JPH05227970A - ヒトインターロイキン−6受容体に対する再構成ヒト抗体 - Google Patents
ヒトインターロイキン−6受容体に対する再構成ヒト抗体Info
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- JPH05227970A JPH05227970A JP4032084A JP3208492A JPH05227970A JP H05227970 A JPH05227970 A JP H05227970A JP 4032084 A JP4032084 A JP 4032084A JP 3208492 A JP3208492 A JP 3208492A JP H05227970 A JPH05227970 A JP H05227970A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 (A)(1)ヒトL鎖C領域、及び(2)ヒ
トL鎖FR、及びヒトIL−6Rに対するマウスモノク
ローナル抗体のL鎖CDRを含んでL鎖V領域、を含ん
で成るL鎖;並びに (B)(1)ヒトH鎖C領域、及び(2)ヒトH鎖F
R、及びヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル
抗体のH鎖CDRを含んで成るH鎖V領域を含んで成る
H鎖;を含んで成るヒトIL−6Rに対する再構成され
た抗体。 【効果】 本発明はヒトIL−6Rに対する再構成ヒト
化抗体を提供し、この抗体においては、ヒト抗体のV領
域のCDRがヒトIL−6Rに対するマウスモノクロー
ナル抗体のCDRにより置き換えられている。この再構
成ヒト抗体の大部分がヒト抗体に由来し、そしてマウス
CDRは抗原性が低いから、本発明の再構成ヒト抗体は
ヒトに対する抗原性が低く、そしてそれ故に療法用とし
て期待される。
トL鎖FR、及びヒトIL−6Rに対するマウスモノク
ローナル抗体のL鎖CDRを含んでL鎖V領域、を含ん
で成るL鎖;並びに (B)(1)ヒトH鎖C領域、及び(2)ヒトH鎖F
R、及びヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル
抗体のH鎖CDRを含んで成るH鎖V領域を含んで成る
H鎖;を含んで成るヒトIL−6Rに対する再構成され
た抗体。 【効果】 本発明はヒトIL−6Rに対する再構成ヒト
化抗体を提供し、この抗体においては、ヒト抗体のV領
域のCDRがヒトIL−6Rに対するマウスモノクロー
ナル抗体のCDRにより置き換えられている。この再構
成ヒト抗体の大部分がヒト抗体に由来し、そしてマウス
CDRは抗原性が低いから、本発明の再構成ヒト抗体は
ヒトに対する抗原性が低く、そしてそれ故に療法用とし
て期待される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒトインターロイキン
−6受容体(IL−6R)に対するマウスモノクローナ
ル抗体の可変領域(V領域)、ヒトIL−6Rに対する
ヒト/マウスキメラ抗体、ヒトライト鎖(L鎖)V領域
及びヒトヘビー鎖(H鎖)V領域の相補性決定領域(C
DR)がヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル
抗体のCDRにより置き換えられている再構成(res
heped)ヒト抗体に関する。
−6受容体(IL−6R)に対するマウスモノクローナ
ル抗体の可変領域(V領域)、ヒトIL−6Rに対する
ヒト/マウスキメラ抗体、ヒトライト鎖(L鎖)V領域
及びヒトヘビー鎖(H鎖)V領域の相補性決定領域(C
DR)がヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル
抗体のCDRにより置き換えられている再構成(res
heped)ヒト抗体に関する。
【0002】本発明はさらに、上記の抗体又はその部分
をコードするDNAを提供する。本発明はさらに、前記
DNAを含んで成るベクター、特に発現ベクター、並び
に該ベクターにより形質転換された宿主に関する。本発
明はさらに、ヒトIL−6Rに対するキメラ抗体の製造
方法、及びヒトIL−6Rに対する再構成ヒト抗体の製
造方法を提供する。
をコードするDNAを提供する。本発明はさらに、前記
DNAを含んで成るベクター、特に発現ベクター、並び
に該ベクターにより形質転換された宿主に関する。本発
明はさらに、ヒトIL−6Rに対するキメラ抗体の製造
方法、及びヒトIL−6Rに対する再構成ヒト抗体の製
造方法を提供する。
【0003】
【従来の技術】インターロイキン−6(IL−6)は一
連の細胞により生産される多機能サイトカインである。
このものは免疫応答、急性期反応及び造血を調節し、そ
して宿主防御機構において中心的役割を演ずる。このも
のは広範な組織に作用して、標的細胞の性質に応じて成
長誘導効果、成長阻害効果及び分化誘導効果を発揮す
る。
連の細胞により生産される多機能サイトカインである。
このものは免疫応答、急性期反応及び造血を調節し、そ
して宿主防御機構において中心的役割を演ずる。このも
のは広範な組織に作用して、標的細胞の性質に応じて成
長誘導効果、成長阻害効果及び分化誘導効果を発揮す
る。
【0004】IL−6に対する特異的レセプター(IL
−6R)は、IL−6の多機能性に従ってリンパ系細胞
及び非リンパ系細胞上で発現される。IL−6遺伝子の
異常発現が種々の疾患、特に自己免疫疾患、メサンジウ
ム細胞増殖性糸球体腎炎、及び形質細胞腫/骨髄腫の発
病に関与することが示唆されている(Hiranoら、
Immunol.Today,11,443−449,
1990の総説を参照のこと)。
−6R)は、IL−6の多機能性に従ってリンパ系細胞
及び非リンパ系細胞上で発現される。IL−6遺伝子の
異常発現が種々の疾患、特に自己免疫疾患、メサンジウ
ム細胞増殖性糸球体腎炎、及び形質細胞腫/骨髄腫の発
病に関与することが示唆されている(Hiranoら、
Immunol.Today,11,443−449,
1990の総説を参照のこと)。
【0005】ヒト骨髄腫細胞はIL−6を生産しそして
IL−6Rを発現することが観察される。実験におい
て、IL−6に対する抗体が骨髄腫細胞の試験管内での
増殖を阻害し、そしてそれ故にヒト骨髄腫の発癌におい
てオートクリン調節ループが機能していることが示され
た(Kawanoら、Nature,332,83,1
988)。
IL−6Rを発現することが観察される。実験におい
て、IL−6に対する抗体が骨髄腫細胞の試験管内での
増殖を阻害し、そしてそれ故にヒト骨髄腫の発癌におい
てオートクリン調節ループが機能していることが示され
た(Kawanoら、Nature,332,83,1
988)。
【0006】IL−6Rは種々の動物細胞の表面に存在
し、そしてIL−6に特異的に結合し、そして細胞表面
上のIL−6R分子の数が報告されている(Taga
ら、J.Exp.Med.196,967,198
7)。さらに、ヒトIL−6RをコードするcDNAが
クローン化され、そしてIL−6Rの一次構造が報告さ
れている(Yamasakiら、Science,24
1,825,1988)。
し、そしてIL−6に特異的に結合し、そして細胞表面
上のIL−6R分子の数が報告されている(Taga
ら、J.Exp.Med.196,967,198
7)。さらに、ヒトIL−6RをコードするcDNAが
クローン化され、そしてIL−6Rの一次構造が報告さ
れている(Yamasakiら、Science,24
1,825,1988)。
【0007】マウスのモノクローナル抗体はヒトにおい
て高度に免疫原性(「抗原性」という場合もある)があ
り、そしてこの理由のため、ヒトにおけるそれらの療法
的価値は制限される。ヒトにおけるマウス抗体の半減期
は比較的短い。さらに、ヒト抗マウス抗体は、予定され
た効果を妨害するのみならず、患者における不都合なア
レルギー応答の危険をもたらす免疫応答を惹起すること
なくして頻回投与することはできない。
て高度に免疫原性(「抗原性」という場合もある)があ
り、そしてこの理由のため、ヒトにおけるそれらの療法
的価値は制限される。ヒトにおけるマウス抗体の半減期
は比較的短い。さらに、ヒト抗マウス抗体は、予定され
た効果を妨害するのみならず、患者における不都合なア
レルギー応答の危険をもたらす免疫応答を惹起すること
なくして頻回投与することはできない。
【0008】これらの問題を解決するため、ヒト型化
(humanized)抗体の製造方法が開発された。
マウス抗体は2つの方法でヒト型化することができる。
より簡単な方法は、可変領域がもとのマウスモノクロー
ナル抗体に由来しそして定常領域が適当なヒト抗体に由
来するキメラ抗体を作製する方法である。得られるキメ
ラ抗体はもとのマウス抗体の完全な可変領域を含有し、
そしてもとのマウス抗体と同一の特異性をもって抗原に
結合することを期待することができる。
(humanized)抗体の製造方法が開発された。
マウス抗体は2つの方法でヒト型化することができる。
より簡単な方法は、可変領域がもとのマウスモノクロー
ナル抗体に由来しそして定常領域が適当なヒト抗体に由
来するキメラ抗体を作製する方法である。得られるキメ
ラ抗体はもとのマウス抗体の完全な可変領域を含有し、
そしてもとのマウス抗体と同一の特異性をもって抗原に
結合することを期待することができる。
【0009】さらに、キメラ抗体ではヒト以外に由来す
る蛋白質配列の比率が実質的に減少しており、そしてそ
れ故にもとのマウス抗体に比べて免疫原性が低いと予想
される。キメラ抗体は抗原によく結合しそして免疫原性
が低いが、マウス可変領域に対する免疫応答がなお生ず
る可能性がある(LoBuglioら、Proc.Na
tl.Acad.Sci.USA,84,4220−4
224,1989)。
る蛋白質配列の比率が実質的に減少しており、そしてそ
れ故にもとのマウス抗体に比べて免疫原性が低いと予想
される。キメラ抗体は抗原によく結合しそして免疫原性
が低いが、マウス可変領域に対する免疫応答がなお生ず
る可能性がある(LoBuglioら、Proc.Na
tl.Acad.Sci.USA,84,4220−4
224,1989)。
【0010】マウス抗体をヒト型化するための第二の方
法は一層複雑であるが、しかしマウス抗体の潜在的な免
疫原性をさらに大幅に低下させるものである。この方法
においては、マウス抗体の可変領域からの相補性決定領
域(complementarity determi
ning region;CDR)をヒト可変領域に移
植して「再構成」(reshaped)ヒト可変領域を
作製する。
法は一層複雑であるが、しかしマウス抗体の潜在的な免
疫原性をさらに大幅に低下させるものである。この方法
においては、マウス抗体の可変領域からの相補性決定領
域(complementarity determi
ning region;CDR)をヒト可変領域に移
植して「再構成」(reshaped)ヒト可変領域を
作製する。
【0011】次に、これらの再構成ヒト可変領域をヒト
定常領域に連結する。最終的に再構成されたヒト型抗体
のヒト以外の蛋白質配列に由来する部分はCDRと極く
一部のフレームワーク(FR)のみである。CDRは超
可変蛋白質配列により構成されている。これらは種特異
的配列を示さない。これらの理由のため、マウスCDR
を担持する再構成ヒト抗体はもはやヒトCDRを含有す
る天然ヒト抗体より強い免疫原性を有しないはずであ
る。
定常領域に連結する。最終的に再構成されたヒト型抗体
のヒト以外の蛋白質配列に由来する部分はCDRと極く
一部のフレームワーク(FR)のみである。CDRは超
可変蛋白質配列により構成されている。これらは種特異
的配列を示さない。これらの理由のため、マウスCDR
を担持する再構成ヒト抗体はもはやヒトCDRを含有す
る天然ヒト抗体より強い免疫原性を有しないはずであ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、再構成
ヒト抗体は療法目的のために有用であると予想される
が、ヒトIL−6Rに対する再構成ヒト抗体は知られて
いない。さらに、再構成ヒト抗体の製造方法であって任
意の特定の抗体に普遍的に適用し得る方法は存在しな
い。従って、特定の抗原に対する十分に活性な再構成ヒ
ト抗体を作製するためには種々の工夫が必要である。
ヒト抗体は療法目的のために有用であると予想される
が、ヒトIL−6Rに対する再構成ヒト抗体は知られて
いない。さらに、再構成ヒト抗体の製造方法であって任
意の特定の抗体に普遍的に適用し得る方法は存在しな
い。従って、特定の抗原に対する十分に活性な再構成ヒ
ト抗体を作製するためには種々の工夫が必要である。
【0013】ヒトIL−6Rに対するマウスモノクロー
ナル抗体、すなわちPM1およびMT18は作製されて
おり(特願平2−189420)、そして本発明者らは
ヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル抗体AU
K12−20、AUK64−7及びAUK146−15
を調製しているが、本発明者らはヒトIL−6Rに対す
る再構成ヒト抗体の作製を示唆する文献を知らない。
ナル抗体、すなわちPM1およびMT18は作製されて
おり(特願平2−189420)、そして本発明者らは
ヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル抗体AU
K12−20、AUK64−7及びAUK146−15
を調製しているが、本発明者らはヒトIL−6Rに対す
る再構成ヒト抗体の作製を示唆する文献を知らない。
【0014】さらに、ヒト骨髄腫細胞株が移植されたヌ
ードマウスに、ヒトIL−6Rに対するマウスモノクロ
ーナル抗体が注射された時腫瘍の増殖が顕著に阻害され
ることを、本発明者らは見出した。このことは、骨髄腫
の治療のための療法剤として抗ヒトIL−6R抗体が有
用であることを示唆している。従って本発明はヒトIL
−6Rに対する、免疫原性の低い抗体を提供しようとす
るものである。
ードマウスに、ヒトIL−6Rに対するマウスモノクロ
ーナル抗体が注射された時腫瘍の増殖が顕著に阻害され
ることを、本発明者らは見出した。このことは、骨髄腫
の治療のための療法剤として抗ヒトIL−6R抗体が有
用であることを示唆している。従って本発明はヒトIL
−6Rに対する、免疫原性の低い抗体を提供しようとす
るものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】従って、本発明はヒトI
L−6Rに対する再構成ヒト抗体を提供する。本発明は
また、該再構成ヒト抗体の作製の過程で有用なヒト/マ
ウスキメラ抗体を提供する。本発明はさらに、再構成ヒ
ト抗体の部分、並びに再構成ヒト抗体及びその部分並び
にキメラ抗体の製造のための発現系を提供する。さらに
具体的には、本発明は、ヒトIL−6Rに対するマウス
モノクローナル抗体のL鎖V領域;並びにヒトIL−6
Rに対するマウスモノクローナル抗体のH鎖V領域を提
供する。
L−6Rに対する再構成ヒト抗体を提供する。本発明は
また、該再構成ヒト抗体の作製の過程で有用なヒト/マ
ウスキメラ抗体を提供する。本発明はさらに、再構成ヒ
ト抗体の部分、並びに再構成ヒト抗体及びその部分並び
にキメラ抗体の製造のための発現系を提供する。さらに
具体的には、本発明は、ヒトIL−6Rに対するマウス
モノクローナル抗体のL鎖V領域;並びにヒトIL−6
Rに対するマウスモノクローナル抗体のH鎖V領域を提
供する。
【0016】本発明はさらに、(1)ヒトL鎖C領域、
及びヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル抗体
のL鎖V領域を含んで成るL鎖;並びに(2)ヒトH鎖
C領域、及びヒトIL−6Rに対するマウスモノクロー
ナル抗体のH鎖V領域を含んで成るH鎖;を含んで成
る、ヒトIL−6Rに対するキメラ抗体を提供する。本
発明はさらに、ヒトIL−6Rに対するマウスモノクロ
ーナル抗体のL鎖V領域のCDR;並びにヒトIL−6
Rに対するマウスモノクローナル抗体のH鎖V領域のC
DRを提供する。
及びヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル抗体
のL鎖V領域を含んで成るL鎖;並びに(2)ヒトH鎖
C領域、及びヒトIL−6Rに対するマウスモノクロー
ナル抗体のH鎖V領域を含んで成るH鎖;を含んで成
る、ヒトIL−6Rに対するキメラ抗体を提供する。本
発明はさらに、ヒトIL−6Rに対するマウスモノクロ
ーナル抗体のL鎖V領域のCDR;並びにヒトIL−6
Rに対するマウスモノクローナル抗体のH鎖V領域のC
DRを提供する。
【0017】本発明はさらに、(1)ヒトL鎖V領域の
フレームワーク領域(FR)、及び(2)ヒトIL−6
Rに対するマウスモノクローナル抗体のL鎖V領域のC
DR、を含んで成る、ヒトIR−6Rに対する抗体の再
構成ヒトL鎖V領域;並びに(1)ヒトH鎖V領域のF
R、及び(2)ヒトIL−6Rに対するマウスモノクロ
ーナル抗体のH鎖V領域のCDR、を含んで成る、ヒト
IL−6Rに対する抗体の再構成ヒトH鎖V領域を提供
する。
フレームワーク領域(FR)、及び(2)ヒトIL−6
Rに対するマウスモノクローナル抗体のL鎖V領域のC
DR、を含んで成る、ヒトIR−6Rに対する抗体の再
構成ヒトL鎖V領域;並びに(1)ヒトH鎖V領域のF
R、及び(2)ヒトIL−6Rに対するマウスモノクロ
ーナル抗体のH鎖V領域のCDR、を含んで成る、ヒト
IL−6Rに対する抗体の再構成ヒトH鎖V領域を提供
する。
【0018】本発明はさらに、(1)ヒトL鎖C領域、
並びに(2)ヒトFR、及びヒトIL−6Rに対するマ
ウスモノクローナル抗体のCDRを含んで成るL鎖V領
域、を含んで成る、ヒトIL−6Rに対する抗体の再構
成ヒトL鎖;並びに(1)ヒトH鎖C領域、並びに
(2)ヒトFR、及びヒトIL−6Rに対するマウスモ
ノクローナル抗体のCDRを含んで成るH鎖V領域、を
含んで成る、ヒトIL−6Rに対する抗体の再構成ヒト
H鎖を提供する。
並びに(2)ヒトFR、及びヒトIL−6Rに対するマ
ウスモノクローナル抗体のCDRを含んで成るL鎖V領
域、を含んで成る、ヒトIL−6Rに対する抗体の再構
成ヒトL鎖;並びに(1)ヒトH鎖C領域、並びに
(2)ヒトFR、及びヒトIL−6Rに対するマウスモ
ノクローナル抗体のCDRを含んで成るH鎖V領域、を
含んで成る、ヒトIL−6Rに対する抗体の再構成ヒト
H鎖を提供する。
【0019】本発明はさらにまた、 (A)(1)ヒトL鎖C領域、並びに(2)ヒトL鎖F
R、及びヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル
抗体のL鎖CDRを含んで成るL鎖;並びに (B)(1)ヒトH鎖C領域、並びに(2)ヒトH鎖F
R、及びヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル
抗体のH鎖CDRを含んで成るH鎖;を含んで成る、ヒ
トIL−6Rに対する再構成ヒト抗体を提供する。本発
明はまた、前記種々の抗体構成ポリペプチド、又はその
部分をコードするDNAに関する。
R、及びヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル
抗体のL鎖CDRを含んで成るL鎖;並びに (B)(1)ヒトH鎖C領域、並びに(2)ヒトH鎖F
R、及びヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル
抗体のH鎖CDRを含んで成るH鎖;を含んで成る、ヒ
トIL−6Rに対する再構成ヒト抗体を提供する。本発
明はまた、前記種々の抗体構成ポリペプチド、又はその
部分をコードするDNAに関する。
【0020】本発明はまた、上記DNAを含んで成るベ
クター、例えば発現ベクターに対する。本発明はさら
に、上記ベクターにより形質転換された宿主を提供す
る。本発明はさらにまた、ヒトIL−6Rに対するキメ
ラ抗体の製造方法、及びヒトIL−6Rに対する再構成
ヒト抗体の製造方法を提供する。
クター、例えば発現ベクターに対する。本発明はさら
に、上記ベクターにより形質転換された宿主を提供す
る。本発明はさらにまた、ヒトIL−6Rに対するキメ
ラ抗体の製造方法、及びヒトIL−6Rに対する再構成
ヒト抗体の製造方法を提供する。
【0021】
【具体的な説明】マウスV領域をコードするDNAのクローニング さらに詳しくは、ヒトIL−6Rに対するマウスモノク
ローナル抗体のV領域をコードするDNAをクローン化
するためには、遺伝子源として、ヒトIL−6Rに対す
るモノクローナル抗体を生産するハイブリドーマを作製
することが必要である。この様なハイブリドーマとし
て、特願平2−189420号明細書にはモノクローナ
ル抗体PM1を生産するマウスハイブリドーマPM1及
び該抗体の性質が記載されている。
ローナル抗体のV領域をコードするDNAをクローン化
するためには、遺伝子源として、ヒトIL−6Rに対す
るモノクローナル抗体を生産するハイブリドーマを作製
することが必要である。この様なハイブリドーマとし
て、特願平2−189420号明細書にはモノクローナ
ル抗体PM1を生産するマウスハイブリドーマPM1及
び該抗体の性質が記載されている。
【0022】本明細書の参考例2にハイブリドーマPM
1の作製方法を記載する。本発明者らは、それぞれがヒ
トIL−6Rに対するマウスモノクローナル抗体を生産
するハイブリドーマAUK12−20、AUK64−7
及びAUK146−15を作製している。これらのハイ
ブリドーマの作製方法は本明細書の参考例3に記載され
ている。
1の作製方法を記載する。本発明者らは、それぞれがヒ
トIL−6Rに対するマウスモノクローナル抗体を生産
するハイブリドーマAUK12−20、AUK64−7
及びAUK146−15を作製している。これらのハイ
ブリドーマの作製方法は本明細書の参考例3に記載され
ている。
【0023】マウスモノクローナル抗体の可変領域をコ
ードする目的のDNAをクローン化するためハイブリド
ーマ細胞を破壊し、そしてChirgwinら、Bio
chemistry 18,5294,1977に記載
されている常法により全RNAを得る。次に、この全R
NAを用いて、J.W.Larrickら、Biote
chnology,7,934,1989に記載されて
いる方法を用いて一本鎖cDNAを合成する。
ードする目的のDNAをクローン化するためハイブリド
ーマ細胞を破壊し、そしてChirgwinら、Bio
chemistry 18,5294,1977に記載
されている常法により全RNAを得る。次に、この全R
NAを用いて、J.W.Larrickら、Biote
chnology,7,934,1989に記載されて
いる方法を用いて一本鎖cDNAを合成する。
【0024】次に、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法
を用いて前記cDNAの有意義な部分の特異的増幅を行
う。マウスモノクローナル抗体のカッパ(κ)型L鎖V
領域の増幅のため、配列番号:1〜11に示す11種の
オリゴヌクレオチドプライマー(Mouse Kapp
a Variable;MKV)及び配列番号:12に
示すオリゴヌクレオチドプライマー(Mouse Ka
ppa Constant;MKC)をそれぞれ5′−
末端プライマー及び3′−末端プライマーとして使用す
る。
を用いて前記cDNAの有意義な部分の特異的増幅を行
う。マウスモノクローナル抗体のカッパ(κ)型L鎖V
領域の増幅のため、配列番号:1〜11に示す11種の
オリゴヌクレオチドプライマー(Mouse Kapp
a Variable;MKV)及び配列番号:12に
示すオリゴヌクレオチドプライマー(Mouse Ka
ppa Constant;MKC)をそれぞれ5′−
末端プライマー及び3′−末端プライマーとして使用す
る。
【0025】前記MKVプライマーはマウスカッパ型L
鎖リーダー配列をコードするDNA配列とハイブリダイ
ズし、そして前記MKCプライマーはマウスカッパ型L
鎖C領域をコードするDNA配列とハイブリダイズす
る。マウスモノクローナル抗体のH鎖V領域の増幅のた
め、配列番号:13〜22に示す10種のオリゴヌクレ
オチドプライマー(Mouse Heavy Vari
able;MHV)及び配列番号:23に示すオリゴヌ
クレオチドプライマー(Mouse HeavyCon
stant;MHC)をそれぞれ5′−末端プライマー
及び3′−末端プライマーとして使用する。
鎖リーダー配列をコードするDNA配列とハイブリダイ
ズし、そして前記MKCプライマーはマウスカッパ型L
鎖C領域をコードするDNA配列とハイブリダイズす
る。マウスモノクローナル抗体のH鎖V領域の増幅のた
め、配列番号:13〜22に示す10種のオリゴヌクレ
オチドプライマー(Mouse Heavy Vari
able;MHV)及び配列番号:23に示すオリゴヌ
クレオチドプライマー(Mouse HeavyCon
stant;MHC)をそれぞれ5′−末端プライマー
及び3′−末端プライマーとして使用する。
【0026】なお、5′−末端プライマーはその5′−
末端近傍に制限酵素SalI切断部位を提供する配列G
TCGACを含有し、そして3′−末端プライマーはそ
の5′−末端近傍に制限酵素Xmal切断部位を提供す
るヌクレオチド配列CCCGGGを含有する。これらの
制限酵素切断部位は可変領域をコードする目的のDNA
断片をクローニングベクターにサブクローニングするた
めに用いられる。
末端近傍に制限酵素SalI切断部位を提供する配列G
TCGACを含有し、そして3′−末端プライマーはそ
の5′−末端近傍に制限酵素Xmal切断部位を提供す
るヌクレオチド配列CCCGGGを含有する。これらの
制限酵素切断部位は可変領域をコードする目的のDNA
断片をクローニングベクターにサブクローニングするた
めに用いられる。
【0027】次に増幅生成物を制限酵素SalI及びX
maIで切断させて、マウスモノクローナル抗体の目的
とする可変領域をコードするDNA断片を得る。他方、
プラスミドpUC19のごとき適当なクローニングベク
ターを同じ制限酵素SalI及びXmaIにより切断さ
せ、このpUC19に前記DNA断片を連結することに
より、マウスモノクローナル抗体の目的とする可変領域
をコードするDNA断片を含むプラスミドを得る。クロ
ーン化されたDNAの配列決定は任意の常法に従って行
うことができる。目的とするDNAのクローン化及びそ
の配列決定を実施例1〜3に具体的に記載する。
maIで切断させて、マウスモノクローナル抗体の目的
とする可変領域をコードするDNA断片を得る。他方、
プラスミドpUC19のごとき適当なクローニングベク
ターを同じ制限酵素SalI及びXmaIにより切断さ
せ、このpUC19に前記DNA断片を連結することに
より、マウスモノクローナル抗体の目的とする可変領域
をコードするDNA断片を含むプラスミドを得る。クロ
ーン化されたDNAの配列決定は任意の常法に従って行
うことができる。目的とするDNAのクローン化及びそ
の配列決定を実施例1〜3に具体的に記載する。
【0028】相補性決定領域(CDR) 本発明はさらに、本発明の各V領域の超可変又は相補性
決定領域(CDR)を提供する。L鎖及びH鎖の各対の
V領域は抗原結合部位を形成する。L鎖及びH鎖上のこ
の領域は同様の全般的構造を有しそして各領域は配列の
比較的保存された4個のフレームワーク領域を含み、そ
れらは3個の超可変領域又はCDRにより連結されてい
る(Kabat,E.A.ら、「Sequences of Proteins of Immun
ological Interest 」, US Dept. Health and Human Se
rvices 1983 )。
決定領域(CDR)を提供する。L鎖及びH鎖の各対の
V領域は抗原結合部位を形成する。L鎖及びH鎖上のこ
の領域は同様の全般的構造を有しそして各領域は配列の
比較的保存された4個のフレームワーク領域を含み、そ
れらは3個の超可変領域又はCDRにより連結されてい
る(Kabat,E.A.ら、「Sequences of Proteins of Immun
ological Interest 」, US Dept. Health and Human Se
rvices 1983 )。
【0029】前記4個のフレームワーク領域(FR)の
多くの部分はβ−シート構造をとり、CDRはループを
形成する。CDRはある場合にはβ−シート構造の一部
分を形成することもある。CDRはFRによって非常に
近い位置に保持され、そして他の領域のCDRと共に抗
原結合部位の形成に寄与する。
多くの部分はβ−シート構造をとり、CDRはループを
形成する。CDRはある場合にはβ−シート構造の一部
分を形成することもある。CDRはFRによって非常に
近い位置に保持され、そして他の領域のCDRと共に抗
原結合部位の形成に寄与する。
【0030】本発明は、ヒト型化抗体の素材として有用
なこれらのCDR、及びそれをコードするDNAをも提
供する。これらのCDR領域は、V領域の既知アミノ酸
配列と照合することによって、Kabat,E.A.ら、「Sequen
ces of Proteins of Immunological Interest 」の経験
則から見出すことができ、実施例4において具体的に説
明する。
なこれらのCDR、及びそれをコードするDNAをも提
供する。これらのCDR領域は、V領域の既知アミノ酸
配列と照合することによって、Kabat,E.A.ら、「Sequen
ces of Proteins of Immunological Interest 」の経験
則から見出すことができ、実施例4において具体的に説
明する。
【0031】キメラ抗体の作製 ヒトIR−6Rに対する抗体の再構成ヒトV領域を設計
するに先立って、使用するCDRが実際に抗原結合領域
を形成することを確かめる必要がある。この目的のた
め、キメラ抗体を作製した。さらに実施例1及び2に記
載される4種類のモノクローナル抗体のクローン化され
たDNAのヌクレオチド配列から推定されるマウス抗ヒ
トIL−6R抗体のアミノ酸配列を相互に、及び既知の
マウス及びヒトの抗体のV領域と比較した。
するに先立って、使用するCDRが実際に抗原結合領域
を形成することを確かめる必要がある。この目的のた
め、キメラ抗体を作製した。さらに実施例1及び2に記
載される4種類のモノクローナル抗体のクローン化され
たDNAのヌクレオチド配列から推定されるマウス抗ヒ
トIL−6R抗体のアミノ酸配列を相互に、及び既知の
マウス及びヒトの抗体のV領域と比較した。
【0032】4種類のモノクローナル抗体のそれぞれに
ついて、1セットの典型的な機能的マウスL及びH鎖V
領域がクローニングされた。しかしながら、4種類すべ
てのマウス抗ヒトIL−6R抗体は比較的異なるV領域
を有していた。4種類の抗体は相互に単に微小な相違で
はなかった。クローン化されたマウスV領域を用いて4
種類のキメラ抗ヒトIL−6R抗体を作製した。
ついて、1セットの典型的な機能的マウスL及びH鎖V
領域がクローニングされた。しかしながら、4種類すべ
てのマウス抗ヒトIL−6R抗体は比較的異なるV領域
を有していた。4種類の抗体は相互に単に微小な相違で
はなかった。クローン化されたマウスV領域を用いて4
種類のキメラ抗ヒトIL−6R抗体を作製した。
【0033】キメラ抗体を作製するための基本的な方法
は、PCR−クローン化cDNAに見られるようなマウ
スリーダー配列及びV領域配列を、哺乳類細胞発現ベク
ター中にすでに存在するヒトC領域をコードする配列に
連結することを含んで成る。前記4種類のモノクローナ
ル抗体の内、モノクローナル抗体AUK12−20から
のキメラ抗体の作製を実施例5に記載する。
は、PCR−クローン化cDNAに見られるようなマウ
スリーダー配列及びV領域配列を、哺乳類細胞発現ベク
ター中にすでに存在するヒトC領域をコードする配列に
連結することを含んで成る。前記4種類のモノクローナ
ル抗体の内、モノクローナル抗体AUK12−20から
のキメラ抗体の作製を実施例5に記載する。
【0034】モノクローナル抗体PM−1からのキメラ
抗体の作製を実施例6に記載する。マウスPM−1κL
鎖リーダー領域及びV領域をコードするcDNAを、ヒ
トL鎖C領域をコードするヒトゲノムDNAを含有する
発現ベクターにPCR法を用いてクローン化した。マウ
スPM−1抗体(単に「PM−1抗体」又は「PM」と
いう場合もある)のH鎖リーダー及びV領域をコードす
るcDNAを、ヒトγ−1C領域をコードするゲノムD
NAを含有する発現ベクターにPCR法を用いてサブク
ローン化した。
抗体の作製を実施例6に記載する。マウスPM−1κL
鎖リーダー領域及びV領域をコードするcDNAを、ヒ
トL鎖C領域をコードするヒトゲノムDNAを含有する
発現ベクターにPCR法を用いてクローン化した。マウ
スPM−1抗体(単に「PM−1抗体」又は「PM」と
いう場合もある)のH鎖リーダー及びV領域をコードす
るcDNAを、ヒトγ−1C領域をコードするゲノムD
NAを含有する発現ベクターにPCR法を用いてサブク
ローン化した。
【0035】特に設計されたPCRプライマーを用い
て、マウスPM−1のV領域をコードするcDNAをそ
れらの5′−及び3′−末端において適当な塩基配列を
導入して(1)それらが発現ベクターに容易に挿入され
るように、且つ(2)それらが該発現ベクター中で適切
に機能するようにした。次に、これらのプライマーを用
いてPCRにより増幅して得たマウスPM−1のV領域
を、所望のヒトC領域をすでに含有するHCMV発現ベ
クター(図1)に挿入した。これらのベクターは、種々
の哺乳類細胞系における遺伝子操作された抗体の一過性
(transient)発現又は安定な発現のために適
当である。
て、マウスPM−1のV領域をコードするcDNAをそ
れらの5′−及び3′−末端において適当な塩基配列を
導入して(1)それらが発現ベクターに容易に挿入され
るように、且つ(2)それらが該発現ベクター中で適切
に機能するようにした。次に、これらのプライマーを用
いてPCRにより増幅して得たマウスPM−1のV領域
を、所望のヒトC領域をすでに含有するHCMV発現ベ
クター(図1)に挿入した。これらのベクターは、種々
の哺乳類細胞系における遺伝子操作された抗体の一過性
(transient)発現又は安定な発現のために適
当である。
【0036】マウスPM−1抗体中に存在するV領域と
同じV領域を有するキメラPM−1抗体(バージョン
a)の作製に加えて、キメラPM−1抗体の第二のバー
ジョン(バージョンb)を作製した。キメラPM−1抗
体(バージョンb)においては、L鎖V領域中の位置1
07のアミノ酸がアスパラギンからリジンに変えられて
いる。マウスPM−1抗体からのL鎖V領域と他のマウ
スL鎖V領域との比較において、位置107におけるア
ルギニンの存在は異常であることが注目された。
同じV領域を有するキメラPM−1抗体(バージョン
a)の作製に加えて、キメラPM−1抗体の第二のバー
ジョン(バージョンb)を作製した。キメラPM−1抗
体(バージョンb)においては、L鎖V領域中の位置1
07のアミノ酸がアスパラギンからリジンに変えられて
いる。マウスPM−1抗体からのL鎖V領域と他のマウ
スL鎖V領域との比較において、位置107におけるア
ルギニンの存在は異常であることが注目された。
【0037】マウスκL鎖V領域においては、位置10
7の最も典型的アミノ酸はリジンである。マウスPM−
1抗体のL鎖V領域中の位置107に非典型的なアミノ
酸であるアルギニンを有することの重要性を評価するた
め、位置107を典型的なアミノ酸であるリジンに変え
た。この変更は、PCR−変異誘発法(M.Kamma
nら、Nucl.Acids Res.(1987)1
7:5404)を用いてL鎖V領域をコードするDNA
配列中に必要な変更を行うことにより達成された。
7の最も典型的アミノ酸はリジンである。マウスPM−
1抗体のL鎖V領域中の位置107に非典型的なアミノ
酸であるアルギニンを有することの重要性を評価するた
め、位置107を典型的なアミノ酸であるリジンに変え
た。この変更は、PCR−変異誘発法(M.Kamma
nら、Nucl.Acids Res.(1987)1
7:5404)を用いてL鎖V領域をコードするDNA
配列中に必要な変更を行うことにより達成された。
【0038】キメラPM−1抗体バージョン(a)はヒ
トIL−6Rに結合する活性を示した。キメラPM−1
抗体バージョン(b)もバージョン(a)と同様にヒト
IL−6Rに結合する。同様に、他の2種類のモノクロ
ーナル抗体AUK64─7及びAUK146−15から
キメラ抗体を作製した。4種類すべてのキメラ抗体はヒ
トIL−6Rによく結合し、機能的測定において、正し
いマウスV領域がクローン化されそして配列が決定され
ていたことが示された。
トIL−6Rに結合する活性を示した。キメラPM−1
抗体バージョン(b)もバージョン(a)と同様にヒト
IL−6Rに結合する。同様に、他の2種類のモノクロ
ーナル抗体AUK64─7及びAUK146−15から
キメラ抗体を作製した。4種類すべてのキメラ抗体はヒ
トIL−6Rによく結合し、機能的測定において、正し
いマウスV領域がクローン化されそして配列が決定され
ていたことが示された。
【0039】4種類のマウス抗−ヒトIL−6R抗体か
ら、ヒトIL−6Rに対する再構成ヒト抗体の設計及び
作製のための第一の候補としてマウスPM−1抗体を選
択した。マウスPM−1抗体の選択は主として、ヌード
マウスに移植されたヒト骨髄腫細胞に対するマウス抗ヒ
トIL−6R抗体及びキメラ化抗体の効果を研究して得
られた結果に基く。4種類のマウス抗ヒトIL−6R抗
体の内、PM−1抗体が最も強い抗腫瘍細胞活性を示し
た。又、キメラ化PM−1抗体はキメラ化AUK12−
20抗体よりも強い抗腫瘍性を示した。
ら、ヒトIL−6Rに対する再構成ヒト抗体の設計及び
作製のための第一の候補としてマウスPM−1抗体を選
択した。マウスPM−1抗体の選択は主として、ヌード
マウスに移植されたヒト骨髄腫細胞に対するマウス抗ヒ
トIL−6R抗体及びキメラ化抗体の効果を研究して得
られた結果に基く。4種類のマウス抗ヒトIL−6R抗
体の内、PM−1抗体が最も強い抗腫瘍細胞活性を示し
た。又、キメラ化PM−1抗体はキメラ化AUK12−
20抗体よりも強い抗腫瘍性を示した。
【0040】マウスモノクローナル抗体PM−1のV領
域と既知のマウス及びヒトの抗体のV領域との比較 マウスモノクローナル抗体のCDRがヒトモノクローナ
ル抗体に移植されている再構成ヒト抗体を作製するため
には、マウスモノクローナル抗体のFRとヒトモノクロ
ーナル抗体のFRとの間に高い相同性が存在することが
望ましい。従って、マウスPM−1抗体のL鎖及びH鎖
のV領域を、OWL(or Leeds)databa
se of protein sequencesに見
出されるすべての既知マウス及びヒトのV領域と比較し
た。
域と既知のマウス及びヒトの抗体のV領域との比較 マウスモノクローナル抗体のCDRがヒトモノクローナ
ル抗体に移植されている再構成ヒト抗体を作製するため
には、マウスモノクローナル抗体のFRとヒトモノクロ
ーナル抗体のFRとの間に高い相同性が存在することが
望ましい。従って、マウスPM−1抗体のL鎖及びH鎖
のV領域を、OWL(or Leeds)databa
se of protein sequencesに見
出されるすべての既知マウス及びヒトのV領域と比較し
た。
【0041】マウス抗体のV領域に関しては、PM−1
抗体のL鎖V領域はマウス抗体musigkcko(C
hen,H.T.ら、J.Biol.Chem.(19
87)262:13579−13583)のL鎖V領域
と最も類似しており、93.5%の同一性(ident
ity)が存在した。PM−1抗体のH鎖V領域はマウ
ス抗体musigvhr2(F.J.Grantら、N
ucl.AcidsRes.(1987)15:549
6)のH鎖V領域に最も類似しており、84.0%の同
一性が存在した。
抗体のL鎖V領域はマウス抗体musigkcko(C
hen,H.T.ら、J.Biol.Chem.(19
87)262:13579−13583)のL鎖V領域
と最も類似しており、93.5%の同一性(ident
ity)が存在した。PM−1抗体のH鎖V領域はマウ
ス抗体musigvhr2(F.J.Grantら、N
ucl.AcidsRes.(1987)15:549
6)のH鎖V領域に最も類似しており、84.0%の同
一性が存在した。
【0042】マウスPM−1のV領域は既知マウスV領
域に高比率の同一性を示し、マウスPM−1のV領域が
典型的なマウスV領域であることが示される。このこと
はさらに、クローン化されたDNA配列が正しいという
間接的な証明を与える。一般に、H鎖V領域間に比べて
L鎖V領域間の方がより高い比率の同一性が存在する。
これはおそらく、H鎖V領域に比べてL鎖V領域におい
て一般的に観察されるより少ない量の多様性のためであ
ろう。
域に高比率の同一性を示し、マウスPM−1のV領域が
典型的なマウスV領域であることが示される。このこと
はさらに、クローン化されたDNA配列が正しいという
間接的な証明を与える。一般に、H鎖V領域間に比べて
L鎖V領域間の方がより高い比率の同一性が存在する。
これはおそらく、H鎖V領域に比べてL鎖V領域におい
て一般的に観察されるより少ない量の多様性のためであ
ろう。
【0043】ヒト抗体のV領域に関しては、マウスPM
−1抗体のL鎖V領域は、REIとも称されるヒト抗体
klhure(W.Palmら、Physiol.Ch
em.(1975)356:167−191)のL鎖V
領域に最も類似しており、72.2%の同一性が存在す
る。PM−1抗体のH鎖V領域は、ヒト抗体humig
hvap(VAP)(H.W.Schroederら、
Science(1987)238:791−793)
に最も類似しており、71.8%の同一性が存在する。
−1抗体のL鎖V領域は、REIとも称されるヒト抗体
klhure(W.Palmら、Physiol.Ch
em.(1975)356:167−191)のL鎖V
領域に最も類似しており、72.2%の同一性が存在す
る。PM−1抗体のH鎖V領域は、ヒト抗体humig
hvap(VAP)(H.W.Schroederら、
Science(1987)238:791−793)
に最も類似しており、71.8%の同一性が存在する。
【0044】マウスPM−1抗体からの再構成抗体をい
かに設計するかを考えるためにヒトV領域との比較が最
も重要である。ヒトV領域への同一性の比率はマウスV
領域への同一性の比率より低い。これはマウスPM−1
抗体のV領域がマウスV領域に類似しており、そしてヒ
トV領域には類似していないことの間接的証明である。
この証明にまた、ヒト患者における免疫原性の問題を解
決するためにマウスPM−1のV領域をヒト型化する
(humanize)ことが最善であることを示す。
かに設計するかを考えるためにヒトV領域との比較が最
も重要である。ヒトV領域への同一性の比率はマウスV
領域への同一性の比率より低い。これはマウスPM−1
抗体のV領域がマウスV領域に類似しており、そしてヒ
トV領域には類似していないことの間接的証明である。
この証明にまた、ヒト患者における免疫原性の問題を解
決するためにマウスPM−1のV領域をヒト型化する
(humanize)ことが最善であることを示す。
【0045】マウスPM−1抗体のV領域をさらに、E.
A. Kabatら、(1987)Sequences ofProteins of Immuno
logical Interest, Forth Edition, U.S. Department o
f Health and Human Services, U.S. Government Print
ing Officeにより定義される、ヒトV領域の異なるサブ
グループについてのコンセンサス配列と比較した。V領
域のFR間で比較を行った。その結果を表1に示す。
A. Kabatら、(1987)Sequences ofProteins of Immuno
logical Interest, Forth Edition, U.S. Department o
f Health and Human Services, U.S. Government Print
ing Officeにより定義される、ヒトV領域の異なるサブ
グループについてのコンセンサス配列と比較した。V領
域のFR間で比較を行った。その結果を表1に示す。
【0046】
【表1】
【0047】マウスPM−1のL鎖V領域のFRはヒト
L鎖V領域のサブグループI(HSGI)のコンセンサ
ス配列からのFRに最も類似しており、70.1%の同
一性が存在する。マウスPM−1のH鎖V領域のFRは
ヒトH鎖V領域のサブグループII(HSGII)のコンセ
ンサス配列からのFRに最も類似しており、52.9%
の同一性が存在する。これらの結果は、既知のヒト抗体
との比較から得られた結果を支持している。ヒトREI
中のL鎖V領域はヒトL鎖V領域のサブグループIに属
し、そしてヒトVAP中のH鎖V領域はヒトH鎖V領域
のサブグループIIに属する。
L鎖V領域のサブグループI(HSGI)のコンセンサ
ス配列からのFRに最も類似しており、70.1%の同
一性が存在する。マウスPM−1のH鎖V領域のFRは
ヒトH鎖V領域のサブグループII(HSGII)のコンセ
ンサス配列からのFRに最も類似しており、52.9%
の同一性が存在する。これらの結果は、既知のヒト抗体
との比較から得られた結果を支持している。ヒトREI
中のL鎖V領域はヒトL鎖V領域のサブグループIに属
し、そしてヒトVAP中のH鎖V領域はヒトH鎖V領域
のサブグループIIに属する。
【0048】ヒト抗体中のV領域とのこれらの比較か
ら、再構成ヒトPM−1V領域の設計の基礎となるヒト
V領域を選択することが可能である。再構成ヒトPM−
1抗体L鎖V領域の設計のためにはサブグループI(S
GI)に属するヒトL鎖V領域を使用し、そして再構成
ヒトPM−1抗体H鎖V領域の設計のためにはサブグル
ープII(SGII)に属するヒト抗体H鎖V領域を用いる
のが最善であろう。
ら、再構成ヒトPM−1V領域の設計の基礎となるヒト
V領域を選択することが可能である。再構成ヒトPM−
1抗体L鎖V領域の設計のためにはサブグループI(S
GI)に属するヒトL鎖V領域を使用し、そして再構成
ヒトPM−1抗体H鎖V領域の設計のためにはサブグル
ープII(SGII)に属するヒト抗体H鎖V領域を用いる
のが最善であろう。
【0049】再構成ヒトPM−1抗体V領域の設計 再構成ヒトPM−1抗体V領域の設計における第一段階
は、設計の基礎となるヒト抗体V領域を選択することで
あった。マウスPM−1抗体L鎖V領域中のFRは、サ
ブグループIに属するヒト抗体L鎖V領域中のFRに最
も類似していた(表1)。前記のごとく、マウスPM−
1抗体のL鎖V領域と既知ヒト抗体L鎖V領域との比較
において、それはヒトL鎖V領域のサブグループIの1
構成員であるヒトL鎖V領域REIに最も類似してい
た。従って、再構成ヒトPM−1抗体L鎖V領域の設計
においてREIからのFRを使用した。また、再構成ヒ
トPM−1抗体L鎖V領域の作製のための出発材料とし
てREIのFRを使用した。
は、設計の基礎となるヒト抗体V領域を選択することで
あった。マウスPM−1抗体L鎖V領域中のFRは、サ
ブグループIに属するヒト抗体L鎖V領域中のFRに最
も類似していた(表1)。前記のごとく、マウスPM−
1抗体のL鎖V領域と既知ヒト抗体L鎖V領域との比較
において、それはヒトL鎖V領域のサブグループIの1
構成員であるヒトL鎖V領域REIに最も類似してい
た。従って、再構成ヒトPM−1抗体L鎖V領域の設計
においてREIからのFRを使用した。また、再構成ヒ
トPM−1抗体L鎖V領域の作製のための出発材料とし
てREIのFRを使用した。
【0050】REIに基くこれらのヒトFR中には、も
とのヒトREIに比べて5個の相違が存在する(kab
atら、1987、によれば位置39,71,104,
105及び107;表2を参照のこと)。FR4中の3
個の変化(位置104,105及び107)は他のヒト
κL鎖からのJ領域に基いており、そしてそれ故にヒト
からの逸脱を成すものではない(L.Riechman
nら、Nature(1988)322:21−2
5)。位置39及び71における2個の変化はラットC
AMPATH−1のL鎖V領域のFR中に存在するアミ
ノ酸にもどる変化であった(Riechmannら、1
988)。
とのヒトREIに比べて5個の相違が存在する(kab
atら、1987、によれば位置39,71,104,
105及び107;表2を参照のこと)。FR4中の3
個の変化(位置104,105及び107)は他のヒト
κL鎖からのJ領域に基いており、そしてそれ故にヒト
からの逸脱を成すものではない(L.Riechman
nら、Nature(1988)322:21−2
5)。位置39及び71における2個の変化はラットC
AMPATH−1のL鎖V領域のFR中に存在するアミ
ノ酸にもどる変化であった(Riechmannら、1
988)。
【0051】再構成ヒトMI−1抗体L鎖V領域の2つ
のバージョンを設計した。第一のバージョン(バージョ
ン「a」)においては、ヒトFRは再構成ヒトCAMP
ATH−1H中に存在するREIに基くFR(Riec
hmannら、1988)と同一であり、そしてマウス
CDRはマウスPM−1のL鎖V領域中のCDRと同じ
であった。第二のバージョン(バージョン「b」)はバ
ージョン「a」に基き、ヒトFR3中の位置71におけ
るアミノ酸1個のみを異にする。
のバージョンを設計した。第一のバージョン(バージョ
ン「a」)においては、ヒトFRは再構成ヒトCAMP
ATH−1H中に存在するREIに基くFR(Riec
hmannら、1988)と同一であり、そしてマウス
CDRはマウスPM−1のL鎖V領域中のCDRと同じ
であった。第二のバージョン(バージョン「b」)はバ
ージョン「a」に基き、ヒトFR3中の位置71におけ
るアミノ酸1個のみを異にする。
【0052】C.Chothiaら、J.Mol.Bi
ol.(1987)196:901−917により定義
されるように、残基71はL鎖V領域のCDR1の標準
的(canonical)構造の部分である。この位置
のアミノ酸はL鎖V領域のCDR1ループの構造に直接
影響すると予想され、そしてそれ故に抗体結合に大きく
影響するであろう。マウスPM−1のL鎖V領域におい
て、位置71はチロシンである。
ol.(1987)196:901−917により定義
されるように、残基71はL鎖V領域のCDR1の標準
的(canonical)構造の部分である。この位置
のアミノ酸はL鎖V領域のCDR1ループの構造に直接
影響すると予想され、そしてそれ故に抗体結合に大きく
影響するであろう。マウスPM−1のL鎖V領域におい
て、位置71はチロシンである。
【0053】再構成ヒトPM−1抗体のL鎖V領域のバ
ージョン「a」の設計に使用した修飾されたREIのF
Rにおいては位置71はフェニルアラニンであった。再
構成ヒトPM−1抗体L鎖V領域のバージョン「b」に
おいては、位置71のフェニルアラニンがマウスPM−
1抗体L鎖V領域中に見出されるようにチロシンに変え
られている。表2は、マウスPM−1抗体のL鎖V領
域、再構成ヒトCAMPATH−1H抗体中での使用の
ために修飾されたREIのFR(Riechmann
ら、1988)及び再構成ヒトPM−1抗体のL鎖V領
域の2種類のバージョンの、それぞれのアミノ酸配列を
示す。
ージョン「a」の設計に使用した修飾されたREIのF
Rにおいては位置71はフェニルアラニンであった。再
構成ヒトPM−1抗体L鎖V領域のバージョン「b」に
おいては、位置71のフェニルアラニンがマウスPM−
1抗体L鎖V領域中に見出されるようにチロシンに変え
られている。表2は、マウスPM−1抗体のL鎖V領
域、再構成ヒトCAMPATH−1H抗体中での使用の
ために修飾されたREIのFR(Riechmann
ら、1988)及び再構成ヒトPM−1抗体のL鎖V領
域の2種類のバージョンの、それぞれのアミノ酸配列を
示す。
【0054】
【表2】
【0055】注:REIのFRは再構成ヒトCAMPA
TH−1H抗体中に見出されるものである(Riech
mannら、1988)。REIのFR中の5個の下線
を付したアミノ酸はヒトREIのアミノ酸配列(Pla
mら、1975;0.Eppら、Biochemist
ry(1975)14:4943−4952)から異な
るアミノ酸である。
TH−1H抗体中に見出されるものである(Riech
mannら、1988)。REIのFR中の5個の下線
を付したアミノ酸はヒトREIのアミノ酸配列(Pla
mら、1975;0.Eppら、Biochemist
ry(1975)14:4943−4952)から異な
るアミノ酸である。
【0056】マウスPM−1抗体のH鎖V領域中のFR
はサブグループIIに属するヒトH鎖V領域に最も類似し
ている( 表1)。前記のごとく、マウスPM−1抗体の
H鎖V領域と既知のヒトH鎖V領域との比較において、
これはヒトH鎖V領域のサブグループIIの1構成員であ
るヒトH鎖V領域VAPに最も類似していた。ヒトH鎖
V領域のサブグループIIの他の構成員であるヒトH鎖V
領域NEWを、再構成ヒトPM−1抗体のH鎖V領域の
作製のための出発材料として、及び再構成ヒトPM−1
抗体のH鎖V領域の設計のための基礎として用いた。
はサブグループIIに属するヒトH鎖V領域に最も類似し
ている( 表1)。前記のごとく、マウスPM−1抗体の
H鎖V領域と既知のヒトH鎖V領域との比較において、
これはヒトH鎖V領域のサブグループIIの1構成員であ
るヒトH鎖V領域VAPに最も類似していた。ヒトH鎖
V領域のサブグループIIの他の構成員であるヒトH鎖V
領域NEWを、再構成ヒトPM−1抗体のH鎖V領域の
作製のための出発材料として、及び再構成ヒトPM−1
抗体のH鎖V領域の設計のための基礎として用いた。
【0057】再構成ヒトPM−1抗体H鎖V領域の6種
類のバージョンを設計した。6種類のバージョンのすべ
てにおいて、ヒトFRは再構成D1.3中に存在するN
EWFRに基いており、そしてマウスCDRはマウスP
M−1抗体H鎖V領域中のCDRと同じである。ヒトF
R中の7個のアミノ酸残基(位置1,27,28,2
9,30,48及び71;表3参照)は抗原結合に不都
合な影響を与える可能性を有するものと同定されてい
る。
類のバージョンを設計した。6種類のバージョンのすべ
てにおいて、ヒトFRは再構成D1.3中に存在するN
EWFRに基いており、そしてマウスCDRはマウスP
M−1抗体H鎖V領域中のCDRと同じである。ヒトF
R中の7個のアミノ酸残基(位置1,27,28,2
9,30,48及び71;表3参照)は抗原結合に不都
合な影響を与える可能性を有するものと同定されてい
る。
【0058】マウスPM−1抗体のV領域のモデルにお
いて、H鎖V領域中の残基1はCDRループの近くに位
置する表面残基である。残基27,28,29,及び3
0は、C.Chothiaら、Nature(198
9)34:877−882により推定されるようにH鎖
V領域のCDR1の標準的(canonical)構造
の部分であり、そして/又はH鎖V領域の第一構造ルー
プの部分を構成するマウスPM−1抗体V領域のモデル
において観察される(Chothiaら、1987)。
いて、H鎖V領域中の残基1はCDRループの近くに位
置する表面残基である。残基27,28,29,及び3
0は、C.Chothiaら、Nature(198
9)34:877−882により推定されるようにH鎖
V領域のCDR1の標準的(canonical)構造
の部分であり、そして/又はH鎖V領域の第一構造ルー
プの部分を構成するマウスPM−1抗体V領域のモデル
において観察される(Chothiaら、1987)。
【0059】残基48はマウスPM−1抗体のV領域の
モデルにおいて埋った(buried)残基として観察
された。埋った(buried)残基の変化はV領域及
びその抗原結合部位の全体構造を破壊する可能性があ
る。残基71は、Chothiaら(1989)により
予想されるようにH鎖V領域のCDR2の標準(can
onical)構造の部分である。再構成ヒトPM−1
抗体の6種類のバージョンはヒトNEWのFR中のこれ
ら7つの位置のアミノ酸の変化の異る組合わせを含む
(表3及び表4を参照のこと)。
モデルにおいて埋った(buried)残基として観察
された。埋った(buried)残基の変化はV領域及
びその抗原結合部位の全体構造を破壊する可能性があ
る。残基71は、Chothiaら(1989)により
予想されるようにH鎖V領域のCDR2の標準(can
onical)構造の部分である。再構成ヒトPM−1
抗体の6種類のバージョンはヒトNEWのFR中のこれ
ら7つの位置のアミノ酸の変化の異る組合わせを含む
(表3及び表4を参照のこと)。
【0060】
【表3】
【0061】
【表4】
【0062】注:NEWのFRには再構成ヒトCAMP
ATH−1H抗体の第一バージョン(Riechman
nら、1988)中に見出されるものである。再構成ヒトPM−1抗体V領域の作製 再構成ヒトPM−1抗体L鎖及びH鎖V領域のそれぞれ
の第一バージョンを新規なPCR利用法を用いて作製し
た。要約すれば、適当なヒトFRをすでに含有する再構
成ヒトV領域をコードするプラスミドをPCRプライマ
ーを用いて修飾し、出発ヒトV領域中に存在するCDR
をマウスPM−1抗体からのCDRにより置換した。
ATH−1H抗体の第一バージョン(Riechman
nら、1988)中に見出されるものである。再構成ヒトPM−1抗体V領域の作製 再構成ヒトPM−1抗体L鎖及びH鎖V領域のそれぞれ
の第一バージョンを新規なPCR利用法を用いて作製し
た。要約すれば、適当なヒトFRをすでに含有する再構
成ヒトV領域をコードするプラスミドをPCRプライマ
ーを用いて修飾し、出発ヒトV領域中に存在するCDR
をマウスPM−1抗体からのCDRにより置換した。
【0063】再構成ヒトPM−1抗体L鎖V領域の作製
のための出発材料は、再構成ヒトD1.3L鎖V領域を
含有するプラスミドDNAであった。この再構成ヒトD
1.3L鎖V領域はヒトL鎖V領域REI中に存在する
FRに基いて作製された。再構成ヒトPM−1H鎖V領
域の作製のための出発材料は再構成ヒトD1.3H鎖V
領域であった。この再構成ヒトD1.3H鎖V領域はヒ
トH鎖V領域NEW(W.Verhoeyenら、Sc
ience(1988)239:1534−1536)
中に存在するFRに基いて作製された。
のための出発材料は、再構成ヒトD1.3L鎖V領域を
含有するプラスミドDNAであった。この再構成ヒトD
1.3L鎖V領域はヒトL鎖V領域REI中に存在する
FRに基いて作製された。再構成ヒトPM−1H鎖V領
域の作製のための出発材料は再構成ヒトD1.3H鎖V
領域であった。この再構成ヒトD1.3H鎖V領域はヒ
トH鎖V領域NEW(W.Verhoeyenら、Sc
ience(1988)239:1534−1536)
中に存在するFRに基いて作製された。
【0064】所望のヒトFRを含有する出発プラスミド
DNAを選択した後、マウスD1.4CDRに代るマウ
スPM−1抗体CDRの置換を可能にするようにPCR
プライマーを設計しそして合成した。各再構成ヒトPM
−1抗体V領域につき、3種類のプライマーはマウスP
M−1抗体CDRをコードするDNA配列を含有し、そ
して2種類のプライマーは再構成ヒトV領域をコードす
る全体DNA配列を挟むように設計されている。
DNAを選択した後、マウスD1.4CDRに代るマウ
スPM−1抗体CDRの置換を可能にするようにPCR
プライマーを設計しそして合成した。各再構成ヒトPM
−1抗体V領域につき、3種類のプライマーはマウスP
M−1抗体CDRをコードするDNA配列を含有し、そ
して2種類のプライマーは再構成ヒトV領域をコードす
る全体DNA配列を挟むように設計されている。
【0065】一連のPCR反応における5種類のPCR
プライマーの使用が、出発再構成ヒトV領域中に存在す
るヒトFR及びマウスPM−1抗体V領域中に存在する
CDRから成る(実施例7、並びに図7及び図8を参照
のこと)。PCR生成物をクローン化し、そして配列決
定して、再構成ヒトPM−1抗体L鎖及びH鎖V領域の
バージョン「a」の全体DNA配列が正しいアミノ酸配
列をコードしていることを確認した。再構成ヒトPM−
1L鎖V領域バージョン「a」の配列を配列番号55に
示す。
プライマーの使用が、出発再構成ヒトV領域中に存在す
るヒトFR及びマウスPM−1抗体V領域中に存在する
CDRから成る(実施例7、並びに図7及び図8を参照
のこと)。PCR生成物をクローン化し、そして配列決
定して、再構成ヒトPM−1抗体L鎖及びH鎖V領域の
バージョン「a」の全体DNA配列が正しいアミノ酸配
列をコードしていることを確認した。再構成ヒトPM−
1L鎖V領域バージョン「a」の配列を配列番号55に
示す。
【0066】再構成ヒトPM−1抗体V領域の他のバー
ジョンは、公表されているPCR−変異誘発法(Kam
manら、1989)にわずかな変更を加えた方法を用
いて作製した。再構成ヒトPM−1抗体V領域の設計に
関して記載したように、再構成ヒトPM−1抗体L鎖V
領域の1つの追加のバージョン(バージョン「b」)を
作製し、そして再構成ヒトPM−1抗体H鎖V領域の5
種類の追加のバージョン(バージョン「b」、「c」、
「d」、「e」、及び「f」を作製した。
ジョンは、公表されているPCR−変異誘発法(Kam
manら、1989)にわずかな変更を加えた方法を用
いて作製した。再構成ヒトPM−1抗体V領域の設計に
関して記載したように、再構成ヒトPM−1抗体L鎖V
領域の1つの追加のバージョン(バージョン「b」)を
作製し、そして再構成ヒトPM−1抗体H鎖V領域の5
種類の追加のバージョン(バージョン「b」、「c」、
「d」、「e」、及び「f」を作製した。
【0067】これらの追加のバージョンは、第一バージ
ョンからの一連の微細な変化を含む。アミノ酸配列のこ
れらの微細な変化はPCR変異誘発を用いてDNA配列
の微細な変更を行うことにより達成された。DNA配列
に必要な変化を導入するPCRプライマーが設計され
た。一連のPCR反応に続き、PCR生成物をクローン
化し、そして配列決定してDNA配列中の変化が計画通
りに起っていることを確認した。再構成ヒトPM−1H
鎖V領域バージョン「f」の配列を配列番号54に示
す。
ョンからの一連の微細な変化を含む。アミノ酸配列のこ
れらの微細な変化はPCR変異誘発を用いてDNA配列
の微細な変更を行うことにより達成された。DNA配列
に必要な変化を導入するPCRプライマーが設計され
た。一連のPCR反応に続き、PCR生成物をクローン
化し、そして配列決定してDNA配列中の変化が計画通
りに起っていることを確認した。再構成ヒトPM−1H
鎖V領域バージョン「f」の配列を配列番号54に示
す。
【0068】再構成ヒトPM−1抗体V領域の種々のバ
ージョンのDNA配列を配列決定により確認した後、再
構成ヒトPM−1抗体V領域を、ヒトC領域をすでに含
有する哺乳類細胞発現ベクターにサブクローニングし
た。再構成ヒトPM−1抗体V鎖L領域をヒトL鎖C領
域をコードするDNA配列に連結した。再構成ヒトPM
−1抗体H鎖V領域をヒトγ−1C領域をコードするD
NA配列に連結した。
ージョンのDNA配列を配列決定により確認した後、再
構成ヒトPM−1抗体V領域を、ヒトC領域をすでに含
有する哺乳類細胞発現ベクターにサブクローニングし
た。再構成ヒトPM−1抗体V鎖L領域をヒトL鎖C領
域をコードするDNA配列に連結した。再構成ヒトPM
−1抗体H鎖V領域をヒトγ−1C領域をコードするD
NA配列に連結した。
【0069】再構成ヒトPM−1抗体のより高レベルの
発現を達成するため、図1に示すようなHCMV発現ベ
クターを修飾して、HCMVプロモーター・エンハンサ
ー領域をヒトエロンゲーションファクター(human
elongation factor;HFF−1
α)プロモーター・エンハンサーにより置き換えた(図
15を参照のこと)。
発現を達成するため、図1に示すようなHCMV発現ベ
クターを修飾して、HCMVプロモーター・エンハンサ
ー領域をヒトエロンゲーションファクター(human
elongation factor;HFF−1
α)プロモーター・エンハンサーにより置き換えた(図
15を参照のこと)。
【0070】次に再構成L鎖V領域バージョン(a)
と、H鎖V領域バージョン(a)〜(f)のすべての組
合せをヒトIL−6Rへの結合について試験し、そして
その結果、実施例11に詳細に記載するように、L鎖バ
ージョン(a)とH鎖バージョン(f)とを含んで成る
再構成ヒト抗体がキメラPM−1抗体(a)と同じレベ
ルでIL−6Rに結合する能力を示した。
と、H鎖V領域バージョン(a)〜(f)のすべての組
合せをヒトIL−6Rへの結合について試験し、そして
その結果、実施例11に詳細に記載するように、L鎖バ
ージョン(a)とH鎖バージョン(f)とを含んで成る
再構成ヒト抗体がキメラPM−1抗体(a)と同じレベ
ルでIL−6Rに結合する能力を示した。
【0071】発現のレベルを改良するための、再構成ヒ
トPM−1抗体V領域をコードするDNAの変更 COS 細胞中で生産される再構成ヒトPM−1抗体の発
現レベルの検討において、再構成ヒトH鎖の発現が常
に、再構成ヒトL鎖又はキメラL鎖もしくはH鎖の発現
レベルに比べて約10分の1であることが明らかになっ
た。低レベルの発現を生じさせる問題点は再構成ヒトH
鎖V領域にあるようであった。低レベルの発現が低レベ
ルの転写の結果であるか否かを特定するため、再構成ヒ
トPM−1抗体L鎖及びH鎖を発現する各ベクターによ
り同時形質転換されたCOS細胞からRNAを調製し
た。
トPM−1抗体V領域をコードするDNAの変更 COS 細胞中で生産される再構成ヒトPM−1抗体の発
現レベルの検討において、再構成ヒトH鎖の発現が常
に、再構成ヒトL鎖又はキメラL鎖もしくはH鎖の発現
レベルに比べて約10分の1であることが明らかになっ
た。低レベルの発現を生じさせる問題点は再構成ヒトH
鎖V領域にあるようであった。低レベルの発現が低レベ
ルの転写の結果であるか否かを特定するため、再構成ヒ
トPM−1抗体L鎖及びH鎖を発現する各ベクターによ
り同時形質転換されたCOS細胞からRNAを調製し
た。
【0072】マウスPM−1抗体V領域のPCRクロー
ニングについて記載したようにして第一本鎖cDNAを
合成した。再構成ヒトL鎖又はH鎖V領域をコードする
DNA配列の両端挟むように設計されたPCRプライマ
ーを用いて、再構成ヒトL鎖V領域又は再構成H鎖V領
域に対応する前記cDNAからPCR生成物を生成せし
めた。
ニングについて記載したようにして第一本鎖cDNAを
合成した。再構成ヒトL鎖又はH鎖V領域をコードする
DNA配列の両端挟むように設計されたPCRプライマ
ーを用いて、再構成ヒトL鎖V領域又は再構成H鎖V領
域に対応する前記cDNAからPCR生成物を生成せし
めた。
【0073】再構成ヒトL鎖V領域について、2種類の
PCR生成物が存在し、一方は予想通り408bpの長さ
を有し、他方はより短い299bpのPCR生成物であっ
た。正しいサイズのPCR生成物はPCR生成物の全生
成量の約90%を占め、そして短いPCR生成物は全生
成量の約10%を占めた。再構成ヒトH鎖V領域につい
てもやはり2種類のPCR生成物が存在し、一方は予想
通り444bpの長さを有し、そして他方は370bpの長
さの短いPCR生成物であった。
PCR生成物が存在し、一方は予想通り408bpの長さ
を有し、他方はより短い299bpのPCR生成物であっ
た。正しいサイズのPCR生成物はPCR生成物の全生
成量の約90%を占め、そして短いPCR生成物は全生
成量の約10%を占めた。再構成ヒトH鎖V領域につい
てもやはり2種類のPCR生成物が存在し、一方は予想
通り444bpの長さを有し、そして他方は370bpの長
さの短いPCR生成物であった。
【0074】しかしながらこの場合、正しくない短い方
のPCR生成物がPCR生成物の全生成量の大部分、す
なわち約90%を占めた。正しいサイズのPCR生成物
はPCR生成物の全生成量の約10%に過ぎなかった。
これらの結果は、再構成ヒトV領域をコードするRNA
の幾らかが欠失を含むことを示した。
のPCR生成物がPCR生成物の全生成量の大部分、す
なわち約90%を占めた。正しいサイズのPCR生成物
はPCR生成物の全生成量の約10%に過ぎなかった。
これらの結果は、再構成ヒトV領域をコードするRNA
の幾らかが欠失を含むことを示した。
【0075】どの配列が除去されたかを決定するため、
短い方のPCR生成物をクローニングし、そして配列決
定した。DNA配列から、L鎖及びH鎖V領域のいずれ
についてもDNAの特定の部分が欠けていることが明ら
かになった。除去された配列を挟むDNA配列の検討に
より、これらの配列はスプライスドナー−アクセプター
配列のコンセンサス配列(Breathnach.R
ら、Ann.Rev.Biochem.(1981)5
0:349−383)に相当することが明らかとなっ
た。
短い方のPCR生成物をクローニングし、そして配列決
定した。DNA配列から、L鎖及びH鎖V領域のいずれ
についてもDNAの特定の部分が欠けていることが明ら
かになった。除去された配列を挟むDNA配列の検討に
より、これらの配列はスプライスドナー−アクセプター
配列のコンセンサス配列(Breathnach.R
ら、Ann.Rev.Biochem.(1981)5
0:349−383)に相当することが明らかとなっ
た。
【0076】再構成ヒトH鎖の低い発現レベルは、再構
成ヒトH鎖V領域の設計が、どちらかと言えば効果的な
スプライスドナー−アクセプター部位を不注意に形成さ
せたためであると説明された。さらに、再構成ヒトL鎖
V領域の設計はどちらかと言えば非効果的なスプライス
ドナー−アクセプター部位を不注意に形成させたようで
あった。これらのスプライスドナー−アクセプター部位
を除去するため、ヒトPM−1L鎖及びH鎖V領域のそ
れぞれバージョン「a」及び「f」をコードするDNA
配列のわずかな変更を前記のPCR−変異誘発法を用い
て行った。
成ヒトH鎖V領域の設計が、どちらかと言えば効果的な
スプライスドナー−アクセプター部位を不注意に形成さ
せたためであると説明された。さらに、再構成ヒトL鎖
V領域の設計はどちらかと言えば非効果的なスプライス
ドナー−アクセプター部位を不注意に形成させたようで
あった。これらのスプライスドナー−アクセプター部位
を除去するため、ヒトPM−1L鎖及びH鎖V領域のそ
れぞれバージョン「a」及び「f」をコードするDNA
配列のわずかな変更を前記のPCR−変異誘発法を用い
て行った。
【0077】低下したレベルの発現の他の可能性ある原
因は、再構成ヒトL鎖及びH鎖V領域(配列番号:54
及び55)の両者のリーダー配列中のイントロンの存在
であると考えられた。これらのイントロンはもともと、
再構成ヒトD1.3のV領域(Verhoeyenら、
1988)の作製において使用されたマウスμH鎖リー
ダー配列(M.S.Neubergerら、Natur
e(1985)314:268−270)に由来する。
因は、再構成ヒトL鎖及びH鎖V領域(配列番号:54
及び55)の両者のリーダー配列中のイントロンの存在
であると考えられた。これらのイントロンはもともと、
再構成ヒトD1.3のV領域(Verhoeyenら、
1988)の作製において使用されたマウスμH鎖リー
ダー配列(M.S.Neubergerら、Natur
e(1985)314:268−270)に由来する。
【0078】再構成ヒトD1.3は、マウス免疫グロブ
リンプロモーターを用いる哺乳類細胞ベクターにおいて
発現されたためマウスリーダーイントロンの存在が重要
であった。リーダーイントロンは免疫グロブリンプロモ
ーターからの発現のためには重要であるが、しかしHC
MVのごときウィルスプロモーターからの発現のために
は重要でない(M.S.Neubergerら、Nuc
l.Acids Res.(1988)16:6713
−6724)配列を含有している。再構成ヒトPM−1
L鎖及びH鎖が免疫グロブリンプロモーター以外のプロ
モーターを用いるベクターにおいて発現される場合、リ
ーダー配列中のイントロンは、再構成ヒトV領域をコー
ドするcDNAのPCR−クローニングにより除去され
た(実施例12を参照のこと)。
リンプロモーターを用いる哺乳類細胞ベクターにおいて
発現されたためマウスリーダーイントロンの存在が重要
であった。リーダーイントロンは免疫グロブリンプロモ
ーターからの発現のためには重要であるが、しかしHC
MVのごときウィルスプロモーターからの発現のために
は重要でない(M.S.Neubergerら、Nuc
l.Acids Res.(1988)16:6713
−6724)配列を含有している。再構成ヒトPM−1
L鎖及びH鎖が免疫グロブリンプロモーター以外のプロ
モーターを用いるベクターにおいて発現される場合、リ
ーダー配列中のイントロンは、再構成ヒトV領域をコー
ドするcDNAのPCR−クローニングにより除去され
た(実施例12を参照のこと)。
【0079】低下した発現レベルの他の可能性ある原因
は、再構成ヒトPM−1抗体H鎖V領域とヒトγ−1C
領域との間のイントロン内の約190bpの非機能的DN
Aの存在であると考えられた。再構成ヒトBI−8H鎖
V領域(P.T.Jonesら、Nature(198
6)321:522−525)にもともと由来するDN
A配列から再構成ヒトPM−1H鎖V領域を作製した。
は、再構成ヒトPM−1抗体H鎖V領域とヒトγ−1C
領域との間のイントロン内の約190bpの非機能的DN
Aの存在であると考えられた。再構成ヒトBI−8H鎖
V領域(P.T.Jonesら、Nature(198
6)321:522−525)にもともと由来するDN
A配列から再構成ヒトPM−1H鎖V領域を作製した。
【0080】この最初の再構成ヒトV領域はマウスNP
のH鎖V領域(M.S.Neubergerら、Nat
ure;M.S.Neubergerら、EMBO
J.(1983)2:1373−1378)から作製さ
れた。再構成ヒトH鎖V領域と、発現ベクターに再構成
ヒトV領域を連結するためのBamHI部位との間のイ
ントロン中に存在する約190bpのこのストレッチは、
再構成ヒトV領域をコードするcDNAのPCRクロー
ニングの過程で除去された。
のH鎖V領域(M.S.Neubergerら、Nat
ure;M.S.Neubergerら、EMBO
J.(1983)2:1373−1378)から作製さ
れた。再構成ヒトH鎖V領域と、発現ベクターに再構成
ヒトV領域を連結するためのBamHI部位との間のイ
ントロン中に存在する約190bpのこのストレッチは、
再構成ヒトV領域をコードするcDNAのPCRクロー
ニングの過程で除去された。
【0081】発現レベルを改良するために変形された再
構成ヒトPM−1抗体L鎖及びH鎖V領域の最終バージ
ョンのDNA配列及びアミノ酸配列を配列番号:57及
び56に示す。これらのDNA配列は、表2に示した再
構成ヒトPM−1抗体L鎖V領域のバージョン「a」、
並びに表3及び表4に示した再構成ヒトPM−1抗体H
鎖V領域のバージョン「f」をコードする。HEF−1
α発現ベクター(図15)に挿入された場合、これらの
ベクターはトランスフェクトされたCOS細胞中で約2
μg/mlの抗体を一過性に生産する。
構成ヒトPM−1抗体L鎖及びH鎖V領域の最終バージ
ョンのDNA配列及びアミノ酸配列を配列番号:57及
び56に示す。これらのDNA配列は、表2に示した再
構成ヒトPM−1抗体L鎖V領域のバージョン「a」、
並びに表3及び表4に示した再構成ヒトPM−1抗体H
鎖V領域のバージョン「f」をコードする。HEF−1
α発現ベクター(図15)に挿入された場合、これらの
ベクターはトランスフェクトされたCOS細胞中で約2
μg/mlの抗体を一過性に生産する。
【0082】より多量の再構成ヒトPM−1抗体を安定
的に生産させるため、dhfr遺伝子を組み込んだ新し
いHEF−1α発現ベクターを作製した(実施例10,
図11を参照のこと)。欠陥のある(cripple
d)SV40プロモーターを連結したdhfr遺伝子
を、ヒトγ−1H鎖を発現するHCMVベクターについ
て記載したのと同様にして、ヒトγ−1H鎖を発現する
HEF−1αベクターに導入した。再構成ヒトPM−1
抗体L鎖を発現するHEF−1αベクター及び再構成ヒ
トPM−1抗体H鎖を発現するHEF−1α−dhfr
ベクターをCHOdhfr(−)細胞に同時形質転換し
た。
的に生産させるため、dhfr遺伝子を組み込んだ新し
いHEF−1α発現ベクターを作製した(実施例10,
図11を参照のこと)。欠陥のある(cripple
d)SV40プロモーターを連結したdhfr遺伝子
を、ヒトγ−1H鎖を発現するHCMVベクターについ
て記載したのと同様にして、ヒトγ−1H鎖を発現する
HEF−1αベクターに導入した。再構成ヒトPM−1
抗体L鎖を発現するHEF−1αベクター及び再構成ヒ
トPM−1抗体H鎖を発現するHEF−1α−dhfr
ベクターをCHOdhfr(−)細胞に同時形質転換し
た。
【0083】安定に形質転換されたCHO細胞系を、ヌ
クレオシドを含有せず10%のFCS及び500μg/
mlのG418を含有するAlpha−Minimum
Medium(α−MEM)中で選択した。遺伝子増幅
工程に先立って、CHO細胞系は10μg/106 細胞
/日までの再構成ヒトPM−1抗体を生産することが観
察された。
クレオシドを含有せず10%のFCS及び500μg/
mlのG418を含有するAlpha−Minimum
Medium(α−MEM)中で選択した。遺伝子増幅
工程に先立って、CHO細胞系は10μg/106 細胞
/日までの再構成ヒトPM−1抗体を生産することが観
察された。
【0084】ヒトIL−6Rに対する本発明のキメラ抗
体又は再構成ヒト抗体の製造のために任意の発現系、例
えば真核細胞、例えば動物細胞、例えば樹立された哺乳
類細胞系、真糸状菌細胞、及び酵母細胞、並びに原核細
胞、例えば細菌細胞、例えば大腸菌細胞等を使用するこ
とができる。好ましくは、本発明のキメラ抗体又は再構
成抗体は哺乳類細胞、例えばCOS細胞又はCHO細胞
中で発現される。
体又は再構成ヒト抗体の製造のために任意の発現系、例
えば真核細胞、例えば動物細胞、例えば樹立された哺乳
類細胞系、真糸状菌細胞、及び酵母細胞、並びに原核細
胞、例えば細菌細胞、例えば大腸菌細胞等を使用するこ
とができる。好ましくは、本発明のキメラ抗体又は再構
成抗体は哺乳類細胞、例えばCOS細胞又はCHO細胞
中で発現される。
【0085】これらの場合、哺乳類細胞での発現のため
に有用な常用のプロモーターを用いることができる。例
えば、ヒト・サイトメガロウィルス前期(human
cytomegalovirus immediate
early;HCMV)プロモーターを使用するのが
好ましい。HCMVプロモーターを含有する発現ベクタ
ーの例には、HCMV−VH −HCγ1 、HCMV−V
L −HCK 、HCMV−12h−g γ1 、HCMV−1
2κ−gκ等であって、pSV2neoに由来するもの
(図1を参照のこと)が含まれる。
に有用な常用のプロモーターを用いることができる。例
えば、ヒト・サイトメガロウィルス前期(human
cytomegalovirus immediate
early;HCMV)プロモーターを使用するのが
好ましい。HCMVプロモーターを含有する発現ベクタ
ーの例には、HCMV−VH −HCγ1 、HCMV−V
L −HCK 、HCMV−12h−g γ1 、HCMV−1
2κ−gκ等であって、pSV2neoに由来するもの
(図1を参照のこと)が含まれる。
【0086】本発明のために有用なプロモーターの他の
具体例はヒト・エロンゲーション・ファクター1α(H
EF−1α)プロモーターである。このプロモーターを
含有する発現ベクターにはHEF−12h−gγ1及び
HEF−12k−gκ(図8及び図9)、並びにHEF
−VH −gγ1及びHEF−VL −gκ(図15)が含
まれる。
具体例はヒト・エロンゲーション・ファクター1α(H
EF−1α)プロモーターである。このプロモーターを
含有する発現ベクターにはHEF−12h−gγ1及び
HEF−12k−gκ(図8及び図9)、並びにHEF
−VH −gγ1及びHEF−VL −gκ(図15)が含
まれる。
【0087】宿主細胞系中での遺伝子増幅のため、発現
ベクターはさらにdhfr遺伝子を含有することができ
る。dhfr遺伝子を含有する発現ベクターは例えばD
HFR−ΔE−PMh−gγ1 (図10)、DHFR−
ΔE−RVh−PM1−f(図11)等である。
ベクターはさらにdhfr遺伝子を含有することができ
る。dhfr遺伝子を含有する発現ベクターは例えばD
HFR−ΔE−PMh−gγ1 (図10)、DHFR−
ΔE−RVh−PM1−f(図11)等である。
【0088】要約すれば、本発明はまず、ヒトIL−6
Rに対するマウスモノクローナル抗体のL鎖V領域及び
H鎖V領域、並びに該L鎖V領域をコードするDNA及
びH鎖V領域をコードするDNAを提供する。これら
は、ヒトIL−6Rに対するヒト/マウスキメラ抗体及
び再構成ヒト抗体の作製のために有用である。モノクロ
ーナル抗体は、例えばAUK12−20、PM−1、A
UK64−7、及びAUK146−15である。L鎖V
領域は例えば配列番号:24,26,28又は30に示
すアミノ酸配列を有し、そしてH鎖V領域は例えば配列
番号:25,27,29,又は31に示すアミノ酸配列
を有する。これらのアミノ酸配列は例えばそれぞれ配列
番号:24〜31に示すヌクレオチド配列によりコード
されている。
Rに対するマウスモノクローナル抗体のL鎖V領域及び
H鎖V領域、並びに該L鎖V領域をコードするDNA及
びH鎖V領域をコードするDNAを提供する。これら
は、ヒトIL−6Rに対するヒト/マウスキメラ抗体及
び再構成ヒト抗体の作製のために有用である。モノクロ
ーナル抗体は、例えばAUK12−20、PM−1、A
UK64−7、及びAUK146−15である。L鎖V
領域は例えば配列番号:24,26,28又は30に示
すアミノ酸配列を有し、そしてH鎖V領域は例えば配列
番号:25,27,29,又は31に示すアミノ酸配列
を有する。これらのアミノ酸配列は例えばそれぞれ配列
番号:24〜31に示すヌクレオチド配列によりコード
されている。
【0089】本発明はまた、(1)ヒトL鎖C領域及び
マウスL鎖V領域;並びに(2)ヒトH鎖C領域及びマ
ウスH鎖V領域:を含んで成る、ヒトIL−6Rに対す
るキメラ抗体に関する。マウスL鎖V領域及びマウスH
鎖V領域並びにこれらをコードするDNAは前記の通り
である。前記ヒトL鎖C領域は任意のヒトL鎖C領域で
あることができ、そして例えばヒトCκである。前記ヒ
トH鎖C領域は任意のヒトH鎖C領域であることがで
き、そして例えばCγ1である。
マウスL鎖V領域;並びに(2)ヒトH鎖C領域及びマ
ウスH鎖V領域:を含んで成る、ヒトIL−6Rに対す
るキメラ抗体に関する。マウスL鎖V領域及びマウスH
鎖V領域並びにこれらをコードするDNAは前記の通り
である。前記ヒトL鎖C領域は任意のヒトL鎖C領域で
あることができ、そして例えばヒトCκである。前記ヒ
トH鎖C領域は任意のヒトH鎖C領域であることがで
き、そして例えばCγ1である。
【0090】キメラ抗体の製造のためには2種類の発現
ベクター、すなわちエンハンサー/プロモーター系のご
とき発現制御領域による制御のもとでマウスL鎖V領域
及びヒトL鎖C領域をコードするDNAを含んで成る発
現ベクター、並びにエンハンサー/プロモーター系のご
とき発現制御領域のもとでマウスH鎖V領域及びヒトH
鎖C領域をコードするDNAを含んで成る発現ベクター
を作製する。次に、これらの発現ベクターにより哺乳類
細胞のごとき宿主細胞を同時形質転換し、そして形質転
換された細胞をイン−ビトロ又はイン−ビボで培養して
キメラ抗体を製造する。
ベクター、すなわちエンハンサー/プロモーター系のご
とき発現制御領域による制御のもとでマウスL鎖V領域
及びヒトL鎖C領域をコードするDNAを含んで成る発
現ベクター、並びにエンハンサー/プロモーター系のご
とき発現制御領域のもとでマウスH鎖V領域及びヒトH
鎖C領域をコードするDNAを含んで成る発現ベクター
を作製する。次に、これらの発現ベクターにより哺乳類
細胞のごとき宿主細胞を同時形質転換し、そして形質転
換された細胞をイン−ビトロ又はイン−ビボで培養して
キメラ抗体を製造する。
【0091】あるいは、マウスL鎖V領域及びヒトL鎖
C領域をコードするDNA並びにマウスH鎖V領域及び
ヒトH鎖C領域をコードするDNAを単一の発現ベクタ
ーに導入し、そして該ベクターを用いて宿主細胞を形質
転換し、次にこの形質転換された宿主をインビボ又はイ
ン−ビトロで培養して目的とするキメラ抗体を生産させ
る。
C領域をコードするDNA並びにマウスH鎖V領域及び
ヒトH鎖C領域をコードするDNAを単一の発現ベクタ
ーに導入し、そして該ベクターを用いて宿主細胞を形質
転換し、次にこの形質転換された宿主をインビボ又はイ
ン−ビトロで培養して目的とするキメラ抗体を生産させ
る。
【0092】本発明はさらに、 (A)(1)ヒトL鎖C領域、及び(2)ヒトL鎖F
R、及びヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル
抗体のL鎖CDRを含んで成るL鎖V領域、を含んで成
るL鎖;並びに (B)(1)ヒトH鎖C領域、及び(2)ヒトH鎖F
R、及びヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル
抗体のH鎖CDRを含んで成るH鎖V領域、を含んで成
るH鎖;を含んで成る、ヒトIL−6Rに対する再構成
ヒト抗体を提供する。
R、及びヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル
抗体のL鎖CDRを含んで成るL鎖V領域、を含んで成
るL鎖;並びに (B)(1)ヒトH鎖C領域、及び(2)ヒトH鎖F
R、及びヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル
抗体のH鎖CDRを含んで成るH鎖V領域、を含んで成
るH鎖;を含んで成る、ヒトIL−6Rに対する再構成
ヒト抗体を提供する。
【0093】好ましい態様においては、前記L鎖CDR
は配列番号24,26,28及び30のいずれかに示さ
れるアミノ酸配列であって、該アミノ酸配列の範囲が表
6において定義されるアミノ酸配列を有し;前記H鎖C
DRは配列番号25,27,29及び31に示されるア
ミノ酸配列であって該アミノ酸配列の範囲が表6におい
て定義されるアミノ酸配列を有し;前記ヒトL鎖FRが
REIに由来するものであり;前記ヒトH鎖FRはNE
Wに由来するものであり;前記ヒトL鎖C領域はヒトκ
C領域であり;そして前記ヒトH鎖C領域はヒトγ−1
Cである。
は配列番号24,26,28及び30のいずれかに示さ
れるアミノ酸配列であって、該アミノ酸配列の範囲が表
6において定義されるアミノ酸配列を有し;前記H鎖C
DRは配列番号25,27,29及び31に示されるア
ミノ酸配列であって該アミノ酸配列の範囲が表6におい
て定義されるアミノ酸配列を有し;前記ヒトL鎖FRが
REIに由来するものであり;前記ヒトH鎖FRはNE
Wに由来するものであり;前記ヒトL鎖C領域はヒトκ
C領域であり;そして前記ヒトH鎖C領域はヒトγ−1
Cである。
【0094】好ましい態様においては、L鎖V領域は表
2においてRVL aとして示されるアミノ酸配列を有
し、H鎖V領域は表3及び表4にRVH a、RVH b、
RVHc、RVH d、RVH e又はRVH fとして示さ
れるアミノ酸配列を有する。アミノ酸配列RVH fが最
も好ましい。
2においてRVL aとして示されるアミノ酸配列を有
し、H鎖V領域は表3及び表4にRVH a、RVH b、
RVHc、RVH d、RVH e又はRVH fとして示さ
れるアミノ酸配列を有する。アミノ酸配列RVH fが最
も好ましい。
【0095】再構成抗体の製造のためには、2種類の発
現ベクター、すなわちエンハンサー/プロモーター系の
ごとき発現制御領域による制御のもとに前に定義した再
構成ヒトL鎖をコードするDNAを含んで成る発現ベク
ター、及びエンハンサー/プロモーター系のごとき発現
制御領域のもとに前に定義した再構成ヒトH鎖をコード
するDNAを含んで成るもう一つの発現ベクターを作製
する。次に、これらの発現ベクターを用いて哺乳類細胞
のごとき宿主細胞を同時形質転換し、そしてこの形質転
換された細胞をイン−ビボ又はイン−ビトロで培養して
再構成ヒト抗体を生産せしめる。
現ベクター、すなわちエンハンサー/プロモーター系の
ごとき発現制御領域による制御のもとに前に定義した再
構成ヒトL鎖をコードするDNAを含んで成る発現ベク
ター、及びエンハンサー/プロモーター系のごとき発現
制御領域のもとに前に定義した再構成ヒトH鎖をコード
するDNAを含んで成るもう一つの発現ベクターを作製
する。次に、これらの発現ベクターを用いて哺乳類細胞
のごとき宿主細胞を同時形質転換し、そしてこの形質転
換された細胞をイン−ビボ又はイン−ビトロで培養して
再構成ヒト抗体を生産せしめる。
【0096】あるいは、再構成L鎖をコードするDNA
及び再構成ヒトH鎖をコードするDNAを単一の発現ベ
クターに導入し、そしてこのベクターを用いて宿主を形
質転換し、次にこの形質転換された宿主細胞をイン−ビ
ボ又はイン−ビトロで培養して目的とする再構成ヒト抗
体を生産せしめる。
及び再構成ヒトH鎖をコードするDNAを単一の発現ベ
クターに導入し、そしてこのベクターを用いて宿主を形
質転換し、次にこの形質転換された宿主細胞をイン−ビ
ボ又はイン−ビトロで培養して目的とする再構成ヒト抗
体を生産せしめる。
【0097】
【実施例】次に、本発明を下記の実施例により具体的に
説明するが、これにより本発明の範囲が限定されるもの
ではない。実施例1 .ヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナ
ル抗体のV領域をコードするDNAのクローン化 ヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル抗体の可
変領域をコードするDNAを次の様にしてクローン化し
た。
説明するが、これにより本発明の範囲が限定されるもの
ではない。実施例1 .ヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナ
ル抗体のV領域をコードするDNAのクローン化 ヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル抗体の可
変領域をコードするDNAを次の様にしてクローン化し
た。
【0098】1.全RNAの調製 ハイブリドーマAUK12−20からの全RNAを、C
hirgwinら、Biochemistry,18,
5294(1979)により記載されている方法に従っ
て調製した。すなわち、2.1×108 個のハイブリド
ーマAUK12−20の細胞を20mlの4Mグアニジン
チオシアネート(Fulka)中で完全にホモジナイズ
させた。ホモジネートを遠心管中の5.3M塩化セシウ
ム溶液層上に重層し、次にこれをBeckman SW
40ローター中で31,000rpm にて20℃で24時
間遠心分離することによりRNAを沈澱させた。
hirgwinら、Biochemistry,18,
5294(1979)により記載されている方法に従っ
て調製した。すなわち、2.1×108 個のハイブリド
ーマAUK12−20の細胞を20mlの4Mグアニジン
チオシアネート(Fulka)中で完全にホモジナイズ
させた。ホモジネートを遠心管中の5.3M塩化セシウ
ム溶液層上に重層し、次にこれをBeckman SW
40ローター中で31,000rpm にて20℃で24時
間遠心分離することによりRNAを沈澱させた。
【0099】RNA沈澱物を80%エタノールにより洗
浄し、そして1mM EDTA及び0.5%SDSを含有
する10mM Tris−HCl(pH7.5)150μl中
に溶解し、そしてそれにProtenase(Boeh
ringer)を0.5mg/mlとなるように添加した
後、37℃にて20分間インキュベートした。混合物を
フェノール及びクロロホルムで抽出し、そしてRNAを
エタノールで沈澱させた。次に、RNA沈澱物を1mM
EDTAを含有する10mM Tris−HCl(pH7.
5)200μlに溶解した。
浄し、そして1mM EDTA及び0.5%SDSを含有
する10mM Tris−HCl(pH7.5)150μl中
に溶解し、そしてそれにProtenase(Boeh
ringer)を0.5mg/mlとなるように添加した
後、37℃にて20分間インキュベートした。混合物を
フェノール及びクロロホルムで抽出し、そしてRNAを
エタノールで沈澱させた。次に、RNA沈澱物を1mM
EDTAを含有する10mM Tris−HCl(pH7.
5)200μlに溶解した。
【0100】2.一本鎖cDNAの合成 J.W.Larrickら、Biotechnolog
y,7,934(1989)により記載されている方法
に従って一本鎖cDNAを合成するため、前記のように
して調製した全RNAの約5μgを40mM KCl, 6mM
MgCl2 ,10mMジチオスレイトール、0.5mM d
ATP,0.5mM dGTP,0.5mMdCTP,0.
5mM dTTP,35μM oligo dTプライマ
ー(Amersham),48ユニットのRAV−2逆
転写酵素(RAV−2:Rous associate
d virus2;Amersham)及び25ユニッ
トのヒト胎盤リボヌクレアーゼ阻害剤(Amersha
m)を含有する50mMTris−HCl(pH8.3)緩
衝液10μlに溶解し、そしてこの反応混合物を37℃
にて60分間インキュベートしそして次のポリメラーゼ
連鎖反応(PCR)法のために直接使用した。
y,7,934(1989)により記載されている方法
に従って一本鎖cDNAを合成するため、前記のように
して調製した全RNAの約5μgを40mM KCl, 6mM
MgCl2 ,10mMジチオスレイトール、0.5mM d
ATP,0.5mM dGTP,0.5mMdCTP,0.
5mM dTTP,35μM oligo dTプライマ
ー(Amersham),48ユニットのRAV−2逆
転写酵素(RAV−2:Rous associate
d virus2;Amersham)及び25ユニッ
トのヒト胎盤リボヌクレアーゼ阻害剤(Amersha
m)を含有する50mMTris−HCl(pH8.3)緩
衝液10μlに溶解し、そしてこの反応混合物を37℃
にて60分間インキュベートしそして次のポリメラーゼ
連鎖反応(PCR)法のために直接使用した。
【0101】3.抗体可変領域をコードする遺伝子のP
CR法による増幅 Thermal Cycler Model PHC−
2(Techne)を用いてPCR法を行った。
CR法による増幅 Thermal Cycler Model PHC−
2(Techne)を用いてPCR法を行った。
【0102】(1)マウスL鎖V領域をコードする遺伝
子の増幅 PCR法に使用するプライマーは、配列番号:1〜11
に示すMKV(Mouse Kappa Variab
le)プライマー(マウスカッパ型L鎖リーダー配列と
ハイブリダイズする)(S.T.Jonesら、Bio
technology,9,88,1991)、及び配
列番号:12に示すMKC(MouseKappa C
onstant)プライマー(マウスカッパ型L鎖C領
域とハイブリダイズする)(S.T.Jonesら、B
iotechnology,9,88,1991)であ
った。
子の増幅 PCR法に使用するプライマーは、配列番号:1〜11
に示すMKV(Mouse Kappa Variab
le)プライマー(マウスカッパ型L鎖リーダー配列と
ハイブリダイズする)(S.T.Jonesら、Bio
technology,9,88,1991)、及び配
列番号:12に示すMKC(MouseKappa C
onstant)プライマー(マウスカッパ型L鎖C領
域とハイブリダイズする)(S.T.Jonesら、B
iotechnology,9,88,1991)であ
った。
【0103】まず、10mM Tris−HCl(pH8.
3), 50mM KCl 0.1mMdATP,0.1mM
dGTP,0.1mM dCTP,0.1mM dTTP,
1.5mM MgCl2 ,2.5 ユニットのDNAポリメラ
ーゼAmpliTaq(Perkin Elmer C
etus),0.25μMのそれぞれのMKVプライマ
ー、3μMのMKCプライマー及び一本鎖cDNA合成
の反応混合物1μlを含有するPCR溶液100μlを
94℃の初期温度にて1.5分間そして次に94℃にて
1分間、50℃にて1分間及び72℃にて1分間、この
順序で加熱した。この温度サイクルを25回反復した
後、反応混合物をさらに72℃にて10分間インキュー
ベートした。
3), 50mM KCl 0.1mMdATP,0.1mM
dGTP,0.1mM dCTP,0.1mM dTTP,
1.5mM MgCl2 ,2.5 ユニットのDNAポリメラ
ーゼAmpliTaq(Perkin Elmer C
etus),0.25μMのそれぞれのMKVプライマ
ー、3μMのMKCプライマー及び一本鎖cDNA合成
の反応混合物1μlを含有するPCR溶液100μlを
94℃の初期温度にて1.5分間そして次に94℃にて
1分間、50℃にて1分間及び72℃にて1分間、この
順序で加熱した。この温度サイクルを25回反復した
後、反応混合物をさらに72℃にて10分間インキュー
ベートした。
【0104】(2)マウスH鎖V領域をコードするcD
NAの増幅 PCRのためのプライマーとして配列番号:13〜22
に示すMHV(Mouse Heavy Variab
le)プライマー1〜10(S.T.Jonesら、B
iotechnology,9,88,1991)、及
び配列番号:23に示すMHC(Mouse Heav
y Constant)プライマー(S.T.Jone
sら、Biotechnology,9,88,199
1)を使用した。前記3.(1)においてL鎖V領域遺
伝子の増幅について記載したのと同じ方法により増幅を
行った。
NAの増幅 PCRのためのプライマーとして配列番号:13〜22
に示すMHV(Mouse Heavy Variab
le)プライマー1〜10(S.T.Jonesら、B
iotechnology,9,88,1991)、及
び配列番号:23に示すMHC(Mouse Heav
y Constant)プライマー(S.T.Jone
sら、Biotechnology,9,88,199
1)を使用した。前記3.(1)においてL鎖V領域遺
伝子の増幅について記載したのと同じ方法により増幅を
行った。
【0105】4.PCR生成物の精製および断片化 前記のようにしてPCR法により増幅したDNA断片を
QIAGEN PCR生成物精製キット(QIAGEN
Inc.US)を用いて精製し、そして10mM Mg
Cl2 及び150mM NaClを含有する100mM T
ris−HCl(pH7.6)中で10ユニットの制限酵
素SalI(GIBCO BRL)を用いて37℃にて
3時間消化した。
QIAGEN PCR生成物精製キット(QIAGEN
Inc.US)を用いて精製し、そして10mM Mg
Cl2 及び150mM NaClを含有する100mM T
ris−HCl(pH7.6)中で10ユニットの制限酵
素SalI(GIBCO BRL)を用いて37℃にて
3時間消化した。
【0106】この消化混合物をフェノール及びクロロホ
ルムで抽出し、そしてDNAをエタノール沈澱により回
収した。次に、DNA沈澱物を10ユニットの制限酵素
XmaI(New England Biolabs)
により37℃にて2時間消化し、そして生ずるDNA断
片を、低融点アガロース(FMC Bio.Produ
cts,米国)を用いるアガロースゲル電気泳動により
分離した。
ルムで抽出し、そしてDNAをエタノール沈澱により回
収した。次に、DNA沈澱物を10ユニットの制限酵素
XmaI(New England Biolabs)
により37℃にて2時間消化し、そして生ずるDNA断
片を、低融点アガロース(FMC Bio.Produ
cts,米国)を用いるアガロースゲル電気泳動により
分離した。
【0107】約450bp長のDNA断片を含有するア
ガロース片を切り取りそして65℃にて5分間溶融せし
め、そしてこれと同容積の2mM EDTA及び200mM
NaClを含有する20mM Tris−HCl(pH
7.5)を加えた。この混合物をフェノール及びクロロ
ホルムにより抽出し、そしてDNA断片をエタノール沈
澱により回収し、そして1mM EDTAを含有する10
mM Tris−HCl(pH7.5)に溶解した。こうし
て、マウスカッパ型L鎖可変領域をコードする遺伝子を
含んで成るDNA断片、及びマウスH鎖可変領域をコー
ドする遺伝子を含んで成るDNA断片を得た。上記DN
A断片はいずれもその5′−末端にSalI接着末端を
有しそしてその3′−末端にXmaI接着末端を有す
る。
ガロース片を切り取りそして65℃にて5分間溶融せし
め、そしてこれと同容積の2mM EDTA及び200mM
NaClを含有する20mM Tris−HCl(pH
7.5)を加えた。この混合物をフェノール及びクロロ
ホルムにより抽出し、そしてDNA断片をエタノール沈
澱により回収し、そして1mM EDTAを含有する10
mM Tris−HCl(pH7.5)に溶解した。こうし
て、マウスカッパ型L鎖可変領域をコードする遺伝子を
含んで成るDNA断片、及びマウスH鎖可変領域をコー
ドする遺伝子を含んで成るDNA断片を得た。上記DN
A断片はいずれもその5′−末端にSalI接着末端を
有しそしてその3′−末端にXmaI接着末端を有す
る。
【0108】5.連結及び形質転換 上記のようにして調製したマウスカッパ型L鎖V領域を
コードする遺伝子を含んで成るSalI−XmaIDN
A断片約0.3μgを、プラスミドpUC19をSal
I及びXmaIで消化することにより調製したpUC1
9ベクター約0.1μgと、50mM Tris−HCl
(pH7.4),10mM MgCl2 ,10mMジチオスレ
イトール、1mMスペルミジン、1mM ATP,0.1μ
g/mlのウシ血清アルブミン及び2ユニットT4DNA
リガーゼ(New England Biolabs)
を含有する反応混合物中で、16℃にて16時間反応さ
せ連結した。
コードする遺伝子を含んで成るSalI−XmaIDN
A断片約0.3μgを、プラスミドpUC19をSal
I及びXmaIで消化することにより調製したpUC1
9ベクター約0.1μgと、50mM Tris−HCl
(pH7.4),10mM MgCl2 ,10mMジチオスレ
イトール、1mMスペルミジン、1mM ATP,0.1μ
g/mlのウシ血清アルブミン及び2ユニットT4DNA
リガーゼ(New England Biolabs)
を含有する反応混合物中で、16℃にて16時間反応さ
せ連結した。
【0109】次に、7μlの上記連結混合物を大腸菌D
H5αのコンピテント細胞200μlに加え、そしてこ
の細胞を氷上で30分間、42℃にて1分間そして再び
氷上で1分間静置した。次いで800μlのSOC培地
(Molecular Cloning:A Labo
ratory Manual,Sambrookら、C
old Spring Harbor Laborat
ory Press,1989)を加え、37℃にて1
時間インキュベートした後、2×YT寒天培地(Mol
ecular Cloning:A Laborato
ry Manual,Sambrookら、Cold
Spring Harbor Laboratory
Press,1989)上にこの大腸菌をまき、37℃
にて一夜インキュベートして大腸菌形質転換体を得た。
H5αのコンピテント細胞200μlに加え、そしてこ
の細胞を氷上で30分間、42℃にて1分間そして再び
氷上で1分間静置した。次いで800μlのSOC培地
(Molecular Cloning:A Labo
ratory Manual,Sambrookら、C
old Spring Harbor Laborat
ory Press,1989)を加え、37℃にて1
時間インキュベートした後、2×YT寒天培地(Mol
ecular Cloning:A Laborato
ry Manual,Sambrookら、Cold
Spring Harbor Laboratory
Press,1989)上にこの大腸菌をまき、37℃
にて一夜インキュベートして大腸菌形質転換体を得た。
【0110】この形質転換体を、50μg/mlのアンピ
シリンを含有する2×YT倍地5ml中で37℃にて一夜
培養し、そしてこの培養物から、アルカリ法(Mole
cular Cloning:A Laborator
y Manual,Sambrookら、Cold S
pring Harbor LaboratoryPr
ess,1989)に従ってプラスミドDNAを調製し
た。
シリンを含有する2×YT倍地5ml中で37℃にて一夜
培養し、そしてこの培養物から、アルカリ法(Mole
cular Cloning:A Laborator
y Manual,Sambrookら、Cold S
pring Harbor LaboratoryPr
ess,1989)に従ってプラスミドDNAを調製し
た。
【0111】こうして得られた、ハイブリドーマAUK
12−20に由来するマウスカッパ型L鎖V領域をコー
ドする遺伝子を含有するプラスミドをp12−k2と命
名した。上記の同じ方法に従って、ハイブリドーマAU
K12−20に由来するマウスH鎖V領域をコードする
遺伝子を含有するプラスミドをSalI−XmaI D
NA断片から作成し、そしてp12−h2と命名した。
12−20に由来するマウスカッパ型L鎖V領域をコー
ドする遺伝子を含有するプラスミドをp12−k2と命
名した。上記の同じ方法に従って、ハイブリドーマAU
K12−20に由来するマウスH鎖V領域をコードする
遺伝子を含有するプラスミドをSalI−XmaI D
NA断片から作成し、そしてp12−h2と命名した。
【0112】実施例2.マウスモノクローナル抗体のV
領域をコードするDNAのクローン化 実施例1に記載したのと実質上同じ方法をハイブリドー
マPM1,AUK64−7及びAUK146−15に適
用して下記のプラスミドを得た:ハイブリドーマPM1
由来のカッパ型L鎖V領域をコードする遺伝子を含有す
るプラスミドpPM−k3;ハイブリドーマPM1由来
のH鎖V領域をコードする遺伝子を含有するプラスミド
pPM−h1;ハイブリドーマAUK64−7由来のカ
ッパ型L鎖V領域をコードする遺伝子を含有するプラス
ミドp64−k4;ハイブリドーマAUK64−7由来
のH鎖V領域をコードする遺伝子を含有するプラスミド
p64−h2;ハイブリドーマAUK146−15由来
のカッパ型L鎖V領域をコードする遺伝子を含有するプ
ラスミドp146−k3;及びハイブリドーマAUK1
46−15由来のH鎖V領域をコードする遺伝子を含有
するプラスミドP146−h1。
領域をコードするDNAのクローン化 実施例1に記載したのと実質上同じ方法をハイブリドー
マPM1,AUK64−7及びAUK146−15に適
用して下記のプラスミドを得た:ハイブリドーマPM1
由来のカッパ型L鎖V領域をコードする遺伝子を含有す
るプラスミドpPM−k3;ハイブリドーマPM1由来
のH鎖V領域をコードする遺伝子を含有するプラスミド
pPM−h1;ハイブリドーマAUK64−7由来のカ
ッパ型L鎖V領域をコードする遺伝子を含有するプラス
ミドp64−k4;ハイブリドーマAUK64−7由来
のH鎖V領域をコードする遺伝子を含有するプラスミド
p64−h2;ハイブリドーマAUK146−15由来
のカッパ型L鎖V領域をコードする遺伝子を含有するプ
ラスミドp146−k3;及びハイブリドーマAUK1
46−15由来のH鎖V領域をコードする遺伝子を含有
するプラスミドP146−h1。
【0113】なお、上記プラスミドを含有する大腸菌株
は、National Collections of Industrial and Marine
Bacteria Limitedに、ブダペスト条約に基づいて、19
91年2月11日に寄託され、そして表5に示す受託番
号を有する。
は、National Collections of Industrial and Marine
Bacteria Limitedに、ブダペスト条約に基づいて、19
91年2月11日に寄託され、そして表5に示す受託番
号を有する。
【0114】
【表5】
【0115】実施例3.DNAの塩基配列の決定 前記のプラスミド中のcDNAコード領域の塩基配列
を、Sequenase TMVersion2.0キット
(U.S.Biochemical Corp、米国)
を用いて決定した。まず、前記のようにして得られたプ
ラスミド約3μgを0.2N NaOHにより変性し、
配列決定用プライマーとアニールさせ、そしてキット添
付の処方に従って35S−dATPより標識した。次に、
標識されたDNAを、8M尿素を含有する6%ポリアク
リルアミドゲルにて電気泳動した後、ゲルを10%メタ
ノール及び10%酢酸により固定し、乾燥し、そしてオ
ートラジオグラフィーにかけることにより塩基配列を決
定した。各プラスミドのcDNAコード領域の塩基配列
を配列番号:24〜31に示す。
を、Sequenase TMVersion2.0キット
(U.S.Biochemical Corp、米国)
を用いて決定した。まず、前記のようにして得られたプ
ラスミド約3μgを0.2N NaOHにより変性し、
配列決定用プライマーとアニールさせ、そしてキット添
付の処方に従って35S−dATPより標識した。次に、
標識されたDNAを、8M尿素を含有する6%ポリアク
リルアミドゲルにて電気泳動した後、ゲルを10%メタ
ノール及び10%酢酸により固定し、乾燥し、そしてオ
ートラジオグラフィーにかけることにより塩基配列を決
定した。各プラスミドのcDNAコード領域の塩基配列
を配列番号:24〜31に示す。
【0116】実施例4.CDRの決定 L鎖及びH鎖のV領域の全般的構造は、互いに類似性を
有しており、それぞれ4つのフレームワーク部分が3つ
の超可変領域、即ち相補性決定領域(CDR)により連
結されている。フレームワークのアミノ酸配列は、比較
的良く保存されているが、一方、CDR領域のアミノ酸
配列の変異性は極めて高い(Kabat, E.A. ら、「Sequen
ces of Proteins of Immunological Interest 」US Dep
t. Health and Human Services, 1983)。この様な事実
に基づき、ヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナ
ル抗体の可変領域のアミノ酸配列をKabatらにより
作成された抗体のアミノ酸配列のデータベースにあては
めて、相同性を調べることによりCDR領域を表6に示
す如く決定した。
有しており、それぞれ4つのフレームワーク部分が3つ
の超可変領域、即ち相補性決定領域(CDR)により連
結されている。フレームワークのアミノ酸配列は、比較
的良く保存されているが、一方、CDR領域のアミノ酸
配列の変異性は極めて高い(Kabat, E.A. ら、「Sequen
ces of Proteins of Immunological Interest 」US Dep
t. Health and Human Services, 1983)。この様な事実
に基づき、ヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナ
ル抗体の可変領域のアミノ酸配列をKabatらにより
作成された抗体のアミノ酸配列のデータベースにあては
めて、相同性を調べることによりCDR領域を表6に示
す如く決定した。
【0117】
【表6】
【0118】実施例5.クローン化されたcDNAの発
現の確認(1)発現プラスミドの作製 PCR法によりクローン化されたAUK12−20のカ
ッパ型L鎖及びH鎖のV領域をコードするcDNAから
キメラL鎖/H鎖を作製した。マウスAUK12−20
のV領域をコードするcDNAを、ヒトサイトメガロウ
イルス(HCMV)のエンハンサー及びプロモーターを
含有する哺乳類細胞発現ベクター(HCMV発現ベクタ
ーと称する)(図1.実施例8)中でヒトC領域をコー
ドするDNAに容易に連結するためには、AUK12−
20のV領域をコードするマウスcDNA配列の5′−
末端及び3′−末端に便利な制限酵素切断部位を導入す
ることが必要であった。
現の確認(1)発現プラスミドの作製 PCR法によりクローン化されたAUK12−20のカ
ッパ型L鎖及びH鎖のV領域をコードするcDNAから
キメラL鎖/H鎖を作製した。マウスAUK12−20
のV領域をコードするcDNAを、ヒトサイトメガロウ
イルス(HCMV)のエンハンサー及びプロモーターを
含有する哺乳類細胞発現ベクター(HCMV発現ベクタ
ーと称する)(図1.実施例8)中でヒトC領域をコー
ドするDNAに容易に連結するためには、AUK12−
20のV領域をコードするマウスcDNA配列の5′−
末端及び3′−末端に便利な制限酵素切断部位を導入す
ることが必要であった。
【0119】5′−末端及び3′−末端へのこれらの修
飾はPCR法を用いて行った。2セットのPCRプライ
マーを設計しそして合成した。マウスL鎖V領域及びH
鎖V領域の両方について、リーダー配列の始めをコード
するDNAにハイブリダイズし、効率的な翻訳のために
必須のDNA配列(Kozak,M.,J.Mol.B
iol.196:947−950,1987)を維持し
そしてHCMV発現ベクターへのクローニングのための
HindIII 部位を形成するために、L鎖V領域後方プ
ライマー(配列番号:32)、及びH鎖V領域後方プラ
イマー(配列番号:33)を調製した。
飾はPCR法を用いて行った。2セットのPCRプライ
マーを設計しそして合成した。マウスL鎖V領域及びH
鎖V領域の両方について、リーダー配列の始めをコード
するDNAにハイブリダイズし、効率的な翻訳のために
必須のDNA配列(Kozak,M.,J.Mol.B
iol.196:947−950,1987)を維持し
そしてHCMV発現ベクターへのクローニングのための
HindIII 部位を形成するために、L鎖V領域後方プ
ライマー(配列番号:32)、及びH鎖V領域後方プラ
イマー(配列番号:33)を調製した。
【0120】前方PCR−プライマーは、J領域の末端
をコードするDNAにハイブリダイズし、C領域へのス
プライシングのために必須のDNA配列を維持しそして
HCMV発現ベクターでのヒトC領域への連結のための
BamHI部位を形成するように、L鎖V領域前方プラ
イマー(配列番号34)、及びH鎖V領域前方プライマ
ー(配列番号35)を調製した。
をコードするDNAにハイブリダイズし、C領域へのス
プライシングのために必須のDNA配列を維持しそして
HCMV発現ベクターでのヒトC領域への連結のための
BamHI部位を形成するように、L鎖V領域前方プラ
イマー(配列番号34)、及びH鎖V領域前方プライマ
ー(配列番号35)を調製した。
【0121】PCRによる増幅に続き、PCR生成物を
HindIII 及びBamHIにより消化し、ヒトκ鎖又
はγ−1鎖C領域DNAを含有するHCMVベクターに
クローン化し、そして塩基配列を決定してPCR法によ
る増幅中にエラーが生じなかったことを確認した。得ら
れる発現ベクターをHCMV−12k−gk及びHCM
V−12h−gγ1と称する。HCMV発現ベクターの
構造を図1に示す。プラスミドHCMV−VL −HC K
において、VL 領域は任意のマウスL鎖V領域コード配
列であることができる。この例において、AUK12−
20κL鎖V領域を挿入することによりHCMV12k
−gkを得た。プラスミドHCMV−VH −HCγ1に
おいて、VH 領域は任意のマウスH鎖V領域コード配列
であることができる。この例においてはAUK12−2
0のH鎖V領域を挿入してHCMV−12h−gγ1を
得た。
HindIII 及びBamHIにより消化し、ヒトκ鎖又
はγ−1鎖C領域DNAを含有するHCMVベクターに
クローン化し、そして塩基配列を決定してPCR法によ
る増幅中にエラーが生じなかったことを確認した。得ら
れる発現ベクターをHCMV−12k−gk及びHCM
V−12h−gγ1と称する。HCMV発現ベクターの
構造を図1に示す。プラスミドHCMV−VL −HC K
において、VL 領域は任意のマウスL鎖V領域コード配
列であることができる。この例において、AUK12−
20κL鎖V領域を挿入することによりHCMV12k
−gkを得た。プラスミドHCMV−VH −HCγ1に
おいて、VH 領域は任意のマウスH鎖V領域コード配列
であることができる。この例においてはAUK12−2
0のH鎖V領域を挿入してHCMV−12h−gγ1を
得た。
【0122】COS細胞での一過性(transien
t)発現 キメラAUK12−20抗体のCOS細胞での一過性発
現を見るため、前記発現ベクターをCOS細胞において
試験した。Gene Pulsar装置(BioRa
d)を用いる電気穿孔法(electroporati
on)によりDNAをCOS細胞に導入した。すなわ
ち、COS細胞を1×107 個/mlになるようにpho
sphate−buffered saline(PB
S)に懸濁し、この細胞浮遊液0.8mlにDNA(各プ
ラスミドについ10μg)を加えた。1,900ボルト
(V)、25マイクロファラッド(μF)の電気容量に
てパルスを与えた。室温にて10分間の回復期間の後、
エクレトロポレーションした細胞を、10%のウシ胎児
血清を含有するDMEM培地(GIBCO)8mlに加え
た。72時間のインキュベーションの後、培養上清を集
め、遠心分離して細胞破片を除去し、そして無菌条件下
で4℃にて短時間、又は−20℃にて長時間貯蔵した。
t)発現 キメラAUK12−20抗体のCOS細胞での一過性発
現を見るため、前記発現ベクターをCOS細胞において
試験した。Gene Pulsar装置(BioRa
d)を用いる電気穿孔法(electroporati
on)によりDNAをCOS細胞に導入した。すなわ
ち、COS細胞を1×107 個/mlになるようにpho
sphate−buffered saline(PB
S)に懸濁し、この細胞浮遊液0.8mlにDNA(各プ
ラスミドについ10μg)を加えた。1,900ボルト
(V)、25マイクロファラッド(μF)の電気容量に
てパルスを与えた。室温にて10分間の回復期間の後、
エクレトロポレーションした細胞を、10%のウシ胎児
血清を含有するDMEM培地(GIBCO)8mlに加え
た。72時間のインキュベーションの後、培養上清を集
め、遠心分離して細胞破片を除去し、そして無菌条件下
で4℃にて短時間、又は−20℃にて長時間貯蔵した。
【0123】酵素免疫測定法(ELISA)によるキメ
ラ抗体の定量 トランスフェクトされたCOS細胞の培養上清をELI
SAにより測定して、キメラ抗体が生産されていること
を確認した。キメラ抗体を検出するため、プレートをヤ
ギの抗−ヒトIgG(Whole molecule)
(Sigma)によりコートした。ブロックした後、C
OS細胞からの培養上清を段階希釈しそして各ウエルに
加えた。インキュベーション及び洗浄の後、アルカリホ
スファターゼ−結合ヤギ抗−ヒトIgG(γ鎖特異的、
Sigma)を加えた。インキュベーション及び洗浄の
後、基質緩衝液を加えた。インキュベーションの後、反
応を停止しそして405nmにおける吸光度を測定した。
標準として精製ヒトIgG(Sigma)を用いた。
ラ抗体の定量 トランスフェクトされたCOS細胞の培養上清をELI
SAにより測定して、キメラ抗体が生産されていること
を確認した。キメラ抗体を検出するため、プレートをヤ
ギの抗−ヒトIgG(Whole molecule)
(Sigma)によりコートした。ブロックした後、C
OS細胞からの培養上清を段階希釈しそして各ウエルに
加えた。インキュベーション及び洗浄の後、アルカリホ
スファターゼ−結合ヤギ抗−ヒトIgG(γ鎖特異的、
Sigma)を加えた。インキュベーション及び洗浄の
後、基質緩衝液を加えた。インキュベーションの後、反
応を停止しそして405nmにおける吸光度を測定した。
標準として精製ヒトIgG(Sigma)を用いた。
【0124】ヒトIL−6Rへの結合能を確認するため
の酵素免疫測定(ELISA) トランスフェクトされたCOS細胞からの培地をELI
SAにより測定して、生産されたキメラ抗体が抗原に結
合し得るか否かを決定した。抗原への結合の検出のた
め、プレートをMT18マウスモノクローナル抗体(参
考例1)でコートした。1%BSAでブロックした後、
可溶性組換えヒトIL−6R(SR344)を加えた。
洗浄した後、COS細胞からの培養上清を段階希釈し、
そして各ウエルに加えた。インキュベーション及び洗浄
の後、アルカリホスファターゼ結合ヤギ抗−ヒトIgG
を加えた。インキュベーション及び洗浄の後、基質緩衝
液を加えた。インキュベーションの後、反応を停止し、
そして405nmにおける吸光度を測定した。
の酵素免疫測定(ELISA) トランスフェクトされたCOS細胞からの培地をELI
SAにより測定して、生産されたキメラ抗体が抗原に結
合し得るか否かを決定した。抗原への結合の検出のた
め、プレートをMT18マウスモノクローナル抗体(参
考例1)でコートした。1%BSAでブロックした後、
可溶性組換えヒトIL−6R(SR344)を加えた。
洗浄した後、COS細胞からの培養上清を段階希釈し、
そして各ウエルに加えた。インキュベーション及び洗浄
の後、アルカリホスファターゼ結合ヤギ抗−ヒトIgG
を加えた。インキュベーション及び洗浄の後、基質緩衝
液を加えた。インキュベーションの後、反応を停止し、
そして405nmにおける吸光度を測定した。
【0125】この結果を図2に示した。キメラ抗体AU
K12−20をコードする遺伝子のCOS細胞へのトラ
ンスフェクションを実施した。このCOS細胞の培養上
清サンプルは、IL−6Rに対する強い結合能を示し、
図2に○(オープンサークル)で示す如く、サンプルの
希釈度(抗体の濃度)依存的に405nmにおける吸光度
が変化し、サンプル中にIL−6Rレセプターに対する
抗体が含まれていることが確認された。
K12−20をコードする遺伝子のCOS細胞へのトラ
ンスフェクションを実施した。このCOS細胞の培養上
清サンプルは、IL−6Rに対する強い結合能を示し、
図2に○(オープンサークル)で示す如く、サンプルの
希釈度(抗体の濃度)依存的に405nmにおける吸光度
が変化し、サンプル中にIL−6Rレセプターに対する
抗体が含まれていることが確認された。
【0126】ヒトIL−6RとIL−6の結合を阻害す
る能力の測定 トランスフェクトされたCOS細胞からの培養上清を測
定して培地中に存在する抗体が、IL−6RとIL−6
との結合を阻害するか否かを調べるために、ビオチン化
IL−6との競合的結合阻害能を調べた。プレートをM
T18マウスモノクローナル抗体(参考例1)でコート
した。ブロッキングの後、可溶性組換ヒトIL−6R
(SR344)を加えた。洗浄した後、COS細胞から
のサンプルを段階希釈し、そしてビオチン化IL−6と
共に各ウエルに加えた。
る能力の測定 トランスフェクトされたCOS細胞からの培養上清を測
定して培地中に存在する抗体が、IL−6RとIL−6
との結合を阻害するか否かを調べるために、ビオチン化
IL−6との競合的結合阻害能を調べた。プレートをM
T18マウスモノクローナル抗体(参考例1)でコート
した。ブロッキングの後、可溶性組換ヒトIL−6R
(SR344)を加えた。洗浄した後、COS細胞から
のサンプルを段階希釈し、そしてビオチン化IL−6と
共に各ウエルに加えた。
【0127】洗浄した後、アルカリホスファターゼ結合
ストレプトアビジンを加えた。インキュベーション及び
洗浄の後基質緩衝液を加えた。インキュベーションの
後、反応を停止し、そして吸光度を405nmにて測定し
た。精製マウスAUK12−20モノクローナル抗体を
陽性対照として用いた。無関係の抗体を発現するCOS
細胞からの培地を陰性対照として用いた。
ストレプトアビジンを加えた。インキュベーション及び
洗浄の後基質緩衝液を加えた。インキュベーションの
後、反応を停止し、そして吸光度を405nmにて測定し
た。精製マウスAUK12−20モノクローナル抗体を
陽性対照として用いた。無関係の抗体を発現するCOS
細胞からの培地を陰性対照として用いた。
【0128】この結果を図3に示した。キメラ抗体AU
K12−20をコードする遺伝子でトランスフェクトし
たCOS細胞の培養上清は、最高、及び2番目に高いサ
ンプル濃度でIL−6RとIL−6の結合を阻害した。
すなわち、図3に●で示す如く、サンプル希釈度(抗体
の濃度)依存的に405nmにおける吸光度が変化し、サ
ンプル中の抗体がIL−6RとIL−6の結合を阻害し
ていることが認められた。これは陽性対照の吸光度の抗
体濃度依存的変化(○)にほぼ一致することからも確認
出来た。なお、陰性対照(△)は阻害活性が全く認めら
れなかった。
K12−20をコードする遺伝子でトランスフェクトし
たCOS細胞の培養上清は、最高、及び2番目に高いサ
ンプル濃度でIL−6RとIL−6の結合を阻害した。
すなわち、図3に●で示す如く、サンプル希釈度(抗体
の濃度)依存的に405nmにおける吸光度が変化し、サ
ンプル中の抗体がIL−6RとIL−6の結合を阻害し
ていることが認められた。これは陽性対照の吸光度の抗
体濃度依存的変化(○)にほぼ一致することからも確認
出来た。なお、陰性対照(△)は阻害活性が全く認めら
れなかった。
【0129】実施例6.クローン化cDNAの発現の確
認(2)(キメラPM−1抗体の作製) 発現ベクターの作製 キメラPM−1抗体を発現するベクターを作製するた
め、それぞれマウスPM−1κL鎖及びH鎖V領域をコ
ードするcDNAクローンpPM−k3及びpPM−h
1をPCR法により変形し、そしてHCMV発現ベクタ
ー(図1を参照のこと)に導入した。
認(2)(キメラPM−1抗体の作製) 発現ベクターの作製 キメラPM−1抗体を発現するベクターを作製するた
め、それぞれマウスPM−1κL鎖及びH鎖V領域をコ
ードするcDNAクローンpPM−k3及びpPM−h
1をPCR法により変形し、そしてHCMV発現ベクタ
ー(図1を参照のこと)に導入した。
【0130】L鎖V領域のための後方プライマーpmk
−s(配列番号:38)及びH鎖V領域のための後方プ
ライマーpmh−s(配列番号:40)を、リーダー配
列の最初をコードするDNAにハイブリダイズし且つK
ozakコンセンサス配列及びHindIII 制限部位を
有するように設計した。L鎖V領域のための前方プライ
マーpmk−a(配列番号:36)及びH鎖V領域のた
めの前方プライマーpmh−a(配列番号:39)を、
J領域の末端をコードするDNA配列にハイブリダイズ
し且つスプライスドナー配列及びBamHI制限部位を
有するように設計した。
−s(配列番号:38)及びH鎖V領域のための後方プ
ライマーpmh−s(配列番号:40)を、リーダー配
列の最初をコードするDNAにハイブリダイズし且つK
ozakコンセンサス配列及びHindIII 制限部位を
有するように設計した。L鎖V領域のための前方プライ
マーpmk−a(配列番号:36)及びH鎖V領域のた
めの前方プライマーpmh−a(配列番号:39)を、
J領域の末端をコードするDNA配列にハイブリダイズ
し且つスプライスドナー配列及びBamHI制限部位を
有するように設計した。
【0131】κL鎖V領域のため、2種類の前方プライ
マーを合成した。ほとんどのκL鎖においては、位置1
07のリジンが保存されているが、マウスPM−1κL
鎖においては位置107がアスパラギンである。キメラ
PM−1抗体の抗原結合活性に対するこの変化の効果を
検討するため、前方プライマーpmk−b(配列番号:
37)を、位置107がアスパラギンからリジンに変る
ように設計した。
マーを合成した。ほとんどのκL鎖においては、位置1
07のリジンが保存されているが、マウスPM−1κL
鎖においては位置107がアスパラギンである。キメラ
PM−1抗体の抗原結合活性に対するこの変化の効果を
検討するため、前方プライマーpmk−b(配列番号:
37)を、位置107がアスパラギンからリジンに変る
ように設計した。
【0132】PCR反応に続き、PCR生成物を精製
し、HindIII 及びBamHIで消化し、そしてpU
C19ベクター(Yanishe−Perronら、G
ene(1985)33:103−109)にサブクロ
ーニングした。DNA配列決定の後、HindIII −B
amHI断片を切出し、そしてH鎖V領域については発
現ベクターHCMV−VH −HCγ1にクローン化して
HCMV−PMh−gγ1を得、そしてL鎖V領域につ
いてはHCMV−VL −HCκにクローン化してHCM
V−PMka−gk及びHCMV−PMkb−gkを得
た。
し、HindIII 及びBamHIで消化し、そしてpU
C19ベクター(Yanishe−Perronら、G
ene(1985)33:103−109)にサブクロ
ーニングした。DNA配列決定の後、HindIII −B
amHI断片を切出し、そしてH鎖V領域については発
現ベクターHCMV−VH −HCγ1にクローン化して
HCMV−PMh−gγ1を得、そしてL鎖V領域につ
いてはHCMV−VL −HCκにクローン化してHCM
V−PMka−gk及びHCMV−PMkb−gkを得
た。
【0133】COS細胞のトランスフェクション キメラPM−1抗体の一過性発現を観察するため、前記
発現ベクターをCOS細胞において試験した。HCMV
−pmh−gγ1と、HCMV−pmka−gk又はH
CMV−pmkb−gkのいずれかとを、Gene P
ulger装置(BioRad)を用いてエレクトロポ
レーションによりCOS細胞に同時形質転換した。DN
A(プラスミド当り10μg)を、PBS中1×107
細胞/mlの0.8mlのアリコートに加え、1,900
V,25μFの容量にてパルスを与えた。
発現ベクターをCOS細胞において試験した。HCMV
−pmh−gγ1と、HCMV−pmka−gk又はH
CMV−pmkb−gkのいずれかとを、Gene P
ulger装置(BioRad)を用いてエレクトロポ
レーションによりCOS細胞に同時形質転換した。DN
A(プラスミド当り10μg)を、PBS中1×107
細胞/mlの0.8mlのアリコートに加え、1,900
V,25μFの容量にてパルスを与えた。
【0134】室温にて10分間の回復期間の後、エレク
トロポレーション処理された細胞を、10%のγ−グロ
ブリン不含有ウシ胎児血清を含有するDulbecc
o′sModified Eagle Medium
(DMEM)(GIBCO)に加えた。72時間のイン
キュベーションの後、培養上済を集め、遠心分離により
細胞破片を除去し、そして無菌条件下で4℃にて短期間
貯蔵し、又は−20℃にて長期間貯蔵した。
トロポレーション処理された細胞を、10%のγ−グロ
ブリン不含有ウシ胎児血清を含有するDulbecc
o′sModified Eagle Medium
(DMEM)(GIBCO)に加えた。72時間のイン
キュベーションの後、培養上済を集め、遠心分離により
細胞破片を除去し、そして無菌条件下で4℃にて短期間
貯蔵し、又は−20℃にて長期間貯蔵した。
【0135】キメラPM−1抗体の発現及び分析 3日間の一過性発現の後、COS細胞からの培地を集
め、そしてキメラPM−1抗体について試験した。培地
をまずELISAにより分析して、トランスフェクトさ
れたCOS細胞によりヒト様抗体が生産されたか否かを
決定した。このアッセイにおいて標準として既知量の精
製ヒトIgGを用いることにより、COS細胞からの培
地中に存在するヒト様抗体(この場合、キメラPM−1
抗体)の量を推定することが可能である。
め、そしてキメラPM−1抗体について試験した。培地
をまずELISAにより分析して、トランスフェクトさ
れたCOS細胞によりヒト様抗体が生産されたか否かを
決定した。このアッセイにおいて標準として既知量の精
製ヒトIgGを用いることにより、COS細胞からの培
地中に存在するヒト様抗体(この場合、キメラPM−1
抗体)の量を推定することが可能である。
【0136】ヒト抗体の検出のため、プレートをヤギ抗
−ヒトIgG(全体分子、Sigma)によりコートし
た。ブロッキングの後、COS細胞からのサンプルを段
階希釈し、そして各ウェルに加えた。インキュベーショ
ン及び洗浄の後、アルカリホスフェターゼ結合ヤギ抗−
ヒトIgG(γ鎖特異的、Sigma)を加えた。イン
キュベーション及び洗浄の後、基質緩衝液を加えた。イ
ンキュベーションの後、反応を停止し、そして405nm
での吸光度を測定した。標準として精製ヒトIgG(S
igma)を加えた。
−ヒトIgG(全体分子、Sigma)によりコートし
た。ブロッキングの後、COS細胞からのサンプルを段
階希釈し、そして各ウェルに加えた。インキュベーショ
ン及び洗浄の後、アルカリホスフェターゼ結合ヤギ抗−
ヒトIgG(γ鎖特異的、Sigma)を加えた。イン
キュベーション及び洗浄の後、基質緩衝液を加えた。イ
ンキュベーションの後、反応を停止し、そして405nm
での吸光度を測定した。標準として精製ヒトIgG(S
igma)を加えた。
【0137】キメラPM−1抗体をコードする遺伝子を
担持するベクターによりトランスフェクトされたCOS
細胞からの培地はヒト様抗体の発現について陽性であ
り、そしておよその量が上記のようにして測定された。
次に、キメラPM−1抗体をコードする遺伝子を担持す
るベクターによりトランスフェクトされたCOS細胞か
らの同じ培地をヒトIL−6Rに結合する能力について
測定した。抗原への結合の測定のため、プレートを、ヒ
トIL−6Rに対する抗体であるMT18マウスモノク
ローナル抗体(参考例1)によりコートした。ブロッキ
ングの後、可溶性ヒトIL−6R(SR344)を加え
た。
担持するベクターによりトランスフェクトされたCOS
細胞からの培地はヒト様抗体の発現について陽性であ
り、そしておよその量が上記のようにして測定された。
次に、キメラPM−1抗体をコードする遺伝子を担持す
るベクターによりトランスフェクトされたCOS細胞か
らの同じ培地をヒトIL−6Rに結合する能力について
測定した。抗原への結合の測定のため、プレートを、ヒ
トIL−6Rに対する抗体であるMT18マウスモノク
ローナル抗体(参考例1)によりコートした。ブロッキ
ングの後、可溶性ヒトIL−6R(SR344)を加え
た。
【0138】洗浄した後、サンプルを段階希釈し、そし
て各ウエルに加えた。インキュベーション及び洗浄の
後、アルカリホスファターゼ結合ヤギ抗−ヒトIgG
(γ鎖特異的;Sigma)を添加した。インキュベー
ション及び洗浄の後、基質緩衝液を加えた。インキュベ
ーションの後、反応を停止し、そして405nmでの吸光
度を測定した。この測定のために標準品は存在しなかっ
た。2個のサンプルの内の1つは、マウスPM−1抗体
中に見られるV領域と同一のV領域を有するキメラ抗体
(キメラPM−1a抗体、図4)をコードする遺伝子に
よるトランスフェクトからのサンプルであった。他の1
つのサンプルはL鎖V領域中の位置107に前記のよう
な1個のアミノ酸変化を有するキメラ抗体(キメラPM
−1b抗体、図4)をコードする遺伝子によるトランス
フェクションからのものであった。
て各ウエルに加えた。インキュベーション及び洗浄の
後、アルカリホスファターゼ結合ヤギ抗−ヒトIgG
(γ鎖特異的;Sigma)を添加した。インキュベー
ション及び洗浄の後、基質緩衝液を加えた。インキュベ
ーションの後、反応を停止し、そして405nmでの吸光
度を測定した。この測定のために標準品は存在しなかっ
た。2個のサンプルの内の1つは、マウスPM−1抗体
中に見られるV領域と同一のV領域を有するキメラ抗体
(キメラPM−1a抗体、図4)をコードする遺伝子に
よるトランスフェクトからのサンプルであった。他の1
つのサンプルはL鎖V領域中の位置107に前記のよう
な1個のアミノ酸変化を有するキメラ抗体(キメラPM
−1b抗体、図4)をコードする遺伝子によるトランス
フェクションからのものであった。
【0139】いずれのサンプルも、サンプルの希釈によ
り減少するIL−6Rに対する強い結合を示した。すな
わち、作製されたキメラPM−1抗体は機能的であり、
そしてその抗原によく結合することができる。最も重要
なことは、機能的キメラPM−1抗体の証明は、正しい
マウスPM−1V領域がクローン化されそして配列決定
されたことの直接の証拠である。L鎖V領域中の位置1
07にいずれのアミノ酸を有するキメラ抗体も抗原IL
−6Rによく結合した。
り減少するIL−6Rに対する強い結合を示した。すな
わち、作製されたキメラPM−1抗体は機能的であり、
そしてその抗原によく結合することができる。最も重要
なことは、機能的キメラPM−1抗体の証明は、正しい
マウスPM−1V領域がクローン化されそして配列決定
されたことの直接の証拠である。L鎖V領域中の位置1
07にいずれのアミノ酸を有するキメラ抗体も抗原IL
−6Rによく結合した。
【0140】マウスPM−1抗体のL鎖V領域中の位置
107は抗原結合のためにあまり重要ではなく、そして
この位置におけるアスパラギン及びリジンのいずれも満
足に機能するようである。マウスPM−1抗体はそのL
鎖V領域のこの位置にアスパラギンを有するので、キメ
ラPM−1抗体を用いるその後のすべての研究は、マウ
スPM−1抗体に見出されるそれと同じバージョンaを
用いて行った。より多量のPM−1抗体を安定に生産す
るために、dhfr遺伝子を含有する新たなHCMV発
現ベクターを作製した。キメラPM−1抗体のより高い
発現レベルを達成するための第一段階は、ベクターHC
MV−VH −HCγ1 (図1)を変形して、このベクタ
ーが欠陥のある(crippled)SV40ブロモー
ターエンハンサーにより発現されるdhfr遺伝子を含
有するようにすることであった。
107は抗原結合のためにあまり重要ではなく、そして
この位置におけるアスパラギン及びリジンのいずれも満
足に機能するようである。マウスPM−1抗体はそのL
鎖V領域のこの位置にアスパラギンを有するので、キメ
ラPM−1抗体を用いるその後のすべての研究は、マウ
スPM−1抗体に見出されるそれと同じバージョンaを
用いて行った。より多量のPM−1抗体を安定に生産す
るために、dhfr遺伝子を含有する新たなHCMV発
現ベクターを作製した。キメラPM−1抗体のより高い
発現レベルを達成するための第一段階は、ベクターHC
MV−VH −HCγ1 (図1)を変形して、このベクタ
ーが欠陥のある(crippled)SV40ブロモー
ターエンハンサーにより発現されるdhfr遺伝子を含
有するようにすることであった。
【0141】SV40エンハンサー要素をpSV2−d
hfrベクター(S.Subramaniら、Mol.
Cell.Biol.(1981)1:854−86
4)から除去し、そしてSV40プロモーターによって
発現されるneo遺伝子の代りに「欠陥のある」SV4
0プロモーターにより発現されるdhfr遺伝子をHC
MV−VH −HCγ1 に挿入した。次に、この新しいH
CMV−VH −HCγ1−dhfrベクターにマウスP
M−1V領域を挿入した。この改良された発現ベクター
の作製を実施例10に詳細に記載する。CHO dhf
r(−)細胞(G.Vrlaubら、Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA(1980)77:42
16−4220)を2種類のプラスミドDNAすなわち
キメラPM−1aL鎖を発現するためのHCMV−VL
−HCκベクター(HCMV−PMka−gk)及びキ
メラPM−1 H鎖を発現するためのHCMV−VH −
HCγ1 −dhfrベクター(DHFR−△E−PMh
−gγ1;実施例10)により同時形質転換した。
hfrベクター(S.Subramaniら、Mol.
Cell.Biol.(1981)1:854−86
4)から除去し、そしてSV40プロモーターによって
発現されるneo遺伝子の代りに「欠陥のある」SV4
0プロモーターにより発現されるdhfr遺伝子をHC
MV−VH −HCγ1 に挿入した。次に、この新しいH
CMV−VH −HCγ1−dhfrベクターにマウスP
M−1V領域を挿入した。この改良された発現ベクター
の作製を実施例10に詳細に記載する。CHO dhf
r(−)細胞(G.Vrlaubら、Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA(1980)77:42
16−4220)を2種類のプラスミドDNAすなわち
キメラPM−1aL鎖を発現するためのHCMV−VL
−HCκベクター(HCMV−PMka−gk)及びキ
メラPM−1 H鎖を発現するためのHCMV−VH −
HCγ1 −dhfrベクター(DHFR−△E−PMh
−gγ1;実施例10)により同時形質転換した。
【0142】DNA(各プラスミドにつき10μg/m
l)をPBS中1×107 細胞/mlの0.8mlのアリコ
ートに加えた。1900Vの電圧25μFの電気容量で
パルスを与えた。周囲温度にて10分間の回復期間の
後、エレクトロポレーション処理された細胞を、ヌクレ
オシド及び10%FCSを含有するAlpha Min
imal Essential Medium培地(α
−MEM)10mlに加えた。
l)をPBS中1×107 細胞/mlの0.8mlのアリコ
ートに加えた。1900Vの電圧25μFの電気容量で
パルスを与えた。周囲温度にて10分間の回復期間の
後、エレクトロポレーション処理された細胞を、ヌクレ
オシド及び10%FCSを含有するAlpha Min
imal Essential Medium培地(α
−MEM)10mlに加えた。
【0143】一夜のインキュベーションの後、培地を、
ヌクレオシドを含有せず10%FCS及び500μg/
mlのG418(GIBCO)を含有するα−MEMに変
えて、dhfr+ 及びneo+ 形質転換細胞の選択を行
った。選択の後、選択されたクローンを用いて遺伝子増
幅を行った。2×10-8Mメソトレチャート(MTX)
中での1ラウンドの増幅の後、約3.9μg/106 細
胞/日のキメラPM−1aの抗体を生産する細胞系(P
M1k3−7)を選択した。
ヌクレオシドを含有せず10%FCS及び500μg/
mlのG418(GIBCO)を含有するα−MEMに変
えて、dhfr+ 及びneo+ 形質転換細胞の選択を行
った。選択の後、選択されたクローンを用いて遺伝子増
幅を行った。2×10-8Mメソトレチャート(MTX)
中での1ラウンドの増幅の後、約3.9μg/106 細
胞/日のキメラPM−1aの抗体を生産する細胞系(P
M1k3−7)を選択した。
【0144】ヒトIL−6RへのIL−6の結合を阻害
するキメラ抗体の能力についてのELISA測定 トランスフェクトされたCOS細胞において又は安定な
CHO細胞系において生産された抗体を測定して、それ
らが、IL−6Rへのビオチン化IL−6の結合と競争
するか否かを決定した。プレートをマウス抗体MT18
によりコートした。ブロッキングの後、可溶性組換えヒ
トIL−6R(SR344)を加えた。洗浄の後、CO
S細胞からのサンプルを段階希釈し、そしてビオチン化
IL−6と一緒に各ウエルに加えた。洗浄の後、アルカ
リホスファターゼ結合ストレプトアビジンを加えた。イ
ンキュベーション及び洗浄後、基質緩衝液を加えた。イ
ンキュベーションの後、反応を停止させ、そして405
nmにおける吸光度を測定した。結果を図5に示す。
するキメラ抗体の能力についてのELISA測定 トランスフェクトされたCOS細胞において又は安定な
CHO細胞系において生産された抗体を測定して、それ
らが、IL−6Rへのビオチン化IL−6の結合と競争
するか否かを決定した。プレートをマウス抗体MT18
によりコートした。ブロッキングの後、可溶性組換えヒ
トIL−6R(SR344)を加えた。洗浄の後、CO
S細胞からのサンプルを段階希釈し、そしてビオチン化
IL−6と一緒に各ウエルに加えた。洗浄の後、アルカ
リホスファターゼ結合ストレプトアビジンを加えた。イ
ンキュベーション及び洗浄後、基質緩衝液を加えた。イ
ンキュベーションの後、反応を停止させ、そして405
nmにおける吸光度を測定した。結果を図5に示す。
【0145】実施例7.再構成ヒトPM−1抗体の作製 より迅速に且つより効率的にCDR移植を達成するた
め、PCRによる逐次CDR移植法を開発した。この方
法はPCR変異誘発法(Kammanら、Nucl.A
cid.Res.17:5404,1989)に基く。
CDR移植のための選択されたヒトFRを含有する鋳型
DNAを調製するために、適当な再構成ヒトV領域を便
利なベクターに再クローニングする必要があった。プラ
スミドalys11及びF10のDNAはそれぞれ再構
成ヒトD1.3のL鎖及びH鎖をコードしており、ヒト
REIからのFR及びNEWからのFRをそれぞれ含有
する。再構成ヒトD1.3のL鎖V領域をコードするD
NA配列を含有する約500bpのNcoI−BamH1
断片をalys11から切り出し、そしてHindIII
及びBamHIで開裂されたpBR327にサブクロー
ニングしてプラスミドVl−lys−pBR327を得
た。
め、PCRによる逐次CDR移植法を開発した。この方
法はPCR変異誘発法(Kammanら、Nucl.A
cid.Res.17:5404,1989)に基く。
CDR移植のための選択されたヒトFRを含有する鋳型
DNAを調製するために、適当な再構成ヒトV領域を便
利なベクターに再クローニングする必要があった。プラ
スミドalys11及びF10のDNAはそれぞれ再構
成ヒトD1.3のL鎖及びH鎖をコードしており、ヒト
REIからのFR及びNEWからのFRをそれぞれ含有
する。再構成ヒトD1.3のL鎖V領域をコードするD
NA配列を含有する約500bpのNcoI−BamH1
断片をalys11から切り出し、そしてHindIII
及びBamHIで開裂されたpBR327にサブクロー
ニングしてプラスミドVl−lys−pBR327を得
た。
【0146】このVl−lys−pBR327からのH
indIII −BamHI断片を、HindIII 及びBa
mHIにより開裂されたpUC19に挿入してプラスミ
ドVl−lys−pUC19を得た。再構成ヒト1.3
のH鎖V領域をコードするDNA配列を含有する約70
0bpのNcoI−BamHI断片をF10から切り出
し、そしてHindIII −NcoIアダプターを用いて
pBR327のHindIII −BamHI部位にサブク
ローニングし、Vh−lys−pBR327を得た。次
に、このプラスミドからHindIII −BamHI断片
を切り出し、そしてHindIII 及びBamHIにより
開裂されたpUC19にサブクローニングしてVh−l
ys−pUC19を得た。
indIII −BamHI断片を、HindIII 及びBa
mHIにより開裂されたpUC19に挿入してプラスミ
ドVl−lys−pUC19を得た。再構成ヒト1.3
のH鎖V領域をコードするDNA配列を含有する約70
0bpのNcoI−BamHI断片をF10から切り出
し、そしてHindIII −NcoIアダプターを用いて
pBR327のHindIII −BamHI部位にサブク
ローニングし、Vh−lys−pBR327を得た。次
に、このプラスミドからHindIII −BamHI断片
を切り出し、そしてHindIII 及びBamHIにより
開裂されたpUC19にサブクローニングしてVh−l
ys−pUC19を得た。
【0147】なお、プラスミドalys11及び再構成
ヒトD1.3のL鎖V領域FRをコードするDNA配列
はヒト型化CAMPATH1H抗体(Nature 3
32:323−327(1988))のそれと同じであ
る。鋳型として使用した、プラスミドF10中の再構成
ヒトD1.3のH鎖V領域をコードするDNA配列は、
V.Verhoeyら、Science237:153
4−1536(1988)のFig.2に記載されてい
る。図6は、再構成ヒトPM−1のH鎖V領域の第一バ
ージョンの作製のために使用されたプライマー及びPC
R反応を模式的に示す。後方プライマーA(APCR
1;配列番号:41)及び前方プライマーE(APCR
4;配列番号:42)は、このベクター上のDNA配列
にハイブリダイズする。APCR1及びAPCR4はp
UC19ベクターのために特に設計されたが、ユニバー
サルM13配列プライマーを使用することもできる。
ヒトD1.3のL鎖V領域FRをコードするDNA配列
はヒト型化CAMPATH1H抗体(Nature 3
32:323−327(1988))のそれと同じであ
る。鋳型として使用した、プラスミドF10中の再構成
ヒトD1.3のH鎖V領域をコードするDNA配列は、
V.Verhoeyら、Science237:153
4−1536(1988)のFig.2に記載されてい
る。図6は、再構成ヒトPM−1のH鎖V領域の第一バ
ージョンの作製のために使用されたプライマー及びPC
R反応を模式的に示す。後方プライマーA(APCR
1;配列番号:41)及び前方プライマーE(APCR
4;配列番号:42)は、このベクター上のDNA配列
にハイブリダイズする。APCR1及びAPCR4はp
UC19ベクターのために特に設計されたが、ユニバー
サルM13配列プライマーを使用することもできる。
【0148】CDR1移植/変異誘発プライマーB(p
hv−1;配列番号:43)、CDR2移植プライマー
C(phv−2;配列番号:44)、及びCDR3移植
プライマーD(phv−3;配列番号:45)は40〜
60bpの長さを有し、マウスPM−1のH鎖V領域の
CDR及び該CDRを挟む鋳型DNA中のヒトFRをコ
ードするDNA配列から成る。第一のPCR反応におい
て前方プライマーAPCR4及び後方プライマーDを用
いた。マウスPM−1のCDR3配列を含有する第一P
CR生成物を精製し、そして第二PCR反応において後
方プライマーとしてのプライマーCと共に前方プライマ
ーとして使用した。
hv−1;配列番号:43)、CDR2移植プライマー
C(phv−2;配列番号:44)、及びCDR3移植
プライマーD(phv−3;配列番号:45)は40〜
60bpの長さを有し、マウスPM−1のH鎖V領域の
CDR及び該CDRを挟む鋳型DNA中のヒトFRをコ
ードするDNA配列から成る。第一のPCR反応におい
て前方プライマーAPCR4及び後方プライマーDを用
いた。マウスPM−1のCDR3配列を含有する第一P
CR生成物を精製し、そして第二PCR反応において後
方プライマーとしてのプライマーCと共に前方プライマ
ーとして使用した。
【0149】同様にして、マウスPM−1のCDR2及
びCDR3を含有する第二PCR生成物、並びにマウス
PM−1の3個すべてのCDRを含有する第三PCR生
成物をそれぞれ次のPCR段階のプライマーとして使用
した。完全な再構成ヒトPM−1 H鎖V領域を有する
第四PCR生成物を精製し、HindIII 及びBamH
Iにより消化し、そしてさらに分析するためにpUC1
9にサブクローニングした。
びCDR3を含有する第二PCR生成物、並びにマウス
PM−1の3個すべてのCDRを含有する第三PCR生
成物をそれぞれ次のPCR段階のプライマーとして使用
した。完全な再構成ヒトPM−1 H鎖V領域を有する
第四PCR生成物を精製し、HindIII 及びBamH
Iにより消化し、そしてさらに分析するためにpUC1
9にサブクローニングした。
【0150】再構成ヒトPM−1抗体H鎖V領域の作製
のために3種類の変異誘発プライマーphv−1,ph
v−2及びphv−3を合成した。これらは8M尿素を
含有する12%ポリアクリルアミドゲル上で精製した。
変異誘発プライマーphv−1は、マウスPM−1のC
DR1の移植のためのみならずヒトFR1中の位置27
及び30におけるそれぞれのSerからTyrへ、及び
SerからThrへの変異のために設計された。
のために3種類の変異誘発プライマーphv−1,ph
v−2及びphv−3を合成した。これらは8M尿素を
含有する12%ポリアクリルアミドゲル上で精製した。
変異誘発プライマーphv−1は、マウスPM−1のC
DR1の移植のためのみならずヒトFR1中の位置27
及び30におけるそれぞれのSerからTyrへ、及び
SerからThrへの変異のために設計された。
【0151】各100μlのPCR反応物は典型的には
10mM Tris−HCl(pH8.3),50mM KC
l,1.5mM MgCl2 ,250μM dNTP,5
0ngの鋳型DNA(Vh−lys−pUC19),2.
5uのAmpliTaq(Perkin Elmer
Cetus),及びプライマーを含有した。1μMずつ
のphv−3プライマー及びAPCR4プライマーを含
む第一のPCR反応を行い、94℃にて1.5分間の最
初の変性の後、94℃にて1分間、37℃にて1分間及
び72℃にて1分間の30サイクルを反復した。アニー
リング段階と合成段階の間の変温時間は2.5分間であ
った。最終サイクルの完了の後、72℃にて10分間の
最終伸長反応を行った。523bpのPCR生成物を
1.6%低融点アガロースゲルを用いて精製し、そして
次に第二のPCR反応におけるプライマーとして使用し
た。
10mM Tris−HCl(pH8.3),50mM KC
l,1.5mM MgCl2 ,250μM dNTP,5
0ngの鋳型DNA(Vh−lys−pUC19),2.
5uのAmpliTaq(Perkin Elmer
Cetus),及びプライマーを含有した。1μMずつ
のphv−3プライマー及びAPCR4プライマーを含
む第一のPCR反応を行い、94℃にて1.5分間の最
初の変性の後、94℃にて1分間、37℃にて1分間及
び72℃にて1分間の30サイクルを反復した。アニー
リング段階と合成段階の間の変温時間は2.5分間であ
った。最終サイクルの完了の後、72℃にて10分間の
最終伸長反応を行った。523bpのPCR生成物を
1.6%低融点アガロースゲルを用いて精製し、そして
次に第二のPCR反応におけるプライマーとして使用し
た。
【0152】第二のPCR反応において約1μgの精製
された第一PCR生成物及び25pmoleの変異誘発
プライマーphv−2をプライマーとして使用した。P
CR条件は第一のPCR反応について記載したのと同じ
であった。同様にして、第二のPCR反応からの665
bpのPCR生成物をプライマーphv−1と共に第三
のPCR反応において使用し、そして第三のPCR反応
からの737bpのPCR生成物をプライマーAPCR
1と共に第四のPCR反応において使用した。第四のP
CR反応からの1.172kbのPCR生成物を精製し、
HindIII 及びBamHIで消化し、そして次に再構
成ヒトPM−1 H鎖V領域を含有する約700bpの
断片をpUC19ベクターにザブクローニングした。配
列決定した4個のクローンの内2個が正しいアミノ酸配
列をコードするDNA配列を有しており、そしてpUC
−RVh−PM1aと命名した。
された第一PCR生成物及び25pmoleの変異誘発
プライマーphv−2をプライマーとして使用した。P
CR条件は第一のPCR反応について記載したのと同じ
であった。同様にして、第二のPCR反応からの665
bpのPCR生成物をプライマーphv−1と共に第三
のPCR反応において使用し、そして第三のPCR反応
からの737bpのPCR生成物をプライマーAPCR
1と共に第四のPCR反応において使用した。第四のP
CR反応からの1.172kbのPCR生成物を精製し、
HindIII 及びBamHIで消化し、そして次に再構
成ヒトPM−1 H鎖V領域を含有する約700bpの
断片をpUC19ベクターにザブクローニングした。配
列決定した4個のクローンの内2個が正しいアミノ酸配
列をコードするDNA配列を有しており、そしてpUC
−RVh−PM1aと命名した。
【0153】再構成PM−1 H鎖V領域の他のバージ
ョンを作製するため5種類の変異誘発PCRプライマー
を合成した。各PCR反応は前記の反応条件と本質的に
同じ条件下で行われた。バージョン「b」のため、変異
誘発プライマーphv−m4(Val−71→Arg−
71)(番号はKabatらによる;表4参照)(配列
番号:46)及びAPCR4を、鋳型DNAとしてのp
UC−RVh−PM1aと共に第一PCR反応において
使用した。この第1PCR反応からのPCR生成物を精
製し、そしてプライマーAPCR1と共に第二PCR反
応における前方プライマーとして使用した。第二PCR
反応からのPCR生成物を1.6%低融点アガロースゲ
ルを用いて精製し、HindIII 及びBamHIにより
消化し、そしてpUC19にてサブクローニングしてp
UC−RVh−PM1bを得た。
ョンを作製するため5種類の変異誘発PCRプライマー
を合成した。各PCR反応は前記の反応条件と本質的に
同じ条件下で行われた。バージョン「b」のため、変異
誘発プライマーphv−m4(Val−71→Arg−
71)(番号はKabatらによる;表4参照)(配列
番号:46)及びAPCR4を、鋳型DNAとしてのp
UC−RVh−PM1aと共に第一PCR反応において
使用した。この第1PCR反応からのPCR生成物を精
製し、そしてプライマーAPCR1と共に第二PCR反
応における前方プライマーとして使用した。第二PCR
反応からのPCR生成物を1.6%低融点アガロースゲ
ルを用いて精製し、HindIII 及びBamHIにより
消化し、そしてpUC19にてサブクローニングしてp
UC−RVh−PM1bを得た。
【0154】同様にして、変異誘発プライマーphv−
nm(Asp−1→Gln−1)(配列番号:47)及
び鋳型pUC−RVh−PM1bを用いてバージョン
「c」(pUC−RVh−PM1c)を得、変異誘発プ
ライマーphv−m6(Ile−48→Met−48)
(配列番号:48)及び鋳型pUC−RVh−PM1b
を用いてバージョン「d」(pUC−RVh−PM1
d)を得、変異誘発プライマーphv−nm及び鋳型p
UC−RVh−PM1cを用いてバーション「e」(p
UC−RVh−PM1e)を得、そして変異誘発プライ
マーphv−m7(Thr−28→Ser−28、及び
Phe−29→Ile−29)(配列番号:49)及び
鋳型pUC−RVh−PM1bを用いてバージョン
「f」(pUC−RVh−PM1f)を得た。再構成H
鎖V領域バーション「f」のアミノ酸配列及びそれをコ
ードするヌクレオチド配列を配列番号54に示す。
nm(Asp−1→Gln−1)(配列番号:47)及
び鋳型pUC−RVh−PM1bを用いてバージョン
「c」(pUC−RVh−PM1c)を得、変異誘発プ
ライマーphv−m6(Ile−48→Met−48)
(配列番号:48)及び鋳型pUC−RVh−PM1b
を用いてバージョン「d」(pUC−RVh−PM1
d)を得、変異誘発プライマーphv−nm及び鋳型p
UC−RVh−PM1cを用いてバーション「e」(p
UC−RVh−PM1e)を得、そして変異誘発プライ
マーphv−m7(Thr−28→Ser−28、及び
Phe−29→Ile−29)(配列番号:49)及び
鋳型pUC−RVh−PM1bを用いてバージョン
「f」(pUC−RVh−PM1f)を得た。再構成H
鎖V領域バーション「f」のアミノ酸配列及びそれをコ
ードするヌクレオチド配列を配列番号54に示す。
【0155】図7は、再構成ヒトPM−1 L鎖V領域
の第一バージョンの作製において使用したプライマー及
びPCR反応を模式的に示す。再構成ヒトPM−1 L
鎖V領域の第一バージョンの作製のため、CDR1移植
プライマーpkv−1(配列番号:50)、CDR2移
植プライマーpkv−2(配列番号:51)及びCDR
3移植プライマーpkv−3(配列番号:52)を合成
し、そして8M尿素を含有する12%ポリアクリルアミ
ドゲル上で精製した。
の第一バージョンの作製において使用したプライマー及
びPCR反応を模式的に示す。再構成ヒトPM−1 L
鎖V領域の第一バージョンの作製のため、CDR1移植
プライマーpkv−1(配列番号:50)、CDR2移
植プライマーpkv−2(配列番号:51)及びCDR
3移植プライマーpkv−3(配列番号:52)を合成
し、そして8M尿素を含有する12%ポリアクリルアミ
ドゲル上で精製した。
【0156】前記のようにしてPCR反応を行った。第
一PCR反応物は1 μMずつのpkv−3プライマー及
びAPCR4プライマーを含有した。第一PCR反応か
らの350bpのPCR生成物を1.5%低融点アガロ
ースゲルを用いて精製し、そして第三PCR反応におけ
る前方プライマーとして使用した。第二PCR反応から
のPCR生成物を精製し、BamHI及びHindIII
で消化し、そしてCDR3が移植されたDNAを含有す
る500bp断片をDNA配列決定のためにpUC19
ベクターにサブクローニングした。
一PCR反応物は1 μMずつのpkv−3プライマー及
びAPCR4プライマーを含有した。第一PCR反応か
らの350bpのPCR生成物を1.5%低融点アガロ
ースゲルを用いて精製し、そして第三PCR反応におけ
る前方プライマーとして使用した。第二PCR反応から
のPCR生成物を精製し、BamHI及びHindIII
で消化し、そしてCDR3が移植されたDNAを含有す
る500bp断片をDNA配列決定のためにpUC19
ベクターにサブクローニングした。
【0157】正しい配列を有するプラスミドDNAを同
定し、そして次のPCR反応における鋳型DNAとして
使用した。第三PCR反応において25pmoleの変
異誘発プライマーpkv−2及びAPCR4を使用し
た。第二PCR反応からのPCR生成物を精製し、そし
てプライマーpkv−1と共に第四PCR反応における
プライマーとして使用した。同様にして、第四PCR反
応からのPCR生成物をAPCR1プライマーと共に第
五PCR反応におけるプライマーとして使用した。
定し、そして次のPCR反応における鋳型DNAとして
使用した。第三PCR反応において25pmoleの変
異誘発プライマーpkv−2及びAPCR4を使用し
た。第二PCR反応からのPCR生成物を精製し、そし
てプライマーpkv−1と共に第四PCR反応における
プライマーとして使用した。同様にして、第四PCR反
応からのPCR生成物をAPCR1プライマーと共に第
五PCR反応におけるプライマーとして使用した。
【0158】第五PCR反応からの972bpのPCR
生成物を精製し、BamHI及びHindIII により消
化し、そしてDNA配列決定のためにpUC19にサブ
クローニングした。CDR2領域において問題点が認識
され、さらに2回のPCR反応が必要であった。第六P
CR反応及び第七PCR反応において、pUC19ベク
ターにクローニングされた第五PCR反応からのPCR
生成物を鋳型DNAをして使用した。第六PCR反応に
おいてプライマーはpkv−2及びAPCR4であっ
た。第六PCR反応からのPCR生成物を精製し、そし
てAPCR1プライマーと共に第七PCR反応における
プライマーとして使用した。第七PCR反応からのPC
R精製物を精製し、BamHI及びHindIII により
消化し、そして500bpDNA断片をDNA配列決定
のためにpUC19にサブクローニングした。配列決定
した5個のクローンの内2個のクローンが正しいDNA
配列を有していた。このクローンをpUC−RV1−P
M1aと称する。この配列を配列番号:55に示す。
生成物を精製し、BamHI及びHindIII により消
化し、そしてDNA配列決定のためにpUC19にサブ
クローニングした。CDR2領域において問題点が認識
され、さらに2回のPCR反応が必要であった。第六P
CR反応及び第七PCR反応において、pUC19ベク
ターにクローニングされた第五PCR反応からのPCR
生成物を鋳型DNAをして使用した。第六PCR反応に
おいてプライマーはpkv−2及びAPCR4であっ
た。第六PCR反応からのPCR生成物を精製し、そし
てAPCR1プライマーと共に第七PCR反応における
プライマーとして使用した。第七PCR反応からのPC
R精製物を精製し、BamHI及びHindIII により
消化し、そして500bpDNA断片をDNA配列決定
のためにpUC19にサブクローニングした。配列決定
した5個のクローンの内2個のクローンが正しいDNA
配列を有していた。このクローンをpUC−RV1−P
M1aと称する。この配列を配列番号:55に示す。
【0159】再構成ヒトPM−1 L鎖V領域の他のバ
ージョンの作製のため、変異誘発プライマーpvk−m
1(配列番号:53)を合成した。PCR反応は本質的
に前記の通りであった。第一PCR反応において、変異
誘発プライマーpkv−m1(Phe−71→Tyr−
71)及びAPCR4プライマーを鋳型DNAとしての
pUC−RV1−PM1aと共に使用した。第一PCR
反応からのPCR生成物を精製し、そしてAPCR1プ
ライマーと共に第二PCRプライマーにおけるプライマ
ーとして使用した。第二PCR反応からのPCR生成物
を精製し、BamHI及びHindIII により消化し、
そしてDNA配列決定のためにpUC19にサブクロー
ニングした。このクローンをpUC−RV1−PM1b
と命名した。
ージョンの作製のため、変異誘発プライマーpvk−m
1(配列番号:53)を合成した。PCR反応は本質的
に前記の通りであった。第一PCR反応において、変異
誘発プライマーpkv−m1(Phe−71→Tyr−
71)及びAPCR4プライマーを鋳型DNAとしての
pUC−RV1−PM1aと共に使用した。第一PCR
反応からのPCR生成物を精製し、そしてAPCR1プ
ライマーと共に第二PCRプライマーにおけるプライマ
ーとして使用した。第二PCR反応からのPCR生成物
を精製し、BamHI及びHindIII により消化し、
そしてDNA配列決定のためにpUC19にサブクロー
ニングした。このクローンをpUC−RV1−PM1b
と命名した。
【0160】実施例8.遺伝子操作された抗体を哺乳類
細胞中で、発現させるためのヒトサイトメガロウイルス
前期(HCMV)プロモーターを用いるベクターの作製
(図1) キメラPM−1抗体のL鎖V領域をコードするDNA断
片及びキメラPM−1抗体のH鎖V領域をコードするD
NA断片を、それぞれ、哺乳類細胞中でヒトκL鎖又は
ヒトγ−1 H鎖を発現するように設計されたHCMV
発現ベクター(図1を参照のこと)HCMV−VL −K
Cκ及びHCMV−VH −HCγ1にまず挿入した。
細胞中で、発現させるためのヒトサイトメガロウイルス
前期(HCMV)プロモーターを用いるベクターの作製
(図1) キメラPM−1抗体のL鎖V領域をコードするDNA断
片及びキメラPM−1抗体のH鎖V領域をコードするD
NA断片を、それぞれ、哺乳類細胞中でヒトκL鎖又は
ヒトγ−1 H鎖を発現するように設計されたHCMV
発現ベクター(図1を参照のこと)HCMV−VL −K
Cκ及びHCMV−VH −HCγ1にまず挿入した。
【0161】該HCMV発現ベクターの作製のための詳
細な記載は、Maedaら、Human Antibo
dies and Hybridomas(1991)
2:124−134;C.A.Kettleborou
ghら、Protein Engeneering(1
991)4:773−783に公表されている。両ベク
ターはpSV2neo(P.J.Southern e
t al.,J.Mol.Appl.Genet.(1
982)1:327−341)に基礎を置き、そして免
疫グロブリンL鎖又はH鎖の高レベルの転写のためにヒ
トサイトメガロウイルス(HCMV)プロモーター及び
エンハンサー(M.Boshartら、Cell(19
85)41:521−530)を含有する。
細な記載は、Maedaら、Human Antibo
dies and Hybridomas(1991)
2:124−134;C.A.Kettleborou
ghら、Protein Engeneering(1
991)4:773−783に公表されている。両ベク
ターはpSV2neo(P.J.Southern e
t al.,J.Mol.Appl.Genet.(1
982)1:327−341)に基礎を置き、そして免
疫グロブリンL鎖又はH鎖の高レベルの転写のためにヒ
トサイトメガロウイルス(HCMV)プロモーター及び
エンハンサー(M.Boshartら、Cell(19
85)41:521−530)を含有する。
【0162】L鎖発現ベクターはヒトκC領域(T.
H.Rabbittsら、Carr.TOP.Micr
obiol.Immunol.(1984)114:1
66−171)をコードするゲノムDNAを含有し、そ
してH鎖発現ベクターはヒトγ−1C領域(N.Tak
ahashiら、Cell(1982)29:671−
679)をコードするゲノムDNAを含有する。これら
のHCMV発現ベクターは多能であり、そして種々の哺
乳類細胞タイプにおける一過性(transient)
発現及び安定な発現のために使用することができる。
H.Rabbittsら、Carr.TOP.Micr
obiol.Immunol.(1984)114:1
66−171)をコードするゲノムDNAを含有し、そ
してH鎖発現ベクターはヒトγ−1C領域(N.Tak
ahashiら、Cell(1982)29:671−
679)をコードするゲノムDNAを含有する。これら
のHCMV発現ベクターは多能であり、そして種々の哺
乳類細胞タイプにおける一過性(transient)
発現及び安定な発現のために使用することができる。
【0163】実施例9.遺伝子操作された抗体を哺乳類
細胞中で発現させるためのヒトエロンゲーションファク
ター1α(HEF−1α)プロモーターを使用するベク
ターの作製(図8及び図9) ヒト・ポリペプチド・チェーン・エロンゲーション・フ
アクター1α(HEF−1α)は最も豊富な蛋白質の1
つである。これはほとんどの細胞で発現される。ヒトE
F−1αプロモーター−エンハンサーの転写活性はSV
40前期プロモーター−エンハンサーのそれに比べて約
100倍である(D.W.Kimら、Gene(199
0)91:217−223;及びT.Uetsuki
ら、J.Biol.Chem.(1989)264:5
791−5798)。
細胞中で発現させるためのヒトエロンゲーションファク
ター1α(HEF−1α)プロモーターを使用するベク
ターの作製(図8及び図9) ヒト・ポリペプチド・チェーン・エロンゲーション・フ
アクター1α(HEF−1α)は最も豊富な蛋白質の1
つである。これはほとんどの細胞で発現される。ヒトE
F−1αプロモーター−エンハンサーの転写活性はSV
40前期プロモーター−エンハンサーのそれに比べて約
100倍である(D.W.Kimら、Gene(199
0)91:217−223;及びT.Uetsuki
ら、J.Biol.Chem.(1989)264:5
791−5798)。
【0164】2.5kbのHEF−1αプロモーター−エ
ンハンサー領域は、該遺伝子の5′−末端に接する約
1.5kbのDNA、第一エクソン中の33bp、第一イ
ントロン中の943bp、及び第二エクソンの最初の部
分の10bpから成る。この後2.5kbのHindIII
−EcoRI断片をプラスミドpEF321−CAT
(D.W.Kimら、Gene(1990)91:21
7−223;及びT.Uetsukiら、J.Bio
l.Chem.(1989)264:5791−579
8)から切り出し、そしてpdKCRベクター(M.T
suchiyaら,Embo J.(1987)6:6
11−616)、K.O′Haraら、Proc.Na
tl.Acad.Sci.USA Vol.78,N
o.3,1527−1531,(1981)、(R.F
ukunagaら、Proc.Natl.Acad.S
ci.USA Val.81,5086−5090(1
984))にクローニングして、SV40前期プロモータ
ー−エンハンサーを含有する約300bpのHindII
I −EcoRI断片を置き換えてpTEF−1を得た。
ンハンサー領域は、該遺伝子の5′−末端に接する約
1.5kbのDNA、第一エクソン中の33bp、第一イ
ントロン中の943bp、及び第二エクソンの最初の部
分の10bpから成る。この後2.5kbのHindIII
−EcoRI断片をプラスミドpEF321−CAT
(D.W.Kimら、Gene(1990)91:21
7−223;及びT.Uetsukiら、J.Bio
l.Chem.(1989)264:5791−579
8)から切り出し、そしてpdKCRベクター(M.T
suchiyaら,Embo J.(1987)6:6
11−616)、K.O′Haraら、Proc.Na
tl.Acad.Sci.USA Vol.78,N
o.3,1527−1531,(1981)、(R.F
ukunagaら、Proc.Natl.Acad.S
ci.USA Val.81,5086−5090(1
984))にクローニングして、SV40前期プロモータ
ー−エンハンサーを含有する約300bpのHindII
I −EcoRI断片を置き換えてpTEF−1を得た。
【0165】pTEF−1をEcoRIで消化し、Kle
nowポリメラーゼでフィルーインし、そしてHind
III リンカーに連結した。次に、この修飾されたPTE
F−1ベクターDNAから約1.6kbのHindIII −
SmaI断片を切り出した。HCMV−12h−gγ1
をEcoRIにより部分消化し、Klenowポリメラ
ーゼによりフィルーインし、そして自己連結することに
より、実施例5において作製したHCMV−12h−g
γ1からプラスミドHCMV−12h−gγ1(ΔE
2)を作製した。
nowポリメラーゼでフィルーインし、そしてHind
III リンカーに連結した。次に、この修飾されたPTE
F−1ベクターDNAから約1.6kbのHindIII −
SmaI断片を切り出した。HCMV−12h−gγ1
をEcoRIにより部分消化し、Klenowポリメラ
ーゼによりフィルーインし、そして自己連結することに
より、実施例5において作製したHCMV−12h−g
γ1からプラスミドHCMV−12h−gγ1(ΔE
2)を作製した。
【0166】プラスミドHCMV−12h−gγ1(Δ
E2)をEcoRIで消化し、Klenowポリメラーゼ
でフィルーインし、そしてHindIII で消化した。ヒ
トα−1C領域をコードするDNA配列を含有する約7
kbの断片を、HEF−1αプロモーター−エンハンサー
を含有する前記の1.6kb HindIII −SmaI断
片に連結してHEF−12h−gγ1を得た。このベク
ター中のHEF−1αプロモーター・エンハンサー領域
は、5′−領域に接する380bpのDNAを除き、p
TEF−1中のそれと同一であった。HindIII −B
amHI断片として存在するこのH鎖V領域は、他のH
鎖V領域と容易に交換することができる。
E2)をEcoRIで消化し、Klenowポリメラーゼ
でフィルーインし、そしてHindIII で消化した。ヒ
トα−1C領域をコードするDNA配列を含有する約7
kbの断片を、HEF−1αプロモーター−エンハンサー
を含有する前記の1.6kb HindIII −SmaI断
片に連結してHEF−12h−gγ1を得た。このベク
ター中のHEF−1αプロモーター・エンハンサー領域
は、5′−領域に接する380bpのDNAを除き、p
TEF−1中のそれと同一であった。HindIII −B
amHI断片として存在するこのH鎖V領域は、他のH
鎖V領域と容易に交換することができる。
【0167】再構成H鎖V領域を含有するHindIII
−BamHIDNA断片をpUC−RVh−PM1a,
pUC−RVh−PM1b,pUC−RVh−PM1
c,pUC−RVh−PM1d,pUC−RVh−PM
1e及びpUC−RVh−PM1f(実施例7)から切
り出し、そして前記のプラスミドHEF−12h−gγ
1のHindIII −BamHI部位に挿入して、それぞ
れ発現ベクターRVh−PM1a,RVh−PM1b,
RVh−PM1c,RVh−PM1d,RVh−PM1
e,及びRVh−PM1fを得た。発現ベクターRVh
−PM1a,RVh−PM1b,RVh−PM1c,R
Vh−PM1e,及びRVh−PM1f、並びにHEF
−PMh−gγ1は、それぞれ再構成ヒトPM−1 H
鎖V領域バージョン「a」,「b」,「c」,「d」,
「e」及び「f」、並びにマウスPM−1 H鎖V領域
を有する。
−BamHIDNA断片をpUC−RVh−PM1a,
pUC−RVh−PM1b,pUC−RVh−PM1
c,pUC−RVh−PM1d,pUC−RVh−PM
1e及びpUC−RVh−PM1f(実施例7)から切
り出し、そして前記のプラスミドHEF−12h−gγ
1のHindIII −BamHI部位に挿入して、それぞ
れ発現ベクターRVh−PM1a,RVh−PM1b,
RVh−PM1c,RVh−PM1d,RVh−PM1
e,及びRVh−PM1fを得た。発現ベクターRVh
−PM1a,RVh−PM1b,RVh−PM1c,R
Vh−PM1e,及びRVh−PM1f、並びにHEF
−PMh−gγ1は、それぞれ再構成ヒトPM−1 H
鎖V領域バージョン「a」,「b」,「c」,「d」,
「e」及び「f」、並びにマウスPM−1 H鎖V領域
を有する。
【0168】L鎖発現ベクターHEF−12k−gkを
作製するため、HEF−1αプロモーター−エンハンサ
ー領域を含有する約3.0kbのPvuI−HindIII
断片をHEF−12h−gγ1ら切り出し、そして実施
例5において作製したHCMV−L鎖発現ベクターHC
MV−12k−gkからの約7.7kbのPvuI−Hi
ndIII 断片に連結してHEF−12k−gkを得た。
H鎖発現ベクターHEF−12h−gγ1の場合と同様
に、HindIII −BamHI断片として存在するHE
F−12k−gk中のL鎖V領域は他のL鎖V領域と容
易に交換することができる。なお、プラスミドHEF−
PMh−gγ1は、HEF−12h−gγ1(図8)の
EF1αプロモーター領域(PvuI−HindIII 断
片)によりHCMV−pmh−gγ1のHCHVプロモ
ーター領域(PvuI−HindIII 断片)を置き換え
ることにより作製したものである。
作製するため、HEF−1αプロモーター−エンハンサ
ー領域を含有する約3.0kbのPvuI−HindIII
断片をHEF−12h−gγ1ら切り出し、そして実施
例5において作製したHCMV−L鎖発現ベクターHC
MV−12k−gkからの約7.7kbのPvuI−Hi
ndIII 断片に連結してHEF−12k−gkを得た。
H鎖発現ベクターHEF−12h−gγ1の場合と同様
に、HindIII −BamHI断片として存在するHE
F−12k−gk中のL鎖V領域は他のL鎖V領域と容
易に交換することができる。なお、プラスミドHEF−
PMh−gγ1は、HEF−12h−gγ1(図8)の
EF1αプロモーター領域(PvuI−HindIII 断
片)によりHCMV−pmh−gγ1のHCHVプロモ
ーター領域(PvuI−HindIII 断片)を置き換え
ることにより作製したものである。
【0169】再構成ヒトL鎖V領域を含有するHind
III −BamHIDNA断片をpUC−RV1−PM1
a及びpUC−RV1−PM1b(実施例7)から切り
出し、そしてHEF−12k−gkのHindIII −B
amHI部位に挿入し、それぞれ発現ベクターRV1−
PM1a及びRV1−PM1bを得た。発現ベクターR
V1−PM1a及びRV1−PM1b、並びにHEF−
PMK−gkはそれぞれ再構成ヒトL鎖V領域「a」及
び「b」、並びにマウスPM−1 L鎖V領域を有す
る。なお、プラスミドHEF−PMK−gkは、HEF
−12k−gk(図9)のEF1αプロモーター領域
(PvuI−HindIII 断片) によりHCMV−pm
ka−gkのHCMVプロモーター領域(PvuI−H
indIII 断片)を置き換えることにより作製したもの
である。
III −BamHIDNA断片をpUC−RV1−PM1
a及びpUC−RV1−PM1b(実施例7)から切り
出し、そしてHEF−12k−gkのHindIII −B
amHI部位に挿入し、それぞれ発現ベクターRV1−
PM1a及びRV1−PM1bを得た。発現ベクターR
V1−PM1a及びRV1−PM1b、並びにHEF−
PMK−gkはそれぞれ再構成ヒトL鎖V領域「a」及
び「b」、並びにマウスPM−1 L鎖V領域を有す
る。なお、プラスミドHEF−PMK−gkは、HEF
−12k−gk(図9)のEF1αプロモーター領域
(PvuI−HindIII 断片) によりHCMV−pm
ka−gkのHCMVプロモーター領域(PvuI−H
indIII 断片)を置き換えることにより作製したもの
である。
【0170】実施例10.遺伝子操作された抗体をCH
O細胞中で高レベルで発現させるための、欠陥SV40
プロモーター−エンハンサー配列に連結されたジヒドロ
フォレートレラクターゼ(dhfr)遺伝子を用いるベ
クターの作製(図10及び図11) SV40前期プロモーターからエンハンサー配列を除去
するため、プラスミドpSV2−dhfr(S.Sub
ramaniら、Mol.Cell.Biol.(19
81)1:854−864)(ATCC33694)を
SphI及びPvuIIで消化し、Klenowポリメラ
ーゼでフィルーインし、そして自己連結してpSV2−
dhfr−ΔEを得た(図10)。HCMVプロモータ
ー、H鎖V領域及びヒトγ−1C領域を含有する約3.
7kbのEcoRI断片を、EcoRIによる部分消化により
HCMV−PMh−gγ1らか切り出した。この断片
を、EcoRI−消化pSV2−dhfr−ΔEに連結し
てDHFR−ΔE−PMh−gγ1を得た。
O細胞中で高レベルで発現させるための、欠陥SV40
プロモーター−エンハンサー配列に連結されたジヒドロ
フォレートレラクターゼ(dhfr)遺伝子を用いるベ
クターの作製(図10及び図11) SV40前期プロモーターからエンハンサー配列を除去
するため、プラスミドpSV2−dhfr(S.Sub
ramaniら、Mol.Cell.Biol.(19
81)1:854−864)(ATCC33694)を
SphI及びPvuIIで消化し、Klenowポリメラ
ーゼでフィルーインし、そして自己連結してpSV2−
dhfr−ΔEを得た(図10)。HCMVプロモータ
ー、H鎖V領域及びヒトγ−1C領域を含有する約3.
7kbのEcoRI断片を、EcoRIによる部分消化により
HCMV−PMh−gγ1らか切り出した。この断片
を、EcoRI−消化pSV2−dhfr−ΔEに連結し
てDHFR−ΔE−PMh−gγ1を得た。
【0171】HEF−1αプロモーター−エンハンサー
を用いるH鎖発現ベクターに基いて類似のベクターを作
製した(図11を参照のこと)。HCMV−12h−g
γ1に由来する約3.7kbのEcoRI断片を、EcoRI
−消化pSV2−dhfr−ΔEと連結してDHFR−
ΔE−12h−gγ1を得た。DHFE−ΔE−12h
−gγ1中のdhfr配列に続くBamHI部位を、B
amHIによる部分消化、Klenowポリメラーゼに
よるフィルーイン及び自己連結により除去した。dhf
r cDNAを含有する約4kbのPvuI−BamHI
断片をこの修飾されたDHFR−ΔE−12h−gγ1
から切り出し、そして実施例12において作製したRV
h−PM1f−4からの約3kbのPvuI−BamHI
断片に連結してDHFR−ΔE−RVh−PMlfを得
た。上記の改良されたプラスミドは本発明の再構成ヒト
PM−1抗体の製造のために使用することができる。
を用いるH鎖発現ベクターに基いて類似のベクターを作
製した(図11を参照のこと)。HCMV−12h−g
γ1に由来する約3.7kbのEcoRI断片を、EcoRI
−消化pSV2−dhfr−ΔEと連結してDHFR−
ΔE−12h−gγ1を得た。DHFE−ΔE−12h
−gγ1中のdhfr配列に続くBamHI部位を、B
amHIによる部分消化、Klenowポリメラーゼに
よるフィルーイン及び自己連結により除去した。dhf
r cDNAを含有する約4kbのPvuI−BamHI
断片をこの修飾されたDHFR−ΔE−12h−gγ1
から切り出し、そして実施例12において作製したRV
h−PM1f−4からの約3kbのPvuI−BamHI
断片に連結してDHFR−ΔE−RVh−PMlfを得
た。上記の改良されたプラスミドは本発明の再構成ヒト
PM−1抗体の製造のために使用することができる。
【0172】実施例11.再構成ヒトPM−1抗体の種
々のバージョンの発現及び分析 再構成ヒトPM−1のL鎖及びH鎖を発現する各HEF
−1αベクターをCOS細胞に同時形質転換(co−t
ransfect)した。標準対照としてキメラPM−
1抗体のL鎖及びH鎖を発現する各HEF−1αベクタ
ーもCOS細胞に同時形質転換した。3日後,形質転換
されたCOS細胞からの培地を集め、そしてELISA
により(1)上清中に存在するヒトIgG抗体の量につ
いて、及び(2)IL−6Rに結合するそのIgGの能
力について分析した。次に、同じサンプルをさらに、E
LISAにより、ヒトIL−6RへのヒトIL−6の結
合を阻害する該抗体の能力について試験した。
々のバージョンの発現及び分析 再構成ヒトPM−1のL鎖及びH鎖を発現する各HEF
−1αベクターをCOS細胞に同時形質転換(co−t
ransfect)した。標準対照としてキメラPM−
1抗体のL鎖及びH鎖を発現する各HEF−1αベクタ
ーもCOS細胞に同時形質転換した。3日後,形質転換
されたCOS細胞からの培地を集め、そしてELISA
により(1)上清中に存在するヒトIgG抗体の量につ
いて、及び(2)IL−6Rに結合するそのIgGの能
力について分析した。次に、同じサンプルをさらに、E
LISAにより、ヒトIL−6RへのヒトIL−6の結
合を阻害する該抗体の能力について試験した。
【0173】再構成ヒトPM−1 L鎖を発現する2種
類のベクターの一方(RV1−PM1a又はRV1−P
M1b)及びキメラPM−1 H鎖を発現するベクター
(HCMV−PMh−gγ1)によりCOS細胞を同時
形質転換することにより、再構成ヒトPM−1 L鎖V
領域の2種類のバージョンの評価を行った。細胞をま
た、キメラPM−1 L鎖及びH鎖を発現する各ベクタ
ー(HCMV−PMka−gk及びHCMV−PMh−
gγ1)により同時形質転換した。未精製のCOS細胞
上消を用いるデーターは、IL−6Rへの結合について
の測定において、再構成ヒトPM−1 L鎖のバージョ
ン「a」がキメラPM−1 L鎖と同等であることを示
した。しかしながら、再構成ヒトPM−1 L鎖のバー
ジョン「b」はIL−6Rへの結合能を実質的に保持し
なかった。これらの結果から、FR3中の位置71のフ
ェニルアラニン(CAMPAHTH−1Hのために修飾
されたヒトREI中に存在する)からチロシン(天然ヒ
トREI及びマウスPM−1中に存在する)への変化は
機能的抗原結合部位の形成に対して非常に有害であるこ
とが結論された。
類のベクターの一方(RV1−PM1a又はRV1−P
M1b)及びキメラPM−1 H鎖を発現するベクター
(HCMV−PMh−gγ1)によりCOS細胞を同時
形質転換することにより、再構成ヒトPM−1 L鎖V
領域の2種類のバージョンの評価を行った。細胞をま
た、キメラPM−1 L鎖及びH鎖を発現する各ベクタ
ー(HCMV−PMka−gk及びHCMV−PMh−
gγ1)により同時形質転換した。未精製のCOS細胞
上消を用いるデーターは、IL−6Rへの結合について
の測定において、再構成ヒトPM−1 L鎖のバージョ
ン「a」がキメラPM−1 L鎖と同等であることを示
した。しかしながら、再構成ヒトPM−1 L鎖のバー
ジョン「b」はIL−6Rへの結合能を実質的に保持し
なかった。これらの結果から、FR3中の位置71のフ
ェニルアラニン(CAMPAHTH−1Hのために修飾
されたヒトREI中に存在する)からチロシン(天然ヒ
トREI及びマウスPM−1中に存在する)への変化は
機能的抗原結合部位の形成に対して非常に有害であるこ
とが結論された。
【0174】再構成ヒトL鎖V領域のバージョン「a」
が、IL−6Rの結合するその能力においてマウスPM
−1抗体L鎖V領域と同等であることが明らかになった
ので、再構成ヒトPM−1 L鎖V領域の更なるバージ
ョンの設計及び作製は行わなかった。再構成ヒトPM−
1 H鎖V領域の種々のバージョンを評価する次の実績
において、再構成ヒトPM−1 L鎖V領域のバージョ
ン「a」を常に用いた。
が、IL−6Rの結合するその能力においてマウスPM
−1抗体L鎖V領域と同等であることが明らかになった
ので、再構成ヒトPM−1 L鎖V領域の更なるバージ
ョンの設計及び作製は行わなかった。再構成ヒトPM−
1 H鎖V領域の種々のバージョンを評価する次の実績
において、再構成ヒトPM−1 L鎖V領域のバージョ
ン「a」を常に用いた。
【0175】再構成ヒトPM−1 H鎖の発現する6種
類のベクターの1つ(RVh−PM1a,RVh−PM
1b,RVh−PM1c,RVh−PM1d,RVh−
PM1e又はRVh−PM1f)及び再構成ヒトPM−
1 L鎖のバージョン「a」を発現するベクター(RV
1−PM1a)によりCOS細胞を同時形質転換するこ
とにより、再構成ヒトPM−1 H鎖V領域の6種類の
バージョンを評価した。細胞を、キメラPM−1 L鎖
及びH鎖を発現する各ベクター(HEF−PMk−gk
及びHEF−PMh−gγ1)によっても同時形質転換
した。未精製のCOS細胞上清を用いた予備データーが
示すところによれば、IL−6Rへの結合についての測
定において、再構成ヒトPM−1 L鎖のバージョン
「a」及び再構成ヒトPM−1 H鎖のバージョン
「f」は、キメラPM−1 L鎖及びH鎖と同等であっ
た。キメラPM−1抗体との比較において、再構成ヒト
PM−1H鎖の他の5種類のバージョン+再構成ヒトP
M−1 L鎖のバージョン「a」は種々の程変で低下し
たIL−6Rへの結合を示した。
類のベクターの1つ(RVh−PM1a,RVh−PM
1b,RVh−PM1c,RVh−PM1d,RVh−
PM1e又はRVh−PM1f)及び再構成ヒトPM−
1 L鎖のバージョン「a」を発現するベクター(RV
1−PM1a)によりCOS細胞を同時形質転換するこ
とにより、再構成ヒトPM−1 H鎖V領域の6種類の
バージョンを評価した。細胞を、キメラPM−1 L鎖
及びH鎖を発現する各ベクター(HEF−PMk−gk
及びHEF−PMh−gγ1)によっても同時形質転換
した。未精製のCOS細胞上清を用いた予備データーが
示すところによれば、IL−6Rへの結合についての測
定において、再構成ヒトPM−1 L鎖のバージョン
「a」及び再構成ヒトPM−1 H鎖のバージョン
「f」は、キメラPM−1 L鎖及びH鎖と同等であっ
た。キメラPM−1抗体との比較において、再構成ヒト
PM−1H鎖の他の5種類のバージョン+再構成ヒトP
M−1 L鎖のバージョン「a」は種々の程変で低下し
たIL−6Rへの結合を示した。
【0176】この予備データーを確認するため、キメラ
PM−1抗体及び再構成ヒトPM−1抗体をCOS細胞
上清から濃縮そしてプロテインAを用いて精製した。す
なわち、COS細胞からの培地を100kdカットオフ
限外濾過装置(Amicon)を用いて濃縮した。濃縮
した培地をプロテインAアガロース(AffiGelP
rotein A MAPSIIキット、BioRad)
を用いて精製した。要約すれば、濃縮された培地を、5
ベッドボリウムの結合緩衝液により平衡化されたプロテ
インAアガロースカラムに適用した。カラムを15ベッ
ドボリウムの結合緩衝液で洗浄し、そして次に5ベッド
ボリウムの溶出緩衝液を適用した。溶出液を濃縮し、そ
してマイクロコンセントレーター(Centricon
10,Amicon)を用いて緩衝液をPBSに変え
た。精製された抗体を更なる分析のために用いた。
PM−1抗体及び再構成ヒトPM−1抗体をCOS細胞
上清から濃縮そしてプロテインAを用いて精製した。す
なわち、COS細胞からの培地を100kdカットオフ
限外濾過装置(Amicon)を用いて濃縮した。濃縮
した培地をプロテインAアガロース(AffiGelP
rotein A MAPSIIキット、BioRad)
を用いて精製した。要約すれば、濃縮された培地を、5
ベッドボリウムの結合緩衝液により平衡化されたプロテ
インAアガロースカラムに適用した。カラムを15ベッ
ドボリウムの結合緩衝液で洗浄し、そして次に5ベッド
ボリウムの溶出緩衝液を適用した。溶出液を濃縮し、そ
してマイクロコンセントレーター(Centricon
10,Amicon)を用いて緩衝液をPBSに変え
た。精製された抗体を更なる分析のために用いた。
【0177】キメラPM−1抗体、及び再構成ヒトL鎖
V領域のバージョン「a」と再構成ヒトH鎖V領域のバ
ージョン「a」,「b」,「c」,「d」,「e」又は
「f」とから成る再構成ヒトPM−1抗体の精製された
サンプルの分析を行った。L鎖の「a」バージョン+H
鎖の「f」バージョンが明らかに最良の再構成ヒトPM
−1抗体であった。このものは、キメラPM−1抗体と
同様にIL−6Rに結合する(図13)。これはまた、
マウス抗体及びキメラ抗体と同様に、ヒトIL−6がI
L−6Rに結合するのを阻害する(図14)。再構成ヒ
トL鎖V領域のバージョン「a」との組合せにおいて、
再構成ヒトH鎖V領域のバージョン「b」及び「e」は
IL−6Rとの良好な結合を示すが、それらの結合にお
いてキメラPM−1抗体と同等ではない。再構成ヒトL
鎖V領域のバージョン「a」との組合せにおいて、バー
ジョン「c」及び「d」はIL−6Rとの中程度の結合
を示し、そして再構成ヒトH鎖V領域のバージョン
「a」はIL−6Rとの貧弱な結合を示す。
V領域のバージョン「a」と再構成ヒトH鎖V領域のバ
ージョン「a」,「b」,「c」,「d」,「e」又は
「f」とから成る再構成ヒトPM−1抗体の精製された
サンプルの分析を行った。L鎖の「a」バージョン+H
鎖の「f」バージョンが明らかに最良の再構成ヒトPM
−1抗体であった。このものは、キメラPM−1抗体と
同様にIL−6Rに結合する(図13)。これはまた、
マウス抗体及びキメラ抗体と同様に、ヒトIL−6がI
L−6Rに結合するのを阻害する(図14)。再構成ヒ
トL鎖V領域のバージョン「a」との組合せにおいて、
再構成ヒトH鎖V領域のバージョン「b」及び「e」は
IL−6Rとの良好な結合を示すが、それらの結合にお
いてキメラPM−1抗体と同等ではない。再構成ヒトL
鎖V領域のバージョン「a」との組合せにおいて、バー
ジョン「c」及び「d」はIL−6Rとの中程度の結合
を示し、そして再構成ヒトH鎖V領域のバージョン
「a」はIL−6Rとの貧弱な結合を示す。
【0178】実施例12.発現レベルを改良するための
再構成ヒトPM−1V領域の修正 再構成ヒトPM−1 L鎖及びH鎖のV領域(配列番
号:54及び55)のリーダー配列をコードするDNA
配列内のイントロンを除去するため、V領域をコードす
るcDNAをPCRプライマーを用いて再クローニング
した。L鎖及びH鎖の発現ベクターRV1−PM1a及
びRVh−PM1fをCOS細胞に同時形質転換した。
48時間後、全RNAを調製し(Chirgwinら、
Biochemistry(1979)18:5294
−5299)、そしてマウス抗体V領域のPCRクーロ
ニングについて記載したようにして一本cDNA合成の
ために5μgの全RNAを用いた。3種類のPCRプラ
イマーを設計し、そして合成した。LEV−P1(配列
番号:60)及びHEV−P1(配列番号:58)はス
プライスドナー配列及びBamHI部位を含有し、そし
てそれぞれL鎖及びH鎖のV領域のための前方プライマ
ーとして使用した。
再構成ヒトPM−1V領域の修正 再構成ヒトPM−1 L鎖及びH鎖のV領域(配列番
号:54及び55)のリーダー配列をコードするDNA
配列内のイントロンを除去するため、V領域をコードす
るcDNAをPCRプライマーを用いて再クローニング
した。L鎖及びH鎖の発現ベクターRV1−PM1a及
びRVh−PM1fをCOS細胞に同時形質転換した。
48時間後、全RNAを調製し(Chirgwinら、
Biochemistry(1979)18:5294
−5299)、そしてマウス抗体V領域のPCRクーロ
ニングについて記載したようにして一本cDNA合成の
ために5μgの全RNAを用いた。3種類のPCRプラ
イマーを設計し、そして合成した。LEV−P1(配列
番号:60)及びHEV−P1(配列番号:58)はス
プライスドナー配列及びBamHI部位を含有し、そし
てそれぞれL鎖及びH鎖のV領域のための前方プライマ
ーとして使用した。
【0179】HEV−P2(配列番号:59)はHin
dIII 部位及びATG開始コドンの前のKozakコン
センサス配列を含有し、そしてL鎖及びH鎖のV領域の
ための後方プライマーとして使用した。100μlずつ
のPCR反応物は20mM Tris−HCl(pH8.
8),10mM KCl,10mM(NH4 )2 SO4 ,2
mMMgSO4 ,0.1%Triton X−100,
0.1μgのBSA,250μM dNTP,2.5u
のVent DNAポリメラーゼ(Bio.Labs,
U.K.)、50%の一本cDNA合成反応物並びに1
00pmoleずつの前方プライマー及び後方プライマ
ーを含有した。各PCRチューブは50μlの鉱油で覆
い、そして94℃にて1.5分間の最初の変性の後、9
4℃にて1分間、50℃にて1分間及び72℃にて1分
間のサイクル反応を30回行い、そして次に72℃にて
10分間インキュベートした。L鎖V領域を含有する4
08bpのPCR生成物及びH鎖V領域を含有する44
4bpのPCR生成物を、2.0%低融点アガロースゲ
ルを用いて精製し、そしてBamHI及びHindIII
により消化し、そしてpUC19ベクターにサブクロー
ニングし、それぞれpUC−RV1−PM1a−3及び
pUC−RVh−PM1f−3を得た。
dIII 部位及びATG開始コドンの前のKozakコン
センサス配列を含有し、そしてL鎖及びH鎖のV領域の
ための後方プライマーとして使用した。100μlずつ
のPCR反応物は20mM Tris−HCl(pH8.
8),10mM KCl,10mM(NH4 )2 SO4 ,2
mMMgSO4 ,0.1%Triton X−100,
0.1μgのBSA,250μM dNTP,2.5u
のVent DNAポリメラーゼ(Bio.Labs,
U.K.)、50%の一本cDNA合成反応物並びに1
00pmoleずつの前方プライマー及び後方プライマ
ーを含有した。各PCRチューブは50μlの鉱油で覆
い、そして94℃にて1.5分間の最初の変性の後、9
4℃にて1分間、50℃にて1分間及び72℃にて1分
間のサイクル反応を30回行い、そして次に72℃にて
10分間インキュベートした。L鎖V領域を含有する4
08bpのPCR生成物及びH鎖V領域を含有する44
4bpのPCR生成物を、2.0%低融点アガロースゲ
ルを用いて精製し、そしてBamHI及びHindIII
により消化し、そしてpUC19ベクターにサブクロー
ニングし、それぞれpUC−RV1−PM1a−3及び
pUC−RVh−PM1f−3を得た。
【0180】再構成ヒトPM−1 L鎖及びH鎖のV領
域のDNA配列は不適切なスプライスドナー部位及びア
クセプター部位を含有することが明らかになった(配列
番号:54及び55を参照のこと)。L鎖V領域内のこ
れらの部位は高頻度には使用されない(mRNAの約1
0%)が、H鎖V領域内のこれらの部位は高頻度で使用
される(mRNAの約90%)。この異常なスプライシ
ングが再構成ヒトPM−1抗体の低レベルの発現をもた
らした。V領域の異常なスプライシングを回避するた
め、スプライス−ドナー部位をPCR法により除去し
た。H鎖V領域について、後方プライマーNEW−SP
1(配列番号:61)及び前方プライマーNEW−SP
2(配列番号62)を合成した。このプライマーはDN
A配列TGGGTG AGAをDNA配列TGG GT
T CGCに変える。PCR反応の条件はcDNAのク
ローニングについて前記した通りであったが、鋳型DN
Aは50ngのpUC−RVh−PM1f−3であり、そ
してプライマーはHEV−P2とNEW−SP2、又は
HEF−P1とNEW−SP1のいずれかであった。
域のDNA配列は不適切なスプライスドナー部位及びア
クセプター部位を含有することが明らかになった(配列
番号:54及び55を参照のこと)。L鎖V領域内のこ
れらの部位は高頻度には使用されない(mRNAの約1
0%)が、H鎖V領域内のこれらの部位は高頻度で使用
される(mRNAの約90%)。この異常なスプライシ
ングが再構成ヒトPM−1抗体の低レベルの発現をもた
らした。V領域の異常なスプライシングを回避するた
め、スプライス−ドナー部位をPCR法により除去し
た。H鎖V領域について、後方プライマーNEW−SP
1(配列番号:61)及び前方プライマーNEW−SP
2(配列番号62)を合成した。このプライマーはDN
A配列TGGGTG AGAをDNA配列TGG GT
T CGCに変える。PCR反応の条件はcDNAのク
ローニングについて前記した通りであったが、鋳型DN
Aは50ngのpUC−RVh−PM1f−3であり、そ
してプライマーはHEV−P2とNEW−SP2、又は
HEF−P1とNEW−SP1のいずれかであった。
【0181】2個のPCR反応からのPCR生成物を2
%低融点アガロースゲルを用いて精製し、そしてPCR
連結反応において使用した。0.5μgの第一PCR生
成物を含有する98μlのPCR反応物及び5ユニット
のVent DNAポリメラーゼを94℃にて2分間、
50℃にて2分間及び72℃にて5分間インキュベート
し、そして次に100pmoleずつのHEV−P1プ
ライマー及びHEV−P2プライマーを加えた。PCR
チューブを30μlの鉱油で覆い、そして94℃にて1
分間、50℃にて1分間及び72℃にて1分間の25サ
イクルのPCRにかけ、そして次に72℃にて10分間
インキュベートした。
%低融点アガロースゲルを用いて精製し、そしてPCR
連結反応において使用した。0.5μgの第一PCR生
成物を含有する98μlのPCR反応物及び5ユニット
のVent DNAポリメラーゼを94℃にて2分間、
50℃にて2分間及び72℃にて5分間インキュベート
し、そして次に100pmoleずつのHEV−P1プ
ライマー及びHEV−P2プライマーを加えた。PCR
チューブを30μlの鉱油で覆い、そして94℃にて1
分間、50℃にて1分間及び72℃にて1分間の25サ
イクルのPCRにかけ、そして次に72℃にて10分間
インキュベートした。
【0182】同様にして、再構成ヒトPM−1 L鎖V
領域中のスプライス−ドナー領域をPCRプライマーR
EI−SP1(配列番号:63)及びREI−SP2
(配列番号:64)を用いて除去した。該プライマーは
DNA配列CAG GTA AGGをDNA配列CAG
GAA AGGに変える。両PCR生成物、すなわち
L鎖V領域についての408bpのDNA断片及びH鎖
V領域についての444bpのDNA断片を2.0%低
融点アガロースゲルを用いて精製し、HindIII 及び
BamHIにより消化し、そして配列決定のためpUC
19にサブクローニングした。RVh−PM1fのHi
ndIII −BamHI断片を、pUC−RVh−PM1
f−4のHindIII −BamHI領域と置き換えるこ
とにより、RVh−PM1f−4を得た。再構成ヒトP
H−1L鎖V領域のイントロンが除去されたバージョン
「a」の配列を配列番号57に示し、再構成ヒトPM−
1H鎖V領域のイントロンが除去されたバージョン
「f」の配列を配列番号56に示す。
領域中のスプライス−ドナー領域をPCRプライマーR
EI−SP1(配列番号:63)及びREI−SP2
(配列番号:64)を用いて除去した。該プライマーは
DNA配列CAG GTA AGGをDNA配列CAG
GAA AGGに変える。両PCR生成物、すなわち
L鎖V領域についての408bpのDNA断片及びH鎖
V領域についての444bpのDNA断片を2.0%低
融点アガロースゲルを用いて精製し、HindIII 及び
BamHIにより消化し、そして配列決定のためpUC
19にサブクローニングした。RVh−PM1fのHi
ndIII −BamHI断片を、pUC−RVh−PM1
f−4のHindIII −BamHI領域と置き換えるこ
とにより、RVh−PM1f−4を得た。再構成ヒトP
H−1L鎖V領域のイントロンが除去されたバージョン
「a」の配列を配列番号57に示し、再構成ヒトPM−
1H鎖V領域のイントロンが除去されたバージョン
「f」の配列を配列番号56に示す。
【0183】
【参考例】本発明において使用される出発ハイブリドー
マは次の様にして作製された。参考例1 .ハイブリドーマ MT18の作製 ヒトIL−6Rに対するモノクローナル抗体を生産する
ハイブリドーマを作製するため、免疫原として、細胞表
面にヒトIL−6Rを発現するマウスT細胞を次の様に
して作製した。すなわち、Y.Hirataら、J.I
mmunol.Vol.143,2900−2906
(1989)に開示されているプラスミドpZipne
o IL−6Rを常法に従ってマウスT細胞系CTLL
−2(ATCC TIB214)にトランスフェクト
し、生ずる形質転換体を常法に従ってG418を用いて
スクリーニングすることにより細胞あたり約30,00
0個のIL−6Rを発現する細胞系を得た。この細胞系
をCTBC3と称する。
マは次の様にして作製された。参考例1 .ハイブリドーマ MT18の作製 ヒトIL−6Rに対するモノクローナル抗体を生産する
ハイブリドーマを作製するため、免疫原として、細胞表
面にヒトIL−6Rを発現するマウスT細胞を次の様に
して作製した。すなわち、Y.Hirataら、J.I
mmunol.Vol.143,2900−2906
(1989)に開示されているプラスミドpZipne
o IL−6Rを常法に従ってマウスT細胞系CTLL
−2(ATCC TIB214)にトランスフェクト
し、生ずる形質転換体を常法に従ってG418を用いて
スクリーニングすることにより細胞あたり約30,00
0個のIL−6Rを発現する細胞系を得た。この細胞系
をCTBC3と称する。
【0184】CTBC3細胞を常法に従ってRPMI1
640中で培養し、そして培養細胞をPBS緩衝液によ
り4回洗浄し、そして1×107 個の細胞をC57BL
/6マウスに腹腔内注射して免疫感作した。この免疫感
作は1週間に1回6週間にわたって行った。この免疫感
作されたマウスから脾臓細胞を得、そして常法に従って
ポリエチレングリコールを用いて骨髄腫P3U1細胞を
融合せしめ、そして融合した細胞を次の様にしてスクリ
ーニングした。IL−6R陰性ヒトT細胞系JURKA
T(ATCC CRL 8163)を、プラスミドpZ
ipneo IL−6Rにより同時トランスフェクト
し、そして形質転換された細胞をスクリーニングして、
細胞当り約100,000個のIL−6Rを発現する細
胞系を得た。この細胞系をNJBC8と命名した。
640中で培養し、そして培養細胞をPBS緩衝液によ
り4回洗浄し、そして1×107 個の細胞をC57BL
/6マウスに腹腔内注射して免疫感作した。この免疫感
作は1週間に1回6週間にわたって行った。この免疫感
作されたマウスから脾臓細胞を得、そして常法に従って
ポリエチレングリコールを用いて骨髄腫P3U1細胞を
融合せしめ、そして融合した細胞を次の様にしてスクリ
ーニングした。IL−6R陰性ヒトT細胞系JURKA
T(ATCC CRL 8163)を、プラスミドpZ
ipneo IL−6Rにより同時トランスフェクト
し、そして形質転換された細胞をスクリーニングして、
細胞当り約100,000個のIL−6Rを発現する細
胞系を得た。この細胞系をNJBC8と命名した。
【0185】NP−40で細胞溶解したNJBC8を認
識するがしかしNP−40で細胞溶解したJURKAT
を認識しない抗体を生産するハイブリドーマ細胞系をク
ローン化しそしてMT18と命名した。ハイブリドーマ
MT18は、工業技術院微生物工業技術研究所にブダペ
スト条約のもとに1990年7月10日に微工研条寄第
2999号(FERM BP−2999)として寄託さ
れた。
識するがしかしNP−40で細胞溶解したJURKAT
を認識しない抗体を生産するハイブリドーマ細胞系をク
ローン化しそしてMT18と命名した。ハイブリドーマ
MT18は、工業技術院微生物工業技術研究所にブダペ
スト条約のもとに1990年7月10日に微工研条寄第
2999号(FERM BP−2999)として寄託さ
れた。
【0186】参考例2.ハイブリドーマPM1の作製 ヒトIL−6Rに対するモノクローナル抗体を生産する
ハイブリドーマを作製するため、抗原として、ヒトIL
−6Rを次の様にして抽出した。3×109 個のヒト骨
髄腫細胞(IL−6R生産細胞)を1mlの1%ジギトニ
ン、10mMトリエタノールアミン緩衝液(pH7.4),
0.15M NaCl及び1mMPMSF(フェニルメチ
ルスルホニルフルオリド;和光純薬)中で溶解した。他
方、参考例1において調製したハイブリドーマMT18
により生産されたMT18抗体を、ブロムシアンで活性
化されたセファロース4B(Pharmacia)に常
法に従って結合させた。
ハイブリドーマを作製するため、抗原として、ヒトIL
−6Rを次の様にして抽出した。3×109 個のヒト骨
髄腫細胞(IL−6R生産細胞)を1mlの1%ジギトニ
ン、10mMトリエタノールアミン緩衝液(pH7.4),
0.15M NaCl及び1mMPMSF(フェニルメチ
ルスルホニルフルオリド;和光純薬)中で溶解した。他
方、参考例1において調製したハイブリドーマMT18
により生産されたMT18抗体を、ブロムシアンで活性
化されたセファロース4B(Pharmacia)に常
法に従って結合させた。
【0187】このMT18抗体結合セファロース4Bを
前記の細胞溶解物を混合することにより、セファロース
4B上のMT18抗体に前記可溶化したIL−6Rを結
合させた。セファロース4Bに非特異的に結合した物質
を洗浄除去し、そしてSepharose4BにMT1
8抗体を介して結合したIL−6Rを免疫原として使用
した。前記の免疫原を用いてBALB/cマウスを1週
間に1回4週間にわたり腹腔内に免疫感作した。次に、
この免疫感作されたマウスから脾臓細胞を得、そして常
法に従ってポリエチレングリコールを用いて骨髄腫細胞
P3U1と融合せしめた。融合した細胞を次のようにし
てスクリーニングした。まず、培養上清及び0.01ml
のProteinGセファロース(Pharmaci
a)を混合して上清中の免疫グロブリンをProtei
nGセファロースに吸着せしめた。
前記の細胞溶解物を混合することにより、セファロース
4B上のMT18抗体に前記可溶化したIL−6Rを結
合させた。セファロース4Bに非特異的に結合した物質
を洗浄除去し、そしてSepharose4BにMT1
8抗体を介して結合したIL−6Rを免疫原として使用
した。前記の免疫原を用いてBALB/cマウスを1週
間に1回4週間にわたり腹腔内に免疫感作した。次に、
この免疫感作されたマウスから脾臓細胞を得、そして常
法に従ってポリエチレングリコールを用いて骨髄腫細胞
P3U1と融合せしめた。融合した細胞を次のようにし
てスクリーニングした。まず、培養上清及び0.01ml
のProteinGセファロース(Pharmaci
a)を混合して上清中の免疫グロブリンをProtei
nGセファロースに吸着せしめた。
【0188】他方、35S−メチオニンにより内部標識さ
れた1011個のU266細胞を溶解し、そしてMT18
結合セファロース4Bを用いてIL−6Rをアフィニテ
ィ精製した。次に、35S−メチオニンで標識されたIL
−6Rを、免疫グロブリンが結合している上記のPro
teinGセファロースにより免疫沈降せしめ、そして
沈澱をSDS−PAGEにより分析した。その結果、I
L−6Rに特異的に結合する抗体を生産する1個のハイ
ブリドーマクローンを単離し、そしてPM1と命名し
た。ハイブリドーマPM1は工業技術院微生物工業技術
研究所にブダペスト条約のもとに1990年7月10日
に、微工研条寄第2998号(FERM BP−299
8)として寄託された。
れた1011個のU266細胞を溶解し、そしてMT18
結合セファロース4Bを用いてIL−6Rをアフィニテ
ィ精製した。次に、35S−メチオニンで標識されたIL
−6Rを、免疫グロブリンが結合している上記のPro
teinGセファロースにより免疫沈降せしめ、そして
沈澱をSDS−PAGEにより分析した。その結果、I
L−6Rに特異的に結合する抗体を生産する1個のハイ
ブリドーマクローンを単離し、そしてPM1と命名し
た。ハイブリドーマPM1は工業技術院微生物工業技術
研究所にブダペスト条約のもとに1990年7月10日
に、微工研条寄第2998号(FERM BP−299
8)として寄託された。
【0189】参考例3.ハイブリドーマAUK12−2
0,AUK64−7及びAUK146−15の作製 免疫原として可溶性IL−6R(SR 344)を、Y
asukawa,K.らの、J.Biochem.10
8,673−676,1990、に記載されている方法
に従って調製した。すなわち、N−末端から345番目
のコドンが終止コドンにより置換されているIL−6R
をコードするcDNAを含有するプラスミドpECEd
hfr344をCHO(5E27)細胞にトランスフェ
クトし、そのトランスフェクトされた細胞を無血清培地
(SF−0培地、三光純薬)中で培養し、そして得られ
る上清をHF−Labl系(東ソー)により濃縮しそし
てBlue−5PWカラム及びPhenyl−5PWカ
ラムにより精製した。精製された可溶性IL−6RはS
DS−PAGEで単一バンドを示した。
0,AUK64−7及びAUK146−15の作製 免疫原として可溶性IL−6R(SR 344)を、Y
asukawa,K.らの、J.Biochem.10
8,673−676,1990、に記載されている方法
に従って調製した。すなわち、N−末端から345番目
のコドンが終止コドンにより置換されているIL−6R
をコードするcDNAを含有するプラスミドpECEd
hfr344をCHO(5E27)細胞にトランスフェ
クトし、そのトランスフェクトされた細胞を無血清培地
(SF−0培地、三光純薬)中で培養し、そして得られ
る上清をHF−Labl系(東ソー)により濃縮しそし
てBlue−5PWカラム及びPhenyl−5PWカ
ラムにより精製した。精製された可溶性IL−6RはS
DS−PAGEで単一バンドを示した。
【0190】雌性BALB/cAnNCrjマウス(日
本クレア)に、1回の免疫原量を10μg/マウスとし
てFreundの完全アジュバント(Bacto Ad
juvant Complete H37Ra,Dif
co)と共に皮下注射し、そしてそれぞれ最初の注射の
2週間及び3週間後に、Freundの不完全アジュバ
ント(Bacto Adjuvant Incompl
ete Freund,Difco)と共に同量の免疫
原を第二回及び第三回追加免疫として皮下注射した。
本クレア)に、1回の免疫原量を10μg/マウスとし
てFreundの完全アジュバント(Bacto Ad
juvant Complete H37Ra,Dif
co)と共に皮下注射し、そしてそれぞれ最初の注射の
2週間及び3週間後に、Freundの不完全アジュバ
ント(Bacto Adjuvant Incompl
ete Freund,Difco)と共に同量の免疫
原を第二回及び第三回追加免疫として皮下注射した。
【0191】最終免疫感作(第四回注射)は第三回注射
の1週間後に、アジュバントを使わないで尾静脈内に行
った。免疫感作されたマウスから血清試料を採取し、希
釈緩衝液により段階的に希釈し、そしてGoldsmi
th,P.K.,Analytical Bioche
misty,117,53−60,1981、に記載さ
れている方法に従ってELISA法により分析した。す
なわち、SR344(0.1μg/ml)によりコートさ
れたプレートを1%BSAによりブロックし、そして前
記の希釈された試料をそれに加えた。SR344に結合
したマウスIgGをヤギの抗−マウスIgG/アルカリ
ホスファターゼ(A/P)(ZYMED)及びアルカリ
ホスファターゼ用基質(Sigma−104)を用いて
測定した。血清中の抗−SR344抗体の増加を確認し
た後、最終免疫感作から3日後に、5匹のBALB/c
マウスから脾臓細胞を得た。脾臓細胞及び骨髄細胞株
(P3U1)を25:1の比率で混合し、PEG150
0を用いて融合し、そして2000個のウエル中で0.
7〜1.1×106 細胞/ウエルの細胞濃度で培養し
た。
の1週間後に、アジュバントを使わないで尾静脈内に行
った。免疫感作されたマウスから血清試料を採取し、希
釈緩衝液により段階的に希釈し、そしてGoldsmi
th,P.K.,Analytical Bioche
misty,117,53−60,1981、に記載さ
れている方法に従ってELISA法により分析した。す
なわち、SR344(0.1μg/ml)によりコートさ
れたプレートを1%BSAによりブロックし、そして前
記の希釈された試料をそれに加えた。SR344に結合
したマウスIgGをヤギの抗−マウスIgG/アルカリ
ホスファターゼ(A/P)(ZYMED)及びアルカリ
ホスファターゼ用基質(Sigma−104)を用いて
測定した。血清中の抗−SR344抗体の増加を確認し
た後、最終免疫感作から3日後に、5匹のBALB/c
マウスから脾臓細胞を得た。脾臓細胞及び骨髄細胞株
(P3U1)を25:1の比率で混合し、PEG150
0を用いて融合し、そして2000個のウエル中で0.
7〜1.1×106 細胞/ウエルの細胞濃度で培養し
た。
【0192】ウエルからの上清を、SR344に結合す
るそれらの能力について(R344認識アッセイと称す
る第一次スクリーニング)、及びSR344とIL−6
Rとの結合を阻害するそれらの能力について(1L−6
/s1L6R結合阻害アッセイ(RBIA)による)ス
クリーニングした。第一次スクリーニングが240個の
陽性ウエルをもたらし、そして第二次スクリーニングが
36個の陽性ウエルをもたらした。上記のSR344認
識アッセイは次の様にして行った。ヤギの抗マウスIg
(Cappel)(1μg/ml)によりコートされたプ
レート(MaxiSorp,Nunc)を1%BSAに
よりブロックし、そして100μl/ウエルのハイブリ
ドーマ培養上清をそれに添加し、次に室温にて1時間イ
ンキュベートした。プレートを洗浄した後、20ng/
mlのSR344をウエルに加え、そして室温にて1時間
インキュベーションを行った。
るそれらの能力について(R344認識アッセイと称す
る第一次スクリーニング)、及びSR344とIL−6
Rとの結合を阻害するそれらの能力について(1L−6
/s1L6R結合阻害アッセイ(RBIA)による)ス
クリーニングした。第一次スクリーニングが240個の
陽性ウエルをもたらし、そして第二次スクリーニングが
36個の陽性ウエルをもたらした。上記のSR344認
識アッセイは次の様にして行った。ヤギの抗マウスIg
(Cappel)(1μg/ml)によりコートされたプ
レート(MaxiSorp,Nunc)を1%BSAに
よりブロックし、そして100μl/ウエルのハイブリ
ドーマ培養上清をそれに添加し、次に室温にて1時間イ
ンキュベートした。プレートを洗浄した後、20ng/
mlのSR344をウエルに加え、そして室温にて1時間
インキュベーションを行った。
【0193】上清に由来する固定化された抗体により捕
捉されたSR344の量を、ラビット抗SR344Ig
G(#2,5μg/ml)、ヤギの抗ラビットIgG−ア
ルカリホスファターゼ(A/P)(1:3000,Ta
go)及び基質(1mg/ml,Sigma−104)の添
加、並びにそれに続く405−600nmでの吸光度の測
定により定量した。前記のRBIAは次の様にして行っ
た。MT18抗体でコートしたプレートを100ng/
mlのSR344(100μl/ウエル)で満たし、そし
て室温にて1時間インキュベーョンを行った。プレート
を洗浄した後、50μl/ウエルのハイブリドーマ培養
上清及び50μl/ウエルのビオチン−IL−6結合体
(20ng/ml)をそれぞれのウエルに同時に加え、そ
してウエルを室温にて1時間インキュベートした。
捉されたSR344の量を、ラビット抗SR344Ig
G(#2,5μg/ml)、ヤギの抗ラビットIgG−ア
ルカリホスファターゼ(A/P)(1:3000,Ta
go)及び基質(1mg/ml,Sigma−104)の添
加、並びにそれに続く405−600nmでの吸光度の測
定により定量した。前記のRBIAは次の様にして行っ
た。MT18抗体でコートしたプレートを100ng/
mlのSR344(100μl/ウエル)で満たし、そし
て室温にて1時間インキュベーョンを行った。プレート
を洗浄した後、50μl/ウエルのハイブリドーマ培養
上清及び50μl/ウエルのビオチン−IL−6結合体
(20ng/ml)をそれぞれのウエルに同時に加え、そ
してウエルを室温にて1時間インキュベートした。
【0194】ストレプトアビジン−A/P(1:700
0,PIERCE)及び対応する基質(Sigma−1
04)を添加し、405−600nmでの吸光度を測定す
ることにより、SR344に結合したビオチン−IL−
6の量を測定した。最後に、限界希釈法を2回反復する
ことにより陽性クローンを純化し、そしてSR344と
IL−6との結合を阻害する3個のハイブリドーマクロ
ーン、すなわちAUK12−20,AUK146−15
及びAUK64−7;並びにSR344とIL−6との
結合を阻害しないハイブリドーマクローンAUK181
−6を得た。
0,PIERCE)及び対応する基質(Sigma−1
04)を添加し、405−600nmでの吸光度を測定す
ることにより、SR344に結合したビオチン−IL−
6の量を測定した。最後に、限界希釈法を2回反復する
ことにより陽性クローンを純化し、そしてSR344と
IL−6との結合を阻害する3個のハイブリドーマクロ
ーン、すなわちAUK12−20,AUK146−15
及びAUK64−7;並びにSR344とIL−6との
結合を阻害しないハイブリドーマクローンAUK181
−6を得た。
【0195】
【発明の効果】本発明はヒトIL−6Rに対する再構成
ヒト抗体を提供し、この抗体においてはヒト抗体のV領
域のCDRがヒトIL−6Rに対するマウスモノクロー
ナル抗体のCDRにより置き換えられている。この再構
成ヒト抗体の大部分がヒト抗体に由来し、そしてマウス
CDRは抗原性が低いから、本発明の再構成ヒト抗体は
ヒトに対する抗原性が低く、そしてそれ故に療法用とし
て期待される。
ヒト抗体を提供し、この抗体においてはヒト抗体のV領
域のCDRがヒトIL−6Rに対するマウスモノクロー
ナル抗体のCDRにより置き換えられている。この再構
成ヒト抗体の大部分がヒト抗体に由来し、そしてマウス
CDRは抗原性が低いから、本発明の再構成ヒト抗体は
ヒトに対する抗原性が低く、そしてそれ故に療法用とし
て期待される。
【0196】
【配列表】配列番号:1 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGAAGTTGC CTGTTAGGCT GTTGGTGCTG 40
【0197】配列番号:2 配列の長さ:39 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGAGWCAG ACACACTCCT GYTATGGGT 39
【0198】配列番号:3 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGAGTGTGC TCACTCAGGT CCTGGSGTTG 40
【0199】配列番号:4 配列の長さ:43 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGAGGRCCC CTGCTCAGWT TYTTGGMWTC TTG 43
【0200】配列番号:5 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGATTTWC AGGTGCAGAT TWTCAGCTTC 40
【0201】配列番号:6 配列の長さ:37 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGAGGTKCY YTGYTSAGYT YCTGRGG 37
【0202】配列番号:7 配列の長さ:41 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGGCWTCA AGATGGAGTC ACAKWYYCWG G 41
【0203】配列番号:8 配列の長さ:41 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGTGGGGAY CTKTTTYCMM TTTTTCAATT G 41
【0204】配列番号:9 配列の長さ:35 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGTRTCCW CASCTCAGTT CCTTG 35
【0205】配列番号:10 配列の長さ:37 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGTATATAT GTTTGTTGTC TATTTCT 37
【0206】配列番号:11 配列の長さ:38 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGAAGCCC CAGCTCAGCT TCTCTTCC 38
【0207】配列番号:12 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 GGATCCCGGG TGGATGGTGG GAAGATG 27
【0208】配列番号:13 配列の長さ:37 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGAAATGCA GCTGGGTCAT STTCTTC 37
【0209】配列番号:14 配列の長さ:36 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGGATGGA GCTRTATCAT SYTCTT 36
【0210】配列番号:15 配列の長さ:37 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGAAGWTGT GGTTAAACTG GGTTTTT 37
【0211】配列番号:16 配列の長さ:35 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGRACTTTG GGYTCAGCTT GRTTT 35
【0212】配列番号:17 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGACTCCA GGCTCAATTT AGTTTTCCTT 40
【0213】配列番号:18 配列の長さ:37 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGCTGTCY TRGSGCTRCT CTTCTGC 37
【0214】配列番号:19 配列の長さ:36 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGRATGGA GCKGGRTCTT TMTCTT 36
【0215】配列番号:20 配列の長さ:33 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGAGAGTGC TGATTCTTTT GTG 33
【0216】配列番号:21 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGMTTGGG TGTGGAMCTT GCTATTCCTG 40
【0217】配列番号:22 配列の長さ:37 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGGCAGAC TTACATTCTC ATTCCTG 37
【0218】配列番号:23 配列の長さ:28 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 GGATCCCGGG CCAGTGGATA GACAGATG 28
【0219】配列番号:24 配列の長さ:393 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 起源 生物名:マウス 直接の起源 クローン:p12-k2 特徴: 1..60 sig peptide 61..393 mat peptide
【0220】 配列 ATG GAG TCA GAC ACA CTC CTG CTA TGG GTA CTG CTG CTC TGG GTT CCA 48 Met Glu Ser Asp Thr Leu Leu Leu Trp Val Leu Leu Leu Trp Val Pro -20 -15 -10 -5 GGT TCC ACT GGT GAC ATT GTG CTG ACA CAG TCT CCT GCT TCC TTA GGT 96 Gly Ser Thr Gly Asp Ile Val Leu Thr Gln Ser Pro Ala Ser Leu Gly 1 5 10 GTA TCT CTG GGG CAG AGG GCC ACC ATC TCA TGC AGG GCC AGC AAA AGT 144 Val Ser Leu Gly Gln Arg Ala Thr Ile Ser Cys Arg Ala Ser Lys Ser 15 20 25 GTC AGT ACA TCT GGC TAT AGT TAT ATG CAC TGG TAC CAA CAG AAA CCA 192 Val Ser Thr Ser Gly Tyr Ser Tyr Met His Trp Tyr Gln Gln Lys Pro 30 35 40 GGA CAG ACA CCC AAA CTC CTC ATC TAT CTT GCA TCC AAC CTA GAA TCT 240 Gly Gln Thr Pro Lys Leu Leu Ile Tyr Leu Ala Ser Asn Leu Glu Ser 45 50 55 60 GGG GTC CCT GCC AGG TTC AGT GGC AGT GGG TCT GGG ACA GAC TTC ACC 288 Gly Val Pro Ala Arg Phe Ser Gly Ser Gly Ser Gly Thr Asp Phe Thr 65 70 75 CTC AAC ATC CAT CCT GTG GAG GAG GAG GAT GCT GCA ACC TAT TAC TGT 336 Leu Asn Ile His Pro Val Glu Glu Glu Asp Ala Ala Thr Tyr Tyr Cys 80 85 90 CAG CAC AGT AGG GAG AAT CCG TAC ACG TTC GGA GGG GGG ACC AAG CTG 384 Gln His Ser Arg Glu Asn Pro Tyr Thr Phe Gly Gly Gly Thr Lys Leu 95 100 105 GAA ATA AAA 393 Glu Ile Lys 110
【0221】配列番号:25 配列の長さ:405 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 起源 生物名:マウス 直接の起源 クローン:p12-h2 特徴: 1..57 sig peptide 58..405 mat peptide
【0222】 配列 ATG GGA TGG AGC GGG ATC TTT CTC TTC CTT CTG TCA GGA ACT GCA GGT 48 Met Gly Trp Ser Gly Ile Phe Leu Phe Leu Leu Ser Gly Thr Ala Gly -15 -10 -5 GTC CAC TCT GAG ATC CAG CTG CAG CAG TCT GGA CCT GAG CTG ATG AAG 96 Val His Ser Glu Ile Gln Leu Gln Gln Ser Gly Pro Glu Leu Met Lys -1 5 10 CCT GGG GCT TCA GTG AAG ATA TCC TGC AAG GCT TCT GGT TAC TCA TTC 144 Pro Gly Ala Ser Val Lys Ile Ser Cys Lys Ala Ser Gly Tyr Ser Phe 15 20 25 ACT AGC TAT TAC ATA CAC TGG GTG AAG CAG AGC CAT GGA AAG AGC CTT 192 Thr Ser Tyr Tyr Ile His Trp Val Lys Gln Ser His Gly Lys Ser Leu 30 35 40 45 GAG TGG ATT GGA TAT ATT GAT CCT TTC AAT GGT GGT ACT AGC TAC AAC 240 Glu Trp Ile Gly Tyr Ile Asp Pro Phe Asn Gly Gly Thr Ser Tyr Asn 50 55 60 CAG AAA TTC AAG GGC AAG GCC ACA TTG ACT GTT GAC AAA TCT TCC AGC 288 Gln Lys Phe Lys Gly Lys Ala Thr Leu Thr Val Asp Lys Ser Ser Ser 65 70 75 ACA GCC TAC ATG CAT CTC AGC AGC CTG ACA TCT GAG GAC TCT GCA GTC 336 Thr Ala Tyr Met His Leu Ser Ser Leu Thr Ser Glu Asp Ser Ala Val 80 85 90 TAT TAC TGT GCA AGG GGG GGT AAC CGC TTT GCT TAC TGG GGC CAA GGG 384 Tyr Tyr Cys Ala Arg Gly Gly Asn Arg Phe Ala Tyr Trp Gly Gln Gly 95 100 105 ACT CTG GTC ACT GTC TCT GCA 405 Thr Leu Val Thr Val Ser Ala 110 115
【0223】配列番号:26 配列の長さ:381 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 起源 生物名:マウス 直接の起源 クローン:pPM-k3 特徴: 1..60 sig peptide 61..381 mat peptide
【0224】 配列 ATG GTG TCC TCA GCT CAG TTC CTT GGT CTC CTG TTG CTC TGT TTT CAA 48 Met Val Ser Ser Ala Gln Phe Leu Gly Leu Leu Leu Leu Cys Phe Gln -20 -15 -10 -5 GGT ACC AGA TGT GAT ATC CAG ATG ACA CAG ACT ACA TCC TCC CTG TCT 96 Gly Thr Arg Cys Asp Ile Gln Met Thr Gln Thr Thr Ser Ser Leu Ser 1 5 10 GCC TCT CTG GGA GAC AGA GTC ACC ATC AGT TGC AGG GCA AGT CAG GAC 144 Ala Ser Leu Gly Asp Arg Val Thr Ile Ser Cys Arg Ala Ser Gln Asp 15 20 25 ATT AGC AGT TAT TTA AAC TGG TAT CAG CAG AAA CCA GAT GGA ACT ATT 192 Ile Ser Ser Tyr Leu Asn Trp Tyr Gln Gln Lys Pro Asp Gly Thr Ile 30 35 40 AAA CTC CTG ATC TAC TAC ACA TCA AGA TTA CAC TCA GGA GTC CCA TCA 240 Lys Leu Leu Ile Tyr Tyr Thr Ser Arg Leu His Ser Gly Val Pro Ser 45 50 55 60 AGG TTC AGT GGC AGT GGG TCT GGA ACA GAT TAT TCT CTC ACC ATT AAC 288 Arg Phe Ser Gly Ser Gly Ser Gly Thr Asp Tyr Ser Leu Thr Ile Asn 65 70 75 AAC CTG GAG CAA GAA GAC ATT GCC ACT TAC TTT TGC CAA CAG GGT AAC 336 Asn Leu Glu Gln Glu Asp Ile Ala Thr Tyr Phe Cys Gln Gln Gly Asn 80 85 90 ACG CTT CCG TAC ACG TTC GGA GGG GGG ACC AAG CTG GAA ATA AAT 381 Thr Leu Pro Tyr Thr Phe Gly Gly Gly Thr Lys Leu Glu Ile Asn 95 100 105
【0225】配列番号:27 配列の長さ:411 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖鎖 鎖の数:二本鎖 配列の種類:cDNA 起源 生物名:マウス 直接の起源 クローン:pPM-h1 特徴: 1..54 sig peptide 55..411 mat peptide
【0226】 配列 ATG AGA GTG CTG ATT CTT TTG TGG CTG TTC ACA GCC TTT CCT GGT ATC 48 Met Arg Val Leu Ile Leu Leu Trp Leu Phe Thr Ala Phe Pro Gly Ile -15 -10 -5 CTG TCT GAT GTG CAG CTT CAG GAG TCG GGA CCT GTC CTG GTG AAG CCT 96 Leu Ser Asp Val Gln Leu Gln Glu Ser Gly Pro Val Leu Val Lys Pro -1 5 10 TCT CAG TCT CTG TCC CTC ACC TGC ACT GTC ACT GGC TAC TCA ATC ACC 144 Ser Gln Ser Leu Ser Leu Thr Cys Thr Val Thr Gly Tyr Ser Ile Thr 15 20 25 30 AGT GAT CAT GCC TGG AGC TGG ATC CGG CAG TTT CCA GGA AAC AAA CTG 192 Ser Asp His Ala Trp Ser Trp Ile Arg Gln Phe Pro Gly Asn Lys Leu 35 40 45 GAG TGG ATG GGC TAC ATA AGT TAC AGT GGT ATC ACT ACC TAC AAC CCA 240 Glu Trp Met Gly Tyr Ile Ser Tyr Ser Gly Ile Thr Thr Tyr Asn Pro 50 55 60 TCT CTC AAA AGT CGA ATC TCT ATC ACT CGA GAC ACA TCC AAG AAC CAG 288 Ser Leu Lys Ser Arg Ile Ser Ile Thr Arg Asp Thr Ser Lys Asn Gln 65 70 75 TTC TTC CTA CAG TTG AAT TCT GTG ACT ACT GGG GAC ACG TCC ACA TAT 336 Phe Phe Leu Gln Leu Asn Ser Val Thr Thr Gly Asp Thr Ser Thr Tyr 80 85 90 TAC TGT GCA AGA TCC CTA GCT CGG ACT ACG GCT ATG GAC TAC TGG GGT 384 Tyr Cys Ala Arg Ser Leu Ala Arg Thr Thr Ala Met Asp Tyr Trp Gly 95 100 105 110 CAA GGA ACC TCA GTC ACC GTC TCC TCA 411 Gln Gly Thr Ser Val Thr Val Ser Ser 115
【0227】配列番号:28 配列の長さ:393 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 起源 生物名:マウス 直接の起源 クローン:p64-k4 特徴: 1..60 sig peptide 61..393 mat peptide
【0228】 配列 ATG GAG TCA GAC ACA CTC CTG CTA TGG GTG CTG CTG CTC TGG GTT CCA 48 Met Glu Ser Asp Thr Leu Leu Leu Trp Val Leu Leu Leu Trp Val Pro -20 -15 -10 -5 GGT TCC ACA GGT GAC ATT GTG TTG ATC CAA TCT CCA GCT TCT TTG GCT 96 Gly Ser Thr Gly Asp Ile Val Leu Ile Gln Ser Pro Ala Ser Leu Ala -1 5 10 GTG TCT CTA GGG CAG AGG GCC ACC ATA TCC TGC AGA GCC AGT GAA AGT 144 Val Ser Leu Gly Gln Arg Ala Thr Ile Ser Cys Arg Ala Ser Glu Ser 15 20 25 GTT GAT AGT TAT GGC AAT AGT TTT ATG CAC TGG TAC CAG CAG AAA CCA 192 Val Asp Ser Tyr Gly Asn Ser Phe Met His Trp Tyr Gln Gln Lys Pro 30 35 40 GGA CAG CCA CCC AAA CTC CTC ATC TAT CGT GCA TCC AAC CTA GAA TCT 240 Gly Gln Pro Pro Lys Leu Leu Ile Tyr Arg Ala Ser Asn Leu Glu Ser 45 50 55 60 GGG ATC CCT GCC AGG TTC AGT GGC AGT GGG TCT AGG ACA GAC TTC ACC 288 Gly Ile Pro Ala Arg Phe Ser Gly Ser Gly Ser Arg Thr Asp Phe Thr 65 70 75 CTC ACC ATT AAT CCT GTG GAG GCT GAT GAT GTT GCA ACC TAT TAC TGT 336 Leu Thr Ile Asn Pro Val Glu Ala Asp Asp Val Ala Thr Tyr Tyr Cys 80 85 90 CAG CAA AGT AAT GAG GAT CCT CCC ACG TTC GGT GCT GGG ACC AAG CTG 384 Gln Gln Ser Asn Glu Asp Pro Pro Thr Phe Gly Ala Gly Thr Lys Leu 95 100 105 GAG CTG AAA 393 Glu Leu Lys 110
【0229】配列の番号:29 配列の長さ:417 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 起源 生物名:マウス 直接の起源 クローン:p64-h2 特徴: 1..57 sig peptide 58..417 mat peptide
【0230】 配列 ATG GGA TGG AGC GGG GTC TTT ATC TTC CTC CTG TCA GTA ACT GCA GGT 48 Met Gly Trp Ser Gly Val Phe Ile Phe Leu Leu Ser Val Thr Ala Gly -15 -10 -5 GTC CAC TCC CAG GTT CAA TTG CAG CAG TCT GGA GCT GAG TTG ATG AAG 96 Val His Ser Gln Val Gln Leu Gln Gln Ser Gly Ala Glu Leu Met Lys -1 5 10 CCT GGG GCC TCA GTG AAG ATC TCC TGC AAG GCT ACT GGC TAC ACA TTC 144 Pro Gly Ala Ser Val Lys Ile Ser Cys Lys Ala Thr Gly Tyr Thr Phe 15 20 25 AGT AGT TAT TGG ATA GTG TGG ATA AAG CAG AGG CCT GGA CAT GGC CTT 192 Ser Ser Tyr Trp Ile Val Trp Ile Lys Gln Arg Pro Gly His Gly Leu 30 35 40 45 GAG TGG ATT GGA GAG ATT TTA CCT GGA ACC GGT AGT ACT AAC TAC AAT 240 Glu Trp Ile Gly Glu Ile Leu Pro Gly Thr Gly Ser Thr Asn Tyr Asn 50 55 60 GAG AAA TTC AAG GGC AAG GCC ACA TTC ACT GCA GAT ACA TCT TCC AAC 288 Glu Lys Phe Lys Gly Lys Ala Thr Phe Thr Ala Asp Thr Ser Ser Asn 65 70 75 ACA GCC TAC ATG CAA CTC AGC AGC CTG ACA TCT GAG GAC TCT GCC GTC 336 Thr Ala Tyr Met Gln Leu Ser Ser Leu Thr Ser Glu Asp Ser Ala Val 80 85 90 TAT TAC TGT GCA AGT CTA GAC AGC TCG GGC TAC TAT GCT ATG GAC TAT 384 Tyr Tyr Cys Ala Ser Leu Asp Ser Ser Gly Tyr Tyr Ala Met Asp Tyr 95 100 105 TGG GGT CAA GGA ACC TCA GTC ACC GTC TCC TCA 417 Trp Gly Gln Gly Thr Ser Val Thr Val Ser Ser 110 115 120
【0231】配列の番号:30 配列の長さ:381 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 起源 生物名:マウス 直接の起源 クローン:p146-k3 特徴: 1..60 sig peptide 61..381 mat peptide
【0232】 配列 ATG GTG TCC ACA CCT CAG TTC CTT GGT CTC CTG TTG ATC TGT TTT CAA 48 Met Val Ser Thr Pro Gln Phe Leu Gly Leu Leu Leu Ile Cys Phe Gln -20 -15 -10 -5 GGT ACC AGA TGT GAT ATC CAG ATG ACA CAG ACT ACA TCC TCC CTG TCT 96 Gly Thr Arg Cys Asp Ile Gln Met Thr Gln Thr Thr Ser Ser Leu Ser -1 5 10 GCC TCT CTG GGA GAC AGA GTC ACC ATC AGT TGC AGG GCA AGT CAG GAC 144 Ala Ser Leu Gly Asp Arg Val Thr Ile Ser Cys Arg Ala Ser Gln Asp 15 20 25 ATT AGT AAT TAT TTA AAC TGG TAT CAA CAG AAA CCA GAT GGA ACT GTT 192 Ile Ser Asn Tyr Leu Asn Trp Tyr Gln Gln Lys Pro Asp Gly Thr Val 30 35 40 AAA CTC CTG ATC TAC TAT ACA TCA AGA TTA CAC TCA GGA GTC CCA TCA 240 Lys Leu Leu Ile Tyr Tyr Thr Ser Arg Leu His Ser Gly Val Pro Ser 45 50 55 60 AGG TTC AGT GGC AGT GGG TCT GGA ACA GAT TAT TCT CTC ACC ATT AGC 288 Arg Phe Ser Gly Ser Gly Ser Gly Thr Asp Tyr Ser Leu Thr Ile Ser 65 70 75 AAC CTG GAG CAA GAA GAT ATT GCC AGT TAC TTT TGC CAA CAG GGT TAT 336 Asn Leu Glu Gln Glu Asp Ile Ala Ser Tyr Phe Cys Gln Gln Gly Tyr 80 85 90 ACG CCT CCG TGG ACG TTC GGT GGA GGC ACC AAG TTG GAA ATC AAA 381 Thr Pro Pro Trp Thr Phe Gly Gly Gly Thr Lys Leu Glu Ile Lys 95 100 105
【0233】配列番号:31 配列の長さ:402 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 起源 生物名:マウス 直接の起源 クローン:p146-h1 特徴: 1..51 sig peptide 52..402 mat peptide
【0234】 配列 ATG GAG CTG GAT CTT TAT CTT ATT CTG TCA GTA ACT TCA GGT GTC TAC 48 Met Glu Leu Asp Leu Tyr Leu Ile Leu Ser Val Thr Ser Gly Val Tyr -15 -10 -5 TCA CAG GTT CAG CTC CAG CAG TCT GGG GCT GAG CTG GCA AGA CCT GGG 96 Ser Gln Val Gln Leu Gln Gln Ser Gly Ala Glu Leu Ala Arg Pro Gly -1 5 10 15 GCT TCA GTG AAG TTG TCC TGC AAG GCT TCT GGC TAC ACC TTT ACT AAC 144 Ala Ser Val Lys Leu Ser Cys Lys Ala Ser Gly Tyr Thr Phe Thr Asn 20 25 30 TAC TGG GTG CAG TGG GTA AAA CAG AGG CCT GGA CAG GGT CTG GAA TGG 192 Tyr Trp Val Gln Trp Val Lys Gln Arg Pro Gly Gln Gly Leu Glu Trp 35 40 45 ATT GGG TCT ATT TAT CCT GGA GAT GGT GAT ACT AGG AAC ACT CAG AAG 240 Ile Gly Ser Ile Tyr Pro Gly Asp Gly Asp Thr Arg Asn Thr Gln Lys 50 55 60 TTC AAG GGC AAG GCC ACA TTG ACT GCA GAT AAA TCC TCC ATC ACA GCC 288 Phe Lys Gly Lys Ala Thr Leu Thr Ala Asp Lys Ser Ser Ile Thr Ala 65 70 75 TAC ATG CAA CTC ACC AGC TTG GCA TCT GAG GAC TCT GCG GTC TAT TAC 336 Tyr Met Gln Leu Thr Ser Leu Ala Ser Glu Asp Ser Ala Val Tyr Tyr 80 85 90 95 TGT GCA AGA TCG ACT GGT AAC CAC TTT GAC TAC TGG GGC CAA GGC ACC 384 Cys Ala Arg Ser Thr Gly Asn His Phe Asp Tyr Trp Gly Gln Gly Thr 100 105 110 ACT CTC ACA GTC TCC TCA 402 Thr Leu Thr Val Ser Ser 115
【0235】配列番号:32 配列の長さ:35 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACAAAGCTTC CACCATGGAG TCAGACACAC TCCTG 35
【0236】配列番号:33 配列の長さ:36 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 GGCTAAGCTT CCACCATGGG ATGGAGCGGG ATCTTT 36
【0237】配列番号:34 配列の長さ:35 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 CTTGGATCCA CTCACGTTTT ATTTCCAGCT TGGTC 35
【0238】配列番号:35 配列の長さ:36 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 GTTGGATCCA CTCACCTGCA GAGACAGTTA CCAGAG 36
【0239】配列番号:36 配列の長さ:35 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 CTTGGATCCA CTCACGATTT ATTTCCAGCT TGGTC 35
【0240】配列番号:37 配列の長さ:35 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 CTTGGATCCA CTCACGTTTT ATTTCCAGCT TGGTC 35
【0241】配列番号:38 配列の長さ:36 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACAAAGCTTC CACCATGGTG TCCTCAGCTC AGTTCC 36
【0242】配列番号:39 配列の長さ:39 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 TGTTAGATCT ACTCACCTGA GGAGACAGTG ACTGAGGTT 39
【0243】配列番号:40 配列の長さ:36 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 GTCTAAGCTT CCACCATGAG AGTGCTGATT CTTTTG 36
【0244】配列番号:41 配列の長さ:17 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 TACGCAAACC GCCTCTC 17
【0245】配列番号:42 配列の長さ:18 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 GAGTGCACCA TATGCGGT 18
【0246】配列番号:43 配列の長さ:55 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACCGTGTCTG GCTACACCTT CACCAGCGAT CATGCCTGGA GCTGGGTGAG ACAGC 55
【0247】配列番号:44 配列の長さ:63 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 TGAGTGGATT GGATACATTA GTTATAGTGG AATCACAACC TATAATCCAT CTCTCAAATC CAG 63
【0248】配列番号:45 配列の長さ:54 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 TATTATTGTG CAAGATCCCT AGCTCGGACT ACGGCTATGG ACTACTGGGG TCAA 54
【0249】配列番号:46 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 GTGACAATGC TGAGAGACAC CAGCAAG 27
【0250】配列番号:47 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 GGTGTCCACT CCGATGTCCA ACTG 24
【0251】配列番号:48 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 GGTCTTGAGT GGATGGGATA CATTAGT 27
【0252】配列番号:49 配列の長さ:29 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 GTGTCTGGCT ACTCAATTAC CAGCATCAT 29
【0253】配列番号:50 配列の長さ:48 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 TGTAGAGCCA GCCAGGACAT CAGCAGTTAC CTGAACTGGT ACCAGCAG 48
【0254】配列番号:51 配列の長さ:42 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ATCTACTACA CCTCCAGACT GCACTCTGGT GTGCCAAGCA GA 42
【0255】配列番号:52 配列の長さ:50 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACCTACTACT GCCAACAGGG TAACACGCTT CCATACACGT TCGGCCAAGG 50
【0256】配列番号:53 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 AGCGGTACCG ACTACACCTT CACCATC 27
【0257】配列番号:54 配列の長さ:706 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成 起源 生物名:マウス及びヒト 直接の起源 クローン:pUC-RVh-PMlf
【0258】特徴:ヒトIL−6Rに対する再構成ヒト化PM
-1抗体のH鎖V領域バージョン(f)及びそれをコードす
る遺伝子 アミノ酸 -19−-1:leader アミノ酸 1−30:FR1 アミノ酸 31−36:CDR1 アミノ酸 37−50:FR2 アミノ酸 51−66:CDR2 アミノ酸 67−98:FR3 アミノ酸 99−108:CDR3 アミノ酸 109−119:FR4 ヌクレオチド 1−6 Hind III 部位 ヌクレオチド 54−135 intron ヌクレオチド 258−348 intron/aberrant splicing ヌクレオチド 505−706 intron ヌクレオチド 701−706 Bam HI 部位
-1抗体のH鎖V領域バージョン(f)及びそれをコードす
る遺伝子 アミノ酸 -19−-1:leader アミノ酸 1−30:FR1 アミノ酸 31−36:CDR1 アミノ酸 37−50:FR2 アミノ酸 51−66:CDR2 アミノ酸 67−98:FR3 アミノ酸 99−108:CDR3 アミノ酸 109−119:FR4 ヌクレオチド 1−6 Hind III 部位 ヌクレオチド 54−135 intron ヌクレオチド 258−348 intron/aberrant splicing ヌクレオチド 505−706 intron ヌクレオチド 701−706 Bam HI 部位
【0259】 配列 AAGCTTC ATG GGA TGG AGC TGT ATC ATC CTC TTC TTG GTA GCA ACA GCT 49 Met Gly Trp Ser Cys Ile Ile Leu Phe Leu Val Ala Thr Ala -15 -10 ACA G GTAAGGGGCT CACAGTAGCA GGCTTGAGGT CTGGACATAT ATATGGGTGA 103 Thr -5 CAATGACATC CACTTTGCCT TTCTCTCCAC AG GT GTC CAC TCC CAG GTC CAA 155 Gly Val His Ser Gln Val Gln 1 CTG CAG GAG AGC GGT CCA GGT CTT GTG AGA CCT AGC CAG ACC CTG AGC 203 Leu Gln Glu Ser Gly Pro Gly Leu Val Arg Pro Ser Gln Thr Leu Ser 5 10 15 CTG ACC TGC ACC GTG TCT GGC TAC TCA ATT ACC AGC GAT CAT GCC TGG 251 Leu Thr Cys Thr Val Ser Gly Tyr Ser Ile Thr Ser Asp His Ala Trp 20 25 30 35 AGC TGG GTG AGA CAG CCA CCT GGA CGA GGT CTT GAG TGG ATT GGA TAC 299 Ser Trp Val Arg Gln Pro Pro Gly Arg Gly Leu Glu Trp Ile Gly Tyr 40 45 50 ATT AGT TAT AGT GGA ATC ACA ACC TAT AAT CCA TCT CTC AAA TCC AGA 347 Ile Ser Tyr Ser Gly Ile Thr Thr Tyr Asn Pro Ser Leu Lys Ser Arg 55 60 65 GTG ACA ATG CTG AGA GAC ACC AGC AAG AAC CAG TTC AGC CTG AGA CTC 395 Val Thr Met Leu Arg Asp Thr Ser Lys Asn Gln Phe Ser Leu Arg Leu 70 75 80 AGC AGC GTG ACA GCC GCC GAC ACC GCG GTT TAT TAT TGT GCA AGA TCC 443 Ser Ser Val Thr Ala Ala Asp Thr Ala Val Tyr Tyr Cys Ala Arg Ser 85 90 95 CTA GCT CGG ACT ACG GCT ATG GAC TAC TGG GGT CAA GGC AGC CTC GTC 491 Leu Ala Arg Thr Thr Ala Met Asp Tyr Trp Gly Gln Gly Ser Leu Val 100 105 110 115 ACA GTC TCC TCA G GTGAGTCCTT ACAACCTCTC TCTTCTATTC AGCTTAAATA 544 Thr Val Ser Ser GATTTTACTG CATTTGTTGG GGGGGAAATG TGTGTATCTG AATTTCAGGT CATGAAGGAC 604 TAGGGACACC TTGGGAGTCA GAAAGGGTCA TTGGGAGCCC GGGCTGATGC AGACAGACAT 664 CCTCAGCTCC CAGACTTCAT GGCCAGAGAT TTATAGGGAT CC 706
【0260】配列番号:55 配列の長さ:506 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成 起源 生物名:マウス及びヒト 直接の起源 クローン:pUC-RVl-PMla
【0261】特徴:ヒトIL−6Rに対する再構成ヒト化PM
-1抗体のL鎖V領域バージョン(a)及びそれをコードす
る遺伝子 アミノ酸 -19−-1:leader アミノ酸 1−23:FR1 アミノ酸 24−34:CDR1 アミノ酸 35−49:FR2 アミノ酸 50−56:CDR2 アミノ酸 57−88:FR3 アミノ酸 89−97:CDR3 アミノ酸 98−117:FR4 ヌクレオチド 1−6 : Hind III 部位 ヌクレオチド 54−135: intron ヌクレオチド 268−376: intron/aberrant splicing ヌクレオチド 469−506: intron ヌクレオチド 501−506: Bam HI 部位
-1抗体のL鎖V領域バージョン(a)及びそれをコードす
る遺伝子 アミノ酸 -19−-1:leader アミノ酸 1−23:FR1 アミノ酸 24−34:CDR1 アミノ酸 35−49:FR2 アミノ酸 50−56:CDR2 アミノ酸 57−88:FR3 アミノ酸 89−97:CDR3 アミノ酸 98−117:FR4 ヌクレオチド 1−6 : Hind III 部位 ヌクレオチド 54−135: intron ヌクレオチド 268−376: intron/aberrant splicing ヌクレオチド 469−506: intron ヌクレオチド 501−506: Bam HI 部位
【0262】 配列 AAGCTTC ATG GGA TGG AGC TGT ATC ATC CTC TTC TTG GTA GCA ACA GCT 49 Met Gly Trp Ser Cys Ile Ile Leu Phe Leu Val Ala Thr Ala -15 -10 ACA G GTAAGGGGCT CACAGTAGCA GGCTTGAGGT CTGGACATAT ATATGGGTGA 103 Thr -5 CAATGACATC CACTTTGCCT TTCTCTCCAC AG GT GTC CAC TCC GAC ATC CAG 155 Gly Val His Ser Asp Ile Gln 1 ATG ACC CAG AGC CCA AGC AGC CTG AGC GCC AGC GTG GGT GAC AGA GTG 203 Met Thr Gln Ser Pro Ser Ser Leu Ser Ala Ser Val Gly Asp Arg Val 5 10 15 ACC ATC ACC TGT AGA GCC AGC CAG GAC ATC AGC AGT TAC CTG AAT TGG 251 Thr Ile Thr Cys Arg Ala Ser Gln Asp Ile Ser Ser Tyr Leu Asn Trp 20 25 30 35 TAC CAG CAG AAG CCA GGT AAG GCT CCA AAG CTG CTG ATC TAC TAC ACC 299 Tyr Gln Gln Lys Pro Gly Lys Ala Pro Lys Leu Leu Ile Tyr Tyr Thr 40 45 50 TCC AGA CTG CAC TCT GGT GTG CCA AGC AGA TTC AGC GGT AGC GGT AGC 347 Ser Arg Leu His Ser Gly Val Pro Ser Arg Phe Ser Gly Ser Gly Ser 55 60 65 GGT ACC GAC TTC ACC TTC ACC ATC AGC AGC CTC CAG CCA GAG GAC ATC 395 Gly Thr Asp Phe Thr Phe Thr Ile Ser Ser Leu Gln Pro Glu Asp Ile 70 75 80 GCT ACC TAC TAC TGC CAA CAG GGT AAC ACG CTT CCA TAC ACG TTC GGC 443 Ala Thr Tyr Tyr Cys Gln Gln Gly Asn Thr Leu Pro Tyr Thr Phe Gly 85 90 95 CAA GGG ACC AAG GTG GAA ATC AAA C GTGAGTAGAA TTTAAACTTT 488 Gln Gly Thr Lys Val Glu Ile Lys 100 105 GCTTCCTCAG TTGGATCC 506
【0263】配列番号:56 配列の長さ:438 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成 起源 生物名:マウス及びヒト 直接の起源 クローン:pUC-RVh-PMlf-4
【0264】特徴:ヒトIL−6Rに対する再構成ヒト化PM
-1抗体のH鎖V領域バージョン(f)及びそれをコードす
る遺伝子であって、intronが除去されたもの。 アミノ酸 -19−-1:leader アミノ酸 1−30:FR1 アミノ酸 31−36:CDR1 アミノ酸 37−50:FR2 アミノ酸 51−66:CDR2 アミノ酸 67−98:FR3 アミノ酸 99−108:CDR3 アミノ酸 109−119:FR4 ヌクレオチド 1−6 : Hind III 部位 ヌクレオチド 432−438: Bam HI 部位
-1抗体のH鎖V領域バージョン(f)及びそれをコードす
る遺伝子であって、intronが除去されたもの。 アミノ酸 -19−-1:leader アミノ酸 1−30:FR1 アミノ酸 31−36:CDR1 アミノ酸 37−50:FR2 アミノ酸 51−66:CDR2 アミノ酸 67−98:FR3 アミノ酸 99−108:CDR3 アミノ酸 109−119:FR4 ヌクレオチド 1−6 : Hind III 部位 ヌクレオチド 432−438: Bam HI 部位
【0265】 配列 AAGCTTCCAC C ATG GGA TGG AGC TGT ATC ATC CTC TTC TTG GTA GCA ACA 50 Met Gly Trp Ser Cys Ile Ile Leu Phe Leu Val Ala Thr -15 -10 GCT ACA GGT GTC CAC TCC CAG GTC CAA CTG CAG GAG AGC GGT CCA GGT 98 Ala Thr Gly Val His Ser Gln Val Gln Leu Gln Glu Ser Gly Pro Gly -5 1 5 10 CTT GTG AGA CCT AGC CAG ACC CTG AGC CTG ACC TGC ACC GTG TCT GGC 146 Leu Val Arg Pro Ser Gln Thr Leu Ser Leu Thr Cys Thr Val Ser Gly 15 20 25 TAC TCA ATT ACC AGC GAT CAT GCC TGG AGC TGG GTT CGC CAG CCA CCT 194 Tyr Ser Ile Thr Ser Asp His Ala Trp Ser Trp Val Arg Gln Pro Pro 30 35 40 GGA CGA GGT CTT GAG TGG ATT GGA TAC ATT AGT TAT AGT GGA ATC ACA 242 Gly Arg Gly Leu Glu Trp Ile Gly Tyr Ile Ser Tyr Ser Gly Ile Thr 45 50 55 ACC TAT AAT CCA TCT CTC AAA TCC AGA GTG ACA ATG CTG AGA GAC ACC 290 Thr Tyr Asn Pro Ser Leu Lys Ser Arg Val Thr Met Leu Arg Asp Thr 60 65 70 AGC AAG AAC CAG TTC AGC CTG AGA CTC AGC AGC GTG ACA GCC GCC GAC 338 Ser Lys Asn Gln Phe Ser Leu Arg Leu Ser Ser Val Thr Ala Ala Asp 75 80 85 90 ACC GCG GTT TAT TAT TGT GCA AGA TCC CTA GCT CGG ACT ACG GCT ATG 386 Thr Ala Val Tyr Tyr Cys Ala Arg Ser Leu Ala Arg Thr Thr Ala Met 95 100 105 GAC TAC TGG GGT CAA GGC AGC CTC GTC ACA GTC TCC TCA G GTGAGTGGAT 436 Asp Tyr Trp Gly Gln Gly Ser Leu Val Thr Val Ser Ser 110 115 CC 438
【0266】配列番号:57 配列の長さ:402 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成 起源 生物名:マウス及びヒト 直接の起源 クローン:pUC-RVl-PMla
【0267】特徴:ヒトIL−6Rに対する再構成ヒト化PM
-1抗体のL鎖V領域バージョン(a)及びそれをコードす
る遺伝子であって、intronが除去されたもの。 アミノ酸 -19−-1:leader アミノ酸 1−23:FR1 アミノ酸 24−34:CDR1 アミノ酸 35−49:FR2 アミノ酸 50−56:CDR2 アミノ酸 57−88:FR3 アミノ酸 89−97:CDR3 アミノ酸 98−107:FR4 ヌクレオチド 1−6 : Hind III 部位 ヌクレオチド 397−402: Bam HI 部位
-1抗体のL鎖V領域バージョン(a)及びそれをコードす
る遺伝子であって、intronが除去されたもの。 アミノ酸 -19−-1:leader アミノ酸 1−23:FR1 アミノ酸 24−34:CDR1 アミノ酸 35−49:FR2 アミノ酸 50−56:CDR2 アミノ酸 57−88:FR3 アミノ酸 89−97:CDR3 アミノ酸 98−107:FR4 ヌクレオチド 1−6 : Hind III 部位 ヌクレオチド 397−402: Bam HI 部位
【0268】 配列 AAGCTTCCAC C ATG GGA TGG AGC TGT ATC ATC CTC TTC TTG GTA GCA ACA 50 Met Gly Trp Ser Cys Ile Ile Leu Phe Leu Val Ala Thr -15 -10 GCT ACA GGT GTC CAC TCC GAC ATC CAG ATG ACC CAG AGC CCA AGC AGC 98 Ala Thr Gly Val His Ser Asp Ile Gln Met Thr Gln Ser Pro Ser Ser -5 1 5 10 CTG AGC GCC AGC GTG GGT GAC AGA GTG ACC ATC ACC TGT AGA GCC AGC 146 Leu Ser Ala Ser Val Gly Asp Arg Val Thr Ile Thr Cys Arg Ala Ser 15 20 25 CAG GAC ATC AGC AGT TAC CTG AAT TGG TAC CAG CAG AAG CCA GGA AAG 194 Gln Asp Ile Ser Ser Tyr Leu Asn Trp Tyr Gln Gln Lys Pro Gly Lys 30 35 40 GCT CCA AAG CTG CTG ATC TAC TAC ACC TCC AGA CTG CAC TCT GGT GTG 242 Ala Pro Lys Leu Leu Ile Tyr Tyr Thr Ser Arg Leu His Ser Gly Val 45 50 55 CCA AGC AGA TTC AGC GGT AGC GGT AGC GGT ACC GAC TTC ACC TTC ACC 290 Pro Ser Arg Phe Ser Gly Ser Gly Ser Gly Thr Asp Phe Thr Phe Thr 60 65 70 ATC AGC AGC CTC CAG CCA GAG GAC ATC GCT ACC TAC TAC TGC CAA CAG 338 Ile Ser Ser Leu Gln Pro Glu Asp Ile Ala Thr Tyr Tyr Cys Gln Gln 75 80 85 90 GGT AAC ACG CTT CCA TAC ACG TTC GGC CAA GGG ACC AAG GTG GAA ATC 386 Gly Asn Thr Leu Pro Tyr Thr Phe Gly Gln Gly Thr Lys Val Glu Ile 95 100 105 AAA C GTGAGTGGAT CC 402 Lys
【0269】配列番号:58 配列の長さ:36 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 TAAGGATCCA CTCACCTGAG GAGACTGTGA CGAGGC 36
【0270】配列番号:59 配列の長さ:32 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ATCAAGCTTC CACCATGGGA TGGAGCTGTA TC 32
【0271】配列番号:60 配列の長さ:30 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 AATGGATCCA CTCACGTTTG ATTTCCACCT 30
【0272】配列番号:61 配列の長さ:33 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 CATGCCTGGA GCTGGGTTCG CCAGCCACCT GGA 33
【0273】配列番号:62 配列の長さ:33 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 TCCAGGTGGC TGGCGAACCC AGCTCCAGGC ATG 33
【0274】配列番号:63 配列の長さ:30 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 CAGCAGAAGC CAGGAAAGGC TCCAAAGCTG 30
【0275】配列番号:64 配列の長さ:30 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 CAGCTTTGGA GCCTTTCCTG GCTTCTGCTG 30
【図1】図1は、本発明の抗体ペプチドの発現のために
有用な、ヒトサイトメガロウイルス(HCMV)プロモ
ーター/エンハンサー系を含んで成る発現ベクターを示
す。
有用な、ヒトサイトメガロウイルス(HCMV)プロモ
ーター/エンハンサー系を含んで成る発現ベクターを示
す。
【図2】図2は、ヒトIL−6Rに結合する本発明のキ
メラ抗体AUK12−20の能力の確認のためのELI
SAの結果を示すグラフである。
メラ抗体AUK12−20の能力の確認のためのELI
SAの結果を示すグラフである。
【図3】図3は、ヒトIL−6RへのIL−6の結合を
阻害する本発明のキメラ抗体AUK12−20の能力の
確認のためのELISAの結果を示すグラフである。
阻害する本発明のキメラ抗体AUK12−20の能力の
確認のためのELISAの結果を示すグラフである。
【図4】図4は、IL−6Rへの本発明のキメラ抗体P
M1a及びPM1bの結合についてのELISAの結果
を示すグラフである。
M1a及びPM1bの結合についてのELISAの結果
を示すグラフである。
【図5】図5は、IL−6RへのIL−6の結合を阻害
する本発明のキメラ抗体PM1a及びPM1bの能力を
試験するELISAの結果を示すグラフである。
する本発明のキメラ抗体PM1a及びPM1bの能力を
試験するELISAの結果を示すグラフである。
【図6】図6は、再構成ヒトPM−1抗体H鎖V領域の
第一バージョン(バージョン「a」)の作製のダイアグ
ラムである。
第一バージョン(バージョン「a」)の作製のダイアグ
ラムである。
【図7】図7は、再構成ヒトPM−1抗体L鎖V領域の
第一バージョン(バージョン「a」)の作製のダイアグ
ラムである。
第一バージョン(バージョン「a」)の作製のダイアグ
ラムである。
【図8】図8は、H鎖の発現のために有用な、ヒト・エ
ロンゲーション・ファクター1α(HEF−1α)プロ
モーター/エンハンサーを含んで成る発現プラスミドH
EF−12h−gγ1の作製の過程を示す。
ロンゲーション・ファクター1α(HEF−1α)プロ
モーター/エンハンサーを含んで成る発現プラスミドH
EF−12h−gγ1の作製の過程を示す。
【図9】図9は、H鎖の発現のために有用な、HEF−
1αプロモーター/エンハンサー系を含んで成る発現プ
ラスミドHEF−12k−gkの作製の過程を示す。
1αプロモーター/エンハンサー系を含んで成る発現プ
ラスミドHEF−12k−gkの作製の過程を示す。
【図10】図10は、H鎖の発現のために有用な、増幅
のための欠陥SV40プロモーター/エンハンサー配列
に連結されたジヒドロフォレートレダクターゼ(dhf
r)及びHCMVプロモーター/エンハンサーを含んで
成る発現プラスミドDHFR−PMh−gγ1の作製の
過程を示す。
のための欠陥SV40プロモーター/エンハンサー配列
に連結されたジヒドロフォレートレダクターゼ(dhf
r)及びHCMVプロモーター/エンハンサーを含んで
成る発現プラスミドDHFR−PMh−gγ1の作製の
過程を示す。
【図11】図11は、H鎖の発現のために有用な、増幅
のための欠陥SV40−プロモーター/エンハンサー配
列に連結されたdhfr遺伝子及びEF1αプロモータ
ー/エンハンサーを含んで成る発現プラスミドDHFR
−ΔE−RVh−PM1−fの作製の過程を示す。
のための欠陥SV40−プロモーター/エンハンサー配
列に連結されたdhfr遺伝子及びEF1αプロモータ
ー/エンハンサーを含んで成る発現プラスミドDHFR
−ΔE−RVh−PM1−fの作製の過程を示す。
【図12】図12は、ヒトIL−6Rへの結合について
の再構成ヒトPM−1抗体L鎖V領域のバージョン
「a」及び「b」の能力を示すグラフである。
の再構成ヒトPM−1抗体L鎖V領域のバージョン
「a」及び「b」の能力を示すグラフである。
【図13】図13は、ヒトIL−6Rへの結合について
の再構成ヒトPM−1抗体H鎖V領域のバージョン
「f」+再構成ヒトPM−1抗体L鎖V領域バージョン
「a」の能力を示すグラフである。
の再構成ヒトPM−1抗体H鎖V領域のバージョン
「f」+再構成ヒトPM−1抗体L鎖V領域バージョン
「a」の能力を示すグラフである。
【図14】図14は、IL−6Rへの再構成ヒトPM−
1抗体H鎖V領域のバージョン「f」+再構成ヒトPM
−1抗体L鎖V領域バージョン「a」の結合を阻害する
ヒトIL−6の能力を示すグラフである。
1抗体H鎖V領域のバージョン「f」+再構成ヒトPM
−1抗体L鎖V領域バージョン「a」の結合を阻害する
ヒトIL−6の能力を示すグラフである。
【図15】図15は、それぞれL鎖及びH鎖の発現のた
めに有用な、ヒトEFI−αプロモーター/エンハンサ
ーを含んで成る発現プラスミドHEF−VL −gk及び
HEF−VH −gγ1を示す。
めに有用な、ヒトEFI−αプロモーター/エンハンサ
ーを含んで成る発現プラスミドHEF−VL −gk及び
HEF−VH −gγ1を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12P 21/08 8214−4B C12Q 1/68 A 8114−4B // C07K 15/28 7731−4H C12N 5/20 15/06 (C12P 21/08 C12R 1:91) 8931−4B C12N 15/00 A (72)発明者 メアリー マーガレット ベンディッグ イギリス国, ロンドン エヌダブリュ6 1ティーエックス,ウエスト ハンプス テッド, ソレント ロード 64 (72)発明者 スティーブン タレン ジョーンズ イギリス国, ハートフォードシャイヤー ダブリューディー7 8エイチエー, ラッドレット, ザ クローズ 10 (72)発明者 ホセ ウィリアム サルダナ イギリス国, ミドルセックス イーエヌ 1 1ティーイー,エンフィールド, リ ンカーン ウェイ 22
Claims (49)
- 【請求項1】 ヒトインターロイキン−6受容体(IL
−6R)に対するマウスモノクローナル抗体のライト鎖
(L鎖)可変領域(V領域)。 - 【請求項2】 配列番号24,26,28及び30のい
ずれかに示されるアミノ酸配列を有する請求項1に記載
のL鎖V領域。 - 【請求項3】 ヒトIL−6Rに対するマウスモノクロ
ーナル抗体のヘビー鎖(H鎖)V領域。 - 【請求項4】 配列番号25,27,29及び31のい
ずれかに示されるアミノ酸配列を有する請求項3に記載
のH鎖V領域。 - 【請求項5】 (1)ヒトL鎖定常領域(C領域)、及
びヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル抗体の
L鎖V領域を含んで成るL鎖;並びに (2)ヒトH鎖C領域、及びヒトIL−6Rに対するマ
ウスモノクローナル抗体のH鎖V領域を含んで成るH
鎖;を含んで成るキメラ抗体。 - 【請求項6】 前記マウスL鎖V領域が配列番号24,
26,28及び30のいずれかに示されるアミノ酸配列
を有し、そして前記マウスH鎖V領域が配列番号25,
27,29及び31のいずれかに示されるアミノ酸配列
を有する、請求項5に記載のキメラ抗体。 - 【請求項7】 ヒトIL−6Rに対するマウスモノクロ
ーナル抗体のL鎖V領域の相補性決定領域(CDR)。 - 【請求項8】 配列番号24,26,28及び30のい
ずれかに示されるアミノ酸配列を有し、該アミノ酸配列
の範囲が表6により定義される、請求項7に記載のCD
R。 - 【請求項9】 ヒトIL−6Rに対するマウスモノクロ
ーナル抗体のH鎖V領域のCDR。 - 【請求項10】 配列番号25,27,29及び31の
いずれかに示されるアミノ酸配列を有し、該アミノ酸配
列の範囲が表6により定義される、請求項9に記載のC
DR。 - 【請求項11】 表3及び表4にRVH a,RVH b,
RVH c,RVH d,RVH e,又はRVH fとして示
されるアミノ酸配列を有する、請求項9に記載のCD
R。 - 【請求項12】 (1)ヒトL鎖V領域のフレームワー
ク領域(FR)、及び(2)ヒトIL−6Rに対するマ
ウスモノクローナル抗体のL鎖V領域のCDR、を含ん
で成るヒトIL−6Rに対する抗体の再構成(resh
aped)ヒトL鎖V領域。 - 【請求項13】 前記CDRが配列番号24,26,2
8及び30のいずれかに示されるアミノ酸配列を有し、
該アミノ酸配列の範囲が表6により定義される、請求項
12に記載の再構成ヒトL鎖V領域。 - 【請求項14】 前記FRがヒト抗体REIに由来す
る、請求項12に記載の再構成ヒトL鎖V領域。 - 【請求項15】 (1)ヒトH鎖V領域のFR、及び
(2)ヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル抗
体のH鎖V領域のCDR、を含んで成る、ヒトIL−6
Rに対する抗体の再構成ヒトH鎖V領域。 - 【請求項16】 前記CDRが配列番号25,27,2
9及び31のいずれかに示されるアミノ酸配列を有し、
該アミノ酸配列の範囲が表6により定義される、請求項
15に記載の再構成ヒトH鎖V領域。 - 【請求項17】 前記FRがヒト抗体NEWに由来す
る、請求項15に記載の再構成ヒトH鎖V領域。 - 【請求項18】 表3及び表4にRVH a,RVH b,
RVH c,RVH d,RVH e,又はRVH fとして示
されるアミノ酸配列を有する、請求項15に記載の再構
成ヒトH鎖V領域。 - 【請求項19】 (A)(1)ヒトL鎖C領域、及び
(2)ヒトL鎖FR、及びヒトIL−6Rに対するマウ
スモノクローナル抗体のL鎖CDRを含んで成るL鎖V
領域、を含んで成るL鎖;並びに (B)(1)ヒトH鎖C領域、及び(2)ヒトH鎖F
R、及びヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル
抗体のH鎖CDRを含んで成るH鎖V領域、を含んで成
るH鎖;を含んで成るヒトIL−6Rに対する再構成ヒ
ト抗体。 - 【請求項20】 前記L鎖CDRが配列番号24,2
6,28及び30のいずれかに示されるアミノ酸配列を
有し;該アミノ酸配列の範囲が表6に定義される通りで
あり;H鎖CDRが配列番号25,27,29及び31
のいずれかに示されるアミノ酸配列を有し、該アミノ酸
配列の範囲が表6において定義される通りであり;ヒト
L鎖FRがREIに由来し;前記ヒトH鎖FRがNEW
に由来し、前記ヒトL鎖C領域はヒトγ−IC領域であ
り;そして前記ヒトH鎖C領域はヒトκC領域である、
請求項19に記載の再構成ヒト抗体。 - 【請求項21】 前記H鎖V領域が表3及び表4にRV
H a,RVH b,RVH c,RVH d,RVH e,又は
RVH fとして示されるアミノ酸配列を有する、請求項
19に記載の再構成ヒト抗体。 - 【請求項22】 ヒトIL−6Rに対するマウスモノク
ローナル抗体のL鎖V領域をコードするDNA。 - 【請求項23】 前記L鎖V領域が配列番号24,2
6,28及び30のいずれかに示されるアミノ酸配列を
有する、請求項22に記載のDNA。 - 【請求項24】 ヒトIL−6Rに対するマウスモノク
ローナル抗体のH鎖V領域をコードするDNA。 - 【請求項25】 前記H鎖V領域が配列番号25,2
7,29及び31のいずれかに示されるアミノ酸配列を
有する、請求項24に記載のDNA。 - 【請求項26】 ヒトIL−6Rに対するマウスモノク
ローナル抗体のL鎖V領域のCDRをコードするDN
A。 - 【請求項27】 前記CDRが配列番号24,26,2
8及び30のいずれかに示されるアミノ酸配列を有し、
該アミノ酸配列の範囲が表3及び表4に定義される請求
項26に記載のCDRをコードするDNA。 - 【請求項28】 ヒトIL−6Rに対するマウスモノク
ローナル抗体のH鎖V領域のCDRをコードするDN
A。 - 【請求項29】 前記CDRが配列番号25,27,2
9及び31のいずれかに示されるアミノ酸配列を有し、
該アミノ酸配列の範囲が表6において定義される、請求
項28に記載のCDRをコードするDNA。 - 【請求項30】 前記CDRが表3及び表4においてR
VH a,RVH b,RVH c,RVH d,RVH e,又
はRVH fとして示されるアミノ酸配列を有する、請求
項28に記載のCDRをコードするDNA。 - 【請求項31】 (1)ヒトL鎖V領域のFR、及び
(2)ヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル抗
体のL鎖V領域のCDR、を含んで成る、ヒトIL−6
Rに対する抗体の再構成ヒトL鎖V領域をコードするD
NA。 - 【請求項32】 前記CDRが配列番号24,26,2
8及び30のいずれかに示されるアミノ酸配列を有し、
該アミノ酸配列の範囲が表6に定義される、請求項31
に記載の再構成ヒトL鎖V領域をコードするDNA。 - 【請求項33】 前記FRがREIに由来する、請求項
31に記載の再構成ヒトL鎖V領域をコードするDN
A。 - 【請求項34】 (1)ヒトH鎖V領域のFR、及び
(2)ヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル抗
体のH鎖V領域のCDR、を含んで成る、ヒトIL−6
Rに対する抗体の再構成ヒトH鎖V領域をコードするD
NA。 - 【請求項35】 前記CDRが配列番号25,27,2
9及び31のいずれかに示されるアミノ酸配列を有し、
該アミノ酸配列の範囲が表6に定義される、請求項34
に記載の再構成ヒトH鎖V領域をコードするDNA。 - 【請求項36】 前記FRがNEWに由来する、請求項
34に記載の再構成H鎖V領域をコードするDNA。 - 【請求項37】 前記FRが表3及び表4にRVH a,
RVH b,RVH c,RVH d,RVH e,又はRVH
fとして示されるアミノ酸配列を有する、請求項34に
記載の再構成ヒトH鎖V領域をコードするDNA。 - 【請求項38】 (1)ヒトL鎖C領域;並びに (2)ヒトFR、及びヒトIL−6Rに対するマウスモ
ノクローナル抗体のCDRを含んで成るL鎖V領域;を
含んで成るヒトIL−6Rに対する抗体の再構成ヒトL
鎖をコードするDNA。 - 【請求項39】 (1)ヒトH鎖C領域;並びに (2)ヒトFR、及びヒトIL−6Rに対するマウスモ
ノクローナル抗体のCDRを含んで成るH鎖V領域;を
含んで成る、ヒトIL−6Rに対する抗体の再構成ヒト
H鎖をコードするDNA。 - 【請求項40】 請求項22,24,26,28,3
1,34,38及び39のいずれか1項に記載のDNA
を含んで成るベクター。 - 【請求項41】 請求項22,24,26,28,3
1,34,38及び39のいずれか1項に記載のDNA
を含んで成るベクターにより形質転換された宿主細胞。 - 【請求項42】 配列番号57に示されるヌクレオチド
配列を有する請求項31に記載のDNA。 - 【請求項43】 配列番号56に示されるヌクレオチド
配列を有する請求項34に記載のDNA。 - 【請求項44】 前記L鎖V領域が配列番号57に示さ
れるヌクレオチド配列を有する請求項38に記載のDN
A。 - 【請求項45】 前記H鎖V領域が配列番号56に示さ
れるヌクレオチド配列を有する請求項39に記載のDN
A。 - 【請求項46】 (1)ヒトL鎖C領域;及び (2)ヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル抗
体のL鎖V領域;を含んで成る、ヒトIL−6Rに対す
る抗体のキメラL鎖をコードするDNA。 - 【請求項47】 (1)ヒトH鎖C領域;及び (2)ヒトIL−6Rに対するマウスモノクローナル抗
体のH鎖V領域を含んで成る、ヒトIL−6Rに対する
抗体のキメラH鎖をコードするDNA。 - 【請求項48】 ヒトIL−6Rに対するキメラ抗体の
製造方法であって、 請求項46に記載のDNAを含んで成る発現ベクター及
び請求項47に記載のDNAを含んで成る発現ベクター
により同時形質転換された宿主細胞を培養し、そして目
的とする抗体を回収する、 段階を含んで成る方法。 - 【請求項49】 ヒトIL−6Rに対する再構成ヒト抗
体の製造方法であって、 請求項38に記載のDNAを含んで成る発現ベクター及
び請求項39に記載のDNAを含んで成る発現ベクター
により同時形質転換された宿主細胞を培養し、そして目
的とする抗体を回収する、ことを含んで成る方法。
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|---|---|---|---|
| JP4032084A JPH05227970A (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | ヒトインターロイキン−6受容体に対する再構成ヒト抗体 |
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| ES92909376T ES2134212T3 (es) | 1991-04-25 | 1992-04-24 | Anticuerpo humano reconstituido contra el receptor de la interleuquina 6 humano. |
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-
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