって、予
め人工歯の配置が決まっている人工歯ユニットを使用し
ても、義歯床を患者に合わせて製作すれば、患者ごとに
最適な総義歯を製作することができる。
【0013】人工歯ユニットが全歯列の人工歯を含む場
合は、ワックス製咬合床を製作せずに、上下の石膏製作
業用模型だけを製作して、これを咬合器に装着し、上下
の模型の間の所定の位置に全歯列の人工歯を含む人工歯
ユニットを位置決めして固定し、人工歯ユニットと上下
の模型との間を即時重合レジンを用いて埋めることによ
り義歯床(レジン床)を製作し、最後に研磨仕上を行な
って、総義歯を完成することができる。このようにすれ
ば、従来の埋没、流蝋およびレジン重合の工程が不要に
なり、患者から印象を採得したのち短時間で総義歯を製
作することができる。この場合、人工歯ユニットに基準
位置を示すマークなどを付けておけば、上下の模型との
位置合わせが容易になる。模型を咬合器に装着する前
に、これに即時重合レジンを用いて義歯床の顎側の一部
を作っておき、これを咬合器に装着して、上記と同様に
義歯床の顎側の一部と人工歯の間を即時重合レジンで埋
めて総義歯を製作することもできる。また、人工歯に義
歯床歯側部分が接合された人工歯ユニットを用いれば、
咬合器に装着した上下の模型またはこれらに作られた義
歯床の顎側の一部と人工歯との間を埋める即時重合レジ
ンの量が少なくてすみ、咬合器上での即時重合レジンを
用いた義歯床形成作業が簡単になる。
【0014】全歯列の一部の人工歯のみを含む人工歯ユ
ニットを1組または複数組使用して、局部床義歯を製作
することもできる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。
【0016】図1は、この発明による人工歯ユニットの
1例を示している。
【0017】この人工歯ユニット(1) は、総義歯となる
全歯列の人工歯(2)(3)を含んでおり、これらが各歯列ご
とに咬合させられて、これらの咬合部に挟まれた1枚の
U字状の両面粘着テープ(4) によって固定されている。
上下の各列において、隣接する人工歯(2)(3)同志を適宜
な手段によって接合しておけば、全体の咬合関係が変わ
ることがない。しかし、必ずしも隣接する人工歯(2)(3)
同志を接合しておく必要はない。
【0018】次に、図2を参照して、上記の人工歯ユニ
ット(1) を使用した総義歯製作方法の1例を説明する。
【0019】まず、患者から上顎および下顎の印象を採
得し、上下の印象から上下の石膏製作業用模型すなわち
上顎模型(5) および下顎模型(6) を製作し、これらを使
用して上下のワックス製咬合床すなわち上顎咬合床(7)
および下顎咬合床(8) を製作し、これらの模型(5)(6)お
よび咬合床(7)(8)を咬合器(9) に装着する。咬合器(9)
およびここまでの工程は、たとえば前記刊行物などに記
載されているものと同じである。次に、咬合器(9) に装
着した上下の咬合床(7)(8)の咬合堤(7a)(8a)の部分に、
人工歯ユニット(1) の全ての人工歯(2)(3)を一度に排列
する。このときの排列の方法自体は、前記刊行物などに
記載されている従来のものと同様である。このとき、人
工歯ユニット(1) の上下各側の隣接する人工歯(2)(3)同
志が予め接合されていれば、全歯列の咬合関係を調整す
る必要がなく、排列作業がきわめて容易で、作業時間が
大幅に短縮できる。上下各側の隣接する人工歯(2)(3)同
志が予め接合されていない場合でも、各歯列の上下の人
工歯(2)(3)の咬合関係は決まっているので、全体の咬合
関係だけを調整すればよく、やはり排列作業は容易であ
る。人工歯ユニット(1) の排列が終了したならば、両面
粘着テープ(4) を人工歯ユニット(1) の人工歯(2)(3)か
ら取外して、上下の人工歯(2)(3)が自由に離れられるよ
うにし、そののち、従来と同様に、歯肉形成、埋没、流
蝋、レジン重合および研磨仕上の各工程を行なって、総
義歯を完成する。
【0020】次に、図3を参照して、上記の人工歯ユニ
ット(1) を使用した総義歯製作方法の他の1例を説明す
る。
【0021】まず、従来と同様に、印象の採得、上顎模
型(5) および下顎模型(6) の製作を行なう。次に、各模
型(5)(6)の顎に相当する部分に即時重合レジンを用いて
義歯床(レジン床)の顎側の一部(義歯床顎側部分)(1
0)(11)を形成する。そして、義歯床顎側部分(10)(11)を
形成した上下の模型(5)(6)を咬合器(9) に装着する。そ
の状態が、図3に示されている。次に、上下の義歯床顎
側部分(10)(11)の間の所定の位置に人工歯ユニット(1)
を位置決めし、図示しない適宜な手段によってその位置
に固定する。人工歯ユニット(1) に基準位置を示すマー
クなどを付けておけば、上下の模型(5)(6)との位置合わ
せが容易になる。次に、人工歯ユニット(1) の上側の人
工歯(2) と上顎の義歯床顎側部分(10)との間および下側
の人工歯(3) と下顎の義歯床顎側部分(11)との間をそれ
ぞれ即時重合レジンで埋めることにより、人工歯(2)(3)
と義歯床顎側部分(10)(11)を連結して、上顎義歯床およ
び下顎義歯床の全体を形成する。そして、人工歯(2)(3)
と義歯床が一体となった上下の総義歯半完成品を模型
(5)(6)から取外し、従来と同様に、研磨仕上を行なっ
て、総義歯を完成する。
【0022】この場合、従来の埋没、流蝋およびレジン
重合の工程が不要になり、患者から印象を採得したのち
短時間で総義歯を製作することができる。また、上下の
模型(5)(6)に予め義歯床顎側部分(10)(11)を形成して、
これらを咬合器(9) に装着するので、義歯床顎側部分(1
0)(11)と人工歯(2)(3)との間を埋める即時重合レジンの
量が少なくてすみ、咬合器(9) 上での即時重合レジンを
用いた義歯床形成作業が簡単になる。しかし、上下の模
型(5)(6)に予め義歯床顎側部分(10)(11)を形成しておか
ずに、咬合器(9) に装着した模型(5)(6)とこれらの間に
位置決めした人工歯ユニット(1) との間を即時重合レジ
ンで埋めるようにすることも可能である。
【0023】この方法を利用して、次のように、咬合不
全になった旧義歯(総義歯)の修理を行なうことができ
る。すなわち、まず、咬合不適合な旧義歯を用いて、患
者の口腔内で正しく咬合を採得し直して、咬合器に装着
した後、旧義歯の義歯床顎側部分を残して義歯床歯側部
分と人工歯全部を削合し、咬合器上の上下の義歯床顎側
部分の間に図1の人工歯ユニット(1) を位置決め、固定
し、上記と同様に、人工歯ユニット(1) の上下の人工歯
(2)(3)と旧義歯の上下の義歯床顎側部分との間をそれぞ
れ即時重合レジンで埋めて、これらを連結する。図1の
人工歯ユニット(1) は上下全列の各人工歯(2)(3)が1つ
の歯全体(全高)を含むものであるが、咬合部側の一部
分のみを含む背丈の低い人工歯だけからなる人工歯ユニ
ットを使用して、上記と同様に旧義歯の修理を行なうこ
ともできる。その場合、正しく咬合を採得し直して咬合
器に装着した旧義歯の義歯床全体と人工歯の義歯床側部
分を残して人工歯の咬合側部分を削合し、咬合器上の上
下の人工歯の義歯床側部分の間に人工歯ユニットを位置
決め、固定し、上記と同様に、人工歯ユニットの上下の
人工歯の咬合側部分と旧義歯の上下の人工歯の義歯床側
部分との間をそれぞれ人工歯と同色の即時重合レジンで
埋めて、これらを連結する。
【0024】上下の人工歯の固定手段は、上記の両面粘
着テープ(4) に限らず、適宜変更可能である。たとえ
ば、上下咬合面凹型が背中合わせになった粘着板などを
用いたり、上下の人工歯にこれらを連結、固定する適当
な固定部材を接着などによって接合し、義歯完成時には
これを切断などによって取外すようにしてもよい。隣接
する人工歯同志が接合されている場合は、いくつかの列
の上下の人工歯の咬合部だけに両面粘着テープや粘着板
などを挟んでおけばよく、また、いくつかの列の上下の
人工歯だけを固定部材で連結、固定しておけばよい。
【0025】図4は、この発明による人工歯ユニットの
他の1例を示している。
【0026】この人工歯ユニット(12)も、総義歯となる
全歯列の人工歯(2)(3)を含んでおり、これらが各歯列ご
とに咬合させられている。上側の人工歯(2) の上に上顎
義歯床の人工歯(2) 側の一部となるレジン製義歯床歯側
部分(13)が接合され、これによって上側の全列の人工歯
(2) が連結されている。また、下側の人工歯(3) の下に
下顎義歯床の人工歯(3) 側の一部となるレジン製義歯床
歯側部分(14)が接合され、これによって下側の全列の人
工歯(3) が連結されている。歯列の両端に近い2箇所に
おいて、上下の義歯床歯側部分(13)(14)が固定手段を構
成するコ字状の挾持部材(15)によって挟まれており、こ
れにより上下の人工歯(2)(3)が全体として一定の咬合関
係を保った状態で固定されている。この場合も、上下の
各側において、隣接する人工歯(2)(3)同志を接合してお
いてもよいし、接合しておかなくてもよい。
【0027】次に、図5および図6を参照して、上記の
人工歯ユニット(12)を使用した総義歯製作方法の1例を
説明する。
【0028】まず、図3の場合と同様に、印象の採得、
上顎模型(5) および下顎模型(6) の製作、即時重合レジ
ンを用いた義歯床顎側部分(16)(17)の形成を行ない、義
歯床顎側部分(16)(17)を形成した上下の模型(5)(6)を咬
合器(9) に装着する。その状態が、図5に示されてい
る。次に、上下の義歯床顎側部分(16)(17)の間の所定の
位置に人工歯ユニット(12)を位置決めし、図示しない適
宜な手段によってその位置に固定する。この場合、人工
歯ユニット(12)に義歯床歯側部分(13)(14)が形成されて
いるので、その分だけ義歯床顎側部分(16)(17)は図3の
場合に比べて薄くなっている。次に、人工歯ユニット(1
2)の上側の義歯床歯側部分(13)と上顎の義歯床顎側部分
(16)との間および下側の義歯床歯側部分(14)と下顎の義
歯床顎側部分(17)との間をそれぞれ即時重合レジンで埋
めることにより、義歯床歯側部分(13)(14)と義歯床顎側
部分(16)(17)を連結して、図6に示すように、上後義歯
床(18)および下顎義歯床(19)の全体を形成する。このと
き、上下の義歯床歯側部分(13)(14)の挾持部材(15)のな
い部分を先に重合レジンによって上下の義歯床顎側部分
(16)(17)と連結し、その後、挾持部材(15)を人工歯ユニ
ット(12)から取外し、義歯床歯側部分(13)(14)の挾持部
材(15)があった部分と義歯床顎側部分(16)(17)とを即時
重合レジンで連結するようにする。そして、人工歯(2)
(3)と義歯床(18)(19)が一体となった上下の総義歯半完
成品(20)(21)を模型(5)(6)から取外し、従来と同様に、
研磨仕上を行なって、総義歯を完成する。
【0029】この場合も、従来の埋没、流蝋およびレジ
ン重合の工程が不要になり、患者から印象を採得したの
ち短時間で総義歯を製作することができる。また、人工
歯ユニット(12)に上下の義歯床歯側部分(13)(14)が予め
形成され、咬合器(9) に装着する前に模型(5)(6)に義歯
床顎側部分(16)(17)を形成しておくので、義歯床歯側部
分(13)(14)と義歯床顎側部分(16)(17)との間を埋める即
時重合レジンの量が少なくてすみ、咬合器(9) 上での即
時重合レジンを用いた義歯床形成作業が簡単になる。し
かし、上下の模型(5)(6)に予め義歯床顎側部分(10)(11)
を形成しておかなくてもよいのは、図3の場合と同様で
ある。
【0030】上記実施例には、全歯列の人工歯を含む人
工歯ユニットを示したが、人工歯ユニットは、全歯列の
うちの一部だけを含むものであってもよい。たとえば、
上下1列ずつの人工歯よりなるものであってもよい。ま
た、上または下側の連続した複数列の人工歯と反対側の
同数の連続した人工歯とが残らず咬合させられたもの、
たとえば、前歯部の複数列の人工歯を含むもの、臼歯部
の複数列の人工歯を含むものなどであってもよい。さら
に、上または下側の連続した複数列の人工歯の一部に反
対側の連続した複数列の人工歯の一部または全部が咬合
させられたもの、上または下側の連続した複数列の人工
歯の1つに反対側の1列の人工歯が咬合させられたも
の、上または下側の連続した複数列の人工歯の一部に反
対側の断続した複数列の人工歯が咬合させられたもの、
上または下側の断続した複数列の人工歯の一部と反対側
の断続した複数列の人工歯の一部とが全体として歯列が
連続するように咬合させられたものなどでもよい。要す
るに、必要箇所で上下の人工歯が咬合させられて人工歯
ユニット全体として歯列が連続してさえいれば、あらゆ
る組合わせが可能である。
【0031】全歯列のうちの一部の人工歯のみを含む人
工歯ユニットを使用して総義歯を製作する場合、複数組
の人工歯ユニットを使用して、咬合器に装着した咬合床
の咬合堤に全歯列の人工歯を排列すればよい。また、全
歯列のうちの一部の人工歯のみを含む人工歯ユニットを
1組または複数組使用して局部床義歯を製作することも
もちろん可能である。
【0032】
【発明の効果】この発明の人工歯ユニットによれば、上
述のように、上下の人工歯が咬合させられて、取外し可
能な固定手段によって固定されているので、咬合関係が
予め決まっている1列または複数列の人工歯を同時に排
列することができ、したがって、排列作業が容易で、作
業時間も短くてすむ。
【0033】人工歯ユニットが全歯列の人工歯を含む場
合は、1組の人工歯ユニットを一度に排列することによ
って、咬合関係が予め決まっている全歯列の人工歯を一
度に排列できるので、さらに作業が容易で、作業時間も
さらに短くてすみ、総義歯を簡単に短時間で製作するこ
とができる。
【0034】また、人工歯ユニットが全歯列の人工歯を
含む場合は、咬合器に装着した上下の石膏製作業用模型
とこれらの間の所定の位置に位置決めした人工歯ユニッ
トとの間を即時重合レジンを用いて埋めることにより、
義歯床を直接製作することができ、従来の埋没、流蝋お
よびレジン重合を工程を行なわずに、患者から印象を採
得したのち短時間で総義歯を製作することができる。人
工歯に義歯床歯側部分が接合されていれば、人工歯と上
下の模型との間を埋める即時重合レジンの量が少なくて
すみ、上記のような咬合器上での即時重合レジンを用い
た義歯床形成作業が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例を示す人工歯ユニットの斜
視図である。
【図2】図1の人工歯ユニットを使用した総義歯の製作
方法の1工程を示す斜視図である。
【図3】図1の人工歯ユニットを使用した総義歯の他の
製作方法の1工程を示す斜視図である。
【図4】この発明の他の実施例を示す人工歯ユニットの
斜視図である。
【図5】図4の人工歯ユニットを使用した総義歯の製作
方法の1工程を示す斜視図である。
【図6】図5の工程の後の1工程を示す斜視図である。
【符号の説明】
(1) 人工歯ユニット (2) 人工歯 (3) 人工歯 (4) 両面粘着テープ (12) 人工歯ユニット (13) 義歯床歯側部分 (14) 義歯床歯側部分 (15) 挾持部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下の人工歯が咬合させられて、取外し可
    能な固定手段によって固定されている人工歯ユニット。
  2. 【請求項2】上下の各側に、それぞれ複数列の人工歯が
    含まれている請求項1の人工歯ユニット。
  3. 【請求項3】上下の各側に、総義歯となる全歯列の人工
    歯が含まれている請求項2の人工歯ユニット。
  4. 【請求項4】上下の各側において、隣接する人工歯同志
    が接合されている請求項2または3の人工歯ユニット。
  5. 【請求項5】上下の各側において、人工歯に義歯床の一
    部となる義歯床歯側部分がそれぞれ接合され、義歯床歯
    側部分によって複数の人工歯が連結されている請求項
    2、3または4の人工歯ユニット。
  6. 【請求項6】固定手段が、上下の人工歯の咬合部に挟ま
    れた両面粘着テープを含む請求項1、2、3、4または
    5の人工歯ユニット。
  7. 【請求項7】固定手段が、上下の義歯床歯側部分の複数
    箇所を上下から挟む複数の挾持部材を含む請求項5の人
    工歯ユニット
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CN113288479A (zh) * 2021-05-26 2021-08-24 西安交通大学口腔医院 一种口腔修复科金属桩钉拆除装置

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