JPH05224668A - 作編曲アシスト装置 - Google Patents

作編曲アシスト装置

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JPH05224668A
JPH05224668A JP4056743A JP5674392A JPH05224668A JP H05224668 A JPH05224668 A JP H05224668A JP 4056743 A JP4056743 A JP 4056743A JP 5674392 A JP5674392 A JP 5674392A JP H05224668 A JPH05224668 A JP H05224668A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多パ−ト曲の作編曲を行なうに際して、ある
パートに対して他の各パ−トの音の音楽的な調和を考慮
して作編曲を行なうことを補助し、音楽的な知識の乏し
い者が作編曲する場合であっても容易に作編曲を行なう
ことができる作編曲アシスト装置を提供することを目的
とする。 【構成】 演奏情報を入力させ、その演奏情報に調和す
る候補音を検出して報知するようにする。どのような音
を候補音とするかは、所定の音楽一般のル−ルを用いれ
ば良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、旋律(メロディ)、
調性(トーナリティ)、あるいは和音(コード)などの
演奏情報に調和する候補音を報知することにより、作曲
者や編曲者などの作曲あるいは編曲の作業を補助する作
編曲アシスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、所定の調(キ−)を有する多パー
ト曲を作曲または編曲(以下、「作編曲」という)する
ときは、音楽家は、調、メロディあるいはコードなどを
考慮しながら全パ−トが音楽的に調和するように音を選
択して作編曲を行っていた。
【0003】一方、電子楽器の中には自動的に伴奏パ−
トを作成し自動伴奏を行うものがあった。これは、演奏
者が例えば鍵盤にて所定のコ−ドを押下すると自動的に
伴奏音を発音するものであるが、メロディとは全く無関
係に伴奏パ−トを作成して発音するものであり、必ずし
もメロディと音楽的に調和する伴奏が得られるものでは
なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、音楽に関す
る知識が乏しい初心者が多パート曲の作編曲を行うとき
は、どの音を選択すれば良いかわからない場合がある。
すなわち、全パ−ト間で音楽的に調和した音程を保持し
つつあるいはそのような音程を考慮しつつ作編曲を行な
うのは、特に音楽的知識の乏しい者にとっては困難であ
るという問題点があった。
【0005】また上述したように、従来の電子楽器にお
ける自動伴奏では、必ずしも音楽的に調和する伴奏が得
られる訳ではないという不都合があった。
【0006】この発明は、上述の従来例における問題点
に鑑み、多パ−ト曲の作編曲を行なうに際して、あるパ
ートに対して他の各パ−トの音の音楽的な調和を考慮し
て作編曲を行なうことを補助し、音楽的な知識の乏しい
者が作編曲する場合であっても容易に作編曲を行なうこ
とができる作編曲アシスト装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明に係る作編曲アシスト装置は、演奏情報を
入力する演奏情報入力手段と、前記演奏情報入力手段に
より入力した演奏情報に調和する候補音を検出する候補
音検出手段と、前記候補音検出手段により検出した候補
音を報知する報知手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】上記演奏情報としては、例えば旋律(メロ
ディ)、調性(トーナリティ)または和音(コ−ド)な
どの情報を用いる。メロディに基づいて調やコードを求
めて用いても良い。
【0009】候補音の検出のル−ルとしては音楽一般の
ル−ルを用いれば良い。例えば下記のようなル−ルが用
いられる。
【0010】その時点の調に基づくダイアトニックス
ケールを用いる。基準音の開始音高によってアヴェイラ
ブルスケールが決められる。例えば、現在の調がCメジ
ャ−で現在のコ−ドがCメジャ−コ−ドのときは、アヴ
ェイラブルスケールはイオニアスケールであるので、イ
オニアスケール上の音を候補音とする。また、現在コ−
ドがDマイナ−コ−ドであるときは、アヴェイラブルス
ケールはドリアスケールであるので、ドリアスケール上
の音を候補音とする。このようにその時点の調およびコ
−ドに応じたアヴェイラブルスケールを用いて候補音を
決定することができる。
【0011】コ−ドサウンドの構成上除外されるべき
アボイド音は、候補音として排除するようにする。例え
ば、イオニアスケールの第4番目の音はアボイド音であ
るので候補音としては挙げないようにする。
【0012】メロディと平行になる音は避けるように
する。例えば、メロディに対して完全5度あるいは完全
8度等で平行に推移する音は禁止するようにする。
【0013】メロディに対し短9度の関係となる音は
排除するようにする。例えば、メロディの音がEである
とき、候補音にはEb(Eフラット)を挙げないように
する。
【0014】このような〜などのル−ルを用いて、
例えば1つのパートであるメロディに対する候補音をユ
ーザに報知提示していく。
【0015】候補音を報知した後、ユ−ザが入力した音
のデータを記憶していき、メロディに対して音楽的に調
和のとれた他のパ−トの楽音デ−タとして保持するよう
にしてもよい。例えば、全パートの楽音データをMID
I規格のデータとして生成するようにしてもよい。
【0016】
【作用】演奏情報入力手段により入力した演奏情報に調
和する候補音を検出して報知するので、音楽的知識の乏
しい者であっても、報知された候補音の中から音を選択
していけば音楽的に調和がとれた他のパ−トが作編曲で
きる。逆に、候補音以外の音を選択して、意識的に不安
定な楽曲とすることもできる。
【0017】
【実施例】以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明
する。
【0018】図1は、この発明の一実施例に係る作編曲
アシスト装置のブロック構成を示す。この作編曲アシス
ト装置は、装置全体の動作を制御する中央処理装置(C
PU)1、CPU1が実行するプログラムが格納された
プログラムメモリ2、各種のレジスタやフラグなどが割
り当てられているワ−キングメモリ3、パネル部4、お
よびメロディデ−タなどを記憶するデ−タメモリ5を具
備している。パネル部4は、各種の情報を表示するため
の表示器7および各種のスイッチなどを備えたスイッチ
およびLED部8を備えている。6はこれら各部を接続
するバスラインである。
【0019】図2は、パネル部4の詳細な外観を示す。
スイッチおよびLED部8は、テンキ−9、鍵盤12お
よびLED13を備えている。テンキ−9は各種の情報
を入力するための「0」から「9」の数字キ−のほか、
YESキ−10およびNOキ−11を備えている。鍵盤
12は1オクタ−ブ分の12個の鍵(白鍵が7つ、黒鍵
が5つ)よりなり、白鍵の下部には音名を示す「CDE
FGAB」が刻印されている。LED13は、鍵盤12
の12個の各鍵の上部に12個設けられており、各音名
の鍵にそれぞれ対応している。
【0020】次に、この実施例の作編曲アシスト装置の
操作および動作の概略を説明する。
【0021】まず、ユーザは基礎となるメロディおよ
びコードを自由に作成する。これは図1の鍵盤12ある
いはテンキ−9などにより入力してもよいし、あらかじ
め別の装置により作成したデータをMIDIなどの規格
にしたがってこの装置に転送するようにしてもよい。な
お、この実施例の作編曲アシスト装置では、あらかじめ
ユ−ザが作成したメロディがメロディデ−タとして、コ
−ドがコ−ドデ−タとして、それぞれデ−タメモリ5に
格納されているものとして説明する。
【0022】残りのパートを作編曲するとき、ユーザ
は不図示の作編曲スタートキーを押下する。これにより
本装置のアシストのもとで残りパートの作編曲が開始で
きるようになる。
【0023】本装置の表示器7に曲の一番始めの調の
入力を促す表示がなされる。ユーザは、曲の一番始めの
調(例えば、Cメジャー、Dマイナーなど)を入力す
る。
【0024】本装置の表示器7に転調の確認表示がな
される。これは、曲の途中で転調されている可能性があ
る場合に、転調候補を提示しユーザに転調するかしない
かを選択させるものである。同一のコード進行であって
も転調したほうがよい場合や転調しないほうがよい場合
があり、それは曲を作成するユーザの意思によるため、
ユーザに転調の確認をさせている。
【0025】次に、各パート(この実施例では4つの
パートとした)ごとに調、メロディおよびコードから候
補音を検出し、候補音の音名に対応するLED13を点
燈する。ユーザはこれを参照して適宜鍵盤12を押下し
そのパートを構成する音を入力する。入力した音の楽音
データは、編集デ−タとしてデータメモリ5に記憶され
る。これを4つのパートについて行なう。
【0026】以上〜のようにして、最終的な全パー
トの楽音データを作成する。
【0027】次に、デ−タメモリ5に記憶されるメロデ
ィデ−タ、コ−ドデ−タおよび編集デ−タのフォ−マッ
トについて説明する。図3は、図1のデ−タメモリ5に
記憶されるこれらのデ−タのフォ−マットを示す。
【0028】図3(a)は、メロディデ−タMMのフォ
−マットを示す。メロディデ−タMMは、キ−コ−ドデ
−タおよびそれに続くデュレーションデ−タを1セット
のデータとして、これらを複数セット並べて構成されて
いる。キ−コ−ドデ−タとそれに続くデュレーションデ
−タの1セットのデータで、メロディを構成する1つの
音が特定される。すなわち、キ−コ−ドデ−タでその音
の音高を特定し、デュレーションデ−タでその音が発音
される時間的長さを特定する。メロディデータの終りに
はエンドコ−ドが格納される。メロディデ−タMMは配
列形式であり、これらの各デ−タは図に示すようにMM
(0),MM(1),…というようにアクセスされる。
【0029】デュレーションデ−タは、1小節の時間長
さを16等分した時間長さを単位とする。以下、コード
その他についてもデュレーションはこの単位で表すもの
とする。
【0030】図3(b)は、コ−ドデ−タCMのフォ−
マットを示す。コ−ドデ−タCMは、ルートデ−タ、タ
イプデータおよびデュレーションデ−タ(この順に並べ
られる)を1セットのデータとして、これらを複数セッ
ト並べて構成されている。この1セットのデータで1つ
のコード(和音)が特定される。すなわち、ルートデ−
タでそのコードの根音(ルート)を特定し、タイプデー
タでそのコードのタイプ〓(メジャーまたはマイナーな
ど)を特定し、デュレーションデ−タでそのコードの長
さを特定する。コードデータの終りにはエンドコ−ドが
格納される。コードデ−タCMは配列形式であり、メロ
ディデ−タMMと同様にCM(0),CM〓(1),…
というようにアクセスされる。
【0031】図3(c)は、編集デ−タEDTDのフォ
−マットを示す。編集デ−タEDTDは、ユーザが入力
した4つのパートの楽音データを記憶する。編集デ−タ
EDTDは2次元の配列形式であり、第1の添字が
「1」である領域すなわちEDTD(1,0),EDT
D(1,2),EDTD(1,3),…に第1パートの
楽音データを記憶する。同様に、第1の添字が「2」で
ある領域EDTD(2,n)に第2パートの楽音データ
を、第1の添字が「3」である領域EDTD(3,n)
に第3パートの楽音データを、第1の添字が「4」であ
る領域EDTD(4,n)に第4パートの楽音データ
を、それぞれ記憶する。
【0032】各パートの楽音データは、キーコードデー
タおよびデュレーションデ−タ(この順に並べられる)
を1セットのデータとして、これらを複数セット並べて
構成されている。この1セットのデータで、そのパート
を構成する1つの音が特定される。すなわち、キ−コ−
ドデ−タでその音の音高を特定し、デュレーションデ−
タでその音の長さを特定する。各パートのデータの終り
にはエンドコ−ドが格納される。
【0033】次に、この実施例の作編曲アシスト装置で
候補音を検出するために用いているテーブルおよび候補
音検出のル−ルにつき説明する。この実施例では、上述
の〓「課題を解決するための手段」の欄で説明したお
よびの2つのルールを候補音検出のル−ルとして用い
た。すなわち現在のコードが、現在の調のダイアトニッ
クコードであるか、現在の調内のノンダイアトニックコ
ードであるか、現在の調外のノンダイアトニックコード
であるか、の別によりアヴェイラブルスケール(以下、
「AVスケール」と呼ぶ)を決定し、さらにメロディや
他パートの音と短9度の関係となる音を除くようにし
た。
【0034】図4は、現在のコードが、現在の調のダイ
アトニックコードまたは現在の調内のノンダイアトニッ
クコードであるときに用いるAVスケールテーブルを示
す。41は現在の調がメジャーであるときに用いるAV
スケールテーブル、42は現在の調がマイナーであると
きに用いるAVスケールテーブルを示す。テーブル中の
和音種類とは、現在のコードのタイプすなわちメジャー
(図では「M」で示す)またはマイナー(図では「m」
で示す)などの別を示す。テーブル中の音程(2つの音
の音高の差)とは、現在のコ−ドの根音のキ−コ−ドと
現在の調の主音のキ−コ−ドとの音程を示すもので、
【0035】音程差=(根音コード+12−主音コー
ド) mod 12 で算出される値である。根音コードは現在のコードの根
音(ルート)のキーコード、主音コードは現在の調の主
音(トニック)のキーコードを示す。
【0036】音階名は、それぞれの和音種類および音程
に応じて決定されるAVスケールを示す。例えば、現在
の調がメジャー、現在のコードがメジャー、音程が
「1」のときは、AVスケールとしてリディアン(ly
dian)スケールを用い、現在の調がメジャー、現在
のコードがマイナー、音程が「2」のときは、AVスケ
ールとしてドリアン(dorian)スケールを用いる
というように決定される。
【0037】図5は、現在のコードが現在の調外のノン
ダイアトニックコードであるときに用いるAVスケール
テーブルを示す。和音種類および音階名の意味は図4と
同様である。1つの和音種類に対して音階名が複数ある
ものについては、これらの音階の音の和集合をとって候
補音とする。
【0038】図6は、音階に応じた候補音が記載された
スケールテーブルである。各音階名に対応する候補音が
12ビットのビットデータで示されている。「1」はそ
の音名の音が候補音であることを示し、「0」は候補音
でないことを示す。例えば、音階名がイオニア(ion
ia)に対応するビットデータ「1010110101
01」により、「C」「D」「E」「F」「G」「A」
「B」が候補音であり、「C#(Db)」「D#(E
b)」「F#(Gb)」「G#(Ab)」「A#〓(B
b)」が候補音でないことが分かる。
【0039】ただし、このスケールテーブルにおける音
階名と候補音の音名との対応は、コードのルートが
「C」のときのものである。したがって、実際の候補音
を表すビットデータは、このスケールテーブルにより得
られたビットデータを現在のコードのルートに応じて右
方向へローテート(循環右シフト)させて得るようにな
っている。
【0040】例えば、音階名がイオニア(ionia)
と決定されビットデータ「101011010101」
が読出されたとき、現在のコードのルートのキーコード
が〓「D」であったとすると、「D」のキーコードの値
の回数だけビットデータ「101011010101」
を右方向へローテートさせて得られるビットデータ〓
「011010110101」が実際の候補音の音名を
示すデータとなる。なお、キーコード「C」は「12」
の倍数となっているので、現在コードのルートのキーコ
ードが示す値の回数だけローテートさせればよい。
【0041】次に、この実施例の作編曲アシスト装置で
用いているレジスタおよびフラグなどにつき説明する。 (a)MP(n):メロディキーコードレジスタであ
る。メロディデータMMからキーコードデータのみ抜き
出して格納するための配列形式のレジスタである。 (b)ML(n):メロディデュレーションレジスタで
ある。メロディデータMMからデュレーションデータの
み抜き出して格納するための配列形式のレジスタであ
る。 (c)MN:メロディデータ音符数レジスタである。メ
ロディデータMMに格納された音符の数をセットする。
【0042】(d)CRT(n):コードルートレジス
タである。コードデータCMからルートデータのみ抜き
出して格納するための配列形式のレジスタである。 (e)CTP(n):コードタイプレジスタである。コ
ードデータCMからタイプデータのみ抜き出して格納す
るための配列形式のレジスタである。 (f)CL(n):コードデュレーションレジスタであ
る。コードデータCMからデュレーションデータのみ抜
き出して格納するための配列形式のレジスタである。
【0043】(g)CN:コードデータCMに格納され
たコードの数をセットするコードデータ数レジスタであ
る。 (h)TN(n):調の主音レジスタである。曲の調は
曲の先頭から転調があるごとに順次移り変わっていく。
このレジスタは、曲の先頭からのそれぞれの調の主音を
示すキーコードが格納される配列形式のレジスタであ
る。 (i)MD(n):曲の先頭からのそれぞれの調のモー
ド(メジャーかマイナーか)を示すデータが格納される
配列形式の調のモードレジスタである。
【0044】(j)TL(n):曲の先頭からのそれぞ
れの調の長さを表すデータが格納される配列形式の調長
さレジスタである。 (k)TNN:曲において用いられている調の数を示す
調数レジスタである。調の数は、上記の調の主音レジス
タTN(n)およびモードレジスタMD(n)のデータ
の数でもある。 (l)TTN:転調が検出されたときに現在の調の主音
を格納する主音レジスタである。 (m)TMD:転調が検出されたときに現在の調のモー
ド(メジャーかマイナーか)を示すデータが格納される
モードレジスタである。
【0045】(n)FLG:転調検出フラグである。転
調が検出されたとき「1」、それ以外で「0」をとる。 (o)SCHL:候補音レジスタである。12ビットの
レジスタであり、各ビットは順に「C」「C#(D
b)」「D」「D#(Eb)」「E」「F」「F#(G
b)」「G」「G#(Ab)」「A」「A#(Bb)」
「B」の音名に対応している。候補音となる音名のビッ
トには「1」がセットされ、候補音とならない音名のビ
ットには「0」がセットされる。 (p)PRT:現在処理しているパートを示す「1」〜
「4」の値が格納されるパートレジスタである。
【0046】なお、上記のレジスタなどを示す記号は、
レジスタそのものを示すとともに、そのレジスタに記憶
されたデータをも示すものとする。例えば、PRTとい
うときは、パートレジスタを示すとともに、そのパート
レジスタに記憶されたパートを示すデータをも表すもの
とする。また、配列形式のレジスタの添字nはn=0,
1,2,…とする。
【0047】次に、図7〜図15のフローチャートを参
照して、図1の作編曲アシスト装置の動作を詳しく説明
する。
【0048】図7は、ユーザが不図示の作編曲スタート
キーを押下したとき実行される作編曲メインルーチンを
示す。まず、ステップS1でメロディ読込みルーチン
(図8)をコールし、ステップS2でコード読込みルー
チン(図9)をコールする。次に、ステップS3で調検
出確認ルーチン(図10)をコールし、ステップS4で
編曲ルーチン(図12)をコールし、ステップS1に戻
る。以上の処理を繰返す。
【0049】図8のメロディ読込みルーチンは、メロデ
ィデ−タMMからキーコードデータとデュレーションデ
ータとを取出し、メロディキーコードレジスタMP
(n)およびメロディデュレーションレジスタML
(n)に設定する処理などを行なう。まず、ステップS
11でワークレジスタpおよびワークレジスタnをゼロ
クリアする。次に、ステップS12でメロディデ−タM
Mから1つの要素MM(p)を読出しワークレジスタd
にセットする。
【0050】ステップS13でワークレジスタdのデー
タがエンドコードであるかどうか判別する。エンドコー
ドでないときは、ステップS14でキーコードであるか
どうか判別する。キーコードであるときはステップS1
5でワークレジスタdにセットされているキーコードを
メロディキーコードレジスタMP(n)にセットし、ス
テップS18に進む。ステップS14でワークレジスタ
dのデータがキーコードでないときは、そのデータはデ
ュレーションデータであるということであるから、ステ
ップS16でワークレジスタdにセットされているデュ
レーションデータをメロディデュレーションレジスタM
L(n)にセットし、ステップS17でワークレジスタ
nを歩進し、ステップS18に進む。
【0051】ステップS18でワークレジスタpを歩進
し、ステップS12に戻る。以下、メロディデ−タMM
からエンドコードを読出すまで、同様の処理を行ない、
メロディキーコードレジスタMP(n)およびメロディ
デュレーションレジスタML(n)にセットしていく。
ステップS13でワークレジスタdにセットされたデー
タがエンドコードであったときは、ステップS19に進
む。ステップS19でワークレジスタpを「2」で割っ
た商をメロディデータ音符数レジスタMNにセットして
リターンする。
【0052】図9のコード読込みルーチンは、コードデ
ータCMからルートデータ、タイプデータおよびデュレ
ーションデータを取出し、コードルートレジスタCRT
(n)、コードタイプレジスタCTP(n)およびコー
ドデュレーションレジスタCL(n)に設定する処理な
どを行なう。まず、ステップS21でワークレジスタp
およびワークレジスタnをゼロクリアする。次に、ステ
ップS22でコードデ−タCMから1つの要素CM
(p)を読出しワークレジスタdにセットする。
【0053】ステップS23でワークレジスタdのデー
タがエンドコードであるかどうか判別する。エンドコー
ドでないときは、ステップS24で「p mod 3」
を計算しそれが「0」であるか否か判別する。「p m
od 3」はワークレジスタdの値を「3」で割った余
りである。「p mod 3」が「0」のときは、読出
してワークレジスタdにセットしたデータがルートデー
タということであるから、ステップS25でワークレジ
スタdのルートデータをコードルートレジスタCRT
(n)にセットし、ステップS30に進む。
【0054】ステップS24で「p mod 3」が
「0」でないときは、ステップS26で「p mod
3」が「1」であるか否か判別する。「p mod
3」が〓「1」のときは、読出してワークレジスタdに
セットしたデータがタイプデータということであるか
ら、ステップS27でワークレジスタdのタイプデータ
をコードタイプレジスタCTP(n)にセットし、ステ
ップS30に進む。
【0055】ステップS26で「p mod 3」が
「1」でないときは、読出してワークレジスタdにセッ
トしたデータがデュレーションデータということである
から、ステップS28でワークレジスタdのデュレーシ
ョンデータをコードデュレーションレジスタCL(n)
にセットし、ステップS29でワークレジスタnを歩進
し、ステップS30に進む。
【0056】ステップS30でワークレジスタpを歩進
し、ステップS22に戻る。以下、コードデ−タCMか
らエンドコードを読出すまで、同様の処理を行ない、コ
ードルートレジスタCRT(n)、コードタイプレジス
タCTP(n)およびコードデュレーションレジスタC
L(n)にセットしていく。ステップS23でワークレ
ジスタdにセットされたデータがエンドコードであった
ときは、ステップS31に進む。ステップS31でワー
クレジスタpを「3」で割った商をコードデータ数レジ
スタCNにセットしてリターンする。
【0057】次に、図10のフローチャートを参照し
て、図7のステップS3の調検出確認ルーチンについて
説明する。調検出確認ルーチンでは、まずステップS4
1でユーザに曲の最初の調を入力させるために調入力表
示を行なう。図16(a)に、調入力表示において表示
器7に表示される画面の例を示す。ユーザは、これに対
して鍵盤12などを用いて曲の最初の調を入力する。
【0058】ユーザによる調の入力がなされたら、ステ
ップS42で入力された調の主音を主音レジスタの先頭
要素TN(0)に、モードをモードレジスタの先頭要素
MD(0)に、それぞれセットする。次に、ステップS
43でワークレジスタnおよびワークレジスタmにそれ
ぞれ「1」をセットし、ステップS44でワークレジス
タnがコードデータ数CNから「1」を減じた値より大
きくなったか否か判別する。未だ大きくなっていないと
きは、ステップS45で転調検出ルーチン(図11)を
コールし、ステップS46で転調検出フラグFLGが
「1」であるか否かを判別する。
【0059】なお転調検出ルーチンは、ワークレジスタ
nの値を添字として、コードデータCM中で第(n−
1)番目のコードから第n番目のコードに移行するとき
に転調があるかどうかを検出するものである。すなわ
ち、コードルートCRT(n−1),コードタイプCT
P(n−1)およびコードデュレーションCL(n−
1)で特定されるコードからコードルートCRT
(n),コードタイプCTP(n)およびコードデュレ
ーションCL(n)で特定されるコードに移行するとき
の転調の有無を検出する。
【0060】ステップS46で転調検出フラグFLGが
「1」でないときは、転調検出ルーチンで転調が検出さ
れなかったということであるから、ステップS53でワ
ークレジスタnを歩進し、ステップS44に戻る。ステ
ップS46で転調検出フラグFLGが「1」であるとき
は、転調検出ルーチンで転調が検出されたということで
あるから、ステップS47に進む。
【0061】ステップS47でコードデュレーションC
L(0),CL(1),…,CL〓(n−1)の和を求
めワークレジスタttmにセットする。これは、転調が
検出される直前のコードまでの曲先頭からの長さを足し
て、転調検出位置をセットする処理である。
【0062】次に、ステップS48で転調検出位置tt
mを「16」で割った商の整数部に「1」を足した値す
なわち転調検出された小節の曲先頭からの位置をワーク
レジスタmjにセットする。また、転調検出位置ttm
を「16」で割った余りをさらに「4」で割った商の整
数部に「1」を足した値すなわち転調検出位置が小節内
の何拍目かを示す拍位置をワークレジスタbeatにセ
ットする。なお、ここでは4分の4拍子を仮定してい
る。
【0063】次に、ステップS49で転調が検出された
小節位置mjおよび拍位置beatを表示器7に表示す
る。また、転調が検出される直前の調の主音TN(m−
1)およびモードMD(m−1)並びに転調が検出され
た位置での調の主音TTNおよびモードTMDを表示す
る。主音TTNおよびモードTMDは、ステップS45
の転調検出ルーチンによりセットされている。
【0064】図16(b)はステップS49で表示器7
に表示される画面の例である。この例では、1小節目の
3拍目でGメジャーからCメジャーへの転調が検出され
ている。また、表示されたように転調されているとして
よいかどうかの入力を促す〓「OK?」との文字列が表
示されている。このような表示に対しユーザは転調され
ているとしてよいときはYESキー10を、転調されて
いるとしたくないときはNOキー11を、それぞれ押下
する。
【0065】YESキー10が押下されたときは、ステ
ップS51で転調が検出された位置での調の主音TTN
およびモードTMDを主音レジスタTN(m)およびモ
ードレジスタMD(m)にセットする。また、調長さT
L(0),TL(1),…,TL(m−2)の和を算出
し、現在の転調検出位置ttmからその和を減算して、
現在の転調検出位置から前の転調検出位置までの長さす
なわち前の調の長さを算出して、調長さレジスタTL
(m−1)にセットする。なお、m=1のときは曲の先
頭から初めて転調が検出されたときであるから、調長さ
レジスタTL(m−1)=TL(0)には転調検出位置
ttmをそのままセットする。
【0066】次に、ステップS52でワークレジスタm
を歩進し、ステップS53に進む。ステップS53でワ
ークレジスタnを歩進し、ステップS44に戻って次の
転調検出の処理を行なう。ステップS50でユーザ入力
がNOキー11であったときは、ステップS53に進
む。
【0067】ステップS44でワークレジスタnがコー
ドデータ数CNから「1」を減じた値より大きくなった
ときは、コードデータをすべて確認したということであ
るから、ステップS54でワークレジスタmの値を調数
レジスタTNNにセットしてリターンする。
【0068】次に、図11のフローチャートを参照し
て、転調検出ルーチンにつき説明する。転調検出ルーチ
ンでは、まずステップS61で1つ前(添字nでアクセ
スされるコードを現在処理中のデータとして基準とす
る)のコードのタイプCTP(n−1)がセブンスであ
るか否か判別する。セブンスでないときは転調されてい
ないとして、ステップS71で転調検出フラグFLGを
「0」にリセットし、リターンする。
【0069】ステップS61でコードタイプCTP(n
−1)がセブンスであるときは、転調の可能性があるの
で、ステップS62に進む。ステップS62で1つ前の
コードのルートCRT(n−1)と現在のコードのルー
トCRT(n)との度数差を算出してワークレジスタd
gにセットする。そして、ステップS63で度数差dg
が「7」であるか否か判別する。度数差dgが「7」の
ときは、ドミナントモーションであるからステップS6
5に進む。ステップS63で度数差dgが「7」でない
ときは、ステップS64で度数差dgが「11」である
か否か判別する。
【0070】ステップS64で度数差dgが「11」で
ないときは、転調されていないとして、ステップS71
に進む。ステップS64で度数差dgが「11」である
ときは、ステップS65で現在のコードのルートCRT
(n)を現在の調の主音として主音レジスタTTNにセ
ットする。
【0071】次に、ステップS66で現在のコードのタ
イプCTP(n)がメジャーであるか否か判別する。コ
ードタイプCTP(n)がメジャーであるときは、ステ
ップS68でモードレジスタTMDに現在の調のモード
がメジャーであることを示すメジャーコードをセット
し、ステップS70に進む。ステップS66でコードタ
イプCTP(n)がメジャーでないときは、ステップS
67でコードタイプCTP(n)がマイナーであるか否
か判別する。コードタイプCTP(n)がマイナーでな
いときは、転調されていないとして、ステップS71に
進む。
【0072】ステップS67でコードタイプCTP
(n)がマイナーであるときは、ステップS69でモー
ドレジスタTMDに現在の調のモードがマイナーである
ことを示すマイナーコードをセットし、ステップS70
に進む。ステップS70で転調検出フラグFLGに転調
が検出されたことを示す「1」をセットし、リターンす
る。
【0073】次に、図12のフローチャートを参照し
て、図7のステップS4の編曲ルーチンについて説明す
る。編曲ルーチンでは、まずステップS81でパートレ
ジスタPRTに初期値「1」をセットし、ステップS8
2で編集パートの表示を行なう。
【0074】図16(c)は、表示器7に表示された編
集パートの表示例である。この実施例では、4つのパー
トの作編曲を行なうようになっている。第1パート、第
2パートおよび第3パート(それぞれPRT=1,2,
3)は伴奏のコードのパート、第4パート(PRT=
4)はベースのパートである。図16(c)の表示例は
これから編集するのが第1パートであるコードのパート
であることを示している。
【0075】編集パートの表示の後、ステップS83で
メロディの全デュレーションデータML(0),ML
(1),…,ML(MN−1)の和すなわちメロディ全
体の長さを算出してワークレジスタttmにセットす
る。次に、ステップS84でワークレジスタI,D,J
を「0」に初期化し、ステップS85に進む。
【0076】なお、ワークレジスタIは現在編集してい
る位置を示すデータを格納する。この現在編集位置I
は、1小節の時間長さを16等分した時間長さを単位と
して、曲の先頭から数えた値である。ワークレジスタD
は、ユーザが入力する楽音データのデュレーションを検
出するためのカウンタである。ワークレジスタJは編集
データEDTDの添字として用いる。
【0077】次に、ステップS85で現在編集位置Iを
「16」で割った商の整数部に「1」を足した値すなわ
ち現在編集位置が何小節目かを示す値をワークレジスタ
mjにセットする。また、現在編集位置Iを「16」で
割った余りをさらに「4」で割った商の整数部に「1」
を足した値すなわち現在編集位置が小節内の何拍目かを
示す拍位置をワークレジスタbeatにセットする。さ
らに、現在編集位置Iを「4」で割った余りに「1」を
足した値すなわち現在編集位置が拍内を4分割した何番
目の位置にあるか(以下「クオンタイズ」と呼ぶ)を示
すデータをワークレジスタqにセットする。
【0078】次に、ステップS86で現在編集位置を示
す小節位置mj、拍位置beatおよびクオンタイズq
を表示器7に表示する。図16(d)は、その表示例で
ある。この表示例は、現在編集しているのが第1パート
であって、第1小節目の第1拍目のクオンタイズが
「1」の位置であることを示している。
【0079】次に、ステップS87で提示データ検出ル
ーチン(図13)をコールする。提示データ検出ルーチ
ンは、候補音に対応するLED13を点燈する処理を行
なう。次に、ステップS88でユーザ入力を受付け、そ
のユーザ入力がNOキー11であるか否かを判別する。
ユーザ入力がNOキー11であるときは、その位置に新
たな楽音データの入力がないということであるから、ス
テップS90に進む。ステップS88でユーザ入力がN
Oキー11でないときは、その位置で発音すべき楽音デ
ータが入力されたと言うことであるから、ステップS8
9でデータ記憶ルーチン(図15)をコールして入力デ
ータなどを編集データEDTDとして記憶し、ステップ
S90に進む。
【0080】次に、ステップS90で現在編集位置Iお
よびデュレーションDをそれぞれ歩進し、ステップS9
1で現在編集位置Iがメロディ全体の長さttmに至っ
たか否かを判別する。未だ現在編集位置Iがメロディ全
体の長さttmに至っていないときは、ステップS85
に戻って次の位置Iに関する編集を行なう。
【0081】ステップS91で現在編集位置Iがメロデ
ィ全体の長さttmに至ったときは、そのパートの編集
が終了したということであるから、最後の入力キーコー
ドのデュレーションを格納するため、ステップS92で
カウンタDの値を編集データEDTD(PRT,J)に
セットする。また、編集データEDTD(PRT,J+
1)にエンドコードをセットする。そして、ステップS
93でパートPRTを歩進し、ステップS94でパート
PRTが「4」を越えたか否かを判別する。パートPR
Tが「4」を越えていないときは、ステップS82に戻
って次のパートの編集を行なう。パートPRTが「4」
を越えたときは、リターンする。
【0082】次に、図13のフローチャートを参照し
て、図12のステップS87の提示データ検出ルーチン
について説明する。提示データ検出ルーチンでは、まず
ステップS101で I<ML(0)+ML(1)+…+ML(j) かつ I<CL(0)+CL(1)+…+CL(k) かつ I<TL(0)+TL(1)+…+TL(r) となる最小のj,k,rをそれぞれ検出し各ワークレジ
スタj,k,rにセットする。これにより、ワークレジ
スタjには現在編集位置Iがメロディデータ内のどの音
に含まれるかを示すデータが、ワークレジスタkには現
在編集位置Iがコードデータ内のどの音に含まれるかを
示すデータが、ワークレジスタrには現在編集位置Iが
曲内のどの調に含まれるかを示すデータが、それぞれセ
ットされる。
【0083】次に、ステップS102でメロディのキー
コードMP(j)をワークレジスタCMPに、コードの
ルートCRT(k)をワークレジスタCCRTに、コー
ドのタイプCTP(k)をワークレジスタCCTPに、
調の主音TN(r)をワークレジスタCTNに、調のモ
ードMD(r)をワークレジスタCMDに、それぞれセ
ットする。そして、ステップS103でアヴェイラブル
スケールルーチン(図14)をコールする。アヴェイラ
ブルスケールルーチンは、候補音レジスタSCHLにア
ヴェイラブルスケールに応じたビットデータをセットす
るルーチンである。
【0084】次に、ステップS104で現在位置のメロ
ディ音CMPや他のパートの音と短9度の関係となる音
名に対応する候補音レジスタSCHLのビットを「0」
にする。そして、ステップS105で候補音レジスタS
CHLで「1」となっているビットに対応する音名のL
ED13を点燈し、他の音名のLED13を消燈し、リ
ターンする。
【0085】なお、この実施例では候補音をLED13
の点燈により示しているが、他の方式を用いてもよい。
例えば、ステップS105の代わりに、ステップS10
6のように候補音レジスタSCHLで「1」となってい
るビットに対応する音名の適当なオクターブの音高の音
を下から1音ずつ発音させるような報知の仕方を採って
もよいし、これらを組合わせて用いてもよい。
【0086】次に、図14のフローチャートを参照し
て、図13のステップS103のアヴェイラブルスケー
ルルーチンについて説明する。アヴェイラブルスケール
ルーチンでは、まずステップS111で現在コードが現
在調のダイアトニックコードか否か判別する。現在コー
ドが現在調のダイアトニックコードであるときは、ステ
ップS113に進む。
【0087】現在コードが現在調のダイアトニックコー
ドでないときは、ステップS112で現在コードが現在
調内のノンダイアトニックコードか否か判別する。現在
コードが現在調内のノンダイアトニックコードであると
きは、ステップS113に進む。現在コードが現在調内
のノンダイアトニックコードでないときは、ステップS
114に進む。
【0088】ステップS113では現在調の主音とコー
ドのルートとの度数差(音程差)および現在のコードの
タイプにより、上述した図4のAVスケールテーブルを
用いてAVスケールとなる音階名を決定する。そして、
ステップS115に進む。ステップS114では現在の
コードのタイプにより、上述した図5のAVスケールテ
ーブルを用いてAVスケールとなる音階名を決定する。
そして、ステップS115に進む。
【0089】ステップS115で決定された音階名で上
述した図6のスケールテーブルからビットデータを読出
し、候補音レジスタSCHLにセットする。なお、ステ
ップS114からステップS115に進んだ場合は、複
数の音階名が決定されていることがあるが、そのときは
各音階名に対応するビットデータを読出し、その論理和
を取って候補音レジスタSCHLにセットする。次に、
ステップS116で候補音レジスタSCHLを現在のコ
ードのルートCCRTに応じて右方向へローテートさせ
て、リターンする。
【0090】次に、図15のフローチャートを参照し
て、図12のステップS89のデータ記憶ルーチンにつ
いて説明する。データ記憶ルーチンでは、まずステップ
S121でユーザが入力した音名およびオクターブに対
応するキーコードをワークレジスタKCにセットし、そ
れを表示器7に表示する。図16(e)は、表示器7へ
の表示例である。この表示例は、現在編集している第1
パートで第1小節目の第1拍目のクオンタイズ「1」の
位置にキーコード「E1」が入力されたことを示してい
る。
【0091】次に、ステップS122でデュレーション
のカウンタDが「0」か否か判別する。デュレーション
のカウンタDが「0」のときは、キーコードを編集デー
タEDTDに格納する必要があるから、ステップS12
5で、ユーザが入力したキーコードKCを編集データE
DTD(PRT,J)に格納する。そして、ステップS
126でワークレジスタJに「1」を加算して、リター
ンする。
【0092】ステップS122でデュレーションのカウ
ンタDが「0」でないときは、ユーザが今入力した音の
前に入力した音のデュレーションを編集データEDTD
に格納する必要があるから、ステップS123でカウン
タDの値を編集データEDTD(PRT,J)に格納す
る。なお、カウンタDはステップS90でカウントアッ
プされている。次に、ステップS124に進み、ワーク
レジスタJを「1」インクリメントするとともにカウン
タDを「0」に初期化しステップS125に進む。ステ
ップS125では、前述した今入力された音のキーコー
ドの格納処理を行なう。
【0093】なお、上記実施例では候補音の表示にLE
D13を用いたが、これに限らず種々の報知の方式を用
いてよい。例えば、5線譜などを表示するようにしても
よい。また、候補音を決定するルールは上記実施例に限
らず、種々のルールを用いてよい。例えば、メロディな
どと短9度の音程にある音は除くようにしたが、除かな
くてもよい。また、他にアボイド音を除いたり、メロデ
ィや他のパートの音と平行に音高を移動するような音を
除いたりしてもよいし、これらの条件を組合わせてもよ
い。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、入力した演奏情報に調和する候補音を検出して報知
するようにしているので、ユーザは多パ−ト曲の作編曲
を行なうに際して、メロディも含めた任意のパートに対
して音楽的に調和する音を知ることができ、音楽的な調
和を考慮して作編曲を行なうことができる。したがっ
て、音楽的な知識の乏しい者が作編曲する場合であって
も、音楽的な調和を考慮して容易に作編曲を行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係る作編曲アシスト装
置のブロック構成図
【図2】 パネル部の外観図
【図3】 デ−タメモリに記憶される各種デ−タのフォ
−マット図
【図4】 現在のコードが現在の調のダイアトニックコ
ードまたは現在の調内のノンダイアトニックコードであ
るときに用いるAVスケールテーブル図
【図5】 現在のコードが現在の調外のノンダイアトニ
ックコードであるときに用いるAVスケールテーブル図
【図6】 音階に応じた候補音が記載されたスケールテ
ーブル図
【図7】 作編曲メインルーチンのフローチャート
【図8】 メロディ読込みルーチンのフローチャート
【図9】 コード読込みルーチンのフローチャート
【図10】 調検出確認ルーチンのフローチャート
【図11】 転調検出ルーチンのフローチャート
【図12】 編曲ルーチンのフローチャート
【図13】 提示データ検出ルーチンのフローチャート
【図14】 アヴェイラブルスケールルーチンのフロー
チャート
【図15】 データ記憶ルーチンのフローチャート
【図16】 表示器に表示される表示画面例
【符号の説明】
1…中央処理装置(CPU)、2…プログラムメモ
リ、3…ワ−キングメモリ、4…パネル部、5…デ−タ
メモリ、6…バスライン、7…表示器、8…スイッチお
よびLED部、9…テンキ−、10…YESキ−、11
…NOキ−、12…鍵盤、13…LED。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏情報を入力する演奏情報入力手段
    と、 前記演奏情報入力手段により入力した演奏情報に調和す
    る候補音を検出する候補音検出手段と、 前記候補音検出手段により検出した候補音を報知する報
    知手段とを備えたことを特徴とする作編曲アシスト装
    置。
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