JPH05221852A - 制ガン剤の新規製剤調製方法 - Google Patents

制ガン剤の新規製剤調製方法

Info

Publication number
JPH05221852A
JPH05221852A JP7941892A JP7941892A JPH05221852A JP H05221852 A JPH05221852 A JP H05221852A JP 7941892 A JP7941892 A JP 7941892A JP 7941892 A JP7941892 A JP 7941892A JP H05221852 A JPH05221852 A JP H05221852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cancer
chain
water
preparing
soluble
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7941892A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuko Takenaga
美津子 武永
Toshisato Igarashi
理慧 五十嵐
Yutaka Mizushima
裕 水島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
L T T KENKYUSHO KK
Original Assignee
L T T KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by L T T KENKYUSHO KK filed Critical L T T KENKYUSHO KK
Priority to JP7941892A priority Critical patent/JPH05221852A/ja
Publication of JPH05221852A publication Critical patent/JPH05221852A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/10Dispersions; Emulsions
    • A61K9/107Emulsions ; Emulsion preconcentrates; Micelles
    • A61K9/1075Microemulsions or submicron emulsions; Preconcentrates or solids thereof; Micelles, e.g. made of phospholipids or block copolymers

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】制ガン剤のガンに対する選択毒性及び投与され
る患者に対する安全性を向上させるとともに、制ガン剤
のリンパ系移行を促進することによるガンの転移予防並
びに転移病巣の治療。 【構成】脂溶性制ガン剤をリピッドマイクロスフェアー
のコアーをなす中鎖ないし長鎖脂肪酸エステルに溶解
し、リン脂質のような界面活性剤を加えてホモジナイズ
して、水と混和しない脂質の微少粒子表面を被覆するこ
とにより、生成したリピッドマイクロスフェアーを安定
化させることを特徴とする制ガン剤の新規製剤化方法。
この製剤化方法により上記の目的を達成することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は制ガン剤、とりわけ脂溶性制ガン
剤の新規製剤方法に関する。
【産業上の利用分野】
【0002】本発明は、ガンの化学療法剤に関するもの
である。わが国では各種の死亡原因の中でも悪性腫瘍に
よる死亡が、心疾患及び脳血管障害のそれを追い抜き、
死亡原因のトップにおどりでてから既に10年以上も経
過している。そしてこの傾向は、本格的な老齢化社会を
迎える今後も続くと予測されている。一般にガンは不治
の病と認識され、恐怖の的になっているので、悪性腫瘍
に対する優れた化学療法剤を求める研究は、世界的な広
がりをもち、薬物による悪性腫瘍の克服は、人類の悲願
ということができる。制ガン性化合物を探索する資源と
しては、微生物ないし植物由来の天然有機化合物から、
有機合成された有機化合物に至るまで、その種類は広範
囲を網羅し、選び出された化合物は、膨大な数にのぼ
り、化学構造的にも多彩で変化に富んでいる。
【従来の技術】
【0003】これまで数多くの制ガン剤が開発され、実
用に供されてきたが、ガン治療の現状はその制圧からは
ほど遠い。それというのも、現行の制ガン剤を人体に投
与してガン細胞を殺滅できる投与量と、重篤な副作用を
発現する量とが接近していて、治癒させるだけの量を使
うことが難しいからである。副作用の中でも最大の問題
は、ほとんどの制ガン剤が強い骨髄抑制(白血球減少)
作用を示すことである。従って、制ガン剤の選択毒性を
高め、副作用を低減させる製剤化方法の研究は、ガン化
学療法の研究者にとって、最高の課題ということができ
る。さらに、ガンが恐れられる理由は、体内の各所に転
移巣を形成することである。ガン細胞は、血行性に転移
することはまれで、ほとんどの場合リンパ系を伝わって
転移する。そこでリンパ系への転移を抑制する薬剤な
り、方法が開発されれば、ガンはさほど恐ろしい病気で
はなくなる可能性がある。ガン化学療法研究における主
要なテーマは、ガン細胞に対し選択毒性を高める研
究、副作用を低減する研究、ガン細胞の転移を抑制
する研究に尽きる。制ガン剤のスクリーニングが開始さ
れてから、既に30年以上が経過し、この間に膨大な数
の化合物がテストされたが、ごく一部の例外を除けば、
その成果は微々たるものであった。従って、この先スク
リーニングテストを続けたところで、薬効及び安全性の
両面で現行の制ガン剤をはるかに凌駕する新しい制ガン
剤が出現する確率は、それほど高くはない。現行薬剤の
剤形改良及び投与法検討などからのアプローチは、新規
制ガン剤の探索と並び、ガン制圧のための有力な手段で
ある。しかし、上記の三大目標が、製剤方法の研究から
一挙に達成できるとは、夢想だにされていなかった。
【0004】本発明者らは、ガン化学療法剤の中でも、
水に難溶ないし不溶の制ガン剤(以下このような制ガン
剤を脂溶性制ガン剤と呼ぶことにする)を研究の対象と
した。一口に脂溶性の制ガン剤と言っても、生物活性面
及び物理化学的な特性が異なる多くの化合物が含まれて
いる。人体に投与する薬物に望まれる性質としては、第
一に水に溶け易いことがあげられる。注射による薬物投
与は、投与された全量が体内に送り込まれ、全身を循環
するので、薬効が最も発現し易いからである。一方、水
に溶け難い薬物を注射剤として活用するためには、界面
活性剤或いは有機溶媒を使い、均一に水に分散して注射
剤とする場合が多い。しかも、これらの溶解補助手段を
使えるのは、ごく一部の限られた化合物に過ぎず、大部
分の脂溶性薬物は、注射とは別の経路、すなわち、経
口、経皮、経直腸(座薬)、経鼻、経気管支などの経路
から体内に吸収させ、薬効を発現させる方策が採用され
る。大部分が強い細胞毒である制ガン剤であっても、こ
の点は例外でない。
【0005】脂溶性制ガン剤は、点滴を含め注射剤とし
ての製剤化が難しい。経口的に投与する場合でも、強い
細胞毒である制ガン剤が、細胞分裂の旺盛な消化管粘膜
から高濃度で吸収されるため、粘膜上皮細胞に多大の障
害を与える。従って、制ガン剤の経口投与は、下痢、悪
心及び嘔吐など消化管系の副作用が頻発する。
【0006】さらに制ガン剤に共通の欠点は、臨床効果
が発現する投与量と中毒量とが、きわめて接近している
ことである。このことを逆に言えば、制ガン剤を投与し
ても、重篤な副作用が伴わない場合には、事実上無効の
ことが多い。従って、より有効な新しい制ガン剤の探索
と並んで、既存制ガン剤の副作用を低減させ、ガン細胞
を選択的に死滅させる新しい剤形の開発は、以前から求
められていたのである。
【0007】本発明者は、先に高カロリー輸液の一形態
である脂肪乳剤に、プロスタグランジンEのような脂
溶性薬物を溶解すると、既存剤形と比べ、同一の薬効
を発現させる薬物量が著しく低下すること、薬効が持
続すること、副作用発現率が低下することなどを見い
だした。脂肪乳剤中に含まれる中性脂肪の微粒子、リピ
ッドマイクロスフェアーに、プロスタグランジンE
溶け込ませた製剤は、末梢血管に循環障害を有する患者
に投与され、臨床症状の改善に大きな成果をあげてい
る。
【0008】脂溶性制ガン剤の一系統に、ニトロソ尿素
系制ガン剤(Carter SK 編集:Procee
dings of the 7th NewDrugS
eminar:Nitrsoureas.Cancer
Treat Rep 1976;60:645)があ
る。代表的なニトロソ尿素系制ガン剤としては、BCN
U(carmustine)、CCNU(lomust
ine)、メチルCCNU(semustine)など
があり、この系統は、作用機作上からアルキル化剤に分
類されている。しかし、同じアルキル化剤であっても、
ビスクロロエチルアミン系及びアジリジン系アルキル化
剤とは交差耐性を示さない。ニトロソ尿素系制ガン剤
は、糖誘導体であるため水溶性のストレプトゾトシン及
びクロロゾトシンのような例外もあるが、概して高度に
脂溶性であり、そのため脳血液関門を通過することがで
きると言われ、脳腫瘍にも効果が認められる場合があ
る。この系統はDNAにクロスリンキングを生じさせる
ために、抗腫瘍作用を発揮する。しかも、一般の制ガン
剤と異なり盛んに分裂増殖しているガン細胞より、静止
期の細胞に対し毒性が強い特徴がある。
【0009】マイトタン(mitotane)も脂溶性
の制ガン剤である。この物質は殺虫剤DDTの誘導体で
高度に脂溶性であるため、本来は人体用薬物としては不
適格であった。しかし、偶然、副腎皮質の悪性腫瘍に対
して特異的に強い阻止効果を示すことがわかり(Hut
ter A M and Kayhoe D E:Ad
renal cortical carcinoma:
Resultsof treatment with
o,p’DDD ub 138 patients.A
m J Med 1966;41:572)制ガン剤と
して実用化されるようになった。
【0010】タモキシフェン(tamoxifen)
は、いわゆる抗女性ホルモンに属する脂溶性物質であ
る。この物質はエストロジェンの拮抗阻害剤であり、女
性ホルモン感受性の正常組織或いは腫瘍、例えば、乳ガ
ンの細胞質内女性ホルモン受容体に結合し、女性ホルモ
ンの結合を阻止することにより、その作用を阻害する
(Tamoxifen Workshoip.Canc
er Treat Rep 1976;60:140
9)。 このような作用特性のため、タモキシフェン
は、女性ホルモン受容体をもつ乳ガンの治療にさいし、
経口投与で頻用されている。
【0011】制ガン性抗生物質にも脂溶性であるがゆえ
に、臨床応用が著しく制約されている例がみられる。そ
の反面、逆に副作用が頻発した水溶性の制ガン性抗生物
質が、副作用の頻度が劇的に低下した脂溶性誘導体にと
って代わられた例も知られている。例えば、ダクチノマ
イシン群(dactinomycin)は、放線菌が産
生する抗生物質としては、最も初期にその抗腫瘍活性が
明らかにされた。この群には数多くの同族体が含まれ、
動物実験では優れた抗腫瘍活性を示すものが多いが、
水に難溶であること、組織刺激性が強く、ヒトの皮膚
に高濃度の溶液が接触するだけで激しい炎症を起こす、
静脈注射時には強い血管痛がある(血管痛を急速に散
らすため、多量の生理食塩水で血管をフラッシュする必
要ある)、などの理由でほとんど活用されず、実用化に
向けた検討はまったくなされていない。アドリアマイシ
ンに代表されるアンスラサイクリン系抗生物質(You
ng R Cet al:The anthracyc
line antineoplastic drug
s.N Engl J Med 1981;305:1
39)は、遊離塩基が水に難溶である。この系統は、優
れた抗腫瘍活性をもっているが、心筋に対する毒性が強
いため、用途が著しく限定されてきた。しかし、誘導体
化して物性を変えたり、或いはリピッドマイクロスフェ
アーに溶解させ、各組織への分配を変化させれば、心筋
に対する毒性を軽減させることが可能かも知れない。そ
のような可能性を示唆する好例が、ブレオマイシンに脂
溶性を付与したペプレオマイシンである。ブレオマイシ
ンは、偏平上皮ガンに対し優れた制ガン効果を発揮する
が、治療の過程で致命的な肺の線維化を起こすため、適
応症及び用量に著しい制約があった。しかし、ブレオマ
イシンに脂溶性基が導入されたペプレオマイシンは、肺
の線維化が軽減されたため、副作用の発現頻度を有意に
低下させることに成功している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の実例が示すよう
に、薬物を人体に投与する際には、その薬効を最高に発
揮させ、かつ、副作用を最少に抑えるために、製剤の剤
形、投与経路、及び投与方法など、薬効及び副作用に影
響を及ぼす多くの要因を検討し、総合的に判断して最適
の製剤形態及び投与条件を選ばなければならない。ほと
んどが強い細胞毒性をもつ制ガン剤の場合には、特にそ
のような検討が必要である。本発明は、制ガン剤に必然
的に付随すると考えられてきた副作用を最小限に抑え、
薬効を高める制ガン剤の新しい製剤化方法に関するもの
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】制ガン剤の効果を高め、
副作用発現を最小限に抑制する最良の手段は、ガン細胞
を選択的に殺滅する剤形及び投与法を見いだすことにあ
る。本発明者らは、脂溶性制ガン剤をリピッドマイクロ
スフェアー中に溶解し、脂肪乳剤として投与すると、
制ガン剤の効果が著しく高まること、副作用の発現頻
度が有意に減少すること、及び制ガン剤の体内分布が
リンパ指向性に変化し、ガン細胞のリンパ節転移を著明
に抑制することを発見し、本発明を完成した。本発明で
薬物の担体として活用されるリピッドマイクロスフェア
ーは、高カロリー輸液用脂肪乳剤に含まれる微少油滴で
ある。コアーをなす中性脂肪の微細な油滴(直径1.0
μm以下)表層が、リン脂質により被覆されたリピッド
マイクロスフェアーは、種々の方法により調製すること
ができるが、一般的にはフレンチプレス型ホモジナイザ
ーを用い、油状の中性脂肪、リン脂質及び水を攪拌しつ
つ、高い圧力の下で微細なノズルから噴出させることに
より調製される。このように調製したリピッドマイクロ
スフェアーは、室温で数年放置しても乳化状態を保持す
るほど安定性が高い。本発明者らの構想は、このリピッ
ドマイクロスフェアーを、生体内で脂溶性制ガン剤を運
搬する担体として活用し、ガン細胞に特異的に取り込ま
せることにより、正常組織への影響を極力軽減すること
であった。活発に分裂増殖しているガン組織は、正常組
織と比べて代謝回転が速やかであり、エネルギー需用が
大きい。従って、代謝エネルギー供給の役割を担うリピ
ッドマイクロスフェアーは、正常組織よりガン組織に多
く取り込まれることが期待されるからである。本発明で
は、微小油滴を被覆するリン脂質として、制ガン作用及
び抗ウイルス作用が知られたグリセリルエーテル型リン
脂質をも使用することができる。また、動脈硬化を予防
作用を示す魚油の脂肪酸、エイコサペンタエノイン酸
(EPA)は、マウスの移植腫瘍において、ガンに随伴
する悪液質を予防する作用が報告されている(S A
Beck,K L Smith,M J Tisdal
e,Anticachectic and antit
umor effectof eicosapenta
enoic acid and its effect
on protein turnover.Canc
er Research 51:6089−93,19
91)。本発明の方法に従えば、EPAを多量に含む魚
油を制ガン性化合物の担体として、人体に投与可能のリ
ピッドマイクロスフェアーを調製することができる。し
かも、リピッドマイクロスフェアーに封入した制ガン剤
は、静脈内に投与した場合でも、直接血管壁と接触しな
いので、ダクチノマイシンを直接投与した場合に惹起さ
れる局所の炎症及び血管痛とは無縁である。それに加
え、ガン組織特異性を高めるために、油滴を被覆するリ
ン脂質の皮膜に種々の修飾を施すことも可能である。例
えば、in vitroでエイズウイルス増殖抑制効果
があり抗腫瘍効果を示すことから、米国並びに欧州で臨
床試験が行われているグリセリルエーテル型リン脂質
は、本発明でも利用可能である。また、ガン細胞特異抗
原を認識する抗体をリン脂質皮膜に埋め込めば、リピッ
ドマイクロスフェアーはガン細胞を認識して、特異的に
ガン細胞を破壊することができる。
【0014】事実、ニトロソ尿素系制ガン剤、BCNU
をリピッドマイクロスフェアー内に溶解し、L−121
0担ガンマウスに静脈内投与すると、BCNU対照と比
べ著しい生存期間の延長効果が認められた。また、ダク
チノマイシンをエールリッヒ固形ガンを移植したddY
マウスに腹腔内投与したところ、リピッドマイクロスフ
ェアーに封入した場合は、対照と比べ約20分の1の投
与量で同等の固形腫瘍発育阻止効果が認められた。
【0015】脂溶性制ガン剤をリピッドマイクロスフェ
アーとして製剤化する利点は、次のように要約できる。
効力増強:リピッドマイクロスフェアー粒子は、正常
組織よりエネルギー消費が活発なガン組織に多量に取り
込まれるので、ガン組織は正常組織より制ガン剤蓄積が
高まる。正常組織に対する毒性軽減:リピッドマイク
ロスフェアー表層は、無毒のリン脂質であり、内部の脂
溶性制ガン剤は正常組織と直接接触しないので、副作用
が発現しにくい。リンパ節転移抑制効果:つまり、リ
ピッドマイクロスフェアー化することにより、制ガン剤
のリンパ指向性が高まり、制ガン剤のリンパ液濃度が上
昇するので、ガン細胞のリンパ節転移が抑制される。
悪液質予防:EPAを多量に含む魚油を制ガン制化合物
を溶解する担体に利用することにより、末期ガン患者に
みられる悪液質を改善する作用を併せ持つ製剤とするこ
とができる。表層の機能性:微小油滴を被覆するリン
脂質としてグリセリルエーテルリン脂質のように、抗ウ
イルス性及び抗腫瘍性脂質を活用することができる。
【0016】リポソームやリピッドマイクロスフェアー
の体内動態を決定づける因子としては、粒子径、電荷及
び被覆している膜の構成成分などがあることが知られて
いる。体内に投与すると、これらの微小粒子の多くは、
網内系に集積されるので、抗腫瘍効果を高めるために
は、網内系への移行をできるだけ回避する方策が重要と
されてきた。リポソームは、粒子系を小さくすることに
より、網内系への移行が回避できることがわかってい
る。一方、本発明により、リピッドマイクロスフェアー
は、リポソームとは生体内動態を異にすることが示唆さ
れた。すなわち、リピッドマイクロスフェアー化するこ
とにより薬効が増強され、副作用の発現が抑制されるか
らである。このことは、リピッドマイクロスフェアーが
網内系に異物として認識され貪食される経路とは別に、
血液中のリポ蛋白粒子と融合し、エネルギー源として末
梢組織に摂取されるのが、主要代謝経路であることを示
唆している。さらに、脂溶性制ガン剤をリピッドマイク
ロスフェアーとして投与した場合には、リンパ指向性が
高まる結果、腫瘍細胞のリンパ系への転移が強く抑制さ
れることが明らかにされた。この事実は、脂溶性制ガン
剤のリピッドマイクロスフェアーが、ガン細胞の転移抑
制にも有用であることを示唆したものとして、大きな意
義を有する。
【0017】これまで述べてきたことから明らかなよう
にリピッドマイクロスフェアーは、脂溶性薬物を全身投
与する場合には、他に比肩するものがないほど優れた薬
物担体である。リピッドマイクロスフェアーは、一般的
に常温で液状の植物油と卵黄レシチンを水とともにホモ
ジナイズすることにより製造される。しかし、本発明に
おけるリピッドマイクロスフェアーは、この製法に限定
されず、生体に悪影響を及ぼさない常温で油状の有機
物、ステロイド化合物、界面活性剤及びタンパク質を組
み合わせて使用することができる。
【0018】制ガン剤についても、本出願に実施例とし
てあげた制ガン剤に限定せず、広く一般に水に難溶ない
し不溶の制ガン活性を有する化合物に適用することがで
きる。さらにリピッドマイクロスフェアーに封入された
脂溶性制ガン剤を、長期にわたり安定化させるために
は、油相に少量のαトコフェロールなどの抗酸化剤を加
えることも好ましい。以下、実施例をあげるが、本発明
はこれらの実施例に拘束されるものではない。
【0019】
【実施例1】カルムスチン(BCNU)400mgを大
豆油10gに溶解し、卵黄レシチン1.2gを加え、ポ
リトロンタイプのホモジナイザーを用い、温度90℃で
5分間15000回転でホモジナイズする。さらに注射
用蒸留水90mlとグリセリン2.5gを加えて、90
℃で20分間2万回転でホモジナイズして予備乳化す
る。終わりに、この乳化液をアミコン社製のFrenc
h Pressure Cell Pressに5回通
過させ、平均粒子径0.2μmのリピッドマイクロスフ
ェアー封入カルムスチン乳濁液(4mg/ml)が得ら
れる。
【0020】
【実施例2】ダクチノマイシン2.5mgを0.5%の
αトコフェロールを含有する10gのコーン油に溶解
し、卵黄レシチン1.2gを加え、ポリトロンタイプの
ホモジナイザーを用い、温度90℃で5分間1万回転で
ホモジナイズする。さらに注射用蒸留水90mlとグリ
セリン2.5gを加えて、90℃で20分間2万回転で
ホモジナイズして予備乳化する。終わりに、この乳化液
をアミコン社製のFrench Pressure C
ell Pressに5回通過させ、平均粒子径0.2
μmのリピッドマイクロスフェアー封入ダクチノマイシ
ン乳濁液(25μg/ml)が得られる。
【0021】
【実施例3】マイトタン(mitotane)500m
gを2%のαトコフェロールを含有する10gのサフラ
ワー油に溶解し、大豆レシチン1.2gを加え、ポリト
ロンタイプのホモジナイザーを用い、温度90℃で5分
間1万回転でホモジナイズする。さらに注射用蒸留水9
0mlとエチレングリコール2.5gを加えて、90℃
で20分間2万回転でホモジナイズして予備乳化する。
終わりに、この乳化液をアミコン社製のFrench
Pressure Cell Pressに5回通過さ
せ、平均粒子径0.2μmのリピッドマイクロスフェア
ー封入マイトタン乳濁液(5mg/ml)が得られる。
【0022】
【実施例4】タモキシフェン遊離塩基(tamoxif
en)1gを2%のαトコフェロール及び0.1%のオ
レイン酸を含有する10gのオクチルデシルトリグリセ
ライドに溶解し、卵黄レシチン1.0gとフォスファチ
ジルイノシトール0.2gの混合物を加え、ポリトロン
タイプのホモジナイザーによって、温度90℃で5分間
1万回転でホモジナイズする。さらに注射用蒸留水90
mlとプロピレングリコール2.5gを加えて、90℃
で20分間2万回転でホモジナイズして予備乳化する。
終わりに、この乳化液をアミコン社製のFrench
Pressure Cell Pressに5回通過さ
せ、平均粒子径0.2μmのリピッドマイクロスフェア
ー封入タモキシフェン乳濁液(10mg/ml)が得ら
れる。
【0023】
【実施例5】6週令のCDF1雄性マウスをランダムに
9群に分け(n=10〜11)、腹腔内にL−1210
白血病細胞を2.5x10個移植した(day
0)。カルムスチンによる治療は、移植2日目から開始
し、6日目までの5回、カルムスチンの生理食塩水溶液
投与群(free−BCNU)を対照として、リピッド
マイクロスフェアー封入カルムスチンを静脈内投与して
生存日数を比較した。なお、リピッドマイクロスフェア
ー封入カルムスチンは、平均粒径200nm(lipo
−BCNU)及び平均粒径50nm(small li
po−BCNU)の二つを調製し、相互に薬効を比較し
た。表1にカルムスチン、3及び10mg/kg投与群
の生存日数を、それぞれの対照群と対比して示した。ち
なみに、薬剤の代わりに生理食塩水を投与した対照群の
生存日数は、7.08±0.27日(mean±SD)
であった。さらに担体のリピッドマイクロスフェアーの
みを静脈注射し、平均生存日数への影響をしらべたが、
200nm粒子の場合が7.36日、50nm粒子で
7.18日で、生理食塩水対照群のそれとの間に有意差
はなかった。
【0024】
【表1】
【0024】カルムスチン3mg/kg投与群の生存日
数は、free−BCNU群で7.8日、lipo−B
CNU群で8.5日、small lipo−BCNU
群で9.1日で、対照群と比べ有意な生存期間延長効果
が認められた。しかも、free−BCNU群とsma
ll lipo−BCNU群との間には、Studen
t unpaired t−testで統計処理する
と、危険率0.1%以下の水準で有意差があり、粒子系
の小さい製剤は、通常の方法と比べ抗腫瘍効果が格段に
優れていることが明らかになった。さらに、10mg/
kg投与群の平均生存日数は、free−BCNU群が
13.3日、lipo−BCNU群が17.9日、sm
all lipo−BCNU群で18.6日であり、f
ree−BCNU群と両lipo−BCNU群との間に
は、危険率0.1%以下の水準で有意差が認められた。
しかし、いずれの投与量でも、lipo−BCNU群と
small lipo−BCNU群の間には、生存日数
に関して有意差がなかった。
【0025】
【実施例6】脂溶性制ガン剤をリピッドマイクロスフェ
アー化して投与した場合、同一量を投与した対照と比
べ、著しく毒性が軽減される事実を確認するため、実施
例5で腫瘍死したマウスを病理解剖し、剖見所見を記録
した。free−BCNU群では、腹水の貯留とリンパ
節肥大、小腸の癒着が全例にみられたが、両lipo−
BCNU群では腹水の貯留はみられるものの、リンパ節
肥大と小腸癒着はほとんど認められなかった。腹水貯留
は、腫瘍細胞が腹腔内で増殖した際、普遍的にみられる
現象であり、静脈内に投与されたlipo−BCNUの
腹腔内濃度が、L−1210細胞の増殖を阻止するほど
高まるとは考えにくい。従って、free−BCNU群
と両lipo−BCNU群との間に、腹水貯留について
大きな差がみられなかったことは当然といえよう。しか
し、小腸の癒着は、明らかにBCNUの細胞毒性に関連
した副作用であり、両lipo−BCNU群に癒着が認
められなかったことは、同じ投与量でありながら両li
po−BCNU群では小腸壁のBCNU濃度が、癒着を
起こすほど高まらなかったことを示唆している。一方、
両lipo−BCNU群でリンパ節の腫脹がみられなか
ったことは、lipo−BCNUがL−1210のリン
パ節転移を抑制したことを示唆しているものと思われ
る。すなわち、BCNUをリピッドマイクロスフェアー
内に包埋することにより、BCNUのリンパ系移行が大
きく促進された可能性が高い。脂溶性制ガン剤をリピッ
ドマイクロスフェアーに包埋した製剤の利点は、次のよ
うに要約できる。 効力増強:リピッドマイクロスフェアー粒子は、エネ
ルギー源として正常組織より代謝回転が速やかなガン組
織に活発に取り込まれるため、BCNUの濃度が正常組
織より高まる。 毒性権限:正常組織に対する毒性を軽減できること、
つまり、リピッドマイクロスフェアーは正常組織と直接
接触しないので、副作用が発現し難い。 リンパ指向性:制ガン剤の生体内分布に変化が起こ
り、リンパ指向性が高まる。
【0026】
【実施例7】体重約20gのCDF雄性マウス40頭
をランダムに4群に分け、第1群は生理食塩水を0.2
ml静脈内に投与し、残りの3群は、一日あたりBCN
Uを30mg/kgづつ5日間連続して静脈内投与し毒
性試験を実施した。第2群の剤形は、BCNUのオリー
ブ油溶液、第3群の剤形は、平均粒径0.2μmのリピ
ッドマイクロスフェアーに封入したBCNU、第4群の
投与剤形は、平均粒径0.05μmのリピッドマイクロ
スフェアーに封入したBCNUである。投与群間の比較
では、投与2日目からの体重減少が著しく、オリーブ油
溶解BCNU群では10日目から、lipo−BCNU
群及びsmall lipo− BCNU群では、15
日ないし16日目から生存率が低下した。マウスは30
日間飼育し、死亡率及び平均生存日数(mean±S
D)を求めた。は、オリーブ油溶解群が、死亡率100
%、平均生存日数13.7±2.73日、lipo−B
CNU群がそれぞれ70%、>20.85±5.01
日、small lipo−BCNU群が60%、>2
2.04±6.29日であった。死因は、いずれの群に
おいても、BCNUの全身的な毒性に起因する衰弱死と
思われる。平均生存日数については、オリーブ油溶解B
CNU群と両lipo−BCNU群との間には、危険率
0.1%以下の水準で有意差が認められた。BCNUの
投与量が等しいにもかかわらず、死亡率及び平均生存日
数に違いがみられた原因は、free−BCNUが直接
的に体内の正常組織と接触・浸透して、傷害を与えるの
に対し、両lipo−BCNUでは、正常細胞にリピッ
ドマイクロスフェアーが取り込まれさえしなければ、組
織に直接的な傷害を与えない点にあるものと思われる。
【0027】
【実施例8】5週令のddy系雄性マウス、60頭をラ
ンダムに10群に分け、エールリッヒ腹水ガン細胞、2
x10個を右ソケイ部皮下に移植した。第1〜4群
は、ダクチノマイシン投与群、第5〜8群はリピッドマ
イクロスフェアー化ダクチノマイシン投与群、第9〜1
0群はそれぞれのビークル投与対照群とした。薬剤投与
は、移植24時間後から開始し、一日一回連続5日間、
ダクチノマイシンないしそのビークルを対照として静脈
内に投与した。なお、ダクチノマイシンは、10%プロ
ピレングリコール含有イオン交換水に溶解した。リピッ
ドマイクロスフェアー化ダクチノマイシンは、実施例2
の方法で調製した。マウスは、飼料及び飲料水を自由に
摂取させて飼育し、移植2週間後に固形腫瘍を摘出して
重量を測定した。その結果は、表2に示すとおりであ
る。
【0028】
【表2】
【0029】表2から明らかなように、ダクチノマイシ
ン2mg/kgを静注した場合の腫瘍止率は63%で、
リピッドマイクロスフェアー化ダクチノマイシン0.1
mg/kgの阻止率64%と匹敵する結果だった。
【0030】
【発明の効果】本発明の新規製剤化方法に従って調製さ
れた脂溶性制ガン剤製剤は、静脈内に投与した場合、従
来の方法で製剤化された脂溶性制ガン剤と比べ、ガン
に対する選択毒性が高まり、副作用発現率の低下、及
びリンパ指向性の増大によるガンの転移阻止作用の強
化などの特徴を有する。さらに、微小油滴の周囲を被覆
するリン脂質及び中心部コアーの油滴に機能性を与える
ことにより、ガン治療効果を高めることができる。本発
明は、すべての水に難溶ないし不溶の制ガン活性化合物
に適用できる新規で普遍的な製剤方法である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水に難溶ないし不溶の制ガン活性を有する
    化合物を、中鎖ないし長鎖脂肪酸エステルに溶解し、さ
    らにリン脂質を加えて懸濁した後、安定化剤としてグリ
    セリンなどの糖類を含む水を加えてホモジナイズし、安
    定な懸濁液とすることを特徴とするガン治療用新規製剤
    の調製方法。
  2. 【請求項2】請求項1のリン脂質が、フォスファチジル
    コリン、フォスファチジルエタノールアミン、フォスフ
    ァチジルフリセロール、フォスファチジン酸、カルジオ
    リピン、グリセリルエーテル型リン脂質、フォスファチ
    ジルイノシトール及びスフィンゴミエリンなどであるこ
    とを特徴とするガン治療用新規製剤の調製方法。
  3. 【請求項3】請求項1の中鎖ないし長鎖脂肪酸エステル
    が、炭素数8から22までの直鎖飽和ないし不飽和脂肪
    酸のエステルであることを特徴とするガン治療用新規製
    剤の調製方法。
  4. 【請求項4】請求項1の中鎖ないし長鎖脂肪酸エステル
    が、各種のグリセライド、エチレングリコール、プロピ
    レングリコールなどの多価アルコールエステル或いはエ
    タノール、イソプロピルアルコールなどの低級脂肪族ア
    ルコールのエステルであることを特徴とするガン治療用
    新規製剤の調製方法。
  5. 【請求項5】制ガン性化合物を安定化させるため、中鎖
    ないし長鎖脂肪酸エステルにαトコフェロール、ビタミ
    ンA、カロチノイド或いはBHA(Butylated
    hydroxyanisole),BHT(Buty
    lated hydroxytoluene)などの天
    然ないし合成抗酸化剤を添加することを特徴とするガン
    治療用新規製剤の調製方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜4の制ガン活性化合物が、水に
    は難溶ないし不溶であるが、中鎖ないし長鎖脂肪酸エス
    テルに溶解し、リン脂質、安定剤及び水を加えてホモイ
    ジナイズすると、安定なリピッドマイクロスフェアーを
    形成する性質を有する化合物であることを特徴とするガ
    ン治療用新規製剤の調製方法。
  7. 【請求項7】植物油に可溶で水に難溶ないし不溶の制ガ
    ン性化合物400mgを大豆油10gに溶解し、卵黄レ
    シチン1.2gを加え、ポリトロンタイプのホモジナイ
    留水90mlとグリセリン2.5gを加えて、90℃で
    20分間2万回転でホモジナイズして予備乳化する。こ
    の乳化液を数回フレンチプレス型ホモジナイザーに通過
    させることにより、平均粒子径0.2μmのリピッドマ
    イクロスフェアーに制ガン剤が封入された安定な乳濁液
    (4mg/ml)のガン治療用新規製剤の調製方法。
JP7941892A 1992-02-18 1992-02-18 制ガン剤の新規製剤調製方法 Pending JPH05221852A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7941892A JPH05221852A (ja) 1992-02-18 1992-02-18 制ガン剤の新規製剤調製方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7941892A JPH05221852A (ja) 1992-02-18 1992-02-18 制ガン剤の新規製剤調製方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05221852A true JPH05221852A (ja) 1993-08-31

Family

ID=13689323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7941892A Pending JPH05221852A (ja) 1992-02-18 1992-02-18 制ガン剤の新規製剤調製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05221852A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996002247A1 (en) * 1994-07-19 1996-02-01 Hemagen/Pfc Stable oil-in-water emulsions incorporating a taxine (taxol) and method of making same
JP2003509453A (ja) * 1999-09-21 2003-03-11 アールティーピー・ファーマ・インコーポレーテッド 生物学的に活性な物質の、表面改質された粒状組成物
US7504086B2 (en) 2004-03-31 2009-03-17 Canon Kabushiki Kaisha Structure and method for releasing substance therefrom
JP2017505814A (ja) * 2014-02-03 2017-02-23 アプラノ ファーマシューティカルズ ゲーエムベーハー 天然材料のナノ懸濁液およびその調製方法
WO2018096466A1 (en) * 2016-11-25 2018-05-31 Emcure Pharmaceuticals Limited Lipid formulations of carmustine
WO2019193477A1 (en) 2018-04-05 2019-10-10 Emcure Pharmaceuticals Limited Carmustine formulation
US11865206B2 (en) 2018-09-05 2024-01-09 Emcure Pharmaceuticals Ltd Stable ready-to-use carmustine pharmaceutical composition

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5616330A (en) * 1994-07-19 1997-04-01 Hemagen/Pfc Stable oil-in-water emulsions incorporating a taxine (taxol) and method of making same
WO1996002247A1 (en) * 1994-07-19 1996-02-01 Hemagen/Pfc Stable oil-in-water emulsions incorporating a taxine (taxol) and method of making same
JP2003509453A (ja) * 1999-09-21 2003-03-11 アールティーピー・ファーマ・インコーポレーテッド 生物学的に活性な物質の、表面改質された粒状組成物
US7504086B2 (en) 2004-03-31 2009-03-17 Canon Kabushiki Kaisha Structure and method for releasing substance therefrom
US7855180B2 (en) 2004-03-31 2010-12-21 Canon Kabushiki Kaisha Structure and method for releasing substance therefrom
US10213382B2 (en) 2014-02-03 2019-02-26 Apurano Pharmaceuticals Gmbh Nanosuspension of natural materials and preparation method thereof
JP2017505814A (ja) * 2014-02-03 2017-02-23 アプラノ ファーマシューティカルズ ゲーエムベーハー 天然材料のナノ懸濁液およびその調製方法
WO2018096466A1 (en) * 2016-11-25 2018-05-31 Emcure Pharmaceuticals Limited Lipid formulations of carmustine
US10583101B2 (en) 2016-11-25 2020-03-10 Emcure Pharmaceuticals Limited Lipid formulations of carmustine
WO2019193477A1 (en) 2018-04-05 2019-10-10 Emcure Pharmaceuticals Limited Carmustine formulation
EP3773484A4 (en) * 2018-04-05 2021-12-29 Emcure Pharmaceuticals Limited Carmustine formulation
US12427127B2 (en) 2018-04-05 2025-09-30 Emcure Pharmaceuticals Limited Carmustine formulation
US11865206B2 (en) 2018-09-05 2024-01-09 Emcure Pharmaceuticals Ltd Stable ready-to-use carmustine pharmaceutical composition

Similar Documents

Publication Publication Date Title
BE1001760A5 (fr) Supports de médicaments.
JP2006513984A (ja) 医薬的に活性な、脂質をベースにしたsn38製剤
US20050249795A1 (en) Gemcitabine compositions for better drug delivery
CN1197551C (zh) 含有脂酶抑制剂的分散体制剂
JP2000517339A (ja) 脂肪酸による治療
EP1349545B1 (en) Pharmaceutical compositions of fenretinide having increased bioavailability and methods of using the same
TW200936182A (en) Agent for enhancing anti-tumor effect comprising oxaliplatin liposome preparation, and anti-tumor agent comprising the liposome preparation
JPH03504381A (ja) ビンカアルカロイド封入リポソームおよびその腫瘍治療への使用
WO2007028341A1 (fr) Nanomicelles servant de medicaments anticancereux a polyethylene phospholipides glycolyles contenant des vinca alcaloides
CN103655519A (zh) 一种具有P-gp抑制作用的姜黄素固体脂质纳米粒及制备方法
Takenaga Application of lipid microspheres for the treatment of cancer
EP0358719A1 (en) Liposome compositions of anthracycline derivatives.
US7759332B2 (en) Cytotropic heterogeneous molecular lipids (CHML), method of preparation, and methods of treating patients with multiple cancers
EP0355604A2 (en) Anti-cancer activity potentiator
JPH05221852A (ja) 制ガン剤の新規製剤調製方法
CN108853056A (zh) 一种叶酸靶向修饰共载盐酸阿霉素和藤黄酸纳米结构脂质载体制剂及其制备方法
CN113384530A (zh) 一种多糖核心Nanocells及其制备方法与应用
CN102552137B (zh) 雷公藤内酯醇脂肪乳注射剂及其制备方法
CN106913882A (zh) 一种聚乙二醇‑藤黄酸脂质体和制备方法及其在治疗恶性肿瘤中的应用
BRPI0619565A2 (pt) composições lipossÈmicas
CN105012234B (zh) 一种二甲氧基姜黄素聚合物胶束及其制备方法与医药用途
CN101062094B (zh) 丹参总酚酸长循环脂质体及其制备方法
CN1980671B (zh) 含有水难溶性喜树碱的脂质体制剂
WO2005021012A1 (ja) ゲムシタビン封入薬剤担体
JPS59122423A (ja) 制癌剤含有脂肪乳剤