JPH0522945Y2 - - Google Patents

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JPH0522945Y2
JPH0522945Y2 JP15678286U JP15678286U JPH0522945Y2 JP H0522945 Y2 JPH0522945 Y2 JP H0522945Y2 JP 15678286 U JP15678286 U JP 15678286U JP 15678286 U JP15678286 U JP 15678286U JP H0522945 Y2 JPH0522945 Y2 JP H0522945Y2
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sound
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、特にホール等の縮尺模型に於ける音
響実験に使用する人体模型に関するものである。
[従来技術とその問題点] 一般に、ホール等の縮尺模型に於ける音響実験
を成立させるための人体に関する必要事項とし
て、次の2点が挙げられる。
(1) ホール等の建物空間内での人体の吸音力は、
椅子に着席した場合に空間全体の吸音力の50%
程度を占め、空席時の残響時間に対し10〜20%
短くなる。従つて、模型実験において人体模型
の吸音力を実物に相似させることは重要であ
る。
(2) 人体は耳に最も近い反射面または反射体とな
つており、ホールの時間応答波形に大きい影響
を及ぼす。
従つて、模型実験において、人体模型の形状を
実物に近い形にすることが望ましい。
従来の模型実験では、実際の吸音力に相似する
ように空席状態の椅子の背表または座表にポリウ
レタンフオーム等の吸音体を接着したものがあ
る。
しかしながら、吸音力はある程度相似させるこ
とはできても、過渡の時間特性としての反射性状
は実物に対応できなかつた。
このように、従来は空席状態の椅子に人間を合
わせて着座状態に置くという考え方はなかつた。
また、吸音材の面積を増減させて吸音力を調整
し、残響時間や音圧分布のような定常音による物
理量は対応できてもエコータイムパターン等の過
度特性を実物に精度よく合わしたものはなく、相
似性能に富んだ人体模型の開発が望まれていた。
[考案の目的] 本考案は、上記従来の要請に応えるためになさ
れたもので、その目的とするところは、吸音特性
はもちろん、過渡の時間特性としての反射性状を
も実物との相似則を満足することのできる音響実
験用人体模型を提供することにある。
[考案の構成] 本考案の音響実験用人体模型は、ビーズ発泡ポ
リスチレン材料により胴体部および頭部を適宜縮
尺で縮小しながら一体的に成型したことを特徴と
するものであり、胴体部に前後を貫くか或いは半
貫通させて空洞を開けたり、あるいは胴体部の周
囲および頭部の上面にフエルトを被覆したことを
特徴とするものである。
[実施例] 以下、本考案の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。
第1図において、1は人体模型であつて、ビー
ズ発泡ポリスチレン材料により一体成型されてい
る。
この人体模型1は、基本的には頭部1aと胴体
部1bから構成され、音響実験用ホール模型の縮
尺に合わせて縮小されている。
上記胴体部1bには、前後を貫くように空洞1
cが開けられていて、低音域の吸音特性を改善し
ている。上記人体模型1の胴体部1bの周囲なら
びに頭部1aの上面には、第2図に示すように、
約1mm厚のフエルト2,2′が被覆されていて、
衣服および頭髪に相似させている。
次に、上記人体模型1を使用した縮小ホール模
型に於ける音響実験について説明する。
第3図は縮小ホール模型3の縦断面を示すもの
で、その内装構造を含めて全て実物に対して所定
の縮尺(本実施例では10分の1の縮尺)に形成さ
れている。
4は椅子模型であつて、第4図に示すように、
発泡ポリスチレンから成る基本構造部4aの背表
および座表部分に高密度グラスウール4bを貼合
わせると共に、実物に近い形状に構成されてい
る。この椅子模型4には前述の人体模型1を着座
させる。
また、測定個所、例えば前後の椅子模型4の間
の床面にはレール5が敷設され、これに受音装置
6が移動可能にセツトされている。この受音装置
6はホール縮小模型3の外側から移動操作される
ようになつている。
以上の測定準備が完了すると、縮小ホール模型
3内を密封し、実験媒質としての窒素を内部に封
入すると共に、スピーカー7から実際の音に対し
て縮尺の逆数倍(本実施例では10倍)の周波数の
音を発して、所定の音響実験を行なう。
本考案者等の実験によると、1席当りの椅子と
人との吸音力を実物と模型において行なつた場
合、第7図から明らかなように実物の周波数特性
63〜5000Hz(模型では630〜50000Hz)の全帯域に
おいて、ほとんど一致することが確認された。
[考案の効果] (1) 人体模型の吸音特性を精度良くシミユレート
できたため、模型実験で得られる評価量(残響
時間・音圧分布)の信頼性が高くなる。
(2) 人体模型の形状を実物に近い形にしたため、
模型実験で得られる評価量(エコータイムパタ
ーン)の信頼性が高くなる。
(2) 今後の縮小ホール模型の音響実験での標準人
体モデルとして広く使用することができる。
(3) 大量かつ安価に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は人体模型の斜視図、第2図はフエルト
を被覆した場合の斜視図、第3図は縮小ホール模
型の縦断面図、第4図は椅子模型の斜視図、第5
図および第6図は受音装置のセツト状態を示す
図、第7図は実物と模型における椅子・人の吸音
率を比較したグラフである。 1……人体模型、1a……頭部、1b……胴体
部、2,2′……フエルト、3……縮小ホール模
型、4……椅子模型、4a……基本構造部、4b
……グラスウール、5……レール、6……受音装
置、7……スピーカー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ビーズ発泡ポリスチレン材料により胴体部お
    よび頭部を適宜縮尺で縮小しながら一体的に成
    型したことを特徴とする音響実験用人体模型。 (2) 胴体部に前後を貫いたり或いは半貫通の空洞
    を開けたことを特徴とする前記実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載の音響実験用人体模型。 (3) 胴体部の周囲および頭部の上面にフエルトを
    被覆したことを特徴とする前記実用新案登録請
    求の範囲第1項または第2項に記載の音響実験
    用人体模型。
JP15678286U 1986-10-15 1986-10-15 Expired - Lifetime JPH0522945Y2 (ja)

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JPS6362877U JPS6362877U (ja) 1988-04-26
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