JPH05223393A - 熱伝達装置 - Google Patents
熱伝達装置Info
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- JPH05223393A JPH05223393A JP33044891A JP33044891A JPH05223393A JP H05223393 A JPH05223393 A JP H05223393A JP 33044891 A JP33044891 A JP 33044891A JP 33044891 A JP33044891 A JP 33044891A JP H05223393 A JPH05223393 A JP H05223393A
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- JP
- Japan
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- refrigerant
- cooled
- expansion valve
- heat transfer
- hydrogen
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Abstract
(57)【要約】
【目的】冷凍サイクルを大型化することなく、高効率で
運転することができるようにする。 【構成】筒状の外槽72の内部に筒状の内槽71A,7
1B,71Cが複数ほぼ円周上に配設され、上記外槽7
2の一端に配設されたJ−T膨張弁39から冷媒が供給
される。冷媒は上記各内槽71A,71B,71Cによ
って包囲された中央空間に向けて供給され、各内槽71
A,71B,71C内の被冷却物を間接的に冷却する。
上記内槽71A,71B,71Cの表面において径方向
外方に突出してフィン82が形成され、該フィン82
は、上記中央空間側の部分の突出量を上記J−T膨張弁
39から離れた位置にあるものほど多くしてある。した
がって、内槽71A,71B,71Cは、外槽72の一
端から他端にかけて均一に冷却され、かつ、均一な温度
に保たれる。
運転することができるようにする。 【構成】筒状の外槽72の内部に筒状の内槽71A,7
1B,71Cが複数ほぼ円周上に配設され、上記外槽7
2の一端に配設されたJ−T膨張弁39から冷媒が供給
される。冷媒は上記各内槽71A,71B,71Cによ
って包囲された中央空間に向けて供給され、各内槽71
A,71B,71C内の被冷却物を間接的に冷却する。
上記内槽71A,71B,71Cの表面において径方向
外方に突出してフィン82が形成され、該フィン82
は、上記中央空間側の部分の突出量を上記J−T膨張弁
39から離れた位置にあるものほど多くしてある。した
がって、内槽71A,71B,71Cは、外槽72の一
端から他端にかけて均一に冷却され、かつ、均一な温度
に保たれる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱伝達装置に関するも
のである。
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば密閉容器内に筒状体を配設
し、該筒状体内の固体、流体、流動体等の被冷却物を冷
却媒体によって冷却する熱伝達装置においては、上記密
閉容器内に冷却媒体を供給して上記筒状体の表面に接触
させ、筒状体の壁を介して熱伝達を行うようになってい
る。
し、該筒状体内の固体、流体、流動体等の被冷却物を冷
却媒体によって冷却する熱伝達装置においては、上記密
閉容器内に冷却媒体を供給して上記筒状体の表面に接触
させ、筒状体の壁を介して熱伝達を行うようになってい
る。
【0003】この場合、上記筒状体の壁における熱伝達
効率を向上させるため、壁の表面には冷却媒体との接触
面積を増大させるためのフィンが設けられている。
効率を向上させるため、壁の表面には冷却媒体との接触
面積を増大させるためのフィンが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の熱伝達装置においては、密閉容器内に筒状体が配設
されているため、筒状体の内部を効率的に冷却すること
ができず、大量の冷却媒体を必要とする。すなわち、筒
状体と密閉容器間の環状空間に冷却媒体を供給する場
合、冷却媒体を筒状体の横方向から供給すると、冷却媒
体が当たる部分のみが冷却され、他の部分が冷却され
ず、筒状体の全体を冷却することができない。
来の熱伝達装置においては、密閉容器内に筒状体が配設
されているため、筒状体の内部を効率的に冷却すること
ができず、大量の冷却媒体を必要とする。すなわち、筒
状体と密閉容器間の環状空間に冷却媒体を供給する場
合、冷却媒体を筒状体の横方向から供給すると、冷却媒
体が当たる部分のみが冷却され、他の部分が冷却され
ず、筒状体の全体を冷却することができない。
【0005】そこで、密閉容器の一端に冷却媒体を供給
し、筒状体に沿って流して熱伝達を行わせた後、密閉容
器の他端から排出するようにしている。この場合、冷却
媒体は筒状体の全体を冷却することができ、全体の熱伝
達効率が向上する。ところが、この場合も冷却媒体が供
給される密閉容器の一端側においては、冷却媒体による
冷却能力が高いが、他端側に流れるにつれて次第に温度
が上昇したり気化したりして冷却能力が低下し、筒状体
の全体にわたって均一な冷却を行うことができない。し
たがって、冷却むらが発生し、筒状体の全体を冷却する
までに長い時間がかかるだけでなく、冷却効率が低下
し、しかも、冷却媒体の使用量が増加してしまう。
し、筒状体に沿って流して熱伝達を行わせた後、密閉容
器の他端から排出するようにしている。この場合、冷却
媒体は筒状体の全体を冷却することができ、全体の熱伝
達効率が向上する。ところが、この場合も冷却媒体が供
給される密閉容器の一端側においては、冷却媒体による
冷却能力が高いが、他端側に流れるにつれて次第に温度
が上昇したり気化したりして冷却能力が低下し、筒状体
の全体にわたって均一な冷却を行うことができない。し
たがって、冷却むらが発生し、筒状体の全体を冷却する
までに長い時間がかかるだけでなく、冷却効率が低下
し、しかも、冷却媒体の使用量が増加してしまう。
【0006】したがって、例えば、超電導モータにおい
ては超電導マグネット部分を極低温に冷却するための冷
凍装置が配設されているが、上記熱伝達装置を冷凍装置
に採用した場合、冷凍装置が大型化してしまうだけでな
く、冷凍サイクルの効率が低下し、超電導マグネット部
分を十分に冷却することができない。しかも、冷媒の使
用量が増加して冷媒槽も大型化してしまう。
ては超電導マグネット部分を極低温に冷却するための冷
凍装置が配設されているが、上記熱伝達装置を冷凍装置
に採用した場合、冷凍装置が大型化してしまうだけでな
く、冷凍サイクルの効率が低下し、超電導マグネット部
分を十分に冷却することができない。しかも、冷媒の使
用量が増加して冷媒槽も大型化してしまう。
【0007】本発明は、上記従来の熱伝達装置の問題点
を解決して、冷却効率を向上することができ、冷却媒体
の使用量を低減することができ、装置を小型化すること
ができる熱伝達装置を提供することを目的とする。
を解決して、冷却効率を向上することができ、冷却媒体
の使用量を低減することができ、装置を小型化すること
ができる熱伝達装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の熱
伝達装置においては、筒状の外槽の内部に筒状の内槽が
複数設けられ、各内槽はほぼ円周上に配設される。上記
内槽の内部には被冷却物が収容され、上記外槽の一端に
配設された冷媒供給手段から上記各内槽によって包囲さ
れた中央空間に向けて冷媒が供給される。
伝達装置においては、筒状の外槽の内部に筒状の内槽が
複数設けられ、各内槽はほぼ円周上に配設される。上記
内槽の内部には被冷却物が収容され、上記外槽の一端に
配設された冷媒供給手段から上記各内槽によって包囲さ
れた中央空間に向けて冷媒が供給される。
【0009】上記内槽の表面には、径方向外方に突出し
てフィンが形成される。該フィンは、上記中央空間側の
部分の突出量を上記冷媒供給手段から離れた位置にある
ものほど多くしてある。
てフィンが形成される。該フィンは、上記中央空間側の
部分の突出量を上記冷媒供給手段から離れた位置にある
ものほど多くしてある。
【0010】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、上記のように
筒状の外槽の内部に筒状の内槽が複数設けられ、各内槽
はほぼ円周上に配設される。上記内槽の内部には被冷却
物が収容され、上記外槽の一端に配設された冷媒供給手
段から冷媒が供給される。冷媒は上記各内槽によって包
囲された中央空間に向けて供給され、各内槽内の被冷却
物を間接的に冷却する。
筒状の外槽の内部に筒状の内槽が複数設けられ、各内槽
はほぼ円周上に配設される。上記内槽の内部には被冷却
物が収容され、上記外槽の一端に配設された冷媒供給手
段から冷媒が供給される。冷媒は上記各内槽によって包
囲された中央空間に向けて供給され、各内槽内の被冷却
物を間接的に冷却する。
【0011】上記内槽の表面において径方向外方に突出
してフィンが形成され、該フィンは、上記中央空間側の
部分の突出量を上記冷媒供給手段から離れた位置にある
ものほど多くしてある。したがって、冷媒供給手段から
離れるほど上記中央空間は狭くなり、冷媒の流れに対す
る抵抗が大きくなる。その結果、冷媒は各フィンに沿っ
て各内槽間を抜け、外槽内の全域に行き渡る。このよう
に、上記冷媒供給手段を各内槽によって包囲される中央
空間に向けて配設するだけで、冷媒供給手段から供給さ
れた冷媒を外槽内の全域に行き渡らせることができる。
してフィンが形成され、該フィンは、上記中央空間側の
部分の突出量を上記冷媒供給手段から離れた位置にある
ものほど多くしてある。したがって、冷媒供給手段から
離れるほど上記中央空間は狭くなり、冷媒の流れに対す
る抵抗が大きくなる。その結果、冷媒は各フィンに沿っ
て各内槽間を抜け、外槽内の全域に行き渡る。このよう
に、上記冷媒供給手段を各内槽によって包囲される中央
空間に向けて配設するだけで、冷媒供給手段から供給さ
れた冷媒を外槽内の全域に行き渡らせることができる。
【0012】また、冷媒は上記外槽の一端から他端に移
動する間に単位重量当たりの冷却能力が低下するが、冷
媒供給手段から離れるほどフィンの突出量が多くなるた
め、熱伝達に寄与する表面積が大きくなる。したがっ
て、内槽は、外槽の一端から他端にかけて均一に冷却さ
れ、かつ、均一な温度に保たれる。また、熱伝達効率が
向上するため、熱伝達装置を小型化することができる。
動する間に単位重量当たりの冷却能力が低下するが、冷
媒供給手段から離れるほどフィンの突出量が多くなるた
め、熱伝達に寄与する表面積が大きくなる。したがっ
て、内槽は、外槽の一端から他端にかけて均一に冷却さ
れ、かつ、均一な温度に保たれる。また、熱伝達効率が
向上するため、熱伝達装置を小型化することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の熱伝達装置が適
用される極低温冷凍装置の概略図である。図において、
11は熱負荷を冷却するための第1冷凍サイクル、12
は該第1冷凍サイクル11の低温源を構成する第2冷凍
サイクルである。上記第1冷凍サイクル11及び第2冷
凍サイクル12を2段連結することによって、約4.2
°Kの極低温状態が形成される。上記第1冷凍サイクル
11は冷媒としてヘリウム(He)を使用し、吸着物質
として吸着剤を使用する吸着式冷凍サイクルで構成さ
れ、一方、第2冷凍サイクル12は冷媒として水素(H
2 )を使用し、吸着物質として水素吸蔵合金を使用する
化学式冷凍サイクルで構成されるが、第1冷凍サイクル
11と同様に吸着剤を使用することもできる。
ながら詳細に説明する。図1は本発明の熱伝達装置が適
用される極低温冷凍装置の概略図である。図において、
11は熱負荷を冷却するための第1冷凍サイクル、12
は該第1冷凍サイクル11の低温源を構成する第2冷凍
サイクルである。上記第1冷凍サイクル11及び第2冷
凍サイクル12を2段連結することによって、約4.2
°Kの極低温状態が形成される。上記第1冷凍サイクル
11は冷媒としてヘリウム(He)を使用し、吸着物質
として吸着剤を使用する吸着式冷凍サイクルで構成さ
れ、一方、第2冷凍サイクル12は冷媒として水素(H
2 )を使用し、吸着物質として水素吸蔵合金を使用する
化学式冷凍サイクルで構成されるが、第1冷凍サイクル
11と同様に吸着剤を使用することもできる。
【0014】13はヘリウムガスを吸着するとともに放
出するための吸着装置である。該吸着装置13は、活性
炭やゼオライトなどの吸着剤14、該吸着剤14を加熱
するためのヒータ15、及び冷却器16から成る。上記
吸着剤14の温度をヒータ15によって強制的に上昇さ
せると、吸着されていたヘリウムが吸着剤14から放出
される。また、上記吸着剤14の温度を冷却器16によ
って強制的に低下させると、ヘリウムが吸着剤14に吸
着される。
出するための吸着装置である。該吸着装置13は、活性
炭やゼオライトなどの吸着剤14、該吸着剤14を加熱
するためのヒータ15、及び冷却器16から成る。上記
吸着剤14の温度をヒータ15によって強制的に上昇さ
せると、吸着されていたヘリウムが吸着剤14から放出
される。また、上記吸着剤14の温度を冷却器16によ
って強制的に低下させると、ヘリウムが吸着剤14に吸
着される。
【0015】上記吸着剤14を備えた吸着装置13は、
接続管17を介してループ状の冷媒管路18に接続され
ていて、吸着剤14を加熱することによって発生したヘ
リウムガスは上記冷媒管路18に供給され、該冷媒管路
18に配設されるJ−T膨張弁19で膨張させられ、ジ
ュール・トムソン効果によって少なくとも一部が液化さ
せられ、ミスト状の冷媒となる。そして、ミスト状の冷
媒は熱負荷となる負荷冷却器20に送られ、該負荷冷却
器20において本実施例では被冷却物をほぼ4.2°K
に冷却するとともに気化し、ヘリウムガスとなる。
接続管17を介してループ状の冷媒管路18に接続され
ていて、吸着剤14を加熱することによって発生したヘ
リウムガスは上記冷媒管路18に供給され、該冷媒管路
18に配設されるJ−T膨張弁19で膨張させられ、ジ
ュール・トムソン効果によって少なくとも一部が液化さ
せられ、ミスト状の冷媒となる。そして、ミスト状の冷
媒は熱負荷となる負荷冷却器20に送られ、該負荷冷却
器20において本実施例では被冷却物をほぼ4.2°K
に冷却するとともに気化し、ヘリウムガスとなる。
【0016】続いて、上記吸着剤14を冷却することに
よって、上記冷媒管路18内のヘリウムガスを上記吸着
剤14に吸着させることができる。上記J−T膨張弁1
9においてジュール・トムソン効果によって冷媒を液化
させるためには、高圧で所定温度以下の冷媒をJ−T膨
張弁19に供給して、該J−T膨張弁19から低圧側に
吐出する必要がある。
よって、上記冷媒管路18内のヘリウムガスを上記吸着
剤14に吸着させることができる。上記J−T膨張弁1
9においてジュール・トムソン効果によって冷媒を液化
させるためには、高圧で所定温度以下の冷媒をJ−T膨
張弁19に供給して、該J−T膨張弁19から低圧側に
吐出する必要がある。
【0017】そこで、上記冷媒管路18におけるJ−T
膨張弁19の上流側の高圧側冷媒管路18aに一方向弁
22を、J−T膨張弁19の下流側の低圧側冷媒管路1
8bに一方向弁23を配設し、冷媒を一方向に流すとと
もに高圧側冷媒管路18aにおいて高圧を形成してい
る。この場合、上記一方向弁22はヘリウムガスの圧力
が例えば14atm.の設定圧力になるまでは開放され
ない構造になっていて、上記高圧側冷媒管路18a内に
おいてヘリウムガスは14〜18atm.の圧力に維持
される。なお、上記一方向弁22によって圧力を維持さ
せなくても、活性炭量、発熱サイクルを制御することに
よって圧力を維持させることもできる。
膨張弁19の上流側の高圧側冷媒管路18aに一方向弁
22を、J−T膨張弁19の下流側の低圧側冷媒管路1
8bに一方向弁23を配設し、冷媒を一方向に流すとと
もに高圧側冷媒管路18aにおいて高圧を形成してい
る。この場合、上記一方向弁22はヘリウムガスの圧力
が例えば14atm.の設定圧力になるまでは開放され
ない構造になっていて、上記高圧側冷媒管路18a内に
おいてヘリウムガスは14〜18atm.の圧力に維持
される。なお、上記一方向弁22によって圧力を維持さ
せなくても、活性炭量、発熱サイクルを制御することに
よって圧力を維持させることもできる。
【0018】このようにして、吸着剤14を加熱するこ
とによって発生したヘリウムガスは一方向弁22を介し
て高圧側冷媒管路18aに送られ、上記J−T膨張弁1
9から低圧側冷媒管路18bに吐出される。上述したよ
うに、ヘリウムガスはJ−T膨張弁19から吐出されて
少なくとも一部が液化させられるが、該J−T膨張弁1
9の上流側のヘリウムガスの温度が低温であればあるほ
ど吐出後の温度は低下し、液化する量が増加する。そこ
で、上記J−T膨張弁19の上流側の高圧側冷媒管路1
8aに、ヘリウムガスを冷却するための第1、第2熱交
換器25,26と該第1、第2熱交換器25,26間に
第3熱交換器27が配設される。
とによって発生したヘリウムガスは一方向弁22を介し
て高圧側冷媒管路18aに送られ、上記J−T膨張弁1
9から低圧側冷媒管路18bに吐出される。上述したよ
うに、ヘリウムガスはJ−T膨張弁19から吐出されて
少なくとも一部が液化させられるが、該J−T膨張弁1
9の上流側のヘリウムガスの温度が低温であればあるほ
ど吐出後の温度は低下し、液化する量が増加する。そこ
で、上記J−T膨張弁19の上流側の高圧側冷媒管路1
8aに、ヘリウムガスを冷却するための第1、第2熱交
換器25,26と該第1、第2熱交換器25,26間に
第3熱交換器27が配設される。
【0019】上記第1熱交換器25及び第2熱交換器2
6は、向流型熱交換器が採用され、上記負荷冷却器20
において被冷却物を冷却した後の低圧側冷媒管路18b
内のヘリウムガスの冷熱を利用して高圧側冷媒管路18
a内のヘリウムガスを冷却するようにしている。また、
第3熱交換器27は、第2冷凍サイクル12において冷
却器16で吸着剤14を冷却した後の水素ガスの冷熱を
利用している。
6は、向流型熱交換器が採用され、上記負荷冷却器20
において被冷却物を冷却した後の低圧側冷媒管路18b
内のヘリウムガスの冷熱を利用して高圧側冷媒管路18
a内のヘリウムガスを冷却するようにしている。また、
第3熱交換器27は、第2冷凍サイクル12において冷
却器16で吸着剤14を冷却した後の水素ガスの冷熱を
利用している。
【0020】このようにして、少なくとも一部が液化さ
せられてヘリウムガスと液体ヘリウムの混合物になった
冷媒は負荷冷却器20に送られ、該負荷冷却器20で被
冷却物を冷却する。上記液体ヘリウムの沸点は約4.2
°Kであり、負荷冷却器20は約4.2°Kで被冷却物
を冷却することができる。したがって、上記負荷冷却器
20を超電導モータの液体ヘリウム槽に配設すれば、超
電導マグネットを冷却して気化したヘリウムガスを再び
液化することができる。
せられてヘリウムガスと液体ヘリウムの混合物になった
冷媒は負荷冷却器20に送られ、該負荷冷却器20で被
冷却物を冷却する。上記液体ヘリウムの沸点は約4.2
°Kであり、負荷冷却器20は約4.2°Kで被冷却物
を冷却することができる。したがって、上記負荷冷却器
20を超電導モータの液体ヘリウム槽に配設すれば、超
電導マグネットを冷却して気化したヘリウムガスを再び
液化することができる。
【0021】なお、この場合、超電導マグネットを冷却
して気化したヘリウムガスを負荷冷却器20の被冷却物
としているが、例えば負荷冷却器20を液体ヘリウム槽
で構成し、被冷却物としての超電導マグネットを直接冷
却するようにしてもよい。上述したように、吸着装置1
3には、吸着剤14を加熱するためにヒータ15が設け
られている。該ヒータ15は電源回路31に接続され、
図示しない制御装置によって制御され、間歇的に上記吸
着剤14を加熱する。また、上記吸着剤14には冷却器
16が配設されていて、該冷却器16内を流れる水素ガ
スと液化水素の混合物から成る冷媒によって上記吸着剤
14は常時22°Kに冷却されている。
して気化したヘリウムガスを負荷冷却器20の被冷却物
としているが、例えば負荷冷却器20を液体ヘリウム槽
で構成し、被冷却物としての超電導マグネットを直接冷
却するようにしてもよい。上述したように、吸着装置1
3には、吸着剤14を加熱するためにヒータ15が設け
られている。該ヒータ15は電源回路31に接続され、
図示しない制御装置によって制御され、間歇的に上記吸
着剤14を加熱する。また、上記吸着剤14には冷却器
16が配設されていて、該冷却器16内を流れる水素ガ
スと液化水素の混合物から成る冷媒によって上記吸着剤
14は常時22°Kに冷却されている。
【0022】次に、第2冷凍サイクル12について説明
する。33は冷却することによって水素ガスを吸蔵し、
加熱することによって水素ガスを放出するための吸蔵装
置である。該吸蔵装置33は、LaNi5 などの水素吸
蔵合金から成る吸蔵物質34、該吸蔵物質34を選択的
に加熱・冷却するためのペルチェ素子35から成る。該
ペルチェ素子35は上記電源回路31に接続されるとと
もに、図示しない制御装置によって制御され、接続され
る極性を切り替えることによって雰囲気温度に対して±
60°Cの加熱・冷却を行う。すなわち、雰囲気温度を
例えば0°Cに維持した場合、加熱時には60°Cの加
熱を、冷却時には−60°Cの冷却を行うことができ
る。
する。33は冷却することによって水素ガスを吸蔵し、
加熱することによって水素ガスを放出するための吸蔵装
置である。該吸蔵装置33は、LaNi5 などの水素吸
蔵合金から成る吸蔵物質34、該吸蔵物質34を選択的
に加熱・冷却するためのペルチェ素子35から成る。該
ペルチェ素子35は上記電源回路31に接続されるとと
もに、図示しない制御装置によって制御され、接続され
る極性を切り替えることによって雰囲気温度に対して±
60°Cの加熱・冷却を行う。すなわち、雰囲気温度を
例えば0°Cに維持した場合、加熱時には60°Cの加
熱を、冷却時には−60°Cの冷却を行うことができ
る。
【0023】したがって、例えば上記吸蔵物質34とし
て−60°C程度の低温下で吸蔵を行うことができるも
のを使用すると、上記吸蔵装置33をほぼ0°Cの雰囲
気下に置くことができ、吸蔵装置33を極低温状態から
分離して独立した断熱構造内に収容すると、装置の熱効
率を向上させることができる。上記構成の吸蔵装置33
において、吸蔵物質34の温度をペルチェ素子35によ
って強制的に上昇させると、吸蔵されていた水素が気化
し水素ガスとなって吸蔵物質34から放出される。ま
た、上記ペルチェ素子35を切り替え、上記吸蔵物質3
4の温度をペルチェ素子35によって強制的に低下させ
ると、水素ガスが吸蔵物質34に吸蔵される。
て−60°C程度の低温下で吸蔵を行うことができるも
のを使用すると、上記吸蔵装置33をほぼ0°Cの雰囲
気下に置くことができ、吸蔵装置33を極低温状態から
分離して独立した断熱構造内に収容すると、装置の熱効
率を向上させることができる。上記構成の吸蔵装置33
において、吸蔵物質34の温度をペルチェ素子35によ
って強制的に上昇させると、吸蔵されていた水素が気化
し水素ガスとなって吸蔵物質34から放出される。ま
た、上記ペルチェ素子35を切り替え、上記吸蔵物質3
4の温度をペルチェ素子35によって強制的に低下させ
ると、水素ガスが吸蔵物質34に吸蔵される。
【0024】上記吸蔵物質34を備えた吸蔵装置33は
接続管37を介してループ状の冷媒管路38に接続され
ていて、吸蔵物質34を加熱することによって発生した
水素ガスは上記冷媒管路38に供給され、該冷媒管路3
8に配設されるJ−T膨張弁39で膨張させられ、ジュ
ール・トムソン効果によって少なくとも一部が液化させ
られ、ミスト状の冷媒となる。そして、ミスト状の冷媒
は上記冷却器16に送られ、該冷却器16において上記
吸着剤14を約22°Kに冷却するとともに一部が気化
し、水素ガスとなる。上記冷却器16の下流側には第3
熱交換器27が配設されていて、吸着剤14を冷却した
後の冷媒は更に第3熱交換器27に送られ、該第3熱交
換器27においてヘリウムガスを冷却し、気化して水素
ガスとなる。
接続管37を介してループ状の冷媒管路38に接続され
ていて、吸蔵物質34を加熱することによって発生した
水素ガスは上記冷媒管路38に供給され、該冷媒管路3
8に配設されるJ−T膨張弁39で膨張させられ、ジュ
ール・トムソン効果によって少なくとも一部が液化させ
られ、ミスト状の冷媒となる。そして、ミスト状の冷媒
は上記冷却器16に送られ、該冷却器16において上記
吸着剤14を約22°Kに冷却するとともに一部が気化
し、水素ガスとなる。上記冷却器16の下流側には第3
熱交換器27が配設されていて、吸着剤14を冷却した
後の冷媒は更に第3熱交換器27に送られ、該第3熱交
換器27においてヘリウムガスを冷却し、気化して水素
ガスとなる。
【0025】続いて、上記ペルチェ素子35を切り替
え、吸蔵物質34を冷却することによって、上記冷媒管
路38内の水素ガスを上記吸蔵物質34に吸蔵させるこ
とができる。上記J−T膨張弁39においてジュール・
トムソン効果によって冷媒を液化させるためには、高圧
で所定温度以下の冷媒をJ−T膨張弁39に供給して、
該J−T膨張弁39から低圧側に吐出する必要がある。
え、吸蔵物質34を冷却することによって、上記冷媒管
路38内の水素ガスを上記吸蔵物質34に吸蔵させるこ
とができる。上記J−T膨張弁39においてジュール・
トムソン効果によって冷媒を液化させるためには、高圧
で所定温度以下の冷媒をJ−T膨張弁39に供給して、
該J−T膨張弁39から低圧側に吐出する必要がある。
【0026】そこで、上記冷媒管路38におけるJ−T
膨張弁39の上流側の高圧側冷媒管路38aに一方向弁
42を、J−T膨張弁39の下流側の低圧側冷媒管路3
8bに一方向弁43を配設し、冷媒を一方向に流すとと
もに高圧側冷媒管路38aにおいて高圧を形成してい
る。このようにして、吸蔵物質34を加熱することによ
って発生した水素ガスは一方向弁42を介して高圧側冷
媒管路38aに送られ、上記J−T膨張弁39から低圧
側冷媒管路38bに吐出される。上述したように、水素
ガスはJ−T膨張弁39から吐出されて少なくとも一部
が液化させられるが、該J−T膨張弁39の上流側の水
素ガスの温度が低温であればあるほど吐出後の温度は低
下し、液化する量が増加する。そこで、上記J−T膨張
弁39の上流側の高圧側冷媒管路38aに、水素ガスを
冷却するための第1、第2熱交換器45,46と該第
1、第2熱交換器45,46間に第3熱交換器47が配
設される。
膨張弁39の上流側の高圧側冷媒管路38aに一方向弁
42を、J−T膨張弁39の下流側の低圧側冷媒管路3
8bに一方向弁43を配設し、冷媒を一方向に流すとと
もに高圧側冷媒管路38aにおいて高圧を形成してい
る。このようにして、吸蔵物質34を加熱することによ
って発生した水素ガスは一方向弁42を介して高圧側冷
媒管路38aに送られ、上記J−T膨張弁39から低圧
側冷媒管路38bに吐出される。上述したように、水素
ガスはJ−T膨張弁39から吐出されて少なくとも一部
が液化させられるが、該J−T膨張弁39の上流側の水
素ガスの温度が低温であればあるほど吐出後の温度は低
下し、液化する量が増加する。そこで、上記J−T膨張
弁39の上流側の高圧側冷媒管路38aに、水素ガスを
冷却するための第1、第2熱交換器45,46と該第
1、第2熱交換器45,46間に第3熱交換器47が配
設される。
【0027】上記第1熱交換器45及び第2熱交換器4
6は、向流型熱交換器が採用され、第1冷凍サイクル1
1の第3熱交換器27においてヘリウムガスを冷却した
後の低圧側冷媒管路38b内の水素ガスの冷熱を利用し
て高圧側冷媒管路38a内の水素ガスを約77°Kに冷
却するようにしている。また、第3熱交換器47は、液
化ガス、例えば液体窒素(N2 )を冷熱源とする液化ガ
ス式冷却器で構成される。そのため、液化ガス供給手段
が設けられ、上記第3熱交換器47は液体窒素管路51
を介して液体窒素槽52に接続されている。
6は、向流型熱交換器が採用され、第1冷凍サイクル1
1の第3熱交換器27においてヘリウムガスを冷却した
後の低圧側冷媒管路38b内の水素ガスの冷熱を利用し
て高圧側冷媒管路38a内の水素ガスを約77°Kに冷
却するようにしている。また、第3熱交換器47は、液
化ガス、例えば液体窒素(N2 )を冷熱源とする液化ガ
ス式冷却器で構成される。そのため、液化ガス供給手段
が設けられ、上記第3熱交換器47は液体窒素管路51
を介して液体窒素槽52に接続されている。
【0028】液体窒素は沸点が77°Kであり、単位重
量当たりの蒸発潜熱が比較的高く、冷却効果が大きい。
したがって、わずかな量の液体窒素を上記第3熱交換器
47に供給するだけで、高圧側冷媒管路38a内の水素
ガスを十分に冷却することができる。なお、図示されて
いないが、上記液体窒素管路51には、供給される液体
窒素の量を調節するための調節弁が設けられる。上記第
3熱交換器47において水素ガスを冷却し、気化した窒
素ガスは回収されることなく放出され、その後断熱ケー
ス55内を冷却する。
量当たりの蒸発潜熱が比較的高く、冷却効果が大きい。
したがって、わずかな量の液体窒素を上記第3熱交換器
47に供給するだけで、高圧側冷媒管路38a内の水素
ガスを十分に冷却することができる。なお、図示されて
いないが、上記液体窒素管路51には、供給される液体
窒素の量を調節するための調節弁が設けられる。上記第
3熱交換器47において水素ガスを冷却し、気化した窒
素ガスは回収されることなく放出され、その後断熱ケー
ス55内を冷却する。
【0029】上記第3熱交換器47は、液体窒素の蒸発
潜熱を利用して水素ガスを冷却するため、水素ガスの冷
却が促進され、ジュール・トムソン効果を十分に機能さ
せることが可能となる。したがって、第2冷凍サイクル
12で吸蔵装置33による冷凍サイクルを使用してもJ
−T膨張弁39から吐出された後の冷媒中の液体水素の
量が多くなり、第2冷凍サイクル12が小型化する分だ
け装置を小型化することができる。
潜熱を利用して水素ガスを冷却するため、水素ガスの冷
却が促進され、ジュール・トムソン効果を十分に機能さ
せることが可能となる。したがって、第2冷凍サイクル
12で吸蔵装置33による冷凍サイクルを使用してもJ
−T膨張弁39から吐出された後の冷媒中の液体水素の
量が多くなり、第2冷凍サイクル12が小型化する分だ
け装置を小型化することができる。
【0030】このようにして、かなりの部分が液化させ
られ水素ガスと液体水素の混合物になった冷媒は、冷却
器16に送られるが、冷媒内の液体水素の量が多いの
で、上記冷却器16において吸着剤14を十分に冷却す
ることができる。したがって、吸着剤14の加熱時に冷
却器16への冷媒の供給を停止することなく、同時にヒ
ータ15をオンにしても、冷却器16の冷却能力を損な
うことがなく、吸着剤14の冷却を安定させることがで
きる。
られ水素ガスと液体水素の混合物になった冷媒は、冷却
器16に送られるが、冷媒内の液体水素の量が多いの
で、上記冷却器16において吸着剤14を十分に冷却す
ることができる。したがって、吸着剤14の加熱時に冷
却器16への冷媒の供給を停止することなく、同時にヒ
ータ15をオンにしても、冷却器16の冷却能力を損な
うことがなく、吸着剤14の冷却を安定させることがで
きる。
【0031】さらに、上記冷却器16への冷媒の供給を
停止する必要がないので、サーマルスイッチ、電磁弁等
の制御弁が不要となる。したがって、極低温状態におい
て温度を検出する必要がなくなり制御性が向上するだけ
でなく、制御弁の一部を常温下に置く必要がないため装
置を小型化することができる。上記冷媒は冷却器16を
出た後、第1冷凍サイクル11の第3熱交換器27に送
られ、該第3熱交換器27においてヘリウムガスを冷却
する。液体水素の沸点は約22°Kであり、冷却器16
は約22°Kで吸着剤14を冷却することができ、ま
た、第3熱交換器27は約22°Kでヘリウムガスを冷
却することができる。
停止する必要がないので、サーマルスイッチ、電磁弁等
の制御弁が不要となる。したがって、極低温状態におい
て温度を検出する必要がなくなり制御性が向上するだけ
でなく、制御弁の一部を常温下に置く必要がないため装
置を小型化することができる。上記冷媒は冷却器16を
出た後、第1冷凍サイクル11の第3熱交換器27に送
られ、該第3熱交換器27においてヘリウムガスを冷却
する。液体水素の沸点は約22°Kであり、冷却器16
は約22°Kで吸着剤14を冷却することができ、ま
た、第3熱交換器27は約22°Kでヘリウムガスを冷
却することができる。
【0032】ところで、上記第1冷凍サイクル11にお
いては、約22°Kの冷媒を使用して負荷冷却器20に
おいて約4.2°Kの極低温状態を形成する。したがっ
て、上記第1冷凍サイクル11の各構成要素、すなわち
吸着装置13、冷媒管路18、J−T膨張弁19、負荷
冷却器20、一方向弁22,23、第1熱交換器25、
第2熱交換器26及び第3熱交換器27が常温から隔離
される。また、第2冷凍サイクル12においては、約0
°Cの雰囲気を使用して冷却器16において約22°K
の低温状態を形成する。したがって、第2冷凍サイクル
12の吸蔵装置33以外の構成要素、すなわち冷媒管路
38、J−T膨張弁39、一方向弁42,43、第1熱
交換器45、第2熱交換器46及び第3熱交換器47が
常温から隔離される。さらに、液体窒素によって上記第
3熱交換器47を冷却するための液体窒素槽52及び液
体窒素管路51も常温から隔離される。
いては、約22°Kの冷媒を使用して負荷冷却器20に
おいて約4.2°Kの極低温状態を形成する。したがっ
て、上記第1冷凍サイクル11の各構成要素、すなわち
吸着装置13、冷媒管路18、J−T膨張弁19、負荷
冷却器20、一方向弁22,23、第1熱交換器25、
第2熱交換器26及び第3熱交換器27が常温から隔離
される。また、第2冷凍サイクル12においては、約0
°Cの雰囲気を使用して冷却器16において約22°K
の低温状態を形成する。したがって、第2冷凍サイクル
12の吸蔵装置33以外の構成要素、すなわち冷媒管路
38、J−T膨張弁39、一方向弁42,43、第1熱
交換器45、第2熱交換器46及び第3熱交換器47が
常温から隔離される。さらに、液体窒素によって上記第
3熱交換器47を冷却するための液体窒素槽52及び液
体窒素管路51も常温から隔離される。
【0033】そのため、図1の破線で示すように断熱ケ
ース55が設けられていて、常温から上記各構成要素を
隔離するようになっている。そして、上記第3熱交換器
47において水素ガスを冷却することによって気化した
後の窒素ガスを、上記断熱ケース55内に放出して上記
窒素ガスの冷熱を利用している。この場合、上記吸蔵装
置33はペルチェ素子35を動作させるために、断熱ケ
ース55の外側に配設される。
ース55が設けられていて、常温から上記各構成要素を
隔離するようになっている。そして、上記第3熱交換器
47において水素ガスを冷却することによって気化した
後の窒素ガスを、上記断熱ケース55内に放出して上記
窒素ガスの冷熱を利用している。この場合、上記吸蔵装
置33はペルチェ素子35を動作させるために、断熱ケ
ース55の外側に配設される。
【0034】上述したように、上記ペルチェ素子35を
動作させる場合の雰囲気温度を、この場合0°Cに維持
する必要があるため、上記吸蔵装置33を一点鎖線で示
すように副断熱ケース56で包囲し、常温から隔離して
いる。したがって、大気中には電源回路31のみが配設
されることになる。このように構成することによって、
断熱ケース55内と大気間はa点において電気配線58
を介してのみ接続され、断熱ケース55内と副断熱ケー
ス56内の間はb点において吸蔵物質34と一方向弁4
2,43を連結する接続管37を介してのみ接続され、
副断熱ケース56内と大気間はc点において電気配線6
1を介してのみ接続されることになり、断熱性が高くな
る。
動作させる場合の雰囲気温度を、この場合0°Cに維持
する必要があるため、上記吸蔵装置33を一点鎖線で示
すように副断熱ケース56で包囲し、常温から隔離して
いる。したがって、大気中には電源回路31のみが配設
されることになる。このように構成することによって、
断熱ケース55内と大気間はa点において電気配線58
を介してのみ接続され、断熱ケース55内と副断熱ケー
ス56内の間はb点において吸蔵物質34と一方向弁4
2,43を連結する接続管37を介してのみ接続され、
副断熱ケース56内と大気間はc点において電気配線6
1を介してのみ接続されることになり、断熱性が高くな
る。
【0035】上記吸蔵物質34は極低温状態で動作させ
ることができないのに対し、吸着剤14は極低温状態で
動作させることができる。したがって、第1冷凍サイク
ル11を極低温状態で動作させ、第2冷凍サイクル12
を第1冷凍サイクル11より高い温度領域で動作させ、
2段の冷凍サイクルで被冷却物を極低温状態に冷却する
ことができる。この場合、高い温度領域においては吸蔵
物質34が使用されるため、吸着剤14を低い温度領域
でのみ動作させることができる。吸着剤14は温度領域
が低いほど冷媒の吸着量が多いため、その分装置を小型
化することができる。
ることができないのに対し、吸着剤14は極低温状態で
動作させることができる。したがって、第1冷凍サイク
ル11を極低温状態で動作させ、第2冷凍サイクル12
を第1冷凍サイクル11より高い温度領域で動作させ、
2段の冷凍サイクルで被冷却物を極低温状態に冷却する
ことができる。この場合、高い温度領域においては吸蔵
物質34が使用されるため、吸着剤14を低い温度領域
でのみ動作させることができる。吸着剤14は温度領域
が低いほど冷媒の吸着量が多いため、その分装置を小型
化することができる。
【0036】上記極低温冷凍装置において、吸着剤14
を複数個設け、それぞれを交互に加熱し、冷却すると、
ヘリウムガスの発生量及び吸着量を平滑化することがで
きる。次に、上記極低温冷凍装置に使用される熱伝達装
置について説明する。図2は本発明の実施例における熱
伝達装置の概略図である。
を複数個設け、それぞれを交互に加熱し、冷却すると、
ヘリウムガスの発生量及び吸着量を平滑化することがで
きる。次に、上記極低温冷凍装置に使用される熱伝達装
置について説明する。図2は本発明の実施例における熱
伝達装置の概略図である。
【0037】図において、86は熱伝達装置であり、該
熱伝達装置86は、3個の吸着装置13A,13B,1
3Cから成り、一つの外槽72の中に3個の内槽71
A,71B,71Cを並列に収容して構成される。各内
槽71A,71B,71C内には、活性炭やゼオライト
などの吸着剤14A,14B,14C及び該吸着剤14
A,14B,14Cを加熱するためのヒータ15A,1
5B,15Cが配設され、該ヒータ15A,15B,1
5Cは電源回路31に接続され、制御回路87によって
制御され交互にオンにされるようになっている。
熱伝達装置86は、3個の吸着装置13A,13B,1
3Cから成り、一つの外槽72の中に3個の内槽71
A,71B,71Cを並列に収容して構成される。各内
槽71A,71B,71C内には、活性炭やゼオライト
などの吸着剤14A,14B,14C及び該吸着剤14
A,14B,14Cを加熱するためのヒータ15A,1
5B,15Cが配設され、該ヒータ15A,15B,1
5Cは電源回路31に接続され、制御回路87によって
制御され交互にオンにされるようになっている。
【0038】上記吸着装置13A,13B,13Cにお
いて、吸着剤14A,14B,14Cの温度をヒータ1
5A,15B,15Cによって強制的に上昇させると、
吸着されていたヘリウムが吸着剤14A,14B,14
Cから放出される。また、該吸着剤14A,14B,1
4Cの温度を第2の冷媒によって強制的に低下させる
と、ヘリウムガスが吸着剤14A,14B,14Cに吸
着される。
いて、吸着剤14A,14B,14Cの温度をヒータ1
5A,15B,15Cによって強制的に上昇させると、
吸着されていたヘリウムが吸着剤14A,14B,14
Cから放出される。また、該吸着剤14A,14B,1
4Cの温度を第2の冷媒によって強制的に低下させる
と、ヘリウムガスが吸着剤14A,14B,14Cに吸
着される。
【0039】また、上記内槽71A,71B,71C
は、それぞれ接続管88A,88B,88C、一方向弁
76A,76B,76C及び接続管89A,89B,8
9Cを介して第1冷凍サイクル11の共通の高圧側冷媒
管路18aに接続される。同様に、内槽71A,71
B,71Cは、それぞれ接続管90A,90B,90
C、一方向弁77A,77B,77C及び接続管91
A,91B,91Cを介して第1冷凍サイクル11の共
通の低圧側冷媒管路18bに接続される。
は、それぞれ接続管88A,88B,88C、一方向弁
76A,76B,76C及び接続管89A,89B,8
9Cを介して第1冷凍サイクル11の共通の高圧側冷媒
管路18aに接続される。同様に、内槽71A,71
B,71Cは、それぞれ接続管90A,90B,90
C、一方向弁77A,77B,77C及び接続管91
A,91B,91Cを介して第1冷凍サイクル11の共
通の低圧側冷媒管路18bに接続される。
【0040】そして、上記高圧側冷媒管路18aと低圧
側冷媒管路18bはループ状の冷媒管路を構成してお
り、上記吸着剤14A,14B,14Cをヒータ15
A,15B,15Cで加熱することによって発生したヘ
リウムガスは上記高圧側冷媒管路18aに供給され、高
圧側冷媒管路18aと低圧側冷媒管路18b間に配設さ
れるJ−T膨張弁19で膨張させられ、ジュール・トム
ソン効果によって少なくとも一部が液化させられ、ミス
ト状の第1の冷媒となる。そして、ミスト状の第1の冷
媒は負荷冷却器20に送られ、被冷却物を冷却するとと
もに気化し、ヘリウムガスとなる。
側冷媒管路18bはループ状の冷媒管路を構成してお
り、上記吸着剤14A,14B,14Cをヒータ15
A,15B,15Cで加熱することによって発生したヘ
リウムガスは上記高圧側冷媒管路18aに供給され、高
圧側冷媒管路18aと低圧側冷媒管路18b間に配設さ
れるJ−T膨張弁19で膨張させられ、ジュール・トム
ソン効果によって少なくとも一部が液化させられ、ミス
ト状の第1の冷媒となる。そして、ミスト状の第1の冷
媒は負荷冷却器20に送られ、被冷却物を冷却するとと
もに気化し、ヘリウムガスとなる。
【0041】上記J−T膨張弁19においてジュール・
トムソン効果によって冷媒を液化させるためには、高圧
で所定温度以下の冷媒をJ−T膨張弁19に供給して、
該J−T膨張弁19から低圧側に吐出する必要がある。
そこで、高圧側冷媒管路18a側に一方向弁76A,7
6B,76Cを、低圧側冷媒管路18bに一方向弁77
A,77B,77Cを配設し、冷媒を一方向に流すとと
もに高圧側冷媒管路18aにおいて高圧を形成してい
る。この場合、上記一方向弁76A,76B,76Cは
ヘリウムガスの圧力が例えば14atm.の設定圧力に
なるまでは開放されない構造になっていて、上記高圧側
冷媒管路18a内においてヘリウムガスは14〜18a
tm.の圧力に維持される。
トムソン効果によって冷媒を液化させるためには、高圧
で所定温度以下の冷媒をJ−T膨張弁19に供給して、
該J−T膨張弁19から低圧側に吐出する必要がある。
そこで、高圧側冷媒管路18a側に一方向弁76A,7
6B,76Cを、低圧側冷媒管路18bに一方向弁77
A,77B,77Cを配設し、冷媒を一方向に流すとと
もに高圧側冷媒管路18aにおいて高圧を形成してい
る。この場合、上記一方向弁76A,76B,76Cは
ヘリウムガスの圧力が例えば14atm.の設定圧力に
なるまでは開放されない構造になっていて、上記高圧側
冷媒管路18a内においてヘリウムガスは14〜18a
tm.の圧力に維持される。
【0042】このようにして、吸着剤14A,14B,
14Cを加熱することによって発生したヘリウムガスは
一方向弁76A,76B,76Cを介して高圧側冷媒管
路18aに送られ、上記J−T膨張弁19から低圧側冷
媒管路18bに吐出される。上述したように、ヘリウム
ガスはJ−T膨張弁19から吐出されて少なくとも一部
が液化させられるが、該J−T膨張弁19の上流側のヘ
リウムガスの温度が低温であればあるほど吐出後の温度
は低下し、液化する量が増加する。
14Cを加熱することによって発生したヘリウムガスは
一方向弁76A,76B,76Cを介して高圧側冷媒管
路18aに送られ、上記J−T膨張弁19から低圧側冷
媒管路18bに吐出される。上述したように、ヘリウム
ガスはJ−T膨張弁19から吐出されて少なくとも一部
が液化させられるが、該J−T膨張弁19の上流側のヘ
リウムガスの温度が低温であればあるほど吐出後の温度
は低下し、液化する量が増加する。
【0043】一方、上記外槽72と各内槽71A,71
B,71Cの間には共通の水素冷媒室72aが形成さ
れ、第2冷凍サイクル12で形成された水素ガス、液体
水素又はそれらの混合物が供給されるようになってい
る。水素ガス、液体水素又はそれらの混合物は、第2冷
凍サイクル12の高圧側冷媒管路38aからJ−T膨張
弁39を介して供給され、上記内槽71A,71B,7
1Cを常時冷却する。
B,71Cの間には共通の水素冷媒室72aが形成さ
れ、第2冷凍サイクル12で形成された水素ガス、液体
水素又はそれらの混合物が供給されるようになってい
る。水素ガス、液体水素又はそれらの混合物は、第2冷
凍サイクル12の高圧側冷媒管路38aからJ−T膨張
弁39を介して供給され、上記内槽71A,71B,7
1Cを常時冷却する。
【0044】上記構成の熱伝達装置86において、上記
ヒータ15A,15B,15Cを交互にオンにして吸着
剤14A,14B,14Cを交互に加熱すると、加熱さ
れた吸着剤14A,14B,14Cがヘリウムガスを発
生し、高圧側冷媒管路18aに供給する。加熱されてい
ない吸着剤14A,14B,14Cは、上記水素冷媒室
72a内の水素ガス、液体水素又はそれらの混合物によ
って冷却され、低圧側冷媒管路18bから供給されたヘ
リウムガスを吸着する。
ヒータ15A,15B,15Cを交互にオンにして吸着
剤14A,14B,14Cを交互に加熱すると、加熱さ
れた吸着剤14A,14B,14Cがヘリウムガスを発
生し、高圧側冷媒管路18aに供給する。加熱されてい
ない吸着剤14A,14B,14Cは、上記水素冷媒室
72a内の水素ガス、液体水素又はそれらの混合物によ
って冷却され、低圧側冷媒管路18bから供給されたヘ
リウムガスを吸着する。
【0045】上記一方向弁76A,76B,76Cは、
ヘリウムガスの圧力が例えば14atm.の設定圧力に
なるまでは開放されない構造になっている。したがっ
て、設定圧力に達した内槽71A,71B,71Cから
は自動的にヘリウムガスが排出される。このようにし
て、少なくとも一部が液化させられてヘリウムガスと液
体ヘリウムの混合物になった第1の冷媒は負荷冷却器2
0に送られ、該負荷冷却器20で被冷却物を冷却する。
上記液体ヘリウムの沸点は約4.2°Kであり、約4.
2°Kで被冷却物を冷却することができる。
ヘリウムガスの圧力が例えば14atm.の設定圧力に
なるまでは開放されない構造になっている。したがっ
て、設定圧力に達した内槽71A,71B,71Cから
は自動的にヘリウムガスが排出される。このようにし
て、少なくとも一部が液化させられてヘリウムガスと液
体ヘリウムの混合物になった第1の冷媒は負荷冷却器2
0に送られ、該負荷冷却器20で被冷却物を冷却する。
上記液体ヘリウムの沸点は約4.2°Kであり、約4.
2°Kで被冷却物を冷却することができる。
【0046】なお、第2冷凍サイクル12は、冷却する
ことによって水素ガスを吸蔵し、加熱することによって
水素ガスを放出する吸蔵装置33が使用され、該吸蔵装
置33を加熱・冷却することによって作動する。そし
て、上記J−T膨張弁39においてジュール・トムソン
効果によって発生した水素ガス、液体水素又はそれらの
混合物は、上記水素冷媒室72a内に供給される。上記
混合物のうちの液体水素は、上記水素冷媒室72aにお
いて吸着装置13A,13B,13Cを冷却するととも
に気化して水素ガスとなり、低圧側冷媒管路38bから
排出される。
ことによって水素ガスを吸蔵し、加熱することによって
水素ガスを放出する吸蔵装置33が使用され、該吸蔵装
置33を加熱・冷却することによって作動する。そし
て、上記J−T膨張弁39においてジュール・トムソン
効果によって発生した水素ガス、液体水素又はそれらの
混合物は、上記水素冷媒室72a内に供給される。上記
混合物のうちの液体水素は、上記水素冷媒室72aにお
いて吸着装置13A,13B,13Cを冷却するととも
に気化して水素ガスとなり、低圧側冷媒管路38bから
排出される。
【0047】このようにして、熱伝達装置86に供給さ
れた水素ガス、液体水素又はそれらの混合物は、上記熱
伝達装置86において吸着剤14A,14B,14Cを
十分に冷却することができる。したがって、吸着剤14
A,14B,14Cの加熱時に熱伝達装置86への水素
ガス、液体水素又はそれらの混合物の供給を停止するこ
となく、同時にヒータ15A,15B,15Cをオンに
しても、熱伝達装置86の冷却能力を損なうことがな
く、吸着剤14A,14B,14Cの冷却を安定させる
ことができる。
れた水素ガス、液体水素又はそれらの混合物は、上記熱
伝達装置86において吸着剤14A,14B,14Cを
十分に冷却することができる。したがって、吸着剤14
A,14B,14Cの加熱時に熱伝達装置86への水素
ガス、液体水素又はそれらの混合物の供給を停止するこ
となく、同時にヒータ15A,15B,15Cをオンに
しても、熱伝達装置86の冷却能力を損なうことがな
く、吸着剤14A,14B,14Cの冷却を安定させる
ことができる。
【0048】なお、図1においては、説明の便宜上、吸
着剤14と一方向弁22,23が1本の接続管17によ
って接続されているが、図2に示すように各一方向弁7
6A,76B,76C,77A,77B,77Cごとに
接続管88A,88B,88C,89A,89B,89
Cを配設するとよい。次に、図3〜図6に基づいて熱伝
達装置86の構造について説明する。
着剤14と一方向弁22,23が1本の接続管17によ
って接続されているが、図2に示すように各一方向弁7
6A,76B,76C,77A,77B,77Cごとに
接続管88A,88B,88C,89A,89B,89
Cを配設するとよい。次に、図3〜図6に基づいて熱伝
達装置86の構造について説明する。
【0049】図3は本発明の実施例における熱伝達装置
の縦断面図、図4は図3のA−A断面図、図5は図3の
B−B断面図、図6は図3のC−C断面図である。図3
においては、3個の吸着装置13A,13B,13Cの
うち吸着装置13A,13Bのみが示されているが、実
際は図4〜図6に示すように各吸着装置13A,13
B,13Cがほぼ円周上において正三角形状に配列され
ている。
の縦断面図、図4は図3のA−A断面図、図5は図3の
B−B断面図、図6は図3のC−C断面図である。図3
においては、3個の吸着装置13A,13B,13Cの
うち吸着装置13A,13Bのみが示されているが、実
際は図4〜図6に示すように各吸着装置13A,13
B,13Cがほぼ円周上において正三角形状に配列され
ている。
【0050】熱伝達装置86を構成する3個の吸着装置
13A,13B,13Cは吸着装置ケース81に収容さ
れる。該吸着装置ケース81は断熱材で形成されてい
て、外槽72との間に断熱室81aを形成し、該断熱室
81aに一方向弁76A,76B,76C,77A,7
7B,77Cを収容している。上記外槽72の内側には
熱伝導性の高い材料で形成された内槽71A,71B,
71Cが配設され、両者間に水素冷媒室72aが形成さ
れる。上記内槽71A,71B,71Cはそれぞれ円筒
形状を有しており、三角形状に配列され、各内槽71
A,71B,71Cによって包囲される中央空間92が
形成される。そして、各内槽71A,71B,71Cに
は、径方向外方に突出する環状のフィン82が複数形成
されていて、水素ガス、液体水素又はそれらの混合物と
の熱伝達を良好にしている。該フィン82は、三角形の
中央空間92側の部分の突出量が図3の左側に位置する
ものほど多くなっている。
13A,13B,13Cは吸着装置ケース81に収容さ
れる。該吸着装置ケース81は断熱材で形成されてい
て、外槽72との間に断熱室81aを形成し、該断熱室
81aに一方向弁76A,76B,76C,77A,7
7B,77Cを収容している。上記外槽72の内側には
熱伝導性の高い材料で形成された内槽71A,71B,
71Cが配設され、両者間に水素冷媒室72aが形成さ
れる。上記内槽71A,71B,71Cはそれぞれ円筒
形状を有しており、三角形状に配列され、各内槽71
A,71B,71Cによって包囲される中央空間92が
形成される。そして、各内槽71A,71B,71Cに
は、径方向外方に突出する環状のフィン82が複数形成
されていて、水素ガス、液体水素又はそれらの混合物と
の熱伝達を良好にしている。該フィン82は、三角形の
中央空間92側の部分の突出量が図3の左側に位置する
ものほど多くなっている。
【0051】上記内槽71A,71B,71Cの内部に
は円筒形の吸着剤14A,14B,14Cが配設され、
該吸着剤14A,14B,14Cの内側にヒータ15
A,15B,15Cが配設される。そして、上記一方向
弁76A,76B,76Cには共通の高圧側冷媒管路1
8aが接続され、上記一方向弁77A,77B,77C
には共通の低圧側冷媒管路18bが接続される。
は円筒形の吸着剤14A,14B,14Cが配設され、
該吸着剤14A,14B,14Cの内側にヒータ15
A,15B,15Cが配設される。そして、上記一方向
弁76A,76B,76Cには共通の高圧側冷媒管路1
8aが接続され、上記一方向弁77A,77B,77C
には共通の低圧側冷媒管路18bが接続される。
【0052】上記外槽72の左端には、第2冷凍サイク
ル12の低圧側冷媒管路38bが接続され、水素冷媒室
72aに開口する。上記外槽72の右端には、高圧側冷
媒管路38aが接続され、水素冷媒室72aにJ−T膨
張弁39を介して開口する。該J−T膨張弁39は上記
外槽72の右端の壁のほぼ中央に配設され、該J−T膨
張弁39から吐出された水素ガス、液体水素又はそれら
の混合物は、上記水素冷媒室72aに直接供給され、各
内槽71A,71B,71Cのフィン82に当たる。
ル12の低圧側冷媒管路38bが接続され、水素冷媒室
72aに開口する。上記外槽72の右端には、高圧側冷
媒管路38aが接続され、水素冷媒室72aにJ−T膨
張弁39を介して開口する。該J−T膨張弁39は上記
外槽72の右端の壁のほぼ中央に配設され、該J−T膨
張弁39から吐出された水素ガス、液体水素又はそれら
の混合物は、上記水素冷媒室72aに直接供給され、各
内槽71A,71B,71Cのフィン82に当たる。
【0053】ここで、上記J−T膨張弁39から吐出さ
れた冷媒は、上述したように水素ガス、液体水素又はそ
れらの混合物であり、各内槽71A,71B,71Cに
よって包囲される中央空間92に向けて吐出されると、
該中央空間92内を進んで内槽71A,71B,71C
を中央空間92側から冷却するが、上記フィン82は図
4〜図6に示すように、三角形の中央空間92側の部分
の突出量を上記J−T膨張弁39から離れた位置にある
ものほど多くしてある。したがって、J−T膨張弁39
から離れるほど上記中央空間92は狭くなり、水素ガ
ス、液体水素又はそれらの混合物の流れとの接触面積を
軸方向に沿って大きくすることができる。その結果、水
素ガス、液体水素又はそれらの混合物は各フィン82に
沿って各内槽71A,71B,71C間を抜け、外槽7
2内の全域に行き渡る。このように、上記J−T膨張弁
39を各内槽71A,71B,71Cによって包囲され
る中央空間92に向けて配設するだけで、J−T膨張弁
39から吐出された水素ガス、液体水素又はそれらの混
合物を外槽72内の全域に行き渡らせることができる。
れた冷媒は、上述したように水素ガス、液体水素又はそ
れらの混合物であり、各内槽71A,71B,71Cに
よって包囲される中央空間92に向けて吐出されると、
該中央空間92内を進んで内槽71A,71B,71C
を中央空間92側から冷却するが、上記フィン82は図
4〜図6に示すように、三角形の中央空間92側の部分
の突出量を上記J−T膨張弁39から離れた位置にある
ものほど多くしてある。したがって、J−T膨張弁39
から離れるほど上記中央空間92は狭くなり、水素ガ
ス、液体水素又はそれらの混合物の流れとの接触面積を
軸方向に沿って大きくすることができる。その結果、水
素ガス、液体水素又はそれらの混合物は各フィン82に
沿って各内槽71A,71B,71C間を抜け、外槽7
2内の全域に行き渡る。このように、上記J−T膨張弁
39を各内槽71A,71B,71Cによって包囲され
る中央空間92に向けて配設するだけで、J−T膨張弁
39から吐出された水素ガス、液体水素又はそれらの混
合物を外槽72内の全域に行き渡らせることができる。
【0054】また、J−T膨張弁39から吐出された
後、水素ガス、液体水素又はそれらの混合物は一端側か
ら他端側に移動するが、この間各内槽71A,71B,
71C内の吸着剤14A,14B,14Cを冷却するた
め、混合物のうちの液体水素が徐々に気化するなどして
単位重量当たりの冷却能力が低下する。ところが、上記
フィン82は中央空間92側の部分の突出量が上記J−
T膨張弁39から離れた位置にあるものほど多く、各フ
ィン82の熱伝達に寄与する表面積が大きくなるため、
各内槽71A,71B,71Cを長手方向において均一
に冷却することができる。
後、水素ガス、液体水素又はそれらの混合物は一端側か
ら他端側に移動するが、この間各内槽71A,71B,
71C内の吸着剤14A,14B,14Cを冷却するた
め、混合物のうちの液体水素が徐々に気化するなどして
単位重量当たりの冷却能力が低下する。ところが、上記
フィン82は中央空間92側の部分の突出量が上記J−
T膨張弁39から離れた位置にあるものほど多く、各フ
ィン82の熱伝達に寄与する表面積が大きくなるため、
各内槽71A,71B,71Cを長手方向において均一
に冷却することができる。
【0055】さらに、この場合、中央空間92側のみが
フィン82の突出量を多くしてあり、中央空間92とは
反対側の吐出量はそれぞれ同一にしてあるため、外槽7
2を大きくする必要はなく、熱伝達装置86を大型化す
ることがない。上記吸着剤14A,14B,14Cの内
側に配設されたヒータ15A,15B,15Cは、電源
回路31(図2)に接続され、制御装置87によって間
歇的にオンにされ吸着剤14A,14B,14Cを加熱
する。そのため、上記ヒータ15A,15B,15Cは
上記内槽71A,71B,71C、外槽72及び吸着装
置ケース81を貫通して電源回路31と電気的に接続さ
れる。
フィン82の突出量を多くしてあり、中央空間92とは
反対側の吐出量はそれぞれ同一にしてあるため、外槽7
2を大きくする必要はなく、熱伝達装置86を大型化す
ることがない。上記吸着剤14A,14B,14Cの内
側に配設されたヒータ15A,15B,15Cは、電源
回路31(図2)に接続され、制御装置87によって間
歇的にオンにされ吸着剤14A,14B,14Cを加熱
する。そのため、上記ヒータ15A,15B,15Cは
上記内槽71A,71B,71C、外槽72及び吸着装
置ケース81を貫通して電源回路31と電気的に接続さ
れる。
【0056】次に、本発明の他の実施例における熱伝達
装置86について説明する。図7は本発明の他の実施例
における熱伝達装置の第1の断面図、図8は本発明の他
の実施例における熱伝達装置の第2の断面図、図9は本
発明の他の実施例における熱伝達装置の第3の断面図で
ある。図7は図3におけるA−A断面に対応し、図8は
図3におけるB−B断面に対応し、図9は図3における
C−C断面に対応する。
装置86について説明する。図7は本発明の他の実施例
における熱伝達装置の第1の断面図、図8は本発明の他
の実施例における熱伝達装置の第2の断面図、図9は本
発明の他の実施例における熱伝達装置の第3の断面図で
ある。図7は図3におけるA−A断面に対応し、図8は
図3におけるB−B断面に対応し、図9は図3における
C−C断面に対応する。
【0057】この場合、図4〜図6と同様に各内槽71
A,71B,71Cには、径方向外方に突出する環状の
フィン82が複数形成されていて、水素ガス、液体水素
又はそれらの混合物との熱伝達を良好にしている。該フ
ィン82は、三角形の中央空間92側の部分の突出量が
図3の左側に位置するものほど多くなっている。そし
て、上記内槽71A,71B,71Cの内部には吸着剤
94A,94B,94Cが配設され、各吸着剤94A,
94B,94Cの中心が内槽71A,71B,71Cの
中心に対して外周側に偏心している。
A,71B,71Cには、径方向外方に突出する環状の
フィン82が複数形成されていて、水素ガス、液体水素
又はそれらの混合物との熱伝達を良好にしている。該フ
ィン82は、三角形の中央空間92側の部分の突出量が
図3の左側に位置するものほど多くなっている。そし
て、上記内槽71A,71B,71Cの内部には吸着剤
94A,94B,94Cが配設され、各吸着剤94A,
94B,94Cの中心が内槽71A,71B,71Cの
中心に対して外周側に偏心している。
【0058】すなわち、上記吸着剤94A,94B,9
4Cは、中央空間92側が厚く、該中央空間92から離
れるほど薄くなっている。したがって、冷媒が各フィン
82に沿って外周側に移動する際に、均一に冷却するこ
とができ、径方向において吸着量を平均化することがで
き、単位体積当たりの吸着効率を向上させることができ
るとともに、冷媒の使用効率を向上させることができ
る。
4Cは、中央空間92側が厚く、該中央空間92から離
れるほど薄くなっている。したがって、冷媒が各フィン
82に沿って外周側に移動する際に、均一に冷却するこ
とができ、径方向において吸着量を平均化することがで
き、単位体積当たりの吸着効率を向上させることができ
るとともに、冷媒の使用効率を向上させることができ
る。
【0059】なお、上記各実施例において、吸着剤とし
て、例えば、パラジウム、チタン等の水素吸蔵合金等の
吸蔵物質を使用することができる。
て、例えば、パラジウム、チタン等の水素吸蔵合金等の
吸蔵物質を使用することができる。
【図1】本発明の熱伝達装置が適用される極低温冷凍装
置の概略図である。
置の概略図である。
【図2】本発明の実施例における熱伝達装置の概略図で
ある。
ある。
【図3】本発明の実施例における熱伝達装置の縦断面図
である。
である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】図3のB−B断面図である。
【図6】図3のC−C断面図である。
【図7】本発明の他の実施例における熱伝達装置の第1
の断面図である。
の断面図である。
【図8】本発明の他の実施例における熱伝達装置の第2
の断面図である。
の断面図である。
【図9】本発明の他の実施例における熱伝達装置の第3
の断面図である。
の断面図である。
39 J−T膨張弁(冷媒供給手段) 71A,71B,71C 内槽 72 外槽 82 フィン 92 中央空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 義久 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株 式会社エクォス・リサーチ内 (72)発明者 堀 孝二 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株 式会社エクォス・リサーチ内
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)筒状の外槽と、(b)該外槽の内
部においてほぼ円周上に複数配設され、内部に被冷却物
を収容する筒状の内槽と、(c)上記外槽の一端に配設
され、上記各内槽によって包囲された中央空間に向けて
冷媒を供給する冷媒供給手段と、(d)上記内槽の表面
において径方向外方に突出して形成されるフィンを有す
るとともに、(e)上記各内槽のフィンは、上記中央空
間側の部分の突出量を上記冷媒供給手段から離れた位置
にあるものほど多くしたことを特徴とする熱伝達装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33044891A JPH05223393A (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 熱伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33044891A JPH05223393A (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 熱伝達装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05223393A true JPH05223393A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=18232734
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33044891A Pending JPH05223393A (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 熱伝達装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05223393A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008051279A (ja) * | 2006-08-28 | 2008-03-06 | High Energy Accelerator Research Organization | 液体水素貯蔵容器およびこの液体水素貯蔵容器からの液体水素の取り出し方法 |
-
1991
- 1991-12-13 JP JP33044891A patent/JPH05223393A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008051279A (ja) * | 2006-08-28 | 2008-03-06 | High Energy Accelerator Research Organization | 液体水素貯蔵容器およびこの液体水素貯蔵容器からの液体水素の取り出し方法 |
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