JPH05227465A - 自動合焦装置 - Google Patents

自動合焦装置

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JPH05227465A
JPH05227465A JP3054937A JP5493791A JPH05227465A JP H05227465 A JPH05227465 A JP H05227465A JP 3054937 A JP3054937 A JP 3054937A JP 5493791 A JP5493791 A JP 5493791A JP H05227465 A JPH05227465 A JP H05227465A
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JP
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focus
image
signal
focusing
optical system
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Withdrawn
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JP3054937A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Komiya
康宏 小宮
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】合焦時間が短く動体予測AFが可能であり、さ
らに、合焦調節動作中に撮影者に対して不快感を与えな
い自動合焦装置を提供することを目的とする。 【構成】画像信号から所定の周波数帯域のみを取りだ
し、この取り出された信号から異なる光路差をもった複
数の位置での合焦度に応じた複数の焦点信号を検出する
ための焦点信号検出器41p、41qと、この検出器4
1p、41qからの複数の焦点信号値から合焦状態を判
断するとともに、合焦位置を検出する合焦制御器43と
を具備し、この出力によって撮像素子39p、39qと
撮影光学系との相対位置を変化させる駆動回路40を制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一眼レフカメラ、電子カ
メラ等に利用される自動合焦装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より知られている自動合焦装置とし
て、撮像素子から得られる画像信号から所定の周波数成
分を抽出し、その抽出した周波数成分が最大となる位置
に撮影光学系を移動させることにより合焦調節を行うい
わゆる山登り方式がある。
【0003】この山登り方式を適用した自動合焦装置
は、焦点調節用に専用の光学部品が不用であることから
小型化が可能であると共に、複写体のパターンに依存せ
ずに高精度の合焦が可能であるといった利点を有してい
る。山登り方式を利用した自動合焦装置は、例えばNH
K技術報告、昭和40年、第17巻、第1号通巻第86
号(P21〜P37)に詳述されている。
【0004】ところで合焦位置付近の複数の周波数成分
値から補間演算により合焦位置を算出することにより、
山登り方式における合焦速度、及び合焦精度の向上を図
った自動合焦が本出願人により既に出願済みである(特
願平1−319473号)。そして、更に高精度の合焦
調節を行うために、補間演算の補間間隔を、撮影光学系
のFナンバー、焦点距離、抽出する周波数成分の周波数
帯域等のパラメーターから最適に設定する方法も本出願
人により既に出願済みである(特願平02−10987
6号)。
【0005】かかる自動合焦装置の概略について図19
を参照して説明する。図19において撮影光学系1によ
って取り込まれた被写体像はCCD2次元撮像素子2の
受光面上に形成される。形成された被写体像によって蓄
積された電荷は駆動回路3から所定の時間間隔で与えら
れる読み出し信号によって画像信号として読み出され、
増幅器4を介して通過周波数帯域がそれぞれS1,S
2,S3,S4(S1<S2<S3<S4)であるバン
ドパスフィルター(以下BPFと呼称する)5a〜5d
に入力される。各BPF5a〜5dにはゲート回路8a
〜8d、2乗器からなる検波器9a〜9d、A/D変換
器10a〜10d、デジタル積分回路11a〜11dが
それぞれ直列に接続されている。各ゲート回路8a〜8
dには測距エリア指定回路21が接続されていて、合焦
させたい領域の画像信号のみを抽出する機能を有してい
る。デジタル積分回路11a〜11dは加算器12、ラ
ッチ回路13から構成され各周波数帯域の周波数成分V
1,V2,V3,V4を出力する。ここで、各周波数成
分は合焦の度合を表す信号であることから以後焦点信号
と呼称する。
【0006】マイクロプロセッサ22はフィールド毎に
送られてくる焦点信号V1〜V4を用いて補間演算に基
づく合焦調節制御を行う。ここで補間演算は図20に示
すように焦点信号の最大値及びその両側の3点を用いて
次式により行う。 P0≧P2の場合 Xf=X1−L/2・{(P0−P2)/(P1−P2)} …(1) P0<P2の場合 Xf=X1+L/2・{(P2−P0)/(P1−P0)} …(1)′
【0007】ここでXfは合焦位置、Lは補間の間隔を
表す。また、この焦点信号のなす曲線を焦点信号曲線と
呼称することとする。そして、この補間間隔Lは撮影光
学系のFナンバー、焦点距離、抽出する周波数成分の周
波数帯域等のパラメーターから最適に設定することによ
り高速高精度の合焦調節を行うことが可能となる。この
ような3点を用いた補間演算によるコントラスト法を3
点補間と呼称する。さらにこの出願では図21(a)に
示すように合焦位置を挾む2点を利用した合焦位置算出
法についても述べている。これは図21(b)に示すよ
うに合焦位置を挾んだ2点のコントラスト比R(=Vp
/Vq)および2点の間隔1から予めデフォーカス量を
記憶してあるテーブルを参照して、デフォーカス量Dを
求める方法で、2点補間と呼称する。ここでdFZPは
光学系のパラメータで、 dFZP=1.22・F/s …(2) ここで、F:撮影光学系のFナンバー s:BPFの中心周波数 から求められる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術は結像面付近の1位置での映像信号を用いているため
に、次のような欠点を有している。ここで結像面とは撮
像したい被写体の結像している光軸と垂直な平面の事を
言う。 (1) 合焦調節開始時にデフォーカスの方向がわから
ず、合焦位置の方向とは逆の方向に撮影光学系を駆動す
る場合があり、合焦時間が長くなる。 (2) 合焦調節開始時に撮影光学系が合焦点にある場合
でも、一度はデフォーカスさせる必要がありやはり合焦
時間が長くなる。
【0009】(3) BPFの通過帯域が狭い場合は従来
技術でも開示しているように3点補間において原理的に
は動体の速度検出は可能であるが、実際には焦点信号の
ノイズの影響を少なくするため通過帯域を広くする必要
があり、動体の速度を求め露光までのタイムラグを考慮
した合焦調節(動体予測AF)を行うことは困難であ
る。2点補間では動体の場合、焦点信号曲線がテーブル
に記憶されている形状から大きくずれてしまうため、動
体の速度検出はおろか合焦位置を求めることもできなく
なる。
【0010】(4) 撮影光学系が一度合焦位置を通り過
ぎ、再び合焦位置へ戻る動作(行き過ぎ動作と呼称す
る)を行うため、撮影者は合焦調節動作に不快感を抱く
ことがある。
【0011】以上のように従来技術では結像面付近の1
位置での映像信号を用いているために、撮影光学系を無
駄な方向に駆動する場合があり、合焦速度は必ずしも速
くならなかった。さらに動体予測AFは困難であるとと
もに合焦調節動作に不快感を抱くことがあった。
【0012】本発明の自動合焦装置はこのような課題に
着目してなされたもので、その目的とするところは、合
焦時間が短く動体予測AFが可能であり、さらに、合焦
調節動作中に撮影者に対して不快感を与えない自動合焦
装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の自動合焦装置は、撮影光学系により形成
される画像を、異なる光路差をもった複数の位置で撮像
する一つまたは複数の撮像素子と、この撮像素子と前記
撮影光学系との相対位置を光軸方向に沿って変化させる
駆動手段と、前記一つまたは複数の撮像素子に蓄積され
た電荷を画像信号として読み出す一つまたは複数の画像
読み出し手段と、この読み出し手段で読み出された画像
信号から所定の周波数帯域のみを通過させるバンドパス
フィルターと、このバンドパスフィルターの出力信号か
ら、異なる光路差をもった複数の位置での合焦度に応じ
た複数の焦点信号値を検出するための焦点信号検出手段
と、この焦点信号検出手段から読み出される複数の焦点
信号値から合焦状態を判断する合焦状態判断手段と、前
記焦点信号検出手段から読み出される複数の焦点信号値
から合焦位置を検出し、前記駆動手段を制御する合焦位
置制御手段とを具備する。
【0014】
【作用】すなわち、本発明においては、画像信号から所
定の周波数帯域のみを取りだし、この信号から、異なる
光路差をもった複数の位置での合焦度に応じて複数の焦
点信号値を検出し、この焦点信号値から合焦状態を判断
するとともに、合焦位置を検出して、撮像素子と撮影光
学系との相対位置を光軸方向に沿って変化させる駆動手
段を制御するものである。
【0015】
【実施例】まず、本発明の基本的概念を図面を参照して
説明する。
【0016】本発明においては、同一時刻における結像
面付近での複数位置での映像信号を用いるとともに3点
補間と2点補間を同時に利用することを特徴とする。つ
まり図2に示すように露光面E(一眼レフではフィルム
面、電子カメラでは撮像素子の受光面)を挾み露光面か
ら等距離u離れた位置と等価な位置に測距用の撮像素子
PおよびQを配置する。この図に於てIは目的物体の結
像面、H1は撮影光学系の第1主面、H2は撮影光学系
の第2主面、dOは第1主面から物体までの距離(物体
距離と呼称する)、dIは第2主面H2から結像面Iま
での距離(結像距離と呼称する)、dEは第2主面H2
から露光面Eまでの距離(露光距離と呼称する)、dP
は第2主面H2から撮像素子P等価面までの距離、dQ
は第2主面H2から撮像素子Q等価面までの距離であ
る。
【0017】さて、撮像素子PおよびQの焦点信号の差
は撮像素子の位置により図3のように変化する。ここで
Vpは撮像素子Pの焦点信号、Vqは撮像素子Qの焦点
信号で縦軸が焦点信号の差Vd(=Vp−Vq)を表
す。この図から 撮影光学系が合焦位置にある場合 Vd=0 撮影光学系が前ピンの場合 Vd>0 投影光学系が後ピンの場合 Vd<0 となることがわかる。つまり、結像面付近での2位置で
の映像信号を用いることにより撮影光学系が合焦か否
か、合焦でない場合はデフォーカスの方向はどちらであ
るかを知ることができ、従来技術の欠点(1) 、(2) が解
決される。
【0018】次にこのような構成の下での合焦調節動作
について図4を用いて説明する。図4に於て横軸は時刻
で、縦軸は第2主面からの距離を表わす。dI、dE、
dP、dQはそれぞれ時刻の関数として表わされること
からdI(t)、dE(t)、dP(t)、dQ(t)
として書き改める。時刻t0からの各距離の変化を示し
てある。なお、撮影光学系の位置Xと露光距離dEは一
対一の関係があり、 dE=h{X} …(3)
【0019】とする。そして、h{XI}=dIを満た
すXIが合焦位置となる。また、撮像素子Pの焦点信号
値をVp(t)、撮像素子Qの焦点信号値をVq(t)
とする。図4で合焦調節が始まると時刻t2において撮
像素子等価面Pは結像面を横切っているため、Vp(t
0 )、Vp(t1 )、Vp(t2 )の3点を用いて合焦
位置を求めることが出来る。図5(a)に示すように結
像距離dI(tp )は(1)式と同様にして、 Vp(t0 )≧Vp(t2 )の場合、 dI(tp )=dP(t1 )−Ld/2・{Vp(t0 )−Vp(t2 )}/ {Vp(t1 )−Vp(t2 )} …(4) また、Vp(t0 )≦Vp(t2 )の場合、 dI(tp )=dP(t1 )+Ld/2・{Vp(t2 )−Vp(t0 )}/ {Vp(t1 )−Vp(t0 )} …(4)′ となる。ここでtp は撮像素子P等価面が結像距離に等
しくなる時刻、Ldは画像の撮像距離間隔を表す。そし
て、合焦位置XI(tp )は XI(tp )=h′{dI(tp )} (3)′ で表される。h′{ }はh{ }の逆関数とする。ま
た、tp は図5(b)に示すように、 Vp(t0 )≧Vp(t2 )の場合、 tp =t1−Lt/2・{Vp(t0 )−Vp(t2 )}/{Vp(t1 )− Vp(t2 )} …(5) また、Vp(t0 )<Vp(t2 )の場合、 tp =t1+Lt/2・{Vp(t2 )−Vp(t0 )}/{Vp(t1 )− Vp(t0 )} …(5)′ と表せる。ここで、Ltは画像の撮像時間間隔を表す。
【0020】また、時刻t2 において結像面は撮像素子
P等価面と撮像素子Q等価面に挾まれている。そこで、
2点補間による方法により焦点信号Vp(t2 )とVq
(t2 )から時刻T2 における合焦位置XI(t2 )が
求められる。同時刻の画像を用いているため従来技術の
欠点(3) で説明したような焦点信号曲線の形状の変化は
なく正しく合焦位置が決められる。そして、次式により
物体の速度Mを求めることが出来る。 M={XI(t2 )−XI(tp )}/(t2 −tp ) …(6)
【0021】図4は物体が静止している場合でありM=
0となり、時刻tgにおいて撮影光学系1の駆動を停止
し合焦調節を終える。☆は撮影光学系1の停止した時刻
及び位置を示し、dEの太線が撮影光学系1の動作によ
るdEの変化を示している。このように時刻tgにおい
て初めて露光面は結像面と一致するため、合焦位置の行
き過ぎ動作をなくすことができ従来技術の欠点(4) が解
消される。ただし、行き過ぎ動作が生じる場合もあり実
施例の中で詳しく説明する。また、(6)式から動体の
速度を求めることができ、図6の様な場合速度Mより実
際の露光時刻までの物体の移動を予測し合焦調節を行う
(動体予測AF)ことができ、従来技術の欠点(3) が解
消される。さらに、従来技術のように動体の速度を求め
るためにBPEが狭帯域でなければならないという条件
はなく、速度検出精度を向上できる。以下に、本発明の
第1実施例について説明する。
【0022】図7において30はカメラ本体で、1は撮
影光学系、31は光量を制限するための絞り、33は露
光面に相当するフィルム面、32はミラーでフィルム露
光時には撮影光学系からの光束をフィルム面33へ導く
べく移動する。測距時には、ミラー32からの光束はハ
ーフミラー35を介して合焦調節回路36へ導かれると
ともに、ファインダー34へ導かれる。16は撮影光学
系を光軸方向に駆動するためのモータで合焦調節回路3
6からの制御信号によりコントロールされる。また、撮
影光学系1の位置X、焦点距離f、および絞り31のF
ナンバーFが合焦調節回路へ入力されている。
【0023】合焦調節回路36は図1のような構成とな
っている。ハーフミラー35からの光束はハーフミラー
37を介して撮像素子39p、およびミラー38を介し
て撮像素子39qに入射する。なお42は縮小光学系で
フィルム面33の大きさに結像する画像を撮像素子39
p,39qの大きさに結像させるための縮小作用を有す
る。さらに、撮像素子39p,39qはフィルム面33
を等距離uの間隔を持って挾んだ等価面に位置するとと
もに撮像素子駆動回路40によりコントロールされる。
撮像素子で得られた画像信号はプリアンプ4p,4qで
増幅されたのち焦点信号検出器41p,41qに入力さ
れ、それぞれ焦点信号Vp,Vqを出力する。焦点信号
検出器は図8(a)、8(b)の様な構成となってい
る。図8(a)に示す例では画像信号はBPF5に入力
された後、測距エリア指定回路21により指定された画
像位置の信号のみがゲート回路8により抽出され、2乗
器からなる検波器9、A/D変換器10、デジタル積分
回路11により所定の空間周波数の焦点信号が抽出され
る。なおデジタル積分回路11は加算器12、ラッチ回
路13から構成される。図8(b)に示す例では、ま
ず、A/D変換器によりデジタル信号に変換された後、
デジタルBPFにより所定の空間周波数成分が抽出さ
れ、測距エリア指定回路21により指定された画像位置
の信号の2乗平均値および平均値が、2乗平均値検出回
路46、平均値検出回路47によりそれぞれ求められ、
分散検出回路により次式に示す分散値が焦点信号として
求められる。 σ=(M2−M1・M1)/(M1・M1) (7) ここで、M2:二乗平均値、M1:平均値
【0024】このσは分散であるためバイアスの変化の
影響を受けず、さらに平均値で正規化しているためゲイ
ンの変化の影響も受けることがない。そのため、フリッ
カや突然の照明光の変化がある場合でも正確な焦点信号
として用いることが出来る。
【0025】焦点信号検出器41pから出力される焦点
信号Vp、焦点信号検出器41qから出力される焦点信
号Vqはともに合焦制御器43に入力され、撮影光学系
1駆動のための制御信号をモータ16へ出力する。合焦
制御器43は詳しくは図9のように構成されている。5
0は合焦状態検出器、51は3点補間器であり、(4)
式、(5)式に基づく計算により、合焦位置およびその
時刻をモータ制御回路53へ出力する。52は2点補間
器で図21(b)の様な構成となっており、合焦位置を
モータ制御回路53へ出力する。54は撮影光学系パラ
メータ検出回路であり、(2)式に基ずきパラメータd
FZPを算出する。55は位置検出器であり、撮影光学
系1の位置Xから(3)式に基ずき露光距離dEをもと
め、dP(=dE−u)、dQ(=dE+u)を3点補
間器51、2点補間器52へ出力する。53はモータ制
御回路でモータの制御信号をモータ16へ出力する。
【0026】次に、以上の構成のもとでの本実施例の作
用について説明する。まず合焦調節が始まると、図示し
ない露光量検出手段により露光量情報が撮像素子駆動回
路に与えられ、撮像素子39p,39qの積分時間が設
定され、画像信号の読み出しが始まる。いまこの時刻を
0 とし、続く読み出し時刻をt1 ,t2 ,t3 …とす
る。読み出された画像信号はプリアンプ4、焦点信号検
出器41により焦点信号Vp(t0 ),Vq(t0 )が
合焦状態検出器50へ入力される。合焦状態検出器50
では |Vp(t0 )−Vq(t0 )|≦εの時は合焦状態 Vp(t0 )−Vq(t0 )>εの時は前ピン状態 Vp(t0 )−Vq(t0 )<εの時は後ピン状態 と判断する。ここでεは適当な定数とする。
【0027】合焦状態の時は、時刻t1 で再び焦点信号
の差を計算し、もう一度|Vp(t1 )−Vq(t1
|≦εとなった場合はその時点で合焦調節動作を終え
る。|Vp(t1 )−Vq(t1 )|≦εとならなかっ
た場合は、2点補間によりVp(t0 )、Vq(t0
から時刻t0 での合焦位置XI(t0 )を、Vp
(t1)、Vq(t1 )から時刻t1 での合焦位置XI
(t1 )を求め、 M={XI(t1 )−XI(t0 )}/(t1 −t0 ) …(8) なる式から速度Mをもとめ、露光までのタイムラグに合
焦位置が動く距離を予測し、その位置へ撮影光学系1を
駆動して合焦調節を終了する。
【0028】合焦状態でない場合はモータ制御回路53
で撮影光学系パラメータdFZPと焦点距離fから画像
の撮像距離間隔を算出し、この間隔を得るべくモータの
駆動速度を設定し、撮影光学系1を露光面が結像面に近
づく方向に駆動を開始する。Vp(t0 )>Vq
(t0 )の場合は、図10に示すアルゴリズムに従って
合焦調節を行う。つまり時刻t1 にて求められた焦点信
号Vp(t1 )とVp(t0)を比較して(ステップS
1)、Vp(t1 )>Vp(t0 )でない場合は時刻t
0 およびt1 で合焦位置に非常に近いとして、Vp(t
0 ),Vq(t0 )から時刻t0 での合焦位置XI(t
0 )を、Vp(t1 ),Vq(t1 )から時刻t1 での
合焦位置XI(t1 )を求め(ステップS2)、 M={XI(t1 )−XI(t0 )}/(t1 −t0
【0029】なる式から速度Mをもとめ、露光までのタ
イムラグに合焦位置が動く距離を予測しその位置へ撮影
光学系1を駆動して合焦調節を終了する(ステップS
3)。Vp(t1 )>Vp(t0 )の場合は、Vp(t
n+1 )<Vp(tn )となった時(ステップS4)に、
Vp(tn+1 )、Vp(tn )、Vp(tn+1 )の3点
を用いて(4)式、(5)式に示したような3点補間を
行い、合焦位置XI(tp)とその時刻tp を求める
(ステップS5)。そして、Vp(tn+1 )、Vq(t
n+1 )の2点またはVp(tn )、Vq(tn )の2点
の差の小さい方の2点を用いて、2点補間を行い合焦位
置XI(tn+1 )(またはXI(tn )、及びその時刻
n+1 (またはtn )を求め(ステップS6)、 M={XI(tn+1 )−XI(tp )}/(tn+1 −tp ) …(10)
【0030】なる式から速度Mをもとめ、露光までのタ
イムラグに合焦位置が動く距離を予測し、その位置へ撮
影光学系1を駆動して合焦調節を終了する(ステップS
7)。なお、Vp(t0 )<Vq(t0 )の場合も同様
である。
【0031】このように3点補間と2点補間を併用する
ことにより動体に対してもその速度を正しく検出し、露
光までのタイムラグを考慮した合焦調節が可能となる。
また、同一時刻における結像面付近での2位置での映像
信号を用いることにより、合焦開始時の合焦状態がわか
り撮影光学系の無駄な駆動をなくす事が出来る。さら
に、撮影光学系の合焦位置の行き過ぎ量を減らす事が出
来、撮影者の不快感を低減させることができる。本実施
例で撮像素子39pと撮像素子39qの光路差は一定で
あったが、撮影光学系1の焦点距離、Fナンバー等によ
り適宜光路差を変化させてもよい。
【0032】なお、合焦調節回路36は図11のように
撮像素子を一個だけ用い、撮像素子面の半分にハーフミ
ラー37からの光束を、残り半分にミラー38からの光
束を結像させる様にしてもよい。この図で61は画像信
号を分離するためのセレクタである。さらにハーフミラ
ー37とミラー38はプリズムを用いて構成してもよ
い。また、ハーフミラー37を用いず図12(a)のよ
うに撮像素子直前に配置された光路長調節手段62を用
いてもよい。この光路長調節手段62はたとえば図12
(b)のようにライン毎に光路差の異なる部材であり、
この時セレクタ61はフイールド毎の信号を切り換える
働きをする。さらに、この光路長調節手段62は液晶等
を用い構成してもよく、1画素毎に光路差を変化させる
ようにしてもよい。
【0033】また2点補間演算は合焦位置を挾む2点を
用いたが本出願人が既に出願済みの特願平01−317
738号にある手法を用いることにより必ずしも合焦位
置を挾む2点を用いる制限はない。以下に、本発明の第
2の実施例を述べる。
【0034】図4、図6において、合焦する前に露光面
が結像面と一致することはなかったが、図13(a)の
ような場合は時刻tg′で一度露光面と結像面が一致
し、デフォーカスし再び時刻tgで合焦することにな
り、この行き過ぎ動作のため撮影者は不快感を抱く。そ
こで、合焦前に露光面と結像面が一致することのない実
施例について次に説明する。なお、前実施例と同様の作
用をする部材については同一の番号を付けてある。
【0035】図14に、本発明の第2実施例の構成図を
示す。第1実施例と異なる点は合焦調節回路36の縮小
光学系42を光軸方向に駆動することにある。65はそ
の駆動回路である。
【0036】次に本実施例の作用について図13
(b)、図15を用いて説明する。まず合焦調節が始ま
ると、第1実施例と同様に撮像素子の積分時間が設定さ
れ、合焦状態の検出が行われる。この時、露光面が撮像
素子等価面PおよびQの中央位置になるように縮小光学
系の位置が調節されている。合焦状態でない場合、まず
縮小光学系42を合焦位置に近付ける方向に駆動を開始
する(時刻t0 )。撮影光学系1はまだ駆動しない。そ
して露光面が撮像素子等価面Pと撮像素子等価面Qの挾
まれた領域からでた後(時刻tE )に撮影光学系1の駆
動を開始するとともに縮小光学系の駆動を停止する。そ
して前記実施例と同様に、Vp(t1 ),Vp
(t2 ),Vp(t3 )を用いた3点補間、Vp
(t3 ),Vq(t3 )を用いた2点補間により合焦位
置検出を行い、時刻t3 において合焦位置および動体の
速度が検出され、撮影光学系1は露光までのタイムラグ
を考慮した合焦位置へ駆動し、一方縮小光学系42は露
光面が撮像素子等価面PおよびQの中央位置(初期位
置)に戻すべく高速に駆動し合焦調節を終える。
【0037】このように撮影光学系1と縮小光学系42
を独立に駆動することにより、合焦前に一度露光面と結
像面が一致することがなくなり撮影者に不快感を与える
ことを確実に防止することができる。
【0038】なお、本実施例では縮小光学系そのものを
駆動するようにしたが、例えばガラス板を挿入させた
り、液晶を用いたりして露光面と撮像素子面P、Qとの
相対的位置関係を変化させてもよい。撮像素子そのもの
を駆動するようにしてもよいのはもちろんである。ま
た、2点補間を用いず、Vp(t1 )、Vp(t2 )、
Vp(t3 )を用いた3点補間とVq(t2 ),Vq
(t3 ),Vq(t4 )を用いた3点補間から合焦位置
および動体速度を求めることもできる。以下に、本発明
の第3の実施例を述べる。
【0039】次に、同一時刻における結像面付近での3
位置での映像信号を用いた実施例について説明する。な
お、前実施例と同様の作用をする部材については同一の
番号を付けてある。
【0040】図16に本実施例の構成図を示す。第1実
施例と異なる点はハーフミラー66、撮像素子39r、
プリアンプ4r、焦点信号検出器41rが設けられてい
る。なお、ハーフミラー37は入射光の1/3を反射
し、ハーフミラー66は入射光の1/2を反射する。ま
た、撮像素子等価面Rは露光面と等価な位置にあり、撮
像素子等価面P、Qの中央に位置している。さて、この
ような構成にすると1回の撮像で3点補間による合焦位
置検出が可能となる。しかしながら、その検出可能範囲
は図17に示す距離に限られる。ここで横軸は第2主面
からの距離、縦軸は焦点信号値である。撮像素子P、
Q、Rがそれぞれ、dP、dQ、dEに位置するとすれ
ば、合焦位置を検出できるdIの範囲はX1以上X2以
下となる。ここで X1=(de+dp)/2=de−u/2 (11) X2=(de+dq)/2=de+u/2 もし撮影光学系のすべての位置で X1<dI<X2 (12)
【0041】となっていれば撮影光学系は全く動かさな
くても合焦位置がわかり、2回の撮像で物体の速度もわ
かる。もし撮影光学系のすべての位置で(12)式が満
足されないときは撮影光学系をこの合焦位置検出可能範
囲まで駆動する必要がある。
【0042】次にこのような場合の作用について図18
を用いて説明する。この図において斜線部分が合焦位置
検出可能範囲を示す。まず合焦調節が始まると、第1実
施例と同様に撮像素子の積分時間が設定され、合焦状態
の検出が行われる。合焦状態でない場合、合焦位置に近
づける方向に撮影光学系1の駆動を開始する(時刻
0 )。そして、時刻t1 において焦点信号Vp
(t1 ),Vq(t1 ),Vr(t1 )を用いた3点補
間を行い、時刻t2 において焦点信号Vp(t2 ),V
q(t2 ),Vr(t2 )を用いた3点補間を行い合焦
位置と物体の速度の検出を行い合焦調節を終える(時刻
tg)。このように同一時刻における結像面付近での3
位置での映像信号を用いることにより合焦調節を行うこ
とが可能である。
【0043】なお、本実施例では撮像素子を3個用いた
が1個用いて異なる3位置に結像させるように構成して
もよい。また、VpとVr、VrとVq、VpとVqの
2点を用いた2点補間を併用してもよい。さらに、適当
な光路長変化手段を用いて撮像素子PとR、撮像素子R
とQの光路長を変化させてもよい。また縮小光学系の駆
動手段を設け、第2実施例と同様に撮影光学系と独立に
駆動してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上、本発明では同一時刻に撮像された
結像面付近の異なる複数の位置での画像信号を用いるこ
とにより、合焦状態がわかり、合焦開始時に撮影光学系
の無駄な駆動をなくすることができる。また、3点補間
法と2点補間法を併用することにより複数の時刻に於け
る物体の合焦位置を検出でき、動体予測AFが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動合焦装置の第1の実施例を示
す合焦調節回路の構成図。
【図2】本発明の基本的概念を説明するための撮影光学
系及び撮像素子の配置図。
【図3】撮像素子P、Qの焦点信号の差が撮像素子の位
置により変化するようすを示す図。
【図4】本発明の合焦調節動作を説明するための時刻と
第2主面と動体速度との関係を示す図。
【図5】図5(a)は時刻と撮像素子Pの焦点信号との
関係を示す図であり、図5(b)は結像距離と撮像素子
Pの焦点信号との関係を示す図。
【図6】本発明の他の合焦調節動作を説明するための時
刻と第2主面と動体速度との関係を示す図。
【図7】本発明の合焦調節回路が適用されるカメラ本体
の構成を示す図。
【図8】図8(a)、(b)は焦点信号検出回路の構成
を示すブロック図。
【図9】合焦制御器の構成を示すブロック図。
【図10】合焦調節のアルゴリズムを示すフロ−チャ−
ト。
【図11】合焦調節回路の他の回路構成例を示す図。
【図12】図12(a)は撮像素子直前に配置された光
路長調節手段を示す図であり、図12(b)は光路長調
節手段の構造を示す図。
【図13】図13(a)、(b)は本発明の第2の実施
例を説明するための時刻、第2主面からの距離、動体速
度の関係を示す図。
【図14】本発明の第2の実施例を実施するための回路
構成図。
【図15】撮影光学系と縮小光学系との独立駆動を説明
するための図。
【図16】本発明の第3の実施例を実施するための回路
構成図。
【図17】本発明の第3の実施例における検出範囲を示
す図。
【図18】本発明の第3の実施例を説明するための図。
【図19】従来の自動合焦装置の構成を示す図。
【図20】図19の自動合焦装置の補間演算を説明する
ための図。
【図21】図21(a)は合焦位置を挟む2点を利用し
た合焦位置算出法を説明するための図であり、図21
(b)はその回路構成を示す図。
【符号の説明】
4p、4q…プリアンプ、36…合焦調節回路、37…
ハ−フミラ−、38…ミラ−、39p、39q…撮像素
子、40…撮像素子駆動回路、41p、41q…焦点信
号検出器、42…縮小光学系、43…合焦制御器。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系により形成される画像を、異
    なる光路差をもった複数の位置で撮像する一つまたは複
    数の撮像素子と、 この撮像素子と前記撮影光学系との相対位置を光軸方向
    に沿って変化させる駆動手段と、 前記一つまたは複数の撮像素子に蓄積された電荷を画像
    信号として読み出す一つまたは複数の画像読み出し手段
    と、 この読み出し手段で読み出された画像信号から所定の周
    波数帯域のみを通過させるバンドパスフィルターと、 このバンドパスフィルターの出力信号から、異なる光路
    差をもった複数の位置での合焦度に応じた複数の焦点信
    号値を検出するための焦点信号検出手段と、 この焦点信号検出手段から読み出される複数の焦点信号
    値から合焦状態を判断する合焦状態判断手段と、 前記焦点信号検出手段から読み出される複数の焦点信号
    値から前記駆動手段を制御し、複数の時刻における合焦
    位置を検出して撮影光学系の位置を制御する合焦位置制
    御手段と、 を具備することを特徴とする自動合焦装置。
  2. 【請求項2】 撮影光学系により形成される画像を、異
    なる光路差をもった複数の位置で撮像する一つまたは複
    数の撮像素子と、 この撮像素子と前記撮影光学系との相対位置を光軸方向
    に沿って変化させる第1の駆動手段と、 前記撮像素子に結像する画像の光路差を変化させる第2
    の駆動手段と、 前記一つまたは複数の撮像素子に蓄積された電荷を画像
    信号として読み出す一つまたは複数の画像読み出し手段
    と、 この読み出し手段で読み出された画像信号から所定の周
    波数帯域のみを通過させるバンドパスフィルターと、 このバンドパスフィルターの出力信号から、異なる光路
    差をもった複数の位置での合焦度に応じた複数の焦点信
    号値を検出するための焦点信号検出手段と、 この焦点信号検出手段から読み出される複数の焦点信号
    値から合焦状態を判断する合焦状態判断手段と、 前記焦点信号検出手段から読み出される複数の焦点信号
    値から前記第1および第2駆動手段を制御し、複数の時
    刻における合焦位置を検出して撮影光学系の位置を制御
    する合焦位置制御手段と、 を具備することを特徴とする自動合焦装置。
  3. 【請求項3】 前記合焦位置制御手段は、異なる時間に
    撮像された3つの画像信号の焦点信号値から合焦位置を
    求める第1の合焦位置検出手段と、 異なる光路差をもった2つの位置で同一の時刻に撮像さ
    れた2つの画像信号の焦点信号値から合焦位置を求める
    第2の合焦位置検出手段とを具備することを特徴とする
    請求項1、2記載の自動合焦装置。
  4. 【請求項4】 前記合焦位置制御手段は、異なる光路差
    をもった3つの位置で同一の時刻に撮像された3つの画
    像信号の焦点信号値から合焦位置を求める合焦位置検出
    手段を具備することを特徴とする請求項1、2記載の自
    動合焦装置。
  5. 【請求項5】 前記焦点信号検出手段は、バンドパスフ
    ィルタ−の出力信号の分散値をバンドパスフィルタ−の
    出力信号の平均値で正規化する手段を具備することを特
    徴とする請求項1、2、3記載の自動合焦装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005250128A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Fujinon Corp ピント状態検出装置
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US7298413B2 (en) 2002-03-22 2007-11-20 Ricoh Company, Ltd. Photographing apparatus with automatic focus
JP2009510539A (ja) * 2005-10-03 2009-03-12 セー.セー.エム. ベヘール ベスローテン フェンノートシャップ 蛍光顕微鏡
JP2009244903A (ja) * 2009-07-27 2009-10-22 Canon Inc 撮像装置および自動合焦制御方法
JP2009258144A (ja) * 2008-03-28 2009-11-05 Nikon Corp 相関演算方法、相関演算装置、焦点検出装置および撮像装置

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