JPH05230253A - 軽量化ポリエステルフィルム及びその製造方法 - Google Patents
軽量化ポリエステルフィルム及びその製造方法Info
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- JPH05230253A JPH05230253A JP6986292A JP6986292A JPH05230253A JP H05230253 A JPH05230253 A JP H05230253A JP 6986292 A JP6986292 A JP 6986292A JP 6986292 A JP6986292 A JP 6986292A JP H05230253 A JPH05230253 A JP H05230253A
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- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽量性、隠蔽性に優れラベル等に有用なポリ
エステルフイルムおよびその製造方法を提供する。 【構成】 ポリエチレンテレフタレート樹脂(A)80
重量%とジシクロペンタジエンの開環重合体水素化物
(B)20重量%((A)と(B)の合計は100重量
%)を混合した組成物で(B)が粒子状に分散され、微
細なボイドが存在する見掛け比重が0.53である軽量
化ポリエステルフイルム、及び前記組成物の未延伸フィ
ルムを、90℃で縦、横に各々3.0倍に延伸する前記
フィルムの製造方法
エステルフイルムおよびその製造方法を提供する。 【構成】 ポリエチレンテレフタレート樹脂(A)80
重量%とジシクロペンタジエンの開環重合体水素化物
(B)20重量%((A)と(B)の合計は100重量
%)を混合した組成物で(B)が粒子状に分散され、微
細なボイドが存在する見掛け比重が0.53である軽量
化ポリエステルフイルム、及び前記組成物の未延伸フィ
ルムを、90℃で縦、横に各々3.0倍に延伸する前記
フィルムの製造方法
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は微細なボイドを含み低密
度(見かけ比重が小)であり、強度、耐熱性、隠蔽性、
筆記性に優れたポリエステルフイルム及びその製造方法
に関する。本発明の軽量化ポリエステルフイルムはその
優れた特性により、ラベル、情報紙、製図用紙、印刷用
紙等に用いられる。
度(見かけ比重が小)であり、強度、耐熱性、隠蔽性、
筆記性に優れたポリエステルフイルム及びその製造方法
に関する。本発明の軽量化ポリエステルフイルムはその
優れた特性により、ラベル、情報紙、製図用紙、印刷用
紙等に用いられる。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルフイルムを軽量化する試み
としては、(イ)ガスあるいは気化可能な物質を添加す
る方法(例えば特開昭50−38765号公報、特公昭
57−46456号公報、特開昭57−34931号公
報)、(ロ)化学的反応によりガスを発生する物質を添
加する方法(例えば特開昭52−43871号公報、特
公昭58−50625号公報)、(ハ)溶剤に可溶な物
質を添加し、後にこれを溶剤で抽出する方法(例えば特
開昭51−34963号公報、特公昭52−27666
号公報)などが知られている。しかしこれらの方法はい
ずれもほとんど実用化されていない。その理由として
は、これらの方法によってポリエステルフイルム中にボ
イドを発生せしめることは可能であるが、その大きさの
制御が非常に困難であり、粗大なボイドとなり易いばか
りでなく、その空間的な分布も不均一になりやすいこ
と、従ってポリエステルフイルム中に極端に強度の低い
部分が発生し、延伸時にフイルムの切断が起こり易いこ
と等が挙げられている。さらにかかる方法によって得ら
れるフイルムは、その軽量性、強度、隠蔽性、筆記性及
び性能の均一性に於いて満足できるものではなかった。
としては、(イ)ガスあるいは気化可能な物質を添加す
る方法(例えば特開昭50−38765号公報、特公昭
57−46456号公報、特開昭57−34931号公
報)、(ロ)化学的反応によりガスを発生する物質を添
加する方法(例えば特開昭52−43871号公報、特
公昭58−50625号公報)、(ハ)溶剤に可溶な物
質を添加し、後にこれを溶剤で抽出する方法(例えば特
開昭51−34963号公報、特公昭52−27666
号公報)などが知られている。しかしこれらの方法はい
ずれもほとんど実用化されていない。その理由として
は、これらの方法によってポリエステルフイルム中にボ
イドを発生せしめることは可能であるが、その大きさの
制御が非常に困難であり、粗大なボイドとなり易いばか
りでなく、その空間的な分布も不均一になりやすいこ
と、従ってポリエステルフイルム中に極端に強度の低い
部分が発生し、延伸時にフイルムの切断が起こり易いこ
と等が挙げられている。さらにかかる方法によって得ら
れるフイルムは、その軽量性、強度、隠蔽性、筆記性及
び性能の均一性に於いて満足できるものではなかった。
【0003】これらの方法に対しボイド形成性ポリマー
をポリエステル樹脂に配合した組成物を溶融押出しして
未延伸フイルムとなし、これを延伸することによってボ
イドを発生する方法が提案されている(例えば特開昭6
3−168441号公報、特開平2−235942号公
報)。そしてかかるボイド形成性ポリマーの具体例とし
ては、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリメチルメタ
クリレート、ポリメチルペンテン、ポリフェニレンサル
ファイド、ポリフェニレンオキサイド、液晶性ポリエス
テルが挙げられている。この方法ではボイド形成性ポリ
マーはポリエステルフイルム中に微粒子状に分散し、そ
の分散粒子径はボイド形成性ポリマーとポリエステルと
の親和性およびそれらの溶融粘度差に依存する。そして
この組成物からなる未延伸フイルムを少なくとも一軸に
延伸することにより、微粒子状に分散したボイド形成性
ポリマーとポリエステルとの界面に剥離が発生し、ボイ
ドが形成される。ボイド発生の程度は延伸条件に加え
て、ボイド形成性ポリマーのガラス転移温度(Tg)及
びボイド形成性ポリマーとポリエステルとの親和性に依
存する。これらのボイド形成性ポリマーを配合すること
によって軽量化ポリエステルフイルムを得る方法は、上
記(イ)、(ロ)及び(ハ)の方法で挙げた欠点がな
く、よりすぐれた方法である。しかし上記のごとき具体
的に提案されたポリマーをボイド形成性ポリマーとして
用いた軽量化ポリエステルフイルムにおいても、まだそ
の性能は必ずしも満足できるものではない。
をポリエステル樹脂に配合した組成物を溶融押出しして
未延伸フイルムとなし、これを延伸することによってボ
イドを発生する方法が提案されている(例えば特開昭6
3−168441号公報、特開平2−235942号公
報)。そしてかかるボイド形成性ポリマーの具体例とし
ては、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリメチルメタ
クリレート、ポリメチルペンテン、ポリフェニレンサル
ファイド、ポリフェニレンオキサイド、液晶性ポリエス
テルが挙げられている。この方法ではボイド形成性ポリ
マーはポリエステルフイルム中に微粒子状に分散し、そ
の分散粒子径はボイド形成性ポリマーとポリエステルと
の親和性およびそれらの溶融粘度差に依存する。そして
この組成物からなる未延伸フイルムを少なくとも一軸に
延伸することにより、微粒子状に分散したボイド形成性
ポリマーとポリエステルとの界面に剥離が発生し、ボイ
ドが形成される。ボイド発生の程度は延伸条件に加え
て、ボイド形成性ポリマーのガラス転移温度(Tg)及
びボイド形成性ポリマーとポリエステルとの親和性に依
存する。これらのボイド形成性ポリマーを配合すること
によって軽量化ポリエステルフイルムを得る方法は、上
記(イ)、(ロ)及び(ハ)の方法で挙げた欠点がな
く、よりすぐれた方法である。しかし上記のごとき具体
的に提案されたポリマーをボイド形成性ポリマーとして
用いた軽量化ポリエステルフイルムにおいても、まだそ
の性能は必ずしも満足できるものではない。
【0004】例えばボイド形成性ポリマーとしてポリプ
ロピレン、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレートお
よびポリメチルペンテン等の比較的低いガラス転移温度
のポリマーを用いた場合、ポリエステル樹脂の溶融押出
し温度におけるこれらボイド形成性ポリマーの溶融粘度
が低いため、組成物を溶融押出しして得た未延伸フイル
ム中のボイド形成性ポリマーは溶融押出し時の剪断応力
により、ポリエステルの流動方向に配向した棒状粒子と
なりやすく、球状粒子に分散しにくい。そのためかかる
組成物からなる未延伸フイルム及び延伸フイルムはいず
れも異方性が大きいという問題点があった。またかかる
組成物からなる未延伸フイルムをポリエステル樹脂のガ
ラス転移温度以上の温度で延伸すると、ボイド形成性ポ
リマーのガラス転移温度が低いために、分散したボイド
形成性ポリマーが塑性変形しやすく、ボイドの発生が阻
害される。加えて延伸フイルム表面の微細な凹凸の程度
が不十分となる。従ってかかる組成物からなるフイルム
は軽量化、隠蔽性、筆記性の点で満足のゆくものではな
い。さらにボイド形成性ポリマーのガラス転移温度が低
いために、かかる組成物からなるフイルムはそれを越え
る温度での性能変化が大きいという問題点も指摘されて
いる。一方ボイド形成性ポリマーとしてポリフェニレン
サルファイドおよびポリフェニレンオキサイドを用いた
場合、これらのポリマーは比較的高いガラス転移温度を
有しているため上記の如き問題点はない。しかしこれら
のポリマーはポリエステルとの親和性が著しく低いた
め、あらたな問題点が発生する。すなわちかかる組成物
からなる未延伸フイルムを延伸すると、微粒子状に分散
したボイド形成性ポリマーとポリエステルとの界面に過
大な剥離が発生し、これがさらに成長しフイルムの破断
に至るという問題点があった。また破断に至らないまで
もフイルムとしての強度が低いという問題点があった。
さらにポリフェニレンサルファイドおよびポリフェニレ
ンオキサイドはそれ自体着色しており、かかる組成物か
らなるフイルムは白色度に劣るという欠点がある。
ロピレン、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレートお
よびポリメチルペンテン等の比較的低いガラス転移温度
のポリマーを用いた場合、ポリエステル樹脂の溶融押出
し温度におけるこれらボイド形成性ポリマーの溶融粘度
が低いため、組成物を溶融押出しして得た未延伸フイル
ム中のボイド形成性ポリマーは溶融押出し時の剪断応力
により、ポリエステルの流動方向に配向した棒状粒子と
なりやすく、球状粒子に分散しにくい。そのためかかる
組成物からなる未延伸フイルム及び延伸フイルムはいず
れも異方性が大きいという問題点があった。またかかる
組成物からなる未延伸フイルムをポリエステル樹脂のガ
ラス転移温度以上の温度で延伸すると、ボイド形成性ポ
リマーのガラス転移温度が低いために、分散したボイド
形成性ポリマーが塑性変形しやすく、ボイドの発生が阻
害される。加えて延伸フイルム表面の微細な凹凸の程度
が不十分となる。従ってかかる組成物からなるフイルム
は軽量化、隠蔽性、筆記性の点で満足のゆくものではな
い。さらにボイド形成性ポリマーのガラス転移温度が低
いために、かかる組成物からなるフイルムはそれを越え
る温度での性能変化が大きいという問題点も指摘されて
いる。一方ボイド形成性ポリマーとしてポリフェニレン
サルファイドおよびポリフェニレンオキサイドを用いた
場合、これらのポリマーは比較的高いガラス転移温度を
有しているため上記の如き問題点はない。しかしこれら
のポリマーはポリエステルとの親和性が著しく低いた
め、あらたな問題点が発生する。すなわちかかる組成物
からなる未延伸フイルムを延伸すると、微粒子状に分散
したボイド形成性ポリマーとポリエステルとの界面に過
大な剥離が発生し、これがさらに成長しフイルムの破断
に至るという問題点があった。また破断に至らないまで
もフイルムとしての強度が低いという問題点があった。
さらにポリフェニレンサルファイドおよびポリフェニレ
ンオキサイドはそれ自体着色しており、かかる組成物か
らなるフイルムは白色度に劣るという欠点がある。
【0005】ボイド形成性ポリマーとして液晶性ポリエ
ステルを用いる方法では、それが未延伸フイルム中で流
動方向に配向した棒状粒子となりやすいことに伴う問題
点、およびポリエステルとの親和性が著しく低いため生
じる問題点がことごとく発生する。また白色度に劣るこ
ともいうまでもない。
ステルを用いる方法では、それが未延伸フイルム中で流
動方向に配向した棒状粒子となりやすいことに伴う問題
点、およびポリエステルとの親和性が著しく低いため生
じる問題点がことごとく発生する。また白色度に劣るこ
ともいうまでもない。
【0006】以上の如くボイド形成性ポリマーをポリエ
ステル樹脂に配合する方法においても適切なボイド形成
性ポリマーが発見されていないため、満足な特性を有す
る軽量化ポリエステルフイルムは得られていなかったの
が実状であった。
ステル樹脂に配合する方法においても適切なボイド形成
性ポリマーが発見されていないため、満足な特性を有す
る軽量化ポリエステルフイルムは得られていなかったの
が実状であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかる事情から、本発
明の課題はポリエステルとの適度な親和性と溶融粘度差
とを有するボイド形成性ポリマーを見い出し、これを用
いて低密度で、強度、耐熱性、隠蔽性、筆記性にすぐれ
たポリエステルフイルム及びその製造方法を提供するこ
とにある。
明の課題はポリエステルとの適度な親和性と溶融粘度差
とを有するボイド形成性ポリマーを見い出し、これを用
いて低密度で、強度、耐熱性、隠蔽性、筆記性にすぐれ
たポリエステルフイルム及びその製造方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意研究を重ねた結果、結晶性ポリエス
テル樹脂(A)とジシクロペンタジエンの開環重合体水
素化物(B)との組成物からなり、特定の構造を有する
ポリエステルフイルムが本発明の課題をことごとく満足
することを見出し、本発明に到達したものである。
解決するために鋭意研究を重ねた結果、結晶性ポリエス
テル樹脂(A)とジシクロペンタジエンの開環重合体水
素化物(B)との組成物からなり、特定の構造を有する
ポリエステルフイルムが本発明の課題をことごとく満足
することを見出し、本発明に到達したものである。
【0009】すなわち本発明の要旨は、(1)結晶性ポ
リエステル樹脂(A)が50重量%以上95重量%未
満、および結晶性ポリエステル樹脂よりも少なくとも1
0℃高いガラス転移温度を有するジシクロペンタジエン
の開環重合体水素化物(B)が5重量%以上から50重
量%未満((A)と(B)の合計は100重量%)の組
成物からなるポリエステルフイルムであって、該ポリエ
ステルフイルム中に該ジシクロペンタジエンの開環重合
体水素化物(B)が直径0.1から20μmの粒子状に
分散しており、かつ微細なボイドが存在し、見掛け比重
が0.3から1.3であることを特徴とする軽量化ポリ
エステルフイルム、および(2)結晶性ポリエステル樹
脂(A)が50重量%以上95重量%未満および結晶性
ポリエステル樹脂よりも少なくとも10℃高いガラス転
移温度を有するジシクロペンタジエンの開環重合体水素
化物が5重量%を越える量から50重量%未満((A)
と(B)の合計は100重量%)からなる組成物を溶融
押出しして得られる未延伸ポリエステルフイルムを、該
結晶性ポリエステル樹脂のガラス転移温度以上、結晶化
温度以下の温度の範囲で少なくとも一軸に1.5倍以上
延伸することを特徴とする請求項1記載の軽量化ポリエ
ステルフイルムの製造方法に存する。
リエステル樹脂(A)が50重量%以上95重量%未
満、および結晶性ポリエステル樹脂よりも少なくとも1
0℃高いガラス転移温度を有するジシクロペンタジエン
の開環重合体水素化物(B)が5重量%以上から50重
量%未満((A)と(B)の合計は100重量%)の組
成物からなるポリエステルフイルムであって、該ポリエ
ステルフイルム中に該ジシクロペンタジエンの開環重合
体水素化物(B)が直径0.1から20μmの粒子状に
分散しており、かつ微細なボイドが存在し、見掛け比重
が0.3から1.3であることを特徴とする軽量化ポリ
エステルフイルム、および(2)結晶性ポリエステル樹
脂(A)が50重量%以上95重量%未満および結晶性
ポリエステル樹脂よりも少なくとも10℃高いガラス転
移温度を有するジシクロペンタジエンの開環重合体水素
化物が5重量%を越える量から50重量%未満((A)
と(B)の合計は100重量%)からなる組成物を溶融
押出しして得られる未延伸ポリエステルフイルムを、該
結晶性ポリエステル樹脂のガラス転移温度以上、結晶化
温度以下の温度の範囲で少なくとも一軸に1.5倍以上
延伸することを特徴とする請求項1記載の軽量化ポリエ
ステルフイルムの製造方法に存する。
【0010】本発明において結晶性とは、示差熱分析計
を用いて20℃/分の昇温速度で測定した結晶の融解熱
が1cal/g以上の値を示すことを意味する。また結
晶化温度は、同じく示差熱分析計を用いて20℃/分の
昇温速度で測定した際の結晶化温度ピークとして定義さ
れる。ガラス転移温度は一般に定義されているようにポ
リマー主鎖の熱運動の凍結開始温度を意味する。このガ
ラス転移温度も示差熱分析計を用いて測定することがで
きる。
を用いて20℃/分の昇温速度で測定した結晶の融解熱
が1cal/g以上の値を示すことを意味する。また結
晶化温度は、同じく示差熱分析計を用いて20℃/分の
昇温速度で測定した際の結晶化温度ピークとして定義さ
れる。ガラス転移温度は一般に定義されているようにポ
リマー主鎖の熱運動の凍結開始温度を意味する。このガ
ラス転移温度も示差熱分析計を用いて測定することがで
きる。
【0011】本発明において用いられる結晶性ポリエス
テル樹脂(A)は芳香族ジカルボン酸残基と脂肪族ジオ
ール残基および/あるいは脂環式ジオール残基とを主な
構成成分とするポリエステルである。かかる芳香族ジカ
ルボン酸の代表例としてはテレフタル酸、イソフタル
酸、ナフタレンジカルボン酸等がある。これらの芳香族
ジカルボン酸の芳香族環はハロゲン、アルキル基あるい
はその他の置換基で置換されていてもよい。脂肪族ジオ
ールあるいは脂環式ジオールの代表例としてはエチレン
グリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、
シクロヘキシレンジメタノール等がある。これらの芳香
族ジカルボン酸、脂肪族ジオールおよび/あるいは脂環
式ジオールはそれぞれ2種類以上混合して用いることも
可能である。
テル樹脂(A)は芳香族ジカルボン酸残基と脂肪族ジオ
ール残基および/あるいは脂環式ジオール残基とを主な
構成成分とするポリエステルである。かかる芳香族ジカ
ルボン酸の代表例としてはテレフタル酸、イソフタル
酸、ナフタレンジカルボン酸等がある。これらの芳香族
ジカルボン酸の芳香族環はハロゲン、アルキル基あるい
はその他の置換基で置換されていてもよい。脂肪族ジオ
ールあるいは脂環式ジオールの代表例としてはエチレン
グリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、
シクロヘキシレンジメタノール等がある。これらの芳香
族ジカルボン酸、脂肪族ジオールおよび/あるいは脂環
式ジオールはそれぞれ2種類以上混合して用いることも
可能である。
【0012】本発明において特に好適な結晶性ポリエス
テル樹脂(A)としては、ポリエチレンテレフタレート
(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、
ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリシクロヘキ
シレンジメチレンテレフタレート(PCT)がある。示
差熱分析計を用いて測定したこれら結晶性ポリエステル
樹脂のガラス転移温度(Tg)と結晶化温度(Tc)お
よび結晶融解温度(Tm)は以下の通りである。 PET(Tg=70℃、Tc=160℃、Tm=263
℃) PBT(Tg=45℃、Tc=130℃、Tm=220
℃) PEN(Tg=115℃、Tc=220℃、Tm=27
2℃) PCT(Tg=90℃、Tc=180℃、Tm=295
℃)
テル樹脂(A)としては、ポリエチレンテレフタレート
(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、
ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリシクロヘキ
シレンジメチレンテレフタレート(PCT)がある。示
差熱分析計を用いて測定したこれら結晶性ポリエステル
樹脂のガラス転移温度(Tg)と結晶化温度(Tc)お
よび結晶融解温度(Tm)は以下の通りである。 PET(Tg=70℃、Tc=160℃、Tm=263
℃) PBT(Tg=45℃、Tc=130℃、Tm=220
℃) PEN(Tg=115℃、Tc=220℃、Tm=27
2℃) PCT(Tg=90℃、Tc=180℃、Tm=295
℃)
【0013】本発明においては、かかる結晶性ポリエス
テル樹脂を2種類以上混合して用いてもよいし、またそ
の他の成分を共重合した結晶性ポリエステル樹脂を用い
てもよい。
テル樹脂を2種類以上混合して用いてもよいし、またそ
の他の成分を共重合した結晶性ポリエステル樹脂を用い
てもよい。
【0014】これらの結晶性ポリエステル樹脂(A)
は、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジオールおよび/ある
いは脂環式ジオールとを直接反応させて製造されるほ
か、芳香族ジカルボン酸のアルキルエステルと脂肪族ジ
オールおよび/あるいは脂環式ジオールとをエステル交
換反応させた後、重縮合させるかあるいは芳香族ジカル
ボン酸のジグリコールエステルを重縮合させる等の方法
によって製造される。
は、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジオールおよび/ある
いは脂環式ジオールとを直接反応させて製造されるほ
か、芳香族ジカルボン酸のアルキルエステルと脂肪族ジ
オールおよび/あるいは脂環式ジオールとをエステル交
換反応させた後、重縮合させるかあるいは芳香族ジカル
ボン酸のジグリコールエステルを重縮合させる等の方法
によって製造される。
【0015】本発明において用いられる結晶性ポリエス
テル樹脂(A)の分子量については、特に制限はなく、
フイルム形成能があれば足りるが、フェノール/テトラ
クロルエタン=1/1(重量比)の混合溶媒で25℃で
測定した固有粘度が0.4(dl/g)以上であること
が好ましい。
テル樹脂(A)の分子量については、特に制限はなく、
フイルム形成能があれば足りるが、フェノール/テトラ
クロルエタン=1/1(重量比)の混合溶媒で25℃で
測定した固有粘度が0.4(dl/g)以上であること
が好ましい。
【0016】本発明において用いられるジシクロペンタ
ジエンの開環重合体水素化物(B)は、単量体としてジ
シクロペンタジエンを用い、環状オレフィンの公知の開
環重合法により製造され、水素添加物も通常の水素添加
反応法を利用して得られるものであり、その組成物を構
成する結晶性ポリエステル樹脂よりも少なくとも10℃
高いガラス転移温度を有するものである。
ジエンの開環重合体水素化物(B)は、単量体としてジ
シクロペンタジエンを用い、環状オレフィンの公知の開
環重合法により製造され、水素添加物も通常の水素添加
反応法を利用して得られるものであり、その組成物を構
成する結晶性ポリエステル樹脂よりも少なくとも10℃
高いガラス転移温度を有するものである。
【0017】本発明において用いられるジシクロペンタ
ジエンの開環重合体水素化物(B)は、開環重合体を水
素添加して、その二重結合の全部もしくは一部を飽和さ
せ、耐熱劣化性や耐光劣化性を改善したものである。水
素添加率は開環重合体の全ての二重結合が水素添加によ
り飽和された場合を100%とした場合、少なくとも5
0%であり、耐熱性や耐光性を向上させるためには80
%以上、とくに90%以上であることが好ましい。
ジエンの開環重合体水素化物(B)は、開環重合体を水
素添加して、その二重結合の全部もしくは一部を飽和さ
せ、耐熱劣化性や耐光劣化性を改善したものである。水
素添加率は開環重合体の全ての二重結合が水素添加によ
り飽和された場合を100%とした場合、少なくとも5
0%であり、耐熱性や耐光性を向上させるためには80
%以上、とくに90%以上であることが好ましい。
【0018】本発明において用いられるジシクロペンタ
ジエンの開環重合体水素化物(B)は、結晶性ポリエス
テル樹脂よりも少なくとも10℃、さらに好ましくは少
なくとも20℃高いガラス転移温度を有するものであ
る。ジシクロペンタジエンの開環重合体水素化物(B)
のガラス転移温度が結晶性ポリエステル樹脂のそれと同
等かそれより低い場合には、組成物からなるフイルムを
延伸するとジシクロペンタジエンの開環重合体水素化物
(B)が塑性変形し、ボイドの生成が阻害されるので好
ましくない。加えて延伸フイルムの表面の微細な凹凸の
程度が不十分となる。かかるガラス転移温度の低いジシ
クロペンタジエンの開環重合体水素化物を用いた場合に
は、結果として得られる延伸ポリエステルフイルムの軽
量性、隠蔽性、筆記性は満足のゆくものではない。
ジエンの開環重合体水素化物(B)は、結晶性ポリエス
テル樹脂よりも少なくとも10℃、さらに好ましくは少
なくとも20℃高いガラス転移温度を有するものであ
る。ジシクロペンタジエンの開環重合体水素化物(B)
のガラス転移温度が結晶性ポリエステル樹脂のそれと同
等かそれより低い場合には、組成物からなるフイルムを
延伸するとジシクロペンタジエンの開環重合体水素化物
(B)が塑性変形し、ボイドの生成が阻害されるので好
ましくない。加えて延伸フイルムの表面の微細な凹凸の
程度が不十分となる。かかるガラス転移温度の低いジシ
クロペンタジエンの開環重合体水素化物を用いた場合に
は、結果として得られる延伸ポリエステルフイルムの軽
量性、隠蔽性、筆記性は満足のゆくものではない。
【0019】本発明において用いられるジシクロペンタ
ジエンの開環重合体水素化物(B)の分子量については
特に制限はなく、組成物の溶融押出し時の温度において
結晶性ポリエステル樹脂の溶融粘度の少なくとも1/1
0以上の溶融粘度を与える分子量であれば足りる。
ジエンの開環重合体水素化物(B)の分子量については
特に制限はなく、組成物の溶融押出し時の温度において
結晶性ポリエステル樹脂の溶融粘度の少なくとも1/1
0以上の溶融粘度を与える分子量であれば足りる。
【0020】本発明の軽量化ポリエステルを構成する組
成物の(A)成分である結晶性ポリエステル樹脂の配合
量は50重量%以上から95重量%未満であり、(B)
成分のジシクロペンタジエンの開環重合体水素化物のそ
れは5重量%を越える量から50重量%未満である。
(B)成分のジシクロペンタジエンの開環重合体水素化
物(B)の配合量が5重量%未満では、得られる最終的
な延伸ポリエステルフイルム中の微細なボイドの生成量
が少なく、軽量性、隠蔽性及び筆記性が不十分となる。
逆にそれが50重量%を越える量ではフイルムの強度が
低下し、延伸時の破断が起こりやすくなるばかりでな
く、組成物の溶融押出し時の熱安定性が低下し、熱分解
等が発生するので好ましくない。
成物の(A)成分である結晶性ポリエステル樹脂の配合
量は50重量%以上から95重量%未満であり、(B)
成分のジシクロペンタジエンの開環重合体水素化物のそ
れは5重量%を越える量から50重量%未満である。
(B)成分のジシクロペンタジエンの開環重合体水素化
物(B)の配合量が5重量%未満では、得られる最終的
な延伸ポリエステルフイルム中の微細なボイドの生成量
が少なく、軽量性、隠蔽性及び筆記性が不十分となる。
逆にそれが50重量%を越える量ではフイルムの強度が
低下し、延伸時の破断が起こりやすくなるばかりでな
く、組成物の溶融押出し時の熱安定性が低下し、熱分解
等が発生するので好ましくない。
【0021】本発明の軽量化ポリエステルフイルムにお
いて、(B)成分のジシクロペンタジエンの開環重合体
水素化物は(A)成分である結晶性ポリエステル樹脂か
らなるマトリックス中に直径が0.1から20μmの粒
子状に分散することが必要であり、好ましくは1〜15
μの範囲である。この場合ジシクロペンタジエンの開環
重合体水素化物(B)の微粒子はできるだけ球形である
ことが好ましい。球形の場合にはフイルムの異方形が発
生しにくく、延伸によって均一なボイドが生成し、強度
に優れたフイルムが得られるので好ましい。ジシクロペ
ンタジエンの開環重合体水素化物(B)の微粒子径が
0.1μm未満の場合には延伸ポリエステルフイルム中
のボイドの生成量が少なく、軽量性、隠蔽性及び筆記性
が不十分となる。逆にそれが20μmを越える場合には
ボイドの生成量が多く、軽量性及び隠蔽性には優れるも
のの、フイルムの強度が低下し、延伸時の破断が起こり
やすくなるので好ましくない。
いて、(B)成分のジシクロペンタジエンの開環重合体
水素化物は(A)成分である結晶性ポリエステル樹脂か
らなるマトリックス中に直径が0.1から20μmの粒
子状に分散することが必要であり、好ましくは1〜15
μの範囲である。この場合ジシクロペンタジエンの開環
重合体水素化物(B)の微粒子はできるだけ球形である
ことが好ましい。球形の場合にはフイルムの異方形が発
生しにくく、延伸によって均一なボイドが生成し、強度
に優れたフイルムが得られるので好ましい。ジシクロペ
ンタジエンの開環重合体水素化物(B)の微粒子径が
0.1μm未満の場合には延伸ポリエステルフイルム中
のボイドの生成量が少なく、軽量性、隠蔽性及び筆記性
が不十分となる。逆にそれが20μmを越える場合には
ボイドの生成量が多く、軽量性及び隠蔽性には優れるも
のの、フイルムの強度が低下し、延伸時の破断が起こり
やすくなるので好ましくない。
【0022】本発明において未延伸フイルムは結晶性ポ
リエステル樹脂(A)とジシクロペンタジエンの開環重
合体水素化物(B)とからなる組成物を溶融押出しして
得られる。この場合結晶性ポリエステル樹脂(A)とジ
シクロペンタジエンの開環重合体水素化物(B)とを押
出機等を用いて溶融混練し、あらかじめ組成物のペレッ
トとなし、ついでこれを溶融押出しして未延伸フイルム
を得てもよい。あるいは結晶性ポリエステル樹脂(A)
とジシクロペンタジエンの開環重合体水素化物(B)と
をブレンドし、これを直接溶融押出しして未延伸フイル
ムを得てもよい。溶融押出し温度としては、通常結晶性
ポリエステル樹脂(A)の結晶融解温度からそれより5
0℃高い温度の範囲で選ばれる。溶融された組成物は、
たとえばTダイやサーキュラーダイから押出され、結晶
性ポリエステル樹脂(A)のガラス転移温度以下に冷却
され、実質的に無定形のフイルムを得る。この未延伸フ
イルムには実質的にボイドの生成はなく、多くの場合透
明あるいは半透明である。
リエステル樹脂(A)とジシクロペンタジエンの開環重
合体水素化物(B)とからなる組成物を溶融押出しして
得られる。この場合結晶性ポリエステル樹脂(A)とジ
シクロペンタジエンの開環重合体水素化物(B)とを押
出機等を用いて溶融混練し、あらかじめ組成物のペレッ
トとなし、ついでこれを溶融押出しして未延伸フイルム
を得てもよい。あるいは結晶性ポリエステル樹脂(A)
とジシクロペンタジエンの開環重合体水素化物(B)と
をブレンドし、これを直接溶融押出しして未延伸フイル
ムを得てもよい。溶融押出し温度としては、通常結晶性
ポリエステル樹脂(A)の結晶融解温度からそれより5
0℃高い温度の範囲で選ばれる。溶融された組成物は、
たとえばTダイやサーキュラーダイから押出され、結晶
性ポリエステル樹脂(A)のガラス転移温度以下に冷却
され、実質的に無定形のフイルムを得る。この未延伸フ
イルムには実質的にボイドの生成はなく、多くの場合透
明あるいは半透明である。
【0023】ついでこの未延伸フイルムは、少なくとも
一軸方向に延伸される。延伸は結晶性ポリエステル樹脂
(A)のガラス転移温度以上、結晶化温度以下の範囲の
温度で行われる。この温度範囲で延伸することにより、
マトリックスを形成する結晶性ポリエステル樹脂(A)
が配向結晶化すると同時に、微粒子を形成するジシクロ
ペンタジエンの開環重合体水素化物(B)との界面でボ
イドが効果的に生成される。延伸倍率は得られるフイル
ムの特性に大きな影響を与える。延伸倍率が大きい程得
られるフイルムの軽量性、隠蔽性、強度は向上する。目
的に応じて延伸倍率を選定することは可能であるが、本
発明の目的を達成するためには少なくとも一軸に1.5
倍以上に延伸することが必要である。さらに縦横2軸に
延伸することも可能である。この場合にはさらに特性の
向上を図ることができる。この場合にもそれぞれの方向
に1.5倍以上延伸することが好ましい。
一軸方向に延伸される。延伸は結晶性ポリエステル樹脂
(A)のガラス転移温度以上、結晶化温度以下の範囲の
温度で行われる。この温度範囲で延伸することにより、
マトリックスを形成する結晶性ポリエステル樹脂(A)
が配向結晶化すると同時に、微粒子を形成するジシクロ
ペンタジエンの開環重合体水素化物(B)との界面でボ
イドが効果的に生成される。延伸倍率は得られるフイル
ムの特性に大きな影響を与える。延伸倍率が大きい程得
られるフイルムの軽量性、隠蔽性、強度は向上する。目
的に応じて延伸倍率を選定することは可能であるが、本
発明の目的を達成するためには少なくとも一軸に1.5
倍以上に延伸することが必要である。さらに縦横2軸に
延伸することも可能である。この場合にはさらに特性の
向上を図ることができる。この場合にもそれぞれの方向
に1.5倍以上延伸することが好ましい。
【0024】延伸後のポリエステルフイルムは必要に応
じて熱固定される。この処理により延伸ポリエステルフ
イルムの寸法安定性はさらに高まる。通常熱固定の温度
は結晶性ポリエステル樹脂(A)の結晶融解温度より約
10℃から30℃低い温度で行われる。
じて熱固定される。この処理により延伸ポリエステルフ
イルムの寸法安定性はさらに高まる。通常熱固定の温度
は結晶性ポリエステル樹脂(A)の結晶融解温度より約
10℃から30℃低い温度で行われる。
【0025】本発明の軽量化ポリエステルフイルムは、
前記延伸を行うことによりその見掛け比重は1.3以下
となる。延伸倍率をさらに高めることにより見掛け比重
を0.3以下とすることも可能である。しかし延伸フイ
ルムの生産性や強度の低下が生じるので軽量化ポリエス
テルフイルムの見掛け比重は0.3から1.3の範囲に
あることが好ましい。生産性や性能の面から最も好まし
い比重の範囲は0.5から1.0である。
前記延伸を行うことによりその見掛け比重は1.3以下
となる。延伸倍率をさらに高めることにより見掛け比重
を0.3以下とすることも可能である。しかし延伸フイ
ルムの生産性や強度の低下が生じるので軽量化ポリエス
テルフイルムの見掛け比重は0.3から1.3の範囲に
あることが好ましい。生産性や性能の面から最も好まし
い比重の範囲は0.5から1.0である。
【0026】本発明の結晶性ポリエステル樹脂(A)と
ジシクロペンタジエンの開環重合体水素化物(B)とか
らなる前記組成物にはその特性を大きく損なわない範囲
で必要に応じて他のポリマーを配合してもよい。かかる
ポリマーとしてはたとえば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリスチレン、ポリメチルペンテン、ポリメチル
メタクリレート、ABS樹脂、ポリカーボネート、ポリ
アミド、ポリフェニレンオキサイド、ポリアリレート、
ポリエチレングリコール、ポリサルフォン、ポリエーテ
ルサルフォン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェ
ニレンサルファイド、フェノキシ樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、液晶ポリエステル、フッソ樹
脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ウレア樹脂、エポ
キシ樹脂などがある。
ジシクロペンタジエンの開環重合体水素化物(B)とか
らなる前記組成物にはその特性を大きく損なわない範囲
で必要に応じて他のポリマーを配合してもよい。かかる
ポリマーとしてはたとえば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリスチレン、ポリメチルペンテン、ポリメチル
メタクリレート、ABS樹脂、ポリカーボネート、ポリ
アミド、ポリフェニレンオキサイド、ポリアリレート、
ポリエチレングリコール、ポリサルフォン、ポリエーテ
ルサルフォン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェ
ニレンサルファイド、フェノキシ樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、液晶ポリエステル、フッソ樹
脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ウレア樹脂、エポ
キシ樹脂などがある。
【0027】また本発明の組成物にはその特性を大きく
損なわない範囲で、必要に応じてシリカ、酸化チタン、
炭酸カルシウム、アルミナ、カオリン、マイカ、タルク
などの無機質充填材や顔料を配合することも可能であ
る。
損なわない範囲で、必要に応じてシリカ、酸化チタン、
炭酸カルシウム、アルミナ、カオリン、マイカ、タルク
などの無機質充填材や顔料を配合することも可能であ
る。
【0028】またその他の添加剤を配合することも可能
である。かかる例としては酸化防止剤、耐熱剤、帯電防
止剤、紫外線吸収剤、滑剤、着色剤などがある。
である。かかる例としては酸化防止剤、耐熱剤、帯電防
止剤、紫外線吸収剤、滑剤、着色剤などがある。
【0029】本発明の軽量化ポリエステルフイルムは単
独であるいは塗装、印刷、メタライジング等の処理を施
した上で包装用材料、ラベル、情報誌、製図用紙、印刷
用紙等に用いられる。また本発明の軽量化ポリエステル
フイルムは多層構造体の構成成分の一つとして用いるこ
とも可能である。このような多層構造体の例としてはラ
ミネートフイルム、複合シート、コンポジットなどがあ
る。
独であるいは塗装、印刷、メタライジング等の処理を施
した上で包装用材料、ラベル、情報誌、製図用紙、印刷
用紙等に用いられる。また本発明の軽量化ポリエステル
フイルムは多層構造体の構成成分の一つとして用いるこ
とも可能である。このような多層構造体の例としてはラ
ミネートフイルム、複合シート、コンポジットなどがあ
る。
【0030】
【実施例】以下実施例によって本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0031】(参考例)トルエン400ml、ジシクロ
ペンタジエン100ml、1−ヘキセン0.37mモ
ル、六塩化タングステン0.37mモル、テトラエチル
スズ0.74mモルを加え室温で5時間重合し開環重合
体(ア−1)を得た。開環重合体のシクロへキサン5%
溶液400g、パラジウムカーボン2g重合器内を水素
に置換し、水添反応を行い、水添加重合体(ア−2)を
得た。他のジシクロペンタジエンの開環重合体の水素化
物も同様に作成した。これらを表1に示す。なお実施例
で用いた結晶性ポリエステル樹脂(A)は表2の通りで
ある。
ペンタジエン100ml、1−ヘキセン0.37mモ
ル、六塩化タングステン0.37mモル、テトラエチル
スズ0.74mモルを加え室温で5時間重合し開環重合
体(ア−1)を得た。開環重合体のシクロへキサン5%
溶液400g、パラジウムカーボン2g重合器内を水素
に置換し、水添反応を行い、水添加重合体(ア−2)を
得た。他のジシクロペンタジエンの開環重合体の水素化
物も同様に作成した。これらを表1に示す。なお実施例
で用いた結晶性ポリエステル樹脂(A)は表2の通りで
ある。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】(実施例1〜6)原料となるペレットをタ
バイ(株)製直熱式真空乾燥機を用い、120℃で48
時間真空乾燥し、水分率が0.001%のジシクロペン
タジエンの開環重合体水素化物ペレットと、極限粘度が
0.78のポリエチレンテレフタレートペレットをそれ
ぞれ得た。これらの所定量をヘンシェルミキサーで混合
し、日本製鋼(株)製50mmφ押出機を用いて280
℃の条件でTダイにより溶融押し出し、厚さ500μm
のシートを得た。次いで90℃でMD(縦方向)に3
倍、TD(横方向)に3倍延伸し、厚さ55μのフイル
ムを得た。未延伸フイルム中のジシクロペンタジエンの
開環重合体水素化物の分散粒子径と延伸性と延伸フイル
ムの見掛け比重、3次元表面粗度、Hz、Tp、G%、
白色度、引張強度、筆記性を表3、4に示す。また結晶
性ポリエステル樹脂としてポリエチレンナフタレート樹
脂を使用した場合は、製膜温度300℃、延伸温度12
5℃の条件で実施した。同様にフイルムの性能等を表
3、4に示す。
バイ(株)製直熱式真空乾燥機を用い、120℃で48
時間真空乾燥し、水分率が0.001%のジシクロペン
タジエンの開環重合体水素化物ペレットと、極限粘度が
0.78のポリエチレンテレフタレートペレットをそれ
ぞれ得た。これらの所定量をヘンシェルミキサーで混合
し、日本製鋼(株)製50mmφ押出機を用いて280
℃の条件でTダイにより溶融押し出し、厚さ500μm
のシートを得た。次いで90℃でMD(縦方向)に3
倍、TD(横方向)に3倍延伸し、厚さ55μのフイル
ムを得た。未延伸フイルム中のジシクロペンタジエンの
開環重合体水素化物の分散粒子径と延伸性と延伸フイル
ムの見掛け比重、3次元表面粗度、Hz、Tp、G%、
白色度、引張強度、筆記性を表3、4に示す。また結晶
性ポリエステル樹脂としてポリエチレンナフタレート樹
脂を使用した場合は、製膜温度300℃、延伸温度12
5℃の条件で実施した。同様にフイルムの性能等を表
3、4に示す。
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】(比較例1〜7)実施例と同様の方法で、
ペレットを乾燥し溶融押し出し厚さ500μmの未延伸
フイルムを得た。延伸温度は90℃と、60℃、200
℃の条件で実施した。また延伸倍率は3×3倍以外1.
2×1.0倍を実施した。また添加ポリマーにジシクロ
ペンタジエンの開環重合体水素化物の比較としてポリフ
ェニレンオキサイド樹脂(長瀬産業(株)PPOー53
4)を使用した。フイルムの性能を表5、6に示す。
ペレットを乾燥し溶融押し出し厚さ500μmの未延伸
フイルムを得た。延伸温度は90℃と、60℃、200
℃の条件で実施した。また延伸倍率は3×3倍以外1.
2×1.0倍を実施した。また添加ポリマーにジシクロ
ペンタジエンの開環重合体水素化物の比較としてポリフ
ェニレンオキサイド樹脂(長瀬産業(株)PPOー53
4)を使用した。フイルムの性能を表5、6に示す。
【0038】
【表5】
【0039】
【表6】
【0040】実施例1〜7、比較例1〜7から次のこと
が判る。ジシクロペンタジエンの開環重合体水素化物の
水添率が0%の場合には、結晶性ポリエステル樹脂との
組成物から得られるフイルムは熱安定性に欠け延伸性が
悪いこと、ジシクロペンタジエンの開環重合体水素化物
が3重量%の場合には、結晶性ポリエステル樹脂とジシ
クロペンタジエンの開環重合体水素化物組成物フイルム
は同様に軽量性、マット性、白色性に欠けることが判
る。またジシクロペンタジエンの開環重合体水素化物が
55モル%の場合には結晶性ポリエステル樹脂とジシク
ロペンタジエンの開環重合体水素化物組成物フイルム
は、分散粒子径が確認されず、また延伸性が悪いことが
判る。延伸温度に関しては90℃が良好であるが、60
℃ではフイルムが破断し、延伸性に劣る。200℃で延
伸すると、フイルム厚みムラが大でフイルム品位が大き
く低下していること、また軽量性、マット性、白色性に
欠けることが判る。延伸倍率についても1.2×1.0
倍では軽量性、マット性、白色性に欠けることが判る。
また比較例7においては、分散粒子が20μmを越える
と得られたフイルムの強度が著しく低下することが判
る。
が判る。ジシクロペンタジエンの開環重合体水素化物の
水添率が0%の場合には、結晶性ポリエステル樹脂との
組成物から得られるフイルムは熱安定性に欠け延伸性が
悪いこと、ジシクロペンタジエンの開環重合体水素化物
が3重量%の場合には、結晶性ポリエステル樹脂とジシ
クロペンタジエンの開環重合体水素化物組成物フイルム
は同様に軽量性、マット性、白色性に欠けることが判
る。またジシクロペンタジエンの開環重合体水素化物が
55モル%の場合には結晶性ポリエステル樹脂とジシク
ロペンタジエンの開環重合体水素化物組成物フイルム
は、分散粒子径が確認されず、また延伸性が悪いことが
判る。延伸温度に関しては90℃が良好であるが、60
℃ではフイルムが破断し、延伸性に劣る。200℃で延
伸すると、フイルム厚みムラが大でフイルム品位が大き
く低下していること、また軽量性、マット性、白色性に
欠けることが判る。延伸倍率についても1.2×1.0
倍では軽量性、マット性、白色性に欠けることが判る。
また比較例7においては、分散粒子が20μmを越える
と得られたフイルムの強度が著しく低下することが判
る。
【0041】(測定方法)実施例で用いた測定方法は以
下の通りである。 1.粒子径 日本電子(株)製JSM−15型走査電子顕微鏡を使用
し、試料破断面の電子顕微鏡写真から寸法を読みとる。 2.見掛け比重 JISK6758に準じ水中置換法で測定した。 3.表面粗度 小坂研究所(株)製表面粗さ測定器SE−3AK型を使
用し、JISB−0601−1976の方法に準じて測
定した。触針径2μm、触針圧10mg.SRaは中心
面平均粗さ(μm)を、SPcは山数(個/0.1mm
2)を表す。 4.曇度(Hz)、平行光線透過度(Tp) 東京電色(株)製ヘーズメーターを使用、ASTMD10
03−61に準じて測定した。 5.G% 村上色彩技術研究所(株)Gloss Meter G
M−30型を使用し、入射角20°の光沢度を測定し
た。 6.白色度 スガ試験機SM−4型色差計を使用して測定した。 7.強度(引張り強度) 島津(株)DSS−500型オートグラフを使用し、A
STMD882に準じて測定し、縦、横方向の平均値で
表示した。 8.筆記性 鉛筆引っかき値試験用鉛筆三菱(株)製Uniを使用
し、押圧500gで筆記し、字が濃く書けた場合○、非
常に濃く書けた場合◎、薄い場合を×とした。
下の通りである。 1.粒子径 日本電子(株)製JSM−15型走査電子顕微鏡を使用
し、試料破断面の電子顕微鏡写真から寸法を読みとる。 2.見掛け比重 JISK6758に準じ水中置換法で測定した。 3.表面粗度 小坂研究所(株)製表面粗さ測定器SE−3AK型を使
用し、JISB−0601−1976の方法に準じて測
定した。触針径2μm、触針圧10mg.SRaは中心
面平均粗さ(μm)を、SPcは山数(個/0.1mm
2)を表す。 4.曇度(Hz)、平行光線透過度(Tp) 東京電色(株)製ヘーズメーターを使用、ASTMD10
03−61に準じて測定した。 5.G% 村上色彩技術研究所(株)Gloss Meter G
M−30型を使用し、入射角20°の光沢度を測定し
た。 6.白色度 スガ試験機SM−4型色差計を使用して測定した。 7.強度(引張り強度) 島津(株)DSS−500型オートグラフを使用し、A
STMD882に準じて測定し、縦、横方向の平均値で
表示した。 8.筆記性 鉛筆引っかき値試験用鉛筆三菱(株)製Uniを使用
し、押圧500gで筆記し、字が濃く書けた場合○、非
常に濃く書けた場合◎、薄い場合を×とした。
【0042】
【発明の効果】実施例で具体的に説明したように、本発
明の軽量化ポリエステルフイルムは特定のボイド形成性
ポリマーを用いることにより、きわめて優れた軽量性、
強度、耐熱性、隠蔽性、筆記性および生産性が付与さ
れ、これらの点において従来の軽量化ポリエステルの性
能を大きく凌駕する。
明の軽量化ポリエステルフイルムは特定のボイド形成性
ポリマーを用いることにより、きわめて優れた軽量性、
強度、耐熱性、隠蔽性、筆記性および生産性が付与さ
れ、これらの点において従来の軽量化ポリエステルの性
能を大きく凌駕する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 67:00 105:04 B29L 7:00 4F C08L 67:02 (72)発明者 小塚 佳明 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内 (72)発明者 大西 早美 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 結晶性ポリエステル樹脂(A)が50重
量%以上95重量%未満、および結晶性ポリエステル樹
脂よりも少なくとも10℃高いガラス転移温度を有する
ジシクロペンタジエンの開環重合体水素化物(B)が5
重量%以上から50重量%未満((A)と(B)の合計
は100重量%)の組成物からなるポリエステルフイル
ムであって、該ポリエステルフイルム中に該ジシクロペ
ンタジエンの開環重合体水素化物(B)が直径0.1か
ら20μmの粒子状に分散しており、かつ微細なボイド
が存在し、見掛け比重が0.3から1.3であることを
特徴とする軽量化ポリエステルフイルム。 - 【請求項2】 結晶性ポリエステル樹脂(A)が50重
量%以上95重量%未満および結晶性ポリエステル樹脂
よりも少なくとも10℃高いガラス転移温度を有するジ
シクロペンタジエンの開環重合体水素化物が5重量%を
越える量から50重量%未満((A)と(B)の合計は
100重量%)からなる組成物を溶融押出しして得られ
る未延伸ポリエステルフイルムを、該結晶性ポリエステ
ル樹脂のガラス転移温度以上、結晶化温度以下の温度の
範囲で少なくとも一軸に1.5倍以上延伸することを特
徴とする請求項1記載の軽量化ポリエステルフイルムの
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6986292A JPH05230253A (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 軽量化ポリエステルフィルム及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6986292A JPH05230253A (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 軽量化ポリエステルフィルム及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05230253A true JPH05230253A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=13415040
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6986292A Pending JPH05230253A (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 軽量化ポリエステルフィルム及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05230253A (ja) |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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