JPH05232082A - 溶存ガスの測定方法及び装置 - Google Patents

溶存ガスの測定方法及び装置

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JPH05232082A
JPH05232082A JP4069324A JP6932492A JPH05232082A JP H05232082 A JPH05232082 A JP H05232082A JP 4069324 A JP4069324 A JP 4069324A JP 6932492 A JP6932492 A JP 6932492A JP H05232082 A JPH05232082 A JP H05232082A
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健一 森田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 試料の流速の影響を受けることなく溶存ガス
の濃度を高精度に測定できるようにする。 【構成】 中空円筒状のセンサ本体11と、その先端開
口部に固定されたガス透過性の良好な隔膜12と、この
隔膜12に接してセンサ本体内部に配置された浸水性の
スぺーサ13と、このスぺーサ13に接してセンサ本体
内部に配置された作用極14と、この作用極14を支持
する支持管15の内部に取り付けられた対極16と、セ
ンサ本体内部でかつ支持管15の外部に充填された電解
液17とから溶存ガスセンサ10を構成する。このセン
サ10の作用極14に対してパルス電圧印加手段18か
ら電解の起こらない非電解電位と電解が起こるパルス電
解電位を交互に印加し、隔膜を透過した試料中の溶存ガ
スのパルス電解電流を測定して溶存ガス濃度を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は試料溶液中に溶存するガ
スの濃度を測定する方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、環境(河川、海水)、水処理、
発酵、養殖の分野では試料溶液中の溶存酸素の測定が重
要であり、モニタリングやプロセス制御に溶存酸素計が
広く使用されている。この溶存酸素計のセンサとして
は、酸素透過性の隔膜を使用した隔膜形ポーラログラフ
式センサや、隔膜形ガルバニ式センサが主に用いられて
いる。また、原子力発電プラント等では溶存水素の測定
が重要であり、計器によるモニタリングが行なわれてい
る。
【0003】従来、ガス透過性の隔膜を使用した隔膜形
溶存ガスセンサは定電圧電解方式であり、図7に示すよ
うに、例えば中空円筒状のセンサ本体1の先端開口部に
ガス透過性の隔膜2が固定され、この隔膜2に近接して
センサ本体内部に作用極3が対向配置されている。この
作用極3はセンサ本体内部に同軸的に配設された支持管
4の先端開口部に取り付けられており、センサ本体内部
に充填される電解液5から隔離されている。上述したよ
うに、作用極3は隔膜2と僅かな間隔をもって対向配置
されており、従って、作用極3と隔膜2との間に電解液
5の薄層が存在することになる。また、支持管4の内部
には対極6が取り付けられており、この対極6と作用極
3との間に、それらに接続されたリード線6a及び3a
を介して電源7から所定の電解電圧を連続して印加し
(図示するように、通常は作用極3に負電圧を印加す
る)、電解電流の定常値を測定することによって試料溶
液中の溶存ガス濃度を求めている。
【0004】例えば、試料溶液中の溶存酸素の濃度を測
定する場合には、図7に示す構成において、作用極3に
白金、対極6に銀、電解液5に塩化カリウム溶液を使用
すると、このセンサの電流−電圧特性は図8に示すよう
になる。即ち、対極6に対して作用極3に印加される負
電圧がほぼ−0.3V〜−0.7Vの範囲において溶存
酸素の定常電解電流が得られる。この電解電流が溶存酸
素分圧に比例することを利用して、測定された電解電流
値から溶存酸素濃度を求めている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の溶存酸素センサでは、酸素の消費が連続して起きて
いるため、作用極6における酸素濃度はゼロであり、酸
素の拡散層の厚さが電解の開始と共に広がっていき、隔
膜2の外側に(試料溶液中に)出るため、流速の影響を
受けるという欠点があった。
【0006】今、反応電子数をn、ファラディ定数を
F、作用極3の表面積をA、酸素の拡散係数をD、酸素
濃度をC、拡散層の厚さをdとすると、電解電流iは次
式で表わせる。
【0007】
【数1】 また、拡散層の厚さdは次式で表わせる。(tは時間)
【0008】
【数2】
【0009】上記式より、流速がなければ拡散層の厚さ
dは無限に伸びることになり、電解電流iは時間の経過
に伴なって小さくなるが、流速があれば拡散層は隔膜2
の外へ伸びないから、電解電流iは定常値となることが
分かる。
【0010】以上の結果をモデル化して示すと、図9に
示すようになる。図中、実線で示す特性は試料を撹拌し
た場合であり、点線で示す特性は撹拌しない場合であ
る。従来のセンサでは隔膜2として25μm厚のテフロ
ン(商品名)を使用した場合、30cm/s以上の流速
があれば電解電流は定常値になるとされている。
【0011】このように、従来のセンサは試料溶液の流
速の影響を受けるため、試料の撹拌が必要不可欠であ
り、このため撹拌機構を備えた計器も市販されている
が、コストアップになるだけでなく、撹拌により試料を
動揺させることは大気中の酸素と平衡させることにな
り、撹拌により試料の溶存酸素濃度が変化するので、測
定精度が悪くなるという致命的な欠点があった。
【0012】従って、本発明の1つの目的は、流速の影
響を受けることなく溶存ガスを高精度に測定することが
できる溶存ガスの測定方法を提供することである。
【0013】本発明の他の目的は、流速の影響を受ける
ことなく溶存ガスを高精度に測定することができる溶存
ガスの測定装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
溶存ガスの測定方法及び装置によって達成される。要約
すれば、本発明は、センサ本体内に少なくとも作用極、
対極、電解液を有し、該作用極が電解液の薄層を介して
ガス透過性の良好な隔膜と対向している隔膜形溶存ガス
センサの前記作用極に、電解の起こらない非電解電位と
電解が起こるパルス電解電位を交互に印加し、前記隔膜
を透過した試料中の溶存ガスのパルス電解電流を測定し
て溶存ガス濃度を求めることを特徴とする溶存ガスの測
定方法、並びに、センサ本体内に作用極、対極、電解液
を有し、該作用極が電解液の薄層を介してガス透過性の
良好な隔膜と対向している隔膜形溶存ガスセンサと、該
センサの前記作用極に、電解の起こらない非電解電位と
電解が起こるパルス電解電位を交互に印加するパルス電
圧印加手段とを具備し、前記隔膜を透過した試料中の溶
存ガスのパルス電解電流を測定して溶存ガス濃度を求め
ることを特徴とする溶存ガスの測定装置、或は、センサ
本体内に作用極、対極、参照極、電解液を有し、該作用
極が電解液の薄層を介してガス透過性の良好な隔膜と対
向している隔膜形溶存ガスセンサと、該センサの前記作
用極に、電解の起こらない非電解電位と電解が起こるパ
ルス電解電位を交互に印加するパルス電圧印加手段とを
具備し、前記隔膜を透過した試料中の溶存ガスのパルス
電解電流を測定して溶存ガス濃度を求めることを特徴と
する溶存ガスの測定装置である。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照して詳細に説明する。
【0016】図1は本発明による溶存ガス測定装置の一
実施例を示す概略構成図であり、本実施例では溶存ガス
センサ10は、中空円筒状のセンサ本体11と、その先
端開口部に固定された、例えば発水性多孔質膜のような
ガス透過性の良好な隔膜12と、この隔膜12に接して
センサ本体内部に配置されたスぺーサ13と、このスぺ
ーサ13に接してセンサ本体内部に配置された作用極1
4と、この作用極14を支持する支持管15の内部に取
り付けられた対極16と、センサ本体内部でかつ支持管
15の外部に充填された電解液17とから構成されてい
る。支持管15はセンサ本体内部に同軸的に配設され、
その先端開口部に上記作用極14が取り付けられてお
り、センサ本体内部に充填された電解液17から作用極
14(スぺーサ13と対接する面を除く)及び対極16
を隔離している。スぺーサ13は、例えば不織布のよう
な浸水性の物質より形成されており、従って、このスぺ
ーサ13は電解液17を吸収し、隔膜12と作用極14
との間に常に一定の厚さの電解液層を提供することにな
る。勿論、隔膜12と作用極14との間に厚さ一定の僅
かな間隙を形成して一定厚さの電解液17の層(電解液
層)を形成しても良く、この場合にはスぺーサ13は不
要になる。ただし、スぺーサ13を使用した場合には、
一定厚さの電解液層を形成するのが極めて容易であり、
かつ一定の厚さに安定に保持できるので、測定精度が高
くなる。
【0017】作用極14及び対極16にはそれぞれリー
ド線14a及び16aが接続され、これらリード線14
a、16aは支持管15内を通って外部に導出され、パ
ルス電圧印加手段18に接続されている。また、作用極
14に流れる溶存ガスの電解電流は、後述するようにサ
ンプリングされて図示しない装置本体に送られ、センサ
10で検出した溶存ガス濃度を計測するように構成され
ている。計測結果は装置本体の指示計に指示される。或
は計測結果をプリントアウトするようにしても良い。
【0018】次に、上記構成の本実施例の溶存ガス測定
装置の動作について説明する。
【0019】本実施例では、溶存ガスの電解に際し、セ
ンサ10の作用極14に対してパルス電圧印加手段18
から図2に示すような所定の周期のパルス電圧を印加す
る。このパルス電圧の持続時間TS (以後、パルス電解
時間と呼ぶ)は、電解の開始と共に広がっていく拡散層
の厚さが隔膜12の外側に(試料溶液中に)まで伸びな
い適当な時間に設定する。即ち、パルス電圧を印加する
ことによって溶存ガスの電解を短時間だけ行ない、ガス
拡散層が隔膜12の外側へ出る前に電解を停止させる。
上述したように、溶存ガスセンサは、その作用極14に
おける溶存ガスの消費により生成するガス拡散層が隔膜
12の外側へ出ることによって、流速の影響を受けるこ
とになる。従って、本実施例のようにガス拡散層が隔膜
12の外側へ出る前に溶存ガスの電解を停止してしまえ
ば、試料の流速の影響を受けないで済むことになる。一
方、1つのパルス電圧を印加してから次のパルス電圧を
印加するまでのパルス待機時間TW は、生成されたガス
拡散層がなくなるまでの時間、即ち、作用極14上の電
解液が試料の溶存ガス濃度と平衡するまでの時間に設定
する。なお、このパルス待機時間TW における電圧レベ
ル(待機電圧)は電解が生じない電圧レベル(非電解電
圧)であれば良いが、この場合には残余電流が高くな
る。これに対し、パルス待機時間中、パルス電圧印加手
段18を開回路にすると、残余電流を低く抑えることが
できる。
【0020】各パルス電圧によって生じる電解電流は各
パルス電解時間TS の最後にサンプリングされ、図示し
ない装置本体に送られて溶存ガス濃度と関連付けされ、
試料中の溶存ガス濃度が測定される。測定結果は装置本
体の指示計に指示される。或はプリントアウトしても良
い。
【0021】このように、本実施例では、ガス透過性の
良好な隔膜12を使用し、パルス電圧の印加によって短
時間だけ電解を生じさせるものであるから、作用極14
における溶存ガスの消費により生成するガス拡散層は、
図3にモデル化して示すように、隔膜12内に留まり、
試料中にまでは伸びない。かくして、各電解の終了時に
サンプリングされる電解電流は試料の流速の影響を全く
受けていないから、試料を撹拌する必要がなくなり、ま
た、撹拌に伴う悪影響も生じないから、試料中の溶存ガ
ス濃度を安定にかつ高精度に測定することができる。
【0022】因みに、隔膜12として従来の定電圧電解
方式の隔膜形溶存ガスセンサに使用されているTFE膜
(テフロン膜)を使用した場合には、上述したパルス電
解を行なっても試料の流速の影響を除くことは困難であ
った。その原因はTFE膜のガス透過性がこの目的には
不十分で、パルス電解後に試料の溶存ガス濃度と平衡す
るのに非常に長い時間を必要とすることにあるものと思
われる。
【0023】本実施例で使用された発水性多孔質膜は気
孔率が高く、TFE膜に比べてはるかにガス透過性が良
いので、試料と容易に平衡に達し、試料中の溶存ガスを
多量に気孔中に含有して隔膜中に溶存ガスの濃度勾配を
作らないため、作用極で消費された溶存ガスによって生
成される拡散層が電解液中に留まっている間は流速の影
響を受けず、また、電解停止後は電解液中の溶存ガスと
試料中の溶存ガスとの平衡が速やかに行なわれるため、
上述したパルス電解を行なうと、流速の影響を全く受け
ないで溶存ガス濃度が正確に測定できるものと考えられ
る。
【0024】なお、作用極14と隔膜12間の電解液層
の厚さは電極の感度に影響を与えるが、本実施例では浸
水性のスぺーサ13を使用しているので、電解液層の厚
さが一定になり、安定な測定を行なうことができる。セ
ンサの極の構成は作用極と対極の二極法、作用極と対極
と参照極の三極法のどちらの構成にしても差は生じな
い。
【0025】次に、上記構成の本実施例の溶存ガスセン
サ10を使用して試料中の溶存酸素を測定した具体例に
ついて説明する。
【0026】作用極14に直径1mmの白金を使用し、
対極16に銀を使用し、電解液17に0.1MのKOH
と0.2MのKClの混合溶液を使用し、隔膜12に多
孔性ポリプロピレン膜(ポリプラスチック(株)、ジュ
ラガード2400)を使用し、スぺーサ13に40μm
の厚さのポリエステル不織布(日本バイリーン(株)、
H81015)を使用して試料(30℃における空気飽
和溶液)中の溶存酸素を測定した。
【0027】上記構成において、パルス電解電圧として
作用極14に−0.6Vの負電圧を印加し、待機電圧は
開回路とし、パルス電解時間TS を変えてパルス電解時
間とパルス待機時間TW の関係について試験した結果を
図4に示す。図4において縦軸は試料を撹拌した状態で
のセンサ出力と試料を撹拌しない状態(静止状態)での
センサ出力との比(動静比)を示し、横軸はパルス待機
時間TW を示す。センサ出力はパルス電解時間の最後に
おける電解電流をサンプリングした値である。また、図
中の曲線1(△)はパルス電解時間TS を140msと
したときの、曲線2(□)は同じく280msとしたと
きの、曲線3(○)は同じく560msとしたときのそ
れぞれ特性である。
【0028】上記試験結果(図4)から、パルス電解時
間が140msの場合にはパルス待機時間は15秒で、
また、パルス電解時間が280ms及び560msの場
合にはそれぞれパルス待機時間は30秒で流速の影響を
除去できることが分かった。
【0029】一方、パルス電解時間を140ms、パル
ス待機時間を15秒とした場合の30℃における空気飽
和溶液と5%Na2 SO3 溶液(溶存酸素ゼロ溶液)に
対する上記本実施例のセンサの応答を図5に示す。図5
から明白なように、空気飽和溶液から溶存酸素ゼロ溶液
に対する90%応答は約40秒であり、良好な再現性を
示すことが分かる。なお、パルス電解時間140ms、
待機時間15秒の場合、待機電圧が開回路の場合には残
余電流は空気飽和溶液の約10%であったが、待機電圧
が0Vの場合には残余電流は空気飽和溶液の約50%に
もなった。
【0030】図6は隔膜12に上記実施例に示した多孔
性ポリプロピレン膜(発水性多孔質膜)を使用した上記
構成のセンサと、厚さ19μmのTFE膜を使用した上
記構成のセンサに対して、パルス電解電圧としてパルス
電解時間を140ms、待機電圧を開回路とした−0.
6Vのパルス電圧を作用極14に印加したときのパルス
待機時間TW と流速の影響の関係についての測定結果を
示す。図6において縦軸は試料を撹拌した状態でのセン
サ出力と試料を撹拌しない状態(静止状態)でのセンサ
出力との比(動静比)を示し、横軸はパルス待機時間を
示す。センサ出力はパルス電解時間の最後における電解
電流をサンプリングした値である。図中の曲線1(×)
はTFE膜を使用した場合の特性を示し、曲線2(△)
は上記実施例で示した発水性多孔質膜を使用した場合の
特性を示す(図4の曲線1と同じもの、ただしセンサ出
力比の単位が異なる)。図6から明白なように、隔膜1
2として19μm厚のTFE膜を使用したセンサはパル
ス待機時間を30秒としても流速の影響を除去すること
はできなかった。これは前述した理由によるものと考え
られる。
【0031】なお、上記実施例は本発明の単なる例示に
過ぎず、従って、センサの構成や形状、隔膜や電極の材
料、物質等は実施例のものに限定されるものではない。
例えば、上記実施例に示した構成のセンサにおいて、隔
膜として発水性多孔質膜である住友電工製のフロロポア
(形名FPO22)を使用したところ、上記実施例と同
等の作用効果が得られた。また、上記実施例では試料中
の溶存酸素を測定した場合について説明したが、溶存水
素などの他の溶存ガスの測定にも本発明の装置及び方法
が適用でき、同様の作用効果が得られることは言うまで
もない。
【0032】
【発明の効果】以上の説明で明白なように、本発明によ
れば、ガス透過性の良好な隔膜を使用し、パルス電圧の
印加によって短時間だけ電解を生じさせるようにしたの
で、作用極における溶存ガスの消費により生成するガス
拡散層は隔膜内に留まり、試料中にまでは伸びない。そ
れ故、各電解の終了時に取り出される電解電流は試料の
流速の影響を全く受けておらず、従って、試料を撹拌す
る必要なしに溶存ガス濃度を高精度に測定することがで
きるという顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による溶存ガス測定装置の一実施例を示
す概略構成図である。
【図2】図1の測定装置に使用された溶存ガスセンサの
作用極に印加されるパルス電圧の一例を示す波形図であ
る。
【図3】図1の測定装置の溶存ガスセンサの作用を説明
するための模型図である。
【図4】図1の測定装置の溶存ガスセンサの出力比(動
静比)を示す特性図である。
【図5】図1の測定装置の溶存ガスセンサの電流応答を
示す波形図である。
【図6】隔膜に発水性多孔質膜を使用した溶存ガスセン
サとTFE膜を使用した溶存ガスセンサの出力比(動静
比)を示す特性図である。
【図7】従来の溶存ガス測定装置の一例を示す概略構成
図である。
【図8】従来の溶存酸素センサの電流−電圧特性の一例
を示す図である。
【図9】従来の溶存酸素センサの作用を説明するための
模型図である。
【符号の説明】
10 溶存ガスセンサ 12 ガス透過性の良好な隔膜 13 スぺーサ 14 作用極 16 対極 17 電解液 18 パルス電圧印加手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ本体内に少なくとも作用極、対
    極、電解液を有し、該作用極が電解液の薄層を介してガ
    ス透過性の良好な隔膜と対向している隔膜形溶存ガスセ
    ンサの前記作用極に、電解の起こらない非電解電位と電
    解が起こるパルス電解電位を交互に印加し、前記隔膜を
    透過した試料中の溶存ガスのパルス電解電流を測定して
    溶存ガス濃度を求めることを特徴とする溶存ガスの測定
    方法。
  2. 【請求項2】 前記ガス透過性の良好な隔膜が多孔質膜
    であることを特徴とする請求項1の測定方法。
  3. 【請求項3】 前記電解の起こらない非電解電位がパル
    ス電圧印加手段を開回路にした自然電位であることを特
    徴とする請求項1又は2の測定方法。
  4. 【請求項4】 前記作用極と前記隔膜との間に浸水性の
    スぺーサが配置されていることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の測定方法。
  5. 【請求項5】 前記電解が起こるパルス電解電位の印加
    が終了する近傍における電解電流をサンプリングし、該
    サンプリングした電流値を溶存ガス濃度と関連付けて溶
    存ガス濃度を求めることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載の測定方法。
  6. 【請求項6】 センサ本体内に作用極、対極、電解液を
    有し、該作用極が電解液の薄層を介してガス透過性の良
    好な隔膜と対向している隔膜形溶存ガスセンサと、該セ
    ンサの前記作用極に、電解の起こらない非電解電位と電
    解が起こるパルス電解電位を交互に印加するパルス電圧
    印加手段とを具備し、前記隔膜を透過した試料中の溶存
    ガスのパルス電解電流を測定して溶存ガス濃度を求める
    ことを特徴とする溶存ガスの測定装置。
  7. 【請求項7】 センサ本体内に作用極、対極、参照極、
    電解液を有し、該作用極が電解液の薄層を介してガス透
    過性の良好な隔膜と対向している隔膜形溶存ガスセンサ
    と、該センサの前記作用極に、電解の起こらない非電解
    電位と電解が起こるパルス電解電位を交互に印加するパ
    ルス電圧印加手段とを具備し、前記隔膜を透過した試料
    中の溶存ガスのパルス電解電流を測定して溶存ガス濃度
    を求めることを特徴とする溶存ガスの測定装置。
  8. 【請求項8】 前記ガス透過性の良好な隔膜が発水性多
    孔質膜であることを特徴とする請求項6又は7の測定装
    置。
  9. 【請求項9】 前記作用極と前記隔膜との間に浸水性の
    スぺーサが配置されていることを特徴とする請求項6又
    は7の測定装置。
  10. 【請求項10】 前記電解の起こらない非電解電位がパ
    ルス電圧印加手段を開回路にした自然電位であることを
    特徴とする請求項6又は7の測定装置。
  11. 【請求項11】 前記電解が起こるパルス電解電位の印
    加が終了する近傍における電解電流をサンプリングし、
    該サンプリングした電流値を溶存ガス濃度と関連付けて
    溶存ガス濃度を求めることを特徴とする請求項6又は7
    の測定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003075393A (ja) * 2001-09-05 2003-03-12 Dkk Toa Corp 隔膜型電極
JP2006242644A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Tohoku Univ 金属薄膜を用いた溶存水素センサ
JP2010060391A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Horiba Ltd 溶存酸素センサ

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