JPH05223762A - 温度波による熱分析方法および装置 - Google Patents

温度波による熱分析方法および装置

Info

Publication number
JPH05223762A
JPH05223762A JP27147192A JP27147192A JPH05223762A JP H05223762 A JPH05223762 A JP H05223762A JP 27147192 A JP27147192 A JP 27147192A JP 27147192 A JP27147192 A JP 27147192A JP H05223762 A JPH05223762 A JP H05223762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measured
temperature
sample
thermal analysis
thin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27147192A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2591570B2 (ja
Inventor
Hisamasa Hashimoto
寿正 橋本
Rei Miyamoto
玲 宮本
Kohei Sei
公平 静
Kozo Tanaka
耕三 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP4271471A priority Critical patent/JP2591570B2/ja
Publication of JPH05223762A publication Critical patent/JPH05223762A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2591570B2 publication Critical patent/JP2591570B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高分子化合物やセラミックスなどの難導電性
物質の融点、ガラス転移点などの転移温度を、交流温度
波を用いた熱分析により精度よく求める。 【構成】 薄い被測定試料板の両面に導電性の薄膜を形
成あるいは密着させて、該薄膜の一方に電流を流すこと
によってそのジュール熱により発熱する交流熱源とし、
前記被測定試料板の前記交流熱源に所定の変調周波数で
変調を加えた交流電流を流して交流発熱させ、該被測定
試料板の対向する他の片面に該交流発熱に対応する応答
曲線を発生させるとともに、該被測定試料板の温度を変
化せしめ、かくして得られた各測定温度における該応答
曲線の位相と温度の関係または振幅と温度の関係より、
該被測定試料板の熱分析を行う被測定試料板の熱分析方
法および装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物質の熱分析方法および
これに用いられる装置に関し、特に、高分子化合物やセ
ラミックス等の難導電性物質の融点、ガラス転移点など
の熱分析を精度良く行う測定方法および装置と、熱分析
と同時に厚み方向の熱拡散率を測定する方法および装置
と、その熱拡散率測定方法より得られる熱拡散率の測定
値を用いて熱伝導率を求める熱伝導率の測定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】高分子化合物などの物質は、その温度を
変化させていくとある温度において、ガラス状態からゴ
ム状態への変化、固相から液相への変化、結晶構造の変
化などの転移を起こす。これらの転移温度は、高分子化
合物等の各種の物質の材料設計、製品設計を行う際の加
工条件、使用条件を決定する上で重要な物性値の一つで
ある。また、熱拡散率および熱伝導率も同様に、高分子
化合物等の各種の物質の材料設計、製品設計を行う際の
加工条件、使用条件を決定する上で重要な物性値の一つ
である。近年、コンピュ−タ化の発展にともない各種シ
ミュレ−ション・プログラムが数多く開発され、それら
を利用した材料設計、製品設計が頻繁に行われている。
例えば、加工製品や構造物の応力や変形を解析する構造
解析、熱移動現象を解析する熱伝導解析等は既に世の中
で広く活用されており、最近では射出成形における金型
内の樹脂挙動を解析する熱流動解析等も数多く利用され
てきている。それらのシミュレ−ション・プログラムの
解析精度は、プログラムの内容もさることながら、解析
に用いる物性値の精度により大きく左右される。従っ
て、それらの解析精度を向上させ、材料設計、製品設計
を的確に行う為に対象物質の高精度な物性測定が望まれ
ている。
【0003】実際に加工された製品は、室温下で使用さ
れるだけではなく、高温下で使用される場合が数多くあ
り、また、高分子材料等の多くは、加工する際に高温下
で溶融した後に室温まで冷却するという成形過程を経
る。このため、製品の実際の使用条件、加工条件を考慮
しての材料設計、製品設計を行なう場合や、実現象に基
づいた解析を行なう場合、対象となる物質の転移温度を
知ることが必要である。近年では、加工材料の複合形態
での利用が頻繁に行われるようになってきており、その
組合せは多岐にわたり複雑化してきている。そのよう
な、特殊な加工材料の開発、設計を行なうための物性を
測定するにあたり、大量の被測定試料を入手するのが困
難な場合が数多くある。また、物性値を素早く知り、そ
の結果を開発内容や設計内容に、時間的遅れ無く反映さ
せることが必要とされてきており、それらの結果、小量
の試料で迅速に物性測定を行うことが不可欠である。
【0004】転移温度は、物質を外部から一定の速度で
加熱または冷却して比熱、重量などの変化を検出する熱
分析により測定される。熱分析には、測定温度範囲内で
吸熱、発熱のない標準試料との温度差を測定する示差熱
重量分析や、温度差を絶えず打ち消すように熱量を供給
または除去する示差走査熱量計が最も広く用いられてい
る。これらの測定に際して被測定試料は、アルミニウム
やステンレス製の容器にいれられて、測定用の試料室内
で加熱、冷却される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来法である示差熱重
量分析、示差走査熱量計は、転移温度を正確に得るため
に、温度、熱量の高精度な測定が必要であり、また、試
料の形状や試料を容器にセットした時の状態により、加
熱、冷却時の熱伝導が変化して、測定精度が悪くなると
いった問題点がある。さらに、測定に際して、測定温度
範囲で熱的に変化しない標準物質が必要である。また、
従来の熱分析方法では、転移温度の測定と熱拡散率、熱
伝導率の測定を同時に行うことは非常に困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、薄
い被測定試料の熱分析方法であって、該薄い被測定試料
の両面に導電性の薄膜を形成あるいは密着させて、該薄
膜の一方に電流を流すことによってそのジュール熱によ
り発熱する交流熱源とし、他方の薄膜を温度によりその
抵抗値が変化することを利用する抵抗式温度計とした測
定系を用い、該被測定試料の前記交流熱源に所定の変調
周波数で変調を加えた交流電流を流して交流発熱させ、
該抵抗式温度計に該交流発熱に対応する温度変化を起こ
させるとともに、該被測定試料の温度をあるパターンで
変化せしめ、かくして得られた各測定温度における該温
度変化の位相と温度の関係または振幅と温度の関係、あ
るいは該交流熱源の温度変化と該抵抗式温度計により測
定された温度変化との位相差と該変調周波数との関係よ
り、該被測定試料の熱分析を行う被測定試料の熱分析方
法、であり、また両面に導電性薄膜を備えた薄い被測定
試料の熱分析を行う装置であって、一方の導電性薄膜に
一定振幅の変調を加えた交流電流を供給する交流電流発
生手段と、他方の導電性薄膜に所定の直流電流を供給す
る直流電流供給手段と、前記他方の導電性薄膜の抵抗値
の温度依存性に起因して変化する電圧を増幅するロック
イン増幅器とを有する温度波による熱分析装置、を要旨
とする。
【0007】以下本発明を詳細に説明する。
【0008】本発明における被測定試料はフィルム、シ
ートまたは板状の難導電性の物質あるいは液体状または
液体状となしうる難導電性の物質であり、例えば、 I.フェノール、ユリア、メラミン、ポリエステル、エ
ポキシ、ポリウレタン、セルロース、ポ リスチレン、
ポリプロピレン、ポリエチレン、塩化ビニルデン、ポリ
アミド、ポリアセタール、ポリカーボネイト、ポリサル
ホン、ABS、ポリフェニレンオキサイド、ポリエーテ
ルサルホン、ポリアリレート、アクリル、アクリルニト
リル、ポリアクリルニトリル、ポリエーテルエーテルケ
トン、ポリエーテルケトン、ポリイミド、ポリオレフィ
ン等の高分子化合物 II.シアニン、フタロシアニン、ナフタロシアニン、ニ
ッケル酢体、スピロ化合物、フェロセン、フルギド、イ
ミダゾール、ペリレン、フェナジン、フェノチアジン、
ポリエン、アゾ化合物、キノン、インジゴ、ジフェニル
メタン、トリフェニルメタン、ポリメチン、アクリジ
ン、アクリジノン、カルボスチリル、クマリン、ジフェ
ニルアミン、キナクリドン、キノフタロン、フェノサキ
ジン、フタロペリノン等の有機色素 III. 珪石、ダイアモンド、ざくろ石、コランダム、ル
ビー、サファイア、めのう、沸石、珪藻土、雲母、岩
塩、燐灰石、カオリン、チュモルチ石、珪線石、紅柱
石、藍晶石、苦灰石、月長石、大理石、蛇紋石、くじゃ
く石、ボーキサイト、ベンナイト、石英、カンラン石、
石膏、硫黄、重晶石、みょうばん石、蛍石、長石、滑
石、石綿、石灰石、ドロマイト、方解石、水晶、こは
く、スピネル、アレキサンドライト、エメラルド、トパ
ーズ、猫目石、ひすい、オパール等の鉱石 IV.石英ガラス、フッ化物ガラス、ソーダガラス、ソー
ダ石灰ガラス、バリウム・ストロンチウムガラス、鉛ガ
ラス、アルミノホウケイ酸ガラス、ホウケイ酸ガラス、
アルミノケイ酸塩ガラス、シリカガラス等のガラス V.Al2 3 、MgAl2 4 、BeO、SiC、A
IN、MgO、PLZT、Y2 3 、ZrO2 、TiO
2 、CaF2 、GaAs、PbO、CaO、La
2 3 、Si3 4 、a−SiH等のファインセラミッ
クス等である。
【0009】交流熱源に用いる導電性物質は、電流を流
すことでジュ−ル熱により発熱するもので、例えば、
金、銀、白金、銅、鉄、亜鉛、アンチモン、イリジウ
ム、クロメル、コンスタンタン、ニクロム、アルミニウ
ム、クローム、ニッケル、カ−ボン等である。抵抗式温
度計に用いる導電性薄膜は、温度により抵抗値が変化す
るもので、例えば、金、銀、白金、銅、鉄、亜鉛、アン
チモン、イリジウム、クロメル、コンスタンタン、ニク
ロム、アルミニウム、クローム、ニッケル、カ−ボン等
である。また、それらの交流熱源および抵抗式温度計に
用いる導電性薄膜は、被測定試料との界面が無視できる
程度に、その厚みは被測定試料に比べて充分薄く、その
熱容量は被測定試料に比べて充分小さく、被測定試料に
完全に密着しており、従って被測定試料の一方の面自体
が交流熱源の変調周波数で交流発熱し、他方の面の温度
変化の交流成分を直接測定していると考えられる。
【0010】被測定試料が固体状の場合、被測定試料の
両面に導電性薄膜を、 I.イオンを固体表面に照射することにより、固体を構
成する原子が飛び出す現象を利用して、表面上に吸着さ
せることにより薄膜を生成するスパッタ II.真空中で物質を蒸発させ、これを表面上に吸着させ
ることにより薄膜を生成する蒸着 III. 液体、半液体状態の物質を表面上に塗りつける塗
布 IV.同種あるいは異種物質からなる接着剤により、表面
を接合する接着 V.表面上に同種あるいは異種物質からなる接着剤を用
いずに、押しつけることによる圧着力で接合する圧着 VI.被測定試料を溶融後冷却固化することにより密着さ
せる融着 等により形成あるいは密着させるが、スパッタまたは、
蒸着による方法が最も好ましい。
【0011】スパッタにより被測定試料に導電性薄膜を
形成あるいは密着する場合は、例えば金を用いる場合、
被測定試料あるいは密着させる物質にポリエステル・フ
ィルム等でマスクを施した後、真空下において、1.2
KV、3.5mA程度の電圧および電流で、30分程度
にわたり被測定試料上あるいは密着させる物質上に金を
吸着させ、厚さ10〜5000オングストローム、抵抗
値0.1Ω〜10KΩ程度の導電性薄膜にするのが好ま
しい。
【0012】蒸着により被測定試料に導電性薄膜を形成
あるいは密着する場合は、例えば金を用いる場合、被測
定試料あるいは密着させる物質にポリエステル・フィル
ム等でマスクを施した後、真空下において金をその融点
以上まで通電加熱して蒸発させ、30分程度にわたり被
測定試料上あるいは密着させる物質上に金を吸着させ、
厚さ10〜5000オングストローム、抵抗値0.1Ω
〜10KΩ程度の導電性薄膜にするのが好ましい。
【0013】塗布により被測定試料に導電性薄膜を形成
あるいは密着する場合は、銀ペーストなどの導電性ペー
ストを被測定試料あるいは密着させる物質に、厚さ10
〜5000オングストローム、抵抗値0.1Ω〜10K
Ω程度になるように均一に塗るのが好ましい。
【0014】接着により被測定試料に導電性薄膜を形成
あるいは密着する場合は、厚さ10〜5000オングス
トローム、抵抗値0.1Ω〜10KΩ程度の銅箔、金箔
等の導電性薄膜に、接着剤を導電性薄膜と被測定試料あ
るいは密着させる物質との界面が無視できる程度に薄く
塗り、被測定試料に剥がれないように完全に密着させる
のが好ましい。
【0015】圧着により被測定試料に導電性薄膜を形成
あるいは密着する場合は、厚さ10〜5000オングス
トローム、抵抗値0.1Ω〜10KΩ程度の銅箔、金箔
等の導電性薄膜を、導電性薄膜と被測定試料との界面の
影響が無視できる圧着力以上の力で、被測定試料に押し
つけて完全に密着させるのが好ましい。
【0016】融着により被測定試料に導電性薄膜を形成
する場合は、厚さ10〜5000オングストローム、抵
抗値0.1Ω〜10KΩ程度のスパッタ膜、蒸着膜、銅
箔、金箔等の導電性薄膜を被測定試料に溶融させて密着
した後に冷却固化させることにより、導電性薄膜と被測
定試料との界面の影響が無視できる程度に完全に密着さ
せるのが好ましい。
【0017】被測定試料が液体状の場合、導電性薄膜
を、 I.イオンを固体表面に照射することにより、固体を構
成する原子が飛び出す現象を利用して、表面上に吸着さ
せることにより薄膜を生成するスパッタ II.真空中で物質を蒸発させ、これを表面上に吸着させ
ることにより薄膜を生成する蒸着 III.液体、半液体状態の物質を表面上に塗りつける塗布 IV.同種あるいは異種物質からなる接着剤により、表面
を接合する接着 等によりガラス板等の上に形成させるが、スパッタまた
は、蒸着による方法が最も好ましい。
【0018】スパッタによりガラス板等に導電性薄膜を
形成する場合は、例えば金を用いる場合、ガラス板等に
ポリエステル・フィルム等でマスクを施した後、真空下
において、1.2KV、3.5mA程度の電圧および電
流で、30分程度にわたりガラス板等の上に金を吸着さ
せ、厚さ10〜5000オングストローム、抵抗値0.
1Ω〜10KΩ程度の導電性薄膜にするのが好ましい。
蒸着によりガラス板等に導電性薄膜を形成する場合は、
例えば金を用いる場合、をその融点以上まで通電加熱し
て蒸発させ、30分程度にわたりガラス板等の上に金を
吸着させ、厚さ10〜5000オングストローム、抵抗
値0.1Ω〜10KΩ程度の導電性薄膜にするのが好ま
しい。塗布によりガラス板等に導電性薄膜を形成する場
合は、銀ペースト等の導電性ペーストをガラス板等に、
厚さ10〜5000オングストローム、抵抗値0.1Ω
〜10KΩ程度になるように均一に塗るのが好ましい。
接着によりガラス板等に導電性薄膜を形成する場合は、
厚さ10〜5000オングストローム、抵抗値0.1Ω
〜10KΩ程度の銅箔、金箔等の導電性薄膜に、接着剤
を塗り、ガラス板等からはがれないように完全に密着さ
せるのが好ましい。
【0019】被測定試料が液体状の場合、前記いずれか
の方法によりガラス板等に形成された2枚の導電性薄膜
で、液体状の被測定試料をはさみ、導電性薄膜と被測定
試料との界面の影響が無視できる程度に完全に密着させ
る。
【0020】以下、本発明の基本的構成とその特徴を図
面を参照して説明する。図1は被測定試料が固体状の場
合で、1は被測定試料で、厚みの上限は2000μm以
下、好ましくは1500μm以下、さらに好ましくは1
000μm以下であり、厚みの下限は両面に形成された
導電性薄膜の熱容量が無視できる範囲で、0.01μm
以上、好ましくは0.1μm以上、さらに好ましくは1
μm以上のフィルム又はシ−トもしくは板状のものであ
る。また、被測定試料1は高分子化合物、セラミックス
等の難導電性物質で、その抵抗率が1×104 Ω・cm
以上、好ましくは1×106 Ω・cm以上、さらに好ま
しくは1×107 Ω・cm以上であり、抵抗率の上限に
ついてはいくら大きくてもかまわないが、例えば1×1
21Ω・cm以下、好ましくは1×1022Ω・cm以
下、さらに好ましくは1023Ω・cm以下である。
【0021】2は変調を加えた電流により被測定試料の
一面を交流加熱するための交流熱源となる導電性薄膜
で、その抵抗値は0.01Ω〜100KΩ、好ましくは
0.05Ω〜50KΩ、さらに好ましくは0.1Ω〜1
0KΩである。交流熱源となる導電性薄膜は、被測定試
料と交流熱源の界面が無視できる程度に被測定試料に完
全に密着しており、その厚みは被測定試料に比べて充分
薄く、例えば50000オングストロ−ム以下、好まし
くは10000オングストロ−ム以下、さらに好ましく
は5000オングストロ−ム以下で、厚みの下限は交流
電流が通電可能であればいくらでも良いが、例えば1オ
ングストローム以上、好ましくは5オングストローム以
上、さらに好ましくは10オングストローム以上であ
る。
【0022】3は交流熱源と反対の面の温度変化の交流
成分を測定するための抵抗式温度計となる導電性薄膜
で、その抵抗値は0.01Ω〜100KΩ、好ましくは
0.05Ω〜50KΩ、さらに好ましくは0.1Ω〜1
0KΩである。抵抗式温度計となる導電性薄膜は、被測
定試料と抵抗式温度計の界面が無視できる程度に被測定
試料に完全に密着しており、その厚みは被測定試料に比
べて充分薄く、例えば50000オングストロ−ム以
下、好ましくは10000オングストロ−ム以下、さら
に好ましくは5000オングストロ−ム以下で、厚みの
下限は直流電流を通電し抵抗値の温度依存性に起因して
起こる電圧の変化を読み取ることが可能であればいくら
でも良いが、例えば1オングストローム以上、好ましく
は5オングストローム以上、さらに好ましくは10オン
グストローム以上である。
【0023】図2は被測定試料が液体状の場合で、1は
被測定試料で4のスペーサにより保持されており、その
厚みの上限は2000μm以下、好ましくは1500μ
m以下、さらに好ましくは1000μm以下であり、厚
みの下限は両面に形成された導電性薄膜の熱容量が無視
できる範囲で、0.01μm以上、好ましくは0.1μ
m以上、さらに好ましくは1μm以上の液体状のもので
ある。また、被測定試料1は高分子化合物、有機色素等
の難導電性物質で、その抵抗率が1×104 Ω・cm以
上、好ましくは1×106 Ω・cm以上、さらに好まし
くは1×107Ω・cm以上であり、抵抗率の上限につ
いてはいくら大きくてもかまわないが、例えば1×10
21Ω・cm以下、好ましくは1×1022Ω・cm以下、
さらに好ましくは1023Ω・cm以下である。
【0024】2は変調を加えた電流により被測定試料の
一面を交流加熱するための交流熱源となる導電性薄膜
で、その抵抗値は0.01Ω〜100KΩ、好ましくは
0.05Ω〜50KΩ、さらに好ましくは0.1Ω〜1
0KΩである。交流熱源となる導電性薄膜はガラス板5
の上に形成され、被測定試料と交流熱源の界面が無視で
きる程度に被測定試料に完全に密着しており、その厚み
は被測定試料に比べて充分薄く、例えば50000オン
グストロ−ム以下、好ましくは10000オングストロ
−ム以下、さらに好ましくは5000オングストロ−ム
以下で、厚みの下限は交流電流が通電可能であればいく
らでも良いが、例えば1オングストローム以上、好まし
くは5オングストローム以上、さらに好ましくは10オ
ングストローム以上である。
【0025】3は交流熱源と反対の面の温度変化の交流
成分を測定するための抵抗式温度計となる導電性薄膜
で、その抵抗値は0.01Ω〜100KΩ、好ましくは
0.05Ω〜50KΩ、さらに好ましくは0.1Ω〜1
0KΩである。抵抗式温度計となる導電性薄膜はガラス
板5の上に形成され、被測定試料と抵抗式温度計の界面
が無視できる程度に被測定試料に完全に密着しており、
その厚みは被測定試料に比べて充分薄く、例えば500
00オングストロ−ム以下、好ましくは10000オン
グストロ−ム以下、さらに好ましくは5000オングス
トロ−ム以下で、厚みの下限は直流電流を通電し抵抗値
の温度依存性に起因して起こる電圧の変化を読み取るこ
とが可能であればいくらでも良いが、例えば1オングス
トローム以上、好ましくは5オングストローム以上、さ
らに好ましくは10オングストローム以上である。
【0026】なお、試料が液体状のもの、または液体と
しうるものの場合、試料の調製法は例えば、図2(a) の
ごとく行う。まず二枚のガラス板5を準備し、金または
銀等をスパッタまたは蒸着等により試料の大きさに略等
しい導電性薄膜2または3をそれぞれ形成する。なお、
図のごとく、導電性薄膜に通電するため、スペーサの外
へ薄膜の一部を延出させてリード線として使用する。こ
の導電性薄膜の上に、スペーサを設置する。スペーサは
液体状の試料をスペーサ内部に保持する作用を有すると
ともに、スペーサにより液状試料の厚みが決定される。
かかるスペーサは、難導電性物質であれば、特に限定は
無いが、通常、0.1〜2000μm 程度の高分子フィ
ルムが好ましい。スペーサは液体状試料の流動性に応じ
て、枠型、コの字型、二の字型等適宜選択する。
【0027】図2では、枠型のものを示す。斯くして、
設置したスペーサの枠部と導電性薄膜の表面とで形成さ
れる空間部に液体状の被測定試料を注入する。この上部
に同様に導電性薄膜を形成した別のガラス板5を、該導
電性薄膜を試料に向けるようにして図2(b) のように重
ねる。斯くして、液体状の試料は、スペーサを介して対
向する二枚のガラス板間に(言い換えれば対向する二枚
の導電性薄膜間に )薄膜状に封入され、被測定試料ユニ
ットを形成する。すなわち、このユニット内で、液体状
試料と二枚の導電性薄膜は完全に密着固定されている。
なお、取扱上、このユニット全体を適当な封止剤で封止
し、例えばエポキシ樹脂封止剤内に封入して完全に固着
することがさらに好ましい。
【0028】図3、図4に示されるごとく、交流熱源2
は交流電流発生器(ファンクション・シンセサイザ−
等)6により変調された交流電流を通電され、そのジュ
ール熱により交流加熱される。抵抗式温度計3は7の直
流電源(電池等)により一定電圧の直流電圧が流され、
その抵抗値の温度依存性によって変化する電圧を7のロ
ックイン増幅器で増幅し、温度変化の交流成分を測定す
る。9のロックイン増幅器は、図3のようにダミー抵抗
8と並列に組み込まれるか、または、図4のように抵抗
式温度計3と並列に組み込まれ、温度変化の交流成分を
測定する。11は加熱冷却用のセルで、温度コントロー
ラ12によりあるパターンに従って例えば昇温または降
温することにより被測定試料はセル内で雰囲気温度を連
続的に変化させられる。すなわち、被測定試料板の温度
は、このような被測定試料板の温度を連続的に昇温また
は降温する手段により、連続的に昇温または降温させら
れる。実際的には、被測定試料板の温度はセル雰囲気温
度と同じとしてよい。
【0029】ロックイン増幅器9は同期整流回路とも呼
ばれ、交流電源発生器6からの参照交流波と検出波との
積をとり直流分を得るものである。所定の等価帯域幅を
有し、選択性を持つため、必要とする周波数以外のノイ
ズはほぼ完全に除去される。このロックイン増幅器9の
出力はデータ処理装置(例えば、パーソナルコンピュー
タ)10に入力され、熱分析が行われる。その原理は以
下のとおりである。ジュール熱によって起きる発熱は電
流の正負を問わずそのピーク点において最大となるた
め、温度の変化周期は通電された交流電流の周期の2倍
となる。従って、交流熱源2に振幅VH0、周波数ω/2
の交流電圧を加えると、試料表面は周波数ω(=2π
f)で加熱される。試料表面の単位面積あたりに発生す
るジュール熱qは、時間tの関数として、式(1) [ 数1
]
【0030】
【数1】 により表される。ここでRHは交流熱源の抵抗、Sは加
熱面の面積である。被測定試料1は難導電性物質である
が、その厚さが極めて薄いため、交流熱源2のジュール
熱による熱エネルギーは厚さ方向の熱伝導のみにより伝
熱され、反対面の抵抗式温度計3で交流熱源2の変調周
波数に依存する周期的な温度変化を引き起こす。被測定
試料1の厚みをd、熱拡散率をα、λを熱伝導率、抵抗
式温度計3の熱拡散率をαs、熱伝導率をλsとするとそ
の変動温度は、式(2) [ 数2 ] となる。
【0031】
【数2】 ただし、
【0032】
【数3】 ここで、熱拡散長μs =1/kを定義して、試料の厚さ
が熱拡散長より大きい場合(d>μs )、(2) 式の温度
変化は、式(3) [ 数4 ] となる。
【0033】
【数4】 交流熱源2と抵抗式温度計3の温度変化の位相差に着目
すると、式(4) [ 数5 ]
【0034】
【数5】 となる。ここで、△θは被測定試料1の熱拡散による位
相遅れである。抵抗式温度計3の温度変化の振幅に着目
すると、式(5) [ 数6 ]
【0035】
【数6】 となる。ここでAは振幅の強度である。
【0036】従って(4)式、(5)式よりより、交流
熱源の変調周波数fを一定にして、厚さd一定の被測定
試料について、交流熱源と裏面における温度変化との位
相差Δθまたは、裏面における温度変化の振幅Aを測定
することにより、熱拡散率αの変化に応じた位相差Δθ
または振幅Aの変化が得られる。たとえば、図7は結晶
性高分子についての代表的な温度Tと位相差Δθの関係
を示すが、位相差の温度による微分値(ΔΔθ/ΔT)
が急変している点(Tm)が融点と一致する。同様に、
図8は結晶性高分子についての代表的な温度Tと振幅A
の関係を示すが、振幅の温度による微分値(ΔA/Δ
T)が急変している点(Tm)が融点と一致する。した
がって、被測定試料の雰囲気温度をあるパターンで、通
常は一定速度で昇温、降温することにより、熱拡散率の
温度依存性に伴う位相差または振幅の変化より、相転
移、ガラス転移などの転移温度を求めることができる。
【0037】この測定に適した変調周波数の下限は、熱
拡散長(μs =(2 α/ ω)1/2 )が被測定試料の厚み
d以下になる周波数であり、上限は抵抗式温度計により
測定される温度振幅がノイズより充分大きい範囲であ
る。被測定試料が厚さ100μmの高分子フィルムの場
合その測定に最適な変調周波数は、0.01Hzから1
000Hz、好ましくは0.5Hzから700Hz、さらに
好ましくは0.1Hzから500Hzの間である。
【0038】図5に示すように、これらの装置は全てパ
ーソナルコンピュータで制御され、測定結果も自動的に
処理され、一括して自動化された測定システムとするの
が好ましい。被測定試料の雰囲気温度は、温度コントロ
ーラにより自動的に変更される。ロックイン増幅器によ
る測定値は、パーソナルコンピュータに送られて、あら
かじめ決められた雰囲気温度範囲での測定終了後にそれ
らの測定値はフロッピー・ディスクへ保存される。
【0039】また、(4)式より厚みdが既知の被測定
試料に関して、測定する変調周波数における交流熱源2
と抵抗式温度計3との温度波の交流成分の位相差Δθを
測定することにより、熱拡散率αを同時に求めることが
できる。
【0040】熱拡散率を熱伝導率との関係式で表すと、
熱伝導率をλ、比熱をCp、密度をρとして、式(6) [
数7 ]
【0041】
【数7】α=λ/(Cp・ρ) ……… (6) となり、変形すると、式(7) [ 数8 ]
【0042】
【数8】λ=α・Cp・ρ ……… (7) となる。従って、他の測定方法により測定された比熱と
密度の測定値を得ることで、本発明による熱拡散率の測
定値と合わせて、(7)式より熱伝導率を求めることが
できる。比熱は示差走査熱量計、断熱型熱量計等で測定
することができ、密度は体積膨張計、P−V−T測定装
置等で測定することができ、それらの測定値を熱伝導率
を求めるために用いる。
【0043】
【作用】このように本発明は、被測定試料の片面を交流
加熱したときの加熱面と加熱面に対向する他方の面との
温度変化の位相差および、他方の面の温度変化の振幅が
熱拡散率の雰囲気温度依存性により変化することを利用
して、微小な被測定試料に微小な導電性薄膜を形成し、
交流電流を導電性薄膜に通電することによってそのジュ
ール熱により発熱させ被測定試料の片面を交流加熱し、
加熱面に対向する他方の面の温度変化を電気的に測定す
ることにより熱分析を行う。
【0044】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0045】被測定試料には、厚さ55μm、大きさが
15mm×10mmの炭素数23のn−アルカンに、2
枚のスライド・ガラスにそれぞれスパッタした交流熱源
および抵抗式温度計を密着させたものを用いた。交流熱
源は500オングストローム、抵抗式温度計は800オ
ングストロームの厚みに、ポリエステル・フィルムによ
り7mm×4mmにマスクして、それぞれに金をスパッ
タした。
【0046】昇温速度0.2℃/分で位相差と振幅を同
時に測定した結果より、図9に抵抗式温度計の交流成分
の位相差の温度による変化を、図10に振幅の温度によ
る変化を示す。図のように位相差および振幅は、ほぼ同
じ温度で急激な変化を示し、この温度は示差走査熱量計
により測定された固相−固相転移温度および融点と一致
する。
【0047】また、厚さ148μm、大きさ18mm×
18mmのガラス板に、交流熱源は500オングストロ
ーム、抵抗式温度計は800オングストロームの厚み
に、ポリエステル・フィルムにより10mm×3mmに
マスクして、それぞれに金をスパッタした試料による、
交流熱源と抵抗式温度計の交流成分の出力との位相差の
周波数の平方根による変化を図6に示す。Δθが45°
(π/4)の点は外挿値であるが、先に述べた(4)式
に従い、45°(π/4)の点を通る直線関係が得られ
る。この関係より、熱分析を行うと同時に熱拡散率を求
めることができる。
【0048】このように、本発明により物質の転移温度
を精度良く捉えることができ、高温下での製品設計など
を的確に行うことができる。また、各種シミュレーショ
ン・プログラムを利用していく上で、実際の加工温度、
使用温度でのより精度良い解析を行うことができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果が得られ、高分子化合物やセラミックス等の各
種材料の開発、製品設計およびシミュレーションによる
解析等の分野に好適に適用することが可能である。本発
明によると、温度の交流成分の位相差を測定することに
より熱分析を行うため、温度の絶対値が問題にならず、
誤差の少ない精度良い測定ができる。さらに、被測定試
料が微量かつ薄肉であり、微小な導電性薄膜を被測定試
料に直接形成あるいは密着する単純な構造なので、装置
の小型化、測定の高速化が可能となる。また、熱分析を
行うと同時に熱拡散率、熱伝導率の測定が可能なので、
従来の測定に比べてより多くの情報を得ることができ
る。交流熱源および抵抗式温度計となる導電性薄膜はス
パッタ等により被測定試料に完全に密着して形成され、
接触界面を無視できるほどに薄いため、被測定試料と熱
源、温度計との間の熱損失が問題にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】固体状の被測定試料の説明図
【図2】液体状の被測定試料ユニット調製の説明図
【図3】 測定装置の説明図
【図4】測定装置の説明図
【図5】測定装置の自動化例を示すフロー図
【図6】ガラスにおける位相差と周波数の平方根との関
係の測定例を示す図
【図7】 結晶性高分子の代表的な温度と位相差の関係
模式図
【図8】結晶性高分子の代表的な温度と振幅の関係模式
【図9】炭素数23のn−アルカンの位相差の温度によ
る変化測定例
【図10】炭素数23のn−アルカンの振幅の温度によ
る変化測定例
【符号の説明】
1 被測定試料 2 交流熱源(導電性薄膜) 3 抵抗式温度計(導電性薄膜) 4 スペーサ 5 ガラス板 6 交流電流発生器(ファンクション・シンセサイザ
ー) 7 直流電源(電池) 8 ダミー抵抗 9 ロックイン増幅器 10 データ処理装置 11 被測定試料加熱冷却用セル 12 温度コントローラ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄い被測定試料の熱分析方法であって、
    該薄い被測定試料の両面に導電性の薄膜を形成あるいは
    密着させて、該薄膜の一方に電流を流すことによってそ
    のジュール熱により発熱する交流熱源とし、他方の薄膜
    を温度によりその抵抗値が変化することを利用する抵抗
    式温度計とした測定系を用い、該被測定試料の前記交流
    熱源に所定の変調周波数で変調を加えた交流電流を流し
    て交流発熱させ、該抵抗式温度計に該交流発熱に対応す
    る温度変化を起こさせるとともに、該被測定試料の温度
    をあるパターンで変化せしめ、かくして得られた各測定
    温度における該温度変化の位相と温度の関係または振幅
    と温度の関係、あるいは該交流熱源の温度変化と該抵抗
    式温度計により測定された温度変化との位相差と該変調
    周波数との関係より、該被測定試料の熱分析を行う被測
    定試料の熱分析方法。
  2. 【請求項2】 被測定試料が固体または液体から選択さ
    れる難導電物質からなる請求項1記載の温度波による熱
    分析方法。
  3. 【請求項3】 液体状の被測定試料が高分子化合物、有
    機色素から選択される難導電性物質である請求項2記載
    の温度波による熱分析方法。
  4. 【請求項4】 固体状の被測定試料が高分子化合物、有
    機色素、鉱石、ガラス、セラミックスから選択される難
    導電性物質である請求項2記載の温度波による熱分析方
    法。
  5. 【請求項5】 交流熱源となる導電性薄膜が、ジュール
    熱により発熱する導電性物質からなる請求項1記載の温
    度波による熱分析方法。
  6. 【請求項6】 抵抗式温度計となる導電性薄膜が、温度
    により抵抗の変化する導電性物質からなる請求項1記載
    の温度波による熱分析方法。
  7. 【請求項7】 交流熱源および抵抗式温度計となる導電
    性薄膜を、スパッタ、蒸着、塗布、接着、圧着、融着の
    うちのいずれかより選択される方法により形成する請求
    項1記載の温度波による熱分析方法。
  8. 【請求項8】 被測定試料を加熱または冷却することに
    より、被測定試料の測定温度を所望の温度に変えて、熱
    測定を行う請求項1記載の温度波による熱分析方法。
  9. 【請求項9】 被測定試料の温度を変化させる過程にお
    いて、前記交流熱源の温度変化と前記抵抗式温度計によ
    り測定された温度変化との位相差と、前記変調周波数と
    の相関関係から、該被測定試料の厚み方向の熱拡散率を
    同時に測定する請求項1記載の温度波による熱分析方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の方法により得られた被
    測定試料の熱拡散率と、該被測定試料の比熱および密度
    の測定値から、熱伝導率を求める該被測定試料の熱伝導
    率の測定方法。
  11. 【請求項11】 両面に導電性薄膜を備えた薄い被測定
    試料の熱分析を行う装置であって、一方の導電性薄膜に
    一定振幅の変調を加えた交流電流を供給する交流電流発
    生手段と、 他方の導電性薄膜に所定の直流電流を供給する直流電流
    供給手段と、前記他方の導電性薄膜の抵抗値の温度依存
    性に起因して変化する電圧を増幅するロックイン増幅器
    とを有する温度波による熱分析装置。
  12. 【請求項12】 被測定試料を収納するセルをさらに備
    えた請求項11記載の温度波による熱分析装置。
  13. 【請求項13】 被測定試料を収納したセル内の被測定
    試料部を加熱または冷却する手段をさらに備え、測定温
    度を連続的に所望の温度に変えて、熱分析を行う請求項
    11記載の温度波による熱分析装置。
JP4271471A 1991-11-01 1992-10-09 温度波による熱分析方法および装置 Expired - Fee Related JP2591570B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4271471A JP2591570B2 (ja) 1991-11-01 1992-10-09 温度波による熱分析方法および装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28766691 1991-11-01
JP3-287666 1991-11-01
JP4271471A JP2591570B2 (ja) 1991-11-01 1992-10-09 温度波による熱分析方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05223762A true JPH05223762A (ja) 1993-08-31
JP2591570B2 JP2591570B2 (ja) 1997-03-19

Family

ID=26549731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4271471A Expired - Fee Related JP2591570B2 (ja) 1991-11-01 1992-10-09 温度波による熱分析方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2591570B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002334639A (ja) * 2001-05-08 2002-11-22 Mitsubishi Electric Corp 真空バルブ
WO2009107209A1 (ja) * 2008-02-27 2009-09-03 株式会社渕上ミクロ ヒータ装置及び測定装置並びに熱伝導率推定方法
JP2009300086A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Ulvac-Riko Inc 熱物性測定方法
JP2014520273A (ja) * 2011-06-21 2014-08-21 サントル ナショナル ドゥ ラ ルシェルシュ シアンティフィク 差動熱量測定用センサとその製造方法
CN105699414A (zh) * 2016-01-11 2016-06-22 银邦金属复合材料股份有限公司 测量金属复合材料脆性相形成温度的试样及方法
CN111413242A (zh) * 2020-05-21 2020-07-14 中认南信(江苏)检测技术有限公司 一种平板玻璃温差试验装置及试验方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02201149A (ja) * 1989-01-30 1990-08-09 Nippon Steel Corp 非破壊検査方法及び装置
JPH03156351A (ja) * 1989-08-30 1991-07-04 Mitsui Toatsu Chem Inc 交流加熱による熱拡散率測定方法、熱伝導率測定方法および熱拡散率測定装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02201149A (ja) * 1989-01-30 1990-08-09 Nippon Steel Corp 非破壊検査方法及び装置
JPH03156351A (ja) * 1989-08-30 1991-07-04 Mitsui Toatsu Chem Inc 交流加熱による熱拡散率測定方法、熱伝導率測定方法および熱拡散率測定装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002334639A (ja) * 2001-05-08 2002-11-22 Mitsubishi Electric Corp 真空バルブ
WO2009107209A1 (ja) * 2008-02-27 2009-09-03 株式会社渕上ミクロ ヒータ装置及び測定装置並びに熱伝導率推定方法
CN102217414A (zh) * 2008-02-27 2011-10-12 莫列斯日本有限公司 加热器装置及测定装置以及热传导率推定方法
JP5509443B2 (ja) * 2008-02-27 2014-06-04 日本モレックス株式会社 測定装置及び熱伝導率推定方法
JP2009300086A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Ulvac-Riko Inc 熱物性測定方法
JP2014520273A (ja) * 2011-06-21 2014-08-21 サントル ナショナル ドゥ ラ ルシェルシュ シアンティフィク 差動熱量測定用センサとその製造方法
CN105699414A (zh) * 2016-01-11 2016-06-22 银邦金属复合材料股份有限公司 测量金属复合材料脆性相形成温度的试样及方法
CN111413242A (zh) * 2020-05-21 2020-07-14 中认南信(江苏)检测技术有限公司 一种平板玻璃温差试验装置及试验方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2591570B2 (ja) 1997-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Adams et al. Thermal diffusivity and thickness measurements for solid samples utilising the optoacoustic effect
US5080495A (en) Method and apparatus for measuring thermal diffusivity by ac joule-heating
Zhao et al. Measurement techniques for thermal conductivity and interfacial thermal conductance of bulk and thin film materials
Abraham et al. Thermoanalytical techniques of nanomaterials
JP2004325141A (ja) 熱分析方法および熱分析装置
JPWO2003044509A1 (ja) 熱分析方法および熱分析装置
JPH0795049B2 (ja) 交流加熱による熱拡散率測定方法、熱伝導率測定方法および熱拡散率測定装置
JP5489789B2 (ja) 試料温度測定装置及び試料温度測定方法
JP2591570B2 (ja) 温度波による熱分析方法および装置
JP2015200611A (ja) カロリメトリックバイオセンサ
Bloomquist et al. Thermocouple temperature measurements in shock‐compressed solids
JP4093333B2 (ja) 熱物性測定方法と装置
JPH0479573B2 (ja)
JPH0812161B2 (ja) 交流加熱による熱拡散率の測定方法および装置
Ohta et al. Novel laser flash technique to measure thermal effusivity of highly viscous liquids at high temperature
Coufal et al. A pulsed method for thermal-diffusivity measurements of polymer films with submicrometre thickness
CN118961799A (zh) 低真空补偿式石墨烯薄膜散热性能测试装置以及方法
JP2000095217A (ja) プラスチックの熱溶着温度の測定方法
JPH03156352A (ja) 交流加熱による熱拡散率測定方法および装置
JPH0816657B2 (ja) 交流加熱による熱拡散率の測定方法および装置
RU2023237C1 (ru) Способ определения толщины слоя материала
JPH03237345A (ja) 熱伝導率測定方法
George Thermal diffusivity of liquid crystalline polymers measured using open cell photoacoustic technique
SU1573403A1 (ru) Способ измерени температуропроводности
JP2557456Y2 (ja) 液温直接測定式温度変化型屈折率測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees