JPH05229098A - 水圧転写印刷方法 - Google Patents

水圧転写印刷方法

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JPH05229098A
JPH05229098A JP3813392A JP3813392A JPH05229098A JP H05229098 A JPH05229098 A JP H05229098A JP 3813392 A JP3813392 A JP 3813392A JP 3813392 A JP3813392 A JP 3813392A JP H05229098 A JPH05229098 A JP H05229098A
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JP
Japan
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work
water
degreasing
conveyor
transfer
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Application number
JP3813392A
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English (en)
Inventor
Haruo Miyashita
下 治 雄 宮
Kunihiro Ueda
田 訓 裕 上
Takashi Matano
野 剛 史 俣
Hiromichi Saito
藤 浩 通 斎
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークに対して連続的かつ確実に印刷パター
ンを水圧転写して塗装する。 【構成】 ワーク8に対してゴミ取り脱脂を行なうゴミ
取り脱脂工程と、ワーク8に印刷パターン3aを水圧転
写する水圧転写工程と、ワーク8表面の水溶性フィルム
3を溶解する脱膜工程と、ワーク8表面に塗装を施す塗
装工程とからなっている。ゴミ取り脱脂工程において、
界面活性剤不含の脱脂液を吹付けるとともに、脱脂液を
洗浄水で洗浄して乾燥させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曲面または不規則形状
面を有するワークに印刷物を転写するための水圧転写印
刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液、例えば水の液槽内の液面上に、その
液に対して可溶性の薄膜の面上に印刷すべき印刷パター
ンを設けてなる印刷パターン支持フィルムを浮かすよう
に供給する水圧転写方法は公知である(特開昭51−2
1914号公報参照)。
【0003】この水圧転写方法では、印刷パターン支持
フィルムは、液面に接すると転写に必要な程度液に配分
的に溶解する。そして印刷すべき印刷パターンが配分的
に溶解したフィルムと共に液面上に浮かぶ。このため、
液面上の印刷パターンに向って印刷すべきワークの被印
刷面を押下げ液中へ浸漬すると、液圧によって印刷パタ
ーンが被印刷面に付着する。したがって、そのままワー
クを液中から引上げ、フィルムを液によって洗い流すと
印刷パターンの転写印刷が完了する。
【0004】この方式の水圧転写方法は、被印刷面が曲
面、不規則形状面等の非平面であっても任意の印刷パタ
ーンを印刷できる点で有利であり、プラスチック製掛時
計ケース、テレビ、ラジオのキャビネットなどの表面へ
の印刷に適している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、水圧転写方
法が施されるワークに対しては、水圧転写を行なう前に
ゴミ取りおよび脱脂等が施され予め表面が清浄化され
る。また水圧転写装置により表面に印刷パターンが転写
されたワークは、その後表面に塗装が施される。
【0006】しかしながら、ワークに対して行なわれる
ゴミ取りおよび脱脂作業は、水圧転写作業とは別の工程
で行なわれ、もっぱら手作業に頼っているのが実情であ
る。またワークに対する塗装作業も水圧転写作業とは別
の工程で行なわれる。このため、ワークに対するゴミ取
りおよび脱脂作業から水圧転写作業を経て塗装作業に至
るまで長時間かかってしまう。また各々の作業工程が独
立しているため、各工程間にワークを移送する際、ワー
ク表面に新たなゴミ等が付着することも考えられる。
【0007】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、ワークに対するゴミ取り脱脂作業、水圧
転写作業、および塗装作業を連続的に自動化して行なう
ことができるとともに、ワークに対して精度良く印刷パ
ターンを転写することができる水圧転写印刷方法を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワークの表面
に界面活性剤不含の脱脂液を吹付けてゴミ取りおよび脱
脂を行なうゴミ取り脱脂工程と、ワーク表面から脱脂液
を洗浄水で洗浄するとともに、ワーク表面から洗浄液を
乾燥させる工程と、印刷パターンを有し水面上を浮動す
る水溶性フィルムを前記ワーク表面に付着させる水圧転
写工程と、前記ワークに付着された前記水溶性フィルム
に水を噴射して前記水溶性フィルムを溶解する脱膜工程
と、前記印刷パターンが表面に転写された前記ワークの
表面に塗装を施す塗装工程と、からなることを特徴とす
る水圧転写印刷方法。
【0009】
【作用】本発明によれば、ワークに対してゴミ取り脱脂
作業、水圧転写作業、および塗装作業を連続的に行なう
ことができる。また、界面活性剤不含の脱脂液をワーク
表面に吹付けしたのでワーク表面から水をはじいてワー
ク表面に水溶性フィルムを確実に付着させることができ
る。さらにワーク表面を洗浄水で洗浄した後乾燥させる
ことにより、水滴の残留部がワーク表面と水溶性フィル
ムに入り込むことはない。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1乃至図9は本発明による水圧転写印刷
方法を行なう水圧転写印刷設備を示す図である。
【0011】図1に示すように、水圧転写印刷設備は2
列の水圧転写装置20,20を備えている。はじめに水
圧転写装置20の概略について、図6により簡単に説明
する。
【0012】図6に示すように、水圧転写装置20は、
水2を貯えた水槽1と、水槽1上に設けられた搬送チェ
ン10とを有している。搬送チェン10はローラ15,
16,17間に張り渡され、この搬送チェン10にはワ
ーク8を保持する転写用パレット9が取付けられてい
る。すなわち、転写用パレット9はパレット取付用治具
115を介してワーク8を保持している。水槽1の一側
にはスライド板13が取付けられている。そして、供給
ローラ7に巻付けられた水溶性フィルム3が、送りロー
ラ(圧胴を兼ねる)4および湿しローラ5の間を通って
スライド板13から水槽1内に送られるようになってい
る。湿しローラ5は活性化液槽6内に収納され、活性化
液6aを水溶性フィルム3の印刷パターン3a側表面に
塗布するようになっている。活性化液としては、印刷パ
ターン3aの溶剤、或いは溶剤と印刷パターン3aの樹
脂分と同一又は親和性のある樹脂との混合液或いは更
に、溶剤と樹脂に炭酸カルシウム粉末等の体質顔料を添
加した混合液等公知の物を用いる。また水槽1内には、
水流ノズル11が配設され、水槽1内に図6の左方へ向
う水流を形成するようになっている。
【0013】このような水圧転写装置20において、供
給ローラ7には、予め表面に印刷パターン3aが形成さ
れた水溶性フィルム3が巻付けられている。供給ローラ
7から繰出された水溶性フィルム3は、送りローラ4と
湿しローラ5との間を通りスライド板13から水槽1内
に送られる。この間、水溶性フィルム3の印刷パターン
3a側表面に湿しローラ5から活性化液6aが塗布さ
れ、印刷パターン3aが活性化(印刷パターンを一部溶
解、膨潤により、粘着性、可撓性を賦与せしめることを
云う)する。
【0014】水槽1内に達した水溶性フィルム3は、印
刷パターン3aを上方に向けて水2上を左方へ浮動す
る。この間、水槽1の上方に設けられた搬送チェン10
が、パレット9に載置されたワーク8を図6の矢印L方
向に搬送する。ローラ16からローラ17側へ搬送され
る間、ワーク8は水溶性フィルム3を下方へ押圧しなが
ら徐々に所定の入射角を以って水槽1の水2内に浸漬
し、その後ワーク8はローラ15に向うに従って水2か
ら引上げられる。ワーク8が浸漬する際、ワーク8表面
には印刷パターン3aを有する水溶性フィルム3が付着
し、ワーク8が水2から引上げられると、ワーク8の表
面に水溶性フィルム3がそのまま付着する。
【0015】このようにして、ワーク8の表面に印刷パ
ターン3aが転写される。水槽1上の残りの水溶性フィ
ルム3は、その後水槽1の下流側で水2により溶解す
る。尚、ゴミ付着による転写不良の防止を完全ならしめ
る為に、ワーク8をパレット9に装着する直前に、ワー
ク8表面をエア吹付け等でゴミ取り脱脂工程以後付着し
たゴミを除去したり、イオン風吹付け等の方法により除
電したりしても良い。又これも公知の方法(特公平2−
32160号等)であるが、水溶性フィルム3を印刷パ
ターン3aを上にして水面上に浮かべた後、活性化液を
塗布しても良い。
【0016】以上が水圧転写装置20の概略であり、次
に水圧転写印刷設備の全体について図1および図2によ
り説明する。
【0017】図1は、水圧転写印刷設備の2階部分を示
す図であり、図2はその1階部分を示す図である。まず
図2に示すように、水圧転写印刷設備は、ワーク8の表
面を清浄化するゴミ取り脱脂装置50を備えている。こ
のゴミ取り脱脂装置50は、図2および図5に示すよう
に、処理室56内を区画して設けられた脱脂室51、第
1水洗室52、第2水洗室53、後処理室54およびエ
アブロー室55から構成されている。処理室56上には
ブロア91,92が設置されており、ブロア91,92
により処理室56内が正圧に維持されている。また処理
室56内には、脱脂室51、第1水洗室52、第2水洗
室53、後処理室54およびエアブロー室55を貫通し
てゴミ取り脱脂コンベア57が配設されている。
【0018】また、脱脂室51の外方には界面活性剤を
含まないカリウム・リン酸塩系の脱脂液を貯えた脱脂液
タンク71が配設され、脱脂液タンク71にはポンプ8
1およびパイプ75が順次接続されている。このパイプ
75は更に脱脂室51内のノズル93に接続されてい
る。また第1水洗室52の外方には第1水洗タンク72
が配設され、第1水洗タンク72にはポンプ82および
パイプ76が順次接続され、パイプ76は更に第1水洗
室52内のノズル94に接続されている。さらに第2水
洗室53の外方には第2水洗タンク73が配設され、第
2水洗タンク73にはポンプ83およびパイプ77が順
次接続され、パイプ77は更に第2水洗室53内のノズ
ル95に接続されている。また後処理室54の外方には
例えば帯電防止剤のような後処理液を貯えた後処理タン
ク74が配設され、後処理タンク74にはポンプ84お
よびパイプ78が順次接続されている。パイプ78は更
に後処理室54内のノズル96に接続されている。
【0019】また図2に示すように、ゴミ取り脱脂装置
50の側方には、ゴミ取り脱脂装置50によって表面が
洗浄されたワーク8を次の装置に搬送するための共通ワ
ーク搬送コンベア40が配設されている。この共通ワー
ク搬送コンベア40は、図2に示すようにゴミ取り脱脂
装置50の側方から水切乾燥炉26を通り、開口42か
ら図1に示す2階フロアに達している。
【0020】図1に示すように、2階フロアには2列の
水圧転写装置20,20が配設されており、水圧転写装
置20,20の側方には各々予備コンベア24,24が
配設されている。各水圧転写装置20は前述のように図
6に示す構成となっている。
【0021】また水圧転写装置20,20の下流側に
は、連結コンベア27を介して脱膜装置21が配設され
ている。脱膜装置21は水圧転写装置20によって表面
に水溶性フィルム3が付着したワーク8に対して温水を
噴射し、水溶性フィルム3のみを溶解させるものであ
る。
【0022】開口42から2階フロアに上がった共通ワ
ーク搬送コンベア40は、水圧転写装置20および脱膜
装置21によって処理されたワーク8を搬送して水切乾
燥炉24内に入る。その後共通ワーク搬送コンベア40
は、水切乾燥炉24内を通り焼付乾燥炉23の下方を通
って塗装装置22に達している。
【0023】このうち水切乾燥炉24は、脱膜装置21
内で温水が噴射されたワーク8の表面から水滴を除去す
るものである。また塗装装置22は4つの塗装ブース3
1a,31b,31c,31dからなり、各塗装ブース
は表面に印刷パターンが転写されたワーク8に対して塗
装を施すようになっている。すなわち、各塗装ブース3
1a,31b,31c,31d内には、塗装ロボット3
2a,32b,32c,32dが設けられ、これら塗装
ロボット32a,32b,32c,32dは異なる形状
のワーク8に対応することができるようになっている。
【0024】また塗装装置22内には、図3に示すよう
に各塗装ブース31a,31b,31c,31dにワー
ク8を移送するコンベアシステム(塗装コンベア)60
が、前述した共通ワーク搬送コンベア40と別個独立し
て配設されている。図1、図3および図4に示すよう
に、共通ワーク搬送コンベア40から塗装装置22に供
給されたワーク8は自動移載装置65によって塗装装置
22内の入口コンベア61に移載されるようになってい
る。また共通ワーク搬送コンベア40は、その後塗装装
置22の側緑を通って焼付乾燥炉23まで延びている。
【0025】一方、塗装装置22内には、入口コンベア
61と平行に出口コンベア62が延びており、出口コン
ベア62は共通ワーク搬送コンベア40上に位置してい
る。入口コンベア61と出口コンベア62との間には、
これら入口コンベア61および出口コンベア62と直交
するとともに、各塗装ブース31a,31b,31c,
31d内を貫通するブースコンベア63a,63b,6
3c,63dが配設されている。また出口コンベア62
の出口側には、出口コンベア上のワーク8を共通ワーク
搬送コンベア40に移載する自動移載装置66が設けら
れている。また自動移載装置66には、連結コンベア6
4を介して戻りコンベア67が接続されている。戻りコ
ンベア67は入口コンベア61の下方に配置され、入口
コンベア61と逆方向にワーク8載置用の塗装パレット
36(図7)を自動移載装置65まで戻すようになって
いる。
【0026】次に各塗装ブース内の塗装ロボットについ
て、図7により説明する。図7は塗装ブース31a,3
1b内の状態を示す図である。図7に示すように、塗装
ロボット32a,32bは、各々アーム33a,33b
を有している。そして、このアーム33a,33bの先
端から、ブースコンベア63a,63b上のワーク8に
対して塗料を噴射し、ワーク8の表面を塗装するように
なっている。
【0027】また図1に示すように、塗装装置22の下
流側には、塗装装置22によって表面に塗装が施された
ワーク8を乾燥させ塗料を固める焼付乾燥炉23が配設
されている。共通ワーク搬送コンベア40は、塗装装置
22の側線から焼付乾燥炉23内に延び、その後焼付乾
燥炉23から開口43を通って1階フロアまで降下す
る。その後、共通ワーク搬送コンベア40は、脱荷部9
5の側方を経て、ゴミ取り脱脂装置50の側方まで延び
ている。
【0028】次に共通ワーク搬送コンベア40につい
て、図8および図9により簡単に説明する。図9に示す
ように、共通ワーク搬送コンベア40は、レール105
上を滑るローラ103を有するとともに共通パレット1
00を保持する可動本体102と、可動本体102の脚
部108と当接して可動本体102を水平方向に移動さ
せる駆動体110とを備えている。
【0029】このうち共通パレット100は爪101を
有しており、共通パレット100上にはワーク8を固定
したパレット取付用治具115が載置されている。この
パレット取付用治具115は爪101に係合されて落下
しないようになっている。また駆動体110はチェーン
111により保持されており、可動本体102の脚部1
08と当接自在となっている。
【0030】可動本体102はレール105上に複数配
置されており、各可動本体102はその前面に揺動突部
104を有し、後面に固定突部106を有している。ま
た各可動本体102の揺動突部104は、隣接する可動
本体102の固定突部106に当接して上方へ揺動し、
揺動突部104に取付けられた脚部108を上昇させる
ようになっている。
【0031】すなわち、複数の可動本体102が一箇所
に溜まり互いに接触した場合は、各可動本体102の揺
動突部104が前方に位置する可動本体102の固定突
部106と当接して脚部108を上昇させることによ
り、駆動体110と脚部108との係合が解除されるよ
うになっている。そして、その後前方に位置する可動本
体102が離れると、揺動突部104が下方へ揺動し、
駆動体110脚部108とが再び係合し、可動本体10
2が駆動体110により駆動されてレール105上を移
動するようになっている。
【0032】次にこのよう構成からなる本実施例の作用
について説明する。
【0033】図2および図5において、まずワーク8を
固定したパレット取付用治具115(図8および図9参
照)が、ゴミ取り脱脂コンベア57の入口側に載置され
る。パレット取付用治具115は、各コンベア上のパレ
ットにワーク8を取付けるための治具であり、全工程中
ワーク8を固定している。次にワーク8は脱脂室51内
に搬送され、脱脂室51内においてワーク8に対してノ
ズル93から脱脂液が噴出される。
【0034】ワーク8は一般にプラスチック製等からな
り、曲面または不規則形状面を有している。またワーク
8の表面には、成形時において離型剤が付着するととも
に、ゴミ・脂分も付着しており、脱脂液を噴出すること
によりワーク8の表面を清浄化することができる。
【0035】脱脂液としては、アルカリ脱脂剤等の界面
活性剤不含の物が用いられる。例えば界面活性剤不含の
カリウム・リン酸塩系の弱アルカリ性液体を用いること
ができる。このようなカリウム・リン酸塩系の液は、界
面活性剤を含まないので、ワーク8の表面から水をはじ
くことができる。このようにワーク8の表面において水
とのなじみを押えることにより、後述する水圧転写装置
20内において、ワーク8と水溶性フィルム3との間に
水が浸入することを防止することができ、ワーク8表面
に水溶性フィルム3を直接的かつ確実に付着させること
ができる。
【0036】次にワーク8は、ゴミ取り脱脂コンベア5
7によって脱脂室51から第1水洗室52まで搬送さ
れ、第1水洗室52内においてワーク8の表面にノズル
94から水が噴出され、ワーク8の表面に残る脱脂液が
洗浄される。その後、ワーク8は第2水洗室53まで搬
送され、同様にしてワーク8表面に対してノズル95か
ら水が噴出される。
【0037】その後、ワーク8は後処理室54まで搬送
され、後処理室54においてノズル96から帯電防止剤
等の後処理液が噴出される。ワーク8は、更にゴミ取り
脱脂コンベア57によってエアブロー室55まで搬送さ
れ、このエアブロー室55においてワーク8の表面に対
してエアブローが施され、ワーク8の表面に残る水滴が
吹飛ばされる。なお、処理室56内は前述のように正圧
に維持されているので、処理室56内へのゴミの侵入を
防止することができる。
【0038】その後、ワーク8はパレット取付用治具1
15とともに移載ロボット96により、ゴミ取り脱脂コ
ンベア57の出口側から共通ワーク搬送コンベア40の
共通パレット100上に移載される(図8および図9参
照)。この場合、パレット取付用治具115は傾めにし
て共通パレット100上に載置され、パレット取付用治
具115の下端部が爪101と係合する。
【0039】次にワーク8はパレット取付用治具115
とともに共通ワーク搬送コンベア40により水切乾燥炉
26内まで搬送され、水切乾燥炉26内で完全に水滴が
除去される。その後ワーク8は、開口42から図1に示
す2階フロアまで搬送される。次にワーク8はパレット
取付用治具115とともに、共通ワーク搬送コンベア4
0の共通パレット100から2列の予備コンベア24,
24の入口側に移載ロボット97により移載される。更
にワーク8はパレット取付用治具115とともに、予備
コンベア24,24の出口側から、移載ロボット98,
98により、2列の水圧転写装置20,20の各搬送チ
ェン10に取付けられた転写用パレット9(図6参照)
上に移載される。
【0040】図6に示す水圧転写装置20において、搬
送チェン10上に載置されたワーク8に対して、前述の
ような作用により水圧転写が施される。すなわち、ワー
ク8は搬送チェン10により水槽1内の水2内に浸漬す
る。その後引上げられたワーク8の表面に、印刷パター
ン3aを有する水溶性フィルム3が付着する。このよう
に表面に水溶性フィルム3が付着したワーク8は、その
後2列の水圧転写装置20の各々の搬送チェン10から
連結コンベア27を経て脱脂室21内に搬送される。
【0041】脱膜装置21内において、ワーク8の表面
に対して温水が噴射され、ワーク8の表面に付着した水
溶性フィルム3が印刷パターン3aを残して完全に溶解
する。このようにしてワーク8の表面に印刷パターン3
aのみが残り転写が終了する。
【0042】ところで水圧転写装置20に導入される前
のワーク8は、エアブロー室55によって水滴が吹飛ば
されるとともに、水切乾燥炉26内で水滴が完全に除去
されるので、ワーク8と水溶性フィルム3との間に水滴
が残ることはなく、精度の良い転写作用を行なうことが
できる。すなわち、ワーク8の表面に水滴が残ると、水
滴の残留部(無機分)がワーク8と水溶性フィルム3と
の間に入り、この無機分により印刷パターン3aに凸部
が形成されてしまうことがある。しかしながら、水滴を
除去することによって印刷パターン3aを平滑に保つこ
とができる。
【0043】次にワーク8は、脱膜装置21の下流側か
ら移載ロボット100によって共通ワーク搬送コンベア
40の共通パレット100上に移載される。共通ワーク
搬送コンベア40により搬送されたワーク8は、その後
水切乾燥炉24内に入り、脱膜装置21により噴射され
た温水の水滴が完全に除去される。
【0044】その後ワーク8は、焼付乾燥炉23の下方
を通って塗装装置22側まで共通ワーク搬送コンベア4
0により搬送される。塗装装置22に達したワーク8は
パレット取付用治具115とともに、自動移載装置65
により共通ワーク搬送コンベア40の共通パレット10
0から入口コンベア61の塗装パレット36(図7参
照)上へ移載される。
【0045】入口コンベア61上のワーク8は、その後
ワーク8の形状に応じて塗装ブース31a〜31dのう
ちのいずれか一つの塗装ブース内に入る。ワーク8が例
えば4つの異なる形状を有している場合、自動移載装置
65に達したワーク8は、自動移載装置65においてワ
ーク8のパレット取付用治具115に取付けられたフラ
ッパ117(図9)を基にしてワーク8の種類が検出さ
れる。この場合、フラッパ117を自動移載装置65に
設けられた光電管により読み取ることにより検出され
る。そして例えばワーク8が塗装ブース31aにより塗
装されるワークであると判定されると、入口コンベア6
1上のワーク8は、塗装パレット36とともに塗装ブー
ス31a用のブースコンベア63a上に移載される。ブ
ースコンベア63a上のワーク8はその後塗装ブース3
1a内に入り、ワーク8に対して塗装ロボット32aの
アーム33aの先端から塗料が噴射される。このように
して表面に塗料が塗布されたワーク8は、その後塗装パ
レット36とともにブースコンベア63aから出口コン
ベア62まで搬送される。その後ワーク8は、出口コン
ベア62の出口側に設けられた自動移載装置66によっ
て、出口コンベア62の塗装パレット36から共通ワー
ク搬送コンベア40の共通パレット上に移載される。
【0046】他の形状のワーク8についても、同様にし
て他の塗装ブース31b〜31d内で塗装ロボット32
b〜32dによって塗装が施される。その後ワーク8は
同様にして自動移載装置66により、出口コンベア62
の塗装パレット36から共通ワーク搬送コンベア40の
共通パレット上に移載される。
【0047】自動移載装置66においてワーク8が移載
され空となった塗装パレット36は、連結コンベア64
から戻りコンベア67を通って自動移載装置65に戻
る。自動移載装置65において、塗料パレット36上に
新たなワーク8が載置され、上述のような作用を繰返
す。
【0048】本実施例の場合、入口コンベア61、出口
コンベア62、ブースコンベア63a〜63d、連結コ
ンベア64、および戻りコンベア67からなり、塗料に
より汚れる可能性が高い塗装コンベア60は、共通ワー
ク搬送コンベア40と別個独立して設けられているの
で、共通ワーク搬送コンベア40を清浄に保つことがで
きる。このため、ワーク8に対して清浄な状態で、ゴミ
取り脱脂作業、水圧転写作業、水切乾燥作業等を実施す
ることができる。
【0049】塗装装置22の自動移載装置66から共通
ワーク搬送装置40に移載されたワーク8は、その後焼
付乾燥炉23内を通って加熱され、ワーク8表面の塗料
が乾燥して固められる。次にワーク8は、焼付乾燥炉2
3から開口43を経て図2に示す1階フロアまで降下す
る。その後ワーク8は、移載ロボット95aにより、共
通ワーク搬送装置40から脱荷部95において脱荷さ
れ、脱荷部95から製品として外部に搬送される。
【0050】一方、ワーク8が脱荷された共通ワーク搬
送装置40は、ゴミ取り脱脂装置50の側方まで戻り、
上述の作用を繰返す。
【0051】本実施例によれば、ゴミ取り脱脂装置5
0、水切乾燥炉26、水圧転写装置20、脱膜装置2
1、水切乾燥炉24、塗装装置22、焼付乾燥炉23、
および脱荷部95を各々共通ワーク搬送コンベア40で
接続したので、ワーク8に対して連続的にゴミ取り、脱
脂作業、水圧転写作業および塗装作業を行なうことがで
きる。このため、ワーク8に対してゴミが付着する機会
を少なくし、ワーク8に対して清浄な状態で水圧転写作
業および塗装作業等を行なうことができる。また、脱脂
液として界面活性剤を含まないカリウム・リン酸塩系の
液体を用いることによりワーク8の表面から水をはじく
ことができる。このため、水圧転写工程においてワーク
8と水溶性フィルム3との間に水が浸入することを防止
でき、ワーク8の表面に水溶性フィルム3を確実に付着
させることができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワークに対してゴミ取り脱脂作業、水圧転写作業、およ
び塗装作業を連続的に行なうことができるので、ワーク
に対してゴミが付着する機会を少なくし、ワークを清浄
な状態に維持することができる。またワーク表面から水
をはじいてワーク表面に水溶性フィルムを確実に付着さ
せることができるとともに、ワーク表面と水溶性フィル
ムとの間に水滴の残留部が入り込むことがないので、ワ
ーク表面に対して精度の良い水圧転写作業を行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による水圧転写印刷設備の一実施例を示
す2階フロア部分の配置図。
【図2】本発明による水圧転写印刷設備の一実施例を示
す1階フロア部分の配置図。
【図3】塗装装置内の塗装コンベアを示す平面図。
【図4】塗装装置内の塗装コンベアを示す側面図。
【図5】ゴミ取り脱脂装置を示す側面図。
【図6】水圧転写装置を示す概略側面図。
【図7】塗装装置の各塗装ブース内の状態を示す側面
図。
【図8】共通ワーク搬送コンベアの平面図。
【図9】共通ワーク搬送コンベアの側面図。
【符号の説明】
1 水槽 3 水溶性フィルム 3a 印刷パターン 8 ワーク 10 搬送チェン 20 水圧転写装置 21 脱膜装置 22 塗装装置 40 共通ワーク搬送コンベア 50 ゴミ取り脱脂装置 60 塗装コンベア
フロントページの続き (72)発明者 斎 藤 浩 通 埼玉県川越市木野目1653−7 パーカエン ジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークの表面に界面活性剤不含の脱脂液を
    吹付けてゴミ取りおよび脱脂を行なうゴミ取り脱脂工程
    と、ワークの表面から脱脂液を洗浄水で洗浄するととも
    に、ワーク表面から洗浄液を乾燥させる工程と、 印刷パターンを有し水面上を浮動する水溶液フィルムを
    前記ワーク表面に付着させる水圧転写工程と、 前記ワークに付着された前記水溶性フィルムに水を噴射
    して前記水溶性フィルムを溶解する脱膜工程と、 前記印刷パターンが表面に転写された前記ワークの表面
    に塗装を施す塗装工程と、からなることを特徴とする水
    圧転写印刷方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020138340A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 株式会社タイカ 液圧転写装置 並びに液圧転写用治具装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020138340A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 株式会社タイカ 液圧転写装置 並びに液圧転写用治具装置

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