JPH05224281A - カメラのフィルム給送装置 - Google Patents

カメラのフィルム給送装置

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JPH05224281A
JPH05224281A JP5935492A JP5935492A JPH05224281A JP H05224281 A JPH05224281 A JP H05224281A JP 5935492 A JP5935492 A JP 5935492A JP 5935492 A JP5935492 A JP 5935492A JP H05224281 A JPH05224281 A JP H05224281A
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JP
Japan
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film
spool
gear
motor
feeding
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Application number
JP5935492A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Asakura
康夫 朝倉
Shunji Matsutani
俊司 松谷
Noboru Hara
登 原
Shinya Takahashi
真也 高橋
Masaki Nagao
正樹 長尾
Masaki Tokui
正樹 徳井
Masahiro Shiro
正弘 代
Yoji Watanabe
洋二 渡辺
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】フィルム送り出し中に使用者が誤って裏蓋を開
いてしまった場合でも、再度裏蓋を閉じることで、フィ
ルムへの露光を最小限度に押さえることができるカメラ
のフィルム給送装置を提供する。 【構成】フィルム72の送り出し中に裏蓋を開くと、裏
蓋スイッチBKSWによってこのことが検出され、マイ
クロコンピュータB100はモータM2 を停止させ、空
送りのサブルーチンにリターンするので、裏蓋を閉じる
と再び空送りを再実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムパトローネ内
の供給スプールの一方向回転により未露光フィルムを前
記フィルムパトローネ内より送り出すと共に、前記供給
スプールの他方向回転により露光済みフィルムを前記フ
ィルムパトローネ内に巻戻すフィルムパトローネを用い
るカメラのフィルム給送装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来のフィルムパトローネにおいて、フィ
ルムの巻戻しはパトローネ軸を巻戻し方向に回転するこ
とにより行えるが、フィルムの送り出しはフィルムの一
端をスプール付近まで引き出した状態でカメラに装填
し、スプールにフィルムを自動的に巻き付け、この状態
で巻き上げるようにして行っていた。したがって、フィ
ルムパトローネをカメラに装填しただけでは、フィルム
の送り出し動作を行うことができず、大変煩わしいもの
であった。
【0003】そこで、フィルムパトローネ内の供給スプ
ールの一方向の回転によりフィルムを送り出せるフィル
ムパトローネが提案されている(特開平2−67534
号公報)。この新提案のフィルムパトローネは、同一の
駆動部材によりフィルムの送出し及び巻戻しができるの
で、撮影者は新提案のフィルムパトローネをカメラ内に
装填するだけでよく、フィルムの一端を引き出す必要が
なくなるので、フィルム装填に対する煩わしさを大幅に
軽減できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記新
提案のフィルムパトローネでは、フィルム送り動作中に
使用者が誤って裏蓋を開いてしまった場合に、フィルム
が裏蓋の外側に送り出していまい、未露光フィルムを必
要以上に露光させてしまう欠点がある。即ち、従来のフ
ィルムパトローネではフィルムの送り出し機能がパトロ
ーネ側にはないので、裏蓋を開いた場合、フィルムがパ
トローネから更に送り出されることはないが、新提案の
フィルムパトローネでは、フィルム送り出し機能がパト
ローネ側に備わっているので、一方的にフィルムが送り
出されてしまうおそれがある。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あって、フィルム送り出し動作中に、誤って裏蓋を開い
ても、再度裏蓋を閉じることで、フィルムへの露光を最
小限に押さえ、確実にフィルムの自動装填ができるカメ
ラのフィルム給送装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるカメラのフ
ィルム給送装置は、上記目的を達成するために、フィル
ムパトローネ内の供給スプールの一方向回転により未露
光フィルムを前記フィルムパトローネ内より送り出すと
共に、前記供給スプールの他方向回転により露光済みフ
ィルムを前記フィルムパトローネ内に巻戻すフィルムパ
トローネを用いるカメラにおいて、前記供給スプールと
係合するスプール係合部材と、フィルム巻取用の巻取ス
プールと、前記フィルムパトローネをカメラ内に装填す
るための裏蓋と、前記裏蓋の開閉状態を検出する検出手
段と、を有し、前記スプール係合部材の一方向回転によ
り未露光フィルムを前記フィルムパトローネより送りだ
し、さらに、巻取スプールの一方向回転により送り出さ
れたフィルムを巻取ると共に、前記未露光フィルムの送
り出し動作中に前記裏蓋の開状態を上記検出手段により
検出した場合には、前記スプール係合部材の回転を停止
し、その後、上記検出手段による前記裏蓋の閉状態の検
出に応答して前記スプール係合部材の送り出し方向への
回転を再開することを特徴としている。
【0007】
【作用】裏蓋検出手段によって裏蓋の開状態を検出した
場合には、直ちにフィルムパトローネ内の供給スプール
と係合するスプール係合部材の回転を停止し、その後裏
蓋が閉状態となったことを検出したときには再びスプー
ル係合部材の回転を再開してフィルムの送り出しを行
う。
【0008】
【実施例】以下、図示の実施例を用いて本発明を詳細に
説明する。図1乃至図3は本発明の第1実施例における
カメラのフィルム給送装置を後方より透視した斜視図で
あり、図1はフィルムマガジンをカメラ本体に装填した
直後の状態を、図2はフィルムを巻取スプールに巻き付
けた状態を、図3はフィルムをフィルムマガジン内に巻
き戻している状態をそれぞれ示している。又、図4は本
第1実施例におけるカメラの裏蓋を除いた背面図、図5
は本第1実施例におけるカメラの水平断面図である。更
に図6は本第1実施例におけるカメラにて使用する、フ
ィルムマガジンを示す斜視図である。
【0009】図4に示すカメラ本体31内に設けられた
フィルム巻上・巻戻モータ51の出力軸には、ピニオン
ギヤ53が設けれらており、このピニオンギヤ53は太
陽ギヤ54と噛合している。更にこの太陽ギヤ54は、
遊星ギヤ55と噛合しており、該遊星ギヤ55はギヤア
ーム56を介して太陽ギヤ54の回転軸周りに公転され
るように支持されている。又、カメラ本体31の、後方
より向かって右側に設けられたフィルム巻取室34に
は、フィルムを巻き取る為の巻取スプール57が回転自
在に設けられており、該巻取スプール57の上端面に
は、上記遊星ギヤ55が反時計方向に公転した際に該遊
星ギヤ55と噛合するスプールギヤ57aが一体的に設
けられている。更に巻取スプール57の下方外周面よ
り、後述するフィルムのパーフォレーションに係合する
パーフォレーション係止爪57bが突出している。
【0010】上記遊星ギヤ55が時計方向に公転した際
に該遊星ギヤ55と噛合する位置に、アイドルギヤ67
が設けられており、この際遊星ギヤ55はアイドルギヤ
67,66,65,62を介し、後述するカプラーギヤ
63に連結される。
【0011】カメラ本体31にはフィルム送出モータ5
2が設けられている。このフィルム送出モータ52の出
力軸には、ピニオンギヤ58が設けれらており、このピ
ニオンギヤ58は太陽ギヤ59と噛合している。更にこ
の太陽ギヤ59は、遊星ギヤ60と噛合しており、該遊
星ギヤ60はギヤアーム61を介して太陽ギヤ59の回
転軸周りに公転されるように支持されている。
【0012】又、カメラ本体31の後方より向かって右
側には、図1に二点鎖線示すフィルムマガジン70が収
納されるマガジン収納室32が設けられている。このマ
ガジン収納室32の上方には、図4に示す如く先端が
「−」状に突出して形成された、カプラー64を有する
カプラーギヤ63が回転自在に設けられている。このカ
プラー64は、図6に斜視図にて示す如く、フィルムマ
ガジン70に設けられたスプール71の上端面に設けら
れた溝と係合し、該スプール71と軸周りに一体にされ
る。このカプラーギヤ63は、上述した如くアイドルギ
ヤ62と常に噛合している。又、巻取スプール57より
やや中央寄りの、フィルム72のパーフォレーションと
対向する高さには、カメラ本体に対して固定され、フィ
ルム72のパーフォレーションが通過するたびにパルス
信号を出力する、フォトリフレクタ(以下PRと略称す
る)69が設けられている。
【0013】上記フィルムマガジン収納室32とフィル
ム巻取室34とは、図5に示す如く同一部材にて一体的
に成形されており、カメラ本体31内に収納される。両
者の前方には、図5に示す如くシャッタ機構38,撮影
レンズ37が設けられており、更にフィルム巻取室34
の右側にはバッテリー44,ストロボ用コンデンサ43
が収納されている。
【0014】フィルムマガジン収納室32の後方には、
カメラ本体31に対して開閉自在にされた裏蓋42が設
けられており、その右側にはフィルム72を前方に押圧
する圧板40が設けられている。又、圧板40と対向す
る部分にはフィルムレール面35,圧板レール面36が
設けられており、フィルム72はこれらに押圧されるこ
とにより平面性を保たれる。又、圧板40,フィルムマ
ガジン収納室32,圧板レール面36には、それぞれガ
イド斜面40a,41,36aが設けられており、これ
らガイド斜面40a,41,36aは、フィルム72が
フィルムマガジン70に設けられたスプール71により
送出される際に、該フィルム72の高さ方向のガイドを
行なうものである。
【0015】次に、この第1実施例の電気回路を図7を
用いて説明する。本実施例の適用されるカメラの全体制
御を行うマイクロコンピュータ(以下、CPUと称す)
B100には、液晶(LCD)を用い、駒数等を表示す
る表示装置B101と、フィルムに日付けを写し込むデ
ーと写し込み装置B102と、電気的に消去可能なEE
PROM等が用いられ、撮影駒数、各種調整値、状態フ
ラグ、パーフォレーションカウント値等を記憶する記憶
装置B103が接続されている。また、このCPU B
100には、モータ制御回路B104が接続され、この
モータ制御回路B104はCPU B100から送られ
てくる信号をデコードして、モータM1,M2 を駆動する
モータ電圧の設定や、モータの選択及び動作(回転、逆
転、ブレーキ、オフ)の選択を行う。
【0016】このモータ制御回路B104とモータM1
51、モータM2 52の間にはトランジスタB105〜
B108、B200〜B203が接続され、これらのト
ランジスタによってモータブリッジ回路が構成される。
モータM1 51は、トランジスタB105とB108の
オンで時計方向に回転し、トランジスタB106とB1
07のオンで反時計方向に回転し、トランジスタB10
6とB108のオンでブレーキがかかる。モータM2 5
2は、トランジスタB200とB203のオンで時計方
向に回転し、トランジスタB201とB202のオンで
反時計方向に回転し、トランジスタB201とB203
のオンでブレーキがかかる。
【0017】また、上記CPU B100には、フィル
ム感度読取装置B115とセクタ駆動装置B121が接
続され、フィルム感度読取装置B115はフィルムパト
ローネに設けられているフィルム感度情報や、フィルム
枚数を読み込み、CPU B100にこれらのデータを
送信する。上記セクタ駆動装置B121はCPUからの
信号を受けてセクタB129の開閉を行うと共に、セク
タ装置B129の開閉状態をCPUへ送信する。
【0018】B126は撮影用レンズ群用鏡枠であり、
この鏡枠の中にはフォーカシングレンズB123と、上
記フォーカシングレンズB123の動きをパルス信号に
変換してCPU B100に伝えるためのレンズ駆動検
知装置B124と、フォーカシングレンズB123を駆
動するためにモータM2 からの駆動量を伝達するギヤB
125が設けてある。さらに、鏡枠B126内には露光
量を制御するために、前述のセクタ駆動装置B121に
よって駆動されるセクタB129が設けられている。
【0019】被写体B131の距離を測定するための測
距装置B128と、被写体輝度を測定するための測光装
置B127は、CPU B100に接続されている。ま
た、このCPUはフラッシュ制御装置とも接続してい
る。
【0020】上記CPU B100には、オンとすると
撮影可能となるカメラのパワースイッチ(PWSW)B
134と、途中巻き戻し用のスイッチ(RWSW)と、
露光動作を行わせるためのレリーズスイッチ(RELS
W)B136と、裏蓋の開状態でオンとなる裏蓋の開閉
を検知するための裏蓋検知用スイッチ(BKSW)B1
38とが接続されている。またフィルムのパーフォレー
ション検出用のフォトレフレクタWPR69も上記CP
Uに接続している。
【0021】このように構成された本発明の第1実施例
の作用を図8乃至図13を用いて説明する。まず、カメ
ラ本体に電源電池を装填すると、CPU B100はメ
インフローを実行する。S100においてCPUのポー
トセット、記憶装置B103内のEEPROMの読み出
し等のシステムリセットを行う。
【0022】次に、空送り状態フラグALJFをチェッ
クし、“1”ならばS103に進み空送りを実行し、
“0”ならばS102に進み裏蓋が開状態から閉状態に
なったかをBKSW B138の立上がり信号によって
検出する。ここで、BKSWの立上がり信号があったと
きは開状態から閉状態になったときなので、S103の
空送りのサブルーチンに移行する。なお、この空送りの
サブルーチンは図9、図10において詳述する。
【0023】裏蓋スイッチBKSWの立上がり信号を検
出しなかった場合には、S104において巻戻しスイッ
チRWSWがオンになっているかをチェックし、RWS
Wがオンとなっている場合には巻戻しのサブルーチンS
105に進む(この巻戻しのサブルーチンについては、
図11で詳述する)。巻戻スイッチRWSWがオンとな
っていない場合には、パワースイッチPWSWがオンと
なっているかをチェックし(S106)、オフの場合に
は全てのカメラ動作を停止してストップ状態に入り、一
方、オンの場合にはS107において駒数等の表示を行
った後に、S109でレリーズスイッチRELSWがオ
ンになったかを検出する。
【0024】レリーズスイッチRELSWがオンの場合
にはレリーズ処理(図12で詳述する)行ってから、ま
たRELSWがオフの場合にはただちにS101に戻
る。
【0025】前述の空送りのサブルーチンS103を図
9を用いて詳述する。まず、EEPROMより記憶情報
の読み出しを行ってから、空送り状態フラグALJFが
“1”であるかをチェックする(S201)。この空送
り状態フラグALJFはEEPROMに記憶されるフラ
グであって、空送りの最中に電池等が抜かれた後に再装
填された場合であっても、このフラグを検出することに
より空送り動作を継続することができる。
【0026】空送り状態フラグALJFが“1”の場合
にはS207に進み、EEPROMに記憶された情報を
空送りカウンタALCに転送し、一方、ALJFが
“0”の場合にはS202に進み、旧空送り状態フラグ
OALJFをクリアする。このフラグOALJFは、図
6に示すようなパトローネを用いて空送りを行った時、
例えば、フィルムの送り出しが少ない時、パフォレーシ
ョンが切れた時や、うまくスプールにフィルムが巻き付
かない場合等、再度送り出しを行うかどうかを判断する
フラグである。
【0027】次に、S203において、モータM2 を反
時計方向に回転させて、スプールに巻き付く程度までフ
ィルムをパトローネから送り出す動作を行うが、詳細は
後述する。フィルムの空送りする駒数をカウントするた
めの空送りカウンタALCをクリアし、空送り状態フラ
グALJFにフラグをセットし、EEPROMに状態を
記憶する(S204〜S206)。
【0028】このような初期処理を行った後に、フィル
ムを巻上げるために、モータM1 51を時計方向に駆動
させる(S208)。モータM1 が時計方向に回転する
と、ピニオンギヤ53、太陽ギヤ54、遊星ギヤ55を
介してスプールギヤ57aが回転することによりスプー
ル57が回転する。モータM1 を回転させてからスプー
ルに設けた爪57bにフィルムが引っ掛かりフィルムを
巻上げるのに十分な時間TALをタイマにセットする(S
209)。S210において、パーフォレーションカウ
ンタPFCをクリアした後、パーフォレーションの動き
を検出するWPRからの信号をチェックする。
【0029】フォトレフレクタWPRの立上がり信号を
検出した場合には、パーフォレーションカウンタPFC
に1を加算し、このカウント値が8になったか判定す
る。カウント値が8未満の場合は、未だ1駒分巻上げて
いないので、S211に戻り、一方、カウント値が8に
達すると、S214に進み、空送りカウンタALCに1
を加算し、この空送り駒数をEEPROMに書き込み、
S216において空送り駒数が4駒に達したかを判定す
る。空送り駒数が4に達していない場合には、通常の1
駒の巻上げに必要とする時間に設定して、タイマをスタ
ートさせてからS210に戻る。
【0030】一方、空送りカウンタが4に達すると、モ
ータM1 にブレーキを掛けてから、オフとし、空送りが
終了したのでフラグALJFをクリアし、駒数カウンタ
を1とし、フラグ、駒数をEEPROMに記憶してから
メインフローにリターンする(S218〜S235)。
【0031】S211においてパーフォレーション検出
用のフォトレフレクタWPRより立上がり信号が入力し
なかった場合には、タイマをカウントダウンした後、タ
イマがオーバしたかをチェックする。オーバしていない
場合には裏蓋スイッチBKSWがオンしているかをチェ
ックし、裏蓋スイッチBKSWがオフの場合には、再び
S211に戻る。裏蓋スイッチBKSWがオンの場合
は、裏蓋が開かれたので、直ちにモータM1 の駆動を停
止すべく、モータM1 にブレーキを掛けた後に、オフと
する(S238、S239)。このように、裏蓋が開状
態となった場合には直ちにモータによるフィルムの送り
出し動作を停止するので、未露光フィルムを必要以上に
露光させる不具合はない。
【0032】S224において、タイマがオーバしてい
る場合は、直ちにモータM1 の回転を停止させるべく、
モータM1 にブレーキを掛けた後に、オフとする。その
後、S227において空送りカウンタALCのカウント
値が“0”かを判定し、0でない場合には、旧空送り状
態フラグOALJFと空送り状態フラグALJFとをク
リアして巻戻しのサブルーチンに移行する(S228〜
S229)。これは、1駒以上の空送りがあったにも関
わらず、タイマがオーバしたのはフィルムが終端まで達
していると判断されるからである。
【0033】一方、S227で空送りカウンタALJF
が0であった場合には、再送り出しを行うかを判断する
ために、S230で旧空送りフラグOALJFが“1”
であるかをチェックする。この空送りのサブルーチンに
最初に入った時には、S202でフラグOALJFはク
リアされているので、最初にS230を通る時には
“N”で抜ける。この後、フラグOALJFをセット
し、パーフォレーションカウンタPFCに所定数からα
(このαはEEPROMに適当な値が記憶されている)
だけ引いた値を転送し、再送り出しのサブルーチン(図
10で詳述する)を実行した後にS204に復帰し、空
送りのサブルーチンを再実行する。
【0034】S230で旧空送りフラグOALJFが
“1”であった場合には、再送り出しを行ったにも係わ
らず、空送りができなかったので、巻戻し動作を行うべ
く、S228へ進む。
【0035】次に、フィルム送り出しと再送り出しのサ
ブルーチンについて図10を用いて説明する。フィルム
送り出しのサブルーチンは、空送りのサブルーチンにお
いてS203を実行するフローであり、空送りを行うに
あたって、モータM2 を反時計方向に回転させ、フィル
ム72をスプール57に巻き付けるためのフローであ
る。一方、再送り出しのサブルーチンは空送りを行った
にも係わらず1駒も巻上げができなかった場合に、再度
フィルム送り出しを行うものである。
【0036】まず、S300においてEEPROMから
記憶情報を読みだし、次に、フィルム送り出し状態フラ
グPLJFが“1”であるかをチェックし、“1”の場
合はフィルム送り出し中であるので、S305でEEP
ROMに記憶されたパフォーレションカウント値をカウ
ンタPFCに転送し、一方、“0”の場合はパーフォレ
ーションカウンタをクリアした後にフィルム送り出し状
態フラグPLJFをセットし、カウンタPFCとフラグ
PLJFの情報をEEPROMに書き込む。
【0037】これらの初期処理が終了すると、次にモー
タM2 を反時計方向に回転させることにより、フィルム
送り出し用カプラ64が回転し、フィルムが送り出され
る。タイマにフィルム送り出しに必要な時間TPL1 をセ
ットする。タイマ時間TPL1は、フィルム72がパトロ
ーネより出てから、パーフォレーション検出用素子69
に達するまでに十分余裕のある時間となっている。
【0038】次に、S308において、パーフォレーシ
ョン検出素子(フォトレフレクタ)WPR69の立上が
り信号をチェックする。信号の立上がりを検出すると、
パーフォーレーションカウンタPFCに1を加算し、こ
の更新されたパーフォレーションカウント値をEEPR
OMに書き込み、パーフォレーションカウンタPFCの
値が所定数に達しているかを判定する。
【0039】カウンタPFCの値が所定数に達していな
い場合には、フィルム送り出しを行っているこの時点で
はフィルムがフォトレフレクタWPRまで達しているの
で、タイマをTPL1 より短い時間のTPL2 をセットし
て、再びS308に戻る。
【0040】カウンタPFCの値が所定数に達するとフ
ィルムがスプールに巻き付く程度までフィルム送り出し
が終了するのでモータM2 による駆動を停止すべく、ま
ず、フィルム送り出し状態を示すフラグPLJFをクリ
アし、モータM2 にブレーキを掛けた後に、モータM2
をオフし、遊星ギヤをフリーにするためにモータM2を
時計方向に駆動し、50ms待ってからモータM2 にブ
レーキを掛けた後に、モータM2 をオフし、リターンす
る(S313〜S320)。
【0041】S308に戻って、フォトレフレクタWP
Rの立上がり信号がない場合には、タイマをカウントダ
ウンし、S322でタイムオーバしているかをチェック
し、オーバしていない場合は、裏蓋スイッチBKSWが
オンしているかをチェックし、オフであれば再びS30
8に戻る。フォトレフレクタWPRの信号が入るより
も、CPUの処理速度の方が速いので、通常はS308
〜S321〜S327〜S308を繰り返すことにな
る。
【0042】タイムオーバしたことをS322において
検出した場合には、フィルム送り出し失敗であるので、
フラグPLJFをリセットし、モータM2 にブレーキを
掛けた後に、モータM2 をオフしてから、巻戻しのサブ
ルーチンに移行する。
【0043】裏蓋が開状態となるとS327を“Y”で
抜け、S328に進み、モータM2にブレーキを掛けた
後に、モータM2 をオフしてから、S235を介してか
らリターンする。このように、フィルム送り出し最中に
誤って裏蓋を開いても、S327〜S329において、
直ちにモータの回転を停止するので、フィルムの送り出
しが止められ、必要以上の未露光フィルムが露光してし
まうことはない。そして、再び裏蓋が閉じられると、S
102で裏蓋スイッチBLSWの立上がりを検出する
と、空送りのサブルーチンに移行し、フラグALJFは
セットされていないので、S203で再びフィルム送り
出しを実行することになる。
【0044】次に、フィルム巻戻しのサブルーチンにつ
いて図11を用いて説明する。まず、S400において
M1 を反時計方向に駆動し、巻戻しを行うに必要な時間
TRをタイマにセットし、パーフォレーションカウンタ
PFCをクリアする。
【0045】フォトレフレクタWPRの立上がり信号が
あるかをチェックし、立上がり信号を検出した場合に
は、パーフォレーションカウンタPFCに1加算し、こ
のカウンタ値が8に達したかを判定する。カウント値が
8に達していない場合には、S403に戻り、8に達し
た場合は1駒分巻戻したことになるので、フィルムカウ
ンタFCOから1減算し、駒数を表示してS402に戻
る。
【0046】フォトレフレクタWPRの立上がり信号が
ない場合には、S408でタイマのカウントダウンを行
ってから、タイムオーバしたかをチェックし、オーバし
ていなければ、S403に戻る。
【0047】タイムオーバしている場合には、フィルム
巻戻しがほぼ終了しているが、完全にパトローネ内に収
納される時間として例えば2秒間待つ。この時間が終了
すると、次にモータM1 にブレーキを掛けた後にモータ
M1 をオフする。次に遊星ギアをフリーとするために、
モータM1 を時計方向に駆動し、この状態で例えば10
0ms待ち、この時間が終了したら、モータM1 にブレ
ーキを掛けた後にモータM1 をオフしてリターンする。
【0048】次に、レリーズ処理のサブルーチンについ
て、図12を用いて説明する。まず、演算に必要なEE
PROMのデータを読み込み、フィルム感度読取装置B
115を介してフィルムパトレーネからフィルム感度を
読み取る。測距装置B128および測光装置B127に
測距及び測光を行わせ、測距値および測光値を得る。得
られた測距値を用いてレンズ繰出し量を演算し、測光値
から露光時間を演算する。
【0049】次に、S509でモータM2 を時計方向に
回転させ、フォーカシングレンズの繰出しを行う。繰出
し量はレンズ駆動検知装置B124より発生するパルス
をCPUがカウントし、S504で演算した繰出し量に
相当するパルス数に達したときに、モータM2 の駆動を
停止する。なお、一眼レフレックスカメラの場合には、
ここでミラーアップを行う。
【0050】セクタ駆動装置B121に信号を送り、セ
クタB129を駆動し、露光を行う。なお、必要に応じ
てフラッシュ制御回路B132に信号を送り、フラッシ
ュの発光も行う。露光が終了したら、日付けを写し込
み、フィルムの1駒巻上げ(図13参照)を行う。フォ
ーカシングレンズを初期位置に戻してから(S51
3)、メインフローにリターンする。
【0051】次に、巻上げのサブルーチンについて、図
13を用いて説明する。まず、モータM1 を時計方向に
回転させることにより、スプール57がフィルムの巻上
げを開始する。1駒巻上げに必要な時間TW をタイマに
セットし、パーフォレーションカウンタPFCをクリア
する。
【0052】フォトレフレクタWPRの立上がり信号を
チェックし、立上がり信号を検出した場合には、カウン
タPFCに1を加算し、この値が“8”となったかを判
定する。“8”に到達していない場合は未だ1駒分巻上
げてないのでS603に戻る。“8”に到達した場合
は、1駒分の巻上げが終了したので、モータM1 を停止
させ(S606、S607)、フィルムカウンタFCO
に1を加算してから、メインフローに戻る。
【0053】フォトレフレクタWPRの立上がり信号を
検出しなかった場合には、タイマのカウントダウンを行
い、次にS611でタイムオーバしたかを判定する。タ
イムオーバしていない場合は、再びS603に戻り、一
方、タイムオーバしている場合には、モータM1 を停止
させてから(S612、S613)、巻戻しのサブルー
チンに進む。1駒分巻上げるのに必要な時間TW が経過
しても1駒分巻上げられないことから、フィルム終端に
到達したと判断できるからである。
【0054】次に、本発明の第2実施例を説明する。こ
の第2実施例はフィルム裏面に磁気コート部が設けてあ
るフィルムを使用するカメラであって、この磁気コート
部にフィルムの給送量信号が磁気記録されている。
【0055】図14は上記フィルムが巻上げられている
状態を示すカメラ背面より見た斜視図であって、フィル
ム72の給送量を読み取る磁気ヘッド73は、図示せぬ
圧板または裏カバー内に設けられている。この第2実施
例の電気ブロック図を図15に示す。第1実施例を示す
図14とは磁気ヘッド73と、この磁気ヘッド73を制
御する磁気ヘッド制御装置B133が設けてある点だけ
である。その他の構成は、第1実施例と同様であるの
で、同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明は省
略する。
【0056】上記磁気ヘッド制御装置B133の具体的
な回路図を図16に示す。B400、B402は上述の
磁気ヘッド73に対応する磁気ヘッドB406、B40
9とCPUのポートの間に入るバッファであり、B40
1、B403は磁気ヘッドからの信号を波形成形するた
めのヒステリシスコンパレータである。また、B40
4、B407はCPUからの書き込み/読み込み制御信
号(R/W信号)でスイッチングするアナログスイッチ
であり、書き込み時には“1”、読み込み時には“0”
である。B406は信号書き込み、読み出し用磁気ヘッ
ドであり、B409は同期信号の書き込み、読み出し用
磁気ヘッドである。
【0057】次に磁気ヘッドで信号を書き込む時の動作
は、図18に示すように、CPUからのクロック信号C
LKに同期し、即ち、CLKの立上がりに同期して信号
“1”または“0”を信号磁気ヘッドB406より書き
込む。また、読み出しはCPUはR/Wに制御信号を送
りアナログスイッチB404、B407を端子2の方に
切り替える。書き込み信号を磁気ヘッドで読み取ると、
磁気ヘッドB406、B409からは図19の(c)
(e)に示す波形が得られる。さらにB401、B40
3によって波形整形され、CPUに信号として取り込ま
れる。このように信号はクロック信号CLKに同期し
て、書き込み、読み込みがなされるため、フィルムの巻
上げ速度がばらついても、正確にデータを読み取ること
ができる。
【0058】なお、図17のように同期信号が予め記憶
されたフィルムでも実施できることは勿論である。ここ
で、B410は磁気ヘッドB415とCPUのポートの
間に入るバッファであり、B411、B412は磁気ヘ
ッドからの信号を波形成形するためのヒステリシスコン
パレータである。また、B413はCPUからのR/W
信号でスイッチングするアナログスイッチであり、書き
込み時には“1”、読み込み時には“0”である。B4
15は信号書き込み、読みだし用磁気ヘッドであり、B
417は同期信号の読み出し用磁気ヘッドである。
【0059】このように構成された本発明の第2実施例
においては、上述の第1実施例におけるフィルムパーフ
ォレーションを検出するフォトレフレクタPR69を、
フィルムに時期記録されている給送量信号を検出する磁
気ヘッド73に置き換えたものに相当するので、その動
作は第1実施例と同様であり、その詳しい説明は省略す
る。
【0060】次に、本発明の第3実施例を説明する。こ
の第3実施例は1つのモータと太陽・遊星ギヤ機構を用
い、フィルムの巻き上げ、巻き戻し、撮影レンズ駆動等
を行うようにしたものである。この第3実施例の構成を
図20を用いて説明する。
【0061】モータ(図示せず)の駆動力がギヤ列を介
して伝達される第1太陽ギヤ201の回転中心には、第
1ギヤアーム202が嵌挿され、この第1ギヤアーム2
02の一端には、第1遊星ギヤ203が摺動自在に軸支
していると共に、上記第1ギヤアーム202の他端は、
カメラの固定部材に回動自在に軸支されたストップレバ
ー204と摺接可能となっている。上記第1遊星ギヤ2
03は、第1太陽ギヤ201の回りを回動し、第1フィ
ルム給送用被駆動ギヤ205、撮影動作用被駆動ギヤ2
06、第2フィルム給送用被駆動ギヤ207、負荷用内
歯ギヤ208とそれぞれ噛合可能となっている。上記ス
トップレバー204はトグルバネ209によって反時計
方向に付勢されており、通常はストッパ210aに当て
ついていると共に、時計方向に回動した際にはストッパ
210bに当てついて停止する。また、上記第1ギヤア
ーム202は、ストッパ211a、211bによって、
その回動範囲が規制されている。
【0062】上記第1フィルム給送用被駆動ギヤ205
及び第2フィルム給送用被駆動ギヤ207の間にはアイ
ドルギヤ212、213が配置されており、また第1フ
ィルム給送用被駆動用ギヤ205には、第2太陽ギヤ2
14が噛合している。この第2太陽ギヤ214の回動中
心には第2ギヤアーム219が回動自在に嵌挿され、こ
の第2ギヤアーム219は、第2遊星ギヤ220a、2
20bを回動自在に軸支し、この第2遊星ギヤ220
a、220bは第2太陽ギヤ214と噛合している。そ
して、上記第2遊星ギヤ220aはその回動路中でフィ
ルムと係合しているカプラギヤ221と噛合する。
【0063】また、第2太陽ギヤ214は第3太陽ギヤ
215と噛合し、この第3太陽ギヤ215の回動中心に
は第3ギヤアーム216を回動自在に軸支しており、こ
の第3ギヤアーム216は第3遊星ギヤ217を回動自
在に軸支している。そして、第3ギヤアーム216の回
動範囲はストッパ11cによって時計方向に回動した際
に規制されると共に、反時計方向に回動した際には、ス
プールと一体に結合したスプールギヤ218と上記第3
遊星ギヤ217と噛合する。
【0064】このように構成された第3実施例の太陽・
遊星歯車機構の作用を図20乃至図23を用いて説明す
る。フィルム巻き上げ状態では、モータ(図示せず)が
回転すると第1太陽ギヤ201は図中の矢印の如く時計
方向に回転し、第1ギヤアーム2はストップレバー4に
よって図20の状態に保持され、その出力は第1遊星ギ
ヤ203、第1フィルム給送用被駆動ギヤ205を介し
て第2太陽ギヤ214に伝達される。さらに、第2太陽
ギヤ214の時計方向の回転は、第2遊星ギヤ220a
を介してカプラーギヤ221に伝達される。オートロー
ド時はカプラーギヤ221の時計方向の回転でフィルム
がフィルムパトローネから送り出され、スプール218
までフィルムが送られる。フィルムがスプール218に
巻き付くと、スプール218とカプラーギヤ221の周
速差によりスプールドライブに切替わる。
【0065】即ち、第2太陽ギヤ214によって駆動さ
れるカプラギヤ221とスプール218は、その間に配
置されているギヤ220a、215、217のギヤ比が
異なるなるために、その回転速度も異なっている。フィ
ルムがスプールに巻き付くまでは、カプラーギヤ221
によってフィルムは送り出されるが、フィルムがスプー
ル218に巻き付くと、このスプール218の回転速度
の方が速いので、フィルムはこの速度で巻き取られ、一
方、カプラーギヤ221は第2太陽ギヤ214によって
駆動されるよりも高速でフィルムによって回転されるの
で、第3遊星ギヤ220aとカプラーギヤ221は噛合
することができない。
【0066】なお、フィルム給送制御は図示しないフォ
トレフレクタ、従動スプロケットに連動する1駒検出ス
イッチ等によって行われる。
【0067】次に、撮影動作状態について説明する。図
20の状態でオートロードまたは1駒巻上げが完了し、
次の撮影のためにレリーズされると、第1太陽ギヤ20
1が時計方向に回転し、図21の状態となり、撮影動作
用被駆動ギヤ206を回転させることによりフォーカシ
ングとシャッタ動作が行われる。撮影動作が完了する
と、第1太陽ギヤ201は反時計方向に回転し、図20
の状態に戻り、1駒巻上げを行う。したがって、通常は
図20に示すフィルム巻上げ状態と図21に示す撮影動
作状態とを交互に行うことになる。
【0068】次に、フィルム巻上げ途中にフィルムエン
ド、つまりフィルムが終端にまで達した場合について説
明する。図20の状態でフィルム巻上げ途中にフィルム
エンドとなると、スプール218はフィルムが終端に達
したときの負荷でロックされ、第1ギヤアーム202は
ストップレバー204をトグルバネ209のバネ力に抗
して時計方向に回転させ、図22の状態となる。
【0069】この図22のフィルム巻戻しの状態におい
て、第1太陽ギヤ201はフィルム巻上げ時と同様に反
時計方向に回転しており、この回転は第2フィルム給送
用被駆動ギヤ207に伝達される。この被駆動ギヤ20
7の駆動力は第1フィルム給送用被駆動ギヤ205に伝
達されるが、この際アイドルギヤ212、213の働き
により、フィルム巻上げ時とは逆方向である時計方向に
駆動される。
【0070】更に、第1フィルム給送用被駆動ギヤ20
5の駆動力は第2太陽ギヤに伝達され、この第2太陽ギ
ヤ214の反時計方向への回転により、第3遊星ギヤ2
17はスプール218から離間し、スプール218はフ
リーとなる。また、第2遊星ギヤ220bがカプラーギ
ヤ221と噛合し、このカプラーギヤ221を反時計方
向に回転させ、フィルムの巻き戻しを行う。フィルムの
巻戻し完了の検出はフォトレフレクタPR、1駒検出ス
イッチ等によって行われる。
【0071】図23は、駆動系全体をリセットする状態
を示す。図22の状態で巻戻しが完了すると、第1太陽
ギヤ201は時計方向に回転し、第1遊星ギヤ203が
負荷用内歯ギヤ208と噛合し、この負荷でギヤアーム
202はストップレバー204をトグルバネ209のバ
ネ力に抗して反時計方向に回転させ、駆動系全体をリセ
ットする。
【0072】次に、この第3実施例の電気回路ブロック
図を図24に示す。この電気回路ブロックは前述した図
7とほぼ同様であるので、異なる点のみ説明する。
【0073】モータ制御回路B104によって制御され
るのはモータM3 のみであり、モータ制御回路B104
にはトランジスタB200、B201、B202、B2
03からなるモータブリッジが接続されている。このブ
リッジ回路において、トランジスタB200、B203
の導通により反時計方向に回転し、トランジスタB20
1、B202の導通により時計方向に回転し、トランジ
スタB201、B203の導通によりモータM3 にブレ
ーキがかかる。
【0074】B205は1駒巻上げ検出用スイッチであ
り、B206は従動スプロケットである。また、B20
7は、図22のようにフィルム巻戻し状態になったとき
にオンするスイッチであり、例えばストップレバー20
4がストッパ210bによって係止されたときにオンす
るようになっており、図20のようにフィルム巻上げ状
態になったときにオフする。
【0075】このように構成された第3実施例の動作を
フローチャートを用いて説明する。図25に示すメイン
フローは、前述の図8と概略は同様である。まず、S7
01において初期設定を行った後に、S702において
裏蓋スイッチBKSWの立上がりを検出する。裏蓋を閉
じた直後は、信号が立上がるので、この場合にはS70
8において空送りを行う。この空送り動作は図26及び
図27において詳細を後述する。
【0076】S702において、裏蓋スイッチBKSW
の立上がりが検出されなかった場合にはS703におい
て、パワースイッチPWSWがオンか否かを検出する。
PWSWがオフの場合にはカメラシステムの動作を停止
すべくS704でストップ状態とする。パワースイッチ
PWSWがオンの時は、表示装置B102において表示
を行った後に、S706でレリーズスイッチRELSW
がオンか否かを検出し、オンの場合にはレリーズ処理を
行った(S707)後に、一方、オフの場合には直ちに
S702に戻る。
【0077】次に、S708の空送り動作の詳細を図2
6及び図27を用いて説明する。まず、S800におい
てEEPROMに書き込まれた情報を読み取る。次に空
送り状態が途中の場合には1である空送り状態フラグA
LJFを検出する。“1”である場合には、S805に
おいてEEPROMに記憶された空送り駒数データを空
送りカウンタALCに転送する。一方、“0”の場合に
は、空送りカウンタALCに0を転送し(S802)、
空送り状態フラグALJFを1とし(S803)、これ
らの情報をEEPROMに書き込む(S804)。この
後に、モータM3 を反時計方向に回転させ、次いでタイ
マにTALを入れる。
【0078】なお、図9のフローにおては、S203で
フィルム送り出しを行っていたが、本第3実施例におい
ては、前述したように、スプール218とカプラーギヤ
221の周速の差を利用してフィルム送り出しの制御を
機械的に行っているので、これに対応するフローはな
い。
【0079】1駒検出スイッチ1KSWの立上がりを検
出し(S808)、検出できない場合はタイマのカウン
トをダウンさせた後に(S814)、このタイマがタイ
マオーバしたかを検出する(S815)。所定時間経過
しても終了しない場合は空送りの失敗を表示するようエ
ラーマーク“E”を表示をした後に、S817〜S82
0を介してメインフローにリターンする。一方、未だタ
イムオーバしていない場合は、裏蓋スイッチBKSWが
オンしているかを検出し、オフのとき、即ち、裏蓋が閉
じたままである場合には、再びS808に戻り1駒検出
スイッチの状態を検出する。なお、1駒検出スイッチ1
KSWの検出は、図9のフローにおいて8パーフォレー
ションのカウントに相当する。
【0080】次に1駒検出スイッチ1KSWの信号の立
ち上がりを検出すると、空送りカウンタALACに1を
加算し(S809)、このデータをEEPROMに書き
込み、タイマにTALより短い時間であるTW2を入れ、空
送りカウンタALCが4駒に達したかを判定する。空送
り駒数が4駒に達しない場合は、S808に戻り、一
方、空送り駒数が4駒に達すると、モータM3 にブレー
キをかけた後にモータM3 をオフし、空送り状態が終了
したので空送り状態フラグALJFを0にし、この情報
をEEPROMに書き込んだ後に、リターンする(S8
17〜S821)。
【0081】また、S822において裏蓋スイッチBK
SWがオンとなると、即ち、空送りの最中に裏蓋が開か
れると、モータM3 にブレーキをかけた後にモータM3
をオフし、図25に示すメインフローに戻る(S823
〜S825)。
【0082】したがって、空送り時に裏蓋を開くとS8
22〜S825において、フィルム空送りを停止し、再
び裏蓋を閉じるとS702を介して図26及び図27に
示す空送りのサブルーチンに入るので再び空送りを実行
することになる。この際、空送り状態フラグALJFは
0にクリアされていないので、S805において、空送
りカウンタALCに空送り駒数が転送され、不足駒数の
みが空送りされる。
【0083】次にレンズの繰り出し動作を図28を用い
て説明する。このフローは、メインフローの中のレリー
ズ処理の一部である。まず、モータM3 を時計方向に回
転させ、撮影動作用の被駆動ギヤ206に駆動力を伝達
し、これによって撮影レンズは駆動される。撮影レンズ
が所定位置に達すると、レンズ駆動検知装置の中に設け
られているAFSWがオンする。このスイッチがオンす
ると、AFレンズの繰出し時に発生するパルスをカウン
トするカウンタAFPをリセットする(S902)。
【0084】上記パルスが発生する度に、カウンタAF
Pに1を加算し、このカウンタ値が所定値に達したかを
判定する(S905)。所定値に達していない場合に
は、再びS903に戻り、一方、所定値に達した場合に
は、モータM3 にブレーキをかけた後に、モータM3 を
オフし、メインフローに復帰する。
【0085】次にレンズリセットのフローについて図2
9を用いて説明する。まず、モータM3 を時計側に回転
駆動し(S1000)、撮影レンズの初期位置をチェッ
クしてオンならばS1000に戻り、一方、オフならS
1002においてモータM3にブレーキをかけ、さらに
S1003においてモータM3 をオフとしてからメイン
フローにリターンする。
【0086】次に空送りの後の通常のフィルム巻上げ
を、図30のフローを用いて説明する。まず、S110
0において、モータM3 を反時計方向側に駆動する。1
駒検出スイッチ1KSWの立上がりを検出し、立上がり
があった時は、1駒巻上げが終了なのでS1103に進
み、駒数カウンタFCOに1加算した後にS1116〜
S1121を介してメインフローにリターンする。一
方、1KSWの立上がりを検出しなかった時は、S11
02に進んで巻戻しスイッチRSWの検出を行い、オフ
の場合には再びS1101に戻り、オンの場合には巻戻
し状態となったのでS1105に進む。
【0087】S1105ではタイマに巻戻し終了検出に
必要な時間TR をセットし、次いで1駒検出スイッチ1
KSWが立上がったかを検出する(S1106)。立上
がりを検出しない場合は、タイマをカウントダウンし、
S1108でタイマ時間TRが経過したを判定し、タイ
マ時間TR が経過していない場合には、再びS1106
に戻る。タイマ時間TR が経過した時はフィルム巻戻し
と判断して、S1110、S1111においてモータM
3 を停止させる。この後、駆動系をリセットするため
に、モータM3 を時計方向に駆動し、AFSWがオフし
たら、S1110、S1111においてモータM3 を停
止させ、メインフローにリターンする。
【0088】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、フィ
ルムパトローネから未露光フィルムの送り出し動作中
に、使用者が誤って裏蓋を開いてしまった場合でも、そ
の後裏蓋を閉め直すだけで、フィルムへの露光を最小限
に押さえ、確実にフィルムの自動装填を行える全自動フ
ィルム給送装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すフィルムマガジンを
カメラ本体に装填した直後の状態におけるカメラの給送
装置を後方より透視した斜視図。
【図2】上記図1でフィルムを巻取スプールに巻き付け
た状態におけるカメラの給送装置を後方より透視した斜
視図。
【図3】上記図1でフィルムをフィルムマガジン内に巻
戻している状態におけるカメラの給送装置を後方より透
視した斜視図。
【図4】本発明の第1実施例を示す裏蓋を取り除いた状
態のカメラの背面図。
【図5】上記図4で上記カメラの断面図。
【図6】本発明の第1実施例に用いるフィルムパトロー
ネの詳細を示す斜視図。
【図7】本発明の第1実施例を示す電気回路ブロック
図。
【図8】本発明の第1実施例を示すメインのフローチャ
ート図。
【図9】本発明の第1実施例を示す空送りサブルーチン
のフロチャート図。
【図10】本発明の第1実施例を示すフィルム送り出し
と再送り出しのサブルーチンのフロチャート図。
【図11】本発明の第1実施例を示す巻戻しのサブルー
チンのフロチャート図。
【図12】本発明の第1実施例を示すのレリーズ処理の
サブルーチンのフロチャート図。
【図13】本発明の第1実施例を示すの巻上げのサブル
ーチンのフロチャート図。
【図14】本発明の第2実施例を示すカメラの給送装置
を後方より透視した斜視図。
【図15】本発明の第2実施例を示す電気回路ブロック
図。
【図16】上記図15に示す磁気情報制御装置の詳細回
路図
【図17】上記図15に示す磁気情報制御装置の変形例
の詳細回路図
【図18】上記図16に示す磁気情報制御装置の動作を
示すタイムチャート図。
【図19】上記図16に示す磁気情報制御装置の動作を
示すタイムチャート図。
【図20】本発明の第3実施例を示すフィルム巻き上げ
状態におけるカメラの給送装置の太陽・遊星歯車機構の
平面図。
【図21】本発明の第3実施例を示す撮影動作状態にお
けるカメラの給送装置の太陽・遊星歯車機構の平面図。
【図22】本発明の第3実施例を示すフィルム巻戻し状
態におけるカメラの給送装置の太陽・遊星歯車機構の平
面図。
【図23】本発明の第3実施例を示す駆動系全体をリセ
ットする状態におけるカメラの給送装置の太陽・遊星歯
車機構の平面図。
【図24】本発明の第3実施例を示す電気回路ブロック
図。
【図25】本発明の第3実施例を示すメインのフローチ
ャート図。
【図26】本発明の第3実施例を示す空送りサブルーチ
ンのフロチャート図。
【図27】本発明の第3実施例を示す空送りサブルーチ
ンのフロチャート図。
【図28】本発明の第3実施例を示すレンズ繰出しのサ
ブルーチンのフロチャート図。
【図29】本発明の第3実施例を示すレンズリセットの
サブルーチンのフロチャート図。
【図30】本発明の第3実施例を示すの巻上げのサブル
ーチンのフロチャート図。
【符号の説明】
51 フィルム巻上げ巻戻し用モータ 52 フィルム送出しシャッタチャージ用モータ 57 スプール 69 フィルム給送状態検出用フォトレフレクタ 70 フィルムパトローネ B100 マイクロコンピュータ B138 裏蓋スイッチBKSW
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 真也 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 長尾 正樹 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 徳井 正樹 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 代 正弘 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 渡辺 洋二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムパトローネ内の供給スプールの一
    方向回転により未露光フィルムを前記フィルムパトロー
    ネ内より送り出すと共に、前記供給スプールの他方向回
    転により露光済みフィルムを前記フィルムパトローネ内
    に巻戻すフィルムパトローネを用いるカメラにおいて、 前記供給スプールと係合するスプール係合部材と、 フィルム巻取用の巻取スプールと、 前記フィルムパトローネをカメラ内に装填するための裏
    蓋と、 前記裏蓋の開閉状態を検出する検出手段と、 を有し、 前記スプール係合部材の一方向回転により未露光フィル
    ムを前記フィルムパトローネより送りだし、さらに、巻
    取スプールの一方向回転により送り出されたフィルムを
    巻取ると共に、前記未露光フィルムの送り出し動作中に
    前記裏蓋の開状態を上記検出手段により検出した場合に
    は、前記スプール係合部材の回転を停止し、その後、上
    記検出手段による前記裏蓋の閉状態の検出に応答して前
    記スプール係合部材の送り出し方向への回転を再開する
    ことを特徴とするカメラのフィルム給送装置。
JP5935492A 1992-02-13 1992-02-13 カメラのフィルム給送装置 Pending JPH05224281A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5935492A JPH05224281A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 カメラのフィルム給送装置
US08/237,229 US5430513A (en) 1992-02-13 1994-05-02 Automatic film feeding apparatus for camera

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