JPH05234792A - 2層構造シートコイルの製法 - Google Patents

2層構造シートコイルの製法

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JPH05234792A
JPH05234792A JP6950792A JP6950792A JPH05234792A JP H05234792 A JPH05234792 A JP H05234792A JP 6950792 A JP6950792 A JP 6950792A JP 6950792 A JP6950792 A JP 6950792A JP H05234792 A JPH05234792 A JP H05234792A
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JP
Japan
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layer
sheet
coil
layer structure
sheet coil
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Application number
JP6950792A
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English (en)
Inventor
Naoharu Morita
尚治 森田
Mikio Aizawa
幹雄 相沢
Masakazu Sugimoto
正和 杉本
Kazuo Ouchi
一男 大内
Atsushi Hino
敦司 日野
Hitoshi Ishizaka
整 石坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実装時に、折れや曲がりが生じない。 【構成】 ポリイミド樹脂層3と銅箔2とからなる2層
基材を準備し、この2層基材の上記銅箔2をコイル状に
形成したのち、上記ポリイミド樹脂層3に対してレーザ
ーエッチングを施し2層構造シートコイルを製造する方
法である。そして、上記レーザーエッチングに先立っ
て、加熱により発泡して接着力が低下する発泡剥離性シ
ート5を上記コイル状の銅箔2の外表面に貼り付け、上
記レーザーエッチング後に、上記発泡剥離性シート5を
加熱剥離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小型ビデオカメラ等
民生用機器に用いられる2層構造シートコイルの製法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、民生用機器の薄形化,小形軽量化
が要求されており、これに伴い民生用機器に用いられる
シートコイルも薄形化,小形軽量化が強く要求されてい
る。ところが、このような要求に応じることのできる形
状、および従来から要望されている特性の双方を満足さ
せることのできるシートコイルの作製は困難となってい
る。そのため、現在のシートコイルは、形状または特性
のどちらか一方を犠牲にしているのが実情である。例え
ば、小型ビデオカメラ等民生用機器に使用されているシ
ートコイルとして、金属導電体層と絶縁体層とからなる
2層構造のシートコイルが提供されている。この種のシ
ートコイルは、例えば、つぎのようにして製造される。
すなわち、特性を満足させるため、金属導電体層の電気
抵抗を低減させる目的で厚みの厚い四角形状の銅箔を用
い、この銅箔上に絶縁体シートの前駆体溶液をキャステ
ィングして、銅箔と絶縁体シートとが一体形成された四
角形状の2層基材を作製する。ついで、図7に示すよう
に、上記銅箔10上にフォトレジスト12を形成し、そ
ののちフォトレジスト12を従来のフォト工程にてフォ
トパターンを形成した。つぎに図8に示すように、エッ
チング液を用いて銅箔10をコイル形状に形成したの
ち、フォトレジスト12を専用剥離液を用いて除去する
ことにより製造される。このようにして得られた2層構
造シートコイルは、図9に示すように、形成されたまま
の形状、すなわち四角形状の絶縁体シート11上に所望
のコイル形状に形成されたコイル状銅箔10が形成され
たものになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記2
層構造シートコイルでは、必要不可欠なコイル状銅箔1
0のほかに補助的な役割しかしない絶縁体シート11が
大きな厚みを占めており、これが2層構造シートコイル
の薄形化,小形軽量化の弊害となっている。このため、
民生用機器の薄型化,小型軽量化に対応することができ
ていないのが実情である。そこで、上記2層構造シート
コイルにおいて、上記絶縁体シート11の形状を所望の
形状に形成することにより、実装する民生用機器の実装
部分の形状,部品配置等に合わせられるようにしたもの
が開発されてきている。この場合には、民生用機器の実
装部分の形状,部品配置等の自由度が増加し、民生用機
器の薄型化,小型軽量化が可能となる。また、2層構造
シートコイルの特性は、絶縁体シート11の形状には関
係なく、銅箔10の厚みと形状に依存するため従来有し
ていた特性が維持されるようになる。このような構造の
2層構造シートコイルを製造するに当たって、上記絶縁
体シート11を所望の形状に形成する方法としては、レ
ーザーエッチングにより上記絶縁体シート11を選択的
に加工するという方法が特に有効である。しかしなが
ら、この方法では、2層構造シートコイルのように撓み
やすいシート体を対象とする場合には、レーザーエッチ
ング加工時に、シートコイルが撓んでしわ等を生じるこ
とから仕上がりに大きな影響が出てしまうという問題が
生じる。
【0004】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、加工時に変形の生じない2層構造シートコイ
ルの製法の提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の2層構造のシートコイルの製法は、金属
導電体層と絶縁体層とからなる2層基材を準備し、この
2層基材の上記金属導電体層をコイル状に形成したのち
上記絶縁体層に対してレーザーエッチングを施し2層構
造シートコイルを製造する方法であって、上記レーザー
エッチングに先立って、加熱により発泡して接着力が低
下する発泡剥離性シートを上記コイル状の金属導電体層
の外表面に貼り付け、上記レーザーエッチング後に、上
記発泡剥離性シートを加熱剥離するという構成をとる。
【0006】
【作用】すなわち、この発明の2層構造のシートコイル
の製法は、レーザーエッチングに先立って、加熱により
発泡して接着力が低下する発泡剥離性シートを上記金属
導電体層の外表面に貼り付ける。したがって、上記発泡
剥離性シートが保持体としての働きをし、2層構造シー
トコイルの腰が強くなって、レーザーエッチングによる
加工時にも折れ,曲がりといった変形が発生しない。し
かも、レーザーエッチング加工後は発泡剥離性シートを
加熱するだけで簡単に剥離することができ、この剥離時
にも上記2層構造シートコイルに折れ,曲がり等の変形
が生じず、したがって、信頼性の低下をもたらすことが
無い。さらに、上記剥離はレーザーエッチングの直後に
行う必要はなく、実装する機器に実装後剥離すれば、実
装時の取り扱いが容易になり、実装時での2層構造シー
トコイルの変形を防ぐことができる。
【0007】つぎに、この発明を詳しく説明する。
【0008】この発明の対象となる2層構造シートコイ
ルは、金属導電体層と絶縁体層とからなる。
【0009】上記金属導電体層の構成材料としては、電
気導電性があり、所望形状に形成できるものであれば、
特に限定するものではなく、例えば、金,銀,銅,ニッ
ケル,コバルト等の各種金属、またはこれらの合金等が
あげられる。特に、上記2つの特性を良好に有する銅が
好適に用いられる。
【0010】上記絶縁体層の構成材料としては、電気絶
縁特性と可撓性を有するフィルムであればその素材に制
限はなく、ポリエステル系樹脂,エポキシ系樹脂,ウレ
タン系樹脂,ポリスチレン系樹脂,ポリエチレン系樹
脂,ポリアミド系樹脂,ポリイミド系樹脂,アクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン(ABS)共重合体樹
脂,ポリカーボネート系樹脂,シリコーン系樹脂等の熱
硬化性樹脂や熱可塑性樹脂を問わず目的に応じて選択で
きる。特に、耐熱性や機械的強度,金属導電体層の線膨
張係数を合致させられる点からポリイミド系樹脂を用い
ることが好ましい。上記絶縁体層の構成材料としてポリ
イミド系樹脂を用いる場合、その形成方法としては、ポ
リイミド前駆体溶液を塗布後脱水閉環してポリイミドを
得るようにしてもよいし、可溶性ポリイミドを加熱加圧
して形成してもよい。上記絶縁体層の役割はコイル状に
形成された金属導電体層が分離しないようにするための
保持体であり、その厚みとしては、保持体としての強度
があればよく加工性および実装後の機器の薄形化の観点
から薄い方がよく、1〜50μmの範囲に、好ましくは
3〜15μmの範囲に設定される。
【0011】この発明では、上記2層構造シートコイル
をレーザーエッチングするに先立って、発泡剥離性シー
トを上記2層構造シートコイルの金属導電体層の外表面
に貼り付け、上記レーザーエッチング後に上記発泡剥離
性シートを加熱剥離する。
【0012】上記金属導電体層と絶縁体層との2層構造
の基材を作製する方法としては、金属導電体層上に絶縁
体層の前駆体溶液をキャスティングする方法、熱可塑性
フィルムを加熱加圧して圧着する方法、金属導電体層に
熱可塑性フィルムを重ねこれを加熱しながら押圧して接
着する方法、絶縁体層上にスパッタリング,各種蒸着,
各種めっきをする方法、またはこれらを組み合わせた方
法等がある。特に、金属導電体層と絶縁体層との密着性
の良好なキャスティングが好ましい。
【0013】上記絶縁体層の加工形状は、金属導電体層
の寸法よりも大きくてもよく、実装する民生用機器の寸
法によっては金属導電体層の寸法より小さくてもよい。
このような金属導電体層の加工方法としては、機械加
工,レーザー加工,光加工,化学エッチング処理等の方
法が用いられる。上記絶縁体層の構成材料としてポリイ
ミド系樹脂を用いる場合、エキシマレーザーの照射によ
り穿孔加工を行うことが好ましい。
【0014】上記発泡剥離性シートは、シートと粘着層
とで構成されている。上記シートの構成材料としては、
プラスチックフィルム、例えばポリエステル,ポリカー
ボネート,ポリイミド,ポリアミド,ポリフェニルスル
ホンといったエンジニアリングプラスチック、さらにポ
リプロピレン,アクリルフィルム,合成ゴムシート等が
用いられる。上記粘着層の構成材料としては、アクリル
系,ゴム系,シリコーン系の発泡粘着剤が用いられる。
上記発泡粘着剤は、室温の状態では適度の粘着性を有し
ており、これにより金属導電体層の外表面に貼り付ける
ことができ、80〜180℃に加温した状態では上記粘
着層中で上記発泡樹脂が発泡し、それに伴って接着力が
急激に低下し、剥離が容易に行えるようになる。上記接
着力は、室温の状態では、50〜1500g/20mmに
設定され、80〜180℃に加温した状態では、0〜2
00g/20mmに設定され、より低い接着力を示すもの
が好ましい。
【0015】上記発泡剥離性シートは、加熱により粘着
剤層の接着力が低減し、剥離が容易に行えるようになる
のであり、これを用いることがこの発明の特徴である。
これに対し、例えば、同様の用途に用いられる弱粘着性
のシートであっても、シートコイルを実装した後に弱粘
着性のシートを剥離する際に、コイルは容易に変形して
しまう。
【0016】この発明において、発泡剥離性シートを2
層構造シートコイルの金属導電体層の外表面に貼り付け
る方法は、ロールラミネート等、通常使用される方法が
用いられる。ただし、発泡剥離性シートの特性上、上記
貼り付けは室温付近で行われる。
【0017】上記製法において、発泡剥離性シートを剥
離させるための加熱手段としては、熱ロール,熱風等が
あげられる。そして、加熱温度は80〜180℃の範囲
に設定される。また、剥離方法は、特に限定するもので
はなく、剥離工程、またはその後の工程に適するもので
あればよい。
【0018】上記製法において行われるレーザーエッチ
ング加工は、通常のレーザーが使用されるが、特に発振
波長が400nm以下の紫外領域にある特殊なレーザー
を用いると、熱衝撃を与えることなく絶縁体層を適正に
エッチングすることができ、しかも、レーザーが金属導
電体層に到達しても金属導電体層を破損することがない
という優れた効果を奏する。上記のような領域に発振波
長を持つレーザーとしてはエキシマレーザーがあげら
れ、これを用いることが好ましい。
【0019】つぎに、実施例について説明する。
【0020】
【実施例】2層構造シートコイルは、図1に示すよう
に、厚み35μmの銅箔(金属導電体層)2と、その上
に形成される厚み25μmのポリイミド樹脂層(絶縁体
層)3によって構成され、銅箔2は導体幅100μm,
導体間隔40μmのコイル状に形成されている。このよ
うな2層構造シートコイル1の銅パターン側に、図2に
示すように、発泡剥離性シート5(日東電工社製,N
O.3195)を室温にてラミネートした。ついで、図
3に示すように、上記ポリイミド樹脂層3側より、発振
波長が247nmのエキシマレーザーを照射し、このレ
ーザーエッチング加工により図4に示す形状にポリイミ
ド樹脂層3を加工した。図4中、3c部は外側リング3
aと内側リング3bとが分離しないためのつなぎであ
る。上記レーザーエッチング加工には、図4と同じ形状
のマスクを用いた。このように、ポリイミド樹脂層3を
レーザーエッチング加工により所望形状に加工したが、
2層構造シートコイル1は発泡剥離性シート5に密着し
ていた。
【0021】その後、2層構造シートコイル1を発泡剥
離性シート5が貼り付けてある銅箔2を表面に向けて所
定の実装機器7に装着した。このとき発泡剥離性シート
5が貼り付けてあるため、上記実装機器7への実装が容
易に行えた。その後、100℃の熱風を用いて1分間加
熱し、図5に示すように、発泡剥離性シート5を剥離し
た。このとき、上記剥離が容易に行え、また剥離後にお
いて2層構造シートコイル1に変形がなく、全く正常で
あった。上記発泡剥離性シート5を剥離した状態の2層
構造シートコイル1を図6に示す。
【0022】なお、本実施例に加えて、2層構造シート
コイル1および実装機器7に実装位置合わせ用のアライ
メントマークを設けることによって、実装方法はさらに
容易になる。
【0023】
【比較例】上記実施例において、発泡剥離性シート5に
代えて、紫外線剥離シートを用いた。それ以外は上記と
同様にして、レーザーエッチング加工を施した。この比
較例では、レーザーエッチング加工時に銅パターンであ
るシートコイルが紫外線剥離シートからすべて剥がれ、
かつ、実装に耐えない程度に変形してしまった。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明の2層構造シー
トコイルの製法によれば、絶縁体層の加工を行うレーザ
ーエッチングに先立って2層構造シートコイルに発泡剥
離性シートを貼り付けるため、このシートが保持体とし
ての働きをし、2層構造シートコイルの腰が強くなっ
て、レーザーエッチングによる加工時にも折れ,曲がり
といった変形が発生しない。しかも、レーザーエッチン
グ加工後は発泡剥離性シートを加熱するだけで簡単に剥
離することができ、この剥離時にも上記2層構造シート
コイルに折れ,曲がり等の変形が生じず、したがって、
信頼性の低下をもたらすことが無い。さらに、上記剥離
はレーザーエッチングの直後に行う必要はなく、実装す
る機器に実装後剥離すれば、実装時の取り扱いが容易に
なり、実装時での2層構造シートコイルの変形を防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の2層構造シートコイルの
製造状態説明図である。
【図2】上記2層構造シートコイルの製造状態説明図で
ある。
【図3】上記2層構造シートコイルの製造状態説明図で
ある。
【図4】上記2層構造シートコイルを構成する絶縁体層
の形状の説明図である。
【図5】上記2層構造シートコイルを実装機器に装着し
た状態を示す説明図である。
【図6】上記2層構造シートコイルの平面図である。
【図7】2層構造シートコイルの製造方法を示す説明図
である。
【図8】2層構造シートコイルの製造方法を示す説明図
である。
【図9】従来例を示す2層構造シートコイルの平面図で
ある。
【符号の説明】
1 2層構造シートコイル 2 銅箔 3 ポリイミド樹脂層 5 発泡剥離性シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大内 一男 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 日野 敦司 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 石坂 整 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属導電体層と絶縁体層とからなる2層
    基材を準備し、この2層基材の上記金属導電体層をコイ
    ル状に形成したのち上記絶縁体層に対してレーザーエッ
    チングを施し2層構造シートコイルを製造する方法であ
    って、上記レーザーエッチングに先立って、加熱により
    発泡して接着力が低下する発泡剥離性シートを上記コイ
    ル状の金属導電体層の外表面に貼り付け、上記レーザー
    エッチング後に、上記発泡剥離性シートを加熱剥離する
    ことを特徴とする2層構造シートコイルの製法。
  2. 【請求項2】 上記レーザーエッチングを発振波長が4
    00nm以下の紫外領域にあるレーザーを用いて行う請
    求項1記載の2層構造シートコイルの製法。
JP6950792A 1992-02-18 1992-02-18 2層構造シートコイルの製法 Pending JPH05234792A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0701262A1 (en) * 1994-09-12 1996-03-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Inductor and method for producing the same
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